JP2018157340A - 無線通信装置、プログラム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的に時刻同期処理を行うことができる無線通信装置、プログラム及び方法を提供する。【解決手段】 本発明は、無線通信装置に関する。本発明の無線通信装置は、無線によりパケットの送受信を行う無線送受信手段と、自装置の時刻を管理する時刻管理手段と、時刻取得元と時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、無線送受信手段を介して送信する時刻同期処理手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この発明は、無線通信装置、プログラム及び方法に関し、例えば、無線通信装置(ノード)間で時刻同期を行う無線マルチホップネットワークに適用し得る。
従来、無線マルチホップネットワークにおいて、ノード間で行われる時刻同期によるトラフィックの増大を抑える技術として特許文献1の技術が存在する。特許文献1には外部サーバから正しい時刻を取得するゲートウェイ装置(以下、「GW」とも表す)との直接通信が不可能なノードが、GWまでのホップ数が自ノード(自装置)より少ない上流側ノードから時刻を取得することについて記載されている。
特開2015−128199号公報
従来の無線マルチホップネットワークでは、ノードごとのクロック周波数の誤差等によってノードごとに時刻の進み方が異なるため、一度時刻同期を行っても時間が経過すると時刻にずれが生じる。そのため、従来の無線マルチホップネットワークでは、時刻同期の精度を維持するために、複数回時刻同期を行い、そのときの時刻のずれから時刻の進み方の補正(以下、「クロック補正」とも呼ぶ)処理を含む時刻同期処理が行われる。この際、従来の無線マルチホップネットワークでは、時刻同期を行う間隔が小さいとトラフィックの増大を招き、時刻同期を行う間隔が大きいと、ネットワーク内のクロック補正が完了するまでに時間がかかるという問題がある、これは、GWと直接通信できないノードは上流側のノードのクロック補正完了を待って自ノードのクロック補正を行う必要があるためである。
以上のような問題を鑑みて、効率的に時刻同期処理を行うことができる無線通信装置、プログラム及び方法が望まれている。
第1の本発明の無線通信装置は、(1)無線によりパケットの送受信を行う無線送受信手段と、(2)自装置の時刻を管理する時刻管理手段と、(3)時刻取得元と前記時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、前記時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、前記無線送受信手段を介して送信する時刻同期処理手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の無線通信プログラムは、無線通信装置に搭載されたコンピュータを、(1)無線によりパケットの送受信を行う無線送受信手段と、(2)自装置の時刻を管理する時刻管理手段と、(3)時刻取得元と前記時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、前記時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、前記無線送受信手段を介して送信する時刻同期処理手段として機能させることを特徴とする。
第3の本発明は、無線通信装置が行う無線通信方法において、(1)無線送受信手段、時刻管理手段及び時刻同期処理手段を備え、(2)前記無線送受信手段は、無線によりパケットの送受信を行い、(3)前記時刻管理手段は、自装置の時刻を管理し、(4)前記時刻同期処理手段は、時刻取得元と前記時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、前記時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、前記無線送受信手段を介して送信することを特徴とする。
本発明によれば、効率的に時刻同期処理を行うことができる無線通信装置、プログラム及び方法を提供することができる。
実施形態に係る無線通信装置の機能的構成について示したブロック図である。 実施形態に係る無線通信システム(無線マルチホップネットワーク)の全体構成について示した説明図である。 実施形態に係る無線通信装置で、パケット受信した場合の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係る無線通信装置で、時刻同期処理のタイミングとなった場合の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係る無線通信システムにおける時刻同期処理の例について示したシーケンス図である。 実施形態に係る無線通信装置において時刻同期処理が行われる際の各タイミングの例について示した説明図である。 実施形態に係る無線通信装置において時刻補正通知パケットを用いない場合の各タイミングの例について示した説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による無線通信装置、プログラム及び方法の一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
図2は、この実施形態の無線通信システム1の全体構成の例について示したブロック図である。
図1に示すように、無線通信システム1には、無線マルチホップネットワークNを構成する1つのGW20と、2つの無線通信装置10(10−1、10−2)が配置されている。以下では、無線マルチホップネットワークNは、GW20を中心とした無線マルチホップネットワークであるものとして説明する。なお、無線通信システム1の無線マルチホップネットワークNにおいて、GW20及び無線通信装置10の数については限定されないものである。以下では、無線通信システム1の無線マルチホップネットワークNを構成する無線通信装置10(10−1、10−2)及びGW20等の無線通信装置を総称して「ノード」とも呼ぶものとする。また、以下では、各ノード(GW20及び各無線通信装置10)には、それぞれ無線マルチホップネットワークN上で固有のアドレス(例えば、MACアドレス、ショートアドレス、IPアドレス等)が割り当てられているものとして説明する。
GW20は、無線マルチホップネットワークN(無線通信システム1)全体を管理する機能を担っている。
図2では、直接無線通信可能なノード間のリンクを点線で図示している。
例えば、図2では、GW20は、無線通信装置10−1と直接無線通信可能であることを示している。また、図2では、無線通信装置10−2は、無線通信装置10−1と直接無線通信可能であるが、GW20とは直接無線通信できないことを示している。したがって、無線通信装置10−2は、無線通信装置10−1を介してGW20と通信する必要がある。
また、図2に示す無線マルチホップネットワークN(無線通信システム1)において、無線通信装置10−2では親ノード(GW20にパケット送信する際の上位側のノード)として無線通信装置10−1が登録され、無線通信装置10−1では親ノードとしてGW20が登録されているものとして説明する。なお、図2に示す無線マルチホップネットワークN(無線通信システム1)において、各無線通信装置10で親ノードが決定されるプロセスについては限定されないものである。例えば、無線マルチホップネットワークN(無線通信システム1)において、GW20を起点としたフラッディング(フラッディングパケットの送出)により、各無線通信装置10に親ノードを設定するようにしてもよいし、予め各無線通信装置10に静的に親ノードを設定するようにしてもよい。
また、この実施形態では、各無線通信装置10は、直接無線通信可能な他のノードのうち、いずれかのノードを時刻同期処理の際に基準となるノード(以下、「時刻取得元」と呼ぶ)として選択する。この実施形態では、各無線通信装置10において、親ノード(GW20にパケット送信する際の上位側のノード)を時刻取得元のノードとして選択するものとする。
次に、無線通信システム1(無線マルチホップネットワークN)の各ノード(GW20、無線通信装置10−1、10−2)が、時刻同期処理で送受信するパケットについて説明する。
無線通信装置10は、時刻取得元のノード(この実施形態では、親ノード)に対して、時刻同期を要求するためのパケット(以下、「時刻同期要求パケット」と呼ぶ)を送信する。時刻同期要求パケットのデータ形式については限定されないものであるが、例えば、所定のデータ(コード)を挿入したパケットとしてもよい。無線通信装置10が、時刻同期要求パケットを送信するタイミングについては後述する。
時刻同期要求パケットを受信したノード(GW20、無線通信装置10−1、10−2)は、時刻同期要求パケットに応答するパケット(以下、「時刻同期応答パケット」と呼ぶ)を生成して、時刻同期要求パケットの送信元に送信する。時刻同期応答パケットには、少なくとも時刻同期要求パケットの受信時刻と、当該時刻同期応答パケットの送信時刻が設定される。なお、この実施形態では、GW20も、無線通信装置10と同様に、時刻同期要求パケットを受信した場合に、時刻同期応答パケットを応答送信するものとして説明する。
そして、時刻同期応答パケットを受信した各無線通信装置10は、当該時刻同期応答パケットの受信を契機に時刻取得元との時刻同期処理を行い、時刻同期処理後の時刻を通知するパケット(以下、「時刻補正通知パケット」と呼ぶ)を送信する。時刻補正通知パケットには、少なくとも当該時刻補正通知パケットの送信時間が設定される。
そして、各無線通信装置10は、原則として、時刻取得元(この実施形態では親ノード)に時刻同期要求パケットを送信した送信時刻と、時刻取得元から時刻同期応答パケットを受信した受信時刻と、時刻取得元から受信した時刻同期応答パケットに設定された情報と、時刻取得元から時刻補正通知パケットを受信した受信時刻と、時刻取得元から受信した時刻補正通知パケットに設定された情報とに基づいて時刻同期処理を行うものとする。例えば、無線通信装置10−2は、時刻取得元(親ノード)である無線通信装置10−1に時刻同期要求パケットを送信した送信時刻と、無線通信装置10−1から時刻同期応答パケットを受信した受信時刻と、無線通信装置10−1から受信した時刻同期応答パケットに設定された情報と、無線通信装置10−1から時刻補正通知パケットを受信した受信時刻と、無線通信装置10−1から受信した時刻補正通知パケットに設定された情報とに基づいて時刻同期の処理を行うものとする。なお、各無線通信装置10内における時刻同期の処理の詳細については後述する。また、各無線通信装置10は、時刻取得元から時刻補正通知パケットを受信していない場合には、時刻補正通知パケットの情報を用いずに時刻同期処理を行うようにしてもよい。
次に、各無線通信装置10の内部構成の例について図1を用いて説明する。
この実施形態では、無線通信装置10(10−1、10−2)は全て、図1を用いて説明可能な構成であるものとして説明する。
図1に示すように無線通信装置10は無線送受信部101、時刻同期パケット処理部102、タイマ103、時刻管理部104、クロック105、及び記憶部106を有している。
記憶部106は、無線通信装置10における種々の設定データ等を記録する手段である。この実施形態において、記憶部106には、時刻取得元に合わせて補正した時刻を示す時刻情報107と、時刻取得元のノードとのクロックのずれを補正するためのクロック補正値108と、時刻取得元に関する情報を示す時刻取得元情報109とが記録されているものとする。時刻情報107、クロック補正値108、及び時刻取得元情報109の詳細については後述する。
無線送受信部101は他のノードと無線信号によりパケットを送受信する無線インタフェース(パケット送受信手段)である。無線送受信部101は受信したパケットのうち時刻同期に関わるパケットを時刻同期パケット処理部102に供給する。また、無線送受信部101は、所定の方式によりGW20にパケット送信するための親ノードを決定する。そして、時刻同期パケット処理部102は、記憶部106の時刻取得元情報109に当該親ノードの識別子(例えば、アドレス情報等)を設定する。
クロック105は、所定の周波数のクロックパルスを発生させるものである。クロック105は、クロックパルスに応じてカウントアップ(インクリメント)するカウンタ105aを備えている。言い換えると、クロック105は、無線通信装置10において、時刻の進み方(時刻を計時する時刻計時速度)を決定する機能を担っている。
時刻管理部104は、クロック105のカウンタ105aの値(以下、単に「カウンタ値」とも呼ぶ)と、記憶部106の時刻情報107と、記憶部106のクロック補正値108とに基づいて、管理する現在時刻を算出する。
例えば、記憶部106の時刻情報107に設定された時刻をtc、カウンタ105aのカウンタ値をA、カウンタ105aを時間に換算するための係数(以下、「クロック係数」と呼ぶ)をKとした場合、時刻管理部104は、以下の(1)式を用いて現在時刻を取得することができる。時刻管理部104は、記憶部106のクロック補正値108を利用してクロック係数Kを更新する処理を行う。
現在時刻 = 時刻tc + A×K …(1)
タイマ103は、無線通信装置10内の種々のタイミングを管理する手段である。タイマ103は、時刻管理部104で管理されている時刻に基づいて計時を行う。
時刻同期パケット処理部102は、時刻同期に関するパケット(時刻同期要求パケット、時刻同期応答パケット、及び時刻補正通知パケット等)の送受信処理及び時刻同期処理を行う。この実施形態では、時刻同期パケット処理部102が、タイマ103を用いて、時刻同期要求パケットの送信タイミングの管理(時刻同期処理のタイミング)や、時刻同期要求パケットを送信してから時刻同期応答パケットを受信するまでのタイムアウト時間の管理等を行う。
時刻同期パケット処理部102は、タイマ103に次回時刻同期要求パケットを送信する時間(時刻同期処理のタイミング)を設定し、タイマ103がタイムアウトしたタイミングで、無線送受信部101を介して時刻同期要求パケットを送信する処理を行う。
また、時刻同期パケット処理部102は、時刻同期応答パケットを受信すると、受信した時刻同期応答パケットに設定されている情報(時刻同期要求パケットの受信時間と、当該時刻同期応答パケットの送信時間)を利用して、記憶部106の時刻情報107に設定する時刻を時刻取得元に合わせて更新する処理(時刻補正処理)を行う。また、時刻同期パケット処理部102は、時刻補正値通知パケットを受信すると、当該時刻補正値通知パケットに設定されている情報と、当該時刻補正値通知パケットの受信時刻を記憶部106の時刻取得元情報109に設定する。さらに、時刻同期パケット処理部102は、時刻同期応答パケットを受信すると、受信した時刻同期応答パケットに設定されている情報と、時刻取得元情報109を利用して、クロック補正値kcを算出し、記憶部106のクロック補正値108(kc)に設定(更新)する処理(クロック補正処理)を行う。
時刻管理部104は、記憶部106のクロック補正値108(kc)が更新されると、クロック補正値108(kc)に基づいてクロック係数Kを更新する。例えば、更新前のクロック係数をK、クロック補正値kcに基づいて更新した後のクロック係数をKとした場合、時刻管理部104は、以下の(2)式に基づいてクロック係数を更新するようにしてもよい。
=K×kc …(2)
さらに、時刻同期パケット処理部102は、時刻同期処理を行った後、時刻補正通知パケットに送信時間(時刻管理部104の現在時刻)を設定して周囲にブロードキャスト送信する。
さらにまた、時刻同期パケット処理部102は、時刻取得元との最初の時刻同期処理においては、基準となる時刻(時刻情報107)の設定のみを行い、2回目以後の時刻同期処理において時刻補正処理(時刻情報107の更新処理)及びクロック補正処理(クロック補正値108の更新処理)を行うものとする。
また、時刻同期パケット処理部102は、時刻取得元から時刻補正通知パケットを受信していない状態で2回目以後の時刻同期処理を行う場合(例えば、時刻取得元がGW20の場合)には、時刻補正通知パケットの情報を用いずにクロック補正処理を行うものとする。この場合の処理の詳細については後述する。
無線通信装置10は、すべてハードウェア的に構成(例えば、専用の半導体チップを用いて構成)するようにしてもよいし、無線送受信部101等の通信インタフェース以外の一部または全部についてソフトウェア的に構成するようにしてもよい。例えば、図1に示す無線通信装置10について、無線送受信部101以外の各構成要素についてコンピュータにプログラム(実施形態に係る無線通信プログラム)をインストールすることにより構成するようにしてもよい。その場合、クロック105については、上述のコンピュータを構成するプロセッサのクロック源を用いるようにしてもよい。
(A−2)実施形態の動作
次に、無線通信システム1の動作の例について説明する。
まず、無線通信装置10の単体の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
図3では、無線通信装置10(無線送受信部101)がパケット受信した場合の動作について示している。
無線通信装置10(無線送受信部101)は、他のノードからのパケットを受信すると、当該パケットの種類を検査する。図3では、無線通信装置10(無線送受信部101)が受信したパケットが、時刻同期要求パケット又は時刻同期要求パケットであった場合の処理を中心に示している。
無線通信装置10(無線送受信部101)は、受信したパケットの内容を確認し(S101、S103)、受信したパケットが時刻同期要求パケットであった場合後述するステップS102から動作し、受信したパケットが時刻補正通知パケットだった場合後述するステップS104から動作する。
受信したパケットが時刻同期要求パケットだった場合、時刻同期パケット処理部102は、当該時刻同期要求パケットの受信時刻と時刻管理部104で管理している送信時刻(現在時刻)を設定した時刻同期応答パケットを生成し、時刻同期要求パケットの送信元に送信し(S102)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、受信したパケットが時刻補正通知パケットであった場合、時刻同期パケット処理部102は、受信した時刻補正通知パケットの送信元が、時刻取得元のノード(時刻取得元情報109に設定された識別子のノード)であるか否かを確認する(S104)。時刻同期パケット処理部102は、受信した時刻補正通知パケットの送信元が時刻取得元のノードであった場合には後述するステップS105から動作し、そうでない場合には、当該時刻補正通知パケットを破棄して本フローチャートの処理を終了する。
受信した時刻補正通知パケットの送信元が時刻取得元のノードであった場合、時刻同期パケット処理部102は、当該時刻補正通知パケットの受信時刻と、当該時刻補正通知パケットに設定されている情報(送信時刻)を、記憶部106の時刻取得元情報109として保存(記録)し(S105)、本フローチャートの処理を終了する。
次に、無線通信装置10で、時刻同期処理のタイミング(時刻同期要求パケットを送信するタイミング)となった場合の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ここでは、時刻同期パケット処理部102がタイマ103に、次の時刻同期処理のタイミングを設定した後、タイマ103でタイムアウトが発生し、時刻同期処理のタイミングとなったものとする。時刻同期パケット処理部102は、例えば、タイマ103に予め設定された時間(以下、「時刻同期処理間隔」と呼ぶ)を設定するようにしてもよい。
時刻同期処理のタイミングとなると、時刻同期パケット処理部102は、時刻取得元(時刻取得元情報109に設定された時刻取得元)を宛先とした時刻同期要求パケット(ユニキャストのパケット)を生成して送信すると共に、タイマ103に時刻同期応答パケットの応答を待つタイムアウト時間(以下、「応答待ちタイムアウト時間」と呼ぶ)を設定して計時を開始させる(S201)。なお、時刻同期処理間隔と応答待ちタイムアウト時間は別個に任意の時間を設定することができる。
そして、その後、時刻同期パケット処理部102は、タイマ103がタイムアウトするまでの時間(応答待ちタイムアウト時間)を限度として時刻取得元からの時刻同期応答パケットの受信待ちを行う(S202、S203)。時刻同期パケット処理部102は、応答待ちタイムアウト時間内に時刻同期応答パケットを受信した場合には、後述するステップS205から動作し、時刻同期応答パケットを受信する前に応答待ちタイムアウト時間が経過した場合には後述するステップS204から動作する。
応答待ちタイムアウト時間内に時刻同期応答パケットを受信した場合、時刻同期パケット処理部102は、当該時刻同期応答パケットの受信時刻と、当該時刻同期応答パケットに設定された情報とを利用して、時刻取得元のノードの時刻と自ノードの時刻(時刻管理部104で管理される時刻)との差分に対応する補正値(以下、「時刻補正値D」とも呼ぶ)を算出し、時刻補正値Dに基づき補正した時刻を記憶部106の時刻情報107に記録する処理(時刻補正処理)を行う(S205)。具体的には、時刻同期パケット処理部102は、時刻管理部104が管理する現在時刻に算出した時刻補正値Dを加算した時刻を記憶部106の時刻情報107に記録し、クロック105のカウンタ105aをリセット(カウンタ値を0に設定)する。以後、時刻管理部104は、新しく記憶部106の時刻情報107に記録された時刻とカウンタ105aのカウンタ値(リセット後のカウンタ値)に基づいて現在時刻を管理する。なお、上述の通り、時刻同期パケット処理部102は、1回目の時刻同期処理においては、受信した時刻同期応答パケットに設定されていた送信時間を記憶部106の時刻情報107に記録し、クロック105のカウンタ105aをリセット(カウンタ値を0に設定)させ、時刻管理部104に時刻の計時を開始させるようにしてもよい。
次に、時刻同期パケット処理部102は、ステップS205で算出した時刻補正値Dと時刻取得元情報109の記録に基づいて、時刻取得元とのクロック(時刻の進み方)のずれ(以下、「時刻計時速度差」と呼ぶ)に対応するクロック補正値kcを算出し、記憶部106のクロック補正値108に設定する処理(クロック補正処理)を行う(S206)。なお、上述の通り、時刻同期パケット処理部102は、1回目の時刻同期処理においては、ステップS206の処理(クロック補正処理)をスキップする。また、記憶部106の時刻取得元情報109に、時刻補正通知パケットの受信に伴う情報が設定されていない場合には、時刻補正通知パケットの情報を用いずにクロック補正値kcを求めるようにしてもよい(詳細については後述)。
その後、時刻同期パケット処理部102は、時刻同期処理後の現在時刻(ステップS205、S206の処理後に時刻管理部104で管理されている時刻)を送信時刻として時刻補正通知パケットに設定してブロードキャストで周辺のノードへ送信する(S207)。
ステップS204に移行すると、時刻同期パケット処理部102は、次回の同期処理タイミング(例えば、時刻同期処理間隔)をタイマ103に設定して(S204)、本フローチャートの処理を終了する。
次に、無線通信システム1において、各ノード(GW20、無線通信装置10−1、10−2)が上述の図3、図4のフローチャートに従って動作した場合の時刻同期処理の例ついて図5、図6を用いて説明する。
図5は、各ノード(GW20、無線通信装置10−1、10−2)で時刻同期処理が行われる場合のシーケンスについて示している。図6は、図5のシーケンスにおいて各ノードで管理される時刻の時間変化についてグラフ形式で示した説明図である。
図5、図6において、t1〜t4は実際の時刻を示しており、Ta、T2、T3は無線通信装置10−1の内部での時刻を示しており、Tb、T1、T4は無線通信装置10−2内部での時刻を示している。
図5のシーケンス図では、まず、無線通信装置10−1で時刻同期処理のタイミングとなって、無線通信装置10−1からGW20に時刻同期要求パケットが送信され(S301)、GW20から無線通信装置10−1に時刻同期応答パケットが応答送信され(S302)、無線通信装置10−1が受信した時刻同期応答パケットに基づいて、1回目の時刻同期処理(時刻設定のみ)を行い、時刻補正通知パケットを送信している(S303)。図5では、無線通信装置10−1がステップS302で受信した時刻同期応答パケットに基づき時刻同期処理を行った時刻を、時刻t1と図示している。
次に、図5のシーケンス図では、無線通信装置10−2で時刻同期処理のタイミングとなって、無線通信装置10−2から無線通信装置10−1に時刻同期要求パケットが送信され(S304)、無線通信装置10−1から無線通信装置10−2に時刻同期応答パケットが応答送信され(S305)、無線通信装置10−2が受信した時刻同期応答パケットに基づいて、1回目の時刻同期処理(時刻設定のみ)を行い、時刻補正通知パケットを送信している(S306)。
次に、図5のシーケンス図では、無線通信装置10−1で時刻同期処理のタイミングとなって、無線通信装置10−1からGW20に時刻同期要求パケットが送信され(S307)、GW20から無線通信装置10−1に時刻同期応答パケットが応答送信され(S308)、無線通信装置10−1が受信した時刻同期応答パケットに基づいて2回目の時刻同期処理(時刻補正及びクロック補正)を行い、時刻補正通知パケットを送信している(S309)。図5では、無線通信装置10−1がステップS307で受信した時刻同期応答パケットに基づき時刻同期処理を行った時刻を、時刻t3と図示している。無線通信装置10−1から送信された時刻補正通知パケットは、無線通信装置10−2で受信され、当該時刻補正通知パケットの情報、及び当該時刻補正通知パケットの受信時刻が記録(時刻取得元情報109に記録)される。
次に、図5のシーケンス図では、無線通信装置10−2で時刻同期処理のタイミングとなって、無線通信装置10−2から無線通信装置10−1に時刻同期要求パケットが送信され(S310)、無線通信装置10−1から無線通信装置10−2に時刻同期応答パケットが応答送信され(S311)、無線通信装置10−2が受信した時刻同期応答パケットに基づいて2回目の時刻同期処理(時刻補正及びクロック補正)を行い、時刻補正通知パケットを送信している(S312)。図5では、無線通信装置10−2がステップS311で受信した時刻同期応答パケットに基づき時刻同期処理を行った時刻を、時刻t4と図示している。
図5において、Taは、無線通信装置10−1が、ステップS309で送信する時刻補正通知パケットに設定される送信時刻を示している。また、図5において、Tbは無線通信装置10−2が、ステップS309で受信する時刻補正通知パケットの受信時刻を示している。さらに、T1は、無線通信装置10−2が、ステップS310で、送信する時刻同期要求パケットの送信時刻を示している。さらにまた、T2は、無線通信装置10−1がステップS310で受信する時刻同期要求パケットの受信時刻を示している。また、T3は、無線通信装置10−1が、ステップS310で送信する時刻同期応答パケットに設定する送信時刻を示している。さらに、T4は、無線通信装置10−2が、ステップS311で受信する時刻同期応答パケットの受信時刻を示している。
次に、図5に示すシーケンス及び各時刻の関係について図7のグラフを用いて説明する。
図6では横軸が実際の時刻を示しており、縦軸が各ノード(GW20、無線通信装置10−1、10−2)内の時刻を示している。各ノード間のグラフ(折れ線)の傾きの違いはクロックのずれによる時刻の進みかたの違い(時刻計時速度差)となる。
図6では、GW20の時刻を一点鎖線で表し、無線通信装置10−1の時刻を破線で表し、無線通信装置10−2の時刻を実線で表している。
図6の例では、GW20は、外部(例えば、図示しない外部の時刻サーバ)から時刻を取得するなどして正しい時刻を保持し、時刻の進み方も正確であるとする。そのため図6では、GW20の時刻(図6の一点鎖線)は実際の時刻と等しいものとする。無線通信装置10−1はGW20と直接通信でき、GW20を時刻取得元とする。無線通信装置10−2はGW20とは直接通信できず、無線通信装置10−1を時刻取得元とする。無線通信装置10−1、無線通信装置10−2は各々独立したタイミングで時刻同期処理を行う。
時刻t1において、無線通信装置10−1がGW20と1回目の時刻同期処理(時刻設定のみ)を行い、時刻管理部104が管理する時刻を設定することで、無線通信装置10−1で管理される時刻(図6の点線)はGW20の時刻と一致する。しかし、その後、無線通信装置10−1では、GW20とのクロックのずれ(誤差)のため、時間ととともにGW20の時刻からずれが生じることになる。無線通信装置10−1は時刻t3に、GW20と2回目の時刻同期処理(時刻補正及びクロック補正)を行うことで、クロック補正値108(kc)をGW20との時刻の進み方の違いとして得ることができる。無線通信装置10−2は時刻t2とt4に時刻同期処理を行うが、その間の時刻t3に無線通信装置10−1の時刻が補正されている。
したがって、無線通信装置10−2(時刻同期パケット処理部102)は、以下の(3)式及び(4)式で時刻t3と時刻t4の間(t3−t4間)の無線通信装置10−1との傾きの比(時刻計時速度差)をクロック補正値kcとして算出することができる。
時刻補正値D={(T2+T3)−(T1+T4)}/2 …(3)
クロック補正値kc=(T4+D−Ta)/(T4−Tb) …(4)
以後、無線通信装置10−2は、時刻同期処理タイミングの度に、上述の(3)式及び(4)式と同様の計算を行うことで時刻補正値D及びクロック補正値kcを算出して時刻補正及びクロック補正を行うことができる。
また、同様に無線通信装置10−1においても、時刻t3及び以後の時刻同期処理タイミングの度に、時刻補正値D及びクロック補正値kcを算出して、GW20との時刻同期処理(時刻補正及びクロック補正)を行うことができる。上記の例では、無線通信装置10−1は、時刻取得元であるGW20から時刻補正通知パケットを受信していないため、上記の(4)式をそのまま用いてクロック補正値kcを算出することはできない。上述の通り、時刻同期パケット処理部102は、時刻取得元から時刻補正通知パケットを受信していない状態で2回目以後の時刻同期処理を行う場合(例えば、時刻取得元がGW20の場合)には、時刻補正通知パケットの情報を用いずにクロック補正処理を行う。無線通信装置10−1は、例えば、上記の(4)式においてTa及びTbを前回の時刻同期後の時刻であるT’2に設定して、クロック補正値kcを算出することができる。以上のように、無線通信装置10−1において、時刻t3及び以後の時刻同期処理タイミングで上記の(3)式及び(4)式(ただし、Ta及びTbにT’2を設定し)、を用いて、時刻補正値D及びクロック補正値kcを算出し、時刻同期処理(時刻補正及びクロック補正)を行うことができる。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
この実施形態の無線通信システム1では、無線通信装置10が、時刻取得元と時刻同期処理を行った場合に、補正後の時刻を周辺のノードに通知する時刻補正通知パケットを送信することで、時刻取得元のノードにおける時刻同期処理のタイミングに影響されずに、自ノードの時刻同期処理(時刻補正値D及びクロック補正値の算出)を行うことができる。例えば、無線通信装置10において、時刻取得元のノードの時刻が2回の時刻同期の間に補正された場合でもクロック補正値を算出することができる。
仮に、上述の図5のシーケンスの処理において無線通信装置10−2で時刻補正通知パケットを用いずにクロック補正を行う場合の例について図7を用いて説明する。
図7では、図6と同様の形式でグラフを描いている。
仮に、無線通信装置10−2で時刻補正通知パケットを用いずにクロック補正を行うとした場合、上記の(4)式においてTa及びTbを0とした場合のクロック補正(すなわち、kc=(T4+D−T’2)/(T4−T’2)とするクロック補正しか行うことができない。言い換えると、無線通信装置10−2で時刻補正通知パケットを用いずにクロック補正を行うとした場合、無線通信装置10−2では、図7における位置P1とP3とを結ぶ線分の傾きしかわからない(時刻t3で無線通信装置10−1が時刻同期処理を行っているため)。しかしながら、無線通信装置10−2では、正確なクロック補正値kcを把握するためには(時刻t3で無線通信装置10−1が時刻同期処理を行っていることの影響を排除してクロック補正値kcを把握ためには)、無線通信装置10−2における時刻の進み方(図7における位置P1とP2とを結ぶ線分の傾き)と、GW20における時刻の進み方(図7における位置P3とP4とを結ぶ線分の傾き)との差分を把握する必要がある。そのため、無線通信装置10−2では、上記の(4)式のように、時刻補正通知パケットを用いたクロック補正(Ta及びTbを用いたクロック補正値kcの算出)を行うことで、時刻取得元である無線通信装置10−1における時刻同期処理タイミングにかかわらず正確なクロック補正値を取得することができる。すなわち、この実施形態では、各無線通信装置10では、従来と比較して、時刻同期処理の間隔を長くしてもGW20との時刻のずれを十分抑制し、効率的な時刻同期処理を行うことができる。
以上のように、無線通信システム1では、各無線通信装置10が、時刻同期処理を行う度に、時刻補正通知パケットを周囲に送信することで、各無線通信装置10における時刻同期処理のタイミングに関わらず、各無線通信装置10で正確なクロック補正値を取得することができる。上記の例では、説明を簡易とするため、無線通信システム1(無線マルチホップネットワークN)におけるノードをGW20、無線通信装置10−1、10−2として説明したが、さらに無線通信装置10を追加したとしても、無線通信装置10−1や無線通信装置10−2と同様の処理を行うことで、各無線通信装置10で正確なクロック補正値を取得させることができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態においては、GW20が正しい時刻を得た状態で無線通信装置10−1と無線通信装置10−2が時刻同期を行っているが、例えば、GW20が所定の間隔で図示しない外部の時刻取得元と時刻同期するようにしてもよい。この場合、GW20が、外部の時刻取得元と時刻同期した際(時刻同期処理を行った際)に、無線通信装置10と同様に時刻補正通知パケットを送信することで、無線通信装置10−1でも同様に時刻補正通知パケットに基づいたクロック補正(上述の(4)式をそのまま用いてクロック補正値kcを算出したクロック補正)を行うことができる。この場合、GW20の機能的構成については、無線通信装置10と同様に、上述の図1と同様のブロック図で示すことができる。すなわち、上記の実施形態において、GW20についても、本発明の無線通信装置と同様の構成を適用することができる。
1…無線通信システム、10、10−1、10−2…無線通信装置、20…GW、101…無線送受信部、102…時刻同期パケット処理部、103…タイマ、104…時刻管理部、104a…カウンタ、105…クロック、106…記憶部、107…時刻情報、108…クロック補正値、109…時刻取得元情報。

Claims (7)

  1. 無線によりパケットの送受信を行う無線送受信手段と、
    自装置の時刻を管理する時刻管理手段と、
    時刻取得元と前記時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、前記時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、前記無線送受信手段を介して送信する時刻同期処理手段と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記時刻同期処理手段は、
    前記無線送受信手段を介して、前記時刻取得元から時刻補正通知パケットを受信し、
    前記無線送受信手段を介して、前記時刻取得元に、時刻同期を要求する時刻同期要求パケットを送信し、
    前記無線送受信手段を介して、前記時刻取得元から、自装置が送信した時刻同期要求パケットに応答するパケットであって、前記時刻取得元における時刻同期要求パケットの受信時刻と、前記時刻取得元における送信時刻が設定された時刻同期応答パケットを受信し、
    前記時刻取得元から時刻同期応答パケットを受信した場合、当該時刻同期応答パケットの情報と、前記時刻取得元から受信した時刻補正通知パケットの情報を利用して時刻同期処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記時刻同期処理手段は、
    前記時刻取得元に送信した時刻同期要求パケットの送信時間と、前記時刻取得元から受信した時刻同期要求パケットの情報と、前記時刻取得元から時刻同期要求パケットを受信した受信時間とに基づいて、前記時刻取得元が管理する時刻と、前記時刻管理手段が管理する時間の時間差を算出し、
    算出した時間差を用いて、前記時刻管理手段が管理する時刻を前記時刻取得元と合わせる補正を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記時刻同期処理手段は、
    算出した時間差と、前記時刻取得元から受信した時刻補正通知パケットの情報と、前記時刻取得元から時刻補正通知パケットを受信した受信時刻とを用いて前記時刻取得元と前記時刻管理手段との時刻を計時する時刻計時速度差を算出し、
    算出した時刻計時速度差に基づいて、前記時刻管理手段が計時する時刻計時速度を前記時刻取得元と合わせる補正を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記時刻同期処理手段は、
    前記無線送受信手段を介して、時刻同期要求元から自装置との時刻同期を要求する時刻同期要求パケットを受信した場合には、前記時刻同期要求元から受信した時刻同期要求パケットに応答するパケットであって、前記時刻同期要求元から時刻同期要求パケットを受信した受信時刻と、送信時刻を設定した時刻同期応答パケットを生成して、前記無線送受信手段を介して前記時刻同期要求元に送信する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 無線通信装置に搭載されたコンピュータを、
    無線によりパケットの送受信を行う無線送受信手段と、
    自装置の時刻を管理する時刻管理手段と、
    時刻取得元と前記時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、前記時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、前記無線送受信手段を介して送信する時刻同期処理手段と
    して機能させることを特徴とする無線通信プログラム。
  7. 無線通信装置が行う無線通信方法において、
    無線送受信手段、時刻管理手段及び時刻同期処理手段を備え、
    前記無線送受信手段は、無線によりパケットの送受信を行い、
    前記時刻管理手段は、自装置の時刻を管理し、
    前記時刻同期処理手段は、時刻取得元と前記時刻管理手段が管理する時刻の時刻同期処理を行うものであって、前記時刻取得元と時刻同期処理を行った後の時刻を設定した時刻補正通知パケットを、前記無線送受信手段を介して送信する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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