JP2019050239A - 半導体パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性に優れ、耐衝撃性が高い半導体パッケージの提供。【解決手段】配線板と、前記配線板の一方主面上に配置された半導体素子と、前記半導体素子を覆い、前記配線板に接合されたケースとを備えた半導体パッケージであって、前記ケースは、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成るベーパーチャンバーである、半導体パッケージ。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体パッケージに関する。
CPU(中央処理装置)などの半導体素子は、一般的に、素子の保護のために金属ケースに収容され、半導体パッケージとして取り扱われている。また、半導体素子は、発熱性であるため、半導体パッケージには高い放熱性が求められる。
例えば、特許文献1には、半導体素子と金属ケース間を、金属部材などの良熱伝導性部材で熱的に接続した半導体パッケージが開示されている。また、半導体素子と金属ケース間の熱的接続を、サーマルグリースにより行った半導体パッケージも知られている。
特開2001−298131号公報
従来の半導体パッケージは、放熱性向上のために金属ケースを用いているが、単なる金属板では、次第に高まる放熱性向上の要求を満たすには十分であるとは言えない。また、金属板から形成される金属ケースは、一般的に剛性が高いので、半導体パッケージの取り付けの際などに金属ケースに衝撃が加わると、この衝撃が他の部分に直接的に伝わってしまう。その結果、半導体素子が破損したり、各部材間の接合が外れたりする問題を引き起こす可能性がある。
従って、本発明の目的は、放熱性に優れ、耐衝撃性が高い半導体パッケージを提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、上記金属ケースの代わりに、平板状のベーパーチャンバーを用いることにより、放熱性を高め、さらに、耐衝撃性も高めることができることを見出し、本発明を創作するに至った。
本発明の要旨によれば、
配線板と、
前記配線板の一方主面上に配置された半導体素子と、
前記半導体素子を覆い、前記配線板に接合されたケースと
を備えた半導体パッケージであって、
前記ケースは、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成るベーパーチャンバーである、半導体パッケージ
が提供される。
本発明によれば、配線板と、該配線板の一方主面に配置された半導体素子と、該半導体素子を覆い、配線板に接合されたケースとを備えた半導体パッケージにおいて、ケースを、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成る平板状のベーパーチャンバーで形成することにより、放熱性および耐衝撃性が向上した半導体パッケージを提供することができる。
図1は、本発明の一の実施形態における半導体パッケージ1aの断面図である。 図2は、図1に示す半導体パッケージ1aの平面図である。 図3は、図1に示す半導体パッケージ1aに用いられるベーバーチャンバーの断面図である。 図4は、本発明の別の実施形態における半導体パッケージ1bの断面図である。 図5は、本発明の別の実施形態における半導体パッケージ1cの断面図である。 図6は、本発明の別の実施形態における半導体パッケージ1dの斜視図である。
以下、本発明の半導体パッケージについて詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態の半導体パッケージ1aの断面図を図1に、平面図を図2に示す。また、本発明の半導体パッケージに用いられるベーバーチャンバー3の断面図を図3に示す。
図1および図2に示されるように、本実施形態の半導体パッケージ1aは、半導体素子2、ベーパーチャンバー(ケース)3、および配線板4を有して成る。当該半導体パッケージ1aにおいて、配線板4の一方主面上に半導体素子2が配置されており、さらにその上にベーパーチャンバー3が、半導体素子2を覆うように配置される。即ち、上記ベーパーチャンバー3は、ケースの役割を果たす。ベーパーチャンバー3は、可撓性を有し、その縁部に位置する接合部24において配線板4に接合されている。接合部24は、ベーパーチャンバー3の縁全体に形成されている。即ち、本実施形態の半導体パッケージ1aは、半導体素子2が位置する中央部分が盛り上がった形状であり、その頂部、即ち平面視で半導体素子2が位置する部分は平面状である。図3に示されるように、上記ベーパーチャンバー3は、内部空間13を有する面状の筐体11と、該内部空間内に配置されたウィック12と、該内部空間内に封入された作動媒体とを有して成る。また、上記ベーパーチャンバー3は、平面視で、作動媒体が封入された内部空間からなる作動領域21と、該作動領域の周囲に形成された準作動領域22とを有して成る。
本発明の半導体パッケージは、ケースがベーパーチャンバーにより構成されているので、従来の金属板から構成されるケースと比較して、熱伝導性が非常に高い。従って、半導体素子で生じた熱を効率よく拡散し、放熱することができる。また、ベーパーチャンバーは、内部空間の存在によりクッション性を有し、また、筐体が柔軟性、可撓性等を有するので、耐衝撃性に優れる。耐衝撃性に優れる本発明の半導体パッケージは、他の電子部品に取り付ける場合や、放熱フィンなどを取り付ける場合に、衝撃により半導体素子が損傷したり、半導体素子が配線板から脱落したりするのを防止することができる。
また、図1および図2に示されるように、本実施形態の半導体パッケージ1aにおいて、ベーパーチャンバー3は、準作動領域22の一部において配線板4側に湾曲し、その縁部において配線板4に接合されている。従って、半導体素子2の側面とベーパーチャンバー3の間には、空間5が形成されている。この空間5とベーパーチャンバー3の可撓性により高いクッション性が得られるので、半導体パッケージ1aは、高い耐衝撃性を有する。
上記半導体素子2としては、特に限定されず、APU(Accelerated Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)、PMIC(Power Management Integrated Circuit)、メモリなどの発熱性の半導体集積回路が挙げられる。
本実施形態の半導体パッケージ1aにおいて、配線板4上に配置される半導体素子2の数は、1つであるが、本発明は特にこの態様に限定されない。例えば、配線板4上に2つ以上の半導体素子2が存在し、これらが1つのベーパーチャンバー3により覆われていてもよい。
上記配線板4としては、半導体パッケージに用いられる配線板であれば特に限定されず、好ましくはプリント配線基板が用いられる。
上記ベーパーチャンバー3は、内部空間13を有する面状の筐体11と、該内部空間内に配置されたウィック12と、該内部空間内に封入された作動媒体とを有して成る。ここに、「面状」とは、板状およびシート状を包含し、高さ(厚み)に対して長さおよび幅が相当に大きい形状、例えば長さおよび幅が、厚みの10倍以上、好ましくは100倍以上である形状を意味する。
好ましい態様において、図3に示されるように、上記ベーパーチャンバー3は、
外縁部23が接合された対向する第1シート16および第2シート17から成る筐体11と、
上記第1シート16および第2シート17の間にこれらを内側から支持するように設けられた柱18と、
上記筐体11の内部空間13内に配置されたウィック12と、
上記筐体11の内部空間13内に封入された作動媒体と
を有して成る。
上記ベーパーチャンバー3は、平面視で、作動媒体が封入された内部空間からなる作動領域21と、該作動領域の周囲に形成された準作動領域22とを有して成る。典型的には、準作動領域は、第1シートと第2シートが接合された外縁部23に相当する。作動領域は、ベーパーチャンバーとしての機能を発揮する領域であるので、非常に高い熱輸送能を有する。従って、作動領域は、可能な限り広範囲に設置することが好ましい。一方、準作動領域は、ベーパーチャンバーとしての機能を発揮する領域ではないが、熱伝導性の高い材料により形成されているので、ある程度の熱輸送能を有する。また、準作動領域は、シート状であるので、耐久性、可撓性、加工性に優れる。従って、配線板との接合は、準作動領域にて行うことが好ましい。
上記ベーパーチャンバー3の平面寸法は、特に限定されないが、配線板4の寸法に可能な限り近い大きさであることが好ましい。即ち、ベーパーチャンバー3の縁から配線板4の縁までの距離は、可能な限り小さいことが好ましく、例えば10mm以下、より好ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下、さらにより好ましくは1mm以下であり得る。一の態様において、ベーパーチャンバー3の平面寸法は、配線板4の平面寸法と実質的に同じである。ベーパーチャンバー3の平面寸法をより大きくすることにより、放熱効果がより向上する。
上記したように、ベーパーチャンバー3は、その縁部に位置する接合部24において配線板4に接合されている。上記接合部4の幅は、ベーパーチャンバー3を固定できる幅であれば特に限定されないが、例えば0.5mm以上20mm以下、好ましくは1mm以上10mm以下、さらに好ましくは1mm以上6mm以下であり得る。
上記ベーパーチャンバー3の厚さは、好ましくは100μm以上600μm以下であり、より好ましくは200μm以上500μm以下であり得る。
上記第1シート16および第2シート17を構成する材料は、ベーパーチャンバーとして用いるのに適した特性、例えば熱伝導性、強度、柔軟性、可撓性等を有するものであれば、特に限定されない。上記第1シート16および第2シート17を構成する材料は、好ましくは金属であり、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鉄、またはそれらを主成分とする合金等であり、特に好ましくは銅であり得る。第1シート16および第2シート17を構成する材料は、同じであっても、異なっていてもよいが、好ましくは同じである。
上記第1シートまたは第2シートの一方または両方は、内部空間側の主面に複数の凸部19または柱18、あるいは凸部19および柱18を有している。シートがかかる複数の凸部および/または柱を有することにより、凸部間に作動媒体を保持することができ、本発明のベーパーチャンバーの作動媒体の量を多くすることが容易になる。作動媒体の量を多くすることにより、ベーパーチャンバーの熱輸送能が向上する。ここで、凸部および/または柱とは、周囲よりも相対的に高さが高い部分をいい、主面から突出した部分に加え、主面に形成された凹部、例えば溝などにより相対的に高さが高くなっている部分も含む。
上記柱18の高さは、上記凸部19の高さよりも大きい。一の態様において、上記柱18の高さは、上記凸部19の高さの、好ましくは1.5倍以上100倍以下、より好ましくは2倍以上50倍以下、さらに好ましくは3倍以上20倍以下、さらにより好ましくは3倍以上10倍以下であり得る。
上記凸部19の高さは、特に限定されないが、好ましくは1μm以上100μm以下、より好ましくは5μm以上50μm以下、さらに好ましくは15μm以上30μm以下であり得る。凸部の高さをより高くすると、作動媒体の保持量をより多くすることができる。また、凸部の高さをより低くすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。従って、凸部の高さを調整することにより、ベーパーチャンバーの熱輸送能を調整することができる。
上記凸部19間の距離は、特に限定されないが、好ましくは1μm以上500μm以下、より好ましくは5μm以上300μm以下、さらに好ましくは15μm以上150μm以下であり得る。凸部間の距離を小さくすることにより、より毛細管力を大きくすることができる。また、凸部間の距離を大きくすることにより、透過率をより高くすることができる。
上記凸部19の形状は、特に限定されないが、円柱形状、角柱形状、円錐台形状、角錐台形状等であり得る。また、上記凸部7の形状は、壁状であってもよく、即ち、隣接する凸部の間に溝が形成されるような形状であってもよい。
尚、本発明で用いられるベーパーチャンバーにおいて、上記凸部19は必須の構成ではなく、存在してなくてもよい。
上記柱18は、第1シートと第2シート間の距離が所定の距離となるように、第1シート16および第2シート17を内側から支持している。柱18を筐体11の内部に設置することにより、筐体の内部が減圧された場合、筐体外部からの外圧が加えられた場合等に筐体が変形することを抑制することができる。
上記柱18を形成する材料は、特に限定されないが、例えば金属であり、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鉄、またはそれらを主成分とする合金等であり、特に好ましくは銅であり得る。好ましい態様において、柱を形成する材料は、第1シートおよび第2シートのいずれかまたは両方と同じ材料である。
上記柱18の高さは、所望のベーパーチャンバーの厚みに応じて適宜設定することができ、好ましくは50μm以上500μm以下、より好ましくは100μm以上400μm以下、さらに好ましくは100μm以上200μm以下、例えば125μm以上150μm以下である。ここに、柱の高さとは、ベーパーチャンバーの厚み方向の高さ(図3において上下方向の高さ)をいう。
上記柱18の形状は、特に限定されないが、円柱形状、角柱形状、円錐台形状、角錐台形状等であり得る。
上記柱18の太さは、ベーパーチャンバーの筐体の変形を抑制できる強度を与えるものであれば特に限定されないが、例えば柱の高さ方向に垂直な断面の円相当径は、100μm以上2000μm以下、好ましくは300μm以上1000μm以下であり得る。上記柱の円相当径を大きくすることにより、ベーパーチャンバーの筐体の変形をより抑制することができる。また、上記柱の円相当径を小さくすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
上記柱18の配置は、特に限定されないが、好ましくは均等に、例えば柱間の距離が一定となるように格子点状に配置される。柱を均等に配置することにより、ベーパーチャンバー全体にわたって均一な強度を確保することができる。
上記柱18の数および間隔は、特に限定されないが、ベーパーチャンバーの内部空間を規定する一のシートの主面の面積1mmあたり、好ましくは0.125本以上0.5本以下、より好ましくは0.2本以上0.3本以下であり得る。上記柱の数を多くすることにより、ベーパーチャンバー(または筐体)の変形をより抑制することができる。また、上記柱の数をより少なくすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
上記柱18は、第1シートまたは第2シートと一体に形成されていてもよく、また、第1シートまたは第2シートと別個に製造し、その後、所定の箇所に固定してもよい。
上記ウィック12は、毛細管力により作動媒体を移動させることができる構造を有するものであれば特に限定されない。作動媒体を移動させる毛細管力を発揮する毛細管構造は、特に限定されず、従来のベーパーチャンバーにおいて用いられている公知の構造であってもよい。例えば、上記毛細管構造は、細孔、溝、突起などの凹凸を有する微細構造、例えば、繊維構造、溝構造、網目構造等が挙げられる。
上記ウィック12の厚みは、特に限定されないが、例えば5μm以上200μm以下、好ましくは10μm以上80μm以下、より好ましくは30μm以上50μm以下であり得る。
上記ウィック12の大きさおよび形状は、特に限定されないが、例えば、筐体の内部において蒸発部から凝縮部まで連続して設置できる大きさおよび形状を有することが好ましい。
図3において、ウィック12は、一の独立した部材であるが、筐体と一体に形成されていてもよい。例えば、図3に示したベーバーチャンバーにおいてウィック12を設けずに、筐体の壁面に形成された凸部19をウィックとして用いることができる。
上記作動媒体は、筐体内の環境下において気−液の相変化を生じ得るものであれば特に限定されず、例えば水、アルコール類、代替フロン等を用いることができる。一の態様において、作動媒体は水性化合物であり、好ましくは水である。
本実施形態の半導体パッケージ1aにおいて、ベーパーチャンバー3は、半導体素子2上に作動領域21が配置され、半導体素子2とベーパーチャンバー3は、熱的に接続されている。半導体素子2とベーパーチャンバー3の熱的接続は、両者を直接接触させることにより行ってもよく、他の熱伝導性部材、例えばサーマルグリース、はんだ等の金属部材等を介して行ってもよい。ここに、「サーマルグリース」とは、熱伝導性の高い粘性物質であり、例えば変性シリコーンなどに熱伝導性の高い金属または金属酸化物の粒子を分散させたものが用いられる。
他の熱伝導性部材、例えばサーマルグリース、はんだ等の金属部材等を介して半導体素子2とベーパーチャンバー3の熱的接続を行った場合は、両者を直接接触させる場合と同等またはそれ以上の熱的接続を行うことができる。これは半導体素子2とベーパーチャンバー3を直接接触させる構成では、その間に小さな隙間が発生する可能性があるためである。サーマルグリース、はんだ等を介して両者を熱的に接続すれば、半導体素子2とベーパーチャンバー3の間に隙間が発生しても、サーマルグリース、はんだ等で埋めることができる。そのため、半導体素子2とベーパーチャンバー3を直接接触させる場合と同等またはそれ以上の熱的接続を行うことができる。
一の態様において、半導体素子2の天面とベーパーチャンバー3の作動領域21は、接合される。接合方法は、特に限定されず、溶接(例えば、抵抗溶接、レーザー溶接)、超音波接合、はんだ、接着剤などによる接合等が挙げられる。
一の態様において、ベーパーチャンバー3は、準作動領域22において、配線板4に接合される。接合方法は、特に限定されず、溶接(例えば、抵抗溶接、レーザー溶接)、超音波接合、はんだ、接着剤などによる接合等が挙げられる。
(実施形態2)
本実施形態の半導体パッケージ1bの断面図を図4に示す。尚、簡単のためベーパーチャンバー3の内部構造は省略している。
図4に示されるように、本実施形態の半導体パッケージ1bは、ベーパーチャンバー3の内部空間3が、半導体素子2の天面全体にわたって存在する。即ち、ベーパーチャンバー3の作動領域が、半導体素子2の天面全体を覆っている。さらに、作動領域は、半導体素子2の天面の縁を越えて延在し、なだらかに下方に折り曲がっていてもよい。ベーパーチャンバー3は、準作動領域である縁部において接合されている。このように作動領域を半導体素子の天面全体を覆うように配置することにより、放熱性および耐衝撃性がより向上する。
また、本実施形態においては、半導体素子2とベーパーチャンバー3の熱的接続は、サーマルグリース25を用いて行っている。サーマルグリースを用いることにより、放熱性がより向上する。
尚、本発明において、半導体素子2とベーパーチャンバー3の熱的接続は、サーマルグリース25によるものが好ましいが、これに限定されない。例えば、半導体素子2とベーパーチャンバー3の熱的接続は、直接接触による熱的接続、はんだ等の金属部材等を用いることによる熱的接続、接合による熱的接続であってもよい。
(実施形態3)
本実施形態の半導体パッケージ1cの断面図を図5に示す。尚、簡単のためベーパーチャンバー3の内部構造は省略している。
図5に示されるように、本実施形態の半導体パッケージ1cは、作動領域21が、半導体素子2の天面上から側面上にまで延在し、半導体素子2の天面および側面の両者に熱的に接続された状態に配置されている。即ち、半導体パッケージ1cにおいて、作動領域は半導体素子の天面および側面を覆うように配置されている。従って、半導体パッケージ1cにおいて、半導体素子2の側面とベーパーチャンバー3の間には、上記半導体パッケージ1aおよび1bにおける空間5のような空間が存在しない。その結果、半導体素子2の側面の熱が直接ベーパーチャンバー3に移動するので、半導体パッケージ1cは、より高い放熱性を有する。
本実施形態において、ベーパーチャンバー3の作動領域は、半導体素子2の天面から側面を超えて、配線板4上まで延在していてもよい。
(実施形態4)
本実施形態の半導体パッケージ1dの斜視図を図6に示す。
図6に示されるように、本発明の半導体パッケージは、ベーパーチャンバー3(ケース)上にさらに放熱フィン26を有していてもよい。図6には示されていないが、配線板4上には半導体素子が配置され、該半導体素子は、ベーパーチャンバー3により覆われている。即ち、ベーパーチャンバー3が盛り上がった部分の内部には、半導体素子2が存在する。上記放熱フィン26と上記ベーパーチャンバー3は、熱的に接続されている。放熱フィンを設けることにより、半導体素子で生じた熱が、ベーパーチャンバーに伝わり、さらに表面積の大きな放熱フィンに伝わるので、放熱性がより向上する。
本実施形態において、半導体素子2、ベーパーチャンバー3および配線板4の構成は、特に限定されないが、好ましくは上記実施形態1〜3に示す構成である。特に好ましくは、半導体パッケージ1dは、図5に示される半導体パッケージ1cの構成を有する。即ち、当該半導体パッケージ1dは、上記図5に示される半導体パッケージ1cの上部に放熱フィンが取り付けられた構成を有する。かかる半導体パッケージ1cの構成を取り入れることにより、半導体素子2の側面上にもベーパーチャンバー3の作動領域が存在するので、半導体素子の側面の熱を速やかに天面上に位置する放熱フィン26に伝えることができる。その結果、本実施形態における半導体パッケージ1dは、より効率的に放熱することができる。
上記放熱フィンとしては、コルゲートフィン、オフセットフィン、ウェービングフィン、スリットフィン、フォールディングフィンなどの各種フィンなどの公知のフィンを用いることができる。
上記放熱フィン26とベーパーチャンバー3の熱的接続は、両者を直接接触させることにより行ってもよく、他の熱伝導性部材、例えばサーマルグリース、はんだ等の金属部材等を介して行ってもよい。
他の熱伝導性部材、例えばサーマルグリース、はんだ等の金属部材等を介して放熱フィン26とベーパーチャンバー3の熱的接続を行った場合は、両者を直接接触させる場合と同等またはそれ以上の熱的接続を行うことができる。これは放熱フィン26とベーパーチャンバー3を直接接触させる構成では、その間に小さな隙間が発生する可能性があるためである。サーマルグリース、はんだ等を介して両者を熱的に接続すれば、放熱フィン26とベーパーチャンバー3の間に隙間が発生しても、サーマルグリース、はんだ等で埋めることができる。そのため、放熱フィン26とベーパーチャンバー3を直接接触させる場合と同等またはそれ以上の熱的接続を行うことができる。
以上、本発明の半導体パッケージについて、いくつかの実施形態を示して説明したが、本発明は上記の半導体パッケージに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
本発明は、特に限定されないが、以下の態様を開示する。
1. 配線板と、
前記配線板の一方主面に配置された半導体素子と、
前記半導体素子を覆い、前記配線板に接合されたケースと
を備えた半導体パッケージであって、
前記ケースは、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成るベーパーチャンバーである、半導体パッケージ。
2. 前記ベーパーチャンバーは、平面視で前記内部空間からなる作動領域と、該作動領域の周囲に形成された準作動領域とを有してなり、前記作動領域は、前記半導体素子の天面上に位置し、前記準作動領域は、前記配線板に接合されている、態様1に記載の半導体パッケージ。
3. 前記作動領域は、前記半導体素子の側面上に位置する、態様1に記載の半導体パッケージ。
4. 前記作動領域は、前記半導体素子の天面全体を覆っている態様1〜3のいずれか1つに記載の半導体パッケージ。
5. さらに、前記ケース上に放熱フィンを有する、態様1〜4のいずれか1つに記載の半導体パッケージ。
本発明の半導体パッケージは、放熱性および耐衝撃性が高いことから、様々な用途において好適に用いることができる。
1a,1b,1c…半導体パッケージ
2…半導体素子、3…ベーパーチャンバー(ケース)、4…配線板、5…空間
11…筐体、12…ウィック、13…内部空間、16…第1シート、17…第2シート
18…柱、19…凸部、21…作動領域、22…準作動領域、23…外縁部
24…接合部、25…サーマルグリース、26…放熱フィン

Claims (5)

  1. 配線板と、
    前記配線板の一方主面上に配置された半導体素子と、
    前記半導体素子を覆い、前記配線板に接合されたケースと
    を備えた半導体パッケージであって、
    前記ケースは、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成るベーパーチャンバーである、半導体パッケージ。
  2. 前記ベーパーチャンバーは、平面視で前記内部空間からなる作動領域と、該作動領域の周囲に形成された準作動領域とを有してなり、前記作動領域は、前記半導体素子の天面上に位置し、前記準作動領域は、前記配線板に接合されている、請求項1に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記作動領域は、前記半導体素子の側面上に位置する、請求項2に記載の半導体パッケージ。
  4. 前記作動領域は、前記半導体素子の天面全体を覆っている請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  5. さらに、前記ケース上に放熱フィンを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
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