JP2019033127A - 積層コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性を向上させることが可能な積層コイル部品を提供する。【解決手段】積層コイル部品1は、直方体形状を呈し、複数の素体層が方向D3において積層されてなる素体2と、素体2内において、複数のコイル導体により構成され、方向D3に沿うコイル軸を有するコイル10と、一対の実装用導体3と、を備えている。一対の実装用導体3は、方向D3から見てL字状を呈すると共に、側面2cに配置された導体部分31と、導体部分32と、をそれぞれ有している。コイル10は、導体部分32における側面2d側の端部32bよりも側面2c側に配置されたコイル部分10Aと、端部32bよりも側面2c側に配置されたコイル部分10Bと、を有している。コイル部分10Aは、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、を含んでいる。コイル部分10Bは、全体的に湾曲している。【選択図】図3

Description

本発明は、積層コイル部品に関する。
特許文献1には、複数の素体層が積層されてなる素体と、素体内で螺旋状のコイルを構成する複数のコイル導体と、素体の実装面及び端面に配置されたL字状の実装用導体と、を備える積層コイル部品が記載されている。この積層コイル部品では、コイル導体を実装用導体の内縁に沿って配置してコイル内径を大きくすることにより、Q値(quality factor)が高められている。
特開2010−165975号公報
特許文献1に記載の積層コイル部品では、コイル導体が多くの角部を含んでいる。このため、角部において信号が反射され、積層コイル部品の特性が劣化する。
本発明は、特性を向上させることが可能な積層コイル部品を提供することを目的とする。
本発明に係る積層コイル部品は、直方体形状を呈し、第一方向において互いに対向する一対の端面と、第一方向に直交する第二方向において互いに対向する一対の第一側面と、第一方向及び第二方向に直交する第三方向において互いに対向する一対の第二側面と、を有し、複数の素体層が第三方向において積層されてなる素体と、素体内において、複数のコイル導体により構成され、第三方向に沿うコイル軸を有するコイルと、第一方向において互いに離間して素体に配置された一対の実装用導体と、を備えている。一対の実装用導体は、第三方向から見てL字状を呈すると共に、実装面となる一方の第一側面に配置された第一導体部分と、他方の第一側面から離間して一対の端面に配置された第二導体部分と、をそれぞれ有している。コイルは、第二導体部分における他方の第一側面側の端部よりも他方の第一側面側に配置された第一コイル部分と、端部よりも一方の第一側面側に配置された第二コイル部分と、を有している。第一コイル部分は、第一直線部分と、第一直線部分の両端部に接続された一対の第二直線部分と、を含んでいる。第二コイル部分は、全体的に湾曲している。
この積層コイル部品では、素体は複数の素体層は第三方向において積層されてなり、素体内に配置されたコイルは第三方向に沿うコイル軸を有している。一対の実装用導体は、第三方向から見てL字状を呈していると共に、一方の第一側面に配置された第一導体部分と、一対の端面に配置された第二導体部分と、を有している。コイルの第一コイル部分は、一対の実装用導体が配置されていない領域、すなわち、第二導体部分における他方の第一側面側の端部よりも他方の第一側面側に配置され、第一直線部分と、一対の第二直線部分とを含んでいる。素体は直方体形状を呈しているので、第一コイル部分がこのような直線部分を含み、第三方向から見て素体の外縁に沿って配置されることで、コイル内径を大きくすることができる。コイルの第二コイル部分は、一対の実装用導体が配置されている領域、すなわち、第二導体部分における他方の第一側面側の端部よりも一方の第一側面側に配置され、全体的に湾曲している。このように第二コイル部分を全体的に湾曲した形状とすることで、角部によらず一対の実装用導体を避けて第二コイル部分を配置することができる。以上のように、この積層コイル部品では、コイル内径を大きくしながら、角部における信号の反射を抑制できるので、特性を向上させることができる。
本発明に係る積層コイル部品では、第二コイル部分は、円弧状の曲線部分により構成されていてもよい。この場合、第二コイル部分は角部を有さないので、信号の反射を更に抑制できる。
本発明に係る積層コイル部品では、第二コイル部分は、複数の直線部分と、複数の直線部分を互いに接続する曲線部分と、により構成されていてもよい。この場合、第二コイル部分が曲線部分のみにより構成されている場合に比べて、第二コイル部分の形状の自由度が高くなる。したがって、第二コイル部分を実装用導体から一定距離以上離間させた状態で、コイル内径を大きくすることができる。
本発明に係る積層コイル部品では、複数のコイル導体のうち第三方向で互いに隣り合う一対のコイル導体は、第三方向から見て少なくとも一部が互いに重なるように配置されていてもよい。この場合、スルーホール導体により接続される場合に比べて、複数のコイル導体を滑らかに接続することができる。したがって、信号の反射を更に抑制できる。
本発明によれば、特性を向上させることが可能な積層コイル部品を提供することができる。
第一実施形態に係る積層コイル部品の斜視図である。 図1の積層コイル部品の分解斜視図である。 図1の積層コイル部品をコイル軸に沿う方向から見た側面図である。 第二実施形態に係る積層コイル部品の分解斜視図である。 図4の積層コイル部品をコイル軸に沿う方向から見た側面図である。 第三実施形態に係る積層コイル部品の分解斜視図である。 図6の積層コイル部品をコイル軸に沿う方向から見た側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係る積層コイル部品の斜視図である。図2は、図1の積層コイル部品の分解斜視図である。図1及び図2に示されるように、第一実施形態に係る積層コイル部品1は、素体2と、一対の実装用導体3と、複数のコイル導体5c,5d,5e,5fにより構成されたコイル10と、接続導体6,7と、を備えている。
素体2は、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。素体2は、外面として、端面2a,2bと、側面2c,2d,2e,2fと、を有している。端面2a,2bは、互いに対向している。側面2c,2dは、互いに対向している。側面2e,2fは、互いに対向している。以下では、端面2a,2bの対向方向を方向D1、側面2c,2dの対向方向を方向D2、及び側面2e,2fの対向方向を方向D3とする。方向D1、方向D2、及び方向D3は互いに直交している。
端面2a,2bは、側面2c,2dを連結するように方向D2に延在している。端面2a,2bは、側面2e,2fを連結するように方向D3にも延在している。側面2c,2dは、端面2a,2bを連結するように方向D1に延在している。側面2c,2dは、側面2e,2fを連結するように方向D3にも延在している。側面2e,2fは、側面2c,2dを連結するように方向D2に延在している。側面2e,2fは、端面2a,2bを連結するように方向D1にも延在している。側面2cは、実装面であり、例えば積層コイル部品1を図示しない他の電子機器(例えば、回路基材、又は積層コイル部品)に実装する際、他の電子機器と対向する。側面2cは、端面2a,2b及び側面2e,2fと隣り合っている。
素体2の方向D3における長さは、素体2の方向D1における長さ及び素体2の方向D3における長さよりも長い。素体2の方向D1における長さと素体2の方向D3における長さとは、互いに同等である。すなわち、本実施形態では、端面2a,2bは正方形状を呈し、側面2c,2d,2e,2fは、長方形状を呈している。素体2の方向D3における長さは、素体2の方向D1における長さ、及び素体2の方向D3における長さと同等であってもよいし、これらの長さよりも短くてもよい。素体2の方向D1における長さ及び素体2の方向D3における長さは、互いに異なっていてもよい。
なお、本実施形態で「同等」とは、等しいことに加えて、予め設定した範囲での微差又は製造誤差などを含んだ値を同等としてもよい。たとえば、複数の値が、当該複数の値の平均値の±5%の範囲内に含まれているのであれば、当該複数の値は同等であると規定する。
素体2の外面には、一対の凹部21及び一対の凹部22が設けられている。具体的には、一方の凹部21は、側面2cの端面2a側に設けられ、側面2dに向かって窪んでいる。他方の凹部21は、側面2cの端面2b側に設けられ、側面2dに向かって窪んでいる。一方の凹部22は、端面2aの側面2c側に設けられ、端面2bに向かって窪んでいる。他方の凹部22は、端面2bの側面2c側に設けられ、端面2aに向かって窪んでいる。
一方の凹部21及び一方の凹部22は、連続的に設けられ、一方の実装用導体3に対応している。他方の凹部21及び他方の凹部22は、連続的に設けられ、他方の実装用導体3に対応している。凹部21及び凹部22は、例えば、同形状を呈している。一対の凹部21は、方向D1において互いに離間して設けられている。
素体2は、複数の素体層12a,12b,12c,12d,12e,12fが方向D3において積層されてなる。つまり、複数の素体層12a〜12fの積層方向は、方向D3である。具体的な積層構成については後述する。実際の素体2では、複数の素体層12a〜12fは、その層間の境界が視認できない程度に一体化されている。素体層12a〜12fは、例えば磁性材料(Ni−Cu−Zn系フェライト材料、Ni−Cu−Zn−Mg系フェライト材料、又はNi−Cu系フェライト材料等)により構成されている。素体層12a〜12fを構成する磁性材料には、Fe合金等が含まれていてもよい。素体層12a〜12fは、非磁性材料(ガラスセラミック材料、誘電体材料等)から構成されていてもよい。
一対の実装用導体3は、素体2に配置されている。具体的には、一対の実装用導体3は、素体2の外面に設けられた一対の凹部21及び一対の凹部22内に配置され、素体2の外面に露出している。より具体的には、一方の実装用導体3が一方の凹部21及び一方の凹部22内に配置され、他方の実装用導体3が他方の凹部21及び他方の凹部22内に配置されている。一対の実装用導体3は、方向D1において互いに離間している。実装用導体3は、複数の実装用導体層13が方向D3において積層されてなる。つまり、実装用導体層13の積層方向は、方向D3である。実際の実装用導体3において、複数の実装用導体層13は、その層間の境界が視認できない程度に一体化されている。
実装用導体3は、方向D3から見て、L字状を呈している。実装用導体3は、互いに一体的に設けられた導体部分31及び導体部分32を有している。方向D3から見て、導体部分31は方向D1に延在し、導体部分32は方向D2に延在している。導体部分31は、側面2cに設けられた凹部21内に、側面2e,2fから離間して配置されている。導体部分32は、端面2a,2bに設けられた凹部22内に、側面2d,2e,2fから離間して配置されている。
導体部分31,32は、略矩形板状を呈している。一対の実装用導体3は、互いに同形状を呈している。なお、L字状は、全体として概ねL字状となる形状であればよい。例えば、実装用導体3の表面に凹凸が設けられていても、全体として概ねL字状であればよい。
導体部分31は、方向D2において互いに対向する端部31a及び端部31bを含んでいる。導体部分32は、方向D3において互いに対向する端部32a及び端部32bを含んでいる。端部31aと端部32aとは、互いに接続され、互いに一体的に設けられている。端部31b及び端部32bにおける素体2の内部に配置された角部は、丸められた形状を呈していてもよい。つまり、凹部21及び凹部22の底面は、端部31b及び端部32bにおいて湾曲していてもよい。
実装用導体3には、電解めっき又は無電解めっきが施されることにより、例えばNi、Sn、Au等を含むめっき層(不図示)が設けられてもよい。めっき層は、例えばNiを含み実装用導体3を覆うNiめっき膜と、Snを含み、Niめっき膜を覆うSnめっき膜と、を有していてもよい。
図1に示されるコイル10は、素体2内において、複数のコイル導体5c〜5fが互いに接続されることにより構成されている。コイル10は、方向D3に沿うコイル軸10aを有している。コイル導体5c〜5fは、端面2a,2b及び側面2c,2d,2e,2fから離間して配置されている。
コイル導体5c〜5fのうち、方向D3で互いに隣り合う一対のコイル導体は、方向D3から見て、少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。具体的には、方向D3で互いに隣り合うコイル導体5c及びコイル導体5dは、方向D3から見て少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。方向D3で互いに隣り合うコイル導体5d及びコイル導体5eは、方向D3から見て少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。方向D3で互いに隣り合うコイル導体5e及びコイル導体5fは、方向D3から見て少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。
コイル導体5c〜5fは、1つのコイル導体層15c,15d,15e,15fによって構成されている。なお、コイル導体5c〜5fは、複数のコイル導体層15c,15d,15e,15fが、方向D3において積層されることによって構成されてもよい。この場合、複数のコイル導体層15c〜15fは、それぞれ方向D3から見て、全部が互いに重なるように配置される。このように、複数のコイル導体層15c〜15fが積層されることで、コイル導体5c〜5fのアスペクト比を高め、コイル10のQ値を向上させることができる。
接続導体6は、方向D1に延在し、コイル導体5cと他方の導体部分32とに接続されている。接続導体7は、方向D1に延在し、コイル導体5fと一方の導体部分32とに接続されている。接続導体6,7は、1つの接続導体層16,17によって構成されている。なお、接続導体6,7は、複数の接続導体層16,17が、方向D3において積層されることによって構成されてもよい。この場合、複数の接続導体層16,17は、それぞれ方向D3から見て、全部が互いに重なるように配置される。
上述の実装用導体層13、コイル導体層15c〜15f、及び接続導体層16,17は、導電材料(例えば、Ag又はPd)により構成されている。これらの各層は、同じ材料により構成されていてもよいし、異なる材料により構成されていてもよい。
積層コイル部品1は、複数の層La,Lb,Lc,Ld,Le,Lfを備えている。積層コイル部品1は、例えば、側面2f側から順に、1つの層La、2つの層Lb、1つの層Lc、1つの層Ld、1つの層Le、1つの層Lf、2つの層Lb、及び1つの層Laが積層されることにより構成されている。
層Laは、素体層12aにより構成されている。
層Lbは、素体層12bと、一対の実装用導体層13とが互いに組み合わされることにより構成されている。素体層12bには、一対の実装用導体層13の形状に対応する形状を有し、一対の実装用導体層13が嵌め込まれる欠損部Rbが設けられている。素体層12bと、一対の実装用導体層13の全体とは、互いに相補的な関係を有している。
層Lcは、素体層12cと、一対の実装用導体層13、コイル導体層15c及び接続導体層16とが互いに組み合わされることにより構成されている。素体層12cには、一対の実装用導体層13、コイル導体層15c及び接続導体層16の形状に対応する形状を有し、一対の実装用導体層13、コイル導体層15c及び接続導体層16が嵌め込まれる欠損部Rcが設けられている。素体層12cと、一対の実装用導体層13、コイル導体層15c及び接続導体層16の全体とは、互いに相補的な関係を有している。
層Ldは、素体層12dと、一対の実装用導体層13と、コイル導体層15dとが互いに組み合わされることにより構成されている。素体層12dには、一対の実装用導体層13及びコイル導体層15dの形状に対応する形状を有し、コイル導体層15dが嵌め込まれる欠損部Rdが設けられている。素体層12dと、一対の実装用導体層13及びコイル導体層15dの全体とは、互いに相補的な関係を有している。
層Leは、素体層12eと、一対の実装用導体層13と、コイル導体層15eとが互いに組み合わされることにより構成されている。素体層12eには、一対の実装用導体層13及びコイル導体層15eの形状に対応する形状を有し、コイル導体層15eが嵌め込まれる欠損部Reが設けられている。素体層12eと、一対の実装用導体層13及びコイル導体層15eの全体とは、互いに相補的な関係を有している。
層Lfは、素体層12fと、一対の実装用導体層13、コイル導体層15f及び接続導体層17とが互いに組み合わされることにより構成されている。素体層12fには、一対の実装用導体層13、コイル導体層15f及び接続導体層17の形状に対応する形状を有し、一対の実装用導体層13、コイル導体層15f及び接続導体層17が嵌め込まれる欠損部Rfが設けられている。素体層12fと、一対の実装用導体層13、コイル導体層15f及び接続導体層17の全体とは、互いに相補的な関係を有している。
欠損部Rb〜Rfの幅(以下、欠損部の幅)は、基本的に、実装用導体層13、コイル導体層15c〜15f、及び接続導体層16,17の幅(以下、導体部の幅)よりも広くなるように設定される。素体層12b〜12fと、実装用導体層13、コイル導体層15c〜15f、及び接続導体層16,17との接着性向上のために、欠損部の幅は、敢えて導体部の幅よりも狭くなるように設定されてもよい。欠損部の幅から導体部の幅を引いた値は、例えば、−3μm以上10μm以下であることが好ましく、0μm以上10μm以下であることがより好ましい。
図3は、図1の積層コイル部品をコイル軸に沿う方向から見た側面図である。図3では、コイル10及び実装用導体3の配置について説明するため、素体2を仮想線で示すと共に、接続導体6,7の図示を省略し、コイル10をコイル軸10a(図1参照)に沿う方向、すなわち、方向D3から見た輪郭で示す。コイル10の輪郭は、コイル導体5c〜5f(図1参照)の幅方向の縁(コイル10の内縁及び外縁)により構成され、コイル導体5c〜5fの延在方向の縁は図示されていない。
図3に示されるように、コイル10は、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、一対の直線部分10dと、曲線部分10eと、を有している。
直線部分10bは、直線状を呈し、方向D1に沿って延在している。直線部分10bは、側面2dに沿って配置されている。直線部分10bの方向D1における長さは、素体2の方向D1における長さの30%以上98%以下、より好ましくは60%以上98%以下である。直線部分10bは、素体2の方向D1における中央部に配置されている。すなわち、直線部分10bと端面2aとの方向D1における離間距離と、直線部分10bと端面2bとの方向D1における離間距離とは、互いに同等である。直線部分10bと側面2dとの方向D2における離間距離は、素体2の方向D2における長さの1.5%以上30%以下、より好ましくは1.5%以上10%以下である。
一対の直線部分10cは、直線部分10bに接続されている。具体的には、一方の直線部分10cの側面2d側の端部は、直線部分10bの端面2a側の端部に接続されている。他方の直線部分10cの側面2d側の端部は、直線部分10bの端面2b側の端部に接続されている。一対の直線部分10cは、直線状を呈し、方向D2に沿って延在している。一対の直線部分10cは同形状を呈している。一方の直線部分10cは、端面2aに沿って配置されている。他方の直線部分10cは、端面2bに沿って配置されている。一方の直線部分10cと端面2aとの方向D1における離間距離は、直線部分10bと端面2aとの方向D1における離間距離と同等である。他方の直線部分10cと端面2bとの方向D1における離間距離は、直線部分10bと端面2bとの方向D1における離間距離と同等である。
一対の直線部分10dは、一対の直線部分10cに接続されている。具体的には、一方の直線部分10dの側面2d側の端部は、一方の直線部分10cの側面2c側の端部に接続されている。他方の直線部分10dの側面2d側の端部は、他方の直線部分10cの側面2c側の端部に接続されている。一対の直線部分10dは、直線状を呈し、一対の直線部分10cの側面2c側の端部から側面2cに向かって延在している。側面2cに向かうにつれて、一対の直線部分10dは互いに近づき合う。側面2cに向かうにつれて、一方の直線部分10dと端面2aとの方向D1における離間距離、及び、他方の直線部分10dと端面2bとの方向D1における離間距離は長くなる。一対の直線部分10dは同形状を呈している。
曲線部分10eは、一対の直線部分10dを互いに接続している。具体的には、曲線部分10eの端面2a側の端部は、一方の直線部分10dの側面2c側の端部に接続されている。曲線部分10eの端面2b側の端部は、他方の直線部分10dの側面2c側の端部に接続されている。曲線部分10eは、素体2の方向D1における中央部に配置されている。曲線部分10eは、側面2d側が湾曲内側、側面2c側が湾曲外側となるように湾曲している。曲線部分10eは、湾曲の頂部が一対の実装用導体3の端部31b間に入り込むように湾曲している。これにより、コイル内径を大きくすることができる。
直線部分10bは、コイル導体5cの一部と、コイル導体5fの一部と、により構成されている。一方の直線部分10cは、コイル導体5cの一部と、コイル導体5dの一部と、コイル導体5fの一部と、により構成されている。他方の直線部分10cは、コイル導体5cの一部と、コイル導体5eの一部と、コイル導体5fの一部と、により構成されている。一方の直線部分10dは、コイル導体5dの一部により構成されている。他方の直線部分10dは、コイル導体5eの一部により構成されている。曲線部分10eは、コイル導体5dの一部と、コイル導体5eの一部と、により構成されている。
コイル10は、コイル部分10A,10Bを有している。コイル部分10Aは、コイル10のうち、導体部分32における側面2d側の端部、すなわち端部32bよりも側面2d側に配置されている部分である。コイル部分10Bは、コイル10のうち、端部32bよりも側面2c側に配置されている部分である。コイル部分10Aは、直線部分10bと、一対の直線部分10cとを含んでいる。コイル部分10Bは、一対の直線部分10dと、曲線部分10eと、により構成されている。コイル部分10Bは、全体的に湾曲している。
第一実施形態に係る積層コイル部品1の製造方法の一例を説明する。
まず、上述の素体層12a〜12fの構成材料及び感光性材料を含む素体ペーストを基材(例えばPETフィルム)上に塗布することにより、素体形成層を形成する。素体ペーストに含まれる感光性材料は、ネガ型及びポジ型のどちらであってもよく、公知のものを用いることができる。続いて、例えばCrマスクを用いたフォトリソグラフィ法により素体形成層を露光及び現像し、後述の導体形成層の形状に対応する形状が除去された素体パターンを基材上に形成する。素体パターンは、熱処理後に素体層12b〜12fとなる層である。つまり、欠損部Rb〜Rfとなる欠損部が設けられた素体パターンが形成される。なお、本実施形態の「フォトリソグラフィ法」とは、感光性材料を含む加工対象の層を露光及び現像することにより、所望のパターンに加工するものであればよく、マスクの種類等に限定されない。
一方、上述の実装用導体層13、コイル導体層15c〜15f及び接続導体層16,17の構成材料、及び感光性材料を含む導体ペーストを基材(例えばPETフィルム)上に塗布することにより導体形成層を形成する。導体ペーストに含まれる感光性材料は、ネガ型及びポジ型のどちらであってもよく、公知のものを用いることができる。続いて、例えばCrマスクを用いたフォトリソグラフィ法により導体形成層を露光及び現像し、導体パターンを基材上に形成する。導体パターンは、熱処理後に実装用導体層13、コイル導体層15c〜15f及び接続導体層16,17となる層である。
続いて、素体形成層を基材から支持体上に転写する。これにより、熱処理後に層Laとなる層が形成される。
続いて、導体パターン及び素体パターンを支持体上に繰り返し転写することにより、導体パターン及び素体パターンを方向D3において積層する。具体的には、まず、導体パターンを基材から素体形成層上に転写する。次に、素体パターンを基材から素体形成層上に転写する。素体パターンの欠損部に、導体パターンが組み合わされ、素体形成層上で素体パターン及び導体パターンが同一層となる。更に、導体パターン及び素体パターンの転写工程を繰り返し実施し、導体パターン及び素体パターンを互いに組み合わされた状態で積層する。これにより、熱処理後に層Lb〜Lfとなる層が積層される。
続いて、素体形成層を基材から、導体パターン及び素体パターンの転写工程で積層した層上に転写する。これにより、熱処理後に層Laとなる層が積層される。
以上により、熱処理後に積層コイル部品1を構成する積層体を支持体上に形成する。続いて、得られた積層体を所定の大きさに切断する。その後、切断された積層体に対し、脱バインダ処理を行った後、熱処理を行う。熱処理温度は、例えば850〜900℃程度である。これにより、積層コイル部品1が得られる。必要に応じて、熱処理後に実装用導体3に電解めっき又は無電解めっきを施し、めっき層を設けてもよい。
以上説明したように、積層コイル部品1では、素体2は複数の素体層12a〜12fは方向D3において積層されてなり、素体2内に配置されたコイル10は方向D3に沿うコイル軸10aを有している。一対の実装用導体3は、方向D3から見てL字状を呈していると共に、側面2cに配置された導体部分31と、端面2a,2bに配置された導体部分32と、を有している。コイル部分10Aは、一対の実装用導体3が配置されていない領域、すなわち、端部32bよりも側面2d側の領域に配置され、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、を含んでいる。素体2は直方体形状を呈しているので、コイル部分10Aがこのような直線部分10b,10cを含み、方向D3から見て素体2の外縁に沿って配置されることで、コイル内径を大きくすることができる。コイル部分10Bは、一対の実装用導体3が配置されている領域、すなわち、端部32bよりも側面2c側に配置され、全体的に湾曲している。このようにコイル部分10Bを全体的に湾曲した形状とすることで、角部によらず一対の実装用導体3を避けてコイル部分10Bを配置することができる。以上のように、積層コイル部品1では、コイル内径を大きくしながら、角部における信号の反射を抑制できるので、特性を向上させることができる。
積層コイル部品1では、コイル部分10Bは、一対の直線部分10dと、曲線部分10eと、により構成されている。したがって、コイル部分10Bが曲線部分のみにより構成されている場合に比べて、コイル部分10Bの形状の自由度が高くなる。したがって、コイル部分10Bを実装用導体3から一定距離以上離間させ、短絡を抑制した状態で、コイル内径を大きくすることができる。
積層コイル部品1では、複数のコイル導体5c〜5fのうち方向D3で互いに隣り合う一対のコイル導体は、方向D3から見て少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。このため、スルーホール導体により接続される場合に比べて、複数のコイル導体5c〜5fを滑らかに接続することができる。したがって、信号の反射を更に抑制できる。
(第二実施形態)
図4及び図5を参照して、第二実施形態に係る積層コイル部品を説明する。図4は、第二実施形態に係る積層コイル部品の分解斜視図である。図5は、図4の積層コイル部品をコイル軸に沿う方向から見た側面図である。図5においても、図3と同様に、素体2を仮想線で示すと共に、接続導体6,7の図示を省略し、コイル10を方向D3から見た輪郭で示す。図4及び図5に示されるように、第二実施形態に係る積層コイル部品1Aは、コイル10の形状の点で、第一実施形態に係る積層コイル部品1(図1参照)と主に相違している。以下では、積層コイル部品1との相違点を中心に、積層コイル部品1Aについて説明する。
積層コイル部品1Aでは、コイル10は、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、曲線部分10fと、を有している。曲線部分10fは、一対の直線部分10cを互いに接続している。具体的には、曲線部分10fの端面2a側の端部は、一方の直線部分10cの側面2c側の端部に接続されている。曲線部分10fの端面2b側の端部は、他方の直線部分10cの側面2c側の端部に接続されている。曲線部分10fは、素体2の方向D1における中央部に配置されている。曲線部分10fは、全体的に湾曲している。曲線部分10fは、特に、全体的に円弧状を呈している。コイル部分10Aは、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、を含んでいる。コイル部分10Bは、円弧状の曲線部分10fにより構成されている。曲線部分10fは、湾曲の頂部が一対の実装用導体3の端部31b間に入り込むように湾曲している。これにより、コイル内径を大きくすることができる。
このように、積層コイル部品1Aでは、特に、コイル部分10Bが全体的に円弧状を呈しており、角部を有さないので、積層コイル部品1に比べて、信号の反射を更に抑制できる。
(第三実施形態)
図6及び図7を参照して、第二実施形態に係る積層コイル部品を説明する。図6は、第三実施形態に係る積層コイル部品の分解斜視図である。図7は、図6の積層コイル部品をコイル軸に沿う方向から見た側面図である。図7においても、図3と同様に、素体2を仮想線で示すと共に、接続導体6,7の図示を省略し、コイル10を方向D3から見た輪郭で示す。図6及び図7に示されるように、第三実施形態に係る積層コイル部品1Bは、コイル10の形状の点で、第一実施形態に係る積層コイル部品1(図1参照)と主に相違している。以下では、積層コイル部品1との相違点を中心に、積層コイル部品1Bについて説明する。
積層コイル部品1Bでは、コイル10は、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、一対の直線部分10dと、一対の直線部分10hと、曲線部分10eと、一対の曲線部分10gと、を有している。
一対の曲線部分10gは、一対の直線部分10dと一対の直線部分10hとを互いに接続している。具体的には、一方の曲線部分10gは、一方の直線部分10dと一方の直線部分10hとを互いに接続している。他方の曲線部分10gは、他方の直線部分10dと他方の直線部分10hとを互いに接続している。一対の曲線部分10gは、一対の直線部分10dに接続されている。具体的には、一方の曲線部分10gの側面2d側の端部は、一方の直線部分10dの側面2c側の端部に接続されている。他方の曲線部分10gの側面2d側の端部は、他方の直線部分10dの側面2c側の端部に接続されている。一対の曲線部分10gは同形状を呈している。曲線部分10gは、湾曲の頂部が実装用導体3の端部31a,32aに向かい、実装用導体3のL字の内部に入り込むように湾曲している。これにより、コイル内径を大きくすることができる。
一対の直線部分10hは、一対の曲線部分10gに接続されている。具体的には、一方の直線部分10hの側面2d側の端部は、一方の曲線部分10gの側面2c側の端部に接続されている。他方の直線部分10hの側面2d側の端部は、他方の曲線部分10gの側面2c側の端部に接続されている。一対の直線部分10hは、直線状を呈し、一対の曲線部分10gの側面2c側の端部から側面2cに向かって延在している。側面2cに向かうにつれて、一対の直線部分10hは互いに近づき合う。側面2cに向かうにつれて、一方の直線部分10hと端面2aとの方向D1における離間距離、及び、他方の直線部分10hと端面2bとの方向D1における離間距離は長くなる。一対の直線部分10hは同形状を呈している。
曲線部分10eは、一対の直線部分10dの代わりに、一対の直線部分10hを互いに接続している。具体的には、曲線部分10eの端面2a側の端部は、一方の直線部分10hの側面2c側の端部に接続されている。曲線部分10eの端面2b側の端部は、他方の直線部分10hの側面2c側の端部に接続されている。
コイル部分10Aは、直線部分10bと、一対の直線部分10cと、一対の直線部分10dの一部と、を含んでいる。コイル部分10Bは、一対の直線部分10dの一部と、一対の曲線部分10gと、一対の直線部分10hと、曲線部分10eと、により構成され、全体的に湾曲している。
このように、積層コイル部品1Bでは、コイル部分10Bが一対の曲線部分10gと、一対の直線部分10hとを更に有しているので、積層コイル部品1(図1参照)に比べて、コイル部分10Bの形状の自由度が更に高い。したがって、コイル部分10Bを実装用導体3から一定距離以上離間させた状態で、積層コイル部品1(図1参照)よりもコイル内径を更に大きくすることができる。
本発明は上述した実施形態に限らず、様々な変形が可能である。
積層コイル部品1,1A,1Bでは、例えば、コイル導体5c〜5fがスルーホール導体で互いに接続されていてもよい。
1,1A,1B…積層コイル部品、2…素体、2a,2b…端面、2c〜2f…側面、3…実装用導体、5c,5d,5e,5f…コイル導体、10…コイル、10a…コイル軸、10b,10c,10d,10h…直線部分、10e,10f,10g…曲線部分、10A,10B…コイル部分、12a〜12f…素体層、31,32…導体部分、31a,31b,32a,32b…端部。

Claims (4)

  1. 直方体形状を呈し、第一方向において互いに対向する一対の端面と、前記第一方向に直交する第二方向において互いに対向する一対の第一側面と、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向において互いに対向する一対の第二側面と、を有し、複数の素体層が前記第三方向において積層されてなる素体と、
    前記素体内において、複数のコイル導体により構成され、前記第三方向に沿うコイル軸を有するコイルと、
    前記第一方向において互いに離間して前記素体に配置された一対の実装用導体と、を備え、
    前記一対の実装用導体は、前記第三方向から見てL字状を呈すると共に、実装面となる一方の前記第一側面に配置された第一導体部分と、他方の前記第一側面から離間して前記一対の端面に配置された第二導体部分と、をそれぞれ有し、
    前記コイルは、前記第二導体部分における前記他方の第一側面側の端部よりも前記他方の第一側面側に配置された第一コイル部分と、前記端部よりも前記一方の第一側面側に配置された第二コイル部分と、を有し、
    前記第一コイル部分は、第一直線部分と、前記第一直線部分の両端部に接続された一対の第二直線部分と、を含み、
    前記第二コイル部分は、全体的に湾曲している、積層コイル部品。
  2. 前記第二コイル部分は、円弧状の曲線部分により構成されている、請求項1に記載の積層コイル部品。
  3. 前記第二コイル部分は、複数の直線部分と、前記複数の直線部分を互いに接続する曲線部分と、により構成されている、請求項1又は2に記載の積層コイル部品。
  4. 前記複数のコイル導体のうち前記第三方向で互いに隣り合う一対のコイル導体は、前記第三方向から見て少なくとも一部が互いに重なるように配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層コイル部品。
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