JP2018524700A - 既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステム - Google Patents

既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2018524700A
JP2018524700A JP2017564808A JP2017564808A JP2018524700A JP 2018524700 A JP2018524700 A JP 2018524700A JP 2017564808 A JP2017564808 A JP 2017564808A JP 2017564808 A JP2017564808 A JP 2017564808A JP 2018524700 A JP2018524700 A JP 2018524700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
feature
known measurable
viewing
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017564808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6810711B2 (ja
Inventor
ベンドール,クラーク・アレクサンダー
ワード,トーマス・チャールズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US14/753,604 external-priority patent/US9412189B2/en
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2018524700A publication Critical patent/JP2018524700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6810711B2 publication Critical patent/JP6810711B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/0008Industrial image inspection checking presence/absence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2200/00Indexing scheme for image data processing or generation, in general
    • G06T2200/24Indexing scheme for image data processing or generation, in general involving graphical user interfaces [GUIs]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10068Endoscopic image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20092Interactive image processing based on input by user
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30164Workpiece; Machine component

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

映像検査システムを使用して既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステム。本方法およびシステムは、観視対象の画像を表示し、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出する。次いで、本方法およびシステムは、検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する測定タイプを含む利用可能な測定タイプのセットを表示し、および/または検出された既知の測定可能な対象に関連する測定タイプに基づいて、表示された画像上に複数の測定マーカを自動的に配置する。【選択図】図12

Description

本明細書で開示される発明の主題は、映像検査システムを使用して既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステムに関する。
映像エンドスコープまたはボアスコープなどの映像検査システムは、例えば損傷、磨耗、腐食、または不適切な取り付けの結果として生じ得る、対象上の異常または特徴(例えば、穴または窪み)を特定および分析する目的で対象の表面を検査するために使用され得る。多くの場合、対象の表面は、接近不可能であり、映像検査システムを使用しなければ観視され得ない。例えば、映像検査システムは、表面に形成され得る異常を特定して、修理またはさらなる保守が必要かどうかを判定する目的で航空機または発電ユニットのタービンエンジンのブレードの表面を検査するために使用され得る。この判断を行うために、表面および異常の高精度の寸法測定値を取得して、異常がその対象の動作限界または要求仕様を超えていないまたはこれらから外れていないことを確認する必要があることが多い。
映像検査システムは、異常を示す、観視対象の表面の2次元画像を取得して表示し、表面上の異常の寸法を算出するために使用され得る。表面のこの2次元画像は、異常の近傍を含む、表面上の複数の点の3次元座標(例えば、(x,y,z))を提供する、表面の3次元データを生成するために使用され得る。一部の映像検査システムでは、ユーザは、測定モードで映像検査システムを操作して、ユーザが、異常の幾何学的寸法を算出するために2次元画像上にカーソルを配置する測定画面に入り得る。多くの場合、ユーザにとって、3次元空間で実行される測定を想像することは困難であるため、2次元画像から観視特徴の輪郭を判断することは困難であり、これにより、異常の近傍へのカーソルの高精度の配置が困難になっている。この処理は、異常の所望の幾何学的寸法または測定値が正しく算出されるという結果を必ずしももたらさず、時間のかかるものであり得る。
上記の解説は、一般的な背景情報のために提供されただけであり、特許請求される主題の範囲を決定する助けとして使用されることを意図しない。
米国特許出願公開第2012/223937号明細書
映像検査システムを使用して既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステムを開示する。本方法およびシステムは、観視対象の画像を表示し、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出する。次いで、本方法およびシステムは、検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する測定タイプを含む利用可能な測定タイプのセットを表示し、および/または検出された既知の測定可能な対象に関連する測定タイプに基づいて、表示された画像上に複数の測定マーカを自動的に配置する。
映像検査システムを使用して既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出するための方法およびシステムのいくつかの開示される実施形態の実施において実現され得る利点は、測定処理の効率の改善および測定を実行するのに必要な技能レベルの低減である。
一実施形態では、映像検査システムを使用して、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する方法が開示される。本方法は、観視対象の画像をディスプレイ上に表示するステップと、中央プロセッサユニットを使用して観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと、中央プロセッサユニットを使用して検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットをディスプレイ上に表示するステップと、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプの選択を受信するステップと、中央プロセッサユニットを使用してディスプレイ上で画像上の複数の測定マーカを自動的に配置するステップであって、複数の測定マーカの配置が、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する選択された測定タイプに基づく、ステップと、複数の測定マーカの配置を使用して中央プロセッサユニットによって計算された測定可能な対象特徴の寸法をディスプレイ上に表示するステップと、を含む。
別の実施形態では、本方法は、観視対象の画像をディスプレイ上に表示するステップと、中央プロセッサユニットを使用して観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと、中央プロセッサユニットを使用してディスプレイ上で画像上の複数の測定マーカを自動的に配置するステップであって、複数の測定マーカの配置が、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプに基づく、ステップと、複数の測定マーカの配置を使用して中央プロセッサユニットによって計算された測定可能な対象の寸法をディスプレイ上に表示するステップと、を含む。
さらに別の実施形態では、映像検査システムを使用して、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出するシステムが開示される。本システムは、観視対象の画像を表示するディスプレイと、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出し、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットをディスプレイ上に表示すること、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプの選択を受信すること、ディスプレイ上で画像上に複数の測定マーカを自動的に配置することであって、複数の測定マーカの配置が検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する選択された測定タイプに基づくこと、および複数の測定マーカの配置を使用して測定可能な対象特徴の寸法を計算することのための中央プロセッサユニットと、を含む。
本発明のこの簡単な説明は、1つまたは複数の例示的な実施形態に従って本明細書で開示された主題の簡単な概要を提供することのみを意図しており、特許請求の範囲を解釈するための、または添付の特許請求の範囲によってのみ規定される本発明の範囲を規定もしくは限定するための手引きとしての役割を果たすものではない。この簡単な説明は、詳細な説明でさらに後述される概念の例示的な選択を簡略化した形で紹介するために提供されている。この簡単な説明は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定するためのものではなく、特許請求される主題の範囲を決定する助けとして使用するためのものでもない。特許請求される主題は、背景技術で指摘された欠点のいずれかまたはすべてを解決する実施態様に限定されない。
本発明の特徴が理解され得るように、本発明の詳細な説明は、特定の実施形態であって、これらの一部が添付図面に示されている特定の実施形態を参照してなされ得る。しかしながら、図面は、本発明の特定の実施形態のみを示しており、したがって、その範囲を限定するものと考えられるべきではなく、本発明の範囲は、他の同等に有効な実施形態を包含することに留意されたい。図面は必ずしも一定の縮尺ではなく、概して、本発明の特定の実施形態の特徴を例示することに重きが置かれている。図面では、様々な図を通して同じ部分を示すために同じ番号が使用されている。このようにして、本発明をさらに理解するために、図面に関連して解読される以下の詳細な説明は参照され得る。
例示的な遠隔視覚検査システムの概略図である。 例示的な実施形態による遠隔視覚検査システムのための取り外し可能な端部の構成要素の斜視図である。 遠隔視覚検査システムの測定精度を試験する例示的な方法を示すフローチャートである。 例示的なデータ処理システムおよび関連する構成要素を示す高レベル図である。 細長いダイを使用して作られた光エミッタモジュール上の例示的な発光ダイオード(LED)アレイの上面図である。 線格子を含む例示的な強度変調素子の上面図である。 光を強度変調素子に通すことによって生成される構造化光パターンの例示的な画像である。 例示的な試験特徴の斜視図である。 例示的な試験特徴の断面を示す斜視図である。 例示的な試験特徴の平面図である。 例示的な試験対象の斜視図である。 本発明の別の例示的な実施形態における試験対象の映像検査システムによって得られる例示的な画像の例示的な表示を示す図である。 利用可能な測定タイプのセットを表示している、図11のディスプレイの図である。 ディスプレイ上の画像上の複数の測定マーカを示している、図12のディスプレイの図である。 本発明の別の例示的な実施形態におけるタービンブレードおよびシュラウドの映像検査システムによって得られる例示的な画像の例示的な表示を示す図である。 利用可能な測定タイプのセットを表示している、図14のディスプレイの図である。 ディスプレイ上の画像上に複数の測定マーカを示している、図15のディスプレイの図である。 映像検査システムを使用して、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する例示的な方法のフロー図である。
以下の説明では、いくつかの実施形態を、通常、ソフトウェアプログラムとして実装されるという観点から説明する。当業者であれば、そのようなソフトウェアの等価物もハードウェア(ハードワイヤードまたはプログラマブル)、ファームウェア、またはマイクロコードで構築できることを容易に認識するであろう。したがって、本発明の実施形態は、完全なハードウェアの実施形態、(ファームウェア、常駐ソフトウェア、またはマイクロコードを含む)完全なソフトウェアの実施形態、またはソフトウェア態様とハードウェア態様を組み合わせた実施形態の形式をとってもよい。ソフトウェア、ハードウェア、および組み合わせはすべて、本明細書では一般に、「サービス」、「回路」、「電気回路」、「モジュール」、または「システム」と呼ぶことができる。様々な態様は、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品として実施することができる。データ操作アルゴリズムおよびシステムは周知であるので、本明細書は、特に、本明細書に記載のシステムおよび方法の一部を形成するか、またはより直接的に協働するアルゴリズムおよびシステムに関する。そのようなアルゴリズムおよびシステムの他の態様、ならびに本明細書に具体的に図示または記載されていない信号またはそれに伴うデータを生成および処理するためのハードウェアまたはソフトウェアは、当技術分野で知られているシステム、アルゴリズム、構成要素、および素子から選択される。本明細書に記載されたシステムおよび方法の場合、任意の態様の実装態様に対して有益である、本明細書に具体的に示されていないか、提案されていないか、または説明されていないソフトウェアは、従来のものであり、そのような技術における通常の技術の範囲内である。
図1は、例示的な遠隔視覚検査システムの概略図である。このシステムのさらなる詳細は、米国特許出願公開第2011/0205552号に記載されている。図1には、例示的なボアスコープ/エンドスコーププローブまたはシステム100が示されている。挿入チューブ40は、細長い部分46と、取り外し可能な遠位端部42とを備える。細長い部分46は、主要な長い可撓性部分、湾曲ネック、およびカメラヘッドを備える。輪郭線41は、カメラヘッドが細長い部分46で始まるところを示す。細長い部分46のカメラヘッドは、通常、少なくとも画像センサ112と、電子回路113と、プローブ光学系115とを含む。取り外し可能な遠位端部42は、典型的には、上述の細長い部分46のカメラヘッドに取り付けられる。取り外し可能な遠位端部42は、表面または対象(図示せず)から受け取った光を画像センサ112に導き、焦点を合わせるためにプローブ光学系115と組み合わせて使用される観視光学系44を含む。観視光学系44は、遠位端部42から遠ざかるようにカメラヘッドを遠隔させるためのレンズまたは光ファイバシステムなどのリレー光学系を任意選択的に含むことができる。本明細書では、「イメージャ」および「画像センサ」という用語は交換可能である。
画像センサ112は、例えば、各ピクセルで感知された光レベルに応じて映像信号を出力する感光ピクセルの2次元配列を備えることができる。画像センサ112は、電荷結合素子(CCD)、相補型金属酸化物半導体(CMOS)画像センサ、または同様の機能の他の素子を備えることができる。映像信号は、電子回路113によってバッファリングされ、信号線114を介してイメージャインターフェース電子装置31に転送される。イメージャインターフェース電子装置31は、例えば、電源と、画像センサクロック信号を生成するためのタイミングジェネレータと、画像センサ映像出力信号をデジタル化するためのアナログフロントエンドと、デジタル化された画像センサ映像データを処理して映像プロセッサ50に対してより有用なフォーマットにするためのデジタル信号プロセッサとを含むことができる。
映像プロセッサ50は、画像取り込み、画像エンハンスメント、グラフィックオーバーレイマージ、および映像フォーマット変換に限定されない様々な機能を実行し、これらの機能に関する情報を映像メモリ52に格納する。映像プロセッサ50は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または他の処理要素を備えることができ、中央処理装置(CPU)56に情報を提供し、中央処理装置(CPU)56から情報を受信する。提供され受信される情報は、コマンド、ステータス情報、映像、静止画像、またはグラフィカルオーバーレイに関連する可能性がある。映像プロセッサ50はまた、コンピュータモニタ122、映像モニタ120、および一体型ディスプレイ121などの様々なモニタに信号を出力する。映像プロセッサ50の構成要素の例または映像プロセッサ50に接続される構成要素の例を、図4を参照して以下で説明する。
接続されると、コンピュータモニタ122、映像モニタ120、または一体型ディスプレイ121のそれぞれは、通常、検査中の対象または表面の画像、メニュー、カーソル、および測定結果を表示する。コンピュータモニタ122は、通常、外部コンピュータタイプのモニタである。同様に、映像モニタ120は、通常、外部映像モニタを含む。一体型ディスプレイ121は、プローブまたはシステム100に統合され組み込まれ、典型的には、液晶ディスプレイ(LCD)を備える。
CPU56は、リムーバブル記憶装置を含むことができる、プログラムメモリ58および不揮発性メモリ60の両方を使用することができる。CPU56はまた、プログラム実行および一時記憶のためにRAMなどの揮発性メモリを使用することができる。キーパッド64およびジョイスティック62は、メニュー選択、カーソル移動、スライダ調整、および明瞭度制御などの機能のために、ユーザ入力をCPU56に伝達する。コンピュータI/Oインターフェース66は、USB、FIREWIRE、Ethernet、オーディオI/O、および無線トランシーバなどの様々なコンピュータインターフェースをCPU56に提供する。キーボードまたはマウスなどの追加のユーザI/Oデバイスは、コンピュータI/Oインターフェース66に接続され、ユーザ制御を提供することができる。CPU56は、表示のためのグラフィカル・オーバレイ・データを生成し、リコール機能およびシステム制御を提供し、画像、動画、およびオーディオ記憶を提供する。CPU56の構成要素の例またはCPU56に接続される構成要素の例を、図4を参照して以下で説明する。様々な実施形態において、CPU56は、位相シフトまたはシャドー分析および測定処理を実行するよう構成される。
プローブまたはシステム100は、カメラヘッドを介して細長い部分46を遠位端部42に電気的に結合する接点36をさらに備える。接点36はバネ付勢されてもよく、駆動導体35から複数の光エミッタを備える光エミッタモジュール37に電力を供給してもよい。駆動導体35は、エミッタ駆動装置32から挿入チューブ40の遠位端部に並列に配置された複数の光エミッタに電力を運ぶ。駆動導体35は、1つまたは複数のワイヤを備え、共通の外側ジャケット(図示せず)に信号線114を組み込むことができる。駆動導体35はまた、導体を信号線114と共有することができ、または電流を流すために挿入チューブ40構造を利用することができる。エミッタ駆動装置32は、例えば、異なる出力能力および効率を有する光エミッタを補償するための可変オン時間を有する調整可能な電流源を含む。エミッタ駆動装置32はまた、輝度またはフリンジコントラスト判定機能39を備える。あるいは、上述した映像プロセッサ50は、フリンジコントラスト判定機能39を含むことができる。
遠位端部42上の少なくとも1つの光エミッタモジュール37は、複数の光エミッタ、および任意選択で、光エミッタの制御/順序付け、温度の感知、および較正データの記憶/検索のための他の電子装置を含むことができる。少なくとも1つの光エミッタモジュール37は、例えば、複数の光エミッタの温度上昇を低減するために、セラミックまたは金属製のヒートシンクを含むことができる。様々な実施形態では、遠位端部42上に配置された複数の光エミッタからの光は、少なくとも1つの強度変調素子38を通り、光の分布を変更し、位相シフト分析に適した表面上に少なくとも1つの構造化光パターンを投影する。フリンジセットは、複数の光エミッタのうちの少なくとも1つの光エミッタグループのうちの1つの光エミッタグループが発光している場合に投影される構造化光パターンを備える。複数の光エミッタからの光は、少なくとも1つの強度変調素子38を通過して、複数のフリンジセットを表面に投影する。他の実施形態では、1つまたは複数の光エミッタからの光の一部は、既知の形状の影を投じる対象によって吸収または反射される。
位相測定を使用する実施形態では、プローブは、複数のフリンジセットの少なくとも1つが表面上に投影される場合、測定モードで動作する。測定モードの間、光エミッタモジュール37はイネーブルされ、表面上の構造化光パターンを備える少なくとも1つのデジタル画像が取り込まれる。位相シフト分析は、少なくとも1つの取り込まれたデジタル画像上で直接実行することができる。少なくとも1つの取り込まれたデジタル画像から得られたデータに対して実行されてもよい。例えば、YCrCb、RGB、または他の任意の取り込まれた画像フォーマットから得られる輝度成分を使用することができる。したがって、本明細書で作成された画像に対して位相シフト分析を行うことについての言及は、実際に参照される画像または参照画像から導出された任意のデータに対して位相シフト分析を行うことを含む。
位相測定を使用する実施形態、または他の実施形態では、少なくとも1つの構造化光パターンが存在しない場合、プローブは検査モードで動作する。検査モードの間、検査光源123はイネーブルされ、挿入チューブ40の遠位端部から光を出力する。検査モード中に光を生成して送出する要素は、総称して検査光送出システムと呼ぶことができる。一実施形態では、検査光送出システムは、検査光源123と、ソースファイババンドル24と、シャッタ機構34と、プローブファイババンドル125と、光通過素子43とを備える。他の実施形態では、検査光送出システムは、遠位に位置する白色LEDの場合、無効にすることができるか、または調整可能な出力電流を提供するLED駆動回路、LEDに電力を供給するワイヤ、LED自体、およびLEDを保護するための保護素子などの様々な異なる要素を備えることができる。測定モードの間、例えば、少なくとも1つの構造化光パターンのコントラストの低下を回避するために、検査光送出システムからの光出力の強度を自動的に減少させる。
検査光源123は、典型的には白色光源であるが、近接するか、遠位に位置することができる、水銀またはメタルハライドアークランプ、ハロゲンランプ、レーザ/蛍光体システム、またはLEDベースの光源などのプローブ用の任意の適切な光源を備えることができる。ファイバベースの光源が使用される場合、ソースファイババンドル24は、プローブまたはシステム100に含まれる。ソースファイババンドル24は、非コヒーレントまたは半コヒーレントの光ファイババンドルを備え、シャッタ機構34に光を伝送する。シャッタ機構34は、検査モードまたは定期検査中に検査光送出システムからの光出力を可能にし、測定モードまたは測定パターン投影中に検査光送出システムから出力される光を遮断または阻止する。シャッタ機構34は、例えば、ソレノイドまたはモータ駆動の機械的シャッタまたは電気的光源不能化器を含む。シャッタ機構34の位置は、その実施形態に基づいて変更することができる。シャッタ機構34が光を通過させると、プローブファイババンドル125は、光通過素子43を介して表面または検査部位に光を供給する。プローブファイババンドル125は、非コヒーレント光ファイババンドルを含むことができる。光通過素子43は、ガラスケーン、形成されたファイバ、またはレンズもしくは拡散器などの分布制御機構を含むことができる。
前述したイメージャインターフェース電子装置31、エミッタ駆動装置32、およびシャッタ機構34は、プローブ電子装置48に含まれる。プローブ電子装置48は、プローブ関連動作よりもより局所的な制御を提供するために、主制御ユニットまたはCPU56から物理的に分離することができる。プローブ電子装置48は、較正メモリ33をさらに備える。較正メモリ33は、遠位端部42または細長い部分46の光学系に関する情報、例えば、倍率データ、光学歪みデータ、およびパターン投影幾何学データを記憶する。
プローブ電子装置48にも含まれるマイクロコントローラ30は、イメージャインターフェース電子装置31と通信して、ゲインおよび露光設定を決定および設定し、エミッタ駆動装置32回路を制御し、較正メモリ33から較正データを記憶し、読み出し、シャッタ機構34を制御し、CPU56と通信する。マイクロコントローラ30の構成要素の例またはマイクロコントローラ30に接続される構成要素の例を、図4を参照して以下で説明する。
遠位端部42を参照すると、遠位端部42に示される要素は、代わりに、細長い部分46上に配置することができる。これらの要素は、上述した観視光学系44と、少なくとも1つの光エミッタモジュール37と、少なくとも1つの強度変調素子38と、光通過素子43とを含む。さらに、少なくとも1つの強度変調素子38が遠位端部42に配置されている間に、複数の光エミッタを備える少なくとも1つの光エミッタモジュール37を挿入チューブ40に固定して取り付けることができる。そのような実施形態では、遠位端部42と細長い部分46との間の正確で再現可能な整列が必要であり、細長い部分46と遠位端部42との間の接触の必要性を排除しながら異なる視野域を可能にする利点を実現することを可能にする。
上述したように、位相測定の実施形態では、光の分布を変化させる少なくとも1つの強度変調素子38に光を通すことによって、構造化光パターンが表面上に生成される。構造化光パターンは、正弦波強度プロファイルを備える平行光線および暗線を備えることができる。正方形、台形、三角形、または他の輪郭を有する線パターンも、パターンの位相を決定するために適切な位相シフト分析と共に使用される場合に、表面上に投影することができる。パターンはまた、直線状の平行線以外のものを備えることができる。例えば、曲線、波線、ジグザグ線、または他のそのようなパターンを適切な分析と共に使用することができる。
位相測定の一実施形態では、少なくとも1つの強度変調素子38は、図6に示す線格子90を備える。さらに、少なくとも1つの光エミッタモジュールは、複数の光エミッタを備える。特に、少なくとも1つの光エミッタモジュールは、LEDまたはLEDアレイを備える。
様々な位相測定実施形態において、フリンジセットは、複数の光エミッタのうちの少なくとも1つの光エミッタグループのうちの1つの光エミッタグループが発光している場合に投影される構造化光パターンを備える。光エミッタモジュール37の複数の光エミッタは、少なくとも1つの光エミッタの1つのグループが発光している場合に投影される構造化光パターンが、少なくとも1つの光エミッタの他のグループが発光される場合に投影される構造化光パターンに対する空間的または位相シフトを示す。言い換えれば、一方のフリンジセットの構造化光パターンは、他方のフリンジセットの構造化光パターンに対して空間的または位相シフトを示す。
図2は、例示的な実施形態による遠隔視覚検査システムのための取り外し可能な端部142、例えば、遠位端部42(図1)の構成要素の斜視図である。端部142は、向きを示されている挿入チューブ40に取り付けることができる。図示された端部142の構成要素は、これらの構成要素を汚れもしくは他の汚染物質、機械的損傷、または過酷な環境から保護するハウジング内に封入することができる。端部142は、構造化光パターンを用いて位相測定を行うために使用することができる。端部142のさらなる詳細は、上述した米国特許出願公開第2011/0205552号に記載されている。
複数の光エミッタを備える2つの光エミッタモジュール137a、137bは、前方観視光学系144の各側に配置される。観視光学系144の一方の側に配置された複数の光エミッタは第1の光エミッタモジュール137aを備え、観視光学系144の他方の側に配置された複数の光エミッタは第2の光エミッタモジュール137bを備える。さらに、強度変調素子138は、2つの強度変調領域138aおよび138bを備え、1つの強度変調領域は、前方観視光学系144の各側に配置される。第1の光エミッタモジュール137aからの光は、経路170aを介して第1の投影セットを形成する強度変調領域138aを通過し、第2の光エミッタモジュール137bからの光は経路170bを介して第2の投影セットを形成する強度変調領域138bを通過する。強度変調素子138は、光の分布を変化させ、位相シフト分析に適合する表面上に構造化光パターンを生成する線格子190を備える。
画像センサ(図示せず)は、第1の画像セットおよび第2の画像セットを取得する。第1の画像セットは、第1の投影セットの複数のフリンジセットの少なくとも1つの表面上への投影の少なくとも1つの画像を備え、第2の画像セットは、第2の投影セットの複数のフリンジセットの少なくとも1つの表面上への投影の少なくとも1つの画像を備える。
第1の強度変調領域138aに関連する第1の光エミッタモジュール137aは観視光学系144の一方の側に配置され、第2の強度変調領域138bに関連する第2の光エミッタモジュール137bは観視光学系144の他方の側に配置され、表面から反射された1つの構造化光パターンは、観視光学系144を通過して画像センサ(図示せず)に到達する。
2つの光エミッタモジュール137a、137bの各々は、少なくとも3つの光エミッタを備える細長いLEDアレイ180を備える。あるいは、2つの光エミッタモジュール137a、137bはそれぞれ、複数の光エミッタを備えることができ、複数の光エミッタの各々は、少なくとも2つのLEDの直列ストリングを備える。遠位端部142には、検査光源123(図1)から表面に光を送達する光通過要素(図示せず)も含むことができる。遠位端部142上に配置された任意の回路150は、LEDのシーケンシングを制御し、単一および複数のLEDの間で選択し、温度を感知し、較正データを記憶/検索ことができる。オプションの回路150は、図1に示すCPU56またはマイクロコントローラ30によって管理することができる。
図1では、特定の構成要素が単一の構成要素(例えば、CPU56)として示されているが、複数の別個の構成要素を使用して、CPU56の機能を実行し得ることが理解されよう。
プローブまたはシステム100において、第1の投影セットは複数のフリンジセットを備え、第2の投影セットは複数のフリンジセットを備える。複数の光エミッタは、第1の光エミッタモジュールの1つの光エミッタグループから投影された第1の投影セットの1つのフリンジセットの構造化光パターンが、第1の光エミッタモジュールの他の光エミッタグループから投影された第1の投影セットの他のフリンジセットの構造化光パターンに対する位相シフトを表すように配置される。同様に、第2の光エミッタモジュールの1つの光エミッタグループから投影された第2の投影セットの1つのフリンジセットの構造化光パターンが、第2の光エミッタモジュールの他の光エミッタグループから投影された第2の投影セットの他のフリンジセットの構造化光パターンに対する位相シフトを表す。
複数の光エミッタは、第1の投影セットの一方のフリンジセットの構造化光パターンが、第1の投影セットの他のフリンジセットの構造化光パターンに対して空間的または位相シフトを示すように配置される。同様に、第2の投影セットの一方のフリンジセットの構造化光パターンが、第2の投影セットの他のフリンジセットの構造化光パターンに対して空間的または位相シフトを示す。
一実施形態では、第1の光エミッタモジュールは3つの光エミッタグループを備え、第2の光エミッタモジュールは3つの光エミッタグループを備える。したがって、第1の投影セットを備える3つのフリンジセットは、観視光学系144の一方の側から生成され、第2の投影セットを備える3つのフリンジセットは、観視光学系144の他方の側から生成される。したがって、プローブまたはシステム100は、合計6つのフリンジセット、すなわちFOVの各側から3つのフリンジセットを投影することができる。輝度およびコントラストを改善するために、光エミッタモジュール137aおよび137bは、上で詳細に説明した輝度判定機能に加えて、3つ以上のLEDを含むことができる。さらに、光エミッタモジュール137aおよび137bの複数の光エミッタはそれぞれ、少なくとも2つのLEDの直列ストリングを含むことができる。
構造光投影および位相シフト分析を用いるシステムの精度は、そのベースライン間隔によって主に決定される。FOVにおけるその位置と組み合わされたフリンジセットの絶対位相が、絶対的な対象距離を決定するために使用される典型的なシステムの場合、ベースライン間隔は、投影原点とカメラ視野域原点との間の距離である。2つの別々のフリンジセットの絶対位相の差が絶対的な対象距離を決定するために使用されるこの実施形態では、ベースライン間隔は光エミッタモジュール137aと137bとの間の距離である。したがって、2つの光エミッタモジュール137aおよび137bの間の距離が、観視光学系144と単一の光エミッタモジュール137との間の距離よりも大きい場合、精度が向上する。小径プローブにおける機械的制約は、観視光学系144を挿入チューブ140の中心から実質的にオフセットすることを困難にするので、2つの光エミッタモジュール137aおよび137bを使用する記載された実施形態は、一般に、前方観視システムにおける単一の光エミッタモジュール137を用いて達成できるよりも大きなベースライン間隔を達成することができる。
さらに、遠位端部142を挿入チューブに配置する際の可変性により、端部に由来する突起部がFOVに対してシフトする。FOV内の位置と組み合わせた絶対位相を使用して対象距離が計算される場合、このシフトは計算された対象距離に誤差を生じる。この実施形態では、絶対位相差が挿入チューブ上の端部の位置決めによって影響されないので、そのような誤差は排除される。別のアプローチでは、2つのLEDアレイは、第1の投影セットが第2の投影セットよりわずかに多く観視光学系からオフセットされている大きな格子を有する観視光学系の一方の側に配置することもできる。
いくつかの用途では、側視と呼ばれる、プローブ軸に垂直な方向の視界を得ることが望ましい。そのような視界を得るために、遠位端部142は、表面から反射された複数のフリンジセットが観視光学系244を通って画像センサ(図示せず)に到達する側視プリズム210などの要素を備える取り外し可能側視端部242(図8および図9)で交換することができる。
図3は、遠隔視覚検査(RVI)システムの測定精度を試験する例示的な方法を示すフローチャートである。簡単に説明すると、試験対象は、RVIシステムの視野域に配置される。試験対象は、既知の幾何学的特性を有する試験特徴、例えば、基準を含む。試験対象の画像が取り込まれ、試験特徴の幾何学的特性が測定される。測定された座標は、既知の幾何学的特性と比較され、RVIシステムの精度値が決定される。この方法のステップは、コントローラを使用して自動的に実行することができる。処理はステップ310から始まる。
ステップ310では、遠隔視覚検査システムのプローブへの取り外し可能測定光学チップの取り付けが検出される。プローブは、例えば、直視型または側視型端部とすることができる。様々な実施形態において、コントローラは、取り外し可能測定光学端部の取り付け時に割込みを受信する。コントローラはまた、取り外し可能測定光学端部の取り付けを検出するために、導体の電気的状態を定期的に測定することもできる。コントローラは、レベルトリガ信号またはエッジトリガ信号のいずれかを監視またはポーリングすることによって、取り付けを検出することができる。取り外し可能測定光学端部の取り付けが検出された後、ステップ310はステップ320に進む。様々な実施形態において、プローブは画像センサ(CCDまたはCMOS)を含む。他の実施形態では、取り外し可能測定光学端部は画像センサを含む。
様々な実施形態において、検出ステップ310は、取り外し可能測定光学端部が取り付けられた場合の試験回路の抵抗の変化を検出するステップを含む。例えば、検出回路に試験電圧を印加することができ、検出回路内の試験ポイントの電圧を測定することができる。検出回路は、取り外し可能測定光学端部が取り付けられている場合には、取り外し可能測定光学端部が取り付けられていない場合と比較して、試験ポイントの電圧が異なるように構成されている。一例では、光学端部が取り付けられていない場合に、抵抗を介して試験ポイントが例えば+3.3VDCまで引き上げられるが、光学端部が取り付けられた場合、試験ポイントが地面に短絡する。
様々な実施形態において、検出ステップ310は、識別ステップ315を含む。ステップ315において、取り付けられた測定光学端部の識別が判定される。測定光学端部は、識別情報をコントローラに(ワイヤまたは無線で)送信することができ、またはコントローラは端部とプローブとの間の界面における抵抗値または他の電気的特性を分析することができる。識別情報は、取り付けられた測定光学端部に関連する測定較正データを選択するために使用することができる。
ステップ320において、ユーザは、遠隔視覚検査システムの測定精度の検査を実行するために、ユーザ・プロンプト・デバイス(例えば、図1のコンピュータモニタ122)を介して促される。例えば、「試験のためにOKを押して下さい」メッセージを画面に表示することができる。催促ステップ320は、ユーザ入力デバイスからの試験開始指示、例えば、ユーザ・プロンプト・デバイスに対して動作可能に配置されたタッチセンサをタッチすることを待つことを含むことができる。タッチセンサとユーザ・プロンプト・デバイスは、共にタッチスクリーンを構成することができる。ユーザ入力デバイスは、例えば、キーボード、ジョイスティック、マウス、トラックボール、またはRVIシステムのシャーシもしくはハンドセット上のボタンとすることもできる
いくつかの実施形態では、ステップ320は、誘導ステップ325を含む。誘導ステップ325では、プローブ内の画像センサからの動画像がスクリーン上に提示される。これは、画像センサからのライブ動画フィード、または画像センサから連続的に提示される静止キャプチャ(例えば、毎秒1回)とすることができる。さらに、同時かどうかにかかわらず、試験特徴に対して所望の向きの画像センサからの画像の視覚的表現がスクリーン上に提示される。所望の向きには、所望の相対位置(試験特徴からの画像センサの並進変位)、相対回転、またはその両方を含むことができる。視覚的表現は、例えば、画像センサが試験特徴に関して所望の向きになった場合に取り込まれた画像またはサムネイルとすることができる。視覚的表現は、RVIシステムの不揮発性メモリ、例えば、データ記憶システム1140(図4)に格納することができる。
ステップ315を使用するいくつかの実施形態では、誘導ステップ325は、決定された識別情報を使用して視覚的表現を選択することを含む。一例では、図10を参照すると、試験対象は、試験特徴1020と2つのポート1011、1077とを有する試験ブロック1010であり、ポート1011は直視端部を搬送するプローブを挿入するためのものであり、ポート1077は側視端部を搬送するプローブを挿入するためのものである。向きを示す点線が示される。ライン1012は、試験特徴1020を見下ろす直視端部を搬送するプローブの方向の例を示す(「下」という用語は限定するものではない)。図示されているように、ポート1077の側視端部は、試験特徴1020の平面内の限定された範囲の向き(0°に近い回転角度θ、試験ターゲット120のサイズと側視端部の視野域とに基づいてどのくらい近いかを選択することができる)からしか試験特徴1020を見ることができない。しかしながら、任意のθから試験特徴1020を見るために、ポート1011の直視端部を自由に回転させることができる。使用される特定の端部の特性のために、直視端部の場合、角度θ≠0°で試験特徴1020を見ることが望ましい場合がある。さらに、いくつかの側視端部は、画像を垂直または水平に反転させる。したがって、直視端部を搬送するプローブを正しいθに回転させる際にユーザを誘導する視覚的表現は、側視端部を搬送するプローブを正しい角度φに回転させる際にユーザを誘導する視覚的表現とは異なる(θ軸に垂直な軸の周りの回転、この例では側視端部に対してθ≡0°)。
ユーザに催促した後(ステップ320)、ステップ330において、試験対象上の試験特徴の1つまたは複数の画像が取り込まれる。これは、取り付けられた測定光学端部に適した方法で画像データを取り込む画像センサを使用して行われる。例えば、ステレオ、シャドー、またはレーザドット端部の場合、単一画像を取り込むことができる。位相測定のために、複数の画像を取り込むことができる。ステップ330の後にステップ340が続く。
様々な実施形態において、取り外し可能測定光学端部は、例えば、図5から図7を参照して以下に説明するように、LEDおよび回折格子を有する構造化光測定光学端部である。他の実施形態では、取り外し可能測定光学端部は、ステレオ光学端部またはシャドー光学端部である。シャドー端部は、例えば、スリット開口を含むことができ、光が開口に平行に向けられた不透明な線を通り抜ける。構造化光を使用する実施形態では、取り外し可能測定光学端部は、複数の発光ダイオード(LED)を含むことができる。端部は、コントローラがLEDのいずれかをアクティブにした場合、画像センサの視野域内の対象上に構造化光パターンを投影する。ステレオ端部は、光を2つの異なる視野角からレンズを介して画像センサに向けるビームスプリッタ、例えば、プリズムを含むことができる。したがって、取り込まれた画像は、2つの別々のキャプチャを並べて含み、各視界角度から1つのキャプチャを含む。ステレオ端部のさらなる例は、Bendallらの米国特許第7,170,677号に記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。シャドー端部のさらなる例は、Liaの米国特許第4980763号に記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。
様々な実施形態では、ステップ330(またはステップ340)は、取り込まれた画像の少なくとも1つを分析して、画像センサに対する試験特徴の向きを決定することを含む。例えば、光学的および機械的な公差、ならびにユーザが試験特徴に対して端部を位置決めする方法の変化は、試験シーケンス(ステップ310で開始)が実行されるたびに、試験端部を、取り込まれた画像フレーム内の異なる位置に配置することができる。取り込まれた画像自体は、画像内の既知の特徴(例えば、文字「F」などの方向マーク)を識別し、これらの特徴が画像センサに対してどのように向けられているかを判定することによって分析することができる。これにより、直視端部または側視端部が使用されているかどうかを判断することを可能にすることができる。(上記の例では、θが0から許容範囲より離れている場合は、直視端部が使用されていることを示す)。また、選択された基準角度とは異なる角度で取り込まれた画像を利用することも可能である。これは、画像が取り込まれる前にユーザが常に所望の角度に正確に端部を向けるとは限らないために有用である。取り込まれた画像が修正されるか、さもなければ処理されると、後続のステップは、取り込まれた画像として修正または処理された画像を使用する。
ステップ340において、試験特徴の座標は、取り込まれた画像の少なくともいくつかを使用して決定される。これは、閾値処理、ハイパスフィルタリングもしくは他のエッジ検出スキーム、領域抽出、画像データの膨張処理もしくは収縮処理、またはカラー抽出などの特徴抽出技術を使用して行うことができる。考慮中の取得された画像において、試験特徴の既知の色または既知の幾何学的特性を求めることができる。1以上の任意の数の座標を求めることができる。求められた座標は、2次元(2D)または3次元(3D)座標とすることができる。座標は、デカルト座標系、極座標、球面座標、円筒座標系、または均質座標系で表現することができる。2D座標は、例えば、画像データを対象面に逆投影写像することによって求めることができる。3次元座標は、ステレオ、走査システム、ステレオ三角測量、位相シフト分析、位相シフトモアレ、およびレーザドット投影などの構造化光法などの既存の技術を使用して求めることができる。これらの技術の一部は、3次元座標の誤差を低減するために使用される光学特性データを特に含む較正データ使用し、そうでなければ、光学的歪みによって、3次元座標の誤差が生じる。一部の技術では、3次元座標は、投影パターンなどを含んでもよい、近接時間(close time proximity)に取り込まれた1つまたは複数の画像を使用して求められてもよい。ステップ340の後にステップ350が続く。
いくつかの実施形態では、ステップ350の前にステップ319が優先される。ステップ319では、取り付けられた測定光学端部に対応する較正データがコントローラによって自動的に検索される。較正データは、対象の画像のサイズをそれらの対象のサイズに関連付ける情報、画像座標フレームを対象座標フレームに関連付ける情報、または輝度を距離に関連付ける情報を含むことができる。較正データは、構造化光計測端部上の格子の寸法などの、端部に関する情報も含むこともできる。較正データは、倍率を距離に関連付ける情報、または光学歪み、構造化光投影ジオメトリ、もしくはステレオ視点ジオメトリに関する情報を含むことができる。
ステップ350において、試験特徴の決定された座標を使用して、試験特徴の幾何学的特性が測定される。一例では、試験特徴は2つの基準点を含み、幾何学的特性はそれらの間の距離である。この距離は、画像空間内の試験特徴の決定された座標を物理的な寸法(例えば、mm)に変換することによって測定することができる。次いで、物理座標の間のユークリッド距離を計算して距離を求めることができる。ステップ319を使用する実施形態では、測定ステップは、検索された較正データを使用して実行される。ステップ350の後に、ステップ359またはステップ360が続く。
測定された幾何学的特性は、試験特徴の長さ、幅、高さ、深さ、または半径とすることができる。測定された幾何学的特性は、平坦面または他の基準面からの試験特徴の偏差とすることもできる。試験特徴は、平坦面、球もしくは他の***した3次元(3D)表面、またはスロット、円形の窪み、もしくは他の窪んだ3D表面を含むことができる。
様々な実施形態において、求められた座標は、3次元(3D)座標である。既知の幾何学的特性は、複数の基準点の3D座標を含み、測定された幾何学的特性は、求められた座標の少なくともいくつかと基準点との間の距離計量を含む。様々な実施形態では、ステップ350は、試験特徴上の複数の点の3D対象座標を測定することを含む。次いで、3D対象座標は、座標変換を介して基準点の座標フレームに変換される。例えば、構造化光、ステレオ、およびシャドー計測光学端部を使用して、コントローラが3次元データに後処理できる画像を取り込むことができる。3次元対象座標は、プローブに対するフレーム内のこれらのデータから抽出することができる。それらは、基準点に対するフレーム、例えば、試験特徴に対するフレームに変換することができる。
様々な実施形態において、距離メトリックは、求められた座標の少なくともいくつかと基準点の対応するものとの間のそれぞれの距離の二乗平均(RMS)、二乗和、平方平均、または平均である。一例では、i番目に求められた座標(xi,yi,zi)をベクトル
として表し、i番目の測定点も同様に
であり、i∈[1、n]とする。測定された幾何学的特性cmgは、二乗平均平方根(RMS)式とすることができる。
これは、ステップ370において試験することができる単一の値を有する既知の点と測定された点との間の全体的な差異を表す。
別の例では、ステップ350において、測定された幾何学的特性を表す1つまたは複数の値が提供される。この例では、既知の幾何学的特性は、試験特徴を表す1つまたは複数の値を含む。このようにして、試験特徴自体の測定データの代わりに、試験特徴を表す値を使用することができる。一例では、試験特徴は半球であり、その2つの値は、互いに直交する2つの軸に沿った半球の最大幅である(例えば、図10のθ=0°、θ=90°に平行な軸)。これらの値は、試験特徴の製造公差内で等しくなければならない。したがって、値がこれらの公差を超えて異なる程度は、測定の不正確さを示すものである。2つの値を既知の幅の値と比較して、スケール測定の不正確さを判定することができ(例えば、両方の値が既知の値の約2倍であることは倍率2倍の誤差を示す)、ある方向の測定値が他の方向の測定値と比較して不正確であることを判断することができる。
別の例では、3Dにおいて、既知の幾何学的特性は試験特徴の平坦度である。試験特徴は、製造公差内で平坦であるように設計することができ、平坦度は、試験特徴がその間にある2つの平行な平面の間の間隔とすることができる。測定された幾何学的特性は、測定された座標の対応する間隔であり、例えば、測定された点に平面を当てはめて、その法線の方向に平面から最も遠い2つの点の間の平面に対する法線に沿った距離を求めることによって決定することができる。当てはめることは、最小二乗もしくはミニマックス最適化、または他の数学的最適化技術によって行うことができる。
様々な実施形態において、既知の幾何学的特性は、複数の領域および対応する平坦度である。例えば、既知の平らな表面の測定されたデータの平坦度に対する要求は、視野域の中心においてエッジよりも厳しくすることができる。本明細書に記載されている他の既知の幾何学的特性は、取り込まれた画像または試験対象自体の中心から端まで、または点ごとまたは領域ごとに変化する可能性がある。既知の幾何学的特性は、試験対象の製造公差に対応することができる。
ステップ359では、測定された幾何学的特性および既知の幾何学的特性を使用して、精度結果が決定される。これは、例えば、以下のステップ360を参照して説明するようにして行うことができる。精度結果は、遠隔視覚検査システムの測定精度と相関する。一例では、精度結果の決定ステップ359は、ステップ350からの測定された幾何学的特性と試験特徴の既知の幾何学的特性との間の差として精度結果を計算することを含む。ステップ359の後に、ステップ380またはステップ360を続けることができる。
ステップ360において、様々な実施形態では、測定された幾何学的特性と試験特徴の既知の幾何学的特性との間の差に基づいて、精度値が決定される。この精度値は、ステップ350で取得された測定値を使用して提供され、それ自体、取り込まれた画像データに基づく計算結果とすることができる。上述の基準距離の例を続けると、精度値は、基準点間の既知の距離(例えば、3mm)と基準点間の測定距離(例えば、3.14mm)とをいずれかの次数で減算または除算した結果とすることができる。精度値は、物理的単位、画像センサ単位、パーセンテージ、標準偏差、または他の適切な測定基準で表すことができる。ステップ360の後にステップ370が続く。
ステップ370において、決定された精度値が所定の許容可能な精度値と比較される。例えば、決定された精度値は、測定された特性と既知の特性との比とすることができ、所定の許容可能な精度値はパーセンテージ帯域、例えば、100±20%とすることができる。決定された精度値aは、上述のように測定された既知の差とすることができ、所定の許容可能な精度値は、a≦k(すなわち、計算された差異が所定の許容可能な精度値未満である)または0≦a≦kとなるような、差閾値kとすることができる。上記の距離メトリックの例を続けると、既知の幾何学的特性cmgは基準点および測定点を考慮に入れているので、cmg値は別個の既知の値と比較する必要はない。したがって、決定された精度値cmgと所定の許容可能な精度値kとの比較は、0≦cmg≦kであるかどうかを判定することを含むことができる。比較の結果は、(ステップ359を参照して上述した)精度結果として提供される。ステップ370の後にステップ380が続く。
幾何学的特性を表す値を使用する上記の例では、ステップ360は、測定された幾何学的特性を表す1つまたは複数の値と、既知の幾何学的特性の1つまたは複数の値との間の差を計算することを含む。2つ以上の値が使用される場合、その差は、複数の(測定値、既知値)対から計算された単一の差、またはそれぞれの(測定値、既知値)対の間の複数の差とすることができる。次に、ステップ370は、計算された差が所定の許容可能な精度値の選択されたパーセンテージまたは寸法量(例えば、0±5%、または0+5%−0%の差)内にあるかどうかを判定することを含むことができる。
ステップ380において、決定された精度結果、例えば、上述した差異(ステップ359)または上述の比較結果(ステップ370)の指示が提供される。例えば、指示は、コントローラに動作可能に接続されたメモリ内で設定またはクリアされたフラグとすることができる。指示は、比較の結果に従って、生成された信号、生成されなかった信号、または特定の値もしくはレベルで生成された信号とすることもできる。指示は、例えば、ユーザ出力デバイス(例えば、図1のコンピュータモニタ122)を介して、ユーザに提示される視覚刺激、聴覚刺激、触覚刺激、触覚刺激、嗅覚刺激、または味覚刺激とすることもできる。ユーザ出力デバイスとしてユーザ・プロンプト・デバイスを使用する例は、「測定値が仕様内にある」または「測定値が仕様内にない」という画面上に表示されるメッセージである。いくつかの実施形態では、指示は成功(決定された精度は許容可能な精度限界内にある)または失敗のみ提供される。具体的には、いくつかの実施形態では、比較ステップ370が、測定された精度値が少なくとも所定の許容可能な精度を提供しないと判定した場合にのみ、指示が提示される。いくつかの実施形態では、ステップ370またはステップ380の後にステップ390が続く。
様々な実施形態では、ステップ390において、比較ステップ370の後、コントローラは、選択された駆動電流で測定光学端部上の少なくとも1つのLEDを自動的に作動させ、画像センサを使用して画像を取り込む。これらの実施形態のいくつかでは、取り込みステップ330は、選択された試験電流を測定光学端部上のLEDの少なくとも1つに通すことを含む。選択された試験電流は、選択された駆動電流よりも大きい。これは、通常の動作中にLEDのバーンアウトを加速することなく、測定精度を試験するために取り込まれた画像に対する信号対雑音比を改善することができる。
様々な例では、例えば、ステップ315を参照して上述したように、取り付けられた測定光学端部の識別情報が判定される。判定された識別情報および決定された精度結果は、例えば、データベース、ファイル、または他のデータストアに格納される。検出−取り付けステップ310、ユーザ催促ステップ320、画像取り込みステップ330、座標決定ステップ340、特性決定ステップ350、精度結果決定ステップ359、識別情報判定ステップ315、および記憶ステップは、1回または複数回、繰り返される。これは、例えば、特定の遠隔視覚検査システムで使用された端部のデータストア内の履歴を構築する。その後、履歴をユーザに提示することができる。トレンドは決定することもでき、そのトレンドからの偏差をユーザに提示することもできる。これは、例えば、端部がメンテナンスを必要とするポイントに近づいている可能性があるという指示をユーザに提供することを可能にすることができる。データストアを使用して、1つまたは複数の端部の特性を診断目的または予測目的で追跡することができる。様々な態様において、記憶ステップ(図示せず)は、端部の決定されたシリアル番号または他の識別値、(例えば、ステップ330で)測定が行われた日付、決定された幾何学的特性のような測定値、または決定された精度結果(例えば、ステップ359から)もしくは精度値(例えば、ステップ360から)を格納することを含む。データストアは、内部フラッシュメモリなどの内部メモリ、またはUSBドライブもしくはSDカードなどの外部メモリとすることができる。データは、例えば、ネットワークまたはUSB接続を介して、データストアにインポートすることができ、またはデータストアからエクスポートすることができる。異なるボアスコープで使用される同じ端部からのデータを組み合わせて、端部またはボアスコープが修復を必要とするかどうかを判定することができる。
図5は、細長いダイを使用して作られた光エミッタモジュール上の例示的な発光ダイオード(LED)アレイの上面図である。このアレイは、例えば、位相測定を行うために使用することができる。このアレイのさらなる詳細は、上述した米国特許出願公開第2011/0205552号に記載されている。線格子90(図6)は、格子周期pを有する。各光エミッタ81は、格子周期pの1/3未満の幅を有し、各光エミッタ81は、p/3の中心間間隔を有して互いに隣接して配列されている。この構成では、1つの光エミッタ81が発光している場合に投影される線パターンは、隣接する光エミッタ81が発光している場合に投影される線パターンに対して、線周期の約1/3、または120°の空間または位相シフトを有する。8サイクル/mmの格子周期pで使用される各光エミッタ81の例示的な発光領域の寸法は35μm×500μmとすることができる。
あるいは、光エミッタ81の間隔が格子周期の1/3以外の構成で120°の有効位相シフトを達成することができる。例えば、格子周期の2/3の光エミッタ81の間隔で、1つの光エミッタ81が発光している場合に投影される光パターンは、隣接する光エミッタ81が投影される場合に投影される線パターンに対して240°の位相シフトを有する。この構成では、各光エミッタ81は、格子周期pの2/3未満の幅を有し、各光エミッタ81は、2p/3の中心間間隔を有して互いに隣接して配列されている。0から360°の位相範囲を有する複数の線がそれぞれ投影されるので、240°の位相シフトは120°の位相シフトに相当する。一般化するために、pが3の倍数ではない整数である格子周期のほぼp/3の中心間間隔で光エミッタ81を配置することによって、1つの光エミッタ81が発光している場合に投影される光パターンは、隣接する光エミッタ81が発光している場合に投影される線パターンに対して約120°の有効位相シフトを有することができる。
複数の光エミッタ81は、3つの別個の光エミッタグループを生成するために1つの格子周期で離間されている。明確にするために、図2の3つの光エミッタグループのそれぞれを構成する光エミッタ81は、異なるパターンで示されている。LEDアレイ80は、同じ色の個々の光エミッタ81を備える。しかしながら、1つの光エミッタグループを備える光エミッタ81の色は、他の光エミッタグループを備える光エミッタ81の色と異なっていてもよい。
各光エミッタグループを備える複数の光エミッタ81は、光エミッタ81に垂直な軸に沿って、および、線格子の整数周期にほぼ等しい距離だけ線格子上の線に離間している。その結果、1つの光エミッタグループを備える複数の光エミッタ81が同時に発光している場合、複数の光エミッタ81のそれぞれによって生成された構造化光パターンが合算される。これは、単一の光エミッタ素子によって生成されるよりも明るい線パターンを形成する。光エミッタの幅を大きくすると輝度は上がるが、線格子の周期は比例して増加し、画像ノイズに対して比例して高い感度を必要とする。このように複数の狭い光エミッタ81を用いることにより、線格子周期を長くすることなく、パターン輝度を高めることができる。
図5および図1を参照すると、エミッタ駆動装置32は、1つの光エミッタ81または複数の光エミッタ81を各光エミッタグループに対して使用可能にするかどうかを判定する輝度またはフリンジコントラスト判定機能39を備える。光エミッタ81からの光はコリメートされないので、投影されたフリンジセットは、線格子からの距離が増加するにつれて拡大する。光エミッタグループの複数の光エミッタ81が同時に発光している場合、個々のフリンジセットは一定の位相ではなく一定の距離(図5および図6の例示的な場合に示されるような1つの格子周期p)だけずらされているので、それらの位相は、それらが広がるにつれてより整列する。これは、格子からの距離が増加するにつれて、徐々に高いコントラストをもたらす。したがって、画像ノイズを低くするためにより多くの強度が必要な表面を測定する場合、同じフリンジセットからの複数の光エミッタ81を同時にオンにして、高いコントラストでより多くの輝度を提供することができる。しかし、近距離では、正弦波強度は位相整合されず、フリンジセットコントラストは減少する。また、必要とされる強度は距離が近くなれば小さくなり、より近い表面を見る場合、1つの光エミッタ81をオンにして、適切な強度と高いコントラストを達成することができる。
輝度またはフリンジコントラスト判定機能39からの評価に応じて、各光エミッタグループ内の1つの光エミッタ81または複数の光エミッタ81が各フリンジセットに対して使用可能にされる。一実施形態では、駆動導体35は、LEDごとに1つまたは複数の駆動ワイヤ(図示せず)を備える。輝度またはフリンジコントラスト判定機能39は、駆動導体35の特定の駆動ワイヤに電流を選択的に流して、フリンジセットごとに適切な数のLEDを点灯させる。
あるいは、輝度またはフリンジコントラスト判定機能39は、エミッタ駆動装置32とは別個に配置することができ、例えば、アナログ検出回路または動画プロセッサを備えることができる。この組立体では、駆動導体35の一方の駆動ワイヤがエミッタ駆動装置32を光エミッタモジュール37に接続し、輝度またはフリンジコントラスト判定機能39によって制御される1つまたは複数の制御ワイヤ(図示せず)も光エミッタモジュール37に接続される。光エミッタモジュール37に含まれる回路(図示せず)は、制御ワイヤ上の信号に応答して、1つまたは複数のLEDを駆動ワイヤに選択的に接続することができる。
フリンジセットごとの複数の光エミッタ81と輝度またはフリンジコントラスト判定機能39とを使用することにより、LEDアレイ80は画像取り込みおよび測定中に適切な輝度およびコントラストを提供する。LEDアレイ80はまた、一貫した、均一な照明、斑点なし、およびフリンジセット間の高速スイッチングを提供する。高速スイッチングにより、フリンジセット画像を順次フレームで取り込むことができ、画像取り込み時間の間で動いてしまう可能性が低減される。少なくともこれらの理由から、この構成ではLEDアレイが実用的である。しかしながら、上述の品質を提供する任意の発光源は、プローブまたはシステム100での使用に十分である。他のそのような光源には、有機LED、プラズマ素子、ファイバ結合レーザ、およびレーザアレイが含まれるが、これらに限定されない。
別の実施形態では、LEDアレイ80は、光エミッタグループの1つの光エミッタ81を備える複数の直列LEDを使用して作製される。この構成における光エミッタ81は、ストリングとも呼ばれる。各光エミッタまたはストリング83は、例えば、直列に接続された4つのLEDを備えることができる。各光エミッタまたはストリング83は、pが3の倍数ではない整数である約p/3周期だけオフセットすることができる。複数の光エミッタ81のそれぞれは、少なくとも2つのLEDの直列ストリングを備えることができる。例えば、それぞれが4つのLEDを備える3つのストリングを使用することができ、各ストリングはそれ自体の光エミッタグループを備える。しかしながら、光エミッタグループは、複数の光エミッタ81またはストリングを備えていてもよい。
LED出力は通常、駆動電流に比例する。しかし、細いワイヤを用いて遠位に配置されたLEDに高電流を供給することは非常に非効率的である。1つの光エミッタまたはストリング83を備えるよう直列に接続された複数のLEDを使用することにより、所与の結合されたLED出力レベルを達成するのに必要な電流がより少なくなる。例えば、図4に示すような4つのLEDの直列ストリングは、電流の1/4を使用する単一のLEDと同じ出力を達成することができる。
図6は、線格子を含む例示的な強度変調素子の上面図である。この素子は、位相測定を行うために使用することができる。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つの強度変調素子38は、線格子90を備える。さらに、少なくとも1つの光エミッタモジュールは、複数の光エミッタを備える。少なくとも1つの光エミッタモジュールは、LEDまたはLEDアレイを含む。
フリンジセットは、複数の光エミッタのうちの少なくとも1つの光エミッタグループのうちの1つの光エミッタグループが発光している場合に投影される構造化光パターンを備える。光エミッタモジュール37の複数の光エミッタは、少なくとも1つの光エミッタの1つのグループが発光している場合に投影される構造化光パターンが、少なくとも1つの光エミッタの他のグループが発光される場合に投影される構造化光パターンに対する空間的または位相シフトを示す。言い換えれば、一方のフリンジセットの構造化光パターンは、他方のフリンジセットの構造化光パターンに対して空間的または位相シフトを示す。
図7は、光を強度変調素子に通すことによって生成される構造化光パターンの例示的な画像である。構造化光パターン400は、画像センサの視野域内の対象、例えば、試験対象の表面上に、光の分布を変化させる、少なくとも1つの強度変調素子38(図1)、例えば、線格子90(図6)に光を通すことによって、生成される。構造化光パターン400は、線に垂直な方向(例えば、図7の左から右へ)の正弦波強度プロファイルを備える平行光線および暗線を備えることができる。この例では、光線の中心は高い輝度値を有し、暗線の中心は輝度が低いか、または輝度が全くない。構造化光パターン400の暗線および正弦波強度プロファイルのゼロ輝度値は、線格子90の格子要素の列によって形成することができる。格子周期(p)は、ある光線の中心から次の光線の中心までの距離として示される。正弦波強度プロファイルに沿った様々な点で開始(および終了)するように、格子周期を定義することができることが理解されよう。
一実施形態では、強度変調素子上の第1の正弦波パターンの格子周期(p)の長さ(例えば、0.125mm(0.0049インチ))は、光エミッタ81(図5)の幅の少なくとも2倍(例えば0.05mm(0.00197インチ))であり、取り込まれた画像に妥当な数の明暗線を提供しながら、効果的なコントラストを提供することができる。格子周期(p)の長さを短くすることにより、明暗線の数が増加し、所与の光エミッタ81の幅に対して画像のコントラストが減少する。一実施形態では、第1の正弦波パターンの振幅は、光エミッタ81の長さよりもずっと小さく(例えば、少なくとも5倍小さく)することができるので、投影パターン内の個々の正弦波(0.015mm(0.00118インチ))の振幅が比較的小さくなり、正弦波強度プロファイルの劣化を最小にするが、製造可能な特徴サイズ(例えば、0.001mm(0.0000394インチ)より大きい)との良好なコントラストを達成するのに十分大きい。パターンコントラストをより高くすることで、パターンコントラストが低い場合よりもノイズを低減することができる。一実施形態では、強度変調素子は、約15列および約100行の格子要素を有することができる。
一実施形態では、強度変調素子の基板は、耐久性のためにサファイアで作製することができる。一実施形態では、反射を最小限に抑えるために光エミッタ81によって放出された波長を非常に吸収するコーティングを用いて強度変調素子上のフォトリソグラフィによって格子要素が形成される。例えば、光エミッタ81が赤色波長を放射する場合、赤色波長の吸収率が高い(例えば、750nmで5%未満の反射率)青色クロムを格子要素に使用することができる。光エミッタ81によって放射される波長の吸収率を高めるために、他のコーティングおよび色を用いることができることは理解されるであろう(例えば、黒色の陽極酸化)。一実施形態では、強度変調素子の露出した背面に配置されている場合には、格子要素の傷や損傷を避けるために、前面(すなわち、光エミッタ81に面する強度変調素子の側面)にのみ格子要素を配置することができる。別の実施形態では、格子要素は、強度変調素子の後側面のみに適用することができ、さらに別の実施形態では、格子要素を強度変調素子の前側面および後側面の両方に適用することができる。一実施形態では、反射防止コーティングを格子要素の上に印加することができる。
正弦波パターンに近似する非正弦波パターン(例えば、三角パターン、六角形パターン)を有する格子要素を用いて、ソフトウェアによる位相シフト分析中に補償することができるほぼ正弦波の強度プロファイルを生成することもできることが理解されよう。
図8Aは、例示的な試験特徴の斜視図であり、図8Bは、例示的な試験特徴の斜視断面を示す斜視図である。この例では、試験特徴4は、試験対象2内の溝である。既知の幾何学的特性は、試験特徴4の深さである距離810である。測定された幾何学的特性は、点15と基準面20との間の距離820である。理想的な(完璧に製造された)システムでは、距離810および820は等しい。製造公差を超えた距離810と距離820の差は、測定システムの状態を示すことができる。点15および基準面20の位置および向きは、画像データから決定された座標から測定される。この例では、座標は3次元である。
試験対象2の表面10において、第1の表面点11(例えば、開始表面点)、第2の表面点12(例えば、停止表面点)、および第3の表面点813が自動的に選択される。自動選択は、ステップ350(図3)の一部とすることができる。自動選択は、例えば、画像データ内に3つの基準点を配置し、3つの点11、12、813としてそれぞれから座標を選択することによって(ステップ340、図3)行うことができる。一実施形態では、第1の表面点11は、測定される試験特徴4の一方の側(例えば左側)で選択することができ、一方、第2の表面点12は測定される試験特徴4の他方の側(例えば、右側)で選択することができる。
続くステップ350(図3)では、これらの実施形態では、基準面20は、第1の表面点11および第2の表面点12の3次元座標に基づいて決定される。この例では、基準面20は平坦であり、他の実施形態では、基準面20は湾曲していてもよい。同様に、一実施形態では、基準面20は平面の形態であってもよく、他の実施形態では、基準面20は異なる形状(例えば、円筒形、球形など)の形態であってもよい。コントローラは、第1の表面点11、第2の表面点12、および第3の表面点813の3次元座標の表面フィッティングを実行して、以下の形式を有する基準表面方程式を(例えば、平面に対して)求めることができ、
0RS+k1RS・xiRS+k2RS・yiRS=ziRS (13)
ここで、(xiRS,yiRS,ziRS)は表面点の座標であり、k0RS、k1RS、k2RSは3次元座標の曲線フィッティングによって得られた係数である。3点以上を使用することができる。例えば、基準面20は、表面10上の第1の複数の点13の3次元座標(xiASP,iASP,ziASP)、表面10上の第2の複数の点14の3次元座標(xiBSP,iBSP,ziBSP)、および、任意選択的に、複数の点13、14とは離れた少なくとも1つの他の点に基づいて、例えば、表面フィッティングによって決定することができる。
フィッティングを実行するために、複数の点(すなわち、k係数の数と少なくとも同じ数の点)が使用されることに留意されたい。フィッティング(例えば、最小二乗法)は、使用される点に最適なk係数を発見する。この結果、k係数は、使用される3次元点に近い平面または他の基準面20を定める。しかしながら、平面の式(13)に使用される点のx座標およびy座標を代入したとき、zの結果は、一般に、実際には存在し得るノイズおよび平面からの偏差に起因して点のz座標と正確には一致しない。このように、xiRSおよびyiRSは任意の値であってもよく、結果として得られるziRSは、xiRS,yiRSにおける、定められた平面のzを示す。したがって、これらの式に示されている座標は、定められた表面上の正確な任意の点のものであってもよく、必ずしも、k係数を算出するフィッティングで使用される点でなくてもよい。
様々な実施形態において、コントローラは、表面10上の第1の表面点11に対応する基準面20上の第1の基準面点21と、表面10上の第2の表面点12に対応する基準面20上の第2の基準面点22との3次元座標を決定することができる。場合によっては、第1の基準面点21と第1の表面点11との3次元座標を同じにすることができる。同様に、第2の基準面点22と第2の表面点12との3次元座標を同じにすることができる。しかしながら、一部の状況では、表面10内のノイズまたは小さな変化に起因して、第1の表面点11および第2の表面点12は、基準面20上に正確には位置せず、したがって、異なる座標を有する。
表面10上の点に対応する基準面20上の点を判定する場合、x、y、z面内の線の相対的な勾配を伝える線の方向の概念を適用すると便利であり、垂直線または平行線を確立するために使用することができる。2つの3次元座標(x0,y0,z0)および(x1,y1,z1)を通過する所与の線について、線方向(dx,dy,dz)は、以下のように定義することができる。
dx=x1−x0 (14)
dy=y1−y0 (15)
dz=z1−z0 (16)
線上の点(x0,y0,z0)および線の方向(dx,dy,dz)が与えられたと仮定すると、線は、以下によって定義することができる。
(17)
したがって、x、y、またはz座標のいずれか1つが与えられれば、残りの2つが計算され得る。平行線は、同じまたは線形にスケーリングされた直線方向を有する。方向(dx0,dy0,dz0)および(dx1,dy1,dz1)を有する2つの線は、
dx0・dx1+dy0・dy1+dz0・dz1=0 (18)
である場合、互いに垂直である。
式(13)を使用して定義された基準平面に垂直なすべての線の方向は、以下によって与えられる。
dxRSN=−k1RS (19)
dyRSN=−k2RS (20)
dzRSN=1 (21)
式(17)および式(19)から式(21)に基づいて、基準面20に垂直であり、かつ表面点(xS,yS,zS)を通る線は、次のように定義され得る。
(22)
一実施形態では、表面10の点(xiS,yiS,ziS)に対応する基準面20上の点の座標(xiRS,yiRS,ziRS)(例えば、表面10上の第1の表面点11に対応する基準面20上の第1の基準面点21における3次元座標)は、式(19)から式(21)で与えられる方向を有し、および(xiS,yiS,ziS)を通過する、基準面に垂直な線を定義し、その線と基準面との交点の座標を判定することによって決定することができる。したがって、方程式(13)および(22)から、以下のようになる。
(23)
iRS=k1RS・(ziS−ziRS)+xiS (24)
iRS=k2RS・(ziS−ziRS)+yiS (25)
一実施形態において、これらのステップ(式(14)から式(25))を使用して、表面10上の第1の表面点11(xAS,yAS,zAS)に対応する基準面20上の第1の基準面点21(xARS,yARS,zARS)と、表面10上の第2の表面点12(xBS,yBS,zBS)に対応する基準面20上の第2の基準面点22(xBRS,yBRS,zBRS)との3次元座標を決定することができる。
コントローラはまた、基準面20上の基準面線29の、第1の基準面点21から第2の基準面点22までの3次元座標を決定することもできる。基準面線29の3次元座標を決定するいくつかの方法がある。基準面20が平面である一実施形態では、基準面線29上の基準面線点28(xRSL,yRSL,zRSL)の3次元座標は、以下の関係を使用して第1の基準面点21(xARS,yARS,zARS)および第2の基準面点22(xBRS,yBRS,zBRS)の3次元座標に基づいて決定することができ、ここで、基準面線点28の座標の1つ(xRSLまたはyRSLまたはzRSL)の値を使用して、他の2つを求めることができる。
(26)
基準面線29上の基準面線点28(xiRSL,yiRSL,ziRSL)の3次元座標が決定されると、コントローラは、基準面線29に対して垂直である、試験対象2の表面10上への基準面線29の投影である表面輪郭19の3次元座標を求めることができる。図示のように、表面輪郭19は必ずしも直線である必要はない。基準面線29および表面輪郭19は、基準面20を求めるために使用される2つの点、またはそれらの点のうちの1つと基準面20上の別の点、または基準面20上の他の2つの点の間に延びることができる。
コントローラは、基準面線29から基準面20上の複数の基準面点25(xiRS,yiRS,ziRS)までの線26の距離を求めることができ、ここで、表面10上の複数の表面点15(xiS,yiS,ziS)から伸びる表面から基準面への線16は、基準面20に垂直であり、基準面20と交差する。コントローラは、ステップ340で求められた3次元座標から表面点15を自動的に選択することができる。例えば、試験特徴4は基準点によって識別することができ、コントローラは、基準点の所定の距離内の点を表面点15として選択することができる。あるいは、決定された基準面20を有する場合、コントローラは、基準面20から予め選択された距離よりも大きい点を表面点15として選択することができる。所定の距離または予め選択された距離は、既知の幾何学的特性に含めることができる。
一実施形態では、複数の表面点15(xiS,yiS,ziS)のそれぞれについて、式(14)から式(25)を使用して、表面10上の表面点15(xiS,yiS,ziS)に対応する基準面20上の基準面点25(xiRS,yiRS,ziRS)(例えば、それぞれに対して、表面点15から伸びる表面から基準面への線16が基準面20に垂直であり、基準面20と交差する、基準面点25)の3次元座標を求めることができる。表面から基準面への線16の長さは、測定された幾何学的特性である距離820である。
一実施形態では、基準面点25(xiRS,yiRS,ziRS)の3次元座標が決定されると、コントローラは、基準面線29に垂直で、基準面線交点27(xiRSLI,yiRSLI,ziRSLI)で基準面線29と交差する、基準面点25から基準面20内で伸びる線26の距離を判定することができる。基準面線交点27の3次元座標は、以下ステップで求めることができる。
dx=xBRS−xARS (27)
dy=yBRS−yARS (28)
dz=zBRS−zARS (29)
(30)
(31)
(32)
一実施形態では、基準面点25(xiRS,yiRS,ziRS)に対応する基準面点交点27(xiRSLI,yiRSLI,ziRSLI)の三次元座標が決定されると、これらの点の間の線26の距離(d26)は、以下を使用して求めることができる。
(33)
一実施形態では、座標(x,y,z)が既知である基準面20上の任意の2点間の線の距離(例えば、表面点15から基準面点25までの表面から基準面への線16の距離(d16)、基準面点交点27から第1の基準面点21までの線23の距離(d23)等)を求めるために、式(33)のこの形式を使用することができる。
コントローラは、垂直の表面から基準面への線16が基準面線29上の、または基準面線29から所定の距離内の、基準面20と交差する表面点15に基づいて第1の基準面点21から第2の基準面点22への表面10上の表面輪郭19の3次元座標を求めることができる。例えば、特定の基準面点25に対する線26の距離が閾値よりも大きい場合、すなわち、その基準面点25に対応する表面点15(xS,yS,zS)が、基準面線29に垂直な試験対象2の表面10上への基準面線29の投影である所望の表面輪郭19から離れている。他方で、特定の基準面点25に対する線26の距離がゼロであるか、閾値よりも小さい場合、すなわち、表面点15(xS,yS,zS)が、基準面線29に垂直な試験対象2の表面10上への基準面線29の投影である所望の表面輪郭19上にあるか、その付近にある。
一実施形態では、コントローラは、対応する基準面点25が表面輪郭19を形成することができる閾値よりも小さい式(33)によって与えられる距離(d26)を有する線26を有する表面輪郭点18(xiSCL,yiSCL,ziSCL)のセットを表面点15から選択することができる。コントローラは、表面上の表面輪郭19の位置を示す表面10の画像上にオーバーレイを表示することができる。
コントローラは、第1の基準面点21(xARS,yARS,zARS)から第2の基準面点22(xBRS,yBRS,zBRS)への、表面輪郭19への基準面20からの距離(例えば、垂直距離)を求めることによって試験対象2の表面10のプロファイルを判定することができる。一実施形態では、コントローラは、基準面20と表面輪郭19との間の空間843の領域を自動的に決定して表示することができる。領域は、基準面線29と表面輪郭19との間の空間843を、矩形などの複数のポリゴンに分割し、これらのポリゴンの領域を合計することによって決定することができる。コントローラはまた、基準面20から、基準面20から最も遠い表面輪郭19上の点までの距離を自動的に決定および表示して、試験特徴4の最も深い点または最も高い点を示すことができる。一実施形態では、基準面20と表面輪郭19との間の距離または領域は、基準面線29と表面輪郭19との間の距離または領域とすることができる。
一実施形態では、コントローラは、第1の基準面点21から第2の基準面点22までの表面輪郭19における試験対象2の断面を備える表面10のプロファイルのグラフィック表示(図示せず)を表示することができる。基準面線29は、いくつかの実施形態では示されていない可能性がある。グラフィック表示は、基準面20から表面輪郭19までの距離を示す尺度を有することもできる。このグラフィック表示には、試験対象2の表面10の画像のサムネイルが付随することもでき、基準面線29も示すことができる。
図6に戻って、一実施形態では、表面10のプロファイルのグラフィック表示は、表面輪郭19上の表面輪郭点18から基準面20までの距離のプロットを含むことができる。一実施形態では、基準面線29は、それぞれがグラフィック表示のx値に対応する等間隔の基準面線点28に分割することができる。各基準面線点28について、表面輪郭19から基準面20までの距離は、対応する基準面点25が基準面線点28からある閾値距離内にある表面輪郭点18を選択することによって、およびそれらの選択された表面輪郭点18から基準面線点28までの距離の加重平均を求めることによって決定することができる。選択された各表面輪郭点18の距離に割り当てられた重みは、その表面輪郭点18に対応する基準面点25から基準面線点28までの距離に反比例するであろう(すなわち、距離が小さいほど、重さが重くなる)。
様々な実施形態では、少なくとも3つの表面点11、12、813の3次元座標を使用して、基準面20(例えば、平面)を決定することができる。一実施形態では、精度を向上させるために、コントローラは、基準面20を決定するために、試験対象2上のすべての表面点の3次元座標を使用することができる。さらに、少なくとも3つの他の表面点の3次元座標を使用して、試験対象2の第2の部分に対する第2の基準面(例えば、平面)を決定することができる。所与の試験特徴4または試験対象2上の複数の試験特徴について、任意の数の平面または基準面を決定することができる。既知の幾何学的特性は、フィッティングする基準面の数、試験対象の基準点または他の特徴に対するそれらの面の配置場所、および幾何学的特性を測定する計算での使用を示すデータを含むことができる。
図9は、例示的な試験特徴の平面図である。試験特徴910は、少なくとも2つの基準点921、922がマーキングされているか、さもなければ搬送されている試験対象900の実質的に平坦な表面である。基準点921、922は、プローブ内の画像センサによって検出可能であるよう構成されている。例えば、画像センサが可視光を検出するよう適合されている場合、基準点921、922は、周囲部分915とは異なる可視光を反射または吸収するよう形成される。コントローラは、上述したように、基準点921、922、923(例えば、黒インク)を周囲部分915(例えば、白色表面)と区別する画像処理技術によって画像内の基準点を検出することができる。試験特徴は、マットもしくは光沢のあるサーフェス、またはその組み合わせを有することができる。一例では、基準点921、922、923および周囲部分915は、マット仕上げを有する。
様々な実施形態において、試験特徴910は、プローブ内の画像センサによっても検出可能に形成された第3の基準点923をさらに含む。基準点921、922、923は、同じ形状または異なる形状を有することができ、または2つは同じ形状を有することができ、1つは異なる形状を有することができる。基準点は、それらが配置される方法によって互いに区別することができる。この例では、それらの間の3つのペアの距離が異なるように配置されている。基準点はまた、画像センサによって検出可能であるか、画像センサからのデータを処理することによって決定することができるそれらの形状、色、または他の特性によって、互いに区別することができる。この例では、基準点921は、形状によって基準点922および923と区別され、基準点922および923は、基準点921からのそれぞれの距離間隔によって互いから区別可能である。基準点が区別可能であるか否かにかかわらず、測定ステップ350(図3)は、第1の基準点921と第2の基準点922との間の第1の距離931と、第2の基準点922と第3の基準点923との間の第2の距離932とを決定することを含むことができる。基準点が区別できない(例えば、正三角形の角にあり、同一である)場合、どの基準点が第1、第2、および第3であるかの選択は、任意にまたはランダムに、すなわち、擬似乱数発生器を使用して行うことができる。
この例では、試験特徴910は、基準点921と922との間の第1の距離と基準点922と923の間の第2の距離とをそれぞれ人間(または光学文字認識技術を有するコンピュータ)に示すラベル941、942も含む。これらのラベルは、例えば、ユーザがガイド画像を見ている場合(図3のステップ325)、縮尺感を提供する。様々な実施形態では、ラベル941、942は、機械可読情報、例えば、試験対象900のシリアル番号、第1および第2の距離、または他の情報を表すバーコードを含むことができる。
図3の例示的な実施形態に関して上述したように、ユーザは、試験特徴を有する試験対象が検査の対象であることを映像検査システム100に知らせるために試験処理を促し、呼び出す。あるいは、図17は、映像検査システム100を使用して、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する例示的な方法1400のフロー図である。以下に説明され、図11から図17を参照して説明されるこの実施形態では、観視対象の既知の測定可能な対象特徴の検出は、既知の測定可能な対象特徴が画像内に存在するという映像検査システム100による事前情報(例えば、ユーザが、特定の特徴を選択しなかった、またはその特徴に基づく特定の処理を選択しなかった)なく実行される。図17のフロー図に記載されているステップは、フロー図に示されている順序とは異なる順序で実行され得るものであり、特定の実施形態では、ステップのすべてが必要なわけではないことが理解されよう。以下に説明するように、映像検査システム100は、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出することができる。
ステップ1410(図17)および図11に示すように、ユーザは、映像検査システム100(例えば、イメージャ112)を使用して、観視対象(例えば、表面1260上にある試験対象1250)の1つまたは複数の画像1202を取得または取り込むことができる。例えば、ステレオの場合、単一画像を取り込むことができる。位相測定のために、複数の画像を取り込むことができる。図11に示すように、ソフトキー1212をディスプレイ1200に設けて、画像を取得する際にユーザに、画像1202を得るためのステレオまたは位相測定の選択を含む様々な機能を提供することができる。これらのソフトキー1212は、映像検査システム100の特定のモードに応じて変更することができる。ディスプレイ1200上のテキストバー1210は、プロンプトまたは処理の状態をユーザに提供することができる(例えば、「画像を取得中」)。
ステップ1420(図17)および図11に示すように、映像検査システム100は、観視対象1250の画像1202をディスプレイ1200上に表示することができる。観視対象1250の表示画像1202は、ステップ1410(図17)で取り込まれた1つまたは複数の画像に基づく。
図11から図13に示すように、例示的な試験対象1250は、いくつかの試験特徴(例えば、基準点1251、1252、および1253)を有する。図9に示す試験対象900と同様に、基準点1251および1252は、画像センサによって検出可能に構成される。例えば、画像センサが可視光を検出するよう適合されている場合、基準点1251、1252、1253は、周囲部分1256とは異なる可視光を反射または吸収するよう形成される。コントローラは、上述したように、基準点1251、1252、1253(例えば、黒インク)を周囲部分1256(例えば、白色表面)と区別する画像処理技術によって画像内の基準点を検出することができる。基準点1251、1252、1253は、同じ形状または異なる形状を有することができ、または2つは同じ形状を有することができ、1つは異なる形状を有することができる。基準点1251、1252、1253は、それらが配置される方法によって互いに区別することができる。この例では、それらの間の3つのペアの距離が異なるように配置されている。基準点1251、1252、1253はまた、画像センサによって検出可能であるか、画像センサからのデータを処理することによって判定することができるそれらの形状、色、または他の特性によって、互いに区別することができる。この例では、基準点1251は、形状によって基準点1252および1253と区別され、基準点1252および1253は、基準点1251からのそれぞれの距離間隔によって互いから区別可能である。この例では、試験対象1250は、基準点1251と1252との間の第1の距離と基準点1252と1253の間の第2の距離とをそれぞれ人間(または光学文字認識技術を有するコンピュータ)に示すラベル1254、1255も含む。ラベル1254、1255は、計算された距離と比較するための基準点間の実際の距離を提供し、保存された測定画像のみを使用してシステムの精度を容易に評価することを可能にする。
ステップ1430(図17)ならびに図11および図12に示すように、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))を検出することができる。このステップ1430は、映像検査システム100を測定モードに設定するためのソフトキー1212をユーザが選択することを含むことができる。一実施形態では、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、試験対象1250上の複数の表面点の3次元座標(例えば、(x,y,z))を決定することができる。一実施形態では、映像検査システム100は、3次元座標を算出するために、画像1202から3次元データを生成し得る。いくつかの異なる既存の技術(例えば、ステレオ、走査システム、ステレオ三角測量、構造化光法(structured light method)(位相シフト分析、位相シフトモアレ、レーザドット投影など)など)が、3次元座標を提供するために使用され得る。
このような技術の大部分は、3次元座標の誤差を低減するために使用される光学特性データを特に含む較正データの使用を含み、そうでなければ、光学的歪みによって、3次元座標の誤差が生じる。一部の技術では、3次元座標は、投影パターンなどを含んでもよい、近接時間(close time proximity)に取り込まれた1つまたは複数の画像を使用して求められてもよい。画像1202を使用して算出された3次元座標への言及はまた、近接時間に取り込まれた1つまたは複数の画像を使用して算出された3次元座標を含んでもよく、記載した動作中にユーザに表示される画像は、実際には3次元座標の算出に使用されても使用されなくてもよいことを理解されたい。
観視対象の複雑さに応じて、ステップ1430(図17)でパターンマッチングおよび/または3次元データの使用などの技術を使用して、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))を検出することができる。図11に示す実施形態では、映像検査システム100が、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))を検出した場合、テキストバー1210内の既知の測定可能な対象特徴を識別するテキスト(例えば、「検査ブロックが検出された」)を表示することができる。
ステップ1440(図17)および図12に示すように、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、ディスプレイ1200上に、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))と関連した測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセット(例えば、線1220、点から線1221)を表示することができる。一実施形態では、利用可能な測定タイプのセットは、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))と関連しない測定タイプ(例えば、マルチセグメント1222、深さ1223、領域1224、深さプロファイル1225)をさらに備える。一実施形態では、測定タイプは、測定タイプのグラフィックシンボル1230および/または測定タイプのテキスト記述とともに表示される。図12に見られるように、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))と関連した測定タイプ(例えば、線1220、点から線1221)が、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連しない測定タイプ(例えば、マルチセグメント1222、深さ1223、領域1224、深さプロファイル1225)に存在しない、視覚インジケータ1231と共に表示される。図12に示すように、一実施形態では、利用可能な測定タイプの表示されたセットの順序は、(例えば、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連した測定タイプ(例えば、線1220、点から線1221)をまずリスト表示することによって)検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する測定タイプに基づいて変更することができる。
ステップ1450(図17)および図12に示すように、映像検査システム100は、ユーザによる検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、対象1250上の検査特徴(基準点1251、1252、1253))に関連する測定タイプの選択を受信することができる。例えば、ユーザは、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253))に関連した点から線測定1221を選択することができる。一実施形態では、ユーザは、複数の測定タイプを選択することができる。
ステップ1460(図17)および図13に示すように、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、ディスプレイ1200上の画像1202上に複数の測定マーカ1241、1242、1243(例えば、カーソル)を自動的に配置することができ、ここで、複数の測定マーカ1241、1242、1243の一は、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連した、選択された測定タイプ(点から線測定1221)(図12)に基づく。例えば、図13に示すように、測定マーカ1241、1242、1243は、点から線測定1221(図12)を行うために、試験対象1250上の基準点1251、1252、1253上に自動的に配置される。一実施形態では、ユーザは、必要に応じて、測定マーカ1241、1242、1243を手動で再配置することができる。さらに別の実施形態では、ユーザは、自動的に配置された測定マーカ1241、1242、1243が表示されている間に、さらなる測定値を追加することができる。一実施形態では、ステップ1440および1450を飛ばすことができ、映像検査システム100(例えば、CPU56)がステップ1430で観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出した場合に映像検査システム100(例えば、CPU56)は、複数の測定マーカを自動的に配置することができる。
ステップ1470(図17)および図13に示すように、映像検査システム100は、複数の測定マーカ1241、1242、1243の位置を使用してCPU56によって計算された測定可能な対象特徴の寸法をディスプレイ1200に表示することができる。例えば、第2の基準点1252と第3の基準点1253との間の計算された寸法1244(0.039インチ(1.0mm))および第1の基準点1251と第2の基準点との間の計算された寸法(z)1245、1246(0.1インチ(2.54mm))を表示することができる。
図11から図13に示されている観視対象上の例示的な既知の測定可能な対象特徴が試験対象1250上の試験特徴(基準点1251、1252、1253)であった間、映像検査システムを使用して観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する方法を使用して、限定するものではないが、タービンブレード端とシュラウドとの間のギャップ、タービンブレード端からの欠落コーナ、曲がったタービンブレード端、観視対象上のピット、観視対象上の穴、観視対象上の亀裂、2つの表面の間のギャップ、溶接高さ、溶接角度などを含む、いくつかの異なる特徴を自動的に検出することができることが理解されよう。
図14から図16に示すように、例示的な既知の測定可能な対象特徴は、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップである。ステップ1410(図17)および図14に示すように、ユーザは、映像検査システム100(例えば、イメージャ112)を使用して、観視対象(例えば、タービンブレード1350の端部1351およびシュラウド1360の表面1361)の1つまたは複数の画像1302を取得または取り込むことができる。図14に示すように、ソフトキー1312をディスプレイ1300に設けて、画像を取得する際にユーザに、画像1302を得るためのステレオまたは位相測定の選択を含む様々な機能を提供することができる。これらのソフトキー1312は、映像検査システム100の特定のモードに応じて変更することができる。ディスプレイ1300上のテキストバー1310は、プロンプトまたは処理の状態をユーザに提供することができる(例えば、「画像を取得中」)。
ステップ1420(図17)および図14に示すように、映像検査システム100は、タービンブレード1350の端部1351およびシュラウド1360の表面1361の画像1302をディスプレイ1300上に表示することができる。観視対象の表示画像1302は、ステップ1410(図17)で取り込まれた1つまたは複数の画像に基づく。
ステップ1430(図17)ならびに図14および図15に示すように、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361の間のギャップ)を検出することができる。このステップ1430は、映像検査システム100を測定モードに設定するためのソフトキー1312をユーザが選択することを含むことができる。上記のように、一実施形態では、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、試験対象上の複数の表面点の3次元座標(例えば、(x,y,z))を決定することができる。一実施形態では、映像検査システム100は、3次元座標を算出するために、画像1302から3次元データを生成し得る。いくつかの異なる既存の技術(例えば、ステレオ、走査システム、ステレオ三角測量、構造化光法(structured light method)(位相シフト分析、位相シフトモアレ、レーザドット投影など)など)が、3次元座標を提供するために使用され得る。
観視対象の複雑さに応じて、ステップ1430(図17)でパターンマッチングおよび/または3次元データの使用などの技術を使用して、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361の間のギャップ)を検出することができる。一実施形態では、中央プロセッサユニットを使用して観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出するステップ1430は、観視対象のエッジ(例えば、タービンブレード1350のエッジ)を検出するステップを備える。さらに、CPU56は、2つの垂直面(タービンブレード1350の端部およびシュラウド1360の表面1361)の存在を特定することができ、一方の面が他方を通過して延び、特定の観視対象(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップ)を識別する。
図14に示す実施形態では、映像検査システム100が、観視対象上の既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップ)を検出した場合、テキストバー1310内の既知の測定可能な対象特徴を識別するテキスト(例えば、「タービンブレード端部からシュラウドへ」)を表示することができる。一実施形態では、既知の測定可能な対象特徴が検出された場合、測定タイプの特定のアイコンを表示することができる(例えば、タービンブレード端部からシュラウドへの測定のアイコン)。
ステップ1440(図17)および図15に示すように、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、ディスプレイ1300上に、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップ)と関連した測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセット(例えば、点から線1321)を表示することができる。一実施形態では、利用可能な測定タイプのセットは、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップ)と関連しない測定タイプ(例えば、線1320)をさらに備える。一実施形態では、測定タイプは、測定タイプのグラフィックシンボル1330および/または測定タイプのテキスト記述とともに表示される。図15に見られるように、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連した測定タイプ(例えば、点から線1321)が、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連しない測定タイプ(例えば、線1320)に存在しない、視覚インジケータ1331と共に表示される。図15に示すように、一実施形態では、利用可能な測定タイプの表示されたセットの順序は、(例えば、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連した測定タイプ(例えば、点から線1321)をまずリスト表示することによって)検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する測定タイプに基づいて変更することができる。
ステップ1450(図17)および図15に示すように、映像検査システム100は、ユーザによる検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップ)に関連する測定タイプの選択を受信することができる。例えば、ユーザは、検出された既知の測定可能な対象特徴(例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップ)に関連した点から線測定1321を選択することができる。一実施形態では、ユーザは、複数の測定タイプを選択することができる。
ステップ1460(図17)および図16に示すように、映像検査システム100(例えば、CPU56)は、ディスプレイ1300上の画像1302上に複数の測定マーカ1341、1342、1343(例えば、カーソル)を自動的に配置することができ、ここで、複数の測定マーカ1341、1342、1343の一は、検出された既知の測定可能な対象特徴と関連した、選択された測定タイプ(点から線測定1321)(図15)に基づく。例えば、図16に示すように、測定マーカ1341、1342、1343は、点から線測定1321(図15)を行うために、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361上に自動的に配置される。一実施形態では、ユーザは、必要に応じて、測定マーカ1341、1342、1343を手動で再配置することができる。さらに別の実施形態では、ユーザは、自動的に配置された測定マーカ1341、1342、1343が表示されている間に、さらなる測定値を追加することができる。一実施形態では、ステップ1440および1450を飛ばすことができ、映像検査システム100(例えば、CPU56)がステップ1430で観視対象上の既知の測定可能な対象特徴を検出した場合に映像検査システム100(例えば、CPU56)は、複数の測定マーカを自動的に配置することができる。
ステップ1470(図17)および図16に示すように、映像検査システム100は、複数の測定マーカ1341、1342、1343の位置を使用してCPU56によって計算された測定可能な対象特徴の寸法をディスプレイ1300に表示することができる。例えば、タービンブレード1350の端部1351とシュラウド1360の表面1361との間のギャップの計算された寸法1344(0.32インチ(8.13mm))を表示することができる。
映像検査システムを使用して既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出するための方法およびシステムのいくつかの開示される実施形態の実施において実現され得る利点は、測定処理の効率の改善および測定を実行するのに必要な技能レベルの低減である。
図4は、データを分析し、本明細書に記載の他の分析を実行する例示的なデータ処理システムの構成要素を示す高レベル図である。本システムは、データ処理システム1110、周辺システム1120、ユーザ・インターフェース・システム1130、およびデータ記憶システム1140を含む。周辺システム1120、ユーザ・インターフェース・システム1130、およびデータ記憶システム1140は、データ処理システム1110に通信可能に接続される。データ処理システム1110は、以下で説明するように、ネットワーク1150、例えば、インターネットまたはX.25ネットワークに通信可能に接続することができる。上記した(例えば、図3の)動作を実行するコントローラは、システム1110、1120、1130、または1140のうちの1つまたは複数を含み、1つまたは複数のネットワーク1150に接続することができる。例えば、マイクロコントローラ30、CPU56、または映像プロセッサ50(いずれも図1)は、それぞれ、システム1110ならびにシステム1120、1130、もしくは1140の1つまたは複数を含むことができる。
データ処理システム1110は、本明細書に記載の様々な実施形態の処理を実施する1つまたは複数のデータプロセッサを含む。「データプロセッサ」は、データを自動的に操作する装置であり、中央処理装置(CPU)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、メインフレームコンピュータ、携帯情報端末、デジタルカメラ、携帯電話、スマートフォン、または電気、磁気、光学、生物学的構成要素を用いて実施されるかどうかにかかわらず、データ処理、データ管理、またはデータ取り扱いのための任意の他の装置などを含むことができる。
「通信可能に接続された」という語句は、データを通信することができる装置、データプロセッサ、またはプログラムの間の任意のタイプの接続(有線または無線)を含む。周辺システム1120、ユーザ・インターフェース・システム1130、およびデータ記憶システム1140などのサブシステムは、データ処理システム1110とは別に示されているが、データ処理システム1110内に完全にまたは部分的に格納することができる。
データ記憶システム1140は、様々な実施形態による処理を実行するために必要な情報を含む、情報を記憶するよう構成された1つまたは複数の有形の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むか、またはそれらと通信可能に接続される。本明細書で使用される「有形の非一時的コンピュータ可読記憶媒体」は、実行のためにデータ処理システム1110に提供され得る命令を格納することに関与する任意の非一時的な装置または製品を指す。そのような非一時的媒体は、不揮発性または揮発性とすることができる。不揮発性媒体の例は、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、または他のポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、磁気テープもしくは他の磁気媒体、コンパクトディスクおよびコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、DVD、BLU−RAYディスク、HD−DVDディスク、他の光記憶媒体、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、および消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはEEPROM)を含む。揮発性媒体の例には、レジスタおよびランダムアクセスメモリ(RAM)などの動的メモリが含まれる。記憶媒体は、電子的、磁気的、光学的、化学的、機械的またはその他の方法でデータを格納することができ、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体構成要素を含むことができる。
本発明の実施形態は、コンピュータ稼働プログラムコードを実施することができる1つまたは複数の有形の非一時的コンピュータ可読媒体で実施されるコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。そのような媒体は、そのような製品にとって従来と同様に、例えば、CD−ROMをプレスすることで、製造することができる。媒体に実装されたプログラムは、ロードされた場合に特定の一連の動作ステップを実行するようデータ処理システム1110に指示することができるコンピュータプログラム命令を含み、それによって、本明細書で記載した機能または動作を実施する。
一例では、データ記憶システム1140は、コードメモリ1141、例えば、ランダムアクセスメモリ、ならびにディスク1142、例えば、ハードドライブもしくはソリッドステートフラッシュドライブなどの有形のコンピュータ可読記憶デバイスを含む。コンピュータプログラム命令は、ディスク1142、または無線、有線、光ファイバ、もしくは他の接続からコードメモリ1141に読み込まれる。次に、データ処理システム1110は、コードメモリ1141にロードされたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のシーケンスを実行し、その結果、本明細書に記載の処理ステップを実行する。このようにして、データ処理システム1110は、試験特徴の幾何学的特性を測定し、遠隔視覚検査システムの物理的状態を判定する技術的効果を提供するコンピュータ実装処理を実行する。その場合、この状態(正確か否か)は、ユーザに報告することができる。様々な実施形態において、本明細書のフローチャート図またはブロック図のブロック、およびそれらの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実施することができる。
コンピュータプログラムコードは、例えば、Java、Smalltalk、C++、C、または適切なアセンブリ言語などの1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができる。本明細書で説明される方法を実行するプログラムコードは、単一のデータ処理システム1110または複数の通信可能に接続されたデータ処理システム1110上で完全に実行することができる。例えば、コードは、ユーザのコンピュータ上で全部もしくは部分的に実行することができ、ならびに、遠隔コンピュータ、例えば、サーバ上で全部もしくは部分的に実行することができる。遠隔コンピュータは、ネットワーク1150を介してユーザのコンピュータに接続することができる。 ユーザのコンピュータまたは遠隔コンピュータは、従来のデスクトップパーソナルコンピュータ(PC)などの非携帯用コンピュータとすることができ、またはタブレット、携帯電話、スマートフォン、もしくはラップトップなどの携帯型コンピュータとすることができる。
周辺システム1120は、デジタルコンテンツ記録または他のデータをデータ処理システム1110に提供するよう構成された1つまたは複数のデバイスを含むことができる。例えば、周辺システム1120は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、または他のデータプロセッサを含むことができる。データ処理システム1110は、周辺システム1120内のデバイスからデータを受信すると、そのようなデータをデータ記憶システム1140に格納することができる。
ユーザ・インターフェース・システム1130は、マウス、キーボード、(例えば、ネットワークまたはヌルモデムケーブルを介して接続された)別のコンピュータ、音声コマンドを受信するためのマイクロフォンおよび音声プロセッサまたは他のデバイス、音声コマンド、例えば、ジェスチャ、もしくはデータをデータ処理システム1110に入力する任意のデバイスもしくは組み合わせを受信するためのカメラおよび画像プロセッサまたは他のデバイスを含むことができる。これに関して、周辺システム1120は、ユーザ・インターフェース・システム1130とは別個に示されているが、周辺システム1120は、ユーザ・インターフェース・システム1130の一部として含めることができる。
ユーザ・インターフェース・システム1130はまた、データがデータ処理システム1110によって出力されるディスプレイデバイス、プロセッサアクセス可能メモリ、または任意のデバイスもしくはデバイスの組み合わせを含むことができる。これに関して、ユーザ・インターフェース・システム1130がプロセッサアクセス可能メモリを含む場合、ユーザ・インターフェース・システム1130およびデータ記憶システム1140は図4に別個に示されているが、そのようなメモリはデータ記憶システム1140の一部とすることができる。
様々な実施形態において、データ処理システム1110は、ネットワークリンク1116を介してネットワーク1150に結合された通信インターフェース1115を含む。例えば、通信インターフェース1115は、対応するタイプの電話回線にデータ通信接続を提供するための統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)カードまたはモデムとすることができる。別の例として、通信インターフェース1115は、互換性のあるローカルエリアネットワーク(LAN)、例えば、イーサネットLANまたはワイドエリアネットワーク(WAN)にデータ通信接続を提供するためのネットワークカードとすることができる。無線リンク、例えば、WiFiまたはGSMも使用することができる。通信インターフェース1115は、ネットワークリンク1116を介してネットワーク1150に様々なタイプの情報を表すデジタルデータストリームを搬送する電気信号、電磁信号、または光信号を送受信する。ネットワークリンク1116は、スイッチ、ゲートウェイ、ハブ、ルータ、または他のネットワーキングデバイスを介してネットワーク1150に接続することができる。
ネットワークリンク1116は、1つまたは複数のネットワークを介して他のデータデバイスにデータ通信を提供することができる。例えば、ネットワークリンク1116は、ローカルネットワークを介してホストコンピュータへの、またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)によって操作されるデータ機器への接続を提供することができる。
データ処理システム1110は、ネットワーク1150、ネットワークリンク1116、および通信インターフェース1115を介して、メッセージを送信し、プログラムコードを含むデータを受信することができる。例えば、サーバは、接続された有形の不揮発性コンピュータ可読記憶媒体にアプリケーションプログラム(例えば、JAVAアプレット)の要求されたコードを格納することができる。サーバは、媒体からコードを検索し、それをインターネット、それからローカルISP、それからローカルネットワーク、それから通信インターフェース1115を介して送信することができる。受信されたコードは、受信されるとデータ処理システム1110が実行することができ、または後の実行のためにデータ記憶システム1140に記憶することができる。
上記から、本発明の様々な実施形態は、試験特徴を画像化し、画像を処理して遠隔視覚検査システムが許容可能な精度限界内で動作しているかどうかを決定する。技術的効果は、遠隔視覚システムが使用されるべきか、または使用すべきでないか、または修理もしくは再較正が必要であるかを決定することを可能にすることである。
本発明は、本明細書に記載の態様または実施形態の組み合わせを含む。「特定の態様」または「実施形態」などへの言及は、本発明の少なくとも1つの態様に存在する特徴を指す。「1つの態様」または「特定の態様」または「実施形態」などへの別個の言及は、必ずしも同じ態様または複数の態様を指すとは限らないが、そのような態様は、そのように示されていない限り、または当業者には容易に明らかであるように、相互排他的ではない。「1つの方法」または「複数の方法」などを参照する際の単数または複数の使用は限定的ではない。特に明記しない限り、「または」という単語は、本開示において非限定的な意味で使用される。
本発明は、その特定の好ましい態様を特に参照して詳細に記載されているが、本発明の精神および範囲内で当業者が変更、組み合わせ、および改変を行うことができることは理解されるであろう。特許請求の範囲内に含まれることが意図されている変形、組み合わせ、および修正の例は、特許請求の範囲の文字通りの言葉と差異のない構造的要素を有するものおよび特許請求の範囲の文字通りの言葉と実質的に異なる同等の構造的要素を含むものである。
[実施態様1]
映像検査システム(100)を使用して観視対象(1250)上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する方法であって、前記方法は、
前記観視対象(1250)の画像(1202)をディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと、
前記中央プロセッサユニットを使用して前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットを前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記測定タイプの選択を受信するステップと、
前記中央プロセッサユニットを使用して前記ディスプレイ(1200)上で前記画像(1202)上の複数の測定マーカ(1241、1242、1243)を自動的に配置するステップであって、前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置が、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記選択された測定タイプに基づく、ステップと、
前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置を使用して前記中央プロセッサユニットによって計算された前記測定可能な対象特徴の寸法を前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
を備える、方法。
[実施態様2]
利用可能な測定タイプの前記セットが、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連しない測定タイプをさらに備える、実施態様1に記載の方法。
[実施態様3]
前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する前記測定タイプが、視覚インジケータ(1231)と共に表示される、実施態様1に記載の方法。
[実施態様4]
前記既知の測定可能な対象特徴は、試験対象(2)上の試験特徴(4)である、実施態様1に記載の方法。
[実施態様5]
前記既知の測定可能な対象特徴は、タービンブレード端部(1351)とシュラウド(1360)との間のギャップ、タービンブレード端部(1351)からの欠落コーナ、および曲がったタービンブレード端部(1351)のうちの1つである、実施態様1に記載の方法。
[実施態様6]
前記既知の測定可能な対象特徴は、前記観視対象(1250)上の穴、前記観視対象(1250)上の窪み、および前記観視対象(1250)上の亀裂のうちの1つである、実施態様1に記載の方法。
[実施態様7]
前記既知の測定可能な対象特徴が、2つの表面(10)の間のギャップ、溶接高さ、および溶接角度のうちの1つである、実施態様1に記載の方法。
[実施態様8]
中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出する前記ステップが、
前記観視対象(1250)上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、
前記3次元座標に基づいて前記観視対象(1250)物上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと
を備える、実施態様1に記載の方法。
[実施態様9]
中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出する前記ステップが、前記観視対象のエッジを検出するステップを備える、実施態様8に記載の方法。
[実施態様10]
イメージャを使用して、前記観視対象(1250)の1つまたは複数の画像(1202)を取得するステップをさらに備え、前記観視対象(1250)の前記表示された画像(1202)は、前記1つまたは複数の画像(1202)に基づく、実施態様1に記載の方法。
[実施態様11]
利用可能な測定タイプの前記表示されたセットの順序が、前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する前記測定タイプに基づいて変更される、実施態様1に記載の方法。
[実施態様12]
映像検査システム(100)を使用して観視対象(1250)上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する方法であって、前記方法は、
前記観視対象(1250)の画像(1202)をディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと、
前記中央プロセッサユニットを使用して前記ディスプレイ(1200)上で前記画像(1202)上の複数の測定マーカ(1241、1242、1243)を自動的に配置するステップであって、前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置が、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプに基づく、ステップと、
前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置を使用して前記中央プロセッサユニットによって計算された前記測定可能な対象の寸法を前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
を備える、方法。
[実施態様13]
前記中央プロセッサユニットを使用して前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連付けられた前記測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットを前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップをさらに備える、実施態様12に記載の方法。
[実施態様14]
利用可能な測定タイプの前記セットが、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連しない測定タイプをさらに備える、実施態様12に記載の方法。
[実施態様15]
前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する前記測定タイプが、視覚インジケータ(1231)と共に表示される、実施態様12に記載の方法。
[実施態様16]
映像検査システム(100)を使用して観視対象(1250)上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出するシステム(100)であって、前記システム(100)が、
前記観視対象(1250)の画像(1202)を表示するディスプレイ(1200)と、
前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出すること、
前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットを前記ディスプレイ(1200)上に表示すること、
前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記測定タイプの選択を受信すること、
前記ディスプレイ(1200)上の前記画像(1202)上の複数の測定マーカ(1241、1242、1243)を自動的に配置することであって、前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置が前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記選択された測定タイプに基づくこと、および
前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置を使用して前記測定可能な対象特徴の寸法を計算すること
のための中央プロセッサユニットと、
を備える、システム(100)。
2 試験対象
4 試験特徴
10 表面
11 第1の表面点
12 第2の表面点
13 第1の複数の点
14 第2の複数の点
15 表面点
16 表面から基準面への線
18 表面輪郭点
19 表面輪郭
20 基準面
21 第1の基準面点
22 第2の基準面点
23 線
24 ソースファイババンドル
25 基準面点
26 線
27 基準面線交点、基準面点交点
28 基準面線点
29 基準面線
30 マイクロコントローラ
31 イメージャインターフェース電子装置
32 エミッタ駆動装置
33 較正メモリ
34 シャッタ機構
35 駆動導体
36 接点
37 光エミッタモジュール
38 強度変調素子
39 フリンジコントラスト判定機能
40 挿入チューブ
41 輪郭線
42 遠位端部
43 光通過素子
44 観視光学系
46 細長い部分
48 プローブ電子装置
50 映像プロセッサ
52 映像メモリ
56 CPU
58 プログラムメモリ
60 不揮発性メモリ
62 ジョイスティック
64 キーパッド
66 コンピュータI/Oインターフェース
80 LEDアレイ
81 光エミッタ
83 ストリング
90 線格子
100 映像検査システム
112 画像センサ、イメージャ
113 電子回路
114 信号線
115 プローブ光学系
120 映像モニタ、試験ターゲット
121 一体型ディスプレイ
122 コンピュータモニタ
123 検査光源
125 プローブファイババンドル
137 単一の光エミッタモジュール
137a 第1の光エミッタモジュール
137b 第2の光エミッタモジュール
138 強度変調素子
138a 第1の強度変調領域
138b 第2の強度変調領域
140 挿入チューブ
142 遠位端部
144 観視光学系
150 オプションの回路
170a 経路
170b 経路
180 LEDアレイ
190 線格子
210 側視プリズム
242 取り外し可能側視端部
244 観視光学系
310 検出ステップ
315 識別情報判定ステップ
319 較正データを検索するステップ
320 ユーザ催促ステップ
325 誘導ステップ
330 画像取り込みステップ
340 座標決定ステップ
350 特性決定ステップ、測定ステップ
359 精度結果決定ステップ
360 精度値を決定するステップ
370 比較ステップ
380 指示を提供ステップ
390 LEDを作動して画像を取り込むステップ
400 構造化光パターン
810 距離
813 第3の表面点
820 距離
843 空間
900 試験対象
910 試験特徴
915 周囲部分
921 第1の基準点
922 第2の基準点
923 第3の基準点
931 第1の距離
932 第2の距離
941 ラベル
942 ラベル
1010 試験ブロック
1011 ポート
1012 ライン
1020 試験特徴
1077 ポート
1110 データ処理システム
1115 通信インターフェース
1116 ネットワークリンク
1120 周辺システム
1130 ユーザ・インターフェース・システム
1140 データ記憶システム
1141 コードメモリ
1142 ディスク
1150 ネットワーク
1200 ディスプレイ
1202 表示画像
1210 テキストバー
1212 ソフトキー
1220 線
1221 線測定
1222 マルチセグメント
1223 深さ
1224 領域
1225 深さプロファイル
1230 グラフィックシンボル
1231 視覚インジケータ
1241 測定マーカ
1242 測定マーカ
1243 測定マーカ
1244 寸法
1250 観視対象、試験対象
1251 第1の基準点
1252 第2の基準点
1253 第3の基準点
1254 ラベル
1255 ラベル
1256 周囲部分
1260 表面
1300 ディスプレイ
1302 表示画像
1310 テキストバー
1312 ソフトキー
1321 線測定
1330 グラフィックシンボル
1331 視覚インジケータ
1341 測定マーカ
1342 測定マーカ
1343 測定マーカ
1344 寸法
1350 タービンブレード
1351 タービンブレード端部
1360 シュラウド
1361 表面
1410 画像を取り込むステップ
1420 画像を表示するステップ
1430 対象特徴を検出するステップ
1440 測定タイプを表示するステップ
1450 測定タイプの選択ステップ
1460 測定マーカを自動的に配置するステップ
1470 計算された寸法を表示するステップ

Claims (16)

  1. 映像検査システム(100)を使用して観視対象(1250)上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する方法であって、前記方法は、
    前記観視対象(1250)の画像(1202)をディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
    中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと、
    前記中央プロセッサユニットを使用して前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットを前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
    前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記測定タイプの選択を受信するステップと、
    前記中央プロセッサユニットを使用して前記ディスプレイ(1200)上で前記画像(1202)上の複数の測定マーカ(1241、1242、1243)を自動的に配置するステップであって、前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置が、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記選択された測定タイプに基づく、ステップと、
    前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置を使用して前記中央プロセッサユニットによって計算された前記測定可能な対象特徴の寸法を前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
    を備える、方法。
  2. 利用可能な測定タイプの前記セットが、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連しない測定タイプをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する前記測定タイプが、視覚インジケータ(1231)と共に表示される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記既知の測定可能な対象特徴は、試験対象(2)上の試験特徴(4)である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記既知の測定可能な対象特徴は、タービンブレード端部(1351)とシュラウド(1360)との間のギャップ、タービンブレード端部(1351)からの欠落コーナ、および曲がったタービンブレード端部(1351)のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記既知の測定可能な対象特徴は、前記観視対象(1250)上の穴、前記観視対象(1250)上の窪み、および前記観視対象(1250)上の亀裂のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記既知の測定可能な対象特徴が、2つの表面(10)の間のギャップ、溶接高さ、および溶接角度のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  8. 中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出する前記ステップが、
    前記観視対象(1250)上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、
    前記3次元座標に基づいて前記観視対象(1250)物上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  9. 中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出する前記ステップが、前記観視対象のエッジを検出するステップを備える、請求項8に記載の方法。
  10. イメージャを使用して、前記観視対象(1250)の1つまたは複数の画像(1202)を取得するステップをさらに備え、前記観視対象(1250)の前記表示された画像(1202)は、前記1つまたは複数の画像(1202)に基づく、請求項1に記載の方法。
  11. 利用可能な測定タイプの前記表示されたセットの順序が、前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する前記測定タイプに基づいて変更される、請求項1に記載の方法。
  12. 映像検査システム(100)を使用して観視対象(1250)上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出する方法であって、前記方法は、
    前記観視対象(1250)の画像(1202)をディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
    中央プロセッサユニットを使用して前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出するステップと、
    前記中央プロセッサユニットを使用して前記ディスプレイ(1200)上で前記画像(1202)上の複数の測定マーカ(1241、1242、1243)を自動的に配置するステップであって、前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置が、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプに基づく、ステップと、
    前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置を使用して前記中央プロセッサユニットによって計算された前記測定可能な対象の寸法を前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップと、
    を備える、方法。
  13. 前記中央プロセッサユニットを使用して前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連付けられた前記測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットを前記ディスプレイ(1200)上に表示するステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  14. 利用可能な測定タイプの前記セットが、前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連しない測定タイプをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  15. 前記検出された既知の測定可能な対象特徴に関連する前記測定タイプが、視覚インジケータ(1231)と共に表示される、請求項12に記載の方法。
  16. 映像検査システム(100)を使用して観視対象(1250)上の既知の測定可能な対象特徴を自動的に検出するシステム(100)であって、前記システム(100)が、
    前記観視対象(1250)の画像(1202)を表示するディスプレイ(1200)と、
    前記観視対象(1250)上の前記既知の測定可能な対象特徴を検出すること、
    前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する測定タイプを備える利用可能な測定タイプのセットを前記ディスプレイ(1200)上に表示すること、
    前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記測定タイプの選択を受信すること、
    前記ディスプレイ(1200)上の前記画像(1202)上の複数の測定マーカ(1241、1242、1243)を自動的に配置することであって、前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置が前記検出された既知の測定可能な対象特徴と関連する前記選択された測定タイプに基づくこと、および
    前記複数の測定マーカ(1241、1242、1243)の前記配置を使用して前記測定可能な対象特徴の寸法を計算すること
    のための中央プロセッサユニットと、
    を備える、システム(100)。
JP2017564808A 2015-06-29 2016-06-07 既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステム Active JP6810711B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/753,604 2015-06-29
US14/753,604 US9412189B2 (en) 2013-05-13 2015-06-29 Method and system for detecting known measurable object features
PCT/US2016/036164 WO2017003650A1 (en) 2015-06-29 2016-06-07 Method and system for detecting known measurable object features

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018524700A true JP2018524700A (ja) 2018-08-30
JP6810711B2 JP6810711B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=56134666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017564808A Active JP6810711B2 (ja) 2015-06-29 2016-06-07 既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステム

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3314571B1 (ja)
JP (1) JP6810711B2 (ja)
WO (1) WO2017003650A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180116738A (ko) * 2017-04-17 2018-10-25 부산대학교 산학협력단 지시선을 이용하여 공간 정보를 측정하기 위한 방법, 그 방법을 이용한 장치
JP2022060181A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 ベイカー ヒューズ オイルフィールド オペレーションズ エルエルシー 自動化されたタービンブレードとシュラウドとの間の間隙測定

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10666927B2 (en) * 2017-03-15 2020-05-26 Baker Hughes, A Ge Company, Llc Method and device for inspection of an asset
JP2020005745A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 富士フイルム株式会社 内視鏡装置
DE102019130950B3 (de) * 2019-11-15 2021-03-25 Lufthansa Technik Aktiengesellschaft Boroskop mit Musterprojektion
GB201918095D0 (en) * 2019-12-10 2020-01-22 Rolls Royce Plc Methods and apparatus for inspecting an engine
GB201918094D0 (en) 2019-12-10 2020-01-22 Rolls Royce Plc Methods and apparatus for inspecting an engine
US20230018458A1 (en) * 2021-07-13 2023-01-19 General Electric Company Method for inspecting an object

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189137A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Hitachi High-Technologies Corp パターン計測方法
JP2009168499A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Olympus Corp 内視鏡装置およびプログラム
JP2010240198A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2012185160A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 General Electric Co <Ge> 観察対象物の表面の3次元ビューを表示するための方法および装置
US20130287288A1 (en) * 2012-04-25 2013-10-31 General Electric Company Method and device for determining the offset distance between two surfaces
JP2014222224A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 自動ボアスコープ測定先端部精度試験

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4980763A (en) 1989-06-12 1990-12-25 Welch Allyn, Inc. System for measuring objects viewed through a borescope
US7170677B1 (en) 2002-01-25 2007-01-30 Everest Vit Stereo-measurement borescope with 3-D viewing
US20040183900A1 (en) * 2003-03-20 2004-09-23 Everest Vit Method and system for automatically detecting defects in remote video inspection applications
US8422030B2 (en) 2008-03-05 2013-04-16 General Electric Company Fringe projection system with intensity modulating by columns of a plurality of grating elements

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189137A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Hitachi High-Technologies Corp パターン計測方法
JP2009168499A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Olympus Corp 内視鏡装置およびプログラム
JP2010240198A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2012185160A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 General Electric Co <Ge> 観察対象物の表面の3次元ビューを表示するための方法および装置
US20130287288A1 (en) * 2012-04-25 2013-10-31 General Electric Company Method and device for determining the offset distance between two surfaces
JP2014222224A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 自動ボアスコープ測定先端部精度試験

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180116738A (ko) * 2017-04-17 2018-10-25 부산대학교 산학협력단 지시선을 이용하여 공간 정보를 측정하기 위한 방법, 그 방법을 이용한 장치
KR101967554B1 (ko) 2017-04-17 2019-04-09 부산대학교 산학협력단 지시선을 이용하여 공간 정보를 측정하기 위한 방법, 그 방법을 이용한 장치
JP2022060181A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 ベイカー ヒューズ オイルフィールド オペレーションズ エルエルシー 自動化されたタービンブレードとシュラウドとの間の間隙測定
JP7265594B2 (ja) 2020-10-02 2023-04-26 ベイカー ヒューズ オイルフィールド オペレーションズ エルエルシー 自動化されたタービンブレードとシュラウドとの間の間隙測定

Also Published As

Publication number Publication date
JP6810711B2 (ja) 2021-01-06
WO2017003650A1 (en) 2017-01-05
EP3314571A1 (en) 2018-05-02
EP3314571B1 (en) 2020-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9412189B2 (en) Method and system for detecting known measurable object features
JP6810711B2 (ja) 既知の測定可能な対象特徴を検出するための方法およびシステム
JP2014222224A (ja) 自動ボアスコープ測定先端部精度試験
US10319103B2 (en) Method and device for measuring features on or near an object
US11514643B2 (en) Method and device for displaying a two-dimensional image of a viewed object simultaneously with an image depicting the three-dimensional geometry of the viewed object
US10679374B2 (en) Graphic overlay for measuring dimensions of features using a video inspection device
US11308343B2 (en) Method and device for automatically identifying a point of interest in a depth measurement on a viewed object
JP7373037B2 (ja) 映像検査機器を使用して特徴の寸法を測定するためのグラフィックオーバーレイ
US10586341B2 (en) Method and device for measuring features on or near an object
JP6865046B2 (ja) 視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法および装置
JP6895382B2 (ja) 観視対象の3次元形状を描画する画像と同時に観視対象の2次元画像を表示するための方法および機器
JP6966997B2 (ja) 対象上または対象の近くの特徴を測定するための方法および機器
JP7098271B2 (ja) 視認物体上の関心点を自動的に識別する方法
US20220130032A1 (en) Automated turbine blade to shroud gap measurement
CN114383521A (zh) 自动涡轮叶片与护罩间隙测量

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190606

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6810711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250