JP2018154353A - ラベル発行貼付装置並びラベル貼付装置 - Google Patents

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透乃 津川
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Abstract

【課題】既存のラベルプリンタで透明ラベルに印字されたバーコードをバーコードリーダで読み取り可能なラベルに仕上げて商品に貼付することのできる新たなラベル発行貼付装置とそれに使用するラベル貼付装置を提供することを課題とする。
【解決手段】透明ラベルに商品情報を印字して発行する第一ラベルプリンタと、不透明ラベルを発行する第二ラベルプリンタと、発行された透明ラベルと不透明ラベルとを受け取って商品に貼付するラベル貼付装置とを備える。第一ラベルプリンタは、発行する透明ラベルの印字位置情報をラベル貼付装置に伝達し、ラベル貼付装置は、伝達された印字位置情報に基づいて、発行された透明ラベルの一部分に不透明ラベルを重ね合わせる
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタから発行された透明ラベルと不透明ラベルとを重ね合わせて商品に貼付するラベル発行貼付装置とそれに使用するラベル貼付装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で販売される生鮮食品等のパック商品には、商品名、価格、日付、バーコード等の印字されたラベルが貼付される。その場合のラベルの大きさが商品サイズに比べて相対的に大きくなると、パック商品の内容物がラベルに隠されて見えなくなる問題がある。
さらに、惣菜や弁当等では、前述の印字情報に加えて原材料や添加物もラベルに印字されるので、印字量の増大したラベルを弁当等に貼付したのでは、内容物が隠されてお客様に不信感を与えてしまう。そこで、最近では、下記特許文献1に開示された帯巻装置が普及しつつある。この装置は、帯状の透明テープに必要な商品情報を印字し、それを惣菜や弁当等のパック商品に巻き付けるものである。これを使用すれば、透明テープに商品情報が印字されるので、印字量が増えても内容物を必要以上に隠さないメリットがある。
一方、これまでの紙製ラベルに代わるものとして、下記特許文献2に開示された透明ラベルがある。このラベルは、透明樹脂テープでラベルを成形し、それを台紙に一定ピッチで貼り付けて、既存のラベルプリンタで一枚ずつ発行できるようにしたものである。
特開2009−83911号公報 特開平11−133864号公報
しかし、特許文献1に開示された帯巻装置では、帯状の透明テープを商品に巻き付ける関係から、適用できる商品が略直方体のものに限られてしまう問題がある。
これに対し、特許文献2の透明ラベルは、紙製ラベルに代わるものであるから、商品が限定されないメリットがある。しかし、透明ラベルにバーコードを印字する場合は、それがバーコードリーダでは読み取れない問題がある。
この問題に対しては、特許文献1で開示されているように、透明テープの裏面に不透明ラベルを重ね合わせることによって解消することができる。しかし、この特許文献1に採用された重ね合わせ機構は、透明テープを移送しながら、その上から同じ速度で不透明ラベルを搬送しながら重ね合わせているので、そうした機構では、既存のラベルプリンタに適用できない問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みて開発したもので、既存のラベルプリンタで透明ラベルに印字されたバーコードをバーコードリーダで読み取り可能なラベルに仕上げて商品に貼付することのできる新たなラベル発行貼付装置とそれに使用するラベル貼付装置を提供することを課題とする。
本発明に係るラベル発行貼付装置は、裏面に粘着面を有し、表面に商品情報が印字された透明ラベルを発行する第一ラベル発行部と、不透明ラベルを発行する第二ラベル発行部と、発行された透明ラベルと不透明ラベルとを受け取って商品に貼付するラベル貼付装置とを備え、前記ラベル貼付装置は、受け取った前記透明ラベルの一部分に前記不透明ラベルを重ね合わせてから前記商品に貼付することを特徴とする。
ここで、透明ラベルの一部分に不透明ラベルを重ね合わせるとは、透明ラベルに機械読み取り式コード、例えばバーコードやQRコード(登録商標、以下同様)等が印字されているときは、そのコードの印字欄の裏面に不透明ラベルを重ね合わせることである。若しくは、透明ラベルに前記コードを印字せずに、不透明ラベルに前記コードを印字して、これらを重ね合わせることである。この場合の重ね合わせ位置は、例えば透明ラベルのバーコード印字予定欄であっても良いし、透明ラベルの余白欄であっても良い。周縁の余白に重ね合わせる場合は、不透明ラベルの一部が透明ラベルから一部はみだした状態であっても良い。透明ラベルからバーコード等の機械読み取り式コードの欄を削除しておくと、透明ラベルを小さなサイズにすることができる。
図1〜図3は、本発明の解決原理を説明するための平面配置図である。これらの図において、ラベル発行貼付装置100は、第一ラベル発行部P1と第二ラベル発行部P2とラベル貼付装置110とを備える。第一ラベル発行部P1は、透明ラベルL1を発行し、第二ラベル発行部P2は、不透明ラベルL2を発行する。図1〜図3では、各ラベル発行部P1,P2を横並びに配置しているが、これには限定されず、例えば向かい合わせに配置しても良い。また、これらのラベル発行部P1、P2の前方には、発行された透明ラベルL1と不透明ラベルL2を順次受け取って図示しない商品の上面に貼付するラベル貼付装置110が配置される。また、これらは互いに電気的に接続されて、ラベル発行とラベル貼付動作とが連動するように構成されている。
なお、図1では、第一ラベル発行部P1から発行された透明ラベルL1は、第一支持台R1上に送り出され、第二ラベル発行部P2から発行された不透明ラベルL2は、第ニ支持台R2上に送り出された状態を示している。また、第二支持台R2上の不透明ラベルL2は、前方に送り出されて後続の不透明ラベルから引き離された状態となっている。ただし、後続の不透明ラベルが上り傾斜の途上にあり、その上り傾斜の先端部に、発行された不透明ラベルL2が略水平姿勢に保持されているときは、後述の貼付ヘッドHがこれらの不透明ラベルの上に被さっても、後続ラベルは、貼付ヘッドHに吸着されないから、その場合には、発行された不透明ラベルL2は、前方に送り出されずに、後続の不透明ラベルと所定の間隔を開けて連続する。
ラベル貼付装置110は、透明ラベルL1又は不透明ラベルL2を吸着する貼付ヘッドHと、該貼付ヘッドHをX軸方向F1、Y軸方向F2、Z軸方向F3に移動させる後述の移動機構Dと、この移動機構Dを駆動制御して、第一支持台R1上の透明ラベルL1と、第二支持部R2上の不透明ラベルL2を順次受け取って重ね合わせてから商品の上面に貼付する後述の制御部Cとを備えている。
透明ラベルL1は、透明な樹脂テープの裏面に粘着剤が塗布されたもので、その表面には、商品名、価格、日付、バーコード等が印字される。そのときの印字フォーマットは、例えば上段に品名欄aが、続いて消費期限や加工日等の日付欄bが、その下段にバーコード欄cと価格欄dが横並びに配置され、最下段に店名印字欄eが配置される。ただし、このフォーマットは一例であって、印字内容や貼付位置に応じてこれらの配置位置は変更される。
不透明ラベルL2は、バーコードやQRコード等の機械読み取り式コードの印字欄cに上下に重なる大きさを有した無地のラベルである。ただし、その不透明ラベルL2にバーコードやQRコード等が印字される場合もある。また、図1に示すように、バーコード欄cと価格欄dが横並びに配置され、不透明ラベルL2がこれらに跨る幅を有しているときは、両印字欄の裏面に重ね合わされて、バーコード欄cと価格欄dの裏面が不透明ラベルL2で覆われる場合もある。
第一ラベル発行部P1は、指定された商品の印字情報を所定のフォーマットで透明ラベルL1に印字しながら発行する。そのときにセットされる透明ラベルL1は、台紙に一定ピッチで貼付された台紙付きラベルであっても良いし、台紙を使用しない台紙レスラベルであっても良い。後者の台紙レスラベルを使用するときは、印字発行された透明ラベルL1を後続の透明テープから切り離すカッターが第一支持台R1の上流側に装備される。また、計量値付けを行う場合は、第一ラベル発行部P1が電子秤や計量装置と電気的に接続されて、計量された商品の質量と算出価格とが透明ラベルL1に印字される。使用する印字機構は、透明ラベルL1が透明樹脂で形成される場合は、熱転写式が好ましいが、インクジェット式であっても構わない。
第二ラベル発行部P2は、不透明ラベルL2を発行する。発行する際に何も印字しない場合は、不透明ラベルL2を一定ピッチで送り出す機構だけを備える。また、不透明ラベルL2にバーコードやQRコード等を印字する場合は、印字機構が装備される。この場合の印字機構は、紙を基材とした不透明ラベルであれば、熱転写式やインクジェット式の他に、サーマル式のものでも良い。また、プリンタにセットされる不透明ラベルL2は、台紙付きラベルでも良いし、台紙レスラベルでも良い。後者の台紙レスラベルを使用するときは、前述同様、第二支持台R2の上流側にカッターが装備される。この場合には、バーコードのバーの長さに応じて不透明ラベルL2の送り長さを変えることができるメリットがある。また、第二ラベル発行部P2は、第一ラベル発行部P1と電気的に接続されて、第一ラベル発行部P1からラベル発行だけが指示される場合は、何も印字しないで不透明ラベルL2を発行する。また、第一ラベル発行部P1からバーコードやQRコード等が送信される場合は、それを印字して発行する。
使用に際しては、まず、透明ラベルL1を第一ラベル発行部P1にセットし、その透明ラベルL1のバーコード印字欄cに重なる大きさの不透明ラベルL2を第二ラベル発行部P2にセットする。そして、第一ラベル発行部P1に対して商品が指定されると、第一ラベル発行部P1は、指定された商品の印字情報を透明ラベルL1に印字すると共に、機械読み取り式コード(例えば、バーコード)の印字欄cの印字位置情報をラベル貼付装置110に伝達する。同時に、第二ラベル発行部P2に対しラベル発行を指示する。これにより、ラベル貼付装置110は、第一ラベル発行部P1の前方である初期位置で待機し、そこから第一支持台R1の所定位置に送り出される透明ラベルL1までの移動量と、そこから第二支持台R2の所定位置に送り出される不透明ラベルL2までの移動量とを求めて予めセットしておく。
続いて、図1に示すように、第一支持台R1の所定位置に商品情報の印字された透明ラベルL1が送り出され、第二支持台R2の所定位置に無地の不透明ラベルL2が送り出されると、図2に示すように、ラベル貼付装置110の貼付ヘッドHが透明ラベルL1の上方に移動して透明ラベルL1を吸着し、続いて図3に示すように、不透明ラベルL2の上方に移動して、吸着した透明ラベルL1のバーコード印字欄cを不透明ラベルL2の上に重ね合わせる。このとき、貼付ヘッドHは、第一ラベル発行部P1から受け取った印字位置に基づいて移動制御される。続いて貼付ヘッドHは、商品の上方に移動して透明ラベルL1と不透明ラベルL2とが重ねられたラベルを商品の所定位置に貼付する。
これにより、透明ラベルL1に印字されたバーコードは、その裏面に重ねられた不透明ラベルL2によってバーコードリーダによる読み取りが可能になる。
以上の動作では、先に透明ラベルL1を貼付ヘッドHで吸着してから、それを不透明ラベルL2の上に重ねたが、不透明ラベルL2にバーコード等が印字されるときは、先に不透明ラベルL2を吸着してから、それを透明ラベルL1の上に重ねる。また、透明ラベルと不透明ラベルが重ね合わった状態で商品に貼り付ける場合に、バーコード印字欄を商品の上面からかみ出させ、それを商品の側面に折り曲げても良い。
以上の装置で使用するラベル貼付装置は、商品情報が印字された透明ラベルと、無地の不透明ラベル又は機械読み取り式コードが印字された不透明ラベルとを上下に重ね合わせるラベル貼付装置であって、前記不透明ラベルを前記透明ラベルの一部分に重ね合わせてから商品に貼付することを特徴とする。
不透明ラベルを透明ラベルの一部分に重ね合わせる位置は、透明ラベルに印字される機械読み取り式コードの印字欄の位置であり、不透明ラベルに機械読み取り式コードが印字される場合は、その不透明ラベルを透明ラベルの余白に貼り付ける位置である。この位置情報は、透明ラベルを印字発行するラベルプリンタから送られてくる場合と、余白等への貼付位置が決められている場合に、装置に事前に設定される場合とがある。不透明ラベルに機械読み取り式コードが印字される場合は、不透明ラベルの一部が透明ラベルからはみ出ても構わない。このようにして、透明ラベルと不透明ラベルを上下に重ね合わせてから商品に貼付するのは、これらのラベルを商品に貼り付ける動作を一回で済ませるためである。
本発明によれば、透明ラベルの機械読み取り式コード(バーコード等)の印字欄の裏面に不透明ラベルを重ね合わせてから商品に貼付するので、透明ラベルに印字されたバーコード等がバーコードリーダで読み取り可能になる。したがって、印字量が増えてラベルサイズが商品サイズよりも相対的に大きくなっても、パックされた商品の内容物を必要以上に隠すことのない透明ラベルを市場に提供することができる。
本発明の解決原理を説明する平面配置図。 図1の貼付ヘッドHを透明ラベルL1まで移動させる説明図。 図2の貼付ヘッドHを不透明ラベルL2まで移動させる説明図。 本発明に係るラベル貼付装置の一実施形態の要部外観斜視図。 図4のラベル貼付装置を略正面から見た要部外観斜視図。 図4のラベル貼付装置を左側から見た要部外観斜視図。 上記実施形態の制御系の構成ブロック図。
以下、図4〜図7に基づいて、本発明の一実施形態に係るラベル発行貼付装置並びにラベル貼付装置を説明する。なお、この実施形態は、一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図4〜図6において、ラベル発行貼付装置100は、向かって左側の第一ラベル発行部P1(以下、これを第一ラベルプリンタP1と言う)と、それと横並びに配列された右側の第二ラベル発行部P2(以下、これを第二ラベルプリンタP2と言う)と、それらの前方に配置されるラベル貼付装置110とを備えている。
<第一ラベルプリンタ>
図5、図6に示す第一ラベルプリンタP1は、台紙付ラベルや台紙レスラベルに商品情報を印字しながら発行する熱転写式の周知構成のプリンタである。したがって、台紙付ラベルを使用するときは、ラベル発行口に剥離板が設けられ、台紙レスラベルを使用するときは、印字されたラベルを後続ラベルから切り離すカッターと、印字発行されたラベルを受け取る第一支持台R1が設けられる。
この第一支持台R1は、発行された透明ラベルL1を一時的に保持するものであるが、必要に応じて透明ラベルL1を所定位置まで送り出すラベル送り機構が設けられる。この送り機構は、図5、図6に示すように、複数のローラRで構成され、これらのローラRでもって、発行された透明ラベルL1が支持されるようになっている。これらのローラRの外周には、透明ラベルL1の粘着剤の付着を防止するシリコーンゴム製のリングが装着されている。
<第二ラベルプリンタ>
第二ラベルプリンタP2は、印字せずに不透明ラベルL2を順次送り出すもので、図4に示すように、この第二ラベルプリンタP2には、サーマルヘッド等の印字機構は搭載されていない。この不透明ラベルL2は、台紙TPに一定ピッチで貼り付けられて、ロール状に巻かれており、そのロール1から引き出された台紙TPを、ガイドローラ部2を介して剥離板Uに案内し、そこで台紙TPを鋭角に折り返すことにより、台紙TPに貼付された不透明ラベルL2を台紙TPから剥離して第二支持台R2上に一個ずつ送り出すようになっている。そのため、台紙TPは、駆動ローラ部3によって矢印方向F4に強制的に送られて巻取りローラ部4で巻き取られるようになっている。
また、ロール1の側方には、下方の支持軸10を中心に搖動する抜け止めプレート11が設けられている。この抜け止めプレート11を矢印方向F5に搖動させて、ロール1を側方から収納部にセットするようになっている。
また、この不透明ラベルL2は、透明ラベルL1のバーコード印字欄に相当する大きさに形成され、それを透明ラベルL1のバーコード印字欄の裏面に重ねれば、バーコードがバーコードリーダで読み取り可能となる。
台紙TPを剥離板Uに案内するガイドローラ部2は、大小二つのローラ21、22で構成されているが、剥離板Uは、それらのローラ21、22よりも高い位置に配置されて、ローラ21から剥離板Uに至る経路が上り傾斜に形成されている。また、剥離板Uは、側面視L字形のプレート23の先端部で形成されており、その先端部で台紙TPを折り返して駆動ローラ部4で矢印方向F4に送るようになっている。またプレート23上を走行する不透明ラベルL2の僅か上方位置には、ローラRrが取り付けられている。このローラRrは、貼付ヘッドHに吸着された透明ラベルL1が後続の不透明ラベルL2に付着するのを防止するもので、ローラRrの外周には、付着防止用のシリコーンゴム製のリングが装着されている。なお、図4では、ローラRrを一個表示しているが、このローラRrは共通のシャフトに横並びに複数個配置されている。
駆動ローラ部3は、台紙TPを強制的に送る駆動ローラ31と、その駆動ローラ31に台紙TPを押し付けるピンチローラ32とで構成され、台紙TPはそれらのローラ31、32間にS字状に掛け渡されている。この駆動ローラ31の回転軸には、タイミングプーリ33が取り付けられ、そのタイミングプーリ33と後方のステッピングモータ30の駆動軸との間には、タイミングベルト34が掛け渡されて、ステッピングモータ30の回転により、台紙TPが不透明ラベルL2一枚分の送りピッチでもって間欠的に送られるようになっている。
ピンチローラ32から送り出された台紙TPは、複数のシャフト41、42を経て巻取りローラ部4で巻き取られるようになっている。この巻取りローラ部4は、巻取りローラ40と、その回転軸に連結された図示しないスリップクラッチと、そのスリップクラッチに連結されたプーリ43と、後方のDCモータ44と、そのDCモータ44の回転をプーリ43に伝達するタイミングベルト45で構成されている。これにより、巻取りローラ40の巻径が大きなって回転速度が減速しても、一定のテンションで台紙TPが巻き取られるようになっている。
図5において、第二支持台R2は、不透明ラベルL2の送り出し方向と直交する方向に所定距離離して配置された複数のフリーローラFRで構成され、これらで送り出された不透明ラベルL2を支持するようになっている。なお、図5では、フリーローラFRを二個示だけ示して他は省略しているが、このフリーローラFRは、同軸上にさらに複数個配置されている。また、各フリーローラFRの上端部は、剥離板Uのプレート23の先端部と略同一レベルに位置決めされている。これにより、台紙TPから剥離された不透明ラベルL2が第二支持台R2上で略水平姿勢に切り替わるようになっている。このとき、剥離された不透明ラベルL2の後端部が剥離板Uの台紙TP上に、すなわち、折り曲げられた台紙TP上に僅かに貼り付いた状態となるように、台紙TPの送りと停止が制御されるようになっている。
また、この第二支持台R2には、そこに保持される不透明ラベルL2の有無を検出するセンサが設けられている。このセンサは、一方が灯光器46、他方が受光器47の光電式センサで構成され、投光器46から照射された検出光は、一対のフリーローラFR間を斜めに横断して受光器47に入射されるように配置されている。
<ラベル貼付装置>
図5において、ラベル貼付装置110は、透明ラベルL1を吸着する貼付ヘッドHと、その貼付ヘッドHを第一ラベルプリンタP1の第一支持台R1から第二ラベルプリンタP2の第二支持台R2上へ、さらに第二支持台R2上から図示しない商品の貼付位置へと移動させる移動機構Dとを備えている。
貼付ヘッドHは、ダンパー機能を備えた吸着部Sと、その吸着部Sに負圧を作用させるチャンバーCBと、チャンバー内を減圧させるブロワーBWとを備えたもので、何れも周知構成のものである。具体的には、吸着部Sの裏面には複数の貫通孔が形成されており、それらの貫通孔がチャンバーCB内に連通されて、各貫通孔に負圧が作用するようになっている。そうした吸着部Sを第一支持台R1上の透明ラベルL1の上に移動させて下降させれば、吸着部Sに透明ラベルL1が吸引保持されるようになっている。
移動機構Dは、貼付ヘッドHを図6のX軸方向F6に移動させるX方向駆動部6と、Y軸方向F7に移動させるY方向駆動部7と、Z軸方向F8に移動させるZ方向駆動部8とを備えている。
X方向駆動部6は、並行な上下一対のリニアガイド61と、それらのリニアガイド61上をスライドするリニアブロック62と、X軸方向の両端部に配置された一対のタイミングプーリ63と、それらのタイミングプーリ63間に掛け渡されたタイミングベルト64と、一方のタイミングプーリ63と接続されて、タイミングベルト64をX軸方向に走行させるステッピングモータ65とを備えている。また、リニアブロック62は、タイミングベルト64に連結されてX軸方向F6に移動するようになっているが、このリニアブロック62には、後述のY方向駆動部7とZ方向駆動部8とが図示しないフレームを介して連結されている。これにより、リニアブロック62がX軸方向F6に移動すると、Y方向駆動部7とZ方向駆動部8が共にX軸方向F6に、すなわち第一ラベルプリンタP1と第二ラベルプリンタP2との間を往復移動するようになっている。
Y方向駆動部7も同様な構成であって、上下一対のリニアガイド71と、それらのリニアガイド71上をスライドするリニアブロック72と、Y軸方向の両端部に配置された一対のタイミングプーリ73と、それらのタイミングプーリ73間に掛け渡されたタイミングベルト74と、一方のタイミングプーリ73と接続されて、タイミングベルト74をY軸方向F7に走行させるステッピングモータ75とを備えている。
また、Y方向駆動部7のリニアガイド71は、図面上省略したフレームを介してX方向駆動部6のリニアブロック62と連結されている。したがって、リニアブロック62がX軸方向F6に移動すると、それに伴ってY方向駆動部7も同方向に移動するようになっている。また、このリニアガイド71上をスライドするリニアブロック72には、図面上省略した上下方向に伸びるフレームを介してZ方向駆動部8が連結されている。そのため、タイミングベルト74がY軸方向F7に走行すると、リニアブロック72と共に後述のZ方向駆動部8もY軸方向F7に、すなわち前後方向に移動するようになっている。
Z方向駆動部8は、上下一対のベースプレート80と、そのベースプレート80の片隅に固定された上下方向のリニアガイド81と、そのリニアガイド81上を上下方向にスライドするリニアブロック82と、Z軸方向F8の図示しないフレームの両端部に配置された一対のタイミングプーリ83と、両タイミングプーリ83間に掛け渡されたタイミングベルト84と、一方のタイミングプーリ83と接続されて、タイミングベルト84をZ軸方向F8に走行させるステッピングモータ85とを備えている。また、そのタイミングベルト84には、リニアブロック82が連結され、そのリニアブロック82には、そこから下方に伸びるスプラインシャフト86が水平面内では回転可能に、上下方向にはリニアブロック82と一体となる状態で取り付けられている。そして、スプラインシャフト86の先端部には、貼付ヘッドHが取り付けられている。したがって、タイミングベルト84がZ軸方向に走行すると、リニアブロック82と、それに連結されたスプラインシャフト86がZ軸方向F8に移動し、それに伴ってスプラインシャフト86の先端部に取り付けられた貼付ヘッドHがZ軸方向F8に、すなわち、上下方向に移動するようになっている。
また、図示しないフレームを介してY方向駆動部7のリニアブロック72と連結された上下のベースプレート80には、上下動するスプラインシャフト86を案内するボールスプライン87がベアリング88を介して取り付けられている。また、このボールスプライン87の外筒には、プーリ89が固定され、このプーリ89には、タイミングベルト90(図5参照)が装着されている。
一方、ベースプレート80には、ステッピングモータ91が固定され、その回転軸に取り付けられたプーリ92(図4、図5参照)と、前記プーリ89との間に前述のタイミングベルト90が掛け渡されている。したがって、ステッピングモータ91の駆動によってプーリ89が水平面内で回転すると、プーリ89と一体化されたボールスプライン87が回転し、それに伴って、それと噛み合ったスプラインシャフト86がその軸芯回りに回転するようになっている。
また、スプラインシャフト86が回転すると、その下端部に取り付けられた貼付ヘッドHが水平面内で回転するようになっている。この場合の回転範囲は、±90度の範囲である。これにより、貼付ヘッドHに吸着された透明ラベルL1は、縦向きや横向きに切り替わるようになっている。
図7は、上記実施形態の制御系の構成ブロック図である。この図において、ラベル発行貼付装置100は、第一ラベルプリンタP1と、第二ラベルプリンタP2と、ラベル貼付装置110とを備える。また、ラベル貼付装置110は、移動機構Dと制御部Cとを備える。この制御部Cは、コンピュータで構成され、内蔵のプログラムを読み出して実行することにより、後述の駆動制御を行う。また、この制御部Cには、商品をストレッチフイルムで包装する包装機120から商品のサイズ情報と包装完了信号が入力されるようになっている。また、包装機120で包装された包装済商品をベルトコンベヤ等で搬送しながらラベルを貼付するときは、商品検出センサ130から商品検出信号が入力される。
制御部Cは、第一ラベルプリンタP1から、透明ラベルL1の印字位置情報と透明ラベルL1の印字完了信号が、第二ラベルプリンタP2から、不透明ラベルL2の発行完了信号が、包装機120からは、商品の縦・横・高さのサイズ情報と、透明ラベルL1を商品の上面に貼付する貼付位置情報とが入力されるようになっている。
こうした構成の下で、第一ラベルプリンタP1に透明ラベルL1をセットし、第二ラベルプリンタP2に不透明ラベルL2をセットして、包装機120とラベル貼付装置100を作動させると、制御部Cは、まず移動機構Dを制御して貼付ヘッドHを初期位置に待機させる。
続いて、包装機120に対して商品を指定すると、その商品に対応する包装条件、例えば使用するトレーのサイズや盛り付け高さ、包装速度等が包装機120に設定されるとともに、指定された商品が第一ラベルプリンタP1に伝達される。すると、第一ラベルプリンタP1は、指定された商品の印字情報を読み出してセットするとともに、バーコード印字欄の印字位置情報をラベル貼付装置110の制御部Cに伝達する。同時に、第二ラベルプリンタP2に対してラベル発行を指示した後、透明ラベルL1の印字を開始する。
一方、印字位置情報を受け取った制御部Cは、第一ラベルプリンタP1の前方である初期位置から第一支持台R1の所定位置に送り出される透明ラベルL1までの移動量と、そこから第二支持台R2の所定位置に送り出される不透明ラベルL2までの移動量とを求めてセットする。
そして、第一ラベルプリンタP1から透明ラベルL1が印字発行され、第二ラベルプリンタP2から不透明ラベルL2が発行されて、透明ラベルL1が第一支持台R1の所定位置で停止し、不透明ラベルL2が第二支持台R2の所定位置で停止すると、制御部Cは、X方向駆動部6とY方向駆動部7を同時に駆動制御して、待機させた貼付ヘッドHを第一支持台R1上に移動させ、続いてZ方向駆動部8を駆動制御して貼付ヘッドHを透明ラベルL1上に降ろした後、直ちに反転させる。
これにより、透明ラベルL1は、貼付ヘッドHに吸着される。続いて制御部Cは、Y方向駆動部7とX方向駆動部6を同時に駆動制御して貼付ヘッドHを第二支持台R2の不透明ラベルL2上へ移動させ、続いてZ方向駆動部8を駆動制御して、貼付ヘッドHに吸着された透明ラベルL1のバーコード印字欄を不透明ラベルL2の上に重ね合わせる。
続いて、制御部Cは、Y方向駆動部7を駆動制御して、貼付ヘッドHを商品のラベル貼付位置の上方まで移動させる。その際、第二支持台R2上の不透明ラベルL2は、透明ラベルL1の裏面(粘着面)に貼り付いた状態で前方に移送されるから、不透明ラベルL2の後縁が台紙TPに一部貼り付いていたとしても、その不透明ラベルL2は、台紙TPから完全に引き離される。続いて第二ラベルプリンタP2は、受光器47からの信号によって第二支持台R2上に不透明ラベルL2が無くなったことを検知すると、次の不透明ラベルL2の発行を準備する。
一方、商品のラベル貼付位置まで移動してきた貼付ヘッドHは、商品が貼付位置に到達するタイミングで、制御部CによるZ方向駆動部8の駆動制御によって下降する。これにより、貼付ヘッドHに吸着された透明ラベルL1とその裏面に部分的に重ねられた不透明ラベルL2は、商品上面の指定された位置に貼付される。その際の貼付ヘッドHの下降距離は、包装機120から送信された商品の高さ情報に基づいて制御される。また、吸着部Sには、図示しない反射型の物品検出センサが設けられており、そのセンサが商品を検出すると、制御部Cは、Z方向駆動部8を駆動制御して貼付ヘッドHを上昇させる。
また、透明ラベルL1の貼り付け姿勢を縦向きから横向きに変更するときは、透明ラベルL1を貼付ヘッドHで吸着しながら持ち上げてY軸方向に移動するときに、ステッピングモータ91を駆動制御してスプラインシャフト86を90度回転させる。続いて制御部Cは、X方向駆動部6を駆動制御して貼付ヘッドHに吸着された透明ラベルL1を第二支持台R2上へ移動させる。その後の動作は、前述と同様である。
なお、ラベル発行方向に長く伸びた透明ラベルL1を縦向きから横向きに変更すると、透明ラベルL1が第二支持台R2から大きくはみ出すことがあるが、その場合でも、第二支持台R2が周辺部から一段高い位置に設けられているため、透明ラベルL1が周辺部に付着するようなことはない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の実施形態も採用可能である。例えば、貼付ヘッドHに対して相対的に小さな透明ラベルL1は、それをX軸方向とY軸方向に同時に移動させても、透明ラベルL1が吸着部Sでばたつくことはないから、その場合は、第一支持台R1から第二支持台R2へ斜めにショートカットさせる経路を描いて移動させても良い。
また、上記実施形態では、第一ラベルプリンタP1と第二ラベルプリンタP2を横並びに設置したが、これを向かい合わせに設置して、X方向への移動距離を無くすようにしても良い。
また、上記実施形態では、先に透明ラベルL1を持ち上げ、それを不透明ラベルL2の上に重ねるようにしたが、不透明ラベルL2にバーコードを印字するときは、第二ラベルプリンタP2に印字機構を取り付けて、第一ラベルプリンタP1から第二ラベルプリンタP2にバーコード情報を送信する。そして、不透明ラベルL2が発行されると、先に不透明ラベルL2を貼付ヘッドHで持ち上げ、それを透明ラベルL1の上に重ねる。その場合に、透明ラベルのバーコード印字予定欄に重ねても良いし、そのバーコード印字欄が削除される場合は、不透明ラベルL2を透明ラベルL1の余白に部分的に重ねて貼り付けても良い。
L1 透明ラベル
L2 不透明ラベル
P1 第一ラベル発行部(第一ラベルプリンタ)
P2 第二ラベル発行部(第二ラベルプリンタ)
100 ラベル発行貼付装置
110 ラベル貼付装置
c 機械読み取り式コード印字欄(バーコード印字欄)

Claims (6)

  1. 裏面に粘着面を有し、表面に商品情報が印字される透明ラベルを発行する第一ラベル発行部と、不透明ラベルを発行する第二ラベル発行部と、発行された透明ラベルと不透明ラベルとを受け取って商品に貼付するラベル貼付装置とを備え、前記ラベル貼付装置は、受け取った前記透明ラベルの一部分に前記不透明ラベルを重ね合わせてから前記商品に貼付することを特徴とするラベル発行貼付装置。
  2. 前記ラベル貼付装置は、前記第一ラベル発行部から受け取った前記商品情報の印字位置に基づいて、前記透明ラベルの一部分に前記不透明ラベルを重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載のラベル発行貼付装置。
  3. 商品情報が印字された透明ラベルと、無地の不透明ラベル又は機械読み取り式コードが印字された不透明ラベルとを上下に重ね合わせるラベル貼付装置であって、前記不透明ラベルを前記透明ラベルの一部分に重ね合わせてから商品に貼付することを特徴とするラベル貼付装置。
  4. 前記透明ラベルには、機械読み取り式コードを含む商品情報が印字され、前記不透明ラベルは、前記機械読み取り式コードの印字欄の裏面に重ねられる無地のラベルである請求項1又は2に記載のラベル発行貼付装置又は請求項3に記載のラベル貼付装置。
  5. 前記透明ラベルには、機械読み取り式コード以外の商品情報が印字され、前記不透明ラベルには、前記機械読み取り式コードが印字される請求項1又は2に記載のラベル発行貼付装置又は請求項3に記載のラベル貼付装置。
  6. 前記不透明ラベルは、前記透明ラベルの機械読み取り式コードの印字予定欄の上に、又は、前記透明ラベルの余白に重ねられるものである請求項5に記載のラベル発行貼付装置又はラベル貼付装置。
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