JP2018168977A - 油圧システム - Google Patents

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Abstract

【課題】可変容量型の第1ポンプおよび第2ポンプを含む油圧システムにおいて、安価な構成で電磁比例弁の故障などに対応できるようにする。
【解決手段】油圧システムは、第1および第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第1および第2電磁比例弁と、第1電磁比例弁が正常に機能しないときには第1操作装置の操作量が大きくなるほど高い二次圧を出力し、第2電磁比例弁が正常に機能しないときには第2操作装置の操作量が大きくなるほど高い二次圧を出力する第3電磁比例弁と、第1電磁比例弁から出力される二次圧と第3電磁比例弁から出力される二次圧のうち高い方を選択して第1ポンプ用の第1レギュレータへ導く第1高圧選択弁と、第2電磁比例弁から出力される二次圧と第3電磁比例弁から出力される二次圧のうち高い方を選択して第2ポンプ用の第2レギュレータへ導く第2高圧選択弁と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気ポジコン方式の油圧システムに関する。
従来から、建設機械や産業機械などでは、電気ポジコン方式の油圧システムが採用されている。例えば、特許文献1には、図3に示すような建設機械の油圧システム100が開示されている。
この油圧システム100では、可変容量型のポンプ110から制御弁120を介して各油圧アクチュエータ130へ作動油が供給される。制御弁120は、油圧アクチュエータ130へ作動油を供給する通路の開口面積を、対応する操作装置140の操作部(図4では操作レバー)に対する操作量が大きくなるほど増大させる。
ポンプ110の傾転角は、レギュレータ111によって調整される。レギュレータ111は、電磁比例弁112と接続されている。電磁比例弁112は、操作装置140の操作部に対する操作量が大きくなるほど高い二次圧を出力する。これにより、操作装置140の操作部に対する操作量が大きくなるほどポンプ110の吐出流量が増大する。
特開平10−61604号公報
しかしながら、図3に示す油圧システム100では、電磁比例弁112が故障などにより正常に機能しない場合に、電磁比例弁112の二次圧がゼロになることがある。この場合には、操作装置140の操作部が操作されてもポンプ110の吐出流量が最低吐出流量に維持されるため、油圧アクチュエータ130を十分な速度で動作させることができない。この問題を解消するためには、例えば、予備の電磁比例弁を設置することが考えられる。
ところで、油圧システムとしては、油圧アクチュエータへの作動油供給用のポンプを複数含むものもある。このような油圧システムでは、例えば、各ポンプに対して別々に予備の電磁比例弁を設置した場合には、コストが高くなる。
そこで、本発明は、可変容量型の第1ポンプおよび第2ポンプを含む油圧システムにおいて、安価な構成で電磁比例弁の故障などに対応できるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、1つの側面から、操作部に対する操作量に応じた操作信号を出力する第1操作装置および第2操作装置と、第1油圧アクチュエータへ第1制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第1ポンプと、制御圧が高くなるほど前記第1ポンプの傾転角を増大させる第1レギュレータと、第2油圧アクチュエータへ第2制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第2ポンプと、制御圧が高くなるほど前記第2ポンプの傾転角を増大させる第2レギュレータと、前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第1電磁比例弁と、前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第2電磁比例弁と、前記第1電磁比例弁が正常に機能しないときには前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力し、前記第2電磁比例弁が正常に機能しないときには前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第3電磁比例弁と、前記第1電磁比例弁から出力される二次圧と前記第3電磁比例弁から出力される二次圧のうち高い方を選択して前記制御圧として前記第1レギュレータへ導く第1高圧選択弁と、前記第2電磁比例弁から出力される二次圧と前記第3電磁比例弁から出力される二次圧のうち高い方を選択して前記制御圧として前記第2レギュレータへ導く第2高圧選択弁と、を備える、油圧システムを提供する。
上記の構成によれば、第1電磁比例弁が正常な場合は、第1レギュレータには第1電磁比例弁の二次圧が導かれるために、第1電磁比例弁によって第1ポンプの傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第1電磁比例弁が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第1レギュレータには、第1操作装置から出力される操作信号に応じた、第3電磁比例弁の二次圧が導かれる。従って、第1ポンプの傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第1油圧アクチュエータを十分な速度で作動させることができる。
同様に、第2電磁比例弁が正常な場合は、第2レギュレータには第2電磁比例弁の二次圧が導かれるために、第2電磁比例弁によって第2ポンプの傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第2電磁比例弁が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第2レギュレータには、第2操作装置から出力される操作信号に応じた、第3電磁比例弁の二次圧が導かれる。従って、第2ポンプの傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第2油圧アクチュエータを十分な速度で作動させることができる。
そして、第3電磁比例弁は、第1電磁比例弁および第2電磁比例弁の双方の予備となるため、安価な構成で第1電磁比例弁および第2電磁比例弁の故障などに対応することができる。
例えば、上記の油圧システムは、前記第1電磁比例弁、前記第2電磁比例弁および前記第3電磁比例弁へ駆動電流を送給する制御装置をさらに備え、前記制御装置は、前記第1電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第1電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときは、前記第1操作装置から出力される操作信号に応じて前記第3電磁比例弁へ送給する駆動電流を変化させ、前記第2電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第2電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときは、前記第2操作装置から出力される操作信号に応じて前記第3電磁比例弁へ送給する駆動電流を変化させ、前記第1電磁比例弁と前記第2電磁比例弁のどちらも正常に機能すると判定したときは、前記第3電磁比例弁へ送給する駆動電流をゼロとしてもよい。
また、本発明は、他の側面から、操作部に対する操作量に応じた操作信号を出力する第1操作装置および第2操作装置と、第1油圧アクチュエータへ第1制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第1ポンプと、制御圧が高くなるほど前記第1ポンプの傾転角を増大させる第1レギュレータと、第2油圧アクチュエータへ第2制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第2ポンプと、制御圧が高くなるほど前記第2ポンプの傾転角を増大させる第2レギュレータと、第1二次圧ラインにより前記第1レギュレータと接続された、前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記制御圧として前記第1レギュレータへ出力する第1電磁比例弁と、第2二次圧ラインにより前記第2レギュレータと接続された、前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記制御圧として前記第2レギュレータへ出力する第2電磁比例弁と、前記第1二次圧ラインを前記第1電磁比例弁側の第1上流流路と前記第1レギュレータ側の第1下流流路とに分断するように設けられた第1切換弁と、前記第2二次圧ラインを前記第2電磁比例弁側の第2上流流路と前記第2レギュレータ側の第2下流流路とに分断するように設けられた第2切換弁と、前記第1操作装置から出力される操作信号に応じて、第1設定値よりも大きな最小値と最大値の間の二次圧を前記第1電磁比例弁が出力するように、前記第1電磁比例弁へ駆動電流を送給するとともに、前記第2操作装置から出力される操作信号に応じて、第2設定値よりも大きな最小値と最大値の間の二次圧を前記第2電磁比例弁が出力するように、前記第2電磁比例弁へ駆動電流を送給する制御装置と、を備え、前記第1切換弁は、第1中継流路により前記第2上流流路と接続され、中立位置では前記第1上流流路をブロックするとともに前記第1中継流路を前記第1下流流路と連通し、前記第1電磁比例弁の二次圧が前記第1設定値を上回ったときに、当該二次圧によって、前記第1上流流路を前記第1下流流路と連通するとともに前記第1中継流路をブロックする作動位置に切り換えられ、前記第2切換弁は、第2中継流路により前記第1上流流路と接続され、中立位置では前記第2上流流路をブロックするとともに前記第2中継流路を前記第2下流流路と連通し、前記第2電磁比例弁の二次圧が前記第2設定値を上回ったときに、当該二次圧によって、前記第2上流流路を前記第2下流流路と連通するとともに前記第2中継流路をブロックする作動位置に切り換えられ、前記制御装置は、前記第1電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第1電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときに、前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記第2電磁比例弁が出力するように前記第2電磁比例弁を制御するとともに、前記第2電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第2電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときに、前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記第1電磁比例弁が出力するように前記第1電磁比例弁を制御する、油圧システムを提供する。
上記の構成によれば、第1電磁比例弁が正常な場合は、第1切換弁が作動位置に位置するため、第1レギュレータには第1電磁比例弁の二次圧が導かれる。従って、第1電磁比例弁によって第1ポンプの傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第1電磁比例弁が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第1切換弁が中立位置に切り換わり、第1レギュレータには、第1操作装置から出力される操作信号に応じた、第2電磁比例弁の二次圧が導かれる。従って、第1ポンプの傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第1油圧アクチュエータを十分な速度で作動させることができる。
同様に、第2電磁比例弁が正常な場合は、第2切換弁が作動位置に位置するため、第2レギュレータには第2電磁比例弁の二次圧が導かれる。従って、第2電磁比例弁によって第2ポンプの傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第2電磁比例弁が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第2切換弁が中立位置に切り換わり、第2レギュレータには、第2操作装置から出力される操作信号に応じた、第1電磁比例弁の二次圧が導かれる。従って、第2ポンプの傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第2油圧アクチュエータを十分な速度で作動させることができる。
そして、従来に対して付加的に必要な機器は第1二次圧ラインおよび第2二次圧ラインに設けられた切換弁だけであるため、安価な構成で第1電磁比例弁および第2電磁比例弁の故障などに対応することができる。
本発明によれば、可変容量型の第1ポンプおよび第2ポンプを含む油圧システムにおいて、安価な構成で電磁比例弁の故障などに対応することができる。
本発明の第1実施形態に係る油圧システムの概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る油圧システムの概略構成図である。 従来の建設機械の油圧システムの概略構成図である。
(第1実施形態)
図1に、本発明の一実施形態に係る油圧システム1Aを示す。油圧システム1Aは、例えば、油圧ショベルや油圧クレーンのような建設機械、土木機械、農業機械または産業機械に搭載される。
具体的に、油圧システム1Aは、第1油圧アクチュエータ26および第2油圧アクチュエータ27と、第1油圧アクチュエータ26へ第1制御弁3Aを介して作動油を供給する第1主ポンプ21と、第2油圧アクチュエータ27へ第2制御弁3Bを介して作動油を供給する第2主ポンプ23を含む。
図例では、第1油圧アクチュエータ26と第1制御弁3Aのセットが1つであるが、第1油圧アクチュエータ26と第1制御弁3Aのセットは複数設けられてもよい。同様に、第2油圧アクチュエータ27と第2制御弁3Bのセットが1つであるが、第2油圧アクチュエータ27と第2制御弁3Bのセットは複数設けられてもよい。
第1主ポンプ21および第2主ポンプ23のそれぞれは、傾転角が変更可能な、可変容量型のポンプである。第1主ポンプ21および第2主ポンプ23のそれぞれは、斜板ポンプであってもよいし、斜軸ポンプであってもよい。第1主ポンプ21の傾転角は、第1レギュレータ22により調整され、第2主ポンプ23の傾転角は、第2レギュレータ24により調整される。
第1主ポンプ21は、供給ライン11により第1制御弁3Aと接続されている。第1主ポンプ21の吐出圧は、図略のリリーフ弁によってリリーフ圧以下に保たれる。同様に、第2主ポンプ23は、供給ライン12により第2制御弁3Bと接続されている。第2主ポンプ23の吐出圧は、図略のリリーフ弁によってリリーフ圧以下に保たれる。
本実施形態では、第1油圧アクチュエータ26が複動シリンダであり、第1制御弁3Aが一対の給排ライン31により第1油圧アクチュエータ26と接続されている。ただし、第1油圧アクチュエータ26が単動シリンダであり、第1制御弁3Aが1本の給排ライン31により第1油圧アクチュエータ26と接続されてもよい。あるいは、第1油圧アクチュエータ26は、油圧モータであってもよい。
同様に、本実施形態では、第2油圧アクチュエータ27が複動シリンダであり、第2制御弁3Bが一対の給排ライン32により第2油圧アクチュエータ27と接続されている。ただし、第2油圧アクチュエータ27が単動シリンダであり、第2制御弁3Bが1本の給排ライン32により第2油圧アクチュエータ27と接続されてもよい。あるいは、第2油圧アクチュエータ27は、油圧モータであってもよい。
第1制御弁3Aは、第1操作装置4Aが操作されることによって、中立位置から第1位置(第1油圧アクチュエータ26を一方向に作動させる位置)または第2位置(第1油圧アクチュエータ26を逆方向に作動させる位置)に切り換えられる。本実施形態では、第1制御弁3Aが油圧パイロット式であり、一対のパイロットポートを有する。ただし、第1制御弁3Aは、電磁パイロット式であってもよい。
同様に、第2制御弁3Bは、第2操作装置4Bが操作されることによって、中立位置から第1位置(第2油圧アクチュエータ27を一方向に作動させる位置)または第2位置(第2油圧アクチュエータ27を逆方向に作動させる位置)に切り換えられる。本実施形態では、第2制御弁3Bが油圧パイロット式であり、一対のパイロットポートを有する。ただし、第2制御弁3Bは、電磁パイロット式であってもよい。
第1操作装置4Aは、操作部41を有し、操作部41に対する操作量に応じた操作信号を出力する。つまり、第1操作装置4Aから出力される操作信号は、操作量が大きくなるほど大きくなる。操作部41は、例えば操作レバーであるが、フットペダルなどであってもよい。
本実施形態では、第1操作装置4Aが、操作信号としてパイロット圧を出力するパイロット操作弁である。このため、第1操作装置4Aが一対のパイロットライン42により第1制御弁3Aのパイロットポートと接続されている。そして、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧(操作信号)が大きくなるほど、第1制御弁3Aが第1油圧アクチュエータ26へ作動油を供給する通路の開口面積を増大させる。ただし、第1操作装置4Aは、操作信号として電気信号を出力する電気ジョイスティックであってもよい。この場合、第1制御弁3Aの各パイロットポートは、電磁比例弁の二次圧ポートと接続される。
同様に、第2操作装置4Bは、操作部43を有し、操作部43に対する操作量に応じた操作信号を出力する。つまり、第2操作装置4Bから出力される操作信号は、操作量が大きくなるほど大きくなる。操作部43は、例えば操作レバーであるが、フットペダルなどであってもよい。
本実施形態では、第2操作装置4Bが、操作信号としてパイロット圧を出力するパイロット操作弁である。このため、第2操作装置4Bが一対のパイロットライン44により第2制御弁3Bのパイロットポートと接続されている。そして、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧(操作信号)が大きくなるほど、第2制御弁3Bが第2油圧アクチュエータ27へ作動油を供給する通路の開口面積を増大させる。ただし、第2操作装置4Bは、操作信号として電気信号を出力する電気ジョイスティックであってもよい。この場合、第2制御弁3Bの各パイロットポートは、電磁比例弁の二次圧ポートと接続される。
上述した第1レギュレータ22は、当該第1レギュレータ22へ導かれる制御圧が高くなるほど第1主ポンプ21の傾転角を増大させる。第1レギュレータ22は、第1高圧選択弁61を介して第1電磁比例弁51の二次圧ポートと接続されている。第1電磁比例弁51の一次圧ポートは、一次圧ライン13により副ポンプ25と接続されている。なお、副ポンプ25の吐出圧は、図略のリリーフ弁によって設定圧に維持される。
同様に、第2レギュレータ24は、当該第2レギュレータ24へ導かれる制御圧が高くなるほど第2主ポンプ23の傾転角を増大させる。第2レギュレータ24は、第2高圧選択弁65を介して第2電磁比例弁52の二次圧ポートと接続されている。第2電磁比例弁52の一次圧ポートは、一次圧ライン14により副ポンプ25と接続されている。
第1高圧選択弁61は、2つの入力ポートと1つの出力ポートを有し、出力ポートが出力ライン62により第1レギュレータ22と接続され、1つの入力ポートが入力ライン63により第1電磁比例弁51の二次圧ポートと接続されている。さらに、第1高圧選択弁61のもう1つの入力ポートは、入力ライン64により第3電磁比例弁53の二次圧ポートと接続されている。つまり、第1高圧選択弁61は、第1電磁比例弁51から出力される二次圧と第3電磁比例弁53から出力される二次圧のうち高い方を選択して上述した制御圧として第1レギュレータ22へ導く。第3電磁比例弁53の一次圧ポートは、一次圧ライン15により副ポンプ25と接続されている。
同様に、第2高圧選択弁65は、2つの入力ポートと1つの出力ポートを有し、出力ポートが出力ライン66により第2レギュレータ24と接続され、1つの入力ポートが入力ライン67により第2電磁比例弁52の二次圧ポートと接続されている。さらに、第2高圧選択弁65のもう1つの入力ポートは、入力ライン68により第3電磁比例弁53の二次圧ポートと接続されている。つまり、第2高圧選択弁65は、第2電磁比例弁52から出力される二次圧と第3電磁比例弁53から出力される二次圧のうち高い方を選択して上述した制御圧として第2レギュレータ24へ導く。
第1電磁比例弁51、第2電磁比例弁52および第3電磁比例弁53のそれぞれは、駆動電流が大きくなるほど高い二次圧を出力する正比例型である。第1電磁比例弁51、第2電磁比例弁52および第3電磁比例弁53は、制御装置7により制御される。より詳しくは、制御装置7は、第1電磁比例弁51、第2電磁比例弁52および第3電磁比例弁53に対して、それぞれの指令電流に基づいた駆動電流をそれぞれ送給する。ただし、図1では、図面の簡略化のために一部の信号線のみを描いている。
例えば、制御装置7は、ROMやRAMなどのメモリとCPUを有し、ROMに格納されたプログラムがCPUにより実行される。制御装置7は、上述した一対のパイロットライン42のそれぞれに設けられた圧力センサ71と電気的に接続されているとともに、一対のパイロットライン44のそれぞれに設けられた圧力センサ72と電気的に接続されている。
圧力センサ71は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧を検出する。そして、制御装置7は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧が大きくなるほど第1電磁比例弁51へ送給する駆動電流を大きくする。つまり、第1電磁比例弁51は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を出力する。これにより、第1操作装置4Aの操作部41に対する操作量が大きくなるほど第1主ポンプ21の吐出流量が増大する。
同様に、圧力センサ72は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧を検出する。そして、制御装置7は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧が大きくなるほど第2電磁比例弁52へ送給する駆動電流を大きくする。つまり、第2電磁比例弁52は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を出力する。これにより、第2操作装置4Bの操作部43に対する操作量が大きくなるほど第2主ポンプ23の吐出流量が増大する。
さらに、制御装置7は、第1電磁比例弁51へ送給する駆動電流のモニタリング(時々刻々流れている駆動電流を計測すること、以下同じ)から、第1電磁比例弁51が正常に機能するか否かを判定する。また、制御装置7は、第2電磁比例弁52へ送給する駆動電流のモニタリングから、第2電磁比例弁52が正常に機能するか否かを判定する。
より詳しくは、制御装置7は、当該制御装置7から出力された指令電流と実際に計測された駆動電流とを比較することで、電磁比例弁(51または52)の構成部品であるソレノイドが断線したか否か、あるいはソレノイドと接続される電気配線のコネクタが接触不良を発生したか否かを判定することができる。制御装置7は、第1電磁比例弁51と第2電磁比例弁52のどちらも正常に機能すると判定したときは、第3電磁比例弁53へ送給する駆動電流をゼロとする。
一方、第1電磁比例弁51が正常に機能しないと判定したときは、制御装置7は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧に応じて第3電磁比例弁53へ送給する駆動電流を変化させる。つまり、制御装置7は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を第3電磁比例弁53が出力するように第3電磁比例弁53を制御する。これにより、第1操作装置4Aの操作部41に対する操作量が大きくなるほど第1主ポンプ21の吐出流量が増大する。
また、第2電磁比例弁52が正常に機能しないと判定したときは、制御装置7は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧に応じて第3電磁比例弁53へ送給する駆動電流を変化させる。つまり、制御装置7は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を第3電磁比例弁53が出力するように第3電磁比例弁53を制御する。これにより、第2操作装置4Bの操作部43に対する操作量が大きくなるほど第2主ポンプ23の吐出流量が増大する。
以上説明したように、本実施形態の油圧システム1Aでは、第1電磁比例弁51が正常な場合は、第1レギュレータ22には第1電磁比例弁51の二次圧が導かれるために、第1電磁比例弁51によって第1主ポンプ21の傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第1電磁比例弁51が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第1レギュレータ22には、第1操作装置4Aから出力される操作信号に応じた、第3電磁比例弁53の二次圧が導かれる。従って、第1主ポンプ21の傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第1油圧アクチュエータ26を十分な速度で作動させることができる。
同様に、第2電磁比例弁52が正常な場合は、第2レギュレータ24には第2電磁比例弁52の二次圧が導かれるために、第2電磁比例弁52によって第2主ポンプ23の傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第2電磁比例弁52が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第2レギュレータ24には、第2操作装置4Bから出力される操作信号に応じた、第3電磁比例弁53の二次圧が導かれる。従って、第2主ポンプ23の傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第2油圧アクチュエータ27を十分な速度で作動させることができる。
そして、第3電磁比例弁53は、第1電磁比例弁51および第2電磁比例弁52の双方の予備となるため、安価な構成で第1電磁比例弁51および第2電磁比例弁52の故障などに対応することができる。
(第2実施形態)
図2に、本発明の第2実施形態に係る油圧システム1Bを示す。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態では、第1レギュレータ22が第1二次圧ライン81により第1電磁比例弁55の二次圧ポートと接続されており、第2レギュレータ24が第2二次圧ライン85により第2電磁比例弁56の二次圧ポートと接続されている。第1電磁比例弁55および第2電磁比例弁56の一次圧ポートは、それぞれ一次圧ライン16,17により副ポンプ25と接続されている。
第1二次圧ライン81には、第1切換弁91が設けられている。第1切換弁91は、第1二次圧ライン81を第1電磁比例弁55側の第1上流流路83と第1レギュレータ22側の第1下流流路82とに分断するように設けられている。
同様に、第2二次圧ライン85には、第2切換弁92が設けられている。第2切換弁92は、第2二次圧ライン85を第2電磁比例弁56側の第2上流流路87と第2レギュレータ24側の第2下流流路86とに分断するように設けられている。
さらに、第1切換弁91は、第1中継流路84により第2上流流路87と接続されており、第2切換弁92は、第2中継流路88により第1上流流路83と接続されている。
第1切換弁91は、第1電磁比例弁55の二次圧に応じて作動するパイロット式である。第1切換弁91は、中立位置(図2の右側位置)では、第1上流流路83をブロックするとともに、第1中継流路84を第1下流流路82と連通する。
第1切換弁91は、第1電磁比例弁55の二次圧が第1設定値αを上回ったときに、当該二次圧によって作動位置(図2の左側位置)に切り換えられる。作動位置では、第1切換弁91は、第1上流流路83を第1下流流路82と連通するとともに、第1中継流路84をブロックする。
第2切換弁92は、第2電磁比例弁56の二次圧に応じて作動するパイロット式である。第2切換弁92は、中立位置(図2の左側位置)では、第2上流流路87をブロックするとともに、第2中継流路88を第2下流流路86と連通する。
第2切換弁92は、第2電磁比例弁56の二次圧が第2設定値βを上回ったときに、当該二次圧によって作動位置(図2の右側位置)に切り換えられる。作動位置では、第2切換弁92は、第2上流流路87を第2下流流路86と連通するとともに、第2中継流路88をブロックする。第2設定値βは、第1設定値αと等しくてもよいし、異なっていてもよい。
第1電磁比例弁55および第2電磁比例弁56のそれぞれは、駆動電流が大きくなるほど高い二次圧を出力する正比例型である。第1電磁比例弁55および第2電磁比例弁56は、制御装置7により制御される。つまり、制御装置7は、第1電磁比例弁55および第2電磁比例弁56へ駆動電流を送給する。ただし、図2では、図面の簡略化のために一部の信号線のみを描いている。
制御装置7は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧(操作信号、以下同様)が大きくなるほど第1電磁比例弁55へ送給する駆動電流を大きくする。より詳しくは、制御装置7は、第1操作装置4Aから出力される操作信号に応じて、第1設定値αよりも大きな最小値と最大値の間の二次圧を第1電磁比例弁55が出力するように、第1電磁比例弁55へ駆動電流を送給する。これにより、第1切換弁91は作動位置に維持される。従って、第1電磁比例弁55は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を制御圧として第1レギュレータ22へ出力する。これにより、第1操作装置4Aの操作部41に対する操作量が大きくなるほど第1主ポンプ21の吐出流量が増大する。
同様に、制御装置7は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧が大きくなるほど第2電磁比例弁56へ送給する駆動電流を大きくする。より詳しくは、制御装置7は、第2操作装置4Bから出力される操作信号に応じて、第2設定値βよりも大きな最小値と最大値の間の二次圧を第2電磁比例弁56が出力するように、第2電磁比例弁56へ駆動電流を送給する。これにより、第2切換弁92は作動位置に維持される。従って、第2電磁比例弁56は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を第2レギュレータ24へ出力する。これにより、第2操作装置4Bの操作部43に対する操作量が大きくなるほど第2主ポンプ23の吐出流量が増大する。
さらに、制御装置7は、第1電磁比例弁55へ送給する駆動電流のモニタリングから、第1電磁比例弁55が正常に機能するか否かを判定する。また、制御装置7は、第2電磁比例弁56へ送給する駆動電流のモニタリングから、第2電磁比例弁56が正常に機能するか否かを判定する。
第1電磁比例弁55が正常に機能しないと判定したとき、制御装置7は、第1操作装置4Aから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を第2電磁比例弁56が出力するように第2電磁例弁56を制御する。逆に、第2電磁比例弁56が正常に機能しないと判定したとき、制御装置7は、第2操作装置4Bから出力されるパイロット圧が大きくなるほど高い二次圧を第1電磁比例弁55が出力するように第1電磁例弁55を制御する。
以上説明したように、本実施形態の油圧システム1Bでは、第1電磁比例弁55が正常な場合は、第1切換弁91が作動位置に位置するため、第1レギュレータ22には第1電磁比例弁55の二次圧が導かれる。従って、第1電磁比例弁55によって第1主ポンプ21の傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第1電磁比例弁55が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第1切換弁91が中立位置に切り換わり、第1レギュレータ22には、第1操作装置4Aから出力される操作信号に応じた、第2電磁比例弁56の二次圧が導かれる。従って、第1主ポンプ21の傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第1油圧アクチュエータ26を十分な速度で作動させることができる。
なお、第2電磁比例弁56の二次圧は第2レギュレータ24にも導かれるために第2主ポンプ23の吐出流量も増大するが、第2主ポンプ23から吐出される作動油は、第2操作装置4Bが操作されない限り、図略のアンロードラインまたはセンターバイパスラインを通じてタンクへ戻されるため、特に問題はない。また、第1電磁比例弁55が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合で、かつ、第1操作装置4Aおよび第2操作装置4Bの双方が操作された場合は、どちらか大きい方の操作信号を選択することにより、第2電磁比例弁56によって、第1主ポンプ21および第2主ポンプ23の傾転角(吐出流量)を制御することができる。
同様に、第2電磁比例弁56が正常な場合は、第2切換弁92が作動位置に位置するため、第2レギュレータ24には第2電磁比例弁56の二次圧が導かれる。従って、第2電磁比例弁56によって第2主ポンプ23の傾転角(吐出流量)を制御することができる。一方、第2電磁比例弁56が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合は、第2切換弁92が中立位置に切り換わり、第2レギュレータ24には、第2操作装置4Bから出力される操作信号に応じた、第1電磁比例弁55の二次圧が導かれる。従って、第2主ポンプ23の傾転角は操作信号が大きくなるほど増大する。その結果、第2油圧アクチュエータ27を十分な速度で作動させることができる。
なお、第1電磁比例弁55の二次圧は第1レギュレータ22にも導かれるために第1主ポンプ21の吐出流量も増大するが、第1主ポンプ21から吐出される作動油は、第1操作装置4Aが操作されない限り、図略のアンロードラインまたはセンターバイパスラインを通じてタンクへ戻されるため、特に問題はない。また、第2電磁比例弁56が正常に機能せずにその二次圧がゼロとなった場合で、かつ、第1操作装置4Aおよび第2操作装置4Bの双方が操作された場合は、どちらか大きい方の操作信号を選択することにより、第2電磁比例弁56によって、第1主ポンプ21および第2主ポンプ23の傾転角(吐出流量)を制御することができる。
そして、従来に対して付加的に必要な機器は第1二次圧ライン81および第2二次圧ライン85に設けられた切換弁91,92だけであるため、安価な構成で第1電磁比例弁55および第2電磁比例56弁の故障などに対応することができる。つまり、本実施形態では、第1電磁比例弁55および第2電磁比例弁56の一方が正常に機能しないときには、他方をその代替として使用することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1A,1B 油圧システム
21 第1主ポンプ
22 第1レギュレータ
23 第2主ポンプ
24 第2レギュレータ
3A 第1制御弁
3B 第2制御弁
4A 第1操作装置
4B 第2操作装置
41,43 操作部
51 第1電磁比例弁
52 第2電磁比例弁
53 第3電磁比例弁
55 第1電磁比例弁
56 第2電磁比例弁
61 第1高圧選択弁
65 第2高圧選択弁
7 制御装置
81 第1二次圧ライン
82 下流流路
83 上流流路
84 第1中継流路
85 第2二次圧ライン
86 下流流路
87 上流流路
88 第2中継流路
91 第1切換弁
92 第2切換弁

Claims (3)

  1. 操作部に対する操作量に応じた操作信号を出力する第1操作装置および第2操作装置と、
    第1油圧アクチュエータへ第1制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第1ポンプと、
    制御圧が高くなるほど前記第1ポンプの傾転角を増大させる第1レギュレータと、
    第2油圧アクチュエータへ第2制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第2ポンプと、
    制御圧が高くなるほど前記第2ポンプの傾転角を増大させる第2レギュレータと、
    前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第1電磁比例弁と、
    前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第2電磁比例弁と、
    前記第1電磁比例弁が正常に機能しないときには前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力し、前記第2電磁比例弁が正常に機能しないときには前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を出力する第3電磁比例弁と、
    前記第1電磁比例弁から出力される二次圧と前記第3電磁比例弁から出力される二次圧のうち高い方を選択して前記制御圧として前記第1レギュレータへ導く第1高圧選択弁と、
    前記第2電磁比例弁から出力される二次圧と前記第3電磁比例弁から出力される二次圧のうち高い方を選択して前記制御圧として前記第2レギュレータへ導く第2高圧選択弁と、
    を備える、油圧システム。
  2. 前記第1電磁比例弁、前記第2電磁比例弁および前記第3電磁比例弁へ駆動電流を送給する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第1電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときは、前記第1操作装置から出力される操作信号に応じて前記第3電磁比例弁へ送給する駆動電流を変化させ、前記第2電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第2電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときは、前記第2操作装置から出力される操作信号に応じて前記第3電磁比例弁へ送給する駆動電流を変化させ、前記第1電磁比例弁と前記第2電磁比例弁のどちらも正常に機能すると判定したときは、前記第3電磁比例弁へ送給する駆動電流をゼロとする、請求項1に記載の油圧システム。
  3. 操作部に対する操作量に応じた操作信号を出力する第1操作装置および第2操作装置と、
    第1油圧アクチュエータへ第1制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第1ポンプと、
    制御圧が高くなるほど前記第1ポンプの傾転角を増大させる第1レギュレータと、
    第2油圧アクチュエータへ第2制御弁を介して作動油を供給する可変容量型の第2ポンプと、
    制御圧が高くなるほど前記第2ポンプの傾転角を増大させる第2レギュレータと、
    第1二次圧ラインにより前記第1レギュレータと接続された、前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記制御圧として前記第1レギュレータへ出力する第1電磁比例弁と、
    第2二次圧ラインにより前記第2レギュレータと接続された、前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記制御圧として前記第2レギュレータへ出力する第2電磁比例弁と、
    前記第1二次圧ラインを前記第1電磁比例弁側の第1上流流路と前記第1レギュレータ側の第1下流流路とに分断するように設けられた第1切換弁と、
    前記第2二次圧ラインを前記第2電磁比例弁側の第2上流流路と前記第2レギュレータ側の第2下流流路とに分断するように設けられた第2切換弁と、
    前記第1操作装置から出力される操作信号に応じて、第1設定値よりも大きな最小値と最大値の間の二次圧を前記第1電磁比例弁が出力するように、前記第1電磁比例弁へ駆動電流を送給するとともに、前記第2操作装置から出力される操作信号に応じて、第2設定値よりも大きな最小値と最大値の間の二次圧を前記第2電磁比例弁が出力するように、前記第2電磁比例弁へ駆動電流を送給する制御装置と、を備え、
    前記第1切換弁は、第1中継流路により前記第2上流流路と接続され、中立位置では前記第1上流流路をブロックするとともに前記第1中継流路を前記第1下流流路と連通し、前記第1電磁比例弁の二次圧が前記第1設定値を上回ったときに、当該二次圧によって、前記第1上流流路を前記第1下流流路と連通するとともに前記第1中継流路をブロックする作動位置に切り換えられ、
    前記第2切換弁は、第2中継流路により前記第1上流流路と接続され、中立位置では前記第2上流流路をブロックするとともに前記第2中継流路を前記第2下流流路と連通し、前記第2電磁比例弁の二次圧が前記第2設定値を上回ったときに、当該二次圧によって、前記第2上流流路を前記第2下流流路と連通するとともに前記第2中継流路をブロックする作動位置に切り換えられ、
    前記制御装置は、前記第1電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第1電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときに、前記第1操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記第2電磁比例弁が出力するように前記第2電磁比例弁を制御するとともに、
    前記第2電磁比例弁へ送給する駆動電流のモニタリングから前記第2電磁比例弁が正常に機能しないと判定したときに、前記第2操作装置から出力される操作信号が大きくなるほど高い二次圧を前記第1電磁比例弁が出力するように前記第1電磁比例弁を制御する、油圧システム。
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