JP2018150967A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、管継手の外周面に位置決め目盛りが設けられた溶着継手が開示されている。このように位置決め目盛りを設けることにより、溶着装置のクランプにおける溶着継手の位置決めが容易になり、かつ、溶着作業性が向上する。
本発明は、現場において配管状態を正確に確認できる管継手を提供することを目的としている。
特に、前記プレート部が、継手本体から幅方向外側に突出しているものが好ましい。ここで「継手本体の幅方向」とは、複数の軸線を含む平面に対して垂直な方向をいう。
このようにプレート部が、継手本体から幅方向外側に突出している場合、配管後、隣り合う2つの管継手のプレート部の交点の位置を示すマーク等を結ぶ直線上に、管継手の他の部位がかからないため、一層容易、かつ、正確に測定できる。
一方、前記プレート部は、継手本体から幅方向外側に突出しないように設けられてもよい(陥没型)。例えば、前記プレート部は、継手本体の表面に形成された凹みに設けられてもよい。これは、継手本体の幅方向長さが規制されているような場合に好ましい。
フッ素樹脂は、高温の酸性溶液等の反応性の高い溶液を流すための配管に使用されることが多く、そのような配管は高い精度が求められる。一方、フッ素樹脂の成形品は白色状であるため、管継手に使用したとき、その表面上の所定の位置を特定しにくい。つまり管継手内における管の軸線同士の交点の位置を特定しにくい。そのため、本発明の管継手のプレート部の効果が一層大きく得られる。
開口部12の外径は、継手本体11の幅より小さくなっている。そして、2つの開口部12の開口方向は垂直関係にある。このように開口部12の外径を継手本体11の幅以下とすることにより、開口部12が後述する配管後の測定時に邪魔にならない。しかし、開口部12は、連結する管100の軸線と軸を同じにする開口を有していれば、その形状は特に限定されない。
この実施形態において、「継手本体11の幅」とは、2本の管100の軸線を含む平面と平行な2つの面P1、P2に挟まれた距離Wをいう(図2b参照)。
継手本体11は、垂直関係にある2つの開口部12を繋ぐ流路を有していれば、その形状は特に限定されない。例えば、継手本体11の外形は、L字型でなくてもよく、例えば、正方体、直方体や球体や他の形状であってもよい。また、開口部12は、突出していなくてもよい。
しかし、プレート部15は、継手本体11の表面から陥没するように設けられていてもよい。つまり、プレート部15の表面が、継手本体11の幅の基準となる面P1、P2より幅方向内側に陥没していてもよい。例えば、継手本体11の表面に設けられた凹みにプレート部を設けてもよい。
またプレート部15は、支持部16によって継手本体11の表面から突出するように支持されている(図1、図2b参照)。
プレート部15は、L字型となっている。しかし、その形状は特に限定されず、正方形、長方形などの多角形または円形であってもよい。しかし、継手本体11の流路13を示すような形状とするのが好ましい。
プレート部15の平坦な表面には、2本の管100の延びる方向を示す方向指示線D1、D2と、それらの交点Cとが設けられている。詳しくは、プレート部15の表面には、2本の管100の延びる方向に延びる突条が交差するように形成されている。つまり、管継手10を、幅方向から見たとき、管継手10から管100の延びる方向と、管継手10内の管100の軸線の交点の位置とがわかる。なお、方向指示線D1、D2は、プレート部15の表面に設けられていれば、突条でなく、溝であっても、インク等で付けられたマークであってもよい。
またプレート部15が陥没している場合、方向指示線D1、D2を継手本体11の幅の基準となる面P1、P2より幅方向内側とさせても、方向指示線D1、D2の突条を継手本体11の幅の基準となる面P1、P2より幅方向外側に突出させてもよい。
またプレート部15を、管継手10の継手本体11から幅方向外側に突出させた場合、隣り合う管継手10の間の管100の幅も継手本体11の幅より小さいため、管継手10自身および管100が測定の邪魔にならない。
管継手10の材料としては、樹脂材料、特に熱可塑性樹脂が挙げられる。その中でもポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素樹脂が好ましい。フッ素樹脂は耐薬品性が高く、反応性の高い溶液を流す管または管継手に用いられ、このようなフッ素樹脂製の管および管継手の配管には高い精度が求められる。一方、フッ素樹脂成形品は白色であり、管継手にしたとき、表面上の所定の位置を特定しにくい。このようにプレート部15の効果は、フッ素樹脂を用いた管継手に大きい。なお、フッ素樹脂の中でもPFAが最も好ましい。
継手本体21は、同径である3本の筒の端部を、2本を直線状に連結し、残りの1本をそれらの連結部で垂直に連結したものT字状のものである。継手本体21は、連結する管100の軸線を軸にした3つの円筒状の開口部22を有し、内部にそれらの開口部22を繋ぐT字型の流路を有している。ここでも「継手本体21の幅」とは、3本の管100の軸線を含む平面と平行な2つの面に挟まれた距離をいう。
開口部22は、図1の管継手10の開口部12と実質的に同じものである。
プレート部25は、3本の管100の軸線を含む平面と平行に、かつ、継手本体21の表面から突出するように設けられている。ここで「継手本体21の表面から突出する」とは、プレート部25の表面が、継手本体21の幅の基準となる面と同じ平面にあるか、あるいは、それらより外側に突出していることをいう。そして、プレート部25には、3本の管100の延びる方向を示す方向指示線D1、D2、D3と、それらの交点Cとが設けられている。プレート部25自体の形状は、流路と実質的に同じ形状のT字となっている。しかし、その形状は特に限定されない。
このように本発明の管継手は、繋ぎ合わせる管の数は特に限定されない。
このように本発明の管継手は、繋ぎ合わせる管の径は特に限定されない。
プレート部40は、2本の管100の軸線の交点の位置を示す点Cと、点Cを基準に一方の管100の軸線の方向を示す三角R1と、点Cを基準に他方の管100の軸線の方向を示す三角R2とが記されている。
点Cと三角R1とを結ぶことにより、一方の管100の方向がわかり、点Cと三角R2とを結ぶことにより、他方の管100の方向がわかる。
このように本発明の管継手のプレート部には、管の延びる方向を示す線でなくてもよく、このように点Cと結ぶことにより管の延びる方向がわかるようになっていてもよい。
11 継手本体
12 開口部
12a 先端
13 流路
15 プレート部
16 支持部
20 管継手
21 継手本体
22 開口部
25 プレート部
30 管継手
40 プレート部
100 管
200 管
300 管
C 交点
D1 方向指示線
D2 方向指示線
D3 方向指示線
P1、P2 面
R1 三角
R2 三角
W 距離
X1、X2、X3、X4、X5 軸線
Y 距離
Claims (5)
- 複数の管の軸線が交差するように複数の管を繋ぎ合わせるための管継手であって、
継手本体と、その表面に設けられたプレート部とを有し、
前記プレート部には、前記複数の軸線の交点の位置と、前記管のその交点から延びる方向とが記されている、
管継手。 - 前記複数の管の軸線が同一平面上にある、
請求項1記載の管継手。 - 前記プレート部が、前記平面と平行に設けられている、
請求項2記載の管継手。 - 前記プレート部が、継手本体から幅方向外側に突出している、
請求項2または3記載の管継手。 - フッ素樹脂製である、
請求項1から4いずれか記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017046188A JP2018150967A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017046188A JP2018150967A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018150967A true JP2018150967A (ja) | 2018-09-27 |
Family
ID=63680256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017046188A Pending JP2018150967A (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 管継手 |
Country Status (1)
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- 2017-03-10 JP JP2017046188A patent/JP2018150967A/ja active Pending
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