JP2019047296A - 表示装置、表示方法、制御プログラム、および電子ミラーシステム - Google Patents

表示装置、表示方法、制御プログラム、および電子ミラーシステム Download PDF

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良充 稲森
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武彦 中川
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Abstract

【課題】単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像をユーザに奥行き感を与えるように表示する表示装置を提供する。【解決手段】表示装置1は、映像解析部52にて単眼の撮像装置2が移動しながら撮像した映像を解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定部53と、前記映像を前記額縁画像とともに表示部40に表示させる表示制御部54と、を備えており、前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている。【選択図】図1

Description

本発明は単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置などに関する。
車両の周囲を撮像した映像を車内の表示装置に映す電子ミラーシステムが既に知られている(例えば特許文献1)。
特開2009−83618号公報(2009年4月23日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、車両の周囲を撮像した映像を車内の表示装置にて表示することができるものの、表示される映像は鏡に映った鏡像とは違い、奥行き感のない二次元の映像である。そのため、ドアミラーに映った鏡像を用いてきた運転手は、当該映像について違和感を覚えるという問題がある。
電子ミラーの中には、3D映像(立体映像)を表示するものがある。3D映像は、自然な奥行き感を持つ。したがって、運転手が、表示画面に映る物体(視認対象物)の位置や速度を直感的に理解しやすい。加えて、運転手から見て表示画面よりも遠い奥側に表示する3D映像は、2D映像と比較すると、運転手の視点が遠くなる。そのため、運転手が、車両の前方から表示画面へ視線を移動して、表示画面に表示される視認対象物を認識することを楽に感じる。
しかしながら、上述のような電子ミラーは、3D映像を表示するために、3D表示対応の表示装置および2眼カメラや、運転者の視線状態を検知する専用のカメラ(アイトラッキング)などを備える必要があるので、コストがかさむ。また、従来の電子ミラーは、2眼カメラで撮影した2つの撮影映像を、視差マッピング処理により合成するので、電子ミラーの表示画面に3D映像を表示するまでに時間がかかる。運転手は、表示画面に表示される3D映像を見ながら車両を運転するので、表示画面に3D映像を表示するタイミングが遅延することは問題である。さらに、運転手が3D映像を立体映像として認識できる範囲は限られている。
本発明の一態様は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像をユーザに奥行き感を与えるように表示することができる表示装置を提供することである。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置であって、前記映像を解析する映像解析部と、前記映像解析部にて解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定部と、前記映像を前記額縁画像とともに表示部に表示させる表示制御部と、を備えており、前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている構成である。
また、本発明の一態様に係る表示方法は、単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置による表示方法であって、前記映像を解析する映像解析ステップと、前記映像解析ステップにて解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定ステップと、前記映像を前記額縁画像とともに表示部に表示させる表示制御ステップと、を備えており、前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている。
本発明の一態様によれば、単眼の撮像装置を用いた構成で、移動しながら撮像した映像をユーザに奥行き感を与えるように表示することができる表示装置を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る電子ミラーシステムの要部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す電子ミラーシステムを搭載した車両内部の概略図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置にて昼映像と、黒のグラデーションを配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置にて昼映像と、白の背景に放射状の黒の細線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置にて昼映像と、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置にて昼映像と、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る表示装置にて表示される撮像映像および額縁画像の組み合わせの別の例を示す模式図であり、(a)は映像と黒一色の額縁画像との組み合わせを表示した場合、(b)は映像と白一色の額縁画像との組み合わせを表示した場合、(c)は映像と所定の模様が配された額縁画像との組み合わせを表示した場合、(d)は映像と所定のテクスチャが配された額縁画像との組み合わせを表示した場合をそれぞれ示す。 本発明の実施形態2に係る表示装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る表示装置にて移動速度の推定に用いる撮像映像の組み合わせの一例を示す模式図であり、(a)はある時点における映像と当該映像から生成した輪郭画像を示し、(b)は(a)から一定時間経過後の映像と当該映像から生成した輪郭画像を示し、(c)は(b)から一定時間経過後の映像と当該映像から生成した輪郭画像を示す。 本発明の実施形態3に係る表示装置において、移動速度に応じた撮像映像と額縁画像の組み合わせの一例を示す模式図であり、(a)は、移動速度が低速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。(b)は、移動速度が中速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示し、(c)は、移動速度が高速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。 本発明の実施形態4に係る表示装置において撮像映像の違いによる額縁画像の適切な組み合わせの一例を示す模式図であり、(a)は昼映像と、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図であり、(b)は夜映像と、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図であり、(c)は昼映像と、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図であり、(d)は夜映像と、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像との組み合わせを表示した場合の模式図である。 図12の(a)〜(d)に示した組み合わせに対する見やすさの違いをまとめた表である。 本発明の実施形態4に係る表示装置において映像の輝度を算出する方法の具体例を示す模式図であり、(a)は、映像が昼映像である場合に表示部へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示し、(b)は、映像が夜映像である場合に表示部へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示している。 本発明の実施形態5に係る表示装置において、撮像映像の奥行き中心に応じた額縁画像を設定する一例を示す模式図であり、(a)は、映像の中心に奥行き中心が存在する場合に表示部へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示し、(b)は、映像の中央以外の位置に奥行き中心が存在する場合に表示部へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示している。 前記各実施形態の表示装置として利用可能なコンピュータの構成を例示したブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜8を用いて詳細に説明する。なお、電子ミラーシステムが自動車に適用された例を用いて以下に説明するが、自動車に限定される必要はない。
(電子ミラーシステムの構成)
実施形態1に係る電子ミラーシステム100の構成について、図1および図2を用いて説明する。
電子ミラーシステム100は、自動車などに設置されるシステムであり、表示装置1および単眼の撮像装置2を備えている。図2の例によれば、ドアミラーの代わりに2つの撮像装置2a・2bが自動車の右側後方および左側後方を撮像し、撮像した撮像映像(以下、映像)を表示装置1a・1bにて表示可能な構成である。
表示装置1は、撮像装置2(2a・2b)が撮像した映像を表示する。表示装置1(1a・1b)は映像について、奥行き感を与えるための額縁画像とともに表示する。ここで、額縁画像とは、所定のパターンが配された、映像の周囲に表示される画像である。なお、所定のパターンは、ユーザが当該所定のパターンを見たときに奥行き感を覚えるようなパターンであることが好ましい。表示装置1は、移動しながら撮像した映像を額縁画像と組み合わせて表示することにより、映像および額縁画像を見たユーザに対して、あたかも奥行きのある映像を見たかのような奥行き感を与えることができる。表示装置1は、例えば自動車に搭載された、カーナビゲーション機能などと任意で切換可能な液晶モニタであってもよい。図2の例によれば、表示装置1は、2つの撮像装置2のそれぞれが撮像した映像について、少なくともいずれかを表示することができる。表示装置1の詳細については後述する。
撮像装置2は、映像を1つのレンズで撮像する単眼の撮像装置である。撮像装置2は、撮像した映像を表示装置1に送信することが可能な、例えばデジタルカメラである。なお、撮像装置2と表示装置1との間の通信は、車内に埋設された配線によって有線で行われてもよいし、無線通信によって行われてもよい。
(表示装置の詳細な構成)
表示装置1の詳細な構成について、図1を用いて説明する。表示装置1は、通信部10、入力部20、記憶部30、表示部40、および制御部50を備えている。また、制御部50は、映像取得部51、映像解析部52、額縁画像設定部53、および表示制御部54を備えている。
通信部10は、撮像装置2との間で通信を行い、当該撮像装置2が撮像した映像に関する映像情報を受信し、映像取得部51へ送信する。
入力部20は、ユーザの入力を受け付けるものであり、例えば表示部40と一体に構成されたタッチパネルによって構成される。ユーザは、入力部20を用いて、表示部40の表示内容の切り換えなどを行うことができる。
記憶部30は、表示装置1にて扱う各種情報を記憶する。例えば、記憶部30は、表示部40にて撮像装置2にて撮像した映像とともに表示する額縁画像を記憶している。
制御部50は、表示装置1の各部を統括して制御する。
映像取得部51は、通信部10を介して撮像装置2から映像情報を受信し、映像解析部52および表示制御部54へ映像を送信する。
映像解析部52は、映像取得部51から受信した映像を解析し、解析結果を額縁画像設定部53へ送信する。解析は、例えば映像の輝度、奥行き中心、自動車の移動速度などの検出などが含まれる。
額縁画像設定部53は、映像解析部52から受信した解析結果と記憶部30に記憶されている情報とを用いて、映像と組み合わせる額縁画像を設定する。例えば、額縁画像設定部53は、映像を強調するように、当該映像と色合いが大きく異なる額縁画像を設定する。額縁画像設定部53は、設定した額縁画像を表示制御部54へ送信する。
表示制御部54は、映像取得部51から受信した映像を、額縁画像設定部53から受信した額縁画像と組み合わせて表示部40に表示させる。例えば、表示制御部54は、額縁画像の中央部分に映像を重畳させたものを表示部40に表示させる。
(映像と額縁画像の組み合わせの例)
本実施形態において、表示制御部54が表示部40に表示させる、映像と額縁画像の組み合わせの例について、図3〜図6を用いて説明する。なお、図3〜図6は、表示装置1にて表示される、日中の映像である昼映像41aおよび互いに異なる額縁画像42a〜dの組み合わせを示す模式図である。
図3は、表示部40にて昼映像41aと、黒のグラデーションを配した額縁画像42aとの組み合わせを表示した場合の模式図である。ユーザが表示部40全体を見たとき、当該ユーザはグラデーションの濃淡が与える視覚効果によって、昼映像41aがあたかも奥行きのある映像であるかのように錯覚する。すなわち、ユーザは奥行き感のある映像として昼映像41aを認識する。
図4は、表示部40にて昼映像41aと、白の背景に放射状の黒の細線を配した額縁画像42bとの組み合わせを表示した場合の模式図である。図3と同様に、ユーザは放射状の黒の細線が与える視覚効果によって、奥行き感のある映像として昼映像41aを認識する。
図5は、表示部40にて昼映像41aと、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像42cとの組み合わせを表示した場合の模式図である。図3および図4と同様に、ユーザは放射状の黒の太線が与える視覚効果によって、奥行き感のある映像として昼映像41aを認識する。
図6は、表示部40にて昼映像41aと、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像42dとの組み合わせを表示した場合の模式図である。図3および図4と同様に、ユーザは放射状の白の太線が与える視覚効果によって、奥行き感のある映像として昼映像41aを認識する。
(処理の流れ)
本実施形態において、表示装置1が実行する処理の流れについて、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る表示装置1が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。表示装置1は、リアルタイムで図7に示す一連の処理を繰り返す。
まず、映像取得部51は、通信部10を介して撮像装置2から映像情報を取得し、取得した映像を映像解析部52および表示制御部54へ送信する(S1)。次に、映像解析部52は、映像取得部51から受信した映像を解析し、解析結果を額縁画像設定部53へ送信する(S2:映像解析ステップ)。
額縁画像設定部53は、映像解析部52から受信した解析結果を用いて、当該解析結果に応じた額縁画像を記憶部30から取得し、映像とともに表示する額縁画像として設定する(S3:額縁画像設定ステップ)。そして、表示制御部54は、映像取得部51から受信した、撮像装置2が撮像した映像と、額縁画像とを表示部40へ表示する(S4:表示制御ステップ)。
以上の処理によって、表示装置1はユーザに対して、所定のパターンを備えた額縁画像とともに映像を表示することができる。これにより、ユーザは額縁画像に設けられた所定のパターンによって奥行き感を抱いた状態で映像を見ることができる。したがって、単眼の撮像装置を用いた構成で、移動しながら撮像した映像をユーザに奥行き感を与えるように表示することができる表示装置を提供するという効果を奏する。
なお、本実施形態に係る表示装置1が実行する処理は、図7に限定される必要はない。例えば、S3にて額縁画像設定部53が設定した額縁画像が表示部40に表示中である額縁画像と同一であれば、S4にて表示制御部54は、映像のみを更新する構成であってもよい。
また、表示装置1が表示する映像は、撮像装置2が移動しながら撮像した映像以外に切り換え可能であってもよい。例えば、カーナビゲーション機能にて表示される地図情報についても額縁画像とともに表示する構成であってもよい。
図3〜図6に示した額縁画像42a〜dは、いずれも映像から額縁画像の外周に向けて変化を示すパターンを備える構成であった。しかしながら、ユーザが映像を見たときに当該映像が奥行きを有するように錯覚させることができる構成であれば、額縁画像に設けられる所定のパターンは、どのようなものであってもよい。
(映像と額縁画像の組み合わせの別の例)
額縁画像に設けられる所定のパターンの別の例について、図8を用いて説明する。図8は、表示装置1にて表示される映像および額縁画像の組み合わせの別の例を示す模式図である。
図8の(a)は、表示部40にて昼映像41aと、黒一色の額縁画像42eとの組み合わせを表示した場合の模式図である。
図8の(b)は、表示部40にて昼映像41aと、白一色の額縁画像42fとの組み合わせを表示した場合の模式図である。
図8の(c)は、表示部40にて昼映像41aと、所定の模様が配された額縁画像42gとの組み合わせを表示した場合の模式図である。なお、所定の模様は色付きであってもよく、例えばピンクでもよい。また、所定の模様は例えばレンガ模様であってもよい。
図8の(d)は、表示部40にて昼映像41aと、所定のテクスチャが配された額縁画像42hとの組み合わせを表示した場合の模式図である。なお、所定の模様は色付きであってもよく、例えば茶色であってもよい。
額縁画像設定部53は、図8の(a)〜(d)に示された額縁画像42e〜hについても、解析結果に応じて額縁画像として設定することができる。なお、額縁画像42e〜hは、額縁画像のいずれも映像から当該額縁画像の外周に向けて変化を示すパターンを持たないものであるため、いずれも単体ではユーザに奥行き感を与えることは難しい。しかしながら、人の視覚特性には個人差があるため、額縁画像42e〜hを額縁画像として設定し、映像とともに表示したときに、ユーザによっては当該映像に対して奥行き感を覚えうる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図1、6、8、および9を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(電子ミラーシステムの構成)
実施形態2に係る電子ミラーシステム100の構成について、図1を用いて説明する。
本実施形態において、電子ミラーシステム100は、基本的な構成は前記実施形態1と同一であるが、表示装置1の一部構成が異なっている。表示装置1は、撮像装置2が撮像した映像とともに表示する額縁画像について、当該映像を見るユーザの視覚特性の傾向に応じた額縁画像を設定する点が異なっている。より具体的には、額縁画像設定部53は、映像解析部52における解析結果と、映像を見るユーザが奥行き感を覚えやすい傾向とに基づいて、額縁画像を設定する。なお、ユーザの視覚特性の傾向に関する情報は、どのように保持してもよいが、例えば記憶部30に予め設定済みであることが好適である。
ユーザの視覚特性の傾向に応じた額縁画像の組み合わせの具体例について、以下に説明する。
(ユーザの視覚特性に応じた額縁画像の組み合わせ)
映像と額縁画像について、どの組み合わせを見た時に最も奥行き感を覚えるかというのは、個々人の視覚特性に大きく依存する。そのため、特定の映像について、あるユーザにとっては最も奥行き感を覚える額縁画像との組み合わせが、別のユーザにとっては全く奥行き感を覚えない組み合わせとなる可能性がある。同様に、特定の額縁画像について、あるユーザにとっては最も奥行き感を覚える映像との組み合わせが、別のユーザにとっては全く奥行き感を覚えない組み合わせとなる可能性がある。
例えば、図6に示した、昼映像41aと、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像42dとの組み合わせについては、多くの人が奥行き感を覚えやすい。一方、図8の(c)に示した、昼映像41aと、ピンク色のレンガ模様が配された額縁画像42gとの組み合わせについて、多くはないが一部の人が奥行き感を覚える。
さらに、同一のパターンであっても、額縁画像の色の違いなどによって奥行き感を覚える強さが異なる。例えば、図8の(c)に示したピンク色のレンガ模様が配された額縁画像42gについて、当該レンガ模様がピンク色であれば奥行き感を強く覚えるユーザについて別の色であれば奥行き感をあまり感じない可能性がある。
このことから、額縁画像は、映像だけでなく、表示装置1を利用するユーザの視覚特性を踏まえて設定することが好適である。すなわち、額縁画像設定部53は、表示装置1を利用するユーザ毎に、当該ユーザが奥行き感を覚えやすい傾向に沿った額縁画像を設定することが好ましい。なお、ユーザが奥行き感を覚えやすい傾向については、額縁画像設定部53が参照できる構成であれば、どのような構成であってもよい。例えば、ユーザが奥行き感を覚えやすい傾向について入力部20や表示部40を用いて事前に登録しておき、表示装置1の使用開始時に装置を使用するユーザを選択することにより、ユーザ毎に適した映像と額縁画像の組み合わせを表示することができる。
(処理の流れ)
本実施形態において、表示装置1が実行する処理の流れについて、図9を用いて説明する。図9は、表示装置1が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態において表示装置1が実行する処理は、S3の代わりにS5の処理を実行する点を除き、基本的に前記実施形態1と同一である。
S2の後、額縁画像設定部53は、映像解析部52から受信した解析結果に加え、現在表示装置1を使用中であるユーザが奥行き感を覚えやすい額縁画像の傾向に応じて額縁画像を設定する(S5)。そしてS5の後、表示制御部54は前記実施形態1と同様にS4の処理を実行する。
以上の処理によって、表示装置1は、当該表示装置1を使用するユーザの視覚特性の傾向に応じた額縁画像を設定し、当該映像とともに表示することができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図1、7、10、および11を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(電子ミラーシステムの構成)
実施形態3に係る電子ミラーシステム100の構成について、図1を用いて説明する。
本実施形態において、電子ミラーシステム100は、基本的な構成は前記各実施形態と同一であるが、表示装置1の一部構成が異なっている。表示装置1は、撮像装置2が撮像した映像の時間当たりの変化の大きさを解析し、撮像装置2を搭載している移動体の移動速度を推定し、推定した移動体の移動速度に応じて額縁画像の表示領域の大きさを変化させて表示する点が異なっている。より具体的には、表示制御部54は、映像解析部52にて映像を解析した結果得られた、移動体の移動速度に応じて当該額縁画像の表示領域の高さや幅などを変化させて映像および額縁画像を表示する。なお、額縁画像は、映像の移動速度に応じて特定の額縁画像が設定されてもよいし、適宜変更されてもよい。また、移動体は、前記各実施形態において用いた自動車であってもよいが、撮像装置2を搭載して移動可能なものであればよい。例えば、移動体は、オートバイ、船舶、飛行機、などであってもよい。以下の説明では、前記各実施形態と同様に、移動体が自動車である場合について説明する。
(自動車の移動速度と視野の関係)
人の視野は、移動速度が大きくなるにつれて狭くなる特性がある。例えば、静止状態にある人の視野は左右方向に対して広視野角、例えば200度程度であるが、時速40kmで移動している人の視野は左右方向に対して例えば100度程度まで狭くなり、さらに時速130kmになると30度まで狭くなると言われている。そのため、移動しながら撮像した映像を額縁画像とともに表示したときに、ユーザは当該移動に応じて視野が狭まり、結果として額縁画像が当該ユーザの視野から大きく外れるおそれがある。額縁画像がユーザの視野から大きく外れると、当該ユーザが額縁画像から奥行き感を得ることがないので、映像から推定した自動車の移動速度に応じて、額縁画像の表示領域の大きさを変化させる必要がある。
(映像に基づく移動速度の推定方法)
撮像装置2が撮像した映像に基づく、自動車の移動速度の推定方法の具体例について図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る表示装置1にて移動速度の推定に用いる映像の組み合わせの一例を示す模式図であり、(a)はある時点における映像41dと当該映像41dから生成した輪郭画像44dを示す。(b)は(a)から一定時間経過後の映像41eと当該映像41eから生成した輪郭画像44eを示し、(c)は(b)から一定時間経過後の映像41fと当該映像41fから生成した輪郭画像44fを示す。
図10の(a)は、ある時点において撮像装置2が撮像した、自動車の後方を示す映像41d、および映像41dに映る物体の輪郭を抽出した輪郭映像44dである。映像解析部52は、輪郭映像44dを用いて、移動速度を解析するために適当な特徴物を選択する。図示の例では、輪郭映像44dの中央左側に所在するトラックの前面部分を特徴物として選択している。
図10の(b)は、図10の(a)から一定時間が経過した後に撮像装置2が撮像した、自動車の後方を示す映像41e、および映像41eから輪郭を抽出した輪郭映像44eである。映像解析部52は、図10の(a)にて特徴物として選択したトラックの前面部分の位置および大きさの変化から、撮像装置2(および表示装置1)を搭載した自動車の移動速度を算出する。
図10の(c)は、図10の(b)から一定時間が経過した後に撮像装置2が撮像した、自動車の後方を示す映像41f、および映像41fから輪郭を抽出した輪郭映像44fである。そして、映像解析部52は、図10の(b)のときと同様にして、撮像装置2(および表示装置1)を搭載した自動車の移動速度を算出する。すなわち、映像解析部52は、一定時間毎に撮像された映像から移動速度を算出する。
以上の方法によって推定された自動車の移動速度に基づいて、本実施形態に係る表示制御部54は、表示部40に表示させる撮像画像の表示領域の大きさを変化させる。
(移動速度に応じた映像と額縁画像の組み合わせ)
本実施形態において、表示制御部54は、図10を用いて説明したような方法によって推定された自動車の移動速度に応じて額縁画像の表示領域の大きさを変化させて表示する。移動速度に応じた映像と額縁画像の組み合わせの例について、図11を用いて説明する。図11は、表示装置1において移動速度に応じた映像と額縁画像の組み合わせの一例を示す模式図であり、(a)は、移動速度が低速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。(b)は、移動速度が中速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示し、(c)は、移動速度が高速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。
図11の(a)は、推定された自動車の移動速度が低速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。低速のとき、人の視野角は比較的広いため、額縁画像の表示領域を小さくしても十分認識されると考えられる。そのため、額縁画像の表示領域を小さくし、映像の表示領域を大きくすることで当該映像を見やすくし、かつユーザに奥行き感を覚えさせることができる。
図11の(b)は、推定された自動車の移動速度が中速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。中速のとき、人の視野角は低速のときと比べると狭くなるため、額縁画像の表示領域を図11の(a)のときよりも大きくする。これにより、移動速度が中速であるときもユーザに奥行き感を覚えさせることができる。
図11の(c)は、推定された自動車の移動速度が高速であるときの映像と額縁画像の組み合わせを示す。高速のとき、人の視野角は低速および中速のときと比べると最も狭くなるため、額縁画像の表示領域を図11の(a)および(b)のときよりも大きくする。これにより、移動速度が高速であるときもユーザに奥行き感を覚えさせることができる。
以上のようにして移動速度に応じた映像と額縁画像とを組み合わせることにより、移動速度の大きさによらず、ユーザに十分な奥行き感を覚えさせることができる。
(処理の流れ)
本実施形態において、表示装置1が実行する処理の流れについて説明する。なお、本実施形態における処理の流れは、前記実施形態1における図7と同じであるので、図7を用いて説明する。
前述したように、本実施形態において表示装置1が実行する処理は、基本的に前記実施形態1と同一である。異なるのは、以下の3点である。1点目は、S2にて映像解析部52が、図10を用いて説明したような方法によって自動車の移動速度を推定し、当該移動速度を解析結果として額縁画像設定部53へ送信する点である。2点目は、S3にて額縁画像設定部53は額縁画像を設定し、設定した額縁画像とともに映像解析部52から受信した、自動車の移動速度を表示制御部54へ送信する点である。そして3点目は、S4にて表示制御部54が、額縁画像設定部53から受信した、自動車の移動速度に応じて表示部40における撮像画像の表示領域の大きさを決定し、映像とともに表示させる点である。
以上の処理によって、表示装置1は、自動車の移動速度に応じて撮像画像の大きさを変化させて表示することができる。なお、表示制御部54が撮像画像の表示領域の大きさの決定に用いることができるのであれば、自動車の移動速度は映像から推定されたものを用いなくてもよい。例えば、表示制御部54は、自動車のスピードメータに示される値を取得し、取得した値を用いて撮像画像の表示領域の大きさを決定してもよい。
また、図2の例によれば、撮像装置2は自動車の車外に配置されるため、表示装置1よりも外部との通信によって位置情報を取得しやすい。そのため、撮像装置2は撮像した映像とともに、当該映像を撮像した位置に関する位置情報を取得し、表示装置1へ送信する構成であってもよい。このとき、表示装置1は、受信した位置情報を用いて自動車の移動速度を推定してもよい。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について、図1、12〜14を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(電子ミラーシステムの構成)
実施形態4に係る電子ミラーシステム100の構成について、図1を用いて説明する。
本実施形態において、電子ミラーシステム100は、基本的な構成は前記各実施形態と同一であるが、表示装置1の一部構成が異なっている。表示装置1は、撮像装置2が撮像した映像の輝度に応じて額縁画像を設定し、表示する点が異なっている。より具体的には、映像解析部52が映像の全体輝度を算出し、額縁画像設定部53にて、算出された全体輝度に応じた額縁画像を設定する。
(映像の輝度に応じた額縁画像の組み合わせ)
額縁画像について、前記各実施形態では主に昼映像41aと組み合わせて表示したときにユーザに奥行き感を与える額縁画像について説明してきた。しかしながら、映像と額縁画像との組み合わせによっては、当該映像と当該額縁画像との境界線が見づらく、ユーザが奥行き感を覚えにくい表示となる場合がある。本実施形態に係る表示装置1において、映像の違いによる額縁画像の適切な組み合わせの一例を示す模式図を図12に示す。図12の(a)は昼映像41aと、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像42cとの組み合わせを表示した場合の模式図である。図12の(b)は夜間を示す夜映像41bと、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像42cとの組み合わせを表示した場合の模式図である。図12の(c)は昼映像41aと、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像42dとの組み合わせを表示した場合の模式図である。図12の(d)は夜映像41bと、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像42dとの組み合わせを表示した場合の模式図である。また、図12の(a)〜(d)に示した組み合わせに対する見やすさの違いをまとめた表を図13に示す。図示の例において、各レコードは図12の各図に対応しており、項目名「図」が図番号に対応している。なお、項目名「映像」は表示する映像が昼映像41aおよび夜映像41bのどちらであるかを示している。項目名「額縁画像」は表示する額縁画像が、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像42cおよび黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像42dのどちらであるかを示している。そして、項目名「判定」は「映像」と「額縁画像」の組み合わせが見やすいか否かを判定した結果を示しており、「○」が見やすいことを示し、「△」は見づらいことを示している。
図12の(a)において、昼映像41aは比較的輝度が高い映像であり、さらに額縁画像42cも比較的輝度が高い画像である。図12の(a)は、図13において項目名「図」が「12(a)」のレコードに対応しており、図示の例において、項目名「図」が「12(a)」のレコードは、項目名「判定」が「△」である。すなわち、昼映像41aと額縁画像42cの組み合わせはユーザにとって見づらい組み合わせである。例えば、昼映像41aと額縁画像42cとの間の境界線はユーザにとって確認が難しい。よって、昼映像41aに対して額縁画像42cを組み合わせるのは好ましくないと言える。
図12の(b)において、夜映像41bは比較的輝度が低い映像である一方、額縁画像42cは比較的輝度が高い画像である。図12の(b)は、図13において項目名「図」が「12(b)」のレコードに対応しており、図示の例において、項目名「図」が「12(b)」のレコードは、項目名「判定」が「○」である。すなわち、夜映像41bと額縁画像42cの組み合わせはユーザにとって見やすい組み合わせである。例えば、夜映像41bと額縁画像42cとの間の境界線はユーザにとって確認が容易である。また、額縁画像42cによって夜映像41bが照らされ、当該夜映像41bが見やすくなる。よって、夜映像41bに対して額縁画像42cを組み合わせるのは好ましいと言える。
図12の(c)において、昼映像41aは比較的輝度が高い映像である一方、額縁画像42dは比較的輝度が低い画像である。図12の(c)は、図13において項目名「図」が「12(c)」のレコードに対応しており、図示の例において、項目名「図」が「12(c)」のレコードは、項目名「判定」が「○」である。すなわち、昼映像41aと額縁画像42dの組み合わせはユーザにとって見やすい組み合わせである。例えば、昼映像41aと額縁画像42dとの間の境界線はユーザにとって確認が容易である。また、額縁画像42dにて昼映像41aが発する光の反射を抑制するため、当該昼映像41aが見やすくなる。よって、昼映像41aに対して額縁画像42dを組み合わせるのは好ましいと言える。
図12の(d)において、夜映像41bは比較的輝度が低い映像であり、さらに額縁画像42dも比較的輝度が低い画像である。図12の(d)は、図13において項目名「図」が「12(d)」のレコードに対応しており、図示の例において、項目名「図」が「12(d)」のレコードは、項目名「判定」が「△」である。すなわち、夜映像41bと額縁画像42dの組み合わせはユーザにとって見づらい組み合わせである。例えば、夜映像41bと額縁画像42dとの間の境界線はユーザにとって確認が難しい。よって、夜映像41bに対して額縁画像42dを組み合わせるのは好ましくないと言える。
これらのことから、額縁画像は、映像の輝度を考慮して設定されることが好ましいと言える。
(輝度の算出方法の具体例)
本実施形態において、映像解析部52が映像の輝度を算出する方法の具体例について、図14を用いて説明する。図14の(a)は、映像が昼映像である場合に表示部40へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示している。図14の(b)は、映像が夜映像である場合に表示部40へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示している。
図14の(a)の例において、映像解析部52が映像取得部51から映像として昼映像41aを受け付けると、当該昼映像41aの輝度についてヒストグラム解析を行い、輝度のピークおよび輝度の分布を示すヒストグラム43aを生成する。映像解析部52は、さらにヒストグラム43aから昼映像41aの全体輝度を算出する。
次に、額縁画像設定部53は、映像解析部52より受信した昼映像41aの全体輝度に基づいて、黒の背景に放射状の白の太線を配した額縁画像42dを設定する。
そして、表示制御部54は昼映像41aおよび額縁画像42dを表示部40に表示させる。このようにして、映像の輝度に応じて額縁画像を設定し、表示することができる。
図14の(b)の例において、映像解析部52が映像取得部51から映像として夜映像41bを受け付けると、当該夜映像41bの輝度に関するヒストグラム43bを生成し、当該ヒストグラム43bから夜映像41bの全体輝度を算出する。算出方法については図14の(a)と同様の方法でよい。
次に額縁画像設定部53は、夜映像41bの全体輝度に基づいて、白の背景に放射状の黒の太線を配した額縁画像42cを設定する。
そして、表示制御部54は夜映像41bおよび額縁画像42cを表示部40に表示させる。このようにして、映像の輝度に応じて額縁画像を設定し、表示することができる。
なお、映像解析部52にて算出され、額縁画像設定部53が額縁画像の設定に用いる、映像の輝度に関する情報は、当該映像の輝度に関する特性を示すものであれば、全体輝度でなくてもよい。例えば、額縁画像設定部53は輝度のピーク値に基づいて額縁画像を設定してもよい。
また、額縁画像設定部53にて映像との境界線が見やすい額縁画像を設定できるのであれば、映像解析部52にて映像の輝度に関する情報を生成しなくてもよい。例えば、図示しない照度センサを用いて、当該照度センサが検出した照度の値を額縁画像設定部53が受け付け、当該照度の値に応じて額縁画像を設定してもよい。
〔実施形態5〕
本発明の実施形態5について、図1、3、4、および15を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(電子ミラーシステムの構成)
実施形態5に係る電子ミラーシステム100の構成について、図1、3、4を用いて説明する。
本実施形態において、電子ミラーシステム100は、基本的な構成は前記各実施形態と同一であるが、表示装置1の一部構成が異なっている。表示装置1は、撮像装置2が撮像した映像の奥行き中心に対してユーザが奥行き感を得られるよう、奥行き中心を解析し、当該奥行き中心が複数の放射状の線の原点、またはグラデーションの原点となるよう額縁画像を設定する点が異なっている。より具体的には、映像解析部52が映像の奥行き中心を解析し、額縁画像設定部53は、奥行き中心を図4の額縁画像42bのような額縁画像における複数の放射状の線の原点、または図3の額縁画像42aのような額縁画像におけるグラデーションの原点とする。なお、映像の奥行き中心を前記原点とするような額縁画像については、例えば画面中央に原点が設定された額縁画像や、画面中央左寄りに原点が設定された額縁画像といった、画像内のいずれかの位置に前記原点が設定された、複数の額縁画像を予め作成しておき、記憶部30に格納しておいてもよい。
(奥行き中心の解析方法の具体例)
本実施形態において、映像解析部52が映像の奥行き中心を解析する方法の具体例について、図15を用いて説明する。図15は、本実施形態に係る表示装置1において、撮像映像の奥行き中心に応じた額縁画像を設定する一例を示す模式図である。図15の(a)は、映像の中心に奥行き中心が存在する場合に表示部40へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示している。図15の(b)は、映像の中央以外の位置に奥行き中心が存在する場合に表示部40へ表示する映像および額縁画像を設定する一連の流れを示している。
図15の(a)の例において、映像解析部52が映像41aを受け付けると、輪郭映像44aを生成し、当該輪郭映像44aの奥行き中心を解析する。例えば、映像解析部52は、輪郭映像44aにおいて輪郭線が密集しており、かつ輪郭線がそこから放射状に伸びている位置を奥行き中心として選択する。
次に、額縁画像設定部53は、映像解析部52が選択した奥行き中心に複数の放射状の線の原点が重なるような額縁画像42dを記憶部30から選択し、映像41aとともに表示する額縁画像として設定する。
そして、表示制御部54は、映像41aと額縁画像42dとを組み合わせて表示部40に表示させる。このようにして、映像の奥行き中心の位置を解析し、解析した位置に応じて適切な額縁画像を設定することができる。
図15の(b)の例において、映像解析部52が映像41cを受け付けると、輪郭映像44cを生成し、当該輪郭映像44cの奥行き中心を解析する。解析方法については図15の(a)と同様の方法でよい。
次に額縁画像設定部53は、映像解析部52が選択した奥行き中心に複数の放射状の線の原点が重なるような額縁画像42iを記憶部30から選択し、映像41cとともに表示する額縁画像として設定する。
そして、表示制御部54は、映像41cと額縁画像42iとを組み合わせて表示部40に表示させる。このようにして、映像の奥行き中心の位置を解析し、解析した位置に応じて適切な額縁画像を設定することができる。
なお、前記の説明において、額縁画像設定部53は、複数の画像の中から映像の奥行き中心と原点が重なるような額縁画像を選択する構成としたが、これに限定される必要はない。例えば、額縁画像設定部53は、映像解析部52が選択した奥行き中心が原点となるように複数の放射状の線が配置された額縁画像を都度生成する構成であってもよい。
〔実施形態6〕
上記各実施形態では、1つの表示装置1を用いる例を説明したが、表示装置1の有する機能の一部を、表示装置1と通信可能なサーバに持たせてもよい。つまり、本発明は、表示装置、撮像装置、およびサーバを含む電子ミラーシステムとしても実現できる。
〔実施形態7〕
表示装置1の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、表示装置1を、図16に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
図16は、前記各実施形態の表示装置1として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、カメラおよびボタン、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
補助記憶装置914には、コンピュータ910を表示装置1として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、表示装置1が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。また、記録媒体に記録されているプログラムを、主記憶装置913上に展開することなく実行可能なコンピュータであれば、主記憶装置913を省略してもよい。なお、上記各装置(演算装置912、主記憶装置913、補助記憶装置914、入出力インターフェース915、通信インターフェース916、入力装置920、および出力装置930)は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔変形例〕
前記各実施形態において、額縁画像設定部53がどのような額縁画像を設定するかは、予めユーザが登録することができる構成であってもよい。また、額縁画像は静止画に限定されることはなく、例えば動画であってもよい。
前記各実施形態において、表示部40に映像とともに表示し、当該映像に対する奥行き感をユーザに与えることができるのであれば、額縁画像は、どのように表示されてもよい。例えば、表示領域の大きさ、輝度、デザイン、パターン、および表示部40上の位置などを変更して表示されてもよい。
前記各実施形態において、額縁画像設定部53が額縁画像を設定するために参照する情報は、映像解析部52による解析結果などから取得できる情報であれば、どのようなものを参照してもよい。例えば、ユーザ設定、画像の輝度から推定した周囲の照度、自動車の速度、および原点位置などの情報を参照し、額縁画像設定部53は額縁画像を設定してもよい。さらに、額縁画像設定部53は、これらの情報のうちの2以上の情報の組み合わせに基づいて額縁画像を設定してもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置(1)は、単眼の撮像装置(2)を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置であって、前記映像を解析する映像解析部(52)と、前記映像解析部にて解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定部(53)と、前記映像を前記額縁画像とともに表示部(40)に表示させる表示制御部(54)と、を備えており、前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている。
前記の構成によれば、所定のパターンを備えた額縁画像とともに映像を表示することができる。これにより、ユーザは額縁画像に設けられた所定のパターンよって奥行き感を抱いた状態で映像を見ることができる。したがって、単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像をユーザに奥行き感を与えるように表示する表示装置を提供することができる。
本発明の態様2に係る表示装置(1)は、前記態様1において、前記所定のパターンは、前記映像から前記額縁画像の外周に向かって広がる複数の放射状の線、または前記映像から前記額縁画像の外周に向かって濃淡が変化するグラデーションである構成としてもよい。
前記の構成によれば、ユーザは、放射状の線またはグラデーションが設けられた額縁画像に基づいて、映像に対して奥行き感を覚えることができる。
本発明の態様3に係る表示装置(1)は、前記態様2において、前記映像解析部(52)は、前記映像の奥行き中心を解析し、前記額縁画像設定部(53)は、前記奥行き中心を前記複数の放射状の線の原点または前記グラデーションの原点とする構成としてもよい。
前記の構成によれば、映像の奥行き中心を原点として設定された放射状の線またはグラデーションを備えた額縁画像を、当該映像とともに表示することができる。これにより、額縁画像が備える所定のパターンからユーザが推測した奥行き感の原点と、実際の映像の奥行きの原点とを一致させることができるので、ユーザに違和感のない奥行き感を提供することができる。
本発明の態様4に係る表示装置(1)は、前記態様1から3のいずれかにおいて、前記表示制御部(54)は、前記撮像装置を搭載している移動体の移動速度に応じて前記額縁画像の表示領域の大きさを変化させて表示する構成としてもよい。
前記の構成によれば、移動体の移動速度に応じた大きさで映像と額縁画像とを表示することができる。これにより、例えば移動速度が大きいときは額縁画像の表示領域を大きく、すなわち映像を小さく表示し、移動速度が小さいときは額縁画像の表示領域を小さく、すなわち映像を大きく表示することができる。移動速度に応じた大きさで映像を表示することにより、移動速度に応じてユーザの視野が狭まった場合であっても適切な奥行き感を与えることができる。
本発明の態様5に係る表示装置(1)は、前記態様4において、前記映像解析部(52)は、前記映像から前記撮像装置を搭載している移動体の移動速度を推定する構成としてもよい。
前記の構成によれば、推定した移動体の移動速度を用いて額縁画像の表示領域の大きさを変化させて表示することができる。
本発明の態様6に係る表示装置(1)は、前記態様1から5のいずれかにおいて、前記映像解析部(52)が前記映像の全体輝度を解析し、前記額縁画像設定部(53)は、前記全体輝度に応じた前記額縁画像を設定する構成としてもよい。
前記の構成によれば、映像を当該映像の全体輝度に応じて設定された額縁画像とともに表示することができる。例えば、映像が日中の映像であれば低輝度の額縁画像を設定し、映像が夜間の映像であれば高輝度の額縁画像を設定できる。これにより、表示内容全体の輝度を調整し、映像を確認しやすくすることができる。
本発明の態様7に係る表示装置(1)は、前記態様1から6のいずれかにおいて、前記額縁画像設定部(53)は、予めユーザ毎に設定された当該ユーザの視覚特性の傾向に応じた前記額縁画像を設定する構成としてもよい。
前記の構成によれば、表示装置は、ユーザの視覚特性の傾向に応じて設定された額縁画像とともに映像を表示することができる。これにより、表示装置に表示される映像について、個人差による見え方の違いに関わらず、各ユーザに対して奥行き感を与えることができる。
本発明の態様8に係る表示方法は、単眼の撮像装置(2)を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置(1)による表示方法であって、前記映像を解析する映像解析ステップ(S2)と、前記映像解析ステップにて解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定ステップ(S3)と、前記映像を前記額縁画像とともに表示部に表示させる表示制御ステップ(S4)と、を備えており、前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている。前記の方法によれば、前記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様9に係る電子ミラーシステム(100)は、単眼の撮像装置(2)を用いて移動しながら撮像した映像を表示する電子ミラーシステムであって、前記態様1の表示装置(1)と、前記映像を撮像し、前記表示装置へ送信する単眼の撮像装置と、を備えている構成である。前記の構成によれば、前記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る表示装置1は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示装置1が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記表示装置1をコンピュータにて実現させる表示装置1の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100 電子ミラーシステム
1 表示装置
10 通信部
20 入力部
30 記憶部
40 表示部
41a 昼映像
41b 夜映像
42a 額縁画像
42b 額縁画像
42c 額縁画像
42d 額縁画像
42e 額縁画像
42f 額縁画像
42g 額縁画像
42h 額縁画像
50 制御部
51 映像取得部
52 映像解析部
53 額縁画像設定部
54 表示制御部
2 撮像装置

Claims (10)

  1. 単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置であって、
    前記映像を解析する映像解析部と、
    前記映像解析部にて解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定部と、
    前記映像を前記額縁画像とともに表示部に表示させる表示制御部と、を備えており、
    前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記所定のパターンは、前記映像から前記額縁画像の外周に向かって広がる複数の放射状の線、または前記映像から前記額縁画像の外周に向かって濃淡が変化するグラデーションである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記映像解析部は、前記映像の奥行き中心を解析し、
    前記額縁画像設定部は、前記奥行き中心を前記複数の放射状の線の原点または前記グラデーションの原点とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記撮像装置を搭載している移動体の移動速度に応じて前記額縁画像の表示領域の大きさを変化させて表示する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記映像解析部は、前記映像から前記撮像装置を搭載している移動体の移動速度を推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記映像解析部は、前記映像の全体輝度を解析し、
    前記額縁画像設定部は、前記全体輝度に応じた前記額縁画像を設定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記額縁画像設定部は、予めユーザ毎に設定された当該ユーザの視覚特性の傾向に応じた前記額縁画像を設定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像を表示する表示装置による表示方法であって、
    前記映像を解析する映像解析ステップと、
    前記映像解析ステップにて解析した結果に応じて前記映像の周囲に表示する額縁画像を設定する額縁画像設定ステップと、
    前記映像を前記額縁画像とともに表示部に表示させる表示制御ステップと、を含み、
    前記額縁画像は、ユーザに前記映像に対する奥行き感を与える所定のパターンが配されている
    ことを特徴とする表示方法。
  9. 単眼の撮像装置を用いて移動しながら撮像した映像を表示する電子ミラーシステムであって、
    請求項1に記載の表示装置と、
    前記映像を撮像し、前記表示装置へ送信する単眼の撮像装置と、を備えている
    ことを特徴とする電子ミラーシステム。
  10. 請求項1に記載の表示装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記映像解析部、前記額縁画像設定部、および前記表示制御部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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