JP2019037968A - 撹拌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器内に収容された液状物をキャビテーションが発生しない状態で均一に撹拌しつつ、この液状物内に被塗装物をドブ漬けして塗布させることの出来、塗装作業の効率化を図ることの出来る撹拌装置を提供することを目的とする。【解決手段】 この発明に係わる撹拌装置は、底板を備え、内部に液状物が収容される容器と、この容器を自身の中心軸線回りに回転駆動する駆動手段と、前記容器の底板上に該容器と一体回転するように取り付けられ、該容器内に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体とを具備し、この撹拌体は、円盤状に形成された本体と、この本体の上面の中央部に形成された開口と、前記本体の下面に放射状に延出するように配設され、基端部が前記開口に連通する複数の溝とを備え、各溝と前記底板の上面とで囲まれる空間で、前記液状物が流通する流通路が規定される事を特徴としている。【選択図】図1

Description

この発明は、容器中に収容された液状体を均一に撹拌するための撹拌装置、特に、容器を自身の中心軸線回りに回転駆動させるタイプの撹拌装置に関する。
従来より、容器中に収容された液状体としての例えば液体塗料を均一に撹拌するための撹拌装置としては、広く知られているが、その殆どは、羽根、プロペラ等を用いて、液状体を強制的に押し出すように移動させることにより撹拌水流を生成させているものである。このため、撹拌効率を上げようとして羽根やプロペラをある回転速度以上で回転させると、キャビテーションが不可避に発生して泡を内包することとなり、撹拌対象が液体塗料である場合には、この泡が消えずらく、このような泡を内包した液体塗料を塗布作業に用いることが出来ずに廃棄せざるをえない問題点が指摘されていた。
このため、キャビテーションが発生しない画期的な撹拌技術として、羽根やプロペラを用いることなく撹拌水流を発生させる構造が考案されており、例えば、特許文献1に示す撹拌用回転体及び撹拌装置が知られている。
特開2011−5349号 公報
この特許文献1には、回転軸方向の断面が円形状に構成される本体と、本体の表面に設けられる吸入口と、本体における吸入口より半径方向外側の表面に設けられる吐出口と、吸入口と吐出口を繋ぐ流通路とを備えている撹拌用回転体が構成されている。このように撹拌用回転体は構成されているので、液体が収容された容器内において、この回転体が回転されると、流通路内の液体は遠心力により吐出口に向けて移動し、この吐出口から吐出されると共に、この吐出に伴い流通路は負圧となり、この負圧に基づき、吸入口から液体が流通路内に吸い込まれ、結果として、容器内において循環水流が発生し、これが撹拌水流として液体は撹拌されることになる。
ここで、上述した先行技術においては、撹拌用回転体1を回転させるための駆動軸20がこの回転体1に同軸に一体連結され、この駆動軸20は、駆動装置30に取り付けられてこれにより回転されるものである。この結果、図4に示すように、容器40内の被撹拌物50、例えばペンキ等の液体塗液を撹拌するに際しては、塗液50が収容された容器40の上部開口を介して、駆動軸20が連結された撹拌体1を塗液50内に上方から差し入れ、駆動装置30を起動させて、駆動軸20を回転させることにより、塗液50内で回転体1を回転駆動して、塗液50に撹拌水流を生成させることになる。
このため、容器40内で撹拌水流により均一化された塗液50を、別途、供給用の容器に移して、ここから被塗装物に塗布するのであれば何等の問題もないが、この容器40内の塗液50中に、被塗装物をドブ漬けして塗布する場合には、駆動軸20が邪魔となり、このような塗布態様に、上記した先行技術を用いるのが困難である問題点が指摘され、改善が要望されていた。
この発明は、上記した問題に鑑みなされたもので、容器内に収容された液状物をキャビテーションが発生しない状態で均一に撹拌しつつ、この液状物内に被塗装物をドブ漬けして塗布させることの出来、塗装作業の効率化を図ることの出来る撹拌装置を提供することを主たる目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するために、この発明に係わる撹拌装置は、請求項1の記載によれば、底板を備え、内部に液状物が収容される容器と、この容器を自身の中心軸線回りに回転駆動する駆動手段と、前記容器の底板上に該容器と一体回転するように取り付けられ、該容器内に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体とを具備し、この撹拌体は、円盤状に形成された本体と、この本体の上面の中央部に形成された少なくとも1つの開口と、前記本体の下面に放射状に延出するように配設され、基端部が前記開口に連通する複数の溝とを備え、各溝と前記底板の上面とで囲まれる空間で、前記液状物が流通する流通路が規定される事を特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項2の記載によれば、前記駆動手段により回転される前記容器の回転に応じて前記流通路内の液状物に遠心力を発生させて、この遠心力に基づき該液状物を各流通路の先端部から該容器内に吐出させ、前記液状物の吐出により各流通路内に発生する負圧に基づき、前記容器内の液状物を前記開口から各流通路に吸い込ませることにより、該容器内で該液状物に撹拌水流を生成させる事を特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項3の記載によれば、前記本体は、前記容器の中心軸線と同軸状に配設されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項4の記載によれば、前記撹拌体は、前記容器の底板の上面に接触する状態で取り付けられ、前記各流通路は、途中に隙間のない状態で形成されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項5の記載によれば、前記撹拌体は、前記容器の底板上に、着脱自在に固定されることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項6の記載によれば、前記各溝は、前記本体の下面に一体的に設けられた複数の仕切り部材の互いに隣接する一対の間の空間から形成されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項7の記載によれば、前記本体と前記仕切り部材とは、一体成形されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項8の記載によれば、前記仕切り部材と前記本体とは別体成形され、互いに固定的に取り付けられていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項9の記載によれば、前記各流通路は、これの延出方向に直交する断面が、矩形状であることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項10の記載によれば、前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周縁から半径方向内方に所定距離だけ偏倚し、前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、該本体の外周縁で終端していることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項11の記載によれば、前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周面から半径方向内方に所定距離だけ偏倚し、前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、前記容器の内周面で終端していることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項12の記載によれば、前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周面で終端し、前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、前記容器の内周面で終端し、前記本体の外周縁部には、前記流通路内で前記遠心力により付勢されている液状物を、該流通路から前記容器内に吐出させる複数の透孔が厚さ方向に貫通した状態で形成されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項13の記載によれば、前記本体上には、前記透孔よりも半径方向内方に偏倚した状態で、円筒体が連接され、前記流通路内で前記遠心力により付勢されている液状物は、該流通路から前記容器と円筒体との間の空間を通って、前記本体の上方の前記容器内に吐出されることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項14の記載によれば、前記円筒体は、前記透孔よりも半径方向内方に隣接する状態で取り付けられていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項15の記載によれば、前記円筒体は、前記開口の外周縁に隣接する状態で取り付けられていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項16の記載によれば、前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周面から半径方向内方に所定距離だけ偏倚し、前記本体の下面には、これの外周縁から垂下する状態で円筒体が連接され、前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、前記円筒体内を延出し、前記容器の内周面で終端しいることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項17の記載によれば、前記円筒体の下端と前記容器の内周面との間には、両者を閉じるようにドーナッツ状の連結部材が設けられ、この連結部材には、前記溝から前記遠心力により付勢されている液状物を、前記容器と円筒体との間の空間を通って、前記本体より上方の前記容器内に吐出させるための複数の透孔が厚さ方向に貫通した状態で形成されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項18の記載によれば、底板を備え、内部に液状物が収容される容器と、この容器を自身の中心軸線回りに回転駆動する駆動手段と、前記容器の底板に該容器と一体回転するように取り付けられ、該容器内に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体とを具備し、この撹拌体は、円盤状に形成された本体と、この本体の上面の中央部に形成された少なくとも1つの開口と、前記本体内を貫通する状態で放射状に延出するように配設され、基端部が前記開口に連通し、先端部が該本体の外周面で開放されるように形成された複数の流通路とを備えることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項19の記載によれば、前記駆動手段により回転される前記容器の回転に応じて前記流通路内の液状物に遠心力を発生させて、この遠心力に基づき該液状物を各流通路の先端部から該容器内に吐出させ、前記液状物の吐出により各流通路内に発生する負圧に基づき、前記容器内の液状物を前記開口から各流通路に吸い込ませることにより、該容器内で該液状物に撹拌水流を生成させる事を特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項20の記載によれば、前記本体は、前記容器の中心軸線と同軸状に配設されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項21の記載によれば、前記撹拌体は、前記容器の底板上に、着脱自在に固定されることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項22の記載によれば、前記各流通路は、これの延出方向に直交する断面が、矩形状であることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項23の記載によれば、前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周縁から半径方向内方に所定距離だけ偏倚していることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項24の記載によれば、前記容器は、上面が開放されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項25の記載によれば、前記容器は、上面が閉塞されていることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項26の記載によれば、前記容器は、密閉容器であることを特徴としている。
また、この発明に係わる撹拌装置は、請求項27の記載によれば、前記液状物は、液体塗料であることを特徴としている。
上記請求項1に記載の課題解決手段による作用は次の通りである。即ち、この撹拌装置は、容器に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体が、容器の底板上に、容器と一体回転するように取り付けられているので、例えば、この容器内の液状物に被塗装物をドブ漬けして塗装する状態においても、容器の上部が全面的に開放されて被塗装物を液状物内に上方から容易にドブ漬けさせることが出来ると共に、このドブ漬けの際に、撹拌体がこのドブ漬け作業の支障になることが無く、塗装作業の効率化を図ることが出来ることになる。
また、請求項2に記載の課題解決手段によれば、撹拌体は容器の底面に、これと一体回転するように取り付けられているため、容器が駆動手段により回転されることに応じて容器に収容された液状物内で回転することとなり、撹拌体の流通路内の液状物に遠心力が作用し、これにより、流通路内の液状物が流通路の先端部から容器内に吐出し、この吐出に応じて流通路内が負圧になることに応じて、容器内の液状物が開口から流通路内に吸い込まれることとなり、このようにして、撹拌水流が確実に生成されることになる。
また、請求項3に記載の課題解決手段によれば、容器の回転に応じて撹拌体はこれと同軸に回転するので、撹拌体の流通路内の液状物に対して最も効率的に遠心力が発生することになる。
また、請求項4に記載の課題解決手段によれば、撹拌体に設けられた流通路が、途中に隙間のない状態で形成されることになるので、流通路内の液状物に遠心力が作用する状態で、液状物は途中から漏れ出ることなく、流通路の先端から最大効率で吐出されることになる。
また、請求項5に記載の課題解決手段によれば、撹拌体は容器の底板上に着脱自在であるので、撹拌体を掃除する必要がある場合に、これを容器から取り外すことにより、この掃除作業を効率的に行うことが出来ることになる。
また、請求項6に記載の課題解決手段によれば、流通路を規定する溝が、本体の下面に容易に設けることが出来ることになり、撹拌体の成形の簡略化を図ることが出来ることになる。
また、請求項7に記載の課題解決手段によれば、本体と仕切り部材とを一体成形することにより、成形コストの低廉化を図ることが出来ることになる。
また、請求項8に記載の課題解決手段によれば、本体と仕切り部材とを別体成形することにより、仕切り部材の形状の設計が容易となる効果を奏することが出来ることになる。
また、請求項9に記載の課題解決手段によれば、流通路の断面形状を矩形形状とすることにより、加工工程が容易化され、成形コストの低廉化を図ることが出来ることになる。
また、請求項10に記載の課題解決手段によれば、撹拌体を容器の底板の中央部に取り付けられることとなり、且つ、撹拌体の構造がシンプルとなり、全体コストの低廉化を図ることが出来ることになる。
また、請求項11に記載の課題解決手段によれば、撹拌体の流通路の先端を、最も容器の内周面に近づけて設定することが出来、容器内の撹拌水流の生成を大きく設定することが出来ることになる。
また、請求項12に記載の課題解決手段によれば、撹拌体の本体を容器の内周面まで最大限に成形することができることとなり、撹拌体の容器底板上への取り付け動作が簡素化される。
また、請求項13に記載の課題解決手段によれば、流通路の先端から遠心力に基づき吐出された液状体は、容器と円筒体との間の空間を通って、容器の上部までもたらされることとなり、この結果、円筒体がない場合と比較して、流通路の先端から吐出された液状体がすぐに開口から流通路内に引き込まれる所謂ショートパスの状態が確実に抑制され、容器内での大きな撹拌水流の生成が担保される効果が達成される。
また、請求項14に記載の課題解決手段によれば、流通路の先端から吐出された液状体は、容器の内周面に沿って上昇していくので、容器内での大きな撹拌数流の生成が確実に担保される効果が達成される。
また、請求項15に記載の課題解決手段によれば、流通路の先端から吐出された液状体は、円筒体の周囲の空間において循環水流を生成しつつ、円筒体の上面から開口に向けて引き込まれることとなり、容器内での大きな撹拌水流の生成が担保される効果が達成される。
また、請求項16に記載の課題解決手段によれば、流通路の先端から遠心力に基づき吐出された液状体は、容器と円筒体との間の空間を通って、容器の上部までもたらされることとなり、この結果、円筒体がない場合と比較して、容器内での大きな撹拌水流の生成が担保される効果が達成される。
また、請求項17に記載の課題解決手段によれば、流通路の先端から遠心力に基づき吐出された液状体は、ドーナッツ状の連結部材に形成された透孔を介して容器と円筒体との間の空間に吐出され、次に、容器と円筒体との間の空間を通って、容器の上部までもたらされることとなり、この結果、円筒体がない場合と比較して、容器内での大きな撹拌水流の生成が担保される効果が達成される。
上記請求項18に記載の課題解決手段による作用は次の通りである。即ち、この撹拌装置は、容器に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体が、容器の底板上に、容器と一体回転するように取り付けられているので、例えば、この容器内の液状物に被塗装物をドブ漬けして塗装する状態においても、容器の上部が全面的に開放されて被塗装物を液状物内に上方から容易にドブ漬けさせることが出来ると共に、このドブ漬けの際に、撹拌体がこのドブ漬け作業の支障になることが無く、塗装作業の効率化を図ることが出来ることになる。また、撹拌体の流通路は、本体を貫通した状態で形成されているので、撹拌体を容器の底板から離間した独立した状態で配設することが可能となり、設計上の多様性が担保されることになる。
また、請求項19に記載の課題解決手段によれば、撹拌体は容器の底面に、これと一体回転するように取り付けられているため、容器が駆動手段により回転されることに応じて容器に収容された液状物内で回転することとなり、撹拌体の流通路内の液状物に遠心力が作用し、これにより、流通路内の液状物が流通路の先端部から容器内に吐出し、この吐出に応じて流通路内が負圧になることに応じて、容器内の液状物が開口から流通路内に吸い込まれることとなり、このようにして、撹拌水流が確実に生成されることになる。
また、請求項20に記載の課題解決手段によれば、容器の回転に応じて撹拌体はこれと同軸に回転するので、撹拌体の流通路内の液状物に対して最も効率的に遠心力が発生することになる。
また、請求項21に記載の課題解決手段によれば、撹拌体は容器の底板上に着脱自在であるので、撹拌体を掃除する必要がある場合に、これを容器から取り外すことにより、この掃除作業を効率的に行うことが出来ることになる。
また、請求項22に記載の課題解決手段によれば、流通路の断面形状を矩形形状とすることにより、加工工程が容易化され、成形コストの低廉化を図ることが出来ることになる。
また、請求項23に記載の課題解決手段によれば、撹拌体を容器の底板の中央部に取り付けられることとなり、且つ、撹拌体の構造がシンプルとなり、全体コストの低廉化を図ることが出来ることになる。
また、請求項24に記載の課題解決手段によれば、容器の上面が開放され、且つ、撹拌体は容器の底板に取り付けられているので、容器の上部が全面的に解放されることとなり、この結果、被塗装物を容器に収容された液状物中に、簡単に且つ確実にドブ漬けすることが可能となる。
また、請求項25に記載の課題解決手段によれば、容器の上面が閉塞されているので、容器に収容された液状体中にゴミや異物が混入することが効果的に抑止され、ドブ漬けされた被塗装物の塗装の品質の向上を図ることが可能となる。
また、請求項26に記載の課題解決手段によれば、容器は密閉されているので、内部を吸引して負圧化することにより、キャビテーションによる液状体中への泡の発生を効果的に抑制することが可能となる。
また、請求項27に記載の課題解決手段によれば、塗装工程における液体塗料の泡の発生が無い状態で、且つ、濃度が均一化された状態が保たれるので、塗装品質の向上を図ることが可能となる。
以上説明したように、この発明によれば、容器内に収容された液状物をキャビテーションによる泡が発生しない状態で均一に撹拌しつつ、この液状物内に被塗装物をドブ漬けして塗布させることの出来、塗装作業の効率化を図ることの出来る撹拌装置を提供することが出来ることになる。
この発明に係わる第1の実施例の撹拌装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す撹拌装置の縦断面図である。 図1に示す撹拌装置の平面図である。 この発明に係わる第2の実施例の撹拌装置の構成を示す縦断面図である。 図4に示す撹拌装置の平面図である。 図4に示す撹拌装置に用いられる撹拌体を取り出して示す斜視図である。 この発明に係わる第3の実施例の撹拌装置の構成を示す縦断面図である。 図7に示す撹拌装置の平面図である。 図7に示す撹拌装置に用いられる撹拌体を取り出して示す斜視図である。 図7に示す撹拌装置の第3の実施例の一変形例の構造を示す縦断面図である。 図7に示す撹拌装置の第3の実施例の他の変形例の構造を示す縦断面図である。 この発明に係わる第4の実施例の撹拌装置の構成を示す縦断面図である。 図7に示す撹拌装置の第4の実施例の一変形例の構造を示す縦断面図である。 この発明に係わる第5の実施例の撹拌装置の構成を示す縦断面図である。
以下に、本発明に係わる撹拌装置の実施の種々の形態について、添付図面を用いて説明する。
図1乃至図3は、この発明に係わる第1の実施例の撹拌装置10の構成を夫々示す斜視図、縦断面図及び平面図である。図1に示すように、この撹拌装置10は、底板12aを備え、内部に例えば液体塗料のような液状物が収容される容器12と、この容器12を自身の中心軸線回りに回転駆動する駆動手段としての駆動機構14と、容器12の底板12a上に容器12と一体回転するように取り付けられ、容器12内に収容された液体塗料(液状物)に撹拌水流を生成させる撹拌体16とを具備して構成されている。ここで、この実施例においては、図2に示すように、容器12の中心軸線は、垂直方向に沿って延出するように設定されている。
この撹拌体16は、円盤状に形成された本体18と、この本体18の上面の中央部に形成された1つの開口20と、図3に示すように、本体18の下面に放射状に延出するように配設され、基端部が開口20に連通する複数の、例えば等角度的に配設された12本の溝22とを備えて構成されている。そして、各溝22と底板12aの上面とで囲まれる空間で、液体塗料(液状物)が流通する流通路が規定されている。また、各流通路は、これの延出方向に直交する断面が、矩形状となるように設定されている。このように、流通路を規定する溝22が、本体18の下面に容易に設けることが出来ることになり、撹拌体16の成形の簡略化を図ることが出来ると共に、撹拌体16の加工工程が容易化され、成形コストの低廉化を図ることが出来ることになる。
また、撹拌体16の本体18は、容器12の中心軸線と同軸状に配設されている。そして、撹拌体16は、容器12の底板12aの上面に接触する状態で取り付けられている。この結果、各流通路24は、途中に隙間のない状態で形成されることになる。一方、撹拌体16は、容器12の底板12a上に、図示しない取り付け具を介して、着脱自在に固定されている。換言すれば、図示しにない取り付け具を取り外すことにより、撹拌体16は容器12の底板12aから容易に取り外されることとなり、これにより、容器12の清掃及び撹拌体16の清浄化を容易に行うことができることとなる。
ここで、本体18と仕切り部材24とは、この第1の実施例においては一体成形されており、これにより、成形コストの低廉化を図ることが出来ることになる。しかしながら、この実施例は、このような構成に限定されること無く、例えば、本体18と仕切り部材24とを別体成形し、図示しない固定具を介して互いに固定的に取り付けられることが出来るものであり、このようにすることにより、仕切り部材24の形状の設計が容易となる効果を奏することが出来る。
以上のように、この第1の実施例の撹拌装置10は構成されているので、駆動機構14により回転される容器12の回転に応じて、これと一体回転する撹拌体16の溝22により規定される流通路内の液体塗料に遠心力を発生させて、この遠心力に基づき液体塗料を各流通路の先端部から容器12内に吐出させ、液体塗料の吐出により各流通路22内に発生する負圧に基づき、容器12内の液体塗料を20開口20から各流通路22に吸い込ませることにより、容器12内で液体塗料に撹拌水流を生成させる事ができることになる。
このように、撹拌体16は容器12の底板12a上に、これと一体回転するように取り付けられているため、容器12が駆動機構14により回転されることに応じて容器12に収容された液体塗料内で回転することとなり、撹拌体16の流通路22内の液体塗料に遠心力が作用し、これにより、流通路22内の液体塗料が流通路22の先端部から容器12内に吐出し、この吐出に応じて流通路22内が負圧になることに応じて、容器12内の液体塗料が開口20から流通路内22に吸い込まれることとなり、このようにして、撹拌水流が確実に生成されることになる。このようにして、容器12内の液体塗料は撹拌水流により均一に撹拌され、その濃度の均一化を図ることができ、塗布品質の向上が達成されるものである。
ここで、上述した第1の実施例においては、容器12の上面は全面的に開放されており、また、撹拌体16は、容器12の底板上12に固定されていると共に、これを回転駆動する駆動軸は存在しないので、容器12の上部空間は全体的に広く開放される状態となっている。この結果、被塗装体を容器12の開放上面を介して容器12内に挿入し、液体塗料中にドブ漬けすることが可能となり、塗装作業の効率化を図ることが可能となる。
この発明は、上述した第1の実施例の構成に限定されること無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形可能であることは言うまでもない。以下に、この発明の上述した第1の実施例とは異なる実施形態について、図面を参照して説明する。
上述した第1の実施例の撹拌装置10においては、撹拌体16は、容器12の底板12a上の中央部に、これと同軸に取り付けられるように説明したが、この発明は、このような構成に限定されること無く、図4乃至図6に第2の実施例として示すように、構成することができるものである。
具体的には、この第2の実施例における撹拌装置10Aは、容器12の底板12a上に取り外し自在に載置される撹拌体16Aを備えている。この撹拌体16Aは、図6に取り出して示すように、上述した第1の実施例の撹拌体16と基本構成は同じであるが、図5に示すように、撹拌体16Aの本体16Aの外周縁は、容器12の内周面から半径方向内方に僅かな所定距離だけ偏倚する一方で、仕切り部材24Aは、開口20の外周縁から始まり、容器12の内周面で終端している。
このように、この発明に係わる撹拌装置を第2の実施例に示すように構成することにより、撹拌体16Aの流通路22Aの先端を、最も容器12の内周面に近づけて設定することが出来、第1の実施例と比較して、容器12内の撹拌水流の生成を大きく設定することが出来ることになる効果を奏する事が可能となる。
また、上述した第2の実施例の撹拌装置10Aにおいては、撹拌体16Aの本体16Aの外周縁は、容器12の内周面から半径方向内方に僅かな所定距離だけ偏倚するように説明したが、この発明は、このような構成に限定されること無く、図7乃至図9に第3の実施例として示すように、構成することができるものである。
具体的には、この第3の実施例における撹拌装置10Bは、第2の実施例と同様に、容器12の底板12a上に取り外し自在に載置される撹拌体16Bを備えている。この撹拌体16Bは、図9に取り出して示すように、上述した第1の実施例の撹拌体16と基本構成は同じであるが、図9に示すように、撹拌体16Bの本体18Bの外周縁は、容器12の内周面で終端するように構成されている。そして、本体18Bの外周縁部には、流通路22B内記遠心力により付勢されている液体塗料を、流通路22Bから容器12内に吐出させる複数の透孔26が厚さ方向に貫通した状態で形成されている。
また、第3の実施例においては、本体16B上には、透孔26よりも半径方向内方に僅かに偏倚した状態で、円筒体28が連接されている。この結果、第3の実施例では、流通路22B内で遠心力により付勢されている液体塗料は、図7に示すように、透孔26を介して流通路22Bから容器12と円筒体28との間の空間にもたらされ、この空間を通って、本体16Bの上方の容器12内に吐出されることになる。
この結果、第3の実施例によれば、流通路22Bの先端に設けられた透孔26を介して、遠心力に基づき吐出された液体塗料は、容器12と円筒体28との間の空間を通って、容器12の上部までもたらされることとなる。この結果、円筒体28が設けられていない第2の実施例の場合と比較して、流通路22の先端から吐出された液状体がすぐに開口20から流通路22内に引き込まれる所謂ショートパスの状態が確実に抑制され、容器12内での大きな撹拌水流の生成が担保される効果が達成されることになる。
ここで、上述した第3の実施例においては、透孔26は本体18Bの外周縁であって、円筒体28の外側部分に形成されるように説明したが、この発明はこのような構成に限定されること無く、図10に第3の実施例の一変形例として示すように、撹拌体16Bの本体18Bを、円筒体28の外周面よりも所定距離だけ半径方向内方に偏倚する状態で終端させ、円筒体28をこの本体18Bの外周縁に起立する状態で取り付けられる点は同様であるが、更に、円筒体28の上端縁に連接される状態で、容器12の外周面との間に取り付けられたドーナッツ状の連結部材30を設け、この連結部材30に厚さ方向に貫通する状態で複数の透孔32を形成するように構成しても良いものである。
このように一変形例の撹拌装置10Bを構成することにより、上述した第3の実施例と同様に、円筒体28が設けられていない第2の実施例の場合と比較して、流通路22Bの先端から吐出された液状体がすぐに開口20から流通路22B内に引き込まれる所謂ショートパスの状態が確実に抑制され、容器12内での大きな撹拌水流の生成が担保される効果が達成されることになる。
更に、上述した第3の実施例においては、円筒体28は、本体16B上において透孔26よりも半径方向内方に僅かに偏倚した状態で取り付けられるように説明したが、この発明は、このような第3の実施例の構成に限定されること無く、図11に第3の実施例の他の変形例として示すように、円筒体28Bを、開口20の外周縁に隣接する状態で取り付けられるようにしても良いことは、言うまでもない。
また、上述した第3の実施例においては、円筒体28は撹拌体16を構成する本体18の上面に取り付けられるように説明したが、この発明はこのような構成に限定されること無く、例えば、第4の実施例として図12に示すように構成しても良いものである。
具体的には、この第4の実施例の撹拌装置10Cの撹拌体16Cにおいては、円筒体28Cは、本体18Cの下面において、これの外周縁から立ち下がった状態で連接された状態で設けられている。一方、仕切り部材24は、開口20の外周縁から半径方向外方に向けて円筒体28Cにより囲まれる空間を延出する部分24aと、容器12の外周面まで延出する部分24bとから一体的に形成されている。この結果、この第4の実施例においては、連通路22Cを遠心力に基づき流れてきた液体塗料は、円筒体28Cの下端縁と容器12の内周面との間の空間を介して、円筒体28Cの外周面と容器12の内周面とに挟まれる空間に吐出され、更に円筒体28Cの外周面と容器12の内周面とに挟まれる空間を介して、本体18Cの外周縁から容器12内に吐出されることになる。
この結果、この第4の実施例においても、液体塗料は容器12内の上方部分において吐出されることになるので、撹拌水流は大きな流れとなって生成されることになる効果が奏せられることになる。
ここで、上述した第4の実施例においては、連通路22Cを遠心力に基づき流れてきた液体塗料は、円筒体28の下端縁と容器12の内周面との間の空間を介して、円筒体28の外周面と容器12の内周面とに挟まれる空間に吐出されるように説明したが、この発明は、このような構成に限定されること無く、第4の実施例の一変形例として図13に示すように構成しても良いものである。
具体的には、図13に示すように、円筒体28Cの下端と容器12の内周面との間には、両者を閉じるようにドーナッツ状の連結部材34が設けられ、この連結部材34は、流通路22Cから遠心力により付勢されている液体塗料を、容器12と円筒体28Cとの間の空間を通って、本体18Cより上方の容器12内に吐出させるための複数の透孔36が厚さ方向に貫通した状態で形成されている。
このように一変形例の撹拌装置10Cを構成しても、上述した第4の実施例と同様の効果を奏する事ができることになる。
また、上述した種々の実施例においては、撹拌体16は、容器12の底板12a上におかれた状態で、流通路22が規定されるように構成されていた。具体的には、流通路22は、本体16と、互いに隣接する一対の仕切り部材24に挟まれた空間と、本体16の下面と、容器12の底板12aの上面とにより囲まれる空間から規定されるように説明した。換言すれば、流通路は、空間的には溝部22自体であって、且つ、上面を本体16により、また、下面を容器12の底板12aにより規制される状態で、規定されていた。しかしながら、この発明は、このような構成に限定されること無く、図14に第5の実施例として示すように構成しても良いことは言うまでもない。
即ち、この第5の実施例の撹拌装置10Dおいては、撹拌体16Dの本体18Dは肉厚に形成され、上述した実施例と同様に、開口20が上面中央部に形成される一方で、基端部が開口20に連通し、先端部が本体18Dの外周面に開口する流通路38が放射状に延出して内部を貫通する状態で形成されている。このように撹拌体16Dを構成することにより、流通路38の成立が容器12の底板12aに依存することなく、撹拌体16Dの内部構造として規定されることになるので、例えば、底板12aとは無関係に、これから僅かに上方に離間した状態で取り付けても、流通路36は存立しえることとなり、撹拌装置10としての設計の多様性を担保することができることになる。
尚、上述した実施例においては、容器12内に収容された液状塗料中に被塗装物をドブ漬けするに際しては、容器12自体が上面が開放された構造であり、且つ、液状塗料に循環水流を生成させる撹拌体16は、容器12の底板12a上に取り付けられているので、被塗装物を容器12内に開放上面を介して漬け込むことができることとなり、この結果、塗装作業が容易に行える効果を奏する事が出来るものである。
一方、この発明は、このように上面が開放された容器を用いることに限定されるもので無く、上面が閉塞された容器を用いることが出来ることは言うまでもない。このように上面が閉塞された容器、特に、密閉容器を用いることも出来るものであり、このように密閉容器を用いる場合には、内部空間を吸引して負圧に設定することにより、仮に撹拌作業中にキャビテーションにより泡が発生する状況においても、容器内が負圧に設定されているため、この泡の発生を効果的に抑制することができる効果を合わせて達成することができるものである。
また、上述した実施例においては、撹拌体16には1つの開口20が形成されるように説明したが、この発明はこのような構成に限定されること無く、複数個の開口を設け、夫々に流通路の基端部に連通するように構成しても良いことは言うまでもない。
10(10A,10B,10C,10D) 撹拌装置
12 容器
12a 底板
14 駆動機構
16(16A,16B,16C,16D) 撹拌体
18(18A,18B,18C,18D) 本体
20 開口
22 溝
24(24a,24b) 仕切り部材
26 透孔
28(28A,28B,28C) 円筒体
30 連結部材
32 透孔
34 連結部材
36 透孔
38 流通路

Claims (27)

  1. 底板を備え、内部に液状物が収容される容器と、
    この容器を自身の中心軸線回りに回転駆動する駆動手段と、
    前記容器の底板上に該容器と一体回転するように取り付けられ、該容器内に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体と、を具備し、
    この撹拌体は、
    円盤状に形成された本体と、
    この本体の上面の中央部に形成された少なくとも1つの開口と、
    前記本体の下面に放射状に延出するように配設され、基端部が前記開口に連通する複 数の溝と、を備え、
    各溝と前記底板の上面とで囲まれる空間で、前記液状物が流通する流通路が規定されることを特徴とする撹拌装置。
  2. 前記駆動手段により回転される前記容器の回転に応じて前記流通路内の液状物に遠心力を発生させて、この遠心力に基づき該液状物を各流通路の先端部から該容器内に吐出させ、
    前記液状物の吐出により各流通路内に発生する負圧に基づき、前記容器内の液状物を前記開口から各流通路に吸い込ませることにより、該容器内で該液状物に撹拌水流を生成させることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
  3. 前記本体は、前記容器の中心軸線と同軸状に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
  4. 前記撹拌体は、前記容器の底板の上面に接触する状態で取り付けられ、
    前記各流通路は、途中に隙間のない状態で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
  5. 前記撹拌体は、前記容器の底板上に、着脱自在に固定されることを特徴とする請求項4に記載の撹拌装置。
  6. 前記各溝は、前記本体の下面に一体的に設けられた複数の仕切り部材の互いに隣接する一対の間の空間から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
  7. 前記本体と前記仕切り部材とは、一体成形されていることを特徴とする請求項6に記載の撹拌装置。
  8. 前記仕切り部材と前記本体とは別体成形され、互いに固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の撹拌装置。
  9. 前記各流通路は、これの延出方向に直交する断面が、矩形状であることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
  10. 前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周縁から半径方向内方に所定距離だけ偏倚し、
    前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、該本体の外周縁で終端していることを特徴とする請求項6に記載の撹拌装置。
  11. 前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周面から半径方向内方に所定距離だけ偏倚し、
    前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、前記容器の内周面で終端していることを特徴とする請求項6に記載の撹拌装置。
  12. 前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周面で終端し、
    前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、前記容器の内周面で終端し、
    前記本体の外周縁部には、前記流通路内で前記遠心力により付勢されている液状物を、該流通路から前記容器内に吐出させる複数の透孔が厚さ方向に貫通した状態で形成されていることを特徴とする請求項6に記載の撹拌装置。
  13. 前記本体上には、前記透孔よりも半径方向内方に偏倚した状態で、円筒体が連接され、
    前記流通路内で前記遠心力により付勢されている液状物は、該流通路から前記容器と円筒体との間の空間を通って、前記本体の上方の前記容器内に吐出されることを特徴とする請求項12に記載の撹拌装置。
  14. 前記円筒体は、前記透孔よりも半径方向内方に隣接する状態で取り付けられていることを特徴とする請求項13に記載の撹拌装置。
  15. 前記円筒体は、前記開口の外周縁に隣接する状態で取り付けられていることを特徴とする請求項13に記載の撹拌装置。
  16. 前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周面から半径方向内方に所定距離だけ偏倚し、
    前記本体の下面には、これの外周縁から垂下する状態で円筒体が連接され、
    前記仕切り部材は、前記開口の外周縁から始まり、前記円筒体内を延出し、前記容器の内周面で終端しいることを特徴とする請求項6に記載の撹拌装置。
  17. 前記円筒体の下端と前記容器の内周面との間には、両者を閉じるようにドーナッツ状の連結部材が設けられ、
    この連結部材には、前記溝から前記遠心力により付勢されている液状物を、前記容器と円筒体との間の空間を通って、前記本体より上方の前記容器内に吐出させるための複数の透孔が厚さ方向に貫通した状態で形成されていることを特徴とする請求項16に記載の撹拌装置。
  18. 底板を備え、内部に液状物が収容される容器と、
    この容器を自身の中心軸線回りに回転駆動する駆動手段と、
    前記容器の底板に該容器と一体回転するように取り付けられ、該容器内に収容された液状物に撹拌水流を生成させる撹拌体と、を具備し、
    この撹拌体は、
    円盤状に形成された本体と、
    この本体の上面の中央部に形成された少なくとも1つの開口と、
    前記本体内を貫通する状態で放射状に延出するように配設され、基端部が前記開口に連通し、先端部が該本体の外周面で開放されるように形成された複数の流通路と、を備えることを特徴とする撹拌装置。
  19. 前記駆動手段により回転される前記容器の回転に応じて前記流通路内の液状物に遠心力を発生させて、この遠心力に基づき該液状物を各流通路の先端部から該容器内に吐出させ、
    前記液状物の吐出により各流通路内に発生する負圧に基づき、前記容器内の液状物を前記開口から各流通路に吸い込ませることにより、該容器内で該液状物に撹拌水流を生成させる事を特徴とする請求項18に記載の撹拌装置。
  20. 前記本体は、前記容器の中心軸線と同軸状に配設されていることを特徴とする請求項18に記載の撹拌装置。
  21. 前記撹拌体は、前記容器の底板上に、着脱自在に固定されることを特徴とする請求項18に記載の撹拌装置。
  22. 前記各流通路は、これの延出方向に直交する断面が、矩形状であることを特徴とする請求項18記載の撹拌装置。
  23. 前記撹拌体の前記本体の外周縁は、前記容器の内周縁から半径方向内方に所定距離だけ偏倚していることを特徴とする請求項18に記載の撹拌装置。
  24. 前記容器は、上面が開放されていることを特徴とする請求項1乃至23の何れか1項に記載の撹拌装置。
  25. 前記容器は、上面が閉塞されていることを特徴とする請求項1乃至23の何れか1項に記載の撹拌装置。
  26. 前記容器は、密閉容器であることを特徴とする請求項25に記載の撹拌装置。
  27. 前記液状物は、液体塗料であることを特徴とする請求項1乃至26の何れか1項に記載の撹拌装置。
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