JP2018147158A - 無人移動体の制御方法 - Google Patents

無人移動体の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018147158A
JP2018147158A JP2017040390A JP2017040390A JP2018147158A JP 2018147158 A JP2018147158 A JP 2018147158A JP 2017040390 A JP2017040390 A JP 2017040390A JP 2017040390 A JP2017040390 A JP 2017040390A JP 2018147158 A JP2018147158 A JP 2018147158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
route
image
local map
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017040390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6910023B2 (ja
Inventor
暢 小林
Noboru Kobayashi
暢 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
IHI Aerospace Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
IHI Aerospace Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp, IHI Aerospace Co Ltd filed Critical IHI Corp
Priority to JP2017040390A priority Critical patent/JP6910023B2/ja
Publication of JP2018147158A publication Critical patent/JP2018147158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6910023B2 publication Critical patent/JP6910023B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】自律走行している無人移動体を遠隔操縦装置によって交差点で折曲させる場合において、遠隔操縦装置における操作のタイミングの適不適にかかわらず、交差点で無人移動体を折曲させることができ、その結果、遠隔操縦の容易化を実現することが可能である無人移動体の制御方法を提供する。【解決手段】特に指示がない場合には、それまで走行してきた走行経路に継続し易い走行経路に沿って半自律走行車1を自律走行させ、交差点Cで折曲させる場合には、交差点C近傍において、遠隔操縦装置2のカーソルスティック51の操作によって、ディスプレー40の画像40a上でガイドGを所望する方向に移動させる。半自律走行車1では、遠隔操縦装置2における画像40a上のガイドGの位置が、画像座標系あら世界座標系に変換され、これにより局所地図M上に反映された目標Tに向かって移動する。【選択図】図5

Description

本発明は、自律移動可能な無人移動体移動を遠隔操縦装置によりコントロールする際の無人移動体の制御方法に関するものである。
従来、上記したような自律移動可能な無人移動体の制御方法としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
走行機構が装備された無人移動体には、遠隔操縦用カメラと、移動領域内の地形データを取得するレーザセンサやステレオカメラ等の外界計測部と、自己位置及び方位を取得するGPSや姿勢制御用バーチカルジャイロ等の自己位置データ取得部と、車両制御用コンピュータと、自律移動用コンピュータが搭載されている。
車両制御用コンピュータには自己位置データ取得部が接続されており、この自己位置データ取得部で取得した各種情報を遠隔操縦装置に送信する機能を有していると共に、この遠隔操縦装置から送信される操舵指令に基づいて、走行機構を作動、停止させる機能を有している。
一方、自律移動用コンピュータには外界計測部が接続されており、この外界計測部で取得した測距データを遠隔操縦装置に送信する機能を有している。
この場合、遠隔操縦装置は、遠隔操縦用カメラで得た画像を映し出すディスプレーと、遠隔操作部と、車両制御用コンピュータ及び自律移動用コンピュータとデータのやり取りをする制御部を具備している。
無人移動体に搭載された車両制御用コンピュータは、自己位置データ及び移動領域内の地形データに基づいて、走行可能域,走行不能域及び未計測域を含む局所地図を作成し、そして、この局所地図に基づいて、無人移動体の自己位置から連続する走行可能域を抽出して走行経路を生成する。
つまり、オペレータから遠隔操縦装置の遠隔操作部を介して新規の操舵指令が出されない場合において、無人移動体は、車両制御用コンピュータ及び自律移動用コンピュータに制御されて、車両制御用コンピュータが生成した走行経路上を自律移動することとなる。
一方、例えば、交差点等の分岐点で無人移動体を折曲させる場合には、ディスプレーに映し出された分岐点の画像を見ながら、オペレータが遠隔操縦装置の遠隔操作部を操作する。
無人移動体側では、この新規の操舵指令を得た時点で、車両制御用コンピュータが操舵指令に対応した無人移動体の円弧状の予測経路を生成するのに続いて、この予測経路の進行方向の左右に複数のクロソイド経路を作成した後、予測経路及び複数のクロソイド経路の中から最適経路を選択するので、無人移動体は、車両制御用コンピュータ及び自律移動用コンピュータに制御されて、車両制御用コンピュータが生成した最適経路上を自律移動することとなる。なお、クロソイド経路とは、クロソイド曲線(曲率を一定の割合で変化させていったときに描かれる軌跡)に沿う経路である。
特許5666327号
ところが、上記した無人移動体の制御方法によれば、遠隔操縦装置によって交差点等の分岐点で無人移動体を折曲させる場合において、ディスプレーに映し出された分岐点の画像を見ながら行う操作のタイミングが適切でないと、例えば、操作のタイミングが早すぎると、最適経路が生成されているにもかかわらず、最適経路手前の走行不能域に接触してしまい、その結果、分岐点で無人移動体を折曲させることができないという問題があり、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、自律走行している無人移動体を遠隔操縦装置によって交差点等の分岐点で折曲させる場合において、遠隔操縦装置における操作のタイミングの適不適にかかわらず、分岐点で無人移動体を折曲させることができ、その結果、遠隔操縦の容易化を実現することが可能である無人移動体の制御方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る発明は、移動領域内を撮像する遠隔操縦用カメラを搭載した自律移動可能な無人移動体の移動を遠隔操縦装置によりコントロールする無人移動体の制御方法であって、前記遠隔操縦装置は、操作部及び前記遠隔操縦用カメラで得た移動領域内の画像を映し出す表示部を有し、前記遠隔操縦装置の前記表示部の画像には、前記操作部からの操舵指令に基づいて該画像上で移動するガイドが表示され、前記無人移動体は、該無人移動体の自己位置データ及び前記移動領域内の地形データを取得して、前記自己位置データ及び移動領域内の前記地形データに基づいて走行可能域,走行不能域及び未計測域を含む前記移動領域の世界座標系の局所地図を作成する機能と、前記遠隔操縦装置の前記表示部の画像上を移動する画像座標系の前記ガイドの位置を世界座標系に変換して前記局所地図上に目標として反映させる機能と、前記無人移動体の自己位置から前記局所地図上に反映させた前記目標に向けて連続する道なり経路を作成する機能と、前記局所地図上に作成された前記道なり経路の進行方向に向かって左右方向側に最適経路候補を複数作成する機能と、前記道なり経路に基づいて作成した前記複数の最適経路候補の中から最適経路を選択する機能を有し、前記遠隔操縦装置の前記操作部の操作によって前記表示部の画像上で前記ガイドを所望する方向に移動させることで、前記局所地図上に反映させた前記目標に向けて連続する前記最適経路上を前記無人移動体に移動させる構成としている。
また、本発明の請求項2に係る無人移動体の制御方法は、前記局所地図上に作成された前記道なり経路の進行方向に向かって左右方向側に最適経路候補を複数作成する機能において、前記道なり経路の進行方向に向かって左右方向側に障害物が存在する場合には、該障害物を避けて前記最適経路候補を作成する構成としている。
さらに、本発明の請求項3に係る無人移動体の制御方法は、前記無人移動体の自己位置から前記局所地図上に反映させた前記目標に向けて連続する道なり経路を作成する機能において、前記局所地図上に反映させた前記目標が前記走行可能域にない場合には、該走行可能域における前記目標近傍まで前記道なり経路を作成する構成としている。
本発明に係る無人移動体の制御方法は、道路がある環境下において用いるものであり、舗装道路、未舗装道路及び路肩が十分に整備されていないような道路のいずれの道路がある環境下にも適用可能である。
本発明に係る無人移動体の制御方法において、無人移動体の進行方向における地形の凹凸の情報を取得する外界計測部としては、例えば、水平ラインスキャンタイプの1軸レーザレンジファインダが少なくとも一組あれば事足りるが、断面的な勾配データしか得ることができないデメリットを補うべく、ステレオカメラを使用したり、無人移動体の最低地上高(約20cm)以上の起立障害物を検出するレーザレンジファインダを使用したりすることが望ましい。
そして、走行経路を作成するうえで必要な刻々変化する自己位置及び方位を求める手段としては、例えば、GPS(Global Positioning System)や、IMU(Inertial Measurement Unit;慣性計測装置)やデッドレコニング(Dead Reckoning)を用いることができる。
本発明の請求項1に係る無人移動体の制御方法において、遠隔操縦装置の表示部には、無人移動体の遠隔操縦用カメラで得た移動領域内の画像が映し出されている。そして、この表示部の画像には、操作部からの操舵指令に基づいて画像上を移動するガイドが表示されている。
本発明の請求項1に係る無人移動体の制御方法において、オペレータから特に指示がない場合には、それまで走行してきた走行経路に継続し易い走行経路が進行方向の地形の凹凸の情報に基づいて局所地図上で抽出されるので、無人移動体は自律走行することとなる。
一方、このように自律走行する無人移動体を交差点等の分岐点で折曲させる場合には、オペレータによる遠隔操縦装置の操作部の操作によって、表示部の画像上でガイドを所望する方向に移動させることで、無人移動体に対して進む方向を指示する。
無人移動体側では、遠隔操縦装置の表示部の画像上を移動する画像座標系のガイドの位置を世界座標系に変換し、これにより局所地図上に反映された目標に向かって移動する。
つまり、遠隔操縦装置の表示部を介して行う操作部のオペレータによる簡単な操作によって、無人移動体の移動方向を適切に指示し得ることとなり、その結果、例えば、市街地のような右左折の多い場所を移動している無人移動体に対しても、移動方向を適切に指示し得ることとなる。
本発明の請求項1に係る無人移動体の制御方法では、例えば、自律移動している無人移動体を遠隔操縦装置によって交差点等の分岐点で折曲させる場合において、遠隔操縦装置における操作のタイミングの適不適にかかわらず、分岐点で無人移動体を折曲させることができ、その結果、遠隔操縦の容易化を実現することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
加えて、局所地図上に作成された道なり経路に基づいて作成された複数の経路候補の中から最適経路を選択させて移動させるようにしているので、無人移動体を滑らかに移動させることができるという非常に優れた効果がもたらされる。
また、本発明の請求項2に係る無人移動体の制御方法において、複数の最適経路候補の中から選択される最適経路を当然のごとく障害物を避けて作成することができ、本発明の請求項3に係る無人移動体の制御方法では、目標の近傍まで道なり経路が作成されるので、無人移動体を停止させることなく目標の近傍まで移動させることが可能であると共に、この間の遠隔操縦装置を操るオペレータの負担を軽減することができる。
本発明の一実施例による無人移動体の制御方法の概要を示すシステム構成説明図である。 図1における無人移動体としての半自律走行車の概略構成説明図である。 図1における無人移動体の制御機器の接続ブロック図である。 図1における無人移動体の制御方法に採用される座標変換の概念を示す説明図である。 図1における無人移動体の制御方法の動作フローチャートである。 図1における無人移動体をコントロールする遠隔操縦装置の表示部に映し出されている交差点認識画像説明図である。 図5の動作フローチャートにおける局所地図作成ステップ以降に対応した処理要領説明図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施例による無人移動体の制御方法を示しており、この無人移動体の制御方法は、図1に示すように、携帯型の遠隔操縦装置2で、無人移動体1の移動をコントロールするのに用いられるものとなっている。
この実施例において、無人移動体1は、自律して走行可能な半自律走行車1であり、図2及び図3に示すように、車両制御用コンピュータ10及びこの車両制御用コンピュータ10とLAN11を介して接続される自律移動用コンピュータ30によって制御されるようになっている。
車両制御用コンピュータ10の入力側には、アンテナ12と接続する無線LAN13及び遠隔操縦用カメラ14が入出力回路15を介して接続されていると共に、自己位置データ取得部としてのGPS16と、姿勢制御用のバーチカルジャイロ17と、移動速度測定用の車速パルス18がシリアル回線を介して接続されている。
また、車両制御用コンピュータ10の出力側には、モータドライバ21を介して操舵用アクチュエータ22及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ23が接続されており、モータドライバ21とアクチュエータ22,23と車輪24とで走行機構20を構成している。
車両制御用コンピュータ10は、GPS16やバーチカルジャイロ17で取得した各種情報をLAN11,無線LAN13及びアンテナ12を介して携帯型の遠隔操縦装置2に送信する機能を有していると共に、遠隔操縦装置2から送信される操舵指令に基づいて、モータドライバ21を介して操舵用アクチュエータ22及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ23を作動、停止させる機能を有している。
一方、自律移動用コンピュータ30の入力側には、進行方向における地形の凹凸の近距離情報取得に適した外界計測部を構成する自律移動用のレーザセンサ31と、遠距離で且つ広角情報取得に適した自律移動用のステレオカメラ32と、最低地上高(約20cm)以上の起立した障害物を検出する障害物用のレーザセンサ33が接続されており、この自律移動用コンピュータ30は、レーザセンサ31や自律移動用のステレオカメラ32や障害物用のレーザセンサ33で取得した自律移動に必要な外界計測データを演算処理してLAN11を介して遠隔操縦装置2に送信する機能を有している。
この実施例において、遠隔操縦用カメラ14から取得した画像データは、入出力回路15を介して車両制御用コンピュータ10に入力されてデータ圧縮処理された後に、無線LAN13及びアンテナ12を介して遠隔操縦装置2に送信されるようにしているが、上記画像データは、車両制御用コンピュータ10を介さずに遠隔操縦用カメラ14から直接送信されるようにしてもよい。
携帯型の遠隔操縦装置2は、半自律走行車1の遠隔操縦用カメラ14で得た画像を映し出すディスプレー(表示部)40と、操作部50と、車両制御用コンピュータ10及び自律移動用コンピュータ30とLAN11を介してデータのやり取りをする制御部60を具備している。
ディスプレー40は、図示しないCPUやキーボード61やアンテナ62とともに制御部60に一体的に配置されており、この制御部60は、オペレータPの腰部に装着可能となっている。
一方、操作部50は、カーソルスティック51と、速度指示レバー52と、制御部60に対して各種情報を送信する図示しない送信部を具備している。
この場合、図1に拡大して示すように、ディスプレー40の画像40aには、操作部50のカーソルスティック51を倒す操作(操舵指令)によって画像40a上で移動するガイドGが設定されている。
このディスプレー40の画像40a上のガイドGは、画像40aを見ながら半自律走行車1を遠隔操作する際のカーソルスティック51の操作を支援するものであり、具体的には、ディスプレー40に映し出されている画像40a上の半自律走行車1を向かわせたい位置(図1矢印の先端部付近)にガイドGが移動するようにカーソルスティック51を操作する。
なお、ディスプレー40がタッチパネルである場合には、上記したカーソルスティック51を倒す操作入力に代えて、ペンや指による画像上での線引き操作入力とすることが可能である。
この場合、半自律走行車1に搭載された上記車両制御用コンピュータ10には、外界計測部であるレーザセンサ31や自律移動用のステレオカメラ32や障害物用のレーザセンサ33で取得されて自律移動用コンピュータ30で演算処理された外界計測データが入力される。
そして、この車両制御用コンピュータ10は、自律移動用コンピュータ30で演算処理された外界計測データに基づいて走行可能域,走行不能域及び未計測域の判定処理を行うデータ解析部10Aと、このデータ解析部10Aでの判定結果に基づいて走行可能域,走行不能域及び未計測域を含む局所地図を作成する局所地図作成部10Bと、この局所地図作成部10Bで作成した局所地図に基づいて、上記GPS16等の自己位置データ取得部で取得した自己位置から連続する走行可能域を抽出して、走行可能域地図を作成する走行可能域地図生成部10Cと、この走行可能域地図生成部10Cで作成した走行可能域地図に基づいて、走行経路を作成する走行経路生成部10Dを備えており、この作成した走行可能域地図内の走行経路及び走行速度に従って、走行機構20であるモータドライバ21を介して操舵用アクチュエータ22及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ23を作動させるようになっている。
また、この車両制御用コンピュータ10は、座標変換部10Eを備えており、携帯型の遠隔操縦装置2から送信される操舵指令、すなわち、遠隔操縦装置2のディスプレー40の画像40a上を移動する画像座標系のガイドGの位置を世界座標系に変換して算出し、世界座標系の局所地図に目標として反映させるようになっている。
なお、図4に示すように、半自律走行車1の向きを軸とした座標系(X:進行方向,Y:左,Z:上)の点(X,Y,Z)、若しくは鳥瞰地図(X,Y,0)上で観測されたデータが、ディスプレー40の画像40a上のどの画素(x,y)に相当するかは、以下の対応画素計算式で求めることができる。
Figure 2018147158
この際、変数名Aはカメラパラメータであり、画像上の光軸中心Cx,Cy、焦点距離fx,fyにより、以下のように表される。
Figure 2018147158
また、Rは半自律走行車1の進行軸座標系と遠隔操縦用カメラ14の画像平面座標系(右:x,下:y,手前:z)とを変換する行列式であり、パラメータRx,Ry,Rzにより以下のように求まる。
Figure 2018147158
パラメータRxは半自律走行車1と遠隔操縦用カメラ14との間のロール方向ずれ角度により、また、パラメータRyは半自律走行車1からの遠隔操縦用カメラ14の仰角により、さらに、パラメータRzは遠隔操縦用カメラ14の半自律走行車1からのヨー方向ずれによる回転により、それぞれ以下のようになる。
Figure 2018147158
Figure 2018147158
Figure 2018147158
さらに、tは半自律走行車1の中心から見た遠隔操縦用カメラ14の設置位置であり、半自律走行車1の中心からの遠隔操縦用カメラ14の設置位置におけるオフセット位置tx,ty,tzより、以下のように求まる。
Figure 2018147158
上記車両制御用コンピュータ10において、例えば、半自律走行車1の走行中に、オペレータPから特に指示がない場合には、上記局所地図に基づいて走行経路生成部10Dで作成される走行経路に沿って走行させるべく制御するようになっている。
ここで、上記車両制御用コンピュータ10は、局所地図作成部10Bで作成した局所地図及び目標点に基づいて、道なり経路を作成する道なり経路生成部10Fを備えており、例えば、交差点で右左折させる指示がオペレータPから出された場合には、局所地図上で道なり経路生成部10Fにより作成される道なり経路に基づいた最適な経路を走行させるべく制御するようになっている。
そこで、上記車両制御用コンピュータ10にコントロールされて走行経路に沿って走行する半自律走行車1を交差点で折曲させる際の制御要領を具体的に説明する。
まず、走行中の半自律走行車1では、図5に示すように、ステップS1において、レーザセンサ31や自律移動用のステレオカメラ32や障害物用のレーザセンサ33等の外界計測部により地形データ(測距データ)が取得されてこれらの地形データが自律移動用コンピュータ30で演算処理されると共に、ステップS2において、GPS16等の自己位置データ取得部により自己位置データが取得され、ステップS3において、これらの地形データ及び自己位置データに基づいて、走行可能域,走行不能域及び未計測域を含む局所地図が随時作成(更新)される。
ここで、図6に示すように、直進する半自律走行車1を、例えば、交差点Cで左折させる場合には、遠隔操縦装置2のディスプレー40に映し出される局所地図Mの画像40a上において、半自律走行車1を向かわせたい位置(仮想線で示す)にガイドGが移動するようにカーソルスティック51を操作する。なお、遠隔操縦装置2のディスプレー40には、局所地図Mの画像40a及び遠隔操縦用カメラ14で得た画像が互いに半透明な状態で重ね合わせて表示されるが、図6では局所地図Mの画像40aのみを示す。
そして、ステップS4において、このカーソルスティック51の操作による操舵指令が車両制御用コンピュータ10で取得されると、ステップS5において、遠隔操縦装置2のディスプレー40における画像40a上のガイドGの位置(画像座標系)が、座標変換部10Eにより世界座標系に変換されて算出され、図7に示すように、世界座標系の局所地図M上に目標Tとして反映される。
次いで、ステップS6において、道なり経路生成部10Fにより半自律走行車1の自己位置から局所地図M上に反映させた目標Tに向けて連続する道なり経路R1が作成されるのに続いて、ステップS7において、局所地図M上に作成された道なり経路R1の進行方向に向かって左右方向側で且つ走行不能域に重なる不適切経路NGRにならない範囲に最適経路候補としてのクロソイド経路R2が複数作成される。
この際、車両制御用コンピュータ10の道なり経路生成部10Fは、道なり経路R1の進行方向に向かって左右方向側に障害物が存在する場合において、この障害物を避けて複数のクロソイド経路R2を作成する。
この後、ステップS8において、道なり経路R1に基づいて作成された複数のクロソイド経路R2の中から、経路の直線度(速度を落とさずに曲がれる度合)や障害である道端からの距離等の要素を総合的に判断して、最適経路RBが道なり経路生成部10Fにより選択され、半自律走行車1は、最適経路RBを通って局所地図M上の目標Tに向けて移動することとなる。
なお、遠隔操縦装置2のディスプレー40に映し出される局所地図Mの画像40a上において、走行可能域から外れた場所にガイドGを移動させて、局所地図Mの走行可能域から外れた場所に目標Tが設定されるようにした場合は、道なり経路生成部10Fにおいて、走行可能域における目標Tの近傍までの道なり経路R1を作成する。
上記した実施例では、オペレータPから特に指示がない場合において、それまで走行してきた走行経路に継続し易い走行経路が、測距データに基づいて局所地図上で抽出されるので、半自律走行車1は走行経路に沿って滑らかに自律走行することとなる。
このように自律走行する半自律走行車1を交差点Cで折曲させる場合には、交差点C近傍において、遠隔操縦装置2のカーソルスティック51の操作によって、ディスプレー40の画像40a上でガイドGを所望する方向に移動させると、この半自律走行車1では、遠隔操縦装置2のディスプレー40における画像40a上のガイドGの位置(画像座標系)が、座標変換部10Eにより世界座標系に変換されて算出され、これにより局所地図M上に目標Tとして反映される。
そして、半自律走行車1の自己位置から局所地図M上に反映させた目標Tに向けて連続する道なり経路R1に基づいて作成した複数のクロソイド経路R2の中から、経路の直線度(速度を落とさずに曲がれる度合)や障害である道端からの距離等の要素が総合的に判断されて、最適経路RBが選択されるようにしているので、半自律走行車1を目標Tに向けて滑らかに移動させ得ることとなる。
つまり、遠隔操縦装置2のディスプレー40を介して行うカーソルスティック51の操作のタイミングの適不適にかかわらず、半自律走行車1を目標Tに向けて移動させ得ることとなり、すなわち、遠隔操縦の容易化を実現し得ることとなり、半自律走行車1を操るオペレータPの負担の軽減が図られることとなる。
また、上記した実施例において、道なり経路R1の進行方向に向かって左右方向側に障害物が存在する場合には、車両制御用コンピュータ10の道なり経路生成部10Fによって、この障害物を避けて複数のクロソイド経路R2が作成されるので、複数のクロソイド経路R2の中から選択される最適経路RBも当然のごとく障害物を避けて作成されることとなる。
さらに、上記した実施例において、局所地図Mの走行可能域から外れた場所に目標Tが設定されるようにした場合には、道なり経路生成部10Fによって走行可能域における目標Tの近傍までの道なり経路R1が作成されるので、半自律走行車1を徐行させたり停止させたりすることなく目標Tの近傍まで走行させ得ることとなり、その結果、この状況においても遠隔操縦装置2を操るオペレータの負担の軽減が図られることとなる。
上記した実施例では、車両制御用コンピュータ10が、データ解析部10Aと、局所地図作成部10Bと、走行可能域地図生成部10Cと、走行経路生成部10Dと、座標変換部10Eと、道なり経路生成部10Fを備えていて、自律移動用コンピュータ30が、外界計測データの演算処理を行うものとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、車両制御用コンピュータ10に外界計測データの演算処理を行わせたり、自律移動用コンピュータ30に局所地図の作成や道なり経路の作成を行わせたりしてもよい。
また、上記した実施例では、無人移動体が半自律走行車1である場合を示したが、これに限定されるものではなく、無人移動体が自律歩行するロボットであってもよい。
1 半自律走行車(無人移動体)
2 遠隔操縦装置
14 遠隔操縦用カメラ
40 ディスプレー(表示部)
40a 画像
51 カーソルスティック(操作部)
C 交差点(分岐点)
G ガイド
M 局所地図
R1 道なり経路
R2 クロソイド経路(最適経路候補)
RB 最適経路
T 目標

Claims (3)

  1. 移動領域内を撮像する遠隔操縦用カメラを搭載した自律移動可能な無人移動体の移動を遠隔操縦装置によりコントロールする無人移動体の制御方法であって、
    前記遠隔操縦装置は、操作部及び前記遠隔操縦用カメラで得た移動領域内の画像を映し出す表示部を有し、
    前記遠隔操縦装置の前記表示部の画像には、前記操作部からの操舵指令に基づいて該画像上で移動するガイドが表示され、
    前記無人移動体は、該無人移動体の自己位置データ及び前記移動領域内の地形データを取得して、前記自己位置データ及び移動領域内の前記地形データに基づいて走行可能域,走行不能域及び未計測域を含む前記移動領域の世界座標系の局所地図を作成する機能と、前記遠隔操縦装置の前記表示部の画像上を移動する画像座標系の前記ガイドの位置を世界座標系に変換して前記局所地図上に目標として反映させる機能と、前記無人移動体の自己位置から前記局所地図上に反映させた前記目標に向けて連続する道なり経路を作成する機能と、前記局所地図上に作成された前記道なり経路の進行方向に向かって左右方向側に最適経路候補を複数作成する機能と、前記道なり経路に基づいて作成した前記複数の最適経路候補の中から最適経路を選択する機能を有し、
    前記遠隔操縦装置の前記操作部の操作によって前記表示部の画像上で前記ガイドを所望する方向に移動させることで、前記局所地図上に反映させた前記目標に向けて連続する前記最適経路上を前記無人移動体に移動させる無人移動体の制御方法。
  2. 前記局所地図上に作成された前記道なり経路の進行方向に向かって左右方向側に最適経路候補を複数作成する機能において、前記道なり経路の進行方向に向かって左右方向側に障害物が存在する場合には、該障害物を避けて前記最適経路候補を作成する請求項1に記載の無人移動体の制御方法。
  3. 前記無人移動体の自己位置から前記局所地図上に反映させた前記目標に向けて連続する道なり経路を作成する機能において、前記局所地図上に反映させた前記目標が前記走行可能域にない場合には、該走行可能域における前記目標近傍まで前記道なり経路を作成する請求項1又は2に記載の無人移動体の制御方法。
JP2017040390A 2017-03-03 2017-03-03 無人移動体の制御方法 Active JP6910023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017040390A JP6910023B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 無人移動体の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017040390A JP6910023B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 無人移動体の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018147158A true JP2018147158A (ja) 2018-09-20
JP6910023B2 JP6910023B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=63590062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017040390A Active JP6910023B2 (ja) 2017-03-03 2017-03-03 無人移動体の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6910023B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020158722A1 (ja) * 2019-01-31 2020-08-06 アイシン精機株式会社 配送システム
KR102144460B1 (ko) * 2019-09-26 2020-08-13 국방과학연구소 원격 구동제어 시스템
WO2020189230A1 (en) * 2019-03-20 2020-09-24 Ricoh Company, Ltd. Robot and control system that can reduce the occurrence of incorrect operations due to a time difference in network
JP2020166689A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日産自動車株式会社 車両遠隔監視システム、車両遠隔監視装置、及び車両遠隔監視方法
JP2021043524A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 トヨタ自動車株式会社 車両遠隔指示システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152833A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体システム
JP2011150512A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体の制御方法及び無人移動体
JP2011170844A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体の制御方法
JP2012159954A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体及び無人移動体の制御方法
JP2014016858A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体システム
JP2014106576A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体の制御方法
JP2016162191A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152833A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体システム
JP2011170844A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体の制御方法
JP2011150512A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体の制御方法及び無人移動体
JP2012159954A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体及び無人移動体の制御方法
JP2014016858A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体システム
JP2014106576A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Ihi Aerospace Co Ltd 無人移動体の制御方法
JP2016162191A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020158722A1 (ja) * 2019-01-31 2020-08-06 アイシン精機株式会社 配送システム
JP2020123192A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 アイシン精機株式会社 配送システム
JP7346832B2 (ja) 2019-01-31 2023-09-20 株式会社アイシン 配送システム
WO2020189230A1 (en) * 2019-03-20 2020-09-24 Ricoh Company, Ltd. Robot and control system that can reduce the occurrence of incorrect operations due to a time difference in network
CN113597363A (zh) * 2019-03-20 2021-11-02 株式会社理光 可以减少由于网络的时间差引起的误操作的机器人与控制***
CN113597363B (zh) * 2019-03-20 2023-09-01 株式会社理光 可以减少由于网络的时间差引起的误操作的机器人与控制***
US11981036B2 (en) 2019-03-20 2024-05-14 Ricoh Company, Ltd. Robot and control system
JP2020166689A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日産自動車株式会社 車両遠隔監視システム、車両遠隔監視装置、及び車両遠隔監視方法
JP7242386B2 (ja) 2019-03-29 2023-03-20 日産自動車株式会社 車両遠隔監視システム、車両遠隔監視装置、及び車両遠隔監視方法
JP2021043524A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 トヨタ自動車株式会社 車両遠隔指示システム
JP7156217B2 (ja) 2019-09-06 2022-10-19 トヨタ自動車株式会社 車両遠隔指示システム
KR102144460B1 (ko) * 2019-09-26 2020-08-13 국방과학연구소 원격 구동제어 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP6910023B2 (ja) 2021-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6910023B2 (ja) 無人移動体の制御方法
JP5647905B2 (ja) 無人移動体の制御方法
US10598505B2 (en) Travel route generation apparatus and method for generating travel route
EP2881710B1 (en) Camera parameter computation device, navigation system, and camera parameter computation method
EP3272586A1 (en) Work vehicle
JP5187758B2 (ja) 無人移動体システム
US20210107566A1 (en) Methods and systems for lane changes using a multi-corridor representation of local route regions
JP5473304B2 (ja) 遠隔地画像表示装置、遠隔操縦装置、車両制御装置、遠隔操縦システム、遠隔操縦方法、遠隔操縦プログラム、車両制御プログラム、遠隔地画像表示方法、遠隔地画像表示プログラム
KR20160015987A (ko) 실내 인프라 지도 및 센서를 이용한 위치 인식 기반 원격 자율주행 시스템 및 그 방법
JP7137359B2 (ja) 情報処理装置
JP2018062244A (ja) 車両制御装置
JP6982999B2 (ja) 経路決定装置と経路決定方法
JP5666327B2 (ja) 無人移動体及び無人移動体の制御方法
JP7167963B2 (ja) 車線変更計画装置及び車線変更計画用コンピュータプログラム
US11556135B2 (en) Method, device, and system of controlling movement of multi-vehicle, and computer-readable storage medium
CN207037462U (zh) 基于ros的agv小车嵌入式控制***
KR102176729B1 (ko) 이동수단의 위치인식방법 및 위치인식시스템
JP2020004144A (ja) 障害物マップ生成装置、及び自律移動体
JP5969903B2 (ja) 無人移動体の制御方法
JP6947563B2 (ja) 移動ロボットの制御装置と制御方法
JP2011174748A (ja) 地図表示装置、方法およびプログラム
JP6996820B2 (ja) 遠隔操縦用表示装置と遠隔操縦用表示方法
CN116774691A (zh) 管制区域管理***和方法、移动体管理***及非暂时性存储介质
JP6895745B2 (ja) 無人移動体及び無人移動体の制御方法
RU2619542C1 (ru) Способ управления подвижным роботом

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6910023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250