JP2019039695A - 光検査装置及び保護ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度を高めることができる光検査装置及び保護ケースを提供する。【解決手段】検査領域Rに被検査物Sを搬送する搬送部3と、検査領域において、被検査物に含まれる異物Fに蛍光を発生させるための励起光を照射する励起光照射部4と、検査領域において、異物から発せられる蛍光を検出する検出部5と、搬送部によって搬送される被検査物が通過可能に搬送部の上方に配置される台座部21と、台座部の上部に配置され、少なくとも蛍光検出部を収容する保護ケース23と、上方から見た平面視において台座部を外側から覆う保護部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被検査物に異物が含まれているか否かを検査するための光検査装置及び保護ケースに関する。
魚等の切り身に寄生虫及び骨等が含まれているか否かを検査するために、紫外線等の励起光を切り身に照射し、骨や寄生虫等から発生した蛍光を検出する光検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−311253号公報
上述したような光検査装置では、寄生虫等から発生した蛍光を検出する光検出部が配置された空間に光が入り込むと、微弱な蛍光を識別することができず、寄生虫等の検出精度が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、検出精度を高めることができる光検査装置及び保護ケースを提供することを目的とする。
本発明の光検査装置は、検査領域に被検査物を搬送する搬送部と、検査領域において、被検査物に含まれる異物に蛍光を発生させるための励起光を照射する励起光照射部と、検査領域において、異物から発せられる蛍光を検出する蛍光検出部と、搬送部によって搬送される被検査物が通過可能に搬送部の上方に配置される台座部と、台座部の上部に配置され、少なくとも蛍光検出部を収容する保護ケースと、上方から見た平面視において台座部を外側から覆う保護部と、を備える。
この構成の光検査装置では、鉛直方向上方から見た平面視において台座部を外側から覆う保護部を備える。これにより、保護ケースと台座部との接合部が保護部によって外側から覆われるので、保護ケースの外部から保護ケースの内部に光が侵入することを防止できる。これにより、微弱な蛍光も識別できるようになり、検出精度を高めることができる。
本発明の光検査装置では、上方から見た平面視において台座部の外側に配置され、保護部の下端は、台座部の上端よりも低い位置に位置していてもよい。この構成の光検査装置では、保護ケースの外部から保護ケースの内部に光が直線的に入ることを防止できるので、保護ケースの内部の遮光性を更に高めることができる。
本発明の光検査装置では、保護部は、台座部を囲むように枠状に配置されていてもよい。この構成の光検査装置では、保護ケースと台座部との接合部の全てを覆うように保護部が配置されるので、保護ケース内部の遮光性を更に高めることができる。
本発明の光検査装置では、保護部は、保護ケースに形成されてもよい。この構成の光検査装置では、保護ケースと台座部との接合時に、保護部となる保護部材を所定の位置に別途配置するような手間を省略できるので、接合時の作業性が向上する。
本発明の光検査装置では、保護ケースは、開口部を有する箱状の本体部と、開口部の周囲から張り出した鍔部と、を有しており、保護部は、鍔部に形成されてもよい。この構成の光検査装置では、鍔部の張り出した長さの分、保護ケースの外部と保護ケースの内部との間の光の侵入経路を長くすることができる。これにより、保護ケース内部の遮光性を更に高めることができる。また、保護ケースと台座部との間に配置されるシール部材を配置する場合には、鍔部の張り出した長さの分、シール部材の幅(張り出し方向における長さ)を大きくすることができるので、保護ケース内部の密閉性を更に高めることができる。
本発明の光検査装置では、鍔部の上面は、張り出し方向に向かって、下方に傾斜していてもよい。これにより、保護ケースに水がかかった場合でも、鍔部に水が滞留することが抑制され、部材の劣化が抑制できる。
本発明の光検査装置では、台座部は、保護ケースの開口部よりも面積が小さな窓部を有し、蛍光検出部は、窓部を介して、異物から発せられる蛍光を検出してもよい。この構成の光検査装置では、接合部以外からの光の侵入を抑制できるので、保護ケース内部の遮光性を更に高めることができる。
本発明の光検査装置では、励起光照射部は、保護ケースに収容され、励起光照射部は、窓部を介して検査領域に励起光を照射してもよい。この構成の光検査装置では、蛍光検出部及び励起光照射部が収容された一つのユニットとして扱うことができるので作業性に優れる。また、励起光照射部を保護ケースに収容することで、励起光照射部を粉塵又は水等からも保護できる。
本発明の光検査装置では、台座部と保護ケースとの間に、弾性を有するシール部材が設けられていてもよい。この構成の光検査装置では、保護ケースと台座部との接合部から光が侵入することをより確実に抑制できる。また、上記接合部から水及び粉塵が侵入することを抑制できるので、保護ケース内部の密閉性を高めることができる。
本発明の光検査装置は、保護ケースと台座部とを固定する締結部を更に備え、締結部は、締結部を挿通可能なカラー部材を介して、シール部材を貫通していてもよい。この構成の光検査装置では、シール部材を所望の厚みを維持した状態で保護ケースと台座部との間に固定できる。これにより、接合時のシール部材のつぶれ具合が均一になるので隙間ができ難くなる。また、締結部は、カラー部材を介してシール部材に貫通されるので、貫通時のシール部材の損傷を防止できる。これにより、シール部の損傷箇所から光が保護ケース内部に侵入することを抑制できる。この構成の光検査装置では、作業者は、内部機材のメンテナンス又は部品交換等が容易に可能となる。
本発明の光検査装置では、締結部は、保護ケースの上方から締結作業及び締結解除作業が可能に設けられてもよい。この構成の光検査装置では、作業者は、内部機材のメンテナンス又は部品交換等が容易に可能となる。
本発明の光検査装置では、台座部は、搬送部に対して離間する方向に移動可能に設けられていてもよい。これにより、搬送部の上方から台座部と台座部に一体的に接合された保護ケースとを移動させることができるので、搬送部の清掃を容易に行うことができる。
本発明の保護ケースは、検査領域に被検査物を搬送する搬送部と、検査領域において、異物に蛍光を発生させるための励起光を照射する励起光照射部と、検査領域において、異物から発せられる蛍光を検出する蛍光検出部と、搬送部によって搬送される被検査物が通過可能に搬送部の上方に配置される台座部と、を備える光検査装置の台座部の上部に配置される、少なくとも蛍光検出部を収容する保護ケースであって、開口部を有する箱状の本体部を備え、本体部には、保護ケースを台座部に配置した時に、上方から見た平面視において台座部を外側から覆う保護部が形成されている。
この構成の保護ケースでは、上方から見た平面視において台座部を外側から覆う保護部を備える。これにより、保護ケースと台座部との接合部が保護部によって外側から覆われるので、保護ケースの外部から保護ケースの内部に光が侵入することを防止できる。これにより、微弱な蛍光も識別できるようになり、検出精度を高めることができる。
本発明の保護ケースは、本体部は、開口部の周囲から張り出した鍔部を更に有し、保護部は、鍔部に沿って配置されていてもよい。これにより、鍔部の張り出した長さの分、保護ケースの外部と保護ケースの内部との間の光の侵入経路を長くすることができる。これにより、保護ケース内部の遮光性を更に高めることができる。また、保護ケースと台座部との間に配置されるシール部材を配置する場合には、鍔部の張り出した長さの分、シール部材の幅(張り出し方向における長さ)を大きくすることができるので、保護ケース内部の密閉性を更に高めることができる。
本発明の保護ケースは、本体部における保護部の内側には、保護ケースを台座部に配置した時に台座部に接触する、弾性を有するシール部材が配置されていてもよい。保護ケースと台座部との接合部から光が侵入することをより確実に抑制できる。また、上記接合部から水及び粉塵が侵入することを抑制できるので、保護ケース内部の密閉性を高めることができる。
本発明によれば、検出精度を高めることができる。
一実施形態の光検査装置の構成図である。 図1の光検査装置の筐体を、搬入口側から見た側面図である。 搬送部上に筐体が配置された状態の光検査装置全体を示した斜視図である。 搬送部から筐体が離間された状態の光検査装置全体を示した斜視図である。 図1の接合部を拡大して示した断面図である。 図1の保護ケースを下方から見た下面図である。 変形例に係る接合部を拡大して示した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、本明細書では、説明の便宜のために、図1〜図6に示されるように、搬送部3の搬送方向Aに沿う方向をX軸、搬送部3の幅方向(図1の紙面奥行方向)をY軸、搬送部3の搬送面31aに直交する方向をZ軸として設定した。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。
図1に示されるように、光検査装置1は、筐体2と、搬送部3と、励起光照射部4と、検出部(蛍光検出部)5と、処理部6と、表示部7と、脚部9(図3参照)と、を備える。光検査装置1は、被検査物Sに異物Fが含まれているか否かを検査するための装置である。被検査物Sは、主に、サバ、アジ、イカ、イワシ、サケ、サンマ、ホッケ等の魚介類の切り身であり、異物Fは、主に、アニサキス、ブリ線虫等の寄生虫である。
図1及び図2に示されるように、筐体2は、検査領域Rを覆い、外部領域の光(屋内の人工灯や自然光等)から検査領域Rを遮蔽する。なお、検査領域Rは、筐体2の内部領域Lのうち、検出部5が蛍光を検出する三次元の領域である。筐体2は、台座部21と、保護ケース23と、を有する。
台座部21は、搬送部3によって搬送される被検査物Sが通過可能に搬送部3の上方に配置されている。台座部21には、内部領域Lに被検査物Sを搬入するための搬入口21a、及び検査領域Rから被検査物Sを搬出するための搬出口21bが形成されている。なお、筐体2内には、台座部21の搬入口21a及び搬出口21b等を介して外部領域の光が進入し得るが、検査領域Rは、台座部21及び保護ケース23によって外部領域の光から十分に遮蔽されている。つまり、筐体2は、後述する蛍光の検出が阻害されないように外部領域の光から内部領域Lを遮蔽するものであればよく、外部領域の光から検査領域Rを完全に遮蔽するものである必要はない。
保護ケース23は、台座部21の上部に接合(配置)され、励起光照射部4及び検出部5を収容する。保護ケース23は、ステンレススチール等の金属、又はプラスチック樹脂等の材料から形成されている。保護ケース23は、開口部24aを有する箱状の本体部24と、開口部24aの周囲から張り出した鍔部25と、を有する。台座部21と保護ケース23とは、例えば、鍔部25に形成された挿通孔にボルトB(図3参照)が挿通され、その挿通されたボルト(締結部)Bが台座部21に形成されたネジ孔に螺合されることにより接合される。ボルトBは、保護ケース23の上方から締結作業又は締結解除作業が可能に設けられている。また、ボルトBは、ボルトBを挿通可能なカラー部材27Aを介してシール部材27を貫通している(図5参照)。
台座部21は、保護ケース23の開口部24aよりも面積が小さな窓部21cを有する。窓部21cには、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)樹脂、プラスチック樹脂、又はガラス等からなる光透過性の透明部材21dが嵌め込まれている。これにより、搬送部3から粉塵又は水等が侵入することが防止される。窓部21cは、窓部21cを介して異物Fから発せられる蛍光を検出部5が検出することが阻害されないようなサイズ、かつ検査領域Rに励起光照射部4の励起光が照射可能なサイズに形成されている。なお、台座部21と保護ケース23との接合部Jについては、後段にて詳細に説明する。
搬送部3は、検査領域Rにおいて、被検査物Sを搬送する。搬送部3は、無端状のコンベアベルト31と、支持部33と、を有する。
コンベアベルト31は、XY平面(互いに直交するX軸及びY軸を含む平面であって、例えば、水平面)に平行な搬送面31aを有する。コンベアベルト31は、X軸に平行な搬送方向Aに沿って搬入口21aから搬出口21bまで被検査物Sを搬送する。コンベアベルト31の表面(搬送面31aをなす表面)には、後述する励起光の反射を抑制する反射防止処理が施されている。反射防止処理は、例えば、励起光に対して光吸収性を有する染料を用いた色付けである。そのようなコンベアベルト31の一例としては、カーボンを含有させた黒色ベルトが挙げられる。支持部33は、コンベアベルト31を着脱自在に支持する。支持部33は、脚部9によって支持される。
図3及び図4に示されるように、筐体2は、搬送部3に対して離間する方向に移動可能に設けられている。具体的には、台座部21が、搬送方向に延在する回転軸28を介して搬送部3の支持部33に支持され、台座部21及び保護ケース23が、搬送部3から離間する方向に移動可能に設けられる。台座部21が、搬送部3から離間する方向に移動した場合、台座部21に接合される保護ケース23も一体的に搬送部3から離間する方向に移動する。搬送部3上に筐体2が配置された状態にあるとき、台座部21と支持部33とは、固定部29によって互いに固定される。
脚部9は、筐体2及び搬送部3を支持する。
図1に示されるように、励起光照射部4は、被検査物Sに付着した異物Fに蛍光を発生させるための励起光を検査領域Rに照射する。具体的には、励起光照射部4は、検査領域Rのうち、搬送された被検査物Sが通過する領域を含む領域内に励起光を照射する。励起光照射部4は、保護ケース23の内壁面に取り付けられており、搬送面31aの一方の側(X軸及びY軸に直交するZ軸に平行な方向における搬送面31aの一方の側であって、例えば、鉛直方向における搬送面31aの上側)から被検査物Sに励起光を照射する。
励起光照射部4は、光源41と、集光部42と、第一光学フィルタ43と、を有している。光源41は、Y軸に平行な方向に沿って配列された複数の発光素子(例えば、発光ダイオード)であって、励起光を出射する。集光部42は、光学素子(例えば、シリンドリカルレンズ)であって、光源41から出射された励起光を、検査領域Rのうち搬送された被検査物Sが通過する領域を含む範囲に集光する。ここでは、集光部42は、光源41から出射された発散光を平行光に集光する。第一光学フィルタ43は、励起光を透過させる一方で、励起光の波長帯よりも長波長側の光を減衰させる。例えば、励起光が紫外域の波長帯を有する場合には、第一光学フィルタ43は、可視域の波長帯を有する光を減衰させる。
検出部5は、予め設定された検査領域R内で発生した蛍光を検出する。検出部5は、筐体2の内壁面に取り付けられており、搬送面31aの一方の側(X軸及びY軸に直交するZ軸に平行な方向における搬送面31aの一方の側であって、例えば、鉛直方向における搬送面31aの上側)から蛍光を検出する。
検出部5は、第二光学フィルタ51と、複数の光検出素子52と、を有している。第二光学フィルタ51は、異物Fが発生させた蛍光を透過させる一方で、蛍光の波長帯よりも短波長側の光を減衰させる。例えば、蛍光が可視域の波長帯を有する場合には、第二光学フィルタ51は、紫外域の波長帯を有する光を減衰させる。複数の光検出素子52は、Y軸に平行な方向(搬送面31aに垂直な方向から見た場合に、搬送方向Aと交差する交差方向)に沿って配列されている。各光検出素子52は、受光素子(例えば、フォトダイオード)であって、第二光学フィルタ51を透過した蛍光を検出する。
励起光照射部4が被検査物Sに照射する励起光は、異物Fに蛍光を発生させるための光であって、例えば、紫外域の波長帯を有する光である。励起光の照射によって異物Fが発生する蛍光は、励起光の波長とは異なる波長を有する光であって、例えば、可視域の波長帯を有する光である。なお、励起光の中心波長は、蛍光の中心波長に対してずれていればよい。つまり、励起光及び蛍光については、少なくとも互いの中心波長(ピーク波長)がずれていれば、互いの波長帯が完全にずれている必要はない。ただし、励起光の波長帯と蛍光の波長帯とは、完全にずれていることが好ましい。
処理部6は、検出部5から出力された異物Fが発生させた蛍光の検出信号に基づいて異物Fの画像を生成する。表示部7は、処理部6によって生成された画像を表示する。
次に、台座部21と保護ケース23との接合部Jについて、主に図5及び図6を用いて詳細に説明する。図5及び図6に示されるように、台座部21と保護ケース23とは、弾性を有するシール部材27を介して接合されている。接合される前の状態において、シール部材27は、例えば、シリコンゴム(ケイ素樹脂)等の弾性の材料から形成されており、そのZ軸方向厚みT1は、2mm〜5mm程度、XY平面に沿う幅は10mm〜50mm程度である。シール部材27は、鍔部25と台座部21との間に鍔部25の延在方向に沿って、枠状に配置されている。シール部材27は、カラー部材27Aを介してボルトBが上下方向に貫通されている。
Z軸方向上方から見た平面視においてシール部材27の外側には保護部26が配置されている。また、保護部26は、上方から見た平面視において台座部21の外側面21fを外側から覆う。保護部26は、保護ケース23の一部分として一体的に形成されている。更に詳細には、保護部26は、鍔部25に、Z軸方向下方に突出するように形成されている。保護部26は、枠状のシール部材27及び台座部21の外側面21fを囲むように枠状に形成されている。また、保護部26は、Z軸方向上方から見た平面視において台座部21の外側面21fよりもXY平面において外側に配置されており、保護部26の下端26aは、台座部21の上端21eよりも低い位置に位置している。なお、シール部材27は、両面テープ等で保護部26に接着(固定)されていてもよい。このように構成すれば、シール部材の位置を固定させると共に密着させることが可能となり、遮光性、防塵性及び防水性が更に高まる。
以上説明したように、本実施形態の光検査装置1では、台座部21のXY平面における外側には、台座部21を覆うように保護部26が配置されているので、保護ケース23と台座部21との接合部Jから保護ケース23の内部領域Lに光が侵入することをより確実に防止できる。これにより、微弱な蛍光も識別できるようになり、検出精度を高めることができる。
また、本実施形態の光検査装置1の保護部26は、図5に示されるように、Z軸方向から見た平面視において台座部21の外側面21fよりもXY平面における外側に配置されており、保護部26の下端26aは、台座部21の上端21eよりもZ軸方向において低い位置に位置している。すなわち、保護ケース23の一部と台座部21の一部とが鉛直方向(Z軸方向)において互いにオーバラップしている。このため、接合部Jから保護ケース23の内部領域Lに光が直線的に入ることを防止できるので、保護ケース23の内部領域Lの密閉性を更に高めることができる。
本実施形態の光検査装置1では、図5に示されるように、台座部21と保護ケース23とは、弾性を有するシール部材27を介して接合されるので、光の侵入だけでなく、水及び粉塵の侵入も抑制できる。このため、保護ケース23の内部領域Lの遮光性をさらに高めると共に、防水性及び防塵性も高めることができる。更にこの構成では、仮にシール部材27が経年変化によって劣化した場合であっても、保護部26の存在により、保護ケース23の内部領域Lへの水及び粉塵の侵入も抑制できる。
本実施形態の光検査装置1では、保護部26は、保護ケース23に一体的に形成されているので、保護ケース23と台座部21との接合時に、保護部26としての保護部材を所定の位置に別途配置するような手間を省略できる。これにより、接合時の作業性が向上する。
本実施形態の光検査装置1の保護ケース23は、図5に示されるように、本体部24における開口部24aの周囲から張り出す鍔部25が形成されている。これにより、鍔部25の張り出した長さの分、保護ケース23の外部領域と保護ケース23の内部領域Lとの間の光の侵入経路を長くすることができる。これにより、保護ケース23の内部領域Lの遮光性を更に高めることができる。更に、この構成では、鍔部25の張り出した長さL2の分、保護ケース23の外側領域と内部領域Lとの間に配置されるシール部材27の幅L1を大きくすることができるので、保護ケース23の内部領域Lの密閉性を更に高めることができる。
本実施形態の光検査装置1では、図6に示されるように、シール部材27は枠状に配置され、保護部26は枠状に配置されたシール部材27を囲むように枠状に配置されている。これにより、保護ケース23と台座部21との接合部Jから光が侵入する経路を全て遮るようにシール部材27が配置されるので、保護ケース23の内部領域Lの密閉性を更に高めることができる。また、この構成では、光の侵入だけでなく、水及び粉塵の侵入も抑制できる。このため、保護ケース23の内部領域Lの防水性及び防塵性も更に高めることができる。
本実施形態の光検査装置1は、図3及び図5に示されるように、保護ケース23と台座部21とを固定するボルトBの締結又は締結解除作業が、保護ケース23の上方から可能に設けられているので、作業者は、内部機材のメンテナンス又は部品交換等が容易に可能となる。また、そのボルトBは、ボルトBを挿通可能なカラー部材27Aを介してシール部材27を貫通しているので、シール部材27を所望の位置に確実に固定できる。また、ボルトBは、カラー部材27Aを介してシール部材27に貫通されるので、貫通時のシール部材27の損傷を防止できる。これにより、シール部材27の損傷箇所から光が保護ケース23の内部領域Lに侵入することを抑制できる。
本実施形態の光検査装置1では、励起光照射部4は保護ケース23に収容されているので、保護ケース23を、検出部5及び励起光照射部4が収容された一つのユニットとして扱うことができ作業性に優れる。また、励起光照射部4を保護ケース23に収容することで、励起光照射部4を粉塵又は水等からも保護できる。
本実施形態の光検査装置1では、台座部21に設けられた窓部21cの面積が、開口部24aの面積よりも小さいので、接合部J以外からの光の侵入を抑制できる。これにより、保護ケース23の内部領域Lの密閉性を更に高めることができる。
本実施形態の光検査装置1では、図4に示されるように、台座部21は、搬送部3に対して離間する方向に移動可能に設けられている。これにより、搬送部3の上方から台座部21と台座部21に一体的に接合された保護ケース23とを移動させることができるので、搬送部3の清掃を容易に行うことができる。また、搬送部3を清掃する際の噴流水等から、台座部21(更には、収容される励起光照射部4及び検出部(蛍光検出部)5)を離間させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態の光検査装置1では、検査が可能な状態、すなわち、筐体2が搬送部3の上方に配置された状態において、鍔部25の上面26bが、張り出し方向に向かって水平方向に延びている例を挙げて説明したが、鍔部25の上面26cは、張り出し方向に向かって下方に傾斜していてもよい。この構成によれば、鍔部25の上面26cに水が溜まることを抑制でき、部材の劣化を抑制することができる。
上記実施形態又は変形例の光検査装置1では、保護ケース23には開口部24aの周囲から張り出した鍔部25が形成されている例を挙げて説明したが、鍔部25が形成されていない保護ケース23を採用してもよい。例えば、図7に示されるように、保護部26Eは、保護ケース23の本体部24の下端に、Z軸方向下方に突出するように形成されてもよい。この場合も、Z軸方向から見てシール部材27の外側に保護部26Eを配置すれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、当該変形例に係る光検査装置1の場合も、上記実施形態と同様に、保護部26の下端26aを、台座部21の上端21eよりも低い位置に位置させることは必須ではない。しかしながら、保護部26の下端26aを、台座部21の上端21eよりも低い位置に位置させることで、保護ケース23の内部領域Lの遮光性を更に高めることができる。
上記実施形態又は変形例の光検査装置1では、保護部26,26Eは、保護ケース23に一体的に形成されている例を挙げて説明したが、保護ケース23と台座部21との接合時に、別部材としての保護部を所定の位置に配置する構成であってもよい。例えば、保護部は、台座部21に加えて、保護ケース23の端部を覆うように形成されていてもよい。具体的には、Z軸方向上方から見た平面視において、台座部21及び保護ケース23の接合部を含むように台座部21及び保護ケース23の外側面を覆う枠状部材を保護部として有する構成であってもよい。この場合であっても、上記実施形態又は変形例に係る光検査装置1と同様の効果を得ることができる。ただし、保護部26,26Eは、保護ケース23に一体的に形成される方が、保護部を別途配置する手間を省略できるので、接合時の作業性が向上する。また、保護部26,26Eは、保護ケース23に一体的に形成される方が、その分、隙間(接合部)が少なくなるため、防塵や防水の点でも好ましい。
上記実施形態又は変形例の光検査装置1では、台座部と保護ケースとの間には、弾性を有するシール部材27が設けられている例を挙げて説明したが、シール部材27を設けなくてもよい。この場合であっても、保護ケース23の内部領域Lの遮光性を高めることができる。なお、シール部材27を設けない場合には、保護部26の下端26aと、台座部21の上端21eとのZ軸方向における距離、すなわち保護ケース23と台座部21との鉛直方向(Z軸方向)におけるオーバラップ距離を、上記実施形態又は変形例の光検査装置1の距離と比べて長く確保することが好ましい。すなわち、上記オーバラップ距離は、光が保護ケース23と台座部21との接合部Jから侵入しないように適宜設定される。
例えば、被検査物Sは、魚介類の切り身以外の食肉等であってもよく、異物Fは寄生虫以外の骨、鱗、内臓等であってもよい。また、励起光は、紫外域の波長帯を有する光に限定されず、異物Fに蛍光を発生させ得る波長を有する光であればよい。また、励起光照射部4は、搬送方向Aにおける検出部5の下流側に位置していたが、搬送方向Aにおける検出部5の上流側に位置していてもよい。また、処理部6は、生成した画像に基づいて、被検査物Sに異物Fが含まれているか否かを検査してもよい。この場合、被検査物Sにおける異物Fの有無等を(画像に対して)自動で特定することもできるし、作業者が目視により確認することもできる。
最後に、異物Fごとに、好適な励起光の波長の範囲、及びそれにより発生する蛍光の波長の範囲を例示する。
異物Fがアニサキスである場合、好適な励起光の波長の範囲は、300〜400nm(より好ましくは、330〜350nm)であり、それにより発生する蛍光の波長の範囲は、380〜500nm(より好ましくは、420〜450nm)である。
異物Fがブリ線虫である場合、好適な励起光の波長の範囲は、350〜450nm(より好ましくは、370〜390nm)であり、それにより発生する蛍光の波長の範囲は、420〜530nm(より好ましくは、440〜470nm)である。
異物Fがサバの骨である場合、好適な励起光の波長の範囲は、320〜380nm(より好ましくは、320〜340nm)であり、それにより発生する蛍光の波長の範囲は、380〜430nm(より好ましくは、380〜400nm)である。
異物Fがタイの鱗である場合、好適な励起光の波長の範囲は、300〜400nm(より好ましくは、320〜340nm)であり、それにより発生する蛍光の波長の範囲は、380〜500nm(より好ましくは、380〜400nm)である。
異物Fがタイの内臓である場合、好適な励起光の波長の範囲は、320〜500nm(より好ましくは、360〜380nm)であり、それにより発生する蛍光の波長の範囲は、480〜580nm(より好ましくは、510〜530nm)である。
1…光検査装置、2…筐体、3…搬送部、4…励起光照射部、5…検出部(蛍光検出部)、21…台座部、21c…窓部、21e…上端、21f…外側面、23…保護ケース、24…本体部、24a…開口部、25…鍔部、26,26E…保護部、26a…下端、27…シール部材、27A…カラー部材、31a…搬送面、33…支持部、B…ボルト(締結部)、F…異物、J…接合部、L…内部領域、R…検査領域、S…被検査物。

Claims (15)

  1. 検査領域に被検査物を搬送する搬送部と、
    前記検査領域において、前記被検査物に含まれる異物に蛍光を発生させるための励起光を照射する励起光照射部と、
    前記検査領域において、前記異物から発せられる蛍光を検出する蛍光検出部と、
    前記搬送部によって搬送される前記被検査物が通過可能に前記搬送部の上方に配置される台座部と、
    前記台座部の上部に配置され、少なくとも前記蛍光検出部を収容する保護ケースと、
    上方から見た平面視において前記台座部を外側から覆う保護部と、
    を備える、光検査装置。
  2. 前記保護部は、上方から見た平面視において前記台座部の外側に配置され、前記保護部の下端は、前記台座部の上端よりも低い位置に位置している、請求項1記載の光検査装置。
  3. 前記保護部は、前記台座部を囲むように枠状に配置されている、請求項1又は2記載の光検査装置。
  4. 前記保護部は、前記保護ケースに形成されている、請求項1〜3の何れか一項記載の光検査装置。
  5. 前記保護ケースは、開口部を有する箱状の本体部と、前記開口部の周囲から張り出した鍔部と、を有しており、
    前記保護部は、前記鍔部に形成されている、請求項1〜4の何れか一項記載の光検査装置。
  6. 前記鍔部の上面は、張り出し方向に向かって、下方に傾斜している、請求項5記載の光検査装置。
  7. 前記台座部は、前記保護ケースの前記開口部よりも面積が小さな窓部を有し、
    前記蛍光検出部は、前記窓部を介して、前記異物から発せられる蛍光を検出する、請求項5又は6記載の光検査装置。
  8. 前記励起光照射部は、前記保護ケースに収容され、
    前記励起光照射部は、前記窓部を介して前記検査領域に励起光を照射する、請求項7記載の光検査装置。
  9. 前記台座部と前記保護ケースとの間には、弾性を有するシール部材が設けられている、請求項1〜8の何れか一項記載の光検査装置。
  10. 前記保護ケースと前記台座部とを固定する締結部を更に備え、前記締結部は、前記締結部を挿通可能なカラー部材を介して、前記シール部材を貫通している、請求項9記載の光検査装置。
  11. 前記締結部は、前記保護ケースの上方から締結作業及び締結解除作業が可能に設けられている、請求項10記載の光検査装置。
  12. 前記台座部は、前記搬送部に対して離間する方向に移動可能に設けられている、請求項1〜11の何れか一項記載の光検査装置。
  13. 検査領域に被検査物を搬送する搬送部と、前記検査領域において、異物に蛍光を発生させるための励起光を照射する励起光照射部と、前記検査領域において、前記異物から発せられる蛍光を検出する蛍光検出部と、前記搬送部によって搬送される前記被検査物が通過可能に前記搬送部の上方に配置される台座部と、を備える光検査装置の前記台座部の上部に配置される、少なくとも前記蛍光検出部を収容する保護ケースであって、
    開口部を有する箱状の本体部を備え、
    前記本体部には、前記保護ケースを前記台座部に配置した時に、上方から見た平面視において前記台座部を外側から覆う保護部が形成されている、保護ケース。
  14. 前記本体部は、前記開口部の周囲から張り出した鍔部を更に有し、
    前記保護部は、前記鍔部に沿って配置されている、請求項13記載の保護ケース。
  15. 前記本体部における前記保護部の内側には、前記保護ケースを前記台座部に配置した時に前記台座部に接触する、弾性を有するシール部材が配置されている、請求項13又は14記載の保護ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021081205A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 鮮度評価方法、処理装置および鮮度評価システム

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