JP2019002443A - 加熱炉用断熱壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】多層反射膜の圧縮を軽減する加熱炉用断熱壁構造を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる加熱炉用断熱壁構造は、長手方向が水平方向になるように配置された外筒2と、長手方向が水平方向と平行になるとともに、外筒2の内側に配置された内筒3と、外筒2と内筒3との間の減圧された空間内において、外筒2および内筒3の円周方向の全体にわたって設けられ、外筒と内筒との間の輻射熱を遮蔽する多層反射膜50と、を備える。多層反射膜50は、内筒3の外壁面の鉛直方向上側のみを覆う第1反射膜層51と、外筒2の内壁面の鉛直方向下側のみを覆う第2反射膜層52と、に分割されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱炉用断熱壁構造に関するものである。
内側部材と外側部材との間に真空空間が形成された断熱二重壁構造体において、真空空間内に多層断熱材を配設した構造が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−081608号公報
図3は、本発明が解決しようとする課題にかかる加熱炉用断熱壁100の横断面図である。図4は、図3における点線領域IVの部分拡大図である。
なお、図3,図4において、下矢印は、鉛直下向き方向を示す便宜的なものである。
図3に示すように、加熱炉用断熱壁100は、長手方向が水平方向と平行になるように設置された外筒2と、外筒2の内側に、長手方向が水平方向と平行になるように配置された内筒3と、を備えている。外筒2と内筒3との間の空間は減圧され、真空空間4が形成されている。外筒2と内筒3とは、真空空間4によって隔てられているため、断熱されている。
外筒2と内筒3との間の断熱性を高める目的で、真空空間4内には、外筒2および内筒3の円周方向の全体にわたって、多層反射膜500が配設されている。
図4に示すように、多層反射膜500は、複数の反射膜5が間隙をもって積層されて形成されている。反射膜5は、たとえば金属箔とガラス繊維製の不織布とが交互に積層されたものであって、外筒2および内筒3に対する径方向の輻射熱を反射し、外筒2と内筒3との間の熱伝導を抑制する。多層反射膜500を設けることによって、外筒2と内筒3との間の輻射熱を遮蔽し、熱伝導を小さくすることができる。
しかしながら、特に加熱炉用断熱壁100が大型の装置である場合、図3および図4に示すように、反射膜5にかかる重力は内筒3の外壁面の頂部付近でのみ支えられるため、多層反射膜500の頂部における反射膜5同士の間隙が狭くなり、多層反射膜500は自身にかかる重力によって圧縮される。このような状態においては、反射膜5同士の接触面積が大きくなり、その接触面を介して多層反射膜500内を熱が伝導してしまい、断熱効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、多層反射膜の圧縮を軽減する加熱炉用断熱壁構造を提供するものである。
本発明にかかる加熱炉用断熱壁構造は、長手方向が水平方向と平行になるように配置された外筒と、長手方向が水平方向と平行になるとともに、前記外筒の内側に配置された内筒と、前記外筒と前記内筒との間の減圧された空間内において、前記外筒および前記内筒の円周方向の全体にわたって設けられ、前記外筒と前記内筒との間の輻射熱を遮蔽する多層反射膜と、を備え、前記多層反射膜は、前記内筒の外壁面の鉛直方向上側のみを覆う第1反射膜層と、前記外筒の内壁面の鉛直方向下側のみを覆う第2反射膜層と、に分割されていることを、特徴としたものである。
本発明にかかる断熱二重壁構造体構造では、多層反射膜は、内管の外壁面の鉛直方向上側のみを覆う第1反射膜層と、外管の内壁面の鉛直方向下側のみを覆う第2反射膜層と、に分割されている。そのため、多層反射膜にかかる重力を、第1反射膜層の頂部と、第2反射膜層の底部とに分散させ、多層反射膜の圧縮を軽減することができる。
本発明により、多層反射膜の圧縮を軽減する加熱炉用断熱壁構造を提供することができる。
本発明にかかる加熱炉用断熱壁の横断面図である。 図1に示す加熱炉用断熱壁の、点線領域IIにおける部分拡大図である。 本発明が解決しようとする課題にかかる加熱炉用断熱壁の横断面図である。 図3に示す加熱炉用断熱壁の、点線領域IVにおける部分拡大図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
図1および図2は、本発明が解決しようとする課題にかかる加熱炉用断熱壁構造を示すための、加熱炉用断熱壁1の概略図である。図1は、本発明にかかる加熱炉用断熱壁1の横断面図である。図2は、図1における点線領域IIの部分拡大図である。なお、図1,図2において、下矢印は、鉛直下向き方向を示す便宜的なものである。
図1に示すように、加熱炉用断熱壁1は、長手方向が水平方向と平行になるように設置された外筒2と、外筒2の内側に、長手方向が水平方向と平行になるように配置された内筒3と、を備えている。外筒2と内筒3との間の空間は減圧され、真空空間4が形成されている。外筒2と内筒3とは、真空空間4によって隔てられているため、断熱されている。
なお、ここでいう水平方向とは、鉛直方向に対して略直交する方向のことであり、完全な水平方向を意味しているわけではない。
外筒2と内筒3との間の断熱性を高める目的で、真空空間4内には、外筒2および内筒3の円周方向の全体にわたって、多層反射膜50が配設されている。多層反射膜50は、内筒3の外壁面の鉛直方向上側のみを覆う第1反射膜層51と、外筒2の内壁面の鉛直方向下側のみを覆う第2反射膜層52と、に分割されている。第1反射膜層51は、内筒3の外壁面の頂部に載置され、第2反射膜層52は、外筒2の内壁面の底部に載置されている。また、第1反射膜層51と、第2反射膜層52とは、部分的に重なりをもっている。
図2に示すように、第1反射膜層51は、複数の反射膜5が間隙をもって積層されて形成されている。反射膜5は、たとえば金属箔とガラス繊維製の不織布とが交互に積層されたものであって、外筒2および内筒3に対する径方向の輻射熱を反射し、外筒2と内筒3との間の熱伝導を抑制する。また、第2反射膜層52も第1反射膜層51と同様に、複数の反射膜5が間隙をもって積層されて形成されている。
ここで、図1に示すように、第1反射膜層51が内筒3の外壁面の鉛直方向上側のみを覆い、第2反射膜層52が外筒2の内壁面の鉛直方向下側のみを覆うとともに、第1反射膜層51と第2反射膜層52とが重なりをもっているため、内筒3の外壁面および外筒2の内壁面は、第1反射膜層51と第2反射膜層52とによって完全に覆われている。このため、外筒2と内筒3との間の輻射熱を遮蔽し、熱伝導を小さくすることができる。
図3に示した多層反射膜500は、分割されることなく、内筒3の外壁面を完全に覆う構造であったため、多層反射膜500の支点にかかる重力が大きくなり、多層反射膜500自身が支点付近で圧縮されていた。一方、図1に示した第1反射膜層51は、内筒3の外壁面の鉛直方向上側のみを覆うため、内筒3の外壁面を完全に覆う場合に比べて、支点にかかる重力を小さく抑えることができる。図1の例では、第1反射膜層51は内筒3の外壁面の略上半分のみを覆うため、図3の例に示した多層反射膜500の半分程度の重力のみが第1反射膜層51の頂部にかかることになる。そのため、第1反射膜層51の圧縮が軽減され、反射膜5同士の接触面積を小さく保つことができる。したがって、反射膜5同士の接触面を介した第1反射膜層51内の熱伝導を防ぐことができる。
第2反射膜層52についても、第1反射膜層51と同じ効果を得ることができる。すなわち、図1に示した第2反射膜層52は、外筒2の内壁面の鉛直方向下側のみを覆うため、外筒2の内壁面を完全に覆う場合に比べて、支点にかかる重力を小さく抑えることができる。図1の例では、第2反射膜層52は外筒2の内壁面の下半分のみを覆うため、図3の例に示した多層反射膜500の半分程度の重力のみが、第2反射膜層52の底部にかかることになる。そのため、第2反射膜層52の圧縮が軽減され、反射膜5同士の接触面積を小さく保つことができる。したがって、反射膜5同士の接触面を介した第2反射膜層52内の熱伝導を防ぐことができる。
以上のように、外筒2および内筒3の円周方向の全体にわたって配設された多層反射膜50を、内筒3の外壁面の鉛直方向上側のみを覆う第1反射膜層51と、外筒2の内壁面の鉛直方向下側のみを覆う第2反射膜層52とに分割することで、多層反射膜50にかかる重力を、第1反射膜層51の頂部と、第2反射膜層52の底部とに分散させ、多層反射膜50の圧縮を軽減し、断熱性能を保つことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 加熱炉用断熱壁
2 外筒
3 内筒
4 真空空間
5 反射膜
50 多層反射膜
51 第1反射膜層
52 第2反射膜層
100 加熱炉用断熱壁
500 多層反射膜

Claims (1)

  1. 長手方向が水平方向と平行になるように配置された外筒と、
    長手方向が水平方向と平行になるとともに、前記外筒の内側に配置された内筒と、
    前記外筒と前記内筒との間の減圧された空間内において、前記外筒および前記内筒の円周方向の全体にわたって設けられ、前記外筒と前記内筒との間の輻射熱を遮蔽する多層反射膜と、を備え、
    前記多層反射膜は、前記内筒の外壁面の鉛直方向上側のみを覆う第1反射膜層と、前記外筒の内壁面の鉛直方向下側のみを覆う第2反射膜層と、に分割されている、
    加熱炉用断熱壁構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117259674A (zh) * 2023-10-31 2023-12-22 洛阳易普特智能科技有限公司 砂型3d打印设备的供料装置及方法

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