JP2014038173A - 光変調器 - Google Patents

光変調器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014038173A
JP2014038173A JP2012179859A JP2012179859A JP2014038173A JP 2014038173 A JP2014038173 A JP 2014038173A JP 2012179859 A JP2012179859 A JP 2012179859A JP 2012179859 A JP2012179859 A JP 2012179859A JP 2014038173 A JP2014038173 A JP 2014038173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
polarization
light
output
polarized light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012179859A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yamazaki
裕史 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2012179859A priority Critical patent/JP2014038173A/ja
Publication of JP2014038173A publication Critical patent/JP2014038173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】光変調器の長手方向の短尺化を図る。
【解決手段】2入力2出力の偏波分波/合波器と、TE偏波とTM偏波の比が1:1の光を、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の一方の入力ポートに出力する光源と、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の2つの出力ポートの各々に接続され、TE偏波とTM偏波の光のどちらか一方を強く変調する2つの光変調回路と、各々の光変調回路の出力に接続されたλ/4波長板と、該λ/4波長板の出力に接続されたミラーとを備え、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の他方の入力ポートから、変調されたTE偏波の光と変調されたTM偏波の光とが偏波多重された偏波多重光が出力される。
【選択図】図2

Description

本発明は、光変調器の小型化に関する。
近年、通信トラフィックの増大に伴い、幹線系の光伝送ネットワークにおいては、光ファイバ1本当たりに、より多くのデータを伝送する大容量伝送が求められている。これを実現する手段として、周波数利用効率の向上と長距離伝送とを実現するための多値変調技術およびデジタルコヒーレント受信技術が注目されている。多値変調方式においては、光の位相を考慮した高機能な光変調器の実現が必須となる。
光変調器とは、電気信号を光の強弱信号などに変換する、光通信の基幹デバイスであり、一般に高速・低損失・低消費電力・小型・高信頼性が求められている。光変調器を実現する方式は、直接変調方式と外部変調方式とに分類される。高速・基幹ネットワークにおいては、高速性と長距離伝送性といった点から、外部変調方式が主流である。外部変調方式を適用した光変調器として、LiNbO(ニオブ酸リチウム、以下、LNという)などの誘電体材料、電気光学効果(以下、EOという)を利用した半導体材料または有機材料、電界吸収効果を用いた半導体材料などが用いられている。
一方、多値変調方式の光変調器においては、光の偏波利用するPDM−QPSK(Polarization Division Multiplexed Quadrature Phase Shift Keying)方式の変調器の開発が進んでいる(例えば、非特許文献1参照)。このような変調器は、偏波多重された光信号を分波・合波する受動的な光回路を備える必要がある。
図1に、従来のPDM−QPSK変調器の構成を示す。図1(a)は、変調器の機能を説明するための図であり、図1(b)は、石英−LN変調器の構成を示す図である。レーザダイオードLDから、TM偏波のCW光が入射されると、分波器により分波されて2つの変調器QPSK1,QPSK2に入力される。変調器QPSK1で変調された光信号は、偏波回転器HWPによりTE偏波に変換され、偏波ビームコンバイナPBCに入力される。変調器QPSK2で変調された光信号は、TM偏波のまま偏波ビームコンバイナPBCに入力され、TE偏波とTM偏波とを偏波多重した光信号が、偏波ビームコンバイナPBCから出力される。
PDM−QPSK変調器は、変調器QPSK1,QPSK2のLN導波路を構成するLN基板LNと、合分波器などの光機能回路が集積された石英PLC基板PLC−L,PLC−Rから構成される。変調器QPSK1,QPSK2のLN導波路に沿って電極が形成されており、光信号が透過する光導波路に電界を印加することにより、光信号を変調する。
LN変調器のEO効果を十分に引き出すためには、光導波路に沿った電極を数cm設ける必要があり、必然的に基板LNの光軸方向の長さも数cm程度になる。加えて、LN変調器の入力側および出力側に、光の合波/分波用の光回路が必要なため、光回路の分だけさらに光軸方向の長さが長くなる。従来、光の合波/分波用の光回路が搭載されている基板PLC−L,PLC−Rの光軸方向の長さは、20mm前後であり、図においては便宜上、基板LNを極端に短く描いてある。
また、PDM−QPSK変調器を、パッケージ収容する場合に、石英PLCに接続する光ファイバと石英PLCとの接続部と、パッケージのパイプ部との間で、光ファイバを一定の長さ座屈させるためのファイバ余長部を必要とする。
従って、PDM−QPSK変調器を収容するパッケージは、両端のファイバブーツ部を含めて、長手方向の長さが140mm程度になる場合があり、通信装置内のボードに搭載する際、他のデバイスとの接続において、実装上の制約が大きくなるという問題があった。
本発明の目的は、PDM−QPSK変調器のように複雑かつ巨大な構成となる偏波多重多値変調器の光変調器に対して小型化、特に長手方向の短尺化を図った光変調器を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の実施態様は、2入力2出力の偏波分波/合波器と、TE偏波とTM偏波の比が1:1の光を、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の一方の入力ポートに出力する光源と、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の2つの出力ポートの各々に接続され、TE偏波とTM偏波の光のどちらか一方を強く変調する2つの光変調回路と、各々の光変調回路の出力に接続されたλ/4波長板と、該λ/4波長板の出力に接続されたミラーとを備え、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の他方の入力ポートから、変調されたTE偏波の光と変調されたTM偏波の光とが偏波多重された偏波多重光が出力されることを特徴とする。
具体的には、前記光源からの光を入力する入力側導波路と、前記2入力2出力の偏波分波/合波器と、前記変調回路の合分波部が形成された第1の基板と、前記第1の基板に光学的に接続され、前記変調回路の高速変調部が形成された第2の基板とにより構成し、前記第2の基板において、前記第1の基板に接続された端面と反対の端面に、前記λ/4波長板と前記ミラーとを順に接続することができる。
以上説明したように、本発明によれば、PDM−QPSK変調器のように複雑かつ巨大な構成となる偏波多重多値変調器の光変調器に対して、長手方向の短尺化を図ることができる。
従来のPDM−QPSK変調器の構成を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる光変調器の基本構成を示す図である。 本発明の第1の実施例にかかる光変調器の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例にかかる光変調器の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例にかかる光変調器の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図2に、本発明の一実施形態にかかる光変調器の基本構成を示す。光変調器10は、2入力2出力(2×2)偏波分波/合波器12の一方の入力ポートに光源11が接続され、2つの出力ポートのそれぞれに、変調回路13,14とλ/4波長板15,16とミラー17,18とが縦続に接続されている。
光源11は、TE偏波とTM偏波の比が1:1に相当するCW光(Continuous Wave光)を出力し、2×2偏波分波/合波器12は、CW光の偏波を分離し、一方の出力ポートにTE偏波光を、他方の出力ポートにTM偏波光を出力する。一方、TE偏波光が出力される出力ポートにTE偏波光を入力し、TM偏波光が出力される出力ポートにTM偏波光を入力すると、CW光を入力した入力ポートに、TE偏波光とTM偏波光とが合波された偏波多重光光が出力される。逆に、TE偏波光が出力される出力ポートにTM偏波光を入力し、TM偏波光が出力される出力ポートにTE偏波光を入力すると、CW光を入力した入力ポートとは異なる入力ポートに、TE偏波光とTM偏波光とが合波された偏波多重光が出力される。なお、2×2偏波分波/合波器に用いている「入力」と「出力」という用語は、2×2偏波分波/合波器の動作のうち、偏波分波時の光の入出力を基準として、便宜的に称している。
光源11としては、TM偏波のCW光を発生させる半導体レーザに、偏波コントローラを組み合わせて偏波面を45°傾け、偏波面の傾いたCW光を2×2偏波分波/合波器12に入力する構成とすることができる。また、TM偏波のCW光を発生させる半導体レーザに、λ/4波長板を組み合わせて円偏光または楕円偏光に変換し、変換されたCW光を2×2偏波分波/合波器12に入力する構成とすることができる。さらに、半導体レーザからのCW光を偏波保持ファイバで導き、光変調器への接続部において、偏波保持ファイバの偏波軸の向きを45度傾けて接続してもよい。
2×2偏波分波/合波器12としては、例えば、非特許文献1に示されている光導波路型偏波ビームスプリッタ、誘電多層膜キューブビームスプリッタなど、2入力2出力で可逆性のある偏波ビームスプリッタ(以下、PBS(Polarization Beam Splitter)という)を用いることができる。
2×2偏波分波/合波器12の出力ポートに接続された変調回路13,14は、TE偏波とTM偏波の光のどちらか一方を強く変調する。例えば、Zカット基板のLN導波路を用いた変調回路においては、TM偏波のみ変調を受ける。変調回路の具体的な構成としては変調フォーマットに応じて適切な構成を用いる。
変調回路13,14の出力側(2×2偏波分波/合波器が接続された側とは反対側)に接続されたλ/4波長板15,16は、変調回路13,14からの光の偏波を90°回転させ、ミラー17,18において反射させる。より詳細には、λ/4波長板15でTM偏波光から円偏光に変換し、ミラー17で反射して、再びλ/4波長板15で円偏光からTE偏波光に変換する。λ/4波長板16でTE偏波光から円偏光に変換し、ミラー18で反射して、再びλ/4波長板16で円偏光からTM偏波光に変換する。つまり、λ/4波長板を2回透過することにより偏波面が90°回転し、λ/2波長板を透過させた時と等価の作用をする。
このような構成を用いると、2×2偏波分波/合波器12の出力ポートから出力される光に対して、偏波面が直交した光が同じ出力ポートに戻ってくる。また、変調回路13,14では、往路または復路のどちらか一方で光が変調され、他方では変調されない。2×2偏波分波/合波器12の出力ポートに戻ってきた光は、CW光を入力した入力ポートとは異なる入力ポートに、偏波多重光として出力される。
従来においては、変調器の入力側において入力光の偏波を分離する回路と、変調器の出力側において分離された偏波を結合させる回路が必要であった。本実施形態によれば、1つの2×2偏波分波/合波器で構成することができる。また、後述する実施例に示す通り、変調回路がパッシブな光分波部および合分波部を含む場合、本実施形態のように折返し構成とすることにより、単一の回路で光合分波を兼ねることができる。さらに、入出力に用いる光ファイバの接続部位を、光変調器の一方にまとめられるため、従来、変調器の入出力側に設けられるファイバ余長部の一方を省略することができる。従って、光変調器の長手方向の短尺化が可能となる。
図2においては、基本構成の説明を明解にするために、2つの変調回路の後段に、それぞれにλ/4波長板とミラーとを備えているが、以下の実施例で説明するように共用することもでき、さらに部品点数を削減することができる。また、変調回路の出力(λ/4波長板に接続される側)を1本の線で描いているが、以下の実施例で説明するように、変調回路がパッシブな光合分波部を含む場合は複数本の出力となる。この場合も、λ/4波長板とミラーは全導波路で共用することができる。
本実施形態の構成を、石英PCL−LN変調器に適用する例を説明する。このような、平面光波回路(Planer Lightwave circuit、以下、PLCという)を接続した光機能部材が一体化されたマルチチップ集積デバイスは、以下の点から特性上有利である。
LN、半導体材料、有機材料などからなる光機能部材の光学的特性は、ガラス材料と比較して、低損失性、光ファイバとの接続性の観点から劣る。一方で、石英ガラスをSi基板などの上に堆積させたPLCを用いると、受動的な光回路を低損失で実現可能である。そのため、石英ガラス系材料からなる石英PLCの優れた光学的特性を利用し、石英PLCと、LN等の誘電体材料または半導体材料、有機材料などからなる光機能部材とを組み合わせることにより、両者の長所を生かすことができる。
このような光変調器においては、石英PLCのチップと光機能部材のチップとの間の光入出力部が、適切に接続されて一体化されている。2つ以上のチップを集積したものを、1つのデバイス(以下、マルチチップ集積デバイス)として扱い、外部との光入出力を行う光ファイバとマルチチップ集積デバイスとを接続する。マルチチップ集積デバイスを用いた光変調器の代表的な例としては、石英PLCとLN導波路とを組み合わせた変調器(以下、石英−LN変調器という)が知られている(例えば、非特許文献2参照)。
図3に、本発明の第1の実施例にかかる光変調器の構成を示す。光変調器110は、石英PLC基板111とLN基板112とを接続したマルチチップ集積デバイスである。なお、図においては便宜上、LN基板112を極端に短かく描いてある。石英PLC基板111には、偏波ビームスプリッタPBSと、変調回路QPSK1,QPSK2の合分波部(1×4分岐/結合回路)が形成されている。LN基板112には、LN導波路と変調用の電極とから構成された、変調回路QPSK1,QPSK2の高速変調部が形成されている。本実施形態の偏波ビームスプリッタPBSは、2入力×2出力の導波路型スプリッタ(例えば、非特許文献1参照)を用いているが、バルク型スプリッタを用いてもよい。
LN基板112には、変調回路QPSK1,QPSK2のLN導波路と、これに沿った変調用の電極が形成されている。LN基板112の一方の端面は、研磨処理がなされ、LN導波路と、石英PLC基板111に形成された合分波器に接続された光導波路とが光学的に接続される。他方の端面も、研磨処理がなされ、λ/4波長板121とミラー122とが光学的に接続される。λ/4波長板121は、ポリイミドの薄板からなり、ミラー122は、石英ガラス板に金属膜を蒸着したものを用いる。LN基板112とλ/4波長板121との間、λ/4波長板121とミラー122との間は、それぞれ紫外線硬化樹脂等の光学接着剤を用いて、直接貼り合わされている。
光源であるレーザダイオードから、TM偏波のCW光を偏波コントローラ131に入射する。石英PLC基板111の基板平面に対して鉛直方向に電場が振動するTM偏波は、偏波コントローラ131により45度傾いた偏波に変換され、石英PLC111の偏波ビームスプリッタPBSの一方の入力側導波路に入力される。偏波ビームスプリッタPBSは、一方の出力側導波路からTM偏波のCW光を出力して、変調回路QPSK1に入力し、他方の出力側導波路からTE偏波のCW光を出力して、変調回路QPSK2に入力する。
変調回路QPSK1に入力されたTM偏波のCW光は、石英PLC上の合分波部によって4分岐された後、LN導波路において変調され、変調されたTM偏波の信号光がλ/4波長板121に入力される。λ/4波長板121においてTM偏波の信号光は、円偏波に変換され、ミラー122で反射されて、再びλ/4波長板121を透過して、TE偏波の信号光としてLN導波路に入力される。TE偏波の信号光は、LN導波路においては変調動作を受けず、そのまま石英PLC基板上の合分波部によって結合させられた後、偏波ビームスプリッタPBSの一方の出力側導波路に入力される。
変調回路QPSK2に入力されたTE偏波のCW光は、石英PLC上の合分波部によって4分岐された後、LN導波路においては変調動作を受けず、そのままλ/4波長板121に入力される。λ/4波長板121においてTE偏波のCW光は、円偏波に変換され、ミラー122で反射されて、再びλ/4波長板121を透過して、TM偏波のCW光としてLN導波路に入力される。TM偏波のCW光は、LN導波路において変調され、変調されたTM偏波の信号光は石英PLC基板上の合分波部によって結合させられた後、偏波ビームスプリッタPBSの他方の出力側導波路に入力される。
変調回路QPSK1からのTE偏波の信号光と、変調回路QPSK2からのTM偏波の信号光とは、偏波ビームスプリッタPBSにおいて偏波多重された信号光となり、偏波コントローラ131からの入力光を入力した入力側導波路とは別の入力側導波路から出力される。なお、光入力部においては、偏波コントローラ131を省き、入力ファイバ(偏波保持ファイバ)と石英PLC111との接続部において入力ファイバの偏波軸を45度傾けて接続する構成としてもよい。
第1の実施例によれば、従来の光変調器と比較すると、一方の石英PLC基板を省略することができる。また、入出力用の光ファイバを、石英PLC基板の一方の端面に接続して、パッケージの一方の面から取り出すことができる。従って、一方の光ファイバ余長部も省略することができ、パッケージの長手方向の大幅な短尺化を図ることができる。例えば、一実施例では、従来、両端ファイバブーツ部込みで長手方向に140mm程度のパッケージを、片端ファイバブーツ部込みで100mm程度に短縮することができる。
光変調器110を通信装置内のボードに搭載する際、他のデバイスとの接続において、実装上の制約を緩和することができる。従来、光変調器をボード上に搭載した後に、パッケージの両端から出る光ファイバを、ボード上の他の素子と接続するための取り回しが必要であった。取り回しとは、ボード上で光ファイバを一定の半径R以上で曲げながら、素子と素子との間を接続することである。従って、従来のパッケージを用いると、ボード上に、パッケージの長手方向にさらに半径R以上の取り回しのための空間が必要であった。第1の実施形態によれば、このような取り回しのための空間の一方も省略することができる。従って、通信装置内のボードの小型化にも資することができる。
第1の実施形態で示したように、光機能部材としてLN変調器を用いると、パッケージが短尺化された上で、従来のパッケージサイズの場合と同等の変調機能を有するマルチチップ集積デバイスを実現できることが確認された。変調された信号光またはCW光がLN導波路を折り返すことによる伝搬損失は1-2dB、λ/4波長板121の接続部における損失は1dB程度であり、実用上の影響はなかった。
本実施形態では、光機能部材としては、LN以外の誘電材料、例えば、LiTaO(以下、「LT」という)からなるLT変調器を用いても、同等の短尺化および変調機能を実現することができる。さらに、半導体材料であるGaNからなるGaN変調器、InPからなるInP変調器を用いても、それらの高いEO効率を活かしたまま、同等の作用効果を得ること、および、有機EO材料を用いても、その高速応答性の利点を低減させることなく、同等の作用効果を得ることができる。
光機能部材は、第1の実施形態で示した変調機能に限られず、例えば、有機材料、半導体材料からなるEOスイッチ導波路や、Siからなる熱光学スイッチ導波路を用いることもできる。これらの場合でも、光スイッチ機能を維持したまま、パッケージの長手方向の短尺化を図ることが可能である。
図4に、本発明の第2の実施例にかかる光モジュールの構成を示す。第1の実施例との相違点は、λ/4波長板221とミラー222の接続方法が異なる。LN基板212の一方の端面には、第1の実施例と同じ石英PLC基板211が接続され、他方の端面にも、石英PLC基板213が接続される。石英PLC基板213には、LN基板212に形成されたLN導波路と光学的に接続される光導波路が形成されている。この複数の光導波路を横断するように溝が形成され、溝の中にλ/4波長板221とミラー222とが挿入されている。
第1の実施例では、LN基板112に直接λ/4波長板121を貼付けていたが、第2の実施例では、石英PLC基板213にλ/4波長板221とミラー222とを取り付けることにより、同等の構成とすることができる。
図5に、本発明の第3の実施例にかかる光モジュールの構成を示す。第1の実施例との相違点は、λ/4波長板321とミラー322の接続方法が異なる。LN基板212の一方の端面には、第1の実施例と同じ石英PLC基板311が接続され、他方の端面の近くに、LN基板312に形成された複数のLN導波路を横断するように溝が形成され、この溝の中にλ/4波長板321とミラー322とが挿入されている。
第1の実施例では、LN基板112に直接λ/4波長板121を貼付けていたが、第3の実施例では、LN基板312の溝にλ/4波長板321とミラー322とを取り付けることにより、同等の構成とすることができる。
第2および3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、長手方向の短尺化を図ることができる。
第1ないし3の実施例では、石英PCL−LN変調器というマルチチップ集積デバイスを用いて本実施形態の構成を説明した。このほかにも、例えば、1つのLN基板上に、LN変調器の他に石英PLCの光回路に相当する光回路を実装して、モノリシックに近い構成としても、本実施形態の構成に沿ったものとなる。また、PBSをディスクリートで用意し、空間光学系でPBSとLN変調器とを光結合したものでもよい。
LD レーザダイオード
13,14,QPSK1,QPSK2 変調回路
HWP 偏波回転器
PBC 偏波ビームコンバイナ
LN,112,212,312 LN基板
PLC−L,PLC−R,111,211,311 石英PLC基板
PBS 偏波ビームスプリッタ
10,110,210,310 光変調器
11 光源
12 入力2出力(2×2)偏波分波/合波器
15,16,121,221,321 λ/4波長板
17,18,122,222,322 ミラー
131,231,331 偏波コントローラ

Claims (3)

  1. 2入力2出力の偏波分波/合波器と、
    TE偏波とTM偏波の比が1:1の光を、前記2入力2出力の偏波分波/合波器の一方の入力ポートに出力する光源と、
    前記2入力2出力の偏波分波/合波器の2つの出力ポートの各々に接続され、TE偏波とTM偏波の光のどちらか一方を強く変調する2つの光変調回路と、
    各々の光変調回路の出力に接続されたλ/4波長板と、
    該λ/4波長板の出力に接続されたミラーとを備え、
    前記2入力2出力の偏波分波/合波器の他方の入力ポートから、変調されたTE偏波の光と変調されたTM偏波の光とが偏波多重された偏波多重光が出力されることを特徴とする光変調器。
  2. 前記光源からの光を入力する入力側導波路と、前記2入力2出力の偏波分波/合波器と、前記変調回路の合分波部が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板に光学的に接続され、前記変調回路の高速変調部が形成された第2の基板とから構成され、
    前記第2の基板は、前記第1の基板に接続された端面と反対の端面に、前記λ/4波長板と前記ミラーとが順に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光変調器。
  3. 前記第1の基板は、ガラス系材料からなり、前記第2の基板は、LiNbOからなることを特徴とする請求項1または2に記載の光変調器。
JP2012179859A 2012-08-14 2012-08-14 光変調器 Pending JP2014038173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012179859A JP2014038173A (ja) 2012-08-14 2012-08-14 光変調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012179859A JP2014038173A (ja) 2012-08-14 2012-08-14 光変調器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014038173A true JP2014038173A (ja) 2014-02-27

Family

ID=50286369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012179859A Pending JP2014038173A (ja) 2012-08-14 2012-08-14 光変調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014038173A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026988A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光モジュール、及びこれを用いた光送信機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005972A2 (en) * 2002-07-02 2004-01-15 Celight, Inc. Electro-optical integrated transmitter chip for arbitrary quadrature modulation of optical signals
JP2005266362A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 偏波無依存型光学機器
JP2011034057A (ja) * 2009-07-10 2011-02-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光変調器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005972A2 (en) * 2002-07-02 2004-01-15 Celight, Inc. Electro-optical integrated transmitter chip for arbitrary quadrature modulation of optical signals
JP2005266362A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 偏波無依存型光学機器
JP2011034057A (ja) * 2009-07-10 2011-02-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光変調器

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014054839; ECOC2008 , Mo.3.C.1 p.1-4 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026988A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光モジュール、及びこれを用いた光送信機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10935820B2 (en) Method and system for integrated power combiners
US10120126B2 (en) Method and system for partial integration of wavelength division multiplexing and bi-directional solutions
JP5069144B2 (ja) 光変調器
US9954638B2 (en) Optical module and optical transmitter using the same
US10439727B2 (en) Method and system for selectable parallel optical fiber and wavelength division multiplexed operation
WO2016134323A1 (en) Integrated polarization splitter and rotator
JP3800594B2 (ja) 光変調器
WO2009103041A1 (en) High capacity transmitter implemented on a photonic integrated circuit
CN107966866B (zh) 光调制器
CN112835215B (zh) 一种铌酸锂薄膜电光调制器芯片以及调制器
JP2019159075A (ja) 光デバイス、およびこれを用いた光通信モジュール
US7010230B2 (en) Integrated high-speed multiple-rate optical-time-division-multiplexing module
WO2013113287A1 (en) Arrayed optical device block for photonic integration
US9442248B2 (en) Polarization beam combiner/splitter, polarization beam combining/splitting structure, light mixer, optical modulator module, and method for manufacturing polarization beam combiner/splitter
US9854336B2 (en) Systems and methods for coupling a fiber to a polarization sensitive photonic integrated circuit
JP6228064B2 (ja) 光モジュール
JP2011191334A (ja) 光変調器
JP2014186127A (ja) 偏波合成器およびそれを備える光変調器
JP2016045256A (ja) 偏波合波器及びそれを用いた光送信器
WO2016165089A1 (zh) 光模块及网络设备
JP2014038173A (ja) 光変調器
Chen Silicon photonic integrated circuits for WDM technology and optical switch
CN104422989A (zh) 光组件、光隔离器组件和光发射***
JP6106062B2 (ja) 光変調器
Kaiser et al. High performance travelling wave Mach-Zehnder modulators for emerging generations of high capacity transmitter components

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150714