JP2019056833A - 光配線部材 - Google Patents

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大 佐々木
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Abstract

【課題】配線部から光コネクタまでの長さを調整できる光配線部材を提供する。【解決手段】光配線部材は、筐体10と、テープ心線付き光コネクタ30と、を備え、複数の光ファイバ20は、対応するテープ心線付き光コネクタ30ごとにテープ化されたテープ化端部23を有し、テープ化端部23は、筐体10の内部空間Sにおいて配線部S1の前縁部Saに位置決めされるとともに、対応するテープ心線付き光コネクタ30のテープ心線33の一端に接続されており、配線部S1の前縁部Saと開口10aとの間にはテープ心線33を弛ませた状態で配置することができる余長処理領域S2が設定され、テープ心線33は、余長処理領域S2における開口10a側の縁部に設けられた位置決め部40によって位置決めされており、余長処理領域内では、テープ心線33を構成する複数の光ファイバ34同士の少なくとも一部が互いに分離されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光配線部材に関する。
特許文献1,2には、複数の光ファイバが入力端と出力端とで互いに異なる配置で接続される光接続装置が開示されている。これらの光接続装置は、テープ状を含む束状の光ファイバを有する光ファイバ整列部と、交差又は積み重ねにより立体的に配線された光ファイバを有する配線部とを備えている。
特開平11−258448号公報 特開2004−4388号公報
複数の光ファイバが配線されている配線部からテープ心線が延びている光配線部材において、テープ心線と光コネクタとを結線する場合、結線部分に不具合が生じることが考えられる。そのため、テープ心線と光コネクタとの結線が再度行われることによって、当該テープ心線の長さは短くなる。この場合、配線部から光コネクタまでの長さを要求された長さに合わせることが困難となる虞がある。また、配線部から複数の光コネクタまでの長さを互いに揃えたい場合に、互いの長さを揃えることが困難となる虞がある。本発明の一形態では、配線部から光コネクタまでの長さを調整できる光配線部材を提供することを目的とする。
一形態の光配線部材は、複数の光導波路が配線されている配線部を含む内部空間、及び、内部空間に通じる開口を有する筐体と、一端が内部空間に配置されたテープ心線、及び、テープ心線の他端に取り付けられた光コネクタを有する複数のテープ心線付き光コネクタと、を備え、複数の光導波路は、対応するテープ心線付き光コネクタごとに集約された集約端部を有し、集約端部は、筐体の内部空間において配線部の縁部に位置決めされるとともに、対応するテープ心線付き光コネクタのテープ心線の一端に接続されており、配線部の縁部と開口との間にはテープ心線を弛ませた状態で配置することができる余長処理領域が設定され、テープ心線は、余長処理領域における開口側の縁部に設けられた位置決め部によって、着脱自在に位置決めされており、余長処理領域内では、テープ心線を構成する複数の単心線同士の少なくとも一部が互いに分離されている。
本発明の一形態によれば、配線部から光コネクタまでの長さを調整できる光配線部材を提供することができる。
光配線部材を模式的に示す断面図である。 光配線部材を模式的に示す断面図である。 光配線部材を模式的に示す分解断面図である。 光配線部材を模式的に示す部分斜視図である。 光配線部材の他の例を模式的に示す断面図である。 光配線部材のさらに他の例を模式的に示す断面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態に係る光配線部材は、複数の光導波路が配線されている配線部を含む内部空間、及び、内部空間に通じる開口を有する筐体と、一端が内部空間に配置されたテープ心線、及び、テープ心線の他端に取り付けられた光コネクタを有する複数のテープ心線付き光コネクタと、を備え、複数の光導波路は、対応するテープ心線付き光コネクタごとに集約された集約端部を有し、集約端部は、筐体の内部空間において配線部の縁部に位置決めされるとともに、対応するテープ心線付き光コネクタのテープ心線の一端に接続されており、配線部の縁部と開口との間にはテープ心線を弛ませた状態で配置することができる余長処理領域が設定され、テープ心線は、余長処理領域における開口側の縁部に設けられた位置決め部によって位置決めされており、余長処理領域内では、テープ心線を構成する複数の単心線同士の少なくとも一部が互いに分離されている。
このような光配線部材では、筐体の内部空間に設定された配線部の縁部と筐体の開口との間に余長処理領域が形成されている。筐体の開口に挿通されたテープ心線の一端は、余長処理領域を通って、対応する集約端部に接続される。これにより、他端に光コネクタが接続されたテープ心線は、対応する複数の光導波路に接続される。一実施形態においては、余長処理領域の開口側の縁部において、位置決め部によってテープ心線が位置決めされる。また、当該テープ心線に接続された集約端部が配線部の縁部に位置決めされる。ここで、位置決め部は、テープ心線を位置決めできるので、余長処理領域内に配置されるテープ心線の弛みを調整することによって、テープ心線の長さを制御することができる。余長処理領域内では、テープ心線を構成する複数の単心線同士の少なくとも一部が互いに分離されているので、テープ心線は長さ方向に交差する方向に容易に撓むことができる。これにより、余長処理領域から光コネクタまでのテープ心線の長さが制御され得るので、配線部から光コネクタまでの長さが調整され得る。
また、一形態に係る光配線部材において、余長処理領域内では、複数の単心線同士が単心分離されていてもよい。この構成においては、テープ心線は長さ方向に交差する方向により容易に撓むことができる。
また、一形態に係る光配線部材では、単心分離された複数の単心線同士を互いに結束する結束部材を更に有してもよい。この構成では、単心線が複雑に輻輳すること抑制し、単心線の断線のリスクを低減できる。
また、一形態に係る光配線部材では、結束部材は、スパイラルチューブであってもよい。また、結束部材は、収縮チューブであってもよい。また、結束部材は、結束バンドであってもよい。これらの構成では、単心線同士を簡便に結束することができる。
また、一形態に係る光配線部材において、余長処理領域内では、複数の単心線同士が互いに間欠接着されていてもよい。この構成では、単心線同士が単心分離されていないので、断線のリスクを低減できる。
また、一形態に係る光配線部材では、集約端部は、対応するテープ心線付き光コネクタのテープ心線の一端に融着接続されている。集約端部とテープ心線とが融着によって接続される構成であるため、容易に製造することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る光配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1及び図2は、光配線部材の断面図である。光配線部材1は、筐体10と、複数の光ファイバ20と、複数のテープ心線付き光コネクタ30(30A,30B)と、を備えている。なお、図1は、テープ心線付き光コネクタ30の配列方向に沿った断面図である。また、図2は、テープ心線付き光コネクタ30の長さ方向に沿った断面図である。図1の切断面と図2の切断面とは互いに直交する。なお、図2では、光ファイバ20は両端部のみが示され、中間部分は省略されている。以下の説明では、テープ心線付き光コネクタ30の長さ方向を光配線部材1の前後方向として表現する場合がある。
筐体10は、内部空間S、及び、内部空間Sに通じる開口10a,10bを有する。内部空間Sは、複数の光ファイバ(光導波路)20が配線されている配線部S1を含む。本実施形態では、筐体10は、第1筐体11及び第2筐体15を含んでいる。第1筐体11は、図1に示されるように、平面視において矩形をなす平板状の板状部12を含んでいる。板状部12において互いに対向する一対の辺には板状部12から起立する側壁13a、13bが形成されている。側壁13a,13bは、例えば板状部12と一体的に形成されている。また、板状部12において互いに対向する他の一対の辺には、一方の側壁13aから他方の側壁13bにわたって前壁14a及び後壁14bが配置されている。第2筐体15は、例えば第1筐体11と同様の構成を有しており、平面視において矩形をなす平板状の板状部16を含んでいる(図2参照)。板状部16において互いに対向する一対の辺には板状部16から起立する側壁17a,17bが形成されている。側壁17a,17bは、例えば板状部16と一体的に形成されている。また、板状部16において互いに対向する他の一対の辺には、一方の側壁17aから他方の側壁17bにわたって前壁18a及び後壁18bが配置されている。
筐体10は、側壁13a,13bと側壁17a,17bとが互いに当接した状態で第1筐体11と第2筐体15とが固定されることによって構成される。この状態では、第1筐体11の一方の側壁13aと第2筐体15の一方の側壁17aとによって筐体10の一方の側壁19aが構成され、第1筐体11の他方の側壁13bと第2筐体15の他方の側壁17bとによって筐体10の他方の側壁19bが構成される。内部空間Sは、第1筐体11の板状部12、第2筐体15の板状部16、及び側壁19a,19bによって囲まれている。筐体10の前部及び後部には、第1筐体11の板状部12、第2筐体15の板状部16、及び側壁19a,19bの縁によって囲まれた開口10a,10bが形成されている。この開口10a,10bは、前壁14a,18a及び後壁14b,18bによって閉塞され得る。開口10aにはテープ心線付き光コネクタ30Aを構成するテープ心線33が挿通され、開口10bにはテープ心線付き光コネクタ30Bを構成するテープ心線33が挿通されている。
筐体10の内部空間Sには複数の光ファイバ20が配線された配線部S1が設定されている(図1参照)。配線部S1は、平面視において、内部空間Sの前後方向における中央に形成されている。すなわち、配線部S1の前縁部Saと前側の開口10aとの間には所定の距離が設定されている。また、配線部S1の後縁部Sbと後側の開口10bとの間には所定の距離が設定されている。配線部S1の前縁部Saと開口10aとの間、及び、配線部S1の後縁部Sbと開口10bとの間には、テープ心線付き光コネクタ30A,30Bを構成するテープ心線33を弛ませた状態で配置することができる余長処理領域S2,S3が設定されている。なお、本実施形態では、配線部S1と余長処理領域S2及び余長処理領域S3との間に仕切り等は存在していないが、配線部S1と余長処理領域S2及び余長処理領域S3との間には仕切り等が配置されてもよい。
配線部S1に配置されている複数の光ファイバ20のそれぞれは、一端においてテープ心線付き光コネクタ30Aのいずれかに対応している。また、複数の光ファイバ20のそれぞれは、他端においてテープ心線付き光コネクタ30Bのいずれかに対応している。複数の光ファイバ20は、一端及び他端において、対応するテープ心線付き光コネクタ30A,30Bごとに集約された集約端部を有する。図示例では、複数の光ファイバ20の一端及び他端が、対応するテープ心線付き光コネクタ30A,30Bごとにテープ化(リボン化)されたテープ化端部(集約端部)23、25となっている。テープ化端部23、25では、複数の光ファイバ20が一方向に沿って配列されている。
図示例では、16本の光ファイバ20が配線部S1において互いに立体的に交差して配置されている。光ファイバ20は、それぞれの一端側において、対応するテープ心線付き光コネクタ30Aに応じて4本の光ファイバ20がテープ化された複数のテープ化端部23を形成している。同様に、光ファイバ20は、それぞれの他端側において、対応するテープ心線付き光コネクタ30Bに応じて4本の光ファイバ20がテープ化された複数のテープ化端部25を形成している。各テープ化端部23,25では、4本の光ファイバ20が幅方向(一対の側壁が対向している方向)に沿って配列されている。一端側のテープ化端部23を構成する4本の光ファイバ20の組合せと、他端側のテープ化端部25を構成する4本の光ファイバ20の組合せとは、互いに異なっている。テープ化端部23同士は、互いの幅方向に沿って配列されている。テープ化端部25同士は、互いの幅方向に沿って配列されている。
テープ化端部23,25は、筐体10の内部空間Sにおいて位置決めされている。本実施形態では、テープ化端部23,25は、配線部S1の縁部に位置決めされる。すなわち、複数のテープ化端部23は、配線部S1の前縁部Saに位置決めされており、複数のテープ化端部25は、配線部S1の後縁部Sbに位置決めされている。テープ化端部23,25は、例えば、筐体10に固定可能な固定部材を介して筐体に固定されてもよいし、接着剤等によって筐体10に固定されてもよい。
続いて、テープ心線付き光コネクタ30A,30Bの詳細について説明する。本実施形態では、テープ心線付き光コネクタ30Aとテープ心線付き光コネクタ30Bとが実質的に同じ構成を有している。テープ心線付き光コネクタ30A、30Bは、いずれもテープ心線33と、光コネクタ35とを有する。テープ心線33は、複数の光ファイバが一方向に配列された状態でテープ化(リボン化)されている。以下、複数の光ファイバが配列されている方向をテープ心線の幅方向という場合がある。本実施形態のテープ心線33では、テープ化端部23,25と同様に4本の光ファイバ(単心線)34がテープ化されている。テープ心線33における光ファイバの配列方向は、テープ化端部23,25における光ファイバ20の配列方向と同じである。複数のテープ心線33は、互いの幅方向に沿って互いに離間した状態で配置されている。
テープ心線33の一端は、開口10a又は開口10bを介して筐体10の余長処理領域S2,S3のいずれかに配置されている。本実施形態では、4つのテープ心線付き光コネクタ30Aを構成するそれぞれのテープ心線33の一端が前側の開口10aから余長処理領域S2に挿通される。また、4つのテープ心線付き光コネクタ30Bを構成するそれぞれのテープ心線33の一端が後側の開口10bから余長処理領域S3に挿通されている。
余長処理領域S2,S3内では、テープ心線33を構成する複数の光ファイバ34同士の少なくとも一部が互いに分離されている。本実施形態では、4本の光ファイバ34が長さ方向の所定の領域において単心分離されている。また、テープ心線33の一端では、4本の光ファイバ34が拘束されている。図示例では、テープ心線33の一端は、テープ化されたテープ化端部33aとなっている。なお、図2及び図3では、テープ心線33はテープ化された部分のみが示され、単心分離された部分は省略されている。
テープ化端部33aは、対応するテープ化端部23,25に接続されている。本実施形態では、4つのテープ心線付き光コネクタ30Aを構成する4つのテープ心線33のテープ化端部33aが4つのテープ化端部23にそれぞれ対応している。また、4つのテープ心線付き光コネクタ30Bを構成する4つのテープ心線33のテープ化端部33aが4つのテープ化端部25にそれぞれ対応している。一例として、テープ化端部33aは、対応するテープ化端部23,25に融着接続されている。この場合、接続部分は、光ファイバを補強するスリーブである保護スリーブによって被覆され得る。
複数のテープ心線33の他端には、それぞれ光コネクタ35が接続されている。例えば、光コネクタ35は、多心光コネクタであり、本実施形態では、一方向に配列された4本の光ファイバを一括で収容する4心のMTコネクタである。
テープ心線33は、余長処理領域S2,S3における開口側の縁部に設けられた位置決め部40によって、着脱自在に位置決めされている。位置決め部40は、テープ心線33におけるテープ化されている部分を厚さ方向に挟持して位置決めする挟持部43を有している。位置決め部40は、開口10a,10bに設けられた前壁14a,18a及び後壁14b,18bによって構成されている。この場合、余長処理領域S2は、配線部S1の前縁部Saから開口10aまで延在していることになる。同様に、余長処理領域S3は、配線部S1の後縁部Sbから開口10bまで延在していることになる。
図3は、図2の光配線部材が分解された状態を示す分解断面図である。前壁14a,18a及び後壁14b,18bは、弾性変形する弾性材料によって形成されている。図3に示すように、前壁14a,18a及び後壁14b,18bの高さは、自然状態において側壁13a,13b,17a,17bの高さよりも高い。一例として、前壁14a,18a及び後壁14b,18bは、スポンジ、ゴム等によって形成されてよい。図4は、光配線部材1を部分的に示す斜視図である。図4に示すように、筐体10が構成されている状態では、前壁14a,18a及び後壁14b,18bは、一対の板状部12,16に押圧されて互いに密着するように変形している。すなわち、筐体10の開口10a,10bは、前壁14a,18a及び後壁14b,18bによって閉塞され得る。開口10aを通るテープ心線33は、第1筐体11の前壁14aと第2筐体15の前壁18aとによって構成される挟持部43によって挟持されて位置決めされる。開口10bを通るテープ心線33は、第1筐体11の後壁14bと第2筐体15の後壁18bとによって構成される挟持部43によって挟持されて位置決めされる。
以上説明した光配線部材1では、筐体10の内部空間Sに設定された配線部S1の縁部(前縁部Sa、後縁部Sb)と筐体10の開口10a,10bとの間に余長処理領域S2,S3が形成されている。例えば筐体10の開口10aに挿通されたテープ心線33の一端は、余長処理領域S2を通って、対応するテープ化端部23に接続される。これにより、他端に光コネクタ35が接続されたテープ心線33は、対応する複数の光ファイバ20に接続される。一実施形態においては、余長処理領域S2の縁部である開口10aにおいて、位置決め部40によってテープ心線33が位置決めされる。また、当該テープ心線33に接続されたテープ化端部23が配線部S1の前縁部Saに位置決めされる。ここで、位置決め部40は、テープ心線33を着脱自在に位置決めできるので、余長処理領域S2内に配置されるテープ心線33の弛みを調整することができる。余長処理領域S2,S3内では、テープ心線33を構成する複数の光ファイバ34同士の少なくとも一部が互いに分離されているので、テープ心線33は長さ方向に交差する方向に容易に撓むことができる。光ファイバ34同士が互いに分離されていない場合であってもテープ心線はその厚さ方向に対しては撓むことができるが、特に、上記実施形態では、光ファイバ34が単心分離されているので長さ方向に交差するいずれの方向に対しても容易に撓むことができる。この場合、筐体10の厚さが小さい場合であっても光ファイバ34が幅方向に撓むことによって、テープ心線33の弛みを調整することができる。これにより、余長処理領域S2から光コネクタ35までのテープ心線33の長さが制御され得るので、配線部S1から光コネクタ35までの長さが制御され得る。例えば、位置決め部40によって挟持される位置をテープ心線33の光コネクタ35側に近づけることによって、配線部S1から光コネクタ35までの長さは短くなる。反対に、位置決め部40によって挟持される位置を光コネクタ35から遠ざけることによって、配線部S1から光コネクタ35までの長さが長くなる。
テープ化端部23,25は、対応するテープ心線付き光コネクタ30のテープ心線33の一端に融着されている。テープ化端部とテープ心線33とが融着によって光学的に接続される構成であるため、容易に製造することができる。この場合、テープ化端部とテープ心線33との融着部分には融着スリーブが設けられる。融着スリーブは余長処理領域S2,S3を含む筐体10の内部空間S内に配置され得る。
[第2実施形態]
本実施形態に係る光配線部材101は、単心分離された複数の単心線同士を互いに結束する結束部材を備える点で第1実施形態の光配線部材と相違している。以下、主として第1実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る光配線部材101を示す断面図である。光配線部材101は、筐体10と、複数の光ファイバ20と、複数のテープ心線付き光コネクタ30(30A,30B)と、結束部材37とを備えている。
結束部材37は、単心分離された複数の光ファイバ34同士を互いに結束する。例えば結束部材37は、少なくとも一つのテープ心線33を構成する複数(図示例では4つ)の光ファイバ34を一括で結束する。図5に示す例では、結束部材37は互いに隣り合って配置される2つのテープ心線33を構成する複数(図示例では8つ)の光ファイバ34を一括で結束している。この構成では、光ファイバ34が複雑に輻輳すること抑制し、光ファイバ34の断線のリスクを低減できる。
結束部材37は、例えば、スパイラルチューブ、収縮チューブ、結束バンド等の環状を形成し得る部材によって構成され得る。スパイラルチューブは、自然状態では自身の弾性力によって長尺円環状をなしており、その弾性力に抗して押し広げることにより、長尺板状となり得る。収縮チューブは、自然状態では所定の径の円環状をなしており、弾性力に抗して押し広げることにより、大きな径の円環状となる。又は、収縮チューブは、加熱することにより、小さな径の円環状となる。結束バンドは、長尺のバンドの一端に設けられた固定孔にバンドの他端を挿通し、バンドを締め付けることによって任意の径の環状体となる。スパイラルチューブ、収縮チューブ、結束バンド等によって結束部材37を構成することによって、光ファイバ34を簡便に結束することができる。
[第3実施形態]
本実施形態に係る光配線部材201は、余長処理領域内において、複数の単心線同士が互いに間欠接着されている点で第1実施形態の光配線部材と相違している。以下、主として第1実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る光配線部材201を示す断面図である。光配線部材201は、筐体10と、複数の光ファイバ20と、複数のテープ心線付き光コネクタ30(30A,30B)とを備えている。
テープ心線付き光コネクタ30は、光コネクタ35及びテープ心線33を含んでいる。テープ心線33では、第1実施形態における光ファイバ34と同様の4本の光ファイバ(単心線)39がテープ化されている。すなわち、テープ心線33における一端に形成されたテープ化端部33aの構成は、第1実施形態におけるテープ化端部33aと同様である。本実施形態では、余長処理領域S2,S3内において、4本の光ファイバ39が長さ方向の所定の領域において互いに間欠接着されている。すなわち、一方向に並設された4本の光ファイバ39では、互いに隣り合う光ファイバ39同士が長手方向に間欠的に互いに接着されている。一組の光ファイバ39に着目した場合、一方に隣り合う光ファイバ39との接着位置と、他方に隣り合う光ファイバ39との接着位置とは、長さ方向に互いにずれている。
上記構成では、光ファイバ39同士の一部が互いに分離しているので、テープ心線33は長さ方向に交差する方向に容易に撓むことができる。また、光ファイバ39同士が単心分離されていないので、断線のリスクを低減できる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。
例えば、挟持部43を形成する前壁14a,18a及び後壁14b,18bの高さが側壁13a,13b,17a,17bよりも高い形態を例示したが、これに限定されない。例えば、筐体が構成された状態で前壁及び後壁によって位置決め部が形成されればよい。すなわち、筐体が構成された状態で第1筐体の前壁(後壁)と第2筐体の前壁(後壁)とによってテープ心線が挟持可能であればよい。例えば、前壁及び後壁の高さは側壁と同じであってもよいし、前壁及び後壁の高さは側壁より低くてもよい。
また、位置決め部40が、前壁14a,18a及び後壁14b,18bによって形成される挟持部43を備える例を示したが、これに限定されない。位置決め部は、内部空間において配線部の縁部よりも開口に近い位置でテープ心線を固定できればよい。例えば、位置決め部は、開口に配置されたクリップ等であってもよい。この場合、クリップによってテープ心線を固定できるとともに、クリップを緩ませた状態ではテープ心線と筐体との相対位置を任意に変更できる。
また、筐体10の開口10a,10bが互いに対向するように設けられている例を示したが、これに限定されない。例えば、2つの開口は、筐体における互いに直交する壁面にそれぞれ形成されてもよい。
また、一方の開口10aに挿通されるテープ心線付き光コネクタと他方の開口10bに挿通されるテープ心線付き光コネクタとが同数である例を示したがこれに限定されず、それぞれのテープ心線付き光コネクタの数は、互いに異なっていてもよい。説明を簡略化するために、配線部S1の光ファイバ20の本数は、16本である例を示したが、これに限定されない。また、複数の光コネクタ35は、4心のMTコネクタである例を示したが、4心に限定されない。更に、複数の光コネクタ35はそれぞれ、互いに異なる心数のMTコネクタであってもよい。
1…光配線部材、10…筐体、10a,10b…開口、20…光ファイバ、23,25…テープ化端部、30…テープ心線付き光コネクタ、33…テープ心線、34…光ファイバ(単心線)、35…光コネクタ、40…位置決め部、S…内部空間、S1…配線部、S2,S3…余長処理領域、Sa…前縁部(縁部)、Sb…後縁部(縁部)。

Claims (8)

  1. 複数の光導波路が配線されている配線部を含む内部空間、及び、前記内部空間に通じる開口を有する筐体と、
    一端が前記内部空間に配置されたテープ心線、及び、前記テープ心線の他端に取り付けられた光コネクタを有する複数のテープ心線付き光コネクタと、を備え、
    前記複数の光導波路は、対応する前記テープ心線付き光コネクタごとに集約された集約端部を有し、
    前記集約端部は、前記筐体の内部空間において前記配線部の縁部に位置決めされるとともに、対応する前記テープ心線付き光コネクタの前記テープ心線の一端に接続されており、
    前記配線部の縁部と前記開口との間には前記テープ心線を弛ませた状態で配置することができる余長処理領域が設定され、
    前記テープ心線は、前記余長処理領域における前記開口側の縁部に設けられた位置決め部によって位置決めされており、
    前記余長処理領域内では、前記テープ心線を構成する複数の単心線同士の少なくとも一部が互いに分離されている、光配線部材。
  2. 前記余長処理領域内では、前記複数の単心線同士が単心分離されている、請求項1に記載の光配線部材。
  3. 単心分離された前記複数の単心線同士を互いに結束する結束部材を更に有する、請求項2に記載の光配線部材。
  4. 前記結束部材は、スパイラルチューブである、請求項3に記載の光配線部材。
  5. 前記結束部材は、収縮チューブである、請求項3に記載の光配線部材。
  6. 前記結束部材は、結束バンドである、請求項3に記載の光配線部材。
  7. 前記余長処理領域内では、前記複数の単心線同士が互いに間欠接着されている、請求項1に記載の光配線部材。
  8. 前記集約端部は、対応する前記テープ心線付き光コネクタの前記テープ心線の一端に融着接続されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光配線部材。
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