JP2018193835A - 建設機械のダスト捕集装置 - Google Patents

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賢次郎 組谷
Kenjiro Kumiya
賢次郎 組谷
允紀 廣澤
Mitsunori Hirosawa
允紀 廣澤
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Abstract

【課題】フィルタよりも冷却風上流側かつ下側にあるダストがフィルタに向かって巻き上がることを抑制する。【解決手段】ダスト捕集装置10は、冷却風を発生させるファン42と、ファン42が発生させた冷却風中のダストDを捕集するフィルタ44と、巻上抑制部50と、を備える。巻上抑制部50は、フィルタ44よりも上流側X1かつ下側Z2に配置される。巻上抑制部50は、互いに間隔をあけて配置される複数の部材60を備える。それぞれの部材60は、フィルタ44を向いたフィルタ対向面61aを備える。フィルタ44から見たときに、複数の部材60どうしが重なる。【選択図】図2

Description

本発明は、冷却風中のダストを捕集する、建設機械のダスト捕集装置に関する。
例えば特許文献1などに従来の建設機械が記載されている。同文献の図3などに記載の技術は、冷却風中のダストを捕集するフィルタを備える。
特開2013−83106号公報
同文献の記載の技術では、フィルタよりも冷却風の上流側かつ下側にあるダストが、冷却風により巻き上げられるおそれがある。その結果、フィルタに向かって巻き上げられたダストが、フィルタに捕集されるおそれがある。
そこで本発明は、フィルタよりも冷却風上流側かつ下側にあるダストがフィルタに向かって巻き上がることを抑制できる、建設機械のダスト捕集装置を提供することを目的とする。
本発明の建設機械のダスト捕集装置は、冷却風を発生させるファンと、前記ファンが発生させた冷却風中のダストを捕集するフィルタと、巻上抑制部と、を備える。前記巻上抑制部は、前記フィルタよりも冷却風上流側かつ下側に配置される。前記巻上抑制部は、互いに間隔をあけて配置される複数の部材を備える。それぞれの前記部材は、前記フィルタを向いたフィルタ対向面を備える。前記フィルタから見たときに、複数の前記部材どうしが重なる。
上記構成により、フィルタよりも冷却風上流側かつ下側にあるダストがフィルタに向かって巻き上がることを抑制できる。
建設機械を後側から見た図である。 図1に示す建設機械のダスト捕集装置を示す断面図である。 図2に示すダスト捕集装置の一部を示す断面図である。 第2実施形態のダスト捕集装置を示す断面図である。 第3実施形態のダスト捕集装置の一部を示す断面図である。 第4実施形態のダスト捕集装置の一部を示す断面図である。 第5実施形態のダスト捕集装置の一部を示す断面図である。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して、第1実施形態の建設機械1のダスト捕集装置10について説明する。
建設機械1は、建設作業などの作業を行う機械であり、例えばショベルなどである。建設機械1は、図1に示すように、下部走行体5と、旋回ベアリング6と、上部旋回体7と、を備える。
下部走行体5は、建設機械1を走行させる部分であり、クローラ5aを備える。クローラ5aは、下部走行体5における左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。2つのクローラ5aそれぞれは、下部走行体5における前後方向に延びる。
上部旋回体7は、旋回ベアリング6を介して、下部走行体5に対して旋回可能に取り付けられる。下部走行体5に対する上部旋回体7の回転軸の方向を、上下方向Zとする。上下方向Zにおいて、下部走行体5から上部旋回体7に向かう側を上側Z1とし、その逆側を下側Z2とする。上部旋回体7は、アタッチメント7aと、キャブ7cと、ダスト捕集装置10と、を備える。アタッチメント7aは、例えば、ブームと、ブームに回転自在に取り付けられるアーム(図示なし)と、アームに回転自在に取り付けられるバケット(図示なし)と、を備える。
ダスト捕集装置10は、冷却風C中のダストD(塵、埃、ゴミ)を捕集する装置である。図2に示すように、ダスト捕集装置10は、フレーム20と、ガード30と、機械室40と、機械室40内部の機器と、巻上抑制部50と、を備える。
フレーム20(旋回フレーム、上部フレーム、アッパフレーム)は、各種機器が搭載される構造物である。フレーム20には、図1に示すアタッチメント7a、旋回ベアリング6、および、キャブ7cが取り付けられる。図2に示すように、フレーム20は、フレーム底板21を備える。フレーム底板21には、貫通孔21aが形成される。貫通孔21aは、機械室40の外部と内部とを連通する。
ガード30は、エンジン41などの機器を覆う。ガード30は、ガード上側部分31と、ガード上流側部分33と、吸気口33aと、を備える。ガード上側部分31は、ガード30の上側Z1の部分である。ガード上流側部分33は、ガード30の上流側X1(冷却風上流側)の部分である。「上流側X1」については後述する。吸気口33aは、機械室40の外部と内部とを連通し、機械室40の外部から内部に冷却風Cを取り込むための孔である。吸気口33aは、ガード上流側部分33に形成される。吸気口33aの一部または全部は、ガード上側部分31に形成されてもよい。吸気口33aは、例えば複数のスリットなどにより構成される。
機械室40は、ガード30およびフレーム底板21により囲まれた空間である。機械室40は、吸気室40aを備える。吸気室40aは、機械室40のうちフィルタ44よりも上流側X1の部分である。機械室40の内部に、機器が配置される。機械室40の内部の機器は、フレーム20に搭載される。機械室40の内部の機器には、エンジン41と、ファン42と、ラジエータ43と、フィルタ44と、清掃機構45と、がある。なお、貫通孔21aの内側(貫通孔21aの内面に囲まれた領域)は、機械室40の内部であるとする。
エンジン41は、建設機械1の駆動源であり、油圧ポンプなどを駆動し、ファン42を駆動する。
ファン42は、冷却風Cを発生させる。ファン42が発生させた冷却風Cは、ラジエータ43を冷却する。ファン42の位置における冷却風Cの流れの方向を上下流方向X(冷却風上下流方向)とする。上下流方向Xにおいて、ファン42の位置における冷却風Cの上流側(吸気側)を上流側X1(冷却風上流側)とし、その逆側(排気側)を下流側X2(冷却風下流側)とする。ファン42は、エンジン41よりも上流側X1に配置される。ファン42は、エンジン41に直結され、エンジン41に回転駆動させられる。なお、ファン42の駆動源はエンジン41でなくてもよい。
ラジエータ43は、冷却媒体を冷却する熱交換器である。ラジエータ43が冷却する冷却媒体は、流体であり、例えば水(冷却水)であり、例えばエンジン41を冷却する。ラジエータ43は、ファン42よりも上流側X1に配置される。
フィルタ44(集塵フィルタ)は、冷却風C中のダストDを捕集(集塵)する。フィルタ44は、ファン42よりも上流側X1に配置され、ラジエータ43よりも上流側X1に配置される。フィルタ44は、上下方向Zに延びる。フィルタ44は、上下方向Zに対して傾いてもよい。
清掃機構45は、フィルタ44を清掃するための機構である。清掃機構45は、フィルタ44に捕集された(溜まった)ダストDを、フィルタ44から落下させるための機構である。例えば、清掃機構45は、フレーム20に対してフィルタ44を揺動自在に支持する機構を備える。例えば、清掃機構45は、フレーム20に対してフィルタ44が揺動するように駆動する機構を備える。清掃機構45は、フレーム20に対してフィルタ44を手動で揺動可能とするものでもよい。
巻上抑制部50は、フィルタ44から落下したダストDが巻き上がることを抑制する。巻上抑制部50は、フィルタ44よりも上流側X1かつ下側Z2に配置される。さらに詳しくは、巻上抑制部50の少なくとも一部は、フィルタ44の上流側X1の端よりも上流側X1に配置される。巻上抑制部50の少なくとも一部は、フィルタ44の下側Z2端部よりも下側Z2に配置される。巻上抑制部50は、貫通孔21aの内側に配置される。巻上抑制部50は、貫通孔21aの外側に配置されてもよい(詳細は後述)。巻上抑制部50は、機械室40の内部と外部とを略仕切るように配置される。図3に示すように、巻上抑制部50は、複数の部材60を備える。
複数の部材60は、互いに間隔をあけて配置される。この間隔の広さは、ダストDが通ることが可能な広さである。複数の部材60は、上下流方向Xに並ぶ(列をなす)。部材60は、板状の板状部材61により構成される。部材60は、板状部材61以外の部分を備えてもよい(第3実施形態などを参照)。部材60が板状部材61のみにより構成される場合は、部材60が板状部材61以外の部分を備える場合に比べ、巻上抑制部50を軽量化できる。板状部材61は、フィルタ対向面61aと、反フィルタ対向面61bと、を備える。なお、図2では、複数の部材60の一部にのみ符号を付した(図4も同様)。
フィルタ対向面61aは、図3に示すように、フィルタ44を向いた面である。フィルタ対向面61aの法線は、フィルタ44またはフィルタ44の近傍を通る。フィルタ対向面61aは、上側Z1ほど上流側X1に配置されるように、上下方向Zおよび上下流方向Xに対して傾斜する。反フィルタ対向面61bは、板状部材61の面であって、フィルタ対向面61aとは反対側の面である。なお、図3では、複数の部材60のうち1つの部材60にのみ、フィルタ対向面61aの符号を付した(反フィルタ対向面61bも同様)。
(部材60の配置)
部材60は、次のように配置される。
[配置1]フィルタ44から見たときに、複数の部材60どうしが重なる。すなわち、複数の部材60は、フィルタ44から見たときに、部材60間の隙間が見えないように配置される。複数の部材60は、フィルタ44から見たときに、部材60間の隙間から、部材60の向こう側が見えることがないように配置される。「フィルタ44から見たとき」は、フィルタ44の、ある位置(どの位置でもよい)から見たとき、を意味する。「複数の部材60どうしが重なる」には、複数の部材60の端部どうしが一致する場合も含まれる(以下同様)。
[配置2]図2に示すように、フィルタ44のうち、ファン42の回転軸と同じ高さの部分を、回転軸高さ部44aとする。さらに詳しくは、回転軸高さ部44aは、フィルタ44の上流側X1の端部のうち、ファン42の回転軸と同じ高さの部分である。図3に示すように、回転軸高さ部44aから見たときに、複数の部材60どうしが重なる。すなわち、複数の部材60は、回転軸高さ部44aから見たときに、部材60間の隙間が見えないように配置される。
[配置3]フィルタ44の上側Z1端部を上端部44bとする。さらに詳しくは、上端部44bは、フィルタ44の上流側X1の端部の、上側Z1端部である。上端部44bから見たときに、複数の部材60どうしが重なる。すなわち、複数の部材60は、上端部44bから見たときに、部材60間の隙間が見えないように配置される。
[配置4]部材60の真上から見たときに、複数の部材60どうしが重なる(重なる部分Aが存在する)。すなわち、複数の部材60は、部材60の真上から見たときに、部材60間の隙間が見えないように配置される。「部材60の真上から見たとき」は、下部走行体5に対する上部旋回体7の回転軸の方向と一致する方向(上下方向Z)における上側Z1から下側Z2に向かう向きに部材60を見たとき、を意味する。
上記[配置1]〜[配置4]それぞれの条件は、巻上抑制部50の一部で成り立ってもよく、巻上抑制部50の全体で成り立つことが好ましい。
(作動)
図2に示すダスト捕集装置10の作動、ダストDの動きなどは次の通りである。ファン42が、冷却風Cを発生させる。冷却風Cは、機械室40の外部から、吸気口33aを介して、機械室40の内部に流入し、フィルタ44を通り、ラジエータ43を通り、ファン42を通る。冷却風Cの流れの方向は、フィルタ44の近傍では、上下流方向X、または、ほぼ上下流方向Xである。例えば、吸気口33aがガード上側部分31に設けられる場合などには、ガード上流側部分33の近傍などでは、冷却風Cの流れの方向は、上下流方向Xに対して傾斜してもよく、上下方向Zでもよい。図2に示す例では、冷却風Cの流れの方向は、吸気口33aからフィルタ44を介してファン42まで、上下流方向Xである。
冷却風Cに含まれるダストDは、フィルタ44に捕集される。清掃機構45が作動することで、フィルタ44に捕集されたダストDが、フィルタ44から落下する。図3に示すように、フィルタ44から落下したダストDは、部材60の間を通り、部材60よりも下側Z2に移動する。その結果、このダストDは、図1に示す機械室40の内部から外部へ(建設機械1の内部から外部へ)排出される。このダストDは、地面に落下する場合があり、クローラ5aの上面(上側Z1の面)に落下する場合もある。
図3に示すように、冷却風Cは、フィルタ44の近傍で、フィルタ44に向かって流れる。その結果、部材60の近傍において、部材60よりも上側Z1の空間の圧力が、負圧になる(部材60よりも下側Z2の空間の圧力(大気圧)よりも低圧になる)。この冷却風Cの流れおよび負圧により、部材60よりも下側Z2のダストDが、上側Z1および下流側X2に(フィルタ44側に)吸い込まれようとする。ここで、上記「部材60よりも下側Z2のダストD」には、図1に示す機械室40の内部から外部に落下したダストDと、機械室40の内部に入ることなく機械室40の外部に存在するダストDと、が含まれる。上記「機械室40の内部に入ることなく機械室40の外部に存在するダストD」には、例えば、地面から巻き上げられて空気中を漂うダストDなどが含まれる。
図3に示すように、部材60よりも下側Z2のダストDは、フィルタ44側に吸い込まれようとしたとき、部材60に当たる。このとき、部材60が、ダストDの移動を妨げる。よって、部材60よりも下側Z2からフィルタ44側(上側Z1および下流側X2)にダストDが移動する(巻き上がる)ことを抑制できる。部材60に当たったダストDは、部材60よりも下側Z2に落下する。よって、このダストDがフィルタ44に捕集されない。よって、フィルタ44から落下し、部材60よりも下側Z2に落下したダストDが、フィルタ44に再度付着することを抑制できる。また、機械室40の内部に入ることなく機械室40の外部に存在するダストDが、貫通孔21aを通って機械室40に入り、フィルタ44に付着することを抑制できる。
部材60よりも下側Z2の地面などには、ダストD以外の物が存在する。ダストD以外の物には、例えば、石、岩、および針金などがある。部材60は、貫通孔21aを塞ぐように、またはほぼ塞ぐように配置される。よって、部材60は、貫通孔21aのカバー(アンダーカバー)として機能する。具体的には、貫通孔21aを通って機械室40の内部に侵入しようとするダストD以外の物が、部材60に当たる。よって、ダストD以外の物の、機械室40の内部への侵入を抑制できる。部材60どうしの間隔が狭いほど、この作用が大きく得られる。
(第1の発明の効果)
図2に示すダスト捕集装置10による効果は次の通りである。ダスト捕集装置10は、冷却風Cを発生させるファン42と、ファン42が発生させた冷却風C中のダストDを捕集するフィルタ44と、巻上抑制部50と、を備える。巻上抑制部50は、フィルタ44よりも上流側X1かつ下側Z2に配置される。
[構成1−1]図3に示すように、巻上抑制部50は、互いに間隔をあけて配置される複数の部材60を備える。それぞれの部材60は、フィルタ44を向いたフィルタ対向面61aを備える。
[構成1−2]フィルタ44から見たときに、複数の部材60どうしが重なる。
ダスト捕集装置10は、主に上記[構成1−1]を備える。よって、ダストDがフィルタ44から落下した場合、このダストDは、フィルタ対向面61aに当たって部材60の間を通る、または、フィルタ対向面61aに当たることなく部材60の間を通る。よって、ダストDを、部材60よりも下側Z2に落下させることができる。よって、部材60よりも上側Z1から下側Z2に、ダストDを排出できる。
ダスト捕集装置10は、主に上記[構成1−2]を備える。よって、部材60よりも下側Z2のダストDがフィルタ44に向かって移動しようとしたとき、このダストDが、部材60に当たりやすい。よって、フィルタ44よりも上流側X1かつ下側Z2にあるダストDが、フィルタ44に向かって巻き上がることを抑制できる。
その結果、次の効果が得られてもよい。フィルタ44から落下し、部材60よりも下側Z2に落下したダストDが、フィルタ44に再度捕集されること(再付着、再吸引)を抑制できる。また、フィルタ44から落下したダストD以外のダストDであって、部材60よりも下側Z2にあるダストDが、フィルタ44に捕集されること(付着、吸引)を抑制できる。
(第2の発明の効果)
[構成2]フィルタ44のうちファン42(図2参照)の回転軸と同じ高さの部分(回転軸高さ部44a)から見たときに、複数の部材60どうしが重なる。
回転軸高さ部44aでは、フィルタ44の他の部分に比べ、冷却風Cが強くなりやすい。また、フィルタ44のうち、回転軸高さ部44aよりも下側Z2の部分は、回転軸高さ部44aよりも上側Z1の部分に比べ、部材60に近い。よって、仮に巻上抑制部50が設けられないとすれば、フィルタ44の下側Z2端部から回転軸高さ部44aまでの部分で、部材60よりも下側Z2のダストDが捕集されやすい。そこで、ダスト捕集装置10は、上記[構成2]を備える。よって、部材60よりも下側Z2のダストDが、フィルタ44に向かって移動しようとしたとき、部材60に当たりやすい。特に、部材60よりも下側Z2のダストDが、フィルタ44の下側Z2端部から回転軸高さ部44aまでの部分に向かって移動しようとしたとき、部材60に当たりやすい。よって、フィルタ44に向かってダストDが巻き上がることをより抑制できる。
(第3の発明の効果)
[構成3]フィルタ44の上端部44bから見たときに、複数の部材60どうしが重なる。
上記[構成3]により、上記[構成3]の条件を満たさない場合に比べ、部材60よりも下側Z2のダストDが、部材60により当たりやすい。よって、フィルタ44に向かってダストDが巻き上がることをより抑制できる。
(第4の発明の効果)
[構成4]部材60の真上から見たときに、複数の部材60どうしが重なる。
上記[構成4]により、上記[構成4]の条件を満たさない場合に比べ、部材60よりも下側Z2のダストDが、部材60により当たりやすい。よって、フィルタ44に向かってダストDが巻き上がることをより抑制できる。
その結果、次の効果が得られてもよい。上記[構成4]により、部材60よりも下側Z2のダストD以外の物が、真上に(上側Z1と一致する向きに)移動すると、確実に部材60に当たる。よって、部材60よりも下側Z2のダストD以外の物が、部材60よりも上側Z1に侵入することを抑制できる。
(第5の発明の効果)
[構成5]部材60は、フィルタ対向面61aを有する板状部材61を備える。
上記[構成5]により、フィルタ対向面61aを有する物が、板状でない物により構成される場合に比べ、部材60を簡易に構成できる。
(第9の発明の効果)
[構成9]図2に示すように、ダスト捕集装置10は、ファン42およびフィルタ44が搭載されるフレーム底板21を備える。巻上抑制部50は、フレーム底板21に形成された貫通孔21aの内側に配置される。
ダスト捕集装置10は、上記[構成9]を備える。よって、例えば、フレーム底板21に貫通孔21aが設けられず、フレーム底板21よりも上側Z1に巻上抑制部50が配置される場合などに比べ、ダスト捕集装置10を軽量化できる。また、上記[構成9]により、ダストDを、貫通孔21aを介して、フレーム底板21よりも下側Z2(建設機械1の外側)に排出できる。
(第2実施形態)
図4を参照して、第2実施形態のダスト捕集装置210について、第1実施形態との相違点を説明する。なお、ダスト捕集装置210のうち、第1実施形態との共通点については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略した(共通点の説明を省略する点については他の実施形態の説明も同様)。ダスト捕集装置210は、トレイ270を備える。
トレイ270は、フィルタ44から落下し、部材60の間を通り、部材60よりも下側Z2に落下したダストDを捕集する。例えば、トレイ270は、盆状であり、蓋のない箱の形状である。トレイ270は、巻上抑制部50の近傍に配置され、巻上抑制部50の真下(巻上抑制部50よりも下側Z2、かつ、巻上抑制部50と上下方向Zに対向する位置)に配置される。トレイ270は、巻上抑制部50と同様に、フィルタ44よりも上流側X1かつ下側Z2に配置される。トレイ270は、貫通孔21aの内側に配置される。なお、図4に示す例では、部材60は、貫通孔21aの外側に配置され、貫通孔21aよりも上側Z1に配置される。
(作動)
トレイ270に捕集されたダストD(部材60よりも下側Z2のダストD)は、フィルタ44側に吸い込まれようとしたとき、部材60に当たる。よって、トレイ270から、部材60よりも上側Z1にダストDが移動する(巻き上がる)ことを抑制できる。トレイ270が機械室40の外部へ取り出され、トレイ270に捕集されたダストDが捨てられた後、トレイ270が再び機械室40の内部に配置される。
巻上抑制部50が設けられずトレイ270が設けられる場合は、トレイ270に捕集されたダストDが、フィルタ44側に巻き上がり、フィルタ44に捕集される(再度吸着される)おそれがある。そのため、例えば、清掃機構45を用いてフィルタ44からダストDを落下させる毎に、トレイ270に捕集されたダストDを捨てる必要が生じる場合がある。そのため、メンテナンス回数が多くなる。一方、本実施形態では、トレイ270が設けられ、さらに、巻上抑制部50が設けられる。よって、フィルタ44から落下したダストDが、フィルタ44に再度吸着されることを抑制できる。その結果、メンテナンス回数を減らせる。
(第3実施形態)
図5を参照して、第3実施形態のダスト捕集装置310について、第1実施形態との相違点を説明する。ダスト捕集装置310の部材60は、補強部材363を備える。
補強部材363は、部材60の断面係数を増やし、部材60の強度を上げる。補強部材363は、板状部材61を補強する。補強部材363は、板状部材61に固定され、反フィルタ対向面61bに固定される。補強部材363は、板状部材61の下側Z2端部よりも上側Z1の部分に固定され、板状部材61の上側Z1端部よりも下側Z2の部分に固定される。補強部材363は、板状部材61と別体でもよく、板状部材61と一体的に形成されてもよい(第5実施形態を参照)。補強部材363は、板状であり、リブである。補強部材363は、板状部材61から下側Z2および上流側X1に延び、反フィルタ対向面61bから下側Z2および上流側X1に延びる。補強部材363は、下側Z2ほど上流側X1に配置されるように、上下方向Zおよび上下流方向Xに対して傾斜する。図5に示す例では、複数の部材60は、部材60の真上から見たときに、部材60間の隙間が見えないように配置される(上記[配置4]参照)。
(第6の発明の効果)
本実施形態のダスト捕集装置310による効果は次の通りである。部材60は、補強部材363を備える。
[構成6−1]補強部材363は、板状部材61に固定される。
[構成6−2]補強部材363は、フィルタ対向面61aとは反対側の面(反フィルタ対向面61b)に固定される。
上記[構成6−1]により、補強部材363が設けられない場合に比べ、部材60の断面係数が増えるので、部材60の強度を上げることができる。その結果、例えば、巻上抑制部50の一部の範囲などに、物(例えばバッテリなど)を載せやすい。その結果、物の配置の自由度を上げることができる。
上記[構成6−2]により、フィルタ44から落下したダストDがフィルタ対向面61aに当たったとき、ダストDが補強部材363に当たりにくい。よって、補強部材363が、ダストDの移動の邪魔になりにくい。よって、このダストDが、複数の部材60の間を通って、部材60よりも下側Z2に落下しやすい。
(第4実施形態)
図6を参照して、第4実施形態のダスト捕集装置410について、第1実施形態との相違点を説明する。本実施形態では、複数の部材60は、上下方向Zに複数段を構成するように配置される。複数の部材60は、下段451と、下段451よりも上側Z1に配置される上段453と、を構成するように配置される。
下段451および上段453それぞれは、上下流方向Xに並ぶ複数の部材60により構成される。上段453の部材60(の全部または一部)は、下段451の部材60に対し、上下流方向Xにずれた位置に配置される。複数の部材60は、上下互い違いに配置される。上段453の部材60と下段451の部材60とが、上下流方向Xに交互に配置される。さらに詳しくは、上流側X1から下流側X2の順に、例えば、上段453の1つの部材60、下段451の1つの部材60、上段453の1つの部材60、下段451の1つの部材60、というように複数の部材60が配置される。
図6に示す例では、部材60の真上から見たときに、上段453の部材60と下段451の部材60どうしが重なる(重なる部分Aが存在する)。すなわち、複数の部材60は、部材60の真上から見たときに、上段453の部材60と下段451の部材60との隙間が見えないように配置される(上記[配置4]参照)。部材60の真上から見たときに、上段453の部材60の端部と下段451の部材60の端部とが一致してもよい(上記[配置4]参照)。なお、上段453の部材60および下段451の部材60は、上記[配置4]を満たさなくてもよく、上記[配置1]〜[配置3]の少なくともいずれかの条件を満たしてもよい。
(第7の発明の効果)
本実施形態のダスト捕集装置410による効果は次の通りである。
[構成7]複数の部材60は、上下方向Zに複数段(下段451および上段453)を構成するように配置される。
上記[構成7]により、複数の部材60が上下方向Zに段を構成していない場合に比べ、ダストDが巻き上がりにくい。さらに詳しくは、下段451の部材60よりも下側Z2から上側Z1に、下段451の部材60どうしの間をダストDが通ったとしても、このダストDは、上段453の部材60に当たる場合がある。よって、フィルタ44に向かってダストDが巻き上がることをより抑制できる。
(第8の発明の効果)
[構成8]上段453の部材60は、下段451の部材60に対し、上下流方向Xにずれた位置に配置される。
ダスト捕集装置410は、上記[構成8]を備える。よって、ダストDが、下段451の部材60どうしの間を通り、上下流方向Xに直交する方向(上側Z1)に移動したとしても、このダストDは、上段453の部材60に当たりやすい。よって、フィルタ44に向かってダストDが巻き上がることをより抑制できる。
(第5実施形態)
図7に基づいて、第5実施形態のダスト捕集装置510について、主に第4実施形態との相違点を説明する。ダスト捕集装置510の部材60は、補強部材563を備える。
補強部材563は、次のように構成される。図5に示すように、第3実施形態の補強部材363は、板状部材61の反フィルタ対向面61bの上側Z1端部よりも下側Z2の部分に固定された。一方、図7に示すように、本実施形態の補強部材563は、反フィルタ対向面61bの上側Z1端部に固定される。補強部材563は、反フィルタ対向面61bと一体的に(連続的に)設けられる。部材60の断面形状は、L字状である。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。互いに異なる実施形態の構成要素どうしが組み合わされてもよい。各実施形態の構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。
例えば、機械室40の内部の機器の配置は変更されてもよい。例えば、図4に示す貫通孔21aの有無、およびトレイ270の有無は変更されてもよい。フレーム底板21、貫通孔21a、トレイ270、および巻上抑制部50の配置は、変更されてもよい。例えば、巻上抑制部50の全部または一部は、貫通孔21aの内側に配置されてもよく、貫通孔21aの外側(上側Z1および下側Z2の少なくともいずれか)に配置されてもよい。トレイ270の全部または一部は、貫通孔21aの内側に配置されてもよく、貫通孔21aの外側に配置されてもよい。貫通孔21aが設けられない場合、トレイ270は、フレーム底板21に載せられてもよい。貫通孔21aが設けられない場合、トレイ270とフレーム底板21との間に、間隔が設けられてもよく、物が配置されてもよい。
図6などに示す部材60の段の数、1段あたりの部材60の数、部材60の形状、複数の部材60どうしの間隔などは変更されてもよい。部材60の段の数は、上記実施形態では1段(図2参照)または2段(図6参照)であるが、3段以上でもよい。段が複数設けられる場合、段ごとに部材60の形状および配置(間隔など)が相違してもよく、相違しなくてもよい。1段の中での、複数の部材60の形状および配置(間隔など)が、相違してもよく、相違しなくてもよい。例えば、1段の中に、板状部材61のみを有する部材60(図2参照)、補強部材363を備える部材60(図5参照)、および、補強部材563を備える部材60(図7参照)、の3種類の部材60のうち、2種類以上の部材60があってもよい。
1 建設機械
10、210、310、410、510 ダスト捕集装置
21 フレーム底板
21a 貫通孔
42 ファン
44 フィルタ
50 巻上抑制部
60 部材
61 板状部材
61a フィルタ対向面
363、563 補強部材
C 冷却風
D ダスト
X1 冷却風上流側

Claims (9)

  1. 冷却風を発生させるファンと、
    前記ファンが発生させた冷却風中のダストを捕集するフィルタと、
    前記フィルタよりも冷却風上流側かつ下側に配置される巻上抑制部と、
    を備え、
    前記巻上抑制部は、互いに間隔をあけて配置される複数の部材を備え、
    それぞれの前記部材は、前記フィルタを向いたフィルタ対向面を備え、
    前記フィルタから見たときに、複数の前記部材どうしが重なる、
    建設機械のダスト捕集装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    前記フィルタのうち前記ファンの回転軸と同じ高さの部分から見たときに、複数の前記部材どうしが重なる、
    建設機械のダスト捕集装置。
  3. 請求項2に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    前記フィルタの上端部から見たときに、複数の前記部材どうしが重なる、
    建設機械のダスト捕集装置。
  4. 請求項3に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    前記部材の真上から見たときに、複数の前記部材どうしが重なる、
    建設機械のダスト捕集装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    前記部材は、前記フィルタ対向面を有する板状部材を備える、
    建設機械のダスト捕集装置。
  6. 請求項5に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    前記部材は、補強部材を備え、
    前記補強部材は、前記板状部材の前記フィルタ対向面とは反対側の面に固定される、
    建設機械のダスト捕集装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    複数の前記部材は、上下方向に複数段を構成するように配置される、
    建設機械のダスト捕集装置。
  8. 請求項7に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    上段の前記部材は、下段の前記部材に対し、冷却風上下流方向にずれた位置に配置される、
    建設機械のダスト捕集装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の建設機械のダスト捕集装置であって、
    前記ファンおよび前記フィルタが搭載されるフレーム底板を備え、
    前記巻上抑制部は、前記フレーム底板に形成された貫通孔の内側に配置される、
    建設機械のダスト捕集装置。
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