JP2018170560A - 両偏波送受用アンテナ、アンテナユニット、及び時計 - Google Patents

両偏波送受用アンテナ、アンテナユニット、及び時計 Download PDF

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Abstract

【課題】金属を含む筐体による特性劣化が少なく、小型の両偏波送受用アンテナとする。【解決手段】両偏波送受用アンテナ1は、金属筐体を主アンテナ30の地導体板として利用すると共に、主アンテナ30と電磁結合による給電を行う給電アンテナ部50(EM給電部)を異なる放射方向のアンテナとして機能させるものである。主アンテナ30で生じる偏波成分と、主アンテナ30とT字型給電部50との電磁結合型給電部(EM結合部)で生じる偏波成分が直交するため、GPS用アンテナの一形式として用いることができる両偏波送受用アンテナ1となっている。例えば時計100に配置した場合には文字板101と直交するZ方向に、水平、垂直両偏波の最大放射方向を持つ両偏波送受用アンテナ1としてGPS用アンテナとしての一形式として用いることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、両偏波送受用アンテナ、アンテナユニット、及び時計に係り、腕時計などの金属筐体に搭載されて垂直偏波と水平偏波の送受信を行う、例えば、GPS用のアンテナに関する。
例えば小型の携帯端末や時計などにおいて、金属を含む筐体内にアンテナを配置する場合が増えている。例えば、特許文献1、2では、時計の金属筐体部分を利用して板状逆Fアンテナを配設する技術について提案されている。
しかし、特許文献1、2の記載技術では、いずれも単一偏波を対象として1つのアンテナを配置したものであり、互いに直交する水平偏波と垂直偏波の2つの偏波を受信することはできなかった。
また、金属筐体内にアンテナを組み込むと、電池等の金属の影響や、時計であれば更にムーブメントの影響を受けてアンテナとしての特性が劣化するという問題がある。
ところで、垂直偏波と水平偏波の2偏波を送受信する場合、両偏波に対応する2つの給電点が必要になる。
このような2偏波を送受信する技術として、偏波共用アンテナが提案されている(非特許文献1、2参照)。この偏波共用アンテナは、同一周波数において垂直偏波と水平偏波の2偏波を切り替えて、又は同時に送受信することができ、衛星通信やリモートセンシング等の分野で使用されている。
しかし、従来の偏波共用アンテナでは、同一平面上に配設した2つの垂直偏波用アンテナと水平偏波用アンテナの個々に給電線を用意する必要があった。
また、2つのアンテナを同時に送受信するためには、垂直偏波用アンテナと水平偏波用アンテナの個々に高周波回路を用意する必要があった。
特開2001−185927号公報 特開2003−156576号公報
電子情報通信学会論文’92/7 Vol.J75−B−IINo.7「直線偏波共用平面アンテナに関する一考察(松井章典、羽石操)」 電子情報通信学会 信学技報AP2000−118「偏波共用平面アンテナとその放射特性(今野恵、羽石操)」
本発明は、金属面部を有する筐体による特性劣化がより少なく、より簡単な構成で垂直偏波と水平偏波の送受信を可能にすることを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、金属で構成された金属筐体と、一端が地導体板としての前記金属筐体に短絡し、他端が前記金属筐体の他の位置に近接し、給電により偏波成分を生じる所定長さのアンテナエレメントを有する主アンテナと、前記アンテナエレメントと同一平面上で平行に対向配置され、前記アンテナエレメントに電磁結合により給電すると共に、前記アンテナエレメントの偏波成分と直交する偏波成分を電磁結合部で生じる所定長さの給電部と、前記給電部に給電する給電ラインと、を具備したことを特徴とする両偏波送受用アンテナを提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記金属筐体は、所定長の凹部を有し、前記アンテナエレメントは、一端が前記凹部の長さ方向における一方側の端面と短絡し、他端が前記凹部の他方側の端面に近接して配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の両偏波送受用アンテナを提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記主アンテナは、前記アンテナエレメントの他端と接続し、前記凹部の長さ方向における前記他方側の端面と近接すると共に平行して配設された曲折部を更に有する、ことを特徴とする請求項2に記載の両偏波送受用アンテナを提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記金属筐体は、円筒状の周壁と、前記周壁の一方側端面に配置される底面と、前記周壁の他方側の端面に配置される内向フランジ部と、を有し、前記凹部は、前記内向フランジ部に周方向に形成されている、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の両偏波送受用アンテナを提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記金属筐体は、円筒状の周壁と、前記周壁の一方側端面に配置される底面と、を有し、前記凹部は、前記周壁に、周方向に形成されている、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の両偏波送受用アンテナを提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、金属筐体に形成された所定長さの凹部に組み込まれることで、両偏波送受用アンテナを構成するアンテナユニットであって、請求項2から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の両偏波送受用アンテナにおける、前記主アンテナ、前記給電部、前記給電ラインが誘電体によりモールドされ、前記アンテナエレメントの前記他端が、前記金属筐体と短絡接続が可能に前記アンテナユニットの前記誘電体から露出している、ことを特徴とするアンテナユニットを提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、前記アンテナエレメントの前記露出した他端にバネ部が形成されている、ことを特徴とする請求項6に記載のアンテナユニットを提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の両偏波送受用アンテナと、前記金属筐体内に配設された、少なくとも風防ガラス、文字盤、指針、前記指針を駆動するムーブメントを備えた時計ユニットと、を具備したことを特徴とする時計を提供する。
本発明によれば、金属筐体をアンテナエレメントの地導体板として使用するので、特性劣化をより少なくすることができる。
また、アンテナエレメントに電磁結合による給電をすると共に、アンテナエレメントの偏波成分と直交する偏波成分を電磁結合部で生じることで、より簡単な構成で垂直偏波と水平偏波の送受信を行うことができる。
両偏波送受用アンテナの構成を表した斜視図である。 アンテナユニットの詳細を表した説明図である。 両偏波送受用アンテナにおける各部のサイズを表した説明図である。 両偏波送受用アンテナから放射される偏波についての説明図である。 シミュレーションを行った両偏波送受用アンテナの形状とサイズについての説明図である。 シミュレーションによる両偏波送受用アンテナのリターンロス特性を表した説明図である。 シミュレーションによる両偏波送受用アンテナの放射特性を表した説明図である。 両偏波送受用アンテナを備えた時計の外観図である。
以下、本発明の両偏波送受用アンテナ1、アンテナユニット20、及び時計100における好適な実施の形態について、図1から図8を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態は、腕時計等の金属筐体に搭載する、共振周波数が1.575GHzのGPS用のアンテナ技術である。
本実施形態の両偏波送受用アンテナ1は、金属筐体を主アンテナ30の地導体板として利用すると共に、主アンテナ30と電磁結合による給電を行う給電アンテナ部50(EM給電部)を異なる放射方向のアンテナとして機能させるものである。
そして、主アンテナ30で生じる偏波成分と、主アンテナ30と給電アンテナ部50とのEM結合部で生じる偏波成分が直交するため、GPS用アンテナとしても受信が可能な両偏波送受用アンテナ1となっている。例えば、両偏波送受用アンテナ1を時計100に配置した場合には文字板101と直交するZ方向に、水平、垂直両偏波の最大放射方向を持つGPS用アンテナとして実用することができる。
シミュレーション結果では、共振周波数1.575GHzの両偏波送受用アンテナ1が、35mm×2.5mm×0.5mmのアンテナサイズであり、ダイポールアンテナ(全長約95mm)と比較して小型である。
また、実施形態の両偏波送受用アンテナ1によれば、放射効率が66.8% (1.575GHz)と、高効率が得られる。
また、金属筐体を主アンテナ30の地導体板として利用するとことで、内部収容体等による特性劣化を少なくすることができる。
更に、主アンテナ30による偏波成分と、給電アンテナ部50による電磁給電の際の偏波成分とを、1の電磁給電で発生させているので、より小型化可能であると共に、より簡単な構成で垂直偏波と水平偏波の送受信を行うことができる。
(2)実施形態の詳細
最初に両偏波送受用アンテナ1とアンテナユニット20について説明する。
図1は、第1実施形態における両偏波送受用アンテナ1の構成を表した斜視図である。
図1に示すように、両偏波送受用アンテナ1は、金属で形成された金属筐体10と、ユニットベースがセラミック、又は樹脂等の誘電体で形成されたアンテナユニット20を備えている。
金属筐体10は、円筒状に形成された周壁11と、周壁11の一方の側に配設された内向フランジ部15と、周壁11の他方の側に配設された底面12を備え、全体として円筒凹状の収容部を備えている。この円筒凹状収容部には例えば時計のムーブメントや携帯端末等の各種機器や回路、電池等を収容配置することが可能である。
内向フランジ部15は、中心向きの鍔形状をしており、外径が周壁11と同じで、内径が周壁11よりも小さい円環板部により構成されている。内向フランジ部15は、周壁11と一体形成されている。
なお、本実施形態では内向フランジ部15を設けているが、周壁11の厚さを周壁11の径方向の幅と同じにしてもよい。この場合、内向フランジ部15は不要である。
図1(b)に示すように、内向フランジ部15の一部には、アンテナユニット20がセットされる(組み込まれる)場所である周壁段差部13(凹部)が形成されている。周壁段差部13は、周壁11の径方向の厚さと同じ厚さ分の側壁16を残して、内側に形成されている。周壁段差部13は、周壁11の内周面側から外周面側(側壁16側)に向かう凹部であると共に、内向フランジ部15の上側端面から底面12側に向かう凹部である。
この周壁段差部13の底面12側に向かう凹部の底面には、湾曲する長さ方向のほぼ中央(詳細には後述する給電点53に対応する位置)に貫通孔14が形成されている。この貫通孔14は、高周波回路からの給電線40を通す孔である。給電線40は、後述する給電アンテナ部50の給電点53と接続される。
なお、給電線40は、一端側が貫通孔14を通って給電ライン52と接続され、他端側は図示しない高周波回路などに接続される。
周壁段差部13には、矢印J方向にアンテナユニット20を組み込むことで、図1(a)の両偏波送受用アンテナ1が形成される。アンテナユニット20を組み込む場合、圧入や接着、ネジ止め等の固定手段により周壁段差部13に固定する。アンテナユニット20を接着する場合には、アンテナユニット20の長さ方向の端面に短絡部33と給電点53の周辺領域を除く面で接着することで、短絡対象である金属面や給電線に各短絡点等が確実に接続されるようにする。
このように、金属筐体10の周壁段差部13にアンテナユニット20を組み込む構造とすることで、コンパクトな両偏波送受用アンテナ1を構成することができる。また金属筐体10にアンテナユニット20を容易に配置、装着することができる。
図2は、アンテナユニット20の詳細を表したものである。
図2(a)はアンテナユニット20の外観斜視図、(b)はアンテナユニット20を中心側からみた透視側面図である。なお、(b)の透視側面図では、アンテナユニット20の外形ラインを点線で表すことで内部のアンテナ部材を透視できるように表している。
アンテナユニット20は、主アンテナ30と給電アンテナ部50が配設され、セラミックや樹脂等の誘電体部21でモールドすることによって湾曲した棒状に形成されている。アンテナユニット20は、組み込み先である周壁段差部13の形状に合わせて形成される。
本実施形態のアンテナユニット20では、ユニットベース(誘電体部21)にセラミックを用いることで小型化が可能であり、強度の高いアンテナユニット20とすることが可能である。
主アンテナ30は、アンテナエレメント31、曲折部32、及び、短絡部33を備えている。
アンテナエレメント31は、銅等の金属により、その板面の長手方向に沿った両側面が湾曲するように、すなわち周壁11と同じ曲率に形成されている。アンテナエレメント31は、底面12に対して平行に配置されている。この本実施形態のアンテナエレメント31は、図2(a)に示すように、アンテナユニット20の上面(底面12と対向する面の反対側の面)で、内周面側の端部に配設されることで、一方の板面が誘電体部21から露出状態(剥きだし状態)になっているが、アンテナエレメント31全体が誘電体部21内部に埋没するようにアンテナユニット20を形成してもよい。
アンテナエレメント31の一方側の端部には、アンテナユニット20の長手方向端部から所定距離sだけ手前で、径方向外側に折れ曲がった曲折部32が延設されている。曲折部32は、アンテナユニット20を周壁段差部13に組み込んだ際に、内向フランジ部15における当該周壁段差部13の端面を構成する部分と対向配置される。これにより、曲折部32と周壁段差部13の端面との間でキャパシタンスの装荷が実現され、アンテナがより小型化できる。すなわち、キャパシタンスの装荷によって共振周波数が下がるため、同一共振周波数のアンテナと比較して小型化を図れる。
所定距離sは、要請される小型化の程度により、必要とされるキャパシタンス量を得られる距離に設定される。
本実施形態では、所定距離s=0.1mmに設定されているが、これに限られることはない。例えば、誘電体部21の誘電率にもよるが、アンテナの小型化を考えると、上限として1.0mm以下であることがこのましい。
なお、曲折部32は必須ではなく、キャパシタンスの装荷による小型化が必要とされない場合には、曲折部32は不要である。
アンテナエレメント31の他端側はアンテナユニット20の端部まで延設されている。
アンテナユニット20の長さ方向の端面には、当該端面の上寄りに短絡部33が配設されている。この短絡部33の上側端部は、アンテナエレメント31の他端側端部と連続している。短絡部33は、アンテナユニット20を金属筐体10の周壁段差部13に組み込んだ際に、地導体板として機能する金属筐体10(周壁段差部13の側壁)にアンテナエレメント31を短絡させる機能を有している。このため短絡部33による短絡を確実にするためにバネ板等のバネ部が使用される。また、短絡部33の一部に、アンテナユニット20の端面から離れた部分(これによりバネ機能を得る)を形成したり、盛り上がりや凸部を形成することで、金属筐体10との短絡を確実にすることができる。
このようにアンテナエレメント31は、アンテナユニット20の上面内側に長手方向に延び、一端が径方向に延びる曲折部32と接続され、他端側がアンテナユニット20の端面上寄りに形成された短絡部33と接続されている。
給電アンテナ部50は、T字型をしており、横棒部分に対応する給電部51と、縦棒部分に対応する給電ライン52を有している。
給電部51は、銅等の金属により、アンテナエレメント31と同じ曲率で湾曲して形成されている。給電部51は、アンテナエレメント31と同一平面上に配置され、幅方向(径方向)の内側が、アンテナエレメント31に対して径方向の外側に、アンテナエレメント31と所定間隔を開けて対向配置されている。
本実施形態の給電部51は、アンテナエレメント31の長さ方向の中央部に対応して配置されている。ただし、給電部51を中央部に配設する必要はなく、曲折部32又は短絡部33側にずらして配置するようにしてもよい。
すなわち、給電部51は、曲折部32と接していないこと、及び、アンテナユニット20の短絡部33側端面に露出していないこと、の2条件を満たせばアンテナエレメント31の長さ方向の任意位置に配置することが可能である。但し、両端に近いほど曲折部32や周壁段差部13の側壁からの影響を受けやすくなることから給電部51の端部が曲折部32から、又はアンテナユニット20の端面から給電部51の対向側端面までの距離が、給電部51の長さ程度離れていることが好ましく、中央部近傍が最適である。
図2(b)に示すように、給電部51の長さ方向中央近傍には、給電ライン52の一端が接続され、給電ライン52の他端は給電点53として、誘電体部21から露出した(剥きだした)状態になっている。これにより、アンテナユニット20を金属筐体10の周壁段差部13に組み込んだ状態で、給電点53の位置に対応して形成されている貫通孔14を通る給電線40(図1(b)参照)と給電ライン52とが給電点53で接続される。
給電部51は、アンテナユニット20と対向配置することで、アンテナユニット20と電磁的に結合(EM結合)する。
なお、図2(b)では、給電部51の範囲を明確にするために給電部51の位置を僅かに下げて表示しているが、実際のアンテナエレメント31と給電部51は同一平面上に配置されている。同様に、アンテナエレメント31も外形ラインを示す点線からずらしている。
図3は、両偏波送受用アンテナ1における各部のサイズを表したものである。
この両偏波送受用アンテナ1は、共振周波数1.575GHzのGPS用のアンテナサイズである。
金属筐体10の外径はRmmであり、例えば、金属筐体10を時計の本体ケースとして使用する場合には、15mm〜25mmの範囲で選択される。
図3に示されるように、アンテナユニット20は、幅が3mmで、内側面側の長さが35Qmmである。ここで誘電体部21の比誘電率をεrとした場合、Q=√εrである。アンテナユニット20の厚さは3mm(図示しない)であるが、この厚さは適宜変更可能である。
アンテナエレメント31の長さは(35×Q−0.1)mmで、幅と厚さが0.5mm(不図示)である。長さの−0.1mm分は、後述する曲折部32と内向フランジ部15との間隔0.1mm(=所定距離s)に対応している。
曲折部32は長さが2mmで、幅と厚さが0.5mm(不図示)である。
給電アンテナ部50の給電部51は、長さが5mmで、幅と厚さが0.5mm(不図示)である。
図示しないが、給電ライン52は、給電点53がアンテナユニット20から露出するように、アンテナユニット20の厚さに合わせて決められ、本実施形態では約3mmである。給電ライン52の幅と厚さ(若しくは径)も任意であるが、本実施形態では、0.5mm×0.5mmである。
給電部51とアンテナエレメント31との間隔は0.6mmである。なお、図示していないが、給電アンテナ50と側壁16との間隔が1.4mmであるが、図面サイズの関係で径方向にずらして表示している。
図4は、両偏波送受用アンテナ1から放射される偏波についての説明図である。
上述するように、両偏波送受用アンテナ1は、主アンテナ30と給電アンテナ部50を備えている。
そして図4に示すように、主アンテナ30のアンテナエレメント31からは、湾曲した長さ方向(周方向)に沿って偏波成分30zが放射される。
一方、給電アンテナ部50からは、対向配置されるアンテナエレメント31にEM給電をする過程で径方向の偏波成分50zが放射される。
このように両偏波送受用アンテナ1によれば、主アンテナ30と給電アンテナ部50とにより、互いに直交する方向2偏波が放射される。そして、後述するように共振周波数を1.575GHzとすることで、GPS用のアンテナとして使用することができる。
なお、金属筐体10の底面12と直交する方向(周壁11の軸方向)をZ軸方向とした場合に、両偏波成分30z、50zの放射方向は、Z方向である。
このように、本実施形態の両偏波送受用アンテナ1によれば、給電アンテナ50からの電磁的な1点給電により、主アンテナ30による偏波成分30zと、これに直交する偏波成分50zを放射させることができるので、給電部と高周波回路を簡略化することができ、より簡単な構成で垂直偏波と水平偏波の送受信が可能な両偏波送受用アンテナが得られる。
次に、両偏波送受用アンテナ1についてのシミュレーション結果について説明する。
図5は、シミュレーションを行った両偏波送受用アンテナ1の形状とサイズについての説明図である。
説明した実施形態で金属筐体10の側壁が円柱形の周壁11であるのに対し、シミュレーションでは、図5に示すように方形の金属筐体10を使用することで効率的に行った。但し、説明した実施形態の両偏波送受用アンテナ1は時計を想定しているため、円柱形で説明しているが、方形の時計もあり、また携帯端末等の各種電子機器に搭載する場合には必ずしも円形である必要はなく、図5に示す両偏波送受用アンテナ1とすることも可能である。
図5(a)に示すように、シミュレーション対象の両偏波送受用アンテナ1では、図3で説明した実施形態の両偏波送受用アンテナ1と外径形状が円柱形か方形かの違いであるが、できるだけ実施形態に近い形状とした。
すなわち、金属筐体10は厚さ5mmの金属で、42mm×42mm×10mmのサイズに形成したものとしている。
内向フランジ部15は、幅が3.5mmで厚みが0.5mmである。
主アンテナ30のアンテナエレメント31は長さが34.9mmで、曲折部32の長さが2mmである。曲折部32は、内向フランジ部15と0.1mmの間隔で対向している。
アンテナエレメント31における、曲折部32の反対側は内向フランジ部15に接続されている。
給電部51は、長さが5mmで、アンテナエレメント31の長さ方向の中央において幅0.6mmの間隔でアンテナエレメント31と対向している。
アンテナエレメント31、曲折部32、給電部51、給電ライン52は、共に幅0.5mm、厚さ0.5mmである。
なお、主アンテナ30と給電アンテナ部50周辺の比誘電率はεr=1で計算している。
この両偏波送受用アンテナ1によるシミュレーション結果について図6、図7を用いて説明する。
図6は、シミュレーションによる両偏波送受用アンテナ1のリターンロス特性を表したものである。
図6に示したリターンロス特性によれば、図5の両偏波送受用アンテナ1では、共振周波数1.574GHzとなっている。
そして、リターンロス≦−6dBを満足する帯域は8MHz(BW=8.539MHz)であり、GPS帯域幅(2MHz)を満足している。
図7は、シミュレーションによる両偏波送受用アンテナ1の放射特性を表したものである。
図7(a)はX−Y平面の放射特性を、(b)はZ−X平面の放射特性を、(c)はZ−Y平面の放射特性を表している。
この両偏波送受用アンテナ1は、図7(a)に示したように、共振周波数1.575GHzにおける放射効率は66.8%である。
図7(b)に点線Aで示したように、Eθの最大値M01が36.00°、Eφの最大値M02が339.00°であり、+Z(風防方向)に水平/垂直両偏波の最大放射方向が得られている。
図7(b)において、主アンテナ30からの偏波成分30z(図4参照)がEφ成分の放射に寄与し、給電アンテナ部50による偏波成分50zがEθ成分の放射に寄与している。
一方、図7(c)に示すように、Eθの最大値M01が351.00°、Eφの最大値M02が276.00°である。但し、図7(c)に示されるように、Eφは320.00°程度までは最大値M02とほぼ同じ値である。従って、図7(c)に点線Bで示したように、+Z(風防方向)に水平/垂直両偏波の最大放射方向が得られている。
図7(c)において、主アンテナ30からの偏波成分30zがEθ成分の放射に寄与し、給電アンテナ部50による偏波成分50zがEφ成分の放射に寄与している。
以上説明した両偏波送受用アンテナ1によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)両偏波送受用アンテナ1では、一般的にはアンテナ特性を劣化させる金属筐体を、地導体板として積極的に利用することで、金属筐体や内部に収容される金属や電子部品によるアンテナ特性の影響を受けにくいアンテナを得ることができる。
(2)両偏波送受用アンテナ1によれば、主アンテナ30による偏波成分30zに加え、主アンテナ30に対する給電(EM給電)機能をもつ給電アンテナ部50を第2のアンテナとして使用することで、偏波成分30zと直交する偏波成分50zが得られる。これにより、両偏波送受用アンテナ1の共振周波数帯域の円偏波を効率的に受信することが可能になる。
特に、両偏波送受用アンテナ1の共振周波数を1.575GHzとすることでGPS用アンテナとして使用することができる。
(3)主アンテナ30について、アンテナエレメント31の一端を、地導体板として機能する内向フランジ部15の周壁段差部13端面に対向配置することで、キャパシタンスが装荷され、共振周波数を下げることができる。従って同一共振周波数の両偏波送受用アンテナ1としては小型化が可能になる。
(4)本実施形態のアンテナユニット20では、ユニットベース(誘電体部21)にセラミックを用いることで小型化が可能であり、強度の高いアンテナユニット20とすることが可能である。
(5)本実施形態のアンテナユニット20によれば、金属筐体への取付が容易である。
なお、説明した実施形態では、内向フランジ部15に側壁16を残して周壁段差部13を形成し、主アンテナ30を側壁16の反対側である中心側に配置する場合について説明したが、これに限られない。
すなわち、内向フランジ部15の中心側に側壁16を残すように周壁段差部13を形成する。この場合、内向フランジ部15(周壁11)の外周側から中心側に向かう凹部が形成されることで、外周側が開放された形状になる。そして、主アンテナ30は、中心側の側壁16の反対側である外周側に配置する。なお、給電アンテナ部50につては、主アンテナ30よりも中心側に対向配置する。
また、周壁を残さずに段差部を形成するようにしてもよい。この場合、段差部の外周側と中心側の両側が開放している。この場合の主アンテナ30は段差部の中心側、外周側のいずれに配置することも可能である。この場合の給電アンテナ部50は、主アンテナ30の配置位置に対応して外周側、中心側に対向配置する。
次に、実施形態及び変形例で説明した両偏波送受用アンテナを搭載した時計について説明する。
図8は両偏波送受用アンテナ1を搭載した時計100の外観図である。
図8に示されるように、時計100は、説明した両偏波送受用アンテナ1と、当該両偏波送受用アンテナ1の金属筐体10内に収容される時計ユニットから構成されている。
この時計ユニットとしては、少なくとも風防ガラス、文字板101、指針102、指針102を駆動するムーブメントが含まれる。
また、本実施形態の時計ユニットでは、金属筐体10に組み込まれた/配設されたアンテナユニット20を上面から覆うためのベゼル103が配設されている。
本実施形態の時計100によれば、時計の本体ケースとして金属筐体10を使用し、この金属筐体10を地導体板として使用しているので、アンテナ特性が内部に収容される時計ユニットによる影響を受けにくい。
なお、図示しない金属筐体10の底面12は、裏蓋による開閉式構造にしてもよい。
また、本実施形態の時計では、時計100の本体ケースとして金属筐体10を使用しているが、これに限らず、金属筐体10を含めた本実施形態の両偏波送受用アンテナ1を、これと別個に用意した本体ケース内に収容するようにしてもよい。
この場合であっても、金属筐体10を地導体板として使用しているので、アンテナ特性が外部の本体ケースによる影響を受けにくい。
また、ベゼル103の下部にアンテナユニット20が位置するため、周囲に金属筐体10やその内部の時計ユニットなどが存在してもアンテナ特性がその影響を受けにくい。
なお、本実施形態の時計100では、ベゼル103を備える場合について説明したが、ベゼル103は必ずしも取り付ける必要はない。この場合、ベゼル103に変わるカバーをアンテナユニット20上部に配設することが好ましい。
1 両偏波送受用アンテナ
10 金属筐体
11 周壁
12 底面
13 周壁段差部
14 貫通孔
15 内向フランジ部
16 側壁
20 アンテナユニット
21 誘電体部
30 主アンテナ
30z 偏波成分(主アンテナ)
31 アンテナエレメント
32 曲折部
33 短絡部
40 給電線
50 給電アンテナ部
50z 偏波成分(給電アンテナ部)
51 給電部
52 給電ライン
53 給電点
90 給電線
100 時計
101 文字板
102 指針
103 ベゼル

Claims (8)

  1. 金属で構成された金属筐体と、
    一端が地導体板としての前記金属筐体に短絡し、他端が前記金属筐体の他の位置に近接し、給電により偏波成分を生じる所定長さのアンテナエレメントを有する主アンテナと、
    前記アンテナエレメントと同一平面上で平行に対向配置され、前記アンテナエレメントに電磁結合による給電をすると共に、前記アンテナエレメントの偏波成分と直交する偏波成分を電磁結合部で生じる所定長さの給電部と、
    前記給電部に給電する給電ラインと、
    を具備したことを特徴とする両偏波送受用アンテナ。
  2. 前記金属筐体は、所定長の凹部を有し、
    前記アンテナエレメントは、一端が前記凹部の長さ方向における一方側の端面と短絡し、他端が前記凹部の他方側の端面に近接して配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の両偏波送受用アンテナ。
  3. 前記主アンテナは、前記アンテナエレメントの他端と接続し、前記凹部の長さ方向における前記他方側の端面と近接すると共に平行して配設された曲折部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の両偏波送受用アンテナ。
  4. 前記金属筐体は、円筒状の周壁と、前記周壁の一方側端面に配置される底面と、前記周壁の他方側の端面に配置される内向フランジ部と、を有し、
    前記凹部は、前記内向フランジ部に周方向に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の両偏波送受用アンテナ。
  5. 前記金属筐体は、円筒状の周壁と、前記周壁の一方側端面に配置される底面と、を有し、
    前記凹部は、前記周壁に、周方向に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の両偏波送受用アンテナ。
  6. 金属筐体に形成された所定長さの凹部に組み込まれることで、両偏波送受用アンテナを構成するアンテナユニットであって、
    請求項2から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の両偏波送受用アンテナにおける、前記主アンテナ、前記給電部、前記給電ラインが誘電体によりモールドされ、
    前記アンテナエレメントの前記他端が、前記金属筐体と短絡接続が可能に前記アンテナユニットの前記誘電体から露出している、
    ことを特徴とするアンテナユニット。
  7. 前記アンテナエレメントの前記露出した他端にバネ部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のアンテナユニット。
  8. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の両偏波送受用アンテナと、
    前記金属筐体内に配設された、少なくとも風防ガラス、文字盤、指針、前記指針を駆動するムーブメントを備えた時計ユニットと、
    を具備したことを特徴とする時計。
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