JP2018169786A - ボラード制御システムおよびボラード稼動状態通知方法 - Google Patents

ボラード制御システムおよびボラード稼動状態通知方法 Download PDF

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茂 小西
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郁雄 衛藤
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Nobuhiro Fukuda
信浩 福田
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Abstract

【課題】進入規制位置に設置されたライジングボラードの稼働状態を進入規制位置の周辺の車両のドライバー等に通知することを目的とする。
【解決手段】ボラード制御システム1が、車両の進入を規制する進入規制位置の路面に設置されたライジングボラード4と、ライジングボラードを昇降させるボラード制御装置5と、車両Vに搭載された車載器2と、ボラード制御装置と通信可能に構成され、ボラード制御装置に対してライジングボラードの昇降を命令する管理装置9とを備え、ボラード制御装置は、ライジングボラードの稼働状態を自己診断するボラード診断部41を有しており、管理装置は、ボラード制御装置からボラード診断部での診断結果を取得し、少なくともボラード診断部での診断結果に基づきライジングボラードの稼働状態を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報を車両Vに搭載された車載器2に送信する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ライジングボラードの昇降を制御するボラード制御システムおよびライジングボラードの稼動状態を通知するボラード稼動状態通知方法に関する。
従来、車両の進入を規制する進入規制位置において車両の進入の可否を判定する技術として、車両に搭載されたITS(Intelligent Transport Systems)スポット車載器と、道路の路側に設置されたITSスポット路側機との間の路車間通信により、車両を識別可能な車両情報(例えば車両ID)を取得し、取得した車両情報に基づき車両の進入の可否を判定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、有料道路の入口を進入規制位置とする例が開示されており、有料道路の入口ゲートに設置された遮断バーの昇降または信号機により、有料道路への車両の進入を規制している。
特開2015−162222号公報
しかしながら、上記の特許文献1のような従来技術では、進入規制位置に設置された進入規制手段の稼働状態に異常が発生した場合に、そのことを進入規制位置の周辺の車両のドライバー等に通知することができないので不便であった。
本開示は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、進入規制位置に設置されたライジングボラードの稼働状態を進入規制位置の周辺の車両のドライバー等に通知することを可能とするボラード制御システムおよびボラード稼動状態通知方法を提供することを主目的とする。
本開示のボラード制御システムは、ライジングボラードの昇降を制御するボラード制御システムであって、車両の進入を規制する進入規制位置の路面に設置され、動力源から供給される動力により前記路面において昇降可能なライジングボラードと、前記動力源を駆動して前記ライジングボラードを前記路面において昇降させるボラード制御装置と、前記ボラード制御装置と通信可能に構成され、前記ボラード制御装置に対して前記ライジングボラードの昇降を命令する管理装置とを備え、前記ボラード制御装置は、前記ライジングボラードの稼働状態を自己診断するボラード診断部を有しており、前記管理装置は、前記ボラード制御装置から前記ボラード診断部での診断結果を取得し、少なくとも前記ボラード診断部での前記診断結果に基づき前記ライジングボラードの稼働状態を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報を車両に搭載された車載器に送信することを特徴とする。
本開示によれば、進入規制位置に設置されたライジングボラードの稼働状態を進入規制位置の周辺の車両のドライバー等に通知することが可能となる。
本開示に係るボラード制御システムの概略構成を示す模式図 ボラード制御システムの路側機を示す図 ボラード制御システムの機能ブロック図 ボラード制御システムにおけるボラードの稼働状態の異常通知処理の一連の処理を示すシーケンス図 カーナビゲーション装置に表示されるボラード情報の一例を示す図 カーナビゲーション装置に表示されるボラード情報の別の例を示す図 ボラード制御システムにおける故障通知処理の流れを示すシーケンス図
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、ライジングボラードの昇降を制御するボラード制御システムであって、車両の進入を規制する進入規制位置の路面に設置され、動力源から供給される動力により前記路面において昇降可能なライジングボラードと、前記動力源を駆動して前記ライジングボラードを前記路面において昇降させるボラード制御装置と、前記ボラード制御装置と通信可能に構成され、前記ボラード制御装置に対して前記ライジングボラードの昇降を命令する管理装置とを備え、前記ボラード制御装置は、前記ライジングボラードの稼働状態を自己診断するボラード診断部を有しており、前記管理装置は、前記ボラード制御装置から前記ボラード診断部での診断結果を取得し、少なくとも前記ボラード診断部での前記診断結果に基づき前記ライジングボラードの稼働状態を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報を車両に搭載された車載器に送信することを特徴とする。
この第1の発明に係るボラード制御システムによれば、進入規制位置に設置されたライジングボラードの稼働状態を進入規制位置の近傍の車両のドライバー等に通知することが可能となる。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、前記ボラード情報が、前記進入規制位置の場所、前記進入規制位置の進入許可条件、および前記進入規制位置を迂回するための迂回路の情報のうちの少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする。
この第2の発明に係るボラード制御システムによれば、ライジングボラードの稼働状態に加えて、進入規制位置の場所、進入規制位置の進入許可条件、および進入規制位置を迂回するための迂回路の情報のうちの少なくとも1つの情報を、進入規制位置の周辺の車両に通知することが可能となる。
また、第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明において、前記管理装置および前記車載器と通信可能に構成された路側機をさらに備え、前記管理装置は、前記路側機を介して、前記車載器に前記ボラード情報を送信することを特徴とする。
この第3の発明に係るボラード制御システムによれば、ボラード情報を車載器に容易に送信することが可能となる。
また、第4の発明は、上記第3の発明において、前記路側機は、該装置の故障を自己診断する路側機診断部を有しており、前記管理装置は、前記路側機から前記路側機診断部での診断結果を取得し、前記診断結果に基づき前記ライジングボラードの稼働状態を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報を車両に搭載された車載器に送信することを特徴とする。
この第4の発明に係るボラード制御システムによれば、進入規制位置の近傍に設置された路側機の故障の有無に基づき、ライジングボラードの稼働状態を判定することが可能となる。
また、第5の発明は、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれかにおいて、前記管理装置と通信可能に構成された表示装置をさらに備え、前記管理装置は、前記表示装置に前記ボラード情報を送信し、前記表示装置は、前記管理装置から受信したボラード情報を表示することを特徴とする。
この第5の発明に係るボラード制御システムによれば、ボラード情報を車両のドライバーに通知することが可能となる。
また、第6の発明は、上記第5の発明において、前記表示装置は、該装置の故障を自己診断する表示装置診断部を有しており、前記管理装置は、前記表示装置から前記表示装置診断部での診断結果を取得し、前記表示装置の診断結果を当該ボラード制御システムの管理者に通知することを特徴とする。
この第6の発明に係るボラード制御システムによれば、表示装置が故障した場合や故障から復旧した場合に、そのことをシステムの管理者に通知することが可能となる。
また、第7の発明は、上記第1の発明ないし第6の発明のいずれかにおいて、前記診断結果が、故障なし、故障検出、および故障からの復旧を少なくとも含むことを特徴とする。
この第7の発明に係るボラード制御システムによれば、ライジングボラードが正常に稼動しているのか、故障等により稼動を停止しているのかを容易に知ることが可能となる。
また、第8の発明は、上記第1の発明または第2の発明において、前記管理装置および前記進入規制位置に至る周辺の道路に設置され、前記道路を走行する車両の車載器と通信可能な少なくとも1つの周辺用路側機をさらに備え、前記管理装置は、前記周辺用路側機を介して、前記進入規制位置に至る周辺の道路上の前記車載器に、前記ボラード情報を送信することを特徴とする。
この第8の発明に係るボラード制御システムによれば、進入規制位置の近傍の車両のみならず、進入規制位置に至る周辺の道路上の車両にも、事前に進入規制位置があること、およびその稼働状態を通知することが可能となる。
また、第9の発明は、車両の進入を規制する進入規制位置の路面に設置され、動力源から供給される動力により前記路面において昇降可能なライジングボラードの稼動状態を通知するボラード稼動状態通知方法であって、前記動力源を駆動して前記ライジングボラードを前記路面において昇降させるボラード制御装置から、前記ライジングボラードの稼働状態を取得するステップと、前記稼動状態に基づき、前記ライジングボラードの稼動状態を示すボラード情報を生成するステップと、前記ボラード情報を車両に搭載された車載器に送信するステップとを有することを特徴とする。
この第9の発明に係るボラード稼動状態通知方法によれば、進入規制位置に設置されたライジングボラードの稼働状態を進入規制位置の近傍の車両のドライバー等に通知することが可能となる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示に係るボラード制御システムの概略構成を示す模式図であり、図2は、ボラード制御システムの路側機を示す図である。また、図3は、ボラード制御システムの機能ブロック図である。
本実施形態では、一例として、駐車場の入口を進入規制位置とし、駐車場の入口に設置されたライジングボラードの昇降を制御する場合について説明する。なお、本開示に係るボラード制御システムは、駐車場に限らず、道路や広場等の様々な対象に対して適用可能である。
ボラード制御システム1は、車両Vに搭載された車載器2と、車載器2と情報の送受信を行う路側機3と、駐車場Pの入口Eの路面に設置され、路面において昇降可能なライジングボラード4と、ライジングボラード4の昇降を制御するボラード制御装置5と、ボラード制御装置5に対してライジングボラード4の昇降を命令する管理装置9とを主として備えている。
路側機3は、進入規制位置である駐車場Pの入口Eの近傍(図1参照)、および駐車場Pの入口Eに通じる道路Rの各所(図2参照)に設置されている。本実施形態では、駐車場Pの入口Eの近傍に設置された路側機3をボラード用路側機3Aと称し、駐車場Pの入口Eに通じる道路Rの各所(図2参照)に設置された路側機3を周辺用路側機3Bと称することとする。
また、駐車場Pの入口Eの近傍、すなわちライジングボラード4の近傍には、表示装置6、センサ7、およびカメラ8が配置されている。路側機3、ボラード制御装置5、表示装置6、センサ7、およびカメラ8の各装置は、例えばインターネット等の通信ネットワークNを介して、管理装置9に接続されている。また、ボラード制御装置5は、専用ケーブルや無線等により、各ライジングボラード4に接続されている。
車載器2は、ETC2.0規格に対応するITSスポット対応車載器である。図3に示すように、車載器2は、路側機3とETC2.0規格に準拠した無線通信を行う無線通信部11と、路側機3から受信した情報を車両Vに搭載された図示しないカーナビゲーション装置に出力して表示させる表示出力部12と、車両Vの車両情報を記憶する記憶部13と、それらの各部を統括的に制御する制御部14とを有している。本実施形態では、車両情報として車両IDを記憶している。なお、車両情報は、車両IDに限定されるものではなく、ナンバープレートのナンバー、車載器管理番号、ASL−ID、WCNなどの様々な情報であってよい。
路側機3は、ETC2.0規格に対応するITSスポットである。図3に示すように、路側機3は、車載器2とETC2.0規格に準拠した無線通信を行う無線通信部21と、管理装置9と通信ネットワークNを介した通信を行うネットワーク通信部22と、該路側機3の故障を自己診断する路側機診断部23と、それらの各部を統括的に制御する制御部24とを有している。
ライジングボラード4は、円筒形のボラード(車止め)であり、例えばモータやコンプレッサ等の図示しない動力源から供給される動力により駐車場Pの入口Eにおいて昇降するように構成されている。ライジングボラード4は、所定の間隔で一列に複数設置されており、稼働時には、図1に示すように路面から上昇した状態に保たれ、車止め役割を果たす。図1の例では、駐車場Pの入口Eの路面に4本のライジングボラード4が設置されており、この4本のライジングボラード4により、駐車場Pへの車両Vの進入を防いでいる。そして、駐車場Pへの車両Vの進入を許可する場合は、この4本のライジングボラード4は路面下に下降して、車両Vの駐車場Pへの進入を可能にする。なお、ライジングボラード4の形状、素材、本数、設置間隔等は限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
ボラード制御装置5は、図示しない通信部を有しており、管理装置9からライジングボラード4の昇降命令を受信し、その昇降命令に基づきライジングボラード4の図示しない動力源を駆動してライジングボラード4を昇降させる。具体的には、管理装置9からライジングボラード4を下降させる命令を受信した場合は、ライジングボラードを路面下に下降させ、車両Vが駐車場Pの入口E(進入規制位置)を通過できるようにする。また、管理装置9からライジングボラード4を上昇させる命令を受信した場には、路面下に下降しているライジングボラード4を再び上昇させて、車止めとして稼働させる。また、ボラード制御装置5は、ライジングボラード4の稼働状態を自己診断するボラード診断部41を有している。
表示装置6は、例えば電光掲示板である。表示装置6は、図示しない通信部を有しており、管理装置9から受信した命令に基づき、駐車場Pへの進入の可否を示す進入可否情報や、ライジングボラード4の昇降状態を示すボラード昇降情報を表示する。具体的には、進入可否情報として、例えば「進入可」や「進入不可」等の文字情報を表示し、ボラード昇降情報として、例えば、「下降中」、「下降完了」、「上昇中」等の文字情報を表示する。これにより、駐車場Pの入口E(進入規制位置)の周囲の交通主体(例えば車両や歩行者等)に対して、駐車場Pへの進入の可否や、ライジングボラード4の昇降状態を報せることが可能となる。また、表示装置6は、該表示装置6の故障を自己診断する表示装置診断部42を有している。
センサ7は、例えば光学式センサであり、ライジングボラード4の周辺の交通主体の有無を検知する。センサ7は図示しない通信部を有しており、センサ7の検知結果、すなわち交通主体の有無に関する情報は、前記通信部から管理装置9に送信される。なお、センサ7の検知範囲は、ライジングボラード4の周辺に限らず、ライジングボラード4の付近の道路や歩道等であってもよい。例えば、ライジングボラード4の付近に歩道が存在する場合は、その歩道上の歩行者や自転車等の有無を検知するようにしてもよい。また、センサ7は、該センサ7の故障を自己診断するセンサ診断部43を有している。
カメラ8は、駐車場Pの入口Eの近傍に設置された路側機3に取り付けられており、ライジングボラード4の周辺の所定範囲を撮影する。また、カメラ8は、その撮影画像(動画像または静止画像)に基づいて、車両や歩行者等の交通主体を検知する図示しない画像処理部を有している。なお、前記画像処理部は、カメラ8ではなく、管理装置9に設けてもよい。カメラ8は図示しない通信部を有しており、カメラ8の検知結果、すなわち交通主体の有無に関する情報は、前記通信部から管理装置9に送信される。なお、本実施形態では、カメラ8は路側機3に取り付けたが、カメラ8の設置場所は特に限定されるものではない。また、カメラ8は、該カメラ8および前記画像処理部の故障を自己診断するカメラ診断部44を有している。
路側機3の路側機診断部23、ボラード制御装置5のボラード診断部41、表示装置6の表示装置診断部42、センサ7のセンサ診断部43、およびカメラ8のカメラ診断部44は、自装置の故障の有無の自己診断を予め定められた間隔で定期的に行い、その診断結果を管理装置9に送信する。ボラード診断部41の診断結果には、ライジングボラード4の稼働状態の異常の有無が含まれ、異常からの復旧が含まれるようにしてもよい。路側機診断部23、表示装置診断部42、センサ診断部43、およびカメラ診断部44の診断結果には、各装置の稼動状態の異常の有無が含まれ、故障からの復旧が含まれるようにしてもよい。
管理装置9は、公知の構成を有するコンピュータから構成される。図3に示すように、管理装置9は、路側機3、ボラード制御装置5、表示装置6、センサ7、カメラ8の各装置と通信ネットワークNを介して通信するネットワーク通信部31と、進入規制位置への進入を許可する許可車両情報(許可車両ID)を予め記憶した記憶部32と、進入規制位置への進入の可否の判定等を行う判定部33と、それらを統括的に制御する制御部34とを有している。
判定部33は、車両Vの車載器2から取得した車両IDに基づき進入規制位置への進入の可否を判定し、進入が可と判定された場合に、ボラード制御装置5に対して、ライジングボラード4を下降させる命令を送信する。そして、進入が可と判定された車両Vが進入規制位置を通過した後に、ボラード制御装置5に対して、ライジングボラード4を再び上昇させる命令を送信する。
なお、本実施形態では、進入規制位置への進入の可否は、車両情報に基づき判定したが、車両情報に限らず、例えばETCカード情報や運転免許証情報などの運転者を特定できる情報に基づき判定するようにしてもよい。
また、判定部33は、ボラード制御装置5のボラード診断部41から取得した診断結果に基づき、ライジングボラード4の稼働状態の異常の有無を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報をボラード用路側機3Aおよび周辺用路側機3Bに送信する。ボラード情報は、進入規制位置の場所、進入規制位置の進入許可条件、および進入規制位置を迂回するための迂回路の情報のうちの少なくとも1つの情報をさらに含み得る。また、ライジングボラード4は、ボラード用路側機3Aが故障すると、管理装置9からの命令がボラード制御装置5に届かなくなって正常に稼働しないため、ボラード用路側機3Aの路側機診断部23によりボラード用路側機3Aに故障が検出された場合には、ライジングボラード4の稼働状態は異常であると判定する。
図4は、ボラード制御システム1におけるボラードの稼働状態の異常通知処理の一連の処理を示すシーケンス図である。
まず、ボラード制御装置5のボラード診断部41により、ライジングボラード4の稼働状態の自己診断を行い(ステップST101)、その診断結果を管理装置9に送信する(ステップST102)。同様に、ボラード用路側機3Aの路側機診断部23により、ボラード用路側機3Aの故障の自己診断を行い(ステップST103)、その診断結果を管理装置9に送信する(ステップST104)。
管理装置9は、ボラード制御装置5およびボラード用路側機3Aから受信した診断結果に基づき、ライジングボラード4の稼働状態の異常の有無を判定する(ステップST105)。そして、管理装置9は、上記のステップST105での判定結果を少なくとも含むボラード情報を、ボラード用路側機3A、周辺用路側機3B、表示装置6にそれぞれ送信する(ステップST106)。
ボラード用路側機3Aは、管理装置9から受信したボラード情報を、ボラード用路側機3Aの通信領域を通過する車両Vの車載器2に送信する(ステップST107)。これにより、進入規制位置(例えば、駐車場P)に進入する直前の車両Vの車載器2に、ライジングボラード4が正常に動作しているのか、故障等により稼動を停止しているのかを通知することができる。
同様に、周辺用路側機3Bは、管理装置9から受信したボラード情報を、周辺用路側機3Bの通信領域を通過する車両Vの車載器2に送信する(ステップST108)。これにより、進入規制位置(例えば、駐車場P)に向かっている車両Vの車載器2に、予め、ライジングボラード4が正常に動作しているのか、駐車が許可される条件が何なのか、故障等により稼動を停止しているのか等を通知し、必要に応じて迂回させることができる。
また、表示装置6は、管理装置9から受信したボラード情報を表示する(ステップST109)。これにより、表示装置6の近傍の車両Vのドライバーは、ライジングボラード4が正常に動作しているのか、故障等により稼動を停止しているのかを知ることができる。
また、上記のステップST105において、ライジングボラード4の稼働状態は異常であると判定された場合、管理装置9は、ライジングボラード4の稼働状態が異常である旨をボラード制御システム1の管理者に通知する(ステップST110)。また、ボラード制御装置5およびボラード用路側機3Aから受信した診断結果が、異常からの復旧または故障からの復旧である場合は、ボラード制御システム1の管理者にその旨を通知する。そして、管理装置9は、異常ログまたは故障ログを含む通信ログを記憶し(ステップST111)、その後、処理を終了する。
なお、ライジングボラード4の稼働状態の自己診断(ステップST101)とその診断結果の送信(ステップST102)、およびボラード用路側機3Aの自己診断(ステップST103)とその診断結果の送信(ステップST104)は、いずれを先に行ってもよい。
車載器2は、ボラード用路側機3Aまたは周辺用路側機3Bからボラード情報を受信すると、そのボラード情報をカーナビゲーション装置の画面に表示させる。
図5は、カーナビゲーション装置に表示されるボラード情報の一例を示す図である。図5は、車載器2が周辺用路側機3Bから受信したボラード情報をカーナビゲーション装置の画面に表示させた例を示している。図5の例では、ライジングボラード4が設置された第1出入口および第2出入口を有する駐車場Pが表示されている。
図5(a)は、ライジングボラード4の稼働状態が正常である場合(以降、単に「ボラード正常時」と称する)のボラード情報の表示例を示し、図5(b)は、ライジングボラード4の稼働状態が異常である場合(以降、単に「ボラード異常時」と称する)のボラード情報の表示例を示す。
ボラード正常時は、図5(a)に示すように、ボラード情報として、「200m先に駐車場あり」、「許可車両のみ通行可能」と表示する。なお、「第1出入口はボラード稼働中」というボラード情報をさらに表示してもよい。また、駐車を許可される車両の条件等をさらに表示してもよい。
ボラード異常時は、図5(b)に示すように、ボラード情報として、「200m先に駐車場あり」、「許可車両のみ通行可能」というボラード正常時の表示に加えて、「第1出入口は閉鎖中。利用者は第2出入口に迂回してください」という情報を表示する。また、第2出入口に迂回するための迂回路も表示する。なお、「第1出入口はボラード故障中」というボラード情報をさらに表示してもよい。
図6は、カーナビゲーション装置に表示されるボラード情報の別の例を示す図である。図6は、車載器2がボラード用路側機3Aから受信したボラード情報をカーナビゲーション装置の画面に表示させた例を示している。図6の例では、上記の図5の例と同様に、ライジングボラード4が設置された第1出入口および第2出入口を有する駐車場Pが表示されている。
図6(a)は、ボラード正常時のボラード情報の表示例を示し、図6(b)は、ボラード異常時のボラード情報の表示例を示す。図6では、上記の図5の場合と比べて、地図を拡大して表示している。
ボラード正常時は、図6(a)に示すように、ボラード情報として、「駐車場は許可車両のみ利用可能」と表示する。車載器2がボラード用路側機3Aからボラード情報を受信する場合は、その車載器2を搭載した車両Vはボラード用路側機3Aが設置される駐車場の付近に位置しているので、「200m先に」という駐車場の場所に関する情報は表示しない。なお、上記の図5の場合と同様に、「第1出入口はボラード稼働中」というボラード情報をさらに表示してもよい。
ボラード異常時は、図6(b)に示すように、ボラード情報として、「駐車場は許可車両のみ利用可能」というボラード正常時の表示に加えて、「第1出入口は閉鎖中。利用者は第2出入口に迂回してください」という情報を表示する。また、第2出入口に迂回するための迂回路も表示する。なお、上記の図5の場合と同様に、「第1出入口はボラード故障中」というボラード情報をさらに表示してもよい。
なお、上記の図5および図6の例において、カーナビゲーション装置の画面にボラード情報を表示することに加えて、カーナビゲーション装置のスピーカーからボラード情報を音声出力するようにしてもよい。
このように、本開示に係るボラード制御システム1によれば、ボラード正常時には、進入規制位置(駐車場)の場所および進入規制位置の進入許可条件を含むボラード情報を車両Vのカーナビゲーション装置に表示させ、ボラード異常時には、進入規制位置の場所および進入規制位置の進入許可条件に加えて、ライジングボラード4の稼働状態の異常を報せる情報、および正常に稼働しない(故障した)ライジングボラード4を迂回するための迂回路をさらに含むボラード情報を車両Vのカーナビゲーション装置に表示させることができる。これにより、ボラード異常時には、車両Vのドライバーに対して、ライジングボラード4の稼働状態の異常、および正常に稼働しないライジングボラード4を迂回するための迂回路を通知することが可能となる。
なお、上記の図5および図6の例では、迂回路は、正常に稼働しないライジングボラード4を迂回するための迂回路であったが、迂回路は、正常に稼働するライジングボラード4を迂回するための迂回路であってもよい。例えば、許可車両以外の車両Vに対して、ライジングボラード4が設置された進入規制位置を迂回するための迂回路を含むボラード情報を提供するようにしてもよい。
また、本開示に係るボラード制御システム1は、周辺用路側機3B、表示装置6、センサ7、カメラ8の故障を自己診断し、故障が検出された場合に、その旨をボラード制御システム1の管理者に通知することができる。
図7は、ボラード制御システム1における故障通知処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、周辺用路側機3Bの路側機診断部23が、周辺用路側機3Bの故障の自己診断を行い(ステップST201)、その診断結果を管理装置9に送信する(ステップST202)。同様にして、表示装置6の表示装置診断部42が、表示装置6の故障の自己診断を行い(ステップST203)、その診断結果を管理装置9に送信する(ステップST204)。
また、センサ7のセンサ診断部43が、センサ7の故障の自己診断を行い(ステップST205)、その診断結果を管理装置9に送信する(ステップST206)。また、カメラ8のカメラ診断部44が、カメラ8の故障の自己診断を行い(ステップST207)、その診断結果を管理装置9に送信する(ステップST208)。
管理装置9は、周辺用路側機3B、表示装置6、センサ7、カメラ8の各装置から受信した診断結果に基づき、各装置の故障の有無を確認する(ステップST209)。そして、各装置の診断結果が故障検出であった場合は、ボラード制御システム1の管理者にその旨を通知する(ステップST210)。また、装置の診断結果が、故障からの復旧であった場合は、ボラード制御システム1の管理者にその旨を通知する。そして、管理装置9は、故障ログを含む通信ログを記憶し(ステップST211)、その後、処理を終了する。
なお、各装置の自己診断および診断結果の送信はいずれの順番で行ってもよく、各装置に設定された周期で自己診断を行ってもよい。また、管理装置9は、いずれかの装置から診断結果を受信したタイミングで故障確認(ステップST209)を行ってもよいし、予め設定された周期で故障確認を行ってもよい。
このように、本開示に係るボラード制御システム1によれば、周辺用路側機3B、表示装置6、センサ7、カメラ8の各装置に故障が検出された場合には、各装置に故障が検出された旨をボラード制御システム1の管理者に通知することができる。
また、管理装置9を、車載器2と無線通信を行う無線通信部を備える構成とし、ボラード情報は、路側機3を介さずに、直接、管理装置9から車載器2に送信するようにしてもよい。
以上、本開示を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本開示はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本開示に係るボラード制御システムおよびボラード稼動状態通知方法の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本開示に係るボラード制御システムおよびボラード稼動状態通知方法は、進入規制位置に設置されたライジングボラードの稼働状態を進入規制位置の周辺の車両のドライバー等に通知することを可能とするボラード制御システムおよびボラード稼動状態通知方法等として有用である。
1 ボラード制御システム
2 車載器
3 路側機
3A ボラード用路側機
3B、C、D 周辺用路側機
4 ライジングボラード
5 ボラード制御装置
6 表示装置
7 センサ
8 カメラ
9 管理装置
11 無線通信部
12 表示出力部
13 記憶部
14 制御部
21 無線通信部
22 ネットワーク通信部
23 路側機診断部
24 制御部
31 ネットワーク通信部
32 記憶部
33 判定部
34 制御部
41 ボラード診断部
42 表示装置診断部
43 センサ診断部
44 カメラ診断部

Claims (9)

  1. ライジングボラードの昇降を制御するボラード制御システムであって、
    車両の進入を規制する進入規制位置の路面に設置され、動力源から供給される動力により前記路面において昇降可能なライジングボラードと、
    前記動力源を駆動して前記ライジングボラードを前記路面において昇降させるボラード制御装置と、
    前記ボラード制御装置と通信可能に構成され、前記ボラード制御装置に対して前記ライジングボラードの昇降を命令する管理装置とを備え、
    前記ボラード制御装置は、前記ライジングボラードの稼働状態を自己診断するボラード診断部を有しており、
    前記管理装置は、前記ボラード制御装置から前記ボラード診断部での診断結果を取得し、少なくとも前記ボラード診断部での前記診断結果に基づき前記ライジングボラードの稼働状態を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報を車両に搭載された車載器に送信することを特徴とするボラード制御システム。
  2. 前記ボラード情報が、前記進入規制位置の場所、前記進入規制位置の進入許可条件、および前記進入規制位置を迂回するための迂回路の情報のうちの少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のボラード制御システム。
  3. 前記管理装置および前記車載器と通信可能に構成された路側機をさらに備え、
    前記管理装置は、前記路側機を介して、前記車載器に前記ボラード情報を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボラード制御システム。
  4. 前記路側機は、該装置の故障を自己診断する路側機診断部を有しており、
    前記管理装置は、前記路側機から前記路側機診断部での診断結果を取得し、前記診断結果に基づき前記ライジングボラードの稼働状態を判定し、その判定結果を少なくとも含むボラード情報を車両に搭載された車載器に送信することを特徴とする請求項3に記載のボラード制御システム。
  5. 前記管理装置と通信可能に構成された表示装置をさらに備え、
    前記管理装置は、前記表示装置に前記ボラード情報を送信し、
    前記表示装置は、前記管理装置から受信したボラード情報を表示することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のボラード制御システム。
  6. 前記表示装置は、該装置の故障を自己診断する表示装置診断部を有しており、
    前記管理装置は、前記表示装置から前記表示装置診断部での診断結果を取得し、前記表示装置の診断結果を当該ボラード制御システムの管理者に通知することを特徴とする請求項5に記載のボラード制御システム。
  7. 前記診断結果が、故障なし、故障検出、および故障からの復旧を少なくとも含むことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のボラード制御システム。
  8. 前記管理装置および前記進入規制位置に至る周辺の道路に設置され、前記道路を走行する車両の車載器と通信可能な少なくとも1つの周辺用路側機をさらに備え、
    前記管理装置は、前記周辺用路側機を介して、前記進入規制位置に至る周辺の道路上の前記車載器に、前記ボラード情報を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボラード制御システム。
  9. 車両の進入を規制する進入規制位置の路面に設置され、動力源から供給される動力により前記路面において昇降可能なライジングボラードの稼動状態を通知するボラード稼動状態通知方法であって、
    前記動力源を駆動して前記ライジングボラードを前記路面において昇降させるボラード制御装置から、前記ライジングボラードの稼働状態を取得するステップと、
    前記稼動状態に基づき、前記ライジングボラードの稼動状態を示すボラード情報を生成するステップと、
    前記ボラード情報を車両に搭載された車載器に送信するステップと
    を有することを特徴とするボラード稼動状態通知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112581781A (zh) * 2020-12-31 2021-03-30 湛江港石化码头有限责任公司 一种基于大数据的码头道路信息指示装置
WO2021107443A1 (ko) * 2019-11-28 2021-06-03 한국생산기술연구원 액티브 볼라드용 진입차량 검지 시스템 및 검지 방법

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