JP2019056860A - 帯電制御装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定データによらず、必要最低限の最適なAC電圧を精度良く求めることができる帯電制御装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】被帯電体に対する帯電部材と、帯電部材に印加する直流電圧、交流電圧のピーク間電圧の各電圧値を制御する手段と、被帯電体を介して帯電部材に流れる交流電流値を測定する測定手段と、非画像形成時に、測定データの平均値を求める平均値算出手段と、時系列的に得られる測定データの平均値に対する割合をそれぞれ求め、被帯電体上の各測定位置に対応させ、該各測定位置の補正データとして出力する補正データ算出手段と、を有し、時系列的に得られる測定データにおいて所定の電流値外の値が検出された測定位置の電流値結果は時系列的に得られる測定データの平均値には反映させず、且つ、以降の電流測定位置には使用しない。
【選択図】図6

Description

本発明は、放電を帯電原理とする接触帯電方式で、DC電圧にAC電流又はAC電圧を重畳して帯電部材に供給し、被帯電体を帯電させる帯電制御装置およびこれを用いた画像形成装置に関する。特に、被帯電体や帯電部材の回転によって測定電流が変動しても、被帯電体飽和時のAC電圧又はAC電流を検出する技術に関する。
従来、帯電装置として、電圧を印加したローラやブレード等の帯電部材を感光体等の被帯電体の面に接触させて、被帯電体面を所定の極性・電位に帯電させる接触式の帯電装置が用いられている。
この接触式の帯電装置においては、帯電装置にAC電圧又はAC電流と、DC電圧又はDC電流を印加する方式が取られている。DC電圧又はDC電流の印加だけでは、感光体上の抵抗の低いところにだけ電流が流れるため均一に帯電することができない。また、感光体表面が局所的によごれると、その部分だけ帯電しなくなるという問題が生じる。そのため、DC電圧にAC電圧を重畳した電圧を帯電装置に印加し、感光体表面を帯電させている。
しかしながら、AC電圧は大きくしすぎると感光体の磨耗に影響が出る。逆に小さくしすぎると、帯電の均一性が保てなくなり、プリントしたときにむらができる。また、マシーンの起動直後は、機内温度が急激に上昇するため、最適なAC電圧の値も大きく変化する。そのため、AC電圧を必要最低限の最適値に随時補正する必要がある。
特許文献1では、図7に示すように非画像形成時において、帯電部材に少なくとも1点以上の放電開始電圧Vthの2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値と、少なくとも2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値を測定し、測定された交流電流値により、画像形成時に帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧を決定する技術が開示されている。
特許文献2では、図1に示すようにDC電圧にAC電流又はAC電圧を重畳して帯電ロール部材に供給し、帯電ロールに流れる電流を測定する電流検知部と、感光体に供給するAC電圧又はAC電流を掃引し、得られた測定データの平均値を求めて、各測定データの平均値に対する割合をそれぞれ求め、感光体上の各測定位置に対応させることで、各測定位置の補正データを出力する制御技術が開示されている。
特開2001-201921号公報 特開2007-57988号公報
しかしながら、感光体には偏心、膜厚等のムラがあり、さらには感光体や帯電ロールの部分的なよごれなどによって、図7に示した測定される電流値が変動してしまう。例えば図2に示すように黒丸があらわすサンプリングポイントと、この感光体にともなう変動とが干渉すると、帯電ロールに供給した電圧に対する電流値がサンプリングポイントによってバラつきが生じてしまい、必要最低限の最適なAC電圧を見出すことが出来ない。このため、画質欠損が生じたりして著しく信頼性を欠く結果となる。
また、画像形成装置の長期放置による帯電ローラのCセット(外径変形)が生じた場合、帯電ローラがCセットしている場合とCセットしていない場合とでは測定するサンプリングポイントが同じ位置でも感光体ドラムと帯電ローラとで形成している接触NIP幅が広くなることで流値が変わってしまう。
その為、帯電ロールに流れる電流を測定する電流検知部と、感光体に供給するAC電圧又はAC電流を掃引し、得られた測定データの平均値を求めて、各測定データの平均値に対する割合をそれぞれ求め、感光体上の各測定位置に対応させ、各測定位置の補正データを出力させたとしても、帯電ローラのCセットの状態は帯電ローラの回転により徐々に変化(回復)していくため、補正制御初期に算出した補正値がズレてしまう場合がある。
感光体膜厚のムラによる誤差や帯電ローラのCセット等の影響をなくすため、感光体の1回転で1測定点だけの測定を行う方法もあるが、測定時間が長くなる上に感光体の磨耗が進むという問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、測定データによらず、必要最低限の最適なAC電圧を精度良く求めることができる帯電制御装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る帯電制御装置は、被帯電体に接触または近接して配置され、前記被帯電体の回転に従動して該被帯電体を帯電する帯電部材と、前記帯電部材に直流電圧と交流電圧のいずれか、もしくは直流電圧と交流電圧の重畳電圧を印加する手段と、前記帯電部材に印加する直流電圧、交流電圧のピーク間電圧の各電圧値を制御する手段と、前記被帯電体を介して前記帯電部材に流れる交流電流値を測定する測定手段と、前記帯電部材と前記被帯電体とが回転する際に、前記帯電部材に直流電圧を印加した時の前記被帯電体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時において、Vth の2倍未満のピーク間電圧を印加し、前記測定手段から時系列的に得られる測定データの平均値を求める平均値算出手段と、前記時系列的に得られる測定データの前記平均値に対する割合をそれぞれ求めて、前記被帯電体上の各測定位置に対応させることで、該各測定位置の補正データとして出力する補正データ算出手段と、を有し、前記時系列的に得られる測定データにおいて所定の電流値外の値が検出された測定位置の電流値結果は前記時系列的に得られる測定データの前記平均値には反映させず、且つ、以降の電流測定位置には使用しないことを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記帯電制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、測定データによらず、必要最低限の最適なAC電圧を精度よく求めることができる。そして、測定データによらず、被帯電体飽和時の印加AC電圧又はAC電流を精度良く求めることができる。
Iac−Idc曲線を示す図であり、AC振幅を変更していった時に測定されるDC電流を示す図である。 感光体の回転によって生じるDC電流のうねりを示す図である。 第1の実施形態の画像形成装置の概略構成模型図 感光体の層構成模型図 画像形成装置の動作シーケンス図 帯電バイアス印加系のブロック回路図 放電電流量の測定概略図 印字準備回転中に測定するピーク間電圧と交流電流量の関係図 帯電ローラ1周分の電流フレとCセット発生時の電流の関係図 帯電制御フロー図 第2の実施形態における印字準備回転中に測定するピーク間電圧と交流電流量の関係図
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成模型図である。本例の画像形成装置は、転写方式電子写真プロセス利用、接触帯電方式、反転現像方式、最大通紙サイズがA3サイズのレーザビームプリンタである。
(1)プリンタの全体的概略構成
a)像担持体
1は、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)である。この感光体ドラム1は負帯電性の有機光導電体(OPC)で、外径25mmであり、中心支軸を中心に100mm/secのプロセススピード(周速度)をもって矢示の反時計方向に回転駆動される。
この感光体ドラム1は、図4の層構成模型図のように、アルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基体)1aの表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性を向上させる下引き層1bと、光電荷発生層1cと、電荷輸送層1dの3層を下から順に塗り重ねた構成をしている。
b)帯電手段
2は感光体ドラム1の周面を一様に帯電処理する帯電手段としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本例は帯電ローラ(ローラ帯電器)である。この帯電ロ一ラ2は、芯金2aの両端部をそれぞれ不図示の軸受け部材により回転自在に保持させると共に、押し圧ばね2eによって感光体ドラム方向に付勢して感光体ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもって圧接させており、感光体ドラム1の回転に従動して回転する。感光体ドラム1と帯電ローラ2との圧接部が、帯電部(帯電ニップ部)aである。
帯電ローラ2の芯金2aに、電源S1より所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることにより、回転感光体ドラム1の周面が本例の場合は負極性に一様に接触帯電処理される。100は電源S1の制御部である。上記の帯電ローラ2の構成、帯電制御方法等については(3)項で詳述する。
c)情報書き込み手段
3は帯電処理された感光体ドラム1の面に静電潜像を形成する情報書き込み手段としての露光装置であり、本例は半導体レーザ使用のレーザビームスキャナである。不図示の画像読み取り装置等のホスト装置からプリンタ側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザ光を出力して、回転感光体ドラム1の一様帯電処理面を露光位置bにおいてレーザ走査露光L(イメージ走査露光)する。このレーザ走査露光Lにより感光体ドラム1面のレーザ光で照射されたところの電位が低下することで、回転感光体ドラム1面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
d)現像手段
4は、感光体ドラム1上の静電潜像に現像剤(トナー)を供給し静電潜像を可視化する現像手段としての本例の場合はジャンピング現像装置(現像器)である。感光体ドラム1面に形成された静電潜像は、この現像装置4により負に帯電した一成分磁性トナー(ネガトナー)で反転現像される。
4aは現像容器、4bは非磁性の現像スリーブであり、この現像スリーブ4bはその外周面の一部を外部に露呈させて現像容器4a内に回転可能に配設してある。4cは非回転に固定して現像スリーブ4b内に挿設したマグネットローラ、4dは現像剤コーティングブレード、4eは現像容器4aに収容した現像剤としての一成分磁性トナー、S2は現像スリーブ4bに対する現像バイアス印加電源である。
而して、矢印の反時計方向に回転する現像スリーブ4bの面に薄層としてコーティングされ、現像部cに搬送された一成分磁性トナーが現像バイアスによる電界によって感光体ドラム1面に静電潜像に対応して選択的に付着することで静電潜像がトナー画像として現像される。本例の場合は、感光体ドラム1面の露光明部にトナーが付着して静電潜像が反転現像される。
現像部cを通過した現像スリーブ4b上の現像剤薄層は、引き続く現像スリーブの回転に伴い現像容器4a内の現像剤溜り部に戻される。
e)転写手段・定着手段・クリーニング手段
5は転写装置であり、本例は転写ローラである。この転写ローラ5は感光体ドラム1に所定の押圧力をもって圧接させてあり、その圧接ニップ部が転写部dである。この転写部dに、不図示の給紙機構部から所定の制御タイミングにて転写材(被転写部材、記録材)Pが給送される。
転写部dに給送された転写材Pは、回転する感光体ドラム1と転写ローラ5の間に挟持されて搬送される。その間、転写ローラ5に電源S3からトナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バイアスが印加されることで、転写部dを挟持搬送されていく転写材Pの面に感光体ドラム1面側のトナー画像が順次に静電転写されていく。
転写部dを通ってトナー画像の転写を受けた転写材Pは、回転感光体ドラム1面から順次に分離されて定着装置6(例えば熱ローラ定着装置)へ搬送されて、トナー画像の定着処理を受けて画像形成物(プリント、コピー)として出力される。
7はクリーニング装置であり、転写材Pに対するトナー画像転写後の感光体ドラム1面はクリーニングブレード7aにより摺擦されて転写残トナーの除去を受けて清浄面化され、繰り返して画像形成に供される。eはクリーニングブレード7aの感光体ドラム面当接部である。
(2)プリンタの動作シーケンス
図5は、上記プリンタの動作シーケンス図である。
a.初期回転動作(前多回転工程)
プリンタの起動時の始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。電源スイッチ−オンにより、感光体ドラムを回転駆動させ、また定着装置の所定温度への立ち上げ等の所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。
b.印字準備回転動作(前回転工程)
プリント信号−オンから実際に画像形成(印字)工程動作がなされるまでの間の画像形成前の準備回転動作期間であり、初期回転動作中にプリント信号が入力したときには初期回転動作に引き続いて実行される。プリント信号の入力がないときには初期回転動作の終了後にメインモータの駆動が一旦停止されて感光ドラムの回転駆動が停止され、プリンタはプリント信号が入力されるまでスタンバイ(待機)状態に保たれる。プリント信号が入力すると印字準備回転動作が実行される。
本実施形態においては、この印字準備回転動作期間において、印字工程の帯電工程における印加交流電圧の適切なピーク間電圧値(または交流電流値)の演算・決定プログラムが実行される。これについては、後記(3)項で詳述する。
c.印字工程(画像形成工程、作像工程)
所定の印字準備回転動作が終了すると、引き続いて回転感光ドラムに対する作像プロセスが実行され、回転感光体ドラム面に形成されたトナー画像の転写材への転写、定着装置によるトナー画像の定着処理がなされて画像形成物がプリントアウトされる。
連続印字(連続プリント)モードの場合は、上記の印字工程が所定の設定プリント枚数n分繰り返して実行される。
d.紙間工程
連続印字モードにおいて、一の転写材の後端部が転写位置dを通過した後、次の転写材の先端部が転写位置dに到達するまでの間の、転写位置における記録紙の非通紙状態期間である。
e.後回転動作
最後の転写材の印字工程が終了した後も、しばらくの間メインモータの駆動を継続させて感光体ドラムを回転駆動させ、所定の後動作を実行させる期間である。
f.スタンバイ
所定の後回転動作が終了すると、メインモータの駆動が停止されて感光体ドラムの回転駆動が停止され、プリンタは次のプリントスタ−ト信号が入力するまでスタンバイ状態に保たれる。
1枚だけのプリントの場合は、そのプリント終了後、プリンタは後回転動作を経てスタンバイ状態になる。
スタンバイ状態において、プリントスタート信号が入力すると、プリンタは前回転工程に移行する。
cの印字工程時が画像形成時であり、aの初期回転動作、bの前回転動作、dの紙間工程、eの後回転動作が非画像形成時である。
(3)帯電手段の詳細説明
A)帯電ローラ2
接触帯電部材としての帯電ローラ2の長手長さは320mmであり、図3の層構成模型図のように、芯金(支持部材)2aの外回りに、下層2bと、中間層2cと、表層2dを下から順次に積層した3層構成である。下層2bは帯電音を低減するための発泡スポンジ層であり、中間層2cは帯電ローラ全体として均一な抵抗を得るための導電層であり、表層2dは感光体ドラム1上にピンホール等の欠損があってもリークが発生するのを防止するために設けている保護層である。
より具体的には、本例の帯電ロ一ラ2の仕様は下記のとおりである。
芯金2a ;直径6mmのステンレス丸棒
下層2b ;カーボン分散の発泡EPDM、比重0.5g/cm3 、体積抵抗値103 Ωcm、層厚3.0mm、長さ320mm
中間層2c;カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値105 Ωcm、層厚700μm
表層2d ;フッ素化合物のトレジン樹脂に酸化錫、カーボンを分散、体積抵抗値108 Ωcm、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μm
B)帯電バイアス印加系
図6は、帯電ローラ2に対する帯電バイアス印加系のブロック回路図である。電源S1から直流電圧に周波数fの交流電圧を重畳した所定の振動電圧(バイアス電圧Vdc+Vac)が芯金2aを介して帯電ローラ2に印加されることで、回転する感光体ドラム1の周面が所定の電位に帯電処理される。帯電ローラ2に対する電圧印加手段である電源S1は、直流(DC)電源11と交流(AC)電源12を有している。
13は制御回路であり、上記電源S1のDC電源11とAC電源12をオン・オフ制御して帯電ローラ2に直流電圧と交流電圧のどちらか、若しくはその両方の重畳電圧を印加するように制御する機能と、DC電源11から帯電ローラ2に印加する直流電圧値と、AC電源12から帯電ローラ2に印加する交流電圧のピーク間電圧値を制御する機能を有する。
14は感光体1を介して帯電ローラ2に流れる交流電流値を測定する手段としての交流電流値測定回路である。この回路14から上記の制御回路13に測定された交流電流値情報が入力する。
15はプリンタが設置されている環境を検知する手段としての環境センサー(温度計と湿度計)である。この環境センサー15から上記の制御回路13に検知された環境情報が入力する。
そして、制御回路13は交流電流値測定回路14から入力の交流電流値情報、更には環境センサー15から入力の環境情報から、印字工程の帯電工程における帯電ローラ2に対する印加交流電圧の適切なピーク間電圧値の演算・決定プログラムを実行する機能を有する。
C)交流電圧のピーク間電圧の制御方法
次に、印字時に帯電ローラ2に印加する交流電圧のピーク間電圧の制御方法を述べる。
以下の定義により数値化した放電電流量が実際のAC放電の量を代用的に示し、感光体ドラムの削れ、画像流れ、帯電均一性と強い相関関係があることを見出した。
すなわち図7に示すように、ピーク間電圧Vppに対して交流電流Iacは放電開始電圧Vth×2(V)未満(未放電領域)で線形の関係にあり、それ以上から放電領域に入るにつれ徐々に電流の増加方向にずれる。放電の発生しない真空中での同様の実験においては直線が保たれたため、これが、放電に関与している電流の増分△Iacであると考える。
よって、放電開始電圧Vth×2(V)未満のピーク間電圧Vppに対して電流Iacの比をαとしたとき、放電による電流以外の、接触部へ流れる電流(以下、ニップ電流)などの交流電流はα・Vppとなる。放電開始電圧Vth×2(V)以上の電圧印加時に測定されるIacと、このα・Vppの差分、
式1・・・△Iac=Iac−α・Vpp
から△Iacを放電の量を代用的に示す放電電流量と定義する。
この放電電流量は一定電圧または一定電流での制御下で帯電を行った場合、環境、耐久を進めるにつれ変化する。これはピーク間電圧と放電電流量の関係、交流電流値と放電電流量との関係が変動しているからである。
AC定電流制御方式では、帯電部材から被帯電体に流れる総電流で制御している。この総電流量とは、上記のように、ニップ電流α・Vppと非接触部で放電することで流れる放電電流量△Iacの和になっており、定電流制御では実際に被帯電体を帯電させるのに必要な電流である放電電流だけでなく、ニップ電流も含めた形で制御されている。
そのため、実際に、放電電流量は制御できていない。定電流制御において同じ電流値で制御していても、帯電部材の材質の環境変動によって、ニップ電流が多くなれば当然放電電流量は減り、ニップ電流が減れば放電電流量は増えるため、AC定電流制御方式でも理想的に放電電流量の増減を抑制することは不可能であり、長寿命を目指したとき、感光体ドラムの削れと帯電均一性の両立を実現することは困難であった。
そこで、常に所定の放電電流量を得るため、以下の要領で制御を行った。所定の放電電流量をDとしたときに、この放電電流量Dとなるピーク間電圧を決定する方法を説明する。
本実施形態では印字準備回転動作時において制御回路13で印字工程時の帯電工程における帯電ローラ2に対する印加交流電圧の適切なピーク間電圧値の演算・決定プログラムを実行させている。
具体的に、図8のVpp−Iacグラフと、図9の帯電ローラ1周分のAC電流データと図10の制御フロー図を参照して説明する。制御回路13はAC電源12を制御して図8に示すように、帯電ローラ2に未放電領域であるピーク間電圧を3点(Iα1〜Iα3)、放電領域であるピーク間電圧(Vpp)を3点(Iβ1〜Iβ3)、順次に印加し、その時の感光体1を介して帯電ローラ2に流れる交流電流値が交流電流値測定回路14で測定されて制御回路13に入力する。
D)交流電流値決定方法
次に、帯電ローラ2に流れる交流電流値が交流電流値の決定方法について述べる。まず始めに図8のVpp−IacグラフにあるIα1において帯電ローラ2に流れるAC電流を図9に示す様に1〜8のタイミングで帯電ローラ2の1周に亘って測定する。
次に、測定したAC電流の平均値を求める。平均値を算出する上では各環境ごとに予め定められた電流値範囲を決定して置く。図9の5にあるように帯電ローラ2で電流値範囲から外れた電流値が検出された場合にはその部分がCセットしていると判断し、その位置の電流値データは前記AC電流の平均値には反映させない。その結果から得られた前記平均値をIα1の交流電流値とする。
尚、帯電ローラ2においてCセットの可能性がある位置に対しては以降のIα2〜Iα3、Iβ1〜Iβ3位置での測定ポイントには使用しない様にする。
次に、Iα1において帯電ローラ2に流れるAC電流を帯電ローラ2の1周に亘って測定した結果から前記補正値となる該測定位置ごとの平均値に対する前記平均値の割合を求め、帯電ロール2上の各位置での補正データとする。
次に、図8のVpp−IacグラフにあるIα2〜3、Iβ1〜Iβ3の交流電流値の決定方法について述べる。帯電ローラ2に未放電領域であるピーク間電圧を2点(Iα2〜Iα3)、放電領域であるピーク間電圧(Vpp)を3点(Iβ1〜Iβ3)、に対して帯電ロール2上の各位置での補正データをもとに順次に印加していく。
具体的には、Iα2は帯電ローラ2の1の位置で、Iα3は2の位置で、Iβ1は3の位置で、Iβ2は4の位置でIβ3は6の位置でバイアスをそれぞれ印加する。その後、AC交流電流を読み込み、補正データをもとに該測定位置ごとにAC交流電流値を補正し、決定する。
尚、帯電ローラ2の5の位置に関してはCセットの可能性があるためAC交流電流値測定には使用しない。
次に、制御回路13は、上記測定された各3点の電流値から、最小二乗法を用いて、放電、未放電領域のピーク間電圧と交流電流の関係を直線近似し、以下の式2と式3を算出する。
式2・・・放電領域の近似直線 :Yα=αX+A
式3・・・未放電領域の近似直線 :Yβ=βX+B
その後、上記の式2の放電領域の近似直線と、式3の未放電領域の近似直線の差分が、放電電流量Dとなるピーク間電圧Vppを式4によって決定する。
式4・・・Vpp=(D−A+B)/(α−β)
ここで、請求項に記載した、未放電領域と放電領域でのピーク間電圧(Vpp)−交流電流(Iac)関数fI1(Vpp)とfI2(Vpp)はそれぞれ上記式3のYβ=βXβ+Bと式2のYα=αXα+Aに対応している。また請求項に記載した定数Dは上記の所定の放電電流量Dと対応している。
よって、請求項に記載したfI2(Vpp)−fI1(Vpp)=Dは
α−Yβ=(αXα+A)−(βXβ+B)=D
となる。
また、fI2(Vpp)−fI1(Vpp)=Dから式4の
Vpp=(D−A+B)/(α−β)
の誘導は次のとおりである。
fI2(Vpp)−fI1(Vpp)=Yα−Yβ=D
(αXα+A)−(βXβ+B)=D
今、DとなるXの値を探しており、その点をVppとすると、
(αVpp+A)−(βVpp+B)=D
よって、Vpp=(D−A+B)/(α−β)となる。
そして、帯電ローラ2に印加するピーク間電圧を上記の式4で求めたVppに切り替え、定電圧制御し、前記した印字工程へと移行する。
この様に、毎回、印字準備回転時において、長期放置による帯電ローラ2のCセットの影響を取り除き、帯電ローラ2のAC交流電流のムラを正確に補正値として認識し、帯電ローラの位置と相関を取ることで、Iα2〜Iα3、Iβ1〜Iβ3までのAC交流電流値をこれまでよりも精度良く短時間で、印字時に所定な放電電流量を得るために必要なピーク間電圧を算出し、印字中には求めたピーク間電圧を定電圧制御で印加することで、帯電ローラ2の製造ばらつきや材質の環境変動に起因する抵抗値のふれや、本体装置の高圧ばらつきを吸収し、確実に所定の放電電流量を得ることが可能となった。
この制御下で、耐久検討を行なったところ、どの環境下でも像担持体としての感光体ドラムの劣化・削れを発生させず、従来の定電流制御と比較して約10%の感光体ドラムの長寿命化を実現可能とした。
本実施形態では、帯電ローラに印加する交流電圧のピーク間電圧を切り替えることで放電電流量を制御したが、これに限らず、逆に交流電流を印加することで交流電圧のピーク間電圧を測定し(図6中の交流電流値測定回路14をピーク間電圧値測定回路に変更)、印字時には所定の放電電流量を得るに必要な交流電流を常に印加できるようにAC電源の出力交流電流を制御回路13で定電流制御することも可能である。
さらに、本実施形態では所定の放電電流量D、印字準備回転時に印加するピーク間電圧値を各環境一定にしたが、環境センサー(温度計と湿度計)15が設置されている装置においては、環境ごとでそれぞれの値を可変することで、さらに安定した均一帯電を行なうことが可能となる。
かくして、印字準備回転中に未放電領域で数点、放電領域で数点、順次、ピーク間電圧を帯電ローラ2に印加し、交流電圧値を測定し、印字中に印加するピーク間電圧を決定することで、常に所定の放電電流量を得られるピーク間電圧または交流電流を印加することで、感光体の劣化・削れと帯電均一性を両立させることができ、長寿命化、高画質化が実現可能となった。
さらに、製造時のばらつきも吸収できることから、材料、精度に関しても許容範囲が広がることで、製造時のコストダウンも行なえ製品を安価にユーザーに提供することが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、3点制御、定電流制御の系であり、所定の放電電流量をDとしたときに、この放電電流量Dとなる交流電流値を決定する方法を説明する。図11に示すように、画像形成装置は、印字準備回転時に、帯電ローラに放電領域である交流電流(Iac)を3点、未放電領域である交流電流を3点、順次、帯電ローラ印加し、その時のピーク間電圧値を測定する。
尚、Iα1〜Iα3、Iβ1〜Iβ3のピーク間電圧値の決定方法の考え方は実施形態1と同じである。
次に画像形成装置は、測定された各3点の電流値から、最小二乗法を用いて、放電、未放電領域でのピーク間電圧と交流電流の関係を直線近似し、以下の式2と式3を算出する。
式2・・・放電領域の近似直線 :Yα=αXα+A
式3・・・未放電領域の近似直線 :Yβ=βXβ+B
その後、放電領域の近似直線Yαと未放電領域の近似直線Yβの差分が、放電電流量Dとなる交流電流(Iac)を式4によって決定する。
Dとなる交流電流値をIac1とし、そのときのピーク間電圧をVppとすると、式2と式3は
Iac1=αVpp+A・・・式a
Iac2=βVpp+B・・・式b
となる。
ここで、Iac2は未放電領域の近似直線YβでのVppとなる交流電流値である。
Iac1=Iac2+D・・・式c
式a、b、cから、放電電流量Dとなる交流電流(Iac)は、式4で決定される。
式4・・・Iac=(αD+αB−βA)/(α−β)
そして、帯電部材に印加する交流電流を求めたIacに切り替え、Iacで定電流制御し、前記した画像形成動作へと移行する。
〈その他〉
1)上述した実施形態においては、モノカラー(単色)での印字動作についてのみ述べたが、本発明はこれに限るものではなく、フルカラーの印字動作においても同様の効果を発揮することが可能である。
2)上述した実施形態においてプリンタの非画像形成時である印字準備回転動作期間において、印字工程の帯電工程における印加交流電圧の適切なピーク間電圧値または交流電流値の演算・決定プログラムの実行は実施形態のプリンタのように印字準備回転動作期間に限られるものではない。他の非画像形成時、すなわち初期回転動作時、紙間工程時、後回転工程時とすることもできるし、複数の非画像形成時に実行させるようにすることもできる。
3)像担持体は、表面抵抗が109 〜1014Ω・cmの電荷注入層を設けた直接注入帯電性のものであってもよい。電荷注入層を用いていない場合でも、例えば電荷輸送層が上記の抵抗範囲にある場合も同等の効果がえられる。表層の体積抵抗が約1013Ω・cmであるアモルファスシリコン感光体もよい。
4)可撓性の接触帯電部材は帯電ローラの他に、ファーブラシ、フェルト、布などの形状・材質のものも使用可能である。また各種材質のものの組み合わせでより適切な弾性、導電性、表面性、耐久性のものを得ることもできる。
5)接触帯電部材や現像部材に印加する振動電界の交番電圧成分(AC成分、周期的に電圧値が変化する電圧)の波形としては、正弦波、矩形波、三角波等適宜使用可能である。直流電源を周期的にオン/オフすることによって形成された矩形波であってもよい。
6)像担持体としての感光体の帯電面に対する情報書き込み手段としての像露光手段は、実施形態のレーザ走査手段以外にも、例えば、LEDのような固体発光素子アレイを用いたデジタル露光手段であってもよい。ハロゲンランプや蛍光灯等を原稿照明光源とするアナログ的な画像露光手段であってもよい。要するに、画像情報に対応した静電潜像を形成できるものであればよい。
7)像担持体は、静電記録誘電体などであってもよい。この場合は該誘電体面を一様に帯電した後、その帯電面を除電針ヘッドや電子銃等の除電手段で選択的に除電して目的の画像情報に対応した静電潜像を書き込み形成する。
8)静電潜像のトナー現像方式・手段は任意である。反転現像方式でも正規現像方式でもよい。
一般的に、静電潜像の現像方法として、非磁性トナーについてはこれをブレード等でスリーブ等の現像剤担持搬送部材上にコーティングし、磁性トナーについてはこれを現像剤担持搬送部材上に磁気力によってコーティングして搬送して像担持体に対して非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(1成分非接触現像)がある。また、上記のように現像剤担持搬送部材上にコーティングしたトナーを像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(1成分接触現像)がある。また、トナー粒子に対して磁性のキャリアを混合したものを現像剤(2成分現像剤)として用いて磁気力によって搬送して像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分接触現像)がある。また、上記の2成分現像剤を像担持体に対して非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分非接触現像)があり、これらの4種顛に大別される。
9)転写手段は上記実施形態のローラ転写に限られず、ブレード転写、ベルト転写、その他の接触転写帯電方式であってもよいし、コロナ帯電器を使用した非接触転写帯電方式でもよい。
10)転写ドラムや転写ベルトなどの中間転写体を用いて、単色画像形成ばかりでなく、多重転写等により多色、フルカラー画像を形成する画像形成装置にも本発明は適用できる。
上述した実施形態では、被帯電体の膜厚変動や偏心等によって測定する電流に変動が生じたり、帯電部材においてCセットが発生して経時的にCセット部分の電流量が変化したとしても、この電流に重畳した誤差分を補正する精度のよい補正データを生成することができる。従って、被帯電体に供給するAC電流又はAC電圧を常に最適な値にして、画質欠損のない画像の生成や、被帯電体の長寿命化を図ることができる。
上記帯電制御装置において、平均値算出手段は、帯電部材又は被帯電体の複数周に亘って得られる測定データの平均値を求め、補正データ算出手段は、測定データを被帯電体上の各測定位置ごとの平均値を算出し、該測定位置ごとの平均値に対する前記平均値の割合を求めるとよい。
上記帯電制御において、補正手段は、時系列的に得られる測定データと平均値に対する割合から補正データを求めると良い。
上記帯電制御装置において、被帯電体の帯電に寄与する電流は、被帯電体に流れ込むDC電流、前記被帯電体への放電電流、前記被帯電体に流れ込むAC電流のいずれかであるとよい。
上記帯電制御方法は、上記Dを予め決められた定数とし、前記補正データを反映させ、帯電手段に2点のVth の2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値を結ぶことで得られるピーク間電圧−交流電流関数fI1(Vpp)と、少なくとも2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値から得られるピーク間電圧−交流電流関数fI2(Vpp)のとを比較する事により
fI2(Vpp)−fI1(Vpp)=Dとなるピーク間電圧値を決定し、決定されたピーク間電圧値により、画像形成時に帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧を定電圧制御するとよい。
上述した実施形態によれば、像担持体の帯電を該像担持体に近接又は接触配置され電圧が印加された帯電手段により行う画像形成装置について、環境や製造時による帯電部材の抵抗値のばらつき等にかかわらず、過剰放電を起こさせず常に一定量の放電を生じさせて像担持体の劣化、トナー融着、画像流れ等の問題なく均一な帯電を行なえるように帯電手段に印加する電圧・電流を適切に制御することができ、またこれにより長期にわたり高画質、高品質を安定して維持させることができる。
1・・感光体ドラム、2・・接触帯電装置、14・・交流電流値測定回路

Claims (5)

  1. 被帯電体に接触または近接して配置され、前記被帯電体の回転に従動して該被帯電体を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材に直流電圧と交流電圧のいずれか、もしくは直流電圧と交流電圧の重畳電圧を印加する手段と、
    前記帯電部材に印加する直流電圧、交流電圧のピーク間電圧の各電圧値を制御する手段と、
    前記被帯電体を介して前記帯電部材に流れる交流電流値を測定する測定手段と、
    前記帯電部材と前記被帯電体とが回転する際に、前記帯電部材に直流電圧を印加した時の前記被帯電体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時において、Vth の2倍未満のピーク間電圧を印加し、前記測定手段から時系列的に得られる測定データの平均値を求める平均値算出手段と、
    前記時系列的に得られる測定データの前記平均値に対する割合をそれぞれ求めて、前記被帯電体上の各測定位置に対応させることで、該各測定位置の補正データとして出力する補正データ算出手段と、
    を有し、
    前記時系列的に得られる測定データにおいて所定の電流値外の値が検出された測定位置の電流値結果は前記時系列的に得られる測定データの前記平均値には反映させず、且つ、以降の電流測定位置には使用しないことを特徴とする帯電制御装置。
  2. 前記平均値算出手段は、前記帯電部材又は前記被帯電体の複数周に亘って得られる前記測定データの平均値を求め、
    前記補正データ算出手段は、前記測定データを前記被帯電体上の各測定位置ごとの平均値を算出し、該測定位置ごとの平均値に対する前記平均値の割合を求めることを特徴とする請求項1に記載の帯電制御装置。
  3. 前記補正データ算出手段は、前記時系列的に得られる測定データと前記平均値に対する割合から前記補正データとして出力することを特徴とする請求項1に記載の帯電制御装置。
  4. 前記被帯電体の帯電に寄与する電流は、前記被帯電体に流れ込むDC電流、前記被帯電体への放電電流、前記被帯電体に流れ込むAC電流のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の帯電制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の帯電制御装置を備え、
    Dを予め決められた定数とし、帯電手段に2点のVth の2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値を結ぶことで得られるピーク間電圧−交流電流関数fI1(Vpp)と、少なくとも2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値から得られるピーク間電圧−交流電流関数fI2(Vpp)とを比較することにより
    fI2(Vpp)−fI1(Vpp)=D
    となるピーク間電圧値を決定し、決定されたピーク間電圧値により、画像形成時に前記帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧を定電圧制御することを特徴とする画像形成装置。
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