JP2018154325A - 物品取付器具、移動体装置、物品取付方法及び物品取付器具装着方法 - Google Patents

物品取付器具、移動体装置、物品取付方法及び物品取付器具装着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018154325A
JP2018154325A JP2018044874A JP2018044874A JP2018154325A JP 2018154325 A JP2018154325 A JP 2018154325A JP 2018044874 A JP2018044874 A JP 2018044874A JP 2018044874 A JP2018044874 A JP 2018044874A JP 2018154325 A JP2018154325 A JP 2018154325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
moving body
attachment device
fixed
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2018044874A
Other languages
English (en)
Inventor
修作 高巣
Shusaku Takasu
修作 高巣
翔 釣谷
Sho Tsuritani
翔 釣谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Publication of JP2018154325A publication Critical patent/JP2018154325A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Repair (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】 移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することができる物品取付器具を提供する。【解決手段】 物品取付器具10は、車両1にステレオカメラ50を取り付けるための物品取付器具であって、ステレオカメラ50を保持可能な、棒状部材、支持部12及び装着部11を含む保持系と、棒状部材の一端を車両1に接続可能な接続系と、を備え、保持系は、棒状部材の他端に接続され、棒状部材が接続系により車両1に接続されているときに棒状部材に接続系から離れる向きの力又は接続系に近づく向きの力を作用させて車両1に対する棒状部材の変位を抑制する、付勢部材を有する力作用手段を更に含む物品取付器具である。この場合、移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することが可能な物品取付器具を提供できる。【選択図】図1

Description

本発明は、物品取付器具、移動体装置、物品取付方法及び物品取付器具装着方法に関する。
従来、物品を保持する、移動体に着脱可能な器具が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている器具では、移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することに関して改善の余地があった。
本発明は、移動体に物品を取り付けるための物品取付器具であって、前記物品を保持可能な、所定部材を含む保持系と、前記所定部材の一端を前記移動体に接続可能な接続系と、を備え、前記保持系は、前記所定部材の他端と接続され、前記所定部材が前記接続系により前記移動体に接続されているときに前記所定部材に前記接続系から離れる向きの力又は前記接続系に近づく向きの力を作用させて前記移動体に対する前記所定部材の変位を抑制する力作用手段を更に含むことを特徴とする物品取付器具である。
本発明によれば、移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することができる。
第1実施形態における車両後部に物品取付器具が装着された車両装置を車両前半部を省略して示す側面図である。 図1の車両装置を後方から見た斜視図である。 物品取付器具を前方から見た斜視図である。 物品取付器具を後方から見た斜視図である。 物品取付器具の上側の棒状部材とリアハッチドアとの接続構造の第1の例を示す図である。 物品取付器具の下側の棒状部材とリアハッチドアとの接続構造の一例を示す図である。 物品取付器具を車両に装着する手順を説明するための図(その1)である。 物品取付器具を車両に装着する手順を説明するための図(その2)である。 物品取付器具を車両に装着する手順を説明するための図(その3)である。 物品取付器具を車両に装着する手順を説明するための図(その4)である。 物品取付器具の上側の棒状部材とリアハッチドアとの接続構造の第2の例を示す図である。 第2実施形態における車両後部に物品取付器具が装着された車両装置を車両前半部を省略して示す側面図である。 第2実施形態の物品取付器具を前方から見た斜視図である。 第2実施形態の変形例における車両後部に物品取付器具が装着された車両装置を車両前半部を省略して示す側面図である。 物品取付器具の上側の棒状部材とリアハッチドアとの接続構造の第3の例を示す図である。 第1実施形態の変形例の物品取付器具を説明するための図(その1)である。 図17(A)及び図17(B)は、それぞれ第1実施形態の変形例の物品取付器具を説明するための図(その2及びその3)である。 第1実施形態の変形例の物品取付器具の装着方法を説明するための図である。
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
〈導入〉
図1には、移動体としての車両1後部に物品取付器具10が装着された車両装置5(移動体装置)を側面側から見た状態が一部省略されて示されている。
物品取付器具10は、車両1後部に物品としての複数(例えば5つ)のステレオカメラ50を取り付けるための器具である。ここでは、車両1はハッチバックの自動車である。
複数(例えば5つ)のステレオカメラ50は、物品取付器具10を介して車両1後部に取り付けられた状態において、車両1の後方路面を撮影可能に配置されている。詳述すると、全てのステレオカメラ50の撮影範囲(画角)を併せた範囲が車両1の後方路面の所望の範囲をカバーできるように物品取付器具10に対する各ステレオカメラ50の取付位置及び取付姿勢が設定されている。なお、隣接するステレオカメラ50の画角は重なり部分を有していても良い。
複数(例えば5つ)のステレオカメラ50の撮影画像を解析することにより、路面の状態(例えばひび割れ、陥没、***、剥離等の有無や程度)を検査することが可能である。
〈全体構成〉
以下の説明において「左右方向」や「横方向」は車両1の左右方向を意味し、「上下方向」や「縦方向」は車両1の上下方向を意味し、「前後方向」は車両1の前後方向を意味する。
図2には、車両1後部に装着された物品取付器具10を後方から見た斜視図が示されている。図3には、物品取付器具10を前方から見た斜視図が示されている。図4には、物品取付器具10を後方から見た斜視図が示されている。
物品取付器具10は、図1〜図4に示されるように、複数(例えば5つ)のステレオカメラ50をそれぞれ装着可能な複数(例えば5つ)の装着部11と、複数(例えば5つ)の装着部11を支持する支持部12と、該支持部12と車両1とを連結するための連結部13と、支持部12と車両1との間に配置される付勢部14とを備えている。
各装着部11は、ステレオカメラ50が固定されるパネル部材を含んで構成される(図2〜図4参照)。このパネル部材は、例えば軽量化のためのパンチングが施された金属板や合金板から成る。
支持部12は、横方向に延びる同寸の2つの棒材である横棒12a、12b、及び縦方向に延び横方向に並ぶ4つの棒材である縦棒12c、12d、12e、12fを含む。各棒材は、例えば高強度の金属、合金等の剛体からなる。
横方向両端に位置する同寸の2つの縦棒12c、12fの中間部に横棒12aが固定されている。
2つの縦棒12c、12fの上端には、それぞれ前後方向に延びる2つのスペーサ12g、12hの前端が固定され、2つのスペーサ12g、12hの後端に横棒12bが固定されている(図3参照)。すなわち、横棒12bは、横棒12aに対して上方かつ後方に位置している。
2つの縦棒12c、12fの下部には、補強用のステー12iが懸架されている。2つの横棒12a、12bの左端には補強用のステー12jが懸架されており、2つの横棒12a、12bの右端には補強用のステー12kが懸架されている。各ステーは、例えば軽量化のためのパンチングが施された金属板や合金板から成る。
横方向中間に位置する同寸の2つの縦棒12d、12eは、2つの縦棒12c、12fよりも短寸であり、それぞれ上部が横棒12aに固定されるとともに下部がステー12iに固定されている。
連結部13は、2つの縦棒12c、12fの上端にそれぞれ一端が固定され、車両1のリアハッチドアの上部にそれぞれ他端が接続される細長い2つの連結部材13a、13bと、2つの縦棒12c、12fの下部にそれぞれ一端が固定され、車両1のリアハッチドアの下部にそれぞれ他端が接続される細長い2つの連結部材13c、13dとを含む。
2つの連結部材13a、13bは実質的に同一の構成を有し、2つの連結部材13c、13dは実質的に同一の構成を有している。そこで、以下では、2つの連結部材13a、13bを適宜「上側連結部材」と総称し、2つの連結部材13c、13dを適宜「下側連結部材」と総称する。
図5には、上側連結部材の構成例が示されている。上側連結部材は、図5に示されるように、棒状部材130Aと、該棒状部材130Aの車両1側の端に設けられたヒンジ15とを含む。棒状部材130Aは、例えば高強度の金属、合金等の剛体からなる。
ヒンジ15は、棒状部材130Aの車両1側の端に形成された第1ヒンジ部15−1と、該第1ヒンジ部15−1に対して横方向に延びる軸周りに回転可能に接続される第2ヒンジ部15−2とを有する。
第1ヒンジ部15−1は、車両1側に2つの自由端が位置するU字状部15−1a(図3参照)と、該U字状部15−1aの2つの自由端に懸架された軸部材15−1bとを有する。
第2ヒンジ部15−2は、軸部材15−1bを回転自在に受ける、軸受け入れ開口を持つU字状の軸受部15−2aと、軸部材15−1bを軸受部15−2a内に留めたり軸受部15−2a内から離脱させるためのロック機構15−2bと、該軸受部15−2aに連続し車両1に固定される固定部15−2cとを有する。
ロック機構15−2bは、軸受部15−2の軸受け入れ開口の少なくとも一部を遮閉する遮閉位置と該遮閉位置から退避する退避位置との間で移動可能(出没可能)に設けられたストッパSと、該ストッパSを遮閉位置に向けて付勢する圧縮コイルばねCSとを有する。なお、圧縮コイルばねCSに代えて、同様の機能を持つ弾性部材(例えば板ばね等)を用いても良い。
そこで、第1及び第2ヒンジ部15−1、15−2の接続を解除したいとき、軸受部15−2a内にある軸部材15−1bを遮閉位置にあるストッパSに押し付けて圧縮コイルばねCSの弾性力に抗してストッパSを退避位置に移動させることにより、軸部材15−1bを軸受け入れ開口を介して軸受部15−2a内から離脱させることができる。該離脱と同時に圧縮コイルばねCSの作用(弾性復帰)によりストッパSが遮閉位置に戻る。
逆に、第1及び第2ヒンジ部15−1、15−2を接続したいとき、軸受部15−2a外にある軸部材15−1bを遮閉位置にあるストッパSに押し付けて圧縮コイルばねCSの弾性力に抗してストッパSを退避位置に移動させることにより、軸部材15−1bを軸受け入れ開口を介して軸受部15−2a内に挿入することができる。該挿入と同時に圧縮コイルばねCSの作用(弾性復帰)によりストッパSが遮閉位置に戻り、軸部材15−1bを軸受部15−2a内に留めることができる。
固定部15−2cは、車両1の車体上部とリアハッチドアの隙間に挿入されリアハッチドアに引っ掛け可能なU字状のフック部Fと、該フック部Fをリアハッチドアに固定するためのボルトBとを有する。詳述すると、フック部FのU字の対向する2辺部のうち上記隙間に挿入される一辺部にはねじ穴が形成されており、該ねじ穴にボルトBを螺合させ締めつけてフック部FのU字の他辺部とボルトBの先端とでリアハッチドアを挟持することにより、フック部Fひいては第2ヒンジ部15−2を車両1に固定することができる。なお、固定部は、フック部を車体上部に引っ掛け及び固定可能な構造であっても良い。
そこで、上述した要領で予め第2ヒンジ部15−2を車両1に固定しておけば、第2ヒンジ部15−2の軸受部15−2aに対して第1ヒンジ部15−1の軸部材15−1bを一動作で出し入れできるため、車両1に対する棒状部材130Aの着脱を容易に行うことができる。
図6には、下側連結部材の構成例が示されている。下側連結部材は、図6に示されるように、棒状部材130Bと、該棒状部材130Bの車両1側の端に設けられたヒンジ16とを含む。棒状部材130Bは、例えば高強度の金属、合金等の剛体からなる。
ヒンジ16は、棒状部材130Bの車両1側の端に形成された第1ヒンジ部16−1と、該第1ヒンジ部16−1に対して横方向に延びる軸周りに回転可能に接続される第2ヒンジ部16−2とを有する。
第1ヒンジ部16−1は、車両1側に2つの自由端が位置するU字状部16−1a(図3参照)と、該U字状部16−1aの2つの自由端に懸架された軸部材16−1bとを有する。
第2ヒンジ部16−2は、軸部材16−1bを回転自在に受ける、軸受け入れ開口を持つU字状の軸受部16−2aと、軸部材16−1bを軸受部16−2a内に留めたり軸受部16−2a内から離脱可能にするロック機構16−2bと、該軸受部16−2aに連続し車両1に固定される固定部16−2cとを有する。
ロック機構16−2bは、軸受部16−2の軸受け入れ開口の少なくとも一部を遮閉する遮閉位置と該遮閉位置から退避する退避位置との間で移動可能(出没可能)に設けられたストッパS´と、該ストッパS´を遮閉位置に向けて付勢する圧縮コイルばねCS´とを有する。なお、圧縮コイルばねCS´に代えて、同様の機能を持つ弾性部材(例えば板ばね等)を用いても良い。
そこで、第1及び第2ヒンジ部16−1、16−2の接続を解除したいとき、軸受部16−2a内にある軸部材16−1bを遮閉位置にあるストッパS´に押し付けて圧縮コイルばねCS´の弾性力に抗してストッパS´を退避位置に移動させることにより、軸部材16−1bを軸受け入れ開口を介して軸受部16−2a内から離脱させることができる。該離脱と同時に圧縮コイルばねCS´の作用(弾性復帰)によりストッパS´が遮閉位置に戻る。
逆に、第1及び第2ヒンジ部16−1、16−2を接続したいとき、軸受部16−2a外にある軸部材16−1bを遮閉位置にあるストッパS´に押し付けて圧縮コイルばねCS´の弾性力に抗してストッパS´を退避位置に移動させることにより、軸部材16−1bを軸受け入れ開口を介して軸受部16−2a内に挿入することができる。該挿入と同時に圧縮コイルばねCS´の作用(弾性復帰)によりストッパS´が遮閉位置に戻り、軸部材16−1bを軸受部16−2a内に留めることができる。
固定部16−2cは、車両1の車体下部とリアハッチドアの隙間に挿入されリアハッチドアに引っ掛け可能なU字状のフック部F´と、該フック部F´をリアハッチドアに固定するためのボルトB´とを有する。詳述すると、フック部F´のU字の対向する2辺部のうち上記隙間に挿入される一辺部にはねじ穴が形成されており、該ねじ穴にボルトB´を螺号させ締めつけてフック部F´のU字の他辺部とボルトB´の先端とでリアハッチドアを挟持することにより、フック部F´ひいては第2ヒンジ部16−2を車両1に固定することができる。
そこで、上述した要領で予め第2ヒンジ部16−2を車両1に固定しておけば、第2ヒンジ部16−2の軸受部16−2aに対して第1ヒンジ部16−1の軸部材16−1bを一動作で出し入れできるため、車両1に対する棒状部材130Bの着脱を容易に行うことができる。
以上説明したように、上側及び下側の棒状部材130A、130Bは、車両1に対してワンタッチで着脱可能であるため、車両1に対して物品取付器具10を着脱する際の作業が容易となる。
一方で、車両1が走行中に上側連結部材のヒンジ15や下側連結部材のヒンジ16におけるガタツキにより、車両1に対してステレオカメラ50が揺れ動き(振動し)、撮影画像に乱れが生じ、精確な検査結果が得られなくなることが懸念される。
そこで、発明者は、ヒンジ15、16におけるガタツキを抑制すべく、物品取付器具10に付勢部14を組み込んでいる。
以下では、ヒンジ15、16は互いに近似した構成を有しているので、両方もしくは片方について説明する場合に、適宜、符号を省略して説明する。
ここで、ヒンジ15、16におけるガタつきについて簡単に説明する。
軸受部に挿入されたヒンジの軸部材は、軸受け入れ開口の少なくとも一部がストッパにより遮閉された状態で軸受部に回転自在に支持される。この場合、軸部材と軸受部との間や、軸部材とストッパとの間に若干のクリアランス(遊び)が生じる。従って、車両が走行中に軸受部とストッパとで囲まれた空間内で軸部材が変位する。このようにして、ヒンジにおいてガタツキが発生する。
付勢部14は、複数(例えば2つ)の付勢部材14a、14bを含んで構成される(図2〜図4参照)。各付勢部材は、車両1と支持部12との間に配置され、支持部12を車両1から離れる方向(ここでは後方かつ上方)に付勢する部材であり、例えば圧縮コイルばね、圧縮ゴム、エアシリンダ、オイルシリンダ等が挙げられる。なお、支持部12が後方かつ上方に付勢されると、上側及び下側の棒状部材130A、130Bに、対応する第2ヒンジ部15−2、16−2から離れる向きの力が作用する。
詳述すると、2つの付勢部材14a、14bの一端は、それぞれ2つの縦棒12c、12fの中間部に固定されている。2つの付勢部材14a、14bの他端には、それぞれ例えば車両1のリアハッチガラス(リアハッチドアの開口に嵌め込まれたガラス)に当接される、例えばゴムやウレタンのような弾性体から成る当接部14a1、14b1がヒンジやボールジョイント(ユニバーサルジョイント)を介して取り付けられている。
物品取付器具10が車両1に装着されるとき、各付勢部材に反発力(ここでは支持部12を後方かつ上方に向けて押圧する力)が発生するよう車両1に対して当接部が圧接状態で当接される(図1参照)。このとき、当接部はヒンジやボールジョイントの作用により当接面がリアハッチガラスの表面に倣って該表面と密着状態となる。
この場合、支持部12に接続された上側連結部材及び下側連結部材のヒンジ15、16において軸部材が軸受部に常時押し付けられた状態となるため、上側連結部材及び下側連結部材のヒンジ15、16におけるガタツキが抑制されるとともに、車両1の走行中に意図せず各ヒンジの第1ヒンジと第2ヒンジの接続が解除されることが防止される。
〈物品取付器具の装着手順〉
以下に、物品取付器具10(以下では「器具」とも称する)を車両1へ装着する手順について説明する。物品取付器具10の装着作業は、1名又は複数名のユーザによって行うことができる。
器具の装着に先立って、各ヒンジの第2ヒンジ部を上述した要領で車両1に固定しておくとともに5つのステレオカメラ50をそれぞれ5つの装着部11に固定しておく。
先ず、5つのステレオカメラ50が固定された器具(但し、各ヒンジの第2ヒンジ部を除く)を各上部連結部材の第1ヒンジ部15−1が対応する第2ヒンジ部15−2の上方近傍に位置するように抱え持つ(図7参照)。
次に、各上部連結部材の第1ヒンジ部15−1の軸部材15−1bを、対応する第2ヒンジ部15−2の遮閉位置にあるストッパSに押し付けて該ストッパSを圧縮コイルばねCSの弾性力に抗して退避位置に移動させて該第2ヒンジ部15−2の軸受部15−2aに挿入する(図8参照)。この挿入と同時に圧縮コイルばねCSの作用によりストッパSが遮閉位置に戻り、第1ヒンジ部15−1と第2ヒンジ部15−2の接続が完了する。
次に、各ヒンジ15の軸部材15−1bを回転中心として物品取付器具10を横方向周りに回転させて各付勢部材に取り付けられた当接部をリアハッチガラスに当接させ、該当接させた状態で各下側連結部材の棒状部材130Bを各付勢部材の反発力に抗して前方かつ下方に引っ張って該付勢部材を縮ませつつ各下側連結部材の第1ヒンジ部16−1を対応する第2ヒンジ部16−2に近づける。(図9参照)。
最後に、各下側連結部材の第1ヒンジ部16−1の軸部材16−1bを、対応する第2ヒンジ部16−2の遮閉位置にあるストッパS´に押し付けて該ストッパS´を圧縮コイルばねCS´の弾性力に抗して退避位置に移動させて該第2ヒンジ部16−2の軸受部16−2aに挿入する(図10参照)。この挿入と同時に圧縮コイルばねCS´の作用によりストッパS´が遮蔽位置に戻り、第1ヒンジ部16−1と第2ヒンジ部16−2の接続が完了する。
なお、車両1に装着された器具を取り外す際は、上記の装着の手順と逆の手順で行うことが好ましいが、器具の上側のヒンジの第1及び2ヒンジ部の接続を解除した後、下側のヒンジの第1及び第2ヒンジ部の接続を解除することにより、器具を取り外しても良い。
なお、ここでは、予め全てのステレオカメラ50を器具に固定した状態で車両1に器具を装着しているが、車両1に器具を装着した後に少なくとも1つのステレオカメラ50を器具に固定しても良い。
また、下側連結部材の第1ヒンジ部16−1と第2ヒンジ部16−2が接続さていない状態では、物品取付器具10が付勢部材の反力で浮き上った状態となるため、器具の装着が未完了であることが一目瞭然である。これにより、器具の装着に不慣れなユーザであっても器具の装着が未完了のまま、車両1を走行させてしまうのを未然に防止することができる。
また、上記第1実施形態では、付勢部材に反力としての押圧力を発生させる部材を用いているがこれに限られない。第1実施形態の変形例として、付勢部材に反力としての引っ張り力を発生させる部材(以下では「引っ張り部材」とも呼ぶ)、例えば引っ張りコイルばね、ワイヤー、チェーン、ロープ(綱)、引っ張りゴム等を用いても良い。この場合、付勢部材の付勢方向は、第1実施形態の付勢方向(車両1から離れる方向)とは逆向き(車両1に近づく方向)になるので、上側連結部材のヒンジの軸受部の向きも第1実施形態とは逆にすることが好ましい(図11参照)。すなわち、この場合、棒状部材が第2ヒンジ部側に押し付けられるので、軸受部の軸受け入れ開口が第1実施形態とは逆側である後側に開口することが好ましい。
引っ張り部材が例えば引っ張りコイルばねや引っ張りゴムの場合は、予め引っ張り部材の一端を支持部12に固定しておき、器具の装着時に、引っ張り部材が弾性変形するように(自然長から伸びるように)引っ張り部材の他端を車両1に取り付けられた固定具に固定しても良い。
引っ張り部材が例えばワイヤー、チェーン、ロープの場合は、引っ張り部材の一端を車両1に取り付けられる固定具に接続し、他端を支持部12に取り付けられる固定具に接続し、引っ張り部材の一端及び他端の間の部分をウインチにより巻き取り及び巻き出し可能として、引っ張り部材の引っ張り力を調整するようにしても良い。
なお、引っ張り部材が例えばロープの場合は、引っ張り部材の一端を車両1及び支持部12の一方に取り付けられる固定具に接続し、引っ張り部材の他端側の部分を車両1及び支持部12の他方に取り付けられるフックやアイの穴に通す。そして、引っ張り部材の他端を人力で引っ張った後、結んで固定しても良い。
[第2実施形態]
以下に、第2実施形態について図12、図13を参照して説明する。第2実施形態では、主に第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態の物品取付器具20では、図13に示されるように、支持部は縦棒を2つのみ有し、これら2つの縦棒がそれぞれ棒状弾性部材17a、17bで構成されている。各棒状弾性部材は、弾性体からなる棒状の部材であっても良いし、複数の棒材が圧縮コイルばねを介して接続された全体として棒状のものであっても良い。
また、物品取付器具20では、2つの付勢部材の代わりに、突っ張り棒として機能する2つの剛体部材18a、18bがそれぞれ2つの棒状弾性部材17a、17bと車両1との間に配置される(図12、図13参照)。各剛体部材の車両1側の端には、ヒンジもしくはボールジョイント(ユニバーサルジョイント)を介して例えばゴム、ウレタン等からなる当接部が取り付けられている。
また、物品取付器具20では、支持部は横棒12a、12bの右端同士、左端同士をそれぞれ接続するステー12j、12kを有していない(図13参照)。
各棒状弾性部材は、上端及び下端がそれぞれ棒状部材130A、130Bの車両1側の端とは反対側の端に接続されており、上端及び下端の間の部分が対応する剛体部材により車両1から離れる方向(ここでは後方かつ上方)に押圧されて弾性変形し、棒状弾性部材が元に戻ろうとする弾性復帰力(後方かつ上方に向かう力)が棒状部材130A、130Bに作用する。
この結果、各ヒンジの軸部材が軸受部に押し付けられて、該ヒンジにおけるガタツキが抑制される。
物品取付器具20の車両1への装着手順は、第1実施形態の物品取付器具10の場合と概ね同様である。
なお、第2実施形態の変形例として、図14に示されるように、棒状弾性部材の一端及び他端の間の部分を剛体部材により引っ張っても良い。すなわち、剛体部材を引っ張り棒として機能させても良い。この場合、剛体部材の一端を棒状弾性部材の一端及び他端の間の部分に固定し、他端を車両1に固定する。
この変形例では、各棒状部材に対応する棒状弾性部材の弾性復帰力(対応する第2ヒンジ部側に押し付けられる力)が作用する。そこで、上側のヒンジの向きは、図11の向きであることが好ましい。
この結果、各ヒンジの軸部材が軸受部に押し付けられて、該ヒンジにおけるガタツキが抑制される。
なお、上記第2実施形態及びその変形例において、棒状弾性部材に代えて、例えば板バネ等の板状弾性部材を用いても良い。
また、上記第2実施形態及びその変形例において、棒状弾性部材や板状弾性部材を弾性変形させるための部材として、剛体部材に代えて、第1実施形態で説明した付勢部材を用いても良い。
また、上記第2実施形態の変形例において、棒状弾性部材の一端及び他端の間の部分を押圧もしくは引っ張る剛体部材に代えて、棒状弾性部材の一端及び他端の間の部分を引っ張るワイヤー、チェーン、ロープ(綱)等の紐状の張力発生部材や、引っ張りゴムを用いても良い。張力発生部材を用いる場合、張力発生部材をウインチにより巻き取り及び巻き出し可能とすることが好ましい。
また、ヒンジ15の固定部においてボルトを締め付ける際の作業性の観点から、図15に示されるようにリアハッチドアの外側からボルトBを締め付ける構成を採用しても良い。但し、この場合、第2ヒンジ部15−2におけるフック部Fに隣接する、軸受部15−2aやロック機構15−2bが設けられる部分が、ボルトBのフック部F内への突出量に相当する分の厚みを持つ必要がある。
また、上記各実施形態及び各変形例では、物品取付器具が装着される移動体として、ハッチバックの車両を例にとって説明したが、無論、物品取付器具はハッチバック以外の車両にも装着可能である。この場合、例えばトランクと車体との隙間を利用することができる。
以上説明した上記各実施形態及び各変形例の物品取付器具は、車両1(移動体)に物品を取り付けるための物品取付器具であって、物品を保持可能な、棒状部材(所定部材)、支持部及び装着部を含む保持系と、棒状部材の一端を移動体に接続可能な接続系と、を備え、保持系は、棒状部材の他端に接続され、棒状部材が接続系により車両1に接続されているときに棒状部材に接続系から離れる向きの力又は接続系に近づく向きの力を作用させて車両1に対する棒状部材の変位を抑制する力作用手段を更に含む物品取付器具である。
この場合、棒状部材が接続系から離れる向きに引っ張られる又は接続系に近づく向きに押圧されるため、接続系におけるガタツキを抑制することができる。
この結果、移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することができる。
また、接続系は、棒状部材と移動体とをワンタッチで接続可能な構造(ワンタッチ式の接続構造)を有することが好ましい。この場合、例えばネジ止め等により接続(固定)する場合に比べ、極めて簡単に棒状部材を移動体に取り付けることができる。
また、接続系は、棒状部材と移動体との接続をワンタッチで接続解除可能な構造(ワンタッチ式の接続解除構造)を有することが好ましい。この場合、例えばネジ止め等により接続(固定)する場合に比べ、極めて簡単に棒状部材を移動体から取り外すことができる。
なお、接続系は、上記各実施形態及び各変形例で説明した構成に限らず、適宜変更可能である。例えば、棒状部材側のヒンジ部が軸受部を有し、移動体側のヒンジ部が軸部材を有していても良い。例えば、棒状部材側の接続部材及び移動体側の接続部材の一方が、対向する2つの壁であって同軸上に位置する2つの孔を有する2つの壁を有し、他方が該2つの壁間に配置されるボディと、該ボディに対して出没可能に設けられ、該2つの孔にそれぞれ挿入される突出方向に付勢された2つの軸部材とを有していても良い。
また、力作用手段は、移動体に対向して配置され、棒状部材の他端と固定される剛体部材と、移動体と剛体部材との間に配置され、剛体部材を移動体から離れる方向又は移動体に近づく方向に付勢する付勢部材と、を有することが好ましい。この場合、棒状部材と支持部と装着部は、付勢部材(力作用部材)が作用する力と、接続系に生じる該作用する力への抗力によって、車両1に対しての変位を抑制される。
また、付勢部材は、伸縮時に反発力を発生させる伸縮可能な部材(基準長から伸びているときに縮み方向の力を発生させ基準長から縮んでいるときに伸び方向の力を発生させる伸縮可能な部材)であれば良く、例えばばね、ゴム、エアシリンダ、オイルシリンダのいずれかであることが好ましい。この場合、所望の付勢力を安定して得ることができる。なお、「ばね」としては、コイルばね、板ばね、棒ばね等が挙げられる。「ゴム」としては、圧縮ゴム、引っ張りゴム等が挙げられる。
また、付勢部材の伸縮度に基づいてアラート(警報)を行うことが可能なアラート機構を設けても良い。このアラート機構としては、例えば、付勢部材の伸縮度が適正範囲外(適正範囲の上限である第1の値以上もしくは適正範囲の下限である第2の値以下)であるときに、音を生じさせる音発生機構が挙げられる。このように伸縮度に基づいてアラートを行うことで、物品取付器具が所望の状態で取り付けられているかどうかをユーザ(取付者)に通知することが可能となる。
また、棒状部材は複数あり、複数の棒状部材のうち一の棒状部材の他端は、剛体部材の一端に固定され、複数の棒状部材のうち別の棒状部材の他端は、剛体部材の他端に固定され、付勢部材は、一端が移動体に当接又は固定され、他端が剛体部材の一端及び他端の間の部分に固定されることが好ましい。
この場合、付勢部材が発生させた付勢力を棒状部材に効率良く伝達することができる。
また、付勢部材は、複数の棒状部材の間に配置されることが好ましい。
また、力作用手段は、移動体に対向して配置され、棒状部材の他端と固定される弾性部材と、移動体と弾性部材との間に弾性部材が弾性変形するように配置される剛体部材と、を有することが好ましい。
また、棒状部材は複数あり、複数の棒状部材のうち一の棒状部材の他端は、弾性部材の一端に固定され、複数の棒状部材のうち別の棒状部材の他端は、弾性部材の他端に固定され、剛体部材は、一端が移動体に当接又は固定され、他端が弾性部材の一端及び他端の間の部分に固定されることが好ましい。
この場合、弾性部材が発生させた弾性力を棒状部材に効率良く伝達することができる。
また、弾性部材は、棒状又は板状であることが好ましい。この場合、構造が単純で故障しにくく、安価である。
また、棒状部材は、剛体からなることが好ましい。この場合、反力発生部材や弾性部材が発生させた力を棒状部材に更に効率良く伝達することができる。
なお、棒状部材の断面形状は、特に限定されず、例えば円形、楕円形、N角形(N≧3)等のいかなる形状であっても良い。
また、棒状部材に代えて、例えば板状部材や紐状部材を用いても良い。板状部材を用いる場合は、板状部材は剛体からなることが好ましい。紐状部材を用いる場合は、紐状部材に所望の張力が発生するように紐状部材を引っ張る構成とする必要がある。
また、接続系は、相対的に可動に接続される一対の可動部を有し、一対の可動部の一方が移動体に固定され、他方が棒状部材の一端に固定される接続手段を含むことが好ましい。この場合、物品取付器具を移動体に装着する際の作業性に優れる。
また、接続系は、一対の可動部の接続及び接続解除が可能なロック機構を更に含むことが好ましい。この場合、移動体に対する棒状部材の着脱を容易にできる。
また、接続手段は、軸部材を持つ第1ヒンジ部と、軸部材を受ける、軸受け入れ開口が形成された軸受部を持つ第2ヒンジ部とを有するヒンジであり、ロック機構は、軸受け入れ開口の少なくとも一部を遮閉する遮閉位置と該遮閉位置から退避する退避位置との間で移動可能に設けられたストッパと、ストッパを退避位置から遮閉位置に向けて付勢する部材と、を有することが好ましい。
この場合、第1ヒンジ部と第2ヒンジ部を接続する際、棒状部材を接続手段側に押し付けるだけで第1ヒンジ部と第2ヒンジ部とを接続でき、第1ヒンジ部と第2ヒンジ部の接続を解除する際、棒状部材を接続手段側から引っ張るだけで第1ヒンジ部と第2ヒンジ部の接続を解除できる。すなわち、移動体に対する棒状部材の着脱を、工具を用いずに、かつレバー操作、ボタン操作、ダイヤル操作等を行わずに一動作で行うことができる。
なお、ロック機構のストッパを例えばレバー操作、ボタン操作、ダイヤル操作等により移動させる構成を採用しても良い。この場合も、移動体に対する棒状部材の着脱を、工具を用いずに行うことができる。
なお、上記実施形態及び各変形例では、軸部材を持つ第1ヒンジ部が棒状部材に設けられ、軸受部を持つ第2ヒンジ部が移動体に固定されているが、軸部材を持つ第1ヒンジ部が移動体に固定され、軸受部を持つ第2ヒンジ部が棒状部材に設けられても良い。
なお、接続手段は、ヒンジに代えて、例えばボールジョイント(ユニバーサルジョイント)を含んでいても良い。
また、物品取付器具による移動体への取付対象となる物品は、移動体の周囲に存在する物体の性状情報(例えば物体の表面状態に関する情報)を取得する装置であることが好ましい。この場合、移動体の周囲の物体(例えば路面、トンネルの壁面等)の表面状態を検査することができる。なお、性状情報としては、例えば物体の表面の2次元情報や3次元情報が挙げられる。
また、上記性状情報を取得する装置は、特に、ステレオカメラであることが好ましい。この場合、移動体の周囲に存在する物体の性状情報としての距離画像を精度良く生成することができ、高精度な検査を実現できる。
また、上記性状情報を取得する装置として、ステレオカメラに代えて又は加えて、例えば単眼カメラ、ライダ(レーザレーダとも呼ばれる)、赤外線レーダ、ミリ波レーダ等を用いても良い。
なお、物品は、上記性状情報を取得する装置に限られず、例えばスキー板、スノーボード、サーフボード、自転車、キャンプ用品、釣り具、ゴルフクラブ等の、移動体に取り付ける(外付けする)ことが想定される物であればいかなるものであっても良い。また、物品取付器具が保持する物品の数や取付位置(例えばステレオカメラ50の数や位置)も、適宜変更可能である。
また、物品取付器具と、該物品取付器具が装着される移動体と、を備える移動体装置によれば、移動体に対する物品取付器具の振動を抑制可能な移動体装置を提供できる。
また、上記各実施形態及び各変形例の物品取付方法は、第1の観点からすると、移動体に物品を取り付ける物品取付方法であって、物品を支持可能な、装着部及び支持部を含む支持手段に一端が固定された棒状部材(所定部材)の他端を移動体に接続する工程と、移動体と前記支持手段との間に付勢部材を配置する工程と、支持手段に一端が固定された別の棒状部材(所定部材)の他端を移動体に接続して、支持手段を移動体から離れる方向又は移動体に近づく方向に付勢する付勢力を付勢部材に発生させて移動体に対する支持手段の変位を抑制する工程と、物品を支持手段に支持させる工程と、を含む物品取付方法である。
この場合、棒状部材が移動体との接続部から離れる向きに引っ張られる又は移動体との接続部に近づく向きに押圧されるため、接続系におけるガタツキを抑制することができる。この結果、移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することができる。
また、上記各実施形態及び各変形例の物品取付方法は、第2の観点からすると、移動体に物品を取り付ける物品取付方法であって、物品を支持可能な、装着部及び支持部を含む支持手段に含まれる弾性部材の一端に一端が固定された棒状部材(所定部材)の他端を移動体に接続する工程と、移動体と弾性部材との間に剛体部材を配置する工程と、弾性部材の他端に一端が固定された別の棒状部材(所定部材)の他端を移動体に接続して、剛体部材により弾性部材を弾性変形させて移動体に対する所定部材及び別の所定部材の変位を抑制する工程と、物品を支持手段に支持させる工程と、を含む物品取付方法である。
この場合、棒状部材が移動体との接続部から離れる向きに引っ張られる又は移動体との接続部に近づく向きに押圧されるため、接続系におけるガタツキを抑制することができる。この結果、移動体の移動に伴い物品が移動体に対して揺れ動くのを抑制することができる。
また、上記接続する工程では、棒状部材と移動体とをワンタッチ式の接続構造を有する接続手段を介して接続することが好ましい。この場合、例えばネジ止め等により接続(固定)する場合に比べ、極めて簡単に棒状部材を移動体に取り付けることができる。
また、上記接続する工程では、棒状部材と移動体とをワンタッチ式の接続解除構造を有する接続手段を介して接続することが好ましい。この場合、例えばネジ止め等により接続(固定)する場合に比べ、極めて簡単に棒状部材を移動体から取り外すことができる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した物品取付器具、車両装置及び物品取付方法は、適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態及び各変形例では、物品取付器具を車両後部に装着する場合を例にとって説明したが、これに限らず、例えば、物品取付器具の少なくとも一部を車両上部に装着することも可能である。この場合も、上記各実施形態や各変形例と同様の効果が得られる。
以下に、上記第1実施形態の物品取付器具10の変形例として、車両のルーフ(上部)に装着される案内系42を備える物品取付器具30について図16〜図18を用いて説明する。
物品取付器具30では、図16に示されるように、ステレオカメラ50を支持する支持手段、各付勢部材、各下側連結部材は上記第1実施形態と同様に車両1の後方に配置される一方、各上側連結部材が車両1のルーフの上方に配置され、該上側連結部材のヒンジ15が車両1のルーフの所定箇所にスペーサ1を介して装着される。
案内系42は、図17(A)及び図17(B)に示されるように、車両1のルーフの各上側連結部材のヒンジ15が装着される箇所よりも後方の所定箇所に2つのスペーサ2を介して装着され、各上側連結部材の棒状部材の中間部(両端部以外の部分)が載置される載置部材42aと、各上側連結部材に対応して載置部材42aに設けられ、該載置部材42aの上面よりも上方に突出する一対の突出部材42b、42cとを有する支持体を含む。
載置部材42aは、一例として細長い金属製もしくは合金製の部材から成り、車両1のルーフに左右方向に略平行となるように装着される。
一対の突出部材42b、42cは、一例として載置部材42aの上面における対応する上側連結部材を左右方向に挟む一側部分及び他側部分にそれぞれ固定されている。
各上側連結部材と、対応する各突出部材との間には、ある程度の間隔(例えば数mm〜数cm)がある。すなわち、一対の突出部材42b、42cの左右方向の間隔は、対応する上側連結部材の棒状部材の左右方向の幅よりも幾分大きくなっている。
ここでは、各突出部材として、例えば縦断面形状がL字状の部材が用いられている。
スペーサ1及びスペーサ2の高さは、物品取付器具30が車両1に装着された状態、すなわち各上側連結部材の第1ヒンジ部15−1と第2ヒンジ部15−2とが接続され、かつ各上側連結部材の棒状部材が載置部材42aに載置された状態で、該棒状部材が略水平になるように設定されている(図16参照)。
車両1に対してスペーサ1やスペーサ2を固定する方法としては、例えば磁石(スペーサ1やスペーサ2が磁性体からなる場合)、吸着材、粘着材等の固定材を用いる方法が考えられる。
次に、物品取付器具30を車両1に装着する手順について図18を参照して説明する。物品取付器具30装着は、人手により行われる。
先ず、各上側連結部材の第2ヒンジ部15−2をスペーサ1を介して車両1のルーフの所定箇所に固定するとともに、各下側連結部材の第2ヒンジ部16−2を車両1の後部下方の所定箇所に固定する。
さらに、載置部材42aを2つのスペーサ2を介して車両1のルーフの各第2ヒンジ部15−2が固定された箇所の後側の所定箇所に固定する。
次いで、物品取付器具30の各第2ヒンジ部15−2及び各第2ヒンジ部16−2以外の部分を、各上側連結部材の第1ヒンジ部15−1が対応する第2ヒンジ部15−2側に向き、かつ各上側連結部材の棒状部材が略水平になるように保持した状態で、各上側連結部材の棒状部材を載置部材42a上の対応する一対の突出部材42b、42c間の箇所に載せつつ前方にスライドさせていき、各第1ヒンジ部15−1を対応する第2ヒンジ部15−2に接近させる。
そして、各第1ヒンジ部15−1を対応する第2ヒンジ部15−2の上方近傍に位置させてから、該第1ヒンジ部15−1の軸を該第2ヒンジ部15−2の軸受部に挿入して該第1ヒンジ部15−1と該第2ヒンジ部15−2とを接続する。
次いで、物品取付器具30の各付勢部材の一端を車両1へ当接させた状態で該付勢部材の弾性力に抗して各下側連結部材の第1ヒンジ部16−1を対応する第2ヒンジ部16−2に接近させる。
そして、各第1ヒンジ部16−1を対応する第2ヒンジ部16−2の後方近傍に位置させてから、該第1ヒンジ部16−2の軸を該第2ヒンジ部16−2の軸受部に挿入して該第1ヒンジ部16−1と該第2ヒンジ部16−2とを接続する。
以上説明した第1実施形態の変形例の物品取付器具30は、ヒンジ15(接続系)は、上側連結部材の棒状部材(所定部材)に固定される第1ヒンジ部15−1(第1の接続部)と、車両1(移動体)に固定される、第1ヒンジ部15−1と接続可能な第2ヒンジ部15−2(第2の接続部)とを含み、物品取付器具30が車両1に装着される際、第1ヒンジ部15−1が棒状部材に固定された、ステレオカメラ50を保持する保持系の、車両1に固定された第2ヒンジ部15−2側への移動を案内する案内系42を備える物品取付器具である。
また、保持系の棒状部材以外の部分は、車両1の後部に装着され、ヒンジ15は、車両1のルーフの後端以外の箇所に装着され、案内系42は、車両1のルーフのヒンジ15が装着される箇所と車両1のルーフの後端との間の箇所に装着され、棒状部材が載置される載置部材42aを有する支持体を含むことが好ましい。
この場合、物品取付器具30を車両1に装着する際、棒状部材を載置部材42aに載せつつ前方にスライドさせることができるので、該棒状部材に固定された第1ヒンジ部15−1を第2ヒンジ部15−2へ容易に接近させることができる。
また、物品取付器具30が車両1に装着された後においても、長尺の棒状部材の中間部を載置部材42aで安定して支持することができる。
また、載置部材42aは、細長い部材であり、車両1の左右方向に略平行となるように車両1のルーフに装着されることが好ましい。
また、支持体は、載置部材42aの棒状部材が載置される箇所の車両1の左右方向の両側に設けられた、載置部材42aの上面よりも上方に突出する一対の突出部材42b、42cを有することが好ましい。
この場合、棒状部材を載置部材42a上でスライドさせるときに対応する一対の突出部材42b、42cにより該棒状部材の左右方向の移動量を制限することができるので、該棒状部材に固定された第1ヒンジ部15−1を対応する第2ヒンジ部15−2へ容易かつ確実に接近させることができる。
また、物品取付器具30を車両1に装着する物品取付器具装着方法は、第1ヒンジ部15−1が棒状部材に固定された保持系を、第1ヒンジ部を車両1に固定された第2ヒンジ部側へ向けて棒状部材を載置部材42aに載せつつ第2ヒンジ部15−2側へ移動させる工程と、第1ヒンジ部15−2と第2ヒンジ部15−2とを接続する工程と、を含む物品取付器具装着方法である。
この場合、保持系の棒状部材を載置部材42aに載せつつ前方にスライドさせることができるので、該棒状部材に固定された第1ヒンジ部15−1を第2ヒンジ部15−2へ容易に接近させることができる。
また、物品取付器具30を車両1に装着する物品取付器具装着方法は、第1ヒンジ部15−1が棒状部材に固定された保持系を、第1ヒンジ部15−1を車両1に固定された第2ヒンジ部15−2側へ向けて棒状部材を載置部材42aに載せ、かつ一対の突出部材42b、42cで棒状部材の車両1の左右方向への移動量を制限しつつ第2ヒンジ部15−2側へ移動させる工程と、第1ヒンジ部15−1と第2ヒンジ部15−2とを接続する工程と、を含む物品取付器具装着方法である。
この場合、棒状部材を載置部材42a上でスライドさせるときに対応する一対の突出部材42b、42cにより該棒状部材の左右方向の移動量を制限することができるので、該棒状部材に固定された第1ヒンジ部15−1を対応する第2ヒンジ部15−2へ容易かつ確実に接近させることができる。
なお、物品取付器具30では、載置部材と突出部材を有する支持体が車両1のルーフに装着されているが、これに代えて、載置部材と突出部材の機能を兼ねる単一の部材(例えば断面略U字状の部材)を車両1のルーフに装着しても良い。
また、案内系の構成、例えば載置部材、突出部材、スペーサ2の数、形状、長さ、配置等は、適宜変更可能である。
例えば載置部材を、前後方向に並べて複数設けても良い。
例えば一対の突出部材を、1つの上側連結部材のみに対して設けても良いし、まったく設けなくても良い。
また、一対の突出部材のうち一方の突出部材を設けなくても良い。
いずれにしても、案内系の支持体は、車両1のルーフにおけるヒンジ15が装着される箇所と、車両1のルーフ後端との間に装着されることが好ましい。
また、上記各実施形態及び各変形例では、物品取付器具が装着される移動体として車両1(自動車)を例にとって説明したが、これに限らず、自動車以外の車両、航空機、船舶、ロボット等であっても良い。
以下に、発明者が上記各実施形態及び各変形例を発案するに至った思考プロセスについて説明する。
従来、車両の車体後部に後付けで装着される物品取付用の構造物として、トランクやリアドアに装着される後付けのキャリアが知られている。
しかし、従来のキャリアは、ねじ等による固定的な取付を行う必要があり、不慣れなユーザが取付を行う際には適切なねじ締めトルクを管理できなかったり取付ミスを起す等のリスクがあった。このようにユーザによるキャリアの取付は重大な事故を起す危険性があり、専門業者への取付が推奨されていた。また、簡易な取付構造にしようとすると一般的にベルトでの固定を行うため、剛性が不足してキャリア全体が車両に対して相対的に揺れて振動してしまい、安定性に欠けていた。
例えば、特許文献1(特開2002−205602号公報)には、車両のリヤドアへ安定的に物品収納容器を固定する目的で、リアドアの上端部および下端近縁に安定的に固定する構造が開示されている。
しかし、物品収納容器の着脱において固定部が多く簡易な着脱ができないこと、及び移動体に対する物品の振動を抑制するために吸盤などを使用するため、弾性部材などの剛性が低く振動を抑制することができなかった。
そこで、発明者は、ユーザによる確実かつ簡便な着脱が可能であり、移動体に対する物品の振動を抑制できる物品取付器具及び物品取付方法を実現すべく上記各実施形態及び各変形例を発案するに至った。
1…車両(移動体)、5…車両装置(移動体装置)、10、20…物品取付器具、11…装着部(保持系の一部、支持手段の一部)、12…支持部(保持系の一部、支持手段の一部)、12c、12f…縦棒(剛体部材、力作用手段の一部)、13…連結部(連結手段)、14a、14b…付勢部材(力作用手段の一部、力作用部材)、15、16…ヒンジ、15−1、16−1…第1ヒンジ部、15−1b、16−1b…軸部材、15−2、16−2…第2ヒンジ部、15−2a、16−2a…軸受部、15−2b、16−2b…ロック機構、17a、17b…棒状弾性部材(弾性部材、力作用手段の一部)、18a、18b…剛体部材(力作用手段の一部)、42…案内系、42a…載置部材、42b、42c…突出部材、50…ステレオカメラ(物品)、130A、130B…棒状部材(所定部材)、S、S´…ストッパ、CS、CS´…圧縮コイルばね(付勢する部材)。
特開2002−205602号公報

Claims (20)

  1. 移動体に物品を取り付けるための物品取付器具であって、
    前記物品を保持可能な、所定部材を含む保持系と、
    前記所定部材の一端を前記移動体に接続可能な接続系と、を備え、
    前記保持系は、前記所定部材の他端と接続され、前記所定部材が前記接続系により前記移動体に接続されているときに前記所定部材に前記接続系から離れる向きの力又は前記接続系に近づく向きの力を作用させて前記移動体に対する前記所定部材の変位を抑制する力作用手段を更に含むことを特徴とする物品取付器具。
  2. 前記力作用手段は、
    前記移動体に対向して配置され、前記所定部材の他端と固定される剛体部材と、
    前記移動体と前記剛体部材との間に配置され、前記剛体部材を前記移動体から離れる方向又は前記移動体に近づく方向に付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の物品取付器具。
  3. 前記付勢部材は、ばね、ゴム、エアシリンダ、オイルシリンダのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の物品取付器具。
  4. 前記所定部材は複数あり、
    前記複数の所定部材のうち一の所定部材の他端は、前記剛体部材の一端に固定され、
    前記複数の所定部材のうち別の所定部材の他端は、前記剛体部材の他端に固定され、
    前記付勢部材は、一端が前記移動体に当接又は固定され、他端が前記剛体部材の一端及び他端の間の部分に固定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の物品取付器具。
  5. 前記力作用手段は、
    前記移動体に対向して配置され、前記所定部材の他端と固定される弾性部材と、
    前記移動体と前記弾性部材との間に前記弾性部材が弾性変形するように配置される剛体部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の物品取付器具。
  6. 前記所定部材は複数あり、
    前記複数の所定部材のうち一の所定部材の他端は、前記弾性部材の一端に固定され、
    前記複数の所定部材のうち別の所定部材の他端は、前記弾性部材の他端に固定され、
    前記剛体部材は、一端が前記移動体に当接又は固定され、他端が前記弾性部材の一端及び他端の間の部分に固定されることを特徴とする請求項5に記載の物品取付器具。
  7. 前記弾性部材は、棒状又は板状であることを特徴とする請求項5又は6に記載の物品取付器具。
  8. 前記接続系は、相対的に可動に接続される一対の可動部を有し、前記一対の可動部の一方が移動体に固定され、他方が前記所定部材の一端に固定される接続手段を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の物品取付器具。
  9. 前記接続系は、前記一対の可動部の接続及び接続解除が可能なロック機構を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の物品取付器具。
  10. 前記接続手段は、軸部材を持つ第1ヒンジ部と、前記軸部材を受ける、軸受け入れ開口が形成された軸受部を持つ第2ヒンジ部とを有するヒンジであり、
    前記ロック機構は、
    前記軸受け入れ開口の少なくとも一部を遮閉する遮閉位置と該遮閉位置から退避する退避位置との間で移動可能に設けられたストッパと、
    前記ストッパを前記退避位置から前記遮閉位置に向けて付勢する部材と、を有することを特徴とする請求項9に記載の物品取付器具。
  11. 移動体に物品を取り付けるための物品取付器具であって、
    前記物品を支持可能な支持手段と、
    前記支持手段に一端が接続された所定部材と、
    前記所定部材の他端を前記移動体に接続可能な接続手段と、
    前記支持手段に一端が接続され、前記移動体に他端が当接又は接続可能であり、前記支持手段を押圧する又は引っ張る力作用部材と、を備え、
    前記支持手段は、前記力作用部材が作用する力と、前記接続手段に生じる前記作用する力への抗力によって、前記移動体に対しての変位を抑制される物品取付器具。
  12. 前記所定部材は複数あり、
    前記力作用部材は、複数の前記所定部材の間に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の物品取付器具。
  13. 前記力作用部材は、基準長から伸びているときに縮み方向の力を発生させ前記基準長から縮んでいるときに伸び方向の力を発生させる伸縮可能な部材であり、
    前記力作用部材の伸縮度合いに基づいてアラートを行うことが可能なアラート機構を更に備えることを特徴とする請求項11又は12に記載の物品取付器具。
  14. 前記接続系は、前記所定部材に固定される第1の接続部と、前記移動体に固定される、前記第1の接続部と接続可能な第2の接続部とを含み、
    当該物品取付器具が前記移動体に装着される際、前記第1の接続部が前記所定部材に固定された前記保持系の、前記移動体に固定された前記第2の接続部側への移動を案内する案内系を更に備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の物品取付器具。
  15. 前記保持系の前記所定部材以外の部分は、前記移動体の後部に装着され、
    前記接続系は、前記移動体の上部の後端以外の箇所に装着され、
    前記案内系は、前記移動体の上部の前記接続系が装着される箇所と前記後端との間の箇所に装着され、前記所定部材が載置される載置部材を有する支持体を含むことを特徴とする請求項14に記載の物品取付器具。
  16. 前記保持系の前記所定部材以外の部分は、前記移動体の後部に装着され、
    前記接続系は、前記移動体の上部の後端以外の箇所に装着され、
    前記移動体の上部の前記接続系が装着される箇所と前記後端との間の箇所に装着され、前記所定部材が載置される載置部材を有する支持体を更に備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の物品取付器具。
  17. 前記物品は、前記移動体の周囲に存在する物体の性状情報を取得するステレオカメラであることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の物品取付器具。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の物品取付器具と、
    前記物品取付器具が装着される移動体と、を備える移動体装置。
  19. 移動体に物品を取り付ける物品取付方法であって、
    前記物品を支持可能な支持手段に一端が固定された所定部材の他端を前記移動体に接続する工程と、
    前記移動体と前記支持手段との間に付勢部材を配置する工程と、
    前記支持手段に一端が固定された別の所定部材の他端を前記移動体に接続して、前記支持手段を前記移動体から離れる方向又は前記移動体に近づく方向に付勢する付勢力を前記付勢部材に発生させて前記移動体に対する前記支持手段の変位を抑制する工程と、
    前記物品を前記支持手段に支持させる工程と、を含む物品取付方法。
  20. 移動体に物品を取り付ける物品取付方法であって、
    前記物品を支持可能な支持手段に含まれる弾性部材の一端に一端が固定された所定部材の他端を前記移動体に接続する工程と、
    前記移動体と前記弾性部材との間に剛体部材を配置する工程と、
    前記弾性部材の他端に一端が固定された別の所定部材の他端を前記移動体に接続して、前記剛体部材により前記弾性部材を弾性変形させて前記移動体に対する前記所定部材及び前記別の所定部材の変位を抑制する工程と、
    前記物品を前記支持手段に支持させる工程と、を含む物品取付方法。
JP2018044874A 2017-03-17 2018-03-13 物品取付器具、移動体装置、物品取付方法及び物品取付器具装着方法 Withdrawn JP2018154325A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052507 2017-03-17
JP2017052507 2017-03-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018154325A true JP2018154325A (ja) 2018-10-04

Family

ID=63717638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018044874A Withdrawn JP2018154325A (ja) 2017-03-17 2018-03-13 物品取付器具、移動体装置、物品取付方法及び物品取付器具装着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018154325A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113355991A (zh) * 2021-06-21 2021-09-07 深圳安德空间技术有限公司 用于路基病害高速检测车的悬挂式一体化探地雷达***
WO2022023860A1 (en) 2020-07-31 2022-02-03 Ricoh Company, Ltd. Article attaching device and measuring system

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54116308U (ja) * 1978-02-04 1979-08-15
US5560525A (en) * 1991-11-18 1996-10-01 Industri Ab Thule Load carrier
US5769291A (en) * 1996-10-22 1998-06-23 Chasan; Paul E. Support pad assembly for carrying articles on vehicle roof
JPH1111221A (ja) * 1997-06-19 1999-01-19 Uchihama Kasei Kk バックドア用グリップ
JP2006279752A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Denso Corp 車両直下画像表示制御装置および車両直下画像表示制御プログラム
WO2008013049A1 (fr) * 2006-07-24 2008-01-31 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Capteur de contrainte et système de capteur de contrainte
US20080110841A1 (en) * 2006-11-15 2008-05-15 Chin-Sung Huang Multi-function vehicle-carrying frame

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54116308U (ja) * 1978-02-04 1979-08-15
US5560525A (en) * 1991-11-18 1996-10-01 Industri Ab Thule Load carrier
US5769291A (en) * 1996-10-22 1998-06-23 Chasan; Paul E. Support pad assembly for carrying articles on vehicle roof
JPH1111221A (ja) * 1997-06-19 1999-01-19 Uchihama Kasei Kk バックドア用グリップ
JP2006279752A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Denso Corp 車両直下画像表示制御装置および車両直下画像表示制御プログラム
WO2008013049A1 (fr) * 2006-07-24 2008-01-31 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Capteur de contrainte et système de capteur de contrainte
US20080110841A1 (en) * 2006-11-15 2008-05-15 Chin-Sung Huang Multi-function vehicle-carrying frame

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022023860A1 (en) 2020-07-31 2022-02-03 Ricoh Company, Ltd. Article attaching device and measuring system
CN113355991A (zh) * 2021-06-21 2021-09-07 深圳安德空间技术有限公司 用于路基病害高速检测车的悬挂式一体化探地雷达***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018154325A (ja) 物品取付器具、移動体装置、物品取付方法及び物品取付器具装着方法
US8336946B2 (en) Tonneau cover assembly for a vehicle
WO2014083024A2 (de) Halterung für ein mobiles kommunikationsgerät
FR2891243B1 (fr) Mat d'accrochage de moteur pour aeronef
US8678680B1 (en) Headrest camera mounting system
FR2910862A1 (fr) Attache universelle pour tout type d'applications et de systemes dont un ecran ou un appareil de navigation y compris par telephone mobile a un retroviseur interieur.
US8469330B2 (en) Systems and methods for securing objects to vehicles
EP1604885A3 (en) Mounting structure for cockpit module and related method
DE602005014673D1 (de) Einziehbare anhängekupplung
CN108791933A (zh) 一种无人机停靠固定装置
CA2430321A1 (en) Trailer-mounted latching mechanism for a boat
EP2458243B1 (fr) Dispositif de contrôle vibratoire actif, véhicule comportant un tel dispositif et chape active pour un tel dispositif.
JP2006201321A5 (ja)
KR20120006361U (ko) 멀티기능 스마트폰홀더
KR101808699B1 (ko) 블랙박스 거치대
US10556186B2 (en) Single seat roller coaster car
WO2006074080A3 (en) Articulating head restraint mechanism
CN209159594U (zh) 一种方便布置的车内网络监控装置
KR101200265B1 (ko) 카메라가 장착된 차량용 룸미러 조립체
JP2020104565A (ja) 車載機器
JP2017132416A (ja) レール監視装置
JP2014151778A (ja) 撮像装置の取付構造
WO2007036520A3 (fr) Mat d'accrochage de moteur pour aeronef
AR025507A1 (es) Espejo retrovisor, con una camara.
JP2005132244A (ja) 車両用サンバイザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211124

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20220426