JP2018161404A - 眼科撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

眼科撮像装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成で、モーションアーチファクトに強い、任意方向の強調画像を取得する眼科撮像装置を提供する。
【解決手段】 測定光を照射された被検査物からの戻り光を二方向に分割する第1の分割手段と、前記第1の分割手段によって分割された光を、それぞれの光の光路中に設けられた第Iおよび第2のアパーチャを介してそれぞれ受光する第1および第2の受光手段と、前記第1および第2の受光手段からの受光信号をもとに画像を生成する生成手段と、前記第1および第2のアパーチャの位置をそれぞれ光軸に垂直な面内で移動させる移動手段とを有し、前記移動手段は、前記第1および前記第2のアパーチャをそれぞれ独立して移動させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、眼科撮像装置およびその制御方法に関し、特に、眼科診療等に用いられる眼底画像を撮像する眼科撮像装置およびその制御方法に関するものである。
生活習慣病や失明原因の上位を占める疾病の早期診療を目的として、眼科撮像装置を用いた眼部の検査が広く行われている。眼科撮像装置として、共焦点レーザー顕微鏡の原理を利用した眼科撮像装置である走査型レーザー検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)が利用されている。このSLO装置は、測定光であるレーザー光を眼底上で走査し、その戻り光の強度から平面画像を高分解能かつ高速に得る装置である。
このようなSLO装置では、被検眼における測定光の集光点からの反射光(共焦点光)を選択的に受光することで焦点深度の浅い高コントラストな被検眼画像が取得できる。また、測定光の集光点の近傍からの散乱光(非共焦点光)を選択的に受光することで、生体構造物の微細な形態を画像化する手法も確立されている。
さらに、散乱光を選択的に受光する複数の受光素子を備え、受光する複数の領域の位置を変更し、その受光信号を演算することで、方向性を有する微細な生体構造物(例えば血管や血管壁、神経線維層など)の輪郭を強調した画像を取得することができる。これにより、診断において有用な画像を提供することが可能となる。
特許文献1には、受光する散乱光の領域を簡易な構成で変更するために、共焦点光用アパーチャと非共焦点光用の複数位置のアパーチャを有する部材を用意している。そして、被検査物の生体構造物の画像内の向きによって散乱光を受光する領域を変更するために、複数のアパーチャを切り替えて散乱光を受光し、画像化を行う技術が開示されている。
また、特許文献2には、散乱光を受光する受光素子の数を増やし、散乱光を受光した後の画像化の際に生体構造物の向きに応じた演算処理を行うことで、診断に適した強調画像を生成する技術が開示されている。
特開2017−12580号公報 特開2016−28674号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、同一散乱光の複数の領域の光を同時に受光することができないため、眼科撮像装置での撮影で問題となる固視微動や脈動などのモーションアーチファクトに対して改善の余地を有する。
また、特許文献2に記載の装置では、任意の方向に対する強調画像を取得するためには少なくとも3つ以上の受光素子が必要となるため、装置構成の簡易化に改善の余地を有する。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであって、モーションアーチファクトにも強い、任意の方向の強調画像を取得可能な装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の眼科撮像装置は、測定光を照射された被検査物からの戻り光を分割する第1の分割手段と、前記第1の分割手段によって分割された光を、それぞれの光の光路中に設けられた第Iおよび第2のアパーチャを介してそれぞれ受光する第1および第2の受光手段と、前記第1および第2の受光手段からの受光信号をもとに画像を生成する生成手段と、前記第1および第2のアパーチャの位置をそれぞれ光軸に垂直な面内で移動させる移動手段とを有し、前記移動手段は、前記第1および前記第2のアパーチャをそれぞれ独立して移動させることを特徴とする眼科撮像装置である。
本発明によれば、モーションアーチファクトに強く、かつ任意の方向の輪郭強調がなされた輪郭強調画像を得ることができる。
第1の実施形態に係る眼科撮像装置の外観図である。 第1の実施形態に係る制御部の構成図である。 第1の実施形態に係る光学系の構成図である。 第1の実施形態に係る受光部の構成図である。 第1の実施形態に係る分岐部を説明するための図である。 第1の実施形態に係るアパーチャを説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御ソフト画面の説明するための図である。 第1の実施形態に係る撮像処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係るアパーチャ配置および輪郭強調画像を説明するための図である。 第2の実施形態に係る撮像処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係るアパーチャ配置および輪郭強調画像を説明するための図である。
本発明を実施するための形態を、以下の通り詳細に説明する。ただし、以下の実施形態は特許請求の範囲に関わる本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
以下、添付の図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
本実施形態においては、眼科撮像装置として、本発明を適用した補償光学(Adaptive Optics:AO)SLO装置について説明する。AOSLO装置は、補償光学系を備え、眼底の高分解能の平面画像(AOSLO像)の撮像を行う装置である。また、この装置においては、AOSLO像の取得を補助するために、次の各装置を備える。即ち、眼底の広画角(Wide Field:WF)な平面画像(WFSLO像)の撮像を行うWFSLO装置、位置合わせ及び測定光の入射位置を把握するための被検眼の前眼部の画像を撮像する前眼部観察装置、および撮像位置を調整するために視線を誘導する固視灯表示装置である。
本実施形態では、被検査物である被検眼により発生する波面収差を、空間光変調器を用いて補正し平面画像を取得するAOSLO装置が構成され、被検眼の視度や、被検眼による光学収差によらず良好な眼底の平面画像が得られる。
なお、本実施形態では、高分解能の平面画像を撮像するために補償光学系を備えているが、高解像度を実現できる光学系の構成であれば、補償光学系を備えていなくても良い。
<AOSLO装置の構成>
図1を用いて、まず、本実施形態におけるAOSLO装置101の構成について説明する。
図1において、(a)はAOSLO装置101を上方から見た図、(b)は側面から見た図である。AOSLO装置101は、光学系を内蔵するヘッド部102、ヘッド部102を水平および鉛直方向に移動させるステージ部103、被検者の顔を載せて位置を調整する顔受け部104、操作画面等を表示する液晶モニター105、およびAOSLO装置101全体を制御する制御PC106からなる。
ステージ部103上に設置されたヘッド部102は、ジョイスティック107を傾倒させることによって水平方向(図1(a)において紙面に平行な方向)に、回転させることによって鉛直方向(図1(a)において紙面に垂直な方向)に移動可能である。顔受け部104は、被検者の顎を載せる顎受け108と電動ステージによって顎受け108を移動させる顎受け駆動部109からなる。
<制御部の構成>
次に、図2を用いて、本実施形態におけるAOSLO装置101の制御部の構成について説明する。
106はAOSLO装置101全体を制御する制御PCである。制御PC106には、後述するディテクター704−1〜3で得られたそれぞれの電圧信号をデジタル値に変換するADボード276−1と、後述するディテクター238−2で得られた電圧信号をデジタル値に変換するADボード276−2が構成されている。
281はドライバ部であり、制御PC106に接続されている。ドライバ部281には、光スキャナ駆動ドライバ282、電動ステージ駆動ドライバ283、固視灯駆動ドライバ284、電動ステージ駆動ドライバ285、空間光変調器駆動ドライバ288が構成されている。それぞれの作用の詳細については後述する。
<光学系の構成>
図3を用いて、ヘッド部102に内蔵されるAOSLO光学系、ビーコン光学系、WFSLO光学系、固視灯光学系、前眼観察光学系の構成について説明する。
<AOSLO光学系の構成>
AOSLO光学系の光源201−1から出射した光は、シングルモードファイバー230−1を介して光カプラー231に入射し、参照光205と測定光206−1とに分割される。253−2、253−4は偏光コントローラである。
ここで、光源201−1は、代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)光源である。波長は840nm、バンド幅50nmである。スペックルノイズの少ない平面画像を取得するために低コヒーレント光源を選択している。なお、光源の種類は、低コヒーレント光が出射できればSLD光源に限ることは無く、ASE(Amplified Spontaneous Emission)光源等も用いることができる。また、波長は眼を測定することを考慮すると、近赤外光が適する。さらに、波長は得られる平面画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましく、ここでは840nmとしている。観察対象の測定部位によっては他の波長を選んでも良い。
光カプラー231によって分割された参照光205は、光ファイバー230−2を介して、光量測定装置264に入射される。光量測定装置264は参照光205の光量を測定することにより、測定光206−1の光量をモニターする用途に用いられる。
次に、測定光206−1の測定光路について説明する。光カプラー231によって分割された測定光206−1は、シングルモードファイバー230−4を介してレンズ235−1に導かれ、ここではビーム径4mmの略平行光になるよう調整される。略平行光となった測定光206−1は、ビームスプリッタ258−3、258−1を通過し、レンズ235−5〜6を通過し、空間光変調器259に照射される。空間光変調器259は、ドライバ部281内の空間光変調器駆動ドライバ288を介して、制御PC106から制御される。
ここで、収差補正デバイスとして反射型の空間光変調器を用いたが、透過型の空間光変調器や、可変形状ミラー(Deformable Mirror:DM)を用いて構成しても良い。
測定光206−1は、空間光変調器259にて変調され、レンズ235−7〜8を通過し、XYスキャナ219−1のミラーに照射される。簡単のため、XYスキャナ219−1は一つのミラーとして図には記しているが、実際にはXスキャナとYスキャナとの2枚のミラーが近接して配置され、網膜227上を光軸に垂直な方向に測定光206−1をラスタースキャンするものである。また、測定光206−1の中心がXYスキャナ219−1の各ミラーの回転中心と一致するように、XYスキャナ219−1の各ミラーは調整されている。Xスキャナは測定光206−1を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、共振型スキャナを用いている。また、Yスキャナは、測定光206−1を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ガルバノスキャナを用いている。ガルバノスキャナの駆動波形はのこぎり波である。XYスキャナ219−1は、ドライバ部281内の光スキャナ駆動ドライバ282を介して、制御PC106から制御される。レンズ235−9〜10は、網膜227を測定光206−1で走査するための光学系であり、測定光206−1によって、被検眼207の瞳孔中心を支点として、網膜227をスキャンする役割がある。
測定光206−1のビーム径はここでは4mmとしているが、より高分解能な光画像を取得するためにビーム径はより大きくしても良い。217−1は電動ステージであり、矢印で図示している方向に移動することができ、付随するレンズ235−10の位置を動かし、フォーカス位置を調整することができる。電動ステージ217−1は、ドライバ部281内の電動ステージ駆動ドライバ283を介して、制御PC106から制御される。レンズ235−10の位置を調整することで、被検眼207の網膜227の所定の層に測定光206−1を合焦させ、網膜227を観察、撮像することが可能になる。また、被検眼207が屈折異常を有している場合にも対応できる。
測定光206−1が被検眼207に入射すると、網膜227からの反射あるいは散乱された戻り光208となり測定光路を逆行し、ビームスプリッタ258−3で反射されて、受光部700に入射される。受光部700の詳細な構成については後述するが、入射した戻り光208は分岐部およびアパーチャによって分岐および領域抽出されてディテクター704−1〜3にそれぞれ照射される。戻り光208の光強度は電圧信号に変換して出力され、その信号を用いて、被検眼207の眼底の平面画像が生成される。ディテクター704−1〜3は、例えば高速・高感度な光センサであるAPD(Avalanche Photo Diode)やPMT(Photomultiplier Tube)が用いられる。
本実施形態では、AOSLO光学系の全体を主にレンズを用いた屈折光学系を用いて構成しているが、レンズの代わりに球面ミラーを用いた反射光学系によって構成しても良い。
<AOSLO受光光学系の構成>
次に、図4〜図6を用いて受光部700について説明する。
図4において、受光部700に入射した戻り光208は、レンズ702によって、眼底と共役な位置に配置された分岐部711に集光され、共焦点光708と非共焦点光709に分離される。分岐部711による共焦点光と非共焦点光の分離についての詳細は後述する。
共焦点光708はディテクター704−1に入射し、ディテクター704−1に照射された光は、光の強度に応じた電圧信号に変換されて制御PCに送信され、制御PC106内のADボード276−1でデジタル値に変換される。そして、制御PC106にて、XYスキャナ219−1の動作や駆動周波数と同期したデータ処理が行われ、AOSLO像(共焦点画像)が生成される。
非共焦点光709はレンズ707に入射する。レンズ707で略平行光になった非共焦点光709は、例えばビームスプリッタキューブ等の分岐部706に入射し、50:50の割合で透過光720と反射光730に振幅分岐される。透過光720は、レンズ721によって眼底と共役な位置に配置されたアパーチャ(開口)を有する遮光部材(以下、単にアパーチャと記載)722面上に集光され、アパーチャ722を透過した光がディテクター704−2に入射する。アパーチャ722とディテクター704−2は電動ステージ723に接続されており、その位置関係を保持した状態で入射光720の光軸に直交する面内で移動される。
反射光730は、レンズ731によって眼底と共役な位置に配置されたアパーチャ732面上に集光され、アパーチャ732を透過した光がディテクター704−3に入射する。アパーチャ732とディテクター704−3は電動ステージ733に接続されており、その位置関係を保持した状態で入射光730の光軸に直交する面内で移動される。電動ステージ723および733は、ドライバ部281内の電動ステージ駆動ドライバ285を介して、制御PC106から制御される。
ディテクター704−2および704−3に照射された光は、光の強度に応じた電圧信号に変換されて制御PC106に送信され、制御PC106内のADボード276−1でデジタル値に変換される。そして、制御PC106にて、XYスキャナ219−1の動作や駆動周波数と同期したデータ処理が行われ、AOSLO像(非共焦点画像)が生成される。また、後述する処理を実施することで、輪郭が強調された輪郭強調画像を生成することができる。
ここで、分岐部711について図5および図4を用いて説明する。図5は、分岐部711を戻り光208の入射光軸側から見た図である。分岐部711はピンホールミラーであり、測定光206−1が網膜227上に集光されたスポット光と共焦点となる光のみを透過させる透過領域711tを、その中心部に有している。中心部の透過領域711tを透過した共焦点光708のみがディテクター704−1に照射される。
透過領域711tは、分岐部711が戻り光208の光軸に対して斜めに配置されたときに、戻り光208の光軸方向から見て円形になるよう、反射面に垂直に対向する側から見た際の形状は楕円形状としている。透過領域711tの戻り光208の光軸方向から見た直径は、測定光206−1を網膜227上に集光する際に実現できるスポット径およびAOSLO光学系の倍率に応じて決まり、本実施形態では、約68μmとしている。また、分岐部711の、中心部の透過領域711tの周辺部の領域は光を反射させる反射領域711rである。このような構成は、ガラス上に反射膜を蒸着することでも実現可能であるし、ミラーの一部に穴を開けることでも実現可能である。このような構成にすることで、ディテクター704−1に導かれる透過光である共焦点光708は、網膜227に集光された光の共焦点光のみとすることができ、高コントラストかつ焦点深度の浅いAOSLO画像を取得することができる。また、周辺部である反射領域711rからの反射光である非共焦点光709は、被検査物の微細な構造の情報を有する散乱光成分が主となり、微細な構造の画像化に適している。さらに、非共焦点光709の光軸方向は、分岐部711の配置角度によって自由に変更できるため、より簡易な構成で光学系レイアウトの自由度を高くすることができ、よりコンパクトな装置を実現することができる。なお、分岐部711の透過および反射の関係はこれに限ることは無く、共焦点領域を反射とし、非共焦点領域を透過としても良い。この場合は、ゴースト光が共焦点領域に入射しにくいという利点がある。
次に、アパーチャ722および732の配置について、図6を用いて説明する。
図6は、眼底と共役な位置に配置されている分岐部711の透過領域711tと、同じく眼底と共役な位置に配置されているアパーチャ722および732(斜線でハッチングされたそれぞれの円の内側が開口部である透過領域を示す)を、被検眼の眼底網膜227平面上に仮想的に配置した場合の概念図である。ここで、アパーチャ722およびアパーチャ732を結ぶ直線742とY軸(図3の眼底227において、光軸・紙面に垂直な方向、X軸は同様に光軸に垂直・紙面に水平な方向)との成す角をθとして表している。このθは、後述のアパーチャ角度設定において検者もしくは制御PC106が設定する値である。θが設定されると、電動ステージ723は、制御PC106からの制御信号のもと、電動ステージ駆動ドライバ285を介して駆動され、アパーチャ722およびディテクター704−2を図6に示す位置にXY平面内で移動させる。また、電動ステージ733は、制御PC106からの制御信号のもと、電動ステージ駆動ドライバ285を介して駆動され、アパーチャ732およびディテクター704−3を図6に示す位置にXY平面内で移動させる。図6のアパーチャ配置では、アパーチャ722およびアパーチャ732は、集光点(711tの中心)に対して点対称となるよう配置している。
このようなアパーチャの構成において、輪郭強調画像の各画素の値I23を得るためには(1)式であらわされる演算を行う。
I23=(I2−I3)/(I2+I3)・・・(1)
ここで、I2は、アパーチャ722を透過した光のある時点でのディテクター704−2の受光信号のデジタル値である。また、I3は、アパーチャ723を透過した光のI2と同じ時点でのディテクター704−3のデジタル値である。
本演算は、空間的に異なる位置での散乱光強度の比較する作用があるため、方向によって散乱度合いの異なる構造に対して、その構造を強調するよう働き、輪郭強調画像を取得することができる。特に、アパーチャ間を結ぶ直線742に直交する方向性を有する構造に対して、輪郭を強調した画像を取得することができる。
また、本構成では、戻り光の光量が最も大きい領域711tの部分を、共焦点画像生成のための信号としてディテクター704−1へ導光しているため、高コントラストで精細な共焦点画像の取得を可能としつつ、同時に、輪郭強調画像を取得することができる。さらに、共焦点光はフォトディテクター704−2および704−3には入射しないため、微細な散乱光強度の違いも抽出することができる。
ここで、本実施形態では、アパーチャ722と704−2、および、アパーチャ732とディテクター704−3を一体として移動させたが、アパーチャ722およびアパーチャ732のみを動かしても良い。その際は、アパーチャが移動してもアパーチャを透過する光がディテクターに入射するよう、ディテクターの受光面積を大きくすることが必要である。
<ビーコン光学系の構成>
次に、図3を用いて被検眼207にて発生する収差を測定するためのビーコン部について説明する。
光源201−3から射出された測定光206−3は、レンズ235−15〜16、ダイクロイックミラー270−4等を介して観察対象である被検眼207に照射される。
測定光206−3は、角膜226からの反射を避けるために、被検眼207の角膜中心から偏心して入射される。測定光201−3の戻り光208’’の一部は、ダイクロイックミラー等のビームスプリッタ258−1、ピンホール298を介して、波面センサ255に入射され、被検眼207で発生する戻り光208の波面収差が測定される。ピンホール298は、戻り光208’’以外の不要光を遮光する目的で設置されている。波面センサ255は、制御PC106に電気的に接続されている。波面センサ255は、シャックハルトマン方式の波面センサである。波面センサ255で得られた収差情報は、制御PC106でツェルニケ多項式を用いて表現される。なお、光源201−3の中心波長は760nm、波長幅は20nmである。
角膜226とXYスキャナ219−1と波面センサ255と空間光変調器259とは、光学的に共役な位置関係になるようレンズ235−5〜10等が配置されている。そのため、波面センサ255は、被検眼207による波面収差を測定することが可能になっている。また、空間光変調器259は被検眼207による波面収差を補正することが可能になっている。
なお、本実施形態ではビーコン光によって被検眼207の波面収差を測定する構成を説明したが、これに限ることは無く、測定光206−1が波面測定光を兼ねる構成でも良い。その場合、測定光206−1の網膜227での反射散乱した戻り光208が、測定光路を逆行し、ビームスプリッタ258−1で反射され、波面センサ255へ導かれることにより、被検眼207の波面収差が測定される。
<WFSLO光学系の構成>
次に、WFSLO光学系について図3を用いて説明する。WFSLOは、AOSLOより広画角な被検眼の平面画像を取得可能であり、AOSLO像の取得位置を決める際に有用である。ただし、WFSLO光学系は基本的にAOSLO光学系と同様の構成となっている。そのため重複する部分については説明を省略する。
WFSLO測定光206−2の測定光路について説明する。光源201−2から射出された測定光206−2は、レンズ235−11および12、ビームスプリッタ258−2、レンズ235−2、XYスキャナ219−2、レンズ235−13および14、ダイクロイックミラー270−3、2、1を介して観察対象の被検査物である被検眼207に照射される。
光源201−2は、AOSLO部と同様にSLD光源であり、波長は920nm、バンド幅20nmである。
XYスキャナ219−2の構成要素であるXスキャナは、測定光206−2を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、共振型スキャナを用いている。また、Yスキャナは測定光206−2を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ガルバノスキャナを用いている。その駆動波形はのこぎり波である。
測定光206−2のビーム径はここでは1mmとしているが、より高分解能な画像を取得するために、ビーム径をより大きくしても良い。
測定光206−2は、被検眼207に入射すると網膜227での反射や散乱により戻り光208’となる。戻り光208’は、測定光路を逆行し、ビームスプリッタ258−2で反射方向に偏向され、レンズ235−3および4を介してディテクター238−2に入射する。
ディテクター238−2に照射された光は、光の強度に応じた電圧信号に変換される。ディテクター238−2で得られた電圧信号は制御PC106へ送信され、制御PC106内のADボード276−2でデジタル値に変換される。そして、制御PC106にて、XYスキャナ219−2の動作や駆動周波数と同期したデータ処理が行われ、WFSLO像が生成される。
<固視灯光学系の構成>
次に、固視灯光学系について説明する。固視灯光学系は被検者の固視を促すために所定の位置に所定の形状の固視灯を被検眼に投影するための光学系である。
固視灯256は、発光型のディスプレイモジュールからなり表示面をXY平面に有する液晶、有機EL、LEDアレイ等を用いる。固視灯256からの光束257は、レンズ235−17〜18、ダイクロイックミラー270−1〜3を介して網膜227に照射される。また、レンズ235−17、18は、固視灯256の表示面と網膜227とが光学的に共役な位置関係になるよう配置される。また、固視灯256は、ドライバ部281内の固視灯駆動ドライバ284を介して、制御PC106から制御される。
被検眼207が、投影された固視灯256からの光束257を注視することで、被検眼207の固視あるいは回旋が促される。固視灯256の表示面には、任意の点灯位置に例えば十字やクロス、矩形、円形等のパターンが点灯もしくは点滅して表示される。
<前眼部観察光学系の構成>
次に前眼部観察光学系について説明する。前眼部観察光学系によって得られる被検眼の前眼部画像は、被検眼と装置をアライメントする際に有用である。
前眼部照明光源201−4から出射された光は、被検眼207を照射し、その反射光がダイクロイックミラー207−1、2、4、レンズ235−19、20を介してCCDカメラ260に入射する。光源201−4は、中心波長740nmのLEDである。
<フォーカス、シャッター、乱視補正>
以上のように、ヘッド部102に内蔵される光学系は、AOSLO部、ビーコン部、WFSLO部、固視灯部、前眼部観察部からなる。この中でAOSLO部、ビーコン部、WFSLO部、固視灯部は、それぞれ個別に電動ステージ217−1〜4を持ち、4つの電動ステージを連動させて動かすことでフォーカス位置を調整している。ただし、個別にフォーカス位置を調整したい場合には、個別に電動ステージを動かすことで調整可能である。また、AOSLO部、WFSLO部、ビーコン部はそれぞれシャッター(不図示)を備え、シャッターの開閉により個別に被検眼207に測定光を入射させるか否かを制御できる。ここではシャッターを用いたが、光源201−1〜3を直接ON/OFFすることにより、制御することもできる。同様に、前眼部観察部、固視灯部についても、光源201−4および固視灯256のON/OFFにより制御可能である。
また、レンズ235−10は交換可能になっており、被検眼207による収差(屈折異常)に合わせて球面レンズやシリンドリカルレンズを用いることができる。また1個のレンズに限らず、複数のレンズを組み合わせて設置することも可能である。
<制御ソフト画面>
次に、図7を用いて、液晶モニター105に表示される制御ソフト画面について説明する。図7において、各符号はそれぞれ次のように対応する。
501は、撮像開始を指示するための実行ボタンである。502は、処理終了を指示するためのSTOPボタンである。503は、顎受け部の微調整を指示するための電動ステージボタンである。504は、フォーカスを調整するためのフォーカス調整ボタンである。505は、WFSLO像の撮像開始を指示するためのWFSLO撮像ボタンである。506は、収差の測定開始を指示するための収差測定ボタンである。507は、AOSLO像の撮像開始を指示するためのAOSLO撮像ボタンである。508は、収差補正の一時停止を指示する収差補正一時停止ボタンである。511は、収差量の値が表示される収差補正表示部である。512は、前眼部画像が表示される前眼部表示部である。513は、固視灯256の点灯位置を指示するための固視灯位置表示部である。514は、波面センサ255で検出されたハルトマン像が表示される波面センサ表示部である。515は、WFSLO像が表示されるWFSLO表示部である。516は、ディテクター238−2の出力信号の強度が表示されるWFSLO強度表示部である。517は、WFSLO像の記録を指示するためのWFSLO記録ボタンである。518は、AOSLO(共焦点)像が表示されるAOSLO表示部である。519は、ディテクター704−1の出力信号の強度が表示されるAOSLO強度表示部である。520は、AOSLO像の記録を指示するためのAOSLO記録ボタンである。521は、自動フォーカスを指示するための自動フォーカスボタンである。522は、収差補正の開始を指示するための収差補正ボタンである。523は、設定されている撮像条件の変更を指示するための撮像条件設定ボタンである。524は、撮像するAOSLO像の深さの調整を指示するための深さ調整ボタンである。550は、非共焦点画像の輪郭強調モードを指示するための輪郭強調モードボタンである。
551は、ディテクター704−2およびディテクター704−2から生成される輪郭強調画像の表示部である。552は、ディテクター704−2で取得された非共焦点画像が表示される非共焦点画像表示部である。553は、ディテクター704−3で取得された非共焦点画像が表示される非共焦点画像表示部である。554は、輪郭強調する角度を変化させるための角度調整部である。555は、アパーチャ722とアパーチャ732の間隔を調整するためのアパーチャ間隔調整部であり、作用の詳細は第2の実施形態にて説明する。
<撮像フロー>
本実施形態のAOSLO装置における撮像フローについて図8および図9を用いて説明する。
図8に本実施形態における撮像フローを示す。以下に、各工程について述べる。なお、特に明記が無い限り制御PC106から制御されているものである。
まず、ステップS101で装置を立ち上げ各種確認を行う。
操作者が制御PC106及びAOSLO装置の電源を入れると、装置内で測定用の制御ソフトが起動し、図7に示す制御ソフト画面を液晶モニター105に表示する。この状態で、被検者に顔を顔受け部104にセットしてもらう。
次に、ステップS102で前眼部画像を取得する。
操作者により制御ソフト画面の実行ボタン501が押されると、前眼部表示部512に、CCDカメラ260で撮像される前眼部の画像を表示する。前眼部表示部512の中央に瞳孔の中心が略正しい状態で表示されていない場合は、操作者はジョイスティック107を用いてヘッド部102を略正しい位置に動かす。さらに調整が必要な場合は、操作者は制御画面上の電動ステージボタン503を押し、顎受け駆動部109を微動させる。
次に、ステップS103でWFSLO像を取得する。略正しい状態で前眼部画像が表示された場合、ディテクター238−2で撮像されるWFSLO像を、WFSLO表示部515に表示する。固視灯位置表示部513で固視灯を中央位置に設定し、被検眼207の視線を中心に誘導する。次に、操作者はWFSLO強度表示部516を見ながら、フォーカス調整ボタン504を用いて調整を指示する。操作者はWFSLO強度表示部516に表示される信号強度が大きくなるように調整を指示する。WFSLO強度表示部516には横軸時間、縦軸信号強度でWFSLO部のディテクター238−2で検出された信号強度を時系列に表示する。ここで、フォーカス調整ボタン504の調整が指示されることで、レンズ235−10、14、16、18の位置を同時に移動させ、フォーカス位置を調整する。WFSLO表示部515にWFSLO像が鮮明に表示されたことを確認した操作者がWFSLO記録ボタン517を押すことに応じて、WFSLOデータを保存部(不図示)に保存する。
次に、ステップS104でAOSLO像の取得位置を決定する。
操作者はWFSLO表示部515に表示されたWFSLO像を確認し、AOSLO像を取得したい位置を後述の手段を用いて決める。その位置がWFSLO表示部515の中央にくるように被検眼207の視線を固視灯256を用いて誘導する。AOSLO像を取得する位置を決める手段は2通りある。一つは固視灯位置表示部513において固視灯の位置を操作者が指示する方法であり、指示された位置の固視灯を点灯する。もう一つはWFSLO表示部515において操作者が所望の位置を指示する方法である。WFSLO表示部515上の画素と固視灯の位置を関連付けて記憶しており、指示に応じて固視灯の位置を自動的に移動し、視線を所望の位置に誘導する。AOSLO像を取得したい位置がWFSLO表示部515***に移動したのを確認した操作者からの指示に応じて、次の工程に移る。
次に、ステップS105で収差補正を行う。
操作者が収差測定ボタン506を押すと、WFSLO測定光である測定光206−2を遮断し、光源201−3から射出されるビーコン光のシャッターを開いてビーコン光である測定光206−3を被検眼207に照射する。波面センサ表示部514に、波面センサ255で検出されたハルトマン像を表示する。このハルトマン像から演算された波面収差を、収差補正表示部511に表示する。波面収差はデフォーカス(defocus)成分(μm単位)と、全ての収差量(μmRMS単位)に分けて表示される。ここで、ステップS103において、AOSLO測定光とビーコン光のフォーカスレンズであるレンズ235−10、16の位置が調整されているため、この工程で収差測定の準備ができている。具体的には、測定光206−3に対する戻り光208’’が、ピンホール298をけられることなく通過し、波面センサ255に到達する状態になっている。ここで自動フォーカスボタン521が押されると、デフォーカスの値が小さくなるようにレンズ235−10、14、16、18の位置を調整する。操作者が収差補正ボタン522を押すと、収差量が小さくなる方向に空間光変調器259を調整し、リアルタイムに収差量の値を表示する。収差量の値が事前に設定された閾値(たとえば0.03μmRMS)以下になると自動的にAOSLO撮像ボタン507が押された状態となり、次の工程に移動する。収差量の閾値は任意に設定できる。また、閾値以下にならない場合には、操作者が収差補正一時停止ボタン508を押し、収差補正を停止させたのち、AOSLO測定ボタン507を押すことにより次の工程に移動させることもできる。
次に、ステップS106で非共焦点アパーチャの初期角度を設定する。
ここでは、次ステップであるステップS107のAOSLO像の取得の前に、非共焦点アパーチャ722および732をつなぐ直線とY軸との成す角であるθの初期角度を設定する。この初期角度は、あらかじめ制御PC106に内蔵されている不図示のメモリ内に保存されており、X方向と平行やY方向と平行など、検者にとって認識しやすい角度が良い。ただし、これに限ることはなく、前回検査を終了した際の角度等でも良い。
また、人眼の眼底の血管走行方向や神経節線維層の走行方向は、個人差はあるもの、領域ごとにある程度の傾向を有している。このため、ステップS104にてAOSLO像の取得位置を決定した際に、自動的に画角内に入る構造の走行方向を制御PC106にて予測し、その走行方向と直交する方向に非共焦点アパーチャの角度を決めても良い。このように、非共焦点アパーチャの角度を自動で予測し、配置させることで、操作者の工数を低減させることができ、スループットを向上させることができる。
次に、ステップS107でAOSLO像を取得する。
操作者がAOSLO撮像ボタン507を押すと、ビーコン光である測定光206−3を遮断し、AOSLO測定光206−1のシャッターを開いて測定光206−1を被検眼207に照射する。AOSLO表示部518に収差補正済みのAOSLO像を表示する。さらに、ディテクター704−2および704−3で取得された非共焦点画像が表示される非共焦点画像表示部552および553には、非共焦点画像が表示される。
また、AOSLO強度表示部519には、WFSLO強度表示部516と同様に、AOSLO部のディテクター704−1で検出された信号強度を時系列に表示する。操作者は、信号強度が不十分な場合には、AOSLO強度表示部519を見ながらフォーカス位置、顎受け位置を調整し、信号強度が大きくなるように調整を指示する。また、操作者は、撮像条件設定ボタン523を使用することによって、撮像画角、フレームレート、撮像時間を指示することができる。また、操作者は、深さ調整ボタン524を調整して、レンズ235−10を移動させ、被検眼207の深さ方向の撮像範囲を調整することができる。具体的には、視細胞層や神経線維層、色素上皮層等の所望の層のAOSLO像を取得させることができる。AOSLO表示部518にAOSLO像が鮮明に表示されたことを確認した操作者が、AOSLO記録ボタン520を押したことに応じて、AOSLOデータを保存部へ保存する。その後、測定光206−1を遮断する。
次に、ステップS108で非共焦点アパーチャの角度を設定する。
操作者が角度調整部554を操作、具体的には角度を表すインジケータ等を回転操作する。操作に応じて、非共焦点アパーチャ722および732が、指示された眼底共役面上での見かけの角度配置となるよう電動ステージ723および733が制御PC106からの信号をもとに駆動される。この作用の詳細について、図9を用いて説明する。
図9(a)は被検眼網膜227の血管部の共焦点画像であり、血管228が右上から左下の方向に走行している。ここで、図9(b)に示すように、眼底共役面上での見かけの非共焦点アパーチャ配置が、血管228の走行方向と略平行に右上から左下に向かう方向に、角度調整部554によって設定されたとする。すると、アパーチャ722を透過する拡散光と、アパーチャ732を透過する拡散光の強度に大きな差が生じない。このため、ディテクター704−2および704−3の信号の差分から生成される強調画像は、図9(c)に示すようになり、血管の輪郭を強く強調することはできない。一方、眼底共役面上での見かけの非共焦点アパーチャ配置が、図9(d)に示すように、血管228の走行方向と略直交する左上から右下に向かう方向に、角度調整部554によって設定されたとする。すると、アパーチャ722を透過する拡散光と、アパーチャ732を透過する拡散光の強度に大きな差が生じる。このため、ディテクター704−2および704−3の信号の差分から生成される強調画像は、図9(e)に示すようになり、血管の輪郭を強く強調することができる。なお、表示部551に表示された輪郭強調画像上に設定中の角度を示す指標、例えば直線を、領域の中心部又は操作者により指定された位置を中心部として表示するようにしても良い。
このように、被検査物の線状構造の走行方向に適した方向に非共焦点アパーチャを配置することで、次ステップにて輪郭が強く強調された輪郭強調像を取得することができる。
次に、ステップS109でAOSLO像の輪郭強調像を生成し表示する。
ここでは、前ステップS108でのアパーチャ配置にて得られたディテクター704−2および704−3の出力信号をもとに、前述の輪郭強調画像を演算する前述の式(1)を用い、制御PC106にて輪郭強調画像を生成する。そして、演算によって得られた画像を輪郭強調画像の表示部551に表示する。本ステップでも、輪郭強調画像表示部551に輪郭強調画像が鮮明に表示されたことを、操作者が確認する。確認した操作者がAOSLO記録ボタン520を押したことに応じて、AOSLOデータ(共焦点画像、非共焦点画像、輪郭強調画像、設定角度等)を被検眼の識別情報と対応付けて保存部へ保存する。
次に、ステップS110で、アパーチャの角度を変更するか否かを選択する。変更する場合はステップS106に戻り、変更しない場合は次ステップへ進む。
次に、ステップS111で、撮像位置を変更するか否かを選択する。変更する場合はステップS104に戻り、変更しない場合は次ステップへ進む。
次に、ステップS112で、左右眼を切り替えるか否かを選択する。左右眼を切り替える場合はステップS102へ戻り、切り替えない場合は次ステップに進み、STOPボタン502が押されることで、撮像処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、共焦点光と非共焦点光を空間分割し、さらに非共焦点光をビームスプリッタキューブ等で振幅分割した上で各々の光路中にアパーチャを設け、各々独立にアパーチャを移動可能とする構成としている。このような構成にすることで、2つのアパーチャを独立に移動させるのみの簡易な構成で、任意の角度での強調画像を生成することができる。また、2つの非共焦点画像を同時に取得し、その画像から強調画像を生成するため、モーションアーチファクトに強い強調画像を得ることができる。このため、診断価値の高い画像を提供することが可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、2つのアパーチャ722と732の眼底共役面上での見かけの間隔は所定の間隔のみであったが、本実施形態においては、2つのアパーチャ722と732の見かけの間隔を可変としている部分を特徴としている。以下では、本実施形態で特徴的な部分のみを説明し、第1の実施形態と同様の構成である部分は説明を省略する。
本実施形態における、AOSLO装置の構成、制御部の構成、光学系の構成、制御ソフト画面の構成は第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。本実施形態における特徴的な撮像フローを図10および図11を用いて説明する。
図10は、本実施形態における撮像フローを示している。ステップS201からステップS206までは、第1の実施形態における撮像フローのステップS101からステップS106までとそれぞれ同じ工程である。
ステップS207では、非共焦点アパーチャの眼底共役面上での見かけの初期間隔を設定する。この初期間隔は、制御PC106に内蔵されている不図示のメモリ内にあらかじめ保存されており、非共焦点アパーチャが互いに隣接するような間隔などが用いられる。また、これに限ることは無く、前回検査を終了した際の間隔などでも良い。本ステップの後、ステップS208に遷移し、AOSLO像が取得および表示される。
ステップS208およびステップS209は、第1の実施形態における撮像フローのステップS107およびステップS108とそれぞれ同じ工程である。
ステップS210は、本実施形態において特徴的な工程であり、非共焦点アパーチャの間隔設定である。
操作者が、図7における制御ソフトのアパーチャ間隔制御部555を操作、具体的には間隔を表すインジケータ等をスライド操作する。すると、非共焦点アパーチャ722および732が、指示された眼底共役面上での見かけの間隔配置となるよう電動ステージ723および733が制御PC106からの信号をもとに駆動される。この眼底共役面上での見かけの非共焦点アパーチャ間隔を変化させる作用について、図11を用いて説明する。
図11(a)は、構造体227pに測定光206−1を照射し、光が反射および散乱した様子を戻り光208−1〜5で概念的に表現した図である。この構造体227pの反射散乱光分布において、戻り光208−4および208−5は、戻り光208−2および208−3と比較して、入射光軸に対して大きい角度を持ち、光強度は十分に小さい例を示しいている。さらに、戻り光208−4と208−5を比較した場合に、戻り光208−5は、戻り光208−4に対して十分に小さい例を示している。
図11(b)および(c)は、眼底共役面上での見かけの非共焦点アパーチャ722および732、分岐部711での透過領域711tを表現している。ステップS210でのアパーチャ間隔調整部555の操作によって、図11(b)は、非共焦点アパーチャの間隔が狭く設定された場合、図11(c)は、非共焦点アパーチャの間隔が広く設定された場合を表現している。
図11(b)のアパーチャ配置において、非共焦点アパーチャの眼底共役面上での見かけの間隔はd1である。図11(a)で測定光206−1とほぼ同軸である戻り光208−1は、透過領域711tを経てディテクター704−1に入射し、共焦点画像を生成する。また、測定光軸に対して+X側に偏った戻り光208−2および208−4は、アパーチャ722を経てディテクター704−2に入射し、第1の非共焦点画像を生成する。一方、―X側に偏った戻り光208−3および208−5は、アパーチャ732を経てディテクター704−3に入射し、第2の非共焦点画像を生成する。このとき、2つの非共焦点画像は、戻り光208−2および208−3の光強度の占める割合が大きいため、戻り光208−4と208−5の差分を十分に強調することができず、強い輪郭強調を行うことができない。
次に、図11(c)のアパーチャ配置において、非共焦点アパーチャの眼底共役面上での見かけの間隔はd2であり、d1<d2である。図11(a)での戻り光208−1は、図11(b)と同様、透過領域711tを経てディテクター704−1に入射し、共焦点画像を生成する。また、戻り光208−4は、アパーチャ722を経てディテクター704に入射し、第1の非共焦点画像を生成する。戻り光208−5は、アパーチャ732を経てディテクター704−3に入射し、第2の非共焦点画像を生成する。一方、図11(c)のアパーチャ配置では、非共焦点アパーチャ722および732の見かけの間隔が広いため、戻り光208−2および208−3は、透過領域711tおよびアパーチャ722、732のいずれの開口部も通らない。このため、戻り光208−2および208−3は、いずれのディテクターへも照射されないこととなり、画像生成へ寄与しない。このような構成にすると、散乱の方向による戻り光強度の差が大きい戻り光208−4および208−5が、非共焦点画像の生成に対し支配的になる。このため、2つの非共焦点画像によって生成される強調画像において、強い輪郭強調を行うことができる。
このように、非共焦点アパーチャの眼底共役面上での見かけの間隔を変えることで、輪郭強調の程度を変更することができる。ただし、一般的には共焦点領域に近づくほど戻り光の強度は大きくなるため信号強度が強くなり、ノイズの小さい画像を取得することができる。
また、ここでは操作者の操作によって非共焦点アパーチャの眼底共役面上での見かけの間隔を変更する手法を説明したがこれに限ることはない。例えば、制御PC106によって自動で決定されても良い。前述のように、一般的に散乱による戻り光強度は、共焦点領域から離れれば離れるほど小さくなり、近づけば近づくほど強くなる。このため、ディテクター704−2および704−3の出力をモニタリングし、所定の閾値以上である場合は、各出力が略閾値になるまで非共焦点アパーチャの間隔を広げる。こうすることで、ノイズの少ない非共焦点画像を実現しつつ、輪郭強調の強い輪郭強調画像を生成することができる。一方、ディテクター704−2および704−3の出力が所定の閾値以下である場合は、各出力が略閾値になるまで非共焦点アパーチャの間隔を狭める。こうすることで、ノイズの少ない輪郭強調画像を生成することができる。
このように、周辺散乱光の光強度が強い場合には、アパーチャを離して配置し、散乱光の強度が弱い場合にはアパーチャを近づけて配置することで、ノイズが少ない輪郭強調画像を、被検査物の反射および散乱光分布によらず取得することができる。
以上のように、非共焦点アパーチャの眼底共役位置での見かけの間隔を可変とすることで、輪郭をより強調した画像を提供することができ、より微細な構造を画像化することができる。これにより、診断価値の高い画像を提供することができる。
[その他の実施形態]
なお、上述した本発明の各実施形態では、開口を持つ遮光部材と、開口を透過した光を受光するディテクターとを移動する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、反射部を有する遮光部材と、反射部で反射された光を受光するディテクターとを移動する場合も、本発明に含まれる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
また、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 AOSLO装置
106 制御PC
700 AOSLO受光光学系
704−1〜3 AOSLOディテクター
706 分岐部
711 分岐部
722 アパーチャ
723 電動ステージ
732 アパーチャ
733 電動ステージ

Claims (15)

  1. 測定光を照射された被検査物からの戻り光を分割する第1の分割手段と、
    前記第1の分割手段によって分割された光を、それぞれの光の光路中に設けられた第1および第2のアパーチャを介してそれぞれ受光する第1および第2の受光手段と、
    前記第1および第2の受光手段からの受光信号をもとに画像を生成する生成手段と、
    前記第1および第2アパーチャの位置をそれぞれ光軸に垂直な面内で移動させる移動手段とを有し、
    前記移動手段は、前記第1および前記第2のアパーチャをそれぞれ独立して移動させることを特徴とする眼科撮像装置。
  2. 前記眼科撮像装置は、前記戻り光を少なくとも二つに分割する第2の分割手段を更に有し、
    前記第1の分割手段は、前記第2の分割手段によって分割された光のうちの一つを振幅分割することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮像装置。
  3. 前記第2の分割手段は、前記戻り光を中心部と周辺部とに分割し、前記第1の分割手段は、前記周辺部の光を振幅分割することを特徴とする請求項1または2に記載の眼科撮像装置。
  4. 前記第2の分割手段は、前記戻り光の中心部を、反射または透過を利用して分割する部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  5. 前記被検査物に共役な位置において前記第1よび第2のアパーチャが成す角が変更できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  6. 前記生成手段によって生成された画像から被検査物の線状構造の角度を演算し、前記被検査物に共役な位置において前記第1および第2のアパーチャが成す角を前記線状構造の角度に略直交する角度にすることを特徴とする請求項の1乃至5のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  7. 前記被検査物は眼底であり、前記眼科撮像装置は、前記眼底に測定光を照射する位置を指示する指示手段を更に有し、前記第1および第2のアパーチャが成す角は、前記指示手段の出力をもとに決定されることを特徴とする請求項の1乃至6のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  8. 前記被検査物に共役な位置において前記第1よび第2のアパーチャの間隔は変更できることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  9. 前記被検査物に共役な位置において前記第1よび第2のアパーチャの間隔は、前記第1および第2の受光手段の出力をもとに決定されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  10. 前記第1の分割手段は、ビームスプリッタキューブであり、前記第1の分割手段に入射する光は略平行光であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  11. 前記移動手段は、前記第1および第2のアパーチャとともに、前記第1および第2の受光手段をそれぞれ移動させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  12. 前記移動手段は、前記第1および第2のアパーチャのそれぞれを、対応する前記第1および第2の受光手段との位置関係を保持した状態で移動させることを特徴とする請求項11に記載の眼科撮像装置。
  13. 前記第1および第2の受光手段は、前記第1および第2のアパーチャのそれぞれを移動させた場合の透過光を受光することができる受光面積を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  14. 前記被検査物からの戻り光の波面を測定する波面測定手段と、
    被検査物に測定光を投影する光学系に配置され、被検査物に投影する測定光の波面を制御する補正手段とを更に有し、
    前記波面測定手段によって測定された波面収差に基づいて、前記補正手段を駆動させることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  15. 測定光を照射された被検査物からの戻り光に基づき、前記被検査物の平面画像を取得する取得工程と、
    前記平面画像に含まれる線状構造に直交する角度を求める工程と、
    求めた角度に応じて、前記戻り光を分割したそれぞれの光を遮光する開口を有する第1および第2の遮光部材と、前記開口を透過したそれぞれの光を受光する第1および第2の受光手段を移動させる工程とを有することを特徴とする眼科撮像装置の制御方法。
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