JP2018181401A - コネクタ - Google Patents

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晃一 横谷
Koichi Yokotani
晃一 横谷
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Abstract

【課題】熱収縮チューブを用いることなく被覆電線のダメージを抑制し、もってコネクタの製造コストを低減すること。【解決手段】被覆電線10と、被覆電線10の端部をモールドしている樹脂部12と、内径が被覆電線10の外径より大きい開口13Bが底壁13Aに形成されており、被覆電線10が開口13Bに挿通されている状態で樹脂部12に被せられている有底筒状のキャップ部材13と、被覆電線10が挿通されているOリング14であって、底壁13Aと樹脂部12との間に配されており、被覆電線10の外周面とキャップ部材13の内周面とに密着しているOリング14と、キャップ部材13と樹脂部12とをロックするロック部15と、を備えるコネクタ1。【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術はコネクタに関する。
従来、被覆電線の端部が樹脂部によってモールドされているコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載のワイヤーハーネス(コネクタに相当)ではインサート成形によって形成された樹脂製のモールド部によって絶縁電線(被覆電線に相当)の端部がモールドされている。
ところで、通常、被覆電線の端部を樹脂部によってモールドする場合は金型と被覆電線との間から溶融樹脂が漏れ出ないようにするために2つの金型によって被覆電線を強く挟み込む所謂食い切りが行われる。その場合に、金型の内壁面と被覆電線との境界付近において溶融樹脂が射出圧によって被覆電線に食い込む現象が発生し、それにより樹脂部に食い込み部が形成されてしまうことがある。食い込み部が形成されると被覆電線が振れた場合に食い込み部が被覆電線に更に深く食い込んで被覆電線にダメージを与える虞がある。
前述した特許文献1に記載のワイヤーハーネスでは、絶縁電線において金型の内壁面との境界を含む範囲に熱収縮チューブが取り付けられている。このため、モールド部に食い込み部が形成されることが熱収縮チューブによって抑制される。このため、食い込み部が食い込んで絶縁電線にダメージを与える虞は小さいといえる。
また、特許文献1に記載のワイヤーハーネスでは、ワイヤーハーネスの止水性を高めるために熱収縮チューブの内側面を絶縁電線の外周面に接着剤層によって接着している。
特開2015−135761号公報
しかしながら、熱収縮チューブを取り付けるためには熱によって熱収縮チューブを収縮させる設備が必要である。一般に熱収縮チューブを収縮させる設備は高価であり、コネクタの製造コストが上昇してしまうという問題がある。
本明細書では、熱収縮チューブを用いることなく被覆電線のダメージを抑制することができ、もってコネクタの製造コストを低減することができる技術を開示する。
本明細書で開示するコネクタは、被覆電線と、前記被覆電線の端部をモールドしている樹脂部と、内径が前記被覆電線の外径より大きい開口が底壁に形成されており、前記被覆電線が前記開口に挿通されている状態で前記樹脂部に被せられている有底筒状のキャップ部材と、前記被覆電線が挿通されているOリングであって、前記底壁と前記樹脂部との間に配されており、前記被覆電線の外周面と前記キャップ部材の内周面とに密着しているOリングと、前記キャップ部材と前記樹脂部とをロックするロック部と、を備える。
上記のコネクタによると、モールドの際に樹脂部に食い込み部が形成される可能性はあるものの、被覆電線の振れによる食い込み部への応力がOリングによって吸収されるので、食い込み部が被覆電線に更に深く食い込んで被覆電線にダメージを与える虞を低減することができる。よって上記のコネクタによると、熱収縮チューブを用いることなく被覆電線のダメージを抑制することができ、もってコネクタの製造コストを低減することができる。
また、前記ロック部は前記Oリングが前記底壁と前記樹脂部とに密着している状態で前記キャップ部材と前記樹脂部とをロックしてもよい。
前述した特許文献1に記載のワイヤーハーネスでは止水性を高めるために熱収縮チューブの内側面を被覆電線の外周面に接着剤層によって接着する接着工程が必要であるので製造工程が増えてしまう。
上記のコネクタによると、Oリングが被覆電線の外周面とキャップ部材の内周面とに密着しているとともに、Oリングがキャップ部材の底壁と樹脂部とに密着しているので、接着工程を必要とすることなく止水性を高めることができる。これにより、熱収縮チューブを用いる場合に比べてコネクタの製造コストをより低減することができる。
また、前記ロック部を複数備え、それら複数の前記ロック部が前記樹脂部の外周方向に互いに離間して配されていてもよい。
上記のコネクタによると、ロック部が1つだけである場合に比べてOリングを均等に圧縮することができる。
実施形態1に係るコネクタの断面図 キャップ部材及びOリングを外した状態のコネクタの断面図 キャップ部材の上面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図3に基づいて説明する。以降の説明において上下方向及び前後方向とは図1に示す上下方向及び前後方向を基準とし、左右方向とは図2に示す左右方向を基準とする。
(1)コネクタの構成
実施形態1に係るコネクタ1は電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に搭載されている機器(モータやインバータなど)に接続されて当該機器と他の機器とを電気的に接続するためのものである。
図1に示すように、コネクタ1は芯線10Aをシース10Bによって被覆した被覆電線10、端子金具11、被覆電線10の前端部をモールドしている樹脂部12、樹脂部12に被せられているキャップ部材13、被覆電線10が挿通されているOリング14、キャップ部材13と樹脂部12とをロックしているロック部15(係止突起15A,ロック片15B)などを備えている。
端子金具11は金属板を曲げ加工することによって形成されたものであり、後端部に形成されているバレル部11Aをかしめることによって芯線10Aに圧着されている。図2に示すように端子金具11の前端部は平板状であり、端子金具11を機器に締結するためのボルトが挿通されるボルト挿通穴11Bが板厚方向に貫通している。
図1に示すように、樹脂部12は被覆電線10の前端部とバレル部11Aとを含む範囲をモールドしている。樹脂部12は円柱状に形成されており、上下2個所に係止突起15Aが一体に形成されている。係止突起15Aの後端面は後側に向かって被覆電線10側に傾斜するテーパ面として形成されている。一方、係止突起15Aの前端面は前後方向に対して直交する面として形成されている。
キャップ部材13は樹脂製であり、前後方向から見て円形の有底筒状に形成されている。キャップ部材13の内径は樹脂部12の外径と略一致している。また、キャップ部材13の底壁13Aには被覆電線10が挿通される円形の開口13Bが形成されている。開口13Bの内径は被覆電線10の外径より大きくなっている。
図3に示すように、キャップ部材13は前端から後側に向かって平行に延びる2つのスリット13Cによって弾性変形可能なロック片15Bが形成されている。ロック片15Bには係止突起15Aが嵌る開口15Cが形成されている。
図1に示すように、ロック片15Bは上下2個所に設けられている。キャップ部材13が後側から樹脂部12の後端部に被せられると2つのロック片15Bがそれぞれ係止突起15Aを乗り越えて開口15Cに係止突起15Aが嵌る。これによりキャップ部材13と樹脂部12とがロックされる。
Oリング14はキャップ部材13の底壁13Aと樹脂部12との間に配されている。キャップ部材13と樹脂部12とがロックされているとき、Oリング14は被覆電線10の外周面とキャップ部材13の内周面とに密着した状態となる。
また、キャップ部材13と樹脂部12とがロックされているとき、Oリング14は底壁13Aと樹脂部12とによって前後から圧縮された状態となる。すなわち、ロック部15はOリング14が底壁13Aと樹脂部12とに密着している状態でキャップ部材13と樹脂部12とをロックする。
ここで、コネクタ1は被覆電線10に熱収縮チューブが取り付けられていないので、被覆電線10の前端部を樹脂部12によってモールドする際に金型の内壁面と被覆電線10との境界付近において溶融樹脂が射出圧によって被覆電線10に食い込む現象が発生し、それにより樹脂部12に食い込み部12Aが形成されてしまうことがある。
(2)キャップ部材及びOリングの作用
図1を参照して、キャップ部材13及びOリング14の作用について説明する。前述したようにキャップ部材13の底壁13Aに形成されている開口13Bの内径は被覆電線10の外径より大きいので、被覆電線10と開口13Bの内周面との間に隙間Hが生じている。この隙間Hがあることにより、車両が振動すると被覆電線10はOリング14を支点にして振れる。
そして、前述したようにOリング14は被覆電線10の外周面とキャップ部材13の内周面とに密着しているので、被覆電線10がOリング14を支点にして振れるとOリング14が被覆電線10の外周面とキャップ部材13の内周面とによって圧縮される。これにより食い込み部12Aへの応力がOリング14によって吸収され、食い込み部12Aが被覆電線10に更に深く食い込んでしまうことが抑制される。
また、Oリング14は被覆電線10の外周面に密着しているので、キャップ部材13の開口13Bから侵入した水分(図1に示す経路Raに沿って侵入しようとする水分)が被覆電線10と樹脂部12との間に侵入してしまうことがOリング14によって抑制される。
また、Oリング14がキャップ部材13の底壁13Aと樹脂部12とに密着しているので、キャップ部材13の前側から侵入した水分(図1に示す経路Rbに沿って侵入しようとする水分)が被覆電線10と樹脂部12との間に侵入してしまうことがOリング14によって抑制される。
(3)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係るコネクタ1によると、被覆電線10に熱収縮チューブが取り付けられていないので樹脂部12に食い込み部12Aが形成される可能性はあるものの、被覆電線10の振れによる食い込み部12Aへの応力がOリング14によって吸収されるので、食い込み部12Aが被覆電線10に更に深く食い込んで被覆電線10にダメージを与える虞を低減することができる。よってコネクタ1によると、熱収縮チューブを用いることなく被覆電線10のダメージを抑制することができ、もってコネクタ1の製造コストを低減することができる。
また、コネクタ1によると、Oリング14が被覆電線10の外周面とキャップ部材13の内周面とに密着しているとともに、Oリング14がキャップ部材13の底壁13Aと樹脂部12とに密着しているので、接着工程を必要とすることなくコネクタ1の止水性を高めることができる。これにより、熱収縮チューブを用いる場合に比べてコネクタ1の製造コストをより低減することができる。
また、コネクタ1によると、ロック部15を2つ備えているので、ロック部15が1つだけである場合に比べてOリング14を均等に圧縮することができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではOリング14がキャップ部材13の底壁13Aと樹脂部12とに密着している状態でキャップ部材13と樹脂部12とがロック部15によってロックされる場合を例に説明した。しかしながら、コネクタ1に高い止水性が求められない場合は、Oリング14は必ずしもキャップ部材13の底壁13Aと樹脂部12とに密着していなくてもよい。
(2)上記実施形態ではロック部15の数が2つである場合を例に説明したが、ロック部15の数は2つに限定されるものではない。ロック部15の数は必要に応じて適宜に選択することができる。
(3)上記実施形態では樹脂部12が円柱状である場合を例に説明したが、樹脂部12は円柱状に限定されるものではなく、例えば角柱状であってもよい。
(4)上記実施形態では被覆電線10を1本だけ備えるコネクタ1を例に説明した。これに対し、複数の被覆電線10を備え、各被覆電線10の端部をモールドしている樹脂部12がそれぞれコネクタの本体部から柱状(凸状と言い換えることもできる)に突出している構成であってもよい。
1…コネクタ、10…被覆電線、12…樹脂部、13…キャップ部材、13A…底壁、13B…開口、14…Oリング、15…ロック部、201…コネクタ、212…樹脂部

Claims (3)

  1. 被覆電線と、
    前記被覆電線の端部をモールドしている樹脂部と、
    内径が前記被覆電線の外径より大きい開口が底壁に形成されており、前記被覆電線が前記開口に挿通されている状態で前記樹脂部に被せられている有底筒状のキャップ部材と、
    前記被覆電線が挿通されているOリングであって、前記底壁と前記樹脂部との間に配されており、前記被覆電線の外周面と前記キャップ部材の内周面とに密着しているOリングと、
    前記キャップ部材と前記樹脂部とをロックするロック部と、
    を備えるコネクタ。
  2. 前記ロック部は前記Oリングが前記底壁と前記樹脂部とに密着している状態で前記キャップ部材と前記樹脂部とをロックする、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ロック部を複数備え、それら複数の前記ロック部が前記樹脂部の外周方向に互いに離間して配されている、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
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