JP2018193050A - ハイブリッド車両の表示装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018193050A
JP2018193050A JP2017248789A JP2017248789A JP2018193050A JP 2018193050 A JP2018193050 A JP 2018193050A JP 2017248789 A JP2017248789 A JP 2017248789A JP 2017248789 A JP2017248789 A JP 2017248789A JP 2018193050 A JP2018193050 A JP 2018193050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
area
display device
hybrid vehicle
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017248789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6966723B2 (ja
Inventor
貴之 奥地
Takayuki Okuchi
貴之 奥地
仁一 太田
Jinichi Ota
仁一 太田
雄一 亀井
Yuichi Kamei
雄一 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to EP18172727.2A priority Critical patent/EP3403865B1/en
Priority to US15/982,643 priority patent/US11320292B2/en
Priority to CN201810478852.XA priority patent/CN108944403B/zh
Publication of JP2018193050A publication Critical patent/JP2018193050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6966723B2 publication Critical patent/JP6966723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Indicating Measured Values (AREA)

Abstract

【課題】走行状態が分かり易い、特に、エンジン始動の可能性が分かり易いハイブリッド車両の表示装置を提供する。【解決手段】ハイブリッド車両の走行に関する出力を表示する表示装置30Aであって、内燃機関を停止させて電動機を用いて走行する第1モードでの出力を示す第1領域31Aと、内燃機関を作動させて走行する第2モードでの出力を示す第2領域32Aとを有し、第1領域31Aは、第2領域32Aに近接する箇所において、内燃機関が始動する可能性がある出力を示す第3領域33Aを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、モータとエンジンとを有するハイブリッド車両の表示装置に関する。
ハイブリッド車両は、走行用の駆動力源として、モータとエンジンとを有している。そして、その走行モードとして、モータのみで駆動輪を駆動するEV(Electric Vehicle)モードと、モータ及びエンジンで駆動輪を駆動するHV(Hybrid Vehicle)モードを有している。
特開2009−143553号公報
ハイブリッド車両では、発進時には、EVモードで走行し、その後、車両の状況に応じて、エンジンを始動し、HVモードで走行している。このようなハイブリッド車両では、その表示装置において、EVモードでの走行であるのか、又は、HVモードでの走行であるのかを運転者に示すようにしている。例えば、上記特許文献1においては、2つの指針を用い、一方の指針2が現在の回転速度を示し、他方のドラッグ指示針5がEVモードで走行可能な弓形領域6を示しており、指針2が弓形領域6の範囲内にあればEVモードで走行していることを、指針2が弓形領域6の範囲外にあればHVモードで走行していることを、運転者に示している。また、ドラッグ指示針5の位置がエンジン始動のポイントを運転者に示している。
しかしながら、上述したドラッグ指示針5は、車両の状況により変化するものであり、運転者の運転操作に関係無く、針が動く場合がある。例えば、ドラッグ指示針5は、駆動用のバッテリの最大出力に左右され、この最大出力は、回生などにより充電が行われたら増加し、また、放電状態が続いていれば、その経過時間に伴って低下する。このような最大出力の変化により、運転者の運転操作に関係無く、ドラッグ指示針5が動いてしまうと、エンジン始動のポイントを示すドラッグ指示針5の位置や指針2と弓形領域6の位置関係を把握し難くなり、現在、EVモードで走行しているのか、又は、HVモードで走行しているのか、走行状態の判断が難しくなる。
特に、ハイブリッド車両では、環境や経済性などのため、運転者がEVモードでの走行を心がけていることが多いが、上述したように、運転者の運転操作に関係無く、ドラッグ指示針5が動いてしまうと、運転者が予期しないタイミングでエンジンが始動して、HVモードへ移行してしまい、運転者の意図する運転が難しくなる。従って、運転者にとって、走行状態が分かり易い、特に、エンジン始動の可能性が分かり易い表示装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、走行状態が分かり易い、特に、エンジン始動の可能性が分かり易いハイブリッド車両の表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
ハイブリッド車両の走行に関する出力を表示する表示装置であって、
内燃機関を停止させて電動機を用いて走行する第1モードでの前記出力を示す第1領域と、
前記内燃機関を作動させて走行する第2モードでの前記出力を示す第2領域とを有し、
前記第1領域は、前記第2領域に近接する箇所において、前記内燃機関が始動する可能性がある前記出力を示す第3領域を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第1の発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記第3領域は、所定の幅を有し、当該所定の幅は、前記内燃機関が始動する可能性がある前記出力の範囲に対応する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第1又は第2の発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記出力を表示する指針を有し、
前記指針は、前記内燃機関が始動したとき、前記第3領域から前記第2領域へ移動する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第3の発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記指針は、前記内燃機関が始動したとき、前記第3領域から前記第2領域の始点へ移動して、一旦停止した後、前記第2モードでの前記出力を前記第2領域内にて表示する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第1〜第4のいずれか1つの発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記第2領域は、複数の主目盛を有し、
前記第3領域の幅は、前記第2領域における前記主目盛の一区間の幅より広い
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第1〜第5のいずれか1つの発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記第1領域及び前記第2領域からなる表示領域は円形状であり、
前記第1領域及び前記第2領域は、扇状又は円弧状に配置され、
前記第1領域が有する前記第3領域は、前記表示領域の最上位置を境界として前記第2領域と同じ側に配置される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第6の発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記第3領域の始点は前記表示領域の最上位置である
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第6又は第7の発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記第2領域の周方向における幅は、前記第1領域の周方向における幅よりも狭い
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明に係るハイブリッド車両の表示装置は、
上記第1〜第8のいずれか1つの発明に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
前記第2領域と前記第3領域との間に空白領域を設けた
ことを特徴とする。
本発明によれば、ハイブリッド車両の表示装置において、内燃機関を停止させて電動機を用いて走行する第1モードを示す第1領域と内燃機関を作動させて走行する第2モードを示す第2領域とを有し、第1領域は、第2領域に近接する箇所において、内燃機関が始動する可能性がある出力を示す第3領域を有するので、内燃機関が始動する際の出力を第3領域の範囲内に示すことができ、これにより、第3領域以外の第1領域を内燃機関が始動しない領域として、第2領域を内燃機関が作動している領域として、明確に示すことができる。この結果、車両の走行状態が分かり易くなり、即ち、エンジン始動の可能性の程度が分かり易くなり、運転者は意図する運転がし易くなる。
ハイブリッド車両を説明するブロック図である。 本発明に係るハイブリッド車両の表示装置の実施形態の一例(実施例1)を示す図である。 本発明に係るハイブリッド車両の表示装置の他の実施形態の一例(実施例2)を示す図である。 本発明に係るハイブリッド車両の表示装置の他の実施形態の一例(実施例3)を示す図である。 本発明に係るハイブリッド車両の表示装置の他の実施形態の一例(実施例4)を示す図である。 本発明に係るハイブリッド車両の表示装置の他の実施形態の一例(実施例5)を示す図である。
以下、本発明に係るハイブリッド車両の表示装置の実施形態について、図1〜図6を参照して説明を行う。なお、ここでは、ハイブリッド車両を例示して説明を行うが、外部からの商用電源で駆動用のバッテリを充電可能なプラグインハイブリッド車両であっても良い。
[実施例1]
図1は、ハイブリッド車両を説明するブロック図である。また、図2は、本実施例のハイブリッド車両の表示装置を示す図である。
本実施例において、ハイブリッド車両(以降、車両)10は、走行用の駆動力源として、モータ11(電動機)とエンジン12(内燃機関)とを有している。モータ11は、前輪又は後輪を駆動する構成としても良いし、モータ11を複数設けて、前輪及び後輪を各々駆動する構成としても良い。また、エンジン12も、前輪又は後輪を駆動する構成としても良いし、前輪及び後輪を駆動する構成としても良い。また、車両10は、エンジン12により駆動されて発電を行うジェネレータ(図示省略)を有していても良い。
この車両10は、その走行モードとして、エンジン12を停止させて、モータ11を用いて駆動輪を駆動する第1モードと、エンジン12を作動させて、例えば、モータ11及びエンジン12で駆動輪を駆動する第2モードとを有している。
また、車両10は、ECU(Electronics Control Unit)20を有しており、ECU20は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入出力回路などからなる。
そして、モータ11からの信号値(モータ回転数、モータ出力など)やエンジン12からの信号値(オン/オフ、エンジン回転数、エンジン出力など)がECU20に入力される。また、モータ11に電力を供給する駆動用のバッテリ13からの信号値(SOC(State of Charge)や電池出力など)、車速を検出する車速センサ14の信号値、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ15の信号値などもECU20に入力される。このECU20は、入力された信号値に基づいて演算処理を行い、演算処理された演算値が表示装置30Aに入力される。
表示装置30Aは、上述した第1モード及び第2モードにおける車両10の走行に関する出力(以降、走行出力)を表示する指針式の計器であり、所謂、メータである。表示装置30Aとしては、機械式のアナログメータや液晶パネルなどからなるデジタルメータなどを使用可能である。
図2に示すように、表示装置30Aは、第1領域31A(第3領域33Aを含む)及び第2領域32Aが配置されると共に空白領域34Aが配置された円形状の計器板35(表示領域)と、計器板35上に回動可能に設けられた1本の指針36とを有している。この指針36は、ECU20から入力された演算値に対応する位置を指し示すものであり、この針1本で、第1モード及び第2モードにおける車両10の走行出力を表示している。
第1領域31Aは、エンジン12を停止させてモータ11を用いて走行するとき、つまり、第1モードのときの指針36の作動領域であり、第1モードでの走行出力を示す目盛領域である。この第1領域31Aは、計器板35上の外周部分において、12時位置(計器板35の最上位置T)を0°=360°とすると、約270°から約30°(9時から1時)の位置の間に扇状又は円弧状に配置されており、第3領域33Aを除いた領域は、約270°から0°(9時から12時)の位置の間に扇状又は円弧状に配置されている。また、0°(12時)の位置には、区分線L1が配置されており、この区分線L1は、第1モードにおいて、エンジン12が始動する可能性のない限界の位置を示している。なお、以降においては、方位の表現として、時計の時刻か、又は、12時位置を0°(=360°)とする角度のいずれか一方又は両方を用いる。
第1領域31A内の第3領域33Aを除いた領域の目盛は、第1モードでの走行出力を示す目盛であり、指針36は、9時から12時の位置の間において、上記走行出力に対応する位置を指し示している。この「第1モードでの走行出力」としては、例えば、バッテリ13の電池出力、車速センサ14で検出した車速、アクセル開度センサ15で検出したアクセル開度、モータ11のモータ回転数、モータ出力などが使用可能である。
上述した第1モードでの走行出力は、運転者が選択可能な構成にしても良い。例えば、表示装置30Aに選択スイッチ(図示省略)を設け、この選択スイッチを操作することにより、上述した走行出力の中から1つの走行出力を選択するようにすれば良い。
例えば、電池出力を選択した場合には、エンジン12を始動する可能性がない限界の電池出力が区分線L1の位置となり、指針36は現在の電池出力の位置を指し示すことになる。また、車速を選択した場合には、エンジン12を始動する可能性がない限界の車速が区分線L1の位置となり、指針36は現在の車速の位置を指し示すことになる。また、アクセル開度を選択した場合には、エンジン12を始動する可能性がない限界のアクセル開度が区分線L1の位置となり、指針36は現在のアクセル開度の位置を指し示すことになる。また、統合的な走行出力として、後述の実施例2で説明するバッテリ13の出力の余裕度を選択した場合には、エンジン12を始動する可能性がない限界の余裕度が区分線L1の位置となり、指針36は現在の余裕度の位置を指し示すことになる。
第3領域33Aは、エンジン12を始動させる複数の条件が成立して、エンジン12が始動する可能性が高まったとき、つまり、第1モードから第2モードへ移行する可能性があるときの指針36の作動領域であり、エンジン12が始動する可能性がある走行出力を示す目盛領域である。この第3領域33Aは、計器板35上の外周部分において、0°から約30°の位置(12時位置、即ち、最上位置Tから1時位置)の間に扇状又は円弧状に配置されている。約30°の位置(1時位置)には、区分線L2が配置されており、この区分線L2は、当該区分線L2を越えると、エンジン12が始動することになる位置を示している。この第3領域33Aは、第1領域31A内において、第2領域32Aに近接する箇所に配置されており、ここでは、空白領域34Aに対して反時計方向に隣接する箇所に配置されている。
第3領域33Aの目盛も、第1モードでの走行出力を示す目盛であるが、第1領域31A内の第3領域33Aを除いた領域の範囲内の走行出力を超えた走行出力、つまり、区分線L1を超えた走行出力を示す目盛であり、指針36は、12時から1時の位置の間において、上記走行出力に対応する位置を指し示している。
第3領域33Aにおいては、上述したように、エンジン12が始動する可能性があるが、始動する際の走行出力は、状況に応じて様々であり、ある程度の範囲がある。例えば、指針36の動きは、駆動用のバッテリ13の最大出力に左右され、この最大出力は、回生などにより充電が行われたら増加し、また、放電状態が続いていれば、その経過時間に伴って低下する。このような最大出力の変化により、エンジン12が始動する際の指針36の位置が変動し得る。第3領域33Aは、エンジン12が始動する可能性がある走行出力の範囲を吸収するため、周方向において、所定の幅(ここでは、角度30°の幅)を持って設けられており、この所定の幅は、始動する可能性がある走行出力の範囲に対応している。
上述したような第3領域33Aを設けることにより、エンジン12が始動する可能性がある第1モードを第3領域33Aで示すことができる。つまり、エンジン12は、電池の最大出力などの所定条件に関わらず、第3領域33A内の任意の箇所で始動することになる。この結果、車両10の走行状態が分かり易くなり、走行出力を運転者が正しく把握することができ、意図する運転が実現し易くなる。また、第3領域33Aを含む第1領域31Aは、予め定められた所定の範囲に配置されており、特許文献1に示された弓形領域6のように変動することはなく、このことも、車両10の走行状態の分かり易さに寄与している。
また、第3領域33Aの周方向における幅は、第2領域32Aの主目盛の一区間の周方向における幅とは異なり、この幅よりも広く、30°以上の範囲としている。ここで、第2領域32Aにおいて、主目盛の一区間の周方向における幅とは、太く長めの線で示した主目盛の隣接するもの同士の間の幅のことである。ここでは、目盛用の数字(以降、目盛数字)が表記してあるので、目盛数字を用いて説明すると、例えば、目盛数字「0」の主目盛と目盛数字「2」の主目盛との間の幅のことである。これにより、エンジン12が始動する可能性のある範囲を適切に確保することができると共に、当該領域での指針36の動きについて、運転者に違和感を与えることはない。
また、第3領域33Aは、その始点が12時の位置(計器板35の最上位置T)であり、そこから右側に配置されている。即ち、第3領域33Aは、12時を境界として、第2モードを示す第2領域32Aと同じ側に設けている。そのため、12時から右側は、エンジン12が始動する又は作動しているという感覚を運転者に与えることができ、車両状態を把握することが容易となり、操作性も向上する。
第2領域32Aは、エンジン12を作動させて走行するとき、つまり、第2モードのときの指針36の作動領域であり、第2モードでの走行出力を示す目盛領域である。この第2領域32Aは、計器板35上の外周部分において、約45°から約130°の位置の間に扇状又は円弧状に配置されている。このように、第2領域32Aも、予め定められた所定の範囲に配置されている。また、第2領域32Aは、複数の主目盛(太く長めの線)と、主目盛間に配置した複数の副目盛(細く短めの線)とを有している。
第2領域32Aの目盛は、第2モードでの走行出力を示す目盛であり、指針36は、約45°から約130°の位置の間において、上記走行出力に対応する位置を指し示している。この「第2モードでの走行出力」としては、例えば、エンジン12のエンジン回転数やエンジン出力などが使用可能である。更には、モータ11に関する走行出力を含んでも良く、その場合、モータ出力とエンジン出力の合計出力や車両10の駆動軸の軸出力などを使用可能である。
上述した第2モードでの走行出力も、運転者が選択可能な構成にしても良い。例えば、表示装置30Aに別の選択スイッチ(図示省略)を設け、この選択スイッチを操作することにより、上述した走行出力の中から1つの走行出力を選択するようにすれば良い。
例えば、エンジン回転数を選択した場合には、指針36は現在のエンジン回転数の位置を指し示すことになる。また、エンジン出力を選択した場合には、指針36は現在のエンジン出力の位置を指し示すことになる。また、合計出力を選択した場合には、指針36は現在の合計出力の位置を指し示すことになる。また、軸出力を選択した場合には、指針36は現在の軸出力の位置を指し示すことになる。
第2領域32Aの目盛には、目盛数字が表記してあり、約45°の位置を「0」とし、時計回りに目盛数字を大きくして、約130°の位置を「10」としている。一方、第3領域33Aを含む第1領域31Aには目盛数字は表記していない。ここでは、第1領域31Aに目盛数字の表記がないので、それらの目盛の表記もなくて良く、例えば、円弧だけでも良い。
このように、第1領域31Aと第2領域32Aとのうちのいずれか一方に目盛数字が表記されているので、第1領域31Aと第2領域32Aとが異なる走行出力を示すメータであることを、運転者が容易に理解することができる。この結果、車両10の走行状態を容易に把握することができる。また、第2領域32Aに目盛数字を表記しているので、第2モードでの走行出力、つまり、エンジン出力に関する走行出力を数字で確認でき、これにより、運転者に対するエコドライブの意識付けを促進することができる。
また、第2領域32Aの始点(「0」の目盛数字に位置)を12時の位置よりも右側に配置しており、第2モードを示す第2領域32Aの周方向における幅を、第3領域33Aを含む第1領域31Aの周方向における幅より、狭く見せることで、運転者に対するエコドライブの意識付けを促進するようにしている。
空白領域34Aは、第1領域31Aと第2領域32Aとを明確に区分けするために設けられた領域であり、第1領域31A内の第3領域33Aと第2領域32Aとの間に設けられ、12時の位置から45°以内の範囲である約30°から約45°の位置の間に配置されている。
このように空白領域34Aを配置することにより、空白領域34Aが区切りになり、この空白領域34Aを境界として、左右の領域(第1領域31Aと第2領域32A)が異なる走行出力を示すメータであることを、運転者が容易に理解することができる。この結果、車両10の走行状態を容易に把握することができる。
また、空白領域34Aの周方向における幅は、第2領域32Aの主目盛の一区間の周方向における幅とは異なり、また、第3領域33Aの周方向における幅とも異なり、これらの幅よりも狭くしている。これにより、計器板35のスペースを有効活用すると共に、空白領域34Aを、第2領域32Aや第3領域33Aの一部と誤認識されることを防止することができる。
また、上述した区分線L1は、第1領域31A内において、第3領域33Aを除いた領域と第3領域33Aとの間を区分けしており、また、上述した区分線L2及び空白領域34Aは、第1領域31Aと第2領域32Aとの間を区分けすると共に第3領域33Aと第2領域32Aとの間を区分けしている。このようにして、第1領域31Aと第2領域32Aとを互いに独立して表示している。なお、区分けがより明確になるように、第1領域31A内の第3領域33Aを除いた領域、第3領域33A及び第2領域32Aを表示する色を各々異なるようにしても良い。例えば、第1領域31A内の第3領域33Aを除いた領域を緑色、第3領域33Aを黄色、第2領域32Aを赤色とすれば、運転者に対するエコドライブの意識付けを促進することができる。
また、上述した第1領域31A及び第2領域32Aは、各々、所定の範囲において扇状又は円弧状に配置されており、つまり、相似する扇形状又は円弧形状で所定の範囲に独立して配置されており、全体としても、扇状又は円弧状に配置されている。
上述した構成を有する表示装置30Aについて、車両10の運転操作に伴う指針36の動きを説明する。
車両10を運転者が発進させると、車両10は、まず、第1モードで走行を始める。そして、エンジン12が始動することがない走行出力である間は、指針36は、第1モードでの走行出力に応じて、第1領域31A内の第3領域33Aを除いた領域の範囲内を推移する。
そして、第1モードでの走行出力が区分線L1を超える走行出力になると、エンジン12が始動するまで、指針36は、第1モードでの走行出力に応じて、第3領域33Aの範囲内を推移する。そして、第1モードでの走行出力が、例えば、バッテリ13の最大出力を超えると、エンジン12は始動することになる。
そして、エンジン12が始動すると、指針36は、第3領域33Aから第2領域32Aへ飛ぶように移動し、第2モードでの走行出力に応じて、第2領域32Aの範囲内を推移する。この際、指針36は、第2領域32Aの始点である「0」の目盛数字の位置に移動して、一旦停止した後、それから、第2モードでの走行出力に応じた位置に移動するようにしても良い。これにより、第1モードから第2モードへ移行したことを、つまり、エンジン12が始動したことを運転者に示すことができる。その後は、エンジン12が停止するまで、指針36は、第2領域32Aの範囲内を推移する。
以上説明したように、表示装置30Aは、エンジン12が始動することがないときの第1モードを、第1領域31A(特に、第3領域33Aを除いた領域)で示すことができ、運転者に第1モードで走行できることを明確に示すことができ、これにより、運転者は安心して第1モードでの走行を継続することができる。
そして、エンジン12が始動する可能性があるときの要求出力を第3領域33Aで示しているので、運転者にエンジン12が始動する可能性がある範囲を明確に示すことができる。従来は、エンジンが始動するタイミングの表示がピンポイントであり、しかも、変動していたので、運転者が意図しなくても、エンジンが始動する場合があった。一方、本実施例では、エンジン12が始動する可能性がある範囲として、第3領域33Aを示しているので、運転者は、この第3領域33Aと指針36との位置関係を把握して、車両10の操作を行うことができ、例えば、エンジン12を始動させたくなければ、アクセル開度などを操作して、指針36が第1領域31A内の第3領域33Aを除いた領域の範囲内へ戻るように操作すれば良い。
そして、エンジン12が始動した場合には、指針36が第3領域33Aから第2領域32Aへ移動するので、運転者はエンジン12が作動していることを認識することができる。
このような構成の表示装置30Aにより、車両10の走行状態が分かり易くなり、走行状態を運転者が正しく把握することができ、意図する運転がし易くなる。
[実施例2]
図3は、本実施例のハイブリッド車両の表示装置を示す図である。
本実施例の表示装置30Bも、第1モード及び第2モードにおけるハイブリッド車両の走行出力を表示する計器(メータ)であり、実施例1に示した表示装置30Aに代えて、図1に示した車両10に適用可能なものである。車両10の構成については、実施例1で説明した通りであるので、ここでは、その説明は省略する。
表示装置30Bも、第1領域31B(第3領域33Bを含む)及び第2領域32Bが配置されると共に空白領域34Bが配置された計器板35と、1本の指針36とを有している。計器板35及び指針36については、実施例1で説明したもので良いので、ここでは、同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
そして、本実施例において、表示装置30Bにおける第1領域31B、第2領域32B、第3領域33B及び空白領域34Bは、目盛数字の配置位置の違いを除いて、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A、第3領域33A及び空白領域34Aと同等の構成である。
そのため、本実施例では、特に記載がない限り、表示装置30Bにおける第1領域31B、第2領域32B、第3領域33B及び空白領域34Bについては、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A、第3領域33A及び空白領域34Aと同じ機能を果たし、同じ効果を奏すると解釈する。従って、以降においては、重複する説明は省略し、実施例1との相違点について説明を行う。
本実施例において、第3領域33Bを含む第1領域31Bの目盛には、目盛数字が表記してあり、9時(約270°)の位置を「100」とし、時計回りに目盛数字を小さくして、1時(約30°)の位置を「0」としている。本実施例では、「第1モードでの走行出力」として、バッテリ13の出力の余裕度を用いており、上述した目盛数字の単位は%となる。このような余裕度は、バッテリ13のSOC、車速センサ14で検出した車速、アクセル開度センサ15で検出したアクセル開度、モータ11のモータ回転数、モータ出力などに基づいて、ECU20で演算すれば良い。ここでは、区分線L2は、エンジン12を必ず始動することになる余裕度0%の位置を示しており、区分線L1は、エンジン12を始動する可能性がない限界の余裕度(例えば、25%)の位置を示している。
本実施例では、上述したように、第1領域31Bの目盛には目盛数字が表記してあるが、第2領域32Bの目盛には目盛数字は表記していない。ここでは、第2領域32Bに目盛数字の表記がないので、その目盛の表記もなくて良く、例えば、円弧としても良い。
このように、第1領域31Bと第2領域32Bとのうちのいずれか一方に目盛数字が表記されているので、第1領域31Bと第2領域32Bとが異なる走行出力を示すメータであることを、運転者が容易に理解することができる。
[実施例3]
図4は、本実施例のハイブリッド車両の表示装置を示す図である。
本実施例の表示装置30Cも、第1モード及び第2モードにおけるハイブリッド車両の走行出力を表示する計器(メータ)であり、実施例1に示した表示装置30Aに代えて、図1に示した車両10に適用可能なものである。車両10の構成については、実施例1で説明した通りであるので、ここでも、その説明は省略する。
表示装置30Cも、第1領域31C(第3領域33Cを含む)及び第2領域32Cが配置されると共に空白領域34Cが配置された計器板35と、1本の指針36とを有している。計器板35及び指針36については、実施例1で説明したもので良いので、ここでも、同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
そして、本実施例において、表示装置30Cにおける第1領域31C、第2領域32C、第3領域33C及び空白領域34Cは、配置範囲の違いを除いて、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A、第3領域33A及び空白領域34Aと同等の構成である。
そのため、本実施例では、特に記載がない限り、表示装置30Cにおける第1領域31C、第2領域32C、第3領域33C及び空白領域34Cについては、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A、第3領域33A及び空白領域34Aと同じ機能を果たし、同じ効果を奏すると解釈する。従って、以降においては、重複する説明は省略し、実施例1との相違点について説明を行う。
第1領域31Cは、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第1領域31Aと同等の構成である。ここでは、第1領域31Cは、計器板35上の外周部分において、約240°から0°(8時から12時)の位置の間に配置されており、第3領域33Cを除いた領域は、約240°から約330°の位置の間に配置されている。また、約330°(11時)の位置には、区分線L1が配置されている。
第3領域33Cも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第3領域33Aと同等の構成である。ここでは、第3領域33Cは、計器板35上の外周部分において、約330°から0°(11時から12時)の位置の間に配置されている。また、0°(12時)の位置には、区分線L2が配置されている。
第2領域32Cも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第2領域32Aと同等の構成である。ここでは、第2領域32Cは、計器板35上の外周部分において、約30°から約130°の位置の間に配置されている。
このように、第3領域33Cは、12時の位置から左側へ配置しており、第1モードを示す第1領域31Cは、第3領域33Cを含めて、12時の位置から左側に配置している。一方で、第2モードを示す第2領域32Cは、12時の位置よりも右側に配置しており、そのため、12時の位置から右側は、エンジン12が完全に作動しているという感覚を運転者に与えることができる。
空白領域34Cも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した空白領域34Aと同等の構成である。ここでは、空白領域34Cは、0°から約30°(12時から1時)の位置の間に配置されている。
本実施例において、空白領域34Cの周方向における幅は、第3領域33Cの周方向における幅と同じであるが、第2領域32Cの主目盛の一区間の周方向における幅とは異なり、この幅よりも広くしている。これにより、計器板35のスペースを有効活用すると共に、空白領域34Cを、第2領域32Cの一部と誤認識されることを防止することができ、且つ、第1領域31Cと第2領域32Cとを明確に区別することが可能となる。
なお、本実施例においても、実施例2と同様に(図3に示した表示装置30B参照)、第2領域32Cの目盛数字に代えて、第3領域33Cを含む第1領域31Cに目盛数字を表記しても良い。例えば、表示装置30Bと同様に、余裕度(%)を表記する場合には、区分線L2の位置に「0」を、第1領域31Cの始点の位置(約240°の位置)に「100」を表記する。また、目盛数字の表記がない領域の目盛の表記はなくても良く、例えば、円弧としても良い。
[実施例4]
図5は、本実施例のハイブリッド車両の表示装置を示す図である。
本実施例の表示装置30Dも、第1モード及び第2モードにおけるハイブリッド車両の走行出力を表示する計器(メータ)であり、実施例1に示した表示装置30Aに代えて、図1に示した車両10に適用可能なものである。車両10の構成については、実施例1で説明した通りであるので、ここでも、その説明は省略する。
表示装置30Dも、第1領域31D(第3領域33Dを含む)及び第2領域32Dが配置されると共に空白領域34Dが配置された計器板35と、1本の指針36とを有している。計器板35及び指針36については、実施例1で説明したもので良いので、ここでも、同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
そして、本実施例において、表示装置30Dにおける第1領域31D、第2領域32D、第3領域33D及び空白領域34Dは、配置範囲の違いを除いて、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A、第3領域33A及び空白領域34Aと同等の構成である。
そのため、本実施例では、特に記載がない限り、表示装置30Dにおける第1領域31D、第2領域32D、第3領域33D及び空白領域34Dについては、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A、第3領域33A及び空白領域34Aと同じ機能を果たし、同じ効果を奏すると解釈する。従って、以降においては、重複する説明は省略し、実施例1との相違点について説明を行う。
第1領域31Dは、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第1領域31Aと同等の構成である。ここでは、第1領域31Dは、計器板35上の外周部分において、約240°から約330°(8時から11時)の位置の間に配置されており、第3領域33Dを除いた領域は、約240°から約300°の位置の間に配置されている。また、約300°(10時)の位置には、区分線L1が配置されている。
第3領域33Dも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第3領域33Aと同等の構成である。ここでは、第3領域33Dは、計器板35上の外周部分において、約300°から約330°(10時から11時)の位置の間に配置されている。また、約330°(11時)の位置には、区分線L2が配置されている。
第2領域32Dも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第2領域32Aと同等の構成である。ここでは、第2領域32Dは、計器板35上の外周部分において、0°から約130°の位置の間に配置されている。なお、ここでは、第2領域32Dの始点となる「0」の目盛数字は、12時の位置(最上位置T)に表記しており、第2領域32Dの周方向における幅は、第3領域33Dを含む第1領域31Dの周方向における幅より広くなっている。
このように、第3領域33Dは、12時の位置よりも左側に配置しており、第1モードを示す第1領域31Dは、第3領域33Dを含めて、12時の位置よりも左側に配置している。一方で、第2モードを示す第2領域32Dは、12時の位置から右側へ配置しており、そのため、12時の位置から右側は、エンジン12が作動しているという感覚を運転者に与えることができる。
空白領域34Dも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した空白領域34Aと同等の構成である。ここでは、空白領域34Dは、約330°から0°(11時から12時)の位置の間に配置されている。
本実施例において、空白領域34Dの周方向における幅は、第3領域33Dの周方向における幅と同じであるが、第2領域32Dの主目盛の一区間の周方向における幅とは異なり、この幅よりも狭くしている。これにより、計器板35のスペースを有効活用することができる。
なお、本実施例においても、実施例2と同様に(図3に示した表示装置30B参照)、第2領域32Dの目盛数字に代えて、第3領域33Dを含む第1領域31Dに目盛数字を表記しても良い。例えば、表示装置30Bと同様に、余裕度(%)を表記する場合には、区分線L2の位置に「0」を、第1領域31Dの始点の位置(約240°の位置)に「100」を表記する。また、目盛数字の表記がない領域の目盛の表記はなくても良く、例えば、円弧としても良い。
[実施例5]
図6は、本実施例のハイブリッド車両の表示装置を示す図である。
本実施例の表示装置30Eも、第1モード及び第2モードにおけるハイブリッド車両の走行出力を表示する計器(メータ)であり、実施例1に示した表示装置30Aに代えて、図1に示した車両10に適用可能なものである。車両10の構成については、実施例1で説明した通りであるので、ここでも、その説明は省略する。
表示装置30Eは、第1領域31E(第3領域33Eを含む)及び第2領域32Eが配置されると共に第4領域34Eが配置された計器板35と、1本の指針36とを有している。計器板35及び指針36については、実施例1で説明したもので良いので、ここでも、同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
そして、本実施例において、表示装置30Eにおける第1領域31E、第2領域32E及び第3領域33Eは、配置範囲の違いを除いて、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A及び第3領域33Aと同等の構成である。一方、本実施例においては、実施例1の表示装置30Aにおける空白領域34Aに代えて、第4領域34Eを設けている。
そのため、本実施例では、特に記載がない限り、表示装置30Eにおける第1領域31E、第2領域32E及び第3領域33Eについては、各々、実施例1の表示装置30Aにおける第1領域31A、第2領域32A及び第3領域33Aと同じ機能を果たし、同じ効果を奏すると解釈する。従って、以降においては、重複する説明は省略し、実施例1との相違点について説明を行う。
第1領域31Eは、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第1領域31Aと同等の構成である。ここでは、第1領域31Eは、計器板35上の外周部分において、約240°から約330°(8時から11時)の位置の間に配置されており、第3領域33Eを除いた領域は、約240°から約300°の位置の間に配置されている。また、約300°(10時)の位置には、区分線L1が配置されている。
第3領域33Eも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第3領域33Aと同等の構成である。ここでは、第3領域33Eは、計器板35上の外周部分において、約300°から約330°(10時から11時)の位置の間に配置されている。また、ここでは、第3領域33Eの目盛と連続するように、第4領域34Eの目盛を設けており、これらの間に実施例1で示した区分線L2は表記していない。もし、表記する場合には、約330°(11時)の位置に表記すれば良い。
第2領域32Eも、配置範囲の違いを除いて、実施例1に示した第2領域32Aと同等の構成である。ここでは、第2領域32Eは、計器板35上の外周部分において、0°から約130°の位置の間に配置されている。なお、ここでも、第2領域32Eの始点となる「0」の目盛数字は、12時の位置(最上位置T)に表記しており、第2領域32Eの周方向における幅は、第3領域33Eを含む第1領域31Eの周方向における幅より広くなっている。
このように、第3領域33Eは、12時の位置(最上位置T)よりも左側に配置しており、第1モードを示す第1領域31Eは、第3領域33Eを含めて、12時の位置よりも左側に配置している。一方で、第2モードを示す第2領域32Eは、12時の位置(最上位置T)から右側へ配置しており、そのため、12時の位置から右側は、エンジン12が作動しているという感覚を運転者に与えることができる。
そして、本実施例においては、上述した空白領域34Aに代えて、第4領域34Eを設けている。この第4領域34Eは、12時の位置から45°以内の範囲である約330°から0°(11時から12時)の位置の間に配置されている。また、第4領域34Eの目盛は、第3領域33E及び第2領域32Eの目盛と連続するように表記されている。この第4領域34Eは、上述した空白領域34Aのように、区分けする機能は果たしていないが、エンジン12が始動すると、指針36が第3領域33Eから第2領域32Eへ飛ぶように移動するので、その点では、上述した空白領域34Aと同様のものである。
また、本実施例において、第4領域34Eの周方向における幅は、第2領域32Eの主目盛の一区間の周方向における幅とは異なり、この幅よりも狭くしているが、第3領域33Eの周方向における幅と同じである。これにより、計器板35のスペースを有効活用することができる。
なお、本実施例においても、実施例2と同様に(図3に示した表示装置30B参照)、第2領域32Eの目盛数字に代えて、第3領域33Eを含む第1領域31Eに目盛数字を表記しても良い。例えば、表示装置30Bと同様に、余裕度(%)を表記する場合には、第3領域33Eの終点の位置(約330°の位置)に「0」を、第1領域31Eの始点の位置(約240°の位置)に「100」を表記する。また、目盛数字の表記がない領域の目盛の表記はなくても良く、例えば、円弧としても良い。
[変形例]
上記実施例1〜実施例5においては、エンジン12を作動させて、例えば、モータ11及びエンジン12で駆動輪を駆動するモードを第2モードと定義したが、この第2モードはこれに限定されるものではない。すなわち、第2モードは、エンジン12を駆動してモータ11の電力供給源として用いる走行モードや、エンジン12のみの駆動力により車両10の各車輪を駆動させる走行モードのいずれかであってもよい。
また、上記実施例1〜実施例5においては、円形状の計器板35上に複数の領域を扇状又は円弧状に配置したが、複数の領域を表記できれば、このような形状に限定する必要はなく、例えば、矩形状の計器板上に複数の領域を矩形状に配置しても良い。
また、上記実施例1〜実施例5における第1領域、第2領域、第3領域、空白領域、第4領域を、表示領域(計器板35)の最上位置Tと表示領域(計器板35)の中心点を結ぶ仮想線を基準にして、図2〜図6とは対称位置に配置しても良い。
また、上記実施例1〜実施例5において、第1領域に隣接して回生表示を設けても良い。
本発明は、モータとエンジンとを有するハイブリッド車両の表示装置として好適なものである。
30A、30B、30C、30D、30E 表示装置
31A、31B、31C、31D、31E 第1領域
32A、32B、32C、32D、32E 第2領域
33A、33B、33C、33D、33E 第3領域
34A、34B、34C、34D 空白領域
34E 第4領域
36 指針

Claims (9)

  1. ハイブリッド車両の走行に関する出力を表示する表示装置であって、
    内燃機関を停止させて電動機を用いて走行する第1モードでの前記出力を示す第1領域と、
    前記内燃機関を作動させて走行する第2モードでの前記出力を示す第2領域とを有し、
    前記第1領域は、前記第2領域に近接する箇所において、前記内燃機関が始動する可能性がある前記出力を示す第3領域を有する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記第3領域は、所定の幅を有し、当該所定の幅は、前記内燃機関が始動する可能性がある前記出力の範囲に対応する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記出力を表示する指針を有し、
    前記指針は、前記内燃機関が始動したとき、前記第3領域から前記第2領域へ移動する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  4. 請求項3に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記指針は、前記内燃機関が始動したとき、前記第3領域から前記第2領域の始点へ移動して、一旦停止した後、前記第2モードでの前記出力を前記第2領域内にて表示する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記第2領域は、複数の主目盛を有し、
    前記第3領域の幅は、前記第2領域における前記主目盛の一区間の幅より広い
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記第1領域及び前記第2領域からなる表示領域は円形状であり、
    前記第1領域及び前記第2領域は、扇状又は円弧状に配置され、
    前記第1領域が有する前記第3領域は、前記表示領域の最上位置を境界として前記第2領域と同じ側に配置される
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  7. 請求項6に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記第3領域の始点は前記表示領域の最上位置である
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記第2領域の周方向における幅は、前記第1領域の周方向における幅よりも狭い
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載のハイブリッド車両の表示装置において、
    前記第2領域と前記第3領域との間に空白領域を設けた
    ことを特徴とするハイブリッド車両の表示装置。
JP2017248789A 2017-05-18 2017-12-26 ハイブリッド車両の表示装置 Active JP6966723B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18172727.2A EP3403865B1 (en) 2017-05-18 2018-05-16 Display device for hybrid vehicle
US15/982,643 US11320292B2 (en) 2017-05-18 2018-05-17 Display device for hybrid vehicle
CN201810478852.XA CN108944403B (zh) 2017-05-18 2018-05-18 一种混合动力车辆的显示装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017099040 2017-05-18
JP2017099040 2017-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018193050A true JP2018193050A (ja) 2018-12-06
JP6966723B2 JP6966723B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=64569623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017248789A Active JP6966723B2 (ja) 2017-05-18 2017-12-26 ハイブリッド車両の表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6966723B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195019A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 三菱自動車工業株式会社 表示装置
WO2022018805A1 (ja) * 2020-07-20 2022-01-27 三菱電機株式会社 表示制御装置及び表示制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132274A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Dr Ing Hcf Porsche Ag ハイブリッド車両用の表示装置
JP2011140275A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド車両の表示装置
WO2013021450A1 (ja) * 2011-08-08 2013-02-14 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車における車両状態表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132274A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Dr Ing Hcf Porsche Ag ハイブリッド車両用の表示装置
JP2011140275A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド車両の表示装置
WO2013021450A1 (ja) * 2011-08-08 2013-02-14 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車における車両状態表示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195019A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 三菱自動車工業株式会社 表示装置
JPWO2020195019A1 (ja) * 2019-03-25 2021-11-11 三菱自動車工業株式会社 表示装置
JP7177413B2 (ja) 2019-03-25 2022-11-24 三菱自動車工業株式会社 表示装置
US11878587B2 (en) 2019-03-25 2024-01-23 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Display device
WO2022018805A1 (ja) * 2020-07-20 2022-01-27 三菱電機株式会社 表示制御装置及び表示制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6966723B2 (ja) 2021-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10639994B2 (en) Display device for hybrid vehicle
JP4548389B2 (ja) ハイブリッド車両の表示装置
US10328927B2 (en) Display device for hybrid vehicle
CN108944403B (zh) 一种混合动力车辆的显示装置
US9683875B2 (en) Display device and method for a hybrid vehicle having such a display device
JP6966723B2 (ja) ハイブリッド車両の表示装置
WO2020195019A1 (ja) 表示装置
JP5060837B2 (ja) 燃費情報表示装置
JP6908889B2 (ja) ハイブリッド車両の表示装置
JP6908890B2 (ja) ハイブリッド車両の表示装置
JP7410451B2 (ja) ハイブリッド車両の表示装置
JP6079155B2 (ja) 表示制御装置
CN110789343B (zh) 一种混合动力车辆的显示装置
JP2016102774A (ja) ハイブリッド車両用の指針式タコメーターの表示板
JP2020069947A (ja) ハイブリッド車両の表示装置
JPWO2020195070A1 (ja) 表示装置
JP2009122062A (ja) 車両用計器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200401

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210922

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211005

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6966723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151