JP2018202538A - 加工廃液処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒ化物が混じった加工屑を含む加工廃液を処理する場合に、廃液中のヒ素濃度を効率よく下げて、廃液の処理を効率よく行うことができるようにする。【解決手段】加工屑が混入した加工廃液を処理する加工廃液処理装置であり、廃液を収容するタンク2と、タンク2に収容された廃液を送給するポンプ70と、ポンプ70によって送給された廃液を濾過するフィルターユニット4Aとを具備し、フィルターユニット4Aは、筒状の濾紙400と、濾紙400の外周を覆い側面に複数の開口401cを備えた筒体401と、濾紙400の下端を閉塞する底板402と、濾紙400の上端を閉塞するとともに廃液を導入する導入口403cを備えた天板403と、からなるフィルター部分40と、フィルター部分40を収容する水槽41と、を具備し、フィルター部分40に酸化ジルコニウムを含有しヒ素を吸着する粉体粒子Pが投入されている加工廃液処理装置1である。【選択図】図1

Description

本発明は、加工廃液を処理する加工廃液処理装置に関する。
ガリウムヒ素(GaAs)を使用したIcチップは、SiからなるIcチップよりも高速で動作し消費電力も約1/3程度と少なく小型化も容易であるため、携帯電話等の小型で高性能が要求される電子機器を中心として広く採用されている。
ガリウムヒ素等のヒ化物は、水質汚濁防止法等の法令において有害物質に指定されており、国内における工場等からの加工廃液に含まれるヒ化物の排水基準濃度は、例えば、東京都の排水基準濃度で0.1mg/L以下、千葉県の排水基準濃度で0.05mg/L以下等と定められている。
例えば、ガリウムヒ素ウエーハを切削してIcチップを作製する場合には、切削時に供給される加工液に切削により発生するガリウムヒ素を含む切削屑が混入した加工廃液が生まれる。このようなガリウムヒ素を含む加工廃液を処理するためには、専門の廃水処理設備が必要となるが、このような設備は規模が大きくなる場合が多く、掛かる費用も多大である。また、試験的に少数のガリウムヒ素ウエーハを加工したい場合にも不便である。
そこで、従来は、ガリウムヒ素を含む加工屑が含まれた加工廃液を大規模な廃水処理設備を設置せずに法令を守って排水するために、廃液処理装置(例えば、特許文献1参照)を用いて加工廃液から加工屑を取り除く処理をして、加工廃液中のヒ素濃度を下げた後に排水等を行っている。
特開2009−95941号公報
しかし、上記特許文献1に記載されているような廃液処理装置によるヒ素を含んだ加工廃液の処理は、特にガリウムヒ素ウエーハを少数枚加工する際は効率がよいものとはいえなかった。よって、ガリウムヒ素ウエーハ等を加工した際に生じるヒ化物が混じった加工屑を含んだ加工廃液を処理する場合には、加工廃液中のヒ素濃度を効率よく下げて、加工廃液の処理をより効率よく行うことができるようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、加工装置に加工の際に供給された加工液に加工によって発生した加工屑が混入した加工廃液を処理する加工廃液処理装置であって、加工廃液を収容する廃液タンクと、該廃液タンクに収容された加工廃液を送給するポンプと、該ポンプによって送給された加工廃液を濾過するフィルターユニットとを具備し、該フィルターユニットは、筒状に形成された濾紙と、該筒状の濾紙の外周を覆い側面に複数の開口を備えた筒体と、該筒状の濾紙の下端を閉塞する底板と、該筒状の濾紙の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口を備えた天板と、からなるフィルター部分と、該フィルター部分を収容する水槽と、を具備し、該フィルター部分に酸化ジルコニウムを含有しヒ素を吸着する粉体粒子が投入されていることを特徴とする加工廃液処理装置である。
前記酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子はポーラス形状であると好ましい。
前記酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子の粒径は、前記濾紙の孔径よりも大径であると好ましい。
本発明に係る加工廃液処理装置は、加工廃液を収容する廃液タンクと、廃液タンクに収容された加工廃液を送給するポンプと、ポンプによって送給された加工廃液を濾過するフィルターユニットとを具備し、フィルターユニットは、筒状に形成された濾紙と、筒状の濾紙の外周を覆い側面に複数の開口を備えた筒体と、筒状の濾紙の下端を閉塞する底板と、筒状の濾紙の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口を備えた天板と、からなるフィルター部分と、フィルター部分を収容する水槽と、を具備し、フィルター部分に酸化ジルコニウムを含有しヒ素を吸着する粉体粒子が投入されているので、加工廃液中のヒ素の濃度を効率よく下げて、加工廃液の処理をより効率よく行うことが可能となる。
酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子をポーラス形状とすることで、加工廃液中のヒ素をより多く吸着して除去し、加工廃液中のヒ素濃度をさらに効率よく下げることが可能となる。
酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子としてその粒径が濾紙の孔径よりも大径であるものを用いることで、濾紙を酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子が通過してしまうことが無くなり、加工廃液中のヒ素の吸着をフィルター部分内でより確実に行うことが可能となる。
加工廃液処理装置の一例を示す分解斜視図である。 加工廃液処理装置の構造を説明する模式図である。 酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子の一例を示す平面図である。 酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子の別例を示す平面図である。 酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子のヒ素吸着能を調べる実験を行った際の、ガリウムヒ素水溶液のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフである。 切削装置により被加工物を切削している状態を示す斜視図である。 フィルター部分通過前の加工廃液のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフ及びフィルター部分通過後の加工廃液のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフである。
図1に示す加工廃液処理装置1は、加工廃液を収容する廃液タンク2と、廃液タンク2に収容された加工廃液を送給するポンプ70と、ポンプ70によって送給された加工廃液を濾過する第1のフィルターユニット4A及び第2のフィルターユニット4Bとを備えている。なお、図1においては、加工廃液処理装置1を各構成要素に分解して示している。
廃液タンク2は、例えば、+X方向側の側板に廃液流入口21を備えており、廃液流入口21は切削装置6等の加工装置が具備する加工廃液送出手段に連通している。この廃液タンク2の天板には、機械的駆動により廃液タンク2内の廃液を図2に示す配管71へと送出するポンプ70が配設されている。このように構成された廃液タンク2は、図1に示すように支持基台10の上面に配設されている。
第1のフィルターユニット4Aと第2のフィルターユニット4Bとは同様に構成されているため、以下に第1のフィルターユニット4Aの構成について説明する。図1に示す第1のフィルターユニット4Aは、筒状に形成された濾紙400と、筒状の濾紙400の外周を覆い側面に複数の開口401cを備えた筒体401と、筒状の濾紙400の下端を閉塞する底板402と、筒状の濾紙400の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口403cを備えた天板403と、からなるフィルター部分40と、フィルター部分40を収容する水槽41と、を具備している。
濾紙400は、筒体401の内周側において濾過面積が増大するように蛇腹状に折り畳んで全体として円環状に形成することにより筒状としたもので、筒状の濾紙400の内周側には空間が形成されており、この空間は加工廃液が流入する廃液流入部400aとなっている。廃液導入口403cは天板403の中央に形成されており、廃液流入部400aの中央部上方に向かって開口している。なお、図1においては、天板403の一部を切欠いてフィルター部分40の内部が把握できるように示している。筒状の濾紙400は、例えば粒径が0.3μm〜0.4μm以下の粒子を通過させることができる孔を備えたメッシュ状の比較的安価な濾紙が用いられている。
水槽41の底板は、本実施形態においては、フィルター部分40を構成する底板402と一体的に形成されている。即ち、本実施形態における水槽41は、フィルター部分40を構成する底板402から筒体401の外周面と隙間を設けて立設して形成された外周壁410によって形成されている。この水槽41を形成する外周壁410の上端は、筒体401の上端と略同一の高さ位置に形成されている。
このように構成された第1のフィルターユニット4A及び第2のフィルターユニット4Bは、図2に示すように、廃液タンク4の上側に配置されたフィルターラック11上に設置される。図1、2に示すフィルターラック11は、外形が矩形状に形成された底板110と、底板110から立設され底板110の上方を囲繞する側板111と、底板110と側板111とで形成された桶部112とを備えている。フィルターラック11は底板110の下面に配設された4本の支柱113(図2には不図示)によって支持されている。
底板110の上面には、Y軸方向に延在する一対の支持台110a、一対の支持台110bがX軸方向に並んで立設されており、この一対の支持台110a上に第1のフィルターユニット4Aが設置され、一対の支持台110b上に第2のフィルターユニット4Bが設置される。
桶部112には、第1のフィルターユニット4A及び第2のフィルターユニット4Bから加工屑が分離されヒ素濃度が下げられた濾過済みの加工液(濾過後加工液)が排出される。底板110には、桶部112に貯留された濾過後加工液を排出する排出口110cが設けられており、排出口110cは、廃棄手段又は切削装置6に装備された加工液供給手段に接続されている。
次に、廃液タンク2に収容された加工廃液を第1のフィルターユニット4A及び第2のフィルターユニット4Bに送給するための、図2に示す加工廃液送給手段7について説明する。加工廃液送給手段7は、廃液タンク2に収容された加工廃液を送給するポンプ70と、ポンプ70に接続された配管71と、配管71と第1のフィルターユニット4Aを構成するフィルター部分40の廃液導入口403cおよび第2のフィルターユニット4Bを構成するフィルター部分40の廃液導入口403cとを接続する配管71aおよび配管71bと、配管71と配管71a及び配管71bとの間に配設された電磁切り換え弁72とを具備している。
電磁切り換え弁72は、図2においては直動式のダブルソレノイドバルブであるが、これに限定されるものではない。電磁切り換え弁72は、全体としてオフ状態にある場合には配管71と配管71a及び配管71bとの連通を遮断しており、一方の電磁コイル72aを通電しオンとすることで配管71と配管71aを連通させ、他方の電磁コイル72bを通電しオンとすることで配管71と配管71bを連通させる。なお、配管71a及び配管71bには、図1に示す第1のフィルターユニット4Aを構成するフィルター部分40および第2のフィルターユニット4Bを構成するフィルター部分40に送給される加工廃液の圧力を検出する第1の圧力検出手段73aおよび第2の圧力検出手段73bが配設されている。この第1の圧力検出手段73aおよび第2の圧力検出手段73bは、図1、2に示す制御手段9に配線により電気的に接続されており、圧力についての検出信号を制御手段9に送ることができる。
加工廃液処理装置1は、CPU及びメモリ等の記憶素子等からなり加工廃液処理装置1全体の制御を行う制御手段9を備えている。制御手段9は、第1の圧力検出手段73a、第2の圧力検出手段73bからの圧力信号を受け取り、ポンプ70及び電磁切り換え弁72に制御信号を出力する。制御手段9は、例えば、支持基台10の上面に載置されている。
図1に示すように、第1のフィルターユニット4Aのフィルター部分40及び第2のフィルターユニット4Bのフィルター部分40には、酸化ジルコニウム(ZrO)を含有しヒ素を吸着する粉体粒子Pが投入されている。粉体粒子Pは酸化ジルコニウム以外にリンや硫黄を含有しており、粉体粒子Pは廃液流入部400aに満遍なく投入されている。
本実施形態における酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子Pは、図3に示す複数の空孔を備えるポーラス形状となっている。図3は、粉体粒子PをSEM(Scanning Electron Microscope)で撮像した撮像画像から作成した粉体粒子Pの模式的な平面図である。粉体粒子Pの表面には、複数の空孔が形成されていると共に不規則な凹凸が形成されている。粉体粒子Pの粒径は、図1に示す濾紙400の孔径よりも大径であり、例えば、数平均粒径として15μm〜30μm程度であると好ましい。
酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子は、図3に示すポーラス形状の粉体粒子Pが好ましいが、図4に示す球体状の外形を備え酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子P1であってもよい。図4は、粉体粒子P1をSEM(Scanning Electron Microscope)で撮像した撮像画像から作成した粉体粒子P1の模式的な平面図である。図4においては、粉体粒子P1は滑らかな表面を備える擬似真球であるが、擬似真球以外にも、真球、扁球、擬似扁球、長球、擬似長球等の外形を備えていてもよい。粉体粒子P1の粒径は、図1に示す濾紙400の孔径よりも大径であり、例えば、数平均粒径として15μm〜30μm程度であると好ましい。
以下に、図3に示す酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子P及び図4に示す酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子P1のヒ素吸着能を調べた実験について説明する。本実験においては、濃度が3mg/Lであるガリウムヒ素水溶液が1000ml入ったビーカーを二つ用意した。さらに、図3に示す酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pを0.1g秤量して一方のビーカーに加え、図4に示す酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子P1を0.1g秤量して他方のビーカーに加えた。粉体粒子P及び粉体粒子P1は、水溶液中において水和物となる。さらに、この二つのビーカーを攪拌器(マグネチックスターラー)にそれぞれセットし、ビーカー内のガリウムヒ素水溶液と粉体粒子Pとの混合液及びビーカー内のガリウムヒ素水溶液と粉体粒子P1との混合液を攪拌した。
そして、攪拌開始時、10分経過後、20分経過後、30分経過後、40分経過後、50分経過後の各時点において、株式会社共立理化学研究所製の濃度測定器(商品名:デジタルパックテスト)を用いて、該混合液のヒ素濃度を測定した。図5の三角点及び実線で示す折れ線グラフQ1は、ガリウムヒ素水溶液と図3に示す酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pとの混合液のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフであり、図5の四角点及び実線で示す折れ線グラフQ2は、ガリウムヒ素水溶液と図4に示す酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子P1との混合液のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフである。各グラフの縦軸はヒ素濃度(mg/L)を示し、各グラフの横軸は経過時間(分)を示している。
折れ線グラフQ1が示すように、ガリウムヒ素水溶液と図3に示す酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pとの混合液については、攪拌開始時に既にオキソアニオンとして混合液中に存在するヒ素の粉体粒子Pによる吸着が始まっており、ヒ素濃度が2.6mg/Lまで下がっている。さらに、30分経過後にはヒ素濃度は0.45mg/Lまで急激に下がり、検査終了時である50分経過後には混合液中のヒ素濃度が0.2mg/Lまで下がった。
また、折れ線グラフQ2が示すように、ガリウムヒ素水溶液と図4に示す粉体粒子P1との混合液については、混合液中のヒ素濃度は、2.9mg/L〜2.7mg/Lの範囲内で緩やかに推移し、検査終了時である50分経過後には混合液中のヒ素濃度を2.75mg/Lまで下げることができた。
よって、酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pがガリウムヒ素水溶液中において高いヒ素吸着能を有し、また、図4に示す酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子P1もガリウムヒ素水溶液中においてヒ素吸着能を有していることが確認できた。
以下に、図1、2に示す加工廃液処理装置1の動作について説明する。本実施形態においては、廃液タンク2の廃液流入口21には、図6に示す切削装置6の切削手段61により被加工物Wが切削された際に発生する加工廃液が流入する。
図6に示す被加工物Wは、ガリウムヒ素(GaAs)を母材とする円形板状の半導体ウエーハであり、被加工物Wの表面Waには、ストリートSにより区画された格子状の領域に各々デバイスDが形成されている。例えば、被加工物Wの裏面WbにはダイシングテープTが貼着されており、ダイシングテープTの粘着面の外周部が環状フレームFにも貼着されることで、被加工物Wは、環状フレームFを介したハンドリングが可能となっている。
切削装置6に備えられ被加工物Wを吸引保持する円形の保持テーブル60は、ポーラス部材等で構成された吸引保持面を備えている。保持テーブル60の周囲には、環状フレームFを固定するクランプ600が例えば4つ均等に配設されている。
図6に示す切削手段61は、例えば、軸方向が保持テーブル60の移動方向(X軸方向)に対し水平方向に直交する方向(Y軸方向)でありモータにより回転されるスピンドル611と、スピンドル611の先端部に固定された切削ブレード610と、切削ブレード610を上方から覆うブレードカバー612とを有する。ブレードカバー612には、被加工物Wと切削ブレード610とが接触する加工点に純水等の加工液を供給するノズル62が取り付けられている。
切削装置6は、例えば、保持テーブル60の下方等に配設された図示しない加工廃液送出手段を備えており、加工廃液送出手段は、図1に示す廃液流入口21に連通している。
被加工物Wが、保持テーブル60により表面Waが上側を向いた状態で吸引保持され、クランプ600によって環状フレームFを固定される。次いで、被加工物WのストリートSのY軸方向の座標位置が検出され、切削手段61がY軸方向にインデックス送りされ、ストリートSと切削ブレード610との位置合わせが行われる。さらに、切削手段61が−Z方向に切り込み送りされ、切削ブレード610が被加工物WをフルカットしダイシングテープTに切り込む高さ位置に切削手段61が位置付けられる。
そして、被加工物Wが−X方向側に送り出されることで、回転する切削ブレード610がストリートSに沿って被加工物Wをフルカットしていく。また、切削ブレード610と被加工物Wとの加工点に対して、ノズル62から加工液が供給される。加工により発生するガリウムヒ素を含む加工屑は、加工液と共に保持テーブル60上から図示しない加工廃液送出手段に流れていき、加工廃液送出手段から図1に示す廃液流入口21に送出される。
隣り合うストリートSの間隔ずつ切削ブレード610を+Y方向にインデックス送りしながら順次切削を行うことで、X軸方向の全ストリートSに沿って被加工物Wを切削する。さらに、被加工物Wを90度回転させてから同様の切削を行うことで、全ストリートSに沿って被加工物Wを切削してデバイスDを備える個々のチップへと分割することができる。
図2に示す廃液流入口21から廃液タンク2に流れ込み廃液タンク2に収容された加工廃液が処理されるにあたって、まず、制御手段9がポンプ70を作動するとともに、電磁切り換え弁72の一方の電磁コイル72aをオン状態にする。この結果、ポンプ70によって送給された加工廃液は、配管71、電磁切り換え弁72、配管71a及び廃液導入口403cを介して第1のフィルターユニット4Aの廃液流入部400aに導入される。
第1のフィルターユニット4Aに導入された加工廃液は、図1に示す筒状の濾紙400により濾過されて加工屑が取り除かれ、筒体401の複数の開口401cを通してフィルターラック11の桶部112に流出する。この際、第1のフィルターユニット4A内のフィルター部分40に投入されている図3に示す酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pにより、加工廃液に含まれるヒ素が吸着される。桶部112に流出した濾過後加工液は、例えば、排出口110cから切削装置6に装備された加工液供給手段によって再循環されて再度切削加工に用いられる、又は、廃棄手段を介して廃棄される。
第1のフィルターユニット4Aによる加工廃液の処理を上記のように実施し続けると、第1のフィルターユニット4Aの濾紙400の内側には加工屑が堆積し、加工液が濾紙400を通過し難くなり、フィルターとしての機能が失われる。このように濾紙400の内側に加工屑が堆積すると、濾紙400内の圧力が所定の値まで上昇し、第1の圧力検出手段73aがこれを検知する。そして、第1の圧力検出手段73aから出力される圧力信号を受けた制御手段9が、電磁切り換え弁72の他方の電磁コイル72bをオン状態にして配管71と配管71aとの連通を遮断する。
その結果、配管71と配管71bとが連通し、ポンプ70により送給された加工廃液は、配管71、電磁切り換え弁72、配管71b及び廃液導入口403cを介して第2のフィルターユニット4Bの廃液流入部400aに導入される。この結果、ポンプ70によって送給された加工廃液は、第2のフィルターユニット4Bにより第1のフィルターユニット4Aと同様に処理される。
以下に、図1に示す加工廃液処理装置1の加工廃液中からのヒ素の除去能力を確認するために行った実験について説明する。
本実験においては、切削装置6を用いて上記と同様に被加工物Wの切削(フルカット)を行った。切削した被加工物Wは、直径が6インチであり、厚みが0.675mmであるガリウムヒ素ウエーハである。切削手段61に備える切削ブレード610はニッケルブレードを用いた。
本実験における加工条件を以下に示す。
スピンドル611の回転数(rpm) :20000rpm
保持テーブル60の切削送り速度(mm/秒) :3mm/秒
切削手段61のインデックス送り幅(mm) :1.5mm
ストリートSの一方向における切削本数 :50本
上記加工条件で切削装置6により被加工物Wを切削していくとともに、切削加工により発生した加工屑を含む加工廃液中のヒ素の除去を加工廃液処理装置1により実施した。加工廃液処理装置1の第1のフィルターユニット4Aのフィルター部分40及び第2のフィルターユニット4Bのフィルター部分40には、図3に示す酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pを投入した。
そして、被加工物Wの切削加工開始時、10分経過後、20分経過後、30分経過後、40分経過後(切削加工終了時)の各時点において、図1に示す第1のフィルターユニット4Aのフィルター部分40通過前の加工廃液中のヒ素濃度(廃液タンク2内の加工廃液中のヒ素濃度)とフィルター部分40通過後の加工廃液中のヒ素濃度(水槽41内から溢れた濾過後の加工廃液中のヒ素濃度)とを測定した。
図7の菱形点及び実線で示す折れ線グラフQ3は、フィルター部分40通過前の加工廃液中のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフであり、図7の四角点及び実線で示す折れ線グラフQ4は、フィルター部分40通過後の加工廃液中のヒ素濃度の時間経過による推移を示すグラフであり、各グラフの縦軸はヒ素濃度(mg/L)を示し、各グラフの横軸は経過時間(分)を示している。
折れ線グラフQ3が示すように、切削加工開始時において、フィルター部分40通過前の加工廃液中のヒ素濃度は0.009mg/Lであるが、加工開始から10分経過後には加工廃液中に被加工物由来のガリウムヒ素を含む加工屑が混入してくることで1.65mg/Lまで急激に上昇し、20分経過後に2.35mg/Lまで上昇した。そして、40分経過後の切削加工の終了に伴って、加工廃液中に被加工物由来のガリウムヒ素を含む加工屑が混入しなくなることによって、加工廃液中のヒ素濃度は0.047mg/Lまで降下した。
これに対して、折れ線グラフQ4が示すように、切削加工開始時において、フィルター部分40通過後の加工廃液中のヒ素濃度は0.009mg/Lであり、加工開始から10分、20分、30分と経過しても、フィルター部分40通過後の濾過後加工廃液中のヒ素濃度は0.2mg/L、0.009mg/L、0.032mg/Lと非常に低い値で緩やかに推移し、40分経過後の切削加工の終了に伴って0.014mg/Lとなった。すなわち、加工廃液処理装置1は、フィルター部分40に酸化ジルコニウムを含有しヒ素を吸着するポーラス形状の粉体粒子Pを投入していることで、フィルター部分40通過した加工廃液中のヒ素の濃度を効率よく下げることが可能であると確認できた。
以上のように、本発明に係る加工廃液処理装置1は、加工廃液を収容する廃液タンク2と、廃液タンク2に収容された加工廃液を送給するポンプ70と、ポンプ70によって送給された加工廃液を濾過する第1のフィルターユニット4A及び第2のフィルターユニット4Bとを具備し、第1のフィルターユニット4A及び第2のフィルターユニット4Bは、筒状に形成された濾紙400と、筒状の濾紙400の外周を覆い側面に複数の開口401cを備えた筒体401と、筒状の濾紙400の下端を閉塞する底板402と、筒状の濾紙400の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口403cを備えた天板403と、からなるフィルター部分40と、フィルター部分40を収容する水槽41と、を具備し、フィルター部分40に酸化ジルコニウムを含有しヒ素を吸着する粉体粒子Pを投入することで、加工廃液中のヒ素の濃度を効率よく下げて、加工廃液の処理をより効率よく行うことが可能となる。
また、図5の折れ線グラフQ1に示すように、酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子Pをポーラス形状とすることで、加工廃液中のヒ素の濃度をさらに効率よく下げることが可能となる。
酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子として粒径が濾紙400の孔径よりも大径であるものを用いることで、濾紙400を酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子が通過してしまうことが無くなり、加工廃液中のヒ素の吸着をフィルター部分40内でより確実に行うことが可能となる。
なお、本発明に係る加工廃液処理装置1は本実施形態に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されている加工廃液処理装置1の各構成等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。例えば、加工廃液処理装置1の廃液タンク2には、被加工物Wを研削する研削装置が備える加工廃液送出手段に接続されていてもよい。
例えば、切削装置6によって被加工物Wを複数枚連続で切削加工すると、フィルター部分40に投入された酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pのヒ素吸着能は低下する。そのため、例えば、切削装置6によって被加工物Wを複数枚連続で切削加工した場合において、加工廃液処理装置1のフィルター部分40が加工廃液中のヒ素濃度を適切に低下させることができた際の実験値(被加工物Wの切削装置6による処理枚数又は切削加工時間等)を把握しておき、予め該実験値に基づく制御条件を制御手段9にインプットして、適切な加工廃液処理を加工廃液処理装置1が常に実施できるような制御がなされるようになっていてもよい。
例えば、このような制御を制御手段9が実施できるように設定した場合においては、加工廃液処理が行われることでフィルター部分40に投入された酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子Pのヒ素吸着能が低下する段階に到る少し前の時点において、制御手段9がオペレータに警告等を発報する機能、制御手段9が加工廃液処理装置1の動作を停止させる機能、又は制御手段9による第1のフィルターユニット4Aと第2のフィルターユニット4Bとの動作切り換え機能等を加工廃液処理装置1に備えるものとしてもよい。
1:加工廃液処理装置 10:支持基台
11:フィルターラック 110:底板 110a、110b:一対の支持台 111:側板 112:桶部 113:支柱
2:廃液タンク
4A:第1のフィルターユニット 40:フィルター部分
400:濾紙 400a:廃液流入部
401:筒体 401c:開口
402:底板
403:天板 403c:廃液導入口
41:水槽
4B:第2のフィルターユニット
P:酸化ジルコニウムを含有するポーラス形状の粉体粒子 P1:酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子
7:加工廃液送給手段 70:ポンプ 71:配管 72:電磁切り換え弁
73a:第1の圧力検出手段 73b:第2の圧力検出手段
9:制御手段
W:被加工物 S:ストリート D:デバイス
6:切削装置 60:保持テーブル 61:切削手段 610:切削ブレード 611:スピンドル 612:ブレードカバー 62:ノズル

Claims (3)

  1. 加工装置に加工の際に供給された加工液に加工によって発生した加工屑が混入した加工廃液を処理する加工廃液処理装置であって、
    加工廃液を収容する廃液タンクと、
    該廃液タンクに収容された加工廃液を送給するポンプと、
    該ポンプによって送給された加工廃液を濾過するフィルターユニットとを具備し、
    該フィルターユニットは、
    筒状に形成された濾紙と、該筒状の濾紙の外周を覆い側面に複数の開口を備えた筒体と、該筒状の濾紙の下端を閉塞する底板と、該筒状の濾紙の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口を備えた天板と、からなるフィルター部分と、
    該フィルター部分を収容する水槽と、を具備し、
    該フィルター部分に酸化ジルコニウムを含有しヒ素を吸着する粉体粒子が投入されていることを特徴とする加工廃液処理装置。
  2. 前記酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子はポーラス形状であることを特徴とする、請求項1に記載の加工廃液処理装置。
  3. 前記酸化ジルコニウムを含有する粉体粒子の粒径は、前記濾紙の孔径よりも大径である事を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の加工廃液処理装置。
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