JP2018180756A - コネクタの姿勢認識装置、端末部把持装置、コネクタの姿勢認識方法及び端末部の把持方法 - Google Patents

コネクタの姿勢認識装置、端末部把持装置、コネクタの姿勢認識方法及び端末部の把持方法 Download PDF

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Takanobu Konishi
孝宜 小西
信一朗 岩田
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信一朗 岩田
吉田 哲
Tetsu Yoshida
哲 吉田
佳孝 上
Yoshitaka Kami
佳孝 上
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Abstract

【課題】コネクタの姿勢を、なるべく簡易に機械学習でき、かつ、なるべく細かく認識できるようにすることを目的とする。【解決手段】撮像されたコネクタ画像に基づいてコネクタの姿勢を認識するコネクタの姿勢認識装置であって、コネクタを撮像する撮像部58と、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行い、前記撮像部で撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力する適合信頼性判定部65aと、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタの姿勢を演算するコネクタ姿勢演算部65bとを含むコネクタ姿勢認識部65とを備える。【選択図】図5

Description

この発明は、ワイヤーハーネス又はサブアッシー等の電線集合体の端末のコネクタをロボットハンド等で把持するための技術に関する。
特許文献1は、複数の電線端部をコネクタハウジングに挿入等して複数の電線をまとめた仮結を製造し、複数の仮結を組立図板上に配設し、当該組立図板上で、複数の仮結から最終的なワイヤーハーネスを製造する技術を開示している。また、複数の仮結は、各端部がスリット状の仮結端部保持部によって保持された状態で、組立図板に対して供給されることが開示されている。
特開2012−169302号公報
ところで、ワイヤーハーネスの製造作業をロボット装置にて行うことが検討されている。
しかしながら、ワイヤーハーネスの製造作業においては、ワイヤーハーネス又はサブアッシーの端末部は、スリット状の仮結端部保持部によって保持された状態で、運搬、提供されることが多い。このため、ワイヤーハーネス又はサブアッシーの端末のコネクタの姿勢は不揃いであることが通常である。
コネクタの向きを認識する方法として、複数のコネクタの姿勢の画像を準備し、これを学習用データとして人工知能に機械学習を行わせることが考えられる。
しかしながら、上記方法によると、コネクタの姿勢を細かく認識するためには、多数の学習用データを準備する必要がある。例えば、1度単位でコネクタの姿勢を認識するためには、1度から360度の範囲の1度毎に、学習用画像を準備する必要がある。また、人工知能がある程度精度よく学習を完了するためには、1度毎に1000枚程度の画像が必要となる。このため、360000枚もの画像を準備する必要がある。
しかも、ワイヤーハーネス又はサブアッシーでは、複数種類のコネクタが用いられるため、それぞれのコネクタの種類毎に、上記のような機械学習を行うことは、現実的には難しい。
そこで、本発明は、コネクタの姿勢を、なるべく簡易に機械学習でき、かつ、なるべく細かく認識できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、撮像されたコネクタ画像に基づいてコネクタの姿勢を認識するコネクタの姿勢認識装置であって、コネクタを撮像する撮像部と、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行い、前記撮像部で撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力する適合信頼性判定部と、前記複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタの姿勢を演算するコネクタ姿勢演算部とを含むコネクタ姿勢認識部とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係るコネクタの姿勢認識装置であって、前記コネクタ姿勢演算部は、前記複数のコネクタ姿勢を表す角度と、前記複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対応するスコアとに基づいて、コネクタの姿勢を算出するものである。
第3の態様は、第2の態様に係るコネクタの姿勢認識装置であって、前記コネクタ姿勢演算部は、前記複数のコネクタ姿勢を表す角度に、それぞれに対応するスコアを重み付けた加重平均を算出して、コネクタの姿勢を算出するものである。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係るコネクタの姿勢認識装置であって、前記コネクタ姿勢認識部において、前記コネクタ姿勢は、コネクタの前後方向の軸を中心として45度未満の角度で区分されているものである。
第5の態様に係る端末部把持装置は、第1から第4のいずれか1つの態様に係るコネクタの姿勢認識装置と、コネクタから複数の電線群が延出する端末部を有する電線集合体の端末部を把持及び把持解除可能な把持部と、前記把持部を移動させる移動機構部とを含み、コネクタの姿勢認識装置で演算されたコネクタの姿勢に応じて、前記把持部の姿勢を変更して端末部を把持する把持用ロボットと、を備える。
上記課題を解決するため、第6の態様は、撮像されたコネクタ画像に基づいてコネクタの姿勢を認識するコネクタの姿勢認識方法であって、(a)姿勢認識装置が、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれに対して準備された複数のコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力可能なように機械学習するステップと、(b)前記姿勢認識装置が、撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力するステップと、(c)前記姿勢認識装置が、前記複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタの姿勢を演算するステップとを備える。
第7の態様に係る端末部の把持方法は、把持用ロボットが、第6の態様に係るコネクタの姿勢認識方法で演算されたコネクタの姿勢に応じて、把持部の姿勢を変更して前記把持部により、コネクタから複数の電線群が延出する端末部を有する電線集合体の端末部を把持する。
第1〜第7の態様によると、機械学習を行う際には、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行うため、なるべく簡易に機械学習できる。また、前記撮像部で撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力し、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタの姿勢を算出するため、複数に区分されたコネクタ姿勢よりも細かくコネクタ姿勢を認識できる。
第2の態様によると、複数のコネクタ姿勢を表す角度に、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対応するスコアを考慮することで、コネクタの姿勢を算出することができる。
第4の態様によると、コネクタ姿勢は、コネクタの前後方向の軸を中心として45度未満の角度で区分されているため、コネクタの本来の姿勢から大きくズレることなく、コネクタの姿勢の認識できる。
第5及び第7の態様によると、コネクタの姿勢認識装置で演算されたコネクタの姿勢に応じて、前記把持部の姿勢を変更して端末部を把持するため、コネクタを所望の姿勢にすることができる。
ワイヤーハーネスの製造支援装置を示す概略斜視図である。 ハンドが端末部挟持部に挟持された端末部のコネクタを把持する動作を示す説明図である。 ハンドと傾いて挟持されているコネクタとの関係を示す説明図である。 制御ユニットの電気的構成を示すブロック図である。 コネクタ姿勢認識部の機能ブロック図である。 適合性信頼判定部が機械学習を行う層構造を示す説明図である。 適合性信頼判定部が撮像部で撮像されたコネクタ画像に基づいて適合信頼性を判定する層構造を示す説明図である。 コネクタの姿勢認識方法を含む端末部の把持方法を示すフローチャートである。 ハンドと傾いて挟持されているコネクタとの関係を示す説明図である。 ハンドと傾いて挟持されているコネクタとの関係を示す説明図である。 ハンドが保持具に端末部を保持させる動作を示す説明図である。
以下、実施形態に係るコネクタの姿勢認識装置、端末部把持装置、コネクタの姿勢認識方法及び端末部の把持方法について説明する。
図1はワイヤーハーネスの製造支援装置20を示す概略斜視図である。この製造支援装置20に、コネクタの姿勢認識装置、端末部把持装置、コネクタの姿勢認識方法及び端末部の把持方法が実装されている。
ワイヤーハーネスの製造支援装置20は、複数の電線11が複数のコネクタ12を介してまとめられた、電線集合体としてのサブアッシー14、15を、組立図板30上に配設するものであり、特に、移替用ロボット装置50のハンド52で、端末部13を把持する際に、コネクタ12が所定の姿勢となるようにするための構成を備えている。
以下では、サブアッシー14、15を組立図板30に配設する前提構成について説明してから、コネクタ12の姿勢を認識するための構成、及び、端末部を把持するための構成について説明する。
<前提構成について>
ワイヤーハーネスの製造支援装置20は、サブアッシー14、15を、組立図板30上に配設するものであり、ワイヤーハーネス組立用補助装置としての組立図板30と、保持バー42と、端末部把持装置として端末部を移動させる移替用ロボット装置50とを備える。
ここで、ワイヤーハーネス10は、端部にコネクタ12が取付けられた複数の電線11を、車両等における配線形態に合わせて分岐及び結束したものである。ワイヤーハーネス10を組立てるにあたっては、ワイヤーハーネス10を構成する全ての電線11の一部である複数の電線11の端部をコネクタ12に接続してまとめたサブアッシー14、15を製造しておき、これを他のサブアッシー14、15及び他の電線11と組合わせて、1つのまとまったワイヤーハーネス10に組立てる作業が実施される。本ワイヤーハーネスの製造支援装置20は、保持バー42に保持されたサブアッシー14、15等を、組立図板30に移し替えるものである。なお、各図では、コネクタ12から延出する電線が単純化して1本の線で描かれているが、実際には、複数の電線11が延出していることが多い。また、本例では、サブアッシー14、15を移し替える例で説明するが、電線11が単独で保持バー42に保持されており、当該電線11が組立図板30に移し替えられてもよい。
組立図板30は、サブアッシー14、15等を保持可能な保持具34が複数立設された構成とされている。より具体的には、組立図板30は、図板本体32と、保持具34とを備える。
図板本体32は、方形板状に形成されており、フレーム等によって所定の高さ位置に支持されている。
保持具34は、ワイヤーハーネス10を保持する治具であり、例えば、上端部にU字状部分が形成された治具である。
保持具34のうちの少なくとも1つは、端末部13を保持可能な端末部保持部である。ここで、端末部13は、サブアッシー14、15又はワイヤーハーネス10の各端末部13、すなわち、コネクタ12及びコネクタ12から延出する電線11部分を意味する。通常、端末部13のコネクタ12は、扁平な直方体形状に形成されており、その内部に縦横に並ぶようにキャビティが形成されている。電線11は、端部の端子が各キャビティに挿入されており、電線11は各キャビティから延出している。キャビティは、コネクタ12の幅方向(正面視した場合の長手方向)に沿って比較的多数形成され、コネクタ12の高さ方向(正面視した場合の短手方向)に沿って比較的少数形成されている。このため、複数の電線11は、コネクタ12の幅方向において扁平な形態で延出している(図2参照)。一方、保持具34の上端部にU字状部分が形成されており、このU字状部分の内部は、高さ方向の寸法よりも幅方向の寸法の方が小さく、幅方向の寸法は、コネクタ12から延出する電線11の群の扁平方向の幅と同じかこれよりも大きく、当該群の幅方向の寸法よりも小さい。このため、保持具34は、コネクタ12の幅方向を保持具34のU字状部分の開口から奥側に向う方向に沿わせた姿勢で、当該コネクタ12を含む端末部13を保持する。
なお、ワイヤーハーネス10の端部を保持する保持具としては、コネクタ12を保持可能なセット凹部が形成された構成であり、当該コネクタ12を保持することで、ワイヤーハーネス10の端末部13を保持する構成であることも考えられる。この場合も、端末部13は、コネクタ12をセット凹部にセットする方向に対してコネクタ12が所定姿勢で保たれた状態で、保持される。
保持バー42は、サブアッシー14、15等の端末部13を取出可能に挟持する端末部挟持部44が複数設けられた構成とされている。ここでは、保持バー42は、長尺部材の延在方向に沿って間隔をあけて複数箇所に端末部挟持部44が複数形成された構成とされている。端末部挟持部44は、保持バー42の上側面から下方の途中に至るように形成されたスリットである。スリットは、ゴム板等の弾性部材で形成された部分に形成されている。保持バー42を水平姿勢に配設した状態で、端末部挟持部44の上側からサブアッシー14、15の端末部13(コネクタ12から延出する電線11の群)を挿入することで、スリットが弾性的に開く。そして、スリット形成部分が弾性的に閉じようとする力によって、端末部13が端末部挟持部44に対して取出可能な状態で保持される。また、当該端末部挟持部44に挟持されたサブアッシー14、15の端末部13スリットの開口側に抜くと、当該端末部挟持部44から取出すことができる。
上記のような端末部挟持部44は、弾性部材で形成されたスリットに、コネクタ12から延出する電線11の群を挟持する構成であるため、電線11の群の幅に応じて開くことができる。このため、端末部挟持部44は、コネクタ12の幅方向をスリットの延在方向に沿わせた姿勢でも、コネクタ12の幅方向をスリットの延在方向に対して傾けた姿勢でも、当該端末部13を保持することができる。つまり、端末部挟持部44において挟持された端末部13のコネクタ12の姿勢は、不定である。
保持バー42は、保持バー保持部40によって組立図板30周りの待機位置で保持可能に構成されている。保持バー保持部40は、例えば、保持バー42を上方から嵌込可能なセット凹部41が形成された部材である。保持バー保持部40は、例えば、保持バー42に保持されたサブアッシー14、15の一つの端末部を保持具34に保持させた状態で、当該サブアッシー14、15の他の端部を保持バー42に保持させたままの状態とすることができるように、組立図板30の近くの位置に設けられている。
なお、待機位置において保持バー42が保持された状態で、当該保持バー42にはサブアッシー14、15等が保持される。サブアッシー14、15は、通常、複数の端末部13が端末部挟持部44に保持され、その中間部がU字状に垂れ下がった状態となっている。サブアッシー14、15の端末部13を保持具34に移し替える際に、サブアッシー14、15の中間部が保持バー42等に干渉しないようにするため、サブアッシー14、15の中間部は、保持バー42に対して組立図板30側に垂れ下がっていることが好ましい。
移替用ロボット装置50は、ハンド52と、ハンド移動機構部56とを備える。この移替用ロボット装置50は、組立図板30の周りに設けられている。ハンド52は、端末部13を把持及び把持解除可能に構成された把持部の一例である。ハンド移動機構部56は、ハンド52を移動させる移動機構部の一例であり、ここでは、一般的な垂直多関節ロボット装置により構成されており、その先端部に上記ハンド52が取付けられている。ハンド移動機構部56は、その他、直交ロボット装置等であってもよい。
そして、サブアッシー14、15等が保持された保持バー42が、上記保持バー保持部40にセットされる。この状態で、移替用ロボット装置50が、ハンド52によって保持バー42の各端末部挟持部44に挟持された端末部13を把持する。この後、ハンド移動機構部56によってハンド52を移動させることによって、当該ハンド52で把持された端末部13をいずれかの保持具34に向けて移動させ、この後、当該端末部13を保持具34に保持させる。これを各端末部13に対して繰返し行い、保持バー42から組立図板30に向けて、サブアッシー14、15を移し替える。
上記移替用ロボット装置50の動作は、制御ユニット60によって制御される。特に、制御ユニット60の制御下、ハンド52が端末部13を把持する際、後述する姿勢認識装置70で演算されたコネクタ12の姿勢に応じて、ハンド52の姿勢を変更して端末部13を把持する。このため、制御ユニット60及び移替用ロボット装置50は、端末部把持装置としての構成を備えている。
図2はハンド52が端末部挟持部44に挟持された端末部13のコネクタ12を把持する動作を示す説明図である。ここでは、ハンド52が端末部13のコネクタ12を把持する例で説明するが、当該コネクタ12から延出する電線11の束を把持してもよい。
同図に示すように、移替用ロボット装置50のハンド移動機構部56は、複数のアームが関節構造を介して連結された構成とされており、その先端部には、ハンド52が取付けられている。ハンド52は、エアシリンダ、油圧シリンダ等により構成される駆動部52aと、当該駆動部52aにより開閉駆動される一対の爪部52Fとを備える。
上記駆動部52aを含むベース部分に撮像部58が設けられている。撮像部58は、CCDカメラ等によって構成されており、サブアッシー14、15の端末部13、特に、コネクタ12を撮像可能に構成されている。撮像部58の撮像画像は、後に説明するように、ハンド52が所定の端末部挟持部44の端末部13を把持する際に、ハンド52の姿勢を補正するための画像として供される。
上記したように、移替用ロボット装置50は、保持バー42の複数の端末部挟持部44部のいずれかで挟持された端末部13をハンド52で把持し、当該ハンド52をいずれかの保持具34に向けて移動させ、当該ハンド52で把持された端末部13を保持具に保持させる動作を実行する。
上記したように、端末部挟持部44において挟持された端末部13のコネクタ12の姿勢は、不定である。このため、図3に示すように、コネクタ12の幅方向が、スリットの延在方向である上下方向(重力方向)に対して傾いていると、ハンド52は、コネクタ12を安定して把持することができない。例えば、ハンド52は、コネクタ12を傾いた姿勢のまま把持することがあり得る。また、ハンド52は、コネクタ12を、その幅方向を一対の爪部52Fを結ぶ方向に一致させた姿勢で把持することがあり得る。また、ハンド52は、コネクタ12を、その幅方向を一対の爪部52Fの延在方向に一致させた姿勢で把持することもあり得る。ハンド52によるコネクタ12の把持姿勢が安定していないと、ハンド52によるコネクタ12の移動途中でコネクタ12が脱落する、ハンド52が端末部13を保持具34に保持させる際に、コネクタ12から延出する電線11の束を保持具34の上側のU字状開口部分に収めることができないといった事態が生じ得る。また、保持具がコネクタ12を嵌め込む凹部が形成された構成であれば、当該コネクタを保持具に嵌め込むことができないといった事態が生じ得る。上記は、ハンド52が端末部13の電線11の束を把持する場合においても、同様の問題として生じ得る。
そこで、コネクタ12の姿勢を認識し、認識されたコネクタ12の姿勢に応じてハンド52の姿勢を補正した後、当該ハンド52によって端末部13(ここでは、コネクタ12)を把持すべく、下記構成を採用している。
コネクタ12の姿勢認識装置70は、上記撮像部58と、制御ユニット60とを備えており、端末部把持装置72は、当該姿勢認識装置70と移替用ロボット装置50とを備えた構成とされている。
図4は制御ユニット60の電気的構成を示すブロック図である。
制御ユニット60は、CPU62、RAM63、記憶部64等がバスライン61を介して相互接続された一般的なコンピュータによって構成されている。記憶部64は、フラッシュメモリ或はハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されており、基本プログラム、バー位置データ、布線データ及び移し替えプログラム64aを記憶している。バー位置データは、待機位置に保持された保持バー42におけるサブアッシー14、15の各端部の位置(各端末部挟持部44の位置データ、端部がどの端末部挟持部44に保持されているか等のデータ)に関するデータであり、布線データは、組立図板30におけるサブアッシー14、15の布線経路(特に、端部をどの保持具34に保持させるか)に関するデータである。移し替えプログラム64aには、バー位置データにおけるサブアッシー14、15の端部の各保持位置データ及び布線データにおける保持具の各位置データ等を参照して、サブアッシー14、15の各端部等を組立図板30に移し替えるべく、移替用ロボット装置50のハンド52の開閉制御、及び、ハンド52の移動制御を行って、サブアッシー14、15を保持バー42から組立図板30に移し替えていく指令が記述されている。移し替えプログラム64aには、コネクタ姿勢認識部としての指令を記述した姿勢認識モジュール64bが含まれている。移し替えプログラム64aを実行する際には、姿勢認識モジュール64bの実行により演算されたコネクタ12の姿勢に応じて、ハンド52の姿勢を変更して端末部を把持する処理を実行する。また、入出力部66を通じて、撮像部58の出力が制御ユニット60に入力されると共に、コネクタ姿勢認識部を機械学習させるための学習用画像データが入力される。さらに、制御ユニット60からの制御指令が入出力37を通じて移替用ロボット装置50に与えられる。
図5は、姿勢認識モジュール64bにより実現されるコネクタ姿勢認識部65の機能ブロック図である。コネクタ姿勢認識部65は、適合性信頼判定部65aと、コネクタ姿勢演算部65bとを備える。
適合性信頼判定部65aは、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像(学習用画像データ)に基づいて機械学習を行い、撮像部58で撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタ12の姿勢のそれぞれに対する、コネクタ12の姿勢の適合信頼性にするスコアを出力する。つまり、適合性信頼判定部65aは、機械学習部である。
図6は、適合性信頼判定部65aが機械学習を行う層構造を示す説明図である。適合性信頼判定部65aは、入力層と、CNN(Convolutional Neural Network)層と、max-pooling層と、識別層と、出力層とを備える。
機械学習を行うにあたって、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれに対して準備された複数のコネクタ画像が学習用データとして準備される。コネクタ姿勢の複数の区分は、例えば、コネクタ12の前後方向(コネクタ12のうち電線が延出する側が後ろ、その反対側が前)の軸を中心として、一定角度毎に区分される。そして、各区分されたコネクタ姿勢毎に、複数のコネクタ画像を準備する。ある程度精度の高い機械学習を行うためには、1つの区分毎に、1000枚のコネクタ画像を準備することが好ましい。
学習用のコネクタ画像は、入力層からCNN層及びmax-pooling層を介して識別層に入力される。CNN層では、コネクタ画像に対して複数のフィルタによって畳み込み処理を行い、当該コネクタ画像から局所領域毎にパターンを抽出した特徴画像を得る。なお、フィルタは、学習によって最適化される。max-pooling層では、局所領域内において最も特徴的な出力(最大値)に統合する。これらのCNN層及びmax-pooling層は、機械学習において画像の特徴を抽出すべく実装される周知の層であり、必要に応じて複数セット(例えば、2層×3セット)実装される。
識別層は、パーセプトロンを多層(ここでは2層)に組合わせた周知の多層ニューラルネットワークによって構成されている。出力層は、上記のように複数に区分されたコネクタ12の姿勢のそれぞれに対する出力ノードを有している。
そして、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像(学習用画像データ)を、教師有りデータとして入力することで、機械学習部としての適合性信頼判定部65aにおいて、各区分毎のコネクタ姿勢のコネクタ画像の画像特徴とコネクタ12の姿勢(角度)との関係を、非線形モデルで表現するように機械学習され、複数に区分されたコネクタ12の姿勢のそれぞれに対する、コネクタ12の姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力可能なように機械学習がなされる。
なお、コネクタ12の姿勢を区分する角度は、コネクタ12の幅方向が水平に近いか上下方向に近いかを認識するため、45度未満であることが好ましい。もっとも、コネクタ12の姿勢を区分する角度を1度等の小さな値にしてしまうと、多数のコネクタ画像を準備する必要があるため、ある程度大きい角度(例えば、5度以上)であることが好ましい。ここでは、コネクタ12の前後方向の軸を中心として、30度毎に区分し、0度〜30度、30度〜60度、60度〜90度、・・・、330度〜360度の12個に区分した例で説明する。例えば、出力ノード(1)は0度〜30度に対応し、出力ノード(2)は30度〜60度に対応し、以下、同様に、各出力ノードが30度毎に各コネクタ12の姿勢に対応する。なお、コネクタ12の姿勢が各境界の値(例えば、0度、30度等)である場合には、当該境界によって規定されるいずれのコネクタ12の姿勢に分類されてもよいが、小さい側の姿勢又は大きい側の姿勢に統一して分類されることが好ましい。コネクタ12の角度は、一定の初期姿勢を基準に、一定方向への回転角度θとして把握することができる(図6の左側のコネクタ12参照)。なお、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像(学習用画像データ)は、区分する角度範囲内の中央角度に近いものであることが好ましいが、これは必須ではなく、当該区分された角度範囲内のものであればよい。
図7は、適合性信頼判定部65aが撮像部58で撮像されたコネクタ画像に基づいて適合信頼性を判定する層構造を示す説明図である。
同図に示すように、撮像部58で撮像されたコネクタ画像が入力層に入力されると、CNN層、max-pooling層及び識別層を経て、適合信頼性が判定される。出力層における出力は、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアとして出力される。ここでは、スコアは、0以上、1以下の範囲で、かつ、全てのスコアの合計が1となる値として出力される。スコアが1である場合が最も適合信頼性が高く、スコアが0である場合が最も適合信頼性が低い。
図5に戻って、コネクタ姿勢演算部65bは、適合性信頼判定部65aから出力される、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタ12の姿勢を演算する。ここでは、コネクタ姿勢演算部65bは、複数のコネクタ姿勢を表す角度と、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対応するスコアとに基づいて、コネクタ12の姿勢を算出する。より具体的には、コネクタ姿勢演算部65bは、複数のコネクタ姿勢を表す角度に、それぞれに対応するスコアを重み付けた加重平均を算出して、コネクタの姿勢を算出する。複数のコネクタ姿勢を表す角度は、複数に区分されたコネクタ姿勢を示す角度であり、例えば、各区分を規定する角度の中央値とすることができる。
例えば、図7に示すように、撮像部58で撮像されたコネクタ12について、適合性信頼判定部65aにおいて、出力ノード(1)(0度〜30度)のスコアとして0.35が出力され、出力ノード(2)(30度〜60度)のスコアとして0.80が出力され、出力ノード(3)(60度〜90度)のスコアとして0.05が出力され、他の出力ノードのスコアは0であったとする。この場合、コネクタの姿勢(角度θ)は、[(0度+30度)/2]×0.35+[(30度+60度)/2]×0.6+[(60度+90度)/2]×0.05=36度として演算される。
このように、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行った場合でも、それよりも細かい角度でコネクタ12の姿勢を認識することが可能となる。例えば、30度単位で区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行った場合でも、1度単位でコネクタ12の姿勢を認識することができる。
図8は、撮像されたコネクタ画像に基づいてコネクタの姿勢を認識するコネクタの姿勢認識方法を含む端末部の把持方法を示すフローチャートである。図8において、ステップS1は、ワイヤーハーネスの製造支援装置20が、サブアッシー14、15を、組立図板30上に移し替える作業を行う前になされるステップであり、ステップS2〜S6は、ワイヤーハーネスの製造支援装置20が、サブアッシー14、15を、組立図板30上に移し替える作業を行う際になされるステップである。
まず、ステップS1において、姿勢認識装置70が、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれに対して準備された複数のコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタ12の姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力可能なように機械学習する(ステップ(a))。機械学習された姿勢認識装置70が、移替用ロボット装置50を制御する制御ユニット60として実装される。
移替用ロボット装置50が、ハンド52によって所定の端末部挟持部44に挟持された端末部を把持する際に、次ステップS2が実行される。ステップS2では、姿勢認識装置70が、撮像部58を介して撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタ12の姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力する(ステップ(b))。なお、撮像部58によるコネクタ12の撮像は、把持対象となるコネクタ12を対象として行われる。この際、把持対象となるコネクタ12を挟持する端末部挟持部44に対して相対的に一定位置に配設した状態で行うことが好ましい。
次ステップS3において、コネクタ姿勢演算部65bは、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタ12の姿勢を演算する(ステップ(c))。コネクタ12の姿勢は、上記したように、所定の軸を中心とする一定姿勢からの傾き角度として出力される。
そして、移替用ロボット装置50が、演算されたコネクタ12の姿勢に応じて、ハンド52の姿勢を補正して当該ハンド52により端末部13を把持する。
例えば、図9に示すように、コネクタ12の前後方向の軸を中心とし、幅方向が上下方向に沿っている姿勢を基準として、コネクタ12がθ度傾いていると演算されると、ハンド移動機構部56によってハンド52姿勢を当該同じ方向にθ度傾けるようにする。そして、図10に示すように、一対の爪部52Fを閉じてコネクタ12を把持する。これにより、一対の爪部52Fを結ぶ方向にコネクタ12の高さ方向が延在する姿勢で、ハンド52によってコネクタ12が把持される。
この後、ハンド移動機構部56によってハンド52を、移し替え先の保持具34に向けて移動させる。そして、例えば、図11に示すように、コネクタ12の幅方向が上下方向に沿った姿勢となるように、ハンド移動機構部56によってハンド52の姿勢を変更し、その後、端末部13を保持具34に向けて移動させる。この状態では、コネクタ12の幅方向が上下方向に沿った姿勢となっているため、当該コネクタ12から延出する電線11の束は比較的狭い幅内に存在するため、保持具34のU字状開口内に収めるように容易に保持させることができる。
以上のように構成されたコネクタの姿勢認識装置70、コネクタの姿勢認識方法によると、機械学習を行う際には、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行うため、なるべく簡易に機械学習できる。また、撮像部58で撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタ12の姿勢のそれぞれに対する、コネクタ12の姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力し、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタ12の姿勢を算出するため、複数に区分されたコネクタ姿勢よりも細かくコネクタ姿勢を認識できる。
例えば、コネクタ12の姿勢を1度単位で機械学習させようとすると、1度当り1000枚程度のコネクタ画像が必要となり、360000枚ものコネクタ画像が必要となる。しかも、ワイヤーハーネスでは、形状、色等が異なる多種類のコネクタが存在するため、それぞれの種類のコネクタについて機械学習を行わせようことは困難である。
本例では、コネクタ12の姿勢を30度単位で機械学習させているため、12000枚程度と、上記の場合よりも格段に少ないコネクタ画像を準備すればよい。
そして、実際のコネクタ姿勢を演算する際には、複数のコネクタ姿勢を表す角度に、複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対応するスコアを考慮し、より具体的には、複数のコネクタ姿勢を表す角度に、それぞれに対応するスコアを重み付けた加重平均を算出して、コネクタ12の姿勢を算出するため、区分した角度範囲よりも細かい角度で、コネクタ12の姿勢を認識することができる。
この際、コネクタ姿勢は、コネクタ12の前後方向の軸を中心として45度以下の角度で区分すれば、コネクタ12の本来の姿勢から大きくずれることなく、コネクタ12の姿勢を認識することが可能となる。
また、姿勢認識装置70で演算されたコネクタ12の姿勢に応じて、ハンド52の姿勢を変更して端末部13を把持するため、ハンド52が把持するコネクタ12の姿勢を所望の姿勢にすることができる。
これにより、ハンド52からコネクタ12が脱落すること等を抑制でき、また、ハンド52が端末部13を保持具34に把持させる作業等を確実に実施できる。
{変形例}
なお、上記実施形態では、撮像部58がハンド52に搭載されている例で説明したが、ハンド移動機構部56に搭載されていてもよいし、保持バー42に保持される各端末部13を撮像可能な一定位置に支持されていてもよい。
上記実施形態では、電線集合体がサブアッシー14、15である例で説明したが、電線集合体は、複数の電線が所定の配線形態に組立てられたワイヤーハーネスであり、当該ワイヤーハーネスの端部のコネクタの姿勢を認識する装置、又は、把持する装置であってもよい。
サブアッシー14、15又はワイヤーハーネスの端末部の移動先としては、組立図板30上における保持具34の他、コネクタを接続可能なコネクタ接続部を備え、接続されたコネクタ内の端子に接触する検査ピン等によって、電線の接続の適否を検査する検査装置であること等が想定される。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
11 電線
12 コネクタ
13 端末部
14、15 サブアッシー
34 保持具
40 保持バー保持部
44 端末部挟持部
50 移替用ロボット装置
52 ハンド
56 ハンド移動機構部
58 撮像部
60 制御ユニット
64b 姿勢認識モジュール
65 コネクタ姿勢認識部
65a 適合性信頼判定部
65b コネクタ姿勢演算部
70 姿勢認識装置
72 端末部把持装置

Claims (7)

  1. 撮像されたコネクタ画像に基づいてコネクタの姿勢を認識するコネクタの姿勢認識装置であって、
    コネクタを撮像する撮像部と、
    複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれのコネクタ画像に基づいて機械学習を行い、前記撮像部で撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力する適合信頼性判定部と、前記複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタの姿勢を演算するコネクタ姿勢演算部とを含むコネクタ姿勢認識部と、
    を備えるコネクタの姿勢認識装置。
  2. 請求項1に記載のコネクタの姿勢認識装置であって、
    前記コネクタ姿勢演算部は、前記複数のコネクタ姿勢を表す角度と、前記複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対応するスコアとに基づいて、コネクタの姿勢を算出する、コネクタの姿勢認識装置。
  3. 請求項2に記載のコネクタの姿勢認識装置であって、
    前記コネクタ姿勢演算部は、前記複数のコネクタ姿勢を表す角度に、それぞれに対応するスコアを重み付けた加重平均を算出して、コネクタの姿勢を算出する、コネクタの姿勢認識装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタの姿勢認識装置であって、
    前記コネクタ姿勢認識部において、前記コネクタ姿勢は、コネクタの前後方向の軸を中心として45度未満の角度で区分されている、コネクタの姿勢認識装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタの姿勢認識装置と、
    コネクタから複数の電線群が延出する端末部を有する電線集合体の端末部を把持及び把持解除可能な把持部と、前記把持部を移動させる移動機構部とを含み、コネクタの姿勢認識装置で演算されたコネクタの姿勢に応じて、前記把持部の姿勢を変更して端末部を把持する把持用ロボットと、
    を備える端末部把持装置。
  6. 撮像されたコネクタ画像に基づいてコネクタの姿勢を認識するコネクタの姿勢認識方法であって、
    (a)姿勢認識装置が、複数に区分されたコネクタ姿勢のそれぞれに対して準備された複数のコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力可能なように機械学習するステップと、
    (b)前記姿勢認識装置が、撮像されたコネクタ画像に基づいて、複数に区分されたコネクタの姿勢のそれぞれに対する、コネクタの姿勢の適合信頼性に関するスコアを出力するステップと、
    (c)前記姿勢認識装置が、前記複数のコネクタ姿勢のそれぞれに対するスコアに基づいてコネクタの姿勢を演算するステップと、
    を備えるコネクタの姿勢認識方法。
  7. 把持用ロボットが、請求項6に記載のコネクタの姿勢認識方法で演算されたコネクタの姿勢に応じて、把持部の姿勢を変更して前記把持部により、コネクタから複数の電線群が延出する端末部を有する電線集合体の端末部を把持する、端末部の把持方法。
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