JP2018158732A - スパウト付き包装袋 - Google Patents
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Abstract
Description
特に、使用勝手の良いポンプ式の容器は注出しやすいが高価であることから、ポンプディスペンサー付のブロー成形容器に移し替える為に、フィルム製の安価な詰替用包装袋が使用されてきている。
しかしながら、包装袋からブロー成形容器に内容物を移し替えるのは、面倒であるだけでなく、完全に移せず、残留してしまうことや、移しにくく、内容物をこぼしてしまう問題などがあり、老人や子供などには向かない包装システムになっていた。
この包装袋は、スパウトが柔軟な筒状になっていて、熱融着側のスパウト肉厚を他方よりも厚く設定することによって、融着で閉鎖しない融着条件を作り出す方法で製造する。
さらに、このスパウトは、先端にネジ部等を加工し、キャップを嵌めるなどを前提としており、非常に高価となり、使い捨てられる詰め替え用容器としては、不向きだという問題もあった。
少なくとも前面と後面にフィルムを配置し、その周囲を融着した包装袋と、
包装袋周囲の前面フィルムと後面フィルムとに挟まれて融着するスパウトと、から構成され、
スパウトの一部が包装袋から外側に飛び出して融着し、
上記スパウトと包装袋とが融着している融着部と、
包装袋から外側に飛び出したスパウトの先端を融着して塞いだ先端融着部と、を有すると共に、
包装袋との融着部と先端融着部との間のスパウトに、破断して開封可能な脆弱部を有していることを特徴とするスパウト付き包装袋である。
本発明のスパウト付き包装袋1は、図1に示すように、フィルムで袋状に形成された包装袋2と、包装袋周囲の前面フィルム21と後面フィルム22とに挟まれて融着されたスパウト3とから構成されている。
スパウト3は、一部が包装袋2から外側に飛び出して融着し、上記スパウトと包装袋とが融着している融着部32と、包装袋から外側に飛び出したスパウトの先端を融着して塞いだ先端融着部310と、を有する。
さらに、スパウト3は、包装袋2との融着部32と先端融着部310との間で、破断して開封可能な脆弱部33を有している。
図2−1、図2−2で示すように、この第1実施形態例のスパウト3は、ブロー成形、あるいは射出成形によって製造されるスパウト3で、脆弱部33と塞がれた先端融着部310との間に、脆弱部33を破断するため、強く引き裂きやすくするための指環形状部34を有している。
射出成形で製造する場合には、コアとキャビの隙間を狭くするだけだが、流動性の高い樹脂を使用する。
い樹脂を配し、内側に、高融点の融着しにくい樹脂を配すことができる。
射出成形の場合は、複数の射出シリンダーと可動する金型取付板を有する多色射出成形機を用いて多層化することも可能である。
いずれにしても、指環形状部34や脆弱部33をスパウトに付随して同時に成形することが望ましい。
本発明のスパウト付き包装袋1は、軟らかく、細くて長いスパウト3をつけることができるので、詰め替え先のボトル容器などに、注出口を深く挿入可能である。
この為、包装袋2から充分な長さの突出長さを有するスパウト3が好ましい。スパウト3先端を確実に詰め替え先のボトル口部内部へ挿入することができれば、内容物を漏らさず、かつ、確実に詰め替えすることができる。
単層であっても、多層であっても、上記樹脂層は、包装袋にフィルム厚に対して、充分に厚い設定にすることが望ましい。
使用する外層のシーラントによるが、例えば、エチレン・プロピレン共重合体(融点135〜165℃)、ポリプロピレン(融点135℃)、ポリエチレンテレフタレート(融点263℃)、ポリブチレンテレフタレート(融点224℃)、ポリメチルペンテン(融点240℃)、MXD6ナイロン(融点237℃)、6,12-ナイロン(融点210℃)、ポリサルフォン(融点200℃)、ポリスルホン(融点200℃)、ポリオキシメチレン(融点181℃)などが考えられる。
このような樹脂は、単に融点が高いだけではなく、剛性も高いので、破断するきっかけがあると、容易に破断しやすく、かつ、詰め替えボトルにスパウト先端を差し込む作業もしやすい。また、指環形状部を形成する時には、剛性が高まり、作業性が向上する。
さらに、シーラント層と内層とが融着しにくい組み合わせの場合には、無水マレイン酸変性やブレンドなど改質や多層化によって、外層との密着性を高めてもよい。
さらに、内面と基材の中間にアルミニウムなどの金属箔や、酸化珪素などの酸化金属を蒸着した蒸着層を積層したり、ポリアミドなどのような可撓性の高い樹脂層を積層したりして、バリヤ性を高くして内容物の長期保存性を向上させたり、落下強度を高めた積層フィルムにしてもよい。
これらは、一般的なドライラミネーション機やエクストルーダーラミネーション機などによって製造できる。
また、脆弱部を物理的に破断して開封するだけなので、誰でも、容易に開封できる。そして、注出口が細長くできるので、注出先のボトル口先に深く注出口を差し込むことができる。この為、詰め替え中に注出口が外れることも無く、確実に充填できる。
さらに、安定した状態で詰め替えできると共に、注出口が軟らかく、高粘度の内容物であっても、容易に搾り出すことが可能であり、かつ、注出口外径が小さいので、より注出後の包装袋に残る残量を少なくすることが出来るなど、本発明のメリットは高い。
2・・・・・・・・包装袋
21・・・・・・・前面フィルム
22・・・・・・・後面フィルム
23・・・・・・・中間フィルム
3・・・・・・・・スパウト
31・・・・・・・端部
310・・・・・・先端融着部
32・・・・・・・融着部
33・・・・・・・脆弱部
34・・・・・・・指環形状部
4・・・・・・・・ボトル
Claims (3)
- 少なくとも前面と後面にフィルムを配置し、その周囲を融着した包装袋と、
包装袋周囲の前面フィルムと後面フィルムとに挟まれて融着するスパウトと、から構成され、
スパウトの一部が包装袋から外側に飛び出して融着し、
上記スパウトと包装袋とが融着している融着部と、
包装袋から外側に飛び出したスパウトの先端を融着して塞いだ先端融着部と、を有すると共に、
包装袋との融着部と先端融着部との間のスパウトに、破断して開封可能な脆弱部を有していることを特徴とするスパウト付き包装袋。 - スパウトが多層スパウトであって、少なくとも、シーラントからなる外層と、外層よりも高い融点を有する熱可塑性樹脂からなる内層と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付き包装袋。
- スパウトの包装袋内側端部が、包装袋内に突き出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパウト付き包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017055626A JP2018158732A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | スパウト付き包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017055626A JP2018158732A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | スパウト付き包装袋 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018158732A true JP2018158732A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63796357
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017055626A Pending JP2018158732A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | スパウト付き包装袋 |
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JP (1) | JP2018158732A (ja) |
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-
2017
- 2017-03-22 JP JP2017055626A patent/JP2018158732A/ja active Pending
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