JP2018194687A - 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置においてエラーが発生した際に使用されていたトナーカートリッジ(トナー収納容器)を、日時情報に依存せずに履歴情報に基づいて特定可能にする技術を提供する。【解決手段】画像形成装置のCPUは、画像形成装置の工場出荷時からの累積印刷枚数をカウントする。CPUは、画像形成装置に装着されたトナーカートリッジの交換が行われると、交換後のトナーカートリッジに関する情報を含むカートリッジ交換履歴を保存するS28。CPUは、画像形成装置においてエラーが発生すると、当該エラーが発生した際の累積印刷枚数を含むエラー履歴を保存する。カートリッジ交換履歴には、当該交換が行われた際の累積印刷枚数が含まれるS27。【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
画像形成装置では、装置の保守及びエラーの解消に役立てるために、用紙ジャム等のエラーに関する情報、及びトナーカートリッジ(トナー収納容器)等の消耗品の交換のための操作に関する情報を履歴情報として残しておくことが行われる。例えば、特許文献1では、エラーが発生した日時及び状況等のログ情報を不揮発性メモリに記憶しておき、例えば保守時にログ情報を表示可能にしている。
また近年では、環境保護の観点から、一度使い切ったトナーカートリッジが、トナーの再充填が行われることによって再利用される場合がある。しかし、再利用されることが元々想定されていないトナーカートリッジに対してトナーの再充填が行われると、トナー漏れ及び印刷不良等の問題が生じる可能性がある。このような問題に対して、特許文献2では、純正品トナーカートリッジの使用履歴と、非純正品トナーカートリッジの使用履歴とを区別して履歴情報として管理する方法が提案されている。
しかし、上述の従来技術では、RTC(リアルタイムクロック)を有していない画像形成装置では、エラーが発生した際に使用(装着)されていたトナーカートリッジを、履歴情報に含まれる日時情報を利用して正しく特定することができない場合があった。このため、日時情報に依存せずに、エラーが発生した際に使用されていたトナーカートリッジを履歴情報に基づいて特定できるようにする必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものである。本発明は、画像形成装置においてエラーが発生した際に使用されていたトナーカートリッジ(トナー収納容器)を、日時情報に依存せずに履歴情報に基づいて特定可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、前記画像形成装置に装着された収納容器に収納されているトナーを用いてシートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像形成が行われたシートの累積枚数であって、前記画像形成装置の工場出荷時からの累積枚数をカウントするカウント手段と、前記画像形成装置に装着された前記収納容器の交換が行われると、交換後の収納容器に関する情報と当該交換時の前記累積枚数とを含む交換履歴を保存する第1保存手段と、前記画像形成装置においてエラーが発生すると、当該エラーが発生した際の前記累積枚数を含むエラー履歴を保存する第2保存手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置においてエラーが発生した際に使用されていたトナーカートリッジを、日時情報に依存せずに履歴情報に基づいて特定することが可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置である画像形成装置10のハードウェア構成の例を示すブロック図である。画像形成装置10は、スキャナ1、コントローラ2、プリンタ3、操作部4、トナーカートリッジ5(トナー収納容器)、及びカートリッジセンサ8を備える。トナーカートリッジ5は、トナー残量センサ6及びフラッシュメモリ7を備える。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置である画像形成装置10のハードウェア構成の例を示すブロック図である。画像形成装置10は、スキャナ1、コントローラ2、プリンタ3、操作部4、トナーカートリッジ5(トナー収納容器)、及びカートリッジセンサ8を備える。トナーカートリッジ5は、トナー残量センサ6及びフラッシュメモリ7を備える。
コントローラ2は、スキャナ1、プリンタ3、及び操作部4を制御することで、画像形成装置10全体を制御する。コントローラ2は、操作部4を介して入力された指示又はネットワークを介して外部装置から受信した指示に基づいて、スキャナ1及びプリンタ3の動作を制御する。これにより、コピー機能、スキャン機能、及びコピー機能等の、画像形成装置10の種々の機能が実現される。
スキャナ1は、光学ユニット(例えば、CCDイメージセンサ)を備え、原稿に光を照射して当該原稿の画像を光学的に読み取ることによって、当該画像に対応する画像データを生成する。プリンタ3には、トナーカートリッジ5が着脱可能に装着される。プリンタ3は、コントローラ2から受信した画像データに基づいて、トナーカートリッジ5に収納されているトナーを用いてシートに画像を形成する。コントローラ2は、カートリッジセンサ8によって、画像形成装置10に装着されたトナーカートリッジ5を検知可能である。コントローラ2は、カートリッジセンサ8を用いて、トナーカートリッジ5が装着されているか否かを判定する。
トナーカートリッジ5は、トナー残量センサ6を備える。トナー残量センサ6は、トナーカートリッジ5内のトナーの残量を検知可能である。コントローラ2は、トナー残量センサ6から、トナーの残量を示す情報を取得可能である。トナーカートリッジ5は、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ7をさらに備える。フラッシュメモリ7には、トナーカートリッジ5の識別情報と、トナーカートリッジ5の使用履歴を示す情報とが格納される。使用履歴を示す情報は、トナーカートリッジ5が装着された(トナーカートリッジ5内のトナーを使用して印刷を行った)ことがある画像形成装置の識別情報、及びトナーカートリッジ5のトナー切れになったことがあるか否かを示すフラグ情報を含みうる。トナー切れになった状態とは、いわゆるトナーアウト状態であり、トナーカートリッジ5内のトナー残量が0又は0に近い量になった状態である。
操作部4は、キーボード及びタッチパネル等を入力デバイスとして備え、液晶ディスプレイ等を表示デバイスとして備える。コントローラ2は、画像形成装置10におけるエラーの発生の有無、及び、コピー機能やスキャン機能等の、画像形成装置10が有する機能の制御に関連する情報を、操作部4に表示する。また、コントローラ2は、操作部4を介して、ユーザからの指示を受け付け可能である。
図2は、本実施形態の画像形成装置10のコントローラ2のハードウェア構成の例を示すブロック図である。コントローラ2は、CPU101、ROM102、RAM103、操作部インタフェース(I/F)105、スキャナI/F106、及びプリンタI/F107を備え、システムバス104に接続された各デバイスを総括的に制御する。
CPU101は、ROM102に格納されているプログラムを読みだして実行することによって、画像形成装置10全体の動作を制御する。ROM102は、画像形成装置10における表示や印刷等に使用される各種フォント、及びCPU101によって実行される各種制御プログラム等を格納している。ROM102は、NVRAM(不揮発性RAM)領域110も備えている。本実施形態では、エラー履歴300(図3(A))、カートリッジ交換履歴310(図3(B))、及び工場出荷時からの累積印刷枚数のカウント値等の種々の情報が、NVRAM領域110内に保持されうる。RAM103は、CPU101の主メモリ及びワークエリア等として用いられるとともに、画像情報の一次格納領域としても用いられる。
操作部I/F105は、操作部4に対するI/Fとして機能し、操作部4を制御する。スキャナI/F106は、スキャナ1に対するI/Fとして機能し、スキャナ1を制御する。プリンタI/F107は、プリンタ3に対するI/Fとして機能する。プリンタ3において発生したエラー、及びトナーカートリッジ5の状態を管理する。
<エラー履歴>
図3(A)は、画像形成装置10においてROM102のNVRAM領域110内に保持されるエラー履歴300の例を示す図である。エラー履歴300は、図3(A)に示すような複数の項目301〜303を含み、画像形成装置10においてエラーが発生するごとに生成されてNVRAM領域110に格納(保存)される。このため、画像形成装置10は、エラーが発生するごとに生成された複数のエラー履歴300をNVRAM領域110内に保持しうる。エラー履歴300の項目301〜303は、以下で説明するように、画像形成装置10において発生したエラーの内容を詳細に把握可能にする情報である。
図3(A)は、画像形成装置10においてROM102のNVRAM領域110内に保持されるエラー履歴300の例を示す図である。エラー履歴300は、図3(A)に示すような複数の項目301〜303を含み、画像形成装置10においてエラーが発生するごとに生成されてNVRAM領域110に格納(保存)される。このため、画像形成装置10は、エラーが発生するごとに生成された複数のエラー履歴300をNVRAM領域110内に保持しうる。エラー履歴300の項目301〜303は、以下で説明するように、画像形成装置10において発生したエラーの内容を詳細に把握可能にする情報である。
項目301は、画像形成装置10において発生したエラーの内容を示す情報である。画像形成装置10で発生しうるエラーには、用紙ジャムや定着不良等がある。項目301は、例えば、発生したエラーを一意に識別可能なエラーコートである。項目302は、画像形成装置10内でエラーが発生した場所を示す情報であり、エラーが発生した場所を一意に識別可能な場所情報である。項目303は、エラー発生時の画像形成装置10の累積印刷枚数である。累積印刷枚数は、画像形成装置10の工場出荷時からの、画像形成(印刷)が行われたシートの累積枚数である。画像形成装置10のCPU101は、累積印刷枚数をカウントし、当該累積枚数のカウント値を、NVRAM領域110内に保持する。項目303には、エラー発生時にNVRAM領域110内に保持されているカウント値が格納される。
<カートリッジ交換履歴>
図3(B)は、画像形成装置10においてROM102のNVRAM領域110内に保持されるカートリッジ交換履歴310の例を示す図である。カートリッジ交換履歴310は、図3(B)に示すような複数の項目311〜315を含み、画像形成装置10に装着されるトナーカートリッジ5が交換されるごとに生成されてNVRAM領域110に保存される。このため、画像形成装置10は、トナーカートリッジ5が交換されるごとに生成された複数のカートリッジ交換履歴310をNVRAM領域110内に保持しうる。カートリッジ交換履歴310の項目311〜315は、以下で説明するように、交換されたトナーカートリッジ5の使用履歴を詳細に把握可能にする情報である。
図3(B)は、画像形成装置10においてROM102のNVRAM領域110内に保持されるカートリッジ交換履歴310の例を示す図である。カートリッジ交換履歴310は、図3(B)に示すような複数の項目311〜315を含み、画像形成装置10に装着されるトナーカートリッジ5が交換されるごとに生成されてNVRAM領域110に保存される。このため、画像形成装置10は、トナーカートリッジ5が交換されるごとに生成された複数のカートリッジ交換履歴310をNVRAM領域110内に保持しうる。カートリッジ交換履歴310の項目311〜315は、以下で説明するように、交換されたトナーカートリッジ5の使用履歴を詳細に把握可能にする情報である。
項目311は、トナーカートリッジ5のフラッシュメモリ7内に予め格納されている、トナーカートリッジ5の識別情報である。項目312は、トナーカートリッジ5のフラッシュメモリ7の状態を示すメモリ状態情報である。メモリ状態情報は、フラッシュメモリ7に対して読み取り及び書き込み(R/W)が可能であるか否かを示し、可能である場合には「正常」を示す情報、可能ではない場合には「異常」を示す情報が設定される。項目313は、トナーカートリッジ5が画像形成装置10に装着された際の(トナーカートリッジ5への交換が行われた際の)、画像形成装置10の累積印刷枚数である。
項目314は、トナーカートリッジ5がトナーアウト状態になったことがあるか否かを示すトナー切れフラグである。トナー切れフラグは、予め、トナーアウトになったことが無いことを示す「OFF」に設定されて、トナーカートリッジ5内のフラッシュメモリ7内に格納される。当該トナー切れフラグは、トナーカートリッジ5が画像形成装置10に装着された状態で、トナーアウトになったことがトナー残量センサ6によって検知されると、トナーアウトになったことがあることを示す「ON」に設定される。トナー切れフラグは、トナーカートリッジ5が過去に一度でもトナーアウトになったことがある否かを示し、トナーカートリッジ5の使用履歴を示す情報の一例である。トナー切れフラグがONであり、かつ、トナーアウトになった後にトナーカートリッジ5がトナーアウト状態でなくなった場合には、トナーカートリッジ5にトナーが再充填されたと判定することができる。トナーが再充填されているか否かを、トナーカートリッジ5の使用履歴に含めることとしてもよい。
項目315は、トナーカートリッジ5が過去に装着されたことがある画像形成装置の識別情報である。この情報は、トナーカートリッジ5のフラッシュメモリ7内に格納される、カートリッジセンサ8によってトナーカートリッジ5の装着を過去に検知した画像形成装置を識別可能にする情報であり、トナーカートリッジ5の使用履歴を示す情報の一例である。
<印刷時の処理>
図4は、画像形成装置10において印刷時に行われる処理の手順を示すフローチャートである。図4の各ステップの処理は、CPU101がROM102に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって画像形成装置10において実現される。
図4は、画像形成装置10において印刷時に行われる処理の手順を示すフローチャートである。図4の各ステップの処理は、CPU101がROM102に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって画像形成装置10において実現される。
画像形成装置10においてシートへの印刷を行うジョブの実行が開始されると、S1で、CPU101は、印刷対象となるシートを給紙部から給紙されか否かを判定する。CPU101は、1枚のシートが給紙されるごとに、処理をS1からS2へ進める。S2で、CPU101は、ROM102のNVRAM領域110内に保持されている、画像形成装置10の工場出荷時からの累積印刷枚数のカウント値を1増加させる。
このように、本実施形態では、CPU101は、1枚のシートが給紙されるごとに、累積印刷枚数のカウント値を1増加させることによって、画像形成装置10の工場出荷時からの累積印刷枚数をカウントしている。NVRAM領域110内に保持されている累積印刷枚数は、工場出荷前に0に初期化され、工場出荷後に初期化を行えないように設定されている。
次にS3で、CPU101は、トナーカートリッジ5内のトナー残量センサ6から、トナーカートリッジ5内のトナー残量の検知結果を取得する。更にS4で、CPU101は、取得した検知結果に基づいて、トナーアウト状態であるか否かを判定する。CPU101は、トナーアウトでない場合には処理をS1に戻し、トナーアウト状態である場合には処理をS5へ進める。
S5で、CPU101は、トナーカートリッジ5内のフラッシュメモリ7に保持されている、トナー切れフラグを「ON」に設定する。これにより、CPU101は、トナーカートリッジ5のトナーアウト状態になったことがあることを示すフラグ情報を、画像形成装置10に装着されているフラッシュメモリ7に格納する。その後、CPU101は処理を終了する。
<エラー発生時の処理>
図5は、画像形成装置10においてエラー発生時に行われる処理の手順を示すフローチャートである。図5の各ステップの処理は、CPU101がROM102に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって画像形成装置10において実現される。図5の処理は、画像形成装置10の起動中に実行される。
図5は、画像形成装置10においてエラー発生時に行われる処理の手順を示すフローチャートである。図5の各ステップの処理は、CPU101がROM102に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって画像形成装置10において実現される。図5の処理は、画像形成装置10の起動中に実行される。
まずS11で、CPU101は、用紙ジャム等のエラーが発生したか否かを判定する。CPU101は、エラーが発生していない場合には、S11の判定を繰り返し、エラーが発生した場合には、処理をS12へ進める。即ち、画像形成装置10においてエラーが発生するごとに、S12〜S14の処理が行われる。
S12で、CPU101は、画像形成装置10において発生したエラーの内容及び発生場所を示す情報を格納したエラー履歴300を生成する。更に、S13で、CPU101は、NVRAM領域110内に保持されている累積印刷枚数(即ち、エラーが発生した際の累積印刷枚数)を、生成したエラー履歴300に格納する。その後、S14で、CPU101は、生成したエラー履歴300をNVRAM領域110内に保存し、処理をS11へ戻す。
<トナーカートリッジ交換時の処理>
図6は、画像形成装置10においてトナーカートリッジ5の交換時に行われる処理の手順を示すフローチャートである。図6の各ステップの処理は、CPU101がROM102に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって画像形成装置10において実現される。図6の処理は、画像形成装置10の起動中に実行される。
図6は、画像形成装置10においてトナーカートリッジ5の交換時に行われる処理の手順を示すフローチャートである。図6の各ステップの処理は、CPU101がROM102に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって画像形成装置10において実現される。図6の処理は、画像形成装置10の起動中に実行される。
まずS21で、CPU101は、カートリッジセンサ8によるトナーカートリッジ5の検知結果に基づいて、トナーカートリッジ5が交換されたか否かを判定する。CPU101は、トナーカートリッジ5が交換されていない場合には、S21の判定を繰り返し、トナーカートリッジ5が交換された場合には、処理をS22へ進める。即ち、トナーカートリッジ5が交換されるごとに、S22〜S28の処理が行われる。
S22で、CPU101は、交換後のトナーカートリッジ5のフラッシュメモリ7に対して読み取り及び書き込み(R/W)が可能であるか否か(即ち、正常に行えるか否か)を判定する。CPU101は、フラッシュメモリ7に対して読み取り及び書き込みが正常に行えない場合には、処理をS23へ進め、正常に行える場合には、処理をS24へ進める。
S23で、CPU101は、「異常」を示すメモリ状態情報を格納したカートリッジ交換履歴310を生成し、処理をS27へ進める。一方、S24で、CPU101は、CPU101は、「正常」を示すメモリ状態情報を格納したカートリッジ交換履歴310を生成し、処理をS25へ進める。なお、メモリ状態情報は、カートリッジ交換履歴310の項目312に格納される。
S25で、CPU101は、交換後のトナーカートリッジ5のフラッシュメモリ7に格納されている情報を取得し、生成したカートリッジ交換履歴310に格納する。具体的には、CPU101は、交換後のトナーカートリッジ5の識別情報、トナー切れフラグ、及び、交換後のトナーカートリッジ5が過去に装着されたことがある画像形成装置の識別情報を、フラッシュメモリ7から読み出す。更に、CPU101は、読み出した情報を、カートリッジ交換履歴310の項目311,314,315にそれぞれ格納する。
次にS26で、CPU101は、ROM102に保持されている自装置(画像形成装置10)の識別情報(例えば、本体シリアル番号)を、交換後のトナーカートリッジ5のフラッシュメモリ7に格納し、処理をS27へ進める。この識別情報は、交換後のトナーカートリッジ5が過去に装着された画像形成装置を示す情報として、フラッシュメモリ7内に保持される。
S27で、CPU101は、ROM102のNVRAM領域110に保持されている累積印刷枚数を、カートリッジ交換履歴310に格納する。即ち、交換後のトナーカートリッジ5が画像形成装置10に装着された際の(トナーカートリッジ5の交換が行われた際の)累積印刷枚数として、カートリッジ交換履歴310に格納される。累積印刷枚数は、カートリッジ交換履歴310の項目313に格納される。カートリッジ交換履歴310に格納された累積印刷枚数は、画像形成装置10においてエラーが発生した際に装着されていたトナーカートリッジ(トナー収納容器)を特定するための情報として使用することが可能である。その後、S28で、CPU101は、生成したカートリッジ交換履歴310をNVRAM領域110内に保存し、処理をS21へ戻す。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置10において、CPU101は、プリンタ3によって画像形成(印刷)が行われたシートの累積枚数(累積印刷枚数)であって、画像形成装置10の工場出荷時からの累積印刷枚数をカウントする。CPU101は、画像形成装置10に装着されたトナーカートリッジの交換が行われると、交換後のトナーカートリッジに関する情報を含むカートリッジ交換履歴310を、NVRAM領域110に保存する。CPU101は、画像形成装置10においてエラーが発生すると、当該エラーが発生した際の累積印刷枚数を含むエラー履歴を、NVRAM領域110に保存する。更に、CPU101は、カートリッジ交換履歴310を保存する場合、エラーが発生した際に装着されていたトナーカートリッジを特定するための情報として、交換が行われた際の累積印刷枚数をカートリッジ交換履歴310に含めて保存する。
これにより、NVRAM領域110に保存された、カートリッジ交換履歴310及びエラー履歴300に含まれる累積印刷枚数を比較することで、画像形成装置10のエラー発生時に使用(装着)されていたトナーカートリッジを特定することが可能になる。したがって、RTCに依存することなく(即ち、日時情報に依存することなく)、エラー発生時に使用されていたトナーカートリッジを特定することが可能になる。
また、特定したトナーカートリッジについてのカートリッジ交換履歴310に含められるトナー切れフラグ及びトナーカートリッジが過去に装着されたことがある画像形成装置の識別情報に基づいて、トナーカートリッジの使用履歴を把握することが可能になる。これにより、画像形成装置10において発生したエラーの原因が画像形成装置10にあるのか、エラー発生時に装着されていたトナーカートリッジにあるのかを区別することが可能になる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:画像形成装置、1:スキャナ、2:コントローラ、3:プリンタ、4:操作部、
5:トナーカートリッジ、6:トナー残量センサ、7:フラッシュメモリ
8:カートリッジセンサ、101:CPU
5:トナーカートリッジ、6:トナー残量センサ、7:フラッシュメモリ
8:カートリッジセンサ、101:CPU
Claims (11)
- 画像形成装置であって、
前記画像形成装置に装着された収納容器に収納されているトナーを用いてシートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって画像形成が行われたシートの累積枚数であって、前記画像形成装置の工場出荷時からの累積枚数をカウントするカウント手段と、
前記画像形成装置に装着された前記収納容器の交換が行われると、交換後の収納容器に関する情報と当該交換時の前記累積枚数とを含む交換履歴を保存する第1保存手段と、
前記画像形成装置においてエラーが発生すると、当該エラーが発生した際の前記累積枚数を含むエラー履歴を保存する第2保存手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1保存手段は、前記交換後の収納容器が備えるメモリに格納されている、当該収納容器の使用履歴を示す情報を、前記交換履歴に含める
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記使用履歴を示す情報は、前記収納容器が装着されたことがある画像形成装置の識別情報を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第1保存手段は、更に、前記交換が行われると、自装置の識別情報を前記交換後の収納容器の前記メモリに格納する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記使用履歴を示す情報は、前記収納容器がトナーアウト状態になったことがあるか否かを示すフラグ情報を含む
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置に装着されている収納容器が備えるセンサによって当該収納容器のトナー残量を検知する検知手段を更に備え、
前記検知手段は、前記トナーアウト状態であることを検知すると、前記トナーアウト状態になったことがあることを示すフラグ情報を、前記画像形成装置に装着されている収納容器の前記メモリに格納する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記カウント手段は、前記累積枚数のカウント値を保持しており、
前記カウント値は、前記画像形成装置の工場出荷後に初期化を行えないように設定されている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1保存手段は、更に、前記交換後の収納容器が備えるメモリに対する読み取り及び書き込みが可能であるか否かを判定し、前記メモリに対する読み取り及び書き込みが可能であるか否かを示す状態情報を、前記交換履歴に含める
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記エラー履歴は、発生したエラーの内容及び発生場所を示す情報を含む
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置に装着された収納容器に収納されているトナーを用いてシートに画像を形成する画像形成工程と、
前記画像形成工程において画像形成が行われたシートの累積枚数であって、前記画像形成装置の工場出荷時からの累積枚数をカウントするカウント工程と、
前記画像形成装置に装着された前記収納容器の交換が行われると、交換後の収納容器に関する情報と当該交換時の前記累積枚数とを含む交換履歴を保存する第1保存工程と、
前記画像形成装置においてエラーが発生すると、当該エラーが発生した際の前記累積枚数を含むエラー履歴を保存する第2保存工程と、
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項10に記載の画像形成装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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