JP2018150117A - ハンドレール - Google Patents

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宏 岩渕
Hiroshi Iwabuchi
宏 岩渕
関 育雄
Ikuo Seki
育雄 関
正樹 小松
Masaki Komatsu
正樹 小松
昌之 佐藤
Masayuki Sato
昌之 佐藤
公弥 松川
Kimiya Matsukawa
公弥 松川
靖行 竹中
Yasuyuki Takenaka
靖行 竹中
寛史 坂口
Hiroshi Sakaguchi
寛史 坂口
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Abstract

【課題】ハンドレールの長手方向についての剛性のバランスを向上させる技術を提供する。
【解決手段】ハンドレールは、長手方向に無端状に構成され、幅方向一端部に第1の耳部を有し、幅方向他端部に第2の耳部を有するエラストマ層と、エラストマ層の内面側に配置され、長手方向一端側の第1の端部と長手方向他端側の第2の端部とが重なり合って接続された接続部を有することで、長手方向に無端状に構成された布層と、第1の耳部に、接続部と重なりを持つよう第1の端部と第2の端部とにまたがって配置された第1の耳部布と、第2の耳部に、接続部と重なりを持つよう第1の端部と第2の端部とにまたがって配置された第2の耳部布と、を有し、第1の耳部布と第2の耳部布とは、長手方向についての位置が相互にずれて配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハンドレールに関する。
エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの手摺として、長手方向に無端状に構成されたハンドレールが用いられている。ハンドレールは、所定長さの長尺状のハンドレール用部材の両側端部を接続することで、無端状に構成されている。ハンドレールとしては例えばゴム製のものが用いられている(例えば特許文献1を参照)。
特開平11−79639号公報
ところで、ハンドレールは幅方向の両側の端部に湾曲形状の耳部を有している。ハンドレールでは接続部分を保護するとともに接続部分の強度を向上させるため、接続部分における耳部の内側に、つまりハンドレールが取り付けられる乗客コンベアのガイド部材側に布材が配置されることがある。
しかし、ハンドレールにおいては、耳部に配置された布材に起因して、ハンドレールの接続部分での剛性が他の部分よりも高くなり、ハンドレールの長手方向で剛性のバランスが低下してしまうことが懸念される。剛性のバランスが低下すると、ハンドレールが屈曲したときに耳部に配置された布材に応力が集中し、布材がハンドレールから剥離してしまうことがある。
本発明の一目的は、ハンドレールの長手方向についての剛性のバランスを向上させる技術を提供することである。
本発明の一観点によれば、
長手方向に無端状に構成され、幅方向一端部に第1の耳部を有し、前記幅方向他端部に第2の耳部を有するエラストマ層と、
前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向一端側の第1の端部と前記長手方向他端側の第2の端部とが重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
前記第1の耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記第1の端部と前記第2の端部とにまたがって配置された第1の耳部布と、
前記第2の耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記第1の端部と前記第2の端部とにまたがって配置された第2の耳部布と、
を有し、
前記第1の耳部布と前記第2の耳部布とは、前記長手方向についての位置が相互にずれて配置されているハンドレール
が提供される。
第1の耳部布と前記第2の耳部布とが、長手方向についての位置が相互にずれて配置されていることで、ハンドレールの長手方向についての剛性のバランスを向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態(または、第2実施形態およびその変形形態)によるハンドレールが乗客コンベアに取り付けられている状態を示す、乗客コンベアの概略構成図である。 図2は、第1実施形態(または、第2実施形態およびその変形形態)によるハンドレールの長手方向に交差する概略的な断面図である。 図3は、図2において紙面下側からハンドレールの内側を見たときの概略的な平面図である。 図4は、第2実施形態によるハンドレールを内面側から見た概略的な平面図である。 図5は、第2実施形態の変形形態によるハンドレールを内面側から見た概略的な平面図である。 図6は、比較形態によるハンドレールを内面側から見た概略的な平面図である。
まず、本発明の第1実施形態によるハンドレール(移動手摺)100について説明する。ハンドレール100は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベア10の手摺として好ましく用いられる。
図1は、ハンドレール100が乗客コンベア10に取り付けられている状態を示す、乗客コンベア10の概略構成図である。
ハンドレール100は、その長手方向に無端状(環状)に構成され、乗客コンベア10の欄干11の外周に沿って周回できるように取り付けられている。ハンドレール100は、乗客コンベア10の駆動装置のローラ部材により挟圧されることで駆動され、欄干11の外周部に設けられたガイド部材に沿って移動する。
ハンドレール100は、所定長さの長尺状のハンドレール用部材の両側端部を接続することで、無端状に構成されている。
以下、ハンドレール100の構造について、より具体的に説明する。図2は、ハンドレール100の長手方向に交差する概略的な断面図である。以下、ハンドレール100の長手方向を単に「長手方向」と呼び、長手方向と直交する幅方向(短手方向)を単に「幅方向」と呼ぶことがある。
ハンドレール100は、エラストマ層110と、抗張体120と、布層130と、耳部布140とを有する。エラストマ層110は、乗客により把持される把持部を構成し、エラストマ材料から構成される。エラストマ材料は、ゴム弾性を有するポリマであり、適当なものを選択して用いることができる。例えばクロロスルフォン化ポリエチレン(CSM)を用いることができる。また、エラストマ層110は、芯材層と化粧層との積層構造を有していてもよい。エラストマ層110は、長手方向の両側の端部が例えばプレス架橋で一体的に接続されることで、長手方向に無端状(環状)に構成されている。なお、エラストマ層110の接続はプレスによる熱融着で行うこともできる。
エラストマ層110は、幅方向の両側の端部に湾曲形状の耳部111を有し、C字形状の断面を有する。以下、エラストマ層110のC字形状の内面側を単に「内面側」と呼ぶことがある。幅方向一端側の耳部111を耳部111aと呼び、幅方向他端側の耳部111を耳部111bと呼ぶこととする。
エラストマ層110の内部に、抗張体120が配置されている。抗張体120は、ハンドレール100に加わる引張応力や曲げ応力を分担し、例えば、並列に配置された複数本のスチールコードにより構成される。抗張体120は、長手方向の両側の端部が突き合わせ接続またはラップ接続されることで、長手方向に無端状(環状)に構成されている。
エラストマ層110の内面側に、布層130が配置されている。布層130は、ハンドレール100の内面側でローラ部材に挟圧される被挟圧部を構成するとともに、ガイド部材と摺動する摺動部を構成し、綾織や平織等の布材(帆布)で構成される。布層130は、長手方向の両側の端部131が重なり合って接着されることで、つまり、長手方向の両側の端部131が重なり合って接続された接続部132を有することで、長手方向に無端状(環状)に構成されている。図2は、布層130の接続部132を横切る断面を示している。布層130の長手方向一端側の端部131を端部131aと呼び、長手方向他端側の端部131を端部131bと呼ぶこととする。
両側の耳部111のそれぞれに、耳部布140が配置されている。耳部布140は、ハンドレール100が駆動時に曲げられる際に、応力の掛かりやすい耳部111において布層130の接続を補強するために、布層130上に接着されて設けられており、綾織や平織等の布材(帆布)で構成される。耳部布140の形状や大きさや材質は、特に制限されず、適当なものを選択して用いることができる。耳部111aに配置された耳部布140を耳部布140aと呼び、耳部111bに配置された耳部布140を耳部布140bと呼ぶこととする。
図3は、図2において紙面下側からハンドレール100の内側を見たときの概略的な平面図であり、耳部布140aおよび耳部布140bの長手方向についての配置を模式的に示している。耳部布140aおよび耳部布140bは、それぞれ、接続部132と重なりを持つよう布層130の端部131aと端部131bとにまたがって配置されている。図示を容易にするため、耳部布140aおよび耳部布140bの配置されている位置を左上りのハッチングで示す。
第1実施形態では、布層130の端部131aの縁133a、および、端部131bの縁133bが、長手方向に対して直交方向に延在している場合を例示する。布層130の端部131aの縁133a、および、端部131bの縁133bは、布層130の長手方向と交差する断面(端面)の縁を示す。
本実施形態によるハンドレール100は、幅方向一端側の耳部111aに配置された耳部布140aと、幅方向他端側の耳部111bに配置された耳部布140bとが、長手方向についての位置(長手方向位置)が相互にずれて配置されていることを特徴とする。ここでは、耳部布140の長手方向位置を、代表的に例えば、耳部布140の長手方向の寸法の中心位置で表すこととする。矢印L141が、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手位置141bとのずれ量を示す。
図6に、比較形態によるハンドレール100における、耳部布140aおよび耳部布140bの長手方向についての配置を模式的に示す。なお、図6では、説明の煩雑さを避けるため、図3の実施形態と対応する構造や部材について、比較形態についても同一の参照番号を用いて説明を進める。
比較形態では、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとが一致している。ハンドレール100において耳部布140aおよび耳部布140bが用いられる場合、通常このように、長手方向位置が一致するように、耳部布140aおよび耳部布140bが配置される。
本願発明者の検討によれば、比較形態においては、耳部布140aおよび耳部布140bの長手方向位置が一致していることで、以下のような課題が生じやすいことがわかった。耳部布140aおよび耳部布140bが設けられた部分では、他の部分と比べてハンドレール100の剛性が高くなる。比較形態では、耳部布140aおよび耳部布140bが同一の長手方向位置に配置されていることにより、つまり、両側の耳部布140aと耳部布140bの全体が長手方向について重なっていることにより、その部分で集中的に剛性が高くなる。剛性の高い部分では、例えば、他の部分と比べてハンドレール100とガイド部材とのなじみが低下し(ハンドレール100がガイド部形状に沿い難くなり)、ガイド部材の摩耗が大きくなる等の不具合が生じやすくなる。
一方、本実施形態においては、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとが相互にずれている。つまり、耳部布140aと耳部布140bとを長手方向に分散させて配置している。これにより、比較形態と比べて、耳部布140aと耳部布140bとが長手方向について重なっている部分を減少させ、剛性が集中的に高くなる部分を減少させることができる。つまり、剛性のバランスを向上させることができる。
なお、本実施形態において、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとが一致しているとは、長手方向位置141aと長手方向位置141bとのずれ(矢印L141)の距離(ずれ量)をD、耳部布140a又は耳部布140bのハンドレール100の長手方向での長さをLとしたとき、距離DがL/8未満となることを示す。ずれ量である距離DがL/8未満となる場合、耳部布140aと耳部布140bの全体が長手方向について重なっていることとなり、その部分で集中的に剛性が高くなるおそれがある。
一方、長手方向位置141aと長手方向位置141bとが相互にずれているとは、距離DがL/8≦Dの関係を満たすことを示す。好ましくはL/8≦D≦2Lの関係を満たす。このような関係を満たす場合、耳部布140aと耳部布140bとが十分に分散されて配置されることになり、剛性のバランスを向上させることができる。
具体的には、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとが一致しているとは、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとのずれが20.0mm未満であることをいう。
また、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとが相互にずれているとは、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとのずれが20.0mm以上であることをいう。耳部布140aと耳部布140bとを十分に分散させて配置するために、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとのずれは、40.0mm以上であることがより好ましい。
次に、第2実施形態によるハンドレール100について説明する。説明の煩雑さを避けるため、第1実施形態と対応する構造や部材について、第2実施形態についても同一の参照番号を用いて説明を進める。以下主に、第1実施形態との違いについて説明する。
第2実施形態のハンドレール100についても、乗客コンベア10に取り付けられて用いられる態様や、断面構造は、第1実施形態のハンドレール100について図1、図2を参照して説明したものと同様である。
図4を参照して、第2実施形態によるハンドレール100の構造について、より具体的に説明する。図4は、第2実施形態によるハンドレール100を内面側から見た概略的な平面図であり、耳部布140aおよび耳部布140bの長手方向についての配置を模式的に示している。
第1実施形態では、布層130の端部131aの縁133a、および、端部131bの縁133bが、長手方向に対して直交方向に延在している場合、つまり、布層130の接続部132が、長手方向に対して直交方向に延在している場合を例示した。
一方、第2実施形態では、布層130の端部131aの縁133a、および、端部131bの縁133bが、長手方向に対して斜め方向に延在している場合、つまり、布層130の端部131aと端部131bとの接続部132が、長手方向に対して斜めに延在している場合を例示する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、耳部布140aの長手方向位置141aと耳部布140bの長手方向位置141bとが相互にずれている。これにより、第1実施形態と同様に、剛性のバランスを向上させることができる。
第1実施形態においては、布層130の接続部132が、長手方向に対して直交方向に延在しているため、接続部132の耳部111a側端部の長手方向位置と、耳部111b側端部の長手方向位置とが、一致している。
一方、第2実施形態においては、布層130の接続部132が、長手方向に対して斜めに延在しているため、接続部132の耳部111a側端部の長手方向位置と、耳部111b側端部の長手方向位置とが、相互にずれている。
これにより、耳部111aおよび耳部布111bのそれぞれに、接続部132と重なりを持って配置される耳部布140aおよび耳部布140bの長手方向位置を、より容易にずらすことができる。つまり、耳部布140aと耳部布140bとが長手方向に重なって剛性が集中的に高くなる部分を、より少なくすることができるので、剛性のバランスをより向上させることができる。
次に、第2実施形態の変形形態によるハンドレール100について説明する。図5を参照して、第2実施形態の変形形態によるハンドレール100の構造について、より具体的に説明する。図5は、第2実施形態の変形形態によるハンドレール100を内面側から見た概略的な平面図であり、耳部布140aおよび耳部布140bの長手方向についての配置を模式的に示している。
本変形形態においても、上述の第2実施形態と同様に、布層130の接続部132が長手方向に対して斜めに延在しており、耳部布140aと耳部布140bとが長手方向に重なって剛性が集中的に高くなる部分をより少なくすることができるので、剛性のバランスをより向上させることができる。
本変形形態では、さらに、耳部布140aの耳部布140b側の端142aと、耳部布140bの耳部布140a側の端142bとを長手方向に相互に離すように、つまり、耳部布140aと耳部布140bとを、長手方向について重なりを持たないように配置させている。これにより、耳部布140aと耳部布140bとが長手方向に重なって剛性が集中的に高くなる部分を無くすことができるので、剛性のバランスをさらに向上させることができる。布層130の接続部132を長手方向に対して斜めに延在させることで、本変形形態のように、耳部布140aと耳部布140bとを、長手方向について重なりを持たないように配置させることも可能となる。
第2実施形態およびその変形形態のように、布層130の端部131aの縁133a、および、端部131bの縁133bを長手方向に対して斜めに延在させること、つまり、布層130の接続部132を長手方向に対して斜めに延在させることで、以下のような効果も得られる。
接続部132は、端部131aおよび端部131bの布材が重なっている部分なので、他の部分と比べて布層130の剛性が高くなる。第1実施形態では、接続部132が長手方向に対して直交方向に延在しているので、接続部132の全幅が同一の長手方向位置に配置され、その部分で集中的に剛性が高くなる。
第2実施形態およびその変形形態においては、接続部132が長手方向に対して斜めに延在している。つまり、布材が重なっている部分が長手方向に分散して配置されている。これにより、第1実施形態と比べて、長手方向について剛性が集中的に高くなる部分を減少させることができ、剛性のバランスを向上させることができる。
第2実施形態およびその変形形態において、布層130の端部131aの縁133aの延在方向と長手方向とのなす角度(90°未満となる側の角度)θa、および、端部131bの縁133bの延在方向と長手方向とのなす角度(90°未満となる側の角度)θbは、それぞれ、90°未満であれば特に制限されないが、例えば85°以下の角度であり、好ましくは例えば20°以上で60°以下(より好ましくは50以下)の角度である。角度θaおよび角度θbを、20°以上とすることで、接続部132の長手方向の寸法が長くなりすぎることが抑制され、接続作業が容易になる。また、角度θaおよび角度θbを、60°以下(より好ましくは50°以下)とすることで、耳部布140aと耳部布140bの長手方向位置をより容易にずらすことができ、また、接続部132を長手方向に対して十分に斜めに延在させることができ、剛性のバランスをより向上させやすくなる。
布層130の端部131aの縁133aと、端部131bの縁133bとは、平行であることが必須ではないが、例えば、接続部132が不要に幅広の部分を有しないようにするため、実質的に平行であることが好ましい。ここで、縁133aと縁133bとが実質的に平行であるとは、角度θaと角度θbとの差が±5°以内であることをいう。
以上説明したように、実施形態によるハンドレール100を用いることで、ハンドレール100の長手方向についての剛性のバランスを向上させることができる。
以上、実施形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の好ましい形態について付記する。
(付記1)
長手方向に無端状に構成され、幅方向一端部に第1の耳部を有し、前記幅方向他端部に第2の耳部を有するエラストマ層と、
前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向一端側の第1の端部と前記長手方向他端側の第2の端部とが重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
前記第1の耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記第1の端部と前記第2の端部とにまたがって配置された第1の耳部布と、
前記第2の耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記第1の端部と前記第2の端部とにまたがって配置された第2の耳部布と、
を有し、
前記第1の耳部布と前記第2の耳部布とは、前記長手方向についての位置が相互にずれて配置されているハンドレール。
(付記2)
前記第1の耳部布の前記長手方向の寸法の中心位置と、前記第2の耳部布の前記長手方向の寸法の中心位置とは、好ましくは20.0mm以上、より好ましくは20.0mm以上40.0mm以下ずれている付記1に記載のハンドレール。
(付記3)
前記接続部は、前記長手方向に対して斜めに延在している付記1または2に記載のハンドレール。
(付記4)
前記第1の端部の縁の延在方向と前記長手方向とのなす角度、および、前記第2の端部の縁の延在方向と前記長手方向とのなす角度は、それぞれ、20°以上60°以下(より好ましくは50°以下)の角度である付記1〜3のいずれか1つに記載のハンドレール。
(付記5)
前記第1の端部の縁の延在方向と前記長手方向とのなす角度と、前記第2の端部の縁の延在方向と前記長手方向とのなす角度との差は、±5°以内である付記1〜4のいずれか1つに記載のハンドレール。
(付記6)
前記第1の耳部布と前記第2の耳部布とは、前記長手方向について重なりを持たないように配置されている付記1〜5のいずれか1つに記載のハンドレール。
10 乗客コンベア
100 ハンドレール
110 エラストマ層
111、111a、111b 耳部
120 抗張体
130 布層
131、131a、131b 布層の端部
132 布層の接続部
133a、133b 布層の端部の縁
140、140a、140b 耳部布
141a、141b 耳部布の長手方向位置
142a 耳部布140aの耳部布140b側の端
142b 耳部布140bの耳部布140a側の端

Claims (3)

  1. 長手方向に無端状に構成され、幅方向一端部に第1の耳部を有し、前記幅方向他端部に第2の耳部を有するエラストマ層と、
    前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向一端側の第1の端部と前記長手方向他端側の第2の端部とが重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
    前記第1の耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記第1の端部と前記第2の端部とにまたがって配置された第1の耳部布と、
    前記第2の耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記第1の端部と前記第2の端部とにまたがって配置された第2の耳部布と、
    を有し、
    前記第1の耳部布と前記第2の耳部布とは、前記長手方向についての位置が相互にずれて配置されているハンドレール。
  2. 前記接続部は、前記長手方向に対して斜めに延在している請求項1に記載のハンドレール。
  3. 前記第1の耳部布と前記第2の耳部布とは、前記長手方向について重なりを持たないように配置されている請求項1または2に記載のハンドレール。
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