JP2019023059A - 冷却水回路 - Google Patents

冷却水回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2019023059A
JP2019023059A JP2018089205A JP2018089205A JP2019023059A JP 2019023059 A JP2019023059 A JP 2019023059A JP 2018089205 A JP2018089205 A JP 2018089205A JP 2018089205 A JP2018089205 A JP 2018089205A JP 2019023059 A JP2019023059 A JP 2019023059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
cooling
flow path
circuit
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018089205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6743844B2 (ja
JP2019023059A5 (ja
Inventor
雄史 川口
Yushi Kawaguchi
雄史 川口
前田 隆宏
Takahiro Maeda
隆宏 前田
國方 裕平
Yuhei Kunikata
裕平 國方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to PCT/JP2018/027547 priority Critical patent/WO2019022023A1/ja
Priority to CN201880040707.1A priority patent/CN110770070B/zh
Publication of JP2019023059A publication Critical patent/JP2019023059A/ja
Publication of JP2019023059A5 publication Critical patent/JP2019023059A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6743844B2 publication Critical patent/JP6743844B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】バルブやポンプの数量を抑制しつつ所望の循環態様を実現することが可能な冷却水回路を提供する。【解決手段】第1ポンプ(61)、第2ポンプ(63)、第1切替バルブ(60)、及び第2切替バルブ(62)を制御し、外気温又はバッテリ水温に応じて、第1冷却水流路(101)、第2冷却水流路(102)、第3冷却水流路(201)、第4冷却水流路(202)、及びバイパス流路(30)の冷却水の流れを変更する複数の制御モードを実行可能とする。【選択図】図1

Description

本開示は、冷却水回路に関する。
バッテリを搭載し、モータを主たる動力源又は従たる動力源とする各種電気自動車が知られている。このような電気自動車では、例えば下記特許文献1に記載されているように、モータやインバータを冷却するための冷却回路と、バッテリを冷却するための冷却回路とが設けられている。モータやインバータを冷却するための冷却回路とバッテリを冷却するための冷却回路とでは、求められる冷却水温度が異なる場合があるため各々独立して冷却水が循環される。しかしながら、外気温度条件等によっては、モータやインバータを冷却するための冷却回路とバッテリを冷却するための冷却回路との双方を冷却水が循環するようにした方が好ましい場合もある。更に、モータやインバータを冷却するための冷却回路やバッテリを冷却するための冷却回路の一部にのみ冷却水を流す場合もある。
独国特許出願公開第102011090147号明細書
特許文献1では、モータやインバータを冷却するための冷却回路とバッテリを冷却するための冷却回路とにおいて様々な冷却水の循環態様を実現するため、多数のバルブが設けられている。能動部品の点数が増えると信頼性の確保やコストに影響が出るため、冷却水回路全体の機能を損なわない範囲で能動部品であるバルブやポンプの数を抑制したいという要請がある。
本開示は、バルブやポンプの数量を抑制しつつ所望の循環態様を実現することが可能な冷却水回路を提供することを目的とする。
本開示は、冷却水回路であって、第1ラジエータ(40)が接続されている第1冷却水流路(101)と、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)及びインバータを冷却するインバータ冷却部(41)に冷却水を通す第2冷却水流路(102)と、第2ラジエータ(50)が接続されている第3冷却水流路(201)と、バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)及び冷凍回路の一部を構成するチラー(52)に冷却水を通す第4冷却水流路(202)と、第1冷却水流路及び第3冷却水流路を通さずに第4冷却水流路に冷却水を循環させるためのバイパス流路(30)と、少なくとも第2冷却水流路に冷却水を流すことが可能なように配置されている第1ポンプ(61)と、少なくとも第4冷却水流路に冷却水を流すことが可能なように配置されている第2ポンプ(63)と、第1冷却水流路と、第2冷却水流路と、第3冷却水流路と、第4冷却水流路と、バイパス流路と、の間で流路を切り替えて、第1冷却水流路及び第3冷却水流路を流れる冷却水の第4冷却水流路への流入を互いに協働することで調整することができるように設けられている第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、第1ポンプ、第2ポンプ、第1切替バルブ、及び第2切替バルブを制御し、外気温又はバッテリ水温に応じて、第1冷却水流路、第2冷却水流路、第3冷却水流路、第4冷却水流路、及びバイパス流路の冷却水の流れを変更する複数の制御モードを実行可能な電子制御ユニット(3)と、を備える。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第2冷却水流路と第4冷却水流路とを設け、それぞれに第1ポンプと第2ポンプとを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1切替バルブ及び第2切替バルブを切り換えることで、例えば低外気温時に第1ラジエータ及び第2ラジエータに冷却水を回さずに暖機を行うことができる。更に、第1冷却水流路及び第3冷却水流路を通さずに第4冷却水流路に冷却水を循環させるためのバイパス流路を設けているので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、第1ラジエータ及び第2ラジエータを通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラーのみで冷却水を冷却することができる。
本開示は、冷却水回路であって、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)と、インバータを冷却するインバータ冷却部(41)と、電子制御ユニット(3)により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ(61)と、第1ラジエータ(40)とが互いに冷却水流路(101,102)で繋がれている第1回路(10,10A)と、バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)と、冷凍回路の一部を構成するチラー(52)と、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ(63)と、第2ラジエータ(50)とが冷却水流路(201,202)で繋がれている第2回路(20,20A,20B)と、を備えている。冷却水回路には、第1ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第1接続部(103)と、第2ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第2接続部(203)と、を繋ぐ第1接続流路(31)と、第1ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第3接続部(104)と、第2ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第4接続部(204)と、を繋ぐ第2接続流路(32)と、第2ラジエータを通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路(30)と、冷却水の流れを切り替えるために、前記電子制御ユニットにより制御される第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、が設けられている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第1回路と第2回路とを設け、それぞれに第1ポンプと第2ポンプとを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1接続流路は、第1接続部と第2接続部とを繋いでおり、第2接続流路は、第3接続部と第4接続部とを繋いでいるので、第1切替バルブ及び第2切替バルブを切り換えることで、例えば低外気温時に第1ラジエータ及び第2ラジエータに冷却水を回さずに暖機を行うことができる。更に、第2ラジエータを通さずにバッテリ冷却部及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路を設けているので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、第2ラジエータを通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラーのみで冷却水を冷却することができる。
本開示は、冷却水回路であって、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)と、インバータを冷却するインバータ冷却部(41)と、電子制御ユニット(3)により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ(61)と、第1ラジエータ(40)とが互いに冷却水流路(101,102)で繋がれている第1回路(10D,10G)と、バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)と、冷凍回路の一部を構成するチラー(52)と、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ(63)と、第2ラジエータ(50)とが冷却水流路(201,202)で繋がれている第2回路(20D,20E,20F)と、を備えている。冷却水回路には、第1ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第1接続部(103)と、第2ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第2接続部(203)と、を繋ぐ第1接続流路(31)と、第1ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第3接続部(104)と、第2ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第4接続部(204)と、を繋ぐ第2接続流路(32)と、第2ラジエータを通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるように、第2回路の冷却水流路に設けられた第5接続部(205)と第6接続部(206)とを繋ぐバイパス流路(30)と、冷却水の流れを切り替えるために、前記電子制御ユニットにより制御される第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、が設けられている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第1回路と第2回路とを設け、それぞれに第1ポンプと第2ポンプとを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1接続流路は、第1接続部と第2接続部とを繋いでおり、第2接続流路は、第3接続部と第4接続部とを繋いでいるので、第1切替バルブ及び第2切替バルブを切り換えることで、例えば低外気温時に第1ラジエータ及び第2ラジエータに冷却水を回さずに暖機を行うことができる。更に、第2ラジエータを通さずにバッテリ冷却部及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路を設けているので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、第2ラジエータを通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラーのみで冷却水を冷却することができる。
本開示は、冷却水回路であって、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)と、インバータを冷却するインバータ冷却部(41)と、電子制御ユニット(3)により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ(61)と、第1ラジエータ(40)と、第2ラジエータ(50)と、が互いに冷却水流路で繋がれている第1回路(10H,10L)と、バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)と、冷凍回路の一部を構成するチラー(52)と、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ(63)と、が互いに冷却水流路で繋がれている第2回路(20H,20J,20K)と、を備えている。第1回路の冷却水流路は、第1ラジエータが設けられている第1冷却水流路(101)と、モータジェネレータ冷却部及びインバータ冷却部が設けられている第2冷却水流路(102)と、第2ラジエータが設けられている第3冷却水流路(201)と、を有し、第1冷却水流路と第2冷却水流路とはそれぞれの一端及び他端が第1接続部(103)及び第2接続部(104)において繋がれており、第3冷却水流路は、一端が第1冷却水流路に繋がれ、他端が第2接続部に繋がれている。第2回路の冷却水流路は、第1ラジエータ及び第2ラジエータを通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路(30)と、バッテリ冷却部及びチラーが設けられている第4冷却水流路(202)と、を有し、バイパス流路と第4冷却水流路とはそれぞれの一端及び他端が第4接続部(203)及び第5接続部(204)において繋がれている。更に、第1接続部と、第4接続部と、を繋ぐ第1接続流路(31)と、第2ラジエータから第2接続部に至る第3冷却水流路の途上に設けられた第3接続部(106)と、第5接続部と、を繋ぐ第2接続流路(32)と、冷却水の流れを切り替えるために、前記電子制御ユニットにより制御される第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、が設けられている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第1回路と第2回路とを設け、それぞれに第1ポンプと第2ポンプとを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1接続流路は、第1接続部と第4接続部とを繋いでおり、第2接続流路は、第3接続部と第5接続部とを繋いでいるので、第1切替バルブ及び第2切替バルブを切り換えることで、例えば、低外気温時に第1冷却水流路側に冷却水を流さないようにすることができ、第1ラジエータ及び第2ラジエータに冷却水を回さずにバッテリの暖機を行うことができる。更に、第2回路には外気と熱交換するラジエータを設けていないので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、ラジエータを通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラーのみで冷却水を冷却することができる。
尚、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」に記載した括弧内の符号は、後述する「発明を実施するための形態」との対応関係を示すものであって、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」が、後述する「発明を実施するための形態」に限定されることを示すものではない。
本開示によれば、バルブやポンプの数量を抑制しつつ所望の循環態様を実現することが可能な冷却水回路を提供することができる。
図1は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図2は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図3は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図4は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図5は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図6は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図7は、第1実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図8は、第2実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図9は、第2実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図10は、第2実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図11は、第2実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図12は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図13は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図14は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図15は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図16は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図17は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図18は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図19は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図20は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図21は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図22は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図23は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図24は、第3実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図25は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図26は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図27は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図28は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図29は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図30は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図31は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図32は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図33は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図34は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図35は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図36は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図37は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図38は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。 図39は、第4実施形態の冷却水回路を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態の冷却水回路2は、電気自動車に搭載される冷却システムを構成する。図1に示されるように、冷却水回路2は、第1回路10と、第2回路20と、電子制御ユニットであるECU3と、を備えている。第1回路10は、第1冷却水流路101と、第2冷却水流路102とによって、冷却水が循環する回路が形成されている。第1冷却水流路101と第2冷却水流路102とは、第1接続部103と第3接続部104とで繋がれている。第1接続部103には、ECU3で制御される第1切替バルブ60が設けられている。
第1冷却水流路101には、第1ラジエータ40が設けられている。第1ラジエータ40は、第1冷却水流路101を通る冷却水と外気との間で熱交換をする熱交換器である。
第2冷却水流路102には、インバータ冷却部41と、モータジェネレータ冷却部42と、ECU3で制御される第1ポンプ61と、が設けられている。インバータ冷却部41は、インバータを冷却する部分である。インバータは、バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換してモータジェネレータに供給する。モータジェネレータ冷却部42は、モータジェネレータを冷却する部分である。モータジェネレータは、駆動力を発生する機能と発電する機能とを有する回転電動機である。インバータやモータジェネレータを冷却するための冷却水回路の許容水温は、一般的に60℃程度である。
第1ポンプ61は、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に流れる冷却水の流れを生成するポンプである。本実施形態の場合、第1ポンプ61は、第1接続部103からインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42を通って第3接続部104に冷却水を流す方向に配置されている。
第2回路20は、第3冷却水流路201と、第4冷却水流路202とによって、冷却水が循環する回路が形成されている。第3冷却水流路201と第4冷却水流路202とは、第2接続部203と第4接続部204とで繋がれている。第4接続部204には、ECU3で制御される第2切替バルブ62が設けられている。
第3冷却水流路201には、第2ラジエータ50が設けられている。第2ラジエータ50は、第3冷却水流路201を通る冷却水と外気との間で熱交換をする熱交換器である。
第4冷却水流路202には、バッテリ冷却部51と、チラー52と、ECU3で制御される第2ポンプ63と、が設けられている。バッテリ冷却部51は、バッテリを冷却する部分である。バッテリは、駆動用の電源であって、インバータに電力を供給する。バッテリを冷却するための冷却水回路の許容水温は一般的に約30℃程度である。
チラー52は、冷凍回路の一部を構成するものであって、冷凍回路を流れる冷媒と第2回路20を流れる冷却水とを熱交換する水冷媒熱交換器である。
第2ポンプ63は、バッテリ冷却部51及びチラー52に流れる冷却水の流れを生成するポンプである。本実施形態の場合、第2ポンプ63は、第4接続部204からチラー52及びバッテリ冷却部51を通って第2接続部203に冷却水を流す方向に配置されている。
第1回路10と第2回路20とは、第1接続流路31及び第2接続流路32によって繋がれている。第1接続流路31は、第1ラジエータ40の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第1接続部103と、第2ラジエータ50の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第2接続部203とを繋いでいる。第2接続流路32は、第1ラジエータ40の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第3接続部104と、第2ラジエータ50の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第4接続部204と、を繋いでいる。本実施形態の場合、バイパス流路30は、第1接続流路31と第2接続流路32とを繋ぐように設けられている。
続いて、高外気温時の冷却水回路2の動作について、図2を参照しながら説明する。高外気温時とは、例えば気温35℃以上であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が上回っている場合である。
図2に示されるように、第1切替バルブ60は、第1接続流路31側を閉塞し、第1回路10内で冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、第3冷却水流路201側を閉塞し、第4冷却水流路202及び第2接続流路32側に冷却水が循環するように制御される。第1切替バルブ60が第1接続流路31側を閉塞しているので、第4冷却水流路202から第1接続流路31に流れ込んだ冷却水は、バイパス流路30を通って第2接続流路32に流れ込み第4冷却水流路202に還流する。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10を冷却水が循環し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで、第2回路20の第4冷却水流路202から第1接続流路31、バイパス流路30、第2接続流路32を通って冷却水が循環し、バッテリ冷却部51にチラー52で冷却した冷却水を供給することができる。従って、バッテリを冷却することができる。
続いて、中外気温時の冷却水回路2の動作について、図3を参照しながら説明する。中外気温時とは、例えば気温25℃程度であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が下回っている場合である。
図3に示されるように、第1切替バルブ60は、第1接続流路31側を閉塞し、第1回路10内で冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、第2接続流路32側を閉塞し、第2回路20内で冷却水が循環するように制御される。従って、第1接続流路31及び第2接続流路32には冷却水が流れず、バイパス流路30にも冷却水は流れない。また、バイパス流路30側への流入を確実に回避するために、バイパス流路30の経路上にECU3で制御されるフローシャットバルブが設けられていることも好ましい。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10を冷却水が循環し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで第2回路20を冷却水が循環し、バッテリ冷却部51に、第2ラジエータ50及びチラー52で冷却した冷却水を供給することできる。従って、バッテリを冷却することができる。尚、中外気温時においては冷凍回路が作動せず、チラー52に冷却された冷媒が供給されない場合もあるが、その場合は第2ラジエータ50のみで冷却水が冷却される。
続いて、低外気温時の冷却水回路2の動作について、図4を参照しながら説明する。低外気温時とは、例えば気温5℃程度であて、バッテリもモータジェネレータも暖機が必要な場合である。
図4に示されるように、第1切替バルブ60は、第1冷却水流路101側を閉塞し、第2冷却水流路102及び第1接続流路31側に冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、第3冷却水流路201側を閉塞し、第2接続流路32側に冷却水が循環するように制御される。
第1ポンプ61及び第2ポンプ63を駆動することで、第1回路10の第2冷却水流路102から第2接続流路32を通り、第2回路20の第4冷却水流路202から第1接続流路31を通って再び第1回路10に冷却水が還流するように流れる。従って、全ての機器の発熱を暖機に用いることができる。暖機完了後は、冷却水が高温になるので、チラー52において冷媒に熱を伝えることができ、エアコン暖房に熱を利用することができる。
尚、図4に示される低外気温時の循環態様から図3に示される中外気温時の循環態様に切り替える場合は、第1切替バルブ60を切り替えた後に第2切替バルブ62を切り替えることが好ましい。第1切替バルブ60を先に切り替えることで、第1ラジエータ40に冷却水を流すことができ、第1回路10における冷却手段を確保することができる。
続いて、バッテリの急速充電時における冷却水回路2の動作について、図5を参照しながら説明する。バッテリの急速充電時にはバッテリが急激に発熱するため、冷却水回路2の全ての要素を活用してバッテリを冷却する。
図5に示されるように、第1切替バルブ60は、第2冷却水流路102側を閉塞し、第1冷却水流路101及び第1接続流路31側に冷却水が流れるように制御される。第2切替バルブ62は、第3冷却水流路201、第4冷却水流路202、及び第2接続流路32の全方向を開放するように制御される。
第2ポンプ63を駆動することで、第4冷却水流路202を流れる冷却水は、第3冷却水流路201側と第1接続流路31側とに分流する。第3冷却水流路201に流れた冷却水は第2ラジエータ50において熱交換され温度が低下し、第4冷却水流路202に還流する。第1接続流路31に流れた冷却水は第1ラジエータ40において熱交換され温度が低下し、第4冷却水流路202に還流する。第4冷却水流路202に還流した冷却水は、チラー52において更に冷却され、バッテリ冷却部51に供給される。
本実施形態では、外気温がモータジェネレータを暖機することが必要な低温である場合に、第1切替バルブ60は、第1ラジエータ40が配置されている冷却水流路側である第1冷却水流路101側を閉塞し、第2切替バルブ62は、第2接続流路32側を閉塞し、
第1ポンプ61及び第2ポンプ63を駆動することができる。
外気温が、バッテリ冷却部51に供給すべき水温よりも高温である場合から、バッテリを急速充電する場合に、第2切替バルブ62を切り替えた後に第1切替バルブ60を切り替えることが好ましい。一方、外気温が、バッテリを暖機することが必要な低温である場合から、バッテリを暖機することが必要な低温よりも高く、バッテリに供給すべき水温よりも低い場合に、第1切替バルブ60を切り替えた後に第2切替バルブ62を切り替えることが好ましい。
本実施形態では、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62は、それぞれ三方弁によって構成されていることが好ましい。第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62をそれぞれ三方弁によって構成することで、使用するバルブの数を最小限なものとすることができる。尚、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62は、上記説明した機能を発揮することができれば、三方弁に限定されることはなく、二方弁や四方弁の組み合わせで構成されていてもよい。
続いて、冷却水回路2に、回路要素を追加した変形例である冷却水回路2Aについて、図6を参照しながら説明する。冷却水回路2Aは、冷却水回路2に、換気熱交換器43及びPTCヒータ54を追加したものである。
換気熱交換器43は、車室内の空気を換気する際に冷却水との間で熱交換をするための熱交換器であって、車室内から排出される空気の流路と冷却水の流路とが形成されている。夏場のように外気温が高ければ空調装置で冷却された空気が排出されるので、冷却水の温度を下げることができる。冬場のように外気温が低ければ空調装置で加温された空気が排出されるので、冷却水の温度を上げることができる。
換気熱交換器43は、第1回路10Aの第2冷却水流路102に設けられている。換気熱交換器43は、インバータ冷却部41の上流側に配置されている。換気熱交換器43で冷却又は加温された冷却水はインバータ冷却部41に供給され、インバータを冷却又は暖機することができる。
PTCヒータ54は、第2回路20Aの第4冷却水流路202に設けられている。PTCヒータ54は、バッテリ冷却部51よりも上流側に設けられている。PTCヒータ54で加温された冷却水は、バッテリ冷却部51に供給され、バッテリの早期暖機に資することができる。
図7に示される冷却水回路2Bでは、PTCヒータ54に変えてバッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部53が設けられている。チャージャ冷却部53は、第2回路20Bの第4冷却水流路202に設けられている。チャージャ冷却部53は、チラー52の下流側に設けられている。従って、チャージャ冷却部53には、チラー52によって冷却された冷却水が供給される。チャージャ冷却部53において求められる冷却水の温度よりも、バッテリ冷却部51において求められる冷却水の温度が低いので、チャージャ冷却部53は、バッテリ冷却部51よりも下流側に配置されている。
上記したように本実施形態に係る冷却水回路2,2A,2Bは、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部42と、インバータを冷却するインバータ冷却部41と、電子制御ユニットであるECU3により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ61と、第1ラジエータ40とが互いに第1冷却水流路101及び第2冷却水流路102で繋がれている第1回路10,10Aと、バッテリを冷却するバッテリ冷却部51と、冷凍回路の一部を構成するチラー52と、ECU3により制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ63と、第2ラジエータ50とが第3冷却水流路201及び第4冷却水流路202で繋がれている第2回路20,20A,20Bと、を備えている。
冷却水回路2,2A,2Bには、第1ラジエータ40の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第1接続部103と、第2ラジエータ50の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第2接続部203と、を繋ぐ第1接続流路31と、第1ラジエータ40の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第3接続部104と、第2ラジエータ50の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第4接続部204と、を繋ぐ第2接続流路32と、冷却水の流れを切り替えるために、ECU3により制御される第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62と、第2ラジエータ50を通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路30と、が設けられている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第1回路10と第2回路20とを設け、それぞれに第1ポンプ61と第2ポンプ63とを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1接続流路31は、第1接続部103と第2接続部203とを繋いでおり、第2接続流路32は、第3接続部104と第4接続部204とを繋いでいるので、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を切り換えることで、例えば低外気温時に第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を回さずに暖機を行うことができる。
更に、第2ラジエータ50を通さずにバッテリ冷却部及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路30を設けているので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、第2ラジエータ50を通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラーのみで冷却水を冷却することができる。このように、第1ポンプ61及び第2ポンプ63と、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62とを用いることで、最小限のポンプ数及びバルブ数で第1回路10及び第2回路20を構成し、様々な冷却水の流れを形成することができる。
本実施形態では、更に、第1回路10には、第1接続部103又は第3接続部104に第1切替バルブ60が設けられ、第2回路20には、第2接続部203又は第4接続部204に第2切替バルブ62が設けられている。
第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を設けることで、冷却水を循環させる態様を外気温度やバッテリの状態に応じて変化させることができる。図3を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を第1接続流路31及び第2接続流路32に冷却水を流さないように切り替えることで、第1回路10と第2回路20との冷却水の循環を独立させることができる。
図4を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を流さないように切り替えることで、暖機を行うことができる。図5を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60をモータジェネレータ冷却部42及びインバータ冷却部41に冷却水を流さないように切り替え、第2切替バルブ62を第2回路20及び第1回路10の双方に冷却水を流すように切り替えることで、第1ラジエータ40、第2ラジエータ50、及びチラー52を用いてバッテリを冷却することができるので、急速充電に対応することができる。
バイパス流路30は、第2切替バルブ62が第2接続部203に設けられている場合は第1接続流路31に一端が繋がれる一方で、図1から図7に示されるように第2切替バルブ62が第4接続部204に設けられている場合は第2接続流路32に一端が繋がれる。本実施形態では、第2切替バルブ62が第4接続部204に設けられ、バイパス流路30は一端が第2接続流路32に繋がれ他端は第1接続流路31に繋がれている。しかしながら、これは接続態様の一例であって、バイパス流路30の一端が第2接続流路32に繋がれていれば、他端は第2接続部203近傍の第4冷却水流路202に繋がれていてもよい。
第2切替バルブ62を第2ラジエータ50に冷却水を流さないように切り替えることで、バイパス流路30を通してバッテリ冷却部51及びチラー52に冷却水を循環させることができるので、高外気温時であっても、第2ラジエータ50による温度上昇の影響を排除し、チラー52のみで冷却水を冷却することができる。
本実施形態では、更に、第1回路10には、第1接続部103と第3接続部104との間であってモータジェネレータ冷却部42及びインバータ冷却部41が配置されている側に第1ポンプ61が設けられており、第2回路20には、第2接続部203と第4接続部204との間であってバッテリ冷却部51及びチラー52が配置されている側に第2ポンプ63が設けられている。
図1から図7に示されるように、第1ポンプ61が、冷却水を第1接続部103からインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42を通って第3接続部104に流す方向に配置されている場合には、第2ポンプ63が、冷却水を第4接続部204からバッテリ冷却部51及び前記チラー52を通って第2接続部203に流す方向に配置される。一方、第1ポンプ61が、冷却水を第3接続部104からインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42を通って第1接続部103に流す方向に配置されている場合には、第2ポンプ63が、冷却水を第2接続部203からバッテリ冷却部51及びチラー52を通って第4接続部204に流す方向に配置される。
図4に示されるように、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を流さないように切り替えた場合、モータジェネレータ冷却部42及びインバータ冷却部41が配置されている側の第1回路10と、バッテリ冷却部51及びチラー52が配置されている側の第2回路20と、第1接続流路31と、第2接続流路32とを循環するように冷却水を流すことになる。このように切り替えた場合に、第1ポンプ61及び第2ポンプ63が冷却水を流す方向を同じ循環方向とすることで、冷却水の循環を円滑に行うことができる。
本実施形態では、第2回路20において、チラー52はバッテリ冷却部51の上流側に配置されている。チラー52で冷却した冷却水を用いてバッテリを冷却するので、冷却対象であるバッテリ冷却部51の上流側にチラー52を配置することで効率的に冷却することができる。
本実施形態では、第1回路10において、インバータ冷却部41はモータジェネレータ冷却部42の上流側に配置されている。熱許容度がインバータの方が低いので、インバータ冷却部41をモータジェネレータ冷却部42の上流側に配置することで、温度が低い冷却水をインバータに供給することができる。
本実施形態では、図6に示されるように、第2回路20Aにおいて、暖機用のヒータであるPTCヒータ54がバッテリ冷却部51の上流側に設けられている。バッテリ冷却部51は、バッテリを冷却するのみならずバッテリの暖気時にバッテリに熱を付与することもできるので、PTCヒータ54を設けることで、バッテリを暖気するために加温した冷却水を供給することができる。
本実施形態では、図7に示されるように、第2回路20Bにおいて、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部53がチラー52の下流側に設けられている。このように配置することで、バッテリチャージャも冷却することができる。チャージャ冷却部53は、チラー52の下流側であってバッテリ冷却部51よりも更に下流側に配置されることが好ましい。バッテリチャージャよりもバッテリの許容水温が低く、逆の配置ではバッテリの過度な温度上昇を招く恐れがあるためである。
本実施形態では、図6及び図7に示されるように、第1回路10Aにおいて、車室内から排出される空気と熱交換する換気熱交換器43がインバータ冷却部41の上流側に設けられている。換気熱交換機は、特に夏場に室内から排出される25℃程度の空気と冷却水とを熱交換することができるので、インバータ冷却部41に供給される冷却水を更に冷却することができる。
本実施形態では、第1回路10,10Cには、バイパス流路30に、電子制御ユニットであるECU3により制御され、冷却水の流れを抑制するフローシャットバルブが設けられていることも好ましい。バイパス流路30に冷却水を流したくない態様の場合、確実に冷却水の流れを抑制することができる。
ところで、上記第1実施形態の冷却水回路2では、高外気温時において図2に示されるように第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を制御し、第2ラジエータ50に冷却水を回さないようにしていた。これは、バッテリの許容水温が30℃程度と低い場合であって、外気温が35℃から40℃というような高外気温の場合、第2ラジエータ50に冷却水を回すと冷却水が許容水温よりも高くなってしまうことを回避するためである。一方、インバータの許容水温は一般的に約60℃であるため、高外気温時においても外気と冷却水とを熱交換させることは有効である。
そこで、図8に示される第2実施形態の冷却水回路2Cでは、高外気温時に第1回路10Aの冷却水を第2ラジエータ50に循環させるように構成している。図8に示されるように、冷却水回路2Cは、第1回路10Aと、第2回路20とを備えている。第1回路10Aは、図6を参照しながら説明済みであるので、その説明を省略する。第2回路20は、図1を参照しながら説明済みであるので、その説明を省略する。
冷却水回路2Cには、第3接続流路71と、第4接続流路72と、が設けられている。第3接続流路71は、第1接続部103よりも第1ラジエータ40側の第1冷却水流路101に設けられた第5接続部105と、第4接続部204よりも第2ラジエータ50側の第3冷却水流路201に設けられた第6接続部206と、を繋いでいる。
第4接続流路72は、第3接続部104よりも第1ラジエータ40側の第1冷却水流路101に設けられた第7接続部106と、第2接続部203よりも第2ラジエータ50側の第3冷却水流路201に設けられた第8接続部205と、を繋いでいる。
続いて、高外気温時の冷却水回路2Cの動作について、図9を参照しながら説明する。高外気温時とは、例えば気温35℃以上であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が上回っている場合である。
図9に示されるように、第1切替バルブ60は、第1接続流路31側を閉塞し、第1回路10内で冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、第3冷却水流路201側を閉塞し、第4冷却水流路202及び第2接続流路32側に冷却水が循環するように制御される。第1切替バルブ60が第1接続流路31側を閉塞しているので、第4冷却水流路202から第1接続流路31に流れ込んだ冷却水は、バイパス流路30を通って第2接続流路32に流れ込み第4冷却水流路202に還流する。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10を冷却水が循環する。第7接続部106において、第4接続流路72がつながれているので、第1回路内を循環する冷却水と第4接続流路72に流れる冷却水とに分流される。
第4接続流路72を流れる冷却水は、第8接続部205から第3冷却水流路201に流れ込み、第2ラジエータ50において外気と熱交換される。第2ラジエータ50において熱交換された冷却水は、第6接続部206から第3接続流路71に流れ込む。第3接続流路71を流れる冷却水は、第5接続部105から第1回路に還流し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に流れる。このように、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで、第2回路20の第4冷却水流路202から第1接続流路31、バイパス流路30、第2接続流路32を通って冷却水が循環し、バッテリ冷却部51にチラー52で冷却した冷却水を供給することができる。従って、バッテリを冷却することができる。
続いて、中外気温時の冷却水回路2Cの動作について、図10を参照しながら説明する。中外気温時とは、例えば気温25℃程度であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が下回っている場合である。
図10に示されるように、第1切替バルブ60は、第1接続流路31側を閉塞し、第1回路10内で冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、第2接続流路32側を閉塞し、第2回路20内で冷却水が循環するように制御される。従って、第1接続流路31及び第2接続流路32には冷却水が流れず、バイパス流路30にも冷却水は流れない。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10を冷却水が循環し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで第2回路20を冷却水が循環し、バッテリ冷却部51に、第2ラジエータ50及びチラー52で冷却した冷却水を供給することできる。従って、バッテリを冷却することができる。尚、中外気温時においては冷凍回路が作動せず、チラー52に冷却された冷媒が供給されない場合もあるが、その場合は第2ラジエータ50のみで冷却水が冷却される。
続いて、低外気温時の冷却水回路2Cの動作について、図11を参照しながら説明する。低外気温時とは、例えば気温5℃程度であて、バッテリもインバータも暖機が必要な場合である。
図11に示されるように、第1切替バルブ60は、第1冷却水流路101側を閉塞し、第2冷却水流路102及び第1接続流路31側に冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、第3冷却水流路201側を閉塞し、第2接続流路32側に冷却水が循環するように制御される。
第1ポンプ61及び第2ポンプ63を駆動することで、第1回路10の第2冷却水流路102から第2接続流路32を通り、第2回路20の第4冷却水流路202から第1接続流路31を通って再び第1回路10に冷却水が還流するように流れる。従って、全ての機器の発熱を暖機に用いることができる。暖機完了後は、冷却水が高温になるので、チラー52において冷媒に熱を伝えることができ、エアコン暖房に熱を利用することができる。
続いて、バッテリの急速充電時における冷却水回路2の動作について、図12を参照しながら説明する。バッテリの急速充電時にはバッテリが急激に発熱するため、冷却水回路2の全ての要素を活用してバッテリを冷却する。
図12に示されるように、第1切替バルブ60は、第1接続流路31側を閉塞するように制御される。第2切替バルブ62は、第2接続流路32側を閉塞するように制御される。
第2ポンプ63を駆動することで、第4冷却水流路202を流れる冷却水は、第8接続部205において第3冷却水流路201側と第4接続流路72側とに分流する。第4接続流路72側に流れた冷却水は第1冷却水流路101に流れ、第1ラジエータ40において熱交換され温度が低下する。第1ラジエータ40において冷却された冷却水は、第5接続部105から第3接続流路71に流れ、第6接続部206から第4冷却水流路202に還流する。第8接続部205から第3冷却水流路201に流れた冷却水は第2ラジエータ50において熱交換され温度が低下し、第4冷却水流路202に還流する。第4冷却水流路202に還流した冷却水は、チラー52において更に冷却され、バッテリ冷却部51に供給される。
本実施形態では、第3接続流路71及び第4接続流路72の少なくとも一方に、電子制御ユニットであるECU3により制御され、冷却水の流れを抑制するフローシャットバルブが設けられていることも好ましい。第3接続流路71及び第4接続流路72に冷却水を流したくない態様の場合、確実に冷却水の流れを抑制することができる。
第3実施形態の冷却水回路2Dは、電気自動車に搭載される冷却システムを構成する。図13に示されるように、冷却水回路2Dは、第1回路10Dと、第2回路20Dと、電子制御ユニットであるECU3と、を備えている。第1回路10Dは、第1冷却水流路101と、第2冷却水流路102とによって、冷却水が循環する回路が形成されている。第1冷却水流路101と第2冷却水流路102とは、第1接続部103と第3接続部104とで繋がれている。
第1冷却水流路101には、第1ラジエータ40と、ECU3で制御される第1ポンプ61と、が設けられている。第1ラジエータ40は、第1冷却水流路101を通る冷却水と外気との間で熱交換をする熱交換器である。
第1ポンプ61は、第1ラジエータ40に流れる冷却水の流れを生成するポンプである。本実施形態の場合、第1ポンプ61は、第1接続部103から第1ラジエータ40を通って第3接続部104に冷却水を流す方向に配置されている。
第2冷却水流路102には、インバータ冷却部41と、モータジェネレータ冷却部42と、が設けられている。インバータ冷却部41は、インバータを冷却する部分である。インバータは、バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換してモータジェネレータに供給する。モータジェネレータ冷却部42は、モータジェネレータを冷却する部分である。モータジェネレータは、駆動力を発生する機能と発電する機能とを有する回転電動機である。インバータやモータジェネレータを冷却するための冷却水回路の許容水温は、一般的に60℃程度である。
第2回路20Dは、第3冷却水流路201と、第4冷却水流路202とによって、冷却水が循環する回路が形成されている。第3冷却水流路201と第4冷却水流路202とは、第2接続部203と第4接続部204とで繋がれている。第4接続部204には、ECU3で制御される第1切替バルブ60が設けられている。
第3冷却水流路201には、第2ラジエータ50が設けられている。第2ラジエータ50は、第3冷却水流路201を通る冷却水と外気との間で熱交換をする熱交換器である。
第4冷却水流路202には、バッテリ冷却部51と、チラー52と、ECU3で制御される第2ポンプ63と、が設けられている。バッテリ冷却部51は、バッテリを冷却する部分である。バッテリは、駆動用の電源であって、インバータに電力を供給する。バッテリを冷却するための冷却水回路の許容水温は一般的に約30℃程度である。
チラー52は、冷凍回路の一部を構成するものであって、冷凍回路を流れる冷媒と第2回路20を流れる冷却水とを熱交換する水冷媒熱交換器である。
第2ポンプ63は、バッテリ冷却部51及びチラー52に流れる冷却水の流れを生成するポンプである。本実施形態の場合、第2ポンプ63は、第2接続部203からチラー52及びバッテリ冷却部51を通って第4接続部204に冷却水を流す方向に配置されている。
第2ラジエータ50を通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるように、第2回路20の冷却水流路に設けられた第5接続部205と第6接続部206とを繋ぐバイパス流路30が設けられている。第5接続部205及び第6接続部206は、第4冷却水流路202に設けられている。第5接続部205には、ECU3で制御される第2切替バルブ62が設けられている。
第1回路10Dと第2回路20Dとは、第1接続流路31及び第2接続流路32によって繋がれている。第1接続流路31は、第1ラジエータ40の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第1接続部103と、第2ラジエータ50の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第2接続部203とを繋いでいる。第2接続流路32は、第1ラジエータ40の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第3接続部104と、第2ラジエータ50の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路である第4接続部204と、を繋いでいる。
続いて、高外気温時の冷却水回路2Dの動作について、図14を参照しながら説明する。高外気温時とは、例えば気温35℃以上であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が上回っている場合である。
図14に示されるように、第1切替バルブ60は、バッテリ冷却部51及びチラー52が配置されている第4冷却水流路202側を閉塞する。第2切替バルブ62は、第3冷却水流路201側を閉塞し、第4冷却水流路202及びバイパス流路30側に冷却水が循環するように制御される。第1切替バルブ60が第4冷却水流路202側を閉塞しているので、第4冷却水流路202に流れ込んだ冷却水は、バイパス流路30を通って第4冷却水流路202に還流する。
一方、第1冷却水流路101を流れた冷却水は、第3接続部104において、第2冷却水流路102側と第2接続流路32側とに分流する。第1切替バルブ60が第4冷却水流路202側を閉塞しているので、第2接続流路32に流れ込んだ冷却水は、第2回路の第3冷却水流路201を流れて第1接続流路31に流れて、第1冷却水流路101に還流する。第2冷却水流路102に流れ込んだ冷却水は、第1冷却水流路101に還流する。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10D及び第2回路20Dの第3冷却水流路201を冷却水が循環し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで、第2回路20の第4冷却水流路202からバイパス流路30を通って冷却水が循環し、バッテリ冷却部51にチラー52で冷却した冷却水を供給することができる。従って、バッテリを冷却することができる。
続いて、中外気温時の冷却水回路2の動作について、図3を参照しながら説明する。中外気温時とは、例えば気温25℃程度であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が下回っている場合である。
図15に示されるように、第1切替バルブ60は、第2接続流路32側を閉塞し、第1回路10D内で冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、バイパス流路30側を閉塞し、バイパス流路30を除いた第2回路20D内で冷却水が循環するように制御される。従って、第1接続流路31及び第2接続流路32には冷却水が流れず、バイパス流路30にも冷却水は流れない。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10Dを冷却水が循環し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで第2回路20Dを冷却水が循環し、バッテリ冷却部51に、第2ラジエータ50及びチラー52で冷却した冷却水を供給することできる。従って、バッテリを冷却することができる。尚、中外気温時においては冷凍回路が作動せず、チラー52に冷却された冷媒が供給されない場合もあるが、その場合は第2ラジエータ50のみで冷却水が冷却される。
続いて、低外気温時の冷却水回路2Dの動作について、図16を参照しながら説明する。低外気温時とは、例えば気温5℃程度であて、バッテリもモータジェネレータも暖機が必要な場合である。
図16に示されるように、第1切替バルブ60は、第3冷却水流路201側を閉塞し、第4冷却水流路202及び第2接続流路32側に冷却水が循環するように制御される。第1ポンプ61は、出力低下又は停止することで第1冷却水流路101側を閉塞し第2冷却水流路102側に冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、バイパス流路30側を閉塞し、第4冷却水流路202側に冷却水が循環するように制御される。また、第1冷却水流路101側への流入を確実に回避するために、第1冷却水流路101の経路上にECU3で制御されるフローシャットバルブが設けられていることも好ましい。
第2ポンプ63を駆動することで、第1回路10Dの第2冷却水流路102から第1接続流路31を通り、第2回路20Dの第4冷却水流路202から第2接続流路32を通って再び第1回路10Dに冷却水が還流するように流れる。従って、全ての機器の発熱を暖機に用いることができる。暖機完了後は、冷却水が高温になるので、チラー52において冷媒に熱を伝えることができ、エアコン暖房に熱を利用することができる。
尚、図14に示される高外気温時から図15に示される中外気温時に切り替える場合には、第1切替バルブ60を切り替えてから第2切替バルブ62を切り替えた後、チラー52を停止する。第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を切り換えて、第2ラジエータ50に冷却するのを確認してからチラー52を停止するので、バッテリの冷却を確実に行うことができる。
図15に示される中外気温時から図14に示される高外気温時に切り替える場合には、チラー52を駆動させてから第2切替バルブ62を切り替えた後、第1切替バルブ60を切り換える。チラー52を駆動させてから第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を切り換えるので、チラー52によるバッテリの冷却を確実に行うことができる。
図15に示される中外気温時から図16に示される低外気温時に切り替える場合には、第1切替バルブ60を切り換えてから第1ポンプ61を出力低下又は停止した後、チラー52を駆動する。第1切替バルブ60を切り換えてから第1ポンプ61を出力低下又は停止するので、インバータ及びモータジェネレータの冷却を確保することができる。
図16に示される低外気温時から図15に示される中外気温時に切り替える場合には、第1ポンプ61の出力上昇又は駆動開始してから第1切替バルブ60を切り換えた後、チラー52を停止する。切り換え後にチラー52を停止するので、バッテリ冷却を確保することができる。
続いて、バッテリの急速充電時における冷却水回路2Dの動作について、図17を参照しながら説明する。
図17に示されるように、第1切替バルブ60は、第2接続流路32側を閉塞し、第2回路20D内に冷却水が流れるように制御される。第2切替バルブ62は、バイパス流路30を閉塞するように制御される。
第2ポンプ63を駆動することで、第2回路20D内の第3冷却水流路201及び第4冷却水流路202を冷却水が循環する。第3冷却水流路201に流れた冷却水は第2ラジエータ50において熱交換され温度が低下し、第4冷却水流路202に流れる。第4冷却水流路202に流れた冷却水は、チラー52において更に冷却され、バッテリ冷却部51に供給される。
続いて、冷却水回路2Dに、回路要素を追加した変形例である冷却水回路2Eについて、図18を参照しながら説明する。冷却水回路2Eは、冷却水回路2Dに、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部53を追加したものである。
チャージャ冷却部53は、第2回路20Eの第4冷却水流路202に設けられている。チャージャ冷却部53は、チラー52の下流側に設けられている。従って、チャージャ冷却部53には、チラー52によって冷却された冷却水が供給される。チャージャ冷却部53において求められる冷却水の温度よりも、バッテリ冷却部51において求められる冷却水の温度が低いので、チャージャ冷却部53は、バッテリ冷却部51よりも下流側に配置されている。
図19に示されるように、図17と同様のバッテリ急速充電時の冷却水の流れを形成すると、チャージャ冷却部53にも冷却水を供給することができる。
続いて、冷却水回路2Dに、PTCヒータ54を追加した冷却水回路2Fについて、図20を参照しながら説明する。
PTCヒータ54は、第2回路20Fの第4冷却水流路202に設けられている。PTCヒータ54は、バッテリ冷却部51よりも上流側に設けられている。PTCヒータ54で加温された冷却水は、バッテリ冷却部51に供給され、バッテリの早期暖機に資することができる。
図21に示されるように、図16と同様の低外気温時の冷却水の流れを形成すると、インバータ及びモータジェネレータの廃熱とPTCヒータ54の加温により、バッテリを暖機することができる。
続いて、冷却水回路2Dに、換気熱交換器43を追加した冷却水回路2Gについて、図22を参照しながら説明する。
換気熱交換器43は、車室内の空気を換気する際に冷却水との間で熱交換をするための熱交換器であって、車室内から排出される空気の流路と冷却水の流路とが形成されている。夏場のように外気温が高ければ空調装置で冷却された空気が排出されるので、冷却水の温度を下げることができる。冬場のように外気温が低ければ空調装置で加温された空気が排出されるので、冷却水の温度を上げることができる。
換気熱交換器43は、第1回路10Gの第2冷却水流路102に設けられている。換気熱交換器43は、インバータ冷却部41の上流側に配置されている。換気熱交換器43で冷却又は加温された冷却水はインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に供給され、インバータ及びモータジェネレータを冷却又は暖機することができる。
図23に示されるように、図14と同様の高外気温時の冷却水の流れを形成すると、換気熱交換器43によって冷却された冷却水をインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に供給することができる。図24に示されるように、図16と同様の低外気温時の冷却水の流れを形成すると、換気熱交換器43によって昇温された冷却水をインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に供給することができる。
上記したように本実施形態に係る冷却水回路2D,2E,2F,2Gは、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部42と、インバータを冷却するインバータ冷却部41と、電子制御ユニットであるECU3により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ61と、第1ラジエータ40とが互いに第1冷却水流路101及び第2冷却水流路102で繋がれている第1回路10D,10Gと、バッテリを冷却するバッテリ冷却部51と、冷凍回路の一部を構成するチラー52と、ECU3により制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ63と、第2ラジエータ50とが第3冷却水流路201及び第4冷却水流路202で繋がれている第2回路20D,20E,20Fと、を備えている。冷却水回路2D,2E,2F,2Gには、第1ラジエータ40の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第1接続部103と、第2ラジエータ50の一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第2接続部203と、を繋ぐ第1接続流路31と、第1ラジエータ40の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第3接続部104と、第2ラジエータ50の他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第4接続部204と、を繋ぐ第2接続流路32と、第2ラジエータ50を通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるように、第2回路20D,20E,20Fの冷却水流路に設けられた第5接続部205と第6接続部206とを繋ぐバイパス流路30と、冷却水の流れを切り替えるために、ECU3により制御される第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62と、が設けられている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第1回路10D,10Gと第2回路20D,20E,20Fとを設け、それぞれに第1ポンプ61と第2ポンプ63とを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1接続流路31は、第1接続部103と第2接続部203とを繋いでおり、第2接続流路32は、第3接続部104と第4接続部204とを繋いでいるので、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を切り換えることで、例えば低外気温時に第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を回さずに暖機を行うことができる。更に、第2ラジエータ50を通さずにバッテリ冷却部及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路30を設けているので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、第2ラジエータ50を通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラーのみで冷却水を冷却することができる。その際、バイパス流路30は、第2回路20内に設けられているので、第1接続流路31又は第2接続流路32から第2ラジエータ50を通した冷却水を第1回路側に供給することができる。このように、第1ポンプ61及び第2ポンプ63と、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62とを用いることで、最小限のポンプ数及びバルブ数で第1回路10及び第2回路20を構成し、様々な冷却水の流れを形成することができる。
本実施形態では、更に、第2接続部203又は第4接続部204に第1切替バルブ60が設けられ、第5接続部205又は第6接続部206に第2切替バルブ62が設けられている。本実施形態では、更に、第1回路10D,10Gには、第1接続部103と第3接続部104との間であって第1ラジエータ40が配置されている側に第1ポンプ61が設けられており、第2回路20D,20E,20Fには、第2接続部203と第4接続部204との間であってバッテリ冷却部51及びチラー52が配置されている側に第2ポンプ63が設けられている。
第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を設けることで、冷却水を循環させる態様を外気温度やバッテリの状態に応じて変化させることができる。図14を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60は、バッテリ冷却部51及びチラー52が配置されている第4冷却水流路側を閉塞し、第2切替バルブ62は、第2ラジエータ50が配置されている第3冷却水流路側を閉塞することで、第2回路20Dにおいて第2ラジエータ50に冷却水を流さないようにすることと、第1回路10D側に第2ラジエータ50を通った冷却水を供給することとを両立することができる。
図15を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を第1接続流路31、第2接続流路32、及びバイパス流路30に冷却水を流さないように切り替えることで、第1回路10Dと第2回路20Dとの冷却水の循環を独立させることができる。
図16を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を流さないように切り替えることで、暖機を行うことができる。
図17を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60をモータジェネレータ冷却部42及びインバータ冷却部41に冷却水を流さないように切り替え、第2切替バルブ62をバイパス流路30に冷却水を流さないように切り替えることで、第2ラジエータ50、及びチラー52を用いてバッテリを冷却することができるので、急速充電に対応することができる。
本実施形態では、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62は、それぞれ三方弁によって構成されていることが好ましい。第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62をそれぞれ三方弁によって構成することで、使用するバルブの数を最小限なものとすることができる。尚、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62は、上記説明した機能を発揮することができれば、三方弁に限定されることはなく、二方弁や四方弁の組み合わせで構成されていてもよい。
本実施形態では、第2回路20D,20E,20Fにおいて、チラー52はバッテリ冷却部51の上流側に配置されている。チラー52で冷却した冷却水を用いてバッテリを冷却するので、冷却対象であるバッテリ冷却部51の上流側にチラー52を配置することで効率的に冷却することができる。
本実施形態では、第1回路10D,10Gにおいて、インバータ冷却部41はモータジェネレータ冷却部42の上流側に配置されている。熱許容度がインバータの方が低いので、インバータ冷却部41をモータジェネレータ冷却部42の上流側に配置することで、温度が低い冷却水をインバータに供給することができる。
本実施形態では、図20,21に示されるように、第2回路20Fにおいて、暖機用のヒータであるPTCヒータ54がバッテリ冷却部51の上流側に設けられている。バッテリ冷却部51は、バッテリを冷却するのみならずバッテリの暖気時にバッテリに熱を付与することもできるので、PTCヒータ54を設けることで、バッテリを暖気するために加温した冷却水を供給することができる。
本実施形態では、図18,19に示されるように、第2回路20Eにおいて、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部53がチラー52の下流側に設けられている。このように配置することで、バッテリチャージャも冷却することができる。チャージャ冷却部53は、チラー52の下流側であってバッテリ冷却部51よりも更に下流側に配置されることが好ましい。バッテリチャージャよりもバッテリの許容水温が低く、逆の配置ではバッテリの過度な温度上昇を招く恐れがあるためである。
本実施形態では、図22,23,24に示されるように、第1回路10Gにおいて、車室内から排出される空気と熱交換する換気熱交換器43がインバータ冷却部41の上流側に設けられている。換気熱交換機は、特に夏場に室内から排出される25℃程度の空気と冷却水とを熱交換することができるので、インバータ冷却部41に供給される冷却水を更に冷却することができる。
本実施形態では、第1回路10D,10Gには、第1接続部103と第3接続部104との間であって第1ラジエータ40が配置されている側である第1冷却水流路101に、電子制御ユニットであるECU3により制御され、冷却水の流れを抑制するフローシャットバルブが設けられていることも好ましい。第1ラジエータ40に冷却水を流したくない態様の場合、確実に冷却水の流れを抑制することができる。
第4実施形態の冷却水回路2Hは、電気自動車に搭載される冷却システムを構成する。図25に示されるように、冷却水回路2Hは、第1回路10Hと、第2回路20Hと、電子制御ユニットであるECU3と、を備えている。第1回路10Hは、第1冷却水流路101と、第2冷却水流路102と、第3冷却水流路201とによって、冷却水が循環する回路が形成されている。第1冷却水流路101と第2冷却水流路102とは、第1接続部103と第2接続部104とで繋がれている。第1接続部103には、第1ポンプ61が設けられている。
第1冷却水流路101には、第1ラジエータ40と、ECU3で制御される第1ポンプ61と、が設けられている。第1ラジエータ40は、第1冷却水流路101を通る冷却水と外気との間で熱交換をする熱交換器である。
第1ポンプ61は、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に流れる冷却水の流れを生成するポンプである。本実施形態の場合、第1ポンプ61は、第1接続部103から第1ラジエータ40を通って第2接続部104に冷却水を流す方向であって、第1接続部103から第2ラジエータ50を通って第3接続部106に冷却水を流す方向に配置されている。
第2冷却水流路102には、インバータ冷却部41と、モータジェネレータ冷却部42と、が設けられている。インバータ冷却部41は、インバータを冷却する部分である。インバータは、バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換してモータジェネレータに供給する。モータジェネレータ冷却部42は、モータジェネレータを冷却する部分である。モータジェネレータは、駆動力を発生する機能と発電する機能とを有する回転電動機である。インバータやモータジェネレータを冷却するための冷却水回路の許容水温は、一般的に60℃程度である。
第3冷却水流路201には、第2ラジエータ50が設けられている。第2ラジエータ50は、第3冷却水流路201を通る冷却水と外気との間で熱交換をする熱交換器である。第3冷却水流路201は、一端が第1ラジエータ40を含む第1冷却水流路101に繋がれ、他端が第3接続部106に繋がれている。
第2回路20Hは、バイパス流路30と、第4冷却水流路202とによって、冷却水が循環する回路が形成されている。バイパス流路30と第4冷却水流路202とは、第4接続部203と第5接続部204とで繋がれている。第4接続部203には、ECU3で制御される第2切替バルブ62が設けられている。
バイパス流路30は、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50を通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるためのものである。
第4冷却水流路202には、バッテリ冷却部51と、チラー52と、ECU3で制御される第2ポンプ63と、が設けられている。バッテリ冷却部51は、バッテリを冷却する部分である。バッテリは、駆動用の電源であって、インバータに電力を供給する。バッテリを冷却するための冷却水回路の許容水温は一般的に約30℃程度である。
チラー52は、冷凍回路の一部を構成するものであって、冷凍回路を流れる冷媒と第2回路20を流れる冷却水とを熱交換する水冷媒熱交換器である。
第2ポンプ63は、バッテリ冷却部51及びチラー52に流れる冷却水の流れを生成するポンプである。本実施形態の場合、第2ポンプ63は、第5接続部204からチラー52及びバッテリ冷却部51を通って第4接続部203に冷却水を流す方向に配置されている。
第1回路10Hと第2回路20Hとは、第1接続流路31及び第2接続流路32によって繋がれている。第1接続流路31は、第1接続部103と、第4接続部203とを繋いでいる。第2接続流路32は、第2ラジエータ50から第2接続部104に至る第3冷却水流路201の途上に設けられた第3接続部106と、第5接続部204とを繋いでいる。
続いて、高外気温時の冷却水回路2Hの動作について、図26を参照しながら説明する。高外気温時とは、例えば気温35℃以上であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が上回っている場合である。
図26に示されるように、第1切替バルブ60は、第1冷却水流路101側と第2冷却水流路102側を開放する。第2切替バルブ62は、第1接続流路31側を閉塞し、バイパス流路30及び第4冷却水流路202側に冷却水が循環するように制御される。
一方、第1冷却水流路101を流れた冷却水は、第1ラジエータ40を流れ、そのまま第1冷却水流路101をそのまま流れるものと、第3冷却水流路201に分流するものとに別れる。第3冷却水流路201に流れた冷却水は、第2ラジエータ50で冷却される。第1冷却水流路101を流れた冷却水と、第3冷却水流路201を流れた冷却水とは第2接続部104で合流し、第2冷却水流路102に流れ込む。
第1ポンプ61を駆動することで第1回路10を冷却水が循環し、インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
第2ポンプ63を駆動することで、第2回路20を冷却水が循環し、バッテリ冷却部51にチラー52で冷却した冷却水を供給することができる。従って、バッテリを冷却することができる。
続いて、中外気温時の冷却水回路2のH動作について、図27を参照しながら説明する。中外気温時とは、例えば気温25℃程度であって、バッテリの許容水温である30℃を外気温が下回っている場合である。
図27に示されるように、第1切替バルブ60は、全ての流路である、第1冷却水流路101、第2冷却水流路102、及び第1接続流路31を開放する。第2切替バルブ62は、バイパス流路30側を閉塞する。
第1ポンプ61及び第2ポンプ63を駆動することで、第1回路10H及び第4冷却水流路202を冷却水が循環する。インバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50で冷却した冷却水を供給することができる。従って、インバータ及びモータジェネレータを冷却することができる。
バッテリ冷却部51には、第1ラジエータ40、第2ラジエータ50、及びチラー52で冷却した冷却水を供給することできる。従って、バッテリを冷却することができる。尚、中外気温時においては冷凍回路が作動せず、チラー52に冷却された冷媒が供給されない場合もあるが、その場合は第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50のみで冷却水が冷却される。
続いて、低外気温時の冷却水回路2Hの動作について、図28を参照しながら説明する。低外気温時とは、例えば気温5℃程度であて、バッテリもモータジェネレータも暖機が必要な場合である。
図28に示されるように、第1切替バルブ60は、第1冷却水流路101側を閉塞し、第2冷却水流路102及び第1接続流路31側に冷却水が循環するように制御される。第2切替バルブ62は、バイパス流路30側を閉塞し、第4冷却水流路202側に冷却水が循環するように制御される。
第2ポンプ63を駆動することで、第1回路10Hの第2冷却水流路102から第3冷却水流路201の一部及び第2接続流路32を通り、第2回路20Hの第4冷却水流路202から第1接続流路31を通って再び第1回路10に冷却水が還流するように流れる。従って、全ての機器の発熱を暖機に用いることができる。暖機完了後は、冷却水が高温になるので、チラー52において冷媒に熱を伝えることができ、エアコン暖房に熱を利用することができる。
尚、図26に示される高外気温時から図27に示される中外気温時に切り替える場合には、第2切替バルブ62を切り換えてからチラー52を停止する。第2切替バルブ62を切り換えて、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水が流れることを確認してからチラー52を停止するので、バッテリの冷却を確実に行うことができる。
図27に示される中外気温時から図26に示される高外気温時に切り替える場合には、チラー52を駆動させてから第2切替バルブ62を切り替える。チラー52を駆動させてから第2切替バルブ62を切り替えるので、チラー52によるバッテリの冷却を確実に行うことができる。
図27に示される中外気温時から図28に示される低外気温時に切り替える場合には、第1ポンプ61を出力低下又は停止してから、第1切替バルブ60を切り換えて、チラー52を駆動する。図28に示される低外気温時から図27に示される中外気温時に切り替える場合には、第1切替バルブ60を切り換えてから、第1ポンプ61の出力上昇又は駆動開始した後、チラー52を停止する。
続いて、バッテリの急速充電時における冷却水回路2Hの動作について、図29を参照しながら説明する。
図29に示されるように、第1切替バルブ60は、第2冷却水流路102側を閉塞するように制御される。第2切替バルブ62は、バイパス流路30を閉塞するように制御される。
第2ポンプ63を駆動することで、第2回路20H内の第4冷却水流路202を冷却水が流れ、第1接続流路31から第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201に流れる。第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201に流れた冷却水は第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50において熱交換され温度が低下し、第4冷却水流路202に流れる。第4冷却水流路202に流れた冷却水は、チラー52において更に冷却され、バッテリ冷却部51に供給される。
続いて、冷却水回路2Hに、回路要素を追加した変形例である冷却水回路2Jについて、図30を参照しながら説明する。冷却水回路2Jは、冷却水回路2Hに、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部53を追加したものである。
チャージャ冷却部53は、第2回路20Jの第4冷却水流路202に設けられている。チャージャ冷却部53は、チラー52の下流側に設けられている。従って、チャージャ冷却部53には、チラー52によって冷却された冷却水が供給される。チャージャ冷却部53において求められる冷却水の温度よりも、バッテリ冷却部51において求められる冷却水の温度が低いので、チャージャ冷却部53は、バッテリ冷却部51よりも下流側に配置されている。
図31に示されるように、図29と同様のバッテリ急速充電時の冷却水の流れを形成すると、チャージャ冷却部53にも冷却水を供給することができる。
続いて、冷却水回路2Hに、PTCヒータ54を追加した冷却水回路2Kについて、図32を参照しながら説明する。
PTCヒータ54は、第2回路20Kの第4冷却水流路202に設けられている。PTCヒータ54は、バッテリ冷却部51よりも上流側に設けられている。PTCヒータ54で加温された冷却水は、バッテリ冷却部51に供給され、バッテリの早期暖機に資することができる。
図33に示されるように、図28と同様の低外気温時の冷却水の流れを形成すると、インバータ及びモータジェネレータの廃熱とPTCヒータ54の加温により、バッテリを暖機することができる。
続いて、冷却水回路2Hに、換気熱交換器43を追加した冷却水回路2Lについて、図34を参照しながら説明する。
換気熱交換器43は、車室内の空気を換気する際に冷却水との間で熱交換をするための熱交換器であって、車室内から排出される空気の流路と冷却水の流路とが形成されている。夏場のように外気温が高ければ空調装置で冷却された空気が排出されるので、冷却水の温度を下げることができる。冬場のように外気温が低ければ空調装置で加温された空気が排出されるので、冷却水の温度を上げることができる。
換気熱交換器43は、第1回路10Lの第2冷却水流路102に設けられている。換気熱交換器43は、インバータ冷却部41の上流側に配置されている。換気熱交換器43で冷却又は加温された冷却水はインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に供給され、インバータ及びモータジェネレータを冷却又は暖機することができる。
図35に示されるように、図26と同様の高外気温時の冷却水の流れを形成すると、換気熱交換器43によって冷却された冷却水をインバータ冷却部41及びモータジェネレータ冷却部42に供給することができる。図36に示されるように、図28と同様の低外気温時の冷却水の流れを形成すると、換気熱交換器43によって昇温された冷却水をバッテリ冷却部51に供給することができる。
第2ラジエータ50が設けられている第3冷却水流路201は、第1ラジエータ40の冷却水入口側に繋ぐことができる。その際、図37に示されるように、第1冷却水流路101における第1ラジエータ40の下流側に絞り44を設けることができる。絞り44によって、第1ラジエータ40に流れ込む冷却水の流量と、第2ラジエータ50に流れ込む冷却水の流量とを調整することができる。絞り44は、図37に示されるように第1ラジエータ40とは別に設けてもよく、第1ラジエータ40に同様の絞り構造を設けてもよい。このように、第1ラジエータ40から冷却水が流出する側に、別体若しくは一体的に絞り構造を設けることができる。
図38に示されるように、第2ラジエータ50が設けられている第3冷却水流路201Mを、第1ラジエータ40の冷却水出口側に繋ぐことができる。この場合、第1ポンプ61を第1ラジエータ40と第2ラジエータ50との間に設けることもできる。
図39に示されるように、第1ラジエータ40Nと第2ラジエータ50Nとを一体的に設けることもできる。第1ラジエータ40Nの上流側ヘッダタンク401に流れ込んだ冷却水は熱交換をしてから共通ヘッダタンク402に流れる。共通ヘッダタンク402に流れた冷却水の一部は第1冷却水流路101を流れ、残部は第2ラジエータ50Nに流れる。第2ラジエータ50Nに流れた冷却水は下流側ヘッダタンク403から第3冷却水流路201に流れる。このように、第1ラジエータ40N及び第2ラジエータ50Nが一体的に設けられ、1つの冷却水入口と2つの冷却水出口が形成されていてもよい。
上記したように本実施形態に係る冷却水回路2H,2J,2K,2Lは、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部42と、インバータを冷却するインバータ冷却部41と、電子制御ユニットであるECU3により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ61と、第1ラジエータ40と、第2ラジエータ50と、が互いに冷却水流路で繋がれている第1回路10H,10Lと、バッテリを冷却するバッテリ冷却部51と、冷凍回路の一部を構成するチラー52と、ECU3により制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ63と、が互いに冷却水流路で繋がれている第2回路20H,20J,20Kと、を備えている。第1回路10H,10Lの冷却水流路は、第1ラジエータ40が設けられている第1冷却水流路101と、モータジェネレータ冷却部42及びインバータ冷却部41が設けられている第2冷却水流路102と、第2ラジエータ50が設けられている第3冷却水流路201と、を有し、第1冷却水流路101と第2冷却水流路102とはそれぞれの一端及び他端が第1接続部103及び第2接続部104において繋がれており、第3冷却水流路201は、一端が第1冷却水流路101に繋がれ、他端が第2接続部104に繋がれている。第2回路20H,20J,20Kの冷却水流路は、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50を通さずにバッテリ及びチラーに冷却水を循環させるバイパス流路30と、バッテリ冷却部51及びチラー52が設けられている第4冷却水流路202と、を有し、バイパス流路30と第4冷却水流路202とはそれぞれの一端及び他端が第4接続部203及び第5接続部204において繋がれている。更に、第1接続部103と、第4接続部203と、を繋ぐ第1接続流路31と、第2ラジエータ50から第2接続部104に至る第3冷却水流路201の途上に設けられた第3接続部106と、第5接続部204と、を繋ぐ第2接続流路32と、冷却水の流れを切り替えるために、ECU3により制御される第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62と、が設けられている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第1回路10H,10Lと第2回路20H,20J,20Kとを設け、それぞれに第1ポンプ61と第2ポンプ63とを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1接続流路31は、第1接続部103と第4接続部203とを繋いでおり、第2接続流路32は、第3接続部106と第5接続部204とを繋いでいるので、第1切替バルブ及び第2切替バルブを切り換えることで、例えば、低外気温時に第1冷却水流路101側に冷却水を流さないようにすることができ、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を回さずにバッテリの暖機を行うことができる。更に、第2回路20H,20J,20Kには外気と熱交換するラジエータを設けていないので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、ラジエータを通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラー52のみで冷却水を冷却することができる。このように、第1ポンプ61及び第2ポンプ63と、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62とを用いることで、最小限のポンプ数及びバルブ数で第1回路10H,10L及び第2回路20H,20J,20Kを構成し、様々な冷却水の流れを形成することができる。
本実施形態では、更に、第1接続部103に第1切替バルブ60が設けられ、第4接続部203又は第5接続部204に第2切替バルブ62が設けられている。更に、第1回路10H,10Lにおいては、第1接続部103と第1ラジエータ40の入口までの第1冷却水流路101に第1ポンプ61が設けられ、第2回路20H,20J,20Kにおいては、第4冷却水流路202に第2ポンプ63が設けられており、第1ポンプ61は、冷却水を第1ラジエータ40側に流す方向に配置され、第2ポンプ63は、冷却水を第5接続部204から第4接続部203に流す方向に配置されている。第3冷却水流路201の一端が第1ラジエータ40の出口側に繋がれている場合には、第1回路10H,10Lにおいては、第2ラジエータ50の入口までの第3冷却水流路201に第1ポンプ61が設けられ、第2回路20H,20J,20Kにおいては、第4冷却水流路202に第2ポンプ63が設けられており、第1ポンプ61は、冷却水を第2ラジエータ50側に流す方向に配置され、第2ポンプ63は、冷却水を第5接続部204から第4接続部203に流す方向に配置されている。
第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を設けることで、冷却水を循環させる態様を外気温度やバッテリの状態に応じて変化させることができる。図26を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60は、第1冷却水流路101側及び第2冷却水流路102側を開放し、第2切替バルブ62は、第1接続流路31側を閉塞することで、第2回路20Hにおいてラジエータに冷却水を流さないようにすることと、第1回路10H側において第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50を通った冷却水を供給することとを両立することができる。
図27を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60が全ての流路を開放し、第2切替バルブ62がバイパス流路30側を閉塞することで、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50を通った冷却水を第1回路10H及び第2回路20Hの双方に供給することができる。
図28を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60は第1冷却水流路101側を閉塞し、第2切替バルブ62はバイパス流路30側を閉塞することで、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を流さないように切り替えることができ、暖機を行うことができる。
図29を参照しながら説明したように、第1切替バルブ60をモータジェネレータ冷却部42及びインバータ冷却部41に冷却水を流さないように切り替え、第2切替バルブ62をバイパス流路30に冷却水を流さないように切り替えることで、第1ラジエータ40、第2ラジエータ50、及びチラー52を用いてバッテリを冷却することができるので、急速充電に対応することができる。
本実施形態では、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62は、それぞれ三方弁によって構成されていることが好ましい。第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62をそれぞれ三方弁によって構成することで、使用するバルブの数を最小限なものとすることができる。尚、第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62は、上記説明した機能を発揮することができれば、三方弁に限定されることはなく、二方弁や四方弁の組み合わせで構成されていてもよい。
本実施形態では、第2回路2020H,20J,20Kにおいて、チラー52はバッテリ冷却部51の上流側に配置されている。チラー52で冷却した冷却水を用いてバッテリを冷却するので、冷却対象であるバッテリ冷却部51の上流側にチラー52を配置することで効率的に冷却することができる。
本実施形態では、第1回路10H,10Lにおいて、インバータ冷却部41はモータジェネレータ冷却部42の上流側に配置されている。熱許容度がインバータの方が低いので、インバータ冷却部41をモータジェネレータ冷却部42の上流側に配置することで、温度が低い冷却水をインバータに供給することができる。
本実施形態では、図32,33に示されるように、第2回路20Kにおいて、暖機用のヒータであるPTCヒータ54がバッテリ冷却部51の上流側に設けられている。バッテリ冷却部51は、バッテリを冷却するのみならずバッテリの暖気時にバッテリに熱を付与することもできるので、PTCヒータ54を設けることで、バッテリを暖気するために加温した冷却水を供給することができる。
本実施形態では、図30,31に示されるように、第2回路20Jにおいて、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部53がチラー52の下流側に設けられている。このように配置することで、バッテリチャージャも冷却することができる。チャージャ冷却部53は、チラー52の下流側であってバッテリ冷却部51よりも更に下流側に配置されることが好ましい。バッテリチャージャよりもバッテリの許容水温が低く、逆の配置ではバッテリの過度な温度上昇を招く恐れがあるためである。
本実施形態では、図34,35,36に示されるように、第1回路10Lにおいて、車室内から排出される空気と熱交換する換気熱交換器43がインバータ冷却部41の上流側に設けられている。換気熱交換機は、特に夏場に室内から排出される25℃程度の空気と冷却水とを熱交換することができるので、インバータ冷却部41に供給される冷却水を更に冷却することができる。
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、及び第4実施形態を通して制御的な特徴に着目すると、各実施形態の冷却水回路は次のように把握することもできる。
冷却水回路2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2J,2K,2Lは、第1ラジエータ40が接続されている第1冷却水流路101と、モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部42及びインバータを冷却するインバータ冷却部41に冷却水を通す第2冷却水流路102と、第2ラジエータ50が接続されている第3冷却水流路201と、バッテリを冷却するバッテリ冷却部51及び冷凍回路の一部を構成するチラー52に冷却水を通す第4冷却水流路202と、第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201を通さずに第4冷却水流路202に冷却水を循環させるためのバイパス流路30と、少なくとも第2冷却水流路102に冷却水を流すことが可能なように配置されている第1ポンプ61と、少なくとも第4冷却水流路202に冷却水を流すことが可能なように配置されている第2ポンプ63と、を備えている。
更に、冷却水回路2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2J,2K,2Lは、第1冷却水流路101と、第2冷却水流路102と、第3冷却水流路201と、第4冷却水流路202と、バイパス流路30と、の間で流路を切り替えて、第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201を流れる冷却水の第4冷却水流路202への流入を互いに協働することで調整することができるように設けられている第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を備えている。
更に、冷却水回路2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2J,2K,2Lは、第1ポンプ61、第2ポンプ63、第1切替バルブ60、及び第2切替バルブ62を制御し、外気温又はバッテリ水温に応じて、第1冷却水流路101、第2冷却水流路102、第3冷却水流路201、第4冷却水流路202、及びバイパス流路30の冷却水の流れを変更する複数の制御モードを実行可能な電子制御ユニットとしてのECU3を備えている。
バッテリを冷却する狙いの温度である許容水温とモータジェネレータ及びインバータを冷却する狙いの温度である許容水温とが異なるので、第2冷却水流路102と第4冷却水流路202とを設け、それぞれに第1ポンプ61と第2ポンプ63とを配置することで、それぞれの許容水温に適した温度の冷却水を供給することができる。第1切替バルブ60及び第2切替バルブ62を切り換えることで、例えば低外気温時に第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50に冷却水を回さずに暖機を行うことができる。更に、第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201を通さずに第4冷却水流路202に冷却水を循環させるためのバイパス流路30を設けているので、例えば、バッテリの許容水温よりも外気温が高い高外気温時に、第1ラジエータ40及び第2ラジエータ50を通すことで冷却水の温度が上昇することを回避し、チラー52のみで冷却水を冷却することができる。
各実施形態において、電子制御ユニットとしてのECU3は、外気温がバッテリ冷却部51に供給すべき水温よりも高温である場合に制御モードとして、第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201を流れる冷却水が少なくとも第4冷却水流路202には流れず、第4冷却水流路202及びバイパス流路30を流れる冷却水が循環する高外気温モードを実行することができる。
各実施形態において、電子制御ユニットとしてのECU3は、外気温がバッテリを暖機することが必要な低温である場合に制御モードとして、第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201を流れる冷却水が少なくとも第4冷却水流路202には流れず、第2冷却水流路102及び第4冷却水流路202を流れる冷却水が循環する低外気温モードを実行することができる。
各実施形態において、電子制御ユニットとしてのECU3は、外気温が、バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、バッテリに供給すべき水温よりも低い場合に、第1冷却水流路101及び第3冷却水流路201を流れる冷却水が、第4冷却水流路202を流れる中外気温モードを実行する。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:第1回路
20:第2回路
30:バイパス流路
31:第1接続流路
32:第2接続流路

Claims (56)

  1. 冷却水回路であって、
    第1ラジエータ(40)が接続されている第1冷却水流路(101)と、
    モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)及びインバータを冷却するインバータ冷却部(41)に冷却水を通す第2冷却水流路(102)と、
    第2ラジエータ(50)が接続されている第3冷却水流路(201)と、
    バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)及び冷凍回路の一部を構成するチラー(52)に冷却水を通す第4冷却水流路(202)と、
    前記第1冷却水流路及び前記第3冷却水流路を通さずに前記第4冷却水流路に冷却水を循環させるためのバイパス流路(30)と、
    少なくとも前記第2冷却水流路に冷却水を流すことが可能なように配置されている第1ポンプ(61)と、
    少なくとも前記第4冷却水流路に冷却水を流すことが可能なように配置されている第2ポンプ(63)と、
    前記第1冷却水流路と、前記第2冷却水流路と、前記第3冷却水流路と、前記第4冷却水流路と、前記バイパス流路と、の間で流路を切り替えて、前記第1冷却水流路及び前記第3冷却水流路を流れる冷却水の前記第4冷却水流路への流入を互いに協働することで調整することができるように設けられている第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、
    前記第1ポンプ、前記第2ポンプ、前記第1切替バルブ、及び前記第2切替バルブを制御し、外気温又はバッテリ水温に応じて、前記第1冷却水流路、前記第2冷却水流路、前記第3冷却水流路、前記第4冷却水流路、及び前記バイパス流路の冷却水の流れを変更する複数の制御モードを実行可能な電子制御ユニット(3)と、を備える、冷却水回路。
  2. 請求項1に記載の冷却水回路であって、
    前記電子制御ユニットは、
    外気温が前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である場合に前記制御モードとして、
    前記第1冷却水流路及び前記第3冷却水流路を流れる冷却水が少なくとも前記第4冷却水流路には流れず、前記第4冷却水流路及び前記バイパス流路を流れる冷却水が循環する高外気温モードを実行する、冷却水回路。
  3. 請求項1に記載の冷却水回路であって、
    前記電子制御ユニットは、
    外気温が前記バッテリを暖機することが必要な低温である場合に前記制御モードとして、
    前記第1冷却水流路及び前記第3冷却水流路を流れる冷却水が少なくとも前記第4冷却水流路には流れず、前記第2冷却水流路及び第4冷却水流路を流れる冷却水が循環する低外気温モードを実行する、冷却水回路。
  4. 請求項1に記載の冷却水回路であって、
    前記電子制御ユニットは、
    外気温が、前記バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い場合に、
    前記第1冷却水流路及び前記第3冷却水流路を流れる冷却水が、前記第4冷却水流路を流れる中外気温モードを実行する、冷却水回路。
  5. 冷却水回路であって、
    モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)と、インバータを冷却するインバータ冷却部(41)と、電子制御ユニット(3)により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ(61)と、第1ラジエータ(40)とが互いに冷却水流路(101,102)で繋がれている第1回路(10,10A)と、
    バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)と、冷凍回路の一部を構成するチラー(52)と、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ(63)と、第2ラジエータ(50)とが冷却水流路(201,202)で繋がれている第2回路(20,20A,20B)と、を備え、
    前記第1ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第1接続部(103)と、前記第2ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第2接続部(203)と、を繋ぐ第1接続流路(31)と、
    前記第1ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第3接続部(104)と、前記第2ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第4接続部(204)と、を繋ぐ第2接続流路(32)と、
    前記第2ラジエータを通さずに前記バッテリ及び前記チラーに冷却水を循環させるバイパス流路(30)と、
    冷却水の流れを切り替えるために、前記電子制御ユニットにより制御される第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、が設けられている冷却水回路。
  6. 請求項5に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第1回路には、前記第1接続部又は前記第3接続部に前記第1切替バルブ(60)が設けられ、前記第2回路には、前記第2接続部又は前記第4接続部に前記第2切替バルブ(62)が設けられている、冷却水回路。
  7. 請求項6に記載の冷却水回路であって、
    前記バイパス流路は、前記第2切替バルブが前記第2接続部に設けられている場合は前記第1接続流路に一端が繋がれており、前記第2切替バルブが前記第4接続部に設けられている場合は前記第2接続流路に一端が繋がれている、冷却水回路。
  8. 請求項6又は7に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第1回路には、前記第1接続部と前記第3接続部との間であって前記モータジェネレータ冷却部及び前記インバータ冷却部が配置されている側に前記第1ポンプが設けられており、前記第2回路には、前記第2接続部と前記第4接続部との間であって前記バッテリ冷却部及び前記チラーが配置されている側に前記第2ポンプが設けられており、
    前記第1ポンプが、冷却水を前記第1接続部から前記インバータ冷却部及び前記モータジェネレータ冷却部を通って前記第3接続部に流す方向に配置されている場合には、前記第2ポンプが、冷却水を前記第4接続部から前記バッテリ冷却部及び前記チラーを通って前記第2接続部に流す方向に配置される一方で、
    前記第1ポンプが、冷却水を前記第3接続部から前記インバータ冷却部及び前記モータジェネレータ冷却部を通って前記第1接続部に流す方向に配置されている場合には、前記第2ポンプが、冷却水を前記第2接続部から前記バッテリ冷却部及び前記チラーを通って前記第4接続部に流す方向に配置される、冷却水回路。
  9. 請求項8に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である場合に、
    前記第1切替バルブは、前記接続流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記第2ラジエータが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  10. 請求項8又は9に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリを暖機することが必要な低温である場合に、
    前記第1切替バルブは、前記第1ラジエータが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記第2ラジエータが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの少なくとも一方を駆動する、冷却水回路。
  11. 請求項8から10のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が、前記バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い場合に、
    前記第1切替バルブ及び前記第2切替バルブは、前記接続流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  12. 請求項8から11のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記モータジェネレータを暖機することが必要な低温である場合に、
    前記第1切替バルブは、前記第1ラジエータが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記接続流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  13. 請求項8から12のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記バッテリを急速充電する場合に、
    前記第1切替バルブは、前記モータジェネレータ冷却部及び前記インバータ冷却部が配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、全ての流路を開放し、
    前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  14. 請求項8から13のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が、前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である場合から、前記バッテリを急速充電する場合に、
    前記第2切替バルブを切り替えた後に前記第1切替バルブを切り替える、冷却水回路。
  15. 請求項8から13のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が、前記バッテリを暖機することが必要な低温である場合から、前記バッテリを暖機することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い場合に、
    前記第1切替バルブを切り替えた後に前記第2切替バルブを切り替える、冷却水回路。
  16. 請求項5から15のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1切替バルブ及び前記第2切替バルブは、それぞれ三方弁によって構成されている、冷却水回路。
  17. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路において、前記チラーは前記バッテリ冷却部の上流側に配置されている、冷却水回路。
  18. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路において、前記インバータ冷却部は前記モータジェネレータ冷却部の上流側に配置されている、冷却水回路。
  19. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路(20A)において、暖機用のヒータ(54)が前記バッテリ冷却部の上流側に設けられている、冷却水回路。
  20. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路(20B)において、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部(53)が前記チラーの下流側に設けられている、冷却水回路。
  21. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路(10A)において、車室内から排出される空気と熱交換する換気熱交換器(43)が前記インバータ冷却部の上流側に設けられている、冷却水回路。
  22. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記バイパス流路に、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水の流れを抑制するフローシャットバルブが設けられている、冷却水回路。
  23. 請求項5から8のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第1接続部よりも前記第1ラジエータ側の冷却水流路と、前記第4接続部よりも前記第2ラジエータ側の冷却水流路と、を繋ぐ第3接続流路(71)と、
    前記第3接続部よりも前記第1ラジエータ側の冷却水流路と、前記第2接続部よりも前記第2ラジエータ側の冷却水流路と、を繋ぐ第4接続流路(72)と、が設けられている冷却水回路。
  24. 請求項23に記載の冷却水回路であって、
    前記第3接続流路及び前記第4接続流路の少なくとも一方に、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水の流れを抑制するフローシャットバルブが設けられている、冷却水回路。
  25. 冷却水回路であって、
    モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)と、インバータを冷却するインバータ冷却部(41)と、電子制御ユニット(3)により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ(61)と、第1ラジエータ(40)とが互いに冷却水流路(101,102)で繋がれている第1回路(10D,10G)と、
    バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)と、冷凍回路の一部を構成するチラー(52)と、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ(63)と、第2ラジエータ(50)とが冷却水流路(201,202)で繋がれている第2回路(20D,20E,20F)と、を備え、
    前記第1ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第1接続部(103)と、前記第2ラジエータの一方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第2接続部(203)と、を繋ぐ第1接続流路(31)と、
    前記第1ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第3接続部(104)と、前記第2ラジエータの他方の流出入口側に繋がる冷却水流路に設けられた第4接続部(204)と、を繋ぐ第2接続流路(32)と、
    前記第2ラジエータを通さずに前記バッテリ及び前記チラーに冷却水を循環させるように、前記第2回路の冷却水流路に設けられた第5接続部(205)と第6接続部(206)とを繋ぐバイパス流路(30)と、
    冷却水の流れを切り替えるために、前記電子制御ユニットにより制御される第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、が設けられている冷却水回路。
  26. 請求項25に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第2接続部又は前記第4接続部に前記第1切替バルブが設けられ、前記第5接続部又は前記第6接続部に前記第2切替バルブが設けられている、冷却水回路。
  27. 請求項26に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第1回路には、前記第1接続部と前記第3接続部との間であって前記第1ラジエータが配置されている側に前記第1ポンプが設けられており、前記第2回路には、前記第2接続部と前記第4接続部との間であって前記バッテリ冷却部及び前記チラーが配置されている側に前記第2ポンプが設けられている、冷却水回路。
  28. 請求項27に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である高外気温時に、
    前記第1切替バルブは、前記バッテリ冷却部及び前記チラーが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記第2ラジエータが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  29. 請求項27又は28に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリを暖機することが必要な低温である低外気温時に、
    前記第1切替バルブは、前記第2ラジエータが配置されている冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記バイパス流路側を閉塞し、
    前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  30. 請求項27から29のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が、前記バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い中外気温時に、
    前記第1切替バルブは、前記接続流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記バイパス流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  31. 請求項27から30のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記バッテリを急速充電する急速充電時に、
    前記第1切替バルブは、前記接続流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記バイパス流路側を閉塞し、
    前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  32. 請求項27から31のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である高外気温時から前記バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い中外気温時に切り替える場合には、前記第1切替バルブを切り替えてから前記第2切替バルブを切り替えた後、前記チラーを停止し、
    前記中外気温時から前記高外気温時に切り替える場合には、前記チラーを駆動させてから前記第2切替バルブを切り替えた後、前記第1切替バルブを切り換え、
    前記中外気温時から外気温が前記バッテリを暖機することが必要な低温である低外気温時に切り替える場合には、前記第1切替バルブを切り換えてから前記第1ポンプを出力低下又は停止した後、前記チラーを駆動し、
    前記低外気温時から前記中外気温時に切り替える場合には、前記第1ポンプの出力上昇又は駆動開始してから前記第1切替バルブを切り換えた後、前記チラーを停止する、冷却水回路。
  33. 請求項25から32のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1切替バルブ及び前記第2切替バルブは、それぞれ三方弁によって構成されている、冷却水回路。
  34. 請求項25から27のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路において、前記チラーは前記バッテリ冷却部の上流側に配置されている、冷却水回路。
  35. 請求項25から27のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路において、前記インバータ冷却部は前記モータジェネレータ冷却部の上流側に配置されている、冷却水回路。
  36. 請求項25から27のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路(20B)において、暖機用のヒータ(54)が前記バッテリ冷却部の上流側に設けられている、冷却水回路。
  37. 請求項25から28のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路(20A)において、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部(53)が前記チラーの下流側に設けられている、冷却水回路。
  38. 請求項25から28のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路(10C)において、車室内から排出される空気と熱交換する換気熱交換器(43)が前記インバータ冷却部の上流側に設けられている、冷却水回路。
  39. 請求項25から27のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路には、前記第1接続部と前記第3接続部との間であって前記第1ラジエータが配置されている側に、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水の流れを抑制するフローシャットバルブが設けられている、冷却水回路。
  40. 冷却水回路であって、
    モータジェネレータを冷却するモータジェネレータ冷却部(42)と、インバータを冷却するインバータ冷却部(41)と、電子制御ユニット(3)により制御され、冷却水を循環させる第1ポンプ(61)と、第1ラジエータ(40)と、第2ラジエータ(50)と、が互いに冷却水流路で繋がれている第1回路(10H,10L)と、
    バッテリを冷却するバッテリ冷却部(51)と、冷凍回路の一部を構成するチラー(52)と、前記電子制御ユニットにより制御され、冷却水を循環させる第2ポンプ(63)と、が互いに冷却水流路で繋がれている第2回路(20H,20J,20K)と、を備え、
    前記第1回路の冷却水流路は、前記第1ラジエータが設けられている第1冷却水流路(101)と、前記モータジェネレータ冷却部及び前記インバータ冷却部が設けられている第2冷却水流路(102)と、前記第2ラジエータが設けられている第3冷却水流路(201)と、を有し、前記第1冷却水流路と前記第2冷却水流路とはそれぞれの一端及び他端が第1接続部(103)及び第2接続部(104)において繋がれており、前記第3冷却水流路は、一端が前記第1冷却水流路に繋がれ、他端が前記第2接続部に繋がれており、
    前記第2回路の冷却水流路は、前記第1ラジエータ及び前記第2ラジエータを通さずに前記バッテリ及び前記チラーに冷却水を循環させるバイパス流路(30)と、前記バッテリ冷却部及び前記チラーが設けられている第4冷却水流路(202)と、を有し、前記バイパス流路と前記第4冷却水流路とはそれぞれの一端及び他端が第4接続部(203)及び第5接続部(204)において繋がれており、
    更に、前記第1接続部と、前記第4接続部と、を繋ぐ第1接続流路(31)と、
    前記第2ラジエータから前記第2接続部に至る前記第3冷却水流路の途上に設けられた第3接続部(106)と、前記第5接続部と、を繋ぐ第2接続流路(32)と、
    冷却水の流れを切り替えるために、前記電子制御ユニットにより制御される第1切替バルブ(60)及び第2切替バルブ(62)と、が設けられている、冷却水回路。
  41. 請求項40に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第1接続部に前記第1切替バルブが設けられ、前記第4接続部又は前記第5接続部に前記第2切替バルブが設けられている、冷却水回路。
  42. 請求項41に記載の冷却水回路であって、
    更に、前記第1回路においては、前記第1接続部と前記第1ラジエータの入口までの前記第1冷却水流路に前記第1ポンプが設けられ、
    前記第2回路においては、前記第4冷却水流路に前記第2ポンプが設けられており、
    前記第1ポンプは、冷却水を前記第1ラジエータ側に流す方向に配置され、前記第2ポンプは、冷却水を前記第5接続部から前記第4接続部に流す方向に配置されている、冷却水回路。
  43. 請求項41に記載の冷却水回路であって、
    前記第3冷却水流路の一端が前記第1ラジエータの出口側に繋がれている場合に、
    更に、前記第1回路においては、前記第2ラジエータの入口までの前記第3冷却水流路に前記第1ポンプが設けられ、
    前記第2回路においては、前記第4冷却水流路に前記第2ポンプが設けられており、
    前記第1ポンプは、冷却水を前記第2ラジエータ側に流す方向に配置され、前記第2ポンプは、冷却水を前記第5接続部から前記第4接続部に流す方向に配置されている、冷却水回路。
  44. 請求項42又は43に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である高外気温時に、
    前記第1切替バルブは、前記第1冷却水流路側及び前記第2冷却水流路側を開放し、
    前記第2切替バルブは、前記第1接続流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  45. 請求項42から44のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリを暖機することが必要な低温である低外気温時に、
    前記第1切替バルブは、前記第1冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記第4冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  46. 請求項42から45のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が、前記バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い中外気温時に、
    前記第1切替バルブは、全ての流路を開放し、
    前記第2切替バルブは、前記第4冷却水流路側を閉塞し、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  47. 請求項42から46のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記バッテリを急速充電する急速充電時に、
    前記第1切替バルブは、前記第2冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2切替バルブは、前記第4冷却水流路側を閉塞し、
    前記第2ポンプを駆動する、冷却水回路。
  48. 請求項42から47のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    外気温が前記バッテリ冷却部に供給すべき水温よりも高温である高外気温時から前記バッテリを暖気することが必要な低温よりも高く、前記バッテリに供給すべき水温よりも低い中外気温時に切り替える場合には、前記第2切替バルブを切り替えた後、前記チラーを停止し、
    前記中外気温時から前記高外気温時に切り替える場合には、前記チラーを駆動させた後、前記第2切替バルブを切り替え、
    前記中外気温時から外気温が前記バッテリを暖機することが必要な低温である低外気温時に切り替える場合には、前記第1ポンプを出力低下又は停止してから前記第1切替バルブを切り換えた後、前記チラーを駆動し、
    前記低外気温時から前記中外気温時に切り替える場合には、前記第1切替バルブを切り換えてから前記第1ポンプの出力上昇又は駆動開始した後、前記チラーを停止する、冷却水回路。
  49. 請求項40から48のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1切替バルブ及び前記第2切替バルブは、それぞれ三方弁によって構成されている、冷却水回路。
  50. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1ラジエータ及び前記第2ラジエータが一体的に設けられ、1つの冷却水入口と2つの冷却水出口が形成されている、冷却水回路。
  51. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1ラジエータから冷却水が流出する側に絞り構造を設けている、冷却水回路。
  52. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路において、前記チラーは前記バッテリ冷却部の上流側に配置されている、冷却水回路。
  53. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路において、前記インバータ冷却部は前記モータジェネレータ冷却部の上流側に配置されている、冷却水回路。
  54. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路(20B)において、暖機用のヒータ(54)が前記バッテリ冷却部の上流側に設けられている、冷却水回路。
  55. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第2回路(20A)において、バッテリチャージャを冷却するチャージャ冷却部(53)が前記チラーの下流側に設けられている、冷却水回路。
  56. 請求項40から43のいずれか1項に記載の冷却水回路であって、
    前記第1回路(10C)において、車室内から排出される空気と熱交換する換気熱交換器(43)が前記インバータ冷却部の上流側に設けられている、冷却水回路。
JP2018089205A 2017-07-24 2018-05-07 冷却水回路 Active JP6743844B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/027547 WO2019022023A1 (ja) 2017-07-24 2018-07-23 冷却水回路
CN201880040707.1A CN110770070B (zh) 2017-07-24 2018-07-23 冷却水回路

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142941 2017-07-24
JP2017142941 2017-07-24
JP2017142936 2017-07-24
JP2017142938 2017-07-24
JP2017142938 2017-07-24
JP2017142936 2017-07-24

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019023059A true JP2019023059A (ja) 2019-02-14
JP2019023059A5 JP2019023059A5 (ja) 2019-11-07
JP6743844B2 JP6743844B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=65368768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018089205A Active JP6743844B2 (ja) 2017-07-24 2018-05-07 冷却水回路

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6743844B2 (ja)
CN (1) CN110770070B (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020147153A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 トヨタ自動車株式会社 車載温調装置
CN112449553A (zh) * 2019-08-27 2021-03-05 本田技研工业株式会社 车辆
CN112440706A (zh) * 2019-09-04 2021-03-05 本田技研工业株式会社 车辆
CN113022365A (zh) * 2019-12-23 2021-06-25 北京新能源汽车股份有限公司 一种液冷换电的冷却回路
WO2021140991A1 (ja) * 2020-01-06 2021-07-15 株式会社デンソー 冷却制御装置、冷却システム、プログラム及び制御方法
CN113224403A (zh) * 2020-01-21 2021-08-06 本田技研工业株式会社 电动车辆的电池温度控制装置
JP2021154767A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 トヨタ自動車株式会社 電気自動車用の熱管理システム
WO2021200997A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 株式会社デンソー 電池温調装置
WO2021205973A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Denso Corporation Cooling circuit with several cooling temperatures for motor vehicle and method for operating such cooling circuit
KR20220033796A (ko) * 2020-09-10 2022-03-17 주식회사 케이퓨얼셀 전기차용 배터리 냉각시스템
JP2022053940A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 本田技研工業株式会社 車両の回路温度調整システム
US11318814B2 (en) 2018-03-22 2022-05-03 Denso Corporation Cooling apparatus
WO2022107383A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
WO2022107382A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
WO2022107428A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
WO2022107381A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
JP7420005B2 (ja) 2020-01-06 2024-01-23 株式会社デンソー 冷却制御装置、冷却システム、プログラム及び制御方法
WO2024023941A1 (ja) * 2022-07-26 2024-02-01 日産自動車株式会社 車両用熱交換システム
JP7472189B2 (ja) 2022-03-31 2024-04-22 本田技研工業株式会社 温調装置及び車両

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111403843B (zh) * 2020-02-18 2021-10-01 华为技术有限公司 一种车辆热管理***和方法
JP7294186B2 (ja) * 2020-03-02 2023-06-20 トヨタ自動車株式会社 熱交換システム、方法、プログラム、及び車両
CN111959252A (zh) * 2020-07-08 2020-11-20 华为技术有限公司 一种动力总成的冷却***、方法、动力总成及电动汽车

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202244A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Toyota Motor Corp 冷却装置
JP2008290636A (ja) * 2007-05-26 2008-12-04 Sanyo Electric Co Ltd ハイブリッドカー
JP2014043181A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Denso Corp 車両用熱管理システム
JP2014181594A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Denso Corp 車両用熱管理システム
JP2014218211A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 株式会社デンソー 車両用熱管理システム
JP2015186989A (ja) * 2014-03-12 2015-10-29 カルソニックカンセイ株式会社 車載温調装置、車両用空調装置及びバッテリ温調装置
JP2016016776A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社デンソー 車両用温度調整装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005353410A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toyota Motor Corp 燃料電池用冷却装置及びそれを搭載した車両
JP6252186B2 (ja) * 2014-01-15 2017-12-27 株式会社デンソー 車両用熱管理システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202244A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Toyota Motor Corp 冷却装置
JP2008290636A (ja) * 2007-05-26 2008-12-04 Sanyo Electric Co Ltd ハイブリッドカー
JP2014043181A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Denso Corp 車両用熱管理システム
JP2014181594A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Denso Corp 車両用熱管理システム
JP2014218211A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 株式会社デンソー 車両用熱管理システム
JP2015186989A (ja) * 2014-03-12 2015-10-29 カルソニックカンセイ株式会社 車載温調装置、車両用空調装置及びバッテリ温調装置
JP2016016776A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社デンソー 車両用温度調整装置

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318814B2 (en) 2018-03-22 2022-05-03 Denso Corporation Cooling apparatus
CN111688432B (zh) * 2019-03-13 2023-12-22 丰田自动车株式会社 车载调温装置
CN111688432A (zh) * 2019-03-13 2020-09-22 丰田自动车株式会社 车载调温装置
JP2020147153A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 トヨタ自動車株式会社 車載温調装置
JP7251229B2 (ja) 2019-03-13 2023-04-04 トヨタ自動車株式会社 車載温調装置
CN112449553A (zh) * 2019-08-27 2021-03-05 本田技研工业株式会社 车辆
CN112449553B (zh) * 2019-08-27 2024-01-02 本田技研工业株式会社 车辆
CN112440706A (zh) * 2019-09-04 2021-03-05 本田技研工业株式会社 车辆
JP2021040439A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 本田技研工業株式会社 車両
JP7132897B2 (ja) 2019-09-04 2022-09-07 本田技研工業株式会社 車両
CN113022365B (zh) * 2019-12-23 2022-10-21 北京新能源汽车股份有限公司 一种液冷换电的冷却回路
CN113022365A (zh) * 2019-12-23 2021-06-25 北京新能源汽车股份有限公司 一种液冷换电的冷却回路
WO2021140991A1 (ja) * 2020-01-06 2021-07-15 株式会社デンソー 冷却制御装置、冷却システム、プログラム及び制御方法
JP7420005B2 (ja) 2020-01-06 2024-01-23 株式会社デンソー 冷却制御装置、冷却システム、プログラム及び制御方法
JP7427454B2 (ja) 2020-01-21 2024-02-05 本田技研工業株式会社 電動車両のバッテリ温度制御装置
US11787308B2 (en) 2020-01-21 2023-10-17 Honda Motor Co., Ltd. Battery temperature control device of electric vehicle
CN113224403A (zh) * 2020-01-21 2021-08-06 本田技研工业株式会社 电动车辆的电池温度控制装置
JP2021154767A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 トヨタ自動車株式会社 電気自動車用の熱管理システム
JP7239517B2 (ja) 2020-03-25 2023-03-14 トヨタ自動車株式会社 電気自動車用の熱管理システム
JP7472605B2 (ja) 2020-04-01 2024-04-23 株式会社デンソー 電池温調装置
WO2021200997A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 株式会社デンソー 電池温調装置
WO2021205973A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Denso Corporation Cooling circuit with several cooling temperatures for motor vehicle and method for operating such cooling circuit
KR102389162B1 (ko) * 2020-09-10 2022-04-22 주식회사 케이퓨얼셀 전기차용 배터리 냉각시스템
KR20220033796A (ko) * 2020-09-10 2022-03-17 주식회사 케이퓨얼셀 전기차용 배터리 냉각시스템
JP2022053940A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 本田技研工業株式会社 車両の回路温度調整システム
JP7203794B2 (ja) 2020-09-25 2023-01-13 本田技研工業株式会社 車両の回路温度調整システム
WO2022107383A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
WO2022107381A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
WO2022107382A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
WO2022107428A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 日本電産株式会社 温調装置
JP7472189B2 (ja) 2022-03-31 2024-04-22 本田技研工業株式会社 温調装置及び車両
WO2024023941A1 (ja) * 2022-07-26 2024-02-01 日産自動車株式会社 車両用熱交換システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6743844B2 (ja) 2020-08-19
CN110770070A (zh) 2020-02-07
CN110770070B (zh) 2022-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6743844B2 (ja) 冷却水回路
JP6916600B2 (ja) 車両用バッテリ冷却システム
CN111231618B (zh) 车辆热管理***及其控制方法、车辆
JP2019023059A5 (ja)
US10589596B2 (en) Thermal management for an electric or hybrid vehicle and a method for air-conditioning the interior of such a motor vehicle
US11919360B2 (en) Vehicle heat management system
WO2020108542A1 (zh) 车辆热管理***及其控制方法、车辆
CN111231773B (zh) 车辆热管理***及其控制方法、车辆
WO2019022023A1 (ja) 冷却水回路
US10532630B2 (en) HVAC system of vehicle
CN108284725B (zh) 新能源汽车分布式驱动智能化热管理***
JP7024537B2 (ja) 冷却装置
CN109203909B (zh) 用于车辆的加热、通风和空调***
JP6997883B2 (ja) 温度調整回路
JP2019199113A (ja) 車両用熱管理装置
JP6886960B2 (ja) 温度調整回路及びその制御方法
CN114206639B (zh) 车辆的集成热管理回路
JP2012180049A (ja) 車両用空調システム
JP2011098670A (ja) 車両の空調装置
JP7190887B2 (ja) 冷却システム
JP7042362B2 (ja) 温度調整回路
WO2022270593A1 (ja) 熱媒体温調システム
KR102290361B1 (ko) 차량의 통합 열관리 회로
JP2018122653A (ja) 電動車両用空調装置
JP2022546954A (ja) 車両内のバッテリーの温度及び室内空気調和装置の温度の統合的制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200713

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6743844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250