JP2018188151A - 包装箱、および、ブランクシート - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、包装箱を開封する際の操作性を向上可能とした包装箱、および、ブランクシートを提供することを目的とする。
図1が示すように、直方体状を有した包装箱は、底板11、前後左右の側壁12,13,14,15、頂板16、および、前フラップ17を備える。前後左右の側壁12,13,14,15は、底板11と対向する矩形状を有した開口11Tを区画する上縁を備えて、底板11の周囲を囲う。頂板16は、1つの側壁である後壁13の上縁13Uに連設されて、開口11Tの全体を覆う。前フラップ17は、頂板16の前縁16Fに連設されて、前壁12の外面に接合された帯状を有する。
次に、包装箱を製造するためのブランクシートについて説明する。
図2が示すように、1枚のブランクシートにおいて、帯状を有した前フラップ17、矩形板状を有した頂板16、後壁13、底板11、および、前壁12は、この順に連設されている。前フラップ17は、頂板16の前縁16Fに連設されている。前縁16Fは、上述したように、左右で一対の開始線16FEと、一対の開始線16FEに挟まれた中間線16FCとから構成される。頂板16は、上述したように、左右で一対の第1開封線1L1と、左右で一対の第2開封線1L2とから構成される第1ミシン目を備え、第1ミシン目に囲まれた第1開封部161と、それ以外である左右で一対の第2開封部162とから構成される。頂板16は、後壁13の上縁13Uに連設されて、後壁13の上縁13Uは、頂板16の後縁16Bを兼ねている。後壁13は、底板11の後縁11Bに連設され、前壁12は、底板11の前縁11Fに連設されている。
次に、包装箱を開封するための手順について説明する。
図3が示すように、包装箱の開封時には、まず、一対のフラップ端部17Eが、利用者の指などによって摘まれ、各フラップ端部17Eと頂板16との境界である開始線16FEが切断される。次いで、各フラップ端部17Eが指などによって摘まれた状態で、各フラップ端部17Eとフラップ中間部17Cとの境界である折線17Lで、前フラップ17が折り曲げられる。
以上、上記実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
[回動軸線16S]
・回動軸線16Sは、ミシン目に変更することも可能である。回動軸線16Sがミシン目に変更された構成によれば、第2開封部162を外フラップ14F1から分離することが可能であるため、より開口11Tの開放が容易ともなる。なお、この際、回動軸線16Sが、第3ミシン目の一例である。
・第1ミシン目は、頂板16の前縁16Fに位置する左右で一対の前端と、頂板16の後縁16Bに位置する後端とをつなぐ2つの直線や曲線に具体化することも可能である。また、第1ミシン目は、頂板16の前縁16Fに位置する左右で一対の前端を備え、各前端から頂板16の後縁16Bに向けて延びる線分が相互に接続される閉環状に具体化することも可能である。
・前フラップ17が有する形状は、左右方向に延びる帯状に限らず、頂板16の前縁16Fを一辺とする半円板状や、頂板16の前縁16Fを一辺とする三角板状に具体化することも可能である。
・フラップ中間部17Cとフラップ端部17Eとの境界である折線17Lは、前フラップ17の外面に位置することも可能である。
・右壁14や左壁15は、前壁12や後壁13と同じく、一枚の板として具体化すると共に、前壁12や後壁13は、右壁14や左壁15と同じく、内フラップと外フラップとの接合体とすることも可能である。
Claims (4)
- 包装箱であって、
底板と、
前記底板と対向する開口を区画する上縁を備えて前記底板を囲う前後左右の側壁と、
1つの前記側壁である後壁の上縁に連設されて前記開口を覆う頂板と、
前記頂板の前縁に連設されて前壁の外面に接合された前フラップと、を備え、
前記頂板は、前記頂板の前縁に位置する左右で一対の前端から前記後壁の上縁に向けて延びる第1ミシン目を備え、前記頂板のなかで前記第1ミシン目に囲まれる領域が、前記開口を設けるための第1開封部であり、
前記前フラップは、左右で一対のフラップ端部と、前記一対のフラップ端部に挟まれて前記接合された部分であるフラップ中間部とを備え、
前記各フラップ端部と前記フラップ中間部との境界は、前記第1ミシン目の各前端から下方に延びる折線であり、
前記頂板の前縁は、前記前縁の左右の端を前記第1ミシン目の別々の前端につなぐ左右で一対の第2ミシン目を備える
包装箱。 - 前記頂板の左右縁に別々に連設されて左右側壁を構成する外フラップをさらに備え、
前記第1ミシン目は、前記頂板の前縁に位置する各前端から前記左右縁の中間に位置する後端まで前記左右縁に対して傾きを有して延びる第1開封線と、前記第1開封線の後端から前記後壁の上縁に向けて延び、前記左右縁を構成する第2開封線とから構成され、
前記頂板は、前記左右縁のなかで前記頂板の前縁から前記第1開封線の後端までの部分、前記第1開封線、および、前記第2ミシン目によって囲まれた左右で一対の第2開封部と、前記第1ミシン目に囲まれた前記第1開封部とから構成される
請求項1に記載の包装箱。 - 前記左右縁のなかで前記頂板の前縁から前記第1開封線の後端までの部分には、第3ミシン目が設けられている
請求項2に記載の包装箱。 - 底板と、
前記底板と対向する開口を区画する上縁を備えて前記底板を囲う前後左右の側壁と、
1つの前記側壁である後壁の上縁に連設されて前記開口を覆う頂板と、
前記頂板の前縁に連設されて前壁の外面に接合された前フラップと、
を備える包装箱の製造に用いられるブランクシートであって、
前記前フラップ、前記頂板、前記後壁、前記底板、および、前記前壁が、この順に連設されており、
前記頂板は、前記頂板の前縁に位置する左右で一対の前端から前記後壁の上縁に向けて延びる第1ミシン目を備え、前記頂板のなかで前記第1ミシン目に囲まれる領域が、前記開口を設けるための第1開封部であり、
前記前フラップは、左右で一対のフラップ端部と、前記一対のフラップ端部に挟まれて前記接合された部分であるフラップ中間部とを備え、
前記各フラップ端部と前記フラップ中間部との境界は、前記第1ミシン目の各前端から下方に延びる折線であり、
前記頂板の前縁は、前記前縁の左右の端を前記第1ミシン目の別々の前端につなぐ左右で一対の第2ミシン目を備える
ブランクシート。
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JP2017089242A JP6805954B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 包装箱、および、ブランクシート |
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ID=64477975
Family Applications (1)
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JP2017089242A Active JP6805954B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 包装箱、および、ブランクシート |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0667317U (ja) * | 1993-02-26 | 1994-09-22 | 雪印乳業株式会社 | 易開封性カートン |
JPH0834430A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Toppan Printing Co Ltd | 開封容易な箱 |
JP2000281054A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 段ボール製梱包ケース |
-
2017
- 2017-04-28 JP JP2017089242A patent/JP6805954B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JPH0834430A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Toppan Printing Co Ltd | 開封容易な箱 |
JP2000281054A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 段ボール製梱包ケース |
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JP6805954B2 (ja) | 2020-12-23 |
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