JP2018159726A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ダクトの断面積を広くして排気量を十分に確保することができる、画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム52と、トナーを現像槽64の内部で攪拌および搬送して感光体ドラム52に供給する現像装置20と、トナー補給装置24と、トナー補給装置24が装着される本体部12とを備えている。現像槽64には、排気口72が設けられており、排気口72には、フィルタ74が設けられている。現像槽64とトナー補給装置24との間には、排気口72に連通する内部空間Sを有する排気ダクト34が構成されている。排気ダクト34の一部は、現像槽64およびトナー補給装置24のそれぞれの互いに対向する壁部64a,24aで構成されている。【選択図】図4

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特にたとえば、現像槽の内部でトナーを攪拌して帯電させる現像装置を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機およびファクシミリなどの画像形成装置の画像形成プロセスでは、像担持体である感光体の表面に静電潜像が形成され、現像装置から静電潜像に帯電したトナーが供給されてトナー像が形成される。そのため、現像装置の現像槽では、搬送スクリューなどの攪拌部でトナーを攪拌することによってトナーを帯電させる必要があるが、印刷速度の高速化などのために攪拌部の駆動速度が速くなると、現像槽の内圧が上昇して、トナーが外部へ飛散するおそれがある。
そこで、特許文献1に記載された従来の画像形成装置では、現像槽(現像容器)の側壁にダクトからなる排気部を設け、現像槽(現像容器)の内部の空気を排気部に通して外部に排出し、これにより現像槽(現像容器)の内圧が上昇することを抑制していた。
特開2011−197291号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、現像槽(現像容器)の側壁に設けられた排気部が他の部品から独立しているため、小型化の要請から排気部の断面積を広くすることが困難であり、排気量を十分に確保することができなかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、排気ダクトの断面積を広くして排気量を十分に確保することができる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、トナーを収容する現像槽を有し、トナーを現像槽の内部で撹拌および搬送して像担持体に供給する現像装置と、現像装置にトナーを補給するトナー補給装置と、トナー補給装置が装着される本体部とを備える画像形成装置である。現像槽におけるトナー補給装置と対向する壁部には、現像槽の内部の空気を排出するための排気口が設けられており、排気口には、トナーの排出を阻止するためのフィルタが設けられており、現像槽とトナー補給装置との間には、排気口に連通する排気ダクトが構成されており、排気ダクトの一部は、現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部で構成される画像形成装置である。
第1の発明では、排気ダクトの一部は、現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部で構成されているので、排気ダクトをトナー補給装置から独立して構成する必要がなく、排気ダクトの断面積を広くして排気量を十分に確保することができる。また、排気ダクトを分割して簡単に形成することができる。
さらに、トナー補給装置は、本体部の装着部に着脱可能に装着されるので、装着部からトナー補給装置を離脱させることによって、排気ダクトを分割することができる。これにより、排気ダクトの内部へのアクセスが容易になり、メンテナンスの作業性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、本体部には、排気ダクトに連通するダクト部が設けられており、ダクト部には、排気ダクトの内部空間の空気を排出する排気ファンが設けられている。
第2の発明では、排気ファンによって排気ダクトの内部空間の空気を強制的に排出することができるので、現像槽の内圧の上昇をより効果的に抑制できる。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、現像装置は、像担持体にトナーを供給する現像ローラを有しており、排気ダクトは、現像ローラの軸線に対して平行に延びるように設けられている。
第3の発明では、排気ダクトは、現像ローラの軸線に対して平行に延びるように設けられているので、排気ダクトを現像ローラに沿わせてコンパクトに構成することができる。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に従属し、現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部の間には、排気ダクトの一部を構成する第1ダクト構成部が配置されており、第1ダクト構成部は、現像槽に一体的に設けられている。
排気ダクトの一部を現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部で構成しても、これらの壁部の間には隙間が生じることがある。第4の発明では、現像槽に一体的に設けられた第1ダクト構成部で上記隙間を塞ぐことができる。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明に従属し、現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部の間には、排気ダクトの一部を構成する第2ダクト構成部が配置されており、第2ダクト構成部は、トナー補給装置に一体的に設けられている。
排気ダクトの一部を現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部で構成しても、これらの壁部の間には隙間が生じることがある。第5の発明では、トナー補給装置に一体的に設けられた第2ダクト構成部で上記隙間を塞ぐことができる。
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかの発明に従属し、現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部の間には、排気ダクトの一部を構成する第3ダクト構成部が配置されており、第3ダクト構成部は、本体部に一体的に設けられている。
排気ダクトの一部を現像槽およびトナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部で構成しても、これらの壁部の間には隙間が生じることがある。第6の発明では、本体部に一体的に設けられた第3ダクト構成部で上記隙間を塞ぐことができる。
この発明によれば、排気ダクトの断面積を広くして排気量を十分に確保することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例に係る画像形成装置の構成を模式的に示す正面図である。 この発明の第1実施例に係る画像形成装置の要部の構成を模式的に示す部分拡大背面図である。 図3(A)は、第1実施例に係る画像形成装置における現像装置およびトナー補給装置の一部の構成を示す斜視図であり、図3(B)は、それらの一部の構成を示す断面図である。 図4(A)は、図3(A)に対応する部分拡大斜視図であり、図4(B)は、図3(B)に対応する部分拡大断面図である。 図5(A)は、第2実施例に係る画像形成装置における現像装置およびトナー補給装置の一部の構成を示す拡大斜視図であり、図5(B)は、それらの一部の構成を示す拡大断面図である。 図6(A)は、第3実施例に係る画像形成装置における現像装置およびトナー補給装置の一部の構成を示す拡大斜視図であり、図6(B)は、それらの一部の構成を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
[第1実施例]
図1は、この発明の第1実施例に係る画像形成装置10の構成を模式的に示す正面図であり、図2は、画像形成装置10の要部の構成を模式的に示す部分拡大背面図である。
図1に示す画像形成装置10は、パーソナルコンピュータなどの外部装置(図示省略)から入力された画像情報に基づいて、記録媒体の表面にモノクロ画像を形成するプリンタである。なお、記録媒体としては、用紙やオーバーヘッドプロジェクタ用シートなどを使用できるが、以下では、用紙Pを使用した場合について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、本体部12と、用紙Pを収容する用紙収容部14と、用紙Pを搬送する用紙搬送部16と、用紙Pに画像を形成する電子写真プロセス部18とを備えている。なお、図1では、電子写真プロセス部18を一点鎖線で示している。
図1に示すように、本体部12は、用紙収容部14、用紙搬送部16および電子写真プロセス部18のそれぞれを収容し、かつ、支持する箱状の部材である。本体部12の内部には、現像装置20が着脱可能に装着される第1装着部22と、トナー補給装置24が着脱可能に装着される第2装着部26とが設けられている。なお、現像装置20およびトナー補給装置24のそれぞれの構成については、後に詳細に説明する。また、本体部12の内部には、用紙搬送部16で搬送される用紙Pが通過する搬送経路Qが上下方向に延びて設けられている。
本体部12の上部には、用紙Pを外部に排出するための用紙排出口28が設けられており、本体部12の上面には、用紙排出口28から排出された用紙Pを受ける排紙トレイ30が設けられている。図1では、用紙Pの排出方向を矢印で示している。
図1中の二点鎖線(仮想線)で示すように、本体部12の前壁部(図示省略)には、第2装着部26にトナー補給装置24を装着したり、第2装着部26からトナー補給装置24を離脱させたりするときに、トナー補給装置24が通過する出入口32が設けられている。
図2に示すように、本体部12の後壁部12aには、現像装置20とトナー補給装置24との間に構成された排気ダクト34に連通するダクト部36が設けられている。ダクト部36には、排気ダクト34の内部空間Sの空気を本体部12の外部に排出するための排気ファン38が設けられている。なお、排気ダクト34の構成については、後に詳細に説明する。
図1に示すように、用紙収容部14は、用紙Pを収容する給紙トレイ40と、給紙トレイ40に収容された用紙Pを1枚ずつ取り出して搬送経路Qに供給するピックアップローラ42とを有している。給紙トレイ40は、その出口40aが搬送経路Qに連なるように設けられており、ピックアップローラ42は、出口40aの近傍に設けられている。
図1に示すように、用紙搬送部16は、一対の第1搬送ローラ44,44と、一対のレジストローラ46,46と、一対の第2搬送ローラ48,48と、一対の第3搬送ローラ50,50とを有している。
第1搬送ローラ44,44、第2搬送ローラ48,48および第3搬送ローラ50,50は、給紙トレイ40から搬送経路Qに供給された用紙Pを排紙トレイ30に向けて搬送するものである。レジストローラ46,46は、第1搬送ローラ44,44によって搬送されてきた用紙Pの先端部を一時的に保持し、この用紙Pを画像形成のための所定のタイミングで、電子写真プロセス部18の感光体ドラム52および転写部54に供給するものである。これらの各ローラは、モータなどの回転駆動源(図示省略)によって回転されるように構成されている。
図1に示すように、電子写真プロセス部18は、像担持体としての感光体ドラム52と、帯電部56と、露光部58と、現像装置20と、トナー補給装置24と、転写部54と、クリーニング部60と、定着部62とを有している。
感光体ドラム52は、円柱状または円筒状の導電性基体(図示省略)の表面に感光層(図示省略)を形成したものであり、モータなどの回転駆動源(図示省略)によってその軸線まわりに回転されるように構成されている。
帯電部56は、感光体ドラム52の表面を所定の極性および電位に帯電させるものであり、本実施例の帯電部56は、ローラ型の帯電装置で構成されている。露光部58は、感光体ドラム52の表面に光を照射するものであり、本実施例の露光部58は、レーザ光を出射するレーザ光出射装置で構成されている。帯電部56によって帯電された感光体ドラム52の表面に露光部58からレーザ光が照射されると、感光体ドラム52の表面には、画像情報に対応する静電潜像が形成される。
図3(A)は、画像形成装置10における現像装置20およびトナー補給装置24の一部の構成を示す斜視図であり、図3(B)は、それらの一部の構成を示す断面図である。図4(A)は、図3(A)に対応する部分拡大斜視図であり、図4(B)は、図3(B)に対応する部分拡大断面図である。なお、図3(A)の手前側の端面は、図3(B)において斜線で示した端面に対応している。
図1に示す現像装置20は、感光体ドラム52の表面にトナーを供給し、感光体ドラム52の表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)ものである。図3(A),(B)に示すように、現像装置20は、現像槽64と、第1搬送スクリュー66と、第2搬送スクリュー68と、現像ローラ70とを有している。
現像槽64は、第1搬送スクリュー66、第2搬送スクリュー68および現像ローラ70を収容するとともに、現像剤としてのトナーおよびキャリアを収容する容器であり、現像ローラ70の軸線に対して平行に延びる細長い箱状に形成されている。
図4(A)に示すように、現像槽64におけるトナー補給装置24と対向する壁部64aには、排気ダクト34の内部空間Sに連通する排気口72が設けられており、排気口72には、トナーおよびキャリアの排出を阻止するためのフィルタ74が設けられている。本実施例では、複数の排気口72が、排気ダクト34の長手方向に沿って互いに間隔を隔てて設けられており、複数の排気口72のそれぞれにフィルタ74が設けられている。
図4(A),(B)に示すように、現像槽64とトナー補給装置24との間には、排気口72に連通する排気ダクト34が構成されており、排気ダクト34の一部は、現像槽64およびトナー補給装置24のそれぞれの互いに対向する壁部64aおよび壁部24aで構成されている。
現像槽64の壁部64aの上部と、トナー補給装置24の壁部24aの上部との間には、排気ダクト34の上部(一部)を構成する第1ダクト構成部78が配置されており、現像槽64の壁部64aの下部と、トナー補給装置24の壁部24aの下部との間には、排気ダクト34の下部(一部)を構成する第1ダクト構成部80が配置されている。第1ダクト構成部78,80のそれぞれは、現像ローラ70の軸線に対して平行に延びる板状に形成されており、現像槽64に一体的に設けられている。
図4(A),(B)に示す第1搬送スクリュー66は、トナーおよびキャリアを攪拌しながら第2搬送スクリュー68に向けて搬送するものであり、図4(A),(B)に示す第2搬送スクリュー68は、トナーおよびキャリアを攪拌しながら現像ローラ70に向けて搬送するものである。これらのスクリュー66,68は、モータなどの回転駆動源(図示省略)によって回転されるように構成されている。現像槽64に収容されたトナーは、第1搬送スクリュー66および第2搬送スクリュー68で攪拌されることによって、キャリアと擦れ合って帯電する。
図4(A),(B)に示す現像ローラ70は、帯電したトナーを担持するとともに、このトナーを感光体ドラム52(図1)に供給する円柱状または円筒状の部材である。現像ローラ70は、モータなどの回転駆動源(図示省略)によって回転されるように構成されている。感光体ドラム52(図1)にトナーを供給するとき、現像ローラ70の表面には、トナーの帯電電位とは逆極性の電位が現像バイアス電圧として印加される。これにより、現像ローラ70に担持されたトナーは、静電潜像に向けて円滑に移動する。
図4(A),(B)に示す現像槽64の内部には、トナー濃度を検知するトナー濃度検知センサが設けられている。このトナー濃度検知センサが検知したトナー濃度が所定値よりも低くなると、トナー補給装置24に設けられた搬送スクリュー96(図4(B))が駆動されて、トナー補給装置24から現像槽64にトナーが補給される。
図1に示すように、トナー補給装置24は、トナーカートリッジ84と、トナーホッパ86とを有している。トナーカートリッジ84は、未使用のトナーを収容する有底円筒状のトナー容器88を有しており、トナー容器88の下部には、トナー排出口(図示省略)が設けられている。トナー容器88の内部には、トナー排出口(図示省略)にトナーを搬送するための搬送部(図示省略)が設けられている。
図3(A),(B)に示すように、トナーホッパ86は、トナーカートリッジ84(図1)のトナー排出口(図示省略)から排出されたトナーを収容する半円筒状のトナー容器90と、トナーを一定方向に搬送するためのトナー搬送路92とを有している。図3(A)に示すように、トナー搬送路92の端部には、現像槽64の内部空間に連通するトナー排出口94が設けられている。そして、トナー容器90の内部には、攪拌羽根(図示省略)が設けられており、トナー搬送路92の内部には、トナー排出口94に向けてトナーを搬送するための搬送スクリュー96(図3(B))が設けられている。
図1に示すトナーカートリッジ84は、トナーホッパ86の上部に着脱可能に装着されており、トナーカートリッジ84のトナーが無くなると、トナーカートリッジ84だけを交換することができる。また、トナーホッパ86をメンテナンスする際には、図1に示す出入口32からトナー補給装置24を引くことによって、第2装着部26からトナー補給装置24を離脱させることができる。
図4(A),(B)に示すように、トナー補給装置24を第2装着部26(図1)に装着した状態では、現像槽64とトナー補給装置24との間に排気ダクト34が構成される。この状態において、排気ダクト34の一方端部は、本体部12の後壁部12a(図2)に設けられたダクト部36に連通され、排気ダクト34の他方端部は、本体部12の出入口32に設けられた蓋部98(図1)で閉塞される。なお、蓋部98は、トナー補給装置24のトナーホッパ86に一体的に設けられてもよい。
図1に示す転写部54は、感光体ドラム52の表面に形成されたトナー像をレジストローラ46,46から供給された用紙Pの表面に転写するものである。本実施例の転写部54は、ローラ型の転写装置で構成されている。
図1に示すクリーニング部60は、転写部54による転写工程を経た後に、感光体ドラム52の表面に残留するトナーや紙粉を除去するものである。本実施例のクリーニング部60は、トナーや紙粉を掻き取る板状部材(図示省略)と、掻き取ったトナーや紙粉を回収する回収容器(図示省略)とで構成されている。
図1に示す定着部62は、用紙Pに転写されたトナー像を定着させるものであり、トナー像のトナーを溶融させる加熱ローラ62aと、溶融したトナー像のトナーを用紙Pの表面に定着させる加圧ローラ62bとで構成されている。
図1に示す画像形成装置10を使用する際には、パーソナルコンピュータなどの外部装置(図示省略)から画像形成装置10に対して画像情報が入力される。すると、まず、感光体ドラム52の表面に露光部58によって画像情報に基づいた静電潜像が形成される。続いて、現像装置20から感光体ドラム52に帯電したトナーが供給され、静電潜像がトナー像として顕在化される。そして、感光体ドラム52のトナー像が転写部54によって用紙Pの表面に転写され、その後、転写されたトナー像が定着部62によって用紙Pの表面に定着される。
このような画像形成プロセスを高速で実行すると、図4(A),(B)に示す第1搬送スクリュー66および第2搬送スクリュー68が高速で駆動されることによって、現像槽64の内圧が上昇しようとする。しかし、図4(A)に示すように、現像槽64の内部空間は、排気口72を介して排気ダクト34の内部空間Sに連通されており、内部空間Sの空気は、排気ファン38(図2)によって外部へ排出されるので、現像槽64の内圧の上昇は生じ難い。したがって、現像槽64の内圧の上昇によるトナーの飛散を防止できる。
第1実施例に係る画像形成装置10によれば、上記構成により、以下の各効果を奏することができる。すなわち、図4(A),(B)に示すように、排気ダクト34の一部は、現像槽64およびトナー補給装置24のそれぞれの互いに対向する壁部64a,24aで構成されている。したがって、排気ダクト34をトナー補給装置24から独立して構成する必要がなく、排気ダクト34の断面積を広くして排気量を十分に確保することができる。また、排気ダクト34を分割して簡単に形成することができる。
図1に示すように、トナー補給装置24は、本体部12の第2装着部26に着脱可能に装着されるので、第2装着部26からトナー補給装置24を離脱させることによって、排気ダクト34を分割することができる。これにより、排気ダクト34の内部へのアクセスが容易になり、メンテナンスの作業性を高めることができる。
図2に示すように、本体部12には、排気ダクト34に連通するダクト部36が設けられており、ダクト部36には、排気ファン38が設けられているので、排気ファン38によって排気ダクト34の内部空間Sの空気を強制的に排出でき、現像槽64の内圧の上昇を効果的に抑制できる。
図3(A)に示すように、現像装置20は、現像ローラ70を有しており、排気ダクト34は、現像ローラ70の軸線に対して平行に延びるように設けられているので、排気ダクト34を現像ローラ70に沿わせてコンパクトに構成することができる。
図4(A),(B)に示すように、現像槽64およびトナー補給装置24のそれぞれの互いに対向する壁部64a,24aの間には、排気ダクト34の一部を構成する第1ダクト構成部78,80が配置されており、これらの第1ダクト構成部78,80は、現像槽64に一体的に設けられている。したがって、互いに対向する壁部64a,24aの間の隙間を第1ダクト構成部78,80で塞ぐことができる。
[第2実施例]
図5(A)は、第2実施例に係る画像形成装置100における現像装置102およびトナー補給装置104の一部の構成を示す拡大斜視図であり、図5(B)は、それらの一部の構成を示す拡大断面図である。
図5(A),(B)に示す画像形成装置100において、現像装置102は現像槽106を有している。現像槽106およびトナー補給装置104のそれぞれの互いに対向する壁部106a,104aの間には、排気ダクト108の上部(一部)を構成する第2ダクト構成部110と、排気ダクト108の下部(一部)を構成する第2ダクト構成部112とが配置されている。これらの第2ダクト構成部110,112は、現像ローラ70の軸線に対して平行に延びる板状に形成されており、トナー補給装置104に一体的に設けられている。具体的には、の第2ダクト構成部110,112は、トナー補給装置104が有するトナーホッパ114に一体的に設けられる。
排気ダクト108を現像槽106およびトナー補給装置104のそれぞれの互いに対向する壁部106a,104aだけで構成すると、これらの壁部106a,104aの間に隙間が生じるが、第2実施例では、トナー補給装置104に一体的に設けられた第2ダクト構成部110,112でこの隙間を塞ぐことができる。
[第3実施例]
図6(A)は、第3実施例に係る画像形成装置120における現像装置122およびトナー補給装置124の一部の構成を示す拡大斜視図であり、図6(B)は、それらの一部の構成を示す拡大断面図である。
図6(A),(B)に示す画像形成装置120において、現像装置122は現像槽126を有している。現像槽126およびトナー補給装置124のそれぞれの互いに対向する壁部126a,124aの間には、排気ダクト128の上部(一部)を構成する第3ダクト構成部130と、排気ダクト128の下部(一部)を構成する第3ダクト構成部132とが配置されている。これらの第3ダクト構成部130,132は、現像ローラ70の軸線に対して平行に延びる板状に形成されており、現像装置122およびトナー補給装置124を収容し、かつ、支持する本体部(図示省略)に一体的に設けられている。
排気ダクト128を現像槽126およびトナー補給装置124のそれぞれの互いに対向する壁部126a,124aだけで構成すると、これらの壁部126a,124aの間に隙間が生じるが、第3実施例では、本体部(図示省略)に一体的に設けられた第3ダクト構成部130,132でこの隙間を塞ぐことができる。
なお、上記の各実施例では、画像形成装置10,100,120がプリンタとして構成されているが、本発明の画像形成装置は、複写機やファクシミリとして構成されてもよいし、プリンタ、複写機およびファクシミリのうち2つ以上の機能を有する複合機として構成されてもよい。
上記の各実施例では、画像形成装置10,100,120がモノクロ印刷機として構成されているが、本発明の画像形成装置は、カラー印刷機として構成されてもよい。この場合には、色ごとに設けられた複数の現像装置および複数のトナー補給装置のそれぞれに対応するように、複数の排気ダクトが構成されてもよい。
上記の各実施例では、排気ダクトの内部空間Sの空気を排気ファン38(図2)で外部へ排出するようにしているが、この排気ファン38は省略されてもよい。
S …内部空間
10 ……画像形成装置
12 …本体部
20 …現像装置
24 …トナー補給装置
26 …第2装着部
34 …排気ダクト
52 …感光体ドラム(像担持体)
64 …現像槽
72 …排気口
74 …フィルタ

Claims (6)

  1. トナーを収容する現像槽を有し、前記トナーを前記現像槽の内部で撹拌および搬送して像担持体に供給する現像装置と、
    前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置と、
    前記トナー補給装置が装着される本体部とを備える、画像形成装置において、
    前記現像槽における前記トナー補給装置と対向する壁部には、前記現像槽の内部の空気を排出するための排気口が設けられており、
    前記排気口には、トナーの排出を阻止するためのフィルタが設けられており、
    前記現像槽と前記トナー補給装置との間には、前記排気口に連通する排気ダクトが構成されており、
    前記排気ダクトの一部は、前記現像槽および前記トナー補給装置のそれぞれの互いに対向する壁部で構成されていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記本体部には、前記排気ダクトに連通するダクト部が設けられており、
    前記ダクト部には、前記排気ダクトの内部空間の空気を排出する排気ファンが設けられている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像装置は、前記像担持体にトナーを供給する現像ローラを有しており、
    前記排気ダクトは、前記現像ローラの軸線に対して平行に延びるように設けられている、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像槽および前記トナー補給装置のそれぞれの互いに対向する前記壁部の間には、前記排気ダクトの一部を構成する第1ダクト構成部が配置されており、
    前記第1ダクト構成部は、前記現像槽に一体的に設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像槽および前記トナー補給装置のそれぞれの互いに対向する前記壁部の間には、前記排気ダクトの一部を構成する第2ダクト構成部が配置されており、
    前記第2ダクト構成部は、前記トナー補給装置に一体的に設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像槽および前記トナー補給装置のそれぞれの互いに対向する前記壁部の間には、前記排気ダクトの一部を構成する第3ダクト構成部が配置されており、
    前記第3ダクト構成部は、前記本体部に一体的に設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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