JP2019046274A - 入出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御データの処理に対する影響を抑制しつつ、ビット化け等によるデータ異常の検出及び修復を行うことができる入出力装置を提供する。【解決手段】IOカード100は、内容が同一の制御データをそれぞれ保存する第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103と、それぞれの制御データ保存部に保存された制御データに内容が同一の演算をそれぞれ施し、得られた演算結果をそれぞれの制御データ保存部に保存させる演算部104と、2つの演算結果を比較照合して演算結果の健全性を判定する演算結果診断部110と、2つの演算結果が健全であると判定された場合に演算結果をバックアップとして保存し、2つの演算結果が健全でないと判定された場合にバックアップを第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存させるバックアップ制御部111とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、原子力プラントなどの制御において制御対象機器の状態や測定値などの制御データを上位制御装置に送信するとともに、上位制御装置から受信した制御指令を制御対象機器に出力する入出力装置に関するものである。
原子力プラント等の大規模プラントにおいては、フィールド機器等の制御対象機器から入力される制御データを大規模プラントのコントローラである上位制御装置に送り、上位制御装置にて制御データを用いて制御対象機器への制御指令を演算している。上位制御装置には高い信頼性が求められるため、稼働系と待機系から構成される二重化制御装置を構成し、自系のメモリに複数ビットエラーが発生した場合に相手系を単独運転モードに遷移させ、相手系のプロセス制御データにより該メモリの複数ビットエラーが正常に修復した後に自系を待機系に遷移させることで運転を停止することなく複数ビットエラーに対応するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−146239号公報
ところで、上位制御装置と制御対象機器は、IOカードなどの入出力装置によって互いに接続されており、この入出力装置を介して上位制御装置と制御対象機器との間でのデータの送受信が行われる。入出力装置は、基板に搭載されたファームウエアにより動作し、制御データの上下限範囲チェックやフィルタ演算、上位制御装置に合わせたデータ形式へのデータ変換や上位制御装置との通信を行う。このような入出力装置においては、SEU(Single Event Upset)のように宇宙線や放射線に起因するビット化け(ビットエラー)によるデータ異常が発生する可能性がある。しかしながら、特許文献1の技術では、上位制御装置におけるビット化けに対応することができても、上位制御装置と制御対象機器を接続する入出力装置におけるビット化けには対応していない。また、従来の入出力装置は、上述したような上下限範囲チェック等を行うものの、ビット化けによるデータ異常の検出や修復はできない。さらに、大規模プラントの制御においては数十ミリ秒サイクルという高速での監視・制御が要求されるため、上位制御装置のような演算処理能力を持たない入出力装置においては、上位制御装置の場合のように単純に二重化すると制御データの処理に遅れが生じ、リアルタイムの監視・制御が困難になる虞がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、制御データの処理に対する影響を抑制しつつ、ビット化け等によるデータ異常の検出及び修復を行うことができる入出力装置を得るものである。
この発明の入出力装置は、上位制御装置と、上位制御装置によって制御される制御対象機器を接続し、制御対象機器から入力された制御データを上位制御装置に伝達するとともに、上位制御装置から制御指令を受信して、受信した制御指令を制御対象機器に出力する入出力装置において、制御データを保存する第1の制御データ保存部と、第1の制御データ保存部に保存された制御データと内容が同一の制御データを保存する第2の制御データ保存部と、第1の制御データ保存部に保存された制御データに第1の演算を施し、得られた結果を第1の演算結果として第1の制御データ保存部に保存させ、第2の制御データ保存部に保存された制御データに第1の演算と内容が同一の第2の演算を施し、得られた結果を第2の演算結果として第2の制御データ保存部に保存させる演算部と、第1の演算結果と第2の演算結果を比較照合し、第1の演算結果及び第2の演算結果の健全性を判定する演算結果診断部と、演算結果診断部により第1の演算結果及び第2の演算結果が健全であると判定された場合に第1の演算結果又は第2の演算結果をバックアップとして保存し、演算結果診断部により第1の演算結果及び前記第2の演算結果が健全でないと判定された場合にバックアップを第1の制御データ保存部及び第2の制御データ保存部に保存させるバックアップ制御部とを備えたものである。
この発明によれば、制御データの処理速度に対する影響を抑制しつつ、ビット化け等によるデータ異常の検出及び修復を行うことができる入出力装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1におけるIOカードを示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるIOカードのハードウエア構成図である。 この発明の実施の形態1におけるIOカードの動作を説明する図であり、演算結果が健全であると判定される場合の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1におけるIOカードの動作を説明する図であり、演算結果が健全でないと判定される場合の動作を説明する図である。
実施の形態1.
以下に、この発明の実施の形態1を図1から図4に基づいて説明する。図1は、実施の形態1における入出力装置を示す機能ブロック図であり、図2は、ハードウエア構成図である。図1において、実線の矢印は制御対象機器から上位制御装置へのデータの流れを示し、破線の矢印は上位制御装置から制御対象機器へのデータの流れを示す。また一点鎖線の矢印は、後述するバックアップ処理又はリカバリ処理におけるデータの流れを示す。IOカード100、すなわち入出力装置は、制御対象機器502と上位制御装置501を接続するものであり、制御対象機器502から入力される制御データに所定の処理を施して上位制御装置501に搭載されたCPU(図示なし)に伝達するとともに、上位制御装置501からの制御指令を制御対象機器に伝達するものである。制御対象機器502から入力される制御データは、入力データ制御部101によって複製され、内容が同一の制御データが第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103にそれぞれ保存される。なお、ここでは制御データとして電流値、電圧値、温度、回転数等、プラントの状態を示すアナログデータを想定しているが、これに限られるものではなく、ON/OFF信号などのデジタルデータでもよい。
第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103は、保存している制御データを所定のタイミングで演算部104に送信し、演算部104は受信した制御データにフィルタ演算等の所定の演算を施す。演算部104は、得られた演算結果を第1の演算結果及び第2の演算結果として第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に返し、それぞれ新たな制御データとして第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に上書き保存させる。なお、演算部104は第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103からの制御データそれぞれについて同じ内容の演算を施すので、演算部104が第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103にそれぞれ返す第1の演算結果及び第2の演算結果は通常同一で一致するが、ビット化け等によるデータ異常により同一性が損なわれて不一致が生じることがある。
演算結果診断部110は、演算部104による演算後に第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存されているそれぞれの制御データ(第1の演算結果及び第2の演算結果)を比較照合し、その同一性をチェックすることで演算結果の健全性を診断するものである。演算結果診断部110は、2つの制御データが一致している場合、2つの制御データにはビット化け等によるデータ異常が生じておらず演算結果は健全であると判定し、後述するバックアップ処理を行うようバックアップ制御部111に指示を出す。2つの制御データの間に不一致が生じている場合、2つの制御データの片方又は両方にビット化け等によるデータ異常が生じており、演算結果は健全ではないと判定し、後述するリカバリ処理を行うようバックアップ制御部111に指示を出す。
バックアップ制御部111は、2つの制御データが健全であると判定された場合に第1の制御データ保存部102に保存されている制御データをバックアップとして保存するバックアップ処理を行い、2つの制御データが健全ではないと判定された場合に、バックアップとして保存した制御データを第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存させるリカバリ処理を行う。リカバリ処理に用いられる制御データは、過去に健全であると判定されバックアップ処理されたものであるため、データ異常が生じていない健全な制御データがリカバリ処理により第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存されることとなる。なお、バックアップ処理において、実施の形態1では第1の制御データ保存部102に保存されている制御データをバックアップに保存するが、バックアアップ処理は第1の制御データ保存部102に保存されている制御データと第2の制御データ保存部103に保存されている制御データが一致した場合に行われるものであるので、第2の制御データ保存部103に保存されている制御データを保存してもよい。
演算結果診断部110は、上記した演算結果の健全性の診断を1演算周期(数十ミリ秒程度)など、予め定められた周期で周期的に行う。このため、バックアップ制御部111によるバックアップ処理やリカバリ処理も周期的に行われるので、バックアップ制御部111が保存する制御データは周期的に更新される。また、ある周期でリカバリ処理が行われた場合、リカバリ処理により第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103にそれぞれ保存された健全な制御データにより次周期以降の演算が行われることになる。
制御データチェック部121は、上位制御装置501に送信する制御データを第1の制御データ保存部102から取得して上下限範囲のチェックを実施し、制御データが所定の範囲内であれば、データ変換部122にチェック済みの制御データを送信する。制御データが所定の範囲内にない場合、データ変換部122に対してエラー信号を送信する。
データ変換部122は、制御データチェック部121から受信したチェック済みの制御データ又はエラー信号のデータ形式を上位制御装置501が処理可能なデータ形式に変換し、変換済みの制御データ又はエラー信号を送受信部123に送信する。また、データ変換部122は送受信部123を介して上位制御装置501から受信した制御指令のデータ形式を制御対象機器502が処理可能なデータ形式に変換し、制御指令出力部124に送信する。データ変換部122によるデータ形式の変換は、例えばアナログデジタル変換であるが、上位制御装置501及び制御対象機器502がそれぞれ扱うデータ形式によって変わるものである。また、上位制御装置501及び制御対象機器502が扱うデータ形式が同じであればデータ変換部122は省略可能である。
送受信部123は、データ変換部122から受信した変換済みの制御データ又はエラー信号をフィールドネットワークなどの通信回線を介して上位制御装置501に送信する。また、上位制御装置501のCPUによって演算された制御指令を上位制御装置501から受信し、データ変換部122に送信する。
制御指令出力部124は、データ変換部から受信した制御指令を制御対象機器502に出力する。
次に、図1で示した各機能を実現するハードウエア構成について説明する。第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103は、図2に示す2つのRAM(Random Access Memory)86によって実現される。
入力データ制御部101、演算部104、演算結果診断部110、バックアップ制御部111、制御データチェック部121は、主にプロセッサ85により実現される。プロセッサ85は、ROM(Read Only Memory)88に記憶されているファームウエアによって動作する。なお、入力データ制御部101により複製される制御データは、入力回路81を介して制御対象機器502から入力される。また、演算結果診断部110による制御データの比較照合は、2つのデータをビット単位で比較する比較器89により行われる。また、制御データチェック部が制御データをチェックする際に参照する上下限範囲は、ROM88に記憶されている。また、バックアップ制御部111によるバックアップの保存は、バックアップ用記憶装置87により実現される。
データ変換部122は、上記のようなアナログデジタル変換の場合、A/D変換回路84により実現される。
送受信部123は、通信入出力回路83により実現される。
制御指令出力部124は、出力回路82により実現される。
なお、前回の演算結果の健全性の診断からの経過時間はタイマ90により計測され、この経過時間が予め定められた周期に達すると、演算結果診断部110はその時点で第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103にそれぞれ保存されている制御データの比較照合を行い、演算部104により直前に行われた演算の演算結果の健全性の診断を行うように構成されている。すなわち、演算結果診断部110は、演算結果の健全性の診断を周期的に行う。健全性の診断を行う周期はROM88に記憶されている。
次に、動作について説明する。図3は、実施の形態1におけるIOカードの動作を説明する図であり、演算結果が健全であると判定される場合の動作を説明する図である。また、図4は演算結果が健全でないと判定される場合の動作を説明する図である。なお、図3及び図4では、既に入力データ制御部101による入力データの複製が行われ、第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に制御データ1A及び制御データ1Bがそれぞれ保存されているものとして説明する。また、1演算周期の間に行われる1つ又は複数の演算を演算A1及び演算B1とする。図中の制御データ1A及び制御データ1Bは内容が同一のデータであり、演算A1及び演算B1は内容が同一の演算であるが、説明の便宜上それぞれ異なる符号を付している。
まず、演算結果が健全であると判定される場合の動作について説明する。図3に示すように、まず制御データ1A及び制御データ1Bに対して所定の演算を演算部104により施す(ステップST01)。ステップST01のデータ演算では、まず制御データ1Aに対して演算A1を施し、演算結果である制御データ2Aを第1の制御データ保存部102に保存する(ステップST011)。次いで制御データ1Bに対して演算B1を施し、演算結果である制御データ2Bを第2の制御データ保存部103に保存する(ステップST012)。図3において、演算A1及び演算B1は、それぞれ第1の演算及び第2の演算に相当する。制御データ2A及び制御データ2Bは、それぞれ第1の演算結果及び第2の演算結果に相当する。
なお、実施の形態1では演算A1を行った後に演算B1を実施しているが、プロセッサ85を2つ用いて演算A1及び演算B1を同時並行して行ってもよい。
次に、演算結果診断部110により制御データ2A及び制御データ2Bを比較照合することで演算結果の健全性の診断を行う(ステップST02)。演算結果診断部110は、制御データ2A及び制御データ2Bをビット単位で比較し(ステップST021)、比較照合の結果が「一致」であることを受けて(ステップST022)、制御データ2A及び制御データ2Bにはビット化け等によるデータ異常が生じておらず健全であると判定し、判定結果をバックアップ制御部111に送信する。判定結果の送信後、タイマ90をリセットする。
演算結果診断部110により演算結果が健全であると判定されると、バックアップ制御部111はバックアップ処理を行う(ステップST03)。バックアップ処理では、第1の制御データ保存部102から制御データ2Aを取得し(ステップST031)、取得した制御データ2Aをバックアップ制御部111に保存する(ステップST032)。以上が、演算結果が健全であると判定される場合のIOカード100の動作である。
なお、続けて演算部104にて次の演算が行われる場合は、上記した図3の説明において制御データ1A及び制御データ1Bを制御データ2A及び制御データ2Bに置き換え、次の演算の演算結果に対してステップST021で行った比較照合を行うことで演算結果の診断を行い、演算結果が健全であると判定されたらバックアップ処理により次の演算の演算結果がバックアップとしてバックアップ制御部111に保存される。さらに演算が続く場合も同様の処理を繰り返す。バックアップの保存は、演算が進むにつれて上書き保存してもよいし、過去のバックアップに追加で保存していってもよい。
次に、演算結果が健全でないと判定される場合の動作について説明する。なお。ここでは図3で説明したバックアップ処理が少なくとも1回行われており、バックアップ制御部111には最後にバックアップ処理が行われた演算周期における演算結果が初期状態において保存されていると仮定している。具体例として、図4ではバックアップ制御部111に制御データ2Aが保存されているとしている。第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103には制御データ2A及び制御データ2Bがそれぞれ保存されている。
まず、図3の場合と同様に制御データ2A及び制御データ2Bの演算を演算部104により施す(ステップST11)。ステップST11のデータ演算では、まず制御データ2Aに対して演算A2を施し、演算結果である制御データ3Aを第1の制御データ保存部102に保存する(ステップST111)。次いで制御データ2Bに対して演算B2を施し、演算結果である制御データ3Bを第2の制御データ保存部103に保存する(ステップST112)。図4において、演算A2及び演算B2は、それぞれ第1の演算及び第2の演算に相当する。制御データ3A及び制御データ3Bは、それぞれ第1の演算結果及び第2の演算結果に相当する。
なお、実施の形態1では演算A2を行った後に演算B2を実施しているが、プロセッサ85を2つ用いて演算A2及び演算B2を同時並行して行ってもよい。
次に、演算結果診断部110により制御データ3A及び制御データ3Bを比較照合することで演算結果の健全性の診断を行う(ステップST12)。演算結果診断部110は、制御データ3A及び制御データ3Bをビット単位で比較し(ステップST121)、比較照合の結果により不一致が生じていることを認識すると(ステップST122)、制御データ3A若しくは制御データ3Bのいずれか、又は両方にビット化け等によるデータ異常が生じており演算結果は健全でないと判定し、判定結果をバックアップ制御部111に送信する。判定結果の送信後、タイマ90をリセットする。
演算結果診断部110により演算結果が健全でないと判定されると、バックアップ制御部111はリカバリ処理を行う(ステップST13)。リカバリ処理では、バックアップ制御部111から制御データ2Aを取得し(ステップST131)、取得した制御データ2Aを複製して第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存することで、第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存されている制御データ3A及び制御データ3Bを制御データ2Aに置き換える(ステップST132)。これにより、健全でないと判定された制御データ3A及び制御データ3Bが、健全であると判定された制御データ2Aに置き換えられたことになる。以上が、演算結果が健全でないと判定される場合のIOカード100の動作である。次の演算周期における演算では、リカバリ処理によって第1の制御データ保存部102及び第2の制御データ保存部103に保存された制御データ2Aに対して演算を施す。
なお上記したとおり、ここではバックアップ処理が少なくとも1回行われていると仮定したが、バックアップ処理が一度も行われていない場合はリカバリ処理に必要な制御データが存在しないため、制御対象機器から制御データを取得し直して1回目の演算周期の場合と同様に処理する。
実施の形態1によれば、2つの制御データ保存部、及びそれぞれの制御データ保存部に保存された演算結果をビット単位で比較照合して演算結果の健全性を判定する演算結果診断部を備えたため、ビット化け等によるデータ異常の検出を行うことができる。
また、健全と判定された演算結果をバックアップとして保存するバックアップ処理を行い、このバックアップによって健全でないと判定された演算結果を置き換えるリカバリ処理を行うバックアップ制御部を備えたため、データ異常の修復を行うことができる。
また、演算結果診断部による比較照合の対象が特定の演算結果に限られ照合範囲が局所化されているため、健全性の判定を低負荷かつ短時間で行うことが可能であり、制御データの処理に対する影響を抑制することができる。
なお、実施の形態1では二重化した制御データ保存部を利用して制御データの健全性を判定する構成としたが、制御データ保存部は三重化以上にしてもよい。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100 IOカード、102 第1の制御データ保存部、103 第2の制御データ保存部、104 演算部、110 演算結果診断部、111 バックアップ制御部、501 上位制御装置、502 制御対象機器

Claims (2)

  1. 上位制御装置と、前記上位制御装置によって制御される制御対象機器を接続し、前記制御対象機器から入力された制御データを前記上位制御装置に伝達するとともに、前記上位制御装置から制御指令を受信して、受信した前記制御指令を前記制御対象機器に出力する入出力装置において、
    前記制御データを保存する第1の制御データ保存部と、
    前記第1の制御データ保存部に保存された制御データと内容が同一の制御データを保存する第2の制御データ保存部と、
    前記第1の制御データ保存部に保存された制御データに第1の演算を施し、得られた結果を第1の演算結果として前記第1の制御データ保存部に保存させ、前記第2の制御データ保存部に保存された制御データに前記第1の演算と内容が同一の第2の演算を施し、得られた結果を第2の演算結果として前記第2の制御データ保存部に保存させる演算部と、
    前記第1の演算結果と前記第2の演算結果を比較照合し、前記第1の演算結果及び前記第2の演算結果の健全性を判定する演算結果診断部と、
    前記演算結果診断部により前記第1の演算結果及び前記第2の演算結果が健全であると判定された場合に前記第1の演算結果又は前記第2の演算結果をバックアップとして保存し、前記演算結果診断部により第1の演算結果及び前記第2の演算結果が健全でないと判定された場合に前記バックアップを前記第1の制御データ保存部及び前記第2の制御データ保存部に保存させるバックアップ制御部と
    を備えたことを特徴とする入出力装置。
  2. 前記演算結果診断部は、前記第1の演算結果及び前記第2の演算結果の健全性の判定を予め定められた周期で周期的に行うことを特徴とする請求項1に記載の入出力装置。
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