JP2018188847A - 階段昇降体験装置およびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、階段昇降時に発生する災害には、例えば、階段の使用者が、階段昇降時に、つまずくこと、空足を踏むことなどがある。階段昇降時の災害を抑制するためには、一般に、階段昇降時の注意事項、階段昇降時の災害事例等を確認することが、机上において行われている。一方、それらの確認を机上において行うよりも、階段の使用者に階段を実際に昇降させることによって、つまずきなどを擬似的に体験させる方が、階段昇降時の災害を効果的に抑制できると考えられる。
しかしながら、従来においては、階段の使用者につまずきなどを擬似的に体験させることができる体験装置が存在しなかった。そのため、階段昇降時の災害を十分に抑制することができなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、階段昇降時の災害を十分に抑制することができる階段昇降体験装置およびその使用方法を提供することにある。
このように構成することで、階段昇降体験装置の使用者は、交換用踏板ユニットにおいてつまずきなどの災害を体験しやすくなる。その結果、階段昇降体験装置の使用者に、つまずきなどの災害を擬似的に体験させることによって、階段昇降時の災害を十分に抑制することができる。
このように構成することで、すべての踏板部が交換可能に構成される場合よりも、階段昇降体験装置の製造コストを抑制することができる。
このように構成することで、すべての踏板部が交換可能に構成される場合よりも、階段昇降体験装置の製造コストを抑制しつつ、昇降開始部または昇降中間部に取り付けられる踏板部が交換可能に構成されている場合よりも、例えばつまずき、空足を踏むこと、バランスを崩すことなどのような階段昇降時の災害を階段昇降体験装置の使用者に体験させやすくすることができる。
このように構成することで、1つのみの交換可能に構成されている踏板部が備えられている場合よりも、例えばつまずき、空足を踏むこと、バランスを崩すことなどのような、階段昇降時の災害を階段昇降体験装置の使用者に体験させやすくすることができる。
このように構成することで、側板部の上端部が直線形状である場合よりも、階段昇降体験装置の使用者が、交換用踏板ユニットの踏板部の踏面が高くなっていたり、傾斜していたりすることに気付いてしまうおそれを抑制することができる。
図1および図2に示す例では、階段昇降体験装置1が、基台部11と、蹴込板部12U1〜12U4と、踏板部13U1〜13U4と、踏板ユニット15U5、15U6と、踊り場踏板部18と、蹴込板部12D1〜12D4と、踏板部13D1〜13D4と、踏板ユニット15D5、15D6と、側板部19aと、手すり19bとを備えている。
図3に示す例では、基台部11が、上り階段部11Uと、踊り場部11Lと、下り階段部11Dとを備えている。上り階段部11Uには、上り開始部11U1と、上り中間部11U2と、上り終了部11U3とが含まれる。下り階段部11Dには、下り開始部11D1と、下り中間部11D2と、下り終了部11D3とが含まれる。
図4に示す例では、階段昇降体験装置1の製造時に、蹴込板部12U1が、基台部11の上り階段部11Uの上り開始部11U1に取り付けられる。次いで、踏板部13U1が、基台部11の上り階段部11Uの上り開始部11U1に取り付けられる。踏板部13U1の上面は、踏面13aU1を構成している。
また、蹴込板部12U2は、基台部11の上り階段部11Uの上り開始部11U1に取り付けられる。次いで、踏板部13U2が、基台部11の上り階段部11Uの上り開始部11U1に取り付けられる。踏板部13U2の上面は、踏面13aU2を構成している。
また、蹴込板部12U3は、基台部11の上り階段部11Uの上り中間部11U2に取り付けられる。次いで、踏板部13U3が、基台部11の上り階段部11Uの上り中間部11U2に取り付けられる。踏板部13U3の上面は、踏面13aU3を構成している。
また、蹴込板部12U4は、基台部11の上り階段部11Uの上り中間部11U2に取り付けられる。次いで、踏板部13U4が、基台部11の上り階段部11Uの上り中間部11U2に取り付けられる。踏板部13U4の上面は、踏面13aU4を構成している。
すなわち、踏板部13U1〜13U4は、基台部11に対して、段差を有して階段状に取り付けられる。
また、蹴込板部12D3は、基台部11の下り階段部11Dの下り中間部11D2に取り付けられる。次いで、踏板部13D3が、基台部11の下り階段部11Dの下り中間部11D2に取り付けられる。踏板部13D3の上面は、踏面13aD3を構成している。
また、蹴込板部12D2は、基台部11の下り階段部11Dの下り開始部11D1に取り付けられる。次いで、踏板部13D2が、基台部11の下り階段部11Dの下り開始部11D1に取り付けられる。踏板部13D2の上面は、踏面13aD2を構成している。
また、蹴込板部12D1は、基台部11の下り階段部11Dの下り開始部11D1に取り付けられる。次いで、踏板部13D1が、基台部11の下り階段部11Dの下り開始部11D1に取り付けられる。踏板部13D1の上面は、踏面13aD1を構成している。
すなわち、踏板部13D1〜13D4は、基台部11に対して、段差を有して階段状に取り付けられる。
踏面13aU1〜13aU4、13aD1〜13aD4、18aは、ボルト頭部のように見える化粧ボルト頭部を備える。
図5に示す例では、交換用踏板ユニット15U5X、15U6Xではなく、踏板ユニット15U5、15U6が、基台部11の上り階段部11Uの上り終了部11U3に取り付けられた場合に、上り階段部第1〜7蹴上げ高さは等しい値になる。
上り階段部第1蹴上げ高さは、床面と踏面13aU1との鉛直方向の間隔である。上り階段部第2蹴上げ高さは、踏面13aU1と踏面13aU2との鉛直方向の間隔である。上り階段部第3蹴上げ高さは、踏面13aU2と踏面13aU3との鉛直方向の間隔である。上り階段部第4蹴上げ高さは、踏面13aU3と踏面13aU4との鉛直方向の間隔である。上り階段部第5蹴上げ高さは、踏面13aU4と踏面153aU5との鉛直方向の間隔である。上り階段部第6蹴上げ高さは、踏面153aU5と踏面153aU6との鉛直方向の間隔である。上り階段部第7蹴上げ高さは、踏面153aU6と踏面18aとの鉛直方向の間隔である。
また、図5に示す例では、交換用踏板ユニット15D5Xa、15D5Xb、15D6Xではなく、踏板ユニット15D5、15D6が、基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合に、下り階段部第1〜7蹴上げ高さは等しい値になる。
下り階段部第1蹴上げ高さは、踏面18aと踏面13aD1との鉛直方向の間隔である。下り階段部第2蹴上げ高さは、踏面13aD1と踏面13aD2との鉛直方向の間隔である。下り階段部第3蹴上げ高さは、踏面13aD2と踏面13aD3との鉛直方向の間隔である。下り階段部第4蹴上げ高さは、踏面13aD3と踏面13aD4との鉛直方向の間隔である。下り階段部第5蹴上げ高さは、踏面13aD4と踏面153aD5との鉛直方向の間隔である。下り階段部第6蹴上げ高さは、踏面153aD5と踏面153aD6との鉛直方向の間隔である。下り階段部第7蹴上げ高さは、踏面153aD6と床面との鉛直方向の間隔である。
その結果、図6(B)に示す例では、踏板ユニット15U5の代わりに、交換用踏板ユニット15U5Xが基台部11の上り階段部11Uの上り終了部11U3に取り付けられた場合における交換用踏板ユニット15U5Xの踏面の高さは、踏板ユニット15U5が基台部11の上り階段部11Uの上り終了部11U3に取り付けられた場合における踏板ユニット15U5の踏面153aU5の高さよりも高い。つまり、踏板ユニット15U5の踏板部153U5の踏板状態と、交換用踏板ユニット15U5Xの踏板部の踏板状態とは異なる。
従って、階段昇降体験装置1の使用時に、踏板ユニット15U5から交換用踏板ユニット15U5Xへの交換が行われると、上り階段部第5蹴上げ高さ(踏面13aU4と、踏板ユニット15U5の踏面153aU5または交換用踏板ユニット15U5Xの踏面との鉛直方向の間隔)が増加する。
そのため、踏板ユニット15U5から交換用踏板ユニット15U5Xへの交換が行われたことを知らさせていない階段昇降体験装置1の使用者が上り階段部11Uを上る場合に、階段昇降体験装置1の使用者は、交換用踏板ユニット15U5Xにつまずきやすくなる。その結果、階段昇降体験装置1の使用者は、つまずきを擬似的に体験することができる。
その結果、図6(D)に示す例では、踏板ユニット15U6の代わりに、交換用踏板ユニット15U6Xが基台部11の上り階段部11Uの上り終了部11U3に取り付けられた場合における交換用踏板ユニット15U6Xの踏面の高さは、踏板ユニット15U6が基台部11の上り階段部11Uの上り終了部11U3に取り付けられた場合における踏板ユニット15U6の踏面153aU6の高さよりも高い。つまり、踏板ユニット15U6の踏板部153U6の踏板状態と、交換用踏板ユニット15U6Xの踏板部の踏板状態とは異なる。
従って、階段昇降体験装置1の使用時に、踏板ユニット15U6から交換用踏板ユニット15U6Xへの交換が行われると、上り階段部第7蹴上げ高さ(踏板ユニット15U6の踏面153aU6または交換用踏板ユニット15U6Xの踏面と、踏面18aとの鉛直方向の間隔)が減少する。
そのため、踏板ユニット15U6から交換用踏板ユニット15U6Xへの交換が行われたことを知らさせていない階段昇降体験装置1の使用者が上り階段部11Uを上る場合に、階段昇降体験装置1の使用者は、踏面18aにおいて空足を踏みやすくなる。その結果、階段昇降体験装置1の使用者は、空足を踏むことを擬似的に体験することができる。
その結果、図7(B)に示す例では、踏板ユニット15D5の代わりに、交換用踏板ユニット15D5Xaが基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合における交換用踏板ユニット15D5Xaの踏面の高さは、踏板ユニット15D5が基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合における踏板ユニット15D5の踏面153aD5の高さよりも低い。つまり、踏板ユニット15D5の踏板部153D5の踏板状態と、交換用踏板ユニット15D5Xaの踏板部の踏板状態とは異なる。
従って、階段昇降体験装置1の使用時に、踏板ユニット15D5から交換用踏板ユニット15D5Xaへの交換が行われると、下り階段部第5蹴上げ高さ(踏面13aD4と、踏板ユニット15D5の踏面153aD5または交換用踏板ユニット15D5Xaの踏面との鉛直方向の間隔)が増加する。
そのため、踏板ユニット15D5から交換用踏板ユニット15D5Xaへの交換が行われたことを知らさせていない階段昇降体験装置1の使用者が下り階段部11Dを下る場合に、階段昇降体験装置1の使用者は、交換用踏板ユニット15D5Xaの踏面において空足を踏みやすくなる。その結果、階段昇降体験装置1の使用者は、空足を踏むことを擬似的に体験することができる。
その結果、図7(C)に示す例では、踏板ユニット15D5の代わりに、交換用踏板ユニット15D5Xbが基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合における交換用踏板ユニット15D5Xbの踏面は、踏板ユニット15D5が基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合における踏板ユニット15D5の踏面153aD5(概略水平面)に対して傾斜している。つまり、踏板ユニット15D5の踏板部153D5の踏板状態と、交換用踏板ユニット15D5Xbの踏板部の踏板状態とは異なる。
従って、階段昇降体験装置1の使用時に、踏板ユニット15D5から交換用踏板ユニット15D5Xbへの交換が行われると、階段昇降体験装置1の使用者が下り階段部11Dを下る場合に、階段昇降体験装置1の使用者は、水平面に対して傾斜した交換用踏板ユニット15D5Xbの踏面を通過しなければならなくなる。
そのため、踏板ユニット15D5から交換用踏板ユニット15D5Xbへの交換が行われたことを知らさせていない階段昇降体験装置1の使用者が下り階段部11Dを下る場合に、階段昇降体験装置1の使用者は、交換用踏板ユニット15D5Xbの踏面においてバランスを崩しやすくなる。その結果、階段昇降体験装置1の使用者は、バランスを崩して転倒しやすくなることを擬似的に体験することができる。
その結果、図7(E)に示す例では、踏板ユニット15D6の代わりに、交換用踏板ユニット15D6Xが基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合における交換用踏板ユニット15D6Xの踏面の高さは、踏板ユニット15D6が基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付けられた場合における踏板ユニット15D6の踏面153aD6の高さよりも低い。つまり、踏板ユニット15D6の踏板部153D6の踏板状態と、交換用踏板ユニット15D6Xの踏板部の踏板状態とは異なる。
従って、階段昇降体験装置1の使用時に、踏板ユニット15D5から交換用踏板ユニット15D5Xa、15D5Xbへの交換が行われず、踏板ユニット15D6から交換用踏板ユニット15D6Xへの交換が行われると、下り階段部第6蹴上げ高さ(踏板ユニット15D5の踏面153aD5と、踏板ユニット15D6の踏面153aD6または交換用踏板ユニット15D6Xの踏面との鉛直方向の間隔)が増加する。
そのため、踏板ユニット15D6から交換用踏板ユニット15D6Xへの交換が行われたことを知らさせていない階段昇降体験装置1の使用者が下り階段部11Dを下る場合に、階段昇降体験装置1の使用者は、交換用踏板ユニット15D6Xの踏面において空足を踏みやすくなる。その結果、階段昇降体験装置1の使用者は、空足を踏むことを擬似的に体験することができる。
また、階段昇降体験装置1の使用者は、階段昇降体験装置1の昇降時につまずき等を擬似的に体験することによって、階段昇降時に潜む危険を察知する能力を向上させることができる。
また、階段昇降体験装置1の使用者は、階段昇降体験装置1の昇降時につまずき等を擬似的に体験することによって、災害へつながる行動を阻止する能力および実行力を養うことができ、安全に対する意識および能力を高めることができる。
図8に示す例では、ステップS1において、作業者が、踏板ユニット15U5、15U6を基台部11の上り階段部11Uの上り終了部11U3に取り付ける。また、作業者は、踏板ユニット15D5、15D6を基台部11の下り階段部11Dの下り終了部11D3に取り付ける。
次いで、ステップS2では、階段昇降体験装置1の使用者が、階段昇降体験装置1の昇降を実施する。つまり、階段昇降体験装置1の使用者は、上り階段部11Uを上り、下り階段部11Dを下る。
次いで、ステップS3では、作業者が、踏板ユニット15U5、15U6、15D5、15D6から交換用踏板ユニット15U5X、15U6X、15D5Xaまたは15D5Xb、15D6Xへの交換を行う。その結果、踏板部の踏面の高さの変更、または、踏板部の踏面の高さおよび傾斜の変更が行われる。この交換が行われる旨は、階段昇降体験装置1の使用者に知らされない。
次いで、ステップS4では、階段昇降体験装置1の使用者が、階段昇降体験装置1の昇降を実施する。つまり、階段昇降体験装置1の使用者は、交換用踏板ユニット15U5X、15U6Xが取り付けられた上り階段部11Uを上り、交換用踏板ユニット15D5Xaまたは15D5Xb、および、交換用踏板ユニット15D6Xが取り付けられた下り階段部11Dを下る。
図7に示す例では、ステップS1、S2が実行されるが、他の例では、ステップS1、S2を省略してもよい。
以上説明したように、本実施形態の階段昇降体験装置1は、基台部11と、基台部11に対して段差を有して階段状に取り付けられる複数の踏板部13U1〜13U4、153U5、153U6、13D1〜13D4、153D5、153D6とを備える。複数の踏板部の少なくとも一部には、基台部11に対して交換可能に取り付けられる踏板ユニット15U5、15U6、15D5、15D6が有する踏板部153U5、153U6、153D5、153D6が含まれる。階段昇降体験装置1は、踏板部153U5、153U6、153D5、153D6の踏板状態が異なる交換用踏板ユニット15U5X、15U6X、15D5Xa、15D5Xb、15D6Xを備える。
本実施形態の階段昇降体験装置1によれば、踏板部153U5、153U6、153D5、153D6が交換可能に構成されていない場合よりも、例えばつまずき、空足を踏むこと、バランスを崩すことなどのような、階段昇降時の災害を階段昇降体験装置1の使用者に体験させやすくすることができる。その結果、階段昇降体験装置1の使用者が、階段昇降時の災害に現実に遭遇してしまうおそれを抑制することができる。
本実施形態の階段昇降体験装置1によれば、すべての踏板部13U1〜13U4、153U5、153U6、13D1〜13D4、153D5、153D6が交換可能に構成される場合よりも、階段昇降体験装置1の製造コストを抑制することができる。
そこで、本実施形態の階段昇降体験装置1では、基台部11が、上り開始部11U1と上り中間部11U2と上り終了部11U3とを有する上り階段部11Uを備える。上り開始部11U1および上り中間部11U2に取り付けられる踏板部13U1〜13U4は、交換できないように構成されている。上り終了部11U3に取り付けられる踏板部153U5、153U6は、踏板ユニット15U5、15U6を交換用踏板ユニット15U5X、15U6Xに交換することによって、交換可能に構成されている。
本実施形態の階段昇降体験装置1によれば、すべての踏板部13U1〜13U4、153U5、153U6が交換可能に構成される場合よりも、階段昇降体験装置1の製造コストを抑制しつつ、上り開始部11U1または上り中間部11U2に取り付けられる踏板部が交換可能に構成されている場合よりも、例えばつまずき、空足を踏むこと、バランスを崩すことなどのような階段昇降時の災害を階段昇降体験装置1の使用者に体験させやすくすることができる。
そこで、本実施形態の階段昇降体験装置1では、基台部11が、下り開始部11D1と下り中間部11D2と下り終了部11D3とを有する下り階段部11Dを備える。下り開始部11D1および下り中間部11D2に取り付けられる踏板部13D1〜13D4は、交換できないように構成されている。下り終了部11D3に取り付けられる踏板部153D5、153D6は、踏板ユニット15D5、15D6を交換用踏板ユニット15D5Xa、15D5Xb、15D6Xに交換することによって、交換可能に構成されている。
本実施形態の階段昇降体験装置1によれば、すべての踏板部13D1〜13D4、153D5、153D6が交換可能に構成される場合よりも、階段昇降体験装置1の製造コストを抑制しつつ、下り開始部11D1または下り中間部11D2に取り付けられる踏板部が交換可能に構成されている場合よりも、例えばつまずき、空足を踏むこと、バランスを崩すことなどのような階段昇降時の災害を階段昇降体験装置1の使用者に体験させやすくすることができる。
本実施形態の階段昇降体験装置1によれば、1つのみの交換可能に構成されている踏板部が備えられている場合よりも、例えばつまずき、空足を踏むこと、バランスを崩すことなどのような、階段昇降時の災害を階段昇降体験装置1の使用者に体験させやすくすることができる。
本実施形態の階段昇降体験装置1によれば、側板部19aの上端部が直線形状である場合よりも、階段昇降体験装置1の使用者が、交換用踏板ユニット15U5X、15U6X、15D5Xa、15D5Xb、15D6Xの踏板部の踏面が高くなっていたり、低くなっていたり、傾斜していたりすることに気付いてしまうおそれを抑制することができる。
図1および図2に示す例では、側板部19aの上端部が波形の輪郭を有するを有するが、他の例では、側板部19aの上端部が、例えばジグザグなどのような、波形以外の非直線形状の輪郭を有していてもよい。つまり、他の例における側板部19aの上端部は、階段昇降体験装置1の使用者が、交換用踏板ユニット15U5X、15U6X、15D5Xa、15D5Xb、15D6Xの踏板部の踏面が高くなっていたり、低くなっていたり、傾斜していたりすることに気付いてしまうおそれを抑制する輪郭を有する。
図1に示す例では、階段昇降体験装置1が、上り階段部11Uに、6個の踏板部13U1〜13U4、踏板ユニット15U5の踏板部153U5、および、踏板ユニット15U6の踏板部153U6を備えているが、他の例では、階段昇降体験装置1が、上り階段部11Uに、6個以外の任意の個数の踏板部を備えていてもよい。
図1に示す例では、階段昇降体験装置1が、下り階段部11Dに、6個の踏板部13D1〜13D4、踏板ユニット15D5の踏板部153D5、および、踏板ユニット15D6の踏板部153D6を備えているが、他の例では、階段昇降体験装置1が、下り階段部11Dに、6個以外の任意の個数の踏板部を備えていてもよい。
上述した例では、踏板ユニット15U5を交換用踏板ユニット15U5Xに交換し、踏板ユニット15U6を交換用踏板ユニット15U6Xに交換することによって、踏面の高さが高くなるが、他の例では、踏板ユニットを交換用踏板ユニットに交換することによって、踏面の高さを低くしてもよい。
上述した例では、踏板ユニット15D5または踏板ユニット15D6を交換用踏板ユニット15D5Xaまたは15D6Xに交換することによって、踏面の高さが低くなるが、他の例では、踏板ユニットを交換用踏板ユニットに交換することによって、踏面の高さを高くしてもよい。
上述した例では、踏板ユニット15U5、15U6、15D5、15D6のすべてを交換するが、他の例では、踏板ユニット15U5、15U6、15D5、15D6の一部のみを交換してもよい。
図1に示す例では、階段昇降体験装置1が、上り階段部11Uに、2個の交換用踏板ユニット15U5X、15U6Xを備え、下り階段部11Dに、3個の交換用踏板ユニット15D5Xa、15D5Xb、15D6Xを備えているが、他の例では、階段昇降体験装置1が、上り階段部11Uに、3個以上の交換用踏板ユニットを備え、下り階段部11Dに、4個以上の交換用踏板ユニットを備えていてもよい。
図1に示す例では、階段昇降体験装置1が、上り階段部11Uに、2個の交換用踏板ユニット15U5X、15U6Xを備え、下り階段部11Dに、3個の交換用踏板ユニット15D5Xa、15D5Xb、15D6Xを備えているが、他の例では、階段昇降体験装置1が、上り階段部11Uに、1個の交換用踏板ユニット15U6Xのみを備え、下り階段部11Dに、1個の交換用踏板ユニット15D6Xのみを備えていてもよい。
Claims (7)
- 基台部と、
前記基台部に対して段差を有して階段状に取り付けられる複数の踏板部とを備え、
前記複数の踏板部の少なくとも一部には、前記基台部に対して交換可能に取り付けられる踏板ユニットが有する踏板部が含まれ、
前記踏板部の踏板状態が異なる交換用踏板ユニットを備える
階段昇降体験装置。 - 前記踏板部の一部が交換可能に構成されており、
前記踏板部の残りは、交換できないように構成されている、
請求項1に記載の階段昇降体験装置。 - 前記基台部は、
昇降開始部と昇降中間部と昇降終了部とを有する階段部を備え、
前記昇降開始部および前記昇降中間部に取り付けられる踏板部は、交換できないように構成されており、
前記昇降終了部に取り付けられる踏板部は、交換可能に構成されている、
請求項2に記載の階段昇降体験装置。 - 複数の交換可能に構成されている踏板部を備える、
請求項2に記載の階段昇降体験装置。 - 側板部をさらに備え、
前記側板部の上端部は、非直線形状の輪郭を有する、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の階段昇降体験装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の階段昇降体験装置の使用方法であって、
交換可能に構成されている踏板部を交換することによって、交換の前後で踏面の高さを変更する、
階段昇降体験装置の使用方法。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の階段昇降体験装置の使用方法であって、
交換可能に構成されている踏板部を交換することによって、交換の前後で踏面の傾斜を変更する、
階段昇降体験装置の使用方法。
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