JP2019021149A - 手荷物管理方法および手荷物管理システム - Google Patents

手荷物管理方法および手荷物管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】到着地において受託手荷物を利用者が希望するタイミングで適切に受け取ることを可能とする。【解決手段】到着空港4において利用者5が受託手荷物50を受け取る前に、受託手荷物50に装着されたタグ51から発信されるタグIDを検出する第1のステップと、前記第1のステップで検出したタグIDに基づいて、対応する利用者5のユーザIDを会員DB11から取得し、当該ユーザIDに係る利用者5の利用者端末52に対して、利用者5の受託手荷物50が到着空港4に到着した旨を通知する第2のステップと、前記通知に対する利用者5からの利用者端末52を介した指示に基づいて、利用者5の受託手荷物50を退避させる旨の指示を出力する第3のステップと、を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、航空便における手荷物を管理する技術に関し、特に、航空会社に預ける手荷物を管理する手荷物管理方法および手荷物管理システムに適用して有効な技術に関するものである。
航空便の利用者は、利用の際に手荷物も併せて運ぶことがある。この手荷物には、大別して、航空会社に預けて運搬を委託する手荷物(以下では「受託手荷物」と記載する場合がある)と、利用者自ら機内に持ち込んで運ぶ手荷物(以下では「機内持込手荷物」と記載する場合がある)とがある。機内持込手荷物は、到着空港において利用者がそのまま運ぶことができるため、時間のロスはないが、受託手荷物は、到着空港で受け取る必要がある。したがって、特にビジネスでの移動で航空便を利用するような利用者にとっては、時間が貴重であることから、可能な限り早く受け取りたいというニーズがある。
これに対して、例えば、航空会社における上級会員や、航空便における上級クラスの座席の利用者等の受託手荷物については、到着空港で優先的に引き渡せるよう、機内での積み込み位置や、搬出時の作業員のオペレーション等を調整することが行われる。しかし、この場合、利用者の受託手荷物が到着空港のターンテーブルになかなか現れず、受け取りを待たされるような状況が生じた場合、逆にストレスが溜まる結果となり得る。そこで、利用者が自身の受託手荷物の搬出状況を把握可能とするため、例えば、いつ機内から搬出されたか、いつターンテーブルに載せられたか等の搬出状況に係る情報を利用者に通知することも検討されている。
例えば、特開2016−170791号公報(特許文献1)には、到着空港において、搬送テーブルに到達した荷物に付された無線タグの識別情報を無線タグリーダによって読み取り、利用者の対応情報に対して荷物履歴として記録するとともに、対応情報が更新される毎に利用者の携帯端末にその旨を送信することで、利用者が自身の荷物の現時点でのステータスを把握可能とする旨が記載されている。
特開2016−170791号公報
従来技術によれば、利用者は、受託手荷物についての現在の状況や、いつターンテーブルに現れるか等の情報を把握することができ、受託手荷物がターンテーブルになかなか現れない状況となった時の利用者のストレスを一定程度緩和することが可能である。
しかし、自分の受託手荷物の状況や、いつ受け取れるかの情報を把握することができるだけでは十分ではない場合もある。例えば、手洗いや買物を行っている最中である等、すぐに受け取れない、もしくはもう少し後のタイミングで受け取りたいというような場合もあり得る。また、このような場合にターンテーブルに対象の受託手荷物を流して放置された状態にしておくと、荷物間違いや盗難等の危険も高くなってしまう。
そこで本発明の目的は、到着地において受託手荷物を利用者が希望するタイミングで適切に受け取ることを可能とする手荷物管理方法および手荷物管理システムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態による手荷物管理方法は、利用者が出発空港において航空会社に預けて到着空港において受け取る受託手荷物を管理する手荷物管理システムにおける手荷物管理方法であって、前記手荷物管理システムは、到着空港システムと、前記到着空港システムとネットワークを介して接続される手荷物管理サーバと、を有する。また、前記受託手荷物には、前記利用者に割り当てられた、第1のタグ識別情報を発信する第1のタグが装着され、前記到着空港システムは、前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報を検出するタグ検出部を有し、前記手荷物管理サーバは、前記利用者の利用者識別情報と、前記第1のタグ識別情報とを関連付けて会員情報として保持している。
そして、前記手荷物管理システムが、前記到着空港において前記利用者が前記受託手荷物を受け取る前に、前記受託手荷物に装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報を検出する第1のステップと、前記第1のステップで検出した前記第1のタグ識別情報に基づいて、対応する前記利用者識別情報を前記会員情報から取得し、当該利用者識別情報に係る前記利用者の端末に対して、前記利用者の前記受託手荷物が前記到着空港に到着した旨を通知する第2のステップと、前記通知に対する前記利用者からの前記端末を介した指示に基づいて、前記利用者の前記受託手荷物を退避させる旨の指示を出力する第3のステップと、を行うものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、到着地において受託手荷物を利用者が希望するタイミングで適切に受け取ることが可能となる。
本発明の実施の形態1である手荷物管理システムの構成例と機能について概要を示した図である。 本発明の実施の形態2におけるである手荷物管理システムの構成例と機能について概要を示した図である。 本発明の実施の形態2における到着空港での受託手荷物の受取りに係る処理の流れの例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態2である手荷物管理システムの構成と機能の変形例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態2における受託手荷物の受取りに係る処理の流れの他の例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態3である手荷物管理システムの構成例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態4である手荷物管理システムの構成例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態5である手荷物管理システムの構成例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1である手荷物管理システムは、受託手荷物の管理における基本機能として、到着空港における受託手荷物受取り用のターンテーブルに利用者の受託手荷物が現れる前に、利用者のスマートフォン等の携帯端末に受託手荷物の到着通知を送信するものである。
図1は、本発明の実施の形態1である手荷物管理システムの構成例と機能について概要を示した図である。手荷物管理システム1は、例えば、サーバ機器やクラウドコンピューティングサービス上に構築された仮想サーバ等により構成された手荷物管理サーバ10に対して、インターネット等のネットワーク20を介して、出発空港3に設置された情報処理システムである出発空港システム30、および到着空港4に設置された情報処理システムである到着空港システム40が接続される構成を有する。出発空港システム30および到着空港システム40は、いずれも、例えば、サーバ機器や仮想サーバ、もしくはPC(Personal Computer)等の汎用の情報処理装置によって構成することができる。
なお、各空港は、それぞれが出発空港3もしくは到着空港4となり得るため、図中の出発空港3および到着空港4は、利用者5の搭乗便6を中心として見た場合の出発・到着の空港をそれぞれ指すものとする。同様に、出発空港システム30、および到着空港システム40についても、説明の便宜上、個別のシステムとして表現しているが、実際には各空港がそれぞれ出発・到着の両システムの機能を備えることになるため、これらの機能が1つの空港システムとして実装されていてもよい。
手荷物管理サーバ10、出発空港システム30、および到着空港システム40は、いずれも、図示しないCPU(Central Processing Unit)により、HDD(Hard Disk Drive)等の記録装置からメモリ上に展開したOS(Operating System)やDBMS(DataBase Management System)、Webサーバプログラム等のミドルウェアや、その上で稼働するソフトウェアを実行することで、受託手荷物50の管理に係る各種機能を実現する。
本実施の形態での受託手荷物50の管理内容は、上述したように、到着空港4において受託手荷物50を受け取るターンテーブルに利用者5の受託手荷物50が現れる前に、利用者5のスマートフォン等の携帯端末である利用者端末52に受託手荷物50の到着通知を送信するものである。
利用者5の受託手荷物50には、近距離無線通信機能を有するデバイスが内蔵されたタグ51が装着されるものとする。近距離無線通信機能を有するデバイスとしては、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の発信機やRFID(Radio Frequency IDentifier)タグ・ICタグ等を適宜採用することができる。タグ51に内蔵されたこれらのデバイスは、当該タグ51を識別するID等の情報(図中の例ではタグID「1234」)を発信することができる。
このタグ51は、例えば、予め、当該サービスを利用可能な者として会員登録されている利用者5に対して配布・割り当てされており、利用者5の情報(図中の例ではユーザID「A0001」)と、配布されたタグ51の識別情報との関連付けの情報は、手荷物管理サーバ10の会員DB11に登録されているものとする。したがって、タグ51は、これが配布された利用者5の識別情報を示す媒体としても機能するものであり、例えば、利用者5の氏名等を示すネームプレート等として配布することができる。全ての会員に対して配布してもよいし、希望する会員に対してのみ配布するようにしてもよい。もしくは、所定のランク以上の上級会員のみに配布するようにしてもよい。
利用者5は、出発空港3のチェックインカウンタ等において、タグ51が装着されたスーツケース等の荷物を通常の手続によって受託手荷物50として預ける。この受託手荷物50は、利用者5の搭乗便6のカーゴスペースに収納される。搭乗便6が出発空港3から到着空港4に到着すると、降機した利用者5は、ターンテーブル等が設置された手荷物受取所において自身の受託手荷物50が現れるのを待つ。一方、到着空港4の作業員7は、搭乗便6のカーゴスペースから受託手荷物50を搬出し、ターンテーブルに載せる作業を行う。
ここで、到着空港システム40は、タグ51に内蔵されたデバイスから近距離無線通信により識別情報を読み取ることができるリーダ装置として機能するタグ検出部41を備える。このタグ検出部41(もしくはそのアンテナ部分)は、例えば、到着空港4における駐機場からターンテーブルに至る搬出経路上の1つ以上の所定の箇所に設置される。もしくは、搭乗便6のカーゴスペースから荷物の搬出を行う作業員7が装着・保持していてもよい。作業員7は、例えば、搬出する受託手荷物50に装着されているタグ51を個別にタグ検出部41により読み取らせる(もしくは搬出作業の際に自動的に読み取られる構成であってもよい)。タグ検出部41がタグ51の識別情報を読み取ると、読み取った識別情報を手荷物管理サーバ10に送信する。
手荷物管理サーバ10では、通知処理部12により、取得した識別情報に対応する利用者5の情報を会員DB11から取得し、当該利用者5(利用者5が保有する利用者端末52)に対して、受託手荷物50の到着通知を送信して、利用者端末52に表示させる。なお、利用者端末52への到着通知の送信および表示方法は特に限定されず、例えば、利用者端末52に導入された専用のアプリケーション上で通知してもよいし、電子メールやSNS(Social Networking Service)等の他のコミュニケーション手段を適宜利用して通知してもよい。
以上に説明したように、本発明の実施の形態1である手荷物管理システム1によれば、到着空港4において受託手荷物50がターンテーブルに現れる前に、これを預けた利用者5が保有する利用者端末52に対して受託手荷物50の到着を通知することができる。
これにより、利用者5は受託手荷物50を受け取ることができるタイミングを把握することができ、ターンテーブルに受託手荷物50が現れるのを待つストレスを低減させることができる。また、利用者5がターンテーブル付近で待つ時間を、到着空港4内の店舗等における買い物等の他の行動に充てて活用することが可能となり、利便性を向上させることができる。特に、時間的余裕が少なく受託手荷物50を優先的に受取可能とするサービスを利用するビジネス客や上級会員等に対するサービスの拡張・代替とすることが可能である。また、各利用者5が他人の受託手荷物50を間違って受け取るリスクや盗難リスクを低減させることも可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2である手荷物管理システムは、上述の実施の形態1に示した基本機能に加えて、利用者5が受託手荷物50をすぐに受け取れない、もしくはもう少し後で受け取りたいというような場合に、利用者5がその旨を指示することで、受託手荷物50をターンテーブルに載せずに退避させて受取りタイミングを遅らせ、利用者5が所望するタイミングで受け取ることを可能とするものである。
図2は、本発明の実施の形態2である手荷物管理システムの構成例と機能について概要を示した図である。基本的な構成は、図1に示した実施の形態1における構成と同様であるため、主に相違点について説明する。なお、出発空港3については記載を省略している。本実施の形態の手荷物管理システム1では、図1に示した実施の形態1における構成に加えて、手荷物管理サーバ10および到着空港システム40に退避処理部13および退避処理部43を有する。
また、図3は、本実施の形態における到着空港4での受託手荷物50の受取りに係る処理の流れの例について概要を示した図である。以下では、図2および図3を参照して、本実施の形態における手荷物の管理機能について説明する。
図2の例に示した到着空港4において、作業員7は、搭乗便6のカーゴスペースから受託手荷物50を搬出する。このとき、実施の形態1と同様に、到着空港システム40のタグ検出部41により受託手荷物50に装着されたタグ51の識別情報を読み取らせる(図3のS01)。タグ検出部41は、読み取った識別情報を手荷物管理サーバ10に送信する。手荷物管理サーバ10では、通知処理部12により、取得した識別情報に対応する利用者5(利用者端末52)に対して、受託手荷物50の到着通知を送信する(図3のS02)。利用者端末52では、到着通知を受信してこれを表示する(図3のS03)。
このとき、本実施の形態では、実施の形態1と異なり、図2に示すように、到着通知に「後で受取り」ボタンが含まれている。利用者5は、受託手荷物50をより後のタイミングで受け取りたい場合、「後で受取り」ボタンを押下する(図3のS04)。「後で受取り」ボタンが押下された旨は、利用者端末52から手荷物管理サーバ10に送信される。手荷物管理サーバ10の退避処理部13では、対象の利用者5から「後で受取り」が指示された旨を受信すると(図3のS05)、到着空港4の到着空港システム40に対して対象の受託手荷物50の退避を指示する(図3のS06)。
なお、到着空港4がどの空港であるかの情報は、例えば、会員DB11に登録されている利用者5の搭乗便6の情報から取得することができる。到着空港システム40のタグ検出部41が読み取った識別情報を手荷物管理サーバ10に送信する際に、併せて到着空港4を識別する情報も送信し、利用者5と関連付けて把握するようにしてもよい。
対象の到着空港システム40では、受託手荷物50の退避指示を受信すると(図3のS07)、退避処理部43により、作業員7に対して対象の受託手荷物50の退避指示を行う(図3のS08)。例えば、作業場所に設置された図示しないディスプレイや、作業員7が保有する携帯端末やウェアラブル端末等に対して、対象の受託手荷物50を退避させる旨のメッセージを出力する。作業員7は、指示に従って、例えば、対象の受託手荷物50を荷物保管エリア4a等の所定の場所に退避して、ターンテーブルに載せないようにする(図3のS09)。例えば、ターンテーブルまで搬送するためのベルトコンベア等が荷物の自動仕分け機能を有しているような場合は、作業員7に対する指示に代えてこの仕分け指示を出力することで、人手によらず自動的に対象の受託手荷物50を荷物保管エリア4a等に退避させるようにしてもよい。
なお、上記の例では、利用者5による「後で受取り」の指示から、これに基づく作業員7への対象の受託手荷物50の退避指示までの一連の処理が、手荷物管理サーバ10の退避処理部13を経由して行われるものとしているが、このような構成に限られない。例えば、利用者端末52と到着空港システム40が直接通信することが可能な場合には、利用者端末52から、手荷物管理サーバ10を経由せずに、到着空港システム40の退避処理部43に対して「後で受取り」の指示が直接送信され、これに基づいて到着空港システム40の退避処理部43が作業員7に対して対象の受託手荷物50の退避指示を行う構成としてもよい。
「後で受取り」の指示を行った利用者5(利用者端末52)に対しては、対象の受託手荷物50を荷物保管エリア4aで保管したことに対して、手荷物管理サーバ10の退避処理部13から「お預かり番号」等の識別情報が生成・通知される(図3のS10、S11)。利用者5が、所望のタイミングで荷物保管エリア4aに行き、利用者端末52のディスプレイ上に「お預かり番号」(図中の例では「123−4567」)を表示させて図示しない係員等に提示すると(図3のS12)、係員等は、提示された「お預かり番号」が正当なものであるかを到着空港システム40に入力して確認する(図3のS13)。到着空港システム40では、例えば、退避処理部43が、手荷物管理サーバ10の退避処理部13と連携し、対象の利用者5に対して対象の「お預かり番号」が割り当てられていることを確認する(図3のS14)。
「お預かり番号」が確認できた場合、係員等は、退避・保管されている対象の受託手荷物50を利用者5に対して受け渡す(図3のS15)これにより、利用者5は、自身の受託手荷物50を受け取ることができる。なお、図2の例では、対象の受託手荷物50を荷物保管エリア4aで保管したことに対する識別情報として、所定の書式の数字からなる「お預かり番号」を設定しているが、これに限られない。例えば、数字に限らず文字や記号を含んでいてもよいし、バーコードや二次元コード等の読取り可能な画像データであってもよい。
以上に説明したように、本発明の実施の形態2である手荷物管理システム1によれば、到着空港4において利用者5が受託手荷物50の到着通知を受け取った際、「後で受取り」ボタンを押下して指示することで、所望のタイミングで受託手荷物50を受け取ることができる。
これにより、利用者5がターンテーブルに受託手荷物50が現れるのを待つストレスを低減させることができるとともに、到着空港4内の店舗等における買い物等の他の行動に活用する時間を創出することが容易となる。また、ターンテーブルに受託手荷物50が放置される時間を減少させることで、各利用者5が他人の受託手荷物50を間違って受け取るリスクや盗難リスクを低減させることができる。また、荷物保管エリア4aに退避・保管された受託手荷物50、すなわち出所が分かっていて後で受渡しが行われる受託手荷物50と、ターンテーブルに放置された受託手荷物50とを作業員7や係員等が峻別することができ、手荷物管理に係るセキュリティを向上させることができる。
[変形例]
図2に示した構成では、荷物保管エリア4aに退避・保管された受託手荷物50を、利用者5自身が受取りに来るものとしている。これに対し、変形例では、荷物保管エリア4aに退避・保管された受託手荷物50を、宅配便等の輸送手段により利用者5が指定する配送先まで配送することで受渡しを行うものである。
図4は、本発明の実施の形態2である手荷物管理システムの構成と機能の変形例について概要を示した図である。基本的な構成および機能は、図2に示した構成例と同様であるため、主に相違点について説明する。変形例の手荷物管理システム1では、図2に示した構成例における、手荷物管理サーバ10および到着空港システム40の退避処理部13および退避処理部43に代えて、配送処理部14および配送処理部44を有する。
また、図5は、本実施の形態における受託手荷物50の受取りに係る処理の流れの他の例について概要を示した図である。以下では、図4および図5を参照して、本実施の形態の変形例における手荷物の管理機能について説明する。
図2の例と同様に、図4の例に示した到着空港4において、作業員7は、搭乗便6のカーゴスペースから受託手荷物50を搬出する。このとき、実施の形態1と同様に、到着空港システム40のタグ検出部41により受託手荷物50に装着されたタグ51の識別情報を読み取らせる(図5のS21)。タグ検出部41は、読み取った識別情報を手荷物管理サーバ10に送信する。手荷物管理サーバ10では、通知処理部12により、取得した識別情報に対応する利用者5(利用者端末52)に対して、受託手荷物50の到着通知を送信する(図5のS22)。利用者端末52では、到着通知を受信してこれを表示する(図5のS23)。
このとき、本実施の形態では、図2の例と異なり、図4に示すように、到着通知に「宅配で受取り」ボタンが含まれている。利用者5は、受託手荷物50を宅配サービスにより所望の配送先53で受け取りたい場合、「宅配で受取り」ボタンを押下する(図5のS24)。「宅配で受取り」ボタンが押下された旨は、利用者端末52から手荷物管理サーバ10に送信される。手荷物管理サーバ10の配送処理部14では、対象の利用者5から「宅配で受取り」が指示された旨を受信すると(図5のS25)、到着空港4の到着空港システム40に対して対象の受託手荷物50の配送を指示する(図5のS26)。
配送指示には、対象の利用者5により指定された配送先53の住所等の情報が含まれる。この配送先53の情報は、利用者5が利用者端末52上で「宅配で受取り」ボタンを押下した際に別途入力するようにしてもよいし、予め会員DB11に登録されている自宅等の住所を用いるようにしてもよい。会員DB11に登録されているユーザIDと関連付けて参照可能な図示しない各種予約情報や行動予定情報等から、宿泊先や訪問先に係る情報を取得して用いるようにしてもよい。さらに、予め会員DB11に登録されている決済手段に係る情報に基づいて配送料の決済を自動的に行うようにしてもよい。
対象の到着空港システム40では、受託手荷物50の配送指示を受信すると(図5のS27)、まず、配送処理部44により、作業員7に対して対象の受託手荷物50の退避指示を行う(図5のS28)。実施の形態1と同様に、例えば、作業場所に設置された図示しないディスプレイや、作業員7が保有する携帯端末やウェアラブル端末等に対して、対象の受託手荷物50を退避させる旨のメッセージを出力する。作業員7は、指示に従って、例えば、対象の受託手荷物50を荷物保管エリア4a等の所定の場所に退避して、ターンテーブルに載せないようにする(図5のS29)。
その後、荷物保管エリア4aに退避された受託手荷物50について、配送処理部44により、配送依頼の処理を行う(図5のS30)。例えば、手荷物管理サーバ10からの配送指示に含まれる配送先53の情報に基づいて依頼伝票を出力する。荷物保管エリア4aの係員等は、依頼伝票を受託手荷物50に貼付して、到着空港4の配送受付カウンター等を介して配送を実際に手配する(図5のS31)。これにより、宅配業者等により受託手荷物50が指定された配送先53まで配送され、利用者5はこれを受け取ることができる(図5のS32)。
なお、上記の例においても、図2の例と同様に、「宅配で受取り」の指示から、これに基づく作業員7等への対象の受託手荷物50の退避・配送指示までの一連の処理が、手荷物管理サーバ10の配送処理部14を経由して行われるものとしているが、このような構成に限られない。例えば、利用者端末52と到着空港システム40が直接通信することが可能な場合には、利用者端末52から、手荷物管理サーバ10を経由せずに、到着空港システム40の配送処理部44に対して「宅配で受取り」の指示が直接送信され、これに基づいて到着空港システム40の配送処理部44が対象の受託手荷物50の退避・配送指示を行う構成としてもよい。この場合、配送指示に際して、到着空港システム40の配送処理部44は、手荷物管理サーバ10の配送処理部14と連携して、会員DB11等から配送先53に係る情報を取得するようにしてもよい。
以上に説明したように、本発明の実施の形態2の変形例である手荷物管理システム1によれば、到着空港4において利用者5が受託手荷物50の到着通知を受け取った際、「宅配で受取り」ボタンを押下して指示することで、到着空港4で受託手荷物50を受け取らずに、自宅や宿泊先のホテル等へ配送させて受け取ることができる。これにより、上述した実施の形態2における各種の効果を得られるとともに、航空会社にとっては、搭乗便6への機内持込手荷物を削減するという効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3である手荷物管理システムでは、上述の実施の形態1、2において示したような構成において、利用者5が複数の受託手荷物50を預ける場合に、タグ51を貸与するとともに、貸与分も含めたタグ51がそれぞれ装着された複数の受託手荷物50を一体的に管理するものである。
図6は、本発明の実施の形態3である手荷物管理システムの構成例について概要を示した図である。基本的な構成および機能は、図1に示した構成例と同様であるため、主に相違点について説明する。本実施の形態の手荷物管理システム1では、図1に示した構成例に対して、出発空港システム30がタグ読取部31を有している。
タグ読取部31には、受託手荷物50に装着されたタグ51を読み取るためのアンテナを内蔵する読取部としてタグ読取プレート32が接続されている。タグ読取プレート32は、例えば、1メートル四方程度大きさの板状もしくはシート状の部材からなり、上に複数の受託手荷物50を載置することができる。そして、タグ読取部31は、タグ読取プレート32に内蔵されたアンテナを用いて、各受託手荷物50に装着された複数のタグ51を一括して読み取る。なお、図6の例では、板状もしくはシート状の部材からなるタグ読取プレート32を用いているが、形状や構造はこれに限られず、他の形状や構造の部材を用いてもよい。
利用者5(図中の例では、ユーザID「A0001」)には、予め1つ以上のタグ51(図中の例では、タグID「1234」の1つ)が配布されており、利用者5のユーザIDと、当該利用者5が保有するタグ51のタグIDとは、関連付けられて予め手荷物管理サーバ10の会員DB11に登録されている。
ここで、利用者5が配布されたタグ51を1つ保有しており、これを受託手荷物50に装着している状況で、当該利用者5がさらに2つの受託手荷物50を預けたい場合、これらの受託手荷物50に装着するタグ51が不足する状況となる。これに対し、出発空港3では、例えば、利用者5からの申請に基づいて、到着空港4で返却することを前提に、不足分のタグ51(図中の例では、タグID「9001」、「9002」の2つ)を当該利用者5に対して貸与する。利用者5は貸与を受けたタグ51を受託手荷物50に装着した上で、全ての受託手荷物50をタグ読取プレート32に載置してタグ51を読み取らせる。図中の例では、タグ読取部31により、タグIDが「1234」、「9001」、「9002」の3つのタグ51が読み取られたことを示している。
タグ読取部31は、読み取った全てのタグIDの情報を手荷物管理サーバ10に送信する。手荷物管理サーバ10では、受信したタグIDと、会員DB11の登録内容とを比較し、受信したタグIDの中で会員DB11に登録されているタグID、すなわち、利用者5が保有しているタグ51に係るタグID(図中の例ではタグID「1234」)を特定する。このとき、これに対応する利用者5に係るユーザID(図中の例ではユーザID「A0001」)も特定することができる。
一方、受信したタグIDの中で、会員DB11に登録されていないタグID、すなわち、貸与されたタグ51に係るタグID(図中の例ではタグID「9001」、「9002」)については、利用者5が保有するタグ51を親タグとする子タグとして、図示するように、それぞれのタグIDを親タグのタグIDに関連付けて会員DB11(もしくは他のテーブル)に記録しておく。これにより、対象の利用者5に係る全てのタグ51、すなわち、対象の利用者5が預けた全ての受託手荷物50を一体として把握することが可能となる。
到着空港4において、例えば、到着空港システム40のタグ検出部41により最初に読み取られたタグ51が、貸与されたタグ51(図中の例ではタグID「9002」)であった場合でも、手荷物管理サーバ10では、会員DB11(もしくは他のテーブル)を参照することにより、親タグのタグID(図中の例ではタグID「1234」)を特定することができる。さらに、これに対応するユーザID(図中の例ではユーザID「A0001」)を特定することで、当該ユーザIDに係る利用者5に対して受託手荷物50の到着通知を送信することができる。
なお、利用者5への到着通知の送信は、例えば、当該利用者5の各受託手荷物50にそれぞれ装着されたタグ51を検出した都度送信するようにしてもよいし、各タグ51の検出状況を到着空港システム40もしくは手荷物管理サーバ10にて記録しておき、全てのタグ51を検出した時点で一括して到着通知を送信するようにしてもよい。この場合、例えば、親タグを検出した場合は、会員DB11の登録内容から全ての子タグを一体として把握することができる。また、子タグを検出した場合は親タグを把握することができ、この親タグを介してさらに他の全ての子タグを一体として把握することができる。
以上に説明したように、本発明の実施の形態3である手荷物管理システム1によれば、利用者5が複数の受託手荷物50を預ける場合に、各受託手荷物50に装着するタグ51が不足する場合でも、貸与したタグ51を装着し、これらのタグIDを、利用者5が保有するタグ51(親タグ)のタグIDと関連付けて記録する。これにより、利用者5の全ての受託手荷物50を一体的に把握して管理することが可能である。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4である手荷物管理システムでは、到着空港4における受託手荷物50の紛失や遅延(ロストバゲージ)が発生した場合に、対象の受託手荷物50の所在の探索や利用者5へのフォロー等の対応を迅速に行うことを可能とするものである。
図7は、本発明の実施の形態4である手荷物管理システムの構成例について概要を示した図である。基本的な構成は、図1に示した実施の形態1における構成と同様であるため、主に相違点について説明する。なお、出発空港3については記載を省略する一方、到着空港4に対する他空港4’、および他空港4’における到着空港システム40について記載している。
利用者5の搭乗便6(図中では便名「Z987」)の到着空港4においてロストバゲージが発生した場合、到着空港システム40のタグ検出部41では、当該利用者5の受託手荷物50に装着されたタグ51を検出できていない状況となっている。この場合、対象の受託手荷物50は、例えば、誤って他の航空便6’(図中では便名「A123」)に積み込まれ、当該航空便6’の到着空港である他空港4’に到着している。そして、他空港4’の到着空港システム40のタグ検出部41により、装着されたタグ51(図中ではタグID「1234」)が検出され、タグIDと航空便6’の便名(もしくは他空港4’の情報)が手荷物管理サーバ10に送信される。
手荷物管理サーバ10では、通知処理部12により、受信したタグID(「1234」)および便名(「A123」)の情報と、会員DB11の情報との照合が行われる。このとき、対象のタグ51(タグID「1234」)を保有する利用者5(ユーザID「A0001」)の搭乗便(便名「Z987」)が到着空港4を目的地とするものである一方、対象の受託手荷物50は他空港4’に到着しており、誤りが発生していることが分かる。
このとき、通知処理部12は、例えば、対象の利用者5(利用者端末52)に対して、ロストバゲージが発生しており他空港4’に受託手荷物50が到着している旨を通知することができる。また、他空港4’の作業員7に対して、対象の受託手荷物50はロストバゲージであるため、ターンテーブルに載せずに退避・保管するよう指示することも可能である。
以上に説明したように、本発明の実施の形態4である手荷物管理システム1によれば、利用者5がロストバゲージとなったことを申告する前に、受託手荷物50の所在を他空港4’において迅速に把握し、利用者5に対する適切なフォローを行うことが可能である。また、上記の例と異なり、利用者5が先にロストバゲージとなったことを申告した場合でも、他空港4’において対象の受託手荷物50を迅速に探索し、発見次第速やかに手荷物管理サーバ10にその情報を送信することができる。これにより、利用者5からの申告を受けた到着空港4の係員等やヘルプデスクの担当者等は、手荷物管理サーバ10にアクセスすることで容易かつ迅速に状況を把握し、利用者5に対する適切なフォローを行うことが可能である。
(実施の形態5)
上述した実施の形態1〜3における手荷物管理システムでは、到着空港4において利用者5に対して受託手荷物50の到着を通知することができる。しかし、その後、到着空港4のターンテーブル等から実際に受託手荷物50を受け取る際に、他人の受託手荷物50を誤って受け取ってしまう場合や、盗難により故意に持って行ってしまう場合が生じたときにこれを阻止することはできない。そこで、本発明の実施の形態5である手荷物管理システムでは、到着空港4において利用者5が自身の受託手荷物50ではない受託手荷物50を受け取ってしまった場合に、これを可能な限り検出するものである。
図8は、本発明の実施の形態5である手荷物管理システムの構成例について概要を示した図である。基本的な構成は、図1に示した実施の形態1における構成と同様であるため、主に相違点について説明する。本実施の形態の手荷物管理システム1では、図1に示した構成例における手荷物管理サーバ10の通知処理部12に代えて手荷物チェック部15を有する。なお、出発空港3については記載を省略している。
本実施の形態における到着空港システム40のタグ検出部41は、実施の形態1〜3のように、到着空港4における駐機場からターンテーブルに至る搬出経路上で、受託手荷物50に装着されたタグ51を読み取るのに代えて、もしくはこれに加えて、ターンテーブル等の手荷物受取所4bにおいて利用者5が実際に受託手荷物50を受け取る(受け取った)際に、受託手荷物50に装着されているタグ51を読み取る。
このとき、各受託手荷物50(例えば、図中の例ではタグID「1234」や「5678」のタグ51が装着された受託手荷物50)について、これを受け取った利用者5(図中の例ではユーザID「A0001」)が正しい所有者であるか否かをシステム的に確認するには、受取りの際に利用者5自身を認証する等の煩雑な処理が必要となり、利用者5および手荷物受取所4bの係員等の双方にとって負担が大きい。
一方で、利用者5が複数の受託手荷物50を受け取った場合、これらの受託手荷物50が全て当該利用者5に所有されているものであれば、少なくとも、手荷物管理サーバ10の会員DB11において、各受託手荷物50に装着されているタグ51のタグIDが全て同一の利用者5のユーザIDに関連付けられているはずである。すなわち、利用者5が受け取った複数の受託手荷物50に装着されているタグ51のタグIDのうち、異なるユーザIDに関連付けられているものが1つでもある場合は、複数の受託手荷物50の中に所有者が異なるもの(少なくとも、受け取った利用者5が所有者ではないもの)が含まれていると判断することができる。
そこで、本実施の形態では、到着空港システム40のタグ検出部41により、手荷物受取所4bにおいて読み取った、複数の受託手荷物50に装着されているタグ51のタグID、および到着空港4の情報を、手荷物管理サーバ10に送信する。そして、手荷物管理サーバ10の手荷物チェック部15により、会員DB11を参照して、受信したタグIDの中に異なるユーザIDに関連付けられているものがあるか否かを判定する。そして、異なるユーザIDに関連付けられているものが1つでもある場合には、異なる所有者の受託手荷物50が含まれている旨を、到着空港システム40を介して到着空港4の空港スタッフ8等(空港スタッフ8が保有する携帯端末やウェアラブル端末等)に通知する。
例えば、図中の例では、手荷物受取所4bにおいて読み取られた、2つの受託手荷物50にそれぞれ装着されたタグ51のタグIDは「1234」と「5678」であるが、手荷物管理サーバ10の会員DB11では、これらのタグIDは、それぞれ、「A0001」と「B0002」という異なるユーザIDに関連付けられている。したがって、手荷物管理サーバ10の手荷物チェック部15は、異なる所有者の受託手荷物50が検出された旨を到着空港システム40を介して空港スタッフ8に通知する。これにより、空港スタッフ8は、利用者5が異なる所有者の受託手荷物50を持って到着空港4を出る前に、当該利用者5に対して確認を求めることができる。
なお、到着空港システム40のタグ検出部41が複数の受託手荷物50に装着されたタグ51を読み取る際、上述の図6に示したようなタグ読取プレート32を用いて一括で読み取るようにしてもよい。
以上に説明したように、本発明の実施の形態5である手荷物管理システム1によれば、利用者5が複数の受託手荷物50を受け取る(受け取った)際に、その中に少なくとも所有者が異なる受託手荷物50が含まれていることを検出することができる。これにより、受託手荷物50の受取りの際の間違いや盗難のリスクを低減させることができる。また、従来行われている、受託手荷物50に実際に貼付される荷物タグやシール等に対する空港スタッフ8による確認作業の負荷を低減させることができる。また、例えば、利用者5が予め搭乗便6において預ける受託手荷物50に装着されたタグ51を特定して登録しておけば、到着空港4の手荷物受取所4bでのタグ51の一括読取りによって受託手荷物50の受取り忘れを検知することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、またはICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、上記の各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、航空会社に預ける手荷物を管理する手荷物管理方法および手荷物管理システムに利用可能である。
1…手荷物管理システム、3…出発空港、4…到着空港、4’…他空港、4a…荷物保管エリア、4b…手荷物受取所、5…利用者、6…搭乗便、6’…航空便、7…作業員、8…空港スタッフ、
10…手荷物管理サーバ、11…会員DB、12…通知処理部、13…退避処理部、14…配送処理部、15…手荷物チェック部、
20…ネットワーク、
30…出発空港システム、31…タグ読取部、32…タグ読取プレート、
40…到着空港システム、41…タグ検出部、43…退避処理部、44…配送処理部、
50…受託手荷物、51…タグ、52…利用者端末、53…配送先

Claims (9)

  1. 利用者が出発空港において航空会社に預けて到着空港において受け取る受託手荷物を管理する手荷物管理システムにおける手荷物管理方法であって、
    前記手荷物管理システムは、
    到着空港システムと、
    前記到着空港システムとネットワークを介して接続される手荷物管理サーバと、を有し、
    前記受託手荷物には、前記利用者に割り当てられた、第1のタグ識別情報を発信する第1のタグが装着され、
    前記到着空港システムは、前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報を検出するタグ検出部を有し、
    前記手荷物管理サーバは、前記利用者の利用者識別情報と、前記第1のタグ識別情報とを関連付けて会員情報として保持しており、
    前記手荷物管理システムが、
    前記到着空港において前記利用者が前記受託手荷物を受け取る前に、前記受託手荷物に装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報を検出する第1のステップと、
    前記第1のステップで検出した前記第1のタグ識別情報に基づいて、対応する前記利用者識別情報を前記会員情報から取得し、当該利用者識別情報に係る前記利用者の端末に対して、前記利用者の前記受託手荷物が前記到着空港に到着した旨を通知する第2のステップと、
    前記通知に対する前記利用者からの前記端末を介した指示に基づいて、前記利用者の前記受託手荷物を退避させる旨の指示を出力する第3のステップと、を行う、手荷物管理方法。
  2. 請求項1に記載の手荷物管理方法において、
    前記第3のステップでは、さらに、前記手荷物管理システムが、前記利用者の前記端末に対して、前記受託手荷物の退避に係る預かり情報を生成して通知し、
    さらに、前記手荷物管理システムが、
    前記利用者から提示された前記預かり情報が前記第3のステップにおいて生成されたものである場合に、退避されている前記受託手荷物の前記利用者への受渡しの指示を出力する第4のステップを行う、手荷物管理方法。
  3. 請求項1に記載の手荷物管理方法において、
    さらに、前記手荷物管理システムが、
    前記第3のステップにおいて退避させた前記受託手荷物について前記利用者から指定された配送先への配送の指示を出力する第4のステップを行う、手荷物管理方法。
  4. 請求項1に記載の手荷物管理方法において、
    前記手荷物管理システムは、さらに、前記ネットワークを介して前記手荷物管理サーバに接続された出発空港システムを有し、
    前記出発空港システムは、前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報、および他の第2のタグから発信される第2のタグ識別情報を検出するタグ読取部を有し、
    さらに、前記手荷物管理システムが、
    前記出発空港において、前記利用者の複数の前記受託手荷物に対して装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報、および前記第2のタグから発信される前記第2のタグ識別情報をそれぞれ検出する第4のステップと、
    前記第4のステップで検出した前記第1のタグ識別情報に対して、前記第2のタグ識別情報を関連付けて記録する第5のステップと、を行い、
    前記第1のステップでは、前記受託手荷物に装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報、もしくは前記第2のタグから発信される前記第2のタグ識別情報を検出し、
    前記第2のステップでは、前記第1のステップで検出した前記第1のタグ識別情報もしくは前記第2のタグ識別情報に対して、前記第5のステップで記録された情報に基づいて、対応する前記第2のタグ識別情報もしくは前記第1のタグ識別情報を取得する、手荷物管理方法。
  5. 請求項4に記載の手荷物管理方法において、
    前記第1のステップで、前記利用者の全ての前記受託手荷物に装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報、および前記第2のタグから発信される前記第2のタグ識別情報を全て検出した場合に、前記第2のステップの通知を一括して実行する、手荷物管理方法。
  6. 請求項4に記載の手荷物管理方法において、
    前記第4のステップでは、前記タグ読取部により、前記利用者の複数の前記受託手荷物に対して装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報、および前記第2のタグから発信される前記第2のタグ識別情報を一括して検出する、手荷物管理方法。
  7. 請求項1に記載の手荷物管理方法において、
    さらに、前記手荷物管理システムが、
    前記第1のステップで検出した前記第1のタグ識別情報に基づいて前記会員情報から取得した、対応する前記利用者の搭乗便の情報と、前記第1のタグ識別情報に係る前記第1のタグが装着された前記受託手荷物を輸送した航空便の情報とが異なる場合、前記利用者の前記端末に対して、前記利用者の前記受託手荷物が他の空港に到着している旨を通知する第4のステップを行う、手荷物管理方法。
  8. 請求項1に記載の手荷物管理方法において、
    さらに、前記手荷物管理システムが、
    前記到着空港において前記利用者が複数の前記受託手荷物を受け取る際に、前記各受託手荷物に装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報をそれぞれ検出する第4のステップと、
    前記第4のステップで検出した前記各第1のタグ識別情報に基づいて、対応する前記利用者識別情報を前記会員情報からそれぞれ取得し、他とは異なる前記利用者識別情報が1つ以上取得された場合に、前記到着空港の担当者の端末に対して、前記各受託手荷物の中に所有者が異なるものが含まれている旨を通知する第5のステップと、を行う、手荷物管理方法。
  9. 利用者が出発空港において航空会社に預けて到着空港において受け取る受託手荷物を管理する手荷物管理システムであって、
    到着空港システムと、
    前記到着空港システムとネットワークを介して接続される手荷物管理サーバと、を有し、
    前記受託手荷物には、前記利用者に割り当てられた、第1のタグ識別情報を発信する第1のタグが装着され、
    前記到着空港システムは、前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報を検出するタグ検出部を有し、
    前記手荷物管理サーバは、前記利用者の利用者識別情報と、前記第1のタグ識別情報とを関連付けて会員情報として保持しており、
    前記手荷物管理システムは、
    前記到着空港において前記利用者が前記受託手荷物を受け取る前に、前記受託手荷物に装着された前記第1のタグから発信される前記第1のタグ識別情報を検出し、検出された前記第1のタグ識別情報に基づいて、対応する前記利用者識別情報を前記会員情報から取得し、当該利用者識別情報に係る前記利用者の端末に対して、前記利用者の前記受託手荷物が前記到着空港に到着した旨を通知し、前記通知に対する前記利用者からの前記端末を介した指示に基づいて、前記利用者の前記受託手荷物を退避させる旨の指示を出力する、手荷物管理システム。
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