JP2019054493A - Acoustic device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、音響装置に関し、特に、車両に搭載される音響装置に関する。 The present invention relates to an acoustic device, and more particularly to an acoustic device mounted on a vehicle.
従来、車載用立体音響装置において、車両周辺の状況、特に、自車を追い抜く車両が存在する場合に、その追い抜く車両の存在を立体音像で呈示する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この音響装置は、対象物検知部により対象物を検知し、判断部により対象物についての注意喚起の要否を判断し、注意喚起が必要と判断された場合に、警報音生成部により警報音を生成する。また、マーカー音生成部により警報音の出力を予告するマーカー音を生成し、設定部によりマーカー音の音像の位置を設定すると共に、マーカー音の音像の位置を始点として経時的に変化する警報音の音像の位置を設定する設定し、それぞれ設定された音像位置に、まずマーカー音を出力した後に警報音を出力するものである。 2. Description of the Related Art Conventionally, in-vehicle stereophonic devices, there is a technique for presenting the presence of a vehicle to be overtaken by a three-dimensional sound image when there is a vehicle surrounding the vehicle, in particular, a vehicle that overtakes the own vehicle (see, for example, Patent Document 1). This sound device detects an object by the object detection unit, determines whether or not to call attention to the object by the determination unit, and determines that an alarm sound is generated by the alarm sound generation unit when it is determined that attention is required. Is generated. In addition, the marker sound generation unit generates a marker sound for warning the output of the alarm sound, the setting unit sets the position of the sound image of the marker sound, and the alarm sound that changes over time starting from the position of the sound image of the marker sound The position of the sound image is set, and at each set sound image position, a marker sound is first output and then an alarm sound is output.
しかし、従来の技術では、立体音像による呈示が継続されてしまい、利用者は煩わしく感じる場合があるという課題があった。 However, in the conventional technology, there is a problem that presentation by a three-dimensional sound image is continued, and the user may feel troublesome.
したがって、本発明の目的は、立体音像による不要な呈示が継続されることを抑制できる音響装置を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an audio device that can suppress unnecessary presentation of a three-dimensional sound image from being continued.
[1]上記目的を達成するため、車両に搭載される音響装置であって、座席に着座した乗員の正面よりも前側において座席の中心線を挟むように配置された少なくとも2つのスピーカと、前記少なくとも2つのスピーカから出力される音による立体音像が維持されるように各スピーカから出力される音の特性を制御するスピーカ制御部と、前記車両の所定範囲内に位置する後方車両を検知すると、その前記後方車両の存在を前記乗員に立体音像で呈示するように、前記少なくとも2つのスピーカから出力される音を制御する音量制御部と、を有し、前記音量制御部は、規定された条件である規定条件を満たすと、前記少なくとも2つのスピーカからの音の出力を抑制する抑制制御を実行する規定された条件である規定条件を満たすと、前記少なくとも2つのスピーカからの音の出力を抑制する抑制制御を実行する音響装置を提供する。
[2]前記音量制御部は、前記後方車両の立体音像での呈示が2回目以降であることを、前記規定条件とする、上記[1]に記載の音響装置であってもよい。
[3]また、前記音量制御部は、前記車両において所定のウインカー操作がされた場合は、前記抑制制御の実行を解除する、上記[2]に記載の音響装置であってもよい。
[4]また、前記音量制御部は、前記車両において所定のスイッチ操作がされたことを、前記規定条件とする、上記[2]に記載の音響装置であってもよい。
[1] In order to achieve the above object, an acoustic device mounted on a vehicle, wherein at least two speakers are arranged so as to sandwich the center line of the seat on the front side of the front of the occupant seated on the seat, When detecting a speaker control unit that controls the characteristics of sound output from each speaker so that a three-dimensional sound image by sound output from at least two speakers is maintained, and a rear vehicle located within a predetermined range of the vehicle, A volume control unit that controls sound output from the at least two speakers so that the presence of the rear vehicle is presented to the occupant as a three-dimensional sound image, and the volume control unit includes a specified condition. When the specified condition is satisfied, the specified condition that is the specified condition for executing the suppression control for suppressing the output of sound from the at least two speakers is satisfied. To provide an acoustic apparatus for performing suppression control for suppressing the output of the sound from Kutomo two speakers.
[2] The sound device according to [1], in which the volume control unit may use the stereoscopic condition of the rear vehicle as a second or subsequent presentation as the specified condition.
[3] The sound device according to [2], wherein the sound volume control unit cancels execution of the suppression control when a predetermined turn signal operation is performed in the vehicle.
[4] The sound volume control unit may be the acoustic device according to [2], in which the predetermined condition is that a predetermined switch operation is performed in the vehicle.
本発明の音響装置によれば、立体音像による不要な呈示が継続されることを抑制できる。 According to the acoustic device of the present invention, it is possible to suppress the unnecessary presentation by the three-dimensional sound image from being continued.
(本発明の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る音響装置1は、車両5に搭載される音響装置1であって、座席10に着座した乗員である運転者20の正面よりも前側において座席10の中心線11を挟むように配置された2つのスピーカ30、40と、2つのスピーカ30、40から出力される音による立体音像が維持されるように各スピーカから出力される音の特性を制御するスピーカ制御部101と、車両5の所定範囲内に位置する後方車両を検知すると、その前記後方車両の存在を運転者20に立体音像で呈示するように、少なくとも2つのスピーカ30、40から出力される音の音量を制御する音量制御部103と、を有し、音量制御部103は、規定された条件である規定条件を満たすと、2つのスピーカ30、40からの音の出力を抑制する抑制制御を実行するように構成されている。
(Embodiment of the present invention)
The
本実施の形態では、乗員が運転者20であるものとして説明する。また、少なくとも2つのスピーカの一例として、右及び左のスピーカ30、40が座席10の中心線11を挟んで対称に配置されているものとして説明する。
In the present embodiment, description will be made assuming that the occupant is the
(スピーカの配置)
図1に示すように、車両5において、座席10の前方、すなわち、座席10に着座した運転者20の前方に2つのスピーカ30、40が配置されている。2つのスピーカ30、40は、例えば、インストルメントパネル7の右側及び左側に配置されている。スピーカ30、40は、所定の周波数帯域において音を出力できるものであり、車両側からの制御により、例えば、警報音、警報音声等を出力できるものである。
(Speaker placement)
As shown in FIG. 1, in the
図1において、車両5の前方から後方に向けて、スピーカ30、40から運転者20の耳の方向をX方向、車両5の幅方向をY方向、X軸とY軸の外積で定義される方向を車両5の上下方向のZ方向とする。図1に示すように、右スピーカ30は、その指向性が運転者20の右耳21に向けて強くなるように配置されている。また、左スピーカ40は、その指向性が運転者20の左耳22に向けて強くなるように配置されている。すなわち、右スピーカ30の出力軸31が運転者20の右耳21の方向になるように取り付けられており、左スピーカ40の出力軸41が運転者20の左耳22の方向になるように取り付けられている。
1, from the front of the
また、図2に示すように、左スピーカ40を運転者20の耳に向けてやや上向きに配置する。このために、図2に示すように、X軸、Z軸がY軸の回りに少し回転したX、Y、Z軸となっている。
Further, as shown in FIG. 2, the
図2に示すように、左スピーカ40の出力軸41が運転者20の左耳22の方向になるように、左スピーカ40をやや上向き(X軸方向)に配置する。右スピーカ30も同様に、やや上向き(X軸方向)に配置する。これにより、2つのスピーカ30、40の指向性が乗員の耳21、22に向けて強くなるように配置された構成となる。
As shown in FIG. 2, the
(制御部100)
制御部100は、例えば、記憶されたプログラムに従って、所定の演算、処理実行等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータを備える。このROMには、例えば、制御部100が動作するためのプログラムと、各種のパラメータ等が格納されている。また制御部100は、車両の種々の車載機器と車両LANを経由して通信するためのインターフェース部を備えている。
(Control unit 100)
The
図3に示すように、制御部100には、スピーカ30、40、左カメラ512、右カメラ522、スイッチ55、ウインカー56が接続されている。また、制御部100は、スピーカ30、40を位相制御して音像の定位制御を行なうためのスピーカ制御部101、車両5の所定範囲内にいる後方車両の存在を検知する後方車両検知部102、スピーカから出力される音の音量を制御する音量制御部103を備えている。
As shown in FIG. 3,
制御部100は、音響装置1の動作において、内部に備えるクロック、カウンタにより、一定時間をカウントし、一定時間が経過するごとに、後方車両検知部102が後方車両を検知する。これにより、後方車両の存在、追い越しされずに斜め後方を並走された場合等の後方車両検知を行なう。制御部100は、一定時間のカウント結果、後方車両検知の結果に基づいて、音量制御部103により報知のための警報音の音量制御を行なう。これにより、音響装置1は、車両走行の安全を確保しつつ、警報音が鳴り続ける煩わしさを軽減することができる。音響装置1の動作の詳細は、後述するフローチャートにより説明する。
In the operation of the
(スイッチ55)
スイッチ55は、報知時の音量をゼロにするために操作するスイッチである。スイッチ55は、図1に示すように、例えば、インストルメントパネル7上で、運転者20が操作可能な位置に設けられている。このスイッチ55は、例えば、車両5の所定範囲内に後方車両が存在して音で報知する場合において、運転者20が操作することにより、スピーカ30、40から出力される音量をゼロに抑制するためのものである。これにより、警報音が鳴り続ける煩わしさを軽減するものである。スイッチ55は、図3に示すように、制御部100に接続され、スイッチ操作に基づいて、制御部100にスイッチ信号SSWを出力する。このスイッチ55は、例えば、プッシュスイッチ、タッチスイッチ、回転スイッチ、レバースイッチ等の種々のスイッチが使用できる。また、スイッチ55は、インストルメントパネル7以外でも運転者20が操作できるところであれば載置することができ、例えば、ステアリング8に設けられてもよい。
(Switch 55)
The
(ウインカー56)
ウインカー56は、車両の右折又は左折をする場合に操作するもので、このウインカー操作により右折又は左折のターンシグナルランプを点灯させる。ウインカー56は、図3に示すように、制御部100に接続され、右折又は左折の操作に基づいて、制御部100にウインカー信号SWiを出力する。
(Winker 56)
The
(スピーカ制御部101、制御部による音像の定位制御)
スピーカ制御部101は、図1に示すように、右スピーカ30を駆動する駆動部110、左スピーカ40を駆動する駆動部120を備えている。駆動部110は、右音声信号S1と、左音声信号S2の位相調整信号S21を加算して、増幅して右スピーカ30を駆動する。同様に、駆動部120は、左音声信号S2と、右音声信号S1の位相調整信号S12を加算して、増幅して左スピーカ40を駆動する。
(Sound image localization control by
As shown in FIG. 1, the
位相調整回路115は、右音声信号S1の位相を調整(位相遅延)して、駆動部120に位相調整信号S12を出力する。位相調整は、右音声信号S1と位相調整信号S12の位相差αとして適宜設定可能である。
The
同様に、位相調整回路125は、左音声信号S2の位相を調整(位相遅延)して、駆動部110に位相調整信号S21を出力する。位相調整は、左音声信号S2と位相調整信号S21の位相差αとして適宜設定可能である。なお、この位相差αの設定は、2つのスピーカ30、40が座席10の中心線11を挟んで対称に配置されている場合であり、スピーカ30、40が座席10の中心線11を挟んで非対称に配置されている場合等は、位相調整回路115と位相調整回路125で設定される位相差は異なる値とすることができる。
Similarly, the
上記説明した駆動部110、120、位相調整回路115、125は、それぞれ、ゲインの調整が可能である。したがって、図1で示すように、駆動部110における右音声信号S1と位相調整信号S21の加算割合、駆動部120における左音声信号S2と位相調整信号S12の加算割合を調節できる。また、右スピーカ30、左スピーカ40から出力される音圧を調節でき、左右のステレオ音のバランスを調節することもできる。
The
スピーカ制御部101は、2つのスピーカ30、40から出力される音による立体音像が維持されるように各スピーカから出力される音の特性を制御する。
The
右耳21には、右スピーカ30から出力される右チャンネルの音SD1と左チャンネルの位相調整された音SD2dが到達すると共に、左スピーカ40から出力される左チャンネルの音SD2と右チャンネルの位相調整された音SD1dが到達する。
The right-channel sound SD1 output from the
右耳21に到達する右チャンネルの音は、右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dである。
The right channel sound reaching the
また、右耳21に到達する左チャンネルの音は、左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dである。
The left channel sound reaching the
したがって、スピーカ制御部101は、右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dの合成音が最大となり、左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dの合成音が最小となるように制御する。
Therefore, the
右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dの合成音が右耳21において最大となるようにするには、例えば、スピーカ制御部101は、距離L11を進む音SD1と距離L21を進む音SD1dとの位相差が、2πn(n=0、1、2・・・)となるように位相差αを設定する。なお、距離L11は、右スピーカ30から右耳21までの距離、距離L21は、左スピーカ40から右耳21までの距離である。
In order to maximize the synthesized sound of the right channel sound SD1 and the right channel phase-adjusted sound SD1d in the
左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dの合成音が右耳21において最小となるようにするには、距離L21を進む音SD2と距離L11を進む音SD2dとの位相差が、πn(n=0、1、2・・・)となるように位相差αを設定する。
In order to minimize the synthesized sound of the left channel sound SD2 and the left channel phase-adjusted sound SD2d in the
上記示した左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dの合成音が右耳21において最小となるように設定することにより、右耳21の位置において、右チャンネルの音SD1と左チャンネルの音SD2のクロストークが低減あるいは相殺される。これにより、立体音像が維持される。
By setting so that the synthesized sound of the left channel sound SD2 and the left channel phase-adjusted sound SD2d is minimized in the
同様にして、左耳22には、左スピーカ40から出力される左チャンネルの音SD2と右チャンネルの位相調整された音SD1dが到達すると共に、右スピーカ30から出力される右チャンネルの音SD1と左チャンネルの位相調整された音SD2dが到達する。
Similarly, the left ear sound SD2 output from the
左耳22に到達する左チャンネルの音は、左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dである。
The left channel sound reaching the
また、左耳22に到達する右チャンネルの音は、右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dである。
The right channel sound reaching the
したがって、スピーカ制御部101は、左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dの合成音が最大となり、右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dの合成音が最小となるように制御する。
Therefore, the
左チャンネルの音SD2と左チャンネルの位相調整された音SD2dの合成音が左耳22において最大となるようにするには、例えば、スピーカ制御部101は、距離L22を進む音SD2と距離L12を進む音SD2dの位相差が、2πn(n=0、1、2・・・)となるように位相差αを設定する。なお、距離L22は、左スピーカ40から左耳22までの距離、距離L12は、右スピーカ30から左耳22までの距離である。
In order to maximize the synthesized sound of the left channel sound SD2 and the left channel phase-adjusted sound SD2d in the
右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dの合成音が左耳22において最小となるようにするには、距離L12を進む音SD1と距離L22を進む音SD1dの位相差が、πn(n=0、1、2・・・)となるように位相差αを設定する。
In order to minimize the synthesized sound of the right channel sound SD1 and the right channel phase-adjusted sound SD1d in the
上記示した右チャンネルの音SD1と右チャンネルの位相調整された音SD1dの合成音が左耳22において最小となるように設定することにより、左耳22の位置において、左チャンネルの音SD2と右チャンネルの音SD1のクロストークが低減あるいは相殺される。これにより、立体音像が維持される。
By setting the synthesized sound of the right channel sound SD1 and the right channel phase-adjusted sound SD1d as described above to be the minimum in the
上記示したスピーカ制御部101による位相調整により、耳元に音を定位させることができ、2つのスピーカから出力される音による立体音像が維持されるように制御することができる。
By the phase adjustment by the
(後方車両検知部102)
後方車両検知部102は、車両5の所定範囲内としての報知領域にいる後方車両の存在を検知するものである。図4は、報知領域の一例を説明するための概略図である。この図4は、一例として、本実施の形態に係る音響装置1を搭載した車両5が、少なくとも第1の通行帯81〜第3の通行帯83を有する道路の第2の通行帯82を通行している状態を上方から見た図となっている。
(Rear vehicle detection unit 102)
The rear
車両5は、例えば、後方車両検知部102により、左カメラ512、右カメラ522で撮像した画像を処理するように構成されている。左カメラ512、右カメラ522は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)、COMS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えたカメラである。
The
左カメラ512は、図4に示すように、車両5の左ドア51に配置された左ミラー510に配置されている。この左カメラ512は、図4に示すように、車両5の左後方の第1の撮像領域513を撮像し、撮像した画像の情報を左カメラ情報SLとして出力するように構成されている。この第1の撮像領域513は、操作者から見て死角となり易い領域を含んで撮像された領域となっている。
As shown in FIG. 4, the
右カメラ522は、図4に示すように、車両5の右ドア52に配置された右ミラー520に配置されている。この右カメラ522は、図4に示すように、車両5の右後方の第2の撮像領域523を撮像し、撮像した画像の情報を右カメラ情報SRとして出力するように構成されている。この第2の撮像領域523は、操作者から見て死角となり易い領域を含んで撮像された領域となっている。
As shown in FIG. 4, the
報知領域503は、図4に示すように、第1の撮像領域513、第2の撮像領域523内であり、かつ車両5の後方の範囲として設定される。この報知領域503は、車両5の後方にいる後方車両の存在する領域であり、本実施の形態に係る音響装置1により音で運転者20に対して報知する領域を規定する。
As shown in FIG. 4, the
ここで、図4は、操作者が乗車している車両5が、第1の通行帯81〜第3の通行帯83を有する道路において、車線として第2の通行帯82を走行している場合を示している。なお、第1の通行帯81と第2の通行帯82は、図4に示す白線85aによって区切られている。また第2の通行帯82と第3の通行帯83は、白線85bによって区切られている。
Here, FIG. 4 shows a case where the
車両5に対する他車としての車両500が、図4に示すように、車両5の左側方から左後方に位置する場合、車両5が第2の通行帯82から第1の通行帯81に移動するように左側に進路を変更しようとすると、車両5の進路変更後の進路が車両500の進路を阻害する可能性がある。
As shown in FIG. 4, when the
この報知領域503内における後方車両の存在の検知は、後方車両検知部102において行われる。後方車両検知部102は、例えば、左カメラ512、右カメラ522から左カメラ情報SL、右カメラ情報SRを取得して撮像された画像を画像処理する。
The detection of the presence of the rear vehicle in the
具体的には、後方車両検知部102は、一例として、二値化処理を行った画像に基づいて、道路の白線を目安に通行帯を判定すると共に、パターンマッチング法等により通行帯を走行する車両を判定し、さらに当該車両と自車との距離を算出する。また後方車両検知部102は、一例として、上記のような画像処理を経て、図4に示すように、報知領域503に存在する他の車両500の存在についての情報である車両情報SAを生成する。
Specifically, as an example, the rear
(音量制御部103)
音量制御部103は、スピーカ30、40から出力される音の音量を制御するものである。制御部100は、車両情報SA、スイッチ信号SSW、ウインカー信号SWi、等に基づいて音量制御部103を介して、スピーカ30、40から出力される音の音量を制御する。音量制御部103は、制御部100からの指令により、駆動部110、120におけるゲインを所定値に設定し、または、ゼロに設定する。
(Volume controller 103)
The
(音響装置1の動作)
音響装置1の動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
(Operation of the acoustic device 1)
The operation of the
(Step1)
制御部100は、警報音による報知の回数を変数nとしてカウントする。制御部100は、制御部内部において、変数nをn=1として初期化する(Step1)。すなわち、1回目の報知として、以降の処理を続行する。
(Step 1)
The
(Step2)
制御部100は、後方車両検知部102で生成された車両情報SAに基づいて、後方車両があるかどうかを判断する(Step2)。後方車両がある場合はStep3へ進み(Step2;Yes)、後方車両がない場合はStep1へ戻る(Step2;No)。
(Step 2)
(Step3)
制御部100は、n=1かどうかを判断する(Step3)。n=1の場合はStep4へ進み(Step3;Yes)、n=1でない場合はStep5へ進む(Step3;No)。
(Step 3)
The
(Step4)
制御部100は、音量制御部103により、スピーカ30、40から出力される音の音量を、規定値に設定する(Step4)。音量の規定値は、運転者20に後方車両の存在を報知するのに適切な音量とされる。この規定値は、予め運転者等が任意に設定しておくことができる。
(Step 4)
The
(Step5)
制御部100は、音量制御部103により、スピーカ30、40から出力される音の音量を下げるように設定する(Step5)。すなわち、Step5は報知の回数が2回以上の場合であるので、音量制御部103は、2つのスピーカ30、40からの音の出力を抑制する抑制制御を実行する。すなわち、音量制御部103は、スピーカ30、40から出力される音の音量を、規定値から下げるように制御する。これにより、報知時の煩わしさを軽減することができる。
(Step 5)
The
(Step6)
制御部100は、ウインカー信号SWiに基づいて、所定のウインカー操作がされたかどうかを判断する(Step6)。ウインカー操作がされた場合はStep4へ進み(Step6;Yes)、ウインカー操作がされない場合はStep7へ進む(Step6;No)。
(Step 6)
The
(Step7)
制御部100は、スイッチ55から入力されるスイッチ信号SSWに基づいて、所定のスイッチ操作がされたかどうかを判断する(Step7)。スイッチ操作がされた場合はStep8へ進み(Step7;Yes)、スイッチ操作がされない場合はStep9へ進む(Step7;No)。
(Step 7)
(Step8)
制御部100は、警報音の音量をゼロに設定する(Step8)。すなわち、2回目以降の警報音による報知であって、所定のウインカー操作がされず、かつ、所定のスイッチがされない場合は、音量をゼロに設定する。2回目以降の報知において、警報音の音量をゼロとすることができ、警報音による煩わしさを軽減することができる。
(Step 8)
The
(Step9)
制御部100は、警報音により報知を行なう(Step9)。制御部100は、Step4、Step5、Step8で設定された音量により、スピーカ制御部101により、右スピーカ30及び左スピーカ40を駆動して、立体音像が維持されるように制御する。制御部100は、報知領域503内における後方車両500を定位制御された立体音像として呈示するので、運転者20は、後方車両500の位置を把握することができる。
(Step 9)
The
制御部100は、Step9において、Step4で設定された音量の規定値に基づいて報知を行なう。音量の規定値は、運転者20に後方車両の存在を報知するのに適切な音量とされており、これにより、運転者20の耳元で後方車両を立体音像で呈示でき、追い越し車両等の危険を報知することができる。
In
また、制御部100は、所定のウインカー操作がされた場合も、Step9において、Step4で設定された音量の規定値に基づいて報知を行なう。2回目以降の報知であっても、所定のウインカー操作がされた場合は、抑制制御の実行を解除することにより元の音量に戻して報知する。これにより、適切な音量により、追い越し車両等の危険を報知することができる。
Moreover, also when predetermined | prescribed turn signal operation is performed, the
また、制御部100は、Step9において、Step5において音量を下げた設定に基づいて報知を行なう。Step7において所定のスイッチ操作がされない場合は、音量をゼロにすることなく、音量を下げた設定に基づいて報知を行なう。これにより、2回目以降の報知において、警報音の音量を下げることができ、警報音による煩わしさを軽減することができる。
Moreover, the
また、制御部100は、Step9において、Step8において音量をゼロにした設定に基づいて報知を行なう。これにより、2回目以降の警報音による報知において、所定のウインカー操作がされず、かつ、所定のスイッチがされない場合は、音量をゼロにして報知することができ、警報音による煩わしさを軽減することができる。
Moreover, the
(Step10)
制御部100は、内部に備えるクロック、カウンタにより、一定時間をカウントし、一定時間が経過したかどうかを判断する(Step10)。一定時間が経過した場合はStep11へ進み(Step10;Yes)、一定時間が経過しない場合はStep9へ戻って報知を継続する(Step10;No)。これにより、少なくとも一定時間が経過するまでの間、警報音による報知をすることができ、安全性を確保することができる。
(Step 10)
The
(Step11)
制御部100は、報知を終了する(Step11)。制御部100は、一定時間の報知が終了すると、内部カウンタをn=n+1として、Step2へ戻る。これにより、2回目以降の動作を続行することができる。
(Step 11)
The
本発明の実施の形態は、上記示した2つのスピーカに限られず、3以上のスピーカが座席10の中心線11を挟んで配置される場合にも適用可能である。すなわち、各スピーカから出力される音のスピーカから乗員の耳までの距離と位相差とを考慮し、右耳、左耳それぞれにおいて、合成音が最大、最小になるように位相差を設定することにより、右チャンネルの音と左チャンネルの音のクロストークが低減あるいは相殺される。これにより、3以上のスピーカの場合においても、耳元に音を定位させることができ、3つ以上のスピーカから出力される音による立体音像が維持されるように制御することができる。
The embodiment of the present invention is not limited to the two speakers described above, and can also be applied to a case where three or more speakers are arranged with the
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係る音響装置1は、車両5に搭載される音響装置1であって、車両5に搭載される音響装置1であって、座席10に着座した乗員である運転者20の正面よりも前側において座席10の中心線11を挟むように配置された2つのスピーカ30、40と、2つのスピーカ30、40から出力される音による立体音像が維持されるように各スピーカから出力される音の特性を制御するスピーカ制御部101と、車両5の所定範囲内に位置する後方車両を検知すると、その前記後方車両の存在を運転者20に立体音像で呈示するように、少なくとも2つのスピーカ30、40から出力される音の音量を制御する音量制御部103と、を有し、音量制御部103は、規定された条件である規定条件を満たすと、2つのスピーカ30、40からの音の出力を抑制する抑制制御を実行するように構成されている。後方車両検知部102を備えるので、後方車両の存在、追い越しされずに斜め後方を並走された場合等の後方車両検知を行なうことができ、後方車両の位置を立体音像により呈示して、警報音により報知することができる。これにより、車両走行の安全を確保することができる。
(2)また、音響装置1は、音量制御部103を備えている。これにより、2回目以降の報知において、所定のウインカー操作がされない場合は、スピーカ30、40から出力される音の音量を下げて、報知することができる。これにより、2回目以降の報知において、警報音の音量を下げることができ、警報音による煩わしさを軽減することができる。
(3)また、音響装置1は、報知時の音量をゼロにするために操作するスイッチ55を備えている。これにより、2回目以降の報知において、スピーカ30、40から出力される音の音量をゼロにすることができ、警報音が鳴り続ける煩わしさを軽減することができる。
(Effect of embodiment)
The embodiment of the present invention has the following effects.
(1) The
(2) In addition, the
(3) In addition, the
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。 As mentioned above, although some embodiment of this invention was described, these embodiment is only an example and does not limit the invention which concerns on a claim. Moreover, these novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, changes, and the like can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、2回目以降の報知において、規定条件を満たす場合に、報知制御そのものの実行を回避(禁止)することも可能である。 For example, in the second and subsequent notifications, it is possible to avoid (prohibit) the execution of the notification control itself when a specified condition is satisfied.
また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 In addition, not all the combinations of features described in these embodiments are essential to the means for solving the problems of the invention. Furthermore, these embodiments are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1…音響装置、5…車両、7…インストルメントパネル、8…ステアリング、10…座席、11…中心線、20…運転者、21…右耳、22…左耳、30…右スピーカ、31…出力軸、40…左スピーカ、41…出力軸、55…スイッチ、81…第1の通行帯、82…第2の通行帯、83…第3の通行帯、85a、85b…白線、100制御部、101…スピーカ制御部、102…後方車両検知部、103…報知制御部、110…駆動部、115…位相調整回路、120…駆動部、125…位相調整回路、500…車両、503…報知領域、510…左ミラー、512…左カメラ、513…撮像領域、520…右ミラー、522…右カメラ、523…撮像領域、L11、L12、L21、L22…距離、S1…右音声信号、S12…位相調整信号、S2…左音声信号、S21…位相調整信号、SD1、SD1d、SD2、SD2d…音、α…位相差
DESCRIPTION OF
Claims (4)
座席に着座した乗員の正面よりも前側において座席の中心線を挟むように配置された少なくとも2つのスピーカと、
前記少なくとも2つのスピーカから出力される音による立体音像が維持されるように各スピーカから出力される音の特性を制御するスピーカ制御部と、
前記車両の所定範囲内に位置する後方車両を検知すると、その前記後方車両の存在を前記乗員に立体音像で呈示するように、前記少なくとも2つのスピーカから出力される音を制御する音量制御部と、を有し、
前記音量制御部は、規定された条件である規定条件を満たすと、前記少なくとも2つのスピーカからの音の出力を抑制する抑制制御を実行する音響装置。 An acoustic device mounted on a vehicle,
At least two speakers arranged to sandwich the center line of the seat in front of the front of the passenger seated in the seat;
A speaker control unit that controls characteristics of sound output from each speaker so that a three-dimensional sound image by sound output from the at least two speakers is maintained;
A volume control unit that controls sound output from the at least two speakers so as to present the presence of the rear vehicle to the occupant as a three-dimensional sound image when detecting a rear vehicle located within a predetermined range of the vehicle; Have
The sound volume control unit is an acoustic device that executes suppression control that suppresses output of sound from the at least two speakers when a specified condition that is a specified condition is satisfied.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017179093A JP2019054493A (en) | 2017-09-19 | 2017-09-19 | Acoustic device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110718082A (en) * | 2019-09-29 | 2020-01-21 | 深圳市元征科技股份有限公司 | Sound-based vehicle alarm method and device |
JP2023147044A (en) * | 2022-03-29 | 2023-10-12 | 本田技研工業株式会社 | Safety support device |
-
2017
- 2017-09-19 JP JP2017179093A patent/JP2019054493A/en active Pending
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