JP2019016669A - 電子機器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体と電子回路ユニットとが接続配線によって接続されていても、装置本体の収容部に対する電子回路ユニットの挿抜作業を円滑に行える、電子機器装置を提供する。【解決手段】装置本体2と、装置本体の収容部11に対して一方向に挿抜可能に収容される電子回路ユニット3と、収容部の内面11bから電子回路ユニットまで延びる接続配線4と、接続配線の中途部を保持する保持部材5、35と、を備える。保持部材は、保持部材から延びる接続配線の向きが変わるように装置本体及び電子回路ユニットに対して回転自在に取り付けられる。【選択図】図1

Description

この発明は、電子機器装置に関する。
従来の電子機器装置には、例えば特許文献1のように、装置本体(収容棚)の収容部に対して電子回路ユニットを挿抜可能に収容するものがある。特許文献1には、電子回路ユニットを装置本体の収容部に収容した状態で装置本体と電子回路ユニットとが電気接続され、電子回路ユニットを装置本体における収容位置から抜出方向に移動させることで装置本体と電子回路ユニットとの接続状態が解除される構成が開示されている。
特開2012−182301号公報
ところで、電子機器装置には、装置本体と電子回路ユニットとの接続状態を保ったままで、電子回路ユニットの内部(例えば内部に設けられたスイッチ等)の操作を必要とするものもある。このような電子機器装置では、電子回路ユニットを収容部から抜き出した状態(抜出位置に配した状態)でも装置本体と電子回路ユニットとの電気接続が保持されるように、装置本体と電子回路ユニットとが接続配線によって接続される。この構成では、電子回路ユニットを収容した状態において接続配線が電子回路ユニットに干渉しないように(例えば接続配線が装置本体(収容部の内面)と電子回路ユニットとの間に挟み込まれないように)、接続配線の中途部を装置本体に保持する必要がある。
しかしながら、接続配線を単純に装置本体に保持するだけでは、電子回路ユニットを装置本体に対して挿抜する際に、接続配線の一部が大きく曲げられてしまう。すなわち、接続配線の曲げ部分における曲げ半径が小さくなり、接続配線の曲げ部分に作用する曲げ応力が大きくなってしまう。この場合、電子回路ユニットの挿抜作業が、接続配線の曲げ応力(接続配線が曲線状から直線状に戻ろうとする復元力)によって阻害される、という問題がある。例えば、電子回路ユニットを収容部に挿入する際には、電子回路ユニットが接続配線の曲げ応力によって抜出方向に付勢されてしまい、電子回路ユニットを収容位置まで挿入することが難しくなる。また、電子回路ユニットを収容部から抜き出す際には、電子回路ユニットが接続配線の曲げ応力によって挿入方向に付勢されてしまい、電子回路ユニットを抜出位置まで抜き出すことが難しくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、電子回路ユニットの挿抜作業を円滑に行うことが可能な電子機器装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、装置本体と、前記装置本体の収容部に対して一方向に挿抜可能に収容される電子回路ユニットと、前記収容部の内面から前記電子回路ユニットまで延びる接続配線と、前記接続配線の中途部を保持する保持部材と、を備え、前記保持部材は、前記保持部材から延びる前記接続配線の向きが変わるように前記装置本体及び前記電子回路ユニットの少なくとも一方に対して移動可能に取り付けられている電子機器装置である。
本発明によれば、電子回路ユニットを収容部に対して挿抜する際に保持部材が移動することで、接続配線の曲げ半径を大きくして、接続配線の曲げ応力を小さくすることができる。これにより、電子回路ユニットの挿抜作業を円滑に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電子機器装置において電子回路ユニットを収容位置に配した状態を示す上面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器装置において電子回路ユニットを抜出位置に配した状態を示す上面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 装置本体に対する保持部材の取付構造の一例を示す要部拡大図である。
以下、図1−6を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1−5に示すように、この実施形態に係る電子機器装置1は、装置本体2と、電子回路ユニット3と、接続配線4と、保持部材5,35と、を備える。
装置本体2は、外側に開口する収容部11を有する。収容部11には、電子回路ユニット3が一方向(X方向;挿抜方向とも呼ぶ)に挿抜可能に収容される。電子回路ユニット3の挿抜方向は、任意であってよい。本実施形態では、電子回路ユニット3の挿抜方向が鉛直方向(Z方向)に直交する方向に設定されている。
図示例の収容部11には、電子回路ユニット3が一つだけ収容されているが、例えば複数収容されてよい。複数の電子回路ユニット3は、その挿抜方向に直交する方向に並べた状態で収容部11に収容されてよい。収容部11は、例えば複数の電子回路ユニット3が装置本体2の幅方向(Y方向;X方向及びZ方向に直交する方向)に並ぶように形成されてもよい。図示例の収容部11は、電子回路ユニット3が装置本体2の高さ方向(Z方向)に並ぶように形成されている。
収容部11内には、電子回路ユニット3の挿抜方向に直線状に延びるガイドレール12が設けられている。ガイドレール12は、電子回路ユニット3を収容部11に対して挿抜する際、及び、電子回路ユニット3を収容部11に収容した状態で、電子回路ユニット3を支持する。ガイドレール12の長さや具体的な形状、配置は、任意であってよい。本実施形態のガイドレール12は、装置本体2の幅方向における収容部11の両端(収容部11の一対の内側面(内面)11a,11a)に設けられ、幅方向における電子回路ユニット3の両端を支持する。
電子回路ユニット3は、本体部31の内側に装置本体2と電気接続される回路部32(ユニット側回路部32)を設けて構成されている。
本体部31は、例えば中空の箱などによって構成されてもよい。本実施形態の本体部31は、板状に形成されたベース部33によって構成されている。ユニット側回路部32は、ベース部33上に配されている。また、本実施形態の本体部31は、電子回路ユニット3を収容部11に収容した状態で、収容部11の開口を覆うカバーパネル34も備える。カバーパネル34は、抜出方向(X2方向)における電子回路ユニット3の前側(抜出方向前側)に位置するベース部33の端部に設けられている。カバーパネル34は、電子回路ユニット3を収容部11に収容した状態で、ユニット側回路部32を保護する役割を果たす。
以下の説明においては、図1−3のように収容部11に収容された電子回路ユニット3の位置を収容位置P1と呼ぶ。また、図4,5のように収容部11から抜き出された電子回路ユニット3の位置を抜出位置P2と呼ぶ。電子回路ユニット3の抜出位置P2は、例えば電子回路ユニット3全体が収容部11の外側に配された電子回路ユニット3の位置だけを意味してもよい。本実施形態における電子回路ユニット3の抜出位置P2は、図4,5に示すように、電子回路ユニット3の一部(例えばユニット側回路部32を含む部分)が収容部11の外側に配され、かつ、電子回路ユニット3の残部が収容部11内に配された電子回路ユニット3の位置も意味する。
図1−3に示すように、収容位置P1に配された電子回路ユニット3は、例えば挿入方向(X1方向)における電子回路ユニット3の前側(挿入方向前側)に位置する収容部11の内端面(内面)11bに対して隙間なく配されてもよい。本実施形態において収容位置P1に配された電子回路ユニット3は、収容部11の内端面11bに対して間隔をあけて配される(特に図1,2参照)。
接続配線4は、収容部11の内面から電子回路ユニット3まで延びている。具体的に、接続配線4は、収容部11の内面から電子回路ユニット3のユニット側回路部32まで延びている。接続配線4は、装置本体2の回路部(不図示)とユニット側回路部32とを電気接続する。
接続配線4は、弓状に曲げることができるように形成されている。接続配線4は、曲げられた状態で曲げ部分に曲げ応力(接続配線4が曲線状から直線状に戻ろうとする復元力)が作用するように形成されている。接続配線4は、図示例のように一つだけであってもよいが、例えば複数であってもよい。
接続配線4は、収容部11の内面のうち電子回路ユニット3(特に収容位置P1に配された電子回路ユニット3)と干渉しない位置から収容部11内に突出するとよい。接続配線4は、例えば収容部11の内側面11aから収容部11内に突出してよい。本実施形態において、接続配線4は、電子回路ユニット3の挿入方向前側に位置する収容部11の内端面11bから収容部11内に突出している。図1−5における符号4Aは、収容部11の内端面11bにおける接続配線4の突出位置を示している。
図示例では、収容部11の内端面11bにおける接続配線4の突出位置4Aが、装置本体2の高さ方向において収容位置P1に配された電子回路ユニット3(特にベース部33)よりも高く位置しているが、これに限ることは無い。接続配線4の突出位置4Aは、例えば電子回路ユニット3(特にベース部33)と同じ高さに位置してもよいし、電子回路ユニット3(特にベース部33)よりも低く位置してもよい。
本実施形態の装置本体2は、収容部11の内面から収容部11内に張り出す張出板部13をさらに含む。張出板部13は、収容部11のうち電子回路ユニット3や接続配線4が配される配置領域を、収容部11の他の領域に対して区画する。張出板部13は、例えば配置領域全体と他の領域とを完全に区切るように形成されてもよい。本実施形態の張出板部13は、配置領域の一部と他の領域とを区切るように形成されている。
具体的に、本実施形態の張出板部13は、収容部11の内端面11bから張り出している。張出板部13の板厚方向は、装置本体2の高さ方向に一致している。張出板部13は、装置本体2の高さ方向における配置領域の両端(上端及び下端)に一つずつ配されている。張出板部13は、配置領域のうち電子回路ユニット3の挿抜方向において収容位置P1に配された電子回路ユニット3と収容部11の内端面11bとの間の部分を、他の領域に対して区切っている。また、装置本体2の高さ方向において、二つの張出板部13,13の間には前述した接続配線4の突出位置4Aが位置する。
保持部材5,35には、装置本体2に取り付けられる本体側保持部材5と、電子回路ユニット3に取り付けられるユニット側保持部材35と、が含まれる。
本体側保持部材5は、収容部11の内面から電子回路ユニット3に至る接続配線4の中途部を保持する。本体側保持部材5は、本体側保持部材5から延びる接続配線4の向きが変わるように装置本体2に対して移動可能に取り付けられている。本実施形態の本体側保持部材5は、装置本体2に対して回転自在に取り付けられている。
本体側保持部材5は、収容部11の内面(接続配線4の突出位置4A)から電子回路ユニット3に至る接続配線4の経路の途中に配されていればよい。すなわち、本体側保持部材5は、収容部11の任意の位置に配されてよい。
本体側保持部材5は、例えば、装置本体2の幅方向(第一直交方向)において接続配線4の突出位置4Aと一致する位置に配されてもよい。本実施形態の本体側保持部材5は、装置本体2の幅方向において接続配線4の突出位置4Aに対してずれて位置している。また、本体側保持部材5は、装置本体2の幅方向において接続配線4の突出位置4Aと収容部11の第一内側面(第一端)11a1との間に位置している。さらに、本体側保持部材5は、装置本体2の幅方向において、収容部11の第一内側面11a1に対して間隔をあけて位置している。図1,3,4における符号I1は、装置本体2の幅方向における本体側保持部材5と収容部11の第一内側面11a1との間隔を示している。
本実施形態において、接続配線4の突出位置4Aは、装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1よりも第二内側面(第二端)11a2の近くに位置している。本体側保持部材5は、装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1よりも接続配線4の突出位置4Aの近くに位置している。これにより、装置本体2の幅方向における本体側保持部材5と収容部11の第一内側面11a1との間隔I1が、より長く設定されている。
本体側保持部材5は、装置本体2の高さ方向(第二直交方向)において、例えば電子回路ユニット3における接続配線4の保持部分(ユニット側保持部材35)と一致する位置に配されてもよい。本実施形態の本体側保持部材5は、電子回路ユニット3のユニット側保持部材35に対して装置本体2の高さ方向に間隔をあけて位置している。図2,3,5における符号I2は、装置本体2の高さ方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との間隔を示している。本体側保持部材5は、装置本体2の高さ方向において、例えばユニット側保持部材35よりも下側に位置してもよいが、本実施形態ではユニット側保持部材35よりも上側に位置している。
本体側保持部材5は、装置本体2の高さ方向において、接続配線4の突出位置4Aに対して任意に位置してよい。本実施形態において、本体側保持部材5は、図2,3,5に示すように、装置本体2の高さ方向において、接続配線4の突出位置4Aよりも上側に位置している。
さらに、本体側保持部材5は、図1,2,4,5に示すように、電子回路ユニット3のユニット側保持部材35に対して電子回路ユニット3の挿入方向前側に間隔をあけて位置している。
本体側保持部材5は、例えば電子回路ユニット3が収容位置P1から抜出方向にずれた位置に配された場合にのみ、ユニット側保持部材35よりも挿入方向前側に間隔をあけて位置してもよい。すなわち、電子回路ユニット3が収容位置P1に配されている場合、本体側保持部材5は、例えば電子回路ユニット3の挿抜方向においてユニット側保持部材35と一致する位置に配されてもよい。
本実施形態の本体側保持部材5は、電子回路ユニット3の挿抜位置(収容位置P1、抜出位置P2)に関わらず、電子回路ユニット3のユニット側保持部材35に対して電子回路ユニット3の挿入方向前側に間隔をあけて位置している。図1,2,4,5における符号I3は、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5と電子回路ユニット3のユニット側保持部材35との間隔を示している。
また、本実施形態の本体側保持部材5は、収容部11の内端面11bに対して電子回路ユニット3の抜出方向前側に間隔をあけて位置している。図1,2,4,5における符号I4は、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5と収容部11の内端面11bとの間隔を示している。
本体側保持部材5のうち接続配線4を保持する部分(保持本体部51)は、例えば本体側保持部材5の回転軸線C1上に位置してよい。すなわち、保持本体部51は回転軸線C1を中心に回転するだけでもよい。本実施形態では、保持本体部51が、図1,3−5に示すように、本体側保持部材5の回転軸線C1から離れて位置している。このため、保持本体部51は、回転軸線C1を中心に回転するだけでなく、回転軸線C1に直交する方向に移動することもできる。
本体側保持部材5の回転軸線C1は、例えば電子回路ユニット3の挿抜方向に平行してもよい。本実施形態では、本体側保持部材5の回転軸線C1が、図1,2,4,5に示すように、電子回路ユニット3の挿抜方向に対して交差している。具体的に、本体側保持部材5の回転軸線C1は、電子回路ユニット3の挿抜方向に対して直交している。
本体側保持部材5は、例えば装置本体2に対して本体側保持部材5の回転軸線C1に沿う方向(回転軸線C1方向)に移動しないように取り付けられてもよい。本実施形態では、本体側保持部材5が、図5に示すように、装置本体2に対して本体側保持部材5の回転軸線C1方向に移動可能に取り付けられている。本体側保持部材5は、回転軸線C1方向に所定の範囲内で移動可能とされてよい。
本体側保持部材5は、例えば収容部11の内面に取り付けられてもよい。本実施形態の本体側保持部材5は、図2,3,5に示すように、装置本体2の張出板部13に取り付けられている。具体的に、本体側保持部材5は、装置本体2の鉛直方向において電子回路ユニット3よりも上側に位置する張出板部13A(上側張出板部13A)の下面に取り付けられている。
本実施形態の本体側保持部材5は、装置本体2に対して回転自在に取り付けられる回転部52と、回転部52に取り付けられて接続配線4を保持する保持本体部51と、を備える。
回転部52は、任意の形状に形成されてよいが、本実施形態では図1,3−5に示すように直線的に延びる帯板状又は棒状に形成されている。本体側保持部材5の回転軸線C1は、例えば長手方向における回転部52の中途部に位置してもよいが、本実施形態では長手方向における回転部52の第一端に位置する。
回転部52(本体側保持部材5)を装置本体2に対して回転自在に取り付ける具体的な構造は任意であってよい。本実施形態では、図6に示すように、上側張出板部13Aの下面から下方に突出する軸部15が、回転部52の第一端に形成された貫通孔53に挿通されている。これにより、回転部52は、装置本体2の高さ方向に延びる本体側保持部材5の回転軸線C1を中心として、装置本体2に対して回転自在とされている。
また、回転部52は、軸部15の雌ねじ孔16に螺着した雄ねじ17の頭部と上側張出板部13Aから突出する軸部15との間に挟み込まれたワッシャ18によって支持されている。回転部52は、ワッシャ18によって支持されることに限らず、例えば雄ねじ17の頭部や鍔付きの筒状ブッシュ(スペーサ)などによって支持されてもよい。これにより、上側張出板部13Aの軸部15は、回転部52の貫通孔53に挿通した状態に保持される。
保持本体部51は、接続配線4を挿通させる挿通孔54を有する。保持本体部51の挿通孔54の軸線は、本体側保持部材5の回転軸線C1に対して交差している。保持本体部51は、例えば接続配線4を締め付けるように構成されてもよいが、これに限ることは無い。保持本体部51は、回転部52のうち第一端から回転部52の長手方向に離れた位置に取り付けられている。保持本体部51は、例えば一つであってもよいが、本実施形態では図1,3−5に示すように回転部52の長手方向に間隔をあけて複数(図示例では二つ)配列されている。
上記した本体側保持部材5を回転軸線C1方向に移動させる具体的な構造は任意であってよい。本実施形態では、図6に示すように、回転軸線C1方向における回転部52の貫通孔53の長さが、上側張出板部13Aの軸部15の長さよりも小さい。これにより、回転部52を回転軸線C1方向に移動させることができる。その結果として、本体側保持部材5の保持本体部51が回転軸線C1方向に移動可能となる。
さらに、本実施形態では、回転部52の貫通孔53の内径寸法が、上側張出板部13Aの軸部15の外径寸法よりも大きい。これにより、回転部52の長手方向が回転軸線C1に対して傾斜するように、回転部52(本体側保持部材5)を上側張出板部13Aの軸部15に対して揺動させることができる。その結果として、本体側保持部材5の保持本体部51が回転軸線C1方向に移動可能となる。
本実施形態では、回転軸線C1が装置本体2の高さ方向に平行しているため、本体側保持部材5の保持本体部51は装置本体2の高さ方向に移動可能となっている。装置本体2の高さ方向における保持本体部51の移動範囲は、例えば図5に示すように、保持本体部51が電子回路ユニット3(例えばユニット側保持部材35)よりも上側に位置した状態に保持されるように設定されるとよい。
図1−5に示すように、ユニット側保持部材35は、電子回路ユニット3の本体部31の内側において接続配線4の中途部を保持する。ユニット側保持部材35は、ユニット側保持部材35から延びる接続配線4の向きが変わるように電子回路ユニット3の本体部31に対して移動可能に取り付けられている。本実施形態のユニット側保持部材35は、電子回路ユニット3の本体部31に対して回転自在に取り付けられている。
ユニット側保持部材35のうち接続配線4を保持する部分は、例えば本体側保持部材5と同様に、ユニット側保持部材35の回転軸線C2から離れて位置してもよいが、本実施形態ではユニット側保持部材35の回転軸線C2上に位置している。このため、本実施形態のユニット側保持部材35は、回転軸線C2を中心に回転するだけであり、回転軸線C2に直交する方向に移動することはない(特に図4参照)。
ユニット側保持部材35は、例えば電子回路ユニット3の本体部31に対して回転軸線C2に沿う方向(回転軸線C2方向)に移動可能に取り付けられてもよいが、本実施形態では回転軸線C2方向に移動しないように取り付けられている。
ユニット側保持部材35の回転軸線C2は、例えば電子回路ユニット3の挿抜方向に平行してもよいが、本実施形態では電子回路ユニット3の挿抜方向に対して交差している。具体的に、ユニット側保持部材35の回転軸線C2は、電子回路ユニット3の挿抜方向に対して直交している。より具体的に、ユニット側保持部材35の回転軸線C2は、装置本体2の高さ方向に平行している。
装置本体2の幅方向におけるユニット側保持部材35の位置は任意であってよい。本実施形態において、ユニット側保持部材35は、装置本体2の幅方向において本体側保持部材5よりも収容部11の第一内側面11a1の近くに位置している。ユニット側保持部材35は、図示例のように装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1に対して間隔をあけて位置してよい。
本実施形態のユニット側保持部材35は、前述した本体側保持部材5の保持本体部51と同様に、接続配線4を挿通させる挿通孔37を有する。ユニット側保持部材35は、電子回路ユニット3のベース部33上に設けられている。電子回路ユニット3内に位置する接続配線4の中途部は、電子回路ユニット3のベース部33上においてユニット側保持部材35に保持されている。
本実施形態の電子機器装置1は、ユニット側保持部材35の他に、電子回路ユニット3の本体部31の内側(ベース部33上)において接続配線4の中途部を保持する補助保持部材36をさらに備える。補助保持部材36は、接続配線4のうちユニット側保持部材35とユニット側回路部32との間の部分を保持する。
補助保持部材36は、ユニット側保持部材35に対して接続配線4の長手方向に間隔をあけて配されている。図示例において、補助保持部材36は、ユニット側保持部材35に対して装置本体2の幅方向に間隔をあけて配されているが、これに限ることは無い。
補助保持部材36は、例えばユニット側保持部材35と同様に、補助保持部材36から延びる接続配線4の向きが変わるように電子回路ユニット3の本体部31に対して移動可能に取り付けられてもよい。すなわち、電子機器装置1は例えばユニット側保持部材35を複数備えてもよい。本実施形態の補助保持部材36は、電子回路ユニット3の本体部31に対して移動不能に取り付けられている。
次に、本実施形態の電子機器装置1の作用について説明する。
図1−3に示すように、電子回路ユニット3が収容位置P1に配された状態において、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位は、装置本体2の幅方向における本体側保持部材5と収容部11の第一内側面11a1との間隔I1と、装置本体2の高さ方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との間隔I2と、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との間隔I3及び装置本体2の挿抜方向における本体側保持部材5と収容部11の内端面11bとの間隔I4と、によって規定される隙間領域V1に配される。
ここで、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位の長さは、本体側保持部材5から抜出位置P2に配された電子回路ユニット3(図4,5参照)に至る距離に基づいて決められ、本体側保持部材5から収容位置P1に配された電子回路ユニット3(ユニット側保持部材35)までの距離よりも長い。このため、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位は、その一部が曲げられた状態で上記の隙間領域V1に配される。
具体的に、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位は、装置本体2の幅方向において、本体側保持部材5において接続配線4が電子回路ユニット3に向けて延びる方向と、電子回路ユニット3(ユニット側保持部材35)において接続配線4が本体側保持部材5に向けて延びる方向と、が逆向きとなるように、隙間領域V1において曲げられている。また、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位は、隙間領域V1において、本体側保持部材5から電子回路ユニット3(ユニット側保持部材35)に向けて下がるように延びている。すなわち、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位は、隙間領域V1において螺旋状に曲げられている。
この状態において、本体側保持部材5は、接続配線4が本体側保持部材5から収容部11の第一内側面11a1に向けて延びるように回転した位置(第一回転位置5PR1)に配されている。本体側保持部材5の第一回転位置5PR1は、例えば接続配線4が本体側保持部材5から装置本体2の幅方向に平行して延びるような位置であってよい。本実施形態における本体側保持部材5の第一回転位置5PR1は、接続配線4が装置本体2の幅方向において本体側保持部材5から収容部11の第一内側面11a1に向かうにしたがって電子回路ユニット3の挿抜方向において収容部11の内端面11bに近づく方向に延びるような位置である。このように本体側保持部材5の第一回転位置5PR1が設定されていることで、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくすることができる。
また、本体側保持部材5の保持本体部51は、装置本体2の高さ方向(回転軸線C1方向)において下方に移動できる余地がある位置(第一高さ位置51PH1)に配されている。
本体側保持部材5や保持本体部51は、螺旋状に曲げられた接続配線4の曲げ応力によってそれぞれ第一回転位置5PR1、第一高さ位置51PH1に保持されている。
さらに、ユニット側保持部材35は、接続配線4がユニット側保持部材35から収容部11の第一内側面11a1に向けて延びるように回転した位置(第一回転位置35PR1)に配されている。ユニット側保持部材35の第一回転位置35PR1は、例えば、接続配線4が装置本体2の幅方向においてユニット側保持部材35から収容部11の第一内側面11a1に向かうにしたがって電子回路ユニット3の挿抜方向において収容部11の内端面11bから離れる方向に延びるような位置であってもよい。このようにユニット側保持部材35の第一回転位置35PR1が設定されていることで、接続配線4のうち本体側保持部材5からユニット側保持部材35に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくすることができる。
ユニット側保持部材35は、本体側保持部材5の場合と同様に、螺旋状に曲げられた接続配線4の曲げ応力によって第一回転位置35PR1に保持されている。
図4,5に示すように、電子回路ユニット3を収容位置P1から抜出位置P2まで移動させる際には、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位の移動に伴って、本体側保持部材5及びユニット側保持部材35が回転する。本実施形態において、本体側保持部材5は第一回転位置5PR1から第二回転位置5PR2まで反時計回りに回転する。一方、ユニット側保持部材35は第一回転位置35PR1から第二回転位置35PR2まで時計回りに回転する。すなわち、本体側保持部材5とユニット側保持部材35とが互いに逆向きに回転する。
このため、本体側保持部材5が第二回転位置5PR2に配された状態では、接続配線4が本体側保持部材5から電子回路ユニット3の抜出方向前側に向かうにしたがって装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1に近づく方向に延びる。一方、ユニット側保持部材35が第二回転位置35PR2に配された状態では、接続配線4がユニット側保持部材35から電子回路ユニット3の挿入方向前側に向かうにしたがって装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1に近づく方向に延びる。これにより、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくすることができる。
また、本実施形態では、本体側保持部材5の保持本体部51が本体側保持部材5の回転軸線C1から離れて位置すると共に、本体側保持部材5の回転軸線C1が電子回路ユニット3の挿抜方向に対して直交している。このため、本体側保持部材5が第一回転位置5PR1から第二回転位置5PR2まで回転することで、本体側保持部材5の保持本体部51が電子回路ユニット3の抜出方向前側に移動する。これにより、保持本体部51が上記のように移動しない場合と比較して、電子回路ユニット3の挿抜方向において保持本体部51から抜出位置P2に配された電子回路ユニット3(ユニット側保持部材35ユニット側保持部材35)に至る距離を小さくできる。したがって、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径をさらに大きくすることができる。
また、本実施形態では、電子回路ユニット3を収容位置P1から抜出位置P2まで移動させる際に、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位の移動に伴い、本体側保持部材5の保持本体部51が第一高さ位置51PH1から第二高さ位置51PH2まで下方に移動する(図5,6参照)。このため、保持本体部51が上記のように移動しない場合と比較して、装置本体2の高さ方向において保持本体部51から抜出位置P2に配された電子回路ユニット3(ユニット側保持部材35)に至る長さを小さくできる。したがって、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径をさらに大きくすることができる。
電子回路ユニット3が抜出位置P2に配された状態において、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位は、電子回路ユニット3が収容位置P1に配された場合と同様に、装置本体2の幅方向における本体側保持部材5と収容部11の第一内側面11a1との間隔I1と、装置本体2の高さ方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35ユニット側保持部材35との間隔I2と、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との間隔I3と、によって規定される隙間領域V2に配される。
ここで、装置本体2の高さ方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との間隔I2、及び、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との間隔I3は、電子回路ユニット3を収容位置P1に配した場合と比較して大きい。すなわち、電子回路ユニット3を収容位置P1に配した状態において接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位が配される隙間領域V2は、電子回路ユニット3を収容位置P1に配した場合の隙間領域V1(図1−3参照)と比較して大きい。このため、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位を、より大きな曲げ半径で隙間領域に配することができる。
本実施形態の電子機器装置1において、装置本体2の幅方向における本体側保持部材5とユニット側保持部材35との相対的な位置、及び、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位の長さは、本体側保持部材5を第一回転位置5PR1から第二回転位置5PR2まで回転させた後の状態において、接続配線4が本体側保持部材5から電子回路ユニット3の抜出方向前側に向かうにしたがって装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1に近づく方向に延びるように設定されるとよい。その理由としては、本体側保持部材5が第二回転位置5PR2に配された状態において、接続配線4が本体側保持部材5から電子回路ユニット3の抜出方向前側に向かうにしたがって装置本体2の幅方向において収容部11の第一内側面11a1から離れる方向に延びる場合、また、接続配線4が本体側保持部材5から電子回路ユニット3の抜出方向に延びる場合には、電子回路ユニット3を抜出位置P2から収容位置P1まで移動させる際に、本体側保持部材5が第二回転位置5PR2から反時計回りに回転してしまい、第一回転位置5PR1に復帰できない可能性がある。
以上説明したように、本実施形態の電子機器装置1によれば、保持部材5,35は、保持部材5,35から延びる接続配線4の向きが変わるように装置本体2や電子回路ユニット3に対して移動可能に取り付けられている。特に、本実施形態では保持部材5,35が装置本体2や電子回路ユニット3に対して回転自在に取り付けられている。このため、電子回路ユニット3を収容部11に対して挿抜する際に保持部材5,35が回転する(移動する)ことで、接続配線4(特に接続配線4のうち本体側保持部材5からユニット側保持部材35に至る部位)の曲げ半径を大きくして、接続配線4の曲げ応力を小さくすることができる。特に本実施形態では、本体側保持部材5及びユニット側保持部材35の両方が回転自在とされているため、接続配線4の曲げ半径を特に大きくして、接続配線4の曲げ応力を特に小さくすることができる。これにより、電子回路ユニット3の挿抜作業を円滑に行うことが可能となる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5の保持本体部51が、本体側保持部材5の回転軸線C1から離れて位置している。このため、電子回路ユニット3を収容部11に対して挿抜する際に、本体側保持部材5によって保持される接続配線4の中途部の向きだけではなく、装置本体2に対する接続配線4の中途部の位置を変化させることができる。これにより、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径をさらに大きくして、接続配線4の曲げ応力をさらに小さくすることができる。したがって、電子回路ユニット3の挿抜作業をさらに円滑に行うことが可能となる。
上記の効果は、ユニット側保持部材35のうち接続配線4を保持する部分がユニット側保持部材35の回転軸線C2から離れて位置する場合でも、同様に得られる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5の保持本体部51が、本体側保持部材5の回転軸線C1から離れて位置し、かつ、本体側保持部材5の回転軸線C1が電子回路ユニット3の挿抜方向に対して交差している。このため、電子回路ユニット3を収容部11に対して挿抜する際に、保持本体部51を電子回路ユニット3の挿抜方向に移動させることができる。これにより、電子回路ユニット3の挿抜による電子回路ユニット3と本体側保持部材5の保持本体部51と間隔の変化を小さく抑えて、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくすることができる。したがって、接続配線4の曲げ応力を小さくして、電子回路ユニット3の挿抜作業を円滑に行うことができる。
上記の効果は、ユニット側保持部材35のうち接続配線4を保持する部分がユニット側保持部材35の回転軸線C2から離れて位置し、かつ、ユニット側保持部材35の回転軸線C2が電子回路ユニット3の挿抜方向に対して交差する場合でも、同様に得られる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5(特に保持本体部51)が装置本体2に対して本体側保持部材5の回転軸線C1方向に移動可能に取り付けられている。このため、電子回路ユニット3を収容部11に対して挿抜する際に、本体側保持部材5を回転軸線C1方向に移動させることができる。これにより、電子回路ユニット3の挿抜による電子回路ユニット3と本体側保持部材5との間隔の変化を小さく抑えて、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくすることができる。したがって、接続配線4の曲げ応力を小さくして、電子回路ユニット3の挿抜作業を円滑に行うことができる。
上記の効果は、ユニット側保持部材35が、電子回路ユニット3の本体部31に対して回転軸線C2方向に移動可能に取り付けられる場合でも、同様に得られる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5が、装置本体2の幅方向において接続配線4の突出位置4Aと収容部11の第一内側面11a1との間に位置し、かつ、収容部11の第一内側面11a1に対して装置本体2の幅方向に間隔I1をあけて位置している。このため、本体側保持部材5と収容部11の第一内側面11a1との間の隙間(間隔I1)を、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位を配置する隙間領域V1,V2として活用できる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5が、電子回路ユニット3における接続配線4の保持部分(例えばユニット側保持部材35)に対して装置本体2の高さ方向に間隔I2をあけて位置している。このため、装置本体2の高さ方向における本体側保持部材5と電子回路ユニット3の保持部分との間の隙間(間隔I2)を、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位を配置する隙間領域V1,V2として活用できる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5が、電子回路ユニット3における接続配線4の保持部分(例えばユニット側保持部材35)に対して電子回路ユニット3の挿入方向前側に間隔I3をあけて位置している。このため、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5と電子回路ユニット3の保持部分との間の隙間(間隔I3)を、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位を配置する隙間領域V1,V2として活用できる。
上記した三つの間隔I1,I2,I3のうち少なくとも一つを確保することで、電子回路ユニット3を収容部11に収容した状態において、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくして、接続配線4の曲げ応力を小さくできる。
さらに、本実施形態の電子機器装置1によれば、本体側保持部材5が収容部11の内端面11bに対して電子回路ユニット3の抜出方向前側に間隔I4をあけて位置している。このため、電子回路ユニット3の挿抜方向における本体側保持部材5と収容部11の内端面11bとの間の隙間(間隔I4)を、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位を配置する隙間領域V1として活用できる。したがって、電子回路ユニット3を収容部11に収容した状態において、接続配線4のうち本体側保持部材5から電子回路ユニット3に至る部位における接続配線4の曲げ半径を大きくして、接続配線4の曲げ応力をさらに小さくできる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
本発明の電子機器装置では、本体側保持部材及びユニット側保持部材の少なくとも一方が、装置本体、電子回路ユニットに対して移動可能に取り付けられればよい。例えば、本体側保持部材及びユニット側保持部材の一方は、装置本体、電子回路ユニットに対して移動不能に取り付けられてもよい。
1 電子機器装置
2 装置本体
3 電子回路ユニット
4 接続配線
5 本体側保持部材(保持部材)
11 収容部
11a 内側面(内面)
11b 内端面(内面)
11a1 第一内側面(第一端)
31 本体部
35 ユニット側保持部材(保持部材)
51 保持本体部
C1,C2 回転軸線
X 電子回路ユニット3の挿抜方向(一方向)
Y 装置本体2の幅方向(第一直交方向)
Z 装置本体2の高さ方向(第二直交方向)

Claims (8)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の収容部に対して一方向に挿抜可能に収容される電子回路ユニットと、
    前記収容部の内面から前記電子回路ユニットまで延びる接続配線と、
    前記接続配線の中途部を保持する保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、前記保持部材から延びる前記接続配線の向きが変わるように前記装置本体及び前記電子回路ユニットの少なくとも一方に対して移動可能に取り付けられている電子機器装置。
  2. 前記保持部材が、前記装置本体及び前記電子回路ユニットの少なくとも一方に対して回転自在に取り付けられている請求項1に記載の電子機器装置。
  3. 前記保持部材のうち前記接続配線を保持する部分が、前記保持部材の回転軸線から離れて位置している請求項2に記載の電子機器装置。
  4. 前記保持部材の回転軸線が、前記一方向に対して交差している請求項3に記載の電子機器装置。
  5. 前記保持部材が、前記装置本体及び前記電子回路ユニットの少なくとも一方に対して前記保持部材の回転軸線方向に移動可能に取り付けられている請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器装置。
  6. 前記保持部材は、前記装置本体に取り付けられる本体側保持部材を含み、
    前記収容部の内面における前記接続配線の突出位置と、前記本体側保持部材とが、前記一方向に直交する前記収容部の第一直交方向において互いにずれて位置し、
    前記本体側保持部材は、前記第一直交方向において前記突出位置と前記収容部の第一端との間に位置し、かつ、前記収容部の第一端に対して前記第一直交方向に間隔をあけて位置している請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器装置。
  7. 前記保持部材は、前記装置本体に取り付けられる本体側保持部材を含み、
    前記本体側保持部材が、前記電子回路ユニットにおける前記接続配線の保持部分に対して前記一方向に直交する第二直交方向に間隔をあけて位置している請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子機器装置。
  8. 前記保持部材は、前記装置本体に取り付けられる本体側保持部材を含み、
    前記本体側保持部材が、前記電子回路ユニットにおける前記接続配線の保持部分に対して前記電子回路ユニットの挿入方向前側に間隔をあけて位置している請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電子機器装置。
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