JP2018203624A - 乳化化粧料 - Google Patents

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達 黒谷
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Abstract

【課題】適用箇所にツヤを付与し、さらにそのツヤの持続性に優れるとともに、滑らかに伸び広がり、にじみが低減するという項目の全てに優れる乳化化粧料の提供。
【解決手段】成分(A):非イオン性界面活性剤;成分(B):1,1,1−トリフェニル−3,3−ジアルキル−3−アルケニルジシロキサン、又は1,1,1−トリフェニル−3,3−ジアルキルジシロキサン−3−イルアルキル部分を有するシリコーン化合物;及び成分(C):水を含有する乳化化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、乳化化粧料に関する。
乳化化粧料は、油溶性の有効成分、例えばエモリエント油剤、紫外線吸収剤、油溶性の薬剤等を効率的に皮膚上に展開できることから、皮膚外用剤に用いられてきた剤型であり、その使いやすさからスキンケア化粧料だけでなく、メイクアップ化粧料においても多用されている。
近年は、マットな仕上がりからツヤのある仕上がりまで、消費者が望む仕上がり効果は多様化しており、それらの要望に応じた化粧料が求められている。皮膚、例えば***にツヤを付与することで、より健康的に見せる効果を付与することができる。
ツヤのある仕上がり効果は、板状粉体に酸化チタンを被覆することによって得られる、いわゆるパール粉体によるツヤと、油剤によるツヤに大別される。パール粉体によるツヤは、その粒子サイズによりツヤのコントロールが可能であるが、技巧的な印象を与えてしまうことがしばしばある。したがって、油剤によるツヤの付与は多様化する化粧膜の仕上がりにとっては重要な技術である。
このような油剤によりツヤを付与する技術として、特許文献1では、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンなどのメチルフェニルシリコーンなどの高屈折率を有する油剤を(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーの内部に保持させた固形乳化化粧料が開示されている。
特開2011−231102号公報
特許文献1では、ツヤの付与やその持続性には優れるものの、ツヤを付与するためにメチルフェニルシリコーンなどのシリコーン油を4質量%以上と多量に配合しているために、経時で汗や涙などに化粧膜が接触した際に、化粧膜がにじむといった現象がみられることがあった。一方で、にじみが低減されるようなシリコーン油の配合量では、化粧料を皮膚に塗布する際に滑らかに伸び広がらないという問題点があった。
そこで本発明は、適用箇所にツヤを付与し、さらにそのツヤの持続性に優れるとともに、滑らかに伸び広がり、にじみが低減するという項目の全てに優れる乳化化粧料を提供することを目的とする。
本発明は、成分(A):非イオン性界面活性剤、成分(B):下記式(I)の構造を有するシリコーン化合物、および成分(C)水を含有する、乳化化粧料である。
上記式(I)中、Rは、炭素数1〜45のアルキレン基、炭素数2〜45のアルケニレン基、炭素数6〜45のアリーレン基または炭素数2〜45のアルキニレン基であり、RおよびRは、それぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、Aは水素、有機基またはケイ素含有基であり、nは1〜100の整数である。
本発明によれば、適用箇所にツヤを付与し、さらにそのツヤの持続性に優れるとともに、滑らかに伸び広がり、にじみが低減する乳化化粧料の提供が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態のみには限定されない。本明細書において、範囲を示す「X〜Y」は、XおよびYを含み、「X以上Y以下」を意味する。また、特記しない限り、操作および物性等の測定は室温(20〜25℃)/相対湿度40〜50%RHの条件で行う。
本発明の第一実施形態は、成分(A):非イオン性界面活性剤、成分(B):下記式(I)の構造を有するシリコーン化合物、および成分(C)水を含有する、乳化化粧料である。
上記式(I)中、Rは、炭素数1〜45のアルキレン基、炭素数2〜45のアルケニレン基、炭素数6〜45のアリーレン基または炭素数2〜45のアルキニレン基であり、RおよびRは、それぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、Aは水素、有機基またはケイ素含有基であり、nは1〜100の整数である。
上述したように、化粧料の伸び広がりと、形成された化粧膜が経時で皮脂や涙でにじむといういわゆるにじみとは、トレードオフの関係にあり、両立させることが困難である。一方で、本実施形態の構成とすることで、ツヤの付与、そしてツヤの維持とともに、滑らかな伸び広がりとにじみの低減とを両立させることが可能となった。
本実施形態の化粧料が上記効果を奏する詳細なメカニズムは不明であるが、以下のように考えられる。なお、以下のメカニズムは本発明の技術的範囲を何ら制限するものではない。
上記式(I)で表される油剤は、ツヤおよびツヤの維持に優れるものであるため、化粧料に適用した場合に、皮膚や***にツヤを付与することができる。さらに、非イオン性界面活性剤と、式(I)で表される油剤とは相溶性がよいため、乳化化粧料における液滴(油相または水相)の分散性に優れ、界面安定性が向上する。このため、形成された化粧膜が経時で物理的摩擦を受けたり、皮脂や涙などに接触しても、化粧膜が維持されるため、ツヤが維持され、また、にじみが抑制されるものと考えられる。一方で、化粧料を塗布する際などに比較的強い力が付与されると、乳化滴が壊れて液滴が伸び広がるため、化粧料の伸び広がりがよくなるものと考えられる。
以下、本実施形態を構成する各成分について説明する。
本発明における乳化化粧料は、油中水型、水中油型、油中水中油型、水中油中水型等のいずれであってもよい。ツヤの付与およびにじみの低減という点では、好ましくは、油中水型、油中水中油型であり、より好ましくは油中水型である。
(成分(A))
非イオン性界面活性剤とは、イオン性を示さないが界面活性能を有する物質を指す。
非イオン性界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤が好ましく用いられる。シリコーン系界面活性剤は、成分(B)の分散性に非常に優れるために、成分(B)を比較的多く配合しても、ツヤを維持することができるとともに、にじみを低減することができる。シリコーン系界面活性剤は、特に油中水型乳化化粧料である場合に、好適に用いられる。
シリコーン系界面活性剤としては、親油基としてポリシロキサン鎖や炭化水素基を有し、親水基としてポリオキシエチレン等のポリオキシアルキレン基やポリグリセリン基を有するものが挙げられ、例えば、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、長鎖炭化水素基含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、長鎖炭化水素基含有ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、主鎖であるシリコーン鎖と、変性により導入されたポリオキシアルキレン鎖とを有するポリマーである。ポリオキシアルキレン鎖は、主鎖であるシリコーン鎖にグラフトにより導入されてもよいし、シリコーン鎖同士がポリオキシアルキレン鎖によって架橋されていてもよい。また、シリコーン鎖は、直鎖状のシリコーン鎖であってもよく、分岐鎖状のシリコーン鎖(シリコーン主鎖にシリコーン鎖がグラフトされているもの)であってもよい。
ポリオキシアルキレン鎖としては、ポリエチレングリコール(PEG)鎖、ポリプロピレングリコール(PPG)鎖等が挙げられる。
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、化粧品表示名称で、PEG−9メチルエーテルジメチコン、PEG−11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG−3ジメチコン、PEG−8ジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−10ジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等が挙げられる。
長鎖炭化水素基含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンに長鎖炭化水素基が導入されたものであり、導入箇所は、例えば、主鎖であるシリコーン鎖に分岐する形で導入される。長鎖炭化水素基としては、例えば、炭素数8〜22のアルキル基が挙げられる。
長鎖炭化水素基含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、化粧品表示名称で、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、PEG/PPG−10/3オレイルエーテルジメチコン、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG−10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられる。
ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサンは、主鎖であるシリコーン鎖と、変性により導入されたポリグリセリン鎖とを有するポリマーである。ポリグリセリン鎖は、例えば、主鎖であるシリコーン鎖にグラフトにより導入されてもよいし、シリコーン鎖同士がポリグリセリン鎖によって架橋されていてもよい。また、シリコーン鎖は、直鎖状のシリコーン鎖であってもよく、分岐鎖状のシリコーン鎖(シリコーン主鎖にシリコーン鎖がグラフトされているもの)であってもよいが、分岐鎖状のシリコーン鎖であることが好ましい。
ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、化粧品表示名称で、ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキエチルジメチコン、(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー等が挙げられる。
長鎖炭化水素基含有ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサンは、ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサンに長鎖炭化水素基が導入されたものであり、導入箇所は、例えば、主鎖であるシリコーン鎖に分岐する形で導入される。長鎖炭化水素基としては、例えば、炭素数8〜22のアルキル基が挙げられる。
長鎖炭化水素基含有ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、化粧品表示名称で、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキエチルジメチコン、(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、(ポリグリセリル−3/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられる。
シリコーン系界面活性剤は、市販品を用いてもよく、市販品としては、KF−6016、KF−6011P、KF−6012、KF−6013、KF−6015、KF−6019、KF−6017P、KF−6028、KF−6028P、KF−6038、KF−6026(いずれも信越化学工業社製)、ABIL EM−90、ABIL EM−97(いずれもエボニック・ゴールドシュミット社製)、5200 Formulation Aid、SH−3772M、SH3775M(いずれも東レ・ダウコーニング社製)SILWET(登録商標) L−7604(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)等の(長鎖炭化水素基含有)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン;KF−6100、KF−6104、KF−6105、KF−6106(いずれも信越化学工業社製)等の(長鎖炭化水素基含有)ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサンが挙げられる。また、シリコーン鎖同士をポリオキシアルキレン鎖などの親水性基で架橋させた架橋型変性シリコーンは、シリコーンオイルなどの油剤に膨潤しているゲルとして用いてもよく、かような市販品としては、KSG−210、KSG−240、KSG−310、KSG−320、KSG−330、KSG−340、KSG−320Z、KSG−350Z、KSG−710、KSG−810、KSG−820、KSG−830、KSG−840、KSG−820Z及びKSG−850Z(いずれも信越化学工業社製)などが挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、成分(B)との相溶性の観点から、シリコーン鎖が分岐した(シリコーン主鎖にシリコーン鎖がグラフトした)ポリエーテル変性シリコーンが好ましい。中でも、ポリエーテル変性シリコーンとしては、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンから選ばれる少なくとも1種であることがより好ましい。
また他の非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリンアルコール、ポリオキシエチレンコレステロールエステル、ソルビトールの脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミド等が好ましく用いられる。これらの活性剤は、特に水中油型乳化化粧料である場合に、好適に用いられる。中でも、本発明の効果が一層奏されることから、非イオン性界面活性剤は、グリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ならびにソルビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物からなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
グリセリン脂肪酸エステルとしては、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル(市販品としては、例えば、ニッコールMGS−ASEV(日光ケミカルズ社製))、モノオレイン酸グリセリルなどが挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、イソステアリン酸ジグリセリル(市販品としては、例えば、コスモール(登録商標)41V 日清オイリオグループ社製)、ジイソステアリン酸ジグリセリル(市販品としては、例えば、コスモール(登録商標)42V 日清オイリオグループ社製)、トリイソステアリン酸ジグリセリル(市販品としては、例えば、コスモール43V 日清オイリオグループ社製)、カプリン酸デカグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフト(登録商標)Q−10Y、Q−10S 太陽化学社製)、ラウリン酸デカグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフト(登録商標)Q−12Y、Q−12S、M−12J 太陽化学社製、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−L 日光ケミカルズ社製)、ミリスチン酸デカグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフト(登録商標)Q−14Y、Q−14S 太陽化学社製、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−M 日光ケミカルズ社製)、オレイン酸デカグリセリル、ステアリン酸デカグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフトQ−18Y、Q−18S 太陽化学社製、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−SV 日光ケミカルズ社製)、カプリン酸ヘキサグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフトQ−81F 太陽化学社製)、ラウリン酸ヘキサグリセリル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Hexaglyn 1−L 日光ケミカルズ社製)、ミリスチン酸ヘキサグリセリル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Hexaglyn 1−M 日光ケミカルズ社製)、オレイン酸ヘキサグリセリル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Hexaglyn 1−OV 日光ケミカルズ社製)、ステアリン酸ヘキサグリセリル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Hexaglyn 1−SV 日光ケミカルズ社製)、イソステアリン酸ヘキサグリセリル(市販品としては、例えば、マツネート(登録商標)MI−610 マツモトファインケミカル社製)、カプリン酸ペンタグリセリル、ラウリン酸ペンタグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフト(登録商標)A−10E 太陽化学社製)、ミリスチン酸ペンタグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフトA14E,A−141E 太陽化学社製)、オレイン酸ペンタグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフトA−17E,A−171E 太陽化学社製)、ステアリン酸ペンタグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフトA−18E,A−181E 太陽化学社製)、イソステアリン酸ペンタグリセリル(市販品としては、例えば、サンソフトA−19E 太陽化学社製)、モノラウリン酸ポリグリセリル(6)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Hexaglyn 1−L 日光ケミカルズ社製)、ミリスチン酸ポリグリセリル(6)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Hexaglyn 1−M 日光ケミカルズ社製)、モノラウリン酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−L 日光ケミカルズ社製)、モノミリスチン酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−M 日光ケミカルズ社製)、モノステアリン酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−SV 日光ケミカルズ社製)、モノステアリン酸ポリグリセリル(10)ポリグリセリン(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−50SV 日光ケミカルズ社製)、モノイソステアリン酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn ISV 日光ケミカルズ社製)、モノオレイン酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−OV 日光ケミカルズ社製)、モノリノール酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 1−LN 日光ケミカルズ社製)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル(10)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) Decaglyn 2−ISV 日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、オレイン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、コスモール(登録商標)182V 日清オイリオグループ社製)、イソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、レオドールAO−15 花王社製)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、コスモール182V 日清オイリオグループ社製)などが挙げられる。
ポリオキシエチレン(POE)ソルビタン脂肪酸エステルとして、ポリオキシエチレン(60)モノステアリン酸ソルビタン(以下、ポリオキシエチレンをPOEと略し、括弧内はポリオキシエチレンの重合度を示す)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) TS−10V 日光ケミカルズ社製)、POE(20)トリステアリン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) TS−30V 日光ケミカルズ社製)、POE(20)イソステアリン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) TI−10V 日光ケミカルズ社製)、POE(20)モノオレイン酸ソルビタン(ポリソルベート80、市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) TO−10V 日光ケミカルズ社製)、POE(6)モノオレイン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) TO−106V 日光ケミカルズ社製)、POE(20)トリオレイン酸ソルビタン(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) TO−30V 日光ケミカルズ社製)、POE(6)モノラウリン酸ソルビット(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) GL−1 日光ケミカルズ社製)、POE(60)テトラステアリン酸ソルビット(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) GS−460 日光ケミカルズ社製)、POE(30)テトラオレイン酸ソルビット(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) GS−430NV 日光ケミカルズ社製)、POE(40)テトラオレイン酸ソルビット(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) GS−430NV 日光ケミカルズ社製)、POE(60)テトラオレイン酸ソルビット(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) GS−460V 日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、POE(5)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、EMALEX(登録商標) HC−5 日本エマルジョン社製、NIKKOL(登録商標) HCO−5 日光ケミカルズ社製)、POE(7)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、EMALEX(登録商標) HC−7 日本エマルジョン社製)、POE(10)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、EMALEX(登録商標) HC−10 日本エマルジョン社製、NIKKOL(登録商標) HCO−10 日光ケミカルズ社製)、POE(20)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、EMALEX(登録商標) HC−20 日本エマルジョン社製、NIKKOL(登録商標) HCO−20 日光ケミカルズ社)、POE(30)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、EMALEX(登録商標) HC−30 日本エマルジョン社製、NIKKOL(登録商標) HCO−30 日光ケミカルズ社製)、POE(40)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、EMALEX(登録商標) HC−40 日本エマルジョン社製、NIKKOL(登録商標) HCO−40 日光ケミカルズ社)、POE(50)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) HCO−50 日光ケミカルズ社製)、POE(60)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) HCO−60 日光ケミカルズ社製)、POE(80)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) HCO−80 日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが挙げられ、POE(4)ラウリルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BL−4.2 日光ケミカルズ社)、POE(9)ラウリルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BL−9EX 日光ケミカルズ社)、POE(6)セチルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BC−5. 日光ケミカルズ社)、POE(7)セチルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BC−7 日光ケミカルズ社)、POE(10)セチルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BC−10 日光ケミカルズ社)、POE(15)セチルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BC−15 日光ケミカルズ社)、POE(7)オレイルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BO−7V 日光ケミカルズ社)、POE(10)オレイルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BO−10V 日光ケミカルズ社)、POE(10)ベヘニルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BB−10 日光ケミカルズ社)、POE(4)(炭素数12−15)アルキルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BD−4 日光ケミカルズ社)、POE(10)(炭素数12−15)アルキルエーテル(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) BD−10 日光ケミカルズ社)などが挙げられる。
ポリアルキレングリコール脂肪酸エステルとしては、ポリエチレングリコール(以下、PEGと省略、括弧内はポリエチレングリコールの重合度を示す)脂肪酸エステルが挙げられ、PEG(10)モノラウリン酸(NIKKOL(登録商標) MYL−10)、PEG(10)モノステアリン酸(NIKKOL(登録商標) MYS−10V)、PEG(40)モノラウリン酸(NIKKOL(登録商標) MYS−40V)(以上、日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコールなどが挙げられる。
ポリオキシエチレンフィトステロールエーテルとしては、POE(10)フィトステロール(NIKKOL(登録商標) BPS−10)、POE(20)フィトステロール(NIKKOL(登録商標) BPS−20)などが挙げられる。
ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテルとしては、POE(25)フィトスタノール(NIKKOL(登録商標) BPSH−25)が挙げられる。
ポリオキシエチレンラノリンとしては、POE(10)ラノリン(NIKKOL(登録商標) TW−10)、POE(20)ラノリン(NIKKOL(登録商標) TW−20)、POE(30)ラノリン(NIKKOL(登録商標) TW−30)などが挙げられる。
ラノリンアルコールとしては、POE(5)ラノリンアルコール(NIKKOL(登録商標) BWA−5)、POE(10)ラノリンアルコール(NIKKOL(登録商標) BWA−10)などが挙げられる。
ポリオキシエチレンコレステロールエーテルとしては、POE(10)コレステロールエーテル(EMALEX(登録商標) CS−10)、POE(15)コレステロールエーテル(EMALEX(登録商標) CS−15)、POE(20)コレステロールエーテル(EMALEX(登録商標) CS−20)、POE(24)コレステロールエーテル(EMALEX(登録商標) CS−24)、POE(30)コレステロールエーテル(EMALEX(登録商標) CS−30)などが挙げられる。
非イオン性界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。また、シリコーン系界面活性剤と、その他の非イオン性界面活性剤とを併用してもよい。
成分(A)の化粧料に対する含有量は、特に限定されるものではないが、滑らかな伸び広がりと、にじみの低減との両立の観点からは、化粧料中、0.1〜15質量%であることが好ましく、0.5〜10質量%であることがより好ましい。
(成分(B))
成分(B)は、下記式(I)の構造を有するシリコーン化合物である。
上記式(I)中、Rは、炭素数1〜45のアルキレン基、炭素数2〜45のアルケニレン基、炭素数6〜45のアリーレン基または炭素数2〜45のアルキニレン基であり、RおよびRは、それぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、Aは水素、有機基またはケイ素含有基であり、nは1〜100の整数である。
ここで、nが2以上である場合、上記式においては、置換基Aの単一の原子が複数のRに結合している場合だけではなく、置換基Aを構成する異なる原子と、複数のRとがそれぞれ結合している形態も式(I)は包含する。
は、炭素数1〜45のアルキレン基、炭素数2〜45のアルケニレン基、炭素数6〜45のアリーレン基または炭素数2〜45のアルキニレン基である。好ましくは、炭素数1〜20のアルキレン基、炭素数2〜20のアルケニレン基、炭素数6〜20のアリーレン基または炭素数2〜20のアルキニレン基である。より好ましくは、炭素数1〜12のアルキレン基、炭素数2〜12のアルケニレン基、炭素数6〜12のアリーレン基または炭素数2〜12のアルキニレン基である。特に好ましくは、Rは、炭素数1〜12のアルキレン基、または炭素数2〜12のアルケニレン基であることが好ましく、炭素数1〜6のアルキレン基、または炭素数2〜6のアルケニレン基であることがより好ましく、炭素数1〜3のアルキレン基、または炭素数2〜3のアルケニレン基であることがさらに好ましい。
アルキレン基(アルカンジイル基)としては、直鎖または分岐鎖のいずれであってもよく、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、2−メチルトリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、2,2−ジメチルトリメチレン基、ヘキサメチレン基などが挙げられる。
アルケニレン基(アルケンジイル基)としては、直鎖または分岐鎖のいずれであってもよく、例えば、ビニレン基、1−プロペニレン基、アリレン基、イソプロペニレン基、1−ブテニレン基、2−ブテニレン基、1−ペンテニレン基、2−ペンテニレン基などが挙げられる。
アリーレン基としては、例えば、フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基などが挙げられる。
アルキニレン基(アルキンジイル基)としては、直鎖または分岐鎖のいずれであってもよく、プロピニレン基、ブチニレン基、ペンチニレン基、ヘキシニレン基などが挙げられる。
およびRは、それぞれ独立して、炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜6、より好ましくは炭素数1〜4の炭化水素基である。炭素数1〜8の炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル基、ネオ−ペンチル基、t−ペンチル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基等の直鎖、分岐又は環状のアルキル基;ビニル基、2−プロペニル基等の不飽和脂肪族炭化水素基;フェニル基等の芳香族炭化水素基が挙げられる。中でも、RおよびRは、炭素数1〜8の直鎖、分岐又は環状のアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜8の直鎖、または分岐のアルキル基であることがより好ましく、炭素数1〜3の直鎖、または分岐のアルキル基であることがさらに好ましく、メチル基であることが特に好ましい。
Aにおける有機基としては、1000個までの炭素原子、より具体的には500個までの炭素原子、さらにより具体的には100個までの炭素原子、さらにより具体的には30個までの炭素原子を含む直鎖状または分枝状の不飽和または飽和炭化水素基である有機基が挙げられる。有機基は、ヘテロ原子、カルボニル基、エステル基、アミド基、および水酸基などで置換されていてもよい。
有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基などといった炭素数1〜20のアルキル基;フェニル基、メチルフェニル基などの炭素数6〜20のアリール基(アルキルアリール基を含む);さらに、アクリロキシアルキル基、メタクリロキシアルキル基、ビニル基、イソプロペニル基、1−アルケニル基、またはイソアルケニル基などのラジカル重合性基を含有してなる炭素数2〜20の有機基などが含まれる。
nは、1〜100の整数であり、1〜50の整数であることが好ましく、1〜8の整数であることがより好ましく、1〜6の整数であることがさらに好ましく、1〜3の整数であることが特に好ましい。
好ましくは、Aにおける有機基は、炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基であり、さらに好ましくはメチル基またはエチル基である。
ケイ素含有基としては、環状シロキサン由来の基が挙げられ、環状シロキサン由来の基としては、具体的には、下記式(A)
で表される基であることが好ましい。ここで、R、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、xは0〜8の整数であり、yは1〜8の整数である。ここで、ケイ素含有基が上記式で表される場合、ケイ素含有基と下記式で表される置換基
とが*の位置で結合する。このため、式(I)におけるn=yとなる。
およびRはそれぞれ独立して、炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜6、より好ましくは炭素数1〜4の炭化水素基である。炭素数1〜8の炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル基、ネオ−ペンチル基、t−ペンチル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基等の直鎖、分岐又は環状のアルキル基;ビニル基、2−プロペニル基等の不飽和脂肪族炭化水素基;フェニル基等の芳香族炭化水素基が挙げられる。中でも、RおよびRは、炭素数1〜8の直鎖、分岐又は環状のアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜8の直鎖、または分岐のアルキル基であることがより好ましく、炭素数1〜3の直鎖、または分岐のアルキル基であることがさらに好ましく、メチル基であることが特に好ましい。
または、Aとしては、下記式で表されるシロキサン由来の基であってもよい。
この際、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R17、R18、R19、R20、R22、R23、およびR24は、それぞれ独立して、ヘテロ原子、炭素数6〜10の芳香族基、および水酸基で置換されてもよいOR26および炭素数1〜20、好ましくは1〜12、より好ましくは1〜6の一価の炭化水素基であり、
16、R21、およびR25はそれぞれ独立して、炭素数1〜8、より好ましくは1〜4の2価の炭化水素基であり、
26は、炭素数1〜20、より好ましくは1〜12、さらに好ましくは1〜6の1価の炭化水素基であり、
は、炭素数1〜8、より好ましくは1〜6、さらに好ましくは1〜4の1価の炭化水素基であり、Rの一はRに結合し、
b,c,d,e,f,g,h,i,jおよびkは、0または整数であり、b+c+d+e+f+g+h+i+j<l000、より好ましくは、b+c+d+e+f+g+h+i+j<750,さらに好ましくは、b+c+d+e+f+g+h+i+j<500、さらにより好ましくは、b+c+d+e+f+g+h+i+j<100,b+c+d+e+f+g+h+i+jの下限は、順に好ましく、1,2,3,5,10,12,20,50または60であり、c+e+g≧1,好ましくは、c+e+g≧2,より好ましくは、c+e+g≧3であり、c+e+gの上限は、順に好ましく、4,5,8,10,12,20,50,60または100,であり、c+e+g=nである。
Aは、ツヤの付与およびツヤの持続の観点から、水素、または環状シロキサンであることが好ましい。
本実施形態のさらなる好適な形態は、ツヤの付与およびツヤの持続性が一層奏されることから、成分(B)は下記式(II)で表されることが好ましい。
上記式(II)中、RおよびRは式(I)における定義と同じである。式(II)中、R、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、より好ましくは、炭素数1〜6の炭化水素基であり、さらに好ましくは1〜4の炭化水素基である。ここで、炭素数1〜8の炭化水素基の例示としては、式(A)において挙げたものと同一である。式(II)中、mは2〜6の整数であり、好ましくは2または3であり、より好ましくは2である。式(II)中、xは0〜8の整数であり、好ましくは1〜6の整数であり、より好ましくは1〜3の整数である。式(II)中、yは1〜8の整数であり、好ましくは1〜6の整数であり、より好ましくは1〜3の整数である。
中でも、式(II)で表される化合物が下記式(III)で表される化合物であることが好ましい。
上記式(III)において、R、R、R、R、およびRは、式(II)における定義と同じであり、x=1、y=3である。
本実施形態の他の好適な形態は、ツヤの付与およびツヤの持続性が一層奏されることから、n=1であり、Rが炭素数2〜4のアルキレン基(アルカンジイル基)であり、Aが水素である。さらには、成分(B)が下記式(IV)で表される化合物であることが好ましい。
式(IV)中、RおよびRは、式(I)における定義と同じである。
本実施形態の他の好適な形態は、成分(B)が上記式(II)で表される化合物または上記式(IV)で表される化合物である。
式(I)で表される化合物は化粧料において1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。化粧料の滑らかな伸び広がりが顕著に得られることから、特に、式(II)で表される化合物(特に、式(III)で表される化合物)および式(IV)で表される化合物を併用することが好ましい。すなわち、本実施形態の他の好適な形態は、成分(B)が式(II)で表される化合物および上記式(IV)で表される化合物である。この場合、式(II)で表される化合物(特に、式(III)で表される化合物)と、式(IV)で表される化合物との含有比は特に限定されるものではないが、式(II)で表される化合物:式(IV)で表される化合物=1:0.01〜100(質量比)であることが好ましく、1:0.05〜20(質量比)であることがより好ましく、1:0.1〜10(質量比)であることがさらに好ましい。
式(I)で表される成分(B)の屈折率(n25D)は、1.5を超えることが好ましく、1.52を超えることがより好ましく、1.53を超えることが好ましい。かような高屈折率である成分(B)を用いることで、化粧料が皮膚や***に十分なツヤを付与することができる。成分(B)の屈折率(n25D)の上限は特に限定されるものではないが、通常2.0以下である。成分(B)の屈折率の測定には、最小偏角法、臨界角法(アッベ式、プルフリッヒ式)、Vブロック法などいずれの方法を用いてもよい。
式(I)で表される成分(B)の表面張力は、26mN/m以上であることが好ましく、27mN/m以上であることが好ましい。かような表面張力を有する成分(B)を用いることで、化粧料のにじみを一層抑制することができる。成分(B)の表面張力の上限は特に限定されるものではないが、通常50mN/m以下である。
成分(B)の製造方法としては、特に限定されず、米国特許第9422315号明細書に記載の方法により製造することができる。
成分(B)は市販品を用いてもよく、市販品としては、XF40−C5996(INCI名:トリフェニルジメチルビニルジシロキサン、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)、XF42−C5998(INCI名:ポリシリコーン−32、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)などが挙げられる。
本実施形態における成分(B)の含有量は、特に限定されないが、化粧料中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。成分(B)の含有量が上記範囲であることで、ツヤとその持続が一層向上するとともににじみが一層低減されるため、好ましい。また、成分(B)の含有量は、化粧料中、30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。成分(B)の含有量が上記範囲であることで、滑らかな伸び広がりが一層向上するため、好ましい。成分(B)の含有量は、化粧料中、0.1〜30質量%であることが好ましく、0.5〜20質量%であることがより好ましい。乳化化粧料が油中水型である場合、成分(B)の含有量は、化粧料中、0.1〜30質量%であることが好ましく、0.5〜20質量%であることがより好ましい。また、乳化化粧料が水中油型である場合、成分(B)の含有量は、化粧料中、0.1〜20質量%であることが好ましく、0.5〜10質量%であることがより好ましい。
また、成分(A)および成分(B)の含有質量比は、化粧料の剤型などにより適宜設定されるが、本実施形態の効果がより奏されることから、成分(A):成分(B)=50:1〜1:50(含有質量比)であることが好ましく、成分(A):成分(B)=20:1〜1:20(含有質量比)であることがより好ましく、成分(A):成分(B)=10:1〜1:10であることがさらに好ましい。
(成分(C))
成分(C)の水は、乳化化粧料中の溶媒として使用され、乳化化粧料を構成する前記成分およびその他成分の残部となる。水は不純物を含まないことが好ましく、そのような観点から、RO水や脱イオン水、蒸留水、精製水などを用いるのが好ましい。
成分(C)の含有量は、剤型により異なり、適宜調整される。水中油型の場合、20質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましく、80質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましい。油中水型の場合、3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましい。
(成分(D))
本実施形態においては、さらに、成分(D)疎水化表面処理粉体を含有することが好ましい。
乳化化粧料においては、着色、感触調整、塗布膜のメイク効果(隠ぺい性、ツヤの付与など)などの理由で、粉体を含有させることが多く、特にメイクアップ化粧料においては、無機粉体、光輝性粉体、有機粉体、着色顔料などを含むことが多い。本実施形態の乳化化粧料において、疎水化表面処理粉体を用いることで、油性成分に対する濡れや分散性が向上するため化粧料の伸び広がりが向上したり、塗布膜の耐水性が向上して化粧もちが向上する。
疎水化表面処理粉体における粉体としては、板状、紡錘状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級などの粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、有色顔料類、複合粉体類、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末などが挙げられる。
無機粉体類としては、カーボンブラック、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄、雲母(マイカ)、合成雲母、セリサイト、合成セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化ホウ素、シリカなどが挙げられる。
光輝性粉体類としては、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄処理雲母、酸化鉄処理雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、二酸化珪素・酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダーなどが挙げられる。
有機粉体類としては、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸粉体、N−アシルリジン、ナイロン、ポリメチルシルセスキオキサン、架橋型オルガノポリシロキサン重合体、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチルなどのポリメタクリル酸エステル、ポリメタクリル酸メチルとポリイソプレンの複合体、ポリアクリル酸エステル、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられる。架橋型オルガノポリシロキサン重合体としては、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーなどの部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマーなどの部分架橋型メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコンコポリオールクロスポリマーなどの部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン、部分架橋型アルキル変性シリコーン、(ラウリルジメチコン・PEG)クロスポリマーなどの部分架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、例えば、INCI名称で、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー等が挙げられる。架橋型オルガノポリシロキサン重合体は、架橋型オルガノポリシロキサン重合体と溶媒とからなるシリコーンゲルの状態で配合してもよい。このようなシリコーンゲルは市販品を使用することができ、例えば、KSG−18A、KSG−16、KSG−15AP(以上、信越シリコーン社製)、エラストマーブレンドDC9045(東レ・ダウコーニング社製)などを挙げることができる。なお、これらのシリコーンゲルに溶媒として含まれる揮発性流動油分は液体油に分類される。
有色顔料類としては、赤色酸化鉄(ベンガラ)、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄色酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒色酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をアルミニウムなどでレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、およびこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体などが挙げられる。タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号などが挙げられる。
複合粉体類としては、酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、二酸化珪素・酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素、硫酸バリウム被覆雲母チタンなどが挙げられる。
疎水化表面処理としては、シリコーン処理、シリル化処理アルキルチタネート処理、金属石鹸処理、油剤処理、フッ素化合物処理、リン脂質処理などが挙げられる。
シリコーン処理におけるシリコーンとしては、例えば、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン類、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等の変性シリコーン類、トリメチルシロキシケイ酸やアクリレートシリコーン等のシリコーン樹脂類、シリコーンゴム類、部分又は全架橋オルガノポリシロキサン類などが挙げられる。
シリル化処理とは、シリル化剤を用いるものであり、例えば、トリアルコキシアルキルシラン処理が挙げられる。トリアルコキシアルキルシラン処理におけるトリアルコキシアルキルシランは、ケイ素原子に三つのアルコキシ基と一つのアルキル基が結合した化合物であり、該アルコキシ基が粉体表面の水酸基等と反応することにより、粉体表面を化学的に被覆する化合物である。該トリアルコキシアルキルシランにおける、アルコキシ基は、炭素数1〜3であるメトキシ、エトキシ、プロポキシ等が好ましい。また、該トリアルコキシアルキルシランにおける、アルキル基は、炭素数6〜18のアルキル基であるヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基等が好ましい。このようなトリアルコキシアルキルシランは、例えば、トリメトキシヘキシルシラン、トリメトキシオクチルシラン、トリメトキシデシルシラン、トリメトキシオクタデシルシラン、トリエトキシヘキシルシラン、トリエトキシオクチルシラン(トリエトキシカプリリルシラン)、トリエトキシデシルシラン、トリエトキシオクタデシルシランなどが挙げられる。その他、シリル化処理におけるシリル化剤としては、トリエチルクロロシラン、トリメチルクロロシラン、ジエチルジクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、アセトキシトリメチルシラン、アセトキシシラン、ジアセトキシジメチルシランなどが挙げられる。
アルキルチタネート処理におけるアルキルチタネートとしては、例えば、長鎖カルボン酸型、ピロリン酸型、亜リン酸型、アミノ酸型等のアルキルチタネートが挙げられる。具体的には、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートとして、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられ、ピロリン酸型アルキルチタネートとして、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等が挙げられ、亜リン酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等が挙げられ、アミノ酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(N−アミドエチル・アミノエチル)チタネートなどが挙げられる。
金属石鹸処理における金属石鹸としては、例えば、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸が挙げられる。
油剤処理における油剤としては、例えば、ポリイソブチレン、ワックス、高級脂肪酸、高級アルコールなどが挙げられる。
フッ素化合物処理におけるフッ素化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルリン酸およびこの塩、パーフルオロポリエーテル、フルオロアルコキシシラン、パーフルオロアルキルアルコキシシラン(例えば、パーフルオロオクチルトリエトキシシラン)、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸およびこの塩、パーフルオロアルキルシランなどが挙げられる。
リン脂質処理におけるリン脂質としては、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質などが挙げられ、これらの類似物あるいはこれらのものを含有する組成物、すなわち大豆レシチン、卵黄レシチン、あるいはそれらの水素添加物なども挙げられる。
これらの疎水化表面処理の中でも、化粧料の伸び広がりの効果が一層奏されることから、シリコーン処理、シリル化処理、アルキルチタネート処理、フッ素化合物処理またはリン脂質処理であることが好ましい。
成分(D)は1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
本実施形態における成分(D)の含有量は、特に限定されないが、1〜45質量%が好ましく、1〜35質量%であることがより好ましい。この範囲であると、伸び広がりの滑らかさにより優れる点で好ましい。
疎水化表面処理の方法は特に制限はなく、通常公知の方法で製造できる。例えば、溶媒に疎水化処理剤と処理を施される粉体粒子を添加し、ボールミル等で撹拌処理した後、必要に応じて乾燥し、水洗、濾過を繰返し、夾雑物を除去した後、乾燥、粉砕することにより、目的の疎水化表面処理粉体を得ることができる。また、表面処理剤である数種類の化合物を同時に表面処理することもでき、何れか一つの化合物で予め表面処理をしてから、更に他の化合物を表面処理することもできる。
それらの処理量は、表面処理剤の種類やその組み合わせおよび処理を施される粉体の種類によっても異なり、特に制限されないが、処理量は粉体に対して0.5〜30質量%が好ましい。
本実施形態の乳化化粧料は、上記成分の他、通常化粧料に使用される疎水化表面処理粉体における粉体以外の粉体、固体油、半固形油、液体油等の油剤、非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤、ゲル化剤、高分子、着色剤、粉体、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、酸化防止剤、香料、美容成分、電解質、中和剤、繊維等を本発明の効果を妨げない範囲で適宜含有することができる。
疎水化表面処理粉体における粉体以外の粉体としては、上記疎水化表面処理粉体における粉体で挙げたものが挙げられる。
油剤としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、α−オレフィンオリゴマー、ポリブテン、流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、ポリイソブチレン、水添ポリイソブテン等の炭化水素類、アブラナ種子油、アボカド油、アルモンド油、アンズ核油、エゴマ油、オレンジ油、オリーブ油、キウイ種子油、ゴマ油、小麦胚芽油、米胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、セージ油、大豆油、チャ種子油、トウモロコシ油、ナタネ油、月見草油、ツバキ油、パーシック油、ハトムギ油、ピーナッツ油、ひまわり油、ブドウ種子油、メドウフォーム油、ローズマリー油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ラベンダー油、ローズヒップ油、ミンク油等の動植物油;トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル(デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10)、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリトリット、炭酸ジアルキル、トリメリト酸トリトリデシル、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物等のエステル類;オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類;オレイルアルコール、2−オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノール、イソステアリルアルコール、2−ヘキシルデカノール等の高級アルコール類;ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルトリメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラトリフロロプロピルシクロテトラシロキサン、ペンタメチルペンタトリフロロプロピルシクロペンタシロキサン、ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン等のシリコーン油類;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類;酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類;パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル等の液状の紫外線吸収剤等の液状油;カカオ脂、シアバター、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、ワセリン、モノステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ(オクチルドデシル/コレステリル/ベヘニル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)等のペースト状の油剤;パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、パルミチン酸セチル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリベヘン酸グリセリル、コレステロール、フィトステロール、ステアリル変性ポリシロキサン、硬化油、ワセリン、パーム油等の固形状の油剤が挙げられる。
非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸,12−ヒドロキシステアリン酸、ポリ12−ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸石鹸類、アシルグルタミン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸等のポリオキシアルキレン付加アルキルリン酸塩等の陰イオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、水添レシチンなどの両性界面活性剤等が挙げられる。
ゲル化剤としては、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、パルミチン酸/ヘキシルデカン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリンなどのデキストリン脂肪酸エステル;ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステルなどのショ糖脂肪酸エステル;フラクトオリゴ糖ステアリン酸エステルなどのフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル;イヌリンステアリン酸エステルなどのイヌリン脂肪酸エステル;ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト、ベンジルジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、ジステアルジモニウムヘクトライト、ジオクタデシルジメチルアンモニウム塩変性モンモリロナイト、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウム塩変性モンモリロナイト、ジヘキサデシルジメチルアンモニウム塩変性モンモリロナイトなどの有機変性ベントナイト;グリセリン、エイコサン二酸、ベヘン酸から合成されるグリセリン系オリゴエステル系ゲル化剤((ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリルという。)、ラウリン酸2−エチルオクタデカン二酸グリセリル、ミリスチン酸テトラデカン二酸グリセリル、パルミチン酸エイコサン二酸グリセリル、ステアリン酸ヘキサデカン二酸グリセリル、イソステアリン酸エイコサン二酸グリセリル、ベヘン酸オクタデカン二酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸ドデカン二酸グリセリル、オレイン酸2−エチルオクタデカン二酸グリセリルなどのグリセリンオリゴエステル;煙霧状無水ケイ酸;イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムなどの金属石鹸;セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコールなどの高級アルコールなどが挙げられる。
高分子としては、カラギーナン、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)共重合体、(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマーなどの水溶性高分子:テルペン系樹脂、シリコーン樹脂(例えば、アクリルポリマーおよびジメチルポリシロキサンのグラフト共重合体(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー(INCI名))、(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(アクリレーツコポリマー(INCI名))、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン)、炭化水素樹脂、酢酸ビニル系樹脂(例えば、ポリ酢酸ビニル)、ロジン系樹脂(例えば、ロジン酸ペンタエリスリチル、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、水添アビエチン酸グリセリル)、アクリル系樹脂(例えば、ポリアクリル酸エチル、ポリメタクリル酸ブチル、アクリル酸/アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル/酢酸ビニル共重合体)などが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ケイ皮酸誘導体、アミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、フェニルベンゾトリアゾール誘導体、シリコーン誘導体などが挙げられる。具体的には、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコン−15、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸ヘキシルエステル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、オキシベンゾン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ホモサレート、サリチル酸エチルへキシルなどが挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸誘導体(例えば、メチルパラベン)、フェノキシエタノール、アルカンジオール(例えば、1,2−ヘキサンジオール)、デヒドロ酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。
アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、マルチトール、グルコシルトレハロース等の多価アルコールが挙げられる。
美容成分としては、ビタミンEおよびその酢酸エステルなどのビタミンE誘導体;ステアリン酸アスコルビル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、パルミチン酸アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、酢酸アスコルビル等の油溶性アスコルビン酸誘導体;ローズマリーエキス、アロエエキス、カミツレエキス、緑茶抽出液、コラーゲン、ヒアルロン酸(塩)、セラミドなどが挙げられる。
電解質としては、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどが挙げられる。
中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、L−アルギニン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールなどが挙げられる。
繊維としては、レーヨン、ナイロンなどが挙げられる。
本発明の乳化化粧料は、下地、ファンデーション、日焼け止め化粧料、アイカラー、アイブロウ、マスカラ、チーク、口紅、リップバームなどに適用可能であり、好ましくは、本願効果の発揮が一層期待される、下地、ファンデーション、BBクリーム、アイカラー、マスカラなどのメイクアップ化粧料である。また、その使用法は、手や指で使用する方法、パフやスポンジ等に含浸させて使用する方法等が挙げられる。また、その性状は、ゲル状、液状、クリーム状など様々な性状の化粧料として実施することができる。
本発明の効果を、以下の実施例および比較例を用いて説明する。実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いる場合があるが、特に断りがない限り、「質量部」あるいは「質量%」を表す。また、特記しない限り、各操作は、室温(25℃)で行われる。
[製造例1:成分(B)のシリコーン化合物の製造]
米国特許第9422315号明細書の実施例1に記載の方法により、下記化合物を製造した。具体的には以下のとおりである。
<1>75℃、1200gトルエンにトリフェニルシラノール800g(2.89mol)を溶解した攪拌溶液に、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシラザン269g(1.45mol)及びビニルジメチルクロロシラン88g(0.73mol)の混合物を30分以上かけて添加した。
<2>添加完了後、反応が終了するまで、得られた混合物を75℃でさらに3時間攪拌した後、室温まで冷却した。
<3>その後、トルエン溶液中のシロキサンを1500mlの水で2回洗浄した。
<4>最後の洗浄で得られた水相は、非常に中性に近いpHであった。
<5>トルエン溶液を130℃に加熱し、減圧下でトルエンを除去し、無色透明な生成物984g(理論値の94%)を得た。
<6>生成物はN25/D=1.564及び40cStの粘度を有していた。
<7>1H−NMR及び29Si−NMR分析により、この生成物が下記に示す1,1,1−トリフェニル−3,3−ジメチル−3−ビニルジシロキサンであると同定した。
得られたシリコーン化合物の屈折率は、n25D=1.564、動粘度40cSt、表面張力30.14mN/mであった。動粘度はキャノン・フェンスケ粘度計で25℃で測定した値である。
[製造例2:成分(B)のシリコーン化合物の製造]
米国特許第9422315号明細書の実施例7に記載の方法により、下記化合物を製造した。具体的には以下のとおりである。
<1>133.9g(0.37mol)の製造例1の化合物、トルエン150g及び、製造例1の化合物総量に対し5ppmの白金触媒の攪拌混合物に、60℃の2,2,4,6,8−ペンタメチルシクロテトラシロキサン30g(0.12mol)を10分以上かけて添加した。ここで白金触媒は、米国特許第3775452号で開示されたものであり、Platinate(2−),hexachloro−,dihydrogen,(OC−6−11)−,と2,4,6,8,−tetraethenyl−2,4,6,8−tetramethylcyclotetrasiloxaneとの反応生成物である。
<2>添加中、約80℃に加熱した。
<3>添加完了後、ヒドロシリル化反応が終了するまで、得られた混合物を80℃でさらに1時間攪拌した。
<4>トルエン溶液を120℃に加熱し、減圧下でトルエンを除去し、無色透明な生成物156g(理論値の95%)を得た。
<5>生成物はN25/D=1.555と12,900cPの粘度を有していた。
<6>1H−NMR分析により、この生成物を下記に示す化合物として同定した。
得られたシリコーン化合物の屈折率は、n25D=1.555、粘度12900cP、表面張力29.6mN/mであった。粘度はビスメトロン粘度計で25℃で測定した値である。
実施例1〜6:油中水乳化型ファンデーション
下記表1に示す処方の油中水乳化型ファンデーションを調製した。
(製造方法)
A.成分(2)〜(11)を80℃に加温し、均一に分散する。
B.Aに成分(1)、(12)〜(14)を加えて均一に混合する。
C.成分(15)〜(18)を均一に混合する。
D.BにCを徐々に添加し、分散乳化する。
E.Dを脱泡し、容器に充填する。
(評価方法)
得られた油中水乳化型ファンデーションについて、下記イ〜ニの評価項目について、各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.にじみのなさ
ロ.ツヤ
ハ.ツヤの持続
ニ.滑らかな伸び広がり
専門パネル20名に試料を使用してもらい、評価項目ロについては塗布直後のツヤを評価し、評価項ニについては使用時のなめらかさを評価し、評価項目イとハについては3時間経過した後の塗布膜のツヤとにじみのなさを評価した。パネル各人が下記絶対評価にて5段階に評価し、各試料ごとに平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
4 :非常に良い
3 :良い
2 :普通
1 :悪い
0 :非常に悪い。
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :3.5点を超える :非常に良好
○ :2.5点を超え3.5点以下 :良好
△ :1点を超え2.5点以下 :やや不良
× :1点以下 :不良
表1から明らかなように、実施例の油中水乳化型ファンデーションは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。一方、成分(B)を含有せず、水に置き換えた比較例1はにじみのなさ、ツヤやツヤの持続に関して満足のいくものが得られなかった。また、成分(B)を別のシリコーン化合物に置き換えた比較例2は、にじみのなさについて満足のいくものが得られなかった。
実施例7:油中水乳化型下地(クリーム状)
(成分) (%)
(1)ジメチルポリシロキサン3%処理酸化チタン 1.5
(2)ジメチルポリシロキサン2%処理黄酸化鉄 0.1
(3)ジメチルポリシロキサン2%処理群青 0.1
(4)ジメチルポリシロキサン3%酸化亜鉛 10.0
(5)ジメチルポリシロキサン3%処理タルク 1.0
(6)ジメチルポリシロキサン2%処理雲母チタン 2.0
(7)PEG−9ジメチコン *4 2.0
(8)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
(9)パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 8.0
(10)2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸へキシルエステル 1.0
(11)製造例1のシリコーン化合物 0.5
(12)(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー30%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液 *5 1.0
(13)(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーおよびジメチルポリシロキサンの混合物 *6 4.0
(14)セスキイソステアリン酸ソルビタン *7 0.3
(15)イソノナン酸イソトリデシル 2.0
(16)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 3.0
(17)ジメチルポリシロキサン(25℃、動粘度6CS) 3.0
(18)ラベンダー油 0.1
(19)球状シリカ(中空、平均粒子径18μm) *8 0.3
(20)窒化ホウ素(平均粒子径10μm) 3.0
(21)メタクリル酸メチルクロスポリマー・ポリイソプレン複合粉体 *9 1.0
(22)精製水 残量
(24)プロピレングリコール 5.0
(25)グリセリン 5.0
(26)エタノール 5.0
(27)水溶性コラーゲン 0.5
*4:KF−6019 (信越化学工業社製)
*5:シリコン KP−545(固形分30%、信越化学工業社製)
*6:シリコン KSG−210(固形分25%、信越化学工業社製)
*7:コスモール182V(日清オイリオグループ社製)
*8:SILICA MICRO BEAD BA−1(日揮触媒化成社製)
*9:ガンツパ−ルGMI−0804(ガンツ化成社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(8)を均一に分散する。
B.成分(9)〜(10)を加温して均一に溶解した後、Aに加えて均一に混合する。
C.Bに成分(11)〜(21)を加え均一に混合する。
D.成分(22)〜(27)を均一に混合する。
E.CにDを徐々に添加し、分散乳化する。
F.Eを脱泡し、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型下地(クリーム状)は、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例8:油中水乳化型日焼け止め化粧料(液状)
(成分) (%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
(2)PEG−3ジメチコン *10 4.0
(3)トリイソステアリン酸イソプロピルチタネート5%処理酸化亜鉛 *3 15.0
(4)パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 3.0
(5)4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン 1.0
(6)ジオクタン酸ネオペンチルグリコール*11 3.0
(7)水添ポリイソブテン *12 5.0
(8)トリメチルシロキシケイ酸およびシクロペンタシロキサンの混合物 *13
8.0
(9)ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 1.0
(10)2−エチルヘキサン酸セチル 1.0
(11)ジカプリン酸プロピレングリコール 1.0
(12)2−デシルテトラデカノール 8.0
(13)製造例2のシリコーン化合物 16.0
(14)(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーおよびジフェニルシロキシフェニルトリメチコンの混合物 *14 3.0
(15)球状シリカ(平均粒子径3〜5μm)*15 5.0
(16)メタクリル酸メチルクロスポリマー(平均粒子径15μm) 1.0
(17)精製水 残量
(18)塩化ナトリウム 0.2
(19)トリプロピレングリコール 1.0
(20)1,3−ブチレングリコール 0.5
(21)グルコシルトレハロース *16 2.0
(22)ポリビニルピロリドン *17 0.5
(23)エタノール 5.0
(24)メチルパラベン 0.1
*10:シリコン KF−6015(信越化学工業社製)
*11:コスモール525(日清オイリオグループ社製)
*12:IPソルベント 2028 MU(出光石油化学社製)
*13:シリコン KF−7312J(固形分50%、溶媒:シクロペンタシロキサン、信越化学工業社製)
*14:KSG−18A(固形分15%、溶媒:ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、信越化学工業社製)
*15:サンスフェア NP−30(AGCエスアイテック社製)
*16:TORNARE(登録商標)(林原生物化学研究所社製)
*17:LUVISKOL K90 POWDER(バディッシュ社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(3)を均一に分散する。
B.成分(4)〜(8)を加温して均一に溶解した後、Aに加えて均一に混合する。
C.Bに成分(9)〜(16)を加え均一に混合する。
D.成分(17)〜(24)を均一に混合する。
E.CにDを徐々に添加し、分散乳化する。
F:Eを脱泡し、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型日焼け止め化粧料(液状)は、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例9:油中水乳化型頬紅(ゲル状)
(成分) (%)
(1)トリエトキシカプリリルシラン3%処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm)
3.0
(2)トリエトキシカプリリルシラン3%処理赤色226号 0.5
(3)トリエトキシカプリリルシラン3%処理黄色4号 0.2
(4)トリエトキシカプリリルシラン3%処理黒酸化鉄 0.1
(5)メチルトリメチコン 5.0
(6)イソドデカン 10.0
(7)トリメチルシロキシケイ酸 *18 7.5
(8)製造例2のシリコーン化合物 0.5
(9)製造例1のシリコーン化合物 8.0
(10)ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン *1 1.5
(11)PEG/PPG−10/3オレイルエーテルジメチコン *19 1.0
(12)(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマーおよびジメチルポリシロキサンの混合物 *20 3.0
(13)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
(14)リンゴ酸ジイソステアリル 0.5
(15)パルミチン酸デキストリン *21 5.0
(16)スクワラン 1.0
(17)雲母チタン(平均粒子径50μm) 10.0
(18)酸化チタン被覆ガラス末 *22 3.0
(19)有機変性ベントナイト *23 3.0
(20)マイカ 2.0
(21)球状シリカ(中空、平均粒子径18μm) *8 5.0
(22)精製水 残量
(24)エタノール 3.0
(25)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(26)香料 0.2
*18:SR−1000(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
*19:シリコンKF−6026((信越化学工業社製))
*20:KSG−710(固形分24%、信越化学工業社製)
*21:レオパール TL−2(千葉製粉社製)
*22:メタシャイン1080RC−R(日本板硝子社製)、パーフルオロオクチルトリエトキシシラン3%処理
*23:BENTONE 27V(ELEMENTIS社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(5)を均一に分散する。
B.成分(6)〜(8)を加温して均一に溶解した後、Aに加えて均一に混合する。
C.Bに成分(9)〜(21)を加え均一に混合する。
D.成分(22)〜(26)を均一に混合する。
E.CにDを徐々に添加し、分散乳化する。
F:Eを脱泡し、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型頬紅(ゲル状)は、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例10:水中油乳化型コンシーラー
(成分) (%)
(1)水添ロジン酸ペンタエリスリチル 2.0
(2)スクワラン 4.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セトステアリルアルコール 2.0
(5)モノステアリン酸グリセリル *24 2.0
(6)流動パラフィン 2.0
(7)ワセリン 10.0
(8)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 5.0
(9)製造例1のシリコーン化合物 0.5
(10)精製水 残量
(11)グリセリン 10.0
(12)1,3−ブチレングリコール 11.0
(13)メチルパラベン 0.2
(14)トリエタノールアミン 1.0
(15)セスキオレイン酸ソルビタン *25 0.5
(16)水添レシチン *26 0.2
(17)ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸 *27 0.3
(18)レシチン1%処理酸化チタン 2.0
(19)セリサイト 4.0
(20)ベンガラ 0.1
(21)黄酸化鉄 0.1
(22)タルク 2.0
(23)水溶性コラーゲン 0.5
(24)アスタキサンチン 0.001
(25)コハク酸 0.01
(26)オウゴンエキス 0.05
(27)加水分解コンキオリン 0.01
(28)シア脂 0.005
(29)タイムエキス 0.05
(30)メリッサエキス 0.05
(31)エイジツエキス 0.01
(32)アスコルビン酸 0.005
(33)セージエキス 0.01
(34)コーン油 0.01
*24:ニッコールMGS−ASEV(日光ケミカルズ社製)
*25:レオドールAO−15(花王社製)
*26:ニッコールレシノールS−10(日光ケミカルズ社製)
*27:NIKKOL DDP−8(日光ケミカルズ社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(9)を均一に分散する。
B.成分(10)〜(34)を加温して均一に溶解した後、均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、分散乳化する。
D:Eを脱泡し、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型下地(クリーム状)は、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例11:水中油乳化型BBクリーム
(成分) (%)
(1)精製水 残量
(2)1,3−ブチレングリコール 15.0
(3)ジプロピレングリコール(DPG) 2.0
(4)トリエタノールアミン 0.5
(5)カルボキシビニルポリマー *28 0.3
(6)キサンタンガム *29 0.1
(7)POE(20)モノオレイン酸ソルビタン *30 0.5
(8)水溶性コラーゲン 0.5
(9)シリカ(平均粒子径10μm) 0.5
(10)メチルパラベン 0.1
(11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 5.0
(12)デカメチルシクロペンタシロキサン 4.5
(13)(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー30%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液 *31 1.0
(14)PEG−9ジメチコン *4 1.0
(15)製造例2のシリコーン化合物 8.0
(16)ステアリン酸 1.0
(17)モノステアリン酸グリセリル *24 0.2
(18)セトステアリルアルコール 0.2
(19)ジメチルポリシロキサン2%処理タルク 5.0
(20)水添レシチン *26 0.2
(21)マイカ(平均粒子径5μm) 2.0
(22)酸化チタン(平均粒子径0.25μm) 5.1
(23)酸化鉄(平均粒子径0.07μm) 2.0
*28:CARBOPOL1382(LUBRIZOL社製)
*29:ノムコートZZ(日清オイリオグループ社製)
*30:NIKKOL(登録商標) TO−10V(日光ケミカルズ社製)
*31:シリコン KP−545(信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(9)を均一に分散する。
B.成分(10)〜(20)を加温して均一に溶解した後、成分(21)〜(23)を加え均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、分散乳化する。
D.Cを脱泡し、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型BBクリームは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例12:水中油乳化型ファンデーション
(成分) (%)
(1)精製水 残量
(2)1,3−ブチレングリコール 5.5
(3)ジプロピレングリコール(DPG) 10.0
(4)トリエタノールアミン 1.0
(5)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)共重合体 *32
1.0
(6)アクリレーツコポリマー *33 0.2
(7)メチルパラベン 0.1
(8)パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 5.0
(9)イソヘキサデカン 3.0
(10)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.5
(11)ジメチルポリシロキサン(25℃、動粘度20CS) 2.5
(12)スクワラン 2.0
(13)製造例2のシリコーン化合物 0.5
(14)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 1.5
(15)デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
(16)ステアリン酸 1.5
(17)モノステアリン酸グリセリル *24 0.2
(18)水添レシチン *26 0.2
(19)オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.5
(20)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーおよびジメチコンの混合物 *34 2.0
(21)タルク(平均粒子径5μm) 3.0
(22)ジメチルポリシロキサン2%処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm)
13.0
(23)黄色酸化鉄 1.2
(24)赤色酸化鉄 0.8
(25)黒色酸化鉄 0.4
(26)窒化ホウ素(平均粒子径15μm) 0.5
*32:SIMLGEL EG(SEPPIC社製)
*33:YODOSOL GH800F(アクゾノーベル社製)
*34:KSG−16(信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に分散する。
B.成分(8)〜(19)を加温して均一に溶解した後、成分(20)〜(26)を加えて均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、分散乳化する。
D.Cを脱泡し、容器に充填する。
本発明の水中油乳化型ファンデーションは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例13:水中油乳化型アイカラー
(成分) (%)
(1)精製水 残量
(2)エタノール 5.0
(3)ジプロピレングリコール(DPG) 0.5
(4)メチルパラベン 0.1
(5)アクリレーツコポリマー *33 0.2
(6)イソヘキサデカン 3.0
(7)トリメチルシロキシケイ酸 *18 2.0
(8)PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン *2 2.0
(9)ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン *1 2.0
(10)製造例1のシリコーン化合物 0.5
(11)(スチレン/アクリレーツ)コポリマー *35 0.2
(12)イソステアリン酸デキストリン 1.0
(13)イソドデカン 1.0
(14)POE(20)モノオレイン酸ソルビタン *30 0.5
(15)デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0
(16)ジステアルジモニウムヘクトライト *36 0.6
(17)球状ポリエチレン(平均粒子径10μm) 2.0
(18)酸化チタン被覆ガラス末(平均粒子径80μm) 1.5
(19)板状タルク(平均粒子径15μm) 1.0
(20)酸化チタン45%被覆雲母(平均粒子径30μm) 10.0
(21)酸化鉄5%被覆雲母 7.0
(22)レシチン1%処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm) 1.0
(23)黒酸化鉄 0.6
(24)赤酸化鉄 1.5
(25)窒化ホウ素(平均粒子径6μm) 0.5
*35:YODOSOL GH41F(アクゾノーベル社製)
*36:BENTONE 38V BC(エレメンティス社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(5)、(11)、(14)を均一に分散する。
B.成分(6)〜(10)、(12)、(13)、(15)を加温して均一に溶解した後、成分(16)〜(25)を加えて均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、分散乳化する。
D.Cを脱泡し、容器に充填する。
本発明の水中油乳化型アイカラーは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例14:水中油乳化型マスカラ
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 1.0
(2)パルミチン酸 0.5
(3)カルナウバロウ 4.0
(4)ポリエチレンワックス *37 3.0
(5)ミツロウ 1.0
(6)ワセリン 1.0
(7)セトステアリルアルコール 0.5
(8)POE(20)モノオレイン酸ソルビタン *30 2.0
(9)製造例1のシリコーン化合物 2.5
(10)カーボンブラック 2.0
(11)ポリビニルアルコール *38 0.2
(12)ジプロピレングリコール(DPG) 4.5
(13)精製水 残量
(14)アクリレーツコポリマー *33 10.0
(15)デヒドロ酢酸ナトリウム 0.1
(16)アクリル酸アルキルコポリマー *39 0.6
(17)トリエタノールアミン 1.0
(18)シリカ(平均粒子径10μm) 2.5
(19)メチルパラベン 0.1
(20)ポリ酢酸ビニル水分散体 *40 5.0
(21)ナイロン(7D、2mm) 1.0
(22)二酸化珪素・酸化チタン被覆雲母 1.0
*37:PERFORMALENE 500(ニューフェーズテクノロジー社製)
*38:クラレポバール 224C(クラレ社製)
*39:ACULYN33A(RORM GMBH社製)
*40:ビニブラン GV5651(日信化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を90℃に加温し均一に分散する。
B.成分(11)〜(22)を均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、90℃で転相乳化する。
D.Cを冷却し脱泡後、容器に充填する。
本発明の水中油乳化型マスカラは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例15:油中水乳化型リップバーム
(成分) (%)
(1)ポリエチレン *41 1.0
(2)α−オレフィンオリゴマー 2.0
(3)セレシンワックス 2.0
(4)マイクロクリスタリンワックス 1.0
(5)合成ワックス 3.0
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 20.0
(7)トリイソステアリン酸ジグリセリル *42 8.0
(8)ラノリン 5.0
(9)製造例1のシリコーン化合物 2.5
(10)製造例2のシリコーン化合物 5.0
(11)ワセリン 10.0
(12)ポリブテン 10.0
(13)重質流動イソパラフィン 4.5
(14)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 15.0
(15)ジメチルシリル化シリカ *43 2.0
(16)精製水 残量
(17)グリセリン 0.5
(18)1,3−ブチレングリコール 0.5
*41:PERFORMALENE 655(ニューフェーズテクノロジー社製)
*42:コスモール 43V(日清オイリオグループ社製)
*43:AEROSIL R976S(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(15)を100℃に加温し均一に分散する。
B.成分(16)〜(18)を均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、90℃で分散乳化する。
D.Cを冷却し脱泡後、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型リップバームは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例16:油中水乳化型リップエッセンス
(成分) (%)
(1)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル *44 4.0
(2)パラフィン 3.0
(3)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル 11.0
(5)水添アビエチン酸グリセリル *45 5.0
(6)製造例1のシリコーン化合物 2.5
(7)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) *46 15.0
(8)ジメチルポリシロキサン(25℃、動粘度100CS) 4.5
(9)ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
(10)セスキオレイン酸ソルビタン *25 1.0
(11)精製水 残量
(12)グリセリン 0.5
(13)トリプロピレングリコール 0.5
(14)ホホバ油 0.1
(15)モモ抽出液 0.01
*44ノムコートHK−G(日清オイリオ社製)
*45:パインクリスタル KE311(荒川化学工業社製)
*46:PLANDOOL−S(日本精化社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を100℃に加温し均一に分散する。
B.成分(11)〜(15)を均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、90℃で分散乳化する。
D.Cを冷却し脱泡後、容器に充填する。
本発明の油中水乳化型リップエッセンスは、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。
実施例17:油中水乳化型ファンデーション(スプレー状)
(成分) (%)
(1)トリエトキシカプリリルシラン2%処理酸化チタン(平均粒子径0.7μm)
15.0
(2)ジメチルポリシロキサン2%処理黄酸化鉄 0.1
(3)ジメチルポリシロキサン3%酸化亜鉛(平均粒子径0.03μm) 5.0
(4)ジメチルポリシロキサン3%処理タルク(平均粒子径5μm) 11.0
(5)パーフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理雲母チタン 2.0
(6)PEG−9ジメチコン *4 2.0
(7)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
(8)パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 8.0
(9)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 1.0
(10)製造例1のシリコーン化合物 0.5
(11)(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマーおよびミネラルオイルの混合物 *47 1.0
(12)(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーおよびジメチルポリシロキサンの混合物 *6 4.0
(13)ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸 0.1
(14)パルミチン酸2−エチルヘキシル 2.0
(15)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
(16)ジメチルポリシロキサン(25℃、動粘度10CS) 3.0
(17)ローズヒップ油 0.1
(18)精製水 残量
(19)ポリエチレングリコール(分子量400) 0.2
(20)ジプロピレングリコール(DPG) 5.0
(21)エチルアルコール 5.0
(22)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー *48
2.0
(23)加水分解コラーゲン 0.1
(24)加水分解ヒアルロン酸 0.01
(25)カミツレ花エキス 0.1
(26)L−グリシン 0.2
*47:KSG−310(固形分30%、信越化学工業社製)
*48:アデカノールGT−700(ADEKA社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(17)を均一に分散する。
B.成分(19)〜(22)を60℃に加温して均一に溶解した後、(18)、(23)〜(26)を加えて均一に混合する。
C.AにBを徐々に添加し、常温で分散乳化する。
D:Cを脱泡し、原液とする。
E:Dで得られた原液9gをアルミ製耐圧容器に充填した後バルブを固着し、バルブを通じてLPG0.15 10gおよびジメチルエーテル 2gを耐圧容器に充填し、油中水乳化型ファンデーション(スプレー状)を得る。
本発明の油中水乳化型ファンデーション(スプレー状)は、滑らかな伸び広がり、ツヤとその持続に優れ、かつにじみがないという項目すべてに優れたものであった。

Claims (7)

  1. 成分(A):非イオン性界面活性剤、成分(B):下記式(I)の構造を有するシリコーン化合物、および成分(C)水を含有する、乳化化粧料。
    上記式(I)中、Rは、炭素数1〜45のアルキレン基、炭素数2〜45のアルケニレン基、炭素数6〜45のアリーレン基または炭素数2〜45のアルキニレン基であり、RおよびRは、それぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、Aは水素、有機基またはケイ素含有基であり、nは1〜100の整数である。
  2. 前記Aが水素、または環状シロキサン由来の基である、請求項1に記載の乳化化粧料。
  3. 前記Rが炭素数1〜12のアルキレン基、または炭素数2〜12のアルケニレン基である、請求項1または2に記載の乳化化粧料。
  4. 前記成分(B)が下記式(II)で表される化合物または下記式(IV)で表される化合物である、請求項1に記載の乳化化粧料。
    上記式(II)中、RおよびRは式(I)における定義と同じであり、R、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素数1〜8の炭化水素基であり、mは2〜6の整数であり、xは0〜8の整数であり、yは1〜8の整数である、
    式(IV)中、RおよびRは、式(I)における定義と同じである。
  5. 前記式(II)で表される化合物が下記式(III)で表わされる化合物である、請求項4に記載の乳化化粧料。
    上記式(III)において、R、R、R、R、およびRは式(II)における定義と同じであり、x=1であり、y=3である。
  6. 前記RおよびRがメチル基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  7. さらに、成分(D)疎水化表面処理粉体を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100600A1 (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 三好化成株式会社 グリセリン分散体及び化粧料
WO2021125051A1 (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 株式会社 資生堂 水中油型乳化化粧料
WO2023149244A1 (ja) * 2022-02-02 2023-08-10 株式会社 資生堂 油中水型乳化化粧料

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