JP2018511756A - ねじり振動ダンパースポークデザイン - Google Patents

ねじり振動ダンパースポークデザイン Download PDF

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Abstract

ねじりおよび曲げ力および振動の両方に耐えるよう設計された複数のスポークを有するねじり振動ダンパー(TVD)が開示される。中心部材を周囲リムに接続するスポークは、中心部材の外側半径方向面に対して結合された第1の端部と、リムの内側半径方向面に対して結合された第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間に延在する四つの凹面とを含む。凹面は第1の端部から第2の端部まで凹状であってもよく、そしてまた、前面から後面へとあるいは側面から側面へと横方向に凹状であってもよい。一つ以上の凹面を有するスポークを備えたハブを有するTVDもまた開示される。ハブ用のスポークを設計する方法もまた開示される。

Description

本出願は、この引用によって本明細書中に組み込まれる2015年3月30日に出願された米国仮出願第62/140,114号の利益を主張する。
本発明は、車両用パワートレインおよび駆動系のためのねじり振動ダンパーに関し、特に、スポークを有するねじり振動ダンパーハブに関する。
ねじり振動ダンパー(TVD)は、自動車および非自動車用途に利用されるクランクシャフト、駆動シャフト、プロペラシャフトおよびハーフシャフトを含むがこれらに限定されない回転シャフトに固有のねじり振動を減衰させるのに有用である。一般に、TVDは、三つのコンポーネント、すなわち(1)振動問題を伴う回転シャフトにTVDを取り付ける剛性金属ブラケット(ハブ)と、(2)特定の周波数で振動シャフトと逆位相に振動し、これによってシャフト振動の結果として生じる大きさを低減する能動慣性部材(リング)と、(3)二つの機能、すなわち(a)スプリングダンパーを提供し、これによりTVDを特定の周波数に同調させること、そして(b)TVDにおいてハブおよびリングを互いに対して位置決めすることを備えたエラストマー部材(ストリップ)からなる。
TVDのハブは、TVDを振動シャフトに接続する中央ボアと、ストリップのための係合面を提供する外側フランジと、中央ボアを外側フランジに接続する複数のスポークとからなる。ダンパーのハブは構造ブラケットであり、その関連質量および慣性はシステムの振動を減衰させることには関係しない。したがってスポークデザインは、ハブに適切な構造的強度およびNVH安定性を与えることと、使用される材料の量を最小化し、これによってその寄生慣性および質量を低減することとの間のバランスである。二つの伝統的なスポークのスタイル、テーパー矩形ビームおよびIビームスポークがハブデザインにおいて一般的に採用されている。
ハブは、ベルト力およびベルトトルクのような交互荷重(1回転に1回)と、動的トルクのような振動負荷(ダンパーが共振しているときは1回転ごとに複数回)との組み合わせを経験する。しかしながら、近年では、より軽量でより柔軟なシャフトの開発および使用によって、振動曲げ荷重に時折遭遇することがある。そのような振動曲げ荷重が作用するとき、最終的に得られるスポークデザインは、あるタイプの振動荷重(通常は曲げ)に関しては良好に設計され、別のもの(通常はねじり)に関しては過剰設計される傾向がある。これにより、スポークが、その結果としてハブが必要以上に重くなる。
本開示は、従来のスポークと同じ体積の材料を使用するが、同じねじり荷重支持能力を伴って、曲げ荷重支持能力の著しい増大を促進する、TVDスポークおよびTVDスポークの創製方法を対象とする。これにより、振動ねじり荷重および曲げ荷重が同時に現れる用途に関して、より軽いハブが得られる。本開示の一態様によれば、中心部材を周囲リムに接続するスポークは、中心部材の外側半径方向面に対して結合された第1の端部と、周囲リムの内側半径方向面に対して結合された第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間に延在しかつ軸方向に面する第1の凹面と、第1の端部と第2の端部との間に延在しかつ第1の凹面と概ね対向する第2の凹面と、第1の端部と第2の端部との間にかつ第1の凹面と第2の凹面との間に延在する第3の凹面と、第1の端部と第2の端部との間にかつ第1の凹面と第2の凹面との間に延在する第4の凹面であって第3の凹面と概ね対向する第4の凹面とを含む。
先の実施形態の別な態様では、第1の凹面および第2の凹面は第1の端部から第2の端部まで凹状である。先の実施形態の別の態様では、第1の凹面および第2の凹面は、第3の凹面から第4の凹面までさらに凹状である。別の態様では、第3の凹面および第4の凹面は第1の端部から第2の端部まで凹状であり、かつ、第1の凹面から第2の凹面まで概ね平坦である。別の態様では、第1の凹面、第2の凹面、第3の凹面および第4の凹面のうちの少なくとも一つの凹面の少なくとも一つの凹形は円弧によって画定される。別の態様では、第3の凹面は軸方向に対して概ね垂直方向を向く。別の態様では、第2の端部の幅は第1の端部よりも小さい。別の態様では、第1の端部は中心部材の外側半径方向面に適合する形状を有する。別の態様では、第2の端部は周囲リムの内側半径方向面に適合する形状を有する。
本開示の一態様では、ハブと、ハブの周りで同心状の慣性部材とを含み、両者間に作用的に配置されたエラストマー部材を備えたTVDが開示される。ハブは、中心部材の外側半径方向面から周囲リムの内側半径方向面まで延びる複数のスポークを含む。複数のスポークのそれぞれは、中心部材の外側半径方向面に結合された第1の端部と、周囲リムの内側半径方向面に結合された第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間に延在すると共に軸方向に面する第1の凹面と、第1の端部と第2の端部との間に延在すると共に第1の凹面に対向する第2の凹面と、第1の端部と第2の端部との間および第1の凹面と第2の凹面との間に延びる第3の凹面と、第1の端部と第2の端部との間および第1の凹面と第2の凹面との間に延在し、第3の凹面に概ね対向する第4の凹面とを含む。
TVDの先の実施形態の別の態様では、スポークのそれぞれについて、第1の凹面および第2の凹面は第1の端部から第2の端部にわたって凹状である。別の態様では、複数のスポークのそれぞれに関して、第1の凹面および第2の凹面は第3の凹面から第4の凹面にわたってさらに凹状である。別の態様では、複数のスポークのそれぞれに関して、第3の凹面および第4の凹面は第1の端部から第2の端部にわたって凹状である。別の態様では、複数のスポークのそれぞれに関して、第3の凹面および第4の凹面は第1の凹面から第2の凹面にわたって概ね平坦である。
先の実施形態の別の態様では、第3の凹面は軸方向に対して概ね垂直方向を向く。別の態様では、複数のスポークのそれぞれに関して、第1の凹面、第2の凹面、第3の凹面および第4の凹面の少なくとも一つの少なくとも一つの凹形は円弧によって画定される。
別の態様では、フロントエンドアクセサリー駆動システムは、先の実施形態のTVDを含み、TVDは、それと共に回転するようにクランクシャフトにマウントされる。
別の態様によれば、TVD用のスポークを設計する方法が開示されるが、当該方法は、選択された第1のオフセットだけ中心部材の外径から内側に中心部材オフセット外径を描くステップと、周囲リム内径から外側に周囲リムオフセット内径を描くステップと、第1のスポークの正中矢状面を表す位置において中心部材の外径の中心から少なくとも周囲リムオフセット内径まで半径方向外側に第1の線を描くステップと、隣接する第2のスポークの正中矢状面を表す位置において中心部材の外径の中心から少なくとも周囲リムオフセット直径まで半径方向外側に第2の線を描くステップと、第1の線と平行でかつ選択された第2のオフセットだけそこから横方向にオフセットされた第3の線を描くステップと、第2の線と平行でかつ第2のオフセットだけ第3の線に向かってそこから横方向にオフセットされた第4の線を描くステップと、第3の線、第4の線および中心部材オフセット外径に接する第1の弧を描くステップと、第1の線に対して第1の弧の鏡像として第2の弧を描き、これによって出発スポークジオメトリーの対向する辺を画定するステップと、出発スポークジオメトリーを画定するものを除いて、線および直径円を除去するステップと、出発スポークジオメトリーを複数回複製すると共に中央配置されたそのスポークジオメトリーの上にその少なくとも二つを、そして中央配置されたそのスポークジオメトリーの下にその少なくとも二つを配置するステップであって、中央配置されたそのスポークジオメトリーの上および下の最も外側のスポークジオメトリーは、その隣のものが中央の出発スポークジオメトリーに対するよりもその隣接するスポークジオメトリーに対してより近接するステップと、最も外側のスポークジオメトリーのぞれぞれの隣接コーナーの各セットを用いて八つの弧を描くステップであって、弧は隣接するコーナー間で延在すると共に、その隣接するスポークジオメトリーの同じ隣接コーナー間の中間点を通過するステップと、最も外側のスポークジオメトリーの一つのコーナーのそれぞれから別な最も外側のスポークジオメトリーの同じコーナーまで軸線と平行に四つの線分を描くステップと、八つの弧および四つの線分のみを維持し、これによって第1のスポークの三次元形状を画定するステップとを有する。
別の態様では、以下のステップ、すなわち第1のスポークの三次元形状の表面を形成するステップ;予め選択された数のスポークと等価な複数のスポークを画定するように第1のスポークの三次元形状を再現するステップ;複数のスポークをTVDの中心軸線の周りに、第1の端部のそれぞれが中心軸線に向かう極配列として配置するステップ;複数のスポークのそれぞれの第1の端部に当接するように中心部材を描くステップ;周囲リムを複数のスポークのそれぞれの第2の端部に当接するように描くステップに加えて、TVD用のスポークを設計するための先の実施形態の全てのステップを含む、TVDを設計する方法が開示される。
先の実施形態の別の態様では、中心部材を描くステップは中心部材を再表示することを含み、かつ、周囲リムを描くステップは周囲リムを再表示することを含む。先の実施形態の別の態様では、本方法は中心部材のワッシャ面を押し出すステップをさらに含む。別の態様では、本方法は、シールノーズを画定するためにハブの一方の軸方向面上に円を描画/作成することを含む。先の実施形態の別の態様では、本方法は、シールノーズを軸方向に延伸させること、そして面取り部およびフィレットを追加することを含む。
本開示の多くの態様は、以下の図面を参照することにより、よりよく理解することができる。図面中の構成要素は必ずしも一定の縮尺ではなく、その代わりに、本開示の原理を明確に例示することに重点が置かれている。さらに、図面において、同様の参照符号は、いくつかの図を通して対応する部分を示す。
特許または出願ファイルはカラーで実行される少なくとも一つの図を含む。カラー図面を備えた本特許または特許出願刊行物のコピーは、要請および必要な料金を支払った時に、庁によって提供される。
フロントエンドアクセサリー駆動システムにおけるコンポーネントの斜視図である。 図1のフロントエンドアクセサリー駆動システムにおいて使用される典型的なTVDの軸方向断面斜視図である。 図2のTVDのハブの正面斜視図である。 図3のハブのスポークの一実施形態の正面斜視図である。 図4のスポークの斜視線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法のステップを示す線図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法の追加ステップを示す斜視図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法の追加ステップを示す斜視図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法の追加ステップを示す斜視図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法の追加ステップを示す斜視図である。 図3および図4のスポークを設計するための方法の追加ステップを示す斜視図である。 固定ねじりモーメントに応答する、従来のIビームデザインのスポークを有する従来型ハブの有限要素モデルの3Dプロットである。 固定曲げモーメントに応答する図21のハブの有限要素モデルの3Dプロットである。 固定曲げモーメントおよび固定ねじりモーメントの両方について、本明細書で開示される本発明の実施形態に対する二つの従来技術のハブの有限要素モデルの3Dプロットの比較である。
ここで、図面に示された実施形態について詳細に説明する。いくつかの実施形態がこれらの図面に関連して説明されるが、本開示を本明細書に開示された実施形態に限定する意図はない。それどころか、全ての代替物、変更物および等価物を包含することが意図される。
ここで図1を参照すると、フロントエンドアクセサリドライブ(FEAD)システム10の例示的な実施形態が単に説明のために示されている。FEAD10は、好ましくは、エンジンにマウントされ、例えば、真空ポンプ、燃料噴射ポンプ、オイルポンプ、ウォーターポンプ、パワーステアリングポンプ、空調ポンプ、オルタネータ、ベルトテンショナーまたはカム駆動装置などの多数のエンジン駆動アクセサリ18を含むことができる。駆動アクセサリ18は、クランクシャフト30のノーズ28にマウントされたTVD26とやはり係合する、少なくとも一つのエンドレス駆動ベルト24によって駆動される。クランクシャフト30はTVD26を駆動し、それによってエンドレス駆動ベルト24を駆動するが、これは、今度は、残りのエンジン駆動アクセサリ18およびオルタネータ20を駆動する。
ここで図2を参照すると、例示のために、TVD26の一実施形態の例が示されている。 TVD26は、回転ハブ32およびクランクシャフトの振動周波数を減衰および/または吸収するために、ダンパーエラストマー部材34によって慣性部材36に作用的に結合されたハブ32を含む。ダンパーエラストマー部材34および慣性部材36は、本明細書では、まとめてダンパーアセンブリ44と呼ぶことができる.TVD26はまた、FEADシステムへのクランクシャフトの剛体モード振動の伝達を防止するためにアイソレーター(図示せず)を含むこともできる。
慣性部材36は、概して、ハブ32の周りで半径方向に同心であり、そして慣性部材36とハブ32とが両者の間に隙間を形成するようにハブ32から外向きに離間させられている。慣性部材36(これはまた本明細書ではプーリー本体とも呼ばれる)は、ダンパーエラストマー部材34と係合するための内側半径方向面38と、図1のFEADシステム10におけるベルト24のような無端駆動ベルトと係合するためのベルト係合部分40とを有する。ダンパーエラストマー部材34は、ハブ32と慣性部材36とを非剛体的に結合するように、慣性部材36とハブ32との間に形成された間隙に圧入または注入されてもよい。ダンパーエラストマー部材34は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第7,658,127号明細書に開示されたものであってもよい。
図3は、ねじり荷重および曲げ荷重の両方に耐えるように設計されたスポークを有するハブ32を開示している。ハブ32は、中央ボア52および外側半径方向面54を有する中心部材50と、中心部材50の周りで概ね半径方向に同心でありかつ中心部材50から半径方向外向きに離間させられると共に内側半径方向面58および外側半径方向面59を有する周囲リム56と、中心部材50の外側半径方向面54から周囲リム56の内側半径方向面58まで延びる複数のスポーク60とを有する。ハブ32は、その中央ボア52を経てクランクシャフトを受けることによってクランクシャフトにマウント可能である。周囲リム56は本明細書ではリム56と呼ぶことができる。リム56は、ダンパーアセンブリと係合するための外側半径方向面59を有する。ハブ32は、既知の技術または以後に開発される技術を使用して、鋳造、絞り加工、鍛造、機械加工または成形されてもよい。いくつかの実施形態では、ハブ32は、溶接、ろう付けまたはその他の方法で取り付けられて単一部品を形成する一つ以上の部分であってもよい。ハブ32に適した材料には、鉄、鋼、アルミニウム、その他の適切な金属、プラスチックまたは複合材料を含むその組み合わせが含まれるが、これらには限定されない。
ここで図3ないし図5を参照すると、複数のスポーク60は、図3に示すように、三つのスポーク60を含むことができるが、これに限定されるものではない。他の実施形態では、ハブ32は、中心部材50からリム56まで延びる三つ以上のスポーク60を有することができる。複数のスポーク60のそれぞれは、中心部材50の外側半径方向面54に結合された第1の端部62と、リム56の内側半径方向面58に結合された第2の端部64とを有する。一実施形態では、第2の端部64の幅Wは、第1の端部62の幅W’よりも小さくてもよい。中心部材50の外側半径方向面54はある輪郭を有し、スポーク60の第1の端部62は、中心部材50の外側半径方向面54の輪郭に適合する形状を有することができる。一実施形態では、中心部材50の外側半径方向面54の輪郭は円筒形であってもよく、スポーク60の第1の端部62は、スポーク60の第1の端部62が中心部材50の外側半径方向面54に当接して嵌りかつそれに適合するように略弓形であってもよい。各スポーク60の第2の端部は、リム56の内側半径方向面58の輪郭に適合する形状を有していてもよい。ある実施形態では、リム56の内側半径方向面58の輪郭は円筒状であり、スポーク60の第2の端部64は、リム56の円筒状の内側半径方向面58に適合するように略弓形である。中心部材50の外側半径方向面54およびリム56の内側半径方向面58は、それに対してスポーク60の第1の端部62および第2の端部64がそれぞれ適合する別な形状を有していてもよいことは明らかである。
複数のスポーク60のそれぞれは、第1の端部62から第2の端部64まで中実であり、図3ないし図5を参照すると、その全てがスポーク60の第1の端部62から第2の端部64まで延びている、第1の凹面66、第2の凹面68、第3の凹面70および第4の凹面72によってさらに画定される。第1の凹面66および第2の凹面68は、スポーク60の概ね対向する面であり、概ね対向する軸方向に面している。第3の凹面70および第4の凹面72はスポーク60の対向する面であり、第1の凹面66および第2の凹面68に対して概ね垂直に配置されている。一実施形態では、第3の凹面70は、第1の凹面66の第1の縁部76から第2の凹面68の第1の縁部78(図5参照)まで延在し得る。第4の凹面72は、スポーク60の第1の端部62から第2の端部64まで延びており、そしてまた、スポーク60の長さに沿って第1の凹面66から第2の凹面68まで延在する。一実施形態では、第4の凹面72は、第1の凹面66の第2の縁部80から第2の凹面68の第2の縁部82まで延在し得る。第3の凹面70は、軸方向に対して略垂直であってもよい方向を向いており、第4の凹面72は、第3の凹面70が向く方向と概ね反対であってもよい方向を向いている。
引き続き図3ないし図5を参照すると、第1の凹面66は、スポーク60の第1の端部62から第2の端部64まで凹状であってもよい。第1の凹面66は、第1の凹面66の第1の縁部76から第2の縁部80まで凹状であってもよく、これはまた、第1の凹面66が第3の凹面70から第4の凹面72まで凹状であると説明することもできる。一実施形態では、第1の凹面66は、第1の端部62から第2の端部64まで、そして第1の凹面66の第1の縁部76から第2の縁部80まで凹状であってもよい。第2の凹面68は、スポーク60の第1の端部62から第2の端部64まで凹状であってもよい。第2の凹面68は、第2の凹面68の第1の縁部78から第2の縁部82まで凹状であってもよく、これはまた、第2の凹面68が第3の凹面70から第4の凹面70に向かって凹状であると説明することもできる。一実施形態では、第2の凹面68は第1の端部62から第2の端部64まで、そして第2の凹面68の第1の縁部78から第2の縁部82へと凹状であってもよい。一実施形態では、第1の凹面66は、第2の凹面68の凹形あるいは輪郭と同じである凹形あるいは輪郭を有していてもよい。
第3の凹面70は、スポーク60の第1の端部62から第2の端部64まで凹状である。第3の凹面70は、第1の凹面66から第2の凹面68まで凹状であってもよい。一実施形態では、第3の凹面70は第1の端部62から第2の端部64まで凹状であってもよいが、第1の凹面66から第2の凹面68まで延在する概ね平坦あるいは直線状であってもよい(すなわち第1の端部から第2の端部へと横方向に凹状ではない)。別の実施形態では、第3の凹面70は、第1の端部62から第2の端部64まで、そして第1の凹面66から第2の凹面68まで凹状であってもよい。第4の凹面72は、スポーク60の第1の端部62から第2の端部64まで凹状であってもよい。第4の凹面72はまた、第1の凹面66から第2の凹面68まで凹状であってもよい。一実施形態では、第4の凹面72は、第1の凹面66から第2の凹面68まで延在する概ね平坦/直線状であってもよい(すなわち横方向に凹状ではない)。別の実施形態では、第4の凹面72は、第1の端部62から第2の端部64まで、そして第1の凹面66から第2の凹面68まで凹状であってもよい。一実施形態では、第3の凹面70は第4の凹面72の凹形または輪郭と同じである凹形ままたは輪郭を有していてもよい。
凹状/凹形は、先の記載において使用するように、一般に、ある形状の中心に向かって内側に曲がるがあるいはカーブする表面の輪郭を意味する。この場合、上記形状はスポーク60である。上述した面(第1の凹面66、第2の凹面68、第3の凹面70および第4の凹面72)の凹形は、概ね、円形(弓形)、楕円形、放物線形、双曲線形またはその他の湾曲した形状であってもよい。凹形は一つ以上の方向に関して生じてもよい。一実施形態では、第1の凹面66、第2の凹面68、第3の凹面70および第4の凹面72のうちの少なくとも一つは、円弧によって画定される凹形を有する。一実施形態では、第1の凹面66、第2の凹面68、第3の凹面70および第4の凹面72の少なくとも一つは、上記表面が球面の表面輪郭に従うように、表面を横切って横方向にかつ第1の端部62から第2の端部64まで半径方向に弓形の凹形を有することができる。
図6ないし図21を参照して、本開示のスポークの設計方法について説明する。本方法は、手を使用する従来の製図技術を用いて、あるいはコンピュータ支援製図ソフトウェアを使用して実施することができる。両方の場合において、本方法は、複数の図面層の使用を含むことができる。図6に示すように、まず、TVDの中心軸線101の周りに四つの直径が描かれる(中心軸線101は、その上に図6が印刷されたシートに対して垂直に延び、したがって、それを中心として四つの直径が概ね同心である点または中心点として表される)。四つの直径は、ハブの以下の特定の物理的態様、すなわち中央ボア102、中心部材104の外側半径方向面、リム106の内側半径方向面およびリム108の外側半径方向面)を表す。中心部材の外側半径方向面を表すために描かれた直径は中心部材外径104と呼ぶことができ、そしてリム106の内側半径方向面は、本明細書では、リム内径106と呼ぶことができる。
ここで図7を参照すると、中心部材オフセット外径110は、中心部材外径104から内向きに描かれ、中心部材オフセット外径110は中心部材外径104よりも中心部材オフセット111だけ小さいが、これは中心部材オフセット外径110から中心部材外径104までの半径方向距離である。リムオフセット内径112は、リムオフセット内径112がリム内径106よりもリムオフセット113だけ大きくなるように、リム内径106から外側に描かれているが、これは、リムオフセット内径112からリム内径106までの半径方向距離である。リムオフセット内径112および中心部材オフセット外径110は、中心軸線101(中心点)を中心に概ね同心であってもよい。中心部材オフセット111およびリムオフセット113は、概ね同じであってかつ第1のオフセットに等しくてもよい。一実施形態では、四つの原直径、中央ボア102、中心部材外径104、リム内径106およびリム外径108は、図8に示すように、中心部材オフセット外径110およびリムオフセット内径112のみを残して、構造ラインへと変換させると共に後のステップで使用するために図面の別な層へと移動させることができる。一実施形態では、四つの原直径102,104,106および108は、スポークが設計された後に、後で再び付加するために、図面から隠され、消去され、削除され、あるいは別な方法で除去されてもよい。
ここで図8を参照すると、第1の線114は、中心軸線101から少なくともリムオフセット内径112まで半径方向外向きにかつ真っ直ぐに引かれる。第1の線114の位置は、図9ないし図20に示すように続いて作成される第1のスポークの正中矢状面を表す。第2の線116は、第2のスポークの正中矢状面を表すよう意図された位置において、中心軸線101から少なくともリムオフセット内径112まで半径方向外向きにかつ真っ直ぐに引かれる。一実施形態では、第1の線114と第2の線116との間の角度118は、360°(2πラジアン)を所望の数のスポークで除算することによって決定することができる。図3に示す実施形態に関して、ハブは三つのスポークを有し、したがって角度118は約120°(2.1ラジアン)である。図9を参照すると、第1の線114と平行であり、かつ、第1の線114から第2のオフセット117だけ横方向にオフセットされた第3の線120が引かれている。y軸122が第1の線114と整列させられる場合、第1の線114からの第3の線120の横方向オフセットは正のx軸方向にある(または図9の平面図で見ると第3の線120は第1の線114の右側にある)。第2の線116に平行であり、かつ、第2の線116から第2のオフセット117に等しい距離だけ横方向にオフセットされた第4の線124が引かれる。第4の線124は、第3の線120と第4の線124とが交差するように、第2の線116から第3の線120に向かって横方向にオフセットさせられる。
ここで図10を参照すると、第1の円弧126が、第3の線120、第4の線124および中心部材オフセット外径110に接して描かれている。図11を参照すると、第1の線114を中心としてあるいはそれに関して第1の弧126の鏡像である第2の弧128が描かれる。このようにして出発スポークジオメトリーは、第1の弧126、第2の弧128、中心部材オフセット外径110およびリムオフセット内径112によって画定され、単に製図を理解し易くするために塗りつぶしパターンで陰影付けされている。より具体的には、出発スポークジオメトリーは、リムオフセット内径112から中心部材オフセット外径110まで延びる第1の弧126のセグメントと、第1の弧126から第2の弧128まで延びる中心部材オフセット外径110のセグメントと、中心部材オフセット外径110からリムオフセット内径112まで延びる第2の弧128のセグメントと、第2の弧128から第1の弧126まで延びるリムオフセット内径112のセグメントとによって画定される。
次に、図12に示すように、出発スポークジオメトリー130の境界を画定しない全ての線および円直径の部分は、隠され、消去され、削除され、あるいはその他の方法で除去される。
続いて、図13に示すように、出発スポークジオメトリー130が複数回複製される。複製されたスポークジオメトリー132の一つは、中央配置されたスポークジオメトリー134となるように中央に配置される。複製されたスポークジオメトリー132の少なくとも二つは、中央配置されたスポークジオメトリー134の上方に配置され、かつ、複製されたスポークジオメトリー132の少なくとも二つは、中央配置されたスポークジオメトリー134の下方に配置される。中央配置されたスポークジオメトリー134上の最も外側の複製されたスポークジオメトリー136は、隣接するスポークジオメトリー138が中央配置されたスポークジオメトリー134に対するよりも、隣接するスポークジオメトリー138により近接している。同様に、中央配置されたスポークジオメトリー134の下方の最も外側の複製されたスポークジオメトリー136は、隣接するスポークジオメトリー138が中央配置されたスポークジオメトリー134に対するよりも、隣接するスポークジオメトリー138により近接している。
ここで図14を参照すると、中央配置されたスポークジオメトリー134の上下にある隣接するスポークジオメトリー138の各境界弓形線の中間点140が決定され、マーキングされる。次いで、八つの弧142が、最も外側のスポークジオメトリー136のそれぞれの隣接コーナー144の各セット間に、それぞれのものが存在するように描かれる。各弧142は、一つの隣接コーナー144から、隣接するスポークジオメトリー138の境界線の中間点140を通って、別な隣接コーナー44まで延びる。次に、最も外側のスポークジオメトリー136の一つのコーナーを別な最も外側のスポークジオメトリー136の同じコーナーに接続するように、四つの垂直線146が引かれる。垂直線146は垂直軸線に対して平行な線分である。ここで図15を参照すると、八つの弧142および四つの垂直線分146が、第1のスポークの三次元ジオメトリー148を画定するように維持されている。他の全ての線や図形は、図面から隠したり、消去したり、削除したり、あるいはその他の方法で削除してもよい。
図16を参照すると、スポークを設計する方法は、第1のスポーク152の三次元形状の表面150の形成をさらに含むことができる。表面150は中実体154を形成することができる。図17に示すように、第1のスポーク152と同一の三次元形状を有する複数のスポーク156を画定するために、第1のスポーク152の三次元形状を複製することができる。スポーク156の数は予め決められた数であってもよいが、例えば図17に示すように、三つ、四つ、五つまたはそれ以上のスポークが可能である。図17に示すように、複数のスポーク156は、第1の端部160のそれぞれが軸線158に向かって配向された状態で、極配列として、軸線158の周りに配置されてもよい。
ここで図18を参照すると、本方法は、複数のスポーク156のそれぞれの第1の端部160に当接するように中心部材162を描き、そして複数のスポーク156のそれぞれの反対側の第2の端部166に当接するように周囲リム164(リム)を描くことをさらに含む。一実施形態では、中心部材162は、中心部材162を描くことが中心部材162を再びデザイン中に再表示するかあるいは重ねることを含むようにスポーク156を設計する前に設計される。同様に、周囲リム164を描くことは、リム164を再びデザイン中に再表示するかあるいは重ねることを含むことができる。中心部材162の面168(ワッシャ面)は押し出されてもよい。ここで図19を参照すると、円170が、シールノーズ172を画定するために、中心部材162の一つの軸方向面168上に描かれてもよい。図20に示すように、シールノーズ172は、中心部材162の軸方向面168から軸方向に延伸させられてもよい。次に、全ての実線が最終ハブデザイン174を形成するために統合されてもよい。面取り部およびフィレット(図示せず)が最終ハブデザイン174に付加されてもよい。
本明細書で開示されるスポークは、ハブに作用するねじり力および曲げ力の両方に耐えるように設計されているが、これは、ハブが組み込まれるダンパーシステムの重量、慣性、および最終的にはコストの低下を実現し得る。この点を説明するために、図21ないし図23が添付されている。図21および図22は、当該技術分野において一般的な典型的なIビーム形態を有するハブの3D有限要素モデルの結果を示している。図21は、固定された大きさのねじりモーメントに対するハブの性能を示し、ねじり力に耐えるための等価安全係数3を示している。図22は、同一の固定された大きさの曲げモーメントにさらされた同じハブの結果を示している。曲げモーメントに対するハブの安全係数は2.15であった。
ここで図23を参照すると、本明細書に開示されたスポークを有するハブの性能が、従来のスポークデザインを有するハブの、すなわち矩形テーパービームスポークを有するものおよびIビームスポークを有する別なものの性能と比較されている。図23は、等しい重量および類似の特徴(すなわち面取り部およびフィレット)のこれらのハブに関する3D有限要素モデルの結果を示しているが、唯一の違いはスポークの形状である。実験1に関して、ハブのそれぞれの性能は500Nのベルト荷重で300Nmのねじりモーメントに応答してモデル化された。実験2に関して、ハブのそれぞれの性能は500Nのベルト荷重で100Nmの曲げモーメントに応答してモデル化された。表1は、ハブのそれぞれが実験1および2で経験した最大応力を示す。
表1の結果から分かるように、三つのハブの全てが、ねじりモーメントに関して、実質的に同様の最大応力を経験したが、本発明の実施形態は曲げにおいて優れた構造的強度を有する。曲げモーメントに関するより低い最大応力は、矩形テーパービームスポークを有するハブに対して38%、Iビームスポークを有するハブに対して49%の改善である。これは、実験1および2で試験された伝統的な従来技術のハブに見られるのと同じ体積および重量を維持しながら達成された。
曲げ力および曲げ振動モードに応答したスポークの良好な性能により、ハブを曲げ力およびねじり力の両方に耐えるように設計することができる。先の例で示されているように、本明細書に開示されたスポークデザインを有するハブは、同じ体積および重量を有する従来のハブよりも曲げ力に耐える性能が優れている。これによって本明細書に開示されたスポークデザインを有するハブの疲労寿命を改善することができるが、これはまたダンパーの疲労寿命を改善し、ハブおよびダンパーの両方の耐用年数を増加させることができる。
本明細書に開示されたスポークデザインを有するハブが、改善された性能ではなく従来のハブと同じ性能を提供するように設計される場合、本明細書で開示されたスポークデザインを有するハブは、同じ性能を達成するために、従来のハブよりも少ない材料を用いて製造可能である。従来技術と同じ性能を達成するために少ない材料で本明細書に開示されたスポークを有するハブを設計することにより、TVDの材料コスト、重量および慣性を低減することができる。本明細書に開示されたスポークデザインはまた、例えば鋳造のような既知のプロセスによってハブを費用効果的に製造することを可能にする。
本発明が特定の実施形態に関して図示説明されているが、本明細書を読んで理解したとき当業者が改変を思い付くことは明らかであり、本発明はそうした改変の全て含む。
10 フロントエンドアクセサリドライブ(FEAD)システム
18 エンジン駆動アクセサリ
20 オルタネータ
24 エンドレス駆動ベルト
28 ノーズ
30 クランクシャフト
32 回転ハブ
34 ダンパーエラストマー部材
36 慣性部材
38 内側半径方向面
40 ベルト係合部分
44 ダンパーアセンブリ
50 中心部材
52 中央ボア
54 外側半径方向面
56 周囲リム
58 内側半径方向面
59 外側半径方向面
60 スポーク
62 第1の端部
64 第2の端部
66 第1の凹面
68 第2の凹面
70 第3の凹面
72 第4の凹面
76 第1の縁部
78 第1の縁部
80 第2の縁部
82 第2の縁部
101 中心軸線
102 原直径(中央ボア)
104 原直径(中心部材外径)
106 原直径(リム内径)
108 原直径(リム外径)
110 中心部材オフセット外径
111 中心部材オフセット
112 リムオフセット内径
113 リムオフセット
114 第1の線
116 第2の線
117 第2のオフセット
118 角度
120 第3の線
122 y軸
124 第4の線
126 第1の弧
128 第2の弧
130 出発スポークジオメトリー
132 スポークジオメトリー
134 スポークジオメトリー
136 複製スポークジオメトリー
138 スポークジオメトリー
140 中間点
142 弧
144 隣接コーナー
146 垂直線分
148 三次元ジオメトリー
150 表面
152 第1のスポーク
154 中実体
156 スポーク
158 軸線
160 第1の端部
162 中心部材
164 周囲リム
166 第2の端部
168 軸方向面
170 円
172 シールノーズ
174 最終ハブデザイン

Claims (17)

  1. ねじり振動ダンパーであって、
    ハブと、
    前記ハブを中心として同心の慣性部材であって、両者の間に作用的に配置されたエラストマー部材を備えた慣性部材と、を備え、
    前記ハブは、中心部材の外側半径方向面から周囲リムの内側半径方向面まで延在する複数のスポークを備え、前記複数のスポークのそれぞれは、
    前記中心部材の前記外側半径方向面に対して結合された第1の端部と、
    前記周囲リムの前記内側半径方向面に対して結合された第2の端部と、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在しかつ軸方向に面する第1の凹面と、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在しかつ前記第1の凹面と対向する第2の凹面と、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在しかつ前記第1の凹面と前記第2の凹面との間に延在する第3の凹面と、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在しかつ前記第1の凹面と前記第2の凹面との間に延在する第4の凹面であって、前記第3の凹面と略対向する第4の凹面と、を具備する、ねじり振動ダンパー。
  2. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第1の凹面および前記第2の凹面は、前記第1の端部から前記第2の端部にわたって凹状である、請求項1に記載のねじり振動ダンパー。
  3. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第1の凹面および前記第2の凹面は、前記第3の凹面から前記第4の凹面にわたって、さらに凹状である、請求項2に記載のねじり振動ダンパー。
  4. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第3の凹面および前記第4の凹面は、前記第1の端部から前記第2の端部にわたって凹状である、請求項1に記載のねじり振動ダンパー。
  5. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第3の凹面および前記第4の凹面は、前記第1の凹面から前記第2の凹面にわたって略平坦である、請求項4に記載のねじり振動ダンパー。
  6. 前記第3の凹面は前記軸方向に対して略垂直である、請求項1に記載のねじり振動ダンパー。
  7. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第1の凹面、前記第2の凹面、前記第3の凹面および前記第4の凹面のうちの少なくとも一つの少なくとも一つの凹形は、円弧によって画定される、請求項2に記載のねじり振動ダンパー。
  8. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第2の端部の幅は前記第1の端部よりも小さい、請求項1に記載のねじり振動ダンパー。
  9. 前記複数のスポークのそれぞれに関して、前記第1の端部は前記中心部材の外側半径方向面に適合する形状を有し、かつ、前記第2の端部は前記周囲リムの前記内側半径方向面に適合する形状を有する、請求項1に記載のねじり振動ダンパー。
  10. それと共に回転するためのクランクシャフトにマウントされた、請求項1に記載の前記ねじり振動ダンパーを備えたフロントエンドアクセサリー駆動システム。
  11. ねじり振動ダンパー用のスポークを設計する方法であって、前記方法は、
    選択された第1のオフセットだけ中心部材の外径から内側に中心部材オフセット外径を描くステップと、
    周囲リムの内径から外側に周囲リムオフセット内径を描くステップと、
    第1のスポークの正中矢状面を表す位置において前記ねじり振動ダンパーの中心軸線から少なくとも前記周囲リムオフセット内径まで半径方向外側に第1の線を描くステップと、
    隣接する第2のスポークの正中矢状面を表す位置において前記ねじり振動ダンパーの前記中心軸線から少なくとも前記周囲リムオフセット直径まで半径方向外側に第2の線を描くステップと、
    前記第1の線と平行でかつ選択された第2のオフセットだけそこから横方向にオフセットされた第3の線を描くステップと、
    前記第2の線と平行でかつ前記第2のオフセットだけ前記第3の線に向かってそこから横方向にオフセットされた第4の線を描くステップと、
    前記第3の線、前記第4の線および前記中心部材オフセット外径に接する第1の弧を描くステップと、
    前記第1の線に対して前記第1の弧の鏡像として第2の弧を描き、これによって出発スポークジオメトリーの対向する辺を画定するステップと、
    前記出発スポークジオメトリーを画定するものを除いて線および直径円を除去するステップと、
    前記出発スポークジオメトリーを複数回複製すると共に、中央配置されたそのスポークジオメトリーの上にその少なくとも二つを、そして中央配置されたそのスポークジオメトリーの下にその少なくとも二つを配置するステップであって、前記中央配置されたそのスポークジオメトリーの上および下の最も外側のスポークジオメトリーは、その隣のものが中央の前記出発スポークジオメトリーに対するよりも、その隣接するスポークジオメトリーに対して、より近接するステップと、
    前記最も外側のスポークジオメトリーのぞれぞれの隣接コーナーの各セットを用いて八つの弧を描くステップであって、前記弧は前記隣接するコーナー間で延在すると共に、その隣接するスポークジオメトリーの同じ隣接コーナー間の中間点を通過するステップと、
    前記最も外側のスポークジオメトリーの一つの前記コーナーのそれぞれから別な前記最も外側のスポークジオメトリーの同じコーナーまで、前記軸線と平行に四つの線分を描くステップと、
    前記八つの弧および四つの線分のみを維持し、これによって前記第1のスポークの三次元形状を画定するステップと、
    を具備する方法。
  12. ねじり振動ダンパーを設計する方法であって、前記方法は、
    請求項11に記載のステップを実行するステップと、
    前記第1のスポークの前記三次元形状の表面を形成するステップと、
    予め選択された数のスポークと等価な複数のスポークを画定するように前記第1のスポークの前記三次元形状を再現するステップと、
    前記複数のスポークを、前記ねじり振動ダンパーの中心軸線の周囲に、第1の端部のそれぞれが前記中心軸線に向かう極配列として配置するステップと、
    前記複数のスポークのそれぞれの前記第1の端部に当接するように前記中心部材を描くステップと、
    前記複数のスポークのそれぞれの第2の端部に当接するように前記周囲リムを描くステップと、
    を具備する方法。
  13. 前記中心部材を描くステップは前記中心部材を再表示することを備え、かつ、前記周囲リムを描くステップは前記周囲リムを再表示することを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記中心部材のワッシャ面を押し出すステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  15. シールノーズを画定するために前記中心部材の一つの軸方向面上に円を作成するステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  16. 前記シールノーズを軸方向に延伸させるステップをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  17. 面取り部およびフィレットを付加するステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
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