JP2019015972A - Vr酔いを抑制するための方法、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよび、情報処理装置 - Google Patents

Vr酔いを抑制するための方法、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよび、情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想空間を提供する際に、ユーザの仮想空間への没入感を確保しつつ、VR酔い(映像酔い)を抑制する技術を提供すること。【解決手段】ヘッドマウントデバイスに仮想空間を提供するためにコンピュータで実行される方法は、仮想空間を定義するステップ(ステップS1610)と、ヘッドマウントデバイスに画像を表示して、ヘッドマウントデバイスのユーザに仮想空間における視界を提供するステップ(ステップS1610)と、ヘッドマウントデバイスに表示する画像を更新して、ユーザの視界を移動させるステップとを備える。視界を移動させるステップは、視界を第1の速度で移動させるステップ(ステップS1630)と、視界を第1の速度よりも遅い第2の速度で移動させるステップ(ステップS1640)とを含む。【選択図】図16

Description

この開示は仮想現実を提供する技術に関し、より特定的には、仮想現実における映像酔いを低減する技術に関する。
ヘッドマウントデバイス(HMD:Head-Mounted Device)装置を用いて仮想現実を提供する技術が知られている。仮想現実を提供する際、所謂VR(Virtual Reality)酔いと呼ばれる映像酔いが生じる場合がある。そのため、このVR酔いを低減するための技術が必要とされている。
VR酔いを低減するための技術に関し、例えば、特許第5,869,177号公報(特許文献1)は、「ユーザが没入する仮想空間の視野画像をヘッドマウント・ディスプレイに提供するときに、HMDの装着者が視認する情報量を抑える画像生成を行なう」技術を開示している([要約]参照)。
また、国際公開第2015/068656号(特許文献2)は、「ある時刻において取得された位置および回転に関する情報を用いて、ヘッドマウントディスプレイに表示されるべき画像を生成し、別の時刻における更新された位置および回転に関する情報を用いて、生成された画像を補正する」技術を開示している([要約]参照)。
特許第5,869,177号公報 国際公開第2015/068656号
VR酔いが生じる原因の一つとして、ユーザが実際に体験した記憶から予測される感覚と、実際に仮想空間で得られた感覚との間にズレが生じることが挙げられる(感覚不一致説)。そのため、VR酔いは、特に仮想空間におけるユーザの視界を移動させる際に生じやすい。そこで、ユーザの視界を目的地まで瞬間的に移動させて、移動過程をユーザに認識させないことにより、VR酔いを抑制する技術が提案されている。
しかしながら、ユーザの視界を目的地まで瞬間的に移動させる方法は、現実空間ではあり得ない移動方法であるため、ユーザの仮想空間への没入感を損ねる可能性がある。したがって、仮想空間を提供する際に、ユーザの仮想空間への没入感を確保しつつ、VR酔い(映像酔い)を抑制する技術が必要とされている。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、仮想空間を提供する際に、ユーザの仮想空間への没入感を確保しつつ、VR酔い(映像酔い)を抑制する方法を提供することである。他の局面における目的は、仮想空間を提供する際に、ユーザの仮想空間への没入感を確保しつつ、VR酔いを抑制するプログラムを提供することである。
ある実施形態に従うと、ヘッドマウントデバイスに仮想空間を提供するためにコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、仮想空間を定義するステップと、ヘッドマウントデバイスに画像を表示して、ヘッドマウントデバイスのユーザに仮想空間における視界を提供するステップと、ヘッドマウントデバイスに表示する画像を更新して、ユーザの視界を移動させるステップとを備える。視界を移動させるステップは、視界を第1の速度で移動させるステップと、視界を第1の速度よりも遅い第2の速度で移動させるステップとを含む。
開示される技術的特徴の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
ある実施の形態に従うHMDシステムの構成の概略を表す図である。 一局面に従うコンピュータのハードウェア構成の一例を表すブロック図である。 ある実施の形態に従うHMDに設定されるuvw視野座標系を概念的に表す図である。 ある実施の形態に従う仮想空間を表現する一態様を概念的に表す図である。 ある実施の形態に従うHMDを装着するユーザの頭部を上から表した図である。 仮想空間において視認領域をX方向から見たYZ断面を表す図である。 仮想空間において視認領域をY方向から見たXZ断面を表す図である。 ある実施の形態に従うコントローラの概略構成を表す図である。 ある実施の形態に従うコンピュータをモジュール構成として表わすブロック図である。 HMDシステムが実行する処理を表わすフローチャートである。 仮想カメラの移動前の状態を説明する図である。 仮想カメラの移動後の状態を説明する図である。 ある実施形態に従う、コントローラの入力に対する仮想カメラの移動制御について説明する図である。 ある実施形態に従う、コントローラの連続的な入力に対する仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。 ある実施形態に従う、コントローラの入力に対する仮想カメラの移動制御について説明する図である。 ある実施形態に従う仮想カメラの移動制御を説明するフローチャートである。 他の局面に従う、コントローラの入力に対する仮想カメラの移動制御について説明する図である。 図17に示される処理を実現するための制御のフローチャートである。 他の局面に従う仮想カメラの移動制御について説明する図である。 さらに他の局面に従う仮想カメラの移動制御について説明する図である。 さらに他の局面に従う仮想カメラの移動制御について説明する図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[HMDシステムの構成]
図1を参照して、HMD(Head-Mounted Device)システム100の構成について説明する。図1は、ある実施の形態に従うHMDシステム100の構成の概略を表す図である。ある局面において、HMDシステム100は、家庭用のシステムとしてあるいは業務用のシステムとして提供される。なお、HMDとは、モニタを備える所謂ヘッドマウントディスプレイと、スマートフォンその他のモニタを有する端末を装着可能なヘッドマウント機器のいずれをも含み得る。
HMDシステム100は、HMD110と、HMDセンサ120と、コントローラ160と、コンピュータ200とを備える。HMD110は、モニタ112と、注視センサ140とを含む。コントローラ160は、モーションセンサ130を含み得る。
ある局面において、コンピュータ200は、インターネットその他のネットワーク19に接続可能であり、ネットワーク19に接続されているサーバ150その他のコンピュータと通信可能である。別の局面において、HMD110は、HMDセンサ120の代わりに、センサ114を含み得る。
HMD110は、ユーザの頭部に装着され、動作中に仮想空間をユーザに提供し得る。より具体的には、HMD110は、右目用の画像および左目用の画像をモニタ112にそれぞれ表示する。ユーザの各目がそれぞれの画像を視認すると、ユーザは、両目の視差に基づき当該画像を3次元の画像として認識し得る。
モニタ112は、例えば、非透過型の表示装置として実現される。ある局面において、モニタ112は、ユーザの両目の前方に位置するようにHMD110の本体に配置されている。したがって、ユーザは、モニタ112に表示される3次元画像を視認すると、仮想空間に没入することができる。ある実施の形態において、仮想空間は、例えば、背景、ユーザが操作可能なオブジェクト、ユーザが選択可能なメニューの画像を含む。ある実施の形態において、モニタ112は、所謂スマートフォンその他の情報表示端末が備える液晶モニタまたは有機EL(Electro Luminescence)モニタとして実現され得る。
ある局面において、モニタ112は、右目用の画像を表示するためのサブモニタと、左目用の画像を表示するためのサブモニタとを含み得る。別の局面において、モニタ112は、右目用の画像と左目用の画像とを一体として表示する構成であってもよい。この場合、モニタ112は、高速シャッタを含む。高速シャッタは、画像がいずれか一方の目にのみ認識されるように、右目用の画像と左目用の画像とを交互に表示可能に作動する。
ある局面において、HMD110は、複数の光源(図示しない)を含む。各光源は例えば、赤外線を発するLED(Light Emitting Diode)により実現される。HMDセンサ120は、HMD110の動きを検出するためのポジショントラッキング機能を有する。より具体的には、HMDセンサ120は、HMD110が発する複数の赤外線を読み取り、現実空間内におけるHMD110の位置および傾きを検出する。
なお、別の局面において、HMDセンサ120は、カメラにより実現されてもよい。この場合、HMDセンサ120は、カメラから出力されるHMD110の画像情報を用いて、画像解析処理を実行することにより、HMD110の位置および傾きを検出することができる。
別の局面において、HMD110は、位置検出器として、HMDセンサ120の代わりに、センサ114を備えてもよい。HMD110は、センサ114を用いて、HMD110自身の位置および傾きを検出し得る。例えば、センサ114が角速度センサ、地磁気センサ、加速度センサ、あるいはジャイロセンサ等である場合、HMD110は、HMDセンサ120の代わりに、これらの各センサのいずれかを用いて、自身の位置および傾きを検出し得る。一例として、センサ114が角速度センサである場合、角速度センサは、現実空間におけるHMD110の3軸周りの角速度を経時的に検出する。HMD110は、各角速度に基づいて、HMD110の3軸周りの角度の時間的変化を算出し、さらに、角度の時間的変化に基づいて、HMD110の傾きを算出する。また、HMD110は、透過型表示装置を備えていても良い。この場合、当該透過型表示装置は、その透過率を調整することにより、一時的に非透過型の表示装置として構成可能であってもよい。また、視野画像は仮想空間を構成する画像の一部に、現実空間を提示する構成を含んでいてもよい。例えば、HMD110に搭載されたカメラで撮影した画像を視野画像の一部に重畳して表示させてもよいし、当該透過型表示装置の一部の透過率を高く設定することにより、視野画像の一部から現実空間を視認可能にしてもよい。
注視センサ140は、ユーザ190の右目および左目の視線が向けられる方向(視線)を検出する。当該方向の検出は、例えば、公知のアイトラッキング機能によって実現される。注視センサ140は、当該アイトラッキング機能を有するセンサにより実現される。ある局面において、注視センサ140は、右目用のセンサおよび左目用のセンサを含むことが好ましい。注視センサ140は、例えば、ユーザ190の右目および左目に赤外光を照射するとともに、照射光に対する角膜および虹彩からの反射光を受けることにより各眼球の回転角を検出するセンサであってもよい。注視センサ140は、検出した各回転角に基づいて、ユーザ190の視線を検知することができる。
サーバ150は、コンピュータ200にプログラムを送信し得る。別の局面において、サーバ150は、他のユーザによって使用されるHMDに仮想現実を提供するための他のコンピュータ200と通信し得る。例えば、アミューズメント施設において、複数のユーザが参加型のゲームを行なう場合、各コンピュータ200は、各ユーザの動作に基づく信号を他のコンピュータ200と通信して、同じ仮想空間において複数のユーザが共通のゲームを楽しむことを可能にする。
コントローラ160は、有線または無線によりコンピュータ200に接続されている。コントローラ160は、ユーザ190からコンピュータ200への命令の入力を受け付ける。ある局面において、コントローラ160は、ユーザ190によって把持可能に構成される。別の局面において、コントローラ160は、ユーザ190の身体あるいは衣類の一部に装着可能に構成される。別の局面において、コントローラ160は、コンピュータ200から送信される信号に基づいて、振動、音、光のうちの少なくともいずれかを出力するように構成されてもよい。別の局面において、コントローラ160は、ユーザ190から、仮想空間に配置されるオブジェクトの位置や動きを制御するための操作を受け付ける。
モーションセンサ130は、ある局面において、ユーザの手に取り付けられて、ユーザの手の動きを検出する。例えば、モーションセンサ130は、手の回転速度、回転数等を検出する。検出された信号は、コンピュータ200に送られる。モーションセンサ130は、例えば、手袋型のコントローラ160に設けられている。ある実施の形態において、現実空間における安全のため、コントローラ160は、手袋型のようにユーザ190の手に装着されることにより容易に飛んで行かないものに装着されるのが望ましい。別の局面において、ユーザ190に装着されないセンサがユーザ190の手の動きを検出してもよい。例えば、ユーザ190を撮影するカメラの信号が、ユーザ190の動作を表わす信号として、コンピュータ200に入力されてもよい。モーションセンサ130とコンピュータ200とは、一例として、無線により互いに接続される。無線の場合、通信形態は特に限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)その他の公知の通信手法が用いられる。
[ハードウェア構成]
図2を参照して、本実施の形態に係るコンピュータ200について説明する。図2は、一局面に従うコンピュータ200のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。コンピュータ200は、主たる構成要素として、プロセッサ10と、メモリ11と、ストレージ12と、入出力インターフェイス13と、通信インターフェイス14とを備える。各構成要素は、それぞれ、バス15に接続されている。
プロセッサ10は、コンピュータ200に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、メモリ11またはストレージ12に格納されているプログラムに含まれる一連の命令を実行する。ある局面において、プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)その他のデバイスとして実現される。
メモリ11は、プログラムおよびデータを一時的に保存する。プログラムは、例えば、ストレージ12からロードされる。データは、コンピュータ200に入力されたデータと、プロセッサ10によって生成されたデータとを含む。ある局面において、メモリ11は、RAM(Random Access Memory)その他の揮発メモリとして実現される。
ストレージ12は、プログラムおよびデータを永続的に保持する。ストレージ12は、例えば、ROM(Read-Only Memory)、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、その他の不揮発記憶装置として実現される。ストレージ12に格納されるプログラムは、HMDシステム100において仮想空間を提供するためのプログラム、シミュレーションプログラム、ゲームプログラム、ユーザ認証プログラム、他のコンピュータ200との通信を実現するためのプログラムを含む。ストレージ12に格納されるデータは、仮想空間を規定するためのデータおよびオブジェクト等を含む。
なお、別の局面において、ストレージ12は、メモリカードのように着脱可能な記憶装置として実現されてもよい。さらに別の局面において、コンピュータ200に内蔵されたストレージ12の代わりに、外部の記憶装置に保存されているプログラムおよびデータを使用する構成が使用されてもよい。このような構成によれば、例えば、アミューズメント施設のように複数のHMDシステム100が使用される場面において、プログラムやデータの更新を一括して行なうことが可能になる。
ある実施の形態において、入出力インターフェイス13は、HMD110、HMDセンサ120およびモーションセンサ130との間で信号を通信する。ある局面において、入出力インターフェイス13は、USB(Universal Serial Bus)、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)その他の端子を用いて実現される。なお、入出力インターフェイス13は上述のものに限られない。
ある実施の形態において、入出力インターフェイス13は、さらに、コントローラ160と通信し得る。例えば、入出力インターフェイス13は、コントローラ160およびモーションセンサ130から出力された信号の入力を受ける。別の局面において、入出力インターフェイス13は、プロセッサ10から出力された命令を、コントローラ160に送る。当該命令は、振動、音声出力、発光等をコントローラ160に指示する。コントローラ160は、当該命令を受信すると、その命令に応じて、振動、音声出力または発光のいずれかを実行する。
通信インターフェイス14は、ネットワーク19に接続されて、ネットワーク19に接続されている他のコンピュータ(例えば、サーバ150)と通信する。ある局面において、通信インターフェイス14は、例えば、LAN(Local Area Network)その他の有線通信インターフェイス、あるいは、WiFi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)その他の無線通信インターフェイスとして実現される。なお、通信インターフェイス14は上述のものに限られない。
ある局面において、プロセッサ10は、ストレージ12にアクセスし、ストレージ12に格納されている1つ以上のプログラムをメモリ11にロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行する。当該1つ以上のプログラムは、コンピュータ200のオペレーティングシステム、仮想空間を提供するためのアプリケーションプログラム、仮想空間で実行可能なゲームソフトウェア等を含み得る。プロセッサ10は、入出力インターフェイス13を介して、仮想空間を提供するための信号をHMD110に送る。HMD110は、その信号に基づいてモニタ112に映像を表示する。
なお、図2に示される例では、コンピュータ200は、HMD110の外部に設けられる構成が示されているが、別の局面において、コンピュータ200は、HMD110に内蔵されてもよい。一例として、モニタ112を含む携帯型の情報通信端末(例えば、スマートフォン)がコンピュータ200として機能してもよい。
また、コンピュータ200は、複数のHMD110に共通して用いられる構成であってもよい。このような構成によれば、例えば、複数のユーザに同一の仮想空間を提供することもできるので、各ユーザは同一の仮想空間で他のユーザと同一のアプリケーションを楽しむことができる。
ある実施の形態において、HMDシステム100では、グローバル座標系が予め設定されている。グローバル座標系は、現実空間における鉛直方向、鉛直方向に直交する水平方向、ならびに、鉛直方向および水平方向の双方に直交する前後方向にそれぞれ平行な、3つの基準方向(軸)を有する。本実施の形態では、グローバル座標系は視点座標系の一つである。そこで、グローバル座標系における水平方向、鉛直方向(上下方向)、および前後方向は、それぞれ、x軸、y軸、z軸と規定される。より具体的には、グローバル座標系において、x軸は現実空間の水平方向に平行である。y軸は、現実空間の鉛直方向に平行である。z軸は現実空間の前後方向に平行である。
ある局面において、HMDセンサ120は、赤外線センサを含む。赤外線センサが、HMD110の各光源から発せられた赤外線をそれぞれ検出すると、HMD110の存在を検出する。HMDセンサ120は、さらに、各点の値(グローバル座標系における各座標値)に基づいて、HMD110を装着したユーザ190の動きに応じた、現実空間内におけるHMD110の位置および傾きを検出する。より詳しくは、HMDセンサ120は、経時的に検出された各値を用いて、HMD110の位置および傾きの時間的変化を検出できる。
グローバル座標系は現実空間の座標系と平行である。したがって、HMDセンサ120によって検出されたHMD110の各傾きは、グローバル座標系におけるHMD110の3軸周りの各傾きに相当する。HMDセンサ120は、グローバル座標系におけるHMD110の傾きに基づき、uvw視野座標系をHMD110に設定する。HMD110に設定されるuvw視野座標系は、HMD110を装着したユーザ190が仮想空間において物体を見る際の視点座標系に対応する。
[uvw視野座標系]
図3を参照して、uvw視野座標系について説明する。図3は、ある実施の形態に従うHMD110に設定されるuvw視野座標系を概念的に表す図である。HMDセンサ120は、HMD110の起動時に、グローバル座標系におけるHMD110の位置および傾きを検出する。プロセッサ10は、検出された値に基づいて、uvw視野座標系をHMD110に設定する。
図3に示されるように、HMD110は、HMD110を装着したユーザの頭部を中心(原点)とした3次元のuvw視野座標系を設定する。より具体的には、HMD110は、グローバル座標系を規定する水平方向、鉛直方向、および前後方向(x軸、y軸、z軸)を、グローバル座標系内においてHMD110の各軸周りの傾きだけ各軸周りにそれぞれ傾けることによって新たに得られる3つの方向を、HMD110におけるuvw視野座標系のピッチ方向(u軸)、ヨー方向(v軸)、およびロール方向(w軸)として設定する。
ある局面において、HMD110を装着したユーザ190が直立し、かつ、正面を視認している場合、プロセッサ10は、グローバル座標系に平行なuvw視野座標系をHMD110に設定する。この場合、グローバル座標系における水平方向(x軸)、鉛直方向(y軸)、および前後方向(z軸)は、HMD110におけるuvw視野座標系のピッチ方向(u軸)、ヨー方向(v軸)、およびロール方向(w軸)に一致する。
uvw視野座標系がHMD110に設定された後、HMDセンサ120は、HMD110の動きに基づいて、設定されたuvw視野座標系におけるHMD110の傾き(傾きの変化量)を検出できる。この場合、HMDセンサ120は、HMD110の傾きとして、uvw視野座標系におけるHMD110のピッチ角(θu)、ヨー角(θv)、およびロール角(θw)をそれぞれ検出する。ピッチ角(θu)は、uvw視野座標系におけるピッチ方向周りのHMD110の傾き角度を表す。ヨー角(θv)は、uvw視野座標系におけるヨー方向周りのHMD110の傾き角度を表す。ロール角(θw)は、uvw視野座標系におけるロール方向周りのHMD110の傾き角度を表す。
HMDセンサ120は、検出されたHMD110の傾き角度に基づいて、HMD110が動いた後のHMD110におけるuvw視野座標系を、HMD110に設定する。HMD110と、HMD110のuvw視野座標系との関係は、HMD110の位置および傾きに関わらず、常に一定である。HMD110の位置および傾きが変わると、当該位置および傾きの変化に連動して、グローバル座標系におけるHMD110のuvw視野座標系の位置および傾きが変化する。
ある局面において、HMDセンサ120は、赤外線センサからの出力に基づいて取得される赤外線の光強度および複数の点間の相対的な位置関係(例えば、各点間の距離など)に基づいて、HMD110の現実空間内における位置を、HMDセンサ120に対する相対位置として特定してもよい。また、プロセッサ10は、特定された相対位置に基づいて、現実空間内(グローバル座標系)におけるHMD110のuvw視野座標系の原点を決定してもよい。
[仮想空間]
図4を参照して、仮想空間についてさらに説明する。図4は、ある実施の形態に従う仮想空間2を表現する一態様を概念的に表す図である。仮想空間2は、中心21の360度方向の全体を覆う全天球状の構造を有する。図4では、説明を複雑にしないために、仮想空間2のうちの上半分の天球が例示されている。仮想空間2では各メッシュが規定される。各メッシュの位置は、仮想空間2に規定されるXYZ座標系における座標値として予め規定されている。コンピュータ200は、仮想空間2に展開可能なコンテンツ(静止画、動画等)を構成する各部分画像を、仮想空間2において対応する各メッシュにそれぞれ対応付けて、ユーザによって視認可能な仮想空間画像22が展開される仮想空間2をユーザに提供する。
ある局面において、仮想空間2では、中心21を原点とするXYZ座標系が規定される。XYZ座標系は、例えば、グローバル座標系に平行である。XYZ座標系は視点座標系の一種であるため、XYZ座標系における水平方向、鉛直方向(上下方向)、および前後方向は、それぞれX軸、Y軸、Z軸として規定される。したがって、XYZ座標系のX軸(水平方向)がグローバル座標系のx軸と平行であり、XYZ座標系のY軸(鉛直方向)がグローバル座標系のy軸と平行であり、XYZ座標系のZ軸(前後方向)がグローバル座標系のz軸と平行である。
HMD110の起動時、すなわちHMD110の初期状態において、仮想カメラ1が、仮想空間2の中心21に配置される。ある局面において、プロセッサ10は、仮想カメラ1が撮影する画像をHMD110のモニタ112に表示する。仮想カメラ1は、現実空間におけるHMD110の動きに連動して、仮想空間2を同様に移動する。これにより、現実空間におけるHMD110の位置および向きの変化が、仮想空間2において同様に再現され得る。
仮想カメラ1には、HMD110の場合と同様に、uvw視野座標系が規定される。仮想空間2における仮想カメラのuvw視野座標系は、現実空間(グローバル座標系)におけるHMD110のuvw視野座標系に連動するように規定されている。したがって、HMD110の傾きが変化すると、それに応じて、仮想カメラ1の傾きも変化する。また、仮想カメラ1は、HMD110を装着したユーザの現実空間における移動に連動して、仮想空間2において移動することもできる。
コンピュータ200のプロセッサ10は、仮想カメラ1の配置位置と、基準視線5とに基づいて、仮想空間2における視認領域23を規定する。視認領域23は、仮想空間2のうち、HMD110を装着したユーザが視認する領域に対応する。
注視センサ140によって検出されるユーザ190の視線は、ユーザ190が物体を視認する際の視点座標系における方向である。HMD110のuvw視野座標系は、ユーザ190がモニタ112を視認する際の視点座標系に等しい。また、仮想カメラ1のuvw視野座標系は、HMD110のuvw視野座標系に連動している。したがって、ある局面に従うHMDシステム100は、注視センサ140によって検出されたユーザ190の視線を、仮想カメラ1のuvw視野座標系におけるユーザの視線とみなすことができる。
[ユーザの視線]
図5を参照して、ユーザの視線の決定について説明する。図5は、ある実施の形態に従うHMD110を装着するユーザ190の頭部を上から表した図である。
ある局面において、注視センサ140は、ユーザ190の右目および左目の各視線を検出する。ある局面において、ユーザ190が近くを見ている場合、注視センサ140は、視線R1およびL1を検出する。別の局面において、ユーザ190が遠くを見ている場合、注視センサ140は、視線R2およびL2を検出する。この場合、ロール方向wに対して視線R2およびL2がなす角度は、ロール方向wに対して視線R1およびL1がなす角度よりも小さい。注視センサ140は、検出結果をコンピュータ200に送信する。
コンピュータ200が、視線の検出結果として、視線R1およびL1の検出値を注視センサ140から受信した場合には、その検出値に基づいて、視線R1およびL1の交点である注視点N1を特定する。一方、コンピュータ200は、視線R2およびL2の検出値を注視センサ140から受信した場合には、視線R2およびL2の交点を注視点として特定する。コンピュータ200は、特定した注視点N1の位置に基づき、ユーザ190の視線N0を特定する。コンピュータ200は、例えば、ユーザ190の右目Rと左目Lとを結ぶ直線の中点と、注視点N1とを通る直線の延びる方向を、視線N0として検出する。視線N0は、ユーザ190が両目により実際に視線を向けている方向である。また、視線N0は、視認領域23に対してユーザ190が実際に視線を向けている方向に相当する。
別の局面において、HMDシステム100は、HMDシステム100を構成するいずれかのパーツに、マイクおよびスピーカを備えてもよい。ユーザは、マイクに発話することにより、仮想空間2に対して、音声による指示を与えることができる。
また、別の局面において、HMDシステム100は、テレビジョン放送受信チューナを備えてもよい。このような構成によれば、HMDシステム100は、仮想空間2においてテレビ番組を表示することができる。
さらに別の局面において、HMDシステム100は、インターネットに接続するための通信回路、あるいは、電話回線に接続するための通話機能を備えていてもよい。
[視界領域]
図6および図7を参照して、視認領域23について説明する。図6は、仮想空間2において視認領域23をX方向から見たYZ断面を表す図である。図7は、仮想空間2において視認領域23をY方向から見たXZ断面を表す図である。
図6に示されるように、YZ断面における視認領域23は、領域24を含む。領域24は、仮想カメラ1の配置位置と基準視線5と仮想空間2のYZ断面とによって定義される。プロセッサ10は、仮想空間おける基準視線5を中心として極角αを含む範囲を、領域24として規定する。
図7に示されるように、XZ断面における視認領域23は、領域25を含む。領域25は、仮想カメラ1の配置位置と基準視線5と仮想空間2のXZ断面とによって定義される。プロセッサ10は、仮想空間2における基準視線5を中心とした方位角βを含む範囲を、領域25として規定する。極角αおよびβは、仮想カメラ1の配置位置と仮想カメラ1の向きとに応じて定まる。
ある局面において、HMDシステム100は、コンピュータ200からの信号に基づいて、視界画像26をモニタ112に表示させることにより、ユーザ190に仮想空間における視界を提供する。視界画像26は、仮想空間画像22のうち視認領域23に重畳する部分に相当する。ユーザ190が、頭に装着したHMD110を動かすと、その動きに連動して仮想カメラ1も動く。その結果、仮想空間2における視認領域23の位置が変化する。これにより、モニタ112に表示される視界画像26は、仮想空間画像22のうち、仮想空間2においてユーザが向いた方向の視認領域23に重畳する画像に更新される。ユーザは、仮想空間2における所望の方向を視認することができる。
このように、仮想カメラ1の向き(傾き)は仮想空間2におけるユーザの視線(基準視線5)に相当し、仮想カメラ1が配置される位置は、仮想空間2におけるユーザの視点に相当する。したがって、仮想カメラ1を移動(配置位置を変える動作、向きを変える動作を含む)させることにより、モニタ112に表示される画像が更新され、ユーザ190の視界(視点、視線を含む)が移動される。
ユーザ190は、HMD110を装着している間、現実世界を視認することなく、仮想空間2に展開される仮想空間画像22のみを視認できる。そのため、HMDシステム100は、仮想空間2への高い没入感覚をユーザに与えることができる。
ある局面において、プロセッサ10は、HMD110を装着したユーザ190の現実空間における移動に連動して、仮想空間2において仮想カメラ1を移動し得る。この場合、プロセッサ10は、仮想空間2における仮想カメラ1の位置および向きに基づいて、HMD110のモニタ112に投影される画像領域(すなわち、仮想空間2における視認領域23)を特定する。
ある実施の形態に従うと、仮想カメラ1は、2つの仮想カメラ、すなわち、右目用の画像を提供するための仮想カメラと、左目用の画像を提供するための仮想カメラとを含むことが望ましい。また、ユーザ190が3次元の仮想空間2を認識できるように、適切な視差が、2つの仮想カメラに設定されていることが好ましい。本実施の形態においては、仮想カメラ1が2つの仮想カメラを含み、2つの仮想カメラのロール方向が合成されることによって生成されるロール方向(w)がHMD110のロール方向(w)に適合されるように構成されているものとして、本開示に係る技術思想を例示する。
[コントローラ]
図8を参照して、コントローラ160の一例について説明する。図8は、ある実施の形態に従うコントローラ160の概略構成を表す図である。
図8に示されるように、ある局面において、コントローラ160は、右コントローラ800と左コントローラとを含み得る。右コントローラ800は、ユーザ190の右手で操作される。左コントローラは、ユーザ190の左手で操作される。ある局面において、右コントローラ800と左コントローラとは、別個の装置として対称に構成される。したがって、ユーザ190は、右コントローラ800を把持した右手と、左コントローラを把持した左手とをそれぞれ自由に動かすことができる。別の局面において、コントローラ160は両手の操作を受け付ける一体型のコントローラであってもよい。以下、右コントローラ800について説明する。
右コントローラ800は、グリップ30と、フレーム31と、天面32とを備える。グリップ30は、ユーザ190の右手によって把持されるように構成されている。例えば、グリップ30は、ユーザ190の右手の掌と3本の指(中指、薬指、小指)とによって保持され得る。
グリップ30は、ボタン33,34と、モーションセンサ130とを含む。ボタン33は、グリップ30の側面に配置され、右手の中指による操作を受け付ける。ボタン34は、グリップ30の前面に配置され、右手の人差し指による操作を受け付ける。ある局面において、ボタン33,34は、トリガー式のボタンとして構成される。モーションセンサ130は、グリップ30の筐体に内蔵されている。なお、ユーザ190の動作がカメラその他の装置によってユーザ190の周りから検出可能である場合には、グリップ30は、モーションセンサ130を備えなくてもよい。
フレーム31は、その円周方向に沿って配置された複数の赤外線LED35を含む。赤外線LED35は、コントローラ160を使用するプログラムの実行中に、当該プログラムの進行に合わせて赤外線を発光する。赤外線LED35から発せられた赤外線は、右コントローラ800と左コントローラ(図示しない)との各位置や姿勢(傾き、向き)を検出するために使用され得る。図8に示される例では、二列に配置された赤外線LED35が示されているが、配列の数は図8に示されるものに限られない。一列あるいは3列以上の配列が使用されてもよい。
天面32は、ボタン36,37と、アナログスティック38とを備える。ボタン36,37は、プッシュ式ボタンとして構成される。ボタン36,37は、ユーザ190の右手の親指による操作を受け付ける。アナログスティック38は、ある局面において、初期位置(ニュートラルの位置)から360度任意の方向への操作を受け付ける。当該操作は、例えば、仮想空間2に配置されるオブジェクトを移動するための操作を含む。
ある局面において、右コントローラ800および左コントローラは、赤外線LED35その他の部材を駆動するための電池を含む。電池は、1次電池および2次電池のいずれであってもよく、その形状は、ボタン型、乾電池型など任意であり得る。別の局面において、右コントローラ800と左コントローラは、例えば、コンピュータ200のUSBインターフェイスに接続され得る。この場合、右コントローラ800および左コントローラは、USBインターフェイスを介して電力を供給され得る。
[HMDの制御装置]
図9を参照して、HMD110の制御装置について説明する。ある実施の形態において、制御装置は周知の構成を有するコンピュータ200によって実現される。図9は、ある実施の形態に従うコンピュータ200をモジュール構成として表わすブロック図である。
図9に示されるように、コンピュータ200は、表示制御モジュール220と、仮想空間制御モジュール230と、メモリモジュール240と、通信制御モジュール250とを備える。表示制御モジュール220は、サブモジュールとして、仮想カメラ制御モジュール221と、視界領域決定モジュール222と、視界画像生成モジュール223と、基準視線特定モジュール224とを含む。仮想空間制御モジュール230は、サブモジュールとして、仮想空間定義モジュール231と、仮想オブジェクト生成モジュール232と、操作オブジェクト制御モジュール233とを含む。
ある実施の形態において、表示制御モジュール220と仮想空間制御モジュール230とは、プロセッサ10によって実現される。別の実施の形態において、複数のプロセッサ10が表示制御モジュール220と仮想空間制御モジュール230として作動してもよい。メモリモジュール240は、メモリ11またはストレージ12によって実現される。通信制御モジュール250は、通信インターフェイス14によって実現される。
ある局面において、表示制御モジュール220は、HMD110のモニタ112における画像表示を制御する。
仮想カメラ制御モジュール221は、仮想空間2に仮想カメラ1を配置する。また、仮想カメラ制御モジュール221は、仮想空間2における仮想カメラ1の配置位置と、仮想カメラ1の向き(傾き)を制御する。視界領域決定モジュール222は、HMD110を装着したユーザの頭の向きと、仮想カメラ1の配置位置に応じて、視認領域23を規定する。視界画像生成モジュール223は、決定された視認領域23に基づいて、モニタ112に表示される視界画像26を生成する。
基準視線特定モジュール224は、注視センサ140からの信号に基づいて、ユーザ190の視線を特定する。
仮想空間制御モジュール230は、ユーザ190に提供される仮想空間2を制御する。仮想空間定義モジュール231は、仮想空間2を表わす仮想空間データを生成することにより、HMDシステム100における仮想空間2を規定する。
仮想オブジェクト生成モジュール232は、仮想空間2に配置される対象物を生成する。対象物は、例えば、ゲームのストーリーの進行に従って配置される森、山その他を含む風景、動物等を含み得る。
操作オブジェクト制御モジュール233は、仮想空間2においてユーザの操作を受け付けるための操作オブジェクトを仮想空間2に配置する。ユーザは、操作オブジェクトを操作することにより、例えば、仮想空間2に配置されるオブジェクトを操作する。ある局面において、操作オブジェクトは、例えば、HMD110を装着したユーザの手に相当する手オブジェクト、ユーザの足に相当する足オブジェクト、ユーザの指に相当する指オブジェクト、ユーザが使用するスティックに相当するスティックオブジェクト等を含み得る。操作オブジェクトが指オブジェクトの場合、特に、操作オブジェクトは、当該指が指し示す方向(軸方向)の軸の部分に対応している。
仮想空間制御モジュール230は、仮想空間2に配置されるオブジェクトのそれぞれが、他のオブジェクトと衝突した場合に、当該衝突を検出する。仮想空間制御モジュール230は、例えば、あるオブジェクトと、別のオブジェクトとが触れたタイミングを検出することができ、当該検出がされたときに、予め定められた処理を行なう。仮想空間制御モジュール230は、オブジェクトとオブジェクトとが触れている状態から離れたタイミングを検出することができ、当該検出がされたときに、予め定められた処理を行なう。仮想空間制御モジュール230は、オブジェクトとオブジェクトとが触れている状態であることを検出することができる。具体的には、操作オブジェクト制御モジュール233は、操作オブジェクトと、他のオブジェクトとが触れたときに、これら操作オブジェクトと他のオブジェクトとが触れたことを検出して、予め定められた処理を行なう。
メモリモジュール240は、コンピュータ200が仮想空間2をユーザ190に提供するために使用されるデータを保持している。ある局面において、メモリモジュール240は、空間情報241と、オブジェクト情報242と、ユーザ情報243とを保持している。
空間情報241は、仮想空間2を提供するために規定された1つ以上のテンプレートを保持している。
オブジェクト情報242は、仮想空間2において再生されるコンテンツ、当該コンテンツで使用されるオブジェクト、およびオブジェクトを仮想空間2に配置するための情報(たとえば、位置情報)を保持している。当該コンテンツは、例えば、ゲーム、現実社会と同様の風景を表したコンテンツ等を含み得る。
ユーザ情報243は、HMDシステム100の制御装置としてコンピュータ200を機能させるためのプログラム、オブジェクト情報242に保持される各コンテンツを使用するアプリケーションプログラム等を保持している。
メモリモジュール240に格納されているデータおよびプログラムは、HMD110のユーザによって入力される。あるいは、プロセッサ10が、当該コンテンツを提供する事業者が運営するコンピュータ(例えば、サーバ150)からプログラムあるいはデータをダウンロードして、ダウンロードされたプログラムあるいはデータをメモリモジュール240に格納する。
通信制御モジュール250は、ネットワーク19を介して、サーバ150その他の情報通信装置と通信し得る。
ある局面において、表示制御モジュール220および仮想空間制御モジュール230は、例えば、ユニティテクノロジーズ社によって提供されるUnity(登録商標)を用いて実現され得る。別の局面において、表示制御モジュール220および仮想空間制御モジュール230は、各処理を実現する回路素子の組み合わせとしても実現され得る。
コンピュータ200における処理は、ハードウェアと、プロセッサ10により実行されるソフトウェアとによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスクその他のメモリモジュール240に予め格納されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD−ROMその他のコンピュータ読み取り可能な不揮発性のデータ記録媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、当該ソフトウェアは、インターネットその他のネットワークに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置その他のデータ読取装置によってデータ記録媒体から読み取られて、あるいは、通信制御モジュール250を介してサーバ150その他のコンピュータからダウンロードされた後、記憶モジュールに一旦格納される。そのソフトウェアは、プロセッサ10によって記憶モジュールから読み出され、実行可能なプログラムの形式でRAMに格納される。プロセッサ10は、そのプログラムを実行する。
図9に示されるコンピュータ200を構成するハードウェアは、一般的なものである。したがって、本実施の形態に係る最も本質的な部分は、コンピュータ200に格納されたプログラムであるともいえる。なお、コンピュータ200のハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、データ記録媒体としては、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する不揮発性のデータ記録媒体でもよい。
なお、ここでいうプログラムとは、プロセッサ10により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含み得る。
[制御構造]
図10を参照して、本実施の形態に係るコンピュータ200の制御構造について説明する。図10は、HMDシステム100が実行する処理を表わすフローチャートである。
図10を参照して、ステップS1010にて、コンピュータ200のプロセッサ10は、仮想空間定義モジュール231として、仮想空間画像データを特定し、仮想空間2を定義する。
ステップS1020にて、プロセッサ10は、仮想カメラ1を初期化する。例えば、プロセッサ10は、メモリのワーク領域において、仮想カメラ1を仮想空間2において予め規定された中心21に配置し、仮想カメラ1の向きをユーザ190の視線に一致させる。
ステップS1030にて、プロセッサ10は、視界画像生成モジュール223として、初期の視界画像26を表示するための視界画像データを生成する。生成された視界画像データは、視界画像生成モジュール223を介して通信制御モジュール250によってHMD110に送信される。
ステップS1032にて、HMD110のモニタ112は、コンピュータ200から受信した信号に基づいて、視界画像26を表示する。HMD110を装着したユーザ190は、視界画像26を視認すると仮想空間2を認識し得る。
ステップS1034にて、HMDセンサ120は、HMD110が発する複数の赤外線光に基づいて、HMD110の傾きを検知する。検知結果は、動き検知データとして、コンピュータ200に送信される。
ステップS1040にて、プロセッサ10は、HMDセンサ120から入力されたHMD110の傾き(動き検知データ)に基づいて、仮想カメラ1の基準視線5を特定する。
ステップS1042にて、コントローラ160は、現実空間におけるユーザ190の操作を検出する。例えば、ある局面において、コントローラ160は、ユーザ190によってアナログスティックが前方に倒されたことを検出する。別の局面において、コントローラ160は、ユーザ190によってボタンが押下されたことを検出する。コントローラ160は、検出内容を示す検出信号をコンピュータ200に送信する。
ステップS1050にて、プロセッサ10は、仮想カメラ制御モジュール221として、検出信号に従い、特定した基準視線5の方向に仮想カメラ1を移動させる。
ステップS1060にて、プロセッサ10は、視界画像生成モジュール223として、移動後の仮想カメラ1が撮影する視界画像26を表示するための視界画像データを生成し、生成した視界画像データをHMD110に出力する。
ステップS1062にて、HMD110のモニタ112は、受信した視界画像データに基づいて視界画像26を更新し、更新後の視界画像を表示する。これにより、仮想空間2におけるユーザ190の視界が移動される。次に、図11および図12を用いて、仮想カメラ1の移動に伴う視界画像の更新について説明する。
[視界画像の更新]
図11は、仮想カメラ1の移動前の状態を説明する図である。分図(A)に示されるようにある局面において、HMD110を装着したユーザ190は、仮想空間2における視界画像1100を視認している。視界画像1100には、木オブジェクト1410と山オブジェクト1420とが含まれる。このとき、分図(B)に示されるように、仮想カメラ1は、視界画像1100に対応する視認領域23を撮影している。
図11に示される状態において、ユーザ190は、コントローラ160に移動指示を与える。一例として、ユーザ190は、コントローラ160に含まれるアナログスティックを前方に倒す。これにより、図11に示される状態から図12に示される状態へと移行する。
図12は、仮想カメラ1の移動後の状態を説明する図である。プロセッサ10は、コントローラ160から入力される検出信号に応じて、仮想カメラ1を移動させる。より具体的には、プロセッサ10は、移動前の仮想カメラ1の基準視線5を移動方向として特定し、特定した移動方向に、仮想カメラ1を移動させる。
図12の分図(B)において、仮想カメラ1の配置位置(すなわち、ユーザ190の視点)は、図11の分図(B)に示される状態よりも前方に移動している。ユーザは、移動後の仮想カメラ1が撮影する視界画像1200を視認する。次に、図13〜図16を用いて、仮想カメラ1の移動制御について説明する。
[仮想カメラの移動に関する制御構造]
図13は、ある実施形態に従う、コントローラ160の入力に対する仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。横軸は時間を、縦軸は仮想カメラ1の移動距離をそれぞれ表す。
図13を参照して、時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から仮想カメラ1を移動させるための一の入力を受け付ける。一の入力は、モニタ112が画像を更新する時間(1フレーム)の間にコントローラ160から入力される検出信号であり得る。例えば、ユーザ190がコントローラ160のボタンを押下した後すぐに元の状態に戻したり、コントローラ160のアナログスティックを所望の方向に倒した後すぐに元の状態に戻したりすることにより、プロセッサ10はコントローラ160から一の検出信号を受け付ける。
プロセッサ10は、コントローラ160から一の入力を受け付けたことに応じて、第1動作と第2動作とを実行する。ある実施形態において、第1動作は仮想カメラ1を高速移動させることを、第2動作は仮想カメラ1の移動を停止させることをいう。
図13に示される例において、プロセッサ10は、時刻T0から時刻T1の間(t1秒間)に距離dだけ仮想カメラ1を高速移動させる第1動作を実行する。この時の仮想カメラ1の移動速度を第1の速度(=d/t1)と定義する。続いて、プロセッサ10は、時刻T1から時刻T2までの間(t2秒間)、仮想カメラ1の移動を停止する第2動作を実行する。
第1の速度は、ユーザが瞬間移動のように感じる程度の速度に設定され得る。これにより、ユーザは、仮想カメラ1が第1の速度で移動している間の視界画像26をほぼ認識しない。その結果、HMDシステム100は、第1動作に対するユーザのVR酔いを抑制し得る。
また、距離dは、ユーザが仮想空間2への没入感を失わない程度の距離に設定される。距離dが長すぎるとユーザの仮想空間2への没入感が損なわれる可能性が高くなり、距離dが短すぎると仮想カメラ1が目的地に到達するまでに要する時間が長くなるためである。
時刻T3において、プロセッサ10は、コントローラ160から再び一の入力を受け付ける。これに応じて、プロセッサ10は、第1動作と第2動作とを再び実行する。
上記のように、ある実施形態に従うHMDシステム100は、仮想カメラ1を高速移動させた後、仮想カメラ1を停止させる動作を繰り返しながら、仮想カメラ1をユーザの目的地まで移動させ得る。これにより、ユーザ190は、自身の視界(視点)が瞬間移動を繰り返しながら断続的に移動するように感じる。その結果、HMDシステム100は、仮想カメラ1をユーザ190の目的地まで移動させるにあたり、ユーザ190のVR酔いを抑制し得る。さらに、ユーザは、主に仮想カメラ1の移動が停止するときに、目的地までの移動過程を視認する。そのため、HMDシステム100は、仮想カメラ1をユーザ190の目的地まで移動させるにあたり、ユーザの仮想空間2への没入感を確保し得る。
なお、本願発明者は、仮想カメラを連続的に移動させた場合に比して仮想カメラを断続的に移動させた場合の方が、ユーザのVR酔いの度合いが低いことを既知のVR酔い測定方法を用いて確認した。
なお、ある実施形態において、第2動作を実行する期間(t2秒)は、第1動作を実行する期間(t1秒)よりも長く設定され得る。第2動作を実行する期間が短すぎると、ユーザ190は、自身の視界(視点)が連続的に移動しているように感じ得るためである。
図14は、ある実施形態に従う、コントローラ160の連続的な入力に対する仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。図14を参照して、ある局面において、プロセッサ10は、コントローラ160から仮想カメラ1を移動させるための入力を時刻T0から時刻T13にわたって連続的に受け付ける。例えば、ユーザ190がコントローラ160のボタンを押下し続けたり、コントローラ160のアナログスティックを所望の方向に倒し続けたりすることにより、プロセッサ10はコントローラ160から連続的な入力(検出信号)を受け付ける。
時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信したことに応じて、第1動作と第2動作とを実行する。この第2動作は時刻T11に終了する。
時刻T11において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信し続けていることに応じて、再び第1動作と第2動作とを実行する。時刻T12から時刻T14においても、この仮想カメラ1の移動と停止とのサイクルを繰り返す。
時刻T14において、プロセッサ10は、コントローラ160からの検出信号を受信していないため、仮想カメラ1を移動しない。このように、ある実施形態に従うプロセッサ10は、第2動作の終了時点においてコントローラ160から検出信号が入力されているか否かを判断し、入力されている場合に第1動作と第2動作とを再び実行する。
上記のように、ある実施形態に従うプロセッサ10は、コントローラ160から仮想カメラ1を移動させるための連続的な入力を受け付けている間、第1動作と第2動作とを含むサイクルを繰り返す。このような仮想カメラ1の移動制御によっても、ユーザ190の仮想空間2への没入感を確保しつつ、ユーザ190のVR酔いを抑制し得る。
図15は、ある実施形態に従う、コントローラ160の入力に対する仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。
時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信したことに応じて、第1動作と第2動作とを実行する。より具体的には、プロセッサ10は、時刻T0から時刻T21にわたり第1動作を実行し、時刻T21から時刻T23にわたり第2動作を実行する。
時刻T23において、プロセッサ10は、第2動作の実行中(時刻T21〜T23)に、コントローラ160から検出信号を受信したか否かを判断する。図15に示される例において、プロセッサ10は、時刻T22に検出信号を受信したと判断し、時刻T23から時刻T25にわたり第1動作と第2動作とを再び実行する。
時刻T25において、プロセッサ10は、2回目の第2動作(時刻T24〜T25)の実行中に、検出信号を受信していないと判断し、仮想カメラ1を移動しない。
上記のように、ある実施形態に従うプロセッサ10は、第2動作の実行中にコントローラ160から仮想カメラ1を移動させるための検出信号を受信した場合に、再び第1動作と第2動作とを含むサイクルを実行するように構成される。これにより、プロセッサ10は、例えばユーザ190がコントローラ160のボタンを連打する場合に、仮想カメラ1を規則的に移動させることができる。このような仮想カメラ1の移動制御によっても、ユーザ190の仮想空間2への没入感を確保しつつ、ユーザ190のVR酔いを抑制し得る。
なお、他の局面において、プロセッサ10は、第1動作および第2動作の実行中に検出信号を受信した場合に、第1動作と第2動作とを含むサイクルを再び実行するように構成されてもよい。
図16は、ある実施形態に従う仮想カメラ1の移動制御を説明するフローチャートである。図16に示される各処理は、コンピュータ200のプロセッサ10が、メモリモジュール240に格納されているプログラムを実行することにより実現される。
ステップS1610にて、プロセッサ10は、仮想空間定義モジュール231として、仮想空間2を定義して、ユーザ190が装着しているHMD110に仮想空間2を提供する。
ステップS1620にて、プロセッサ10は、HMDセンサ120の出力に基づいて、HMD110の傾き、すなわち、基準視線5を移動方向として特定する。
ステップS1630にて、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力(第1の入力)に応じて、仮想カメラ1を特定した移動方向に第1の速度で移動させる第1動作を実行する。
ステップS1640にて、プロセッサ10は、仮想カメラ1の移動を停止させる第2動作を実行する。
ステップS1650にて、プロセッサ10は、第2動作を実行すべき予め定められた時間(t2秒)が経過したか否かを判断する。プロセッサ10は、予め定められた時間が経過したと判断した場合(ステップS1650においてYES)、一連の仮想カメラ1を移動させる処理を終了する。そうでない場合(ステップS1650においてNO)、プロセッサ10は、処理をステップS1660に進める。
ステップS1660にて、プロセッサ10は、第1の入力に従う第1動作および第2動作を完了する前に、コントローラ160から次の入力(第2の入力)を受信したか否かを判断する。プロセッサ10は、第1の入力に従う第1動作および第2動作を完了する前に第2の入力を受信したと判断した場合(ステップS1660においてYES)、処理をステップS1670に進める。そうでない場合(ステップS1660においてNO)、プロセッサ10は、処理をステップS1640に戻す。
ステップS1670にて、プロセッサ10は、予め定められた時間が経過するまで仮想カメラ1の移動を停止する第2動作を継続する。プロセッサ10は、予め定められた時間が経過したことに応じて、処理をステップS1630に戻す。
上記によれば、ある実施形態に従うHMDシステム100は、ユーザ190が操作するコントローラ160の出力に応じて、仮想カメラ1をユーザ190の目的地まで断続的に移動させることができる。これにより、ユーザ190は、自身の視界(視点)が瞬間移動を繰り返しながら断続的に移動するように感じる。その結果、HMDシステム100は、仮想カメラ1をユーザ190の目的地まで移動させるにあたり、ユーザ190のVR酔いを抑制するとともに、ユーザ190の仮想空間2への没入感を確保し得る。
なお、上記の実施形態において、プロセッサ10は基準視線5を移動方向として特定しているが、他の局面において、コントローラ160のアナログスティックが倒された方向を移動方向として特定してもよい。
図17は、他の局面に従う、コントローラ160の入力に対する仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。
時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信したことに応じて、時刻T31まで第1動作を実行し、その後に時刻T33まで第2動作を実行しようとする。図17の例において、第2動作の実行中である時刻T32において、コントローラ160から次の検出信号がプロセッサ10に入力される。この場合、時刻T32において、プロセッサ10は、実行中の第2動作を中止して、2回目の第1動作と第2動作とを実行する。
プロセッサ10は、2回目の第2動作の実行中である時刻T34にコントローラ160から次の検出信号を再び受信する。これに応じて、プロセッサ10は、2回目の第2動作を中止して、3回目の第1動作と第2動作とを実行する。
図18は、図17に示される処理を実現するための制御のフローチャートである。図18に示される処理は、図16に示される処理からステップS1670の処理を削除した残りの処理と同一であるため、その詳細は繰り返さない。
ステップS1660にて、プロセッサ10は、第1の入力に従う第1動作および第2動作を完了する前に、コントローラ160から次の入力(第2の入力)を受信したか否かを判断する。プロセッサ10は、第1の入力に従う第1動作および第2動作を完了する前に第2の入力を受信したと判断した場合(ステップS1660においてYES)、第1の入力に従う第1動作および第2動作を中止して、処理をステップS1630に戻す。
上記によれば、プロセッサ10は、例えばユーザ190がコントローラ160のボタンを連打する場合に、図15および16に示される処理に比して仮想カメラ1を高速に移動させることができる。
ある実施形態において、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力が連続的な入力であるか否かを判断し得る。例えば、コントローラ160からの入力が予め定められた時間(例えば、モニタ112の3フレームに相当する時間)にわたり継続する場合、プロセッサ10は、当該入力が連続的な入力であると判断し得る。
このプロセッサ10は、コントローラ160からの入力が連続的であると判断した場合には、図16で説明した処理を実行し、コントローラ160からの入力が連続的でないと判断した場合には、図18で説明した処理を実行し得る。これにより、プロセッサ10は、例えば、ユーザ190がコントローラ160のボタンを押し続けているときに仮想カメラ1を規則的に移動させ、ユーザ190がコントローラ160のボタンを連打しているときに仮想カメラ1をより高速に移動させることができる。
[その他の構成]
(その1)
上記の実施形態において、プロセッサ10は、第1動作において仮想カメラ1を高速移動させることにより、ユーザ190に自身の視界(視点)が瞬間移動したかのように感じさせる構成であった。他の局面において、プロセッサ10は、第1動作において、実際に仮想カメラ1を高速移動ではなく瞬間移動させてもよい。
図19は、他の局面に従う仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。図19に示される例において、プロセッサ10は、時刻T0から時刻T43にわたって、コントローラ160からの入力を受け付ける。
時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信したことに応じて、仮想カメラ1の配置位置を距離dだけ離れた位置に変更して仮想カメラ1を瞬間移動させる第1動作を実行する。これにより、ユーザ190の視点(視界)は、時刻T0を含むフレームを境に距離dだけ離れた位置に変更される。プロセッサ10は、第1動作を実行した後、時刻T41までの間(t2秒間)、仮想カメラ1の移動を停止する第2動作を実行する。
時刻T41において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信し続けていることに応じて、第1動作と、第2動作とを再び実行する。時刻T42においても、プロセッサ10は、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信し続けていることに応じて、第1動作と、第2動作とを再び実行する。
上記によれば、ある実施形態に従うHMDシステム100は、ユーザ190に視界(視点)の移動過程を認識させないことにより、ユーザ190のVR酔いをさらに抑制し得る。
(その2)
上記の実施形態では、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力に応じて、仮想カメラ1を高速移動させる第1動作と、仮想カメラ1の移動を停止させる第2動作とを実行するように構成される。他の局面において、プロセッサ10は、第2動作において、仮想カメラ1を停止させるのではなく低速移動させてもよい。
図20は、さらに他の局面に従う仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。図20に示される例において、プロセッサ10は、時刻T0から時刻T54にわたって、コントローラ160からの入力を受け付ける。
時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信したことに応じて、時刻T0から時刻T51までの間(t1秒間)に距離d1だけ仮想カメラ1を高速移動させる第1動作を実行する。続いて、プロセッサ10は、時刻T51から時刻T52までの間(t2秒間)に距離d2だけ仮想カメラ1を低速移動させる第2動作を実行する。
この実施形態において、第1動作に従う仮想カメラ1の移動速度(第1の速度)は、第2動作に従う仮想カメラ1の移動速度(第2の速度)よりも速く設定される。これにより、ユーザ190は、自身の視界(視点)が断続的に移動するように感じて、VR酔いを起こしにくくなり得る。
(その3)
上記の実施形態では、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力に応じて、仮想カメラ1を高速移動させる第1動作を実行した後に、仮想カメラ1の移動を停止または仮想カメラ1を低速移動させる第2動作を実行する構成であった。他の局面において、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力に応じて、第2動作を実行した後に第1動作を実行するように構成されてもよい。
(その4)
上記の実施形態では、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力に応じて、仮想カメラ1を異なる2つの移動速度(ゼロを含む)で移動させる構成であった。他の局面において、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力に応じて、仮想カメラ1を異なる3以上の移動速度によって移動させるように構成されてもよい。
図21は、さらに他の局面に従う仮想カメラ1の移動制御について説明する図である。図21に示される例において、プロセッサ10は、時刻T0から時刻T63にわたって、コントローラ160からの入力を受け付ける。
時刻T0において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信したことに応じて、時刻T0から時刻T61までの間に距離dだけ仮想カメラ1を移動させる。このとき、プロセッサ10は、仮想カメラ1の移動速度を高速から低速へと連続的に変化させながら仮想カメラ1を移動させる。
時刻T61およびT62において、プロセッサ10は、コントローラ160から検出信号を受信し続けていることに応じて、仮想カメラ1の移動速度を連続的に変化させながら仮想カメラ1を移動させる処理を繰り返す。
このような仮想カメラ1の移動制御によっても、ユーザ190の仮想空間2への没入感を確保しつつ、ユーザ190のVR酔いを抑制し得る。
(その5)
上記の実施形態では、プロセッサ10は、仮想カメラ1の配置位置を移動させる際において、換言すれば、ユーザ190の視点を移動させる際において、ユーザのVR酔いを抑制するための構成であった。他の局面において、プロセッサ10は、仮想カメラ1の向きを変更する際に、上記説明した処理を実行して、ユーザ190のVR酔いを抑制してもよい。
仮想カメラ1の向きを変更する制御の具体例を説明する。プロセッサ10は、HMDセンサ120の出力に基づいて、HMD110が傾いたことを検出する。これに応じてプロセッサ10は、仮想カメラ1の向きを第1の角速度で変更する第1動作と、仮想カメラ1の向きの変更を停止する第2動作とを繰り返して、仮想カメラ1の向きを目的の角度に変更する。
上記によれば、ある実施形態に従うHMDシステム100は、仮想カメラ1の向き、すなわち、ユーザ190の視線を断続的に移動させる。これにより、HMDシステム100は、仮想空間2におけるユーザ190の視線を移動させるにあたり、ユーザ190のVR酔いを抑制するとともに、ユーザ190の仮想空間2への没入感を確保し得る。
(その6)
上記の実施形態では、プロセッサ10は、コントローラ160からの入力に応じて仮想カメラ1を移動させる構成であった。他の局面において、プロセッサ10は、HMDセンサ120が出力するHMD110の位置情報に基づいて仮想カメラ1を移動させる構成であってもよい。
(その7)
さらに他の局面において、プロセッサ10は、現実空間におけるユーザの動作に基づいて、仮想カメラ1を移動させる構成であってもよい。一例として、プロセッサ10は、カメラが撮影する画像データを解析し、ユーザ190が予め定められた動作(例えば、両手を前後に降る動作)を行なっている間、仮想カメラ1を移動させるように構成される。
[構成]
以上に開示された技術的特徴は、以下のように要約され得る。
(構成1)
HMD110に仮想空間を提供するためにプロセッサ10で実行される方法が提供される。この方法は、仮想空間2を定義するステップ(ステップS1610)と、HMD110のモニタ112に視界画像26を表示して、HMD110のユーザに仮想空間における視界を提供するステップ(ステップS1610)と、HMD110に表示する画像を更新して、ユーザの視界(視線および視点を含む)を移動させるステップとを備える。視界を移動させるステップは、視界を第1の速度で移動させるステップ(ステップS1630)と、視界を第1の速度よりも遅い第2の速度で移動させるステップ(ステップS1640)とを含む。
(構成2)
(構成1)において、第2の速度は、ゼロを含む。換言すれば、視界を第2の速度で移動させるステップは、視界の移動を停止することを含む(ステップS1640)。
(構成3)
(構成1)または(構成2)において、視界を第2の速度で移動させるステップは、視界を第1の速度で移動させるステップの後に実行される。
(構成4)
(構成1)〜(構成3)において、視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップは、ユーザの操作を受け付けるコントローラ160の入力に基づいて実行される。
(構成5)
(構成4)において、視界を第1の速度で移動させるステップと、視界を第2の速度で移動させるステップとが、コントローラ160の一の入力(たとえば、モニタ112の1フレームにおいてコントローラ160が出力する信号)に応答して実行される。
(構成6)
(構成4)において、プロセッサ10は、コントローラ160から視界を移動させるための入力を受け続けている間、視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップを繰り返す。
(構成7)
(構成4)または(構成5)において、視界を移動させるステップは、コントローラ160による第1の入力に対応する視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップを完了する前に、コントローラ160による第2の入力が与えられた場合に、第1の入力に対応する視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップを完了した後に(ステップS1670)、第2の入力に対応する視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップがさらに実行されること含む。
(構成8)
(構成4)または(構成5)において、視界を移動させるステップは、コントローラ160による第1の入力に対応する視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップを完了する前に、コントローラ160による第2の入力が与えられた場合に、第1の入力に対応する視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップを中止して(図18のステップS1660のYES)、第2の入力に対応する視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップが実行されること含む。
(構成9)
(構成1)〜(構成3)において、プロセッサ10は、HMD110の動作を検出するステップをさらに実行する。視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップは、検出されたHMD110の動作に基づいて実行される。
(構成10)
(構成1)〜(構成3)において、プロセッサ10は、ユーザの動作を検出するステップをさらに実行する。視界を第1の速度で移動させるステップおよび視界を第2の速度で移動させるステップは、検出された動作に基づいて実行される。
(構成11)
(構成1)〜(構成10)において、プロセッサ10は、ユーザが視認する視界画像26を撮影する仮想カメラ1を仮想空間2に配置するステップをさらに実行する。視界を第1の速度で移動させるステップは、仮想カメラ1を第1の速度で移動させることを含む。視界を第2の速度で移動させるステップは、仮想カメラ1を第2の速度で移動させることを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 仮想カメラ、2 仮想空間、5 基準視線、10 プロセッサ、11 メモリ、12 ストレージ、14 通信インターフェイス、19 ネットワーク、23 視認領域、26,1100,1200 視界画像、33,34,36,37 ボタン、38 アナログスティック、100 システム、110 装置、112 モニタ、114,120 センサ、130 モーションセンサ、140 注視センサ、150 サーバ、160 コントローラ、190 ユーザ、200 コンピュータ、220 表示制御モジュール、221 仮想カメラ制御モジュール、222 視界領域決定モジュール、223 視界画像生成モジュール、224 基準視線特定モジュール、230 仮想空間制御モジュール、231 仮想空間定義モジュール、232 仮想オブジェクト生成モジュール、233 操作オブジェクト制御モジュール、240 メモリモジュール、241 空間情報、242 オブジェクト情報、243 ユーザ情報、250 通信制御モジュール。

Claims (13)

  1. ヘッドマウントデバイスに仮想空間を提供するためにコンピュータで実行される方法であって、
    仮想空間を定義するステップと、
    前記ヘッドマウントデバイスに画像を表示して、前記ヘッドマウントデバイスのユーザに前記仮想空間における視界を提供するステップと、
    前記ヘッドマウントデバイスに表示する画像を更新して、前記ユーザの視界を移動させるステップとを備え、
    前記視界を移動させるステップは、
    前記視界を第1の速度で移動させるステップと、
    前記視界を前記第1の速度よりも遅い第2の速度で移動させるステップとを含む、方法。
  2. 前記第2の速度は、ゼロを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記視界を前記第2の速度で移動させるステップは、前記視界を前記第1の速度で移動させるステップの後に実行される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップは、前記ユーザの操作を受け付けるコントローラの入力に基づいて実行される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記視界を前記第1の速度で移動させるステップと、前記視界を前記第2の速度で移動させるステップとが、前記コントローラの一の入力に応答して実行される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記コントローラから前記視界を移動させるための入力を受け続けている間、前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップは繰り返される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記視界を移動させるステップは、前記コントローラによる第1の入力に対応する前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップを完了する前に、前記コントローラによる第2の入力が与えられた場合に、前記第1の入力に対応する前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップを完了した後に、前記第2の入力に対応する前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップがさらに実行されること含む、請求項4または5に記載の方法。
  8. 前記視界を移動させるステップは、前記コントローラによる第1の入力に対応する前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップを完了する前に、前記コントローラによる第2の入力が与えられた場合に、前記第1の入力に対応する前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップを中止して、前記第2の入力に対応する前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップが実行されること含む、請求項4または5に記載の方法。
  9. 前記ヘッドマウントデバイスの動作を検出するステップをさらに備え、
    前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップは、前記検出された動作に基づいて実行される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記ユーザの動作を検出するステップをさらに備え、
    前記視界を前記第1の速度で移動させるステップおよび前記視界を前記第2の速度で移動させるステップは、前記検出された動作に基づいて実行される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記ユーザが視認する視野画像を撮影する仮想カメラを前記仮想空間に配置するステップをさらに備え、
    前記視界を前記第1の速度で移動させるステップは、前記仮想カメラを前記第1の速度で移動させることを含み、
    前記視界を前記第2の速度で移動させるステップは、前記仮想カメラを前記第2の速度で移動させることを含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを格納したメモリと、
    前記プログラムを実行するためのプロセッサとを備える、情報処理装置。
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