JP2018531706A - 人の視覚挙動パラメータを判断する方法及びこれに関連する検査機器 - Google Patents

人の視覚挙動パラメータを判断する方法及びこれに関連する検査機器 Download PDF

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Abstract

本発明は、ある人物の少なくとも1つの視覚挙動パラメータを判断する方法に関する。前記方法は以下のステップを含む:その人物に対して、その人物が少なくとも1つの標的位置(30)を観察する視覚検査を実行するように促すステップと、前記視覚検査中に、その人物の少なくとも1つの視線方向(DR)を代表する1つの項目のデータを測定するステップと、測定された前記代表データに基づいて、基準視線方向(DRM)を判断するステップと、前記基準視線方向に関して、判断された少なくとも1つの測定標的位置(50)をその人物の頭部に関連付けられた基準マーカ(RCRO)の中で、視覚検査中に測定されたその人物の前記視線方向を代表する前記データに基づいて位置付けるステップ、を含む。

Description

本発明は一般に、個人の視覚挙動のパラメータを判断する方法に関する。
それはまた、この判断方法を実行するための検査機器にも関する。
個人にその視力を矯正するために装着されることが意図されるフレームの眼鏡レンズを、はるかにより正確に個人化するには、前記眼鏡レンズの実際の使用を代表する自然な視認条件下でのその個人の視覚挙動をもっとよく知ることが必要である。
個人の視覚挙動のパラメータを判断すると、フレームに取り付けられることになる眼鏡レンズの光学設計を改善できる。
特に、累進眼鏡レンズの光学設計中に、特に重要なのは、関連する光学設計データを自由に扱うことにより、近方視におけるこれらのレンズの使用と、特にその個人が読書時にとる姿勢を適切に反映することである。
しかしながら、現在、検眼士が個人に対して行っている測定は、フレームの調整に関して行われる測定の後に実行されることが最も多い。したがって、これらの測定は1つの特定のフレームに限定されて、それに関係するものであり、そのため、これらはその他のフレームでは現実に再使用できない。
それに加えて、フレームはその個人の視角挙動又は姿勢に影響を与えるかもしれず、それによって、測定はその個人が自分の自然な姿勢をとっていない状況で行われる。
したがって、個人の視角挙動のパラメータを自然な条件下で測定することは困難であることが多い。
その結果、これらの視覚−姿勢パラメータに基づく眼鏡レンズの光学設計は最適ではなく、そのため、その個人はこのような眼鏡レンズの使用時に不快さを感じるかもしれない。これは、累進眼鏡レンズの場合に特に当てはまり、その光学設計は、その個人に最適にフィットさせるために慎重に実現しなければならない。
先行技術の上述の欠点を修復するために、本発明は、個人の自然な視覚挙動を簡単かつ正確な方法で判断できるようにする方法を提案する。
より具体的には、本発明によれば、個人の視覚挙動の少なくとも1つのパラメータを判断する方法が提供され、これは以下のステップ:
− その個人に対して、その過程で自分が少なくとも1つの標的位置を観察するような視覚検査を実行するように要求するステップと、
− 前記視覚検査の過程でその個人の少なくとも1つの注視方向を代表する少なくとも1つのデータを測定するステップと、
− 測定された前記少なくとも1つの代表データに応じて、基準注視方向を判断するステップと、
− その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内で、視覚検査の過程で測定されたその個人の前記注視方向を代表する前記データに応じて、判断された少なくとも1つの測定標的位置を前記基準注視方向に関して位置決めするステップ
を含む。
有利な点として、前記位置決めするステップの後に、前記少なくとも1つの測定標的位置及び/又は基準注視方向に応じて、その個人の視覚挙動の前記パラメータを推定するステップが実行される。
それゆえ、本発明による方法によって、個人の視覚挙動を自然な条件下で検査し、その個人の正確な視覚挙動のパラメータを判断することが可能である。
それに加えて、このパラメータは、何れのフレームにも関係なく判断されてよいため、このパラメータは帰納的に再使用されてもよい。
以下は、本発明による判断方法のその他の非限定的で有利な特徴である:
− 前記基準注視方向は、視覚検査の過程でのその個人の平均注視方向である。
− 前記基準注視方向は、その個人が自然な姿勢をとっているときの遠方標的の観察方向に対応する。
− 要求するステップにおいて、その個人は連続的に様々な標的位置を観察する。
− その個人の前記注視方向は、視覚検査の過程で、その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内で判断され、その後、その個人の頭部に結び付けられた前記基準フレーム内で前記標的位置の座標が判断され、前記基準注視方向は、その個人の左眼もしくは右眼の回旋点、又は前記回旋点の重心を、その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内の標的位置に結合する直線と定義される。
− その個人の前記注視方向は、視覚検査の過程で、その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内で判断され、前記標的位置の座標は、その個人の頭部に結び付けられた前記基準フレーム内で判断され、その後、その個人の頭部に結び付けられた基準フレームの前記標的位置の重心は、前記座標に基づいて判断され、前記基準注視方向は、その個人の左眼もしくは右眼の回旋点又は前記回旋点の重心を、その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内の標的位置の前記重心に結合する直線と定義される。
− その個人の頭部に結び付けられた前記基準フレームの原点は、その個人の右眼もしくは左眼の回旋点、又は前記回旋点の重心のうちの1つである。
− その個人の頭部に結び付けられた前記基準フレームは、その個人の主注視方向に平行な第一の軸、水平であり、かつ前記第一の軸に垂直な第二の軸、及び前記第一の軸と前記第二の軸に垂直な第三の軸を含む。
− 判断方法は、前記基準注視方向に関して、相互に関する相対変位が前記標的位置の相対変位と同じである理論的標的位置を位置決めする追加のステップを含む。
− 前記位置決めする追加のステップ中に、前記理論的標的位置は、前記理論的標的位置の重心が基準注視方向上にあるように位置決めされる。
− 視覚検査中に、標的位置は表示面上に配置され、位置決めするステップ中に、前記基準注視方向に関して、前記表示面の平均方位に従って方向付けられたダミー表示面が視覚検査中に判断され、前記測定標的位置は、視覚検査の過程でのその個人の前記注視方向と前記ダミー表示面の交点として判断される。
− 推定するステップ中に、前記理論的標的位置と前記測定標的位置が比較され、そこからその個人の視覚挙動の前記パラメータが推定される。
− 推定するステップ中に、前記理論的標的位置と前記測定標的位置との間の差は、前記ダミー表面の好ましい方向に従って判断され、その個人の前記視覚挙動パラメータはそこから推定される。
− 推定するステップにおいて、前記視覚挙動パラメータは、前記理論的標的位置と前記測定標的位置との間の差の統計的処理に応じて判断される。
− 測定するステップにおいて、各標的位置を観察しているその個人の頭部の一部の少なくとも1つの画像が画像捕捉装置により捕捉され、前記少なくとも1つの画像は、その個人により観察される標的位置の、画像捕捉装置に結び付けられた基準フレーム内で表現される座標に関連付けて保存され、前記画像捕捉装置に結び付けられた基準フレーム内のその個人の頭部に結び付けられた基準フレームの座標又は個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内のその個人の注視方向の座標は、前記少なくとも1つの捕捉された画像と観察された標的位置の、関連する座標に基づいて判断される。
− その個人の各注視方向は、一方で、その個人の右眼又は左眼の回旋点か前記回旋点の重心のうちの一方を通り、他方で、測定の瞬間にその個人が観察する標的位置を通る直線と定義される。
− その個人により実行される視覚検査は、文を読む状況におけるその個人の視覚挙動を検査することが意図された近方視での視覚的作業を含む。
− 前記標的位置は、実質的に平行な少なくとも2本の線又は2つの列に整列され、その個人により時間を追って連続的に観察される標的位置は、読書中のその個人の注視の変位を再現することが意図された視線追跡のためのプロトコルを定義する。
本発明はまた、事前に判断された視覚挙動パラメータを使って、ある個人の視力を矯正するための眼鏡レンズを設計する光学的方法も提供する。
1つの好ましい実施形態において、前記視力矯正眼鏡レンズは、その個人が選んだフレームの中に取り付けられることが意図され、視覚挙動パラメータを判断する方法の推定するステップ中に以下のサブステップが実行される:
− 前記フレーム又は前記眼鏡レンズに関連付けられる面又は線の相対位置は、その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内で判断される。
− ある標的位置に対応するその個人の各注視方向に関して、この注視方向と前記面又は前記線との交点が判断されて、前記面又は前記線とこれらの交点のマップが作られる。
− 求められた光学設計パラメータは、このマップから推定される。
最後に、本発明は上述の判断方法を実行するのに特に適した検査機器を提供する。
本発明によれば、検査機器は、
− 実質的に平行な少なくとも2本の線又は列に従って整列された複数の標的位置に少なくとも1つの視覚的に目立つ標的を表示するのに適したアクティブディスプレイと、
− 標的位置が、読書中のその個人の注視の変位を再現するような視覚追跡プロトコルを、時間を追って定義するようにプログラムされているディスプレイ用制御ユニットと、
− 前記制御ユニットにより前記ディスプレイと同期して駆動されて、ディスプレイにより表示される前記標的を観察している個人の頭部の画像の捕捉をトリガし、各捕捉画像が所定の標的位置に対応するような画像捕捉装置と、
を含む。
添付の図面に関する以下の説明は、非限定的な例として提示され、本発明の主旨とそれをどのように実施できるかを明確に解説する。
本発明による検査機器を手に持っている個人の略図である。 視線追跡プロトコルに従って移動する視覚標的がその上に表示される、図1の検査機器の正面図である。 個人の頭部及びこの頭部に関連付けられる各種平面の略図である。 個人の頭部に結び付けられた基準フレームを示す。 標的が表示されている図1の検査機器のディスプレイと、プロトコルの最終位置にある標的を見ている個人の頭部に結び付けられた基準フレームを示す。 読書プロトコルの過程における、個人の頭部に結び付けられたベンチマーク内の標的の測定位置の例を示す。 読書プロトコルの過程における、個人の頭部に結び付けられたベンチマーク内の標的の測定位置の例を示す。 個人の頭部に結び付けられたベンチマーク内の基準注視方向と、理論的標的位置のためのダミー表示面を示す基本的略図である。 個人の頭部に結び付けられたベンチマーク内で、表示面上の理論的標的位置とこのベンチマーク内で測定された標的位置を示す。 理論的標的位置と測定標的位置との間の差の計算を示すグラフである。 理論的標的位置と、理論的標的位置に関する測定標的位置との差を表す曲線である。 見ている標的が図2のプロトコルの標的であるときの、個人の視覚挙動のパラメータの計算を示す曲線である。 見ている標的が図2のプロトコルの標的であるときの、個人の視覚挙動のパラメータの計算を示す曲線である。
前置きとして、各種の図面に示されている各種の実施形態の同じ又は同様の要素は、同じ参照記号で示され、その都度説明されない点に留意されたい。
また、以下の開示において、「上」(又は「上方)」、「下」(又は「下方」)という用語は検査機器を使用する個人に関して使用され、上記個人の頭部に向かう側を指し、下は個人の足に向かう側を指す点にも留意されたい。
同様に、「前」という用語は、個人に向かう側を指し、「後」という用語は前側と反対側を指す。
図1において、その視覚挙動を検査することが望まれる個人1が示されている。
この目的のために、個人1はその手2に、ある条件下でこの視覚挙動を判断することが意図された本発明による検査機器10を持っている。
より具体的には、ここでは、検査機器10を使って、一般的な方法で個人1の近方視、特にその人物が読書中にとる視覚挙動を分析することが望まれる。
近方視は、個人1の眼3と検査機器10との間の70センチメートル(cm)未満の観察距離DO(図1参照)に対応すると考える。
他の実施形態においては、本発明による検査機器により、中間視(DOが40cm〜4メートルの間)又は遠方視(DOが4mより大きい)を検査できる。
検査機器10は(図1及び2参照)は:
− 実質的に平行な少なくとも2本の線又は列に従って整列された複数の標的位置30に視覚的に目立つ標的20を表示するアクティブディスプレイ11と、
− 標的位置30が、読書中のその個人の注視の変位を再現するような視覚追跡プロトコルを、時間を追って定義するようにプログラムされているディスプレイ11のための制御ユニット(図示せず)と、
を含む。
検査機器のディスプレイ11は、毎回の視覚検査において、1つの単独標的を、又はいくつかの標的を同時に表示できる。何れの場合も、視覚的に目立つ標的とは、個人の注視を捉えるのに適し、個人が視覚検査の過程にて目で追うものである。
いくつかの標的がディスプレイ11により表示される場合、視覚的に目立つ標的は、例えば、異なる色もしくは形状(丸、四角、星形等)の、又は他のものより小さい、もしくは大きい、より明るい、もしくはよりコントラストの強い標的、又は他のものが点滅しないのに対して点滅する標的とすることができる。ディスプレイにより表示される各種の標的はまた、インディケータの集合又は灰色の点の格子の形態を含むこともできる。
ディスプレイ11が1つの標的20のみを表示する実施形態(図2のケース)において、後者はディスプレイ11上で複数の標的位置30をとることができる。これらの標的位置30は、視覚検査の過程で標的20が1つの標的位置30から次へと連続的に移動するという点で、「可変」である。それでもなお、これらの実施形態において標的20が連続的にとる標的位置のシーケンスは、2つの同じ標的位置30を含むことができる点に留意されたい。換言すれば、視覚検査の過程で、標的20は前にすでにとった標的位置30に戻ることもできる。
ディスプレイが、そのうちの1つが視覚的に目立つようないくつかの標的を表示する実施形態において、標的の表示位置は時間の経過により可変とすることができるが、いかなる場合でも、視覚的に目立つ標的は、特定の注視方向の連続を個人1に付与するような方法で、標的位置のシーケンスに従って移動する1つである。
本説明文の中で、「視線追跡プロトコル」とは、個人1により行われる視覚検査の過程において視覚的に目立つ標的20の表示シーケンスを意味するものとする。
換言すれば、この視線追跡プロトコルは、視覚的に目立つ標的20がとる標的位置30の、時間の経過による連続に対応する。その結果、プロトコルは、標的20がとる特定の標的位置30に各々が関連付けられる複数の所望の特定の方向を連続的に注視する個人に付与される。このようにして、この標的20の標的位置30がわかっていれば、特定の条件下で、視覚検査中に個人1の注視方向に関する情報を回収できる。
以下の説明の中で、標的20の標的位置30に関連付けられる個人1の「注視方向」とは、
− 個人1の右眼もしくは左眼の回旋点、又はこれらの回旋点の重心のうちの一方と、
− 個人1がこの標的位置30をとる標的20を観察するときの前記標的位置30
を通る直線の方向を意味するものとする。
図2に示されるように、ここで、検査機器10はデジタルタブレットの形態をとる。このデジタルタブレットは、検査機器10のディスプレイ11を構成するスクリーンを含む。これは、スクリーンを取り囲むハウジング12も含む。検査機器10の制御ユニットは、それ自体、ハウジング12の中に格納される、タブレットのスクリーン11のためのディスプレイコントローラに対応する。
検査機器10はまた、画像捕捉装置13も含み、これは制御ユニットによりディスプレイ11と同期して駆動され、ディスプレイ11により表示される標的20を観察する個人1の頭部4の画像の捕捉をトリガし、捕捉された各画像は所定の標的位置30に対応する。
好ましくは、ここで、タブレット10に組み込まれた正面カメラ13は、検査機器の画像捕捉装置として使用される。この正面カメラ13は、個人1により実行される視覚検査中に、個人1に常に対向し、そこに照準をあてているという利点を示す。
他の実施形態において、ディスプレイとは別の異なる画像捕捉装置を使用するようになされていてもよい。
ここで、標的20は、タブレットのスクリーン上に表示される発光ディスクを含み、標的は、視覚検査の条件下で個人1にとって目に見えるのに十分な大きさである。ここで、読書条件と近方視(DO<70cm)において、標的20の特徴的大きさ(例えば直径)は5ミリメートルより大きい。
有利な方法で、標的20の特徴的大きさは、70cmで10分の0.1より高い視力で見ることができるように決定される。
変形型として、標的は、規則的又はその他の幾何学パターンを含むことができる。これは好ましくは、任意のパターンを有し、個人にとって理解可能な任意の書記法により使用される符号は除外される。特に、視覚的に目立つ標的は、その個人にとっての意味が除かれる。例えば、標的は個人にとってわかりやすい単語ではない。
検査機器10により実装され、ここで個人1による文の読取をシミュレートすることが意図される視線追跡プロトコルについて、図2を参照しながら説明する。
有利な方法で、検査機器10により実施される視線追跡プロトコルによる標的の表示は、個人1にとって、その個人1が実際に文を読んでいるときにとるものと同じ方法によってこの標的20を追跡することにより、自分の目3を移動させるように意図された視覚的刺激を構成する。
換言すれば、ディスプレイ11上の視覚的に目立つ標的20の表示は、個人1が標的20を1つの標的位置30から次へとその注視で追うときに、個人1の注視方向が、この個人1が文を読むときの注視方向と完全に同様である連続的注視方向を提示するような方法で制御される。
視覚的に目立つ標的20が連続的にとる標的位置30のシーケンスは、好ましくは、個人の特徴及び/又は読み書きの好みに対応する基準の文及び/又は読書モデルに応じて、事前に決定される。
例えば、シーケンスは、校正作業の過程で別の機器によって事前にあらかじめ決定することができ、その間に、個人に対し、複数の入手可能な実際の文の中から基準の文を選び、それを音読するように依頼する。すると、読書速度は、標的の表示位置の決定のためのパラメータの役割を果たすことができる。
シーケンスはまた、個人が質問票に回答した後に、個人の年齢に応じて、又は個人が申告する読書レベルに応じてあらかじめ決定することもできる。
平均速度でテストを行い、個人に、この平均速度が速すぎるか、十分な速さではないかを尋ね、その回答に応じて速度を調整することも想定できる。
まず、ある個人によるある文の読取が、3つの異なる動作、すなわち停留、サッカード、及び逆行サッカードを含む読書方式に従って自然に行われることが観察される。
停留中、個人は読んでいる単語、すなわち個人の注視が停留する単語を解読する。
変位段階、すなわち1つの単語を読むことからから次の単語へと移ることに対応するサッカード中、個人の眼は1回の停留から次へと移るために急速に動く。
これらのサッカードは、視覚的スパンに、すなわちある停留時に解読可能な文字(アルファベット文字、記号、表意文字等)の数に関する。これらにより、読者はある文のすべての文字を解読できる。
サッカードは一般に、文を読む方向に発生する。しかしながら、眼はまた、1回の停留から次へと移るために、読む方向と反対方向に非常に高速な「逆行サッカード」も実行する。この運動は、動眼筋のエラーにより、又はその文をうまく読み、理解できないことにより誘発される。
検査機器10の利点の1つは、個人の読書方式にできるだけ近くなるような視線追跡プロトコルを提案することである。
したがって、検査機器10により、ある文の読取を簡単にシミュレートし、近方視で読書するときに自分がとるであろうものに近い自然な姿勢をとるような状況にその個人を置くことができる。
したがって、これらの条件下での個人の視覚挙動の判断はより正確になり、その個人用とされる眼鏡レンズの光学設計は、その眼鏡レンズの設計がその個人の視覚的ニーズを満たすように改善できる。
好ましくは、標的20の標的位置30は、実質的に平行な少なくとも2本の線に従って整列される。より正確には、図に示される例示的実施形態において、ディスプレイ11のための制御ユニットは、標的20の連続的標的位置30が5本の線L1、L2、L3、L4、L5に整列される(図2参照)。
あるいは、標的の標的位置は、少なくとも2つの列に従って整列させることもできる。
一般に、標的20の標的位置30は、任意の方向、特に個人1にとって実質的に水平又は垂直の平行線を画定することができる。
再び好ましくは、各線、あるいは各列は、前記標的の少なくとも3つの整列位置を含む(図2の線L5の位置35、36、37、38、39の場合)。
装用者による読む行為を最もよく代表する視線追跡プロトコルとするために、有利な態様として、視線追跡プロトコルが、ある書記法により定義されるものに従った読取軌道を描写して、その書記法に従って読んでいる間の個人の注視の変位を再現するようになされる。
読取軌道は、ここでは、ディスプレイ11のレベルで、視覚的に目立つ標的20がとる標的位置30のシーケンスを注視するときの個人1の注視方向によりスキャンされる経路と定義することができる。
個人が採用する読取方式は、その文の性質又は特定の特性だけでなく、書記の各種類の具体的な特徴にも関する。
さらに、書記の様々なタイプは、機能により(アルファベット、音節、又は表語文字表記法)、及び方向により(水平及び垂直書記及び/又は読取方向)分類できることに留意されたい。
したがって、検査機器において、制御ユニットが視線追跡プロトコルの好ましい垂直移動方向SV及び水平移動方向SHを保存するようになされる。
この、好ましい垂直及び水平移動方向は、好ましくは、その個人の特性、特にある書記体系に従って文を読むその能力に応じて事前に決定される。
例えば、検査機器が、右から左及び上から下に読むフランス人により使用される場合、制御ユニットにより保存される水平移動方向は、スクリーン11の左からスクリーン11の右に進む移動方向であり、制御ユニットにより保存される垂直移動方向は、スクリーン11の上からスクリーン11の下へと進む移動方向である。
したがって、好ましい実施形態において、標的20の標的位置30がそれに沿って整列される実質的に平行な線L1、L2、L3、L4、L5は実質的に水平に延び、視視線追跡プロトコルの移動方向はすべての線について同じであり、一番上から一番下、左から右に(又は、アラビア語やヘブライ語のように右から左に書く場合は右から左に)連続的にたどられる。
同様に、検査機器が、上から下、右から左に読むモンゴル人により使用される場合、制御ユニットにより保存される垂直移動方向は、スクリーンの上からスクリーンの下へと進む移動方向であり、制御ユニットにより保存される水平移動方向は、スクリーンの右からスクリーンの左へと進む移動方向である。
したがって、この書記体系に適した実施形態において、それに沿って標的の所定の位置が整列される実質的に平行な線は実質的に垂直に延び、視線追跡プロトコルの移動方向はすべての線ついて、上から下、又は下から上へと同じであり、右から左に連続的にたどられる。
有利な方法で、検査機器10の制御ユニットは、視線追跡プロトコルを、移動方向がそれに対応する視線追跡プロトコルに関連付けて記録されるローカル又はリモートデータベースの中に記録された複数の視線追跡プロトコルの中から選択できるようにプログラムされる。
それゆえ、個人は、自分自身の読む、及び/又は書く特性に応じて、自分に対応する視覚プロトコルを選択でき、それによって視覚検査を行っている間に自然な読書時のような条件下に置かれることになる。すると、確実に自分の読書メカニズムと戦略が実現され、その近方視力の使用を最もよく表す姿勢が回復される。
停留、サッカード、及び逆行サッカードを伴う上述のような読書方式を再現するために、ディスプレイ11の制御ユニットは、好ましい視線追跡プロトコルに従って標的20を表示するようになされる。
したがって、制御ユニットは、視線追跡プロトコルの各標的位置30において、標的20が所定の持続時間にわたって表示されることを要求するようになされる。これは、個人1がその注視を標的20上で強制的に停留させられるような方法で標的20がスクリーン上に固定的に表示され続けることを意味するものとし、それゆえこれは、個人1の読取軌道内で標的位置に停留することに対応する。
有利な方法で、標的20は所定の持続時間にわたって固定され、すなわち、標的20の標的位置30がこの所定の持続時間中に変化せず、その後、読取軌道の次の標的位置へと移動する。
好ましくは、この所定の持続時間は50ミリ秒〜1秒であり、それゆえ、典型的に標準的停留時間に対応する。
所定の持続時間はまた、読取軌道の途中で変化させることもでき、これは、実際の読書中にある単語上に個人1の注視が停留することは、単語(大きさ、長さ)に、及びこの単語の理解レベル(あまり知らない、もしくは全く知らない単語、ほぼ解読不能な単語もしくは文字、綴りに誤りがある単語等)に依存しているかもしれないという事実による。
同様に有利な方法で、制御ユニットが、視野追跡プロトコルの2つの連続する標的位置(例えば、図2の標的位置31、32参照)における標的20の表示間に所定の遅滞を付与するようになされる。
このようにして、検査機器10により、個人1の読取軌道に沿って存在するサッカード又は逆行サッカードをシミュレートすることが可能である。前述のように、制御ユニットが視線追跡プロトコルの過程で所定の遅滞を変化させるようになされてもよい。
これにより、個人1の読書速度が文を読む過程で変化するかもしれないという事実が起こりうることになる。
これによって、例えば図2の標的位置33から標的位置34へのケースのように、個人1の注視方向が1本の線から次へと移動するケースを想定することが可能となり、その線に戻るには、個人1の注視方向の変化がより大きいかぎり、より多くの時間が必要となる。
すると、所定の遅滞中に標的について2つのケースを提供することが可能である。
1つの実施形態において、所定の遅滞中に標的を見えない状態にするようになされてもよい。これは図2の標的位置31及び32のケースに対応し、標的20は位置31から次の位置32に「ジャンプする」(ジャンプは、点線40により示されている)。この実施形態により、文を読んでいる間に個人の注視が単語から単語へとジャンプできるようにすることが可能となる。
代替的実施形態において、標的が所定の遅滞中に見える状態で、視線追跡プロトコルの、それに対応する2つの連続する標的位置間で一方からもう一方へと移動するようになされてもよい。これは、標的が、目に見える状態のままである間に動く(この運動は点線矢印49で表される)、標的位置35及び36のケースに対応する。
有利な方法で、本発明の検査機器10は、制御ユニットが、視線追跡プロトコルの連続する2つの標的位置37、38、39が10センチメートル未満の距離EM1、EM2だけ分離されるように要求する、というものである。このようにして、視覚検査中、個人1はその注視方向の変化が大きくなりすぎないように求められることはなく、これは読書条件において一般に当てはまる。
好ましくは、制御ユニットが、視線追跡プロトコルの連続する2つの標的位置37、38、39を分離する距離EM1、EM2が視線追跡プロトコルに沿って変化することを要求するようになされる。これにより、ある書記体系の単語の平均スパンに応じて、表示される標的20間の差を調整することが可能となる。
他の実施形態において、制御ユニットは、視線追跡プロトコルの連続する2つの標的位置における標的20の表示が水平及び/又は垂直の好ましい移動方向に、10回のうち少なくとも6回追従するようにプログラムされる。これは図2に示されており、移動方向は視線追跡プロトコルの中で表現され、点線矢印43、45、48で表され、これは好ましい水平移動方向SHのように左から右ではなく、右から左に進む。
それゆえ、この結果、個人1が文を読んでいる間の前述の逆行サッカード運動をシミュレートすることが可能となる。実際に、ここでは10回のうち4回、連続する2つの標的位置30間で注視の標的20を追う個人1の眼3の運動は、好ましい移動方向と反対方向に起こる。
上で詳しく述べたサッカード運動と同様に、標的20は1つの標的位置から次の標的位置へと、一方の位置から他方へとジャンプする(見えない標的)ことにより、又は一方から他方へと移動する(見える標的)ことにより、好ましい移動方向と反対の移動方向に移ることができる。
ここで、個人1の少なくとも1つの視覚挙動パラメータを判断する方法を、図3〜13を参照しながら説明し、この方法は、この方法の実施に特に適した上述の検査機器を使用する。
本発明によれば、判断する方法は以下のステップ:
− 個人に対し、その過程で自分が少なくとも1つの標的位置を観察するような視覚検査を実行するように要求するステップと、
− 前記視覚検査の過程でその個人の少なくとも1つの注視方向を代表するデータを測定するステップと、
− 前記測定された代表的データに応じて、基準注視方向を判断するステップと、
− 前記基準注視方向に関して、視覚検査の過程で測定されたその個人の前記注視方向を代表する前記データに応じて判断された少なくとも1つの測定標的位置を位置決めするステップと、
を含む。
有利な態様として、位置決めするステップの後に、前記少なくとも1つの測定標的位置に応じて、その個人の視覚挙動パラメータを推定するステップが実行される。
実際に、タブレット10又は、ローカルもしくはリモートコンピュータは、以下に詳しく説明する上記のステップを実現すようにプログラムされる。
好ましくは、判断する方法の中の要求するステップにおいて、個人1は連続的に各種の標的位置30を観察する。
したがって、個人1は、図2に関して上で説明したような選択された視線追跡プロトコルの標的位置30の所定のシーケンスに従って、視覚的に目立つ標的20を表示するタブレット10のスクリーン11を観察するように要求される。
第一の変形実施形態によれば、判断する方法は以下のような中間ステップを含む:
− 個人の前記注視方向は、視覚検査の過程で、その個人の頭部に結び付けられた基準フレームの中での視覚検査の過程で判断され、
− 前記標的位置の座標が、その個人の頭部に結び付けられた前記基準フレーム内で判断され、
− その個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内の前記標的位置の重心が、前記座標に基づいて判断され、
− 前記基準注視方向は、個人の左眼もしくは右眼の回旋点、又は前記回旋点の重心を、個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内の標的位置の前記重心に結合する直線と定義される。
個人1の頭部4に結び付けられるベンチマークとして、例えば、「主要注視ベンチマーク」又は「基準フレームCRO」と名付けられたベンチマークを選択することができ、そこでは個人1の頭部4は固定された位置と方位を示し、それに、原点と3つの無関係の軸を有する、好ましくは正規直交の基準フレームに関連付けられる。
図3及び4は、基準フレームCROの構築方法を示す。
特に、図3には垂直面PVが表されており、これは個人1の頭部4の、個人1の左右の2つの眼、OD、OGの垂直二分線を通る垂直面である矢状面に対応する。
眼OD、OGのこの垂直二分線は、右眼ODの回旋点(以下、CRODと呼ぶ)と左眼の回旋点(以下、CROGと呼ぶ)により画定される線分の中央を通り、個人1の頭部4の耳眼面に水平な軸である。
個人の頭部の耳眼面は、個人1の下側眼窩点と個人1の一部分を通る平面と定義され、その部分とは頭蓋骨の外耳の最も高い点であり、これは耳の耳珠点に対応する。耳眼面を判断するために、個人は、ほとんど力を入れない起立位にあると考えられる。この姿勢は自然な姿勢に対応し、以下、「主要注視姿勢」と呼ばれる。
この自然な位置において、個人の注視方向はすると、主要注視方向、すなわちまっすぐ前を注視することになる。その時、耳眼面は一般に水平である。
さらに(図3参照)、個人1の眼OD、OGの回旋点CROD、CROGを含む平面PHが画定される。
本明細書に記載の特定の例において、この平面PHは、個人1の頭部4の耳眼面に平行で、したがって水平である。個人1の主要注視姿勢、すなわち耳眼面の方位及び、個人1の眼OD、OGの回旋点CROD、CROGの知識に基づいて:
− 個人1の右眼OD又は左眼OGの回旋点CROD、CORG又はこれらの回旋点CROD、CRODの重心のうちの一方である原点、
− 個人1の主要注視方向に平行な第一の軸、
− 水平であり、かつ第一の軸に垂直な第二の軸、及び
− 第一の軸及び第二の軸に垂直な第三の軸
を選択することにより、個人1の頭部4に結び付けられる基準フレームCROを構築することが可能であり、これを以下、RCROと呼ぶ。
本明細書に記載の例示的実施形態において、基準フレームRcroの原点は、個人1の右眼ODの回旋点CRODと左眼OGの回旋点CROGをつなぐ線分の中央にある点であるように選択される。換言すれば、この原点は、以下、「単眼CRO(cyclops CRO)」と指定され、CROcと呼ばれ、個人1の眼OD、OGの回旋点CROD、CROGの等高重心(isobarycentre)に対応する。
基準フレームRcroの3つの軸X、Y、Zもまた、図4に視されている。
軸X(第二の軸)は、単眼CRO、CROcを通り、ここでは左側回旋点CROGから右側回旋点CRODへと向いている。軸Xはここでは水平であり、それは、これが耳眼面に平行な水平面PHに含まれるからである。逆の向きもありうる。
軸Z(第一の軸)は、個人1が自然な姿勢にあるとき、すなわち主要注視姿勢にあるときの主要注視方向に平行である。ここで説明する特定のケースでは、軸Zは個人 1の頭部4の垂直面PVの中にあり、耳眼面に平行である。個人の頭部がヨー角を示す別のケースでは、この軸Zは垂直面内にないかもしれない。軸Zはここでは、個人1の頭部4から(後方に向かって)離れる方向に延びる。
軸Y(第三の軸)は、それ自体、個人1の頭部4の垂直矢状面PVの中に延び、耳眼面に垂直である。軸Yはしたがって、実際には軸Xと軸Zに垂直である。これはここでは上向きであるため、基準フレームRcroは右側にある。
基準フレームRcroは個人1の頭部4に結び付けられ、したがって、この基準フレームRcroは個人1の頭部4と共にシフトし、この基準フレームRcroの位置と方位は、個人1の頭部4の運動に応じて、絶対フレーム又は、個人1の頭部4に頭部に結び付けられない基準フレーム(例えば、個人が視覚検査を実行する部屋に結び付けられた基準フレーム)に関して変化することに留意されたい。
回旋点CROD、CROGの位置の判断は、例えば仏国特許第2914173号明細書の文献に記載されている、それ自体知られた原理に従って実行できる点に留意されたく、同文献の英語版は米国特許出願第2010/0128220号明細書である。
回旋点CROD、CROGのこの判断中に、個人1はその頭部4に、頭部4に固定されたタグ付けシステム(計測ベンチマーク)又は「クリップ」が装着され、これは個人1の頭部4の画像捕捉中に検出可能なタグ付け要素(マーカ)を含む。
要約すれば、個人1の頭部4の少なくとも2つの画像は画像捕捉装置により捕捉され、すなわち:
− 個人が画像捕捉装置を、顔をそこに向けるように位置付けられ、遠方をまっすぐ正面で注視しながら(主要注視姿勢)、それを注視するときの第一の画像と、
− 個人が画像捕捉装置を、4分の3だけそこを向くように位置付けられながら注視するときの第二の画像
である。
2つの捕捉画像の処理に基づいて(仏国特許第2914173号の文献参照)、回旋点CROD、CROGの位置が、タグ付けシステムに結び付けられたベンチマーク内で推定される。
すると、「単眼」回旋点を判断することが可能であり、これは、以前に判断された2つの回旋点CROD、CROGの等高重心である。
主要注視姿勢の判断のために、回旋点CROD、CROGの位置は、顔を向けた状態で捕捉された第一の画像と共に再使用される。また、後者の判断中にタブレット10の傾斜を補償するようになされてもよい。
図5の中に、単眼CROを、ここでは視線追跡プロトコルの最後の標的位置にある標的20に結合する注視方向DRが、その3つの主軸X、Y、Zを有する、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcroと共に示されている。
この図5にはまた、個人1の右眼ODと左眼OGの注視方向に対応するそれぞれDRD及びDRGと呼ばれる注視方向も示されている。
個人1の頭部4に結び付けられる基準フレーム、ここでは基準フレームRcroが選択されると、タブレット10のスクリーン11上で観察される標的20の各標的位置30について、この基準フレームRcro内でこれらの標的位置の座標を判断することができる。
この目的のために、判断方法における測定するステップ中に、
− 各標的位置30を観察している個人1の頭部4の一部の画像が、検査機器10の、個人1の頭部4に向けられた正面カメラ13により捕捉され、各標的位置30は、正面カメラ13に結び付けられた基準フレーム内で判断することができ、
− これらの画像は、個人1により観察された標的位置30の、正面カメラ13に結び付けられたこの基準フレーム内で表現される座標と共に保存され、
− 画像捕捉装置13に結び付けられた基準フレーム内の、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcroの座標、又は個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の個人1の注視方向DRの座標が、捕捉された画像と、観察された標的位置30の関連する座標に基づいて判断される。
正面カメラ13に結び付けられた基準フレームは例えば、原点をスクリーン11の左上隅90とし、軸をスクリーン11の列と線に沿って方向付けられた相互に垂直な2つの軸91、92とするスクリーン11の基準フレームRSCR(例えば、図5参照)であってもよい。
有利な点として、正面カメラ13は、個人1の頭部4の画像捕捉を、標的20がスクリーン11上で視線追跡プロトコルの所定の標的位置30で表示される瞬間に関する捕捉オフセットでトリガする。このオフセットは、ゼロ又は、好ましくは例えば200ミリ秒未満のように小さくすることができる。これによって、スクリーン11上での標的20の位置30の変化中の個人1の眼3の反応時間と変位時間を考慮に入れることが可能となる。
ある変形型によれば、正面カメラはまた、連続的ビデオシーケンスを、例えば毎秒20画像の速度で実行し、このビデオシーケンスの中から、対応する標的位置における標的の表示中のその個人の視覚挙動に関する最善の情報を提供する最善の画像を選択することもできる。
タブレット10の正面カメラ13により捕捉される各画像はそれゆえ、視覚的に目立つ標的20の所定の標的位置30に対応し、画像捕捉装置13に結び付けられた基準フレームRscrの中の位置30は完全にわかっている。
画像捕捉装置13に結び付けられた基準フレーム内の個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcroの座標又は、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の個人1の注視方向DRの座標を判断するために、タブレット10の画像を処理する手段が提供され、これは個人1の頭部4の捕捉画像の中から、個人1がその頭部4に装着したクリップのマーカを検出する。
すると、正面カメラ13に結び付けられた基準フレームRscrの中のクリップの位置と方位は、各捕捉画像について、すなわち視線追跡プロトコルの標的20の各標的位置30について、例えば米国特許出願第2010/0128220号明細書の文献に記載されている方法を使って判断される。
クリップに関する個人1の眼の回旋点CROD、CROGの位置が分かっているため、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcroの位置(空間座標)と方位(角座標)も、クリップに関してわかる。
これはさらに図5に示されており、基準フレームRcroは、単眼回旋点CRO(回旋点CROD、CROGの等高重心)にあるその原点とその軸X、Y、Zで示されている。
それゆえ、基準フレームの変化を通じて、視線追跡プロトコルの標的20の各標的位置30について、タブレット10の正面カメラ13に結び付けられた基準フレームRscr内の個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcroの位置と方位を判断できる。
また、視線追跡プロトコルの標的20の各標的位置30について、個人1の頭部4に結び付けられたベンチマークRcro内の個人1の注視方向DRを判断することもでき、これらの注視方向DRはここでは、単眼回旋点CRO、すなわち個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcroの原点を標的20に結合する。
最後に、頭部4の位置と方位又は、個人1の注視方向DRに基づいて、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内における標的20の標的位置30を再表現できる。
個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内のこれらの標的位置30は、視線追跡プロトコル中に個人1の測定注視方向DRを代表するデータである。
本発明によれば、測定するステップの後で、基準注視方向がこれらの代表データに応じて判断される。
特定の実施形態において、基準注視方向は、個人が自然の姿勢にあるときに個人が遠い標的を観察する(遠方視)方向に対応する。
好ましい実施形態において、基準注視方向は、視覚検査の過程における個人1の平均注視方向である。
図6及び7に示されているように、この平均注視方向は、以下、DRと呼ばれ、好ましくは、単眼CRO、CROを標的位置30の重心71に結合する直線となるように選択される。
変形型として、平均注視方向は右側回旋点CROD又は左側回旋点CROGに基づいて定義できる。
別の変形型として、平均注視方向は、ここでは個人の左眼もしくは右眼の回旋点又は前記回旋点の重心を、個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内の標的位置に結合する直線となるように選択される。
個人1の頭部4の位置及び方位が、視覚検査プロトコルの過程で、画像捕捉装置13に結び付けられた基準フレームRscrに関して変化することだけでなく、個人1が視覚検査の過程でタブレット10の位置と方位を変えることに関して、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の標的20の標的位置30により、個人1の視覚挙動、特に文を読んでいる間にその眼3を動かす傾向が明らかになる。
実際に、個人1が視線追跡プロトコルに従い、その間にその注視方向DRを大きく変化させる場合、その個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の標的20の標的位置30は、正面カメラ13に結び付けられた基準フレームRscrの内の標的20の標的位置30と比較的同様の方法で配置される。これは、図6のケースである。
反対に、個人1が視線追跡プロトコルに従い、その間に疑似固定注視方向DRを保持する場合、その個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の標的20の標的位置30はひとつにまとまる。これは、図7のケースである。
本発明の判断方法はさらに、基準注視方向DRに関して、個人1がタブレット10のスクリーン11上に配置される標的20の標的位置30を追跡するときに視覚検査の過程で測定される個人1の注視方向DRに基づいて判断される測定標的位置50(図8参照)を位置決めするステップをさらに含む。
好ましくは、この位置決めするステップ中に、視覚検査中にスクリーン11の平均方位に従って、基準注視方向DRに関して方向付けられたダミー表示面111も判断される。
平均方位は、個人1が視覚検査の過程において手2でタブレット10を持つときの平均傾斜角度及び/又はピッチを考慮してもよい。
図8に示されるように、測定標的位置50(図8の記号「●」)もままた、位置決めするステップ中に、視覚検査中の個人1の注視方向DRとダミー表示面111との交点として判断される。
換言すれば、測定標的位置50は、標的位置30をこれらの標的位置30に関連する注視方向DRに沿って投影したものに対応する。
好ましい実施形態において、判断方法は追加の位置決めステップを含む。
この追加の位置決めステップ中に、相互に関する相対変位がタブレット10の表示面11(スクリーン)上の標的位置30の相対変位と同じである理論的標的位置60(図8の記号「+」)は、基準注視方向、ここでは平均注視方向DRに関して位置付けられる。
好ましくは、これらの理論的標的位置60は、その重心62が基準注視方向DR上にあるように位置決めされる。
それゆえ、上述の位置決めステップが終了した時点では、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の測定標的位置50の座標と理論的標的位置60の座標がダミー表示面111上で判断されている。これは、図面の中の図9に示されている。
視線追跡プロトコル中の個人1の視覚挙動パラメータは、測定標的位置50と理論的標的位置60から推定できる。
実際に、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の標的位置30の重心の位置(座標)に対応する第一の視覚挙動パラメータ(以下、「近方視挙動(Near−Vision Behaviour)」を表すNVBと呼ぶ)を判断することがすでに可能である。この重心NVBにより、特に、視覚検査中の個人1の平均注視方向DR(上記参照)が明らかとなる。
さらに、図6及び7に関して上述したように、ダミー表示面111上の分布がスクリーン11上での標的位置30のそれによって固定されるような理論的標的点60に関する測定標的位置50の分布(位置と広がり)により、個人1が読む作業中に自分の頭部4及び/又は自分の眼3を動かす傾向が明らかとなることがわかる。
それゆえ、図10〜13に関して説明する他の実施形態において、判断方法のうちの推定するステップは、好ましくは、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレーム基準フレームRcro内での理論的標的位置60と測定標的位置50の比較を含む。この比較によって、求められている1つ又は複数の視覚挙動パラメータ、特に、その個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRcro内の標的位置30の垂直の広がりEVと水平の広がりEH(図6参照)を表す、個人1の視覚挙動パラメータを推定することが可能となる。垂直の広がりEV又は水平の広がりEHは、実際には、視覚的作業中に個人1が自分の眼を下方向(又は上方向)に、又は左から右に(又は右から左に)移動させる傾向を表す。
好ましい実施形態において、この比較は、ダミー表面111の好ましい方向による、理論的標的位置60と測定標的位置50の差を判断することを含むことができる。これは、図10〜13に示されている。
特に、図10において、スクリーン11(実際の表示面)の軸91、92と同じ方法による向きとノルムの軸191、192が付与されたダミー表示面111、測定標的位置50(記号「●」)、及び対応する理論的標的位置60(記号「+」)が示されている。
例えば軸192の縦方向を、ダミー面111の好ましい方向として選択することが可能である。
それゆえ、視線追跡プロトコルの同じ標的位置30に対応する測定標的位置51と理論的標的位置61からなる各ペアについて、縦方向の差が計算され、これはここではΔvと呼ばれ、前記ペアの測定標的位置51と理論的標的位置61との間の縦方向に沿った距離に対応する。
すると、1つのペアに対応する各標的位置30について、実際の表示面11に結び付けられる基準フレームRSCR内の縦方向の差Δvの全部の集合を表現することが可能となる(図11)。この集合は、図11の表面100で表される。
好ましい水平方向(図10の軸191に沿っている)を選択し、縦方向ではなく水平方向の差を計算することも可能であろう。
有利な方法で、計算された差の統計的処理を行って、視覚挙動パラメータが判断される。
この統計的処理は、例えば、以下の動作を含んでいてもよい:
− 縦方向の差Δvの、表示ラインあたりの平均<Δv>を生成する。すると、図12及び13に示されているような測定曲線80が得られ、その中で平均Δvはコラムインデックスの関数である。
− 線形回帰を実行して、測定曲線80の差が最小限になる近似直線81を見つける。
この近似直線81の配向ベクトル係数は、視覚検査プロトコル中の個人1の視覚挙動のパラメータを提供する。
この配向ベクトル係数は特に、0〜1の間となるように決定される。したがって、最小閾値と最大閾値が判断され、それによって、使いやすくするために、係数を標準化することが可能となる。それゆえ、比(配向ベクトル係数−最小値/最大値−最小値)が再計算される。
最大及び最小値は、あらかじめ記録された配向ベクトル係数の、又は複数の個人から得られた配向ベクトル係数の分布から得られてもよい。
具体的には、この配向ベクトル係数が低い(係数が0.17の図12のケース)、これは、測定標的位置50と理論的標的位置60との間の差の平均が小さいことを意味する。これは、視覚検査中に自分の眼3をよく動かす個人1の視覚挙動に対応する。
これに対して、この配向ベクトル係数が高いと(係数が0.83の図13のケース)、これは、測定標的位置50と理論的標的位置60との間の差が大きいことを意味する。これは、視覚検査中に自分の眼3をほとんど動かさない個人1の視覚挙動に対応する。
説明されている方法により判断される視覚挙動パラメータ、特に個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRCROの中の標的位置の重心のデータと、(線又は列内の)配向ベクトル係数の計算に関連付けられる縦方向の広がりEVと水平方向の広がりEH(図6参照)は、個人1の視力矯正のための眼鏡レンズを定義する光学的方法を実施するために使用され、その計算は上で詳しく説明した。
好ましくは、推定するステップにおいて、以下のサブステップが実行される:
− 個人により選択され、前記眼鏡レンズを備えるフレーム、又は前記眼鏡レンズに関連する面又は線の相対位置は、個人の頭部に結び付けられた基準フレーム内で判断され、
− 標的位置に対応する個人の各注視方向について、この注視方向と前記面又は前記線との間の交点が判断され、それによって前記面又は前記線とのこれらの交点のマップが作成され、
− 求められる光学設計パラメータはこのマップから推定される。
第一のサブステップで、眼鏡レンズの平面又はフレームの平均平面は好ましくは、個人1の頭部4に結び付けられた基準フレームRCRO内で、その6自由度を通じて位置付けられる。これは例えば、フレームが個人1の頭部4のモデル上に位置付けられる仮想フィッティングの問題であってもよい。これは例えば、個人1の頭部4のモデルでのフレームの仮想フィッティングによる位置決めであってもよい。

Claims (22)

  1. ある個人(1)の視覚挙動の少なくとも1つのパラメータ(NVB、EV、EH)を判断する方法において、
    − 前記個人(1)に対して、その過程で自分が少なくとも1つの標的位置(30)を観察するような視覚検査を実行するように要求するステップと、
    − 前記視覚検査の過程で前記個人(1)の少なくとも1つの注視方向(DR)を代表する少なくとも1つのデータを測定するステップと、
    − 測定された前記少なくとも1つの代表データに応じて、基準注視方向(DR)を判断するステップと、
    − 前記個人(1)の頭部(4)に結び付けられた基準フレーム(Rcro)内で、前記視覚検査の過程で測定された前記個人(1)の前記注視方向(DR)を代表する前記データに応じて、判断された少なくとも1つの測定標的位置(50)を前記基準注視方向(DR)に関して位置決めするステップと、
    を含む方法。
  2. 前記位置決めするステップの後に、前記少なくとも1つの測定標的位置(50)及び/又は前記基準注視方向(DR)に応じて、前記個人(1)の前記視覚挙動の前記パラメータ(NVB、EV、EH)を推定するステップが実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準注視方向(DR)は、前記視覚検査の過程における前記個人(1)の平均注視方向である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記基準注視方向(DR)は、前記個人が自然な姿勢であるときの遠方標的の観察方向に対応する、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記要求するステップにおいて、前記個人(1)は各種の標的位置(30)を連続的に観察する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. − 前記個人(1)の前記注視方向(DR)は、前記視覚検査の過程で、前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内で判断され、
    − 前記標的位置(30)の座標は前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内で判断され、
    − 前記基準注視方向(DR)は、前記個人(1)の左眼の回旋点(CROG)もしくは右眼の回旋点(CRO)、又は前記回旋点の重心(CRO)を、前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内の標的位置(30)に結合する直線として判断される、
    請求項5に記載の方法。
  7. − 前記個人(1)の前記注視方向(DR)は、前記視覚検査の過程で、前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内で判断され、
    − 前記標的位置(30)の前記座標は、前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内で判断され、
    − 前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内の前記標的位置(30)の重心(NVB)は、前記座標に基づいて判断され、
    − 前記基準注視方向(DR)は、前記個人(1)の左眼回旋点(CROD)もしくは右眼回旋点(CROG)又は前記回旋点の重心(CRO)を、前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(Rcro)内の前記標的位置(30)の前記重心(NVB)に結合する直線と定義される、
    請求項5に記載の方法。
  8. − 前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(RCRO)の原点は、前記個人(1)の前記右眼もしくは前記左眼の前記回旋点(CROD、CROG)、又は前記回旋点の重心(CRO)のうちの1つである、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(RCRO)は、
    − 前記個人(1)の主注視方向に平行な第一の軸(Z)と、
    − 水平であり、かつ前記第一の軸(Z)に垂直な第二の軸(X)と、
    − 前記第一の軸(Z)と前記第二の軸(X)に垂直な第三の軸(Y)と、
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記基準注視方向(DR)に関して、相互に関する相対変位が前記標的位置(30)の相対変位と同じである理論的標的位置(60)を位置決めする追加のステップを含む、請求項5〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記位置決めする追加のステップ中に、前記理論的標的位置(60)は、前記理論的標的位置(60)の重心(61)が前記基準注視方向(DR)上にあるように位置決めされる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記視覚検査中に、前記標的位置(30)は表示面(11)上に配置され、前記位置決めするステップ中に、前記基準注視方向(DR)に関して、前記表示面(11)の平均方位に従って方向付けられたダミー表示面(111)が前記視覚検査中に判断され、前記測定標的位置(50)は、前記視覚検査の過程での前記個人(1)の前記注視方向(DR)と前記ダミー表示面(111)の交点として判断される、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記推定するステップ中に、前記理論的標的位置(60)と前記測定標的位置(50)が比較され、そこから前記個人(1)の前記視覚挙動の前記パラメータ(NVB、EV、EH)が推定される、請求項2に従属するときの請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記推定するステップ中に、前記理論的標的位置(60)と前記測定標的位置(50)との間の差(Δv)は、前記ダミー表面(111)の好ましい方向に従って判断され、前記個人(1)の前記視覚挙動の前記パラメータ(NVB、EV、EH)はそこから推定される、請求項2に従属するときの請求項12、又は請求項13に記載の方法。
  15. 前記推定するステップにおいて、前記視覚挙動パラメータ(NVB、EV、EH)は、前記理論的標的位置(60)と前記測定標的位置(50)との間の前記差(Δv)の統計的処理に応じて判断される、請求項13及び14の何れかに記載の方法。
  16. 前記測定するステップにおいて、
    − 各標的位置(30)を観察している前記個人(1)の前記頭部(4)の一部の少なくとも1つの画像が画像捕捉装置(13)により捕捉され、
    − 前記少なくとも1つの画像は、前記個人(1)により観察される前記標的位置(30)の、前記画像捕捉装置(13)に結び付けられた基準フレーム(RSCR)内で表現される座標に関連付けて保存され、
    − 前記画像捕捉装置(13)に結び付けられた前記基準フレーム(RSCR)内の前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(RCRO)の前記座標又は前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(RCRO)内の前記個人(1)の前記注視方向(DR)の前記座標は、前記少なくとも1つの捕捉された画像と前記観察された標的位置(30)の、関連する座標に基づいて判断される、請求項5〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記個人(1)の各注視方向(DR)は、一方で、前記個人(1)の前記右眼もしくは前記左眼の回旋点(CROD、CROG)又は前記回旋点の前記重心(CRO)のうちの一方を通り、他方で、測定の瞬間に前記個人(1)が観察する前記標的位置(30)を通る直線と定義される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記個人(1)により実行される前記視覚検査は、文を読む状況における前記個人(1)の前記視覚挙動を検査することが意図された近方視での視覚的作業を含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記標的位置(30)は、実質的に平行な少なくとも2本の線(L1、L2、L3、L4、L5)又は2つの列に整列され、前記個人(1)により時間を追って連続的に観察される前記標的位置(30)は、読書中の前記個人(1)前記の注視の変位を再現することが意図された視線追跡のためのプロトコルを定義する、請求項5に従属するときの請求項18に記載の方法。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の前記判断方法に従って判断された前記視覚挙動パラメータ(NVB、EV、EH)を使って、ある個人の視力を矯正するための眼鏡レンズを設計する光学的方法。
  21. 前記視力矯正眼鏡レンズは、前記個人が選んだフレームの中に取り付けられることが意図され、前記視覚挙動パラメータ(NVB、EV、EH)を判断する前記方法のうちの前記推定するステップ中に:
    − 前記フレーム又は前記眼鏡レンズに関連付けられる面又は線の相対位置は、前記個人(1)の前記頭部(4)に結び付けられた前記基準フレーム(RCRO)内で判断され、
    − ある標的位置(30)に対応する前記個人(1)の各注視方向(DR)に関して、この注視方向と前記面又は前記線との交点が判断されて、前記面又は前記線とこれらの交点のマップが作られ、
    − 求められた光学設計パラメータはこのマップから推定される
    サブステップが実行される、請求項20に記載の光学設計方法。
  22. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の前記方法を実行する検査機器(10)において、
    − 実質的に平行な少なくとも2本の線(L1、L2、L3、L4、L5)又は列に従って整列された複数の標的位置(30)に少なくとも1つの視覚的に目立つ標的(20)を表示するのに適したアクティブディスプレイ(11)と、
    − 前記標的位置(30)が、読書中の前記個人(1)の前記注視の前記変位を再現するような視覚追跡プロトコルを、時間を追って定義するようにプログラムされている、前記ディスプレイ(11)のための制御ユニットと、
    − 前記制御ユニットにより前記ディスプレイ(11)と同期して駆動されて、前記ディスプレイ(11)により表示される前記標的(20)を観察している前記個人(1)の前記頭部(4)の画像の捕捉をトリガし、各捕捉画像が所定の標的位置(30)に対応するような画像捕捉装置(3)と、
    を含む検査機器(10)。
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