JP2018518397A5

JP2018518397A5 -

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Publication number: JP2018518397A5
Application number: JP2017564508A
Authority: JP
Filing date: 2016-06-06
Publication date: 2019-07-04
Anticipated expiration: 2036-06-06

Claims

熱可塑性ポリプロピレンベースのハニカムサンドイッチシート又はパネルであって、２つの平坦外側フィルムからなる構造を備え、該２つの平坦外側フィルムは、上部及び下部（１０，１２）において、規則的かつ連続したパターンで反復するブリスター（１３）が熱成形された熱成形内側又は中央フィルム（１１）に溶着され、前記内側又は中央フィルムは両側又は両面において熱成形され、前記シート又はパネルは、前記平坦外側フィルム（１０，１２）及び前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）が３つの共押出層からなることを特徴とする、シート又はパネル。
前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）は、該フィルム（１１）自体の２つの面又は側において凹状又は凸状に熱成形される、請求項１に記載のシート又はパネル。
ブリスター（１３）は、熱成形構造の対称性を保証するのに適した、同一の形状、寸法、及び数を有する、請求項２に記載のシート又はパネル。
前記平坦外側フィルム（１０，１２）及び前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）は、ポリプロピレンコポリマー及びポリプロピレンホモポリマー及び／又は関連する混合物の３つの層からなる、請求項１〜３のいずれか１項に記載のシート又はパネル。
互いに同じ又は異なる、前記平坦外側フィルム（１０，１２）及び前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）の外側層（Ａ、Ａ’、Ａ’’）は、ポリプロピレンコポリマーで形成され、前記平坦外側フィルム（１０，１２）及び前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）の内側層（Ｂ、Ｂ’、Ｂ’’）は、ポリプロピレンホモポリマーで形成され、場合により無機充填剤が添加される、請求項１〜４のいずれか１項に記載のシート又はパネル。
請求項１〜５のいずれか１項に記載のハニカムサンドイッチシート又はパネルを作製するための方法であって、
段階ａ）対応するポリマーから、又は、対応するポリマー化合物及び無機充填剤から開始する、少なくとも３つの多層フィルム（１０，１１，１２）、すなわち下部外側フィルム（１０）、内側又は中央フィルム（１１）、及び上部外側フィルム（１２）の同時押出段階、
段階ｂ）前記内側又は中央フィルム（１１）の熱成形段階、
段階ｃ）熱溶着による、前記平坦外側フィルム（１０，１２）の前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）との結合段階
を含み、
前記内側又は中央フィルム（１１）の熱成形は、前記内側又は中央フィルム（１１）の２つの側又は面において凹凸の両方が同時に行われ、前記結合段階の始まりは、全ての熱成形又は非熱成形の前記外側及び内側又は中央フィルム（１０，１１，１２）について同時である、方法。
段階ａ）の上流に、ポリプロピレン及び無機充填剤の粉末形態での混合段階を含み、こうして得られる粒状形態の化合物が前記段階ａ）に給送される、請求項６に記載の方法。
前記熱成形段階ｂ）及び前記結合段階ｃ）は、
−溝（１４）及び***部（１５）を共に含む整形シリンダ（１６）によって前記内側又は中央フィルム（１１）を熱成形することであって、前記溝（１４）によって作成される熱成形が吸引によって行われ、前記***部（１５）によって作成される熱成形が外気の噴射によって行われる、熱成形すること、及び、２つの平滑な前記外側フィルム（１０，１２）を前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）上に単一のステップで溶着すること、又は、
−互いに交わる溝（１４）及び***部（１５）を有する、対向する同一の２つのシリンダ（１６，１６’）の同時の機械的作用によって内側又は中央フィルム（１１）を熱成形すること、及び、２つの平滑な前記外側フィルム（１０，１２）を前記熱成形内側又は中央フィルム（１１）上に単一のステップで溶着すること
によって行われる、請求項６又は７に記載の方法。
前記整形シリンダ（１６）によって前記内側又は中央フィルム（１１）を熱成形することは、前記整形シリンダ（１６）が、同一の形状、寸法、及び数を有する溝（１４）及び***部（１５）を含む、請求項８に記載の方法。
熱溶着による結合段階ｃ）は、前記フィルム（１０，１１，１２）を互いに溶着することによって行われ、各フィルム（１０，１１，１２）は、同じフィルム（１０，１１，１２）の外側層の溶着温度を基準にして−１０℃〜＋１０℃の範囲の温度で前記結合段階に達する、又は、前記フィルムは、１０℃未満の値だけ互いから異なる温度で前記結合段階に達する、請求項６〜９のいずれか１項に記載の方法。
請求項１〜５のいずれか１項に記載のハニカムサンドイッチシート又はパネルを製造するための装置であって、該装置が、少なくとも３つの押出ヘッドからなる押出ユニットを備え、前記押出ユニットの下流に、熱成形ユニットならびに調整及び冷却ユニットが存在し、前記熱成形ユニットならびに前記調整及び冷却ユニットは、次に、結合ユニットに接続され、前記熱成形ユニットは、フィルムを両面又は両側において凹凸に熱成形するのに適した整形シリンダを備える、装置。
前記押出ユニットの上流に１つ又は複数の二軸混練押出機を備えることを特徴とする、請求項１１に記載の装置。
保護要素又は包装要素としての、請求項１〜５のいずれか１項に記載のハニカムサンドイッチシート又はパネルの使用方法。