JP2018160496A - 半導体装置 - Google Patents

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【課題】半導体層の表面に対して形成される保護膜と比べて、フィールドプレート電極の表面に対して形成される保護膜を厚く構成できるため、耐湿性の低下を抑制できる。【解決手段】半導体装置は、フィールドプレート電極と、フィールドプレート電極の表面を覆う保護膜と、を備え、保護膜は、フィールドプレート電極の表面に対して形成された窒化ケイ素膜と、窒化ケイ素膜の表面に対して窒化ケイ素膜より厚く形成された二酸化ケイ素膜と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体装置には、半導体装置の表面を保護する保護膜を備えるものがある(特許文献1)。保護膜に要求される特性のひとつとして、耐湿性が挙げられる。
特開2008−311269号公報
特許文献1の窒化物半導体積層構造部は、窒化物半導体積層構造部の表面に対して形成された窒化ケイ素膜と、窒化ケイ素膜の表面に対して形成された二酸化ケイ素膜と、が積層された保護膜を備える。特許文献1における保護膜は、リーク電流を抑制するために半導体層の表面に対して形成されることから、厚さが1050Å〜5500Åの範囲内であり、比較的薄い。このため、特許文献1における保護膜を、半導体装置を保護する保護膜として用いた場合、その薄さから耐湿性が非常に低くなる虞がある。このような課題を解決するために、半導体装置の表面を保護する保護膜について、耐湿性の低下を抑制可能な技術が望まれる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、半導体装置が提供される。この半導体装置は、フィールドプレート電極と、前記フィールドプレート電極の表面を覆う保護膜と、を備え、前記保護膜は、前記フィールドプレート電極の表面に対して形成された窒化ケイ素膜と、前記窒化ケイ素膜の表面に対して前記窒化ケイ素膜より厚く形成された二酸化ケイ素膜と、を有する。このような形態とすれば、半導体層の表面に対して形成される保護膜と比べて、フィールドプレート電極の表面に対して形成される保護膜を厚く構成できるため、耐湿性の低下を抑制できる。また、半導体装置を製造する工程において保護膜を形成した後に、例えば、裏面電極を形成するために熱処理を行っても、窒化ケイ素膜より熱膨張率の高い二酸化ケイ素膜の厚みが窒化ケイ素膜より厚く形成されているため、熱処理によって保護膜に生じる熱応力が緩和され、クラックが発生しにくい。したがって、半導体装置の製造において、熱処理による保護膜の割れを原因とした歩留まりの低下を抑制できる。
(2)上記形態における半導体装置において、前記窒化ケイ素膜の厚さは、0.1μm以上であり、前記二酸化ケイ素膜の厚さは、前記窒化ケイ素膜の約9倍であってもよい。このような形態とすれば、保護膜における耐湿性の低下をより一層抑制できる。また、半導体装置の製造において、熱処理による保護膜の割れを原因とした歩留まりの低下をより一層抑制できる。
本発明は、半導体装置に限るものではなく、例えば、上記形態の半導体装置が組み込まれた電気機器などの形態で実現することができる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
本発明によれば、半導体層の表面に対して形成される保護膜と比べて、フィールドプレート電極の表面に対して形成される保護膜を厚く構成できるため、耐湿性の低下を抑制できる。また、半導体装置を製造する工程において保護膜を形成した後に、例えば、裏面電極を形成するために熱処理を行っても、窒化ケイ素膜より熱膨張率の高い二酸化ケイ素膜の厚みが窒化ケイ素膜より厚く形成されているため、熱処理によって保護膜に生じる熱応力が緩和され、クラックが発生しにくい。したがって、半導体装置の製造において、熱処理による保護膜の割れを原因とした歩留まりの低下を抑制できる。
第1実施形態における半導体装置の構成を模式的に示す断面図である。 半導体装置の一部を拡大した拡大図である。
A.第1実施形態:
A−1.半導体装置の構成
図1は、第1実施形態における半導体装置10の構成を模式的に示す断面図である。図1には、相互に直交するXYZ軸が図示されている。
図1のXYZ軸のうち、X軸は、図1の紙面左から紙面右に向かう軸であり、+X軸方向は、紙面右に向かう方向であり、−X軸方向は、紙面左に向かう方向である。図1のXYZ軸のうち、Y軸は、図1の紙面手前から紙面奥に向かう軸であり、+Y軸方向は、紙面奥に向かう方向であり、−Y軸方向は、紙面手前に向かう方向である。図1のXYZ軸のうち、Z軸は、図1の紙面下から紙面上に向かう軸であり、+Z軸方向は、紙面上に向かう方向であり、−Z軸方向は、紙面下に向かう方向である。
半導体装置10は、窒化ガリウム(GaN)を用いて形成されたGaN系の半導体装置である。本実施形態では、半導体装置10は、縦型ショットキーバリアダイオードである。半導体装置10は、基板110と、半導体層120と、ショットキー電極130と、絶縁膜140と、フィールドプレート電極150と、保護膜160と、裏面電極170とを備える。
基板110は、X軸およびY軸に沿って広がる板状を成す半導体層である。基板110は、窒化ガリウム(GaN)から形成され、ケイ素(Si)をドナーとして含有するn型半導体層である。
半導体層120は、X軸およびY軸に沿って広がる板状を成すn型半導体層である。半導体層120は、窒化ガリウム(GaN)から形成され、ケイ素(Si)をドナーとして含有する。半導体層120は、基板110の+Z軸方向側に形成されている。
ショットキー電極130は、導電性を有し、半導体層120にショットキー接合された電極である。ショットキー電極130のX軸方向における中央部は、+Z軸方向側でフィールドプレート電極150と接触する。本実施形態では、ショットキー電極130は、ニッケル(Ni)から形成される。
絶縁膜140は、電気絶縁性を有し、半導体層120における+Z軸方向側の表面全体と、ショットキー電極130のZ軸方向に沿った側面と、ショットキー電極130の+Z軸方向側の表面のうちの外縁近傍部(図1では、+X軸方向端部および−X軸方向端部)と、を被覆する。本実施形態では、絶縁膜140の厚さは、600nmである。絶縁膜140は、酸化アルミニウム膜142と、二酸化ケイ素膜144とを備える。
酸化アルミニウム膜142は、酸化アルミニウム(Al23)から成る。酸化アルミニウム膜142は、二酸化ケイ素膜144に対して、−Z軸方向側に位置し、半導体層120における+Z軸方向側の表面全体と、ショットキー電極130のZ軸方向に沿った側面と、ショットキー電極130の+Z軸方向側の表面のうちの外縁近傍部(図1では、+X軸方向端部および−X軸方向端部)と、にそれぞれ直接接する。本実施形態では、酸化アルミニウム膜142の厚さは、100nmである。
二酸化ケイ素膜144は、二酸化ケイ素(SiO2)から成る。二酸化ケイ素膜144は、酸化アルミニウム膜142に対して、+Z軸方向側に位置し、酸化アルミニウム膜142と直接接する。本実施形態では、二酸化ケイ素膜144の厚さは、500nmである。
フィールドプレート電極150は、導電性を有し、ショットキー電極130のうち絶縁膜140で覆われていない部分と、絶縁膜140のうちショットキー電極130に近い側の一部と、を連続的に覆う。フィールドプレート電極150は、絶縁膜140を介して半導体層120を覆っている。このような形状をとることによって、フィールドプレート電極150は、半導体層120との間に絶縁膜140を挟むフィールドプレート構造を形成する。本実施形態では、フィールドプレート電極150は、ニッケル(Ni)から形成される。
裏面電極170は、導電性を有し、基板110の−Z軸方向側にオーミック接合された電極である。本実施形態では、裏面電極170は、チタン(Ti)から成る層にアルミニウム(Al)から成る層を積層した後に焼成によって合金化した電極である。
保護膜160は、電気絶縁性を有し、フィールドプレート電極150のうちX軸方向における中央部を除く外縁側部分と、絶縁膜140のうちフィールドプレート電極150で覆われていない外縁側部分と、を連続的に覆う。本実施形態では、保護膜160の厚さは、1μmである。
図2は、半導体装置10の一部を拡大した拡大図である。図2に示すように、保護膜160は、窒化ケイ素膜162と、二酸化ケイ素膜164とを備える。窒化ケイ素膜162は、窒化ケイ素(SiN)から成り、フィールドプレート電極150のうち二酸化ケイ素膜144と接する側とは反対側の表面に対して形成された層である。窒化ケイ素膜162は、プラズマ化学気相成長法(プラズマCVD)によって形成される。窒化ケイ素膜162の厚さは、0.1μm以上であることが好ましく、本実施形態では、窒化ケイ素膜162の厚さは、0.1μmである。
二酸化ケイ素膜164は、二酸化ケイ素(SiO2)から成り、窒化ケイ素膜162のうちフィールドプレート電極150と接する側とは反対側の表面に対して形成された層である。二酸化ケイ素膜164は、プラズマ化学気相成長法(プラズマCVD)によって形成される。二酸化ケイ素膜164の厚さは、窒化ケイ素膜162の約9倍程度であることが好ましく、本実施形態では、二酸化ケイ素膜164の厚さは、0.9μmである。
以上説明した実施形態によれば、半導体層の表面に対して形成される保護膜と比べて、フィールドプレート電極150の表面に対して形成される保護膜160を厚く構成できるため、耐湿性の低下を抑制できる。また、半導体装置10を製造する工程において保護膜160を形成した後に、裏面電極170を形成するために熱処理を行っても、窒化ケイ素膜162より熱膨張率の高い二酸化ケイ素膜164の厚みが窒化ケイ素膜162より厚く形成されているため、裏面電極170の形成のための熱処理によって保護膜160に生じる熱応力が緩和され、クラックが発生しにくい。したがって、半導体装置10の製造において、熱処理による保護膜160の割れを原因とした歩留まりの低下を抑制できる。
また、第1実施形態の半導体装置10では、窒化ケイ素膜162の厚さは、0.1μmであり、二酸化ケイ素膜164の厚さは、0.9μmであるため、保護膜160における耐湿性の低下をより一層抑制できる。また、半導体装置10の製造において、裏面電極170の形成のための熱処理による保護膜160の割れを原因とした歩留まりの低下をより一層抑制できる。
B.変形例:
B1.変形例1:
第1実施形態では、第1実施形態の半導体装置10では、窒化ケイ素膜162の厚さは、0.1μmであり、二酸化ケイ素膜164の厚さは、0.9μmであったが、本発明はこれに限られない。例えば、二酸化ケイ素膜の厚さが窒化ケイ素膜の厚さより厚く形成され、かつ、保護膜の厚さとして耐湿性の低下に影響を与えない程度において、二酸化ケイ素膜の厚さおよび窒化ケイ素膜の厚さが任意に選択されてもよい。
第1実施形態では、半導体装置10は、縦型ショットキーバリアダイオードであったが、本発明はこれに限られない。例えば、横型ショットキーバリアダイオード、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、MESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)などの保護膜としても利用可能である。
10…半導体装置
110…基板
120…半導体層
130…ショットキー電極
140…絶縁膜
142…酸化アルミニウム膜
144…二酸化ケイ素膜
150…フィールドプレート電極
160…保護膜
162…窒化ケイ素膜
164…二酸化ケイ素膜
170…裏面電極

Claims (2)

  1. 半導体装置であって、
    フィールドプレート電極と、
    前記フィールドプレート電極の表面を覆う保護膜と、を備え、
    前記保護膜は、
    前記フィールドプレート電極の表面に対して形成された窒化ケイ素膜と、
    前記窒化ケイ素膜の表面に対して前記窒化ケイ素膜より厚く形成された二酸化ケイ素膜と、を有する、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記窒化ケイ素膜の厚さは、0.1μm以上であり、
    前記二酸化ケイ素膜の厚さは、前記窒化ケイ素膜の約9倍である、半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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