JP2019011079A - カップ入り即席麺製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カップ入り即席麺製造装置において、麺屑や粉末スープ、具材等が周囲に散乱し、もしくは装置に付着して製造環境が不衛生になることを防止する。【解決手段】供給工程10Aにおいて、カップCを供給して麺塊Nを収容する。投入工程10Bにおいて、麺塊Nが収容されたカップCに粉末スープ投入装置26を用いて粉末スープを投入する。密封工程10Cにおいて、粉末スープが投入されたカップCの開口を密封装置38により密封する。供給工程10A、投入工程10B、密封工程10CごとにカップCの搬送を行う第1、第2、第3搬送コンベヤ16、20、32を各々設ける。第1搬送コンベヤ16から第2搬送コンベヤ20にカップC受け渡す第1受渡機構18、および第2搬送コンベヤ20から第3搬送コンベヤ32にカップCを受け渡す第2受渡機構30を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、カップ状の容器に麺塊を封入した即席麺の製造装置に関する。
カップ入り即席麺製造装置では、麺塊製造装置で製造された麺塊の上からカップを被せ、麺塊とカップを一体的に反転・正立させることで、麺塊をカップ内に収容するとともに、麺塊が収容されたカップをリテーナコンベヤのリテーナに形成した受口に嵌入する(供給工程)。カップがリテーナコンベヤで搬送される間に、カップには上方から粉末スープ、具材等が投入され(投入工程)、その後更に開口部が蓋で密封される(密封工程)。
このようなカップ入り即席麺製造装置において、製造する製品の品種変更によりカップ径が変更されると、リテーナコンベヤの全てのリテーナを交換する必要がある。しかし、上述のようにリテーナコンベヤ上で供給工程、投入工程、密封工程を全て執り行う構成では、リテーナコンベヤが長いためリテーナ交換には大きな手間が掛かる。ところで密封工程では、カップの上端開口の周縁から僅かに外方へ迫り出した外周縁部の上面にシート状の蓋を熱圧着するため、この外周縁部の下面を全周に亘って支持しなければならず、カップを嵌合させる受口を形成したリテーナを備えたリテーナコンベヤが必要であるが、供給工程や投入工程ではカップの外周縁部を全周に亘って支持することは必要でなく、リテーナコンベヤを使用する必要はない。そこで、特許文献1に記載された発明では、投入工程と密封工程の間でコンベヤを分断し、密封工程を行う区間にのみリテーナコンベヤを採用することで、リテーナの数を削減してリテーナ交換作業を短時間で行うようにしている。
特許第6062205号公報
一方、全行程を共通のリテーナコンベヤで構成した場合、麺塊をカップ内に収容する供給工程では、麺屑が周囲に散乱し、リテーナに乗って下流側の投入工程や密封工程へも運ばれる。麺屑が広い範囲に散らかると害虫等も発生しやすくなるため不衛生である。また、粉末スープ、具材等を投入する投入工程では、粉末スープや具材もリテーナ上に散乱し、リテーナとともに下流の密封工程へと搬送される。粉末スープは、リテーナにこびり付き易く、特に蓋をシールする密封工程では熱が加えられるため粉末スープが焼け付いて除去し難くなる。特許文献1の構成では、投入工程と密封工程の間でコンベヤが分離されているため、麺屑や粉末スープ、具材が密封工程まで搬送されることは防止されるが、投入工程に麺屑が運ばれて散乱する問題は解決されない。
本発明は、カップ入り即席麺製造装置において、麺屑や粉末スープ、具材等が周囲に散乱し、もしくは装置に付着して製造環境が不衛生になることを防止することを課題としている。
本発明の第1の発明であるカップ入り即席麺製造装置は、供給されるカップ容器に麺塊を収容させる供給工程と、麺塊が収容されたカップ容器に粉末スープを投入する投入工程と、粉末スープが投入されたカップ容器の開口を密封する密封工程とからなり、各工程でカップ容器を搬送して順次カップ入り即席麺を製造するカップ入り即席麺の製造装置において、前記各工程ごとにカップ容器の搬送装置を設けるとともに、各工程間でカップ容器を受け渡す受渡機構を設けたことを特徴としている。
本発明の第2の発明であるカップ入り即席麺製造装置は、第1の発明において、前記各工程ごとに設けた前記搬送装置が、上部に往路、下部に復路を備えた循環式コンベヤからなり、前記供給工程と前記投入工程の復路の位置は、前記密封工程の復路の位置よりも高く、前記供給工程と前記投入工程の復路の下方に作業空間が設けられる。
本発明の第3の発明であるカップ入り即席麺製造装置は、第1または第2の発明において、前記供給工程と前記投入工程に設けた搬送装置は、カップ容器の外径寸法に応じて間隔を変更可能な一対の支持部材を備え、前記一対の支持部材の間にカップ容器を支持して搬送するように構成され、前記密封工程に設けた搬送装置は、カップ容器を嵌合する受口を形成した支持板を交換可能に備え、前記支持板にカップ容器を支持させて搬送するように構成されている。
本発明によれば、カップ入り即席麺製造装置において、麺屑や粉末スープ、具材等が周囲に散乱し、もしくは装置に付着して製造環境が不衛生になることを防止することができる。
本発明の一実施形態であるカップ入り即席麺製造装置の供給工程、投入工程、密封工程の構成を示す側面図である。 供給工程、投入工程の搬送コンベヤで使用される移送プレートの平面図である。 密封工程の搬送コンベヤで使用されるリテーナの平面図である。 密封工程に関わる構成を拡大して示す側面図である。 容器下降(上昇)手段を示す第1搬送コンベヤの横断面図である。 容器個別上昇手段を示す第3搬送コンベヤの横断面図である。 供給工程の要部を拡大して示す側面図である。 支持アームが設けられた反転ボックスの上下面の様子を示す部分拡大平面図である。 麺塊投入機の動作を時系列に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるカップ入り即席麺製造装置の供給工程、投入工程、密封工程の構成を示す側面図である。
本実施形態のカップ入り即席麺製造装置10では、麺塊製造装置(図示せず)から麺塊Nの供給を受け、カップ容器としてのカップC内へと麺塊Nを投入する供給工程10Aと、麺塊Nが収容されたカップC内に上方から粉末スープや具材等を投入する投入工程10Bと、麺塊Nおよび粉末スープ、具材等が投入されたカップCの上端開口をシート状の蓋Sで密閉する密封工程10Cを備える。
供給工程10Aにおいて、麺塊製造装置(不図示)から供給される麺塊Nは、麺塊供給装置12により例えば多列で連続的に搬送され、図7〜9を参照して後に詳述するように、麺塊投入機構14においてカップC内に投入される。供給工程10Aには麺塊Nが投入されたカップCを間欠的に搬送する第1搬送コンベヤ16が設けられ、この第1搬送コンベヤ16は、複数のカップCを横一列に支持する移送プレート17と、多数の移送プレート17を移動させる無端チェーン23とを備え、上部に移送プレート17の往路16F、下部に復路16Bを備えた循環式コンベヤとして構成される。第1搬送コンベヤ16の上流部の移送プレート17の停止位置はカップ受取位置として、供給されるカップCを移送プレート17に受け渡す容器下降手段15が設けられている。容器下降手段15は、移送プレート17の下方に配置してカップCを載置させる載置板15Aと、載置板15Aの昇降手段としてエアシリンダ15Bとを備え、載置板15Aは上昇状態でカップCが載置されると、下降して移送プレート17にカップCを受け渡すようになっている。なお、図5の右側の載置板15Aは下降状態を、左側の載置板15Aは上昇状態を示している。麺塊Nが投入されたカップCは、第1搬送コンベヤ16の移送プレート17に、搬送方向横一列を単位に支持されて下流側へと搬送される。
図2は、移送プレート17の平面図である。移送プレート17は前後一対の移送プレート17A、17Bからなり、これらはカップCの上端開口の周縁から僅かに外方へ迫り出した外周縁部CEの下面を支持する支持部材を構成し、移送プレート17Aは搬送方向両側に掛け回された無端チェーン23Aに、移送プレート17Bはその外側に掛け回された無端チェーン23Bに掛け渡されている。無端チェーン23A、23Bは、一方を他方に対して相対的に搬送方向前後に移動させることが可能であり、取り扱われるカップCの外径寸法の大きさに応じて移送プレート17Aと17Bの前後方向の間隔を変更可能となっている。図2(a)は、カップCの外径寸法が相対的に小さいとき、図2(b)はカップCの外径寸法が相対的に大きいときの配置を例示している。なお、移送プレート17A、17B上の破線は、各図におけるカップCの上端の外周縁部CEの最大径を示している。移送プレート17Aと17Bの間隔を変更した後は、無端チェーン23A、23Bは一体的に同一速度で走行され、移送プレート17Aと17Bの間隔は一定に維持され、移送プレート17Aと17Bの間にカップCを支持させて搬送するようになっている。
前後の移送プレート17A、17Bのうち、前側の移送プレート17Aの後縁には、コンベヤ幅方向に沿って円弧状の凹部19AがカップCの列数分設けられる。一方、後側の移送プレート17Bの前縁には、凹部19Aに対向して円弧状の凹部19BがカップCの列数分設けられる。各カップCは、対向する凹部19A、19Bの間に嵌挿されて外周縁部CEが下方から支持される。図2に示される前後一対の移送プレート17A、17Bの間に支持されたカップCは、その後下流部において第1受渡機構18により、横1列を単位に投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20へと受け渡される。なお、本実施形態において、第1搬送コンベヤ16と第2搬送コンベヤ20の搬送面は同じレベルとされる。
第1搬送コンベヤ16の下流部の移送プレート17の停止位置はカップ取出位置として、搬送されてきたカップCを移送プレート17から上方に取り出す容器上昇手段22が設けられている。図5に示すように、この容器上昇手段22は上流部の容器下降手段15と同様の構成を有しており、載置板22Aを上昇状態としてカップCの外周縁部CEを移送プレート17Aおよび17Bの上面から上方へ離隔させる。これにより、第1受渡機構18が横一列のカップCを支持することができる。
第1受渡機構18は、開閉支持手段18Aとこれを昇降させ第1搬送コンベヤ16の搬送方向前後に移動させる移載手段18Bから構成されている。開閉支持手段18Aは、搬送方向横一列分のカップCの前後で開閉する前後一対の開閉部材を備えて構成され、カップCの外周縁部CEの前後幅よりも大きく開閉部材を開放させた状態で、開閉部材が容器上昇手段22によって上昇されたカップCの外周縁部CEより下方に位置するように、移載手段18Bにより開閉支持手段18Aを下降させ、その状態からカップCの外周縁部CEの突出量よりもカップCの胴部に接近させるように各前後の開閉部材を閉鎖動作させた後、再び開閉支持手段18Aを上昇させる。これにより、横一列のカップCの外周縁部CEの前後部分が、前後一対の開閉部材のそれぞれ内側に向けて形成した折返部分によって下方から支持される。その後、移載手段18Bにより開閉支持手段18Aを第1搬送コンベヤ16の下流部から、搬送方向前方側の第2搬送コンベヤ20の上流部へと移動させ、開閉支持手段18Aを下降させて開閉部材を開放させることで、搬送方向横一列分のカップCを第2搬送コンベヤに受け渡す。
投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20は、供給工程10Aの第1搬送コンベヤ16と同じく、移送プレート17と無端チェーン23とを備え、上部に移送プレート17の往路20F、下部に復路20Bを備えた循環式コンベヤとして構成され、カップCを間欠的に搬送するようになっている。また、その上流部には第1搬送コンベヤ16と同じく容器下降手段15が設けられており、第1受渡機構18において開閉支持手段18Aが横一列のカップCを、第2搬送コンベヤ20の移送プレート17に引き渡す際に、載置板15Aを上昇状態としてカップCを載置板15Aに載置させるようにし、その後、載置板15Aを下降状態としてカップCの外周縁部CEを移送プレート17Aおよび17Bに支持させる。
第2搬送コンベヤ20の上方には、粉末スープをカップC内へ列毎に投入する粉末スープ投入装置26と各種具材を各々カップC内へ列毎に投入する複数の具材投入装置28(図示例では3台)が配置される。すなわち麺塊Nが収容されたカップCが第2搬送コンベヤ20により搬送される間に、粉末スープや各種具材などのカップ収容物が各カップC内に投入される。
第2搬送コンベヤ20の下流部には、第1受渡機構18と同様の開閉支持手段30Aと移載手段30Bからなる第2受渡機構30が設けられ、第2受渡機構30により第2搬送コンベヤ20上のカップCが列毎に密封工程10Cの第3搬送コンベヤ32へと受け渡される。なお、第3搬送コンベヤ32の搬送面は、第1、第2搬送コンベヤ16、20の搬送面と同一のレベルとされる。
第2搬送コンベヤ20の下流部には、第1搬送コンベヤ16と同じく容器上昇手段22が配置され、第2受渡機構30に横一列のカップCを支持させるようになっており、第3搬送コンベヤ32の上流部には、第1搬送コンベヤ16や第2搬送コンベヤ20の上流部と同じく容器下降手段15が配置され、第2受渡機構30から横一列のカップCを受け取るようになっている。
密封工程10Cの第3搬送コンベヤ32は、図3に示すように、搬送方向両側に掛け回された無端チェーン32Aに、複数の支持板としてのリテーナ33を掛け渡して、上部にリテーナ33の往路32F、下部に復路32Bを備えた循環式コンベヤとして構成されており、リテーナ33にはカップCを嵌合させる複数の受口33Aが横一列に形成され、カップCを間欠的に搬送するようになっている。リテーナ33は無端チェーン32Aに着脱可能に取り付けられており、取り扱われるカップCの外径寸法に応じた大きさの受口33Aが形成されたリテーナ33が準備され、カップCの外径寸法に応じて交換可能となっている。なお、リテーナ33上の受口33Aの周囲の破線は、嵌合されるカップCの上端の外周縁部CEの最大径を示している。
第3搬送コンベヤ32の上流部のリテーナ33の停止位置はカップ受取位置として、リテーナ33の下方に載置板15Aが配置されている。載置板15Aは上昇状態でカップCが載置されると、下降してリテーナ33にカップCを受け渡すようになっており、カップCはリテーナ33の各受口33Aに嵌入されると、その逆円錐形の外周面がピッタリと受口33Aに嵌合するとともに、上端の外周縁部CEの全周の下面が、リテーナ33の上面の受口33Aの外周縁に支持される。第3搬送コンベヤ32の上方には、カップCの開口をシート状の蓋Sでシールする密封装置38と、カップCに貼付された蓋のシール状態の良否を検出するシール検査装置40と、適正にシールされたカップCを排出する排出コンベヤ42が、この順で上流側から配置される。なお、図4に、密封工程10Cに関わる構成を拡大した側面図を示す。
第3コンベヤ32の下流寄りには、容器個別上昇手段44が設けられ、シール検査装置40により適正にシールされたと判断されるカップCがリテーナ33の受口33Aから上方へ突き出される。第3搬送コンベヤ32の下流側には、リテーナ33に残されたカップCを収容する廃棄箱46が設けられ、第3搬送コンベヤ32の下流部にはリテーナ33の受口33AからカップCを上方へ抜き出すように案内するガイド48が設けられる。
密封装置38は、1つのリテーナ33に支持される横一列のカップCの各開口部にシート状の蓋Sを圧着させ、熱を加えて貼付する装置である。シール検査装置40は、各リテーナ33のカップCをリング照明40Rで照明し、カメラ40Cで撮影してカップCにシール状態の良否を判断する。
図6に示すように容器個別上昇手段44は、横一列分のカップCの数に対応して配置された複数の支持片44Aとこれを昇降させるエアシリンダ44Bを備える。容器個別上昇手段44は、シール検査装置40においてシール不良がない(適正)と判断されたカップCに対応するエアシリンダ44Bを上昇させる。当該カップCは排出コンベヤ42の搬送面高さまで押し上げられ、その後押し上げられたカップCはプッシャ45により渡り板42A上を排出コンベヤ42の搬送面上へと押し出される。
一方、シール検査装置40においてシール不良があると判断されたカップCに対応するエアシリンダ44Bは上昇されず、不良と判定されたカップCは、リテーナ33の受口33Aに保持されたままとなる。第3搬送コンベヤ32の下流部に配置されるガイド48は、リテーナ33の下方において、各受口33Aに対応して下流側に向けて上向きに傾斜するように配置される。すなわち、リテーナ33に残されたカップCがガイド48の上を搬送されると、その底面がガイド48により押し上げられ、第3搬送コンベヤ32の下流端において、カップCはリテーナ33の受口33Aから完全に押し出され、廃棄箱46へと落下する。
以上のように、供給工程10Aの第1搬送コンベヤ16および投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20において、容器下降手段15および容器上昇手段22の各エアシリンダ15B、22Bは、第1搬送コンベヤ16および第2搬送コンベヤ20のフレームFの外側に配置させており、上部の移送プレート17の往路16F、20Fと下部の復路16B、20Bの間には、載置板15A、22Aが昇降できる上下幅が確保できればよく、復路16B、20Bを密封工程10Cの第3搬送コンベヤ32の復路32Bの位置よりも高く、往路16F、20Fに近づけて配置している。これにより復路16Bの下方は作業空間50、52として形成することができ、往路16Bを移動する移送プレート17から落下する麺屑や粉末スープ、具材等を清掃できるようになっている。
一方、密封工程10Cでは麺屑の発生や粉末スープ、具材等の飛散はなく、また第3搬送コンベヤ32は、供給工程10Aの第1搬送コンベヤ16や投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20から分離されているため、供給工程10Aで発生した麺屑や、投入工程10Cで飛散した粉末スープや具材等が、密封工程10Cに持ち込まれることはない。よって第1搬送コンベヤ16の作業空間50や第2搬送コンベヤ20の作業空間52のような、清掃のために作業空間を設ける必要はなく、上部のリテーナ33の往路32Fと下部の復路32Bの間に、容器下降手段15の昇降手段であるエアシリンダ15Bや、容器個別上昇手段44の昇降手段である各エアシリンダ44Bを配置することができる。なお、図6では、横一列に並んだ5つのカップCのうち、真中のカップCが不良と判定され、それ以外のカップCがエアシリンダ44Bにより上昇された様子が示される。
次に図7〜図9を参照して、本実施形態の供給工程10Aにおける麺塊投入機構14の構成およびその動作について説明する。なお、図7は、麺塊投入機構14の周辺の構成を拡大して示す側面図であり、図8は、支持アームが設けられた反転ボックスの上下面の様子を示す部分拡大平面図である。また図9は麺塊投入機構14の動作を時系列に示す側面図である。
麺塊供給装置12では、無端コンベヤである麺塊供給コンベヤ12C上を搬送される麺塊Nが、その下流端において麺塊供給プレート12P上に移載される。麺塊供給プレート12Pの上方には、プレートに平行して配置される無端チェーン12Cに所定間隔で係合バー12Bが設けられた麺塊送出し装置12Pが配置される。麺塊供給プレート12Pへ移載された麺塊Nは、係合バー12Bより後縁を押され、麺塊供給プレート12P上を移送される。
麺塊供給プレート12Pの先端側には、麺塊Nが移載される反転ボックス54が配置される。反転ボックス54は回転軸54Rを中心に回転可能であり、回転軸54Rはガイドバー54Gに摺動自在に支持され、ガイドバー54Gに沿って水平方向に進退可能である。回転軸54Rは、例えばベルト伝動装置56により回転される。すなわち、従動プーリ56Aが回転軸54Rに、原動プーリ56Bがモータ56Mに取り付けられ、両プーリ56A、56Bにはベルト56Dが掛け回される。
ベルト伝動装置56には、リンク機構56Lが取り付けられ、ベルト伝動装置56は、カム56Cの回転によりリンク機構56Lを通してガイドバー54Gに沿った水平往復運動が可能である。これにより反転ボックス54は、麺塊供給プレート12Pに近接する第1位置(破線で示す)と、麺塊供給プレート12Pから離れた第2位置との間を往復する。すなわち、反転ボックス54は第1位置において麺塊Nを麺塊供給プレート12Pから受けとり、その後麺塊Nを載せたまま第2位置にまで移動する。
第2位置における反転ボックス54の上方には、カップCを供給する容器供給装置58が配置される。容器供給装置58から供給されるカップCは、供給アーム60によりその底面が吸着・保持され、反転された後、第2位置にある反転ボックス54に置かれた麺塊Nの上に被せられる。その後、モータ56Mの回転により麺塊NとカップCが載置された反転ボックス54が180度反転され、カップCが正立されて麺塊NがカップC内に落下する。また、このとき並行してリンク機構56Lにより反転ボックス54は第1位置へと移動される。なお、反転ボックス54上に伏せた状態で載置されたカップCは、図8に示す支持アーム54Sによって反転ボックス54上に保持可能であり、反転ボックス54が回転されても、カップCは反転ボックス54上伏せた状態で維持される。
図8を参照して、支持アーム54Sの構成についてより詳細に説明すると、反転ボックス54の上下面には、それぞれピボット軸54Pに軸支される支持アーム54Sが、所定間隔で麺塊Nの列数+1個分設けられる。支持アーム54Sは、反転ボックス54上に載置されるカップCの各々を間に挟むように配置され、ピボット軸54P周りに回動自在である。また、支持アーム54Sの両端において反対側の側片には、例えば円弧形状の円弧部54Cがそれぞれ形成される。
支持アーム54Sは、ピボット軸54P周りに回転することで、両端の円弧部54Cを、各支持アーム54Sの左右に載置された2つカップCに係合させることができる。カップCの上端開口の周縁には、僅かに外方へ迫り出した外周縁部CEが形成されており、支持アーム54SがカップCに係合されると、各カップCは、両側の支持アーム54Sの円弧部54Cにより、外周縁部CEに隣接した側面が両側から把持され、反転ボックス54上に固定される。すなわち、支持アーム54Sは、円弧部54CをカップCに係合して反転ボックス54上に保持する係合状態(図8の実線)と、カップCから円弧部54Cを離接させたリリース状態(図8の破線)との間で切り替え可能である。
また、図7に示されるように、反転ボックス54の第2位置の下方には、第1搬送コンベヤ16の移送プレート17が停止し、その下方に容器下降手段15の載置板15Aが配置されている。そして、反転ボックス54と移載プレート17の間に、容器受け渡し装置64の開閉アーム62が位置しており、反転され正立されるとともに、支持アーム54SからリリースされたカップCを把持して、移送プレート17の下方に位置する載置板15Aに受け渡すようになっている。この開閉アーム62は、横一列の各カップCに対応して備えられており、開閉機構62Aは、容器受け渡し装置64の昇降部64Vおよび昇降部64Vを支持する水平移動部64Hによって支持され、昇降部64Vにより鉛直方向に昇降可能であるとともに、水平移動部64Hにより前後動可能となっている。この容器受け渡し装置64は、容器下降手段15と同様に第1搬送コンベヤ16のフレームFの外側に配置することで、復路16Bの下方に作業空間50を形成させている。
次に図9を参照して、麺塊投入機構14の作動の詳細について説明する。図9(a)には、麺塊Nが載せられた反転ボックス54が第2位置に移動し、供給アーム60により容器供給装置58から取り出されたカップCが、逆さまにされて反転ボックス54に載せられた麺塊Nの上に被せられた状態が示される。なお、カップCが被せられる際には、支持アーム54Sはリリース状態にあり、カップCに接触することはない。
カップCが各麺塊Nの上に被せられると、支持アーム54Sが係合状態とされ、カップCは反転ボックス54上に固定される。その後、反転ボックス54は図9(b)に示されるように、第1位置方向へと移動されながら、カップCが被せられた面が麺塊供給プレート12Pから離れる方向に180度回転され、麺塊供給プレート12Pから次の麺塊Nが反転ボックス54の反対側の面に載せられる。また、これに並行して、供給アーム60は、容器供給装置58の次のカップCを吸着・保持する。
図9(c)には、反転ボックス54が完全に180度回転された状態が破線で描かれる。この状態において、反転ボックス54の下側に移動されたカップCは、正立され、開閉アーム62(図9には図示せず)が閉じられるとともに、支持アーム54Sがリリース状態にされ、カップCは開閉アーム62に把持される。
その後、反転ボックス54は、図9(b)で移載された麺塊Nを載せたまま第2位置に向けて水平方向に移動され、これに合わせて開閉アーム62が水平移動部64Hにより水平方向に移動されるとともに昇降部64Vにより下降され、麺塊Nが収容されたカップCが、斜め下向きに移動されて、第2位置の直下に位置する前後一対の移送プレート17A、17Bの間に挿入されるとともに下方の載置板15Aに載置される。なお、これに並行して供給アーム60が吸着・保持するカップCが、反転ボックス54上の麺塊Nの上に被せられる。
カップCが載置板15Aに載置されると、開閉アーム62は開かれて水平移動部64Hにより退避位置へ移動される。またこれに合わせて容器下降手段15のエアシリンダ15Bが作動し、載置板15Aが下降して移送プレート17A、17BにカップCの外周縁部CEを支持させる。これにより、第1搬送コンベヤ16へのカップCの受け渡しは完了する。
以上のように、本実施形態のカップ入り即席麺製造装置によれば、供給されるカップに麺塊を収容させる供給工程に第1搬送コンベヤ、麺塊が収容されたカップ容器に粉末スープを投入する投入工程に第2搬送コンベヤ、粉末スープが投入されたカップ容器の開口を密封する密封工程に第3搬送コンベヤを設け、各工程間でカップ容器を受け渡す第1、第2受渡機構を設けたことで、上流側各工程で発生する麺屑や粉末スープ、具材等が、それぞれ次の工程へ運ばれることを防止できる。
また、本実施形態では、供給工程、投入工程において、カップを昇降する昇降手段を搬送コンベヤの外側に配置し、搬送コンベヤの復路を往路に近づけて配置したことで、搬送コンベヤの下にアクセス可能な作業空間を広く確保することができ、清掃などの作業が容易になる。
10 カップ入り即席麺製造装置
10A 供給工程
10B 投入工程
10C 密封工程
12 麺塊供給装置
14 麺塊投入機構
15 容器下降手段
16 第1搬送コンベヤ
18 第1受渡機構
20 第2搬送コンベヤ
22 容器上昇手段
26 粉末スープ投入装置
28 具材投入装置
30 第2受渡機構
32 第3搬送コンベヤ
38 密封装置
40 シール検査装置
44 容器個別上昇手段
50、52 作業空間
C カップ
N 麺塊
S 蓋

Claims (3)

  1. 供給されるカップ容器に麺塊を収容させる供給工程と、麺塊が収容されたカップ容器に粉末スープを投入する投入工程と、粉末スープが投入されたカップ容器の開口を密封する密封工程とからなり、各工程でカップ容器を搬送して順次カップ入り即席麺を製造するカップ入り即席麺の製造装置において、
    前記各工程ごとにカップ容器の搬送装置を設けるとともに、各工程間でカップ容器を受け渡す受渡機構を設けたことを特徴とするカップ入り即席麺製造装置。
  2. 前記各工程ごとに設けた前記搬送装置は、上部に往路、下部に復路を備えた循環式コンベヤからなり、前記供給工程と前記投入工程の復路の位置は、前記密封工程の復路の位置よりも高く、前記供給工程と前記投入工程の復路の下方に作業空間が設けられることを特徴とする請求項1に記載のカップ入り即席麺製造装置。
  3. 前記供給工程と前記投入工程に設けた搬送装置は、カップ容器の外径寸法に応じて間隔を変更可能な一対の支持部材を備え、前記一対の支持部材の間にカップ容器を支持して搬送するように構成され、
    前記密封工程に設けた搬送装置は、カップ容器を嵌合する受口を形成した支持板を交換可能に備え、前記支持板にカップ容器を支持させて搬送するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載のカップ入り即席麺製造装置。
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