JP2018525320A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 配列番号８に示される重鎖可変領域配列中のＣＤＲのアミノ酸配列からなる相補性決定領域（ＣＤＲ）を含む重鎖可変領域、及び配列番号１０に示される軽鎖可変領域配列中のＣＤＲのアミノ酸配列からなる相補性決定領域（ＣＤＲ）を含む軽鎖可変領域を含む、ＡＸＬタンパク質に結合する抗体又はその抗原結合フラグメント。
2. 前記抗体または前記抗原結合フラグメントは、配列番号２０に示されるアミノ酸配列からなるＣＤＲ−Ｈ１、配列番号２２に示されるアミノ酸配列からなるＣＤＲ−Ｈ２、配列番号２３に示されるアミノ酸配列からなるＣＤＲ−Ｈ３、配列番号１１に示されるアミノ酸配列からなるＣＤＲ−Ｌ１、配列番号１２に示されるアミノ酸配列からなるＣＤＲ−Ｌ２、および配列番号１３に示されるアミノ酸配列からなるＣＤＲ−Ｌ３を含む、請求項１に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
3. 前記抗体又は前記抗原結合フラグメントは、配列番号８に示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、及び配列番号１０に示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域を含む、請求項１又は２に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
4. 前記抗体または前記抗原結合フラグメントは、配列番号８に示される重鎖可変領域アミノ酸配列と約９９％の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および配列番号１０に示される軽鎖可変領域アミノ酸と約９９％の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域を含み、約９９％の配列同一性を占めるアミノ酸の相違は、どのＣＤＲ領域中にもあたらない、請求項１〜３のいずれか１項に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
5. 前記抗体は、配列番号７に示されるアミノ酸配列からなる重鎖、及び配列番号９に示されるアミノ酸配列からなる軽鎖を含む、請求項１〜４のいずれか１項に記載の抗体。
6. 前記フラグメントは、Ｆａｂ、Ｆ（ａｂ’）_２、Ｆｖ、又はｓｃＦｖフラグメントである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の抗原結合フラグメント。
7. 前記抗体は完全ヒト抗体である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の抗体。
8. 前記抗体又は前記抗原結合フラグメントは、組換えにより生産される、請求項１〜７のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
9. 前記抗体又は前記抗原結合フラグメントは、造影剤に結合されている、請求項１〜８のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
10. 前記抗体または前記抗原結合フラグメントは、癌の処置及び管理のために患者をスクリーニングするコンパニオン診断（ＣＤｘ）として用いられる、請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
11. 対象におけるＡＸＬの発現を検出する方法であって、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合フラグメントを、前記対象から得られた試料と接触させる工程を含む、方法。
12. 前記対象から試料を得る工程を含む、請求項１１に記載の方法。
13. 前記対象は癌患者である、請求項１１又は１２に記載の方法。
14. 前記癌は、肉腫、膵臓癌、黒色腫、卵巣癌、及び肺癌からなる群から選択される、請求項１３に記載の方法。
15. ＡＸＬの発現が陽性である癌患者を同定する方法であって、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合フラグメントを、前記対象から得られた試料と接触させる工程を含む、方法。
16. 前記対象から試料を得る工程を含む、請求項１５に記載の方法。
17. 前記癌は、肉腫、膵臓癌、黒色腫、卵巣癌、及び肺癌からなる群から選択される、請求項１５に記載の方法。
18. 前記癌患者は、ＥＧＦＲ阻害剤による処置を経験している、請求項１５〜１７のいずれか１項に記載の方法。
19. 前記癌は、ＥＧＦＲ阻害剤に対して耐性である、請求項１５〜１８のいずれか１項に記載の方法。
20. 請求項１〜１０のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合フラグメントを含む、ＡＸＬの発現を検出するためのキット。