JP2018514507A5

JP2018514507A5 -

Info

Publication number: JP2018514507A5
Application number: JP2017548911A
Authority: JP
Filing date: 2016-03-18
Publication date: 2019-04-18

Claims

式（ＩＩ）のメナキノールの結晶形態の調製方法であって、

（式中、ｎは０又は１〜１１の整数である。）、以下：
ａ）式（Ｉ）のメナキノン

（式中、ｎは上で定義したとおりである。）を水非混和性溶媒及び亜ジチオン酸ナトリウムの水溶液からなる二相系において還元する工程、
ｂ）蒸発によって前記溶媒を除去する工程、
ｃ）工程ｂ）で得た水相を２５℃未満の温度にて冷却及び濾過して、式（ＩＩ）のメナキノールの結晶形態を得る工程
を含む方法。
工程ａ）が２℃〜７５℃の温度で行われる、請求項１に記載の方法。
前記亜ジチオン酸ナトリウムの溶液が３〜８の範囲のｐＨを有する、請求項１又は２に記載の方法。
工程ｃ）で得た前記結晶形態をアスコルビン酸の溶液で洗浄し、続いて４０℃を超えない温度にて前記結晶を乾燥させる工程をさらに含む、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
前記式（ＩＩ）の化合物において、ｎが６である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
前記式（ＩＩ）の化合物において、ｎが３である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
図４に示すような、７５℃以上の温度に吸熱ピークを示すＤＳＣプロファイル並びに／又は図６で報告するような、３３４０〜３３５０cm^-1におけるブロードなピーク、２９６４、２９１６及び２８５１cm^-1における３つの特徴的なピーク並びに１５９９、１５０４、１３２６、１１８２、１１４９、１０９６、１０４６、９８０、９５０及び７５２cm^-1におけるシャープなピークを有するＦＴ−ＩＲスペクトルを有する、メナキノール７の結晶形態。
図３に示すような、７８．４℃以上の温度における吸熱ピーク及び３９〜４５℃の範囲における第２の吸熱事象を示すＤＳＣプロファイルを有する、メナキノール７の結晶形態。
式（ＩＩ）のメナキノール

（式中、ｎは、０又は１〜１１の整数である。）の固体形態の調製方法であって、式（Ｉ）のメナキノン

（式中、ｎは上で定義したとおりである。）の酵素的還元を含む、方法。
前記酵素的還元がバチルス（Bacillus）属の微生物を使用して行われる、請求項９に記載の方法。
前記酵素的還元がシュードモナス（Pseudomonas）属の微生物、又はエシェリヒア（Escherichia）属の微生物、又はエンテロバクター（Enterobacter）属の微生物を使用して行われる、請求項９に記載の方法。
前記微生物の懸濁液を、水混和性溶媒中の式（Ｉ）のメナキノンの溶液と接触させる、請求項１０及び１１のいずれか１項に記載の方法。
前記還元混合物の凍結乾燥をさらに含む、請求項１０〜１２のいずれか１項に記載の方法。
前記還元混合物を濾過し、水及び水非混和性溶媒を含有する二相混合物で希釈し、続いて前記溶媒を蒸発により除去し、このように得た水相を２５℃未満の温度にて冷却及び濾過する、請求項１０〜１２のいずれか１項に記載の方法。
請求項１〜６及び９〜１４のいずれか１項の方法から得た生成物又は請求項７及び８のいずれか１項の生成物並びに少なくとも１種の賦形剤を含有する、医薬組成物又は栄養補助食品組成物。
ビタミンＫに関わる心臓血管障害、骨代謝障害及び炎症状態の治療及び／又は予防のための、請求項１５に記載の医薬組成物又は栄養補助食品組成物。