JP2019020482A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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篤 小濱
Atsushi Kohama
篤 小濱
天 榮木
Ten Eiki
天 榮木
良平 徳永
Ryohei Tokunaga
良平 徳永
広貴 川崎
Hirotaka Kawasaki
広貴 川崎
雄大 酒井
Yudai Sakai
雄大 酒井
弘達 川口
Hirotatsu Kawaguchi
弘達 川口
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Abstract

【課題】用紙サイズに拘らず、連続した定着処理を円滑に行う。【解決手段】プリンターの定着装置13は、用紙に形成されたトナー像を、熱源23を用いて加熱する加熱部材20を備える。熱源23は、用紙の搬送方向に直交する幅方向に沿って配置される複数の加熱体31、32及び33を備え、定着処理を行う用紙の幅が大きい程、より多くの加熱体31、32及び33を加熱するように制御される。そして、定着装置13は、小サイズの用紙について、幅方向において小サイズの用紙に対応した位置の加熱体31を加熱して定着処理を行っている間に、小サイズの用紙よりも幅の大きい通常サイズの用紙の定着処理の指示を入力した場合、小サイズの用紙の定着処理の終了前に、幅方向において加熱体31よりも外側で通常サイズの用紙に対応した位置の加熱体32及び33の加熱を開始する。【選択図】図3

Description

本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置は、用紙上に形成されたトナー像を加熱定着させる定着装置を備える。定着装置は、トナー像を加熱する加熱部材と、用紙に対してトナー像を加圧する加圧部材とを備える。定着装置では、様々なサイズの用紙のそれぞれに対応して適切な加熱を行うことが求められる。
例えば、特許文献1では、画像加熱装置(定着装置)は、加熱回転体と、加圧回転体と、加熱体と、制御部とを有する。加圧回転体は、加熱回転体との間で画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する。加熱体は、加熱回転体を加熱する加熱体であって、加熱回転体の長手方向に沿って並んで配設されており個々に電力投入されて発熱する複数の発熱体を有する。制御部は、装置に導入可能な最大幅サイズの記録材よりも幅が小さい記録材を連続して導入して加熱する際に、記録材の通過部に対応している発熱体と記録材の非通過部に対応している発熱体とに投入する電力量を制御する。
特開2015−028531号公報
用紙の幅方向に沿って複数の加熱体を備えた定着装置では、比較的小サイズの用紙に定着処理を行う場合、幅方向端部の過昇温の抑制や、省エネルギー化を実現するために、用紙幅に応じた必要領域の加熱体を加熱する。そのため、用紙幅より外側の領域の加熱体は通電されないので、小サイズの用紙の定着処理後では、加熱部材の温度は幅方向の中央部に比べて端部で低くなっている。このような状態で、幅がより大きい用紙の定着処理を連続して行う場合、加熱部材の幅方向の端部を定着温度まで加熱する必要があるので、その加熱のためにダウンタイムが生じる。これにより、連続した定着処理を円滑に行うことができない問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、用紙サイズに拘らず、連続した定着処理を円滑に行うことを目的とする。
本発明の定着装置は、用紙に形成されたトナー像を、熱源を用いて加熱する加熱部材を備え、前記熱源は、前記用紙の搬送方向に直交する幅方向に沿って配置される複数の加熱体を備え、前記複数の加熱体は、定着処理を行う前記用紙の幅が大きい程、より多くの前記加熱体を加熱するように制御され、所定の幅の第1用紙について、前記幅方向において前記第1用紙に対応した位置の第1加熱体を加熱して定着処理を行っている間に、前記第1用紙よりも幅の大きい第2用紙の定着処理の指示を入力した場合、前記第1用紙の定着処理の終了前に、前記幅方向において前記第1加熱体よりも外側で前記第2用紙に対応した位置の第2加熱体の加熱を開始することを特徴とする。
前記加熱部材は、回転可能な定着ベルトを更に備え、前記複数の加熱体は、前記定着ベルトの内周面に接触して配置されるとよい。
上記の定着装置は、前記加熱部材の前記定着ベルトに接触して配置され、前記加熱部材との間を通過する前記用紙を加圧する加圧部材を更に備え、前記複数の加熱体は、前記定着ベルトの内側で、前記定着ベルトを挟んで前記加圧部材と対向して配置されるとよい。
前記複数の加熱体は、導電性塗料で構成されるとよい。
本発明の画像形成装置は、上記した定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、用紙サイズに拘らず、連続した定着処理を円滑に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置における熱源を示す下面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置における加熱制御の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、小サイズの用紙の印刷ジョブが入力された場合の定着処理の動作を示すフローチャートである。
先ず、本発明の実施形態に係るプリンター1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の左側、右側、上側、下側を示している。
プリンター1は、略箱型形状のプリンター本体2を備え、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。図1では、1つの給紙カセット3が図示されているが、プリンター1は、複数種類のサイズ(例えば、A4サイズやA5サイズ等)の用紙を収容するように複数の給紙カセット3を備えてよい。
プリンター本体2内の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器5の下方には、画像形成部6が設けられる。画像形成部6には、像担持体である感光体ドラム7が回転可能に設けられ、感光体ドラム7の周囲には、帯電器と、トナーコンテナに接続された現像装置と、転写ローラーと、クリーニング装置とが、感光体ドラム7の回転方向に沿って配置される。
また、プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路10が設けられる。搬送経路10の上流端には給紙部11が給紙カセット3の近傍に設けられ、搬送経路10の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラーによって構成される転写部12が設けられる。搬送経路10の下流部には定着装置13が設けられ、搬送経路10の下流端には排紙部14が排紙トレイ4の近傍に設けられる。また、プリンター本体2の内部には、定着装置13を制御する制御装置15が備えられる。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。プリンター1は、外部のコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、画像形成動作を開始する。例えば、プリンター1は、画像データの印刷ジョブを入力して蓄積し、蓄積された印刷ジョブを順次、画像形成動作によって処理し、処理後の印刷ジョブを削除する。印刷ジョブでは、印刷される用紙のサイズも指定される。画像形成動作では、先ず、画像形成部6の帯電器によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器5からのレーザー光により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、画像形成部6の現像装置がトナーを用いてトナー像に現像する。
一方、給紙カセット3に収納された用紙の内、印刷ジョブで指定された用紙が、給紙部11によって取り出されて搬送経路10上を搬送される。搬送経路10上の用紙は、所定のタイミングで転写部12へと搬送され、転写部12によって感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、定着装置13へと搬送され、定着装置13によって用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部14から排紙トレイ4に排出される。
次に、定着装置13の構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。図2に示すように、定着装置13は、加熱部材20と加圧部材21とを備える。また、定着装置13は、駆動源26(図4参照)、中央温度センサー27、端部温度センサー28及び用紙センサー29を備える。加熱部材20は、無端状の定着ベルト22と、定着ベルト22の中空部に配置される熱源23とを備える。加熱部材20及び加圧部材21は、搬送経路10を挟んで対向すると共に接触して配置され、加熱部材20及び加圧部材21の間に定着ニップNが形成される。
加熱部材20の定着ベルト22は、可撓性を有する材料で、用紙の搬送方向(左右方向)と直交(交差)する用紙の幅方向(前後方向)に長い略円筒状に形成される。定着ベルト22は、定着装置13のフレーム(図示せず)内の上部に配置される。また、定着ベルト22は、前後方向を回転軸方向として、フレームに対して回転可能に取り付けられ、加圧部材21の回転に従動して回転する。なお、定着ベルト22の内部には、定着ベルト22の形状を内側から規制する形状規制部材(図示せず)が備えられてよい。
加熱部材20の熱源23は、図3に示すように、用紙の幅方向(前後方向)に長い形状を有する。熱源23は、幅方向に長い板状の基板30と、複数の加熱体31、32及び33とから構成される。
複数の加熱体31、32及び33は、基板30の一面(例えば、下面)上で幅方向に沿って並べられる。熱源23は、複数の加熱体31、32及び33が設けられる基板30の一面を加圧部材21側に向けて、定着ベルト22の内周面に接触した状態で配置される。また、熱源23は、幅方向に長い支持部材24によって支持されていて、定着ベルト22を内側から加圧部材21側へと押圧するように配置される。そして、熱源23は、複数の加熱体31、32及び33を加熱することによって、定着ベルト22の加圧部材21側(例えば、下側)を前後方向に亘って加熱する。なお、定着ベルト22が回転することで、熱源23によって加熱される定着ベルト22の箇所は変動する。
複数の加熱体31、32及び33は、例えば、所定の抵抗値を有する導電性塗料で構成され、基板30に塗布される。複数の加熱体31、32及び33は、加熱部材20を通過する通常サイズ(例えば、A4サイズ)の用紙の幅を覆う通常サイズ領域Aに亘って配置される。具体的には、幅方向中央の加熱体31(第1加熱体)は、加熱部材20を通過する比較的小サイズ(例えば、A5サイズ)の用紙の幅に対応する小サイズ領域Bに亘って配置される。また、幅方向両端の加熱体32及び33(第2加熱体)は、幅方向において小サイズ領域Bよりも両端側の通常端部領域Cに亘って配置される。換言すれば、小サイズの用紙は、所定の幅の第1用紙であり、通常サイズの用紙は、第1用紙よりも幅の大きい第2用紙である。
基板30の端部には、電源(図示せず)に接続された第1端子34、第2端子35及び第3端子36が設けられている。幅方向中央の加熱体31の一端は、第1端子34に接続され、幅方向両端の加熱体32及び33の一端は、第2端子35に接続されている。また、複数の加熱体31、32及び33の他端は、第3端子36に接続されている。複数の加熱体31、32及び33は、制御装置15からオンの制御信号が入力されている間は、第1端子34及び第2端子35と第3端子36との間に電源(図示せず)から電力を供給される。一方、複数の加熱体31、32及び33は、制御装置15からオフの制御信号が入力されている間は、電源(図示せず)からの電力供給を遮断される。
具体的には、第1端子34及び第3端子36間に電力を供給することで、幅方向中央の加熱体31が通電して加熱され、定着ベルト22の小サイズ領域Bが加熱される。また、第2端子35及び第3端子36間に電力を供給することで、幅方向両端の加熱体32及び33が通電して加熱され、定着ベルト22の通常端部領域Cが加熱される。従って、定着ベルト22の小サイズ領域B及び通常端部領域Cを同時に加熱することで、定着ベルト22の通常サイズ領域Aが加熱される。換言すれば、熱源23は、複数の加熱体31、32及び33を設けることによって、加熱領域が複数個に分割されている。
加圧部材21は、用紙の幅方向(前後方向)に長い略円柱状に形成される。加圧部材21は、定着装置13のフレーム(図示せず)内の下部において、例えば、定着ベルト22の下方で、定着ベルト22と互いの外周面が対向するように配置される。加圧部材21は、前後方向を回転軸方向として、フレームに対して回転可能に取り付けられ、モーター等の駆動源26(図4参照)から伝達される回転駆動力によって回転する。加圧部材21は、例えば、円柱状の金属製の芯材と、この芯材に周設されるシリコンゴム等の弾性層から構成され、この弾性層は離型層によって被覆されてもよい。
次に、定着装置13を制御する制御装置15の電気的な構成について図4を参照しながら説明する。制御装置15は、CPU等で構成され、ROMやRAM等の記憶装置16に接続されている。なお、制御装置15及び記憶装置16として、プリンター1の各部を統括制御するメイン制御装置及びメイン記憶装置が適用されてもよい。
制御装置15は、記憶装置16に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御装置15に接続された各部を制御する。例えば、制御装置15は、熱源23、駆動源26、中央温度センサー27、端部温度センサー28及び用紙センサー29に接続されている。制御装置15は、プリンター1が印刷ジョブを処理する際に、その印刷ジョブに対応した定着処理を行うように定着装置13を制御する。
例えば、通常サイズの用紙の印刷ジョブが入力された場合の定着処理について説明する。この場合、制御装置15は、通常サイズの用紙に対応する複数の加熱体31、32及び33を加熱するように熱源23を制御する。このとき、制御装置15は、定着ベルト22の小サイズ領域B及び通常端部領域Cの温度をそれぞれ中央温度センサー27及び端部温度センサー28によって監視していて、即ち、通常サイズ領域Aの温度を監視している。そして、制御装置15は、定着ベルト22の通常サイズ領域Aの温度が所定の定着温度(図5参照)に到達するまで、複数の加熱体31、32及び33の加熱を継続し、定着ベルト22の温度が定着温度に到達すると、複数の加熱体31、32及び33の加熱と停止とを切り換えることによって、定着ベルト22の温度を定着温度に維持する。
また、1枚以上の小サイズの用紙の印刷ジョブ(以下、第1ジョブと称する)が入力された場合の定着処理について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。第1ジョブが入力された場合(ステップS1)、制御装置15は、小サイズの用紙に対応する幅方向中央の加熱体31を加熱するように熱源23を制御する(ステップS2)。このとき、制御装置15は、定着ベルト22の小サイズ領域Bの温度を中央温度センサー27によって監視していて、通常サイズの用紙と同様にして、定着ベルト22の小サイズ領域Bの温度T1を定着温度まで上昇させて維持するように熱源23を制御する(図5参照)。定着ベルト22の小サイズ領域Bの温度T1が定着温度になると、制御装置15は、第1ジョブの定着処理を開始する。なお、このとき、幅方向両端の加熱体32及び33は加熱されないが、定着ベルト22の通常端部領域Cの温度T2は、幅方向中央の加熱体31による加熱の影響を受けて、常温よりも高くなることがある。
更に、第1ジョブが入力されたとき、制御装置15は、定着装置13での第1ジョブの終了時間FTを予測的に算出する。この終了時間FTは、第1ジョブの最後の用紙が、加熱部材20及び加圧部材21の間の定着ニップNの通過を終了する時間である。以下に、終了時間FTの算出について説明する。
定着装置13では、小サイズの用紙の定着処理時の加圧部材21(加熱部材20)の回転速度が予め所定速度に設定されて記憶装置16に記憶されている。また、定着装置13では、1枚の小サイズの用紙の搬送方向の長さも予め定義又は設定されて記憶装置16に記憶されている。そのため、1枚の小サイズの用紙が定着ニップNを通過する間の単位通過時間は、1枚の小サイズの用紙の搬送方向の長さを、加圧部材21の回転速度で除算することによって予め算出されて記憶装置16に記憶されている。そして、制御装置15は、第1ジョブが入力されたときに、第1ジョブの小サイズの用紙数に1枚の小サイズの用紙の単位通過時間を乗算することによって、第1ジョブの1枚以上の小サイズの用紙の全てが定着ニップNを通過する間の総通過時間PTを算出する(ステップS3)。なお、総通過時間PTの算出では、第1ジョブの1枚以上の小サイズの用紙が順次所定の間隔(紙間時間)を空けて定着処理される場合には、第1ジョブの用紙数から1を減算した数に紙間時間を乗算した時間を加算してよい。
また、定着装置13では、用紙センサー29によって、定着ニップNを通過する用紙を検出している。制御装置15は、用紙センサー29の検出結果に基づいて、第1ジョブの1枚以上の小サイズの用紙の内の1枚目の用紙が、定着ニップNの通過を開始する際の第1ジョブ開始時間ST1を測定して記憶装置16に記憶しておく(ステップS4)。そして、制御装置15は、第1ジョブ開始時間ST1に総通過時間PTを加算することで、定着装置13での第1ジョブの終了時間FTを算出する(ステップS5)。
ところで、小サイズの用紙の印刷ジョブに連続して、通常サイズの用紙の印刷ジョブ(以下、第2ジョブと称する)が入力されることがある(ステップS6:YES)。このとき、制御装置15は、図5に示すように、第1ジョブの小サイズの用紙の定着処理の終了時に定着ベルト22の通常端部領域Cの温度T2が定着温度になるように、第2ジョブの開始前であって第1ジョブの処理中又はその前に幅方向両端の加熱体32及び33の加熱を開始するように熱源23を制御する。
例えば、定着装置13では、幅方向両端の加熱体32及び33の加熱を開始してから、定着ベルト22の通常端部領域Cの温度T2が定着温度に到達するまでの到達時間ATが予め測定又は算出されて記憶装置16に記憶されている。そして、制御装置15は、第1ジョブの処理中に第2ジョブが入力されたときに、第1ジョブの終了時間FTからこの到達時間ATを減算することによって、第1ジョブの定着処理中に第2ジョブのために幅方向両端の加熱体32及び33の加熱を開始する加熱開始時間HTを算出する(ステップS7)。
そして、加熱開始時間HTに到達すると(ステップS8:YES)、制御装置15は、幅方向両端の加熱体32及び33の加熱を開始するように熱源23を制御する(ステップS9)。このとき、制御装置15は、定着ベルト22の通常端部領域Cの温度T2を端部温度センサー28によって監視していて、定着ベルト22の通常端部領域Cの温度T2を定着温度まで上昇させる。
その後、第1ジョブの終了時間FTに到達すると(ステップS10:YES)、制御装置15は、第1ジョブの定着処理を終了する(ステップS11)。このとき、加熱開始時間HTから、幅方向両端の加熱体32及び33の定着温度への到達時間ATが経過していて、定着ベルト22の通常端部領域Cの温度T2は定着温度になっているので、制御装置15は、第2ジョブの定着処理を開始することができる。
また、その後、第2ジョブの定着処理が終了すると(ステップS12:YES)、制御装置15は、幅方向中央の加熱体31及び幅方向両端の加熱体32及び33の加熱を停止するように熱源23を制御する。
なお、小サイズの用紙の印刷ジョブ(第1ジョブ)に連続して通常サイズの用紙の印刷ジョブ(第2ジョブ)が入力されない場合には(ステップS6:NO)、幅方向両端の加熱体32及び33の加熱開始時間HTを行う必要はない。そして、第1ジョブの定着処理が終了すると(ステップS13:YES)、制御装置15は、幅方向中央の加熱体31の加熱を停止するように熱源23を制御する。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1(画像形成装置)の定着装置13は、用紙に形成されたトナー像を、熱源23を用いて加熱する加熱部材20を備える。熱源23は、用紙の搬送方向に直交する幅方向に沿って配置される複数の加熱体31、32及び33を備え、定着処理を行う用紙の幅が大きい程、より多くの加熱体31、32及び33を加熱するように制御される。そして、定着装置13は、小サイズの用紙(所定の幅の第1用紙)について、幅方向において小サイズの用紙に対応した位置の加熱体31(第1加熱体)を加熱して定着処理を行っている間に、小サイズの用紙よりも幅の大きい通常サイズの用紙(第2用紙)の定着処理の指示を入力した場合、小サイズの用紙の定着処理の終了前に、幅方向において加熱体31よりも外側で通常サイズの用紙に対応した位置の加熱体32及び33(第2加熱体)の加熱を開始する。
これにより、異なるサイズの用紙の定着処理を連続して行う場合、後続の定着処理を開始する前に、後続の定着処理の用紙に合わせて熱源23を十分に加熱しておくことができる。そのため、後続の定着処理のための熱源23の加熱時間を短縮することができ、後続の定着処理の準備に要するダウンタイムを抑制することができる。従って、用紙サイズに拘らず、連続した定着処理を円滑に行うことが可能となる。
また、制御装置15では、加熱部材20は、回転可能な定着ベルト22を更に備え、複数の加熱体31、32及び33は、定着ベルト22の内周面に接触して配置される。これにより、内側から定着ベルト22を加熱する構成において、用紙サイズに拘らず、連続した定着処理を円滑に行うことが可能となる。
更に、制御装置15は、加熱部材20の定着ベルト22に接触して配置され、加熱部材20との間を通過する用紙を加圧する加圧部材21を更に備える。
そして、複数の加熱体31、32及び33は、定着ベルト22の内側で、定着ベルト22を挟んで加圧部材21と対向して配置される。これにより、複数の加熱体31、32及び33は、定着ベルト22の内周面に接触して加熱するために、最適な位置に配置される。そして、定着ベルト22の加圧部材21側を加熱するので、定着ベルト22の他の部分を加熱する構成に比べて、加熱時間を短縮することができる。
また、制御装置15では、複数の加熱体31、32及び33は、導電性塗料で構成される。これにより、熱源23の加熱領域を分割した複数の加熱体31、32及び33の構造を簡易に実現することができる。
上記した実施形態では、幅方向両端の加熱体32及び33の加熱開始時間HTを、第1ジョブの終了時間FTを基準として算出する例を説明したが、加熱開始時間HTの算出はこの例に限定されない。例えば、他の実施形態では、加熱開始時間HTは、第2ジョブの開始時間を基準として算出されてもよい。この場合、第2ジョブの開始時間の算出には、第1ジョブと第2ジョブとの間の紙間時間を考慮してもよい。
また、上記した実施形態では、第1ジョブが入力されたときに、第1ジョブの終了時間FTを算出する例を説明したが、終了時間FTの算出はこの例に限定されない。例えば、他の実施形態では、終了時間FTは、第2ジョブが入力されたときに算出されてもよい。
更に、上記した実施形態では、2つのサイズの用紙に対応するために、熱源23が3つの加熱体31、32及び33から構成される例を説明するが、熱源23の構成はこの例に限定されない。例えば、他の実施形態では、熱源23は、2つのサイズの用紙に対応するために、2つの加熱体から構成されてもよく、あるいは、3つ以上のサイズの用紙に対応するために、4つ以上の加熱体から構成されてもよい。
本実施形態では、モノクロのプリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、カラープリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
6 画像形成部
10 搬送経路
13 定着装置
15 制御装置
20 加熱部材
21 加圧部材
22 定着ベルト
23 熱源
27 中央温度センサー
28 端部温度センサー
29 用紙センサー
30 基板
31、32、33 加熱体

Claims (5)

  1. 用紙に形成されたトナー像を、熱源を用いて加熱する加熱部材を備え、
    前記熱源は、前記用紙の搬送方向に直交する幅方向に沿って配置される複数の加熱体を備え、定着処理を行う前記用紙の幅が大きい程、より多くの前記加熱体を加熱するように制御され、
    所定の幅の第1用紙について、前記幅方向において前記第1用紙に対応した位置の第1加熱体を加熱して定着処理を行っている間に、前記第1用紙よりも幅の大きい第2用紙の定着処理の指示が入力された場合、前記第1用紙の定着処理の終了前に、前記幅方向において前記第1加熱体よりも外側で前記第2用紙に対応した位置の第2加熱体の加熱を開始することを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱部材は、回転可能な定着ベルトを更に備え、
    前記複数の加熱体は、前記定着ベルトの内周面に接触して配置されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱部材の前記定着ベルトに接触して配置され、前記加熱部材との間を通過する前記用紙を加圧する加圧部材を更に備え、
    前記複数の加熱体は、前記定着ベルトの内側で、前記定着ベルトを挟んで前記加圧部材と対向して配置されることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記複数の加熱体は、導電性塗料で構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11003118B2 (en) * 2019-02-06 2021-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and image forming apparatus that control heat generation of heat generation members

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