JP2019006411A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄処分の容易さの点で優れた包装袋を提供する。【解決手段】包装体10と、包装体10に設けられた粘着テープ20と、を備えた包装袋100を提供する。粘着テープ20は、包装体10に剥離・再接着可能に接着される第1領域22Aと、第1領域22Aに比べて高い剥離強度で包装体10に接着される第2領域23Aを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋に関する。
従来より、樹脂フィルム等からなる包装袋が使用されている(例えば、特許文献1を参照)。この種の包装袋は、廃棄処分の容易さの点で改善の余地があった。
特開2009−184738号公報
従来、スタンディングパウチ等の包装袋の中でも、特に液体の内容物を封入する包装袋は、その内容物の使用後や他の容器への詰め替え後の廃棄時に、包装袋中に残った内容物が垂れる、内容物の使用後に廃棄までの間にかさばり取り扱いづらい、ごみ箱等への廃棄を行うまでの間にも持ちづらく運びづらいといった課題があった。また、これら包装袋はごみ箱等の中でも包装袋がかさばり、包装袋中に残ったわずかな内容物が染みだすことがあった。特に比較的大きな包装袋においては、かさばるという問題が顕著であった。また、ごみ箱からごみ箱へ内容物を移すときにも、かさばった包装袋を移しづらく、さらに包装体から染み出た内容物により周囲を汚してしまったり、手に内容物がこびり付いてしまったりといった問題もあり、使用者からも課題として挙げられていた。
本発明は上記これらの課題に鑑み、発明者らが誠意検討を行って発明に至ったものであり、廃棄処分までの間にもかさばらず、廃棄処分が容易で、包装袋中に残った内容物の染みだしにより周囲が汚れたり、触れたときに手にこびり付くといったこともなく、使用時の使いやすさを画期的に改善する優れた発明である。
本発明の一態様は、包装体と、前記包装体に設けられた粘着テープと、を備え、前記粘着テープは、前記包装体に剥離・再接着可能に接着される第1領域と、前記第1領域に比べて高い剥離強度で前記包装体に接着される第2領域を有する包装袋を提供する。
前記第2領域は、前記包装体に固定されていることが好ましい。
前記第1領域は、前記粘着テープの一方の端を含む領域であることが好ましい。
前記粘着テープは、前記第1領域を有する第1粘着剤層と、前記第2領域を有する第2粘着剤層とを備え、前記第2領域は、第1粘着剤層の表面と前記第2粘着剤層の表面との粘着性の差に基づいて、前記第1領域に比べて高い剥離強度を有することが好ましい。
前記包装袋において、前記包装体は、重ね合わされる一対の胴部フィルムと、前記一対の胴部フィルムの間に介装される底部フィルムと、を備え、前記一対の胴部フィルムは、側端に沿って側端シール部において互いに接合され、前記一対の胴部フィルムと前記底部フィルムとは、周縁部の一部が底シール部において互いに接合されていてもよい。
前記包装体の上部には、注出口の流路となる未シール部が形成されていてもよい。
前記粘着テープは、前記包装体の上部に設けられていてもよい。
前記粘着テープは、前記包装体の下部に設けられていてもよい。
本発明の一態様によれば、粘着テープによって、包装体をロール状等にして小型化した形態とすることができる。よって、包装袋の廃棄処分を容易にすることができる。また、包装体の小型化により、廃棄物がごみ箱、ごみ袋等のなかで嵩張るのを防ぎ、廃棄物の減容化を図ることができる。
第1形態例の包装袋を示す平面図である。 図1の包装袋の粘着テープを模式的に示す側面図である。 図1の包装袋の使用例を模式的に示す断面図である。 図1の包装袋の使用例を模式的に示す断面図である。 図1の包装袋の使用例を模式的に示す斜視図である。 第2形態例の包装袋を示す平面図である。 粘着テープの変形例を模式的に示す側面図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
[第1形態例]
図1は、第1形態例の包装袋を示す平面図である。図1に示すように、第1形態例の包装袋はその上部に粘着テープを有する。
図2は、図1の包装袋の粘着テープを模式的に示す側面図である。図3および図4は、図1の包装袋の使用例を模式的に示す断面図である。図5は、図1の包装袋の使用例を模式的に示す斜視図である。
以下、図1に即して各構成の位置関係を説明する場合がある。図1において、包装体10の充填口13は底部フィルム12の上方に位置する。長方形の胴部フィルム11の長さ方向をY方向といい、胴部フィルム11の面内においてY方向に直交する方向(幅方向)をX方向という。Y方向は上下方向と一致する。平面視とは、胴部フィルム11の厚さ方向に見ることをいう。
図1に示すように、本形態例の包装袋100は、包装体10と、粘着テープ20とを備えている。
包装体10は、重ね合わされた一対の胴部フィルム11,11と、底部フィルム12とから構成されたスタンディングパウチである。
一対の胴部フィルム11,11は、互いに平面視形状が同一である。胴部フィルム11,11は、左右両側の側端に沿ってそれぞれ側端シール部11a,11bにおいて互いに接合されている。
底部フィルム12は、折り線12aを中心線にして二つ折りにされている。底部フィルム12は、折り線12aが内向きとなるように折り重ねられて一対の胴部フィルム11,11の下部同士の間に介装されている。
包装体10の下部には、各胴部フィルム11,11と底部フィルム12とが互いに対向する対向面の下端縁部(周縁部の一部)においてヒートシールにより互いに接合されることにより底シール部12bが形成されている。
胴部フィルム11および底部フィルム12として使用するフィルムとしては、従来より使用されているもの、例えば二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリアミド、二軸延伸ポリエステル等からなるフィルムを基材フィルムとし、これらの基材フィルムに、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をシーラント層として積層した積層体が用いられる。積層フィルムを製造する方法としては、ドライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法などが挙げられる。基材フィルム層とシーラント層との間には接着強度の向上のため、接着剤やアンカー剤等を設けることができる。この場合、包装袋の強度を高めるために基材フィルムを複数枚積層してもよい。あるいは気体や紫外線のバリア性を高めるため、アルミニウム箔等の金属箔、金属蒸着層、セラミック等の無機質蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなどを積層してもよい。
胴部フィルム11および底部フィルム12は、可撓性を有する。
包装体10の寸法は特に限定されないが、詰め替え用容器として好適な範囲は、包装体10の高さとしては100〜500mm程度、包装体10の幅(両側端間の最大幅)としては70〜300mm程度、内容物の充填量としては100〜5000cm程度である。
包装体10の上側の隅部には、注出口14の流路となる未シール部15が包装体10の斜め上方を向くように形成されている。
注出口14は、開封後の流路15の両側を構成する流路形成シール部15a,15bと、開封前の流路15を封止する流路封止シール部15cと、開封中につまみとなるプルタブ16とが、一方の側端シール部11aの上部から連続して胴部フィルム11,11同士をヒートシールすることにより形成されている。
流路形成シール部15a,15bは、注出口14を開封したときに、それぞれ流路15の両側部を区画している。すなわち、一方の流路形成シール部15aと他方の流路形成シール部15bとの間の未シール部が流路15となる。
また、流路15の先端部は、流路封止シール部15cによって閉止されている。流路形成シール部15bと側端シール部11bとの間は充填口13として開口されており、この充填口13を通して包装体10内に内容物を充填することが可能である。なお、内容物の充填後は、充填口13の周縁において胴部フィルム11,11同士をヒートシールすることにより上部シール部13Aを形成し、充填口13を閉止する。
流路15には、チューブ状(筒状)の保形材15dを設けることができる。保形材15dは、中心軸方向を流路15の方向に合わせて設置される。保形材15dによって、胴部フィルム11,11の間が離隔され、注出時に流路15の広がり状態を保つことができる。保形材15dの形状は、断面が円形、楕円形、多角形(三角形、四角形等)などであるチューブ状であってもよいし、断面がU字状、H字状、T字状などである構造体であってもよい。保形材15dの構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレフィン系樹脂のほか、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート等の合成樹脂が挙げられる。
注出口14には、開封を容易にするため、流路となる未シール部15を横断するように、例えばレーザー加工によって形成されたハーフカット溝などからなる開封案内線18が形成されている。開封案内線18は、注出口14を含む2枚の胴部フィルム11,11のそれぞれに設けることが好ましい。
図1および図2に示すように、粘着テープ20は、包装体10(例えば胴部フィルム11の外表面)に設けられている。
図2に示すように、粘着テープ20は、基材層21と、第1粘着剤層22と、第2粘着剤層23とを備えている。第1端20cは粘着テープ20の上端(長さ方向の一方の端)であり、第2端20d(長さ方向の他方の端)は粘着テープ20の下端である。
基材層21としては、例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミドなどからなる樹脂フィルムを用いることができる。ポリエステルは、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどである。ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレンなどである。そのほか、樹脂以外の材料、例えば紙、セロハン、布材(不織布、織布等)などからなるフィルムも基材層21として使用できる。
図1に示すように、基材層21は、例えば長さ方向に一定の幅を有するテープ状とされている。基材層21は、長さ方向に伸縮可能であってもよい。
図2に示すように、基材層21の上端を第1端21c(長さ方向の一方の端)といい、下端を第2端21d(長さ方向の他方の端)という。基材層21の厚みは、特に限定はないが、例えば10〜150μmとすることができ、20〜60μmとすることもできる。
基材層21には、必要に応じて、粘着剤層22,23が形成された面(第1面21a)とは反対の面(第2面21b)に、防汚層、帯電防止層、ハードコート層などを設けることができる。
基材層21の第1面21aは、第1領域21Aと、第1領域21Aに隣接する第2領域21Bとを有する。
第1領域21Aは、第1面21aの部分領域であって、第1端21cを含み、第1端21cから一定の長さ範囲に及ぶ領域である。第1領域21Aの平面視形状は例えば矩形である。第1領域21Aの長さ(粘着テープ20の長さ方向の寸法)は、第2領域21Bの長さに比べて長いことが好ましい。
第2領域21Bは、第1面21aの部分領域であって、第2端21dを含み、第2端21dから一定の長さ範囲に及ぶ領域である。第2領域21Bの平面視形状は例えば矩形である。
第1粘着剤層22は、基材層21の第1領域21Aの少なくとも一部に、基材層21に積層されて形成されている。第1粘着剤層22は、第1領域21Aの全域に形成されることが好ましい。第1粘着剤層22によって、基材層21の第1領域21Aは胴部フィルム11の表面11cに剥離・再接着可能に接着される。第1粘着剤層22の第1面22a(胴部フィルム11側の面)は第1領域22Aである。第1領域22Aは、胴部フィルム11の表面11cに剥離・再接着可能に接着される。第1領域22Aは、粘着テープ20の第1端20cを含む領域であるため、胴部フィルム11から剥離させ、再接着させる操作が容易となる。
第2粘着剤層23は、基材層21の第2領域21Bの少なくとも一部に、基材層21に積層されて形成されている。第2粘着剤層23は、第2領域21Bの全域に形成されることが好ましい。第2粘着剤層23によって、基材層21の第2領域21Bは胴部フィルム11の表面11cに接着される。第2粘着剤層23の第1面23a(胴部フィルム11側の面)は第2領域23Aである。第2領域23Aは、胴部フィルム11の表面11cに接着される。第2領域23Aは第1領域22Aに隣接する。
第2粘着剤層23は、胴部フィルム11に対して剥離・再接着可能であってもよいが、胴部フィルム11の表面11cに接合され、固定されることが好ましい。第2粘着剤層23が胴部フィルム11に固定されると、粘着テープ20の第1粘着剤層22を胴部フィルム11からいったん剥離させて胴部フィルム11の他の部位に再接着させる際に、粘着テープ20の位置決めが容易となるため、この剥離・再接着操作が容易となる。また、第2粘着剤層23が胴部フィルム11に固定されていると、粘着テープ20が包装体10から脱落しにくいため、誤操作を防止できる。
胴部フィルム11に対する第2粘着剤層23(第2領域23A)の剥離強度は、第1粘着剤層22(第1領域22A)の剥離強度より高い。
胴部フィルム11に対する粘着テープ20の剥離強度は、例えば次の方法で測定できる。23℃×50%RHの雰囲気下で、粘着テープ20を胴部フィルム11から180°方向に300mm/minの速度で剥離したときの剥離強度を、JIS Z0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に準拠して測定する。
第1粘着剤層22および第2粘着剤層23に使用する粘着剤は、溶剤系でも無溶剤系でもよい。溶剤系の粘着剤は水系でも非水系でもよい。前記粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が使用できる。
第2領域23Aは、第1粘着剤層22の表面と第2粘着剤層23の表面との粘着性の差に基づいて、第1領域22Aに比べて高い剥離強度を有することが好ましい。すなわち、第2粘着剤層23の粘着剤として、第1粘着剤層22に比べて表面の粘着性が高い粘着剤を選択することによって、胴部フィルム11に対する第2粘着剤層23(第2領域23A)の剥離強度を、第1粘着剤層22(第1領域22A)の剥離強度より高くすることができる。このように、第1領域22Aおよび第2領域23Aには、粘着剤の選択によって、容易に剥離強度の差異を与えることができる。
図1に示すように、粘着テープ20は、包装体10の上部に、上下方向(Y方向)に沿って設けられている。粘着テープ20は、包装体10の幅方向(Y方向)の中央に設けられている。
包装袋100を作製するには、例えば、胴部フィルム11,11および底部フィルム12によって包装体10を作製し、次いで胴部フィルム11の表面11cに粘着テープ20を貼り付ける方法を採用できる。粘着テープ20は、包装体10の作製に先だって、胴部フィルム11に予め貼り付けておいてもよい。
次に、本形態例の包装袋100の使用方法について説明する。
図1に示すように、包装体10に充填される内容物は、特に限定されないが、液体、固体(粉体や顆粒体等)、粘稠体、これらの混合物などが挙げられる。具体的には、化粧品、液体洗剤、液体漂白剤、液体ワックス、ヘアケア用品(シャンプー、リンス、コンディショナーなど)などが挙げられる。
充填口13は、上部シール部13Aによって閉止される。
プルタブ16をつまんで胴部フィルム11を引き裂き、切れ目を開封案内線18に沿って進行させると、流路封止シール部15cが分離し、流路15に開口が形成される。この開口から内容物を注出する。以下、内容物を使い切り、内容物が包装体10内にほとんど残っていない状態を想定する。
図3に示すように、包装袋100を廃棄するにあたっては、包装体10はロール状に丸めた形態とすることができる。例えば、包装体10を下部から上部に向けて巻くことによってロール状の形態とする。これにより、包装体10を小型化できる。この形態では、胴部フィルム11の上部は、外面側の胴部フィルム11の表面11cに近接して位置する。
図4に示すように、粘着テープ20の第1粘着剤層22の少なくとも一部と、第1粘着剤層22が接着された部位を含む部分の胴部フィルム11とを剥離させる。この際、第1粘着剤層22が接着されていた剥離部位を含む胴部フィルム11の部分(以下、退避部分17という)を、上辺11dに沿う折り線17aにおいて粘着テープ20から離れる方向に折り曲げる。退避部分17は、例えば、図1に示すように、上辺11dを含み、上辺11dに沿う一定幅の帯状部分である。折り線17aは、保形材15dより低い位置にあることが好ましい。
図4に示すように、退避部分17を折り曲げることによって、粘着テープ20は、その一部が胴部フィルム11の折り線17aより外方に延出する形態となる。折り線17aより外方に延出した部分においては、第1粘着剤層22の第1領域22Aの少なくとも一部が露出する。図4においては、第1粘着剤層22のほぼ全体が折り線17aより外方に位置して露出している。
図5に示すように、外方に延出した部分の粘着テープ20の第1粘着剤層22(第1領域22A)を、ロール状の包装体10の外面側の胴部フィルム11の表面11cに当接させることによって、この部分(貼付け箇所P1)の胴部フィルム11に粘着テープ20を貼り付ける。これによって、胴部フィルム11の下部は、粘着テープ20によって貼付け箇所P1に連結される。そのため、包装体10が自らの弾性によって広がるのを防ぎ、包装体10をロール状の形態のまま保持することができる。
なお、包装体10の形態はロール状に限らず、1または複数回折りたたんだ形態であってもよい。この場合も包装体10を小型化できる。
包装袋100は、粘着テープ20によって、包装体10をロール状等にして小型化した形態とすることができる。よって、包装袋100の廃棄処分を容易にすることができる。また、包装体10の小型化により、廃棄物がごみ箱、ごみ袋等のなかで嵩張るのを防ぎ、廃棄物の減容化を図ることができる。
包装体10は、胴部フィルム11,11と底部フィルム12とから構成されたスタンディングパウチであるため、平袋などに比べて曲げ剛性が高く、嵩が大きくなりやすいが、粘着テープ20によって、包装体10の小型化した形態を保つことができる。
包装体10の内容物を前記開口から吐出させる際には、包装体10を下部から上部に向けてしごきながら巻くことによってロール状の形態とすると、内容物を包装体10の上部側に集めることができるため、内容物の残留量を少なくできる。
包装袋100では、粘着テープ20は包装体10の上部に設けられているため、包装体10をしごき、内容物を上部の注出口14から吐出させながら包装体10を丸めた後に、そのまま粘着テープ20を展開し包装体10に留めつけることができる。そのため、本形態例は、使用者にとってテープ(粘着テープ20)で留める操作が容易な構造の形態例である。
包装体10の下部は底部フィルム12を有するため曲げ弾性が大きいが、包装袋100では、ロール状の形態において包装体10の下部を包装体10の他の部分によって押さえ込むことによって、曲げ弾性による包装体10の広がりを抑制できる。そのため、包装体10のロール状の形態を維持しやすい。
包装袋100は、保形材15dを備えているため流路15が開放状態となりやすいが、粘着テープ20によって包装体10をロール状等に保持できることから、廃棄処分の際に、包装体10の残留内容物の流路15からの漏出を防ぐことができる。
[第2形態例]
図6は、第2形態例の包装袋を示す平面図である。なお、第1形態例と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、第2形態例の包装袋は、その下部に粘着テープを有する。
本形態例の包装袋200は、包装体10と、粘着テープ20とを備えている。
包装袋200は、粘着テープ20が、包装体10の下部に、上下方向(Y方向)に沿って設けられている。包装袋200は、粘着テープ20が包装体10の下部に設けられていること以外は、第1形態例の包装袋100と同様の構成である。
包装袋200では、第1端20cは粘着テープ20の下端であり、第2端20dは粘着テープ20の上端である。第1端21cは基材層21の下端であり、第2端21dは基材層21の上端である。
包装袋200は、例えば、包装体10を上部から下部に向けて巻くことによってロール状の形態とすることができる。
粘着テープ20の第1粘着剤層22の少なくとも一部と、第1粘着剤層22が接着された部位を含む部分の胴部フィルム11とを剥離させる。この際、第1粘着剤層22が接着されていた剥離部位を含む胴部フィルム11の部分(以下、退避部分24という)を、胴部フィルム11の下辺11e(下端)に沿う折り線24aにおいて粘着テープ20から離れる方向に折り曲げる。退避部分24は、下辺11eを含み、下辺11eに沿う一定幅の帯状部分である。
折り線24aは、平面視において底部フィルム12の折り線12aにほぼ一致していると、折り線24aにおける胴部フィルム11の折り曲げが容易となる。
退避部分24を折り曲げることによって、粘着テープ20は、その一部が胴部フィルム11の折り線24aより外方に延出する形態となる。折り線24aより外方に延出した部分においては、第1粘着剤層22の第1領域22Aの少なくとも一部が露出する。
外方に延出した部分の粘着テープ20の第1粘着剤層22を、ロール状の包装体10の外面側の胴部フィルム11の表面11cに当接させることによって、この部分(貼付け箇所)の胴部フィルム11に粘着テープ20を貼り付ける。これによって、包装体10が自らの弾性によって広がるのを防ぎ、包装体10のロール状の形態を維持することができる。
包装袋200は、粘着テープ20によって、包装体10を小型化した形態とすることができる。よって、包装袋200の廃棄処分を容易にすることができる。また、包装体10の小型化により、廃棄物がごみ箱、ごみ袋等のなかで嵩張るのを防ぎ、廃棄物の減容化を図ることができる。
包装袋200では、粘着テープ20は包装体10の下部に設けられているため、包装体10を上部から下部に向けてロール状に巻いた形態で粘着テープ20を包装体10に貼り付けることができる。
包装体10を上部から下部に向けて巻くことによってロール状の形態とすると、流路15がある包装体10の上部はロールの内側に位置するため、包装体10の上部が小さい曲げ半径で曲げられる。そのため、流路15は閉塞または狭隘化した状態となり、流路15の開口からの内容物の流出が起こりにくい。
また、包装体10が丸められてロール状となったときは、流路15が、丸まった包装袋の最内側に位置するため、廃棄時や、廃棄までの移動時において、わずかに残った包装体の内容物が流路15から浸み出てきても周辺を汚すことがない。
包装袋200では、注出口14を含む部分の構造によっては、包装体10の上部が曲がりにくくなることがある。しかし、包装袋200では、前述のロール状の形態において包装体10の上部は内側に位置するため、包装体10の上部を包装体10の他の部分によって押さえ込むことができる。これによって、包装体10の広がりを抑制できるため、包装体10のロール状の形態を維持しやすい。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
前記形態例の包装袋100では、粘着テープ20の第2領域23Aは、第2粘着剤層23の第1面23aであるが(図2参照)、第2領域は、第1領域に比べて包装体に対する剥離強度が高い領域であれば、他の構成であってもよい。
図7は、粘着テープ20の変形例である粘着テープ30を模式的に示す側面図である。粘着テープ30は、第2粘着剤層23がないこと以外は図2等に示す粘着テープ20と同様の構成である。粘着テープ30の基材層21の第2領域21Bは、ヒートシール等によって直接、胴部フィルム11に接合、固定される。
このほか、第1領域が包装体に対して剥離・再接着可能に接着され、かつ第2領域の剥離強度が第1領域に比べて高ければ、基材層の第1領域および第2領域がともに直接、包装体に接着されていてもよい。
前記形態例の包装体10は、胴部フィルム11,11と、底部フィルム12とから構成されたスタンディングパウチであるが、包装体はスタンディングパウチに限定されない。例えば、包装体において底部フィルムは必須ではない。包装袋は三方シール袋や四方シール袋などの平袋から構成されていてもよい。包装体は、底部フィルム12(図1参照)のような二つ折りのフィルムを包装体の側部に介装した構造であってもよい。
前記形態例の包装袋において、粘着テープは、内容物を使い切って包装袋を廃棄する際に使用したが、粘着テープは、内容物が包装体に残った状態であって、包装体を下部から上部に向けて巻く過程の途中において使用してもよい。この場合、巻いた部分の包装体をその形態のまま仮止めすることができる。
前記形態例の包装袋では、粘着テープは胴部フィルムに設けられているが、粘着テープの設置位置は胴部フィルムに限らず、包装体の他の部位、例えば底部フィルムの外表面であってもよい。
前記形態例の包装袋において、粘着テープの幅方向の位置は、包装体の中央に限らず、中央に対してずれた位置(一方の側端シール部寄りの位置または他方の側端シール部寄りの位置)であってもよい。
100,200…包装袋、10…包装体、11…胴部フィルム、11a,11b…側端シール部、12…底部フィルム、12b…底シール部、14…注出口、15…流路となる未シール部、20,30…粘着テープ、20c…第1端(粘着テープの一方の端)、21A…第1領域、21B…第2領域、22…第1粘着剤層、22A…第1領域、23…第2粘着剤層、23A…第2領域。

Claims (8)

  1. 包装体と、前記包装体に設けられた粘着テープと、を備え、
    前記粘着テープは、前記包装体に剥離・再接着可能に接着される第1領域と、前記第1領域に比べて高い剥離強度で前記包装体に接着される第2領域を有する包装袋。
  2. 前記第2領域は、前記包装体に固定されている、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記第1領域は、前記粘着テープの一方の端を含む領域である、請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記粘着テープは、前記第1領域を有する第1粘着剤層と、前記第2領域を有する第2粘着剤層とを備え、
    前記第2領域は、第1粘着剤層の表面と前記第2粘着剤層の表面との粘着性の差に基づいて、前記第1領域に比べて高い剥離強度を有する、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 前記包装体は、重ね合わされる一対の胴部フィルムと、前記一対の胴部フィルムの間に介装される底部フィルムと、を備え、
    前記一対の胴部フィルムは、側端に沿って側端シール部において互いに接合され、
    前記一対の胴部フィルムと前記底部フィルムとは、周縁部の一部が底シール部において互いに接合されている、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記包装体の上部に、注出口の流路となる未シール部が形成されている、請求項5に記載の包装袋。
  7. 前記粘着テープは、前記包装体の上部に設けられている、請求項5または6に記載の包装袋。
  8. 前記粘着テープは、前記包装体の下部に設けられている、請求項5または6に記載の包装袋。
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