JP2019007632A - 空調機制御サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】空調機の使用に関する有益な情報を、空調機の使用者に提示することができる空調機制御サーバ等を提供する。【解決手段】空調機制御サーバは、複数の空調機と外部ネットワークを介して接続してある。空調機制御サーバは、空調機から出力された該空調機の運転情報を取得する運転情報取得部と、空調機の使用環境に関する使用環境情報を取得する使用環境情報取得部と、空調機の運転情報及び使用環境情報と、該空調機の使用者とを関連づけて記憶している記憶部を参照し、空調機の内、一の使用者の空調機の使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出する抽出部と、抽出部が抽出した空調機の運転情報に基づいて、参考情報を生成する生成部と、生成した参考情報を送信する送信部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、空調機制御サーバに関する。
特許文献1には、外部ネットワークからセンターサーバーを介して通信会社に空気調和機を接続し、当該空気調和機の電流値又は消費電力の情報をセンターサーバーに取り込む空気調和機の管理システムが記載されている。当該空気調和機の管理システムは、センターサーバーによって空気調和機の運転にかかる電気代を算出し、その算出した電気代情報を通信会社の通信端末機器へ送信する。更に、当該空気調和機の管理システムは、使用者により設定された目標電気代に対して、空気調和機の積算電気代が目標電気代の所定の割合又は所定値を超えると、省エネワンポイント情報を含むお知らせ情報を通信端末機器に表示する。
特許文献2には、建物が備える空調システムの使用方法をアドバイス可能な空調システムのアドバイス装置が記載されている。当該空調システムのアドバイス装置は、空調システムの消費電力の情報から、空調システムの運転状況を判別し、記憶部に記憶された当該空調システムで快適性を向上又は維持するためのその判別結果に対応する使用方法のアドバイス情報を、出力部に出力させる。
特開2006−97941号公報 特開2015−190625号公報
しかしながら、特許文献1記載の空気調和機の管理システムは、空調機の使用者によって設定された目標電気代に基づいて、お知らせ情報の表示が制御されるので、目標電気代の設定が不適切な場合は、お知らせ情報の表示が、十分に行われない。
また、特許文献2記載の空調システムのアドバイス装置は、空調システムの運転状況を判別し、その判別結果に対応して予め分類されたアドバイス情報を表示するものであり、空調機の使用者にとって適切な情報を提示することは困難である。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、空調機の使用に関する有益な情報を、空調機の使用者に提示することができる空調機制御サーバ等を提供することを目的とする。
本発明に係る空調機制御サーバは、複数の空調機と外部ネットワークを介して接続された空調機制御サーバにおいて、前記空調機から出力された該空調機の運転情報を取得する運転情報取得部と、前記空調機の使用環境に関する使用環境情報を取得する使用環境情報取得部と、前記空調機の前記運転情報及び前記使用環境情報と、該空調機の使用者とを関連づけて記憶している記憶部を参照し、前記空調機の内、一の使用者の空調機の前記使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した空調機の前記運転情報に基づいて、参考情報を生成する生成部と、生成した前記参考情報を送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る空調機制御サーバは、前記使用環境情報は、前記空調機の能力に関する情報、前記空調機が据え付けられている建物の所在地に関する情報、該建物の種別に関する情報又は前記空調機の室内機が設置されている居室に関する情報のいずれかの情報を含み、前記抽出部は、前記一の使用者の空調機の使用環境情報と、前記他の使用者の空調機の使用環境情報とを対比することによって、前記他の使用者の空調機を抽出することを特徴とする。
本発明に係る空調機制御サーバは、前記運転情報は、前記空調機の消費電力量に関する情報を含み、前記抽出部は、所定期間における前記一の使用者の空調機の消費電力量よりも、少ない消費電力量の他の使用者の空調機を抽出することを特徴とする。
本発明に係る空調機制御サーバは、前記使用者からの問合せを受付ける問合受付部を備え、前記抽出部は、前記問合せの内容に基づいて、前記他の使用者の空調機を抽出し、前記生成部は、前記問合せの内容に基づいて、前記参考情報を生成することを特徴とする。
本発明に係る空調機制御サーバは、前記参考情報は、前記他の使用者の空調機の運転情報に基づいた空調機の運転方法又は前記運転方法によって空調機を運転した場合に推定される消費電力量に関する情報を含むことを特徴とする。
本発明に係る空調機制御サーバは、前記運転方法によって前記空調機を運転させる制御信号を出力する制御信号出力部を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、複数の空調機から出力された該空調機の運転情報を取得し、前記空調機の使用環境に関する使用環境情報を取得し、前記空調機の前記運転情報及び前記使用環境情報と、該空調機の使用者とを関連づけて記憶している記憶部を参照し、前記空調機の内、一の使用者の空調機の前記使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出し、抽出した空調機の前記運転情報に基づいて、参考情報を生成し、生成した前記参考情報を送信する処理を実行させる。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、空調機の使用者によって入力された問合せを記憶し、記憶した前記問合せを、前記空調機を含む複数の空調機と外部ネットワークを介して接続された空調機制御サーバに送信し、前記空調機制御サーバが、取得した前記複数の空調機から出力された該空調機の運転情報及び前記複数の空調機の使用環境に関する使用環境情報と、該空調機の使用者とを関連づけて記憶している記憶部を参照し、前記複数の空調機の内、前記使用者の空調機の前記使用環境情報及び受信した前記問合せの内容に基づいて、参考となる前記使用者とは異なる他の使用者の空調機を抽出し、抽出した空調機の前記運転情報及び受信した前記問合せの内容に基づいて生成し、送信した前記問合せの回答を含む参考情報を受信し、受信した前記参考情報を表示する処理を実行させる。
本発明によれば、空調機の使用に関する有益な情報を、空調機の使用者に提示することができる空調機制御サーバを提供することが可能となる。
実施形態1に係る空調機制御サーバの一構成例を示す概念図である。 空調機制御サーバの一構成例を示すブロック図である。 使用者マスタテーブルの一構成例を示す説明図である。 使用環境情報テーブルの一構成例を示す説明図である。 運転情報テーブルの一構成例を示す説明図である。 情報表示装置の一構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る参考情報の一例を示す説明図である。 実施形態2に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る情報表示画面の一例を示す説明図である。 実施形態2に係る参考情報の一例を示す説明図である。 実施形態3に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る参考情報の一例を示す説明図である。
(実施形態1)
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、実施形態1に係る空調機制御サーバの一構成例を示す概念図である。本実施形態1に係る空調機制御サーバ2は、外部ネットワーク1を介して、複数の空調機5と接続してある。複数の空調機5は、各空調機5の使用者6の住居、事務所等の建物に据え付けられている。また、空調機制御サーバ2は、外部ネットワーク1を介して、空調機5の使用者6によって操作される情報表示装置7又は空調機5のリモコン5Aと接続してある。なお、リモコン5Aはワイヤレスリモコンであってもよい。
外部ネットワーク1は、インターネット、通信業者による通信ネットワーク又は電力線搬送による通信ネットワーク等を含み、外部ネットワーク1に接続される空調機5及び空調機制御サーバ2との間の通信を確立するための通信機器1Aによって構成されている。
空調機5は運転に関する情報を定期的に出力し、ルータ、ゲートウェイ又はスマートメータ等の通信機器1Aによって接続された外部ネットワーク1を介して、空調機制御サーバ2に送信できるように構成されている。空調機5はリモコン5Aを備え、使用者6によってリモコン5Aに入力された情報を、空調機制御サーバ2に送信する。空調機5は、空調機制御サーバ2から送信された情報をリモコン5Aに表示する。
なお、空調機5と空調機制御サーバ2との通信形態は、これに限定されず、空調機5は、使用者6の情報表示装置7と住居内のネットワークを介して通信し、使用者6の情報表示装置7が外部ネットワーク1に接続し、空調機制御サーバ2との通信を行ってもよい。使用者6は、空調機5のリモコン5A又は情報表示装置7等の情報の入出力が可能な装置によって、空調機制御サーバ2と後述する情報の送受信を行う。
図2は、空調機制御サーバ2の一構成例を示すブロック図である。空調機制御サーバ2は、演算部20、記憶部21及び入出力インターフェイス22を備えるコンピュータである。空調機制御サーバ2は、一台構成の単体サーバに限定されず、複数台構成によるクラウドサーバ、仮想オペレーティングシステム上で稼働する仮想サーバ等のサーバ形態を含む。
演算部20は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等により構成してあり、記憶部21に予め記憶された演算プログラム3P及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行う。当該演算処理を行うことによって、演算部20は、運転情報取得部、使用環境情報取得部、抽出部、生成部及び問合受付部に相当する。また、演算部20は、後述する入出力インターフェイス22を介して、空調機5又は使用者6の情報表示装置7との間で情報を送受信するための送信部又は制御信号出力部に相当する。演算部20により演算処理は、後述するフローチャートで詳細を説明する。
記憶部21は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、演算プログラム3P及び処理時に参照するデータがあらかじめ記憶してある。記憶部21に記憶された演算プログラム3Pは、空調機制御サーバ2が読み取り可能な記録媒体3から読み出されたプログラムを記憶したものであってもよい。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータから演算プログラム3Pをダウンロードし、記憶部21に記憶させたものであってもよい。記憶部21は、演算プログラム3P及び演算に必要なデータを記憶する。当該演算に必要なデータは、後述する使用者マスタテーブル21A、使用環境情報テーブル21B及び運転情報テーブル21C内に登録されている情報を含む。
入出力インターフェイス22は、演算部20との間で情報の入出力を行うと共に、外部ネットワーク1と接続し、空調機5が出力した情報を取得するためのインターフェイスである。
空調機制御サーバ2は、入出力インターフェイス22を介して、空調機5が定期的に出力する運転情報及び、リモコン5A又は情報表示装置7によって使用者6が入力し、空調機制御サーバ2に送信された情報を外部ネットワーク1経由で取得する。また、空調機制御サーバ2は、入出力インターフェイス22を介して、後述する参考情報を送信することで、使用者6が、リモコン5A又は情報表示装置7によって当該参考情報を参照できるように構成してある。
図3は、使用者マスタテーブル21Aの一構成例を示す説明図である。使用者マスタテーブル21Aで管理されている項目は、一例として、氏名、所在地(郵便番号)、建物種別、家族構成、メールアドレス、電力会社との電力料金に関する契約形態等の空調機5の使用者6に関する項目であり、使用者6を一意に識別するためのユーザIDを含む。
所在地の項目には、例えば郵便番号が値として登録され、一の使用者6と、同じ地域の所在地となる他の使用者6を抽出するための項目として使用することができる。なお、他の使用者6は、一の使用者6と住居等を異とする使用者6である。建物種類の項目には、例えば、木造又は鉄筋等の建材構造に関する値、戸建て又は集合等の形態に関する値が登録され、一の使用者6と、同じ建物種類の他の使用者6を抽出するための項目として使用することができる。家族構成の項目には、家族の人数が登録される。電力会社との電力料金に関する契約形態の項目には、契約している電力会社名と、デマンド契約、ピークカット契約又は時間帯別料金契約等の契約形態が、登録される。電力会社との電力料金に関する契約形態の項目は、他の使用者6を抽出するための項目として使用すると共に、当該契約形態に基づき決定される料金単価を空調機5の消費電力量に乗算することによって電力料金を導出するために用いられる。メールアドレスの項目には、使用者6のメールアドレスが登録され、空調機制御サーバ2から使用者6にむけて情報を送信する際に使用することができる。
使用者マスタテーブル21Aで管理されている項目の情報は、空調機5の使用者6の操作よって空調機5のリモコン5A又は情報表示装置7から、空調機制御サーバ2に登録される。
図4は、使用環境情報テーブル21Bの一構成例を示す説明図である。使用環境情報テーブル21Bで管理されている項目は、一例として、ユーザID、空調機5の機種、能力、設置場所、部屋畳数、部屋形状、設置位置、遠隔操作可否、他機器の併用等の各空調機5の使用環境に関する項目であり、空調機5を一意に識別するための空調機IDを含む。
機種の項目には、例えば、空調機5のメーカ名及び型式が登録される。能力の項目には、空調機5の冷房、暖房の能力値が、登録される。設置場所、設置畳数及び部屋形状の項目には、空調機5が設置された居室に関する値が夫々に登録される。遠隔操作可否の項目には、空調機5が設置されている建物の外部から操作が可能であるかの情報が登録される。他機器の併用の項目には、空調機5が設置された居室において、当該空調機5以外の機器として例えば、扇風機又は、燃焼暖房機器、床暖房機器等の暖房機器の併用に関する情報が登録される。
空調機5の使用環境に関する情報は、使用者マスタテーブル21Aに管理されている項目の情報と、使用環境情報テーブル21Bに管理されている項目の情報とによって構成される。空調機5の使用環境に関する項目を抽出条件に含めることによって、空調機制御サーバ2は、一の使用者6と他の使用者6との空調機5の使用環境に関する情報を対比し、一の使用者6の空調機5と、類似又は同様の使用環境の他の使用者6の空調機5を抽出する。空調機IDとユーザIDは、同じレコードの中で互いに関連づけられているため、使用者6を特定することによって、当該使用者6の全ての空調機5を特定することができ、当該使用者6が所有する空調機5の台数を導出することができる。使用環境情報テーブル21Bで管理されている項目の情報は、空調機5の使用者6の操作よって空調機5のリモコン5A又は情報表示装置7から、空調機制御サーバ2に登録される。
図5は、運転情報テーブル21Cの一構成例を示す説明図である。運転情報テーブル21Cで管理されている項目は、一例として、空調機5の運転モード、設定温度、風量及び風向等の運転方法に関する項目を含む。また、運転情報テーブル21Cで管理されている項目は、例えば、室内温度、外気温度の天気等の運転条件に関する項目を含む。また、運転情報テーブル21Cで管理されている項目は、消費電力量及び電力料金を含む。運転情報テーブル21Cで管理されている項目には、各情報が出力された時刻及び空調機5を一意に識別するための空調機IDが含まれ、空調機5の運転に関する情報が、時系列な情報として登録される。
運転モードの項目には、冷房、暖房、除湿等の空調機5の運転モードが登録され、また設定温度に到達した場合に運転が一時停止されるサーモオフが、運転モードとして登録されてもよい。また、空調機5がリモコン5Aからの運転開始の操作を待ち受けている待機状態が、運転モードとして登録されてもよい。
設定温度の項目には、リモコン5Aの操作によって設定された値が登録され、室内温度及び外気温度の項目には、空調機5の室内機及び室外機の夫々に配置されている温度計(サーミスタ)の計測値が登録される。また、室内湿度の項目も、運転情報テーブル21Cで管理されていてもよい。風量及び風向の項目には、リモコン5Aの操作によって設定された値が登録される。
空調機5は、電力計又は電流計を備えており、単位時間あたりの電力量を計測する。単位時間は、例えば30分単位として、消費電力量を積算する。空調機制御サーバ2は、空調機5が出力した当該消費電力量を取得する。空調機制御サーバ2は、使用環境情報テーブル21B及び使用者マスタテーブル21Aを参照し、使用者6の電力料金に関する契約形態に基づいて、消費電力量に対応する電力料金を導出し、電力料金の項目に登録する。
天気の項目には、空調機5が運転された時刻における当該空調機5が据え付けられた建物の所在地での天気に関する情報が登録される。空調機制御サーバ2は、外部ネットワーク1に接続され、天気に関する情報を保有している気象データサーバ(図示せず)にアクセスし、天気に関する情報を取得する。
空調機5は、起動時、停止時及び運転中に定期的に情報を出力する。定期的な出力は、例えば30分単位での出力としてもよい。また、空調機5は、運転モード、設定温度が変更された場合、又はサーモオン、サーモオフが実行された場合等に自機の運転に関する情報を出力してもよい。空調機5が出力した自機の運転に関する情報を、空調機制御サーバ2は取得し、運転情報テーブル21Cに登録する。
このように、時刻を含めた運転に関する情報によって、空調機制御サーバ2は、所定期間内における空調機5の運転の履歴、消費電力量の積算値等を導出できる。例えば、空調機制御サーバ2は、空調機5の運転を開始した時刻での居室の室内温度を導出できる。また、空調機制御サーバ2は、空調の運転を開始した後、設定温度に到達(サーモオフ開始)するまでの所要時間及び電力料金を導出できる。また、空調機制御サーバ2は、サーモオフ後に、空調機5が運転を再開(サーモオン)するまでの時間及び運転を再開した時の設定温度、外気温度及び室内温度を導出できる。また、空調機制御サーバ2は、設定温度が運転途中に使用者6によって変更された場合、当初の設定温度及び変更後の設定温度の夫々の設定温度での運転時間及び電力料金を導出できる。当該導出した値に基づいて、空調機制御サーバ2は、一の使用者6と他の使用者6との空調機5の運転情報を対比し、参考となる他の使用者6の空調機5を抽出することができる。
図6は、情報表示装置7の一構成例を示すブロック図である。情報表示装置7は、例えば携帯電話、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報の入出力が可能であり、通信機能を有する装置である。情報表示装置7は、制御部70、記憶部71、通信部72、入力部73及び表示部74を備え、外部ネットワーク1を介して空調機制御サーバ2と通信可能に接続されている。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等により構成してあり、記憶部71に予め記憶された制御プログラム75及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行う。
記憶部71は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、制御プログラム75及び処理時に参照するデータがあらかじめ記憶してある。
通信部72は、制御部70との間で情報の入出力を行うと共に、外部ネットワーク1と接続し、空調機制御サーバ2との間で情報を送受信する。
入力部73は、キーボード、タッチパネル又は押下ボタン等の入力デバイスであり、入力された情報を制御部70へ出力する。
表示部74は、例えば液晶画面等の出力デバイスであり、制御部70から出力された情報を表示する。
なお、空調機5のリモコン5Aも、情報表示装置7と同様の構成を備え、外部ネットワーク1を介して空調機制御サーバ2と通信可能に接続されている。
図7は、実施形態1に係る処理手順を示すフローチャートである。図8は、実施形態1に係る参考情報の一例を示す説明図である。演算部20は、空調機制御サーバ2にアクセスした使用者6に対し情報表示画面7を提示し、使用者6からの操作を受け付けることによって、以下に示す処理を実行する。又は、演算部20は、予め登録されたスケジュールに従って、定期的に以下の処理を実行してもよい。
演算部20は、使用者6によって情報表示装置7又はリモコン5Aによって入力された空調機5の使用環境情報を、入出力インターフェイス22を介して取得し、記憶部21に記憶する(S11)。演算部20は、外部ネットワーク1を介して接続された空調機5から出力された当該空調機5の運転情報を取得し、記憶部21に記憶する(S12)。
演算部20は、一の使用者6の使用環境情報及び空調機5の運転情報から、他の使用者6の空調機5を抽出する抽出条件を生成する(S13)。一の使用者6とは、演算部20にアクセスした使用者6である。他の使用者6とは、使用者マスタテーブル21Aに登録されている使用者6であって、一の使用者6以外の使用者6である。
演算部20は、使用者マスタテーブル21A及び使用環境情報テーブル21Bを参照し、当該一の使用者6に関する使用環境情報を取得する。使用環境情報は、例えば、使用者6の空調機5が据え付けられている建物の所在地、建物種別又は電力料金に関する契約形態等の使用者6に関する情報と、当該使用者6の空調機5の機種、設置場所等の空調機5夫々に関する情報である。
演算部20は、一の使用者6に関する使用環境情報における夫々の情報を組み合わせ、同一又は類似の使用環境情報の他の使用者6を抽出するための抽出条件を生成する。抽出条件は、例えば、所在地である郵便番号が同じ、建物種別が同じ、空調機5の能力及び設置場所が同じである等、任意の項目の組合せにより生成することができる。また、条件が同じである場合のみならず、部屋畳数が6畳から8畳まで等の所定の範囲内となる場合も含めることができる。当該抽出条件によって、演算部20は、一の使用者6と他の使用者6との空調機5に関する使用環境情報の夫々の情報を対比することができる。
また演算部20は、一の使用者6の空調機5の運転情報における夫々の情報から、他の使用者6の空調機5を抽出する抽出条件を生成する。演算部20は、運転情報テーブル21Cを参照し、当該一の使用者6の空調機5に関する運転情報を取得する。運転情報は、例えば所定期間における運転モード、設定温度等の運転方法及び消費電力量である。
演算部20は、一の使用者6の空調機5の運転情報における夫々の情報を組み合わせて、例えば、所定期間において類似又は同様の運転モードで運転された他の使用者6の空調機5を抽出するための抽出条件を生成する。当該抽出条件によって、演算部20は、一の使用者6と他の使用者6との空調機5に関する運転情報の夫々の情報を対比することができる。
従って、演算部20は、一の使用者6の使用環境情報又は運転情報の夫々の情報に基づいて、抽出条件を生成する。また、一の使用者6の使用環境情報及び空調機5の運転情報における夫々の情報を任意に組み合わせ、かつ各情報に関する条件設定することによって、類似又は同様の使用環境の他の使用者6の空調機5を抽出するための抽出条件を生成する。例えば、使用環境情報において、所在地である郵便番号が同じかつ建物種別が同じ、運転情報において、設定温度が所定範囲内、運転モードが同じとして、演算部20は、夫々の情報を組み合わせて、他の使用者6の空調機5を抽出するための抽出条件を生成する。
演算部20は、使用環境情報及び空調機5の運転情報における夫々の情報における一致度を加えて抽出条件を生成してもよい。夫々の情報における一致度とは、各情報における他の使用者の値が、一の使用者の値と同一の場合は一致度を高くし、一の使用者の値を含んだ所定範囲に含まれる場合は一致度を低くするとして、他の使用者と一の使用者との値の対比を行い、所定の一致度以上となる他の使用者を抽出する条件である。また、演算部20は、使用環境情報及び空調機5の運転情報における夫々の情報に重みづけ係数を設定して抽出条件を生成してもよい。重みづけ係数とは、夫々の情報に付与される係数であり、複数の情報において一の使用者と同一となった他の使用者がある場合、同一となった複数の情報夫々の重みづけ係数を加算した値が、所定閾値以上となった他の使用者を抽出する条件である。例えば、空調機5の能力の重みづけ係数を3、所在地を2、設置場所及び部屋形状を1として設定し、所定閾値を4とした場合、空調機5の能力を主たる抽出条件とすることができる。なお、演算部20は人口知能の機能を備え、抽出条件は、人口知能の機能によって生成されてもよい。人口知能を用いることによって、精度の高い抽出条件を生成することができる。
演算部20は、S13の処理で生成した抽出条件に基づき、他の使用者6の空調機5を抽出する(S14)。演算部20は、使用者マスタテーブル21A、使用環境情報テーブル21B及び運転情報テーブル21Cを参照し抽出条件に基づいて、他の使用者6の空調機5を抽出する。演算部20は、使用者マスタテーブル21A、使用環境情報テーブル21B及び運転情報テーブル21Cを管理するためのデータベース機能を有している。データベース機能は、例えば空調機制御サーバ2にインストールされたRDBMS(relational database management system)によって発揮されるため、所定のデータベース操作言語を用いることによって、生成した抽出条件に基づき、他の使用者6の空調機5を抽出することができる。
演算部20は、抽出した他の使用者6の空調機5の使用環境情報又は運転情報に基づき、他の使用者6の空調機5と一の使用者6の空調機5との消費電力量又は電力料金の比較データを含む参考情報を生成する(S15)。
使用者6の空調機5の運転情報は、当該運転情報が出力された時刻と共に、運転情報テーブル21Cの夫々の項目に登録されている。従って、抽出した他の使用者6の空調機5の運転情報を時系列に出力することができる。運転情報には、例えば30分単位での消費電力量が含まれ、消費電力量と電力料金に関する契約形態に基づき、30分単位での電力料金が導出される。
例えば、複数の使用者6の空調機5が抽出された場合、演算部20は、所定期間における電力料金が最も高い空調機5、最も低い空調機5を導出し、一の使用者の空調機5の電力料金と共に、電力料金を縦軸に、30分単位での時間を横軸にグラフ表示する。また、演算部20は、抽出された複数の使用者6の空調機5の電力料金の平均値を導出し、30分単位での時間を横軸にグラフ表示する。このような演算処理を演算部20が行うことによって、図8に示す如く、参考情報は、所定期間における一の使用者6の電力料金の推移を基準に、一の使用者6と類似又は同様の使用環境の他の使用者6の平均値、他の使用者6の内の最も低い電力料金の使用者6の推移をグラフ表示した情報とすることができる。
演算部20は、生成した参考情報を、使用者6が参照できるように送信する(S16)。図8に示す如く、演算部20は、空調機5のリモコン5A又は情報表示装置7で空調機制御サーバ2にアクセスした使用者6が、情報表示装置7又はリモコン5Aによって、参考情報を表示した情報表示画面4を参照できるように送信する。参考情報は、S13で生成した抽出条件及びS15の処理で生成されたグラフ表示を含む。又は、演算部20は、参考情報を電子メールによって、使用者6のメールアドレスに送信してもよい。
一の使用者6の空調機5と類似又は同様の使用環境の他の使用者6の空調機5を抽出することによって、演算部20は、実際の運転情報に基づいて、一の使用者6にとって参考となる参考情報を提示することができる。運転情報は、各空調機5の運転に伴って定期的に出力され、演算部20は、当該運転情報を定期的に取得する。従って、予め登録されている情報を単に表示するのでなく、演算部20は、他の使用者6の実際の運転情報に基づいた参考情報を提示するので、使用者6に、空調機5の運転に関する有益な参考情報を提示することができる。
(実施形態2)
図9は、実施形態2に係る処理手順を示すフローチャートである。図10は、実施形態2に係る情報表示画面の一例を示す説明図である。図11は、実施形態2に係る参考情報の一例を示す説明図である。
空調機制御サーバ2の演算部20は、実施形態1と同様に、空調機5の使用環境情報及び運転情報を取得し、記憶する(S21,S22)。
情報表示装置7の制御部70は、使用者6の操作に基づいて、空調機制御サーバ2と通信するための画面(図10A参照)を表示する(S23)。当該画面には、図10Aに示す如く、使用者6を識別するための情報が入力される。情報表示装置7の制御部70は、入力された使用者6の情報を、通信部72を介して空調機制御サーバ2に送信する(S24)。
空調機制御サーバ2の演算部20は、入出力インターフェイス22を介して使用者6の情報を受信し、記憶部21に記憶する(S25)。演算部20は、問合せのための情報表示画面4を出力し、情報表示装置7に送信する(S26)。
情報表示装置7の制御部70は、受信した情報表示画面4(図10B参照)を表示部74に表示する(S27)。図10Bに示す如く、S27の処理で表示された情報表示画面4は、抽出条件を生成するために必要な項目、条件及び問合せの入力ができるように構成してある。情報表示装置7の制御部70は、入力された抽出条件を生成するために必要な項目、条件及び問合せを、空調機制御サーバ2に送信する(S28)。問合せ内容は、例えば、「設定温度に到達するまでの電気代は」、「設定温度を1℃緩めたらどの位の省エネになる」又は「外出時に空調機5をつけっ放しにする状態と消すのはどっちが省エネ」等である。
演算部20は、抽出条件を生成するために必要な項目、条件及び問合せを受付け、記憶部21に記憶する(S29)。演算部20は、受付けた問合せ内容、一の使用者6の使用環境情報及び空調機5の運転情報から、他の使用者6の空調機5を抽出する抽出条件を生成する(S30)。演算部20は、受付けた問合せ内容について、例えば形態素解析等の自然言語処理を行い、当該内容に基づいて、抽出条件を生成するために必要な用語を導出する。演算部20は、導出した用語に基づいて、一の使用者6の使用環境情報及び空調機5の運転情報の夫々の情報から抽出条件を生成する。
例えば、問合せ内容が「設定温度に到達するまでの電気代は」の場合は、空調機5の能力、運転モード、外気温度、設定温度、風量、風向、運転開始時と設定温度到達時の室内温度、設定温度までの到達時間と電力料金、空調機5の室内機が設置されている居室の部屋畳数、設置場所、設置位置、部屋形状及び建物種別を、演算部20は抽出条件のための項目とする。
また、例えば、問合せ内容が「設定温度を1℃緩めたらどの位の省エネになる」の場合は、空調機5の能力、運転モード、外気温度、設定温度、風量、風向、運転開始時の室内温度、空調機5の室内機が設置されている居室の部屋畳数、設置場所、設置位置、部屋形状及び建物種別を、演算部20は抽出条件のための項目とする。そして、演算部20は、設定温度については、一の使用者6の設定温度に対し、±1℃の設定温度で運転した他の使用者6を抽出するための条件を設定し、当該他の使用者6が設定温度に到達するまでの消費電力量と対比できるものとする。
また、例えば、問合せ内容が「外出時に空調機5をつけっ放しにする状態と消すのはどっちが省エネ」の場合は、空調機5の能力、運転モード、外気温度、設定温度、風量、風向、運転開始時の室内温度、空調機5の室内機が設置されている居室の部屋畳数、設置場所、設置位置、部屋形状及び建物種別を、演算部20は抽出条件のための項目とする。そして、演算部20は、演算部20が取得した各情報の時刻に基づいて、運転時間に対応した消費電力量又は電力料金、停止時間、再運転後の運転時間と当該運転時間に対応した消費電力量又は電力料金が導出できるように抽出条件の条件を設定する。
なお、実施形態1と同様に、演算部20は人口知能の機能を備え、抽出条件は、人口知能の機能によって生成されてもよい。人口知能を用いることによって、精度の高い抽出条件を生成することができる。
演算部20は、生成した抽出条件に基づき、他の使用者6の空調機5を抽出する(S31)。当該抽出の処理自体は、S14と同様に、演算部20が、例えばデータベース機能を発揮することによって行われる。
演算部20は、抽出した他の使用者6の空調機5の運転情報基づき、問合せの回答を含む参考情報を生成する(S32)。図11に示す如く、演算部20は、生成した抽出条件、問合せ内容及び推定した回答を含む参考情報を生成する。
例えば、抽出条件によって、他の使用者6の空調機5が、複数台抽出された場合、当該複数の空調機5の運転情報から、夫々の関連する情報を参照して平均値、偏差などの算術処理を行い、一の使用者6の空調機5の運転情報との比較演算、傾向分析等を行うことによって、問合せに対する回答を導出する。
例えば、問合せ内容が「設定温度に到達するまでの電気代は」の場合は、回答は、〇〇円となると推定、となる。また、例えば、問合せ内容が「設定温度を1℃緩めたらどの位の省エネになる」の場合は、回答は、〇〇円の省エネになると推定、となる。また、例えば、問合せ内容が「外出時に空調機5をつけっ放しにする状態と消すのはどっちが省エネ」の場合は、回答は、10時間連続運転すると〇〇円/断続して3時間運転すると〇〇円、2時間停止、5時間運転すると〇〇円となり連続運転の方が、〇〇円の省エネになると推定、となる。
演算部20は、S16と同様に、生成した参考情報を、使用者6が参照できるように送信する(S33)。情報表示装置7の制御部70は、情報表示画面4上に受信した参考情報を、表示部74によって表示する(S34)。従って、演算部20は、一の使用者6の問合せに対する回答を、一の使用者6の空調機5の使用環境と、類似又は同様の他の使用者6の空調機5の運転情報に基づいて生成するので、有益な参考情報を一の使用者6に提示することができる。
(実施形態3)
図12は、実施形態3に係る処理手順を示すフローチャートである。図13は、実施形態3に係る参考情報の一例を示す説明図である。演算部20は、空調機制御サーバ2にアクセスした使用者6に対し情報表示画面4を提示し、使用者6からの操作を受け付けることによって、以下に示す処理を実行する。又は、演算部20は、予め登録されたスケジュールに従って、定期的に以下の処理を実行してもよい。
演算部20は、実施形態1と同様に、空調機5の使用環境情報及び運転情報を取得し、記憶する(S41,S42)。
演算部20は、実施形態1と同様に、一の使用者6の使用環境情報及び空調機5の運転情報における夫々の情報を任意に組み合わせ、かつ各情報に関する条件設定することによって、類似又は同様の使用環境の他の使用者6の空調機5を抽出するための抽出条件を生成する(S43)。
演算部20は、実施形態1と同様に、生成した抽出条件に基づき、使用環境情報テーブル21B及び運転情報テーブル21Cを参照することによって、他の使用者6の空調機5を抽出する(S44)。
演算部20は、S44で抽出した他の使用者6の空調機5の内、所定期間において一の使用者6の空調機5よりも消費電力量が少ない他の使用者6の空調機5を絞り込む処理を行う(S45)。当該絞り込む処理は、運転情報テーブル21Cを参照することによって、抽出した他の使用者6の空調機5の所定期間内での消費電力量の積算値と、一の使用者6の空調機5の期間内での消費電力量の積算値とを比較演算することによって行われる。
なお、フローチャートにおける説明上、S44の他の使用者6の空調機5を抽出する処理と、S45の絞り込む処理とを分けて記載したが、S44で生成する抽出条件に、当該絞り込む処理の条件を含ませ、一度の抽出処理で対応してもよい。
演算部20は、S45で絞り込んだ他の使用者6の空調機5の運転情報に基づき、省エネとなる運転方法を含む参考情報を生成する(S46)。当該他の使用者6の空調機5は、一の使用者6の空調機5と、類似又は同様の使用環境において運転されているにもかかわらず、所定期間において、一の使用者6の空調機5の消費電力量よりも少ない消費電力量である。従って、他の使用者6の空調機5と一の使用者6の空調機5との運転方法において、設定温度、運転時間、運転モード等の差異が存在すると推定される。又は、他の使用者6の空調機5と一の使用者6の空調機5との機種における省エネ性能において、差異があると推定される。演算部20は、他の使用者6の空調機5と一の使用者6の空調機5との運転方法又は機種等に関する夫々の情報を対比し、対比した結果の差異に基づき、省エネとなる運転方法を含む参考情報を生成する。
例えば、図13に示す如く、他の使用者6の空調機5と一の使用者6の空調機5との運転方法において、設定温度又は運転時間に差異がある場合は、参考情報は、設定温度を2℃下げると、〇〇円の省エネと推定、運転時間(13:00〜15:00)を削減すると〇〇円の省エネと推定、となる。
演算部20は、S46で生成した参考情報を、S16と同様に使用者6が参照できるように送信する(S47)。そして、演算部20は、S47で生成した参考情報に含まれる運転方法で、一の使用者6の空調機5の運転方法を制御するための制御信号を出力する(S48)。空調機5は、外部ネットワーク1を介して、演算部20から出力された制御信号を取得する。そして、空調機5は、当該制御信号に基づいて、運転する。従って、空調機5を省エネに運転することができ、消費電力量を削減することができる。
本発明に係る空調機制御サーバ2は、複数の空調機5と外部ネットワーク1を介して接続された空調機制御サーバにおいて、前記空調機から出力された該空調機の運転情報を取得する運転情報取得部20と、前記空調機の使用環境に関する使用環境情報を取得する使用環境情報取得部20と、前記空調機の前記運転情報及び前記使用環境情報と、該空調機の使用者6とを関連づけて記憶している記憶部21を参照し、前記空調機5の内、一の使用者の空調機の前記使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出する抽出部20と、前記抽出部が抽出した空調機の前記運転情報に基づいて、参考情報を生成する生成部20と、生成した前記参考情報を送信する送信部20とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、空調機制御サーバ2は、一の使用者の空調機の使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出する。従って、一の使用者の空調機に参考となる他の使用者の空調機の運転情報に基づいて生成された参考情報を、空調機制御サーバ2は使用者6に提示することができる。他の使用者の空調機の運転情報は、当該空調機の運転によって出力され、空調機制御サーバ2は当該運転情報を取得するので、実際の空調機の運転に即した有益な参考情報を使用者6に提示することができる。
本発明に係る空調機制御サーバ2は、前記使用環境情報は、前記空調機の能力に関する情報、前記空調機が据え付けられている建物の所在地に関する情報、該建物の種別に関する情報又は前記空調機の室内機が設置されている居室に関する情報のいずれかの情報を含み、前記抽出部20は、前記一の使用者の空調機の使用環境情報と、前記他の使用者の空調機の使用環境情報とを対比することによって、前記他の使用者の空調機を抽出することを特徴とする。
本発明によれば、使用環境情報は、空調機の能力に関する情報、空調機が据え付けられている建物の所在地に関する情報、該建物の種別に関する情報又は空調機の室内機が設置されている居室に関する情報のいずれかの情報を含む。そして、一の使用者の空調機の使用環境情報と、他の使用者の空調機の使用環境情報とを対比することによって、他の使用者の空調機を抽出する。従って、一の使用者の空調機の使用環境に類似した他の使用者の空調機を効率的に抽出することができる。
本発明に係る空調機制御サーバ2は、前記運転情報は、前記空調機の消費電力量に関する情報を含み、前記抽出部20は、所定期間における前記一の使用者の空調機の消費電力量よりも、少ない消費電力量の他の使用者の空調機を抽出することを特徴とする。
本発明によれば、運転情報は、空調機の消費電力量に関する情報を含む。そして、抽出部は、所定期間における一の使用者の空調機の消費電力量よりも、少ない消費電力量の他の使用者の空調機を抽出する。従って、参考となる他の使用者の空調機の内、一の使用者の空調機の消費電力量よりも、少ない消費電力量の空調機を効率的に抽出することができる。そして、当該少ない消費電力量の空調機の運転情報に基づいた有益な参考情報を、使用者6に提示することができる。
本発明に係る空調機制御サーバ2は、前記使用者からの問合せを受付ける問合受付部20を備え、前記抽出部20は、前記問合せの内容に基づいて、前記他の使用者の空調機を抽出し、前記生成部20は、前記問合せの内容に基づいて、前記参考情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、空調機制御サーバ2は、使用者からの問合せを受付ける問合受付部20を備える。そして、抽出部20は、問合せの内容に基づいて、他の使用者の空調機を抽出し、生成部20は、問合せの内容に基づいて、参考情報を生成する。従って、使用者6からの問合せに基づいた適切な参考情報を使用者6に提示することができる。
本発明に係る空調機制御サーバ2は、前記参考情報は、前記他の使用者の空調機の運転情報に基づいた空調機の運転方法又は前記運転方法によって空調機を運転した場合に推定される消費電力量に関する情報を含むことを特徴とする。
本発明によれば、参考情報は、他の使用者の空調機の運転情報に基づいた空調機の運転方法又は運転方法によって空調機5を運転した場合に推定される消費電力量に関する情報を含む。従って、空調機5の運転を改善するための運転方法又は当該運転方法で運転した場合の消費電力量を含む参考情報を、使用者6に提示することができる。
本発明に係る空調機制御サーバ2は、前記運転方法によって前記空調機を運転させる制御信号を出力する制御信号出力部20を備えることを特徴とする。
本発明によれば、空調機制御サーバ2は、運転方法によって空調機を運転させる制御信号を出力する制御信号出力部20を備える。従って、他の使用者の空調機の運転情報に基づいた空調機の運転方法によって、空調機5の運転を改善することができる。
本発明に係るプログラム3Pは、コンピュータ2に、複数の空調機5から出力された該空調機5の運転情報を取得し、前記空調機5の使用環境に関する使用環境情報を取得し、前記空調機5の前記運転情報及び前記使用環境情報と、該空調機5の使用者6とを関連づけて記憶している記憶部21を参照し、前記空調機5の内、一の使用者の空調機の前記使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出し、抽出した空調機の前記運転情報に基づいて、参考情報を生成し、生成した前記参考情報を送信する処理を実行させる。
本発明によれば、プログラム3Pは、複数の空調機5から出力された該空調機5の運転情報を取得し、記憶部21に記憶する処理をコンピュータに実行させる。当該運転情報の取得は、外部ネットワーク1経由で取得する場合のみならず、複数の空調機5から出力された該空調機5の運転情報が記録された記録媒体を読み取って、取得することを含む。プログラムは、一の使用者の空調機の使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出する処理をコンピュータに実行させる。従って、一の使用者の空調機に参考となる他の使用者の空調機の運転情報に基づいて生成された参考情報を、コンピュータ2は使用者6に提示することができる。他の使用者の空調機の運転情報は、当該空調機の運転によって出力され、コンピュータ2は当該運転情報を取得するので、実際の空調機5の運転に即した有益な参考情報を使用者6に提示することができる。
本発明に係るプログラム75は、コンピュータ7に、空調機5の使用者6によって入力された問合せを記憶し、記憶した前記問合せを、前記空調機を含む複数の空調機と外部ネットワーク1を介して接続された空調機制御サーバ2に送信し、前記空調機制御サーバ2が、取得した前記複数の空調機から出力された該空調機の運転情報及び前記複数の空調機の使用環境に関する使用環境情報と、該空調機5の使用者6とを関連づけて記憶している記憶部21を参照し、前記複数の空調機の内、前記使用者の空調機の前記使用環境情報及び受信した前記問合せの内容に基づいて、参考となる前記使用者とは異なる他の使用者の空調機を抽出し、抽出した空調機の前記運転情報及び受信した前記問合せの内容に基づいて生成し、送信した前記問合せの回答を含む参考情報を受信し、受信した前記参考情報を表示する処理を実行させる。
本発明によれば、プログラム75は、使用者6からの問合せを記憶し、問合せの内容及び当該使用者の空調機の使用環境情報に基づいて、他の使用者の空調機を抽出し、参考情報を生成する処理をコンピュータ7に実行させる。従って、使用者6からの問合せに基づいた適切な参考情報を使用者6に提示することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 外部ネットワーク
1A 通信機器
2 空調機制御サーバ
20 演算部
21 記憶部
21A 使用者マスタテーブル
21B 使用環境情報テーブル
21C 運転情報テーブル
22 入出力インターフェイス
3 記録媒体
3P 演算プログラム
4 情報表示画面
5 空調機
5A リモコン
6 使用者
7 情報表示装置
70 制御部
71 記憶部
72 通信部
73 入力部
74 表示部
75 制御プログラム

Claims (6)

  1. 複数の空調機と外部ネットワークを介して接続された空調機制御サーバにおいて、
    前記空調機から出力された該空調機の運転情報を取得する運転情報取得部と、
    前記空調機の使用環境に関する使用環境情報を取得する使用環境情報取得部と、
    前記空調機の前記運転情報及び前記使用環境情報と、該空調機の使用者とを関連づけて記憶している記憶部を参照し、前記空調機の内、一の使用者の空調機の前記使用環境情報に基づいて、参考となる他の使用者の空調機を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した空調機の前記運転情報に基づいて、参考情報を生成する生成部と、
    生成した前記参考情報を送信する送信部と
    を備えることを特徴とする空調機制御サーバ。
  2. 前記使用環境情報は、前記空調機の能力に関する情報、前記空調機が据え付けられている建物の所在地に関する情報、該建物の種別に関する情報又は前記空調機の室内機が設置されている居室に関する情報のいずれかの情報を含み、
    前記抽出部は、前記一の使用者の空調機の使用環境情報と、前記他の使用者の空調機の使用環境情報とを対比することによって、前記他の使用者の空調機を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調機制御サーバ。
  3. 前記運転情報は、前記空調機の消費電力量に関する情報を含み、
    前記抽出部は、所定期間における前記一の使用者の空調機の消費電力量よりも、少ない消費電力量の他の使用者の空調機を抽出する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空調機制御サーバ。
  4. 前記使用者からの問合せを受付ける問合受付部を備え、
    前記抽出部は、前記問合せの内容に基づいて、前記他の使用者の空調機を抽出し、
    前記生成部は、前記問合せの内容に基づいて、前記参考情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の空調機制御サーバ。
  5. 前記参考情報は、前記他の使用者の空調機の運転情報に基づいた空調機の運転方法又は前記運転方法によって空調機を運転した場合に推定される消費電力量に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の空調機制御サーバ。
  6. 前記運転方法によって前記空調機を運転させる制御信号を出力する制御信号出力部を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の空調機制御サーバ。
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