JP2018186414A - 光送受信回路 - Google Patents

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Arata Kamei
新 亀井
真 地蔵堂
Makoto Jizodo
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Abstract

【課題】光源を送信側と受信側で共用するデジタルコヒーレント方式の光送受信回路において、常に最適に近い分岐比を実現可能として、伝送性能を犠牲にすることなく光回路の歩留り低下を抑制する。【解決手段】光変調回路と、光復調回路と、光源から入力された光を前記光変調回路と前記光復調回路に分岐する光分岐回路とを有する、光送受信回路であって、前記光分岐回路が、分岐比を変化させることができる可変光スプリッタである、ことを特徴とする光送受信回路とした。【選択図】図2

Description

本発明は光送受信回路、詳しくはデジタルコヒーレント方式の光伝送に適用される光送受信回路に関するものである。
近年、特に長距離の光通信において、1チャネルあたりの通信容量を飛躍的に増大できる、デジタルコヒーレント方式の光伝送システムが開発され、商用導入も進みつつある。光に信号を付与する際の信号フォーマットには様々なものがあるが、現在最も盛んに商用導入が進められているチャネルあたり100ギガ/秒の通信容量を有する光伝送システムは、偏波多重QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式の信号フォーマットによる光伝送方式を採用したものがほとんどである。
図1は、従来技術によるデジタルコヒーレント偏波多重QPSK方式の光伝送に用いられる光送受信回路の、機能構成を示すものである。図1には送信系統に関連して、連続光を発生する光源9100、光源9100からの連続光を分岐する光分岐回路(光スプリッタ)9101、分岐された一方の連続光を送信光(キャリア光)として光変調回路9103へ伝搬する伝送路9102、偏波多重QPSK方式の光変調回路9103、変調された光が送信出力される出力光伝送路9104、光変調回路9103への変調電気信号入力9201を示している。また受信系統に関連して、受信信号光の入力光伝送路9105、偏波多重QPSK方式の光復調回路9107、光復調回路9107に光スプリッタ9101から分岐された他方の連続光を局発光として入力する伝送路9106、光復調回路9107からの復調電気信号出力9202を示している。
近年のデジタルコヒーレント方式の光送受信回路では、図1のように、光源を送信側
と受信側で共用する。すなわち、光源9100からの連続光を光スプリッタ9101で分岐し、一方は光変調回路9103に入力する送信光、他方は光復調回路9107に入力する局発光とする構成が主流になっている。
またデジタルコヒーレント方式の光送受信回路においては、継続的に回路の小型化が求められている。この目的のため、シリコン光導波路等による光集積回路(PIC: Photonic Integrated Circuit)により複数の要素光回路を同一チップに集積する研究開発が進められている。当初の光送受信回路は、光源9100、光変調回路9103、光復調回路9107をそれぞれ別パッケージ化した個別部品として組み合わせ、同様に個別部品である光スプリッタ9101と接続して構成していた。しかし最近の研究開発では、光変調回路9103、光復調回路9107、および光スプリッタ9101を、シリコン光導波路により接続して光集積回路上に集積し、1つのパッケージに収めて飛躍的に小型化するような試みもなされている。
Bo et al,"Practical Limits of Coherent Receivers for Unamplified 100Gb/s Applications", OFC/NFOEC Technical Digest 2013, OW1E.3
前記のように、従来のデジタルコヒーレント方式における光送受信回路においては、光源を送信側と受信側で共用する構成が主流である(非特許文献1)。また光源からの光を分岐する光分岐回路には、受動的(パッシブ)光回路である光スプリッタが適用されている。またPIC技術の進展と小型化の要請により、送信側の光変調回路、受信側の光復調回路、光スプリッタを集積化して小型化する開発がなされ、将来はこのような集積型の光送受信回路が主流になっていくと期待されている。
ここで、このような光スプリッタに求められる最適な分岐比であるが、必ずしも一様ではないのが現状である。その理由の1つには、光送受信回路の適用先による最適な分岐比の違いがある。伝送路に光アンプを設置することが前提の長距離伝送システムにおいては、受信側に入力される信号光の強度もある程度確保されており、局発光のパワーは適度にあれば良い。よって送信側に比較的多くのパワーを分岐することが適当とされる。一方で、光アンプが適用されない比較的短距離の伝送システムにおいては、受信側に入力される信号光の強度を保証することができず、受信側に入力される信号光が微弱な場合も復調可能とすることが求められる。この場合、局発光のパワーを大きくしたいため、送信側と受信側が同等か、受信側により多くのパワーを分岐することが適当とされる。
最適な分岐比を予め定めにくいもう1つの理由としては、光集積回路のチップ上に構成される各光回路の光損失特性の、チップによる個体バラツキがある。例えば、光変調回路の損失が比較的小さいながら光復調回路の受光感度も比較的低い個体であれば、光受信側への分岐比を大きくするのがより適当である。逆に、光変調回路の損失が比較的大きいが光復調回路の受光感度が比較的高い個体であれば、光送信側への分岐比を大きくするのがより適当である。
これまでの集積型ではない光送受信回路においては、分岐比の異なる光スプリッタを複数種類準備しておき、適用する伝送システムや各回路の特性に合わせて選択して接続する、という対応ができた。
しかしながら集積型の光送受信回路においては、光スプリッタの分岐比は設計の段階で固定される。したがって適用先のシステムの相違や、回路特性のチップによる個体バラツキによって、最適分岐比と設計分岐比の差異が生じてしまう。この結果、伝送性能が犠牲になり、また伝送性能の劣化が許容できないような場合は、光集積回路のチップを選別する対応が必要になり、光集積回路の歩留りの低下が懸念される、という問題があった。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、光源を送信側と受信側で共用するデジタルコヒーレント方式の光送受信回路において、常に最適に近い分岐比を実現可能とし、伝送性能を犠牲にすることなく光回路の歩留り低下を抑制することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、以下のような発明の構成を備えることを特徴とする。
(発明の構成1)
光変調回路と、光復調回路と、
光源から入力された光を前記光変調回路および前記光復調回路に分岐する光分岐回路とを有する、光送受信回路であって、
前記光分岐回路が、分岐比を変化させることができる可変光スプリッタである、
ことを特徴とする、光送受信回路。
(発明の構成2)
前記可変光スプリッタは、第1および第2の光カプラと、それぞれ両端に前記第1および第2の光カプラを接続する2つのアーム光導波路を有した、マッハツェンダ回路構成であって、
前記2つのアーム光導波路の少なくとも一方に加熱機構を具備する
ことを特徴とする、発明の構成1記載の光送受信回路。
(発明の構成3)
前記第1の光カプラは、1入力2出力のマルチモード干渉回路により構成され、
前記第2の光カプラは、2入力2出力のマルチモード干渉回路により構成されている、
ことを特徴とする、発明の構成2記載の光送受信回路。
(発明の構成4)
前記第1の光カプラおよび第2の光カプラは、ともに方向性結合器により構成されている、
ことを特徴とする、請求項2記載の光送受信回路。
(発明の構成5)
前記2つのアーム光導波路は、光路長が等しく、
前記2つのアーム光導波路の両方に加熱機構を具備している、
ことを特徴とする、発明の構成2から発明の構成4のいずれか1項に記載の光送受信回路。
(発明の構成6)
前記2つのアーム光導波路は、その光路長が非等長であって、
前記2つのアーム光導波路の、一方のアーム光導波路にのみ、前記加熱機構を具備している、
ことを特徴とする、発明の構成2から発明の構成4のいずれか1項に記載の光送受信回路。
(発明の構成7)
前記一方のアーム光導波路は、光路長が短い側のアーム光導波路である、
ことを特徴とする、発明の構成6に記載の光送受信回路。
(発明の構成8)
前記光変調回路、前記光復調回路、および前記光分岐回路はシリコン光集積回路として構成されている、
ことを特徴とする、発明の構成1から発明の構成7のいずれか1項に記載の光送受信回路。
本発明により、光源を送信側と受信側で共用するデジタルコヒーレント方式の光送受信回路において、常に最適に近い分岐比が実現可能とされ、伝送性能を犠牲にすることなく光回路の歩留り低下を抑制することが可能になる。
従来の光送受信回路の構成を示す図である。 本発明の実施例1の光送受信回路の構成を示す図である。 本発明の実施例1における可変光スプリッタの基本構成を示す図である。 可変光スプリッタの光カプラを、マルチモード干渉回路により実現した例を示す図である。 可変光スプリッタの光カプラを、方向性結合器により実現した例を示す図である。 実施例1の可変光スプリッタにおける、ヒータ駆動電流と分岐比の関係を示すグラフである。 実施例1の可変光スプリッタの別の構成における、ヒータ駆動電流と分岐比の関係を示すグラフである。 本発明の実施例2における可変光スプリッタの基本構成を示す図である。 実施例2の可変光スプリッタの構成における、ヒータ駆動電流と分岐比の関係を示すグラフである。
[第1の実施の形態]
本発明の光送受信回路の第1の実施の形態の実施例1について説明する。図2は、本実施例1における、光送受信回路の構成を示す平面図である。
図2には、連続光を出力する光源100、光分岐回路101、送信側に分岐された光を伝搬させる光導波路102、光変調回路103、送信光信号の出力光伝送路104が示される。また、受信光信号の入力路105、受信側に分岐され局発光となる光を伝搬させる光導波路106、光復調回路107が示される。ここで光源100は集積されていないが、破線枠に囲まれた要素回路は、例えばシリコン光導波路によって接続され同一PICチップに集積される。
本発明の特徴としては、光分岐回路101が、分岐比を動的に変化させることができる可変光スプリッタ101で構成されていることにある。可変光スプリッタ101の分岐比が可変であることにより、適用先の伝送システムに依存する最適な分岐比に常に分岐比を調整して合わせることができるため、伝送性能を犠牲にすることがない。また要素回路の個体バラツキが生じた場合であっても、個体ごとに最も伝送性能を劣化させない分岐比に設定することができる。さらに、固定の分岐比では許容できなかった特性の要素回路を含んだ光集積回路も、使用することができるようになり、従来に比較して光回路の歩留りが改善する。
本発明の光送受信回路は、光変調回路と光復調回路、および光分岐回路が別個の部品であるような構成においても有効であるが、本実施例1においては、光変調回路と光復調回路、および光分岐回路、すなわち図2における破点線に囲まれた領域の要素が、1チップに集積された例を示す。これはより多くの回路が集積されるに従い、各要素回路特性の個体バラツキが、回路全体の歩留りに与える影響が大きくなり、より本発明の技術が有用であるからである。このような送受信1チップ集積を実現する材料プラットフォームは幾つか存在するが、本実施例では有力な集積プラットフォームの1つであるシリコン光回路での実現例を示す。
(実施例1の可変光スプリッタ)
図3は、実施例1の光送受信回路の可変光スプリッタ101を、シリコン光回路等の光導波回路で実現した例の平面図である。図3には、右端の図示しない光源からの光入力導波路201、分岐比固定の1入力2出力構成の光カプラ203、光カプラ203に接続する2本のアーム光導波路205、206、2本のアーム光導波路出力が入力される分岐比固定の2入力2出力構成の光カプラ204が示される。
2入力2出力構成の光カプラ204の出力は、それぞれ図2の光変調回路103、光復調回路107に至る光出力導波路102、106に接続され、光出力Out1、Out2となる。図3の可変光スプリッタ101において、2つの光カプラ203、204と2本のアーム光導波路205、206は、マッハツェンダ干渉回路を構成する。
図3の本実施例1の可変光スプリッタ101では、さらに2本のアーム光導波路205、206の経路上に、各光導波路を加熱して、その実効屈折率を変化させるための2本のヒータ(加熱機構)207、208が具備されている。ヒータには図示しない駆動回路より電力が供給され、ヒータ駆動電流を制御することによって光導波路の加熱量を制御可能とされている。また実施例1では、2本のアーム光導波路205、206の光路長(光経路の光学的な長さ)は、等長に設計されていることを付記しておく。
(光カプラの具体例)
図4は、図3の可変光スプリッタ101において、2つの光カプラ203、204を実現する具体例であり、マルチモード干渉回路(MMI: Multi-Mode Interferometer)を適用した例である。
図4(a)は、1入力2出力構成の光カプラ203の例である。図4(a)には、1つの入力導波路301、2つの出力導波路302 303を備えたマルチモード干渉回路(MMI)304が示される。マルチモード導波路と入力導波路あるいは出力導波路は、テーパ導波路305、306、307で接続される。この光カプラ203をシリコン光回路に適用した場合の設計例としては、シリコンで形成された導波路コア厚さを0.22μm、オーバークラッドおよびアンダークラッドは石英であるとして、入力導波路301および出力導波路302、303のコア幅は0.5μm、マルチモード導波路304のコア幅は2μm、長さは3.5μm、テーパ導波路305、306、307のマルチモード導波路304に接続する端のコア幅は0.8μmである。
図4(b)は、2入力2出力構成の光カプラ204の例である。図4(b)には、2つの入力導波路311、312、2つの出力導波路313、314を備えたマルチモード干渉回路(MMI)315が示される。マルチモード導波路と入力導波路あるいは出力導波路は、テーパ導波路316、317、318、319で接続される。この光カプラ204をシリコン光回路に適用した場合の設計例としては、図4(a)の例と同様にシリコン光導波路のコア厚さを0.22μm、オーバークラッドおよびアンダークラッドは石英であるとして、入力導波路311、312および出力導波路313、314のコア幅は0.5μm、マルチモード導波路315のコア幅は2μm、長さは11μm、テーパ導波路316〜319のマルチモード導波路315に接続する端のコア幅は0.8μmである。
図5は、図3の可変光スプリッタ101において、2つの光カプラ203、204を実現する別の具体例であり、方向性結合器を適用した例である。図5にあるように、2つの光カプラ203、204は同構成の方向性結合器で実現することが可能である。ここでは、入力導波路401、402、出力導波路403、404が、方向性結合器を構成する2つの導波路405、406で接続される。なお1入力の光カプラ203に適用する際には、入力導波路の何れか一方を光カプラへの入力路として使用すれば良い。この光カプラ203、204をシリコン光回路に適用した場合の設計例としては、シリコン光導波路のコア厚さを0.22μm、オーバークラッドおよびアンダークラッドは石英であるとして、入力導波路401、402、出力導波路403、404および導波路405、406のコア幅は0.5μm、導波路405、406の各長さは67μm、導波路405、406のコア間のギャップは0.3μmである。
図3の可変光スプリッタ101の全体について、シリコン光回路に適用した場合の設計例としては、シリコン光導波路のコア厚さを0.22μm、オーバークラッドおよびアンダークラッドは石英であるとして、アーム光導波路は205、206のコア幅は0.5μmとする。ヒータ207および208はオーバークラッド内で、アーム光導波路205、206から1μmの距離で埋め込まれており、ヒータの幅は2μm、長さは100μm、材料は窒化チタンなどが用いられる。
(ヒータ駆動電流と分岐比の関係)
図6は、図3の可変光スプリッタ101における、ヒータ駆動電流と分岐比の関係を示すグラフである。ここで可変光スプリッタ101の光カプラ203、204には、図4に示したMMIを適用している。図6(a)は、ヒータ208に徐々に電流を流したときの2つの出力(Out1、Out2)への光パワー分岐比の変化を示したものである。図6(b)は、図6(a)と同様にヒータ207に徐々に電流を流したときの光パワー分岐比変化を示したものである。
図6(a)、図6(b)ともにヒータ207、208を駆動しない状態では、等長に設計されたアーム光導波路205、206の間に光路長差は無く、Out1、Out2への光パワー分岐比は50:50(分岐比0.5)である。ここで図6(a)において、ヒータ208に電流を流し駆動すると、近接するアーム光導波路206が加熱されてその実効屈折率が増加し、その光路長が長くなる。これによりOut1への光パワー分岐比が減少し、Out2への光パワー分岐比が増加する。
図6(a)において、ある程度までアーム光導波路206が加熱される(電流3.5mA程度で駆動する)と、Out1、Out2への光パワー分岐比は0:100(Out1の分岐比0)に達する。この状態でアーム光導波路206の205に対する光路長差は、通過する光波長の1/4(位相差90度)になっている。
更にアーム光導波路206を加熱すると、今度はOut1への光パワー分岐比は増加に転じ、Out2への光パワー分岐比は減少に転じる。アーム光導波路206の205に対する光路長差が、通過する光波長の1/2(位相差180度)になるまで加熱すれば、Out1、Out2への光パワー分岐比は再び50:50になる。
一方、図6(b)にあるように、ヒータ207を駆動した場合には、近接するアーム光導波路205が加熱され、図6(a)と同様の機構でOut1、Out2へ出力する光パワーの分岐比を変えることができる。この場合、図6(a)のヒータ208を駆動した場合に対して、Out1、Out2への光パワー分岐比が入れ替わった動作がなされる。
図7は、図3の可変光スプリッタ101の別の構成における、ヒータ駆動電流と分岐比の関係を示すグラフである。ここで可変光スプリッタ101の光カプラ203、204には、図5に示した方向性結合器を適用している。このとき光カプラ203は、図5の方向性結合器において、入力導波路402を1つの入力として使用し、出力導波路403、404を2つの出力として使用している。この例において可変光スプリッタ101は、ヒータ207、208の何れを駆動しても同じ分岐比の変化を生じる。図7はヒータ207あるいは208の何れかに徐々に電流を流したときの2つの出力Out1、Out2への光パワー分岐比の変化を示したものである。
図7でヒータを駆動しない状態では、Out1、Out2への光パワー分岐比は100:0(Out1の分岐比1)である。ここで例としてヒータ208に電流を流し駆動すると、近接するアーム光導波路206が加熱されてその実効屈折率が増加し、その光路長が長くなる。これによりOut1への光パワー分岐比が減少し、Out2への光パワー分岐比が増加する。ある程度までアーム光導波路206が加熱される(図7において電流3.5mA程度での駆動)と、Out1、Out2への光パワー分岐比は50:50に達する。この状態でアーム光導波路206のアーム光導波路205に対する光路長差は、通過する光波長の1/4(位相差90度)になっている。
更にアーム光導波路206を加熱すれば、Out1への光パワー分岐比は更に減少し、Out2への光パワー分岐比は更に増加する。アーム光導波路206の205に対する光路長差が、通過する光波長の1/2(位相差180度)になるまで加熱すれば、Out1、Out2への光パワー分岐比は0:100になる。
以上、図3の可変光スプリッタ101において、ヒータを駆動することによって、2つの出力Out1、Out2への光パワー分岐比を任意に調整できることが示された。
本発明の可変光スプリッタ101によって、光源からの光パワーを光送信回路側と光受信回路側へ任意の分岐比で分岐できることにより、適用先の伝送システムに依存する最適な分岐比に調整して合わせることができる。このため、伝送性能を犠牲にすることなく、光送信回路と光受信回路を運用することができる。また本発明の可変光スプリッタ101によって、光送信回路あるいは光受信回路における要素回路の個体バラツキが生じた場合であっても、個体ごとに最も伝送性能を劣化させないよう光源からの光パワーの分岐比を調整することができ、固定の分岐比では許容できなかった特性の要素回路を含んだ個体も、使用が可能になり、従来に比較して光回路の歩留りが改善する。
この場合、ヒータ駆動用の電流は少ないことが望ましいので、分岐比が50:50(0.5)に近いような応用であれば、MMIを用いた図4の可変光スプリッタの構成が好適である。これに対して分岐比が一方に偏るような応用であれば、方向性結合器を用いた図5の可変光スプリッタの構成が好適である。
[第2の実施の形態]
本発明の光送受信回路の第2の実施の形態である実施例2について説明する。本実施例2の光送受信回路の全体構成は実施例1と同様であり、図2に示される。本実施例2も実施例1と同様に、光分岐回路101が、分岐比を動的に変化させることができる可変光スプリッタ101で構成されている。本実施例2は、その光分岐回路(可変光スプリッタ)101に関して、実施例1と異なる構成を適用したものである。
本実施例2においても、光変調回路と光復調回路、および光分岐回路、すなわち図2における破点線に囲まれた領域の要素が、1チップに集積された例を示す。このような送受信1チップ集積を実現する材料プラットフォームとして、シリコン光回路での実現例を示す。
(実施例2の可変光スプリッタ)
図8は、本実施例2における、シリコン光回路等の光導波回路で実現する可変光スプリッタ101の平面図である。ここで本実施例2でも実施例1の図3と同様に、右端の図示しない光源からの光入力導波路701、分岐比固定の1入力2出力構成の光カプラ703、光カプラ703に接続する2本のアーム光導波路705、706、2本のアーム光導波路出力が入力される分岐比固定の2入力2出力構成の光カプラ704が示される。2入力2出力構成の光カプラ704の出力は図2と同様に、それぞれ光変調回路、光復調回路に至る光出力導波路102、106に接続され、光出力Out1、Out2となる。2つの光カプラ703、704と2本のアーム光導波路705、706はマッハツェンダ干渉回路を構成する。
図8の本実施例2の可変光スプリッタ101では実施例1とは異なり、2本のアーム光導波路705、706において光路長が非等長である。この例では、一方のアーム光導波路705は他方のアーム光導波路706に対して経路(光路長)が長くなるように設計されている。この光路長の延長部分は、図8ではアーム光導波路705左端のヘアピン形状の曲部で例示的に表現しているが、光路長が長くなりさえすればどの位置にあってもよく、他の形状も可能である。例えば光カプラ703、704と2つのアーム光導波路の接続部分の入出力の光導波路(図4の302,303,311,312、あるいは図5の401〜404)に、直線ないしはクランクのような迂回部分を設けて光路長に差をつけ調整してもよい。但し光導波路の伝送損失が増大しないように、あまり曲率の大きな(曲率半径の小さな)形状は避けるのが望ましい。
さらに図8の本実施例2では実施例1と異なり、光路長が短い一方のアーム光導波路706の経路上にのみ、アーム光導波路706を加熱して実効屈折率を変化させるためのヒータ(加熱機構)707が具備されている。光路長に対して光の位相変化は周期的であり、ヒータの加熱による位相変化は一方向であるから、逆に光路長が長いアーム光導波路705の経路上にヒータを設けることも可能である。しかし余分な一周期分の経路長が光伝送損失の増大にもつながるため、光路長が短いアーム光導波路706の経路上にヒータを設けるのが好適である。いずれにせよ、非等長の2つのアーム光導波路の一方の経路上にのみ、加熱機構を備えればよく、実施例1に比べてヒータを1つとして構造を簡単にして、消費電力を低減することが可能である。
本実施例2における2つの光カプラ703、704では、実施例1と同様にMMIを適用しており、その構造は図4に示した通りである。図5の方向性結合器を適用した光カプラとすることも可能である。
ここで図8の可変光スプリッタについて、シリコン光回路に適用した場合の設計例としては、シリコン光導波路のコア厚さを0.22μm、オーバークラッドおよびアンダークラッドは石英であるとして、アーム光導波路705、706のコア幅は0.5μmとする。ヒータ707はオーバークラッド内で、アーム光導波路706から1μmの距離で埋め込まれており、ヒータの幅は2μm、長さは100μm、材料は窒化チタンなどが用いられる。またアーム光導波路705はアーム光導波路706に対して0.155μm長く設計されている。これはアーム光導波路705,706の実効屈折率を2.5、動作光波長を1.55μmとして、光波長の1/4(位相差90度)の光路長差を与える設計である。
(実施例2の可変光スプリッタにおける、ヒータ駆動電流と分岐比の関係)
図9は、図8の実施例2の可変光スプリッタの構成における、ヒータ駆動電流と分岐比の関係を示すグラフである。図9のグラフでは、ヒータ707に徐々に電流を流したときに、2つの光出力Out1、Out2への光パワー分岐比が変化する様子を示している。図9のグラフ左端のヒータ707を駆動しない状態(電流0)では、アーム光導波路705、706間の位相差が90度に設計されているため、Out1、Out2への光パワー分岐比は100:0である。ここでヒータ707に電流を流し駆動すると、近接するアーム光導波路706が加熱されてその実効屈折率が増加し、その光路長が長くなる。これによりOut1への光パワー分岐比が減少し、Out2への光パワー分岐比が増加する。
ある程度までアーム光導波路706が加熱される(図9において電流3.5mA程度での駆動)と、Out1、Out2への光パワー分岐比は50:50に達する。この状態でアーム光導波路705と706の光路長差はゼロ、すなわち通過する光波長の位相差が無い状態になっている。更にアーム光導波路706を加熱すれば、Out1への光パワー分岐比は更に減少し、Out2への光パワー分岐比は更に増加する。アーム光導波路706の705に対する光路長差が、通過する光波長の1/4(位相差90度)になるまで加熱すれば、Out1、Out2への光パワー分岐比は0:100になる。
以上、図8の実施例2の可変光スプリッタにおいても、ヒータを駆動することによって、2つの出力Out1、Out2への光パワー分岐比を任意に調整できることが示された。実施例2の可変光スプリッタでは、ヒータの駆動電流が0のときの分岐比は2つのアーム光導波路の光路長の差により調整可能であるので、ヒータの駆動電流が0のときの分岐比を見込まれる応用に適した分岐比に近いものになるように設計すれば、低消費電力化が図れる。
本発明の可変光スプリッタによって、光源からの光パワーを光送信回路側と光受信回路側へ任意の分岐比で分岐でき、適用先の伝送システムに依存する最適な分岐比に調整して合わせることができるため、伝送性能を犠牲にすることなく、光送信回路と光受信回路を運用することができる。また本発明の可変光スプリッタによって、光送信回路あるいは光受信回路における要素回路の個体バラツキが生じた場合であっても、個体ごとに最も伝送性能を劣化させないよう光源からの光パワーの分岐比を調整することができ、固定の分岐比では許容できなかった特性の要素回路を含んだ個体も、使用が可能になり、従来に比較して光回路の歩留りが改善する。
以上説明したように本発明により、光源を送信側と受信側で共用する構成のデジタルコヒーレント方式の光送受信回路において、常に最適に近い分岐比が実現され、伝送性能を犠牲にすることなく、かつ、光回路の歩留り低下を抑制することが可能な光送受信回路を提供することが可能になる。
9100、100 光源
9101 光分岐回路(光スプリッタ)
9102、102 光分岐回路から光変調回路への伝送路
9103、103 光変調回路
9104、104 光変調回路からの出力光伝送路
9105、105 光復調回路への入力光伝送路
9106、106 光分岐回路から光復調回路への伝送路
9107、107 光復調回路
9201 変調電気信号入力
9202 復調電気信号出力
101 光分岐回路(可変光スプリッタ)
201、701 光入力導波路
203、204、703、704 光カプラ
205、206、705、706 アーム光導波路
207、208、707 ヒータ(加熱機構)
301、311、312、401、402 光入力導波路
302、303、313、314、403、404 光出力導波路
304、315 マルチモード干渉回路
305〜307、316〜319 テーパ導波路
405、406 光導波路(方向性結合器)

Claims (8)

  1. 光変調回路と、光復調回路と、
    光源から入力された光を前記光変調回路および前記光復調回路に分岐する光分岐回路とを有する、光送受信回路であって、
    前記光分岐回路が、分岐比を変化させることができる可変光スプリッタである、
    ことを特徴とする、光送受信回路。
  2. 前記可変光スプリッタは、第1および第2の光カプラと、それぞれ両端に前記第1および第2の光カプラを接続する2つのアーム光導波路を有した、マッハツェンダ回路構成であって、
    前記2つのアーム光導波路の少なくとも一方に加熱機構を具備する
    ことを特徴とする、請求項1記載の光送受信回路。
  3. 前記第1の光カプラは、1入力2出力のマルチモード干渉回路により構成され、
    前記第2の光カプラは、2入力2出力のマルチモード干渉回路により構成されている、
    ことを特徴とする、請求項2記載の光送受信回路。
  4. 前記第1の光カプラおよび第2の光カプラは、ともに方向性結合器により構成されている、
    ことを特徴とする、請求項2記載の光送受信回路。
  5. 前記2つのアーム光導波路は、光路長が等しく、
    前記2つのアーム光導波路の両方に加熱機構を具備している、
    ことを特徴とする、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の光送受信回路。
  6. 前記2つのアーム光導波路は、その光路長が非等長であって、
    前記2つのアーム光導波路の、一方のアーム光導波路にのみ、前記加熱機構を具備している、
    ことを特徴とする、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の光送受信回路。
  7. 前記一方のアーム光導波路は、光路長が短い側のアーム光導波路である、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の光送受信回路。
  8. 前記光変調回路、前記光復調回路、および前記光分岐回路はシリコン光集積回路として構成されている、
    ことを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光送受信回路。
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