JP2019054342A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファクシミリデータの受信の要否を選択する際の利便性を向上させることができるファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ装置100は、制御部10と、通信部30とを備える。制御部10は、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に、発信者番号Cの通知の有無と、予め記憶されている許可番号P又は拒否番号Rとに基づいて、ファクシミリデータDの受信処理として自動受信処理と非自動受信処理とのうちの一方を選択する。通信部30は、制御部10が自動受信処理を選択した場合に、ファクシミリ通信を開始し、ファクシミリデータDを受信する。許可番号Pは、自動受信処理を実行することを許可する番号を示す。拒否番号Rは、自動受信処理を実行することを拒否する番号を示す。
【選択図】図1
【解決手段】ファクシミリ装置100は、制御部10と、通信部30とを備える。制御部10は、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に、発信者番号Cの通知の有無と、予め記憶されている許可番号P又は拒否番号Rとに基づいて、ファクシミリデータDの受信処理として自動受信処理と非自動受信処理とのうちの一方を選択する。通信部30は、制御部10が自動受信処理を選択した場合に、ファクシミリ通信を開始し、ファクシミリデータDを受信する。許可番号Pは、自動受信処理を実行することを許可する番号を示す。拒否番号Rは、自動受信処理を実行することを拒否する番号を示す。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファクシミリ装置に関する。
ファクシミリ通信によるデータの受信を予め登録された電話番号に応じて許可又は拒否するファクシミリ装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のファクシミリ装置は、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルの番号として、外部ファクシミリ装置の電話番号を予め登録する。特許文献1に記載のファクシミリ装置は、ファクシミリ通信開始時に発信元情報(TSI:Transmitting Subscriber Identification)に含まれて送信される発呼機電話番号と、予め登録された電話番号(許可番号)とを比較する。特許文献1に記載のファクシミリ装置は、発呼機電話番号と予め登録された電話番号とが一致する場合にはデータを自動受信し、一致しない場合にはデータを受信せずにファクシミリ通信を終了する。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、発呼機電話番号と許可番号とが一致しない場合、ユーザーがデータの受信の要否について更なる精査を行うことができない。従って、特許文献1に記載のファクシミリ装置では、ファクシミリデータの受信の要否を選択する際の利便性が低かった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ファクシミリデータの受信の要否を選択する際の利便性を向上させることができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るファクシミリ装置は、制御部と、通信部とを備える。前記制御部は、外部ファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を開始する前に、ファクシミリデータの受信処理として自動受信処理と非自動受信処理とのうちの一方を選択する。前記通信部は、前記制御部が前記自動受信処理を選択した場合に、前記ファクシミリ通信を開始し、前記ファクシミリデータを受信する。前記制御部は、発信者番号の通知の有無と、予め記憶されている許可番号又は拒否番号とに基づいて、前記一方を選択する。前記許可番号は、前記自動受信処理を実行することを許可する番号を示す。前記拒否番号は、前記自動受信処理を実行することを拒否する番号を示す。
本発明のファクシミリ装置によれば、ファクシミリデータの受信の要否を選択する際の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るファクシミリ装置100の構成を説明する。図1は、ファクシミリ装置100の構成図である。ファクシミリ装置100は、例えば、ファクシミリ機能を有する複合機のような画像形成装置、又はファクシミリ機能を有する電話機である。以下では、一例として、ファクシミリ装置100が画像形成装置(デスク上に載置可能な小型の複合機)である場合について説明する。ファクシミリ装置100は、公衆回線網Nを介して外部ファクシミリ装置Eと互いに通信可能に接続されている。
ファクシミリ装置100は、通信部30、記憶部50、制御部10、入力部20、表示部60、音声通話部40、読取部70、画像形成ユニット80、給送部90、搬送部91、及び排出部92を備える。なお、音声通話部40、読取部70、画像形成ユニット80、給送部90、搬送部91、及び排出部92については図2を参照して、入力部20及び表示部60については図2及び図3を参照して、それぞれ後述する。
通信部30は、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に、発信者番号Cを受信する。ファクシミリ通信は、電話回線の接続後に外部ファクシミリ装置Eとファクシミリ装置100との間で行われる。発信者番号Cは、ファクシミリ送信者によって使用される外部ファクシミリ装置Eを示す識別情報である。具体的には、発信者番号Cは、電話局の電話交換機から発せられる外部ファクシミリ装置Eの電話番号である。発信者番号Cは、外部ファクシミリ装置Eからの着呼の際に、発信者番号通知サービス(電話会社によるサービス)によってファクシミリ装置100に通知される。以下、電話局の電話交換機から発信者番号Cが発信されることを「番号通知発信」と記載することがある。番号通知発信は、登録番号通知発信と未登録番号通知発信とを含む。登録番号通知発信では、許可番号Pとして、又は拒否番号Rとして予め記憶されている(登録されている)発信者番号Cが発信される。未登録番号通知発信では、許可番号Pとして、又は拒否番号Rとして予め記憶されていない電話番号(未登録番号)が発信される。許可番号Pと拒否番号Rとについては、後述する。
一方、通信部30は、発信者番号Cを受信しないことがある。例えば、発信者番号Cを通知しないように外部ファクシミリ装置Eが設定されている場合(以下、「番号非通知の場合」と記載することがある。)に、通信部30は、発信者番号Cを受信しない。また、例えば外部ファクシミリ装置Eが設置されている地域、又は外部ファクシミリ装置Eの公共性に起因して、電話交換機が発信者番号Cを通知できない場合(以下、「番号通知不可の場合」と記載することがある。)がある。
通信部30は、ファクシミリデータDを受信する。ファクシミリデータDは、外部ファクシミリ装置Eからファクシミリ通信によってファクシミリ装置100に送信される。ファクシミリデータDは、外部ファクシミリ装置Eからの送信条件(例えば、TSI、利用する機能、及び画像データの伝送速度)を示す情報と、画像データとを含む。
通信部30は、NCU(Network Control Unit)31と、モデム32と、符号化/復号化部33とを有する。
NCU31は、外部ファクシミリ装置Eとの接続を制御する。NCU31は、公衆回線網Nを介した外部ファクシミリ装置Eからの着呼を検出し、着呼を示す信号を制御部10へ送信する。
モデム32は、アナログ信号からデジタル信号への復調、及びデジタル信号からアナログ信号への変調を実行する。モデム32は、外部ファクシミリ装置Eから受信したアナログ信号をデジタル信号に復調する。
符号化/復号化部33は、デジタル信号の符号化、及びデジタル信号の復号化を実行する。符号化/復号化部33は、モデム32が復調したデジタル信号を復号化する。
記憶部50は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。記憶部50は、HDDに代えてSSD(Solid State Drive)を含んでいてもよい。記憶部50は、外部メモリーを更に含んでいてもよい。外部メモリーは、リムーバブルメディアである。記憶部50は、外部メモリーとして、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリー、及びSD(Secure Digital)カードを含み得る。
記憶部50は、各種のデータと、ファクシミリ装置100の各部の動作を制御するための制御プログラムとを記憶する。制御プログラムは、制御部10によって実行される。記憶部50には、各種のデータとして、許可番号Pと拒否番号Rとが予め記憶されている。許可番号Pは、自動受信処理を実行することを許可する発信者番号Cを示す。拒否番号Rは、自動受信処理を実行することを拒否する発信者番号Cを示す。自動受信処理は、ユーザーによる通信開始指示を介することなくファクシミリ通信を開始し、ファクシミリデータDを受信する(自動受信する)処理を示す。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサー、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるハードウェア回路である。制御部10は、記憶部50に記憶された制御プログラムをプロセッサーが読み出して実行することによって、ファクシミリ装置100の各部の動作を制御する。
制御部10は、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に、発信者番号Cの通知の有無と、記憶部50に記憶されている許可番号P又は拒否番号Rとに基づいて、ファクシミリデータDの受信処理として自動受信処理と非自動受信処理とのうちの一方を選択する。非自動受信処理は、自動受信処理と異なる受信処理を示す。非自動受信処理は、手動受信処理と強制終了処理とを含む。手動受信処理は、ユーザーによる通信開始指示に従いファクシミリデータDを受信する処理と、ユーザーによる通信切断指示に従いファクシミリデータDを受信しない処理とを含む。ユーザーによる通信開始指示に従いファクシミリデータDを受信する処理は、発信者番号Cの登録処理、又は拒否番号Rの削除処理を含む。登録処理は、発信者番号Cを許可番号Pとして記憶部50に記憶する処理を示す。削除処理は、発信者番号Cと一致する拒否番号Rを記憶部50から削除する処理を示す。強制終了処理は、ファクシミリデータDの受信を完了することなく通信プロトコルの所定の段階で通信を強制終了する処理である。なお、自動受信処理と非自動受信処理との詳細については、図4〜図9を参照して後述する。
以上、図1を参照して説明したように、本実施形態によれば、制御部10は、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に、発信者番号Cの通知の有無と、予め記憶されている許可番号P又は拒否番号Rとに基づいて、自動受信処理と非自動受信処理とのうちの一方を選択する。制御部10が自動受信処理を選択した場合には、通信部30は、ファクシミリ通信を開始し、ファクシミリデータDを受信する。一方、制御部10が非自動受信処理を選択した場合には、ファクシミリ装置100は、非自動受信処理として、例えば、手動受信処理又は強制終了処理を実行する。従って、ファクシミリ装置100は、番号通知発信の場合、番号非通知の場合、又は番号通知不可の場合に応じて、ユーザーの意向を反映した受信対応に柔軟に対処できる。その結果、ファクシミリデータDの受信の要否を選択する際の利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、発信者番号Cは、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に通信部30に通知される。つまり、発信者番号Cは、電話交換機から発せられる電話番号であるため、外部ファクシミリ装置Eの使用者によって任意に登録された電話番号(例えば、TSIによって通知される電話番号)とは異なる。従って、発信者番号Cは、他者になりすますように改竄又は偽造され得る電話番号と異なり、外部ファクシミリ装置Eの正規な電話番号(電話回線の番号)である可能性が高い。その結果、ファクシミリ通信の開始前である早期の段階で、ファクシミリ送信者を誤認することを抑制できる。
引き続き図1を参照しつつ、図2を併せて参照して、ファクシミリ装置100の全体構成の詳細を説明する。図2は、ファクシミリ装置100を示す図である。
読取部70は、原稿Gに形成された画像(例えば、ファクシミリ送信の対象となる画像)を読み取る。給送部90は、複数のシートSを収容し、搬送部91へシートSを給送する。シートSは、例えば、紙製又は合成樹脂製のA4サイズのシートである。搬送部91は、複数の搬送ローラー対を含み、画像形成ユニット80にシートSを搬送する。画像形成ユニット80は、電子写真方式によってシートSに画像(例えば、外部ファクシミリ装置Eから受信した画像データに対応する画像)を形成し、画像を加熱及び加圧してシートSに画像を定着させる。具体的には、画像形成ユニット80は、感光体ドラムと、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、転写装置と、クリーニング装置と、除電装置と、定着装置とを含む。搬送部91は、画像の定着されたシートSを排出部92に搬送する。排出部92はファクシミリ装置100の外部にシートSを排出する。
音声通話部40は、制御部10が非自動受信処理を選択した場合に、非自動受信処理が選択されたことを通知する。音声通話部40は、「通知部」の一例に相当する。具体的には、音声通話部40は、電話機であり、例えば、オプションで接続可能なハンドセットである。音声通話部40は、電話機本体41と受話器42と報知用スピーカー(図示せず)とを含む。電話機本体41は、受話器42を載置する台であり、フックボタン及びダイヤルボタンのような種々のハードウェアボタンを有する。受話器42は、伸縮自在なコードを介して電話機本体41と接続されており、受話口(受話用スピーカー)と送話口(マイク)とを有する。ユーザーは、受話器42を介して外部ファクシミリ装置Eから送信される音声(例えば、ファクシミリ送信者の声、及びCNG信号音)を聞くことができる。また、ファクシミリ送信者と通話することができる。報知用スピーカーは、ファクシミリ装置100の周辺に向けて着信音を発する。
音声通話部40は、外部ファクシミリ装置Eとの間でファクシミリ通信を開始する前に着信音を発する。詳細には、制御部10は、通信部30が外部ファクシミリ装置Eから着呼を示す信号を受信すると、自動受信処理を選択しない限り、報知用スピーカーから着信音(例えば、ベル音、又は電子音)を発するように音声通話部40を制御する。一方、制御部10は、自動受信処理を選択した場合に、着信音を発しないように音声通話部40を制御する。あるいは、制御部10は、自動受信処理を選択した場合に、着信音を発する前にファクシミリデータDを受信するよう通信部30を制御して、着信音を発しないようにしてもよい。従って、ファクシミリ装置100は、自動受信処理が選択された場合に、ユーザーを聴覚的に呼び出さないよう配慮しつつ、自動受信処理を実行することができる。その結果、静寂さが要求される環境(例えば、図書館又は会議室)において、ファクシミリデータDを自動受信する際の静寂さを維持することができる。
引き続き図1と図2とを参照しつつ、図3(a)及び(b)を併せて参照して、ファクシミリ装置100の入力部20と表示部60との詳細を説明する。図3(a)及び(b)は、ファクシミリ装置100の操作パネルを示す図である。
図3(a)に示すように、入力部20は、例えば、タッチパネル機能と種々のハードウェアボタンとを有する操作パネルである。入力部20には、通信開始指示又は通信切断指示が入力される。入力部20は、手動受信ボタン21と通信切断ボタン22と報知用スピーカー(図示せず)とを含む。通信開始指示は、ファクシミリ通信を開始し、ファクシミリデータDを受信するための指示である。通信開始指示は、例えば、手動受信ボタン21を用いて入力される。通信切断指示は、ファクシミリ通信を開始する前に通信を切断する(電話回線の接続を終了する)ための指示である。通信切断指示は、例えば、通信切断ボタン22を用いて入力される。入力部20の報知用スピーカーは、音声通話部40の報知用スピーカーと同様に、ファクシミリ装置100の周辺に向けて着信音を発する。
表示部60は、ソフトウェアボタンを表示可能なタッチパネル機能を有するディスプレーであり、操作パネルに配置される。このような表示部60は、入力部20を兼ね得る。ソフトウェアボタンは、例えば、手動受信ボタン21及び通信切断ボタン22として機能する。なお、手動受信ボタン21と通信切断ボタン22とは、操作パネルに配置されるハードウェアボタン群23に含まれてもよい。
番号通知発信の場合、表示部60は、発信者番号Cを表示する。詳細には、発信者番号Cが通信部30に通知されると、記憶部50は、発信者番号Cを記憶する。表示部60は、記憶部50に記憶された発信者番号Cを表示する。
入力部20は、制御部10が非自動受信処理を選択した場合に、非自動受信処理が選択されたことを通知する。詳細には、通信部30が外部ファクシミリ装置Eから着呼を示す信号を受信すると、入力部20は、制御部10によって自動受信処理が選択されない限り、入力部20の報知用スピーカーから着信音を発する。入力部20は、「通知部」の機能を兼ねており、音声通話部40と同様に「通知部」の一例に相当する。ユーザーは、表示部60に表示された発信者番号Cを目視し、手動受信ボタン21をタッチするか通信切断ボタン22をタッチするかを判断する。一方、制御部10は、自動受信処理を選択した場合に、着信音を発しないように入力部20を制御する。なお、音声通話部40は、ファクシミリ装置100が入力部20を備える実施形態において、省略されてもよい。
入力部20は、更に表示ランプ24を含んでいてもよい。制御部10が非自動受信処理を選択した場合に、入力部20は、報知用スピーカーから着信音を発することに代えて、表示ランプ24を点滅又は点灯させる。表示ランプ24を用いることにより、入力部20は、非自動受信処理が選択されたことをユーザーの聴覚に頼ることなく視覚的に通知できる。従って、静寂さが要求される環境において、静寂さを維持しつつユーザーを呼び出すことができる。
図3(b)に示すように、発信者番号Cの通知が無い場合、表示部60は、発信者番号Cに代えて所定の記号を表示する。具体的には、番号非通知の場合、表示部60は、番号非通知である旨を示す非通知記号CA(例えば、「非通知」の文字)を表示する。また、番号通知不可の場合、表示部60は、番号通知不可を示す通知不可記号(図示せず)を表示する。例えば、公衆電話機を利用してファクシミリ通信を行う場合に、発信者番号Cは通知されない。また、国際電話サービスを利用してファクシミリ通信を行う場合に、発信者番号Cは通知されない。通知不可記号は、外部ファクシミリ装置Eが公衆電話機である場合には、例えば「公衆電話」の文字であり、外部ファクシミリ装置Eが国際電話サービスを利用してファクシミリ通信を行う場合には、例えば「表示圏外」、又は「通知不可能」の文字である。
未登録番号通知発信、番号非通知、又は番号通知不可の場合、ユーザーによる通信開始指示は、音声通話部40を介した通話後に入力部20に入力されてもよい。具体的には、非自動受信処理が選択されたことの通知(着信音)に応じて、ユーザーは、表示部60に表示された発信者番号C、非通知記号CA、又は通知不可記号を目視し、受話器42を電話機本体41から取り上げる。ユーザーは、ファクシミリ送信者の音声の内容(例えば、ファクシミリ送信者の氏名、ファクシミリ送信者の用件)に応じて手動受信ボタン21をタッチするか通信切断ボタン22をタッチするかを判断する。従って、ファクシミリデータDを受信するか否かを更に精査できる。
以上、図2及び図3を参照して説明したように、本実施形態によれば、表示部60は、発信者番号Cを表示する。通知部(入力部20又は音声通話部40)は、制御部10が非自動受信処理を選択した場合に、非自動受信処理が選択されたことを通知する。ユーザーは、発信者番号Cを目視し、手動受信ボタン21をタッチするか通信切断ボタン22をタッチするかを判断できる。従って、ファクシミリデータDの受信の是非を利便性良く判断できる。
さらに、本実施形態によれば、制御部10は、発信者番号Cの通知が無いと判定すると、ファクシミリデータDの非自動受信処理を選択する。ファクシミリ装置100は、非自動受信処理として、例えば、手動受信処理を実行する。従って、番号非通知又は番号通知不可の場合に、ファクシミリ送信者に応じて、ファクシミリデータDの受信の是非を精査できる。
続いて、図1〜図5を参照して、ファクシミリ装置100が実行する自動受信処理と非自動受信処理との一例について説明する。図4は、ファクシミリデータDの自動受信処理と非自動受信処理とを示すフローチャートである。ステップS101〜ステップS113が実行されることによって、制御部10は、自動受信処理と非自動受信処理とを切り替えてファクシミリデータDの受信処理を実行する。ステップS103の処理に続いてステップS105の処理を実行することは、「自動受信処理」に相当する。一方、ステップS101又はステップS103の処理に続いてステップS107以降の処理を実行することは、「非自動受信処理」に相当する。具体的には、以下の通りである。
ステップS101において、制御部10は、通信部30が発信者番号Cを受信したか否か(番号通知発信か否か)を外部ファクシミリ装置Eからの着呼の際に判定する。通信部30が発信者番号Cを受信した場合(ステップS101でYes)に、表示部60は、発信者番号Cを表示し、処理はステップS103に進む。一方、通信部30が発信者番号Cを受信しなかった場合(ステップS101でNo)に、表示部60は、非通知記号CA又は通知不可記号を表示し、処理はステップS107に進む。
ステップS101でYesの場合に、ステップS103において、制御部10は、受信した発信者番号Cと、記憶部50に予め記憶されている許可番号Pとが一致するか否かを判定する。発信者番号Cと許可番号Pとが一致する場合(ステップS103でYes)に、処理はステップS105に進む。一方、発信者番号Cと許可番号Pとが一致しない場合(ステップS103でNo)に、処理はステップS107に進む。
ステップS103でYesの場合に、ステップS105において、制御部10は、ファクシミリ受信を実行する。具体的には、制御部10は、通信部30がファクシミリ通信を開始し、ファクシミリデータDを受信するように通信部30を制御する。そして、処理は終了する。
ステップS101でNoの場合、又はステップS103でNoの場合に、ステップS107において、通知部は、非自動受信処理が選択されたことを通知する。処理は、ステップS109に進む。
次に、ステップS109において、制御部10は、通信開始指示が入力部20に入力されたか否かを判定する。通信開始指示が入力部20に入力された場合(ステップS109でYes)に、処理はステップS111に進む。一方、通信開始指示が入力部20に入力されなかった場合(ステップS109でNo)に、処理はステップS113に進む。
ステップS109でYesの場合に、ステップS111において、制御部10は、発信者番号Cの登録処理を実行する。なお、登録処理の詳細については、図5を参照して後述する。処理はステップS105に進み、制御部10は、ファクシミリ受信を実行する。そして、処理は終了する。
ステップS109でNoの場合に、ステップS113において、通信部30は、外部ファクシミリ装置Eとの通信を切断する。具体的には、通信部30は、外部ファクシミリ装置Eとの電話回線の接続を終了する。そして、処理は終了する。
ここで、図5を参照して、ステップS111で実行する登録処理の詳細について説明する。図5は、発信者番号Cの登録処理を示すフローチャートである。ステップS1111〜ステップS1115が実行されることによって、制御部10は、登録処理を実行する。
ステップS1111において、制御部10は、外部ファクシミリ装置Eからの着呼の際(ステップS101)に通信部30が発信者番号Cを受信していたか否かを判定する。通信部30が発信者番号Cを受信していた場合(ステップS1111でYes)に、処理はステップS1113に進む。一方、通信部30が発信者番号Cを受信していなかった場合(ステップS1111でNo)に、登録処理は終了する。
ステップS1111でYesの場合に、ステップS1113において、制御部10は、受信した発信者番号Cと、記憶部50に予め記憶されている拒否番号Rとが一致するか否かを判定する。発信者番号Cと拒否番号Rとが一致する場合(ステップS1113でYes)に、登録処理は終了する。一方、発信者番号Cと拒否番号Rとが一致しない場合(ステップS1113でNo)に、処理はステップS1115に進む。
ステップS1113でNoの場合に、ステップS1115において、制御部10は、発信者番号Cを登録する。具体的には、制御部10は、発信者番号Cを許可番号Pとして記憶部50に記憶する。そして、登録処理は終了する。
以上、図1〜図5を参照して説明したように、本実施形態によれば、記憶部50には、許可番号Pが記憶されている。制御部10は、非自動受信処理を選択した場合に、通信開始指示が入力部20に入力されると、発信者番号Cを許可番号Pとして記憶部50に記憶する登録処理(「第1登録処理」に相当)を実行する。制御部10は、登録処理の実行とともに、通信部30がファクシミリ通信を開始しファクシミリデータDを受信するように通信部30を制御する。従って、非自動受信処理であっても受信の要否を選択できるとともに、必要な発信者番号Cを容易に登録できる。
さらに、本実施形態によれば、記憶部50には、拒否番号Rが更に記憶されている。制御部10は、非自動受信処理を選択した場合に、通信開始指示が入力部20に入力されると、拒否番号Rと一致しない発信者番号Cの登録処理(「第2登録処理」に相当)を実行する。制御部10は、登録処理の実行とともに、通信部30がファクシミリ通信を開始しファクシミリデータDを受信するように通信部30を制御する。従って、不要な発信者番号Cを誤登録することを抑制できる。
続いて、図1〜図3、図6、及び図7を参照して、ファクシミリ装置100が実行する自動受信処理と非自動受信処理との更なる一例について説明する。図6は、ファクシミリデータDの自動受信処理と非自動受信処理とを示すフローチャートである。図6及び図7を参照して説明する処理は、図6に示すステップS203で制御部10が発信者番号Cと拒否番号Rとの一致を判定する点と、ステップS211で制御部10が拒否番号Rの削除処理(図7に示すステップS2111及びステップS2113)を実行する点とにおいて、図4を参照して説明した処理と異なる。図6及び図7を参照して説明する処理は、図4に示すステップS103の処理(制御部10が発信者番号Cと許可番号Pとの一致を判定する処理)、及びステップS111の処理(制御部10が発信者番号Cを登録する処理(図5に示すステップS1111〜ステップS1115))に代えて、ステップS203及びステップS211を実行する。
ステップS201〜ステップS213が実行されることによって、制御部10は、自動受信処理と非自動受信処理とを切り替えてファクシミリデータDの受信処理を実行する。ステップS203の処理に続いてステップS205の処理を実行することは、「自動受信処理」に相当する。一方、ステップS201又はステップS203の処理に続いてステップS207以降の処理を実行することは、「非自動受信処理」に相当する。なお、図1〜図5を参照して説明した自動受信処理及び非自動受信処理と同様の処理については、説明が冗長となることを避けるため、説明を省略する。具体的には、以下の通りである。
ステップS201は、図4を参照して説明したステップS101に対応しており、同様の処理を実行する。通信部30が発信者番号Cを受信した場合(ステップS201でYes)に、表示部60は、発信者番号Cを表示し、処理はステップS203に進む。一方、通信部30が発信者番号Cを受信しなかった場合(ステップS201でNo)に、表示部60は、非通知記号CA又は通知不可記号を表示し、処理はステップS207に進む。
ステップS201でYesの場合に、ステップS203において、制御部10は、受信した発信者番号Cと、記憶部50に予め記憶されている拒否番号Rとが一致するか否かを判定する。発信者番号Cと拒否番号Rとが一致しない場合(ステップS203でNo)に、処理はステップS205に進む。一方、発信者番号Cと拒否番号Rとが一致する場合(ステップS203でYes)に、処理はステップS207に進む。
ステップS205は、図4を参照して説明したステップS105に対応しており、ステップS203でNoの場合に同様の処理を実行する。そして、処理は終了する。
ステップS207及びステップS209の各々は、図4を参照して説明したステップS107及びステップS109の各々に対応しており、ステップS201でNoの場合、又はステップS203でYesの場合に、同様の処理を実行する。通信開始指示が入力部20に入力された場合(ステップS209でYes)に、処理はステップS211に進む。一方、通信開始指示が入力部20に入力されなかった場合(ステップS209でNo)に、処理はステップS213に進む。
ステップS209でYesの場合に、ステップS211において、制御部10は、拒否番号Rの削除処理を実行する。なお、削除処理の詳細については、図7を参照して後述する。処理はステップS205に進み、図4を参照して説明したステップS105と同様の処理を実行する。そして、処理は終了する。
ステップS213は、図4を参照して説明したステップS113に対応しており、ステップS209でNoの場合に同様の処理を実行する。そして、処理は終了する。
ここで、図7を参照して、ステップS211で実行する削除処理の詳細について説明する。図7は、拒否番号Rの削除処理を示すフローチャートである。ステップS2111及びステップS2113が実行されることによって、制御部10は、削除処理を実行する。
ステップS2111は、図5を参照して説明したステップS1111に対応しており、同様の処理を実行する。通信部30が発信者番号Cを受信していた場合(ステップS2111でYes)に、処理はステップS2113に進む。一方、通信部30が発信者番号Cを受信していなかった場合(ステップS2111でNo)に、削除処理は終了する。
ステップS2111でYesの場合に、ステップS2113において、制御部10は、拒否番号Rを削除する。具体的には、制御部10は、発信者番号Cと一致する拒否番号Rを記憶部50から削除する。そして、削除処理は終了する。
以上、図1〜図3、図6、及び図7を参照して説明したように、本実施形態によれば、記憶部50には、拒否番号Rが記憶されている。制御部10は、非自動受信処理を選択した場合に、通信開始指示が入力部20に入力されると、発信者番号Cと一致する拒否番号Rを記憶部50から削除する削除処理を実行する。制御部10は、削除処理の実行とともに、通信部30がファクシミリ通信を開始しファクシミリデータDを受信するように通信部30を制御する。従って、既登録の拒否番号Rを容易に再評価できる。
続いて、図1〜図5、及び図8を参照して、ファクシミリ装置100が実行する自動受信処理と非自動受信処理との更なる一例について説明する。図8は、ファクシミリデータDの自動受信処理と非自動受信処理とを示すフローチャートである。図8を参照して説明する処理では、ステップS303で発信者番号Cと許可番号Pとが一致しないと判定された後に、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯か否かを判定する(ステップS306)。さらに、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯でない場合に、通信を強制終了し(ステップS315)、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯である場合に、非自動受信処理が選択されたことを通知部が通知する。一方、図4を参照して説明した処理では、ステップS103で発信者番号Cと許可番号Pとが一致しないと判定された場合、ステップS107で通知部が非自動受信処理が選択されたことを通知する。この点において、図8を参照して説明する処理は、図4を参照して説明した処理と異なる。規定の時間帯は、ユーザーの操作に応じてファクシミリ装置100に予め設定された時間帯である。規定の時間帯は、例えば、昼間の時間帯、又はユーザーが在室する時間帯である。
ステップS301〜ステップS313が実行されることによって、制御部10は、自動受信処理と非自動受信処理とを切り替えてファクシミリデータDの受信処理を実行する。ステップS303の処理に続いてステップS305の処理を実行することは、「自動受信処理」に相当する。一方、ステップS301又はステップS303の処理に続いてステップS306以降の処理を実行することは、「非自動受信処理」に相当する。なお、図1〜図5を参照して説明した自動受信処理及び非自動受信処理と同様の処理については、説明が冗長となることを避けるため、説明を省略する。具体的には、以下の通りである。
ステップS301〜ステップS305の各々は、図4を参照して説明したステップS101〜ステップS105の各々に対応しており、同様の処理を実行する。ステップS301において通信部30が発信者番号Cを受信しなかった場合(ステップS301でNo)、又はステップS303において発信者番号Cと許可番号Pとが一致しない場合(ステップS303でNo)に、処理はステップS306に進む。
次に、ステップS306において、制御部10は、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯であるか否かを判定する。非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯である場合(ステップS306でYes)に、処理はステップS307に進む。一方、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯でない場合(ステップS306でNo)に、処理はステップS315に進む。
ステップS307〜ステップS313及びステップS305の各々は、図4を参照して説明したステップS107〜ステップS113及びステップS105の各々に対応しており、ステップS306でYesの場合に同様の処理を実行する。
ステップS306でNoの場合に、ステップS315において、制御部10は、通信の強制終了処理を実行する。具体的には、強制終了処理は、通信プロトコルの所定の段階で実行される処理である。強制終了処理は、例えば、通信部30が外部ファクシミリ装置EへDIS(Digital Identification Signal)信号、又はCSI(Called Subscriber Identification)信号を送信しない処理である。そして、処理は終了する。
続いて、図1〜図3、図6、図7、及び図9を参照して、ファクシミリ装置100が実行する自動受信処理と非自動受信処理との更なる一例について説明する。図9は、ファクシミリデータDの自動受信処理と非自動受信処理とを示すフローチャートである。図9を参照して説明する処理では、ステップS403で発信者番号Cと拒否番号Rとが一致すると判定された後に、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯か否かを判定する(ステップS406)。さらに、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯でない場合に、通信を強制終了し(ステップS415)、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯である場合に、非自動受信処理が選択されたことを通知部が通知する。一方、図6を参照して説明した処理では、ステップS203で発信者番号Cと拒否番号Rとが一致すると判定された場合、ステップS207で通知部が非自動受信処理が選択されたことを通知する。この点において、図9を参照して説明する処理は、図6を参照して説明した処理と異なる。
ステップS401〜ステップS413が実行されることによって、制御部10は、自動受信処理と非自動受信処理とを切り替えてファクシミリデータDの受信処理を実行する。ステップS403の処理に続いてステップS405の処理を実行することは、「自動受信処理」に相当する。一方、ステップS401又はステップS403の処理に続いてステップS406以降の処理を実行することは、「非自動受信処理」に相当する。なお、図1〜図3、図6、及び図7を参照して説明した自動受信処理及び非自動受信処理と同様の処理については、説明が冗長となることを避けるため、説明を省略する。具体的には、以下の通りである。
ステップS401〜ステップS405の各々は、図6を参照して説明したステップS201〜ステップS205の各々に対応しており、同様の処理を実行する。ステップS401において通信部30が発信者番号Cを受信しなかった場合(ステップS401でNo)、又はステップS403において発信者番号Cと拒否番号Rとが一致する場合(ステップS403でYes)に、処理はステップS406に進む。
次に、ステップS406は、図8を参照して説明したステップS306に対応しており、同様の処理を実行する。非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯である場合(ステップS406でYes)に、処理はステップS407に進む。一方、非自動受信処理を実行する時間帯が規定の時間帯でない場合(ステップS406でNo)に、処理はステップS415に進む。
ステップS407〜ステップS413及びステップS405の各々は、図6を参照して説明したステップS207〜ステップS213及びステップS205の各々に対応しており、ステップS406でYesの場合に同様の処理を実行する。
ステップS415は、図8を参照して説明したステップS315に対応しており、ステップS406でNoの場合に同様の処理を実行する。そして、処理は終了する。
以上、図1〜図9を参照して説明したように、本実施形態によれば、制御部10は、非自動受信処理を選択した場合に、非自動受信処理を実行する時間帯に基づいて、非自動受信処理が選択されたことを通知するように通知部を制御することを決定する。または、制御部10は、非自動受信処理を選択した場合に、非自動受信処理を実行する時間帯に基づいて、ファクシミリ通信を開始した上でファクシミリデータDを受信せずにファクシミリ通信を強制終了するように通信部30を制御することを決定する。従って、ファクシミリ装置100は、例えば、ファクシミリデータDを夜間に受信して出力することを禁止したり、不在の時間帯にユーザーを呼び出すことを禁止することができる。その結果、非自動受信の利便性を簡易な構成で向上させることができる。
以上、図面(図1〜図9)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1))。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図3を参照して説明した電話機(音声通話部40)は、受話器42を含んでいたが、本発明はこれに限られない。電話機は、外部ファクシミリ装置Eからの着呼の際に、ユーザーが外部ファクシミリ装置Eからの音声を聴取可能な構成でありさえすればよい。音声通話部40は、例えば、入力部20の報知用スピーカー(図示せず)と、ハードウェアボタン群23に含まれる1つのオンフックボタンとの組合せであってもよい。受話器42を取り上げる操作は、オンフックボタンを押下する操作によって代替可能である。オンフックボタンが押下されると、外部ファクシミリ装置Eからの音声が報知用スピーカーから聞こえる。従って、未登録番号通知発信、番号非通知、又は番号通知不可の場合に、受話器42の上げ下ろしを要することなく外部ファクシミリ装置Eからの音声を確認できる。
本発明は、ファクシミリ装置の分野に利用可能である。
10 制御部
20 入力部
30 通信部
50 記憶部
60 表示部
100 ファクシミリ装置
C 発信者番号
D ファクシミリデータ
E 外部ファクシミリ装置
P 許可番号
R 拒否番号
20 入力部
30 通信部
50 記憶部
60 表示部
100 ファクシミリ装置
C 発信者番号
D ファクシミリデータ
E 外部ファクシミリ装置
P 許可番号
R 拒否番号
Claims (8)
- 外部ファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を開始する前に、ファクシミリデータの受信処理として自動受信処理と非自動受信処理とのうちの一方を選択する制御部と、
前記制御部が前記自動受信処理を選択した場合に、前記ファクシミリ通信を開始し、前記ファクシミリデータを受信する通信部と
を備え、
前記制御部は、発信者番号の通知の有無と、予め記憶されている許可番号又は拒否番号とに基づいて前記一方を選択し、
前記許可番号は、前記自動受信処理を実行することを許可する番号を示し、
前記拒否番号は、前記自動受信処理を実行することを拒否する番号を示す、ファクシミリ装置。 - 前記発信者番号を表示する表示部と、
前記制御部が前記非自動受信処理を選択した場合に、前記非自動受信処理が選択されたことを通知する通知部と
を更に備える、請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 前記通知部は、前記外部ファクシミリ装置との間で前記ファクシミリ通信を開始する前に着信音を発する電話機であり、
前記制御部は、前記自動受信処理を選択した場合に、前記着信音を発しないように前記通知部を制御する、請求項2に記載のファクシミリ装置。 - 前記制御部は、前記非自動受信処理を選択した場合に、前記非自動受信処理を実行する時間帯に基づいて、前記通知部を制御するか、前記通信部を制御するかを決定し、
前記通知部を制御することは、前記制御部が、前記非自動受信処理が選択されたことを通知するように前記通知部を制御することを示し、
前記通信部を制御することは、前記制御部が、前記ファクシミリ通信を開始した上で前記ファクシミリデータを受信せずに前記ファクシミリ通信を強制終了するように前記通信部を制御することを示す、請求項2又は請求項3に記載のファクシミリ装置。 - 前記許可番号を記憶する記憶部と、
前記ファクシミリ通信を開始する通信開始指示が入力される入力部と
を更に備え、
前記制御部は、前記非自動受信処理を選択した場合に、前記通信開始指示が前記入力部に入力されると、第1登録処理を実行するとともに、前記通信部が前記ファクシミリ通信を開始し前記ファクシミリデータを受信するように前記通信部を制御し、
前記第1登録処理は、前記発信者番号を前記許可番号として前記記憶部に記憶する処理を示す、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。 - 前記記憶部は、前記拒否番号を更に記憶しており、
前記制御部は、前記非自動受信処理を選択した場合に、前記通信開始指示が前記入力部に入力されると、第2登録処理を実行するとともに、前記通信部が前記ファクシミリ通信を開始し前記ファクシミリデータを受信するように前記通信部を制御し、
前記第2登録処理は、前記拒否番号と一致しない前記発信者番号を前記許可番号として前記記憶部に記憶する処理を示す、請求項5に記載のファクシミリ装置。 - 前記拒否番号を記憶する記憶部と、
前記ファクシミリ通信を開始する通信開始指示が入力される入力部と
を更に備え、
前記制御部は、前記非自動受信処理を選択した場合に、前記通信開始指示が前記入力部に入力されると、削除処理を実行するとともに、前記通信部が前記ファクシミリ通信を開始し前記ファクシミリデータを受信するように前記通信部を制御し、
前記削除処理は、前記発信者番号と一致する前記拒否番号を前記記憶部から削除する処理を示す、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。 - 前記制御部は、前記発信者番号の前記通知が無いと判定すると、前記ファクシミリデータの前記非自動受信処理を選択する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017175873A JP2019054342A (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017175873A JP2019054342A (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | ファクシミリ装置 |
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Family Applications (1)
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JP2017175873A Pending JP2019054342A (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | ファクシミリ装置 |
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Country | Link |
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-
2017
- 2017-09-13 JP JP2017175873A patent/JP2019054342A/ja active Pending
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