JP2018188270A - 繊維機械 - Google Patents

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Kenichi Murayama
賢一 村山
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Abstract

【課題】繊維機械の状態等を、オペレータに気づかせやすくすること。
【解決手段】自動ワインダ1は、左右方向に配列され、表示部50を有する複数の巻取ユニット2と、複数の巻取ユニット2を制御する機台制御装置5と、自動ワインダ1の状態又は状態変化に関する状態情報と、自動ワインダ1の状態又は状態変化に対応した機台表示を表示部50に行わせるための表示情報とを、関連付けて記憶する記憶部7を備える。機台制御装置5は、状態情報に関連付けられた表示情報に基づいて、表示部50に機台表示を行わせる。これにより、オペレータに、自動ワインダ1の状態等を気づかせやすくすることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、繊維機械に関する。
糸処理ユニットを備える繊維機械の一例として、特許文献1及び2に、機台長手方向に配列された複数の巻取ユニットを備える自動ワインダが開示されている。まず、特許文献1に記載の自動ワインダにおいて、各巻取ユニットは、LEDランプと、LEDランプを制御するユニット制御部とを有する。糸巻取処理中に、ある巻取ユニットに不具合等が生じたとき、当該巻取ユニットのユニット制御部は、LEDランプを点灯させ、当該巻取ユニットの状態をオペレータに知らせる。
また、特許文献2に記載の自動ワインダは、機台長手方向の端部に配置されたタワーランプと、自動ワインダ全体を制御する機台制御装置とを備える。自動ワインダ全体に関する不具合が生じたとき、機台制御装置は、タワーランプを点灯又は点滅させ、オペレータの注意を喚起する。
特開2016−204133号公報 特開2016−57794号公報
特許文献1に記載されたLEDランプは、あくまで各巻取ユニットの個別の状態を知らせるためのものであり、巻取ユニットを含めた繊維機械全体の状態や状態変化は、特許文献2に記載されたタワーランプによって知らされる。しかし、タワーランプは機台長手方向の端部に配置されており、タワーランプが点灯等しても、オペレータが気づきにくい場合がある。一例として、オペレータが巻取ユニットのメンテナンス等を行っている場合、目の前の作業に集中している等の理由により、タワーランプによる注意喚起に気づきにくいおそれがある。しかしながら、タワーランプを機台長手方向に沿って複数台設置するには、コストの増加や配置スペースの増加等の問題がある。
本発明の目的は、繊維機械の状態等を、オペレータに気づかせやすくすることである。
第1の発明の繊維機械は、機台長手方向に複数並んで配列され、情報を表示する表示部をそれぞれ有する糸処理ユニットと、前記複数の糸処理ユニットを制御する機台制御部と、を備える繊維機械において、前記機台制御部は、前記繊維機械の状態又は状態変化に関する状態情報と、前記繊維機械の状態又は状態変化に対応した機台表示を前記表示部に行わせるための表示情報とを、関連づけて記憶する記憶部を備え、前記状態情報に関連付けられた前記表示情報に基づいて、前記表示部に前記機台表示を行わせることを特徴とするものである。
本発明では、繊維機械の状態情報に、糸処理ユニットの表示部による表示に関する表示情報が関連付けられている。この表示情報に基づき、機台制御部が表示部に機台表示を行わせる。つまり、糸処理ユニットの表示部によって、本来の用途である糸処理ユニット自体の状態等の表示だけでなく、繊維機械の状態等の表示も行われ、糸処理ユニットの前や周辺等にいるオペレータに繊維機械の状態等が知らされる。したがって、繊維機械の状態等を、オペレータに気づかせやすくすることができる。尚、本発明においてオペレータは繊維機械を操作して生産活動を行う作業者に限られない。メンテナンス専用の作業者や、繊維機械の改造を行う作業者も含まれている。
第2の発明の繊維機械は、前記第1の発明において、前記機台制御部は、全ての前記糸処理ユニットでの糸処理が停止しているときに、前記表示部に前記機台表示を行わせることを特徴とするものである。
糸処理ユニットが糸処理を行っている最中は、表示部は、本来の用途である、糸処理ユニット自体の状態の表示に使用される。全ての糸処理ユニットでの糸処理が停止しているときには、糸処理ユニット自体の状態等を表示する必要がないため、そのタイミングで、糸処理ユニットの表示部を用いて、繊維機械の状態等に対応した機台表示を行うことができる。
第3の発明の繊維機械は、前記第1又は第2の発明において、前記状態情報は、前記繊維機械が緊急停止中であることを示す緊急停止情報を含むことを特徴とするものである。
繊維機械が緊急停止した場合、緊急停止への対応を最優先させる必要が生じうる。本発明では、繊維機械が緊急停止中であることを示す緊急停止情報が状態情報に含まれるので、繊維機械が緊急停止したとき、糸処理ユニットの表示部によって機台表示がなされる。したがって、オペレータに緊急停止への対応を促すことができる。
第4の発明の繊維機械は、前記第1〜第3のいずれかの発明において、前記状態情報は、全ての前記糸処理ユニットが糸処理停止中である、繊維機械の待機状態から、少なくとも一部の糸処理ユニットが糸処理を開始することを示す、処理開始情報を含むことを特徴とするものである。
糸処理を停止している糸処理ユニットが糸処理を開始する場合、オペレータは、安全確保のため、糸処理ユニットから離れる必要がある。本発明では、繊維機械の待機状態から、糸処理ユニットが糸処理を開始する場合に、糸処理ユニットの表示部によって機台表示がなされる。したがって、オペレータに糸処理ユニットから離れることを促すことができる。
第5の発明の繊維機械は、前記第1〜第4のいずれかの発明において、前記状態情報は、前記繊維機械が保全モードであることを示す保全状態情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、繊維機械が保全モードである場合に、糸処理ユニットの表示部によって機台表示がなされる。したがって、オペレータが安心して糸処理ユニットのメンテナンス等を行うことができる。また、メンテナンスを行っていない他のオペレータにも、繊維機械が保全モードであることを認識させ、誤って通常運転させること等を防止できる。
第6の発明の繊維機械は、前記第1〜第5のいずれかの発明において、前記表示部は、ランプを有することを特徴とするものである。
本発明では、表示部のランプが発する光によって、オペレータの注意を惹きやすくすることができる。
第7の発明の繊維機械は、前記第6の発明において、前記表示情報は、前記ランプを点滅させる点滅表示情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、ランプが点滅したとき、表示が目に留まりやすく、オペレータの注意を強く惹くことができる。
第8の発明の繊維機械は、前記第6又は第7の発明において、前記表示情報は、複数の前記ランプを一斉に点滅させる一斉点滅表示情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、複数の糸処理ユニットのランプが一斉に点滅することで、オペレータの注意を非常に強く喚起できる。
第9の発明の繊維機械は、前記第8の発明において、前記繊維機械が緊急停止中であることを示す緊急停止情報と、前記一斉点滅表示情報とが関連付けられていることを特徴とするものである。
本発明では、複数の糸処理ユニットのランプが一斉に点滅することで、繊維機械が緊急停止中であることを示す表示がなされる。このため、オペレータに対し、緊急停止への対応を強く促すことができる。
第10の発明の繊維機械は、前記第6〜第9のいずれかの発明において、前記表示情報は、複数の前記ランプを前記機台長手方向の一方側から他方側へ順番に点灯させる順次点灯表示情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、順次点灯表示情報に基づく表示が行われたとき、複数の糸処理ユニットのランプが、時間経過とともに機台長手方向の一方側から他方側に向かって順番に点灯する。このような表示は、複数のランプが一斉に点滅する場合ほどではなくても、オペレータの目に留まりやすく、且つ、理解しやすい表示である。このため、オペレータの注意を惹くとともに、オペレータに所定の行動を促すことができる。
第11の発明の繊維機械は、前記第6〜第10のいずれかの発明において、前記表示情報は、複数の前記ランプを前記機台長手方向の一方側から他方側へ順番に点灯させ、且つ、点灯している前記ランプを前記機台長手方向の前記一方側から前記他方側へ順番に消灯させる流動表示情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、流動表示情報に基づく表示が行われたとき、複数の糸処理ユニットのランプによる表示が、時間経過とともに機台長手方向の一方側から他方側に向かって流れるように見える。したがって、オペレータの目に留まりやすく、且つ、理解しやすい表示によって、オペレータの注意を強く惹きつつ、オペレータに行動を促すことができる。
第12の発明の繊維機械は、前記第11の発明において、糸処理停止中の前記糸処理ユニットが糸処理を開始することを示す処理開始情報と、前記流動表示情報とが関連付けられていることを特徴とするものである。
本発明では、糸処理停止中の糸処理ユニットが糸処理を開始することを示す処理開始情報と、複数の糸処理ユニットのランプによる流れるような流動表示情報とが関連付けられている。このため、オペレータの注意を惹き、オペレータに糸処理ユニットから離れることを確実に促すことができる。
第13の発明の繊維機械は、前記第6〜第12のいずれかの発明において、前記機台制御部は、糸処理停止中の前記糸処理ユニットが糸処理を開始する場合に、糸処理を開始するよりも前に、糸処理開始を予告する表示を前記ランプに行わせ、当該表示を開始してから所定時間経過後に、前記糸処理ユニットに糸処理を開始させることを特徴とするものである。
本発明では、糸処理停止中の糸処理ユニットが糸処理を開始するよりも前に糸処理開始を予告する表示が行われ、所定時間経過後に糸処理が開始する。つまり、糸処理開始に先立ってオペレータへの注意喚起がされるので、オペレータの安全を確実に確保することができる。
第14の発明の繊維機械は、前記第1〜第13のいずれかの発明において、前記表示部は、文字表示部を有することを特徴とするものである。
本発明では、文字表示部によって、繊維機械の状態等に応じて多くの種類の情報が表示可能である。したがって、文字表示部に表示される文字を見ることで、繊維機械の状態等を一目で知ることができる。
第15の発明の繊維機械は、前記第14の発明において、前記表示情報は、前記状態情報に対応する文字を前記文字表示部に表示させる、文字表示情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、繊維機械の状態情報に対応する文字が文字表示部に表示されるため、オペレータに繊維機械の状態等を詳細に知らせることができる。
第16の発明の繊維機械は、前記第14又は第15の発明において、前記表示情報は、全ての前記糸処理ユニットが糸処理停止中である、繊維機械の待機状態から、少なくとも一部の糸処理ユニットが糸処理を開始する場合に、糸処理開始までの残り時間を前記文字表示部に表示させる、時間表示情報を含むことを特徴とするものである。
本発明では、繊維機械の待機状態から、糸処理ユニットが糸処理を開始する場合に、糸処理ユニットの糸処理開始までの時間が文字表示部に表示される。したがって、安全確保のために糸処理ユニットから離れるタイミングについて、オペレータに判断を促すことができる。
第17の発明の繊維機械は、前記第1〜第16のいずれかの発明において、前記機台長手方向の端部に配置され、前記繊維機械の状態を報知する報知ランプと、前記機台長手方向の一端側の前記糸処理ユニットから他端側の前記糸処理ユニットに亘って移動する作業台車と、を備えることを特徴とするものである。
機台長手方向端部に報知ランプが配置されていても、作業台車が、一端側の糸処理ユニットから他端側の糸処理ユニットに亘って移動する構成になっていると、作業台車の位置によっては、オペレータによる報知ランプの視認が妨げられるおそれがある。このような場合でも、本発明では、糸処理ユニットの表示部によって機台表示がなされるので、繊維機械の状態等を迅速に知ることができる。
第18の発明の繊維機械は、前記第1〜第17のいずれかの発明において、前記複数の糸処理ユニットは、糸が巻き付けられた給糸ボビンから前記糸を解舒して巻取ボビンに巻き取る複数の巻取ユニットであり、前記給糸ボビンを前記複数の巻取ユニットに供給する給糸ボビン供給装置と接続されていることを特徴とするものである。
本発明の糸処理ユニットは、糸を給糸ボビンから解舒して巻取ボビンに巻き取る巻取ユニットである。また、繊維機械は、複数の巻取ユニットに給糸ボビンを供給する給糸ボビン供給装置と接続されている。この給糸ボビン供給装置が、給糸ボビンの供給待ち等によって一時的に停止すると、巻取ユニットも給糸ボビン供給待ちの状態になり、糸処理が一時的に停止する。その間に、オペレータが巻取ユニットのメンテナンス等を行う場合もある。このように、糸処理の一時停止等がしばしば起こりうる繊維機械において、巻取ユニットの表示部によって繊維機械の状態等をオペレータに知らせることは有効である。
本実施形態に係る自動ワインダの正面図である。 自動ワインダの電気的構成を示すブロック図である。 巻取ユニットの概略的な正面図である。 表示部の正面図である。 状態情報と表示情報との関連付けを示すテーブルである。 各巻取ユニットのランプ点滅の時間変化のデータを示す図である。 機台制御装置による巻取ユニットの制御の一例を示すフローチャートである。 各巻取ユニットのランプの点滅を示す模式図である。 変形例に係る、状態情報と表示情報との関連付けを示すテーブルである。 文字表示部による表示を示す説明図である。 別の変形例に係る、各巻取ユニットのランプ点滅の時間変化のデータを示す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、図1に示すように、複数の巻取ユニット2(本発明の糸処理ユニット)が配列された方向を左右方向(本発明の機台長手方向)とし、重力が作用する方向を上下方向とする。
(自動ワインダの概略構成)
まず、自動ワインダ1(本発明の繊維機械)の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る自動ワインダ1の正面図である。図2は、自動ワインダ1の電気的構成を示すブロック図である。自動ワインダ1は、複数の巻取ユニット2と、玉揚装置3(本発明の作業台車)と、タワーランプ4(本発明の報知ランプ)と、機台制御装置5(本発明の機台制御部)等を備える。
複数の巻取ユニット2は、左右方向に配列され、各々が、給糸ボビンBkから解舒された糸Yを巻取ボビンBm(図3参照)に巻き取ってパッケージPを形成する。なお、本実施形態では、一例として12錘の巻取ユニット2が並んでいるが、これに限られるものではない。玉揚装置3は、複数の巻取ユニット2の上方に配置され、左端側(本発明の一端側)の巻取ユニット2から右端側(本発明の他端側)の巻取ユニット2に亘って左右方向に移動可能に構成されている。玉揚装置3は、巻取ユニット2からの満巻の信号を受信したときに、その巻取ユニット2の上方に移動して、満巻のパッケージPの取り外し、及び、空の巻取ボビンBmの巻取ユニット2への装着などの作業を行う。タワーランプ4は、機台制御装置5の上面に設置され、自動ワインダ1に不具合等が発生したときに、点灯又は点滅することでオペレータに不具合等を報知する。
自動ワインダ1には、給糸ボビン供給装置(Continuous Bobbin Feeder)8が接続されている。給糸ボビン供給装置8は、給糸ボビンBkを自動ワインダ1の各巻取ユニット2に供給するためのものである。給糸ボビン供給装置8の一例として、粗糸を精紡して給糸ボビンBkに巻き取る精紡機(不図示)と直結され、精紡機から自動供給される給糸ボビンBkを各巻取ユニット2に分配するリンクコーナータイプのものが挙げられる。また、自動ワインダ1の下部には、ベルトコンベア等で構成されたボビン搬送装置9が設けられている。給糸ボビン供給装置8から搬出された給糸ボビンBkは、ボビン搬送装置9によって搬送されて、各巻取ユニット2に分配される。
機台制御装置5は、複数の巻取ユニット2の左方に配置されている。機台制御装置5は、巻取ユニット2のユニット制御部60、玉揚装置3の制御部(不図示)、給糸ボビン供給装置8の制御部(不図示)と電気的に接続され、これらの制御部との通信を行う。また、機台制御装置5は、タワーランプ4、ボビン搬送装置9と電気的に接続され、これらの制御を行う。また、機台制御装置5は、図2に示すように、設定部6と、記憶部7等を有する。設定部6は、操作部6aとディスプレイ6bとを有する。設定部6は、オペレータがディスプレイ6bを見ながら操作部6aを操作することで、機台制御装置5が種々の制御を行うために必要な設定をすることが可能な構成になっている。オペレータが行った設定は、記憶部7に記憶される。
(巻取ユニット)
次に、巻取ユニット2の構成について、図2〜図4を用いて説明する。図3は、巻取ユニット2の概略的な正面図である。図4は、後述する表示部50の正面図である。
図3に示すように、巻取ユニット2は、ユニット本体10と、給糸部20と、糸処理実行部30と、巻取部40と、表示部50と、ユニット制御部60等を有する。ユニット本体10は、床面に立設配置された上下方向に長い柱状の部材である。給糸部20、糸処理実行部30、巻取部40は、ユニット本体10に設けられ、この順に、下から上へ並べて配置されている。表示部50は、ユニット本体10の上端部の前面に設けられている。
給糸部20は、給糸ボビンBkに巻き付けられた糸Yを解舒しながら供給するためのものである。給糸部20は、給糸ボビン支持部21と、糸解舒補助装置22とを有する。給糸ボビン支持部21は、給糸ボビンBkを略直立状態に支持する。給糸ボビン支持部21は、空になった給糸ボビンBkを排出可能な構成になっている。空の給糸ボビンBkが排出されると、給糸ボビン供給装置8から供給された新しい給糸ボビンBkが、ボビン搬送装置9によって搬送されて給糸ボビン支持部21に供給される。糸解舒補助装置22は、給糸ボビンBkから糸Yを解舒される際の膨らみを、規制ユニット23によって規制する。また、給糸部20には、給糸ボビンBkが給糸ボビン支持部21に正常に供給されたか否かを検知する検知部(不図示)が設けられている。
糸処理実行部30は、糸Yに関する様々な処理を実行するためのものである。糸処理実行部30は、ヤーンフィーラ31、テンション付与装置32、糸継装置33、ヤーンクリアラ34等を有する。
ヤーンフィーラ31は、糸解舒補助装置22とテンション付与装置32との間において、走行する糸Yの有無を検出するものである。テンション付与装置32は、走行する糸Yに所定のテンションを付与するものである。テンション付与装置32の一例として、いわゆるゲート式のものが挙げられる。図3に示すように、複数の固定ゲート体32aと複数の可動ゲート体32bとが、上下方向に交互に配置されている。そして、複数の可動ゲート体32bの水平方向の位置を調整することによって、固定ゲート体32aと可動ゲート体32bとの間を走行する糸Yに所定のテンションを付与する。糸継装置33は、給糸部20と巻取部40との間で糸Yが繋がっていない状態になったときに、給糸部20側の糸Y(下糸Y1)と巻取部40側の糸Y(上糸Y2)とを糸継ぎするためのものである。糸Yが繋がっていない状態になる場合としては、例えば、後述するヤーンクリアラ34により糸欠陥が検出されたときのカッター34aによる糸切断時、パッケージPの巻取中における糸切れ時、あるいは、給糸ボビンBkの交換時等がある。糸継装置33の一例としては、圧縮空気式のものを挙げることができる。糸継装置33は、下糸Y1と上糸Y2に圧縮空気を吹き付け、両方の糸端を一旦ほぐした後、両方の糸端に再度圧縮空気を吹き付け、糸端同士を絡み合わせることで糸継ぎをする。
糸継装置33の下側には、給糸ボビンBk側の下糸Y1を捕捉して糸継装置33へ案内する下糸捕捉案内部材35が設けられ、糸継装置33の上側には、パッケージP側の上糸Y2を捕捉して糸継装置33へ案内する上糸捕捉案内部材36が設けられている。下糸捕捉案内部材35は、軸35aを中心に回転可能であり、モータ(不図示)によって回転駆動されることで上下に旋回する。下糸捕捉案内部材35は、その先端部に下糸Y1の糸端部を吸引捕捉する吸引部35bを有する。上糸捕捉案内部材36は、軸36aを中心に回転可能であり、モータ(不図示)によって回転駆動されることで上下に旋回する。上糸捕捉案内部材36は、その先端部に上糸Y2の糸端部を吸引捕捉する吸引部36bを有する。下糸捕捉案内部材35及び上糸捕捉案内部材36は、それぞれ不図示の負圧源に接続されている。下糸捕捉案内部材35は、吸引部35bで下糸Y1の糸端部を捕捉した状態で、モータによって駆動されて上方へ旋回し、糸継装置33に下糸Y1を案内する。上糸捕捉案内部材36は、まず、モータによって駆動されて上方へ旋回する。これによって、吸引部36bが、パッケージPの近傍に位置し、パッケージPの表面に付着している上糸Y2の糸端部を吸引して捕捉する。上糸Y2の捕捉後に、上糸捕捉案内部材36は、モータによって駆動されて下方へ旋回し、糸継装置33に上糸Y2を案内する。糸継装置33は、案内されてきた下糸Y1と上糸Y2とを糸継ぎする。
ヤーンクリアラ34は、走行する糸Yの太さの情報を取得し、この情報に基づいて、糸Yの所定の太さ以上の部分を糸欠陥として検出する。ヤーンクリアラ34の近傍にはカッター34aが配置されている。ヤーンクリアラ34によって糸欠陥が検出されたとき、カッター34aが即座に糸Yを切断するとともに、ヤーンクリアラ34は、検出信号をユニット制御部60へ出力する。
巻取部40は、糸Yを巻取ボビンBmに巻き取ってパッケージPを形成するためのものである。巻取部40は、巻取ボビンBmを回転自在に保持するクレードル41と、綾振ドラム42と、綾振ドラム42を回転させるドラム駆動モータ43とを有する。綾振ドラム42の外周面には、綾振り溝42aが形成されている。綾振ドラム42は、この綾振り溝42aに糸Yを通しながら回転することで、糸Yを所定の幅でトラバース(綾振り)させる。そして、綾振ドラム42が、綾振り溝42aによって糸Yをトラバースさせながら、巻取ボビンBmに形成されたパッケージPに接触した状態で回転することで、綾振ドラム42との接触摩擦によってパッケージP及び巻取ボビンBmが従動回転し、糸Yが巻取ボビンBmに巻き取られる。
表示部50は、巻取ユニット2自体の状態に関する表示を行うためのものである。図3及び図4に示すように、表示部50は、5つのランプ51(ランプ51a〜51e)と、文字表示部52等を有する。
ランプ51は、巻取ユニット2に状態変化があったときに点灯することで、オペレータに巻取ユニット2の状態又は状態変化を知らせるためのものである。ランプ51は、例えばLEDランプであり、それぞれ赤、青の2色の光を出力可能に構成されている。ランプ51a、51bは、巻取ユニット2の状態変化があったこと自体をオペレータに知らせるためのものである。図4に示すように、ランプ51aは、表示部の上下方向略中央の左端部に配置され、ランプ51bは同じく右端部に配置されている。ランプ51c〜51eは、巻取ユニット2の上、中、下部のどの位置に異常があったかを知らせるためのものである。ランプ51cは、上下方向及び左右方向において、表示部の略中央に配置されている。ランプ51dはランプ51cの上方に、ランプ51eはランプ51cの下方に、それぞれ配置されている。なお、5つのランプ51の下方には、手動ボタン53が設けられている。
図4に示すように、文字表示部52は、巻取ユニット2の具体的な状態に関する文字を表示するためのものであり、5つのランプ51の上方に配置されている。文字表示部52は、例えば3桁の7セグメント表示の液晶ディスプレイである。文字表示部52は、ユニット制御部60から送られる制御信号に基づいて文字表示を行う。
ユニット制御部60は、ユニット本体10に内蔵されており、CPUと、ROMと、RAM等を備える。ユニット制御部60は、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUにより各部を制御する。具体的には、ヤーンクリアラ34等からの信号の受信や、糸解舒補助装置22、糸継装置33、ドラム駆動モータ43、表示部50等の制御を行う。また、ユニット制御部60は、機台制御装置5からの制御信号に基づき、表示部50に所定の表示を行わせる。詳細については後述する。
以上の構成を備える巻取ユニット2において、ユニット制御部60が、パッケージPと綾振ドラム42とを接触させた状態でドラム駆動モータ43を駆動して綾振ドラム42を回転させることで、給糸ボビンBkから解舒された糸Yを巻取ボビンBmに巻き取ってパッケージPを形成する糸巻取処理(本発明の糸処理)が行われる。
(巻取ユニット自体の状態に関する表示)
ユニット制御部60は、巻取ユニット2の状態等に応じた表示を表示部50に行わせる。巻取ユニット2自体の状態又は状態変化としては、パッケージPが満巻になったことに伴う、玉揚装置3による玉揚待ちの状態や、給糸ボビンBkの供給ミス等のトラブルによる巻取ユニット2の動作停止(状態変化)等が挙げられる。
巻取ユニット2自体の状態表示の一例について説明する。巻取ユニット2が稼動中、すなわち通常運転中は、表示部50には何も表示されない(図4(a)参照)。パッケージPが満巻になって玉揚待ち状態になった場合、ユニット制御部60は、ランプ51a、51bを青色に点灯させる(図4(b)のハッチングされた部分)。また、巻取ユニット2に異常が起こった場合は、以下のような表示が行われる。例えば、給糸ボビン支持部21(図3参照)への給糸ボビンBkの供給ミスが起こったとき、ユニット制御部60は、検知部(不図示)の検出結果に基づき、糸巻取動作を停止させる。それと共に、ユニット制御部60は、図4(b)に示すように、左右両側のランプ51a、51b、及び、巻取ユニット2の下部において異常があったことを示すランプ51eを、赤色に点灯させる(図4(b)の塗りつぶされた部分)。また、ユニット制御部60は、文字表示部52を制御して、ボビン供給ミスがあったことを示す文字(図4(b)の「b0」)を表示させる。なお、異常停止でなく、単に待機中である等の理由により、ある巻取ユニット2の糸巻取処理が停止している場合、その巻取ユニット2の表示部50には何も表示されない。
上記のように、糸巻取処理中に巻取ユニット2自体の状態変化があった場合、表示部50による表示が行われる。一方、自動ワインダ1全体の稼動に関わる状態変化があった場合には、従来、機台制御装置5がタワーランプ4を点灯又は点滅させることで、オペレータに異常等が報知される。しかしながら、状況によっては、タワーランプ4による報知にオペレータが気づきにくい場合がある。例えば、オペレータがある巻取ユニット2に対してメンテナンス等を行っている場合、作業に集中していてタワーランプ4の点灯等に気づかないおそれがある。或いは、玉揚装置3によってタワーランプ4の視認が妨げられるおそれがある。例えば、玉揚装置3が左端側の巻取ユニット2の前に移動したとき等に、オペレータとの位置関係によっては、機台制御装置5の上面に設置されたタワーランプ4が、玉揚装置3の陰に隠れて見えにくくなる。
オペレータによるタワーランプ4の視認が遅れると、以下のような問題が生じうる。例えば、トラブルによって自動ワインダ1全体が緊急停止した場合、上記トラブルに優先的に対応する必要があるが、自動ワインダ1の緊急停止の察知が遅れると、生産ロスにつながるおそれがある。緊急停止の理由には様々なものがあるが、主として、複数の巻取ユニット2に共通の設備の異常が挙げられる。上記共通の設備とは、例えば、前述した玉揚装置3(図1参照)や、吸引部35b、36b(図3参照)の不図示の負圧源等である。
また、全ての巻取ユニット2が、糸巻取処理を停止している状態から自動的、且つ、一斉に糸巻取処理を開始する場合がある。例えば、前述した不図示の精紡機から給糸ボビン供給装置8への給糸ボビンBkの供給待ち時、精紡機による精紡待ち時、機台制御装置5における更新プログラムのインストール時等には、各巻取ユニット2の糸巻取処理が一時的に停止する。つまり、糸巻取処理が再開可能になるまでの間、全ての巻取ユニット2が単に待機しているような状況がある。このような場合、糸巻取処理が開始可能になり次第、機台制御装置5は、各巻取ユニット2に自動的に糸巻取処理を再開させる。ここで、巻取ユニット2が待機している間、オペレータが巻取ユニット2のメンテナンス等を行うことがあるが、糸巻取処理の再開に際しては、安全確保のため、巻取ユニット2から速やかに離れる必要がある。
これらの理由により、自動ワインダ1の状態等を、オペレータに気づかせやすくする必要がある。しかしながら、タワーランプ4を左右方向に沿って複数台設置するには、コストの増加や配置スペースの増加等の問題がある。また、自動ワインダ1が設置される工場においては、各種装置の稼動音が大きいため、音による報知は聞き取りにくく、現実的ではない。そこで、本実施形態では、機台制御装置5が、自動ワインダ1全体に関わる状態又は状態変化に関する情報を、巻取ユニット2の表示部50を用いて表示させるように設定されている。以下、具体的に、図5及び図6を用いて説明する。図5は、後述する状態情報と表示情報との関連付けを示すテーブルである。図6は、各巻取ユニット2のランプ点滅の時間変化のデータを示す図である。
(機台制御装置の設定)
機台制御装置5の設定について説明する。機台制御装置5の記憶部7には、図5に示すように、自動ワインダ1の状態又は状態変化に関する状態情報と、複数の巻取ユニット2の表示部50に行わせる表示に関する表示情報とが記憶されている。
まず、状態情報について説明する。状態情報は、自動ワインダ1の状態又は状態変化に関する情報である。記憶部7には、例えば、緊急停止情報A1と、処理開始情報A2と、保全状態情報A3とが記憶されている。緊急停止情報A1は、自動ワインダ1が前述のように緊急停止したという状態変化を示す情報である。処理開始情報A2は、全ての巻取ユニット2での糸巻取処理が一時的に停止している、自動ワインダ1の待機状態から、少なくとも一部の巻取ユニット2が糸巻取処理を自動開始するという状態変化を示す情報である。保全状態情報A3は、自動ワインダ1がメンテナンス可能な保全モードである(すなわち、自動ワインダ1全体が稼動を停止している)という状態を示す情報である。
次に、表示情報について説明する。表示情報は、機台制御装置5が、各巻取ユニット2のユニット制御部60を介して、自動ワインダ1の状態又は状態変化に対応した機台表示を各表示部50に行わせるための情報である。詳細には、表示情報は、各巻取ユニット2のランプ51の点灯及び消灯のタイミングに関するデータ(ランプの色の情報を含む)である。記憶部7には、例えば、一斉点滅表示情報B1と、流動表示情報B2と、対称表示情報B3が記憶されている。以下、各表示情報の詳細について説明する。
図6(a)〜(c)には、それぞれ、一斉点滅表示情報B1、流動表示情報B2、対称表示情報B3の概念図が示されている。横軸は、12錘の巻取ユニット2の番号(左方側の巻取ユニット2ほど小さい数字)を、縦軸は、表示開始からの経過時間tを、それぞれ示す。t0は、単位時間である。単位時間t0の長さは、例えば0.1〜0.3秒である。いずれの表示情報も、ランプ51を点滅させる点滅表示情報である。
まず、一斉点滅表示情報B1について説明する。一斉点滅表示情報B1は、全ての巻取ユニット2の表示部50を一斉点滅させるための情報である。すなわち、t=t0又は3t0のとき、全ての巻取ユニット2のランプ51を赤色(図6(a)の塗りつぶされた部分)に点灯させ、t=2t0又は4t0のとき、全ての巻取ユニット2のランプ51を消灯させる情報である。一斉点滅表示情報B1は、複数の表示情報の中で最も目立ちやすい表示に関する情報である。したがって、オペレータに最も強く注意喚起したい状況で使用することが望ましい。
次に、流動表示情報B2について説明する。流動表示情報B2は、一部の巻取ユニット2のランプ51を点灯させ、その表示が時間経過とともに左右方向に流れているように見せるための情報である。具体的には、流動表示情報B2は、複数の巻取ユニット2のランプ51を左側から右側(本発明の他方側)へ順番に点灯させ、且つ、点灯しているランプ51を左側から右側へ順番に消灯させる情報である。すなわち、t=t0において左側(本発明の一方側)から1〜3番目の巻取ユニット2のランプ51を青色(図6(b)のハッチングされた部分)に点灯させる。次に、t=2t0において、左から1番目の巻取ユニット2のランプ51を消灯させ、左から4番目の巻取ユニット2のランプ51を点灯させる。以下同様にして、左側から10〜12番目の巻取ユニット2のランプ51まで点灯させた後、一連の表示を終わらせる。流動表示情報B2は、一斉点滅表示情報B1ほどではないが、目に留まりやすく、また、オペレータが理解しやすい表示に関する情報である。したがって、オペレータの意識を惹き付けたい状況で使用することが望ましい。
次に、対称表示情報B3について説明する。対称表示情報B3は、複数の巻取ユニット2のランプ51による表示が左右対称に見えるようにするための情報である。すなわち、対称表示情報B3は、左からk番目の巻取ユニット2のランプ51と、左から(12−k+1)番目(すなわち、右からk番目)の巻取ユニット2のランプ51を、同じタイミングで点滅させる表示情報である。その一例が、図6(c)に示されている。なお、前述した一斉点滅表示情報B1に基づく表示も、対称表示の一種ではあるが、ここでは、一斉点滅表示情報B1は、対称表示情報B3には含まれないものとする。この対称表示情報B3は、一斉点滅表示情報B1や流動表示情報B2と比べれば、やや目立ちにくいため、緊急性が比較的低い状況で使用するのが良い。
ここで、状態情報と表示情報は、互いに関連付けられている。まず、オペレータによる迅速な対応が求められる、自動ワインダ1の緊急停止を示す緊急停止情報A1と、オペレータに最も強く注意喚起できる表示に関する一斉点滅表示情報B1とが関連付けられている。また、処理開始情報A2と、比較的目に留まりやすく、オペレータが理解しやすい表示に関する流動表示情報B2とが関連付けられている。また、自動ワインダ1がメンテナンス可能であることを示す保全状態情報A3と、緊急性が比較的低い状況で使用可能な対称表示情報B3とが関連付けられている。
(機台制御装置による巻取ユニットの制御)
次に、機台制御装置5による巻取ユニット2の制御の一例について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、制御の一例を示すフローチャートである。図8は、各巻取ユニット2のランプ51の点滅を示す模式図である。
ここでは、給糸ボビン供給装置8(CBF)が、精紡機からの給糸ボビンBkの供給待ちにより動作を一時的に停止する場合について説明する。まず、給糸ボビン供給装置8の制御部から、給糸ボビン供給装置8の動作の一時的な停止を示す信号が機台制御装置5に入力される(S101)。この信号に基づき、機台制御装置5は全ての巻取ユニット2のユニット制御部60に糸巻取処理を停止させる信号を送り、糸巻取処理を停止させる(S102)。
その後、精紡機から給糸ボビン供給装置8に給糸ボビンBkが供給され、給糸ボビン供給装置8が動作を再開するとき、給糸ボビン供給装置8の制御部から、給糸ボビン供給装置8の動作再開を示す信号が機台制御装置5に入力される(S103)。つまり、巻取ユニット2の糸巻取処理開始を示す処理開始情報A2が、機台制御装置5に入力される。この時点では、まだ、全ての巻取ユニット2での糸巻取処理が停止している。機台制御装置5は、糸巻取処理の開始に先立って、記憶部7に記憶されている、処理開始情報A2と関連付けられた流動表示情報B2を読み込む。また、機台制御装置5は、流動表示情報B2に基づく流動表示を行う表示時間を決定する。表示時間に関する情報は、例えば記憶部7に記憶されている。本実施形態では、表示時間の長さは、流動表示を開始してから巻取ユニット2に糸巻取処理を開始させるまでの所定時間(例えば10秒)と同じである。
次に、機台制御装置5は、流動表示情報B2に基づいて、各巻取ユニット2に対応した単位時間ごとのランプ51の点灯又は消灯に関する表示信号を随時作成し、表示信号を各ユニット制御部60に送る。各ユニット制御部60は、機台制御装置5から受け取った信号に基づいてランプ51を点灯又は消灯させる。このようにして、機台制御装置5は、自動ワインダ1の状態変化に対応した機台表示、すなわち糸巻取処理の開始を予告する流動表示を、各巻取ユニット2のランプ51に実行させる(S104)。これにより、オペレータに対し、巻取ユニット2から離れることが促される。
ランプ51の点滅の様子を、図8に示す。詳細な図示は省略するが、本実施形態では、機台制御装置5は、各巻取ユニット2の表示部50において、5つのランプ51(ランプ51a〜51e)全てを点滅させる。表示開始からの経過時間tに応じて、複数の巻取ユニット2のランプ51による表示が、流れるように見える。例えば、t=t0のときは左から1〜3番目の巻取ユニット2のランプ51が点灯している(図8(a)参照)。同様に、t=4t0のときは左から4〜6番目、t=7t0のときは左から7〜9番目、t=10t0のときは左から10〜12番目の巻取ユニット2のランプ51が、それぞれ点灯している(それぞれ図8(b)、(c)、(d)参照)。
機台制御装置5は、流動表示の開始から所定時間が経過するまでの間、各巻取ユニット2のランプ51に流動表示を行わせる(S105)。なお、流動表示1回分の時間(図7(b)における11t0)よりも表示時間が長い場合は、上記所定時間が経過するまで、流動表示情報B2に基づいて表示信号を繰り返し作成し、表示信号を各ユニット制御部60に送り続ける。そして、所定時間経過後、機台制御装置5は、全ての巻取ユニット2のランプ51を消灯させ、糸巻取処理を開始する信号を各ユニット制御部60に送り、各巻取ユニット2に糸巻取処理を開始させる(S106)。
以上が、処理開始情報A2及び流動表示情報B2に基づく、機台制御装置5による巻取ユニット2の一連の制御である。緊急停止情報A1及び一斉点滅表示情報B1に基づく制御や、保全状態情報A3及び対称表示情報B3に基づく制御も、同様に行われる。すなわち、機台制御装置5は、状態情報が入力されたとき、その状態情報と関連付けられた表示情報を読み込み、その表示情報に基づき、各ユニット制御部60に信号を送ってランプ51に機台表示を行わせる。勿論、機台制御装置5は、タワーランプ4による報知を併せて行っても良い。
以上のように、自動ワインダ1の状態又は状態変化に関する状態情報に、巻取ユニット2の表示部50による表示に関する表示情報が関連付けられている。この表示情報に基づき、機台制御装置5が表示部50に機台表示を行わせる。つまり、巻取ユニット2の表示部50によって、巻取ユニット2の状態等だけでなく、自動ワインダ1の状態等も表示され、巻取ユニット2の前や周辺等にいるオペレータに自動ワインダ1の状態等が知らされる。したがって、自動ワインダ1の状態等を、オペレータに気づかせやすくすることができる。このような機台表示は、特に巻取ユニット2の前で作業をしているオペレータにとって最も気づきやすい表示であるが、例えば、単に巻取ユニット2の前を通過しているオペレータや、巻取ユニット2から離れた位置にいるオペレータにとっても、気づきやすい表示である。
また、全ての巻取ユニット2での糸巻取処理が停止しているときに、自動ワインダ1の状態等を示す表示が行われる。全ての巻取ユニット2での糸巻取処理が停止しているときには、巻取ユニット2自体の状態等を表示する必要がないため、そのタイミングで、表示部50を用いて、自動ワインダ1の状態等に対応した機台表示を行うことができる。
また、自動ワインダ1が緊急停止中であることを示す緊急停止情報A1が状態情報に含まれるので、自動ワインダ1が緊急停止したとき、巻取ユニット2の表示部50によって機台表示がなされる。したがって、オペレータに緊急停止への対応を促すことができる。
また、自動ワインダ1の待機状態から、巻取ユニット2が糸巻取処理を開始することを示す処理開始情報A2が状態情報に含まれるので、巻取ユニット2が糸巻取処理を開始する場合に、巻取ユニット2の表示部50によって機台表示がなされる。このため、オペレータに、安全確保のため糸処理ユニットから離れることを促すことができる。
また、自動ワインダ1が保全モードであることを示す保全状態情報A3が状態情報に含まれるので、自動ワインダ1が保全モードである場合に、巻取ユニット2の表示部50によって機台表示がなされる。このため、オペレータが安心して巻取ユニット2のメンテナンス等を行うことができる。また、メンテナンスを行っていない他のオペレータにも、自動ワインダ1が保全モードであることを認識させ、誤って通常運転させること等を防止できる。
また、表示部50のランプ51が発する光によって、オペレータの注意を惹きやすくすることができる。
また、ランプ51が点滅したとき、表示が目に留まりやすく、オペレータの注意を強く惹くことができる。
また、緊急停止情報A1と、複数の巻取ユニット2のランプ51を一斉に点滅させる一斉点滅表示情報B1とが関連付けられている。このため、複数の巻取ユニット2のランプ51が一斉に点滅することで、自動ワインダ1が緊急停止中であることを示す表示がなされ、オペレータの注意を非常に強く喚起し、オペレータに緊急停止への対応を強く促すことができる。
また、処理開始情報A2と、複数の巻取ユニット2のランプ51による表示が、時間経過とともに左側から右側に向かって流れるように見える、流動表示情報B2とが関連付けられている。したがって、オペレータの目に留まりやすく、また、理解しやすい表示によって、オペレータの注意を強く惹き、オペレータに巻取ユニット2から迅速に離れることを確実に促すことができる。
また、糸巻取処理停止中の巻取ユニット2が糸巻取処理を開始するよりも前に糸巻取処理を予告する表示が行われ、所定時間経過後に糸処理が開始する。つまり、糸巻取処理に先立ってオペレータへの注意喚起がされるので、オペレータの安全を確実に確保することができる。
また、玉揚装置3の位置によっては、オペレータによるタワーランプ4の視認が妨げられるおそれがある場合でも、巻取ユニット2のランプ51によって機台表示がなされるので、自動ワインダ1の状態等を迅速に知ることができる。
また、給糸ボビン供給装置8が一時的に停止すると、巻取ユニット2も給糸ボビン供給待ちの状態になり、糸巻取処理が一時的に停止する。その間に、オペレータが巻取ユニット2のメンテナンス等を行う場合がある。このように、糸巻取処理の一時停止等がしばしば起こりうる自動ワインダ1において、巻取ユニット2のランプ51によって自動ワインダ1の状態等をオペレータに知らせることは有効である。
次に、前記実施形態に変更を加えた変形例について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
(1)前記実施形態においては、糸巻取処理停止中の巻取ユニット2が糸巻取処理を開始するにあたり、機台制御装置5は、流動表示を開始してから所定時間が経過するまでの間、ランプ51に流動表示を行わせるものとしたが、これには限られない。例えば、機台制御装置5は、所定時間経過前に流動表示を終了させ、その後、所定時間経過後に巻取ユニット2に糸巻取処理を開始させても良い。
(2)前記までの実施形態においては、ランプ51によって自動ワインダ1の状態等を表示するものとしたが、これには限られない。すなわち、文字表示部52によって自動ワインダ1の状態等を表示しても良い。以下、図9及び図10を用いて具体的に説明する。図9は、前述した状態情報と、文字表示部52による表示に関する表示情報との関連付けを示すテーブルである。図10は、文字表示部52による表示の一例を示す図である。
例えば、図9に示すように、記憶部7には、文字表示情報C1、C3と時間表示情報C2とが記憶されている。文字表示情報C1は、自動ワインダ1が緊急停止したという状態変化を示す文字を表示するための情報である。時間表示情報C2は、糸巻取処理が停止している巻取ユニット2が糸巻取処理を開始するまでの残り時間を表示するための情報である。文字表示情報C1は、自動ワインダ1が保全モードであるという状態を示す文字を表示するための情報である。緊急停止情報A1と文字表示情報C1、処理開始情報A2と時間表示情報C2、保全状態情報A3と文字表示情報C3が、それぞれ関連付けられている。
例えば、自動ワインダ1が緊急停止したという状態変化に対応する文字が「E2」であるとする。機台制御装置5は、緊急停止情報A1が入力されたとき、文字表示情報C1に基づき、複数の巻取ユニット2のユニット制御部60に信号を送り、文字表示部52に「E2」と表示させる(図10(a)参照)。これにより、オペレータに自動ワインダ1の状態等を詳細に知らせることができる。
また、自動ワインダ1の待機状態から、巻取ユニット2が糸巻取処理を開始する場合には、機台制御装置5は以下の制御を行う。すなわち、機台制御装置5は、処理開始情報A2が入力された場合、時間表示情報C2及び表示開始からの経過時間に基づいて、各ユニット制御部60に糸巻取処理開始までの残り時間の情報を送り、文字表示部52に上記残り時間を表示させる(図10(b)参照)。図10(b)では、上記残り時間が25秒であることが示されている。このような表示を行わせる場合としては、例えば、機台制御装置5に更新プログラムをインストールしているときに、インストール完了までの残り時間を表示させる場合等が挙げられる。これにより、巻取ユニット2から離れるタイミングについてオペレータの判断を促すことができる。以上のように、文字表示部52によって、自動ワインダ1の状態等に応じて多くの種類の情報が表示可能である。したがって、文字表示部52に表示される文字を見ることで、繊維機械の状態等を一目で知ることができる。勿論、ランプ51を併用しても良い。
(3)前記までの実施形態においては、ランプ51による表示に関する3種類の表示情報が記憶部7に記憶されているものとしたが、他にも様々な表示情報が記憶部7に記憶されていても良い。例えば、図11(a)に示すように、複数の巻取ユニット2のランプ51を左側から右側へ順番に点灯させる順次点灯表示情報が記憶されていても良い。このような表示は、例えば前述したような一斉点滅表示ほどではなくても、オペレータの目に留まりやすく、また、理解しやすい表示である。このため、オペレータの注意を惹くとともに、オペレータに所定の行動を促すことができる。或いは、図11(b)に示すように、複数の巻取ユニット2のランプ51を左側から右側へ順番に点滅させた後、右側から左側へ順番に点滅させる往復表示情報が記憶されていても良い。
(4)状態情報と表示情報の関連付けは、前述したものに限られない。例えば、緊急停止情報A1と流動表示情報B2が関連付けられていても良い。
(5)状態情報は、前述したものに限られない。例えば、複数の巻取ユニット2が単に待機中であるという状態を示す待機状態情報が、記憶部7に記憶されていても良い。或いは、例えば、緊急停止情報A1がさらに細分化され、異常が起こった装置ごとの緊急停止情報が記憶部7に記憶されていても良い。
(6)流動表示情報を、オペレータの誘導のために用いても良い。例えば、給糸ボビン供給装置8で異常があった場合にも、自動ワインダ1全体が稼動停止する。このとき、左側から右側へ流れる流動表示を複数の巻取ユニット2のランプ51に行わせることで、オペレータに、複数の巻取ユニット2よりも右方に配置された給糸ボビン供給装置8への移動を促すような設定になっていても良い。或いは、表示が右側から左側へ流れるような流動表示情報を記憶部7に記憶させ、複数の巻取ユニット2よりも左方に配置された機台制御装置5への移動を促すような設定になっていても良い。或いは、流動表示情報の代わりに、順次点灯表示情報をオペレータの誘導に用いても良い。
(7)前記までの実施形態においては、表示部50の5つのランプ51(ランプ51a〜51e)の全てが自動ワインダ1の状態等の表示に用いられるものとしたが、一部のランプのみが用いられても良い。また、各表示部50のランプ51の数は、5つに限られない。
(8)ランプ51に関する表示情報は、必ずしもランプ51を点滅させる情報でなくても良く、ランプ51を点灯のみさせる情報であっても良い。
(9)前記までの実施形態においては、全ての巻取ユニット2の表示部50に自動ワインダ1の状態等を表示させるものとしたが、これには限られない。すなわち、一部の巻取ユニット2の表示部50のみに表示を行わせても良い。或いは、オペレータによるメンテナンス等が行われている巻取ユニット2の表示部のみを点灯或いは点滅させても良い。例えば、機台制御装置5が各ユニット制御部60と通信を行い、メンテナンス中の巻取ユニット2にのみ表示情報を送る等しても良い。
(10)前記までの実施形態においては、ランプ51は、赤と青の2種類の色を出力可能であるとしたが、これには限られない。2色よりも多くても良く、或いは1色でも良い。
(11)文字表示部52は、7セグメント表示のディスプレイに限られない。例えば、漢字や画像等を表示可能に構成されていても良い。また、文字表示部52は、液晶ディスプレイに限られず、有機ELディスプレイ等でも良い。
(12)前記までの実施形態においては、機台制御部装置は、全ての巻取ユニット2での糸巻取処理が停止しているときに表示部50に機台表示を行わせるものとしたが、これには限られない。巻取ユニット2が糸巻取処理中であっても、例えば、文字表示部52に何らかの情報を表示させる等しても良い。
(13)前記までの実施形態においては、表示部50は、ランプ51と文字表示部52の両方を有しているものとしたが、いずれか一方のみを有していても良い。また、表示部50は、ユニット本体10の上端部の前面以外の位置に設けられていても良い。
(14)前記までの実施形態においては、機台制御装置5が記憶部7を有するものとしたが、これには限られない。すなわち、機台制御装置5の外部に記憶部が設けられ、機台制御装置5と記憶部との間で通信を行う構成になっていても良い。
(15)本発明は、自動ワインダ1に限らず、空気精紡機や、オープンエンド精紡機、或いはリング精紡機等の、様々な繊維機械に適用可能である。例えば、空気精紡機(特開2016−204062号公報等参照)においては、紡績ユニットが本発明の糸処理ユニットに相当し、糸継台車が本発明の作業台車に相当する。
1 自動ワインダ(繊維機械)
2 巻取ユニット(糸処理ユニット)
3 玉揚装置(作業台車)
4 タワーランプ(報知ランプ)
5 機台制御装置(機台制御部)
7 記憶部
50 表示部
51 ランプ
52 文字表示部
A1 緊急停止情報
A2 処理開始情報
A3 保全状態情報
B1 一斉点滅表示情報
B2 流動表示情報
C1 文字表示情報
C2 時間表示情報

Claims (18)

  1. 機台長手方向に複数並んで配列され、情報を表示する表示部をそれぞれ有する糸処理ユニットと、
    前記複数の糸処理ユニットを制御する機台制御部と、を備える繊維機械において、
    前記機台制御部は、
    前記繊維機械の状態又は状態変化に関する状態情報と、前記繊維機械の状態又は状態変化に対応した機台表示を前記表示部に行わせるための表示情報とを、関連づけて記憶する記憶部を備え、
    前記状態情報に関連付けられた前記表示情報に基づいて、前記表示部に前記機台表示を行わせることを特徴とする繊維機械。
  2. 前記機台制御部は、全ての前記糸処理ユニットでの糸処理が停止しているときに、前記表示部に前記機台表示を行わせることを特徴とする請求項1に記載の繊維機械。
  3. 前記状態情報は、前記繊維機械が緊急停止中であることを示す緊急停止情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維機械。
  4. 前記状態情報は、全ての前記糸処理ユニットが糸処理停止中である、繊維機械の待機状態から、少なくとも一部の糸処理ユニットが糸処理を開始することを示す、処理開始情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の繊維機械。
  5. 前記状態情報は、前記繊維機械が保全モードであることを示す保全状態情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の繊維機械。
  6. 前記表示部は、ランプを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の繊維機械。
  7. 前記表示情報は、前記ランプを点滅させる点滅表示情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の繊維機械。
  8. 前記表示情報は、複数の前記ランプを一斉に点滅させる一斉点滅表示情報を含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の繊維機械。
  9. 前記繊維機械が緊急停止中であることを示す緊急停止情報と、前記一斉点滅表示情報とが関連付けられていることを特徴とする請求項8に記載の繊維機械。
  10. 前記表示情報は、複数の前記ランプを前記機台長手方向の一方側から他方側へ順番に点灯させる順次点灯表示情報を含むことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の繊維機械。
  11. 前記表示情報は、複数の前記ランプを前記機台長手方向の一方側から他方側へ順番に点灯させ、且つ、点灯している前記ランプを前記機台長手方向の前記一方側から前記他方側へ順番に消灯させる流動表示情報を含むことを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の繊維機械。
  12. 糸処理停止中の前記糸処理ユニットが糸処理を開始することを示す処理開始情報と、前記流動表示情報とが関連付けられていることを特徴とする請求項11に記載の繊維機械。
  13. 前記機台制御部は、糸処理停止中の前記糸処理ユニットが糸処理を開始する場合に、糸処理を開始するよりも前に、糸処理開始を予告する表示を前記ランプに行わせ、当該表示を開始してから所定時間経過後に、前記糸処理ユニットに糸処理を開始させることを特徴とする請求項6〜12のいずれかに記載の繊維機械。
  14. 前記表示部は、文字表示部を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の繊維機械。
  15. 前記表示情報は、前記状態情報に対応する文字を前記文字表示部に表示させる、文字表示情報を含むことを特徴とする請求項14に記載の繊維機械。
  16. 前記表示情報は、全ての前記糸処理ユニットが糸処理停止中である、繊維機械の待機状態から、少なくとも一部の糸処理ユニットが糸処理を開始する場合に、糸処理開始までの残り時間を前記文字表示部に表示させる、時間表示情報を含むことを特徴とする請求項14又は15に記載の繊維機械。
  17. 前記機台長手方向の端部に配置され、前記繊維機械の状態を報知する報知ランプと、
    前記機台長手方向の一端側の前記糸処理ユニットから他端側の前記糸処理ユニットに亘って移動する作業台車と、を備えることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の繊維機械。
  18. 前記複数の糸処理ユニットは、糸が巻き付けられた給糸ボビンから前記糸を解舒して巻取ボビンに巻き取る複数の巻取ユニットであり、
    前記給糸ボビンを前記複数の巻取ユニットに供給する給糸ボビン供給装置と接続されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の繊維機械。
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